JPH11172155A - エポキシ樹脂系粉体塗料 - Google Patents
エポキシ樹脂系粉体塗料Info
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- JPH11172155A JPH11172155A JP3792098A JP3792098A JPH11172155A JP H11172155 A JPH11172155 A JP H11172155A JP 3792098 A JP3792098 A JP 3792098A JP 3792098 A JP3792098 A JP 3792098A JP H11172155 A JPH11172155 A JP H11172155A
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Abstract
塗装に優れ、良好な密着性、平滑性、可撓性を有する薄
膜を与えると供に貯蔵安定性に優れたエポキシ樹脂系粉
体塗料の開発 【解決手段】(a)エポキシ当量が550〜1200の
エポキシ樹脂 (b)ポリフェノール類 (c)無機充填剤 (d)硬化促進剤 を含有するエポキシ樹脂系粉体塗料。
Description
塗料に関し、更に詳しくは130℃以下の低温かつ短時
間硬化が可能で、塗装性に優れ、良好な密着性、平滑
性、可撓性を有する薄膜を与えるとともに貯蔵安定性に
優れたエポキシ樹脂系粉体塗料に関するものである。
性、耐食性、耐水性に優れた塗膜を形成できることか
ら、金属の防食や電気・電子部品の外装に広く使用され
ている。この粉体塗料は、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹脂
等のエポキシ樹脂、酸無水物、ポリアミン、フェノール
ノボラック等の硬化剤、第3級アミン、イミダゾール
類、トリフェニルホスフィン等の硬化促進剤、充填剤、
その他の添加剤を配合したものがよく知られている。
法、流動浸漬法、静電流動浸漬法等の方法で、各種金属
や電気・電子部品に塗装されるものであるが、近年、V
OC規制のような環境汚染に対する法規制に伴い、溶剤
型塗料から粉体塗料へ変更する動きが出てきている。と
ころが、通常の粉体塗料は、溶剤型塗料と比較して高温
焼付けが必要であり、粉体塗料への変更を計画する場
合、塗装ラインに大幅な設備投資が必要となる。詳細に
言えば、一般的な粉体塗料が160℃以上で焼付を行う
のに対し、溶剤塗装ラインの焼付炉の多くは140℃以
上に昇温出来ないため焼付炉の更新が必要になる。しか
しながら、粉体塗料で130℃以下の低温硬化が可能に
なれば、従来の溶剤型ラインの焼付炉をそのまま使用で
きるため、設備投資を最小限に押さえることが出来る。
また、焼付炉を高温にするとエネルギーコストが大きく
なり、社会の省エネルギー化の動向に逆行する。こうい
ったことより低温焼付けの可能な粉体塗料が求められて
いる。
装が可能であるというメリットがあるが、逆に溶剤型塗
料のような平滑な薄膜化が難しいというデメリットもあ
る。従って、溶剤型塗料から粉体塗料へ変更する場合、
薄膜塗装するのが困難な上、歩留まりを無視すると、価
格が同じなら塗膜が厚くなる分だけコスト高になるとい
う問題が発生するが、低温硬化が可能で、かつ薄膜塗装
可能の粉体塗料であれば、このような問題も解消でき
る。
今まで耐熱温度が硬化温度より低く、粉体塗料で塗装の
出来なかった物も塗装可能になる、作業性が改善され
る、焼付炉のメンテナンス費用・ランニングコストが削
減される等のメリットが生じる。これらは、更に粉体塗
料の短時間硬化を行うことにより、より改善される。
法として、アミン系の硬化剤を使用する方法が知られて
いるが、アミン系の硬化剤は塗料の貯蔵安定性を低下さ
せるという問題を有している。また、塗料の貯蔵安定性
を図る方法として、硬化促進剤をマイクロカプセル化す
る方法があるが、混練中にカプセルが破壊され、カプセ
ル化の効果が無くなったり、逆に硬化中にカプセルが破
壊せず、反応性を低下させるという問題がある。更に、
低温硬化と同時に薄膜化を行う場合、通常使用されるビ
スフェノール型エポキシ樹脂は低温では溶融粘度が高い
ため、低分子量の樹脂を使用せざるを得ないが、一般に
低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂は軟化点が低
く、貯蔵中にブロッキングを起こすため使用に耐えな
い。
低温速硬化で、かつ貯蔵安定性に優れた粉体塗料が望ま
れている。
ような課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、上記性
能を同時に満足する粉体塗料を得られることを見いだし
たものである。即ち、本発明は、(1)(a)エポキシ
当量550〜1200のエポキシ樹脂、(b)ポリフェ
ノール類、(c)無機充填剤、(d)硬化促進剤、を含
有するエポキシ樹脂系粉体塗料、(2)(a)エポキシ
当量550〜1200のエポキシ樹脂、(b)ポリフェ
ノール類、(c)無機充填剤、(d)硬化促進剤、
(e)カップリング剤、を含有するエポキシ樹脂系粉体
塗料、(3)エポキシ樹脂がビスフェノール型エポキシ
樹脂からなり、DSC(示差走査熱量計)による融点が
45℃以上である(1)又は(2)のエポキシ樹脂系粉
体塗料、(4)エポキシ当量550〜1200のビスフ
ェノール型エポキシ樹脂がエポキシ当量450〜400
0のビスフェノール型エポキシ樹脂の一種又は二種以上
の混合物からなる(1)ないし(3)のいずれか1項の
エポキシ樹脂系粉体塗料、(5)ポリフェノール類の使
用量がエポキシ樹脂のエポキシ基に対するフェノール基
の当量比に於いて0.2〜1.6である(1)ないし
(4)のいずれか1項のエポキシ樹脂系粉体塗料、
(6)ポリフェノール類がビスフェノール類である
(1)ないし(5)のいずれか1項のエポキシ樹脂系粉
