JPH11171376A - 巻取仕立て装置 - Google Patents

巻取仕立て装置

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JPH11171376A
JPH11171376A JP36317897A JP36317897A JPH11171376A JP H11171376 A JPH11171376 A JP H11171376A JP 36317897 A JP36317897 A JP 36317897A JP 36317897 A JP36317897 A JP 36317897A JP H11171376 A JPH11171376 A JP H11171376A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取の本紙先端に紙継ぎ用の仕立て動作を敏
速に行うことの可能な仕立て装置を提供する。 【解決手段】 巻取から繰り出した本紙2を吸着保持す
るための作業テーブル44の支持面44aに、カッター
52による切断位置に沿って段差を設け、切り離された
本紙2aを直ちに低い支持面44abに吸着保持させる
ことで、巻取につながった側の本紙2bの表面よりも奥
の方にずらせ、その本紙2bの先端にタブ15を、一部
を突出させた状態で支障なく貼り付けることを可能と
し、切断、両面テープ貼り、タブ貼りを並行して実施可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転機等で用いら
れる巻取に対して、紙継ぎのための先端処理、すなわ
ち、本紙を所定形状にカットして紙継ぎ用紙端を形成
し、その紙端に粘着テープ(両面テープ)を貼り付け、
その紙端をほぐれ止め用のタブで巻取外周に固定すると
いう仕立て処理を行う巻取仕立て装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、巻取に対して紙継ぎのための仕立
て動作を自動的に行う装置が開発されており、特開昭6
3−295354号公報、特開平5−238610号公
報に開示されている。
【0003】特開昭63−295354号公報に記載の
仕立て装置は新聞輪転機等で用いられるもので、図12
に示すように、巻取1の本紙2の先端をV型にカット
し、そのV型の先端に沿って両面テープ3を貼り、且つ
中央をタブ4によってその下の本紙に貼り付けた形態の
仕立てを行うものであり、図13に示すように、巻取1
を保持して所定位置に持ち上げるチャッキングアーム6
と、その巻取1から繰り出される本紙2を支持する支持
面を備えた作業テーブル7と、その支持面に保持された
本紙2に対して所定の仕立て動作を行うテープ貼りユニ
ット8、カッターユニット9等を備えている。そして、
作業テーブル7上に送り出され、吸着保持された本紙2
に対して、図14の〜及び以下の〜に示す手順
で仕立て動作が行われる。 テープ貼りユニット8のカッター10でV型の1辺
を形成するように本紙2を切断しつつ両面テープ3を貼
る。 別のテープ貼りユニット8のカッター10でV型の
他の1辺を形成するように本紙2を切断しつつ両面テー
プ3を貼る。 カッターユニット9のカッター11でV型の頂点を
カットする。 カッター10、11で切断され、切り離された本紙
2の先端側(屑紙)2aを矢印方向に引き出し、回収す
る。 V型本紙2の先端にタブ4を、一部が本紙2より突
出するように貼り付ける。 本紙2を巻取上に巻き戻し、押えローラ12で押さ
えることで、タブ4を巻取1の本紙に貼り付ける。以上
により、図12に示す形態の仕立てが行われる。
【0004】また、特開平5−238610号公報に記
載の仕立て装置は商業輪転機等で用いられるもので、図
15に示すように、巻取1の本紙の先端を、全幅のほと
んどの部分が巻取軸線に平行な直線状となるように切断
し、その紙端に沿って両面テープ14を貼り付け、且つ
巻取表面に複数のタブ15によって貼り付けた形態の仕
立てを行うものである。この形態の仕立てを行う装置
は、図16に示すように、巻取1を保持して所定位置に
持ち上げるチャッキングアーム16と、巻取1から繰り
出される本紙2を支持するほぼ垂直な支持面を備えた作
業テーブル17と、その作業テーブル17に沿って走行
し、作業テーブル17に支持されている本紙に所定の仕
立てを行う仕立てユニット18等を備えている。そし
て、作業テーブル17上に送り出され、吸着保持された
本紙2に対して、図17の〜及び以下の〜に示
す手順で仕立て動作が行われる。 仕立てユニット1
