JPS6011215A - 高導電性炭素系焼成物及びその組成物 - Google Patents

高導電性炭素系焼成物及びその組成物

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JPS6011215A
JPS6011215A JP58117124A JP11712483A JPS6011215A JP S6011215 A JPS6011215 A JP S6011215A JP 58117124 A JP58117124 A JP 58117124A JP 11712483 A JP11712483 A JP 11712483A JP S6011215 A JPS6011215 A JP S6011215A
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electric conductivity
calcined
carbon
film
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Kazumoto Murase
村瀬 一基
Toshihiro Onishi
敏博 大西
Masanobu Noguchi
公信 野口
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高い電気伝導度を有する炭素系材料及びその組
成物に関する。さらに詳しくは共役系高分子を焼成する
ことを特徴とする高導電性炭素系材料及びその組成物に
関する。
近年、天然もしくは人工の高純度のグラファイトと電子
受容体もしくは電子供与体(以下ドーパントと称する)
との錯化合物が金属並みの高い竜導度を示すことが発見
され、高導電性材1 “ 粕として注目されるようになってきた。この種δ高導電
性炭素材料として、炭化水素化合物を1温で気相熱分解
し、熱分解炭素とし、さらに超高温で熱処理して得られ
る熱分解グラファイトが知られているうこの炭素材料は
グラファイト溝造が高度に発達したものであり、ドーパ
ントとの錯化合物の形成により、さらに高導電性を発現
するものであった。
一方、高分子の焼成により炭素化、さらにグラファイト
化した炭素系材料を得ようとする試みもなされている。
例えばポリアクリロニトリル、レーヨン等の有機物繊維
を焼成し、炭素!#4雄とする方法がある。しかしなが
ら得られる炭素繊維の電導度は低く、3000℃で焼成
を行なっh後でも108s10n 以下であり、またド
ーパントの錯化合物形成による電導度の向丘効果はわず
かにしか見られないなど充分にグラファイト化した材料
は得られなし)このように高分子の焼成により得た炭素
材料は高温焼成することにより必らずしもグラファイト
構造になるとは限らないのである。また、数少ない例と
して焼成によりグラファイト化しやすい高分子材料は特
殊なフェノール樹脂などが知られている。
(炭素、1975年(A 82 ’) 102頁)しか
しこれらは焼成炭素化過程で溶融や軟化するために元の
形態は保持されない。
一般にフィルム状、繊維状等の工業的に有用な形態を有
する炭素材料を得るには焼成時空気による酸化架橋反応
等の不溶化処理が必須である。しかしこの処理は高電導
度の材料を得る目戸。、よ、あ、□14o、あ。え。
本発明者らは共役系高分子の焼成を広く検討した結果、
新らしい事実を発明し、本発明に到った。すなわち、ポ
リ−p−フェニレンビニレンのフィルムや繊維を不活性
雰囲気で400℃を越・える温度で焼成しても、溶融す
ることなく形状を保持したまま炭素化できるだけでなく
、高温ではグラファイト化し、高導電性材料となり、し
かもドーピングによってさらに高導電性を示すことを見
い出した。
このように、任意の形状に賦形されたポリ−p−フェニ
レンビニレンを焼成することにより、溶融、軟化するこ
となく形状を保ったまま炭素素の成形品とすることがで
き、しかも高導電性の炭素系材料となることは予想でき
ないことであった。またこのような賦形された高導電性
炭素系材料はポリ−p−フェニレンビニレンの焼成に限
らず、広くビニレン基とそれに共役する芳香族炭化水素
基をlAす返えし単位とする共役系高分子を焼成するこ
