JPH11170636A - ロール紙およびその位置検出方法 - Google Patents

ロール紙およびその位置検出方法

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JPH11170636A
JPH11170636A JP34751597A JP34751597A JPH11170636A JP H11170636 A JPH11170636 A JP H11170636A JP 34751597 A JP34751597 A JP 34751597A JP 34751597 A JP34751597 A JP 34751597A JP H11170636 A JPH11170636 A JP H11170636A
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JP
Japan
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roll paper
mark
position detection
detecting
recorded
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JP34751597A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Yasui
恒夫 安井
Kazuhiko Matsuda
和彦 松田
Masashi Suzuki
正史 鈴木
Hiromoto Kondo
博大 近藤
Akira Sagou
朗 佐郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置にて使用される、連続用紙を
巻回したロール紙2において、経済性及び画質を損なう
ことなくロール紙2の種々の管理、特に残量管理を容易
に行うことができるロール紙2、及びロール紙2の位置
検出方法を提供する。 【解決手段】 ロール紙2は、画像形成装置に備えられ
た検出手段6によって、繰り出されたロール紙2の位置
が検出可能であり、位置検出後に光照射装置7により消
去可能な光消去性インクによって記録された位置検出用
マーク4をロール紙2の側端部5に有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
いて使用するロール紙及びロール紙の位置検出方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、コピー機等の画像形成
装置に用いる記録媒体の一つとして、連続用紙を巻回し
たいわゆるロール紙がある。特に、例えば、JIS P
0138のA列1番以上等の大判サイズの用紙に画像
を形成することができる画像形成装置においては、連続
用紙を巻回したいわゆるロール紙を使用する装置がほと
んどである。
【0003】これらのロール紙を用いる場合、ロール紙
の残量が不明であると、画像形成中にロール紙の終端部
に達してしまい、それまでに形成した画像を廃棄せざる
を得ず、経済性に問題がある。そこで、従来のロール紙
は残量管理のため、ロール紙の側端部の終端部から一定
の位置まで予め着色により帯状のマークを施し、これを
目視あるいは検出器により検出して、終端位置にあるこ
とを使用者にわかるようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なマークはわかりやすいよう画像形成面側に付けられた
ものが多く、そのマークが画像と重なってしまい、外観
上問題となることがあった。また、該マークが画像形成
面と反対側の面に付けられた場合でも、薄手の用紙や透
明あるいは半透明のフィルムの場合は、上記マークが画
像形成面より透けて見え、やはり外観上問題がある。
【0005】特に、大判サイズの用紙の場合、残量が不
明であると無駄の程度が大きいが、上記のようなマーク
があっても、各々の画像形成時に使用する用紙量が多
く、かつ使用量(使用長さ)が異なるため、正確な残量
がわからないと、すべて記録できるか否かを判断するこ
とができなかった。また、大判サイズの用紙を用いて形
成した画像は、展示用や、背面より光を透過して看板等