8を図17で右方向に走行させ、カッター20で本紙2
を ほぼ水平にカットしてゆく。その途中、サイドカッタ2
1A、21Bがそれぞれ本紙2の対応する縁部に達した
時には、仕立てユニット18を一旦停止させ、サイドカ
ッタ21A、21Bで本紙2の側縁を斜めにカットす
る。この動作により、図17に示すように、本紙2が
切り離され、巻取側に所定形状の紙端が形成される。 本紙2の切り離された先端側(屑紙)2aを矢印方
向に引き出し、回収する。 仕立てユニット18を前回とは逆方向に走行させ、
仕立てユニット18に設けているタブ貼り部23でタブ
15を複数枚、適当な間隔で貼り付ける。 仕立てユニット18を再び右方向に走行させなが
ら、テープ貼り部24で両面テープ14を貼り付ける。 本紙2を巻取上に巻き戻し、タブ押えコロ25で押
さえることで、タブ15を巻取上の本紙に貼り付ける。
以上により、図15に示す形態の仕立てが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の仕立て装置では、いずれも、本紙2を所定形状に
カットして紙端を形成した後、その紙端にタブを貼り付
ける際に、そのタブが切り離された先端側(屑紙)2a
に貼り付けられないようにするため、先端側2aをま
ず、除去しておく必要があり、このため、本紙2のカッ
トの後、先端側2aを引き出して回収し、その後、タブ
を貼り付けるといった動作順序となり、サイクルタイム
の短縮のネックとなっていた。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、本紙のカットに引き続いて、直ちにタブ貼り付
け動作を行うことを可能とし、タイクルタイムの短縮を
可能とした巻取仕立て装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、本紙をカット
して所定形状の紙端を形成した後、その紙端にタブを、
一部が紙端より突出するように貼り付けた際、そのタブ
の紙端より突出した部分が、切り離された先端側(屑
紙)に貼り付けられないようにするため、作業テーブル
の支持面に、本紙の切断位置に沿って、本紙の先端側が
低くなる段差を形成したものである。このように支持面
に段差を設けたことにより、支持面に保持された本紙を
カットした時、切り離された側の本紙(屑紙)の表面位
置を、巻取につながった側の本紙の表面位置置よりも低
く(又は奥側)にすることができ、このため、切り離さ
れた側の本紙(屑紙)を支持面上に残した状態でも、紙
端にタブを支障なく貼り付けることができ、従って、本
紙の切断の直後に支障なくタブの貼り付け動作を行うこ
とができ、サイクルタイムの短縮を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の巻取仕立て装置は、巻取
の本紙に対する仕立て動作のために本紙を保持する作業
テーブルの支持面に、前記カッターによる本紙切断位置
に沿って、本紙の先端側を低くした段差を形成している
ことを特徴とし、これによって、本紙の切断動作に続い
て直ちにタブ貼り動作を行うことが可能となる。
【0009】ここで、前記作業テーブルの支持面には、
段差を形成している両方の面に、本紙を吸着保持するた
めの吸着孔を開孔させておくことが好ましい。この構成
とすると、切り離された側の本紙を確実に支持面の低い
側の面に吸着保持でき、巻取につながった側の本紙の表
面から確実に引っ込んだ位置とすることができる。
【0010】また、前記本紙を切断するカッターを保持
した移動台に、前記カッターで切断した本紙の先端側
(切り離された側)を低い側の支持面に押し付ける押付
手段を設けておくことが好ましい。この構成とすること
によっても、切り離された側の本紙の表面位置を、巻取
につながった側の本紙表面位置から確実に引っ込んだ位
置とすることができる。
【0011】本発明は、任意の仕立て形態(パターン)
に適用可能であり、例えば、図12に示すV型パター
ン、図15に示すストレートパターンのいずれにも適用
でき、更には、紙端を浅いV型としたパターン、或いは
紙端を斜め方向に切断したストレートパターン等にも適
用可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。図
1は本発明の一実施例による巻取の仕立て装置の概略断
面図、図2はその概略平面図であり、一部部品は図示を
省略している。なお、この仕立て装置は巻取1を、図1
5に示す形態に、すなわち、巻取1の本紙2の先端に、
全幅のほとんどの部分が巻取軸線に平行な直線状となっ