体塗料、(7)ビスフェノール類がビスフェノールA又
はビスフェノールFである(6)のエポキシ樹脂系粉体
塗料、(8)硬化促進剤がイミダゾールのアジン誘導体
である(1)ないし(7)のいずれか1項のエポキシ樹
脂系粉体塗料、(9)無機充填剤が平均粒径2〜20μ
の炭酸カルシウムである(1)ないし(8)のいずれか
1項のエポキシ樹脂系粉体塗料、(10)カップリング
剤がチタネート系カップリング剤である(2)ないし
(9)のいずれか1項のエポキシ樹脂系粉体塗料、(1
1)(1)ないし(10)のいずれか1項のエポキシ樹
脂系粉体塗料の硬化物、(12)(11)のエポキシ樹
脂系粉体塗料の硬化物の被膜層を有する物品、(13)
最外層に金属部分を有し、被膜層がその金属部分に設け
られた(12)の物品、(14)電気器具部品である
(12)又は(13)の物品、に関する。
樹脂は、保管中の粉体塗料の耐ブロッキング性、溶融粘
度、塗膜外観、或いは生産性等を考慮すると、エポキシ
当量が好ましくは550〜1200、より好ましくは6
00〜1000、更に好ましくは600〜900のもの
がよい。又、保管中の粉体塗料の耐ブロッキング性の向
上を考慮すると、DSC(Differential Scanning Calo
rimeter:示差走査熱量計)による融点が、好ましくは4
5℃以上、より好ましくは45〜60℃のものがよい。
えばビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノ
ールS、4,4’−ビフェニルフェノール、2,2’−
メチレン−ビス(4−メチル−6−tert−ブチルフ
ェノール)、2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−
6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリ
レン−ビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノ
ール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−tert−ブチルフェノール)、トリスヒド
ロキシフェニルメタン、ピロガロール、ジイソプロピリ
デン骨格を有するフェノール類、1,1−ジ−4−ヒド
ロキシフェニルフルオレン等のフルオレン骨格を有する
フェノール類、フェノール化ポリブタジエン等のポリフ
ェノール化合物のグリシジルエーテル化物である多官能
エポキシ樹脂、フェノール、クレゾール類、エチルフェ
ノール類、ブチルフェノール類、オクチルフェノール
類、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノ
ールS、ナフトール類等の各種フェノールを原料とする
ノボラック樹脂、キシリレン骨格含有フェノールノボラ
ック樹脂、ジシクロペンタジエン骨格含有フェノールノ
ボラック樹脂、フルオレン骨格含有フェノールノボラッ
ク樹脂等の各種ノボラック樹脂のグリシジルエーテル化
物、シクロヘキサン等の脂肪族骨格を有する脂環式エポ
キシ樹脂、イソシアヌル環、ヒダントイン環等の複素環
を有する複素環式エポキシ樹脂、ブロム化ビスフェノー
ルA、ブロム化ビスフェノールF、ブロム化ビスフェノ
ールS、ブロム化フェノールノボラック、ブロム化クレ
ゾールノボラック、クロル化ビスフェノールS、クロル
化ビスフェノールA等のハロゲン化フェノール類をグリ
シジル化したエポキシ樹脂が挙げられる。これらのエポ
キシ樹脂は上記性質を有するようにエポキシ樹脂単独
で、又は2種以上混合して使用される。
エポキシ当量450〜4000のビスフェノール型エポ
キシ樹脂を一種類又は二種以上を混合してエポキシ当量
550〜1200のビスフェノール型エポキシ樹脂とし
て使用される。ビスフェノール型エポキシ樹脂は、例え
ばビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノー
ルS等の非ハロゲン化ビスフェノール型エポキシ樹脂、
ブロム化ビスフェノールA、ブロム化ビスフェノール
F、ブロム化ビスフェノールS等のハロゲン化ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂であり、更に好ましくはビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、テトラブロムビスフェノール
A型エポキシ樹脂である。テトラブロモビスフェノール
A型エポキシ樹脂は難燃性エポキシ樹脂として用いら
れ、その使用量は通常全エポキシ樹脂成分中の0〜40
重量%、好ましくは8〜35重量%、更に好ましくは1
2〜30重量%である。5重量%以下では難燃性が付与
されず、40重量%以上では効果が変わらず経済的に不
利である。
類は、分子中にフェノール骨格を2〜4個、好ましくは
2〜3個、更に好ましくは2個有し、それが直接もしく
は結合鎖を介して結合したもので、硬化剤として機能す
る。このようなポリフェノール類としては、例えばトリ
スヒドロキシフェニルメタン、ジイソプロピリデン骨格
を有するフェノール類、1,1−ジ−4−ヒドロキシフ
ェニルフルオレン等のフルオレン骨格を有するフェノー
ル類、フェノール化ポリブタジエン、2,2’−メチレ
ン−ビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−t
ert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリレン−
ビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノー
ル)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−tert−ブチルフェノール)、ビスフェノー
