JPH11171049A - 車両荷箱の扉構造 - Google Patents

車両荷箱の扉構造

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JPH11171049A
JPH11171049A JP34333797A JP34333797A JPH11171049A JP H11171049 A JPH11171049 A JP H11171049A JP 34333797 A JP34333797 A JP 34333797A JP 34333797 A JP34333797 A JP 34333797A JP H11171049 A JPH11171049 A JP H11171049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両荷箱の扉構造において、扉を全開するため
の操作スペースを大幅に減幅することができるばかりで
なく、中扉のみを扉として単独使用することにより、小
口の搬入扉として貨物の目的に応じて好適に使用するこ
と。 【解決手段】貨物自動車等の車両に載置する荷箱の扉構
造において、後部門口1を開閉する扉は複数枚の扉2、
3、6に分割され、そのうちの少なくとも1枚以上の扉
2、3は後部門口1縁部に対して回動自在に螺着され、
残りの扉6は前記回動自在な扉2に平行な面と門口の口
面に沿ってスライド自在な扉である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物自動車等の車
両に載置する荷箱の扉構造に関し、特に、荷箱後部の門
口に設けられる観音開き式扉と併設して好適な車両荷箱
の扉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、貨物自動車等の車両後方やトレー
ラに架装される貨物輸送用荷箱において、貨物搬入用の
門口には車両の輸送目的に応じて各種の扉が装着されて
いるが、通常、後部門口には観音開き式の扉が使用され
る。すなわちこの扉は、図12に示すように、2枚の扉
101、102が荷箱103の後部門口104両側壁後
端縁にヒンジ105、106をもって開閉自在に軸承さ
れている。扉101、102の周囲にはガスケット10
7が巡らされている。2枚の扉101、102の中央側
の縁部近くには、それぞれロックロッド108、109
が保持具110,111により回転自在に保持されてい
る。ロックロッド108,109にはこれらを回転させ
るためのハンドル112,113とこれらを掛け止める
ためのハンドル掛け金装置114、115が設けられ、
図には示されてはいないが、ハンドル掛け金装置11
4、115に施錠して、ハンドル112,113を施錠
することが出来る。
【0003】ロックロッド108,109の先端にはカ
ム116,117が設けられていて、扉101,102
が閉ざされており、ハンドル112,113がハンドル
掛け金装置114,115に掛け止められているとき、
これらカム116,117がカムキーパ118,119
に食い込んで、梃子作用により、観音扉101,102
を荷箱の後部門口104の周囲にガスケット107を介
して強く押し付け、気密性を保持する。ハンドル11
2,113を扉面に沿って回動させてハンドル掛け金装
置114,115から外し、更にハンドルの回動により
ロックロッド108,109回転させると、カム11
6,117がカムキーパ118、119から外れると共
に、開きにくくなっている扉をカムの梃子作用で無理矢
理に少し開き、開きやすくなった後はハンドルを操作者
が手前に引いて、扉を開く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この貨物自動車の観音
開き式扉構造には、荷箱内の貨物に風雨、塵埃等の浸入
を防止する気密構造を付与すること、また、貨物輸送中
の不慮の荷動きに対し荷重に耐える強度を付与するこ
と、貨物の盗難や紛失を防ぐロック装置を備えること、
更に、貨物積み降ろし時の作業効率を改善すること、等
々使用上便利なものが要望されていて、これらの要望は
上記構造によりほぼ満たされている。しかしながら、扉
101,102は、荷役時には、後部門口104に蝶着
された左右の扉101,102をヒンジ105,106
の軸芯を中心にして270度回転させてから、荷箱の側
壁に沿わせてこれらの扉を係止した状態で、貨物の積み
降ろしを行っている。このような構造上の理由から、扉
の回転軌跡を確保するために、荷役作業を行う場合、荷
箱の両側に少なくとも回転する扉の横幅分だけの空間を
専有することになり、広い空間を使用する開閉動作は歩
行者や走行車の妨げになる虞もある。しかしながら、配
送先においてこれだけの広い荷役スペースを確保するこ
とに限界を生じる場合がある。
【0005】このような欠陥を補うための従来例の後部
