JP2580352Y2 - スプライシング装置 - Google Patents

スプライシング装置

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JP2580352Y2
JP2580352Y2 JP1991076449U JP7644991U JP2580352Y2 JP 2580352 Y2 JP2580352 Y2 JP 2580352Y2 JP 1991076449 U JP1991076449 U JP 1991076449U JP 7644991 U JP7644991 U JP 7644991U JP 2580352 Y2 JP2580352 Y2 JP 2580352Y2
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JP
Japan
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adhesive tape
reel
tape
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substrate
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JP1991076449U
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JPH04137587U (ja
Inventor
彰成 西山
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オタリ株式会社
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、帯状体の被接合部材を
粘着テープによって接合するスプライシング装置に関す
るものであり、例えば、予めリーダーテープの設置され
たカセットに磁気テープを巻回する際に、磁気テープと
リーダーテープとを小片の粘着テープによって接合する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】市販のカセットテープを生産するには幾
つかの方法があるが、その1つに、予めリーダーテープ
が設置されたカセットに磁気テープを巻回していく方法
がある。この方法は次のようなものである。まず、カセ
ットからリーダーテープを引き出し、このリーダーテー
プを切断し、切断されたリーダーテープの一方の切断端
と巻き込む磁気テープの一端を接合し、カセット内のハ
ブを回転させることによって磁気テープを巻き込んでい
く。巻き込み終了後、磁気テープを切断し、先に切断し
たリーダーテープのもう一方の切断端と磁気テープのカ
セット側の切断端とを接合する。そして、カセットから
出た状態のリーダーテープと磁気テープとをカセット内
に巻き込むことにより、カセットテープが完成する。
【0003】ここで、上記方法の一工程である磁気テー
プとリーダーテープとの接合には、スプライシング装置
を用いる。この装置は、特開昭52−78405にて公
知のものである。これは、長尺に巻かれた粘着テープを
所定の長さに切断し、切断された粘着テープを磁気テー
プとリーダーテープの接合部に供給することによって接
合する装置である。また、この装置は、粘着テープが長
尺に巻かれたリールを回動可能に保持するリール保持手
段と、このリール保持手段と同一平面上に設けられ、粘
着テープを吸着保持し、回転することによって粘着テー
プを等間隔で間欠的に接着待機位置へ送り出す粘着テー
プ保持手段と、粘着テープ保持手段上に吸着保持された
粘着テープを切断する切断手段と、リール保持手段と粘
着テープ保持手段と切断手段とを、これらが固定されて
いる基板ごと移動させ、磁気テープとリーダーテープと
の接合部に接着待機位置にある切断された粘着テープを
接着させる移動手段とから構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】近年、新しく開発され
ているカセットテープは、予め設置しているリーダーテ
ープの長さが短くなってきている。
【0005】このことによって、カセットに磁気テープ
を巻き込む際に引き出されたリーダーテープが短くなる
ため、磁気テープやリーダーテープの切断、接合を行う
スペースが小さくなり、従来のスプライシング装置では
磁気テープとリーダーテープとの接合を行うことが困難
になってきている。
【0006】そこで、本考案のスプライシング装置は、
カセットに予め設置されたリーダーテープが短い場合の
ような狭い空間においても、容易に磁気テープとリーダ
ーテープとを接合することが可能なスプライシング装置
を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記の目的を達成するため
に、本考案のスプライシング装置は、粘着テープの巻回
されたリールを回動可能に保持するリール保持手段と、
前記リールから引き出された粘着テープを吸着保持し、
保持された前記粘着テープを間欠的に接着待機位置へ送
り出す粘着テープ保持手段と、この粘着テープ保持手段