ルA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ビスフェ
ノールC、ビスフェノールO(4,4’−ジヒドロキシ
ビフェニルエーテル)、4,4’−ビフェニルフェノー
ル等のビスフェノール類が挙げられる。これらポリフェ
ノール類はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、オクチル基等のC1〜12のアルキル基、フッ素、
塩素、臭素のハロゲン基、ニトロ基、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等のC1〜4のアル
コキシ基、アミノ基及びジメチルアミノ基、ジエチルア
ミノ基に代表される各種アルキル置換アミノ基を一種、
又は二種以上単独でまたは複数個有しても良い。
いものとしては、例えばビスフェノール類があげられ、
より好ましくは、ビスフェノールA、ビスフェノール
F、ビスフェノールS、ビスフェノールC、ビスフェノ
ールO、4,4’−ビフェニルフェノールであり、更に
好ましくはビスフェノールA、ビスフェノールF、ビス
フェノールOがあげられる。これらポリフェノール類の
使用量は、通常エポキシ樹脂のエポキシ基に対するフェ
ノール基の当量比において0.2〜1.6であり、好ま
しくは0.2〜1.4で、更に好ましくは0.4〜1.
0で有る。ポリフェノールの使用量が0.2より小さい
と硬化塗膜の可撓性が劣る。
他にさらに酸無水物やフェノールノボラック類等の硬化
剤を適宜組み合わせてもよい。酸無水物としては、例え
ばフタル酸無水物、トリメリット酸無水物、ピロメリッ
ト酸無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、
エチレングリコール無水トリメリット酸、ビフェニルテ
トラカルボン酸無水物、グリセロールトリス無水トリメ
リット酸等の芳香族カルボン酸無水物、ドデセニル無水
コハク酸、ポリアゼライン酸無水物、ポリセバシン酸無
水物、ポリドデカン二酸無水物等の脂肪族カルボン酸の
無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、メチルヘキサヒ
ドロ無水フタル酸、ナジック酸無水物、メチルナジック
酸無水物、ヘット酸無水物、ハイミック酸無水物、5−
(2,5−ジオキソテトラヒドロフリル)−3−メチル
−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、
トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸−無水マレイン
酸付加物、クロレンド酸等の脂環式カルボン酸無水物等
が挙げられる。また、これら酸無水物の使用量は、使用
するエポキシ樹脂のエポキシ基に対しカルボニル基の当
量が0〜1.6、好ましくは0〜0.8、更に好ましく
は、0.1〜0.5である。
ール、クレゾール類、エチルフェノール類、ブチルフェ
ノール類、オクチルフェノール類、ビスフェノールA、
ビスフェノールF、ビスフェノールS、ナフトール類等
の各種フェノールを原料とするノボラック樹脂、キシリ
レン骨格含有フェノールノボラック樹脂、ジシクロペン
タジエン骨格含有フェノールノボラック樹脂、フルオレ
ン骨格含有フェノールノボラック樹脂等のノボラック樹
脂が挙げられる。また、これらフェノールノボラック類
の使用量は、使用するエポキシ樹脂のエポキシ基の当量
に対しフェノール基の当量が0〜1.6、好ましくは0
〜0.8、0.1〜0.5である。
しては溶融シリカ、結晶シリカ、シリコンカーバイド、
窒化珪素、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、マイカ、タル
ク、クレー、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸
化ジルコニウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸リチウ
ムアルミニウム、珪酸ジルコニウム、チタン酸バリウ
ム、硝子繊維、炭素繊維、二硫化モリブデン、アスベス
ト等が挙げられ、好ましくは溶融シリカ、結晶シリカ、
炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウ
ム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、マイカ、
タルク、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸リチ
ウムアルミニウムであり、更に好ましくは炭酸カルシウ
ム、溶融シリカ、結晶シリカ、酸化アルミニウム、マイ
カである。これら充填剤は二種以上を混合して用いても
良い。又、その50%平均粒径は0.5〜50μm、好
ましくは1〜30μm、更に好ましくは2〜20μmで
あり、その配合量は前記エポキシ樹脂100重量部に対
して通常20〜170重量部、好ましくは30〜150
重量部、更に好ましくは50〜140重量部である。
ては、例えばイミダゾール類、アミド類、ジアザ化合
物、有機アンモニウム塩類、ホスフィン類、アミノ基含
有フェノール類等が挙げられる。
ダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウンデシル
イミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−フ
ェニル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−
フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミ
ダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾー
ル、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1
−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、2,4
−ジアミノ−6(2’−メチルイミダゾール(1’))
エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6(2’
−ウンデシルイミダゾール(1’))エチル−s−トリ
アジン、2,4−ジアミノ−6(2’−エチル,4−メ
チルイミダゾール(1’))エチル−s−トリアジン、
2,4−ジアミノ−6(2’−メチルイミダゾール
(1’))エチル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付
加物、2−メチルイミダゾールイソシアヌル酸の2:3
付加物、2−フェニルイミダゾールイソシアヌル酸付加
物、2−フェニル−3,5−ジヒドロキシメチルイミダ
ゾール、2−フェニル−4−ヒドロキシメチル−5−メ
チルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニル−
3,5−ジシアノエトキシメチルイミダゾール等の各種
イミダゾール類、及び、それらイミダゾール類とフタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピ
ロメリット酸、ナフタレンジカルボン酸、マレイン酸、
蓚酸等の多価カルボン酸との塩類等が挙げられる。
ド等があげられ、ジアザ化合物としては、例えば1,8
−ジアザ−ビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7等、
及びそれらとフェノール類、前記多価カルボン酸類、又
はホスフィン酸類との塩類があげられ、有機アンモニウ
ム塩類としては、例えばテトラブチルアンモニウムブロ
ミド、テトラエチルアンモニウムブロミド等のテトラ
(C1〜C5)アルキルアンモニウムブロミド等があげ
られ、ホスフィン類としては、例えばトリフェニルホス
フィン、テトラフェニルホスフォニウムブロミド、トリ
フェニルホスフィン・トルエンブロミド、テトラフェニ
ルホスホニウムテトラフェニルボレート等のフェニル基
含有ホスフィン類があげられ、アミノ基含有フェノール
類としては、例えば2,4,6−トリスアミノメチルフ
ェノール等のアミノ(C1〜C5)アルキルフェノール
類が挙げられる。
メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−
ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾー
ル、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−ベン
ジル−2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−
メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイ
ミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾ
ール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール
等のイミダゾール類とテレフタル酸、トリメリット酸、
ピロメリット酸との塩類、2,4−ジアミノ−6(2’
−ウンデシルイミダゾール(1’))エチル−s−トリ
アジン、2,4−ジアミノ−6(2’−エチル,4−メ
チルイミダゾール(1’))エチル−s−トリアジン、
2,4−ジアミノ−6(2’−メチルイミダゾール
(1’))エチル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付
加物、2−メチルイミダゾールイソシアヌル酸の2:3
付加物、2−フェニルイミダゾールイソシアヌル酸付加
物、及びトリフェニルホスフィン、テトラフェニルホス
ホニウムテトラフェニルボレート等のホスフィン類であ
り、更に好ましくは、2,4−ジアミノ−6(2’−メ
チルイミダゾール(1’))エチル−s−トリアジン、
2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダ
ゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−
ベンジル−2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−
2−メチルイミダゾールのテレフタル酸、トリメリット
酸、ピロメリット酸との塩、及びトリフェニルホスフィ
ンである。
併せて用いることができる。その使用量はエポキシ樹脂
100重量部に対して、通常0.01〜7重量部、好ま
しくは0.1〜5重量部、更に好ましくは0.5〜3重
量部である。
リング剤、難燃剤、着色剤、レベリング剤等を適宜添加
することができる。カップリング剤としては、例えばチ
タネート系カップリング剤とシランカップリング剤があ
げられる。チタネート系カップリング剤としては、例え
ばイソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソ
プロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネート、
イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタネー
ト、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)チタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル
