JPH11170629A - 複数行を同時に印字可能な印字ヘッドを有するプリンタ及びその制御方法 - Google Patents

複数行を同時に印字可能な印字ヘッドを有するプリンタ及びその制御方法

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JPH11170629A
JPH11170629A JP9339858A JP33985897A JPH11170629A JP H11170629 A JPH11170629 A JP H11170629A JP 9339858 A JP9339858 A JP 9339858A JP 33985897 A JP33985897 A JP 33985897A JP H11170629 A JPH11170629 A JP H11170629A
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JP9339858A
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Inventor
Mitsuaki Teradaira
光明 寺平
Yoshiaki Kinoshita
禄章 木下
Yuji Kawase
裕司 川瀬
Toshiaki Koike
利明 小池
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同時に複数行分の印字を可能とする印字ヘ
ッドを有するプリンタにおいて、該印字可能行数以下の
印字データに対する印字速度を向上させる。 【解決手段】 複数行分の印字エレメントを駆動する
ための2値情報を格納する複数の印字バッファに順次ホ
ストから送信された印字データを展開する。印字バッフ
ァは、各行の2値情報が展開されている間は展開中とい
う状態となるが、各行について展開が終わると印字可能
という状態となる。一方、印字バッファの印字がされて
いる間は、印字中という状態になり、印字が終わると印
字終了という状態となる。印字データの最初の行が展開
されると印字処理が起動されるため、印字開始までの待
ち時間を短縮することができ、展開処理と印字処理が並
行して実行されるため印字速度を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ及びその
制御方法に関する。特に、同時に複数行の印字ができる
印字ヘッドを有するプリンタであって印刷を指令してか
ら実際に印刷が開始されるまでの時間が短かく、かつ、
全体として高速な印字が可能なプリンタ及びその制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日のプリンタの普及はめざましく、さ
まざまな業種や分野でプリンタは必須の電子機器の一つ
となっている。プリンタは一般にはホストと呼ばれるコ
ンピュータなどに接続され、ホストに記録されたり、入
力されたりした情報を印刷するために用いられる。たと
えばPOS関連の分野では、ホストに記録・入力された
金額や商品名などの情報を即座に高速にプリンタによっ
て印刷して精算書、納品書、領収書などを印刷し、すぐ
に顧客に渡したいという要望がある。
【0003】一方、安価で高速な印刷ができるものとし
て、シリアルドットマトリックス方式のプリンタがあ
る。このプリンタの印字ヘッドには縦1列あるいは縦複
数列に複数のインクノズルやワイヤ(以下「印字エレメ
ント」という。)が配置される。印字ヘッドを印字エレ
メントの配置と垂直な横方向に移動すると並行してこれ
らの複数の印字エレメントを、駆動するか否かの2値情
報に基いて選択的に駆動することにより、用紙上に文字
や図形などを印字する。以下、同時に印字できる行数が
2行のプリンタを例として説明する。なおこれは、本願
発明の範囲を制限するものではなく、当業者が適宜変更
できる事項である。
【0004】従来、このようなプリンタの印字速度を向
上させるための手法として、もっとも頻繁に印字される
文字の高さの2倍以上の印字エレメントを縦に配置し
て、同時に複数行分ができるようにしたものが提案され
ている。このようなプリンタにおいては、同時に印字で
きる行数分のデータが確定した時点で、印字を開始する
ようにして高速な印字を可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな単純な構成では、ユーザがプリンタに対する印字を
指令してから実際に印字が開始されるまでの時間が長く
なり、この結果として印字速度が低下してしまうことが
ある、という問題が発生する。
【0006】すなわち、汎用型のプリンタは、さまざま
な種類のホストに接続して使用される。このため、ホス
トから送信されるデータもさまざまである。
【0007】例えば、ホストが印刷してほしい事項が1
行で済む場合を考えると、以下のように動作する。
【0008】(1)ホストからプリンタへ1行分の印字
データが送られる。
【0009】(2)プリンタはその印字データを内部に
有するバッファに蓄積する。
【0010】(3)このプリンタは同時に2行の印刷が
できるため、残りの2行目の印字データが送られてくる
まで待つ。
【0011】(4)ホストは印字データをすべて送信し