とによっても得られることを見い出し、本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は(1)一般式(I)−(−R−OH
= OHh「 を有する共役系高分子を不活性雰囲気下、400°Cを
越える温度で焼成して得られる高導電性炭素系材料及び (2) 一般式(I)を有する共役系高分子を不活性雰
囲気下、400°Cを越える温度で焼成して得られる炭
素系焼成物とドーパントを必須成分とする高導電性組成
物を提供することにある。
本発明に用いられる共役系高分子(I)の合成法に特に
制限はなく、前々の方法が使用できるが、好ましく ハ
J、 Amer、Obem、 8oc、、 82 、4
669(1960)記載ノwitiig 反応法、Ma
kromol・(3hem−131。
105(1970)記載の脱塩酸反応法、及びJ 、P
o lymerこれらの基としては0−フェニレン基、
p−フェニレン!、4.4’−ビフェニレン基、2 。
5−ジメチル−p−フェニレン基、2−5ジメト専シー
p−フェニレン基、8.4−ジメ;チルー〇−フェニレ
ン基、8,4−ジメト専シー〇−フェニレン基などが効
果的に用いられる。なかテモ対称性の良いp−フェニレ
ン基、2.5−ジメチル−p−フェニレン基、4.4’
−ビフェニレンi、2.5−ジメトキシ−p−フエニレ
ン基は焼成過程の形状保持が良好であるためにより好ま
しい、なかでもp−フェニレン基が特に好ましい。
本発明に用いられる共役系高分子は分子量が充分大きい
ことが好ましく、nが2以上好ましくは5以上50.0
00で、たとえば分子量分画3500の透析膜による透
析処理で透析されない分子量を有するようなものが効果
的に用いら、れる。
′−1本発明。焼成61す6共役ッ高分工、Dゎ態1よ
ヶ;末1.−111.7 、(+L/ A状、糸状、お
。他。
晟形品いずれもよいが、スルホニウム塩分解法により作
られるフィルム状、糸状物でかつ延伸加圧系で焼成する
ことによりさらに高温とすることができるが、経済的で
ない。高導電性材料とするには高温で焼成されるほど良
い。実際的には好ましくは400°Cを越え8500°
C以下であり、さらに好ましくは800°C以上380
0°C以下である。
才だ1000℃以上での高温での焼成は1000°C以
下で仮焼成を行ない続いて1000°C以上で焼成して
もよい。
本発明では不活性雰囲気は窒素ガス、アルゴンガス及び
真空中などが効果的であり、2000°C以上ではアル
ゴンガスがより好ましい。
焼成時の加熱方法には特に制限はないが、焼成温度によ
って、発熱方法が異なる。すなわち、1500℃以下で
は抵抗線炉やシリコニット炉など1500°C以上では
黒鉛発熱体タンマン炉や高周波誘導加熱炉が効果的に用
いられる。
□、この様にして得られろ共役系高分子(I)の焼成バ 物は多くの場合102〜10’ !1/amの電導度を
示す。
ルなどの共役系高分子において高導電性が見出されてい
る化合物を効果的に用いることができる。
そのドーピングの方法は、公知の方法すなわち、ドーパ
ントと直接気相もしくは液相で接触させる方法、電気化
学的な方法、イオンインプランテーション等により実施
することができる。
具体的には電子受容体としてはハロゲン化合物類:臭素
等、ルイス酸類:三塩化鉄、五フッ化砒素、五フ・フ化
アンチモン、三ツ・ソ化ホウ素、三酸化硫黄、三塩化ア
ルミ、五塩化アンチモン等、プロトン酵類:硝酸、硫酸
、クロルスルホン酸等、 電子供与体としては、アルカリ金属類:リチ之ム、カリ
ウム、ルビジウム、セシウム等、アルカリ土類金属類:
カルシウム、ストロンチウ奔、バリウム等、その他希土
類金属; (8m、Eu。
量当り0,1%〜150%、特には10%〜100情t %である。
かつ任意の賦形された焼成物にできるところに特徴があ
り、高導電性の必要な各種の用途に用いることができる
以下に実施例によって本発明をさらに詳しく述べるが本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 p−キシリレンビス(ジエチルスルホニウムプロミド)
と苛性ソーダの水溶液を作用させ、スルホニウム塩を側
鎖に有する高分子スルホニウム塩水溶液を得た。続いて
透析後、キャストし、フィルムに成形した。
このフィルム(長さ5w、巾106n)を窒紫雲囲気下