に用いることが多いため、上記のようなマークが画像に
重なる、あるいは背面より透けると、画像としても価値
が全く失われるなど外観上の問題は極めて大きい。
【0006】さらに、画像形成の作業効率の向上や画像
形成の自動管理を押し進めるに当たっては、ロール紙の
残量管理のみではなく、ロール紙全体の長さの管理や使
用されるロール紙の材質や大きさの自動選別をすること
が望まれているが、従来のロール紙ではこれらに十分対
応できなかった。
【0007】そこで、本発明は、経済性及び画質を損な
うことなくロール紙の種々の管理、特に残量管理を容易
に行うことができるロール紙、及びロール紙の位置検出
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明のロール紙は、画像形成装置に
て使用される、連続用紙を巻回したロール紙であって、
前記画像形成装置に備えられた検出手段によって、繰り
出されたロール紙の位置が検出可能であり、位置検出後
に光照射により消去可能な光消去性インクによって記録
された位置検出用マークを有している。
【0009】上述のように、光消去性インクによって記
録されたマークを位置検出用マークとして使用すること
により、たとえ画像形成面側に位置検出用マークが記録
されていても、位置検出後に光照射により該マークを消
去でき、形成された画像に影響を及ぼすことがない。従
って、予めロール紙の残量を確認してから画像形成を行
うため、残量不足によってロール紙の終端部付近で画像
が途切れることなく、かつ最大限用紙を利用することが
でき経済的である。
【0010】また、画像形成時には、上記位置検出用マ
ークは消去されるているため、ロール紙の所望の位置に
該マークを記録させ、自在な位置検出を行わせることが
可能になる。従って、例えば、無人で画像形成装置を作
動させておき、所定量の用紙使用後、装置を自動停止さ
せる時などにも好適である。
【0011】また、上記位置検出用マーク自体に特徴を
もたせることにより、さらに多様なロール紙の管理を行
うことができる。例えば、請求項2に記載したように、
前記位置検出用マークをロール紙に関する情報を記録し
たものとしてもよい。ロール紙に関する情報としては、
例えば、ロール紙の材質、ロール紙の大きさ、ロール紙
の使用量や残量等が挙げられる。このような情報を前記
位置検出用マークと兼用して記録し、画像形成時に前記
位置検出用マークを読み取り可能な構成を有すれば、ロ
ール紙の情報を容易に得られ、該情報に応じてロール紙
の管理を適切に行うことができる。
【0012】なお、前記位置検出用マークとしては、請
求項3に記載したように、ロール紙の少なくとも一方の
面の始端から終端に至るまで、一定間隔の位置検出用マ
ークが記録されているのが好ましい。
【0013】一定間隔に記録された位置検出用マークを
順次読み取っていくことにより、ロール紙の位置検出が
単純な構成で可能になり、また、ロール紙の搬送による
誤差等の影響が少なくなってより正確に位置検出を行う
ことができる。
【0014】さらに、請求項4記載の発明のロール紙の
位置検出方法は、画像形成装置にて使用される、連続用
紙を巻回したロール紙の位置を検出するロール紙の位置
検出方法であって、ロール紙に光消去性インクによって
記録された位置検出用マークを検出手段によって検出す
ることにより、繰り出されたロール紙の位置を検出し、
その後光照射により該位置検出用マークを消去するもの
である。
【0015】上述のように、上記位置検出用マークは、
光消去性インクによって記録され、ロール紙の位置を検
出した後、光照射により該位置検出用マークを消去する
ため、形成された画像に影響を与えることがない。従っ
て、該位置検出用マークを検出手段によって検出するこ
とにより、繰り出されたロール紙の位置を検出し、従
来、終端部のみでしか行えなかった位置検出をロール紙
全域で実施することが可能になり、ロール紙全体の長さ
管理をする事ができる。それ故、本発明は、例えば、ロ
ール紙の残量確認や、無人で画像形成装置を作動させて
おき、所定量の用紙使用後装置を自動停止させる時など
に好適である。
【0016】特に大判サイズの画像を形成する際には、
ロール紙全体の長さ管理をすることにより、記録途中の
画像が途切れることなく、かつ用紙を最大限利用するこ
