JPH03112660A

JPH03112660A - 被印刷物のロールを準備する方法

Info

Publication number: JPH03112660A
Application number: JP24638990A
Authority: JP
Inventors: Josef Hammer; ヨーゼフ・ハンマー; Johann Oeschay; ヨーハン・エシヤイ
Original assignee: MAN Roland Druckmaschinen AG
Current assignee: Manroland AG
Priority date: 1989-09-19
Filing date: 1990-09-18
Publication date: 1991-05-14
Also published as: EP0418527A2; EP0418527A3; CA2025473A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、自動式のロール交換装置を備えた輪転印刷機
において用いるために、ウェブ状の被印刷物のロールを
準備する方法に関する。

従来の技術輪転印刷機では、紙のような被印刷物は被印刷物ウェブ
の形で印刷装置に供給される。この場合被印刷物ウェブ
はロールから繰り出され、このロールは、印刷機の紙進
入部に配置された装置（以下においては単にロール交換
装置と呼ぶ）に緊定されている。特に新聞紙印刷におけ
る、中断されることのない印刷の条件を満たすために、
繰り出された被印刷物ウェブロールと新しい被印刷物ウ
ェブロールとの交換は、有利には迅速交換方式で行われ
る。このためにロール交換装置は、少なくとも１つの直
接繰り出される第１の被印刷物ウェブロールと、この第
１の被印刷物ウェブロールの次に繰り出される第２の被
印刷物ウェブロールとを収容するための少なくとも２つ
の緊定装置と、被印刷物ウェブロールのうちの少なくと
も１つを駆動するための装置と、第１のロールの終端に
第２のロールの始端を自動的に接着させるだめの装置と
を有している。

第１のロールの終端と第２のロールの始端とを確実に接
着させることはしかしながら、その都度第２のロールが
適当な形式で準備されている場合にしか、可能でない。

ＥＰｏ　１２９２３８には、新たなロールを次々と準備
する方法が開示されている。まず初めロールの包装が開
けられて、外側の損傷した層が取り除かれた後で、ウェ
ブの縁部がまっすぐに切断される。次いで、外側の層に
おけるウェブの縁部が複数の接着ストリップを用いてし
っかりと接着される。この際に使用される接着ストリッ
プは接着側に、ストリップ長手方向に延びた非接着性の
中央区域と、その左右に位置する各１つの接着区域とを
有している。接着ストリップはロール縁部に向かって方
向付けられ、次のように、つまり、中央区域がウェブの
縁部に接触するように、そして一方の接着区域がロール
終端に、かつ他方の接着区域が外側の層のその隣に位置
する区分において接着するように、塗布される。

ロールがロール交換装置において緊定されると、接着ス
トリップの中央区域には、適当に設計された装置によっ
て、パーフォレーションが設けられ、これによって、古
いウェブの終端と新しいウェブの始端との接着時におけ
る接着ストリップの裂断が容易になる。

新しい被印刷物ウェブロールを準備するための上述の方
法には次のような欠点、つまり、ウェブの縁部が外側の
被印刷物ウェブ層における幾つかの箇所においてしかし
っかりと接着されないという欠点がある。これによって
、新しいロールを古いロールの繰り出し速度にまで加速
する際に、回転方向に基づいて、空気が新しいロールの
ロール始端の下に押し込まれ、ひいて゛はロール始端を
その下に位置するウェブ層から持ち上げてしまうことが
ある。このことは、接着動作中に新しいロールの制御不
能なふるまいが生じるということを意味しており、これ
によって、例えばロールが偏心的に回転する場合には、
不都合な早過ぎる接着が行われ、また接着の時点におい
て、ウェブの、ロールの全幅にわたって均一でない裂断
が生じてしまい、ひいては多量の反古紙が発生したり、
印刷運転に故障を来すことになる。