た紙端を形成し、その紙端に粘着テープ14を貼り付
け、且つ巻取表面に複数のタブ15によって貼り付けた
形態に、仕立てるという仕立て動作を行うものである。
【0013】図1、図2において、1は仕立て処理すべ
き巻取であり、仕立て処理を行う位置に保持された状態
で示されている。32はその巻取1の供給、排出を行う
ための台車であり、巻取1を上面32aに乗せた状態で
レール33上を走行して巻取1をその軸線方向に搬送す
るようになっている。34は巻取支持手段であり、巻取
1を乗せて保持することの可能な一対の支持ローラ35
(以下ベーラーという)と、そのベーラーを正逆両方向
に回転駆動する駆動手段(図示せず)と、ベーラーを昇
降させる昇降機構36等を備えている。
【0014】41はサイドフレーム、42はそのサイド
フレーム41に、水平に且つ巻取1の軸線に直角方向に
(矢印X−X方向に)移動可能に保持された縦移動台で
ある。この縦移動台42の先端部には、作業テーブル4
4が取り付けられている。この作業テープル44は、図
3〜図5に拡大して示すように、ほぼ垂直な且つ巻取1
の幅よりも広い幅の支持面44aを備えている。この支
持面44aは、巻取1から繰り出された本紙2を吸着保
持するためのもので、真空吸引源(図示せず)に連結さ
れた多数の吸着孔44bを開孔させている。更に、この
支持面44aには、後述するカッター52による本紙切
断位置に沿って本紙の先端側が低くなるような段差が形
成されている。すなわち、支持面44aはカッターによ
る切断位置Pよりも上方に位置する第一支持面44aa
と、その下方で第一支持面44aよりも奥に引っ込んだ
第二支持面44abからなる。第一支持面44aと第二
支持面44abにより形成される段差としては、通常4
mm程度以上に選定される。前記した吸着孔44bは、
第一支持面44aのみならず第二支持面44abにも形
成されている。なお、作業テーブル44に形成する第一
支持面44a及び第二支持面44abは、作業テーブル
44を構成する本体の表面に直接形成してもよいが、本
実施例では、その本体表面に厚さの異なる吸着プレート
44dとカッタープレート44eを取り付け、それぞれ
の表面を第一支持面44a及び第二支持面44abとし
ている。
【0015】図1において、作業テーブル44の上端に
は、スクレーパ46が取り付けられており、その先端を
巻取1の外周に軽く押し当てた状態で、巻取1を矢印A
方向(紙端繰り出し方向)に回転させた時、本紙2の紙
端2aを巻取外周面から離れるように案内し、作業テー
ブル44の支持面44a上に案内することができる。
【0016】図1、図2において、縦移動台42には更
に、作業テーブル44の支持面44aに対向する位置に
仕立てユニット50が設けられている。この仕立てユニ
ット50は、図3にも示すように、支持面44aに保持
される本紙2を横切る方向で且つ水平方向に(矢印Y−
Y方向に)移動可能に保持された横移動台51と、その
横移動台51に取り付けられた主カッター52、及び一
対のサイドカッター53A、53Bと、テープ貼り部5
4と、タブ貼り部55を有しており、また、横移動台5
1はモータ(図示せず)で正逆両方向に回転駆動される
ねじ軸57に噛み合っている。かくして、ねじ軸57の
正逆回転によって、仕立てユニット50は作業テーブル
44の支持面44aに沿って紙幅方向に往復動する。
【0017】主カッター52は、作業テーブル44の支
持面44a上に保持された本紙2を紙幅方向に切断する
ためのもので、図4、図6に示すように、円形カッター
刃52aとその円形カッター刃52aを本紙2に押し付
けるエアシリンダ等の押付手段を備えており、そのカッ
ター刃52aを支持面44a上の本紙2に押し付けた状
態で横移動台51が紙幅方向に移動することで、本紙2
を紙幅方向に直線状に切断することができる。この主カ
ッター52の走行位置は、支持面44aに形成している
段差に沿うように定められている。サイドカッター53
A、53Bはそれぞれ、本紙1bの両端を斜め方向に切
断するためのもので、カッター刃とそのカッター刃を支
持面44aに押し付ける押付手段と、カッター刃を斜め
方向に移動させる移動手段とを備えており、そのカッタ
ー刃が本紙2の側縁に面する位置に横移動台51を停止
させ、その状態でカッター刃を本紙2に押し付け、斜め
方向に移動させることで、本紙両端を斜めにカットでき
る。
【0018】テープ貼り部54は、作業テーブル44の
支持面44aに支持されている本紙2の主カッター52
で切断されて形成された紙端の上面に、紙端に沿って両