たのでこれ以降にデータを送信することはない。
【0012】(5)プリンタはホストから残りの印字デ
ータが送られてこないので、いつまでたっても印字を開
始しない。
【0013】ホストが2行目以降の印字データを生成す
るのに時間がかかる場合にも、同様の問題が発生する。
これを解決するために、従来は、プリンタ側にタイムア
ウト機能を用意していた。すなわち、上記(5)にかえ
て以下のような手法をとる。
【0014】(5')あらかじめ定めたタイムアウト時
間が経過したら、プリンタはホストからの印字データを
待つのをやめて、バッファ内に蓄積された印字データの
印字を開始する。
【0015】しかし、タイムアウト時間は、プリンタと
ホスト間の通信速度やホストが印字データを生成する速
度などを考慮してある程度長くする必要がある。例えば
1秒から15秒までの範囲とすることも多い。すると、
上記解決手法では、結局印字が開始されるまでに1秒か
ら15秒もかかることになる。
【0016】このように従来の手法では、印字が開始さ
れるかユーザ側から把握しにくく、全体としてみた印字
速度も低下してしまう。特に、このプリンタを例えばレ
ジスターやキャッシャーで使用したい場合には、レシー
ト1枚を発行するのにかかる時間が長くなり顧客を待た
せてしまうことになる等の問題がある。
【0017】本発明が解決しようとする課題は、同時に
複数行分の印字を可能とする印字ヘッドを有するプリン
タにおいて、該印字可能行数以下の印字データを送信し
てから印字が開始されるまでの時間を大幅に短縮するこ
とと、これによって全体の印字速度を向上させることと
によって、ユーザの使い勝手の向上を図ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、以下の発明である。
【0019】第1の発明は、以下の手段を備えたことを
特徴とするプリンタである。
【0020】(a)複数の印字エレメントを有し、複数
行を同時に印字するための印字ヘッドと、(b)ホスト
から送信される印字データ及び該印字データに対する制
御コマンドを順次格納する受信バッファと、(c)印字
データを印字エレメントを駆動するか否かの行ごとの情
報へ展開する展開手段と、(d)展開手段により展開さ
れた情報を格納し、複数行分の情報を格納できる複数の
印字バッファと、(e)展開手段により展開された情報
を格納する印字バッファを前記複数の印字バッファから
選択する選択手段と、(f)印字バッファに最初の1行
分の印字データが格納された時点で印字エレメントを駆
動して当該1行分の印字を開始させるとともに、印字中
に印字バッファに1又は複数行分の印字データが格納さ
れた場合に、前の印字が終了した後に印字エレメントを
駆動して該1又は複数行分の印字を開始させる印字制御
手段。
【0021】本発明では、印字バッファに1行分の印字
データが格納された時点で、ホストから送信される印字
データの量に拘わらず速やかに印字が開始され印字速度
が改善される。
【0022】第2の発明は、以下の手段を備えたことを
特徴とするプリンタである。
【0023】(a)複数の印字エレメントを有し、複数
行を同時に印字するための印字ヘッドと、(b)ホスト
から送信される印字データを印字エレメントを駆動する
か否かの行ごとの情報へ展開する展開手段と、(c)展
開手段により展開された1行分の情報が格納される行バ
ッファと、(d)ホストから送信される印字データの複
数行分を格納でき、印字終了、展開中、印字可能、及
び、印字中を含む状態群のいずれかの状態をとることが
できる複数の印字バッファと、(e)行バッファの情報
を複数のいずれの印字バッファに対して格納するかを示
すためのコピー先印字バッファ識別子と、(f)コピー
先印字バッファ識別子によって示された印字バッファの
状態が印字中でない場合に、(f1)当該バッファの状
態を展開中に更新し、(f2)次いで当該バッファに展
開手段により展開された行バッファの情報を格納し、
(f3)その後に当該バッファの状態を印字可能に更新
するための1行目コピー手段と、(g)コピー先印字バ
ッファ識別子によって示された印字バッファの状態が印
字可能であって次の行バッファの情報が格納できる場合
に、(g1)当該バッファの状態を展開中に更新し、
(g2)次いで当該バッファに展開手段により展開され
た該次の行バッファの情報を格納し、(g3)その後に
当該バッファの状態を印字可能に更新するための2行目
以降コピー手段と、(h)印字バッファのうち未だ印字
がされていない印字バッファであって最初のものを示す
ための印字対象印字バッファ識別子と、(i)印字対象
印字バッファ識別子によって示される印字バッファの状
態が印字可能である場合に、(i1)当該バッファの状
態を印字中に更新し、(i2)次いで当該バッファに格
納された情報に基いて印字エレメントを駆動して1若し
くは複数の行を同時に印字し、(i3)その後に当該バ
ッファの状態を印字終了に更新し、(i4)さらに当該
バッファの次の印字バッファに印字対象印字バッファ識
別子を更新するための印字手段。
【0024】本発明では、1行目コピー手段、2行目以
降コピー手段、印字手段が並行して動作し、複数の印字