さらに別の欠点としては次のことが挙げられる。すなわ
ち公知の方法では、一方では被印刷物ウェブのパーフォ
レーション形成を回避し、かつ他方では接着ストリップ
に完全にパーフォレーションを形成するために、接着ス
トリップのパーフォレーション形成をその位置及び深さ
に関して正確に制御しなくてはならない。さらに、接着
ストリップは被印刷物ウェブの縁部と共に角隅を形成し
、接着動作時にすべての接着ストリップが均一に分離さ
れないと、前記角隅から被印刷物ウェブが裂断してしま
うことがある。またこれに関連して、ロール始端縁部が
繰り出し方向に対して直角に切断されていることも欠点
と見做すことができる。なぜならばこのようになってい
ると、すべてのパーフォレーションを必ず同時に裂断し
なくてはならないからである。そしてさもないと、多量
の反古紙が発生することになる。

発明の課題ゆえに本発明の課題は、繰り出し速度が高速の場合にも
、新しいロールの始端を確実かつ申し分なく、先行の残
留ウェブに接着することができるような、ロール交換装
置のための被印刷物ウェブロールの準備方法を提供する
ことである。

課題を解決するための手段この課題を解決するために本発明の方法では、輪転印刷
機のロール交換装置において用いられる被印刷物ウェブ
ロールを準備する方法において、ロール始端においてロ
ール始端縁部を、繰り出し方向に対して９０°の角度と
は異なった角度で切断し、長さ全体にわたって３つの区
域に分割されていて、そのうちの真ん中の区域が非接着
性に構成されていて、長手方向にパーフォレーションを
有している接着ストリップを、被印刷物ロールの全幅に
わたって塗布し、この際に、ロール始端が外側の被印刷
物ウェブ層にしっかりと接着し、かつロール始端縁部が
接着ストリップの真ん中の区域の内部に位置するように
し、ロール始端の外側表面に、接着面を形成するために
接着剤を塗布するようにした。

本発明の別の有利な方法は、請求項２〜８に記載されて
いる。

実施例次に図面につき本発明の詳細な説明する。

第１図には紙ロールｌが、被印刷物ウェブロールのため
の一例として図示されており、この被印刷物ウェブロー
ルは本発明によれば、輪転印刷機のロール交換装置への
挿入のために準備されている。繰り出された第１の紙ロ
ールに接着される紙ロールｌは、包装を開けられ、損傷
した紙層を取り除かれる。次いでロール始端２の縁部３
は、繰り出し方向とロール始端縁部３との間に角度ａが
形成されるように斜めに切断される。角度αは９０°よ
りも小さくなくてはならず、有利には６０゜〜８０°で
ある。次にロール始端縁部３は、ロールｌの幅全体にわ
たって配置されかつ特殊に構成された接着ストリップ４
で、その下に位置する外側の紙層８に接着される。

本発明において使用される接着ストリップ４は、３つの
区域５，６．７に分割されている（第２図）。これらの
区域のうち、一方の外側の区域５は両面接着性であり、
真ん中の区域６は非接着性であり、他方の外側の区域７
は片側だけが接着性を有するように構成されている。真
ん中の区域６は、ストリップ長手方向に延びるパーフォ
レーション９を有している。そして接着ストリップ４は
次のように、すなわち、真ん中の区域６がロール始端２
の縁部３に接触し、一方の接着区域５がロール始端２に
、かつ他方の接着区域７が外側の紙屑の隣接した区域に
接着するように、もたらされる。

縁部３を直角とは異なった角度で切断すること、ひいて
は接着ストリップ４を斜めに塗布することによって、接
着ストリップ４のパーフォレーション９はロール交換中
におけるロール接着時に、片側から確実に裂断される。

次いでロール始端２の外側表面は接着剤を有することに
なり、これによって、パーフォレーションの確実な裂断
を保証する接着面を形成することができる。つまり外側
表面は有利には接着ストリップ４から、繰り出し方向に
対して平行に延びている両面接着性のストリップ１０を
得るか、又は接着剤を面状に塗布される。この接着面に
は次いでロール接着時に、交換される残留ロールの終端
区分が押し付けられる。