とができる。
【0017】また、請求項5に記載したように、上記ロ
ール紙の位置検出方法は、前記位置検出用マークに、ロ
ール紙に関する情報が記録され、画像形成装置に設けら
れた読取手段により、前記ロール紙に関する情報を読み
取ることが可能であるものであってもよい。
【0018】上述のように、ロール紙の情報を読み取る
ような方法を採用することにより、例えば、ロール紙の
材質、ロール紙の大きさ、ロール紙の使用量等の該ロー
ル紙の様々な情報を容易にかつ確実に得ることができ、
さらに該情報に応じてロール紙の管理を適切に行うこと
ができる。
【0019】本発明のロール紙の位置検出方法は、請求
項6に記載したように、前記ロール紙の少なくとも一方
の面の始端から終端に至るまで位置検出用マークが一定
間隔に記録され、検出手段によって検出された該位置検
出用マークの数を、記憶手段により記憶することによ
り、ロール紙の位置を検出する方法であることが好まし
い。
【0020】一定間隔に記録された位置検出用マークを
検出手段により順次読み取り、該位置検出用マーク数を
カウンター等の記憶手段により記憶することにより、ロ
ール紙の位置検出を簡単に行うことができ、また、ロー
ル紙の搬送による誤差等の影響が少なくなってより正確
に位置検出を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を一層
明確にするため、本発明の好適な実施例を図1〜図4を
参照して説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記
の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術
的範囲に即する限り、種々の様態で実施できる。
【0022】図1は、本実施例に係るロール紙1の斜視
図である。当該ロール紙1は、連続用紙(以下、用紙と
略する。)2を巻回したものであり、上記用紙2の非画
像形成面3の一方の側端部に線状の位置検出用マーク
(以下、マークと略することもある。)4が、一定間隔
毎に上記用紙2の始端から終端に至るまで記録されてい
る。
【0023】上記位置検出用マーク4は、光照射により
消去できる光消去性インクで印刷されたものであり、上
記実施例では、このようなインクとして、クリスタルバ
イオレットラクトン、P−オキシ安息香酸プロピル及び
ステアリルアルコールからなるインクを用い、凸版印刷
の一種であるフレキソ印刷により印刷している。
【0024】上記ロール紙1は、通常一般に記録媒体と
して用いられる合成紙等の用紙あるいは透明あるいは半
透明のフィルムを巻回したものであればよい。
【0025】上記位置検出用マーク4の形状、サイズ、
個数は、検出が可能であれば特に限定されず、対象とす
る画像のサイズ等に応じて、適宜設定すればよいが、例
えば、上記実施例のように同一マークを一定間隔毎に上
記用紙の始端から終端に至るまで記録する場合、A1サ
イズを対象とする連続用紙であれば、縦1mm、横10
mm程度の線状の位置検出用マークを50mm程度の一
定間隔毎に記録してもよい。
【0026】また、上記位置検出用マーク4自体そのも
のがロール紙1の位置や残量等の情報を表すものであっ
てもよいし、該マークが、ロール紙1の材質、ロール紙
1の大きさ(長さ、幅)等の情報も合わせて記録したも
のであってもよい。位置検出用マーク4が位置検出のた
めの対象物としての役割と、ロール紙1に関する情報提
供手段としての役割を併有することにより該ロール紙1
の管理がより一層容易になる。
【0027】例えば、上記情報提供手段として、上記位
置検出用マーク4をバーコードとし、コンピューター等
の電子制御回路の処理を容易に適用させることができる
ようにして、検出をバーコードリーダー等によって行っ
てもよい。
【0028】上記位置検出用マーク4の記録位置は、検
出が可能であれば特に限定されず、用紙2の非画像形成
面側にあっても、画像形成面側にあってもよく、さら
に、両面にあってもよく、またロール紙1面上のどの位
置にあってもよい。さらに、上記位置検出マーク4は、
その記載された情報の内容や対象とする画像のサイズ等
によって、記録位置を適宜選択すればよく、例えば上記
実施例のように単純な形状のマークを一定間隔毎に記録