バッファを切り替えることによって高速な印字が可能と
なる。
【0025】第3の発明は、さらに、コピー先印字バッ
ファ識別子が示す印字バッファの状態が印字中である場
合に、当該印字バッファの次の印字バッファにコピー先
印字バッファ識別子を更新するためのコピー先印字バッ
ファ識別子更新手段を備えたことを特徴とするプリンタ
である。
【0026】本発明により、複数の印字バッファを切り
替えるための実施態様を提供する。
【0027】第4の発明は、1行目コピー手段が、さら
に、(e4)印字手段が動作を開始していない場合には
その動作を開始させることを特徴とするプリンタであ
る。
【0028】本発明により、印字指令をホストから発し
てから、実際に印字が開始されるまでの時間が短縮され
る。
【0029】第5の発明は、複数の印字エレメントを有
し、複数行を同時に印字するための印字ヘッドと、ホス
トから送信される印字データの複数行分を格納できる複
数の印字バッファとを備えたプリンタの制御方法であっ
て、以下の手順を備えたことを特徴とするプリンタの制
御方法である。
【0030】(a)ホストから送信される印字データ及
び該印字データに対する制御コマンドを受信データ記憶
手段に順次格納する手順と、(b)印字データを印字エ
レメントを駆動するか否かの行ごとの情報へ展開する手
順と、(c)展開された情報を格納する印字バッファを
複数の印字バッファから選択し当該情報を格納する手順
と、(d)印字バッファに最初の1行分の印字データが
格納された時点で印字エレメントを駆動して当該1行分
の印字を開始させる手順と、(e)印字中に印字バッフ
ァに1又は複数行分の印字データが格納された場合に、
前の印字が終了した後に印字エレメントを駆動して該1
又は複数行分の印字を開始させる手順。
【0031】本発明では、印字バッファに1行分の印字
データが格納された時点で、ホストから送信される印字
データの量に拘わらず速やかに印字が開始され印字速度
が改善される。
【0032】第6の発明は、複数の印字エレメントを有
し、複数行を同時に印字するための印字ヘッドと、ホス
トから送信される印字データの複数行分を格納でき、印
字終了、展開中、印字可能、及び、印字中を含む状態群
のいずれかの状態をとることができる複数の印字バッフ
ァと、複数の印字バッファのいずれかを示すコピー先印
字バッファ識別子と、複数の印字バッファのいずれかを
示す印字対象印字バッファ識別子と、を備えたプリンタ
の制御方法であって、以下の手順を備えたことを特徴と
するプリンタの制御方法である。
【0033】(a)ホストから送信される印字データを
印字エレメントを駆動するか否かの行ごとの情報へ展開
する手順と、(b)展開手順で展開された1行分の情報
を行バッファに格納する手順と、(c)コピー先印字バ
ッファ識別子によって示された印字バッファの状態が印
字中でない場合に、(c1)当該バッファの状態を展開
中に更新し、(c2)次いで当該バッファに展開手段に
より展開された行バッファの情報を格納し、(c3)そ
の後に当該バッファの状態を印字可能に更新する手順
と、(d)コピー先印字バッファ識別子によって示され
た印字バッファの状態が印字可能であって次の行の情報
が格納できる場合に、(d1)当該バッファの状態を展
開中に更新し、(d2)次いで当該バッファに展開手段
により展開された該次の行バッファの情報を格納し、
(d3)その後に当該バッファの状態を印字可能に更新
する手順と、(e)印字対象印字バッファ識別子によっ
て示される印字バッファの状態が印字可能である場合
に、(e1)当該バッファの状態を印字中に更新し、
(e2)次いで当該バッファに格納された情報に基いて
印字エレメントを駆動して1若しくは複数の行を同時に
印字し、(e3)その後に当該バッファの状態を印字終
了に更新し、(e4)さらに当該バッファの次の印字バ
ッファに印字対象印字バッファ識別子を更新する手順。
【0034】本発明では、1行目をコピーする手順、2
行目以降をコピーする手順、印字する手順が並行して動
作し、複数の印字バッファを切り替えることによって高
速な印字が可能となる。
【0035】第7の発明は、さらに、(e)コピー先印
字バッファ識別子が示す印字バッファの状態が印字中で
ある場合に、当該印字バッファの次の印字バッファにコ
ピー先印字バッファ識別子を更新する手順を備えたこと
を特徴とするプリンタの制御方法である。
【0036】本発明により、複数の印字バッファを切り
替えるための実施態様を提供する。
【0037】第8の発明は、手順(b)が、さらに、
(b4)手順(d)が開始していない場合には これを
開始させる手順を備えたことを特徴とするプリンタの制
御方法である。
【0038】本発明により、印字指令をホストから発し
てから、実際に印字が開始されるまでの時間が短縮され
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に本願発明の一実施形態を図
面を参照して説明する。以下では、ホストに接続された
インクジェット方式のシリアルドットマトリックスプリ
ンタに本願発明を適用した例について説明する。
【0040】図1は、本発明に係るプリンタの一実施形
態の構成ブロック図である。プリンタ101は、以下の
手段を備える。