観音式扉を、図13及び図14を参照して説明する。後
部門口を閉じている観音開き式扉は、右扉121、中扉
122及び左扉123から構成され、これら3つの扉は
荷箱の後部門口104の横幅を3分の1に分割された横
幅をもっている。このうち、左扉123と中扉12はヒ
ンジ124、例えば、ラバーヒンジなどで一体に連結さ
れると共に、屏風のように折り畳み可能になっている。
扉のロック装置は、中扉122と右扉121の重合端寄
りにロックロッド108,109がそれぞれ配設され、
これらロックロッドの両端部に形成されたカム116,
117と、後部門口104に固定されたカムキーパ11
8,119の係り合いによってロックされている。
【0006】しかし、このように構成された観音開き式
扉は、各扉の横幅が図12に示されるものと比べて狭い
ので、上記従来例よりも開閉動作に広いスペースを必要
としないという利点は得られるが、ロックロッド10
8,109のハンドル112,113によって中扉12
2を開閉するという操作において、ロックロッド109
を回転させると中扉122が外方に開かれると同時に、
折り畳み操作せねばならず、かつ、中扉122を折り畳
むガイドレールが後方に突出することとなるなど、利便
性が得られないという問題がある。
【0007】このように、日常使用する中扉の開閉に
は、中扉の横幅分の回転スペースが必要となる。本発明
は、上記問題点に鑑み、これらの問題を解決するために
案出したものであって、その課題とするところは、門口
を3枚以上の扉で閉じる観音開き式扉において、扉を全
開するための操作スペースを大幅に減幅することができ
るばかりでなく、中扉のみを扉として単独使用すること
により、小口の搬入扉として貨物の目的に応じて好適に
使用することのできる観音扉を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の本発明の目的を達
成するために、請求項1に係る発明では、貨物自動車等
の車両に載置する荷箱の扉構造において、後部門口を開
閉する扉は複数枚に分割され、そのうちの少なくとも1
枚は後部門口縁部に対して回動自在に螺着され、残りの
扉は前記回動自在な扉に平行な面と門口の口面に沿って
スライド自在な扉であることを特徴とする車両荷箱の扉
構造が提供される。請求項2に係る発明では、請求項1
に記載の発明において、後部門口の両縁部にそれぞれ扉
を回動自在に螺着し、その内の一方の扉には該扉に平行
な面と門口の口面に沿ってスライド自在な扉を設けたこ
とを特徴とする車両荷箱の扉構造が提供される。請求項
3に係る発明では、請求項2に記載の発明において、扉
に平行な面と門口の口面に沿ってスライド自在な扉が設
けられた回動自在な扉は、後部門口に向かって右側の扉
であることを特徴とする車両荷箱の扉構造が提供され
る。請求項4に係る発明では、請求項1に記載の発明に
おいて、後部門口の両縁部にそれぞれ扉を回動自在に螺
着し、それらの扉には、それぞれこれら扉に平行な面と
門口の口面に沿ってスライド自在な扉をそれぞれ設けた
ことを特徴とする車両荷箱の扉構造が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施の形態を、図
面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る車両
荷箱の扉構造を示す正面図である。詳細は後述するが、
この実施の形態の概略を説明する。この実施の形態で
は、車両荷箱の後部門口1に3枚の扉を設けたものであ
り、門口の左右には、右扉2と左扉3が配置され、これ
ら右扉2と左扉3は後部門口1の側縁で回動自在に支持
される支持部材4に、ヒンジ5をもって開閉自在に軸承
されていて、これらは、観音扉式に開閉する。これら2
枚の扉の間には中扉6が配置され、この中扉6は、開く
ときに右扉2背面にスライドして格納される。すなわ
ち、方形の後部門口1は、中央に位置する中扉6、右側
の右扉2、左側の左扉3からなる3枚の扉により閉じら
れている。右扉2と左扉3の幅寸法は、中扉6より幅狭
に設計され、それぞれ中央側寄りにロックロッド7,8
が図には示されていない保持具により回動自在に取り付
けられ、その上を化粧カバー9で覆っている。
【0010】このロックロッド7,8の上下端には、従
来例と同様カム116、117が設けられ、右扉2,左
扉3が閉塞しているとき、これらのカム116、117
が後部門口1の周囲に設けられたカムキーパ118、1
19に食い込んでこれら右扉2,左扉3を閉じた状態で
ロックする。ハンドル112、113を回転させてハン
ドル掛け金装置114、115より外し、更に回転させ
ると、カムとカムキーパとの関わりが外れる。中扉6に
は、該中扉6の上端と下端に図示されていないワイヤー
式ラッチ錠が1基装着され、これらラッチ錠は中扉6の