面テープ14を貼り付けるためのものであり、剥離テー
プに貼り付けた状態の両面テープを供給する供給リール
と、両面テープを剥がした後の剥離テープを巻き取る巻
取リールと、両面テープ14を本紙2に貼り付けるテー
プ貼りローラ59(図4参照)等を備えている。タブ貼
り部55は、作業テーブル44の支持面44aに支持さ
れている本紙2の紙端に複数のタブ15を、その一部が
紙端から突出するように且つ適当な間隔をあけて貼り付
けるためのものであり、剥離テープに貼り付けた状態の
タブ15を供給する供給リールと、剥離テープを巻き取
る巻取リールと、剥離テープから剥がしたタブ15を保
持して本紙2に貼り付けるタブ貼りパッド61(図4参
照)等を備えている。これらのテープ貼り部54、タブ
貼り部55は公知のものを適宜使用可能であるので、詳
細な説明は省略する。
【0019】図1、図2において、縦移動台42には、
巻取1を紙端巻き込み方向に回転させた時、その巻取の
外周面を押圧して紙端先端のタブをその下の巻取表面に
貼り付けるタブ貼り付け手段75が設けられている。こ
のタブ貼り付け手段75は、タブ15を押さえるための
タブ押えコロ76と、本紙を巻取外周に押し付けて密着
させるためのブラシ77と、そのタブ押えコロ76及び
ブラシ77を巻取1の外周に押し付けるエアシリンダ等
の押圧手段78を備えている。また、作業テーブル44
や仕立てユニット50を保持している縦移動台42に
は、その縦移動台42を、図1のX−X方向に移動させ
る移動機構(図示せず)が連結されており、縦移動台4
2を、巻取1の外径に応じた所定位置(スクレーパ46
が巻取1に軽く接触する仕立て動作位置に移動させるこ
とができる構成となっている。
【0020】作業テーブル14の下方には、巻取1から
二点鎖線2fで示すように繰り出される本紙を搬送する
コンベア80が設けられ、そのコンベア80の下流には
屑箱81が設けられている。ここで使用するコンベア8
0は、巻取1からの本紙を下流の屑箱81に排出可能な
ものであれば任意であるが、本実施例では、定位置に設
けられた第一ベルトコンベア80aと、その第一ベルト
コンベア80aとの間に本紙をはさんで搬送する第二ベ
ルトコンベア80bを備えたベルトサンドコンベアが用
いられている。このようなベルトサンドコンベア80を
用いると、本紙を確実に挟んで搬送し、屑箱81に排出
することができる。
【0021】以上の構成になる巻取の仕立て装置につい
て、以下その仕立て動作を説明する。なお、この仕立て
動作は、仕立て装置に設けられているシーケンス制御装
置(図示せず)によって自動的に行われるものである。
【0022】図1において、外周の梱包材を除去した後
の巻取1が台車32で搬入され、その巻取1をベーラー
35が所定高さに持ち上げた後、縦移動台42が図1に
示す所定の仕立て位置に移動して停止する。次いで、ベ
ーラー35が回転して巻取1を矢印A方向に回転させ、
本紙2の先端を下方に送り出す。その本紙2は、スクレ
ーパ46で案内され、作業テーブル44の支持面44a
の前を通って下方のベルトサンドコンベア80に送り出
されて、ニップされる。本紙2の先端がベルトサンドコ
ンベア80でニップされ、少し送られた時点でベーラー
35が停止し、巻取1も停止する。この時、巻取1から
繰り出された本紙は下端をベルトサンドコンベア80に
ニップされているため、適当なテンションをかけた状態
に保たれている。
【0023】次に、図3〜図6において、作業テーブル
44の支持面44aの吸引孔44bに真空が供給され、
本紙2を吸着保持する。次いで、仕立てユニット50
が、図3(a)に示す位置から左方向に移動を開始し、
主カッター52が本紙2の側縁近傍の切断開始位置とな
った時点で、主カッター52の円形カッター刃52aが
作業テーブル44に向かって前進し、図6(a)に示す
ように本紙2に切り込み、本紙2を切断してゆく。本紙
の切り離された先端側(屑紙)2aは、直ちに図6
(b)に示すように、低い側の第二支持面44abに吸
着保持され、巻取につながった側の本紙2bの表面より
も奥に引っ込んだ位置となる。仕立てユニット50が本
紙2を切断しながら移動する際、同時にテープ貼り部5
3とタブ貼り部55も動作して、両面テープ及びタブを
貼り付けてゆく。すなわち、図3(b)、図4に示すよ
うに主カッター52が本紙2を水平に切断してゆき、巻
取1につながっている側の本紙2bの紙端に、タブ貼り
部55がタブ15を貼り付け、テーブル貼り部54が両
面テープ14を貼り付けて行く。このタブ貼り付けの
