JPH11173310A - 掛止具及びその取付構造 - Google Patents

掛止具及びその取付構造

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JPH11173310A
JPH11173310A JP34535797A JP34535797A JPH11173310A JP H11173310 A JPH11173310 A JP H11173310A JP 34535797 A JP34535797 A JP 34535797A JP 34535797 A JP34535797 A JP 34535797A JP H11173310 A JPH11173310 A JP H11173310A
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JP
Japan
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ring
pedestal
boss
shaft
hook
Prior art date
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Pending
Application number
JP34535797A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuhei Nishida
隆平 西田
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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Priority to TW89205419U priority patent/TW519202U/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で、リングのロック機能が簡単で、ま
た、美観を損なわず、不使用時に邪魔にならない掛止具
及びその取付け構造を得る。 【解決手段】 ボス18と長溝部22とを係合させ摩擦
力を発生させることにより、リング16を任意の位置で
止めることができる。また、ボス18と円形の溝部20
との嵌合によりリング16はロックされる。この機構に
より全ての部品を樹脂材で成形することができるのでコ
ストの低減及び見栄えの向上が図れる。さらに、リング
16がロックされた状態において、トリムからはみださ
ない凹部を設けることにより掛止具28を使用していな
いときでも邪魔にならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フックを引っ掛け
るための掛止具に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、ワゴンタイプの自動
車のリアサイドパネル40には、荷崩れ防止用のネット
42等のフック44を引っ掛けるための掛止具60を取
り付けることができるようになっている。
【0003】ところで、掛止具60(図7参照)は、強
度に重点を置いているため、リング62を含め台座64
も全て金属で成形されており、コストが高い。
【0004】また、金属の場合、見栄えが良くないた
め、台座64及び台座64を固定するボルト36を覆う
樹脂製のカバー(図示省略)が別途必要となり、更にコ
ストが掛かってしまう。
【0005】更に、リング62は、台座64の軸部66
に回動可能に支持されており、この軸部66の内側に設
けられた板ばね(図示省略)の付勢力による摩擦力で任
意の位置で止まるようになっている。しかし、リング6
2と台座64の製造時における寸法のバラツキにより、
軸部66の内側での摩擦力が異なり、中にはリング62
が任意の位置で止まらないものもある。また、リング6
2がしっかりとロックされないと、自動車の振動等によ
ってリング62がカバーに当たるなどしてうるさい場合
がある。
【0006】さらに、リング62は、リアサイドパネル
40の上に露出しているため、ネット42を使用してい
ないとき、邪魔になり見栄えも良くない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮して、安価で、リングのロック機能が簡単で、また、
美観を損なわず、不使用時に邪魔にならない掛止具及び
その取付構造を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、取付面に固定される台座を有しており、この台座か
らは軸板が立設されている。この軸板にはリングが回動
自在に軸支されている。このリングの軸部廻りにはボス
が設けられており、軸板に設けられた円弧状の長溝部と
このボスが係合して摺動することにより摩擦力を発生さ
せる。
【0009】このように、ボスと長溝部との係合によっ
て摩擦力を発生させるため、リングが任意の回動位置で
止まるようになっている。
【0010】従って、軸部の内側に板ばね等を設ける必
要がないので製造工数も減りその分コストが下げられ
る。