【0041】(a)印字ヘッド等及びその制御部を備え
た印字機構部102と、(b)印字データなどを格納す
るためのRAM 103と、(c)プリンタの動作制御
プログラムを格納したプログラムROM 104と、
(d)印字すべき文字コードから2値データを得るため
のフォントROM 105と、(e)プリンタ全体の制
御をつかさどるCPU 106と、(f)ホスト 108
とのインターフェース(以下「I/F」という。)10
7。
【0042】CPU 106は、プログラムROM 10
4に記録されたプログラムにしたがって動作し、印字デ
ータを取得して印刷のイメージを形成するためにRAM
103とフォントROM 105を使用する。また、印
字データのやりとりを行うためにI/F 107を使用
する。RAM 103、プログラムROM 104、フォ
ントROM 105、I/F 107は、CPU 106
に対して、1つのバスで接続されている。
【0043】CPUは形成した印刷イメージにしたがっ
て印字機構部102を動作させて用紙の上に文字や図形
を印字する。印字機構部102は、印字ヘッド、ヘッド
キャリッジ、用紙送り機構等を備え、用紙を搬送してそ
の用紙上に印字を行う。
【0044】印字機構部102の印字ヘッドには、縦1
列に128ドットのインクジェット・ノズルの列が形成
されている。一方、各文字の形状は、48ドット若しく
は36ドットを基本の高さとしてフォントROM 10
5に記録されている。このため、同時に2行以上の印字
が可能である。
【0045】RAM 103には、受信バッファ11
1、行バッファ113、複数の印字バッファ115、複
数の印字バッファ115のそれぞれに対する印字バッフ
ァ情報117、及び、コピー先印字バッファ識別子12
1、印字対象印字バッファ識別子123が含まれる。
【0046】受信バッファ111は、I/F 107を
介して受信されたホスト108からの印字データを、一
時的に保存するための領域であり、FIFO(先入れ先
出し)方式で実現される。ホスト108から印字データ
が送信されると、それらは順次受信バッファ111に格
納されていき、先に受信されたデータから順次読み出さ
れCPU 106の処理の対象となる。
【0047】ここで、ホスト108から送信されるデー
タに基づいて印字されるデータには、文字データ及びビ
ットイメージデータがある。印字されるデータが文字デ
ータである場合には、送信されるデータは、文字コード
及び文字サイズ等を指定するための文字装飾用のコマン
ド列である。
【0048】図2は、ホストから送信される文字データ
列の一例を表している。図2においては、1区画が1バ
イトに対応しており、「'A'」「'B'」「'C'」は、そ
の文字のASCIIコードが送信されたことを意味し、
これらの文字を印字することを指定する。
【0049】「GS」は「'!'」と組み合わせて、これ
の次のバイトにしたがって以降の文字コードで表現され
る文字のサイズを拡大することを指定するコマンドであ
る。
【0050】この例では「11h」が指定されているの
で、縦は「下位4ビットに1を加えたもの」倍、すなわ
ち2倍、横は「上位4ビットに1を加えたもの」倍、す
なわち2倍、することを意味する。なお、数字の最後に
「h」を追加したものは、16進数を意味する。
【0051】「'X'」「'Y'」「'Z'」によってこれら
の文字を印字することを指定する。先の「GS」「'
!'」「11h」により、これらの文字は縦横に2倍にさ
れて印字される。
【0052】「LF」は印字改行を行うことを指示す
る。
【0053】このような文字データのほか、ビットイメ
ージデータについても印字するためのコマンドを定義す
ることができる。これらの印字コマンドによって印字す
る高さ及び幅が指定される。一般に、印字する高さは可
変であるが、印字ヘッドの印字エレメントの数以下とす
ることが多い。これらの文字データ列及びビットイメー
ジデータ列は混在させて指定することができる。
【0054】行バッファ113は、1行分の文字若しく
はビットイメージを展開するためのバッファである。受
信バッファ111に格納されたデータをCPU 106
が順次読み出し、指定された文字コードやコマンドにし
たがって印字エレメントを駆動するかしないかの2値情
報に展開し、行バッファ113に順次格納する。
【0055】文字コードが指定されている場合には、C
PU 106はその文字のフォント定義をフォントRO
M 105から読み出して2値情報を行バッファ113
に展開する。一方、ビットイメージデータが指定されて
いる場合には、そのままそのビットイメージのデータを
展開することもあるし、繰り返し回数が指定されていて
同じビットイメージデータを繰り返し展開することもあ
る。
【0056】なお行バッファ113に展開されたフォン
トなどの2値情報の最大高さや、展開されたコマンドに
よる指定により、この行の高さが決められる。この行の
高さはドット数を単位として考えることが多い。
【0057】行バッファ113の容量は、本発明のプリ
ンタで印字しうるフォントなどの2値情報の最大高さ以
上の数に一行の幅のドット数を掛け算したビット数とな
る。
【0058】印字バッファ115には、印字ヘッドが一
