JP3158201B2 - スプライシング装置及びスプライシング方法 - Google Patents

スプライシング装置及びスプライシング方法

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康則 内川
光昭 植原
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オタリ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープとリーダー
テープとを粘着テープによって接合するためのスプライ
シング装置に関するものであり、特に長尺の磁気テープ
を所定の長さに巻き取る装置に用いて有用な装置であ
る。
【0002】
【従来の技術】市販のビデオテープ又はオーディオテー
プ等が巻き込まれたカセットテープの生産は、通常次の
ようにして行われる。まず、カセット内に予め設置され
たリーダーテープを切断し、その切断端と長尺の磁気テ
ープの一端とを粘着テープによって接合し、所定長さの
磁気テープを巻き取る。その後、巻き取った磁気テープ
を切断し、その切断端とリーダーテープのもう一方の切
断端とを粘着テープによって接合する。また、ハブに直
接リーダーテープを介して磁気テープを巻き込む方法も
行われている。
【0003】以上の生産工程において、磁気テープとリ
ーダーテープとの接合には、スプライシング装置が用い
られる。このスプライシング装置は、例えば特開昭52
−78405に開示されているものが知られている。こ
れは、リールから粘着テープを引き出し、その粘着テー
プを切断し、切断された粘着テープの切断片を吸着保持
し、この状態で粘着テープの切断片を突き合わされた状
態にある磁気テープとリーダーテープとの接合部に移動
させることによって接着させるものである。接着した後
は、吸着保持を解除し、元の位置に戻る。
【0004】しかし、この装置を用いた場合、磁気テー
プ及びリーダーテープと粘着テープとの間に空気が残っ
た状態、即ち気泡が発生した状態になり、接着力が弱く
なる。そこで、接着した粘着テープ上を走行するように
ローラを設けて、発生した気泡を取り除いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では、ローラが粘着テープ上を走行している間だけ
余分な時間が生じるという問題があった。そこで、本発
明は、ローラを走行させることなく、気泡を取り除くこ
とが可能なスプライシング装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明のスプライシング装置は、粘着テープを供
給する供給手段と、前記供給手段から供給された前記粘
着テープを所定の形状に切断する切断手段と、この切断
手段によって切断された粘着テープの切断片を保持する
保持面と、この保持面に設けた空気孔と、この空気孔の
空気圧を負圧状態と加圧状態とに切り替える空気圧設定
機構とを備えた保持手段と、この保持手段に保持された
前記粘着テープの切断片を移動させる移動手段とから構
成され、前記空気圧設定機構は、前記粘着テープを前記
切断手段で切断するときに前記空気孔を負圧状態にして
前記保持面に前記粘着テープを吸着固定するとともに、
前記粘着テープを突き合わされた状態にある磁気テープ
とリーダーテープに接着するときに、前記空気孔を加圧
状態にして、前記粘着テープの切断片によって接合する
ように構成した。
【0007】また、本発明のスプライシング方法は、粘
着テープによって、磁気テープとリーダーテープの突き
合わせ部分をスプライシングするスプライシング方法に
おいて、前記粘着テープを供給する工程と、供給された
前記粘着テープを所定の形状に切断する工程と、前記粘
着テープの切断片を保持する工程と、保持された前記粘
着テープの切断片を前記磁気テープと前記リーダーテー
プが突き合わされた位置まで移動させる工程と、前記磁
気テープと前記リーダーテープが突き合わされた部分に
前記粘着テープを貼る工程と前記粘着テープの切断片を
空気によって加圧することによって、前記粘着テープを
前記磁気テープと前記リーダーテープが突き合わされた
部分に押し当てる工程とから成る。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、供給手段が粘着テープを
供給し、供給された粘着テープを切断手段が所定の形状
に切断する。そして、空気圧設定手段が空気孔を負圧状
態にすることで粘着テープの切断片を保持面に保持す
る。次に、移動手段は、粘着テープの切断片を保持手段
に保持された状態で、磁気テープとリーダーテープとの
接合部まで移動させる。この移動によって、粘着テープ
は、磁気テープとリーダーテープとに接着される。粘着
テープが接着された時に、空気圧設定機構は、空気孔を