に保持された粘着テープを切断する切断手段と、前記粘
着テープ保持手段を移動させ、前記切断手段に切断され
前記接着待機位置に送り出された粘着テープを被接合部
材に接着させる移動手段と、前記リール保持手段及び前
記粘着テープ保持手段の間に設けられ、前記粘着テープ
のパスの方向を変換するパス変換手段とを備え、前記リ
ール保持手段に保持された前記粘着テープのリールの回
転面と、前記移動手段によって移動する前記粘着テープ
保持手段の移動方向とが、予め設定された角度を持つよ
うに構成した。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、まず、リール保持手段に
保持されたリールから供給される粘着テープは、パス変
換手段によってパスの方向を換えられ、粘着テープ保持
手段に吸着保持される。保持された粘着テープは、切断
手段によって一定長に切断される。切断された粘着テー
プは、粘着テープ保持手段によって接着待機位置へ送り
出される。送り出された粘着テープは、移動手段が粘着
テープ保持手段を移動させることにより、被接合部材に
接着される。
【0009】以下図面をもとにして、本考案の実施例に
ついて説明する。
【0010】図1は、本考案の一実施例であるスプライ
シング装置の概観図である。
【0011】リール保持手段1は、円柱形状を成してお
り、第1の基板2に固定されている。リール3は、円筒
形状を成しており、その外周に長尺の粘着テープ4を巻
回している。そして、リール3は、リール保持手段1に
回動可能に保持されている。この回動は、リール3の内
周がリール保持手段1の外周よりも若干大きく成ってい
ることにより達成される。ここで、3aはリール3の回
転面を表わす。また、粘着テープ4は、一方に粘着面4
aを持つテープである。パス変換手段5は、円柱45°
の傾斜面5aを持つ形状を成しており、第1の基板2に
固定されている。このパス変換手段5に巻付けられた粘
着テープ4は、傾斜面5a上で90゜方向を変換させら
れる。方向を変換させられた粘着テープ4は、第1の基
板2に設けられた孔2aを通過して、第1の基板2の下
方へ導かれる。粘着テープ保持手段6は、円柱形状を成
した吸着手段7と、図示しない回転手段とから構成さ
れ、第2の基板8に取り付けられている。ここで、第2
の基板8は、第1の基板2に空間9を設けた位置に直角
に固定されている。吸着手段7は、空間9に設置され、
外周に複数の吸着面7aを持っている。この吸着面7a
には、図示しない幾つかの通気口が開けられており、こ
の通気口から空気を吸引することによって、粘着テープ
4を吸着させる。また、複数の吸着面7aの間には、各
々溝7bが設けられている。図示しない回転手段は、吸
着手段7を間欠的に回転させる。切断手段10は、第1
の基板2に固定された往復駆動源11と、この往復駆動
源11に固定され往復駆動するカッター棒12と、カッ
ター棒12の先端に取り付けられたカッター刃13とか
ら構成されている。この切断手段10は、第2の基板8
に設けた穴8aを介して、カッター刃13を往復駆動さ
せることにより、吸着手段7上に吸着された粘着テープ
4を一定長の粘着テープ4bに切断する。このとき、カ
ッター刃13は、吸着手段7に設けられた溝7bを通過
する。移動手段14は、往復駆動する移動ブロック15
を持ち、移動ブロック15に固定された第1の基板2を
矢印16,17の方向に移動させる。
【0012】以上が構成である。次に図1に基づいて動
作について説明する。
【0013】まず、リール保持手段1に保持されたリー
ル3から粘着テープ4を引き出し、パス変換手段5、第
1の基板2の孔2aを介して、粘着テープ保持手段6の
吸着手段7に吸着させる。このとき、粘着テープ4はパ
ス変換手段5によって90゜方向を換えられる。また、
粘着テープ4がパス変換手段5に接触する面は、滑り易
くするために、粘着面4aではない方を選ぶ。次に、吸
着手段7に保持された粘着テープ4は、切断手段10に
よって一定長に切断される。切断された粘着テープ4b
は、吸着手段7に吸着保持された状態で、図示しない回
転手段が吸着手段7を切断された粘着テープ4bの長さ
分だけ回転することにより、接着待機位置7cへ送り出
される。そして、移動手段14が第1の基板2を矢印1
6の方向へ移動させることにより、予め設置されている
被接合部材である磁気テープ18とリーダーテープ19
との境界20を中心にして、粘着テープ4bは接着され
る。次に、移動手段14は、第1の基板2を矢印17の
方向へ移動させることにより最初の位置に戻る。
【0014】この後、切断手段10が粘着テープ4を切
断し、吸着手段7が回転し、移動手段14が第1の基板
2を矢印16の方向へ移動させることを繰り返すことに
より、連続して被接合部材に接着テープ4bを接着する
ことができる。
【0015】このようにして、一端と一端とを付き合わ
せた状態の磁気テープ18とリーダーテープ19との境
界20上に、一定長に切断された粘着テープ4bを接着
することにより、磁気テープ18とリーダーテープ19
とを接合していく。
【0016】本考案の他の実施例について図2をもとに
説明する。図2は、本考案の他の実施例であるスプライ