【0011】請求項2に記載の発明では、ボスと嵌合す
る溝部が軸板に設けられており、リングが傾伏してボス
が長溝部を乗り越えて溝部と嵌合した時にクリック音が
発生するため、ボスと溝部とが嵌合してしっかりロック
されたことが確認できる。
【0012】請求項3に記載の発明では、軸板にカバー
が軸支されている。このカバーは、取付面側に傾伏して
台座を固定するボルト等を覆うと共に、台座に掛止され
る。
【0013】このように、予めカバーが軸板に軸支され
ているため、回動して傾伏させ台座に掛止するだけで簡
単にボルト等を覆うことができる。また、カバーのみが
外れて紛失してしまうことを防ぐことができる。
【0014】請求項4に記載の発明では、取付面に凹部
が形成されている。この凹部の底部に台座を固定したと
き、台座に傾伏したリングと取付面が面一となるように
底部の深さが設定されている。
【0015】このため、掛止具を使用していないとき
は、リングを台座に傾伏させておけば、リングが取付面
からはみだして邪魔になるようなことがなく、見栄えが
良くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、本形
態に係る掛止具28は、長方形状の台座12を備えてい
る。台座12の上部には、幅方向の両端に一対の軸板1
4が立設されている。軸板14の間には補強板15が掛
け渡されており軸板14を補強している。軸板14の外
面には、軸体33が突出されている。軸体33にはU字
型をしたリング16の軸部32に形成された軸孔部30
が回動自在に軸支されている。
【0017】また、リング16の軸部32には、軸板1
4の軸体33廻りに形成された円弧状の長溝部22と係
合するボス18が設けられている。これにより、ボス1
8と長溝部22との間で摩擦力が発生し、リング16を
任意の回動位置で止めることができる。
【0018】さらに、長溝部22の終端部付近には、ボ
ス18の移動軌跡上に円形の溝部20が形成されてお
り、図4に示すように、リング16が台座12側へ傾伏
したときこの溝部20へボス18が嵌合してリング16
をロックする。なお、ボス18が長溝部22を乗り越え
て溝部20と嵌合したときはクリック音が発生するた
め、溝部20とボス18とが嵌合してしっかりロックさ
れたことが確認できる。
【0019】一方、図1に示すように、軸板14の上部
内面から軸体25が突出している。軸体25にはカバー
24の軸部27に形成された軸孔29が回動自在に軸支
されている。図5に示すように、カバー24は、軸板1
4から離間する方向へなだらかに湾曲して延出する樹脂
製の板材であるため、若干撓むことができる。
【0020】また、台座12には掛止部37が立設して
おり、カバー24の自由端側はこの掛止部37を乗り越
えてL字型に屈曲している。そして、その中央部には、
鉤部35が形成されており、掛止部37に形成された掛
止孔39に掛止されるようになっている。
【0021】このため、カバー24を回動させて鉤部3
5を掛止孔39に掛止するだけで、台座12を固定する
ボルト36等をカバー24で簡単に覆うことができる。
【0022】次に、本形態に係る掛止具28の作用を説
明する。図6に示すように、掛止具28は、ワゴンタイ
プの自動車のリアサイドパネル40に取り付けられ、荷
崩れ防止用のネット42等のフック44を引っ掛ける仕
様になっている。
【0023】図5に示すように、自動車のリアサイドパ
ネル40に凹設された凹部26の底部26Aに台座12
が固定される。この底部26Aの裏面にはウェルドナッ
ト38が溶接されており、また、底部26Aには台座1
2の下部から突設された突起部48が挿入される位置決
め用の孔部40Aが穿設されている。
【0024】さらに、リアサイドパネル40に貼付けら
れたトリム46は矩形状に切り抜かれており、この開口
部41を挟むようにして台座12を取り付けるようにな
っている。この台座12はボルト36をウェルドナット
38に締着することで固定される。
【0025】ここで、凹部26の深さは、固定された台
座12にリング16を傾伏させたときに、リング16と
トリム46とが面一となるように設定されている。この
ため、掛止具28を使用していないときは、リング16
を台座12に傾伏させておけばリング16が取付面34
からはみだして邪魔になるようなこともないため見栄え
も良い。
【0026】また、図4に示すように、リング16が台
座12に傾伏したとき、ボス18は溝部20に嵌合する
ためリング16はロックされた状態となるが、ボス18
が長溝部22を乗り越えて回動して嵌合した時にクリッ
ク音がするため、ボス18と溝部20とが嵌合してしっ
かりロックされたことが確認できる。
【0027】さらに、ボルト36はカバー24で覆われ
ているので表面に露出し、美観を損ねてしまうことがな
い。さらに、カバー24は軸板14に軸支されているた
め、回動して傾伏させ台座12に掛止するだけで簡単に
ボルト36等を覆うことができ、また、カバー24のみ
が外れて紛失してしまうことを防ぐことができる。
【0028】なお、カバー24の材料は、樹脂製である
ので、金属に比べ安価で、用途に応じて調色もでき、見