し、その検出数を積算することによって、位置検出を行
ってもよいし、位置検出用マーク4自体そのものがロー
ル紙1の位置や残量等の情報を表すものであれば、概ね
一定間隔程度に記録する等して、該マークの内容を読み
取るようにすればよい。後者の場合、ロール紙1の始端
から終端までの全域ではなく、ある位置から終端部より
の部分にのみ位置検出用マーク4を記録してもよい。
【0029】また、必要に応じて、2種以上のマークを
用いてもよく、位置検出用マーク4の他に、位置検出目
的以外のロール紙1のサイズ等の情報のみを有するマー
クを併用してもよい。その場合、位置検出目的以外の情
報のみを有するマークは、例えばロール紙1の始端への
記録し、ロール紙1の管理の基準とすることができる。
【0030】上記位置検出用マークを形成するインク
は、光照射により消色できる光消去性インクであり、消
色後の画像形成に影響のないものであれば特に限定はさ
れず、例えば、電子供与性呈色性有機化合物(1)、揮
発性あるいは昇華性のフェノール性水酸基を有する化合
物(2)、およびこれら(1)、(2)の化合物による
呈色反応を減感する不揮発性物質(3)の3種から構成
される着色料を含有するインクが挙げられる。
【0031】上記着色料は、有機化合物(1)に化合物
(2)が作用して、電子供受反応(呈色反応)が起こる
一方、物質(3)により呈色反応における発色機能が低
減されて発色の度合いが調整される。化合物(2)は揮
発性あるいは昇華性であるために、赤外線等の光照射に
より減少し、消色する。上記化合物(1)〜(3)とし
て、例えば(1)クリスタルバイオレットラクトン、
(2)P−オキシ安息香酸プロピル、(3)ステアリル
アルコールが挙げられ、これらを(1):(2):
(3)=1:2:5の割合で配合後、80℃に加温して
溶解、混合し着色料を得る。この着色料20重量部、5
%メチルセルロース水溶液70重量部、酢酸ビニルエマ
ルジョン10重量部の割合で配合し、均一に混合撹拌し
て橙色を呈する光消去性インクを得ることができる。
【0032】なお、本発明に用いる光消去性インクは、
消色後、そのバインダー成分等の含有成分により画像形
成に影響のないものである必要があり、消色後、残留し
た含有成分上に画像形成しても、形成される画像の形態
がインクのない用紙上と比較して変化しないものであれ
ば、画像形成面側に位置検出用マーク4を記録でき、好
適である。
【0033】本発明において、位置検出用マーク4の記
録方法は、特に限定はなく、通常凸版印刷、グラビア印
刷、スクリーン印刷等の方法が用いられる。
【0034】次に、図2は、本実施例に係るロール紙1
の位置検出方法を示す概略図である。
【0035】ロール紙1の非画像形成面3の側端部5の
始端から終端に至るまで一定間隔毎に、光消去性インク
によって記録された位置検出用マーク4は、それぞれ画
像形成装置内に設置された検出手段6によってに検出さ
れる。即ち、検出手段6の検出位置に位置検出用マーク
4が現れると、上記検出手段6のセンサ(図示せず)が
反応する。その後、該マークは赤外線等の光照射装置7
により光照射され、消去される。
【0036】位置検出用マーク4の検出により、ロール
紙1の位置を認識する方法としては、本実施例では、ロ
ール紙1を画像形成装置への設置後、画像形成前に、一
度ロール紙1を始端から終端まで搬送して全ての位置検
出用マーク4を検出し、その総数を画像形成装置に備え
られた記憶手段により記憶した後、ロール紙1を初期状
態に戻し、通常のロール紙搬送過程において検出した位
置検出マーク4の数を上記記憶手段により記憶して、両
者の数の比較によりロール紙の位置検出を行う方法を用
いている。上記の全マーク数検出時には、マーク4が検
出後も光照射装置7により光消去されないようにする。
【0037】上記検出手段6としては、ロール紙1に記
録された位置検出用マーク4を認識して検出できるもの
であれば特に限定はなく、例えば一対のLEDからなる
発光素子及び受光素子からなる光反射式センサ等の検出
器が用いられる。
【0038】上記実施例においては、位置検出マーク4
の数の計測により位置検出を行うが、該マーク自体その
ものがロール紙1の位置や残量等を表すものであっても