シング装置の概観図である。図2において、図1と同等
のものについては、各々同一符号を付している。また、
ここでは、最初の実施例との重複を避けるため、異なる
部分だけの説明とする。
【0017】まず、リール保持手段1の固定位置を、第
1の基板2の上面2bから下面2cへ移す。そして、パ
ス変換手段5の固定位置を、第1の基板2から第2の基
板8へ移す。また、第1の基板2の下面2cにテープガ
イド21を設ける。この状態で、リール保持手段1にリ
ール3を取り付けると、重力によって落下してしまうた
め、キャップ22によってリール3を保持する。このキ
ャップ22をリール保持手段1に取り付ける方法は、ネ
ジ込み式でも、ワンタッチのはめ込め式でも良い。ま
た、切断手段10は、第2の基板8に取り付ける。しか
し、スペースさえ許せば、第1の基板2に取り付けても
構わない。
【0018】以上の構成で、この実施例のスプライシン
グ装置は、次のように動作する。まず、リール保持手段
1に保持されたリール3から引き出された粘着テープ4
は、テープガイド21、第2の基板8に設けた図示しな
い孔、パス変換手段5を介して、吸着手段7に吸着保持
される。ここで、パス変換手段5は、図1と同様に、傾
斜面5a上で粘着テープ4の方向を90°変換する。そ
して、図1の実施例と全く同様に、切断手段10が粘着
テープ4を切断し、吸着手段7が回転し、移動手段14
が第1の基板2を矢印16の方向へ移動させることしに
より、被接合部材に接着テープ4bを接着する。
【0019】本考案は、上記の実施例に限定されるわけ
ではなく、本考案の要旨の範囲内で様々な形態をとるこ
とができる。
【0020】例えば、上記の実施例では、リール保持手
段1を第1の基板2の上面2bに固定する場合と、下面
2cに固定する場合とを示したが、新たに基板を側面に
設け、そこにリール保持手段を固定してもよい。また、
第2の基板8の吸着手段7が取り付けられている反対側
の面に固定しても良い。但し、これらの場合には、方向
を2回変換する必要が生じてくるので、パス変換手段5
を2つ設けなければならない。
【0021】さらに、本実施例では、第1の基板2と第
2の基板8との角度を90°に設定したが、リール3の
入れ替え及び保守を容易にするために、他の角度、例え
ば120゜等に設定してもよい。
【0022】また、本実施例では、被接合部材として磁
気テープとリーダーテープとを取り上げたが、写真フィ
ルム、リボンテープ等、他の帯状体にも使用して有用で
あることは言うまでもない。
【0023】
【考案の効果】本考案のテープ巻き込み装置は、上記の
ように、パス変換手段を備えることにより、粘着テープ
保持手段とリール保持手段との間に90°又はそれ以外
の角度を設けることが可能となり、小さいスペースで被
接合部材を接着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるスプライシング装置の
概略図である。
【図2】本考案の他の実施例であるスプライシング装置
の概略図である。
【符号の説明】
1 リール保持手段 3 リール 3a回転面 4 粘着テープ 5 パス変換手段 6 粘着テープ保持手段 7c接着待機位置 10 切断手段 14 移動手段 18 磁気テープ(被接合部材) 19 リーダーテープ(被接合部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着テープの巻回されたリールを回動可
    能に保持するリール保持手段と、前記リールから引き出
    された粘着テープを吸着保持し、保持された前記粘着テ
    ープを間欠的に接着待機位置へ送り出す粘着テープ保持
    手段と、この粘着テープ保持手段に保持された粘着テー
    プを切断する切断手段と、前記粘着テープ保持手段を移
    動させ、前記切断手段に切断され前記接着待機位置に送
    り出された粘着テープを被接合部材に接着させる移動手
    段と、前記リール保持手段及び前記粘着テープ保持手段
    の間に設けられ、前記粘着テープのパスの方向を変換す
    るパス変換手段とを備え、前記リール保持手段に保持さ
    れた前記粘着テープのリールの回転面と、前記移動手段
    によって移動する前記粘着テープ保持手段の移動方向と
    が、予め設定された角度を持つことを特徴とするスプラ
    イシング装置。
JP1991076449U 1991-06-18 1991-06-18 スプライシング装置 Expired - Lifetime JP2580352Y2 (ja)

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JPH04137587U JPH04137587U (ja) 1992-12-22
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CN102366776B (zh) * 2011-09-28 2013-07-17 安徽永钰过滤器有限公司 过滤器支撑中心管板材送料装置

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