−アミノエチル)チタネート等のモノアルコキシルタイ
プ、ビス(ジオクチルパイロフォスフェート)オキシア
セテートチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェ
ート)エチレンチタネート等のキレートタイプ、第4級
化タイプ、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファ
イト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメ
チル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスファイト
チタネート等のコーディネートタイプがあげられる。
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリ
シドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシ
ドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
等のエポキシ基を有するシランカップリング剤、N−
(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメト
キシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロ
ピルメチルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルト
リエトキシシラン等のアミノ基を有するシランカップリ
ング剤、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等
のメルカプト基を有するシランカップリング剤、ビニル
トリメトキシシラン等のビニル基を有するシランカップ
リング剤、N−(2−(ビニルベンジルアミノ)エチ
ル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩等の
カチオン基を有するシランカップリング剤、3−メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン等の不飽和基を有
するシランカップリング剤、3−クロロプロピルメチル
ジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン等のハロゲン基を有するシランカップリング剤が挙
げられる。
のはチタネート系カップリング剤であり、好ましくはテ
トラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネ
ートまたはイソプロピルトリス(ジオクチルパイロホス
フェート)チタネートである。本発明の粉体塗料は、カ
ップリング剤がない場合でも良好な塗膜物性が得られる
が、カップリング剤を使用した場合、エリクセン、耐衝
撃試験時の塗膜の破損の程度が小さくなる。
の使用量は、通常無機充填剤100重量%に対して0.
1〜3%、好ましくは0.3〜2%であるが、更に好ま
しくは0.5〜1.5%であるが、その最適量は用いる
無機充填剤の種類と比表面積及びカップリング剤の最小
被覆面積により決定される。又、カップリング剤はエポ
キシ樹脂、ポリフェノール類硬化剤、無機充填剤、硬化
促進剤を配合する際に添加しても良く、又は予め無機充
填剤をカップリング剤により表面処理して用いても良
い。
アンチモン、酸化錫、水酸化錫、酸化モリブデン、硼酸
亜鉛、メタ硼酸バリウム、赤燐、水酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウム、アルミン酸カルシウム等の無機難
燃剤、テトラブロモ無水フタル酸、ヘキサブロモベンゼ
ン、デカブロモビフェニルエーテル等の臭素系難燃剤、
トリス(トリブロモフェニル)フォスフェート等の燐酸
系難燃剤が挙げられる。又、着色剤としては特に制限は
なく、フタロシアニン、アゾ、ジスアゾ、キナクリド
ン、アントラキノン、フラバントロン、ペリノン、ペリ
レン、ジオキサジン、縮合アゾ、アゾメチン又はメチン
系の各種有機系色素、酸化チタン、硫酸鉛、酸化亜鉛、
クロムエロー、ジンクエロー、クロムバーミリオン、弁
柄、コバルト紫、紺青、群青、カーボンブラック、クロ
ムグリーン、酸化クロム、コバルトグリーン等の無機顔
料か挙げられる。レベリング剤としてはエチルアクリレ
ート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート等のアクリレート類からなる分子量4000〜1
2000のオリゴマー類、エポキシ化大豆脂肪酸、エポ
キシ化アビエチルアルコール、水添ひまし油、ベンゾイ
ン等が挙げられる。
るには、上記のエポキシ樹脂、ポリフェノール類、硬化
剤、硬化促進剤、充填剤、必要に応じカップリング剤、
ポリフェノール類以外の硬化剤、難燃剤、着色剤、レベ
リング剤等の配合成分を、ヘンシェルミキサー等を用い
て乾式混合後、ニーダー、エクストルーダー等により、
例えば110℃以下で溶融混合処理を施した後、混合物
を冷却固化し、微粉砕後分級すれば良い。得られた粉体
塗料の粒度は通常10〜180μmで、好ましくは20
〜150μm、更に好ましくは、20〜106μmであ
る。
ることにより得ることが出来る。また公知の、トリボ
法、静電スプレイ法、流動浸漬法、静電流動浸漬法、振
りかけ法、転がし法、スプレイ法、溶射法、霧箱法等の
各種塗装方法により各種金属基材や電気・電子部品に塗
装され、加熱溶融し硬化皮膜を形成してもよい。金属基
材に塗装する場合、均一な薄膜を形成する為にはトリボ
法が好ましい。本発明の粉体塗料は、トリボ塗装性にも
優れている。
し、上記の本発明の粉体塗料の硬化被膜層がその金属部
分に設けられたものである。硬化皮膜層の厚さは、0.
