JPH11169552A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

Info

Publication number
JPH11169552A
JPH11169552A JP34002197A JP34002197A JPH11169552A JP H11169552 A JPH11169552 A JP H11169552A JP 34002197 A JP34002197 A JP 34002197A JP 34002197 A JP34002197 A JP 34002197A JP H11169552 A JPH11169552 A JP H11169552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
ball
information
player
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34002197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Masanori Kinoshita
真紀 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP34002197A priority Critical patent/JPH11169552A/ja
Publication of JPH11169552A publication Critical patent/JPH11169552A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯玉システムの利用の促進を図るとともに遊
技客の来店頻度を増加させる。 【解決手段】 遊技者が遊技の結果獲得したパチンコ玉
等を貯玉として預入可能なシステムが導入されている遊
技場において、貯玉を引落して再プレイを行なう際、ま
たは貯玉を引落して景品交換を行なう際の貯玉の引落変
換率が預入期間の短い貯玉ほど遊技者に有利な率となる
ように設定し(SW4,SX6)、これにより預入れら
れた貯玉利用の促進を図るとともに預入れられた貯玉の
早期利用のために遊技客がより多く遊技場に来店するよ
うに構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機における遊
技の結果として遊技者の所有となった遊技結果価値を預
入れ可能な価値貯蓄装置を含む遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置として従来から一般
的に知られているものに、たとえば、遊技機における遊
技の結果として遊技者の所有となった遊技結果価値を預
入れ可能な価値貯蓄装置を含む遊技用装置があった。
【0003】遊技者は前記遊技用装置を利用することに
よって、遊技で所有することになった遊技結果価値をた
とえば貯玉などとして遊技場に累積的に預けることが可
能であり、貯玉の預入れを繰返し行なうことによって一
度の遊技では入手することが困難な高額景品を入手可能
になるなどのメリットが得られる。このため、遊技者へ
のサービス向上の一貫として価値貯蓄装置を使用した貯
玉システムなどを積極的に導入する遊技場も少なくな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、必ずし
も遊技場が期待している程に価値貯蓄装置が遊技者によ
って利用されていないのが実情である。
【0005】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技者による価値貯蓄装置の利
用を促進させることのできる遊技用装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技機における遊技の結果として遊技者の所有とな
った遊技結果価値を預入れ可能な価値貯蓄装置を含む遊
技用装置であって、前記価値貯蓄装置に貯蓄されている
遊技者所有の遊技結果価値を前記遊技者が使用する場合
に前記遊技結果価値を引落とす価値引落とし手段と、前
記価値引落とし手段が引落とすべき価値の大きさを所定
の価値変換率に基づいて演算する演算手段と、前記遊技
結果価値の前記価値貯蓄装置への預入れ期間の長さに応
じて前記価値変換率を変化させて設定する期間長さ毎設
定手段とを含むことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記期間長さ毎設定手段は、
前記遊技結果価値の前記価値貯蓄装置への預入れ期間の
長さが短い場合に遊技者に有利となるように前記価値変
換率を設定することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の本発明は、遊技機におけ
る遊技の結果として遊技者の所有となった遊技結果価値
を預入れ可能な価値貯蓄装置を含む遊技用装置であっ
て、前記価値貯蓄装置に貯蓄されている遊技者所有の遊
技結果価値を前記遊技者が使用する場合に前記遊技結果
価値を引落とす価値引落とし手段と、前記価値引落とし
手段が引落とすべき価値の大きさを所定の価値変換率に
基づいて演算する演算手段と、前記遊技者の前記価値貯
蓄装置の利用頻度に応じて前記価値変換率を変化させて
設定する利用頻度毎設定手段とを含むことを特徴とす
る。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の発明の構成に加えて、前記利用頻度毎設定手段は、
前記遊技者の前記価値貯蓄装置の利用頻度が高い場合に
遊技者に有利となるように前記価値変換率を設定するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の本発明は、請求項1また
は請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記価値貯蓄
装置に貯蓄されている遊技者所有の遊技結果価値を使用
して遊技機の遊技に使用可能な遊技価値を入手するため
の前記遊技者による操作が可能な操作手段と、該操作手
段が操作されたことを条件に、前記遊技価値を遊技者に
払出す