加圧状態にする。この加圧状態にすることで、粘着テー
プ上に圧力が加わり、磁気テープ及びリーダーテープと
粘着テープとの間に発生した気泡を取り除く。
【0009】
【実施例】以下図面をもとにして、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の一実施例であるスプラ
イシング装置の概略図である。円柱ブロック1は、基板
2に固定されており、長尺の粘着テープ3が巻回された
リール4を回動自在に保持している。回転ドラム5は、
略円柱形状を成しており、基板2に固定された図示しな
い回転駆動源によって間欠回転する。また、回転ドラム
5には、側面6に幾つかの空気孔7が設けられている。
さらに、回転ドラム5には、側面6を当分割するように
複数のスリット8が設けられている。カバー9は、回転
ドラムを覆うようにして基板2に固定されており、回転
ドラム5の当分割されたブロックの内、紙面に対して最
下端のブロック5aの空気孔7に通じるように孔9aを
備えている。また、カバー9には、ブロック5a以外の
ブロックの空気孔7につながるように孔9bを備えてい
る。空気圧設定機構10は、負圧状態と加圧状態とを切
り替え可能に構成されており、孔9aに接続され、ブロ
ック5aの空気孔7を負圧状態又は加圧状態にする。孔
9bには負圧源11が接続され、その他のブロックの空
気孔7を負圧状態にする。切断手段である切断刃12
は、図示しない往復駆動源によってスリット8の間を紙
面に対して垂直に往復駆動し、側面6に負圧源11によ
って吸着保持された粘着テープ3を切断する。ガイドロ
ーラ13は、基板2に固定されている。基板2は、移動
手段である往復駆動源14によって紙面に対して上下方
向に往復駆動する。
【0010】上記において、供給手段は、円柱ブロック
1と、回転ドラム5の負圧源11に接続されたブロック
の側面6と、これらのブロックに設けられた空気孔7
と、負圧源11と、回転ドラム5を間欠回転させる回転
駆動源とよって構成されている。供給手段は、この構成
で粘着テープ3を側面6に吸着保持し、回転ドラム5を
回転させることによって円柱ブロック1に保持されたリ
ール4から粘着テープ3を間欠的に引き出すようにして
供給する。また、回転ドラム5の側面6の内、最下端の
ブロック5aの側面が保持面6aとなる。そして、保持
手段は、保持面6aと、ブロック5aに設けられた空気
孔7と、空気圧設定機構10とから構成されている。
【0011】本装置の動作について、図1及び図2をも
とに説明する。図2は、本発明のスプライシング装置の
動作説明図である。まず、粘着テープ3は、基板2に固
定されたガイドローラ13を介して、回転ドラム5の側
面6に巻き付けられ、負圧源11及び空気圧設定機構1
0によって負圧状態になった空気孔7に吸着保持され
る。そして、切断刃12が粘着テープ3を幅方向に切断
する。次に、回転ドラム5が間欠回転して停止する。こ
の状態で、紙面に対して最下端に位置したブロック5a
には、長尺の粘着テープ3から離脱した切断片3aが吸
着保持されている。移動手段14によって基板2が矢印
15方向に移動することにより、先端を突き合わされた
状態にある磁気テープ16とリーダーテープ17との境
界上に、粘着テープの切断片3aを接着する。この接着
した位置で、空気圧設定機構10がブロック5aの空気
孔7を加圧状態にし、接着した粘着テープ3a上に空気
圧を印加する。その後、移動手段14が基板2をもとの
位置に戻す。この動作を繰り返すことにより、順次粘着
テープ3が接着されていく。
【0012】次に、本発明の他の実施例について図3を
もとに説明する。図3は、本発明の他の実施例であるス
プライシング装置の概略図である。ここで、上記の実施
例の各部材と同一のものは同符号を付し、説明は省略す
る。第1の円柱ブロック20は、長尺の粘着テープ3が
巻回されたリール4を回動自在に保持している。第2の
円柱ブロック21は、図示しない間欠回転する回転駆動
源に固定されており、第1の円柱ブロック20に保持さ
れたリール4から粘着テープ3を引き出し、巻き取って
いく。雄型ブロック22は、粘着テープ3の幅よりも若
干狭い幅の保持面23を持つブロック体で、移動手段で
ある往復駆動源24によって、紙面に対して上下に往復
駆動する。また、雄型ブロック22の保持面23には複
数の空気孔25が設けられており、その空気孔25には
空気圧設定機構10が接続されている。雌型ブロック2
6は、保持面23とほぼ同等の形状の孔27を持ったブ
ロック体で、図示しない基板に固定されている。また、
粘着テープ3は、孔27上を通過するように構成されて
いる。この構成で、雄型ブロック22が雌型ブロック2
6の孔27を通過することにより、粘着テープ3は保持
面23の形状に打ち抜くように切断される。
【0013】上記において、供給手段は、第1,第2の