04〜1.0mm程度が好ましい。物品としては特に制
限はなく、例えばエアコン用コンプレッサー、冷蔵庫用
コンプレッサー、照明用フード等のような電気器具部
品、スプリング、アルミホイール等のような高温焼付に
適さない各種金属部品等があげられる。
説明するが、本発明がこれらの実施例のみに限定される
ものではない。尚、「部」は重量部を意味する。
620)101部、エポミックYD−904(東都化成
製、エポキシ当量950)406部、炭酸カルシウム
(三共製粉製、エスカロン#800)406部、ビスフ
ェノールF(本州化学製)59部、、2,4−ジアミノ
−6(2’−メチルイミダゾール(1’))エチル−s
−トリアジン(四国化成製、2MZ−A)15部、レベ
リング剤(モンサントケミカル製、モダフローパウダ
ー)2.5部、ベンゾイン(試薬)2.5部、テトラオ
クチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート
(味の素製、KR46B)4部をミキサーで粉砕、混合
した後、2軸ニーダーを用いて溶融混合した。得られた
混練物を冷却、固化した後、粉砕し106μm篩を通し
て本発明のエポキシ樹脂系粉体塗料を得た。次いで、こ
の粉体塗料を用いて、トリボガン(ノードソン社製)に
より、リン酸鉄で表面処理された鉄板に約50μmの膜
厚に塗装した後、120℃で15分硬化してテストピー
スを得た。この塗膜の評価結果と粉体の貯蔵安定性を表
1に示す。
620)101部、エポミックYD−904(東都化成
製、エポキシ当量950)404部、炭酸カルシウム
(三共製粉製、エスカロン#800)404部、ビスフ
ェノールF(本州化学製)47部、フェノールノボラッ
ク(日本化薬製、PN−80)13部、2,4−ジアミ
ノ−6(2’−メチルイミダゾール(1’))エチル−
s−トリアジン(四国化成製、2MZ−A)15部、レ
ベリング剤(モンサントケミカル製、モダフローパウダ
ー)2.5部、ベンゾイン(試薬)2.5部、テトラオ
クチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート
(味の素製、KR46B)4部をミキサーで粉砕、混合
した後、2軸ニーダーを用いて溶融混合した。得られた
混練物を冷却、固化した後、粉砕し106μm篩を通し
て本発明のエポキシ樹脂系粉体塗料を得た。次いで、こ
の粉体塗料を用いて、実施例1と同様にテストピースを
得た。この塗膜の評価結果と粉体の貯蔵安定性を表1に
示す。
620)100部、エポミックYD−904(東都化成
製、エポキシ当量950)402部、炭酸カルシウム
(三共製粉製、エスカロン#800)402部、ビスフ
ェノールA(試薬)53部、フェノールノボラック(日
本化薬製、PN−80)13部、2,4−ジアミノ−6
(2’−メチルイミダゾール(1’))エチル−s−ト
リアジン(四国化成製、2MZ−A)15部、レベリン
グ剤(モンサントケミカル製、モダフローパウダー)
2.5部、ベンゾイン(試薬)2.5部、テトラオクチ
ルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート(味の
素製、KR46B)4部をミキサーで粉砕、混合した
後、2軸ニーダーを用いて溶融混合した。得られた混練
物を冷却、固化した後、粉砕し106μm篩を通して本
発明のエポキシ樹脂系粉体塗料を得た。次いで、この粉
体塗料を用いて、実施例1と同様にテストピースを得
た。この塗膜の評価結果と粉体の貯蔵安定性を表1に示
す。
620)84部、エポミックYD−904(東都化成
製、エポキシ当量950)336部、炭酸カルシウム
(三共製粉製、エスカロン#800)504部、ビスフ
ェノールF(本州化学製)39部、フェノールノボラッ
ク(日本化薬製、PN−80)10.5部、2,4−ジ
アミノ−6(2’−メチルイミダゾール(1’))エチ
ル−s−トリアジン(四国化成製、2MZ−A)13
部、レベリング剤(モンサントケミカル製、モダフロー
パウダー)2.1部、ベンゾイン(試薬)2.1部、イ
ソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チ
タネート(味の素製、KR38S)5部をミキサーで粉
砕、混合した後、2軸ニーダーを用いて溶融混合した。
得られた混練物を冷却、固化した後、粉砕し106μm
篩を通して本発明のエポキシ樹脂系粉体塗料を得た。次
いで、この粉体塗料を用いて、実施例1と同様にテスト
ピースを得た。この塗膜の評価結果を表1に示す。
620)84部、エポミックYD−904(東都化成