栄えも良くなる。
【0029】図2及び図3に示すように、リング16を
回動させるときボス18が長溝部20と係合して摺動す
るため摩擦力が発生し、その摩擦力によりリング16を
任意の回動位置で止めることができる。このため、軸部
32の内側に板ばね等を設ける必要がないので製造工数
も減りその分コストが下げられる。
【0030】なお、本形態に係る掛止具28は自動車に
用いられるネットの掛止用だけでなく他の用途にも利用
できる。また、ボス18と長溝部22とで摩擦力を発生
させるようになっているのですべてを樹脂材で成形し、
コストの低減と見栄えの向上を図ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、安価で、
リングのロック機能が簡単で、また、美観を損なわず、
不使用時に邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る掛止具が台座に傾伏した状態を示
す斜視図である。
【図2】本形態に係る掛止具にフックが掛けられている
状態を示す斜視図である。
【図3】本形態に係る掛止具において、リングの有する
ボスが軸板の長溝部に係合している状態を示す図であ
る。
【図4】本形態に係る掛止具において、リングの有する
ボスが軸板の溝部に嵌合している状態を示す図である。
【図5】本形態に係る掛止具の取付構造を示す断面図で
ある。
【図6】本形態に係る掛止具がリアサイドパネルに取り
付けられた状態を示す斜視図である。
【図7】従来の掛止具にフックが掛けられている状態を
示す斜視図である。
【図8】従来の掛止具がリアサイドパネルに取り付けら
れた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 台座 14 軸板 16 リング 18 ボス 20 溝部 22 長溝部 24 カバー 26 凹部 28 掛止具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面に固定される台座と、前記台座か
    ら立設する軸板と、前記軸板に回動自在に軸支されるリ
    ングと、を備えた掛止具であって、 前記リングの軸部廻りに設けられたボスと、前記軸板に
    設けられ前記ボスと係合して摩擦力を発生させる円弧状
    の長溝部と、を有することを特徴とする掛止具。
  2. 【請求項2】 前記軸板に設けられ前記リングが傾伏
    し、前記ボスが前記長溝部を乗り越えて回動し、嵌合し
    た時にクリック音を発生させる溝部を有することを特徴
    とする請求項1に記載の掛止具。
  3. 【請求項3】 前記軸板に軸支され、取付面側に傾伏し
    て前記台座を固定するボルト等を覆うと共に、前記台座
    に掛止されるカバーを有することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の掛止具。
  4. 【請求項4】 前記取付面に凹部を形成し、前記凹部の
    底部に前記台座を固定したとき、台座に傾伏した前記リ
    ングと取付面が面一となるように底部の深さを設定した
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の掛止
    具の取付構造。
JP34535797A 1997-12-15 1997-12-15 掛止具及びその取付構造 Pending JPH11173310A (ja)

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TW89205419U TW519202U (en) 1997-12-15 1998-11-23 Loop and its mounting construction

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030006656A (ko) * 2001-07-13 2003-01-23 기아자동차주식회사 승합차용 화물 고정 기구
CN106989084A (zh) * 2017-04-16 2017-07-28 范科晨 一种薄膜生产线用镀铬辊组止动装置

Cited By (3)

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KR20030006656A (ko) * 2001-07-13 2003-01-23 기아자동차주식회사 승합차용 화물 고정 기구
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CN106989084B (zh) * 2017-04-16 2018-11-16 惠州德昉包装材料有限公司 一种薄膜生产线用镀铬辊组止动装置

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TW519202U (en) 2003-01-21

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