往復する際に、印字エレメントのどれをいつ駆動し、い
つ駆動しないかを指定する情報を格納する。したがっ
て、印字バッファ115の容量は、少なくとも印字ヘッ
ドの印字エレメントの数に一行の幅のドット数を掛け算
したビット数となる。
【0059】一般に、行バッファ113に展開された2
値情報がこの印字バッファ115に複数回コピーされ、
これが一杯になったときに複数行をまとめて印刷を開始
すると、高速に印字ができることになる。
【0060】本願発明においては、この印字バッファ1
15が複数あることが特徴の一つである。この複数の印
字バッファ115のそれぞれについて、印字バッファ情
報117が用意されている。印字バッファ情報117
は、以下の情報を含む。
【0061】(a)印字バッファ状態。対応する印字バ
ッファが展開中、印字可能、印字中、印字終了状態のい
ずれであるかを示す。なお、この例では状態は上記の4
種類だが、適宜増やすことが可能である。
【0062】(b)パス送り量。印字ヘッドが一往復し
た後に用紙ローラをどれだけ回転させて紙送りをすれば
よいかを示す。一般には、印字バッファ115にコピー
された行の改行量の総和である。
【0063】ここでは、印字バッファ115及びそれに
対応する印字バッファ情報117がそれぞれ3つあると
して説明するが、これは一実施例にすぎず、適宜数を増
減することが可能である。また、印字する用紙や設定に
よって行の幅が変化する場合には、容量を変えることも
可能である。これらをそれぞれ、buf1とinfo
1、buf2とinfo2、buf3とinfo3と呼
ぶことにする。
【0064】なおここで、「buf1の次の印字バッフ
ァ」はbuf2であり、「buf2の次の印字バッフ
ァ」はbuf3であり、「buf3の次の印字バッフ
ァ」はbuf1である、のようにリング状に「次」を構
成することとする。
【0065】以下に、前記構成のプリンタ101におけ
るデータ展開処理及び印字処理について説明する。なお
これらの処理は、プログラムとしてプログラムROM
104に記録され、CPU 106によって読み出され
て実行される形態をとることができる。
【0066】CPU 106は、以下の2つの処理を、
時分割割り込み、プリンタ割り込み、若しくは、コルー
チンなど公知の技法によって並行して行う。また以下の
処理をさらに細かく分割して並行に実行させることも可
能である。
【0067】(a)印字データを受信してから印字バッ
ファへイメージをコピーするまでの処理。これを「デー
タ展開処理」という。
【0068】(b)印字バッファの内容を見て印字機構
部102を動作させる処理。これを「印字処理」とい
う。
【0069】当初は、受信バッファ111、行バッファ
113、複数の印字バッファ115はいずれも空であ
り、複数の印字バッファ情報117の印字バッファ状態
はbuf1は展開中、他は印字終了状態であり、パス送
り量はいずれも0である。コピー先印字バッファ識別子
121と印字対象印字バッファ識別子123はいずれも
buf1を指している。ここで、印字バッファbuf1
の状態は展開中であるとしたのは、コピー先印字バッフ
ァ識別子121がbuf1を指しているためである。
【0070】まず、図3を参照して、データ展開処理に
ついて説明する。この処理は、以下の手順を備える。
【0071】(1)ホスト108からの印字データがI
/F 107を介して受信されると、印字データは順次
受信バッファ111に格納される(301)。なお、こ
の部分の処理はDMA(ダイレクト・メモリ・アクセ
ス)などの技法を使い、CPU106を経由しないで行
うことも可能である。
【0072】(2)受信バッファ111に格納された印
字データを順次見て、行バッファに2値情報を展開して
いく(302)。印字データが文字データの場合には、
フォントROM 105から対応する文字の定義を読み
出して、ビットイメージデータの場合には、指定された
コマンドに従って、それぞれ印字エレメントを駆動する
か否かの2値情報を行バッファ113に展開する。
【0073】(3)行バッファ113の終端まで2値情
報を格納したら、コピー先印字バッファ識別子121が
指している印字バッファ115を選択し、選択された印
字バッファ115の印字バッファ情報117の印字バッ
ファ状態を調べる(303)。
【0074】(i)印字バッファ状態が「印字中」の場
合は、印字バッファの状態が「印字終了」になるまで待
つ(304)。なお、並行処理を行う際には、ここで他
の処理へ制御を渡すとCPU 106の時間が無駄に費
されないですむ。
【0075】(ii)印字バッファ状態が「印字終了」
の場合は、印字バッファ状態を「展開中」に更新し、パ
ス送り量を0に設定してこの印字バッファを選択する。
【0076】(iii)印字バッファ状態が「展開中」
あるいは「印字可能」である場合は、選択された印字バ
ッファのパス送り量に行バッファに展開された2値情報
の高さを加算した値が当該印字バッファの高さを超える
かどうか調べる(305)。超える場合はコピー先印字
バッファ識別子121の指すバッファを次の印字バッフ
ァに更新し、次の印字バッファを選択して(3)へ戻る
(306)。
【0077】(4)印字バッファ状態を「展開中」に更