よく、その場合検出手段は、位置検出用マーク4に記録
された情報を読み取り可能なものである必要がある。
【0039】また、位置検出用マーク4が、ロール紙1
の材質、ロール紙1の大きさ(長さ、幅)等の情報を記
録したものであってもよい。このようにすることによ
り、位置検出用マーク4が位置検出のための対象物とし
ての役割と、ロール紙1に関する情報提供手段としての
役割を併有することにより該ロール紙1の管理がより一
層容易になるが、この場合も検出手段6は、位置検出用
マーク4に記録された情報を読み取り可能なものである
必要がある。
【0040】例えば、上記情報提供手段として、上記位
置検出用マーク4をコンピューター等の電子制御回路に
よる処理が容易に適用できるバーコードとした場合、検
出手段をバーコードリーダー等の情報を読み取れる検出
器とし、上記位置検出用マーク4から得られる情報を読
み取り、装置の公知の制御手段に送る構成としてもよ
い。
【0041】上記検出手段6は、画像形成装置内の位置
検出用マーク4が検出が可能な位置に設置される。位置
検出用マーク4の記録位置がロール紙1により変動する
場合は、検出手段を複数設けてもよい。例えば、該マー
クがロール紙1の非画像形成面側あるいは画像形成面側
のいずれに記録されていても対応できるよう、ロール紙
1を挟んで対向する2箇所に上記検出手段を設け、必要
に応じて切り替えて使用してもよい。
【0042】上記実施例のように単純な形状の位置検出
用マーク4を一定間隔毎に記録したロール紙1を対象と
する場合、図2に示すように、検出手段6は、該マーク
4を検出できるもののみでよいが、複数種の位置検出用
マークを検出する場合、あるいは位置検出用マークの他
に、位置検出用以外のロール紙のサイズ等の情報のみを
有するマークを併用する場合は、それぞれに対応した検
出手段を設ける必要がある。
【0043】上記実施例では、ロール紙1の位置を認識
する方法として、ロール紙の画像形成装置への設置後、
画像形成前に、一度ロール紙1を始端から終端まで搬送
して全ての位置検出用マークを検出してその総数を、画
像形成装置に備えられた記憶手段により記憶し、ロール
紙1の位置検出の基準としているが、位置検出目的以外
の情報のみを有するマーク、例えばロール紙1の長さに
関する情報を有するマークをロール紙1の始端への記録
して、ロール紙1の使用開始時に、検出手段により情報
を読み取り、これを基準とし、その後上記実施例と同様
に位置検出用マークの数を記憶手段を用いて積算し、ロ
ール紙1の位置検出を行うこともできる。さらに、ロー
ル紙1の長さに関する情報は、画像形成装置に備えられ
た記憶手段に予め、手動あるいは自動で入力されるもの
であってもよい。
【0044】上記記憶手段は、検出したマーク4の数を
記憶し、この情報を画像形成装置に備えられた公知の表
示手段に表示、あるいは画像形成装置に備えられた公知
の制御手段に送ることができるものであれば特に限定さ
れず、例えば、カウンター等が挙げられる。また、検出
手段6によりロール紙1に関する他の情報が得られる場
合、それらの情報も合わせて記憶し、処理できるもので
あってもよい。
【0045】上記光照射装置7は、上記実施例において
は赤外線照射装置を用いているが、ハロゲンランプでも
よく、上記位置検出用マーク4を消去できる波長の光を
照射できるものであれば特に限定されず、位置検出用マ
ーク4を記録する光消去性インクの種類に応じて選択す
ればよい。その設置位置は上記検出手段6と同様位置検
出用マーク4を消去可能な位置に設置され、設置数も複
数であってもよい。
【0046】図3は、本発明に使用される画像形成装置
としてのプリンタ8の概略構成を示す図である。
【0047】図3に示すように、プリンタ8はキャスタ
9により移動可能に構成されたフレーム10を備え、そ
のフレーム10内には次のような部材が配設されてい
る。まず、上部に記録ヘッド11が設けられ、その下方
にプラテンローラ12が対向配置されている。プラテン
ローラ12の斜め下方には、ロール紙1が収納部13に
収納されている。なお、ロール紙1はそのセンター棒1
4をプラテン12と平行にした状態で回転自在に収納さ
れている。ロール紙1を構成する用紙2はローラ15を
介してプラテンローラ12とローラ16との間に導かれ