正面側下方に埋め込まれたロック操作部10のハンドル
にワイヤーを介して連結され、ここでロックの解錠操作
を行うことができる。ロック操作部10のハンドルを操
作して、このラッチを解錠状態にして中扉6を右方にス
ライドさせると、中扉6は右扉2の後面に収納されると
同時にラッチ錠が再度ロックされて中扉6が格納状態に
置かれるようになっている。
【0011】右扉2と左扉3の後部門口1両側に沿って
支持部材4が固定されている。この支持部材4は、固定
片と回動片の2片からなるヒンジの一方の回動片の機能
を有しており、後部門口1に固定されたヒンジの他方の
固定片をこの扉支持部材の切欠部にヒンジピンにより連
結されているので、左右の扉はピンを中心にして外方に
270度回転可能になっている。なお、ヒンジ部分の詳
細な構造は後に述べる。また、3枚の扉の内、中扉6を
スライドさせると、後部門口1の中央部にハンドル操作
部を残して全体のおよそ1/3を開口することができ
る。更に、右扉2と左扉3とを外方に回動して、門口を
全開すれば、狭い荷役スペースでも作業を行うことがで
きる。
【0012】次に、本発明の更なる詳細な説明を、図面
を用いて行う。図2は、後部門口1から、3枚の扉を取
り外した状態を示す平面図である。又、図3は図1にお
けるAーA線に沿って切断した断面図である。後部門口
1を構成する上枠材11の中央部の下面に中央走行レー
ル12を下方に垂下延設している。図4は、中扉6の構
造を示す正面図、図5はその平面図、図6は図4のAー
A線に沿って切断した断面図、図7はその背面図であ
る。中扉6は、アルミ製中空の押出型材を使用したパネ
ル19を有する。
【0013】パネル19の上端には、転動部20が設け
られ、転動部20のステー21には縦方向に回転する走
行ローラ13と水平方向に回転する上ガイドローラ16
が回転自在に設けられている。パネル19の下端には、
転動部22が設けられ、転動部22のステー23には下
ガイドローラ24が回転自在に設けられている。パネル
19の上端と下端にはワイヤー式ラッチ錠25が装着さ
れ、これらラッチ錠25は中扉6の正面側下方に埋め込
まれたロック操作部10のハンドルにワイヤー251を
介して連結され、ここでロックの解錠操作を行うことが
できる。中扉6は閉ざされた位置と右扉2内に収納され
ているとき、ラッチ錠25により動作がラッチされ、例
えば、中扉6が閉塞状態にあるとき、ロック操作部10
のハンドルを操作して、このラッチを解錠状態にして中
扉6を右方にスライドさせると、中扉6は右扉2の後面
に収納されると同時にラッチ錠が再度ロックされて中扉
6が格納状態に置かれるようになっている。図5に示さ
れているように、パネル19の右端側には鈎状の係止部
26が形成されているが、該係止部26の機能について
は、後に述べる。
【0014】この実施の形態では、中扉6はアルミ製中
空の押出型材を使用したパネルを用いているが、これを
通常の厚板やサンドイッチパネルで構成することもでき
る。また、左扉3及び右扉2の面体をアルミ押出形材あ
るいはサンドイッチパネルで形成することができる。図
3から分かるように、L形状の中央走行レール12の水
平面を、中扉6の上部に取り付けた走行ローラ13が転
動する。後部門口1を構成する下枠材14の中央部には
下中央ガイドレール15を設けており、この中を下ガイ
ドローラ24が転動する。なお、この中央走行レール1
2と下中央ガイドレール15は、中扉6が、中央部分を
左右にスライドする時に中扉6の転動部の走行をガイド
するものであるから、中扉6の幅に対応する長さを有す
る。
【0015】図3から分かるように、前記中央走行レー
ル12の後方に設けられ、中扉6の上部に設けられてい
る上ガイドローラ16をガイドする上ガイドレール17
の断面は逆U字型を有する。この上ガイドレール17は
上枠材11に沿って設けられた補強部材18の下面に沿
って設けられている。中扉が荷箱の幅方向に走行或いは
格納される位置は、荷箱の前後方向において、左右扉に
対しその厚さ分だけ前方に設けられる。なお、12’
は、中扉6の上縁から浸入する雨水をブロックするため
のガスケットである。
【0016】図8は、図1のB−B矢視線に沿った門口
の縦断面図である。右扉2は、図1において、中扉6を
格納していないが、この図では、格納状態を図示してい
る。右扉2の背面上端部には、逆W字形状の扉上ガイド
レール27と逆L字形状の扉上走行レール28が取り付
けられている。また、背面下端部には、扉下ガイドレー
ル29が取り付けられている。中扉6が閉じられた状態
から、開かれるときは、上下の転動部の各ローラは、後
部門口1の上枠材11と下枠材14に設けられた中央走
行レール12と下中央ガイドレール15から、この延長
上にある前記右扉2の背面上下端部に設けた扉上走行レ
ール28と扉上ガイドレール27、扉下ガイドレール2