新して(307)、この印字バッファを選択する。この
場合はこの印字バッファに対応するパス送り量は0もし
くは正の値となっているはずである。選択された印字バ
ッファ115に行バッファ113に格納された2値情報
をパス送り量だけ位置をずらしてコピーし、パス送り量
を改行量だけ増加させ、印字バッファ状態を「印字可
能」に更新する(308)。この様子を図6を用いて説
明する。印字バッファ115にはある2値情報601が
既にコピーされており、そのパス送り量602は(p
1)であるとする。この印字バッファ115に行バッフ
ァ113に格納された2値情報603をコピーするに
は、パス送り量602(p1)にしたがって位置Aから
2値情報603のコピーを開始し、コピー終了後パス送
り量602をこの行の改行量を加えて(p2)に更新す
る。
【0078】(5)印字処理が停止している場合には印
字処理を起動する。その後印字処理へ制御を渡す(30
9)。
【0079】(6)印字処理から制御が戻ってきたら、
(1)へ戻って繰り返す。
【0080】一方、図4に示すように、印字処理は、以
下のような手順を備える。
【0081】(1)選択された印字バッファの印字バッ
ファ状態を「印字中」に更新して(401)、印字バッ
ファに記録された2値情報を印字機構部へ伝達し、印字
を行う(402)。
【0082】(2)次に、選択された印字バッファのパ
ス送り量だけローラを回転させて用紙を送る(40
3)。
【0083】(3)選択された印字バッファの印字バッ
ファ状態を「印字終了」に更新する(404)。
【0084】(4)印字対象バッファ識別子123を次
の印字バッファに更新する(405)。
【0085】(5)印字対象バッファ識別子123が指
す印字バッファ115の印字バッファ情報117の印字
バッファ状態を調べる(406)。
【0086】(i)「展開中」あるいは「印字終了」の
場合には、印字処理を停止してほかの処理へ制御を渡す
(407)。
【0087】(ii)「印字中」となる場合は、ありえ
ない。
【0088】(iii)「印字可能」の場合には、
(1)へ戻り、繰り返す。
【0089】このような構成とした場合の、ある印字バ
ッファ115の状態遷移図を図5に示す。
【0090】当初は印字終了状態501にあるが、1行
目のコピーが開始されると展開中502に移行する。1
行目のコピーが終了すると、展開中502から印字可能
503へ移行する。
【0091】印字可能503からは、データ展開処理が
選択された場合には2行目以降のコピーが開始されて展
開中502へ移行し、印字処理が選択された場合には、
印字が行われ印字中504へ移行する。ここで処理とし
て2通りが考えられる点が、印刷開始までの待ち時間を
短かくするために貢献している。
【0092】印字が終了すると印字中504から印字終
了501へ移行する。
【0093】このような構成とすると、データ展開処理
と印字処理とは独立に並行して動作しているため、印字
を実行している最中であってもデータの受信及び2値情
報への展開が行われる。一般に、ホストからのデータの
送信の速度は印字処理の速度よりも十分に速いため、一
往復分の印字を行っている間に印字バッファのほとんど
に2値情報が書き込まれることになる。したがって、ほ
とんどの場合には、パス送り量は印字ヘッドの印字エレ
メントの個数と等しくなり、高速な印字が可能となる。
【0094】一方、最初の1行分のデータの展開処理が
終わった時点で印字処理が起動されるため、最初の1行
については展開処理終了後直ちに印字が開始される。す
なわち、ユーザによる印字指令が発せられた後タイムア
ウトの時間を待たずしてほとんど即時に印字が開始され
るため、使い勝手が向上している。また、タイムアウト
処理と これに必要なタイマ装置も不要であり、コスト
削減に役立つ。
【0095】以上、本発明の実施形態を図面に沿って説
明したが、本発明は前記実施形態において示された事項
に限定されない。本発明には、特許請求の範囲及び発明
の詳細な説明の記載、並びに周知の技術に基づいて、当
業者がその変更・応用を行うことができる範囲が含まれ
る。実施形態においては、インクジェット方式のシリア
ルドットマトリックスプリンタに本発明を適用した例を
示したが、ワイヤドット方式やサーマル方式等すべての
シリアル印字方式のプリンタにおいても同様に本発明を
適用することができる。また、同時に印字できる行数を
2行としたプリンタを例示したが、本発明は同時に複数
行印字ができるあらゆるプリンタに適用可能であり、該
行数に限定されない。
【0096】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、同時に複
数行分の印字を可能とする印字ヘッドを有するプリンタ
において、第1に、印字データの全体としての印字速度
を向上させることができ、第2に、印字指令をホストか
ら発してから実際に印字が開始されるまでの時間を大幅
に短縮することができる。したがって、印字が行われる
タイミングがユーザから把握し易くなり、使い勝手が向
上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施形態の構成ブロ
ック図である。
【図2】ホストから送信される文字データ列の一例を、