際、図6(c)に示すように、切断された本紙の先端側
の部分2aは、低い支持面44abに吸着保持されてい
るため、タブ貼りパット61がタブ15を本紙2bの紙
端から一部を突出させた状態で貼り付けた際、そのタブ
15が切り離された側の本紙2aに接触して貼り付けら
れるということがなく、従って、本紙2bの紙端に支障
なくタブ15を貼り付けることができる。
【0024】以上のように、仕立てユニット50の一方
向(図3で左方向)への走行時に、本紙の切断、タブ貼
り、両面テープ貼りが並行して行われる。この仕立てユ
ニット50の走行途中で、サイドカッター53A、53
Bがそれぞれ、本紙2の対応する側縁に達した時に、仕
立てユニット50がその位置で一旦停止し、その位置で
サイドカッター53A又は53Bが本紙2の側縁を斜め
にカットする。以上により、本紙2を所定形状にカット
して紙継ぎ用の紙端を形成すると共に、その紙端にタブ
15及び両面テープ14が貼り付けられる。
【0025】その後、図1において、タブ貼り付け手段
75が作動して、タブ押えコロ76とブラシ77を巻取
1の外周に押し付け、また、支持面44aの真空吸着が
解除される。この状態で、ベーラー35が巻取1を矢印
Aとは反対方向に回転させ、支持面44a上に位置して
いた紙端を巻取1の外周上に巻き戻し、ブラシ77が本
紙2の先端部を巻取1の外周面に押し付けて、内部に空
気を押し出し、本紙2をその下の巻取表面に密着させ、
次いで、タブ押えコロ76がタブ15を押さえて、その
下の巻取表面に貼り付ける。以上により、巻取1が図1
5に示す形態に仕立てられる。また、これと並行して、
ベルトサンドコンベア80が切り離された側の本紙2a
を屑箱81に排出する。
【0026】次いで、ベーラー35が下降して仕立て済
の巻取1を下ろし、その下方に待機している台車32に
乗せ、台車32で巻取1を搬出する。以上で1回の仕立
て作業が終了する。以上のように、本実施例では、仕立
てユニット50の一方向への走行時に、本紙の切断、タ
ブ貼り、両面テープ貼りを並行して行うことができ、サ
イクルタイミを短縮し、生産性を上げることができる。
【0027】なお、上記実施例では、本紙2を主カッタ
ー52で切断した時、下側の切り離された本紙(屑紙)
2aを第二支持面44abに形成している吸着孔44b
による真空吸着のみで第二支持面44abに吸着される
構成としているが、支持面44aに形成した段差が大き
い場合等には、必要に応じ、切り離された本紙2aを適
当な押付手段で積極的に押して第二支持面44abに吸
着させる方法を採用してもよい。
【0028】図7はその押付手段の具体的な1例を示す
ものである。図7において、主カッター52の円形カッ
ター刃52aは支持台52bに保持され、その支持台5
2bはエアシリンダ等の押付手段52cに連結されてい
る。この支持台52bに円形カッター刃52aによる切
断位置よりも下方に位置するように、且つ円形カッター
刃52aの最先端とほぼ同じ位置に突出するように、弾
性を持ったフイルム85を取り付け、押付手段としたも
のである。このフイルム(押付手段)85は、円形カッ
ター刃52aが走行しながら本紙2を切断してゆく時、
その切断位置の下方の本紙を第二支持面44abに押し
付けており、これにより、切り離された側の本紙2aを
直ちに第二支持面44abに吸着保持させることができ
る。図8は押付手段の変形例を示すもので、この例で
は、円形カッター刃52aを保持した支持台52bに円
形カッター刃52aの進行方向の後ろに位置するように
取付具86を取り付け、それに弾性を持ったフイルム8
7を保持させ、押付手段としたものである。この例で
も、切断直後の本紙2aを直ちに第二支持面に吸着保持
させることができる。図9は更に他の変形例を示すもの
である。この例では、円形カッター刃の進行方向に関し
て後ろ側に、回転自在なローラ88と、それを第二支持
面44abに押し付けるエアシリンダを設け、押付手段
としたものである。この例でも、円形カッター刃が走行
しながら本紙2を切断してゆく時、その切断直後の本紙
2aをローラ88で支持面44abに押し付けて行くこ
とができる。
【0029】以上に、本発明を図15に示すパターンの
仕立てを行う場合に適用した実施例を説明したが、本発
明は、他のパターンでの仕立てを行う場合にも適用可能
であり、例えば、図10(a)に示すように、V型で頂
点にタブ4を1枚貼る仕立てパターンを形成する仕立て
装置では、それに用いる作業テーブルとして、図10
(b)に示すように、タブを貼る頂点部分及び斜辺に沿