9へと走行ローラ13,上ガイドローラ16,下ガイド
ローラ24の転動によりスライドし、右扉2内に格納さ
れる。内装板30は、右扉2の裏側に中扉6を収容する
間隔を空けて設けられるが、図8では、内装板30は扉
上ガイドレール27と扉下ガイドレール29の端面間に
背面を覆って張設されている如く示されている。なお、
図8において、39、40は右扉2の周囲に設けられた
ガスケットである。
【0017】図9は、図1のC−C線に沿う左扉の横断
面を示す。左扉3の左端側を構成する扉側枠材31に固
着された扉支持部材32は、後部門口1の柱材をなす縦
枠材33に固着した図1に示すヒンジ5の一方の固定片
に対しピン34を介して蝶着自在なヒンジの他方の回動
片として形成されており、この扉側枠材31の切欠き部
35(図1に示す)に縦枠材33側のヒンジ固定片が嵌
め合わされ、中心線を共通にする貫通孔にピン34を挿
入すると、左扉3は後部門口1の縦枠材33に回転自在
に蝶着される。左扉3の中央寄りには外側にロックロッ
ドが保持具36を介して回動自在に取り付けられ、その
上を化粧カバー9で覆っている。中央側端部には内側長
手方向に沿って中扉6の閉じる方向のスライドを規定す
る停止板37が固着されている。
【0018】図10は、図1のD−D矢視線に沿う右扉
2の横断面を示す。右扉2は、アルミ製中空押出型材か
らなり、左端側には鈎状の停止部38が形成され、中扉
6を閉じる時、中扉6側の係止部26と係合して、中扉
6のスライド或いは揺動等を規制する。
【0019】図11は、荷役を終了し門口を閉じて中扉
6をロックするラッチ錠25との1例として、ロック操
作部において使用することができるロック装置の一例を
示す分解斜視図である。図中252は門口上枠材に取り
付けるストライカーを示す。図11において、(a)は
ラッチ錠25がストライカー252と係合していない状
態すなわち中扉6の開閉途中の状態にある時を示す。こ
の状態では、ロック板253の凹部254が口を開け
て、ストライカー252との係合を可能にしている。
【0020】この状態からストライカー252が矢印方
向に進行し、凹部254内に侵入すると、ロック板25
3を時計方向に回動せしめ、ストライカー252はロッ
ク板253の凹部254と支持板255の凹部256に
はまり込む。このとき、ラッチ257はロック板253
の段部258に係合し、(b)に示すようにストライカ
ー252を各凹部内にラッチする。ロック装置からスト
ライカーを外すときは、ロック操作部10のハンドルを
回動し、ワイヤー251を下方に引っ張るとラッチ25
7と段部258との係合が外れ、ロック板253の回動
が自由になるので、ストライカー252を(b)におい
て矢印方向に移動させると、各凹部254,256とス
トライカー252との係合が外れ、ラッチ錠25は
(a)の状態に戻る。
【0021】なお、ラッチ錠25はこの他、落し錠であ
っても、スナッチロックであっても、埋め込み式のロッ
ク操作部に連結して使用することが出来る。上記実施の
形態は、右扉2、左扉3を観音式開閉扉とし、中扉6を
右扉2内にスライドさせる、3枚扉方式を採用したが、
例えば、右扉と左扉を観音式の開閉扉とし、これらの扉
に各々スライド格納されるスライド扉を設けて、4枚扉
構成とすることもできる。このような実施の形態では、
各扉の横幅が第一の実施の形態のものより狭いので、開
閉時の扉の横幅占有寸法をこれよりも狭くすることが出
来る。
【0022】また、上記第一の実施の形態では、中扉を
右扉内にスライドさせる構成を採っているが、中扉を左
扉方向にスライドさせる構成を採ることもできる。さら
に、左右の扉のいずれか一方の扉を後部門口側縁におい
て回転自在に設けるとともに、1枚ないし複数枚の扉を
スライドさせて回転扉内に収納させるとともに、後部門
口を閉じるときには、回転扉を以て後部門口を塞ぎ、更
に1枚乃至複数枚の扉をスライドさせて後部門口を閉塞
させるような構成を採ることもできる。
【0023】以上、本発明を上述の実施の形態により説
明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が
可能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排
除するものではない。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1乃至請求項4に記載の発明では、門口を3枚以上
の扉で閉じる観音開き式扉において、扉を全開するため
の操作スペースを大幅に減幅することができるばかりで
なく、観音開き式の扉を閉じたまま、スライド式の中扉
のみの開閉で内部の貨物を出し入れするとき、小口の搬
入扉として貨物の目的に応じて好適に使用することが出
来るほか、貨物の出し入れ時に観音式扉の開閉がないた