示す説明図である。
【図3】印字データの展開処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】印字データの印字処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】印字バッファのそれぞれの状態遷移図である。
【図6】行バッファから印字バッファへ2値情報をコピ
ーする手順を説明する説明図である。
【符号の説明】
101 プリンタ 102 印字機構部 103 RAM 104 プログラムROM 105 フォントROM 106 CPU 107 インターフェース 108 ホスト 111 受信バッファ 113 行バッファ 115 印字バッファ 117 印字バッファ情報 121 コピー先印字バッファ識別子 123 印字対象印字バッファ識別子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 利明 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の手段を備えたことを特徴とするプ
    リンタ。 (a)複数の印字エレメントを有し、複数行を同時に印
    字するための印字ヘッドと、 (b)ホストから送信される印字データ及び該印字デー
    タに対する制御コマンドを順次格納する受信バッファ
    と、 (c)前記印字データを前記印字エレメントを駆動する
    か否かの行ごとの情報へ展開する展開手段と、 (d)該展開手段により展開された情報を格納し、複数
    行分の情報を格納できる複数の印字バッファと、 (e)前記展開手段により展開された情報を格納する印
    字バッファを前記複数の印字バッファから選択する選択
    手段と、 (f)前記印字バッファに最初の1行分の印字データが
    格納された時点で前記印字エレメントを駆動して当該1
    行分の印字を開始させるとともに、印字中に前記印字バ
    ッファに1又は複数行分の印字データが格納された場合
    に、前の印字が終了した後に前記印字エレメントを駆動
    して該1又は複数行分の印字を開始させる印字制御手
    段。
  2. 【請求項2】 以下の手段を備えたことを特徴とするプ
    リンタ。 (a)複数の印字エレメントを有し、複数行を同時に印
    字するための印字ヘッドと、 (b)ホストから送信される印字データを前記印字エレ
    メントを駆動するか否かの行ごとの情報へ展開する展開
    手段と、 (c)前記展開手段により展開された1行分の情報が格
    納される行バッファと、 (d)前記ホストから送信される印字データの複数行分
    を格納でき、印字終了、展開中、印字可能、及び、印字
    中を含む状態群のいずれかの状態をとることができる複
    数の印字バッファと、 (e)前記行バッファの情報を前記複数のいずれの印字
    バッファに対して格納するかを示すためのコピー先印字
    バッファ識別子と、 (f)前記コピー先印字バッファ識別子によって示され
    た印字バッファの状態が印字中でない場合に、 (f1)当該バッファの状態を展開中に更新し、 (f2)次いで当該バッファに前記展開手段により展開
    された行バッファの情報を格納し、 (f3)その後に当該バッファの状態を印字可能に更新
    するための1行目コピー手段と、 (g)前記コピー先印字バッファ識別子によって示され
    た印字バッファの状態が印字可能であって次の行バッフ
    ァの情報が格納できる場合に、 (g1)当該バッファの状態を展開中に更新し、 (g2)次いで当該バッファに前記展開手段により展開
    された該次の行バッファの情報を格納し、 (g3)その後に当該バッファの状態を印字可能に更新
    するための2行目以降コピー手段と、 (h)前記印字バッファのうち未だ印字がされていない
    印字バッファであって最初のものを示すための印字対象
    印字バッファ識別子と、 (i)前記印字対象印字バッファ識別子によって示され
    る印字バッファの状態が印字可能である場合に、 (i1)当該バッファの状態を印字中に更新し、 (i2)次いで当該バッファに格納された情報に基いて
    前記印字エレメントを駆動して1若しくは複数の行を同
    時に印字し、 (i3)その後に当該バッファの状態を印字終了に更新
    し、 (i4)さらに当該バッファの次の印字バッファに印字
    対象印字バッファ識別子を更新する ための印字手段。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記コピー先印字バッファ識別子が示す印字バッファの
    状態が印字中である場合に、当該印字バッファの次の印
    字バッファに前記コピー先印字バッファ識別子を更新す
    るためのコピー先印字バッファ識別子更新手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記1行目コピー手段は、さらに、 (e4)前記印字手段が動作を開始していない場合には
    その動作を開始させることを特徴とする請求項2又は3