製、エポキシ当量950)337部、炭酸カルシウム
(三共製粉製、エスカロン#800)505部、ビスフ
ェノールA(試薬)45部、フェノールノボラック(日
本化薬製、PN−80)10.5部、2,4−ジアミノ
−6(2’−メチルイミダゾール(1’))エチル−s
−トリアジン(四国化成製、2MZ−A)8.4部、レ
ベリング剤(モンサントケミカル製、モダフローパウダ
ー)2.1部、ベンゾイン(試薬)2.1部をミキサー
で粉砕、混合した後、2軸ニーダーを用いて溶融混合し
た。得られた混練物を冷却、固化した後、粉砕し106
μm篩を通して本発明のエポキシ樹脂系粉体塗料を得
た。次いで、この粉体塗料を用いて、実施例1と同様に
テストピースを得た。この塗膜の評価結果と粉体の貯蔵
安定性を表1に示す。
直交する1mm間隔の切り傷を付けることにより、10
0ヶの碁盤目を形成した箇所に、セロハンテープ(ニチ
バン株式会社製)を貼り、消しゴム(株式会社トンボ鉛
筆製PE−01A)で上からこすった後剥離させ、塗膜
上に残った碁盤目の数を測定した。 (2)エリクセン値:エリクセン試験器を用い、塗膜に
クラックが生じたときのポンチの押し出し距離を測定し
た。 (3)耐衝撃性:JIS K5400に準じる。おもり
は500g、撃ち型及び受け型は、1/2インチのもの
を使用した。 (4)撃ち型痕:耐衝撃性試験後のテストピースの外観
観察。表面が滑らかなものを◎、若干の凹凸が見られる
ものを○とした。
燥器に10日間保管した後のゲルタイムと流れ性を測定
し、双方ともに初期値の70%以上を維持しているもの
をものを○、60%以上のものを△、60%以下のもの
を×とする。ゲルタイムはゲルタイマーテスターにより
測定した(150℃設定。試料量:0.3g,回転数6
00rpm,判定値:90%トルク)。又、流れ性は、
粉体塗料を0.5g秤量し、10mmφのタブレットを
作成し、130℃の乾燥器中、60゜に傾斜させたガラ
ス板上で3分間に流れた距離を測定した。 (6)ブロッキング性:粉体塗料を40℃の乾燥器に1
0日間保管した後の状態を観察し、全くブロッキングが
観られないものを◎、僅かにあるが、指で潰すと容易に
紛状に戻るものを○、力がいるが指で潰れるものを△、
全くほぐれないものを×とした。
塗料は密着性試験においていずれも剥がれが生ぜず、又
エリクセン値は10mm以上であり、耐衝撃性も50c
mでクラックや剥がれが生じなかった。
安定性や耐ブロッキング性が良好で、130℃以下とい
う低温に於いても比較的短時間で硬化し、かつ膜厚の薄
い塗膜が得られ、その硬化膜は優れた密着性、可撓性を
有している。この性質を利用して、例えばエアコン用コ
ンプレッサー等のような電気器具部品で、膜厚、設備投
資等の関係から溶剤系塗料を使用せざるを得なかったも
のや、スプリング、アルミホイール等のように高温焼付
によって金属特性が変化するもの、またフィルムコンデ
ンサ等の電気・電子部品のように、基材の耐熱性に問題
があるものにも使用できる。従って、本発明により、粉
体塗料の使用可能な範囲が拡大され、粉体塗料への代替
が行われやすくなるため、溶剤系塗料中の有機溶剤によ
る環境汚染の問題も解決出来る。
Claims (14)
- 【請求項1】(a)エポキシ当量が550〜1200の
エポキシ樹脂 (b)ポリフェノール類 (c)無機充填剤 (d)硬化促進剤 を含有するエポキシ樹脂系粉体塗料。 - 【請求項2】(a)エポキシ当量が550〜1200の
エポキシ樹脂 (b)ポリフェノール類 (c)無機充填剤 (d)硬化促進剤 (e)カップリング剤 を含有するエポキシ樹脂系粉体塗料。 - 【請求項3】エポキシ樹脂がビスフェノール型エポキシ
樹脂からなり、DSC(示差走査熱量計)による融点が
45℃以上である請求項1又は2に記載のエポキシ樹脂
系粉体塗料。 - 【請求項4】エポキシ当量550〜1200のビスフェ
ノール型エポキシ樹脂がエポキシ当量450〜4000
のビスフェノール型エポキシ樹脂の一種又は二種以上の
混合物からなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載
のエポキシ樹脂系粉体塗料。 - 【請求項5】ポリフェノール類の使用量がエポキシ樹脂
のエポキシ基に対するフェノール基の当量比に於いて
0.2〜1.6である請求項1ないし4のいずれか1項
に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料。 - 【請求項6】ポリフェノール類がビスフェノール類であ
る請求項1ないし5のいずれか1項に記載のエポキシ樹