で、横型管状炉を用い200°C12時間で静置加熱処
理をおこなった。このものはポリ−p−フェニレンビニ
レン構造を有し、その電気伝導度は、10 s/cm以
下であったう抵抗線加熱式横型管状電気炉(450mm
L)に石英ガラス製炉芯管(80−φx700mmL)
を挿入し、不活性ガスが導入できるように装置を組立て
た。電気炉中央の炉芯管内、に上記のフィルム(20X
5<1目)を入れ、窒素ガスを毎分100 ml 流通
させ電気炉内を950°Cに昇温した。2時間、950
°Cで焼成したのち、室温まで冷却し焼成物を取り出し
た。
焼成物はフィルム形状を保っていた。
このフィルムは室温で9.0 s/crnの電導塵を示
した。さらにこのフィルムに電子受容体化合物として無
水硫酸を使用し、常法により室温で気相からのドーピン
グをおこなったところ、24時間で126 s/cm、
の電導塵を示した。
電導塵の測定は4端子法または2端子法で行なった。
実施例2 実施例1で得た焼成フィルムをさらに a o o o ’cで焼成した。焼成は黒鉛管発熱体
を用い、アルゴン気流中で20分間行なった。
焼成物はフィルム形状を保っていた。このフィルムは室
温で8X1011/m の電導塵を示した。さらに無水
硫酸でドーピングしたところ、1.I X 10 S7
cmの電導塵を示した。
実施例3 実11JA例1で得たキャストフィルムラ15’0°C
迄10 wn/分の延伸速度で一軸延伸しなから昇温加
熱した後、2oo′c、定長アニーリングを80分おこ
ないl018倍に延伸されたフィルムを得た。このフィ
ルムを窒素ガス気流中で950°Cで焼成した。延伸フ
ィルムはフィルム状を・保持した。得られたフィルムは
120 !1/crnの、又無水硫酸のドーピングで1
50 s/cmの電導塵を示した。
実施例4 実施例1で得られた原液を80℃の50パーセントの苛
性ソーダ水溶液中に押しだし紡糸した。生成した糸状物
を150 ’Cで延伸し6倍に延伸された糸を得た。こ
の糸をアルゴン気流中で室温から3000°Cまで2時
間で昇温し、a o o o ’cで20分間焼成した
。焼成物は糸状を保持していた。
この焼成糸は室温で1.2 X 10’ s/=の、又
は無水硫酸でドーピングすると1. I X 10’S
//crnの電導塵を示した。
実施例5 2.5−ジメチル−p−専シリレンビス(ジエチルスル
ポニウムブゝロミド)を用いたほかは実施例1と同様に
重合、フィルム成形した。
このフィルムを長さ5 cin、 巾1 tmをアルゴ
ンガス雰囲気下で200°Cで2時間、加熱処理焼成物
はフィルム状態を保持していた。得られたフィルムは室
温で5.2 X 10 8/cmの、又硝酸でドーピン
グすると8.6 X 1088/cmの電導塵を示した
ほかは実施例1と同様に重合、フィルム成形した。
得られた高分子スルホニウム塩フィルムを窒素流通下、
200°C迄に加熱処理を行ない保持していた。得られ
たフィルムは室温で5、5 X I Q” s/cmの
、又硝酸をドーピングすると7.2 X 10 8/c
mの電導塵を示した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 一般式 を有する共役系高分子を不活性雰囲気下、400°Cを
    越える温度で焼成して得られる高導電性炭素系材料
  2. (2) 一般式 を有する共役系高分子を不活性雰囲気下、400°Cを
    越える温度で焼成して得られる炭素系材料とドーパント
    を必須成分とする高導電性組成物っ
JP58117124A 1983-06-30 1983-06-30 高導電性炭素系焼成物及びその組成物 Granted JPS6011215A (ja)

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US06/622,582 US4599193A (en) 1983-06-30 1984-06-20 Highly electroconductive pyrolyzed product retaining its original shape and composition formed therefrom

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