    に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 複数の印字エレメントを有し、複数行を
    同時に印字するための印字ヘッドと、ホストから送信さ
    れる印字データの複数行分を格納できる複数の印字バッ
    ファとを備えたプリンタの制御方法であって、以下の手
    順を備えたことを特徴とするプリンタの制御方法。 (a)ホストから送信される印字データ及び該印字デー
    タに対する制御コマンドを受信バッファに順次格納する
    手順と、 (b)前記印字データを前記印字エレメントを駆動する
    か否かの行ごとの情報へ展開する手順と、 (c)前記展開された情報を格納する印字バッファを前
    記複数の印字バッファから選択し当該情報を格納する手
    順と、 (d)前記印字バッファに最初の1行分の印字データが
    格納された時点で前記印字エレメントを駆動して当該1
    行分の印字を開始させる手順と、 (e)印字中に前記印字バッファに1又は複数行分の印
    字データが格納された場合に、前の印字が終了した後に
    前記印字エレメントを駆動して該1又は複数行分の印字
    を開始させる手順。
  6. 【請求項6】 複数の印字エレメントを有し、複数行を
    同時に印字するための印字ヘッドと、 ホストから送信される印字データの複数行分を格納で
    き、印字終了、展開中、印字可能、及び、印字中を含む
    状態群のいずれかの状態をとることができる複数の印字
    バッファと、 前記複数の印字バッファのいずれかを示すコピー先印字
    バッファ識別子と、 前記複数の印字バッファのいずれかを示す印字対象印字
    バッファ識別子と、を備えたプリンタの制御方法であっ
    て、以下の手順を備えたことを特徴とするプリンタの制
    御方法。 (a)ホストから送信される印字データを前記印字エレ
    メントを駆動するか否かの行ごとの情報へ展開する手順
    と、 (b)前記展開手順で展開された1行分の情報を行バッ
    ファに格納する手順と、 (c)前記コピー先印字バッファ識別子によって示され
    た印字バッファの状態が印字中でない場合に、 (c1)当該バッファの状態を展開中に更新し、 (c2)次いで当該バッファに前記展開手段により展開
    された行バッファの情報を格納し、 (c3)その後に当該バッファの状態を印字可能に更新
    する手順と、 (d)前記コピー先印字バッファ識別子によって示され
    た印字バッファの状態が印字可能であって次の行の情報
    が格納できる場合に、 (d1)当該バッファの状態を展開中に更新し、 (d2)次いで当該バッファに前記展開手段により展開
    された該次の行バッファの情報を格納し、 (d3)その後に当該バッファの状態を印字可能に更新
    する手順と、 (e)前記印字対象印字バッファ識別子によって示され
    る印字バッファの状態が印字可能である場合に、 (e1)当該バッファの状態を印字中に更新し、 (e2)次いで当該バッファに格納された情報に基いて
    前記印字エレメントを駆動して1若しくは複数の行を同
    時に印字し、 (e3)その後に当該バッファの状態を印字終了に更新
    し、 (e4)さらに当該バッファの次の印字バッファに印字
    対象印字バッファ識別子を更新する手順。
  7. 【請求項7】 さらに、 (e)前記コピー先印字バッファ識別子が示す印字バッ
    ファの状態が印字中である場合に、当該印字バッファの
    次の印字バッファに前記コピー先印字バッファ識別子を
    更新する手順を備えたことを特徴とする請求項4に記載
    のプリンタの制御方法。
  8. 【請求項8】 前記手順(b)は、さらに、 (b4)前記手順(d)が開始していない場合には こ
    れを開始させる手順を備えたことを特徴とする請求項4
    又は5に記載のプリンタの制御方法。
JP9339858A 1997-12-10 1997-12-10 複数行を同時に印字可能な印字ヘッドを有するプリンタ及びその制御方法 Withdrawn JPH11170629A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100782827B1 (ko) * 2005-12-12 2007-12-06 삼성전자주식회사 화상 획득 장치로부터 데이터를 입력받아 화상을 인쇄하는 화상 형성 방법 및 장치, 상기 방법을 컴퓨터에서 실행시키기 위한 프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100782827B1 (ko) * 2005-12-12 2007-12-06 삼성전자주식회사 화상 획득 장치로부터 데이터를 입력받아 화상을 인쇄하는 화상 형성 방법 및 장치, 상기 방법을 컴퓨터에서 실행시키기 위한 프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체

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