円柱ブロック20,21及び図示しない回転駆動源によ
って構成されている。また、切断手段は、保持面23の
周囲の角28と、孔27の周囲の角29とによって構成
されている。保持手段は、空気圧設定機構10と、保持
面23と、空気孔25とから構成されている。
【0014】上記の構成で、本実施例のスプライシング
装置は、次のように動作する。まず、第2の円柱ブロッ
ク21が一定量回転することによって、粘着テープ3が
供給される。次に、雄型ブロック22が、移動手段24
によって矢印30方向に移動して孔27を通過する。こ
のとき、角28と角29とによって粘着テープ3は保持
面23の形状に切断される。そして、空気圧設定機構1
0は、空気孔25を負圧態にして切断された粘着テープ
3bを保持面23に吸着保持させる。雄型ブロック22
は、さらに矢印30方向へ移動し、磁気テープ16とリ
ーダーテープ17との境界位置へ粘着テープ3bを接着
する。このとき、空気圧設定機構10は、空気孔25を
加圧状態にして接着された粘着テープ3bに加圧空気を
印加する。その後、雄型ブロック22は元の位置へ戻
る。
【0015】本発明のスプライシング装置は、上記の実
施例に限定されるわけではなく、本発明の要旨の範囲内
で様々な形態をとることが可能である。即ち、粘着テー
プを所定の形状に切断し、切断された粘着テープを吸着
保持し、それを移動させて磁気テープとリーダーテープ
との境界位置に接着させ、そこで加圧空気を印加する構
成であれば、粘着テープの切断機構及び粘着テープの供
給機構はどのような機構でも構わない。
【0016】
【発明の効果】本発明のスプライシング装置は、切断さ
れた粘着テープを吸着保持し、それを移動させて磁気テ
ープとリーダーテープとの境界位置に接着させ、そこで
切断された粘着テープの吸着状態を加圧状態に切り替え
るように構成したため、磁気テープ及びリーダーテープ
と粘着テープとの間に発生する気泡を取り除くことが可
能となる。これによって、気泡を取り除くための機構が
不要となり、接着に要する時間も短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるスプライシング装置の
概略図である。
【図2】図1のスプライシング装置の動作説明図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例であるスプライシング装置
の概略図である。
【符号の説明】
1 円柱ブロック(供給手段) 3 粘着テープ 3a粘着テープの切断片 5 回転ドラム(供給手段及び保持手段) 6a保持面 7 空気孔 10 空気圧設定機構 12 切断手段 14 移動手段 16 磁気テープ 17 リーダーテープ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着テープを供給する供給手段と、前記
    供給手段から供給された前記粘着テープを所定の形状に
    切断する切断手段と、この切断手段によって切断された
    粘着テープの切断片を保持する保持面と、この保持面に
    設けた空気孔と、この空気孔の空気圧を負圧状態と加圧
    状態とに切り替える空気圧設定機構とを備えた保持手段
    と、この保持手段に保持された前記粘着テープの切断片
    を移動させる移動手段とから構成され、前記空気圧設定
    機構は、前記粘着テープを前記切断手段で切断するとき
    に前記空気孔を負圧状態にして前記保持面に前記粘着テ
    ープを吸着固定するとともに、前記粘着テープを突き合
    わされた状態にある磁気テープとリーダーテープに接着
    するときに、前記空気孔を加圧状態にして、前記粘着テ
    ープの切断片によって接合することを特徴とするスプラ
    イシング装置
  2. 【請求項2】 粘着テープによって、磁気テープとリー
    ダーテープの突き合わせ部分をスプライシングするスプ
    ライシング方法において、前記粘着テープを供給する工
    程と、供給された前記粘着テープを所定の形状に切断す
    る工程と、前記粘着テープの切断片を保持する工程と、
    保持された前記粘着テープの切断片を前記磁気テープと
    前記リーダーテープが突き合わされた位置まで移動させ
    る工程と、前記磁気テープと前記リーダーテープが突き
    合わされた部分に前記粘着テープを貼る工程と前記粘着
    テープの切断片を空気によって加圧することによって、
    前記粘着テープを前記磁気テープと前記リーダーテープ
    が突き合わされた部分に押し当てる工程から成ることを
    特徴とする磁気テープとリーダーテープとを接合するた
    めのスプライシング方法
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