る。ここで、ローラ15は、用紙2を予め巻回された方
向とは逆方向に湾曲させ、その用紙2の巻き癖を矯正し
ている。
【0048】ローラ16から記録ヘッド11近傍に至る
プラテンローラ12周囲には、その外周面に沿って湾曲
したガイド板17が設けられ、プラテンローラ12とロ
ーラ16との間に導かれた用紙2は、ガイド板17に沿
って搬送されて記録ヘッド11の下方を通過する。な
お、記録ヘッド11の上下流には、用紙2をプラテンロ
ーラ12上に押しつけるプレッシャローラ18、19が
設けられている。また、プラテンローラ12の下流側に
はカッター20が設けられ、用紙2は該カッター20を
通過してフレーム10外に排出される。
【0049】さらに、検出器21が、位置検出用マーク
4を検出できるようロール紙1と対向して設置され、ロ
ーラ15からローラ16に至る用紙2の搬送経路には光
照射装置として赤外線ランプ22が設置されている。ま
た、ローラ18の上流側のプラテンローラ12との対向
位置には、エンドセンサ23がそれぞれ配置されてい
る。この場合、エンドセンサ23は用紙2の終端を検出
するためのものであり、装置の不具合等により、上記検
出器21が、上記用紙2に記録された位置検出用マーク
を検出できない場合に、該用紙2の終端を検出し、装置
を停止させるためのものである。
【0050】また、図4は図3における画像形成装置の
主要構成部を示した概略図であり、位置検出用マーク4
を用紙2の側端部の画像形成面に記録した場合の様子を
示している。
【0051】なお、本発明のロール紙1の位置検出手段
を備える画像形成装置としては、上記実施例のようなプ
リンタのみならず、ファクシミリ装置やコピー機等を構
成する画像形成部として採用されるものも含まれる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明のロール紙によれば、光消去性インクによ
って記録されたマークを位置検出用マークとして使用す
ることにより、画像形成面に位置検出用マークが記録さ
れていても、位置検出後に光照射により該マークを消去
でき、形成された画像に影響を及ぼすことがない。従っ
て、予めロール紙の残量を確認できるため、ロール紙の
終端部付近で画像が途切れることなく、かつ最大限用紙
を利用することができ経済的である。
【0053】また、画像形成時には、上記位置検出用マ
ークは消去されるため、ロール紙の所望の位置に該マー
クを記録させ、自在な位置検出を行わせることが可能に
なる。従って、例えば、無人で画像形成装置を作動させ
ておき、所定量の用紙使用後、装置を自動停止させる時
などにも好適である。
【0054】請求項2記載の発明のロール紙によれば、
位置検出用マークをロール紙の材質、ロール紙の大き
さ、ロール紙の使用量や残量等のロール紙に関する情報
を記録したものとすることにより、このような情報を前
記位置検出用マークと兼用して記録し、画像形成時に前
記位置検出用マークを読み取り可能な構成を有すれば、
ロール紙の情報を容易に得られ、該情報に応じてロール
紙の管理を適切に行うことができる。
【0055】例えば、ロール紙の追加にあたって間違い
なく追加のロール紙を選択できる、あるいは複数種のロ
ール紙を扱う装置において、所望のロール紙を容易かつ
正確に選択できる等の利点がある。
【0056】請求項3記載の発明のロール紙によれば、
前記位置検出用マークとして、ロール紙の少なくとも一
方の面の始端から終端に至るまで、一定間隔に記録され
た位置検出用マークを用いることにより、ロール紙の位
置検出が単純な構成で可能になり、また搬送による誤差
等の影響が少なくなってより正確に位置検出を行うこと
ができる。
【0057】また、請求項4記載の発明のロール紙の位
置検出方法によれば、上記位置検出用マークは、光消去
性インクによって記録され、ロール紙の位置を検出した
後、光照射により該位置検出用マークを消去するため、
形成された画像に影響を与えることがない。従って、位
置検出用マークを検出手段によって検出することによ
り、繰り出されたロール紙の位置を検出し、従来、終端
部のみでしか行えなかった位置検出をロール紙全域で実
施することが可能になり、ロール紙全体の長さ管理をす
る事ができる。それ故、例えば、ロール紙の残量確認