ストリップ１０は、繰り出し方向に対して平行な方向と
は異なった、有利と見做されるいかなる方向において塗
布されてもよい。接着剤が面状に塗布される場合に、接
着ストリップ４の区域５は片面接着式に構成されていて
もよく、この場合には接着剤は区域５にも塗布されてい
る。

本発明の別の有利な実施例では、ストリップｌＯは、片
面接着性の区域５を備えた接瀦ストリップ５を同時に使
用した場合に、区域５においてパーフォレーションのす
ぐそばを延びているラインから塗布される。

上に述べたロール準備のすべての段階は、例えば接着ス
トリップスペンダのような手持ち式１具を部分的に用い
て手作業によって実施することもできるし、全自動式に
実施することも可能である。後者の場合にはロール交換
装置もしくは、個々の段階のための前置された複数又は
単数のステーションが、適当な形式で、例えば機械作動
式のカッタのような自体公知の装置を有している。

発明の効果自動式のロール交換装置を備えた輪転印刷機において使
用される、紙ロールｌ又はその他の印刷されるウェブ材
料のロールを、自動化可能に準備する本発明による方法
には、主として以下に記載のような利点がある：ロール始端２を接着するために使用される部分が、紙か
ら解離しない。

ロール始端２が規定された斜めの経過を有していること
によって、ロール接着時にロールｌの容易かつ正確な裂
断が保証されているロール始端がその下に位置するウェ
ブ層から持ち上がることに基づく誤った接着動作を、確
実に回避されている。

紙ｏ−ル始端１１ｔ１６３トハー７オレーション９とを
正確に合致させる必要がないので、接着ストリップ４の
接着剤のない区域６によって、接着準備を、簡単な手段
、場合によっては自動化可能な簡単な手段で迅速に実施
することができる。

ロールのすべての準備、特に接着面の準備を、簡単に自
動化することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による方法に基づいて準備された紙ロー
ルを概略的に示す斜視図、第２図は本発明において使用
される接着ストリップを概略的に示す断面図である。ｌ・・・ロール、２・・・ロールｊｉＨ１１，３・・・
ロール始端の縁部、４・・・接着ストリップ、５．６．
７・・・区域、８・・・紙層、９・・・パーフォレーシ
ョン、ＩＯ・・・ストリップえ］

Claims

【特許請求の範囲】１、輪転印刷機のロール交換装置において用いられる被
印刷物ウェブロールを準備する方法であって、ロール始端においてロール始端縁部を、繰り出し方向に
対して９０゜の角度とは異なった角度で切断し、長さ全体にわたって３つの区域に分割されていて、その
うちの真ん中の区域が非接着性に構成されていて、長手
方向にパーフォレーションを有している接着ストリップ
を、被印刷物ロールの全幅にわたって塗布し、この際に
、ロール始端が外側の被印刷物ウェブ層にしっかりと接
着し、かつロール始端縁部が接着ストリップの真ん中の
区域の内部に位置するようにし、ロール始端の外側表面に、接着面を形成するために接着
剤を塗布することを特徴とする、被印刷物のロールを準備する方法。２、接着ストリップの２つの外側の区域のうちの１つを
、両面接着性に構成し、両面接着性の区域がロール始端
に接着するように、接着ストリップを被印刷物ロールに
塗布する、請求項１記載の方法。３、ロール始端の外側表面に、接着ストリップによって
両面接着性のストリップを形成する、請求項１又は２記
載の方法。４、接着剤を、接着ストリップからロール始端の外側表
面に面状に塗布する、請求項１又は２記載の方法。５、ロール始端の外側表面を、ロール始端側においてパ
ーフォレーシヨンのすぐそばを延びているラインによっ
て、両面接着性のストリップを形成する、請求項１記載
の方法。６、ロール始端の外側表面に、ロール始端側においてパ
ーフォレーシヨンのすぐそばを延びているラインによっ
て、接着剤を面状に塗布する、請求項１記載の方法。７、両面接着性のストリップを、繰り出し方向に対して
平行に延びるように塗布する、請求項３又は５記載の方
法。８、角度ａが６０゜〜８０゜である、請求項１から７ま
でのいずれか１項記載の方法。