め、従来のように扉の回転によるスペースを全く必要と
せず、せまいスペースでの貨物の積み降ろし作業の円滑
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る車両荷箱の扉構造を示す
正面図である。
【図2】図2は、後部門口1から、3枚の扉を取り外し
た状態を示す平面図である。
【図3】図3は、図1のA−A矢視線に沿った門口の縦
断面図である。
【図4】図4は、中扉6の構造を示す正面図である。
【図5】図5は、中扉6の構造を示す平面図である。
【図6】図6は、図4のAーA線に沿って切断した断面
図である。
【図7】図7は、中扉6の構造を示す背面図である。
【図8】図8は、図1のB−B矢視線に沿った門口の縦
断面図である。
【図9】図9は、図1のC−C線に沿う左扉の横断面を
示す。
【図10】図10は、図1のD−D矢視線に沿う右扉の
横断面を示す。
【図11】図11は、ラッチ錠の一例を示す分解図であ
る。
【図12】図12は、従来の車両荷箱の扉構造を示す後
部正面図である。
【図13】図13は、従来の別の車両荷箱の扉構造を示
す後部正面図である。
【図14】図14は、図13に示す従来例の動作説明図
である。
【符号の説明】
1・・・・・後部門口 2・・・・・右扉 3・・・・・左扉 4・・・・・支持部材 5・・・・・ヒンジ 6・・・・・中扉 7・・・・・ロックロッド 8・・・・・ロックロッド 9・・・・・化粧カバー 10・・・・・ロック操作部 11・・・・・上枠材 12・・・・・中央走行レール 12’・・・・ガスケット 13・・・・・走行ローラ 14・・・・・下枠材 15・・・・・下中央ガイドレール 16・・・・・上ガイドローラ 17・・・・・上ガイドレール 18・・・・・補強部材 19・・・・・パネル 20・・・・・転動部 21・・・・・ステー 22・・・・・転動部 23・・・・・ステー 24・・・・・下ガイドローラ 25・・・・・ラッチ錠 26・・・・・係止部 27・・・・・扉上ガイドレール 28・・・・・扉上走行レール 29・・・・・扉下ガイドレール 30・・・・・内装板 31・・・・・扉側枠材 32・・・・・扉支持部材 33・・・・・縦枠材 34・・・・・ピン 35・・・・・切欠き部 36・・・・・保持具 37・・・・・停止板 38・・・・・停止部 39・・・・・ガスケット 40・・・・・ガスケット 101・・・・・観音開き式扉 102・・・・・観音開き式扉 103・・・・・荷箱 104・・・・・後部門口 105・・・・・ヒンジ 106・・・・・ヒンジ 107・・・・・ガスケット 108・・・・・ロックロッド 109・・・・・ロックロッド 110・・・・・保持具 111・・・・・保持具 112・・・・・ハンドル 113・・・・・ハンドル 114・・・・・ハンドル掛金装置 115・・・・・ハンドル掛金装置 116・・・・・カム 117・・・・・カム 118・・・・・カムキーパ 119・・・・・カムキーパ 121・・・・・右扉 122・・・・・中扉 123・・・・・左扉 124・・・・・ヒンジ 251・・・・・ワイヤー 252・・・・・ストライカー 253・・・・・ロック板 254・・・・・凹部 255・・・・・支持板 256・・・・・凹部 257・・・・・ラッチ 258・・・・・段部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貨物自動車等の車両に載置する荷箱の扉構
    造において、 後部門口を開閉する扉は複数枚に分割され、そのうちの
    少なくとも1枚は後部門口縁部に対して回動自在に螺着
    され、残りの扉は前記回動自在な扉に平行な面と門口の
    口面に沿ってスライド自在な扉であることを特徴とする
    車両荷箱の扉構造。
  2. 【請求項2】後部門口の両縁部にそれぞれ扉を回動自在
    に螺着し、その内の一方の扉には該扉に平行な面と門口
    の口面に沿ってスライド自在な扉を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の車両荷箱の扉構造。
  3. 【請求項3】扉に平行な面と門口の口面に沿ってスライ
    ド自在な扉が設けられた回動自在な扉は、後部門口に向
    かって右側の扉であることを特徴とする請求項2に記載
    の車両荷箱の扉構造。
  4. 【請求項4】後部門口の両縁部にそれぞれ扉を回動自在
    に螺着し、それらの扉には、それぞれこれら扉に平行な
    面と門口の口面に沿ってスライド自在な扉をそれぞれ設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の車両荷箱の扉構
    造。
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