や、無人で画像形成装置を作動させておき、所定量の用
紙使用後、装置を自動停止させる時などに好適である。
また、特に大判サイズの画像を形成する際には、ロール
紙全体の長さ管理をすることにより、画像が途切れるこ
となく、かつ用紙を最大限利用することができる。
【0058】請求項5記載の発明によれば、上記ロール
紙の位置検出方法において、前記位置検出用マークに、
ロール紙に関する情報が記録され、ロール紙の情報を読
み取るような方法を採用することにより、例えば、ロー
ル紙の材質、ロール紙の大きさ、ロール紙の使用量等の
該ロール紙の様々な情報を容易にかつ確実に得ることが
でき、さらに該情報に応じてロール紙の管理を適切に行
うことができる請求項6記載の発明によれば、上述のロ
ール紙の位置検出方法において、一定間隔に記録された
位置検出用マークを検出手段により順次読み取り、該位
置検出用マーク数をカウンター等の記憶手段により記憶
することにより、ロール紙の位置検出を簡単に行うこと
ができ、また、ロール紙の搬送による誤差等の影響が少
なくなってより正確に位置検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るロール紙の斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係るロール紙の位置検出方法
を示した概略図である。
【図3】本発明に使用されるプリンタの概略構成を示す
図である。
【図4】図3におけるプリンタの主要構成部を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ロール紙 2 連続用紙(用紙) 3 非画像形成面 4 位置検出用マーク 5 ロール紙の側端部 6 検出手段 7 光照射装置 14 センター棒 21 検出器 22 赤外線ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 博大 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内 (72)発明者 佐郷 朗 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置にて使用される、連続用紙
    を巻回したロール紙であって、前記画像形成装置に備え
    られた検出手段によって、繰り出されたロール紙の位置
    が検出可能であり、位置検出後に光照射により消去可能
    な光消去性インクによって記録された位置検出用マーク
    を有することを特徴とするロール紙。
  2. 【請求項2】 前記位置検出用マークに、ロール紙に関
    する情報を記録したことを特徴とする請求項1記載のロ
    ール紙。
  3. 【請求項3】 前記ロール紙の少なくとも一方の面の始
    端から終端に至るまで、一定間隔の位置検出用マークが
    記録されていることを特徴とする請求項1または2記載
    のロール紙。
  4. 【請求項4】 画像形成装置にて使用される、連続用紙
    を巻回したロール紙の位置を検出するロール紙の位置検
    出方法であって、ロール紙に光消去性インクによって記
    録された位置検出用マークを検出手段によって検出する
    ことにより、繰り出されたロール紙の位置を検出し、そ
    の後光照射により該位置検出用マークを消去することを
    特徴とするロール紙の位置検出方法。
  5. 【請求項5】 前記位置検出用マークに、ロール紙に関
    する情報が記録され、画像形成装置に設けられた読取手
    段により、前記ロール紙に関する情報を読み取ることが
    可能であることを特徴とする請求項4記載のロール紙の
    位置検出方法。
  6. 【請求項6】 前記ロール紙の少なくとも一方の面の始
    端から終端に至るまで位置検出用マークが一定間隔に記
    録され、検出手段によって検出された該位置検出用マー
    クの数を、記憶手段により記憶することにより、ロール
    紙の位置を検出することを特徴とする請求項4または5
    記載のロール紙の位置検出方法。
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