って段差を有する支持面90aを備えた作業テーブル9
0を用いればよい。また、図11(a)に示すように、
V型の紙端に複数枚のタブ15を貼る仕立てパターンを
形成する仕立て装置では、図11(b)に示すようにV
型の斜辺に沿って段差を有する支持面92aを備えた作
業テーブル92を用いればよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の仕立て装置では、作業テーブルの支持面に、本紙の切
断位置に沿って、本紙の先端側が低くなる段差を形成し
たことにより、支持面に保持された本紙をカットした直
後に、そのカットで形成された紙端に対して支障なくタ
ブ貼り作業を行うことができ、このため、紙端のカッ
ト、タブ貼り、両面テープ貼りを並行して実施し、サイ
クルタイムの短縮を図ることができ、生産性を向上させ
ることができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による巻取の仕立て装置の概
略断面図
【図2】図1に示す仕立て装置を、一部部品を省略して
示す概略平面図
【図3】(a)、(b)は上記実施例における仕立て動
作を説明するもので、作業テーブル、本紙、仕立てユニ
ット等を仕立てユニットの後ろ側から見た概略背面図
【図4】作業テーブルに保持した本紙に対する仕立て動
作を示す概略斜視図
【図5】作業テーブルの概略断面図
【図6】(a)は作業テーブルに保持した本紙を切断す
る状態を示す概略断面図 (b)は切断直後の状態を示す概略断面図 (c)は切断後の紙端にタブを貼り付ける状態を示す概
略断面図
【図7】(a)は主カッター52及び本紙を作業テーブ
ルに押し付ける押付手段の一例を示す概略断面図 (b)は(a)のb−b矢視図
【図8】主カッター52及び本紙を作業テーブルに押し
付ける押付手段の他の例を示す概略平面図
【図9】本紙を作業テーブルに押し付ける押付手段の更
に他の例を示す概略断面図
【図10】(a)は巻取に対する仕立て形態の一例を示
す概略平面図 (b)はその仕立て形態の実施に使用する作業テーブル
の概略斜視図
【図11】(a)は巻取に対する仕立て形態の他の例を
示す概略平面図 (b)はその仕立て形態の実施に使用する作業テーブル
の概略斜視図
【図12】巻取に対する仕立て形態の一例及びそれに用
いるタブを示す概略平面図
【図13】図12に示す形態の仕立てを行うための仕立
て装置の概略断面図
【図14】〜は図13に示す仕立て装置における仕
立て動作を説明する概略平面図
【図15】巻取に対する仕立て形態の他の例及びそれに
用いるタブを示す概略平面図
【図16】図15に示す形態の仕立てを行うための仕立
て装置の概略断面図
【図17】〜は図16に示す仕立て装置における仕
立て動作を説明する概略背面図
【符号の説明】
1 巻取 2 本紙 2a 切り離された側の本紙(屑紙) 2b 巻取につながっている本紙 44 作業テーブル 44a 支持面 44aa 第一支持面 44ab 第二支持面 44b 吸引孔 50 仕立てユニット 51 横移動台 52 主カッター 52a 円形カッター刃 53A、53B サイドカッター 54 テープ貼り部 55 タブ貼り部 61 タブ貼りパッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取から繰り出した本紙を作業テーブル
    の支持面上に保持させ、その支持面に保持された本紙を
    カッターで切断して紙継ぎ用紙端を形成し、その紙端に
    タブ貼り部によってタブを、一部が紙端から突出するよ
    うに貼り付ける構成の巻取仕立て装置において、前記作
    業テーブルの支持面に、前記カッターによる本紙切断位
    置に沿って、本紙の先端側を低くした段差を形成してい
    ることを特徴とする巻取仕立て装置。
  2. 【請求項2】 前記作業テーブルの支持面の、段差を形
    成している両方の面に、本紙を吸着保持するための吸着
    孔を開孔させていることを特徴とする請求項1記載の巻
    取仕立て装置。
  3. 【請求項3】 前記カッターが、前記支持面に沿って走
    行する移動台に保持されており、その移動台には前記カ
    ッターで切断した本紙の先端側を、低い側の支持面に押
    し付ける押付手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1又は2記載の巻取仕立て装置。
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