脂系粉体塗料。 - 【請求項7】ビスフェノール類がビスフェノールA又は
ビスフェノールFである請求項6のエポキシ樹脂系粉体
塗料。 - 【請求項8】硬化促進剤がイミダゾールのアジン誘導体
である請求項1ないし7のいずれか1項に記載のエポキ
シ樹脂系粉体塗料。 - 【請求項9】無機充填剤が平均粒径2〜20μの炭酸カ
ルシウムである請求項1ないし8のいずれか1項に記載
のエポキシ樹脂系粉体塗料。 - 【請求項10】カップリング剤がチタネート系カップリ
ング剤である請求項2ないし9のいずれか1項に記載の
エポキシ樹脂系粉体塗料。 - 【請求項11】請求項1ないし10のいずれか1項に記
載のエポキシ樹脂系粉体塗料の硬化物。 - 【請求項12】請求項11に記載のエポキシ樹脂系粉体
塗料の硬化物の被膜層を有する物品。 - 【請求項13】最外層に金属部分を有し、被膜層がその
金属部分に設けられた請求項12に記載の物品。 - 【請求項14】電気器具部品である請求項12又は13
に記載の物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3792098A JPH11172155A (ja) | 1997-10-08 | 1998-02-05 | エポキシ樹脂系粉体塗料 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29056897 | 1997-10-08 | ||
JP9-290568 | 1997-10-08 | ||
JP3792098A JPH11172155A (ja) | 1997-10-08 | 1998-02-05 | エポキシ樹脂系粉体塗料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11172155A true JPH11172155A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=26377090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3792098A Pending JPH11172155A (ja) | 1997-10-08 | 1998-02-05 | エポキシ樹脂系粉体塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11172155A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002020683A (ja) * | 2000-07-05 | 2002-01-23 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | エポキシ樹脂粉体塗料 |
JP2006273900A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | エポキシ樹脂粉体塗料 |
JP6392952B1 (ja) * | 2017-08-10 | 2018-09-19 | 日本ペイント・インダストリアルコ−ティングス株式会社 | 粉体塗料組成物 |
CN112852256A (zh) * | 2021-01-04 | 2021-05-28 | 海隆石油产品技术服务(上海)有限公司 | 一种利用超细钻杆、油管内涂环氧粉末废料制备的粉末涂料组合物 |
CN113402848A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-09-17 | 四川大学 | 用于强韧化环氧树脂的生物基纳米组装固化剂及制备方法 |
-
1998
- 1998-02-05 JP JP3792098A patent/JPH11172155A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US11512221B2 (en) | 2017-08-10 | 2022-11-29 | Nippon Paint Industrial Coatings Co., Ltd. | Powder paint composition |
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CN113402848B (zh) * | 2021-06-30 | 2022-05-17 | 四川大学 | 用于强韧化环氧树脂的生物基纳米组装固化剂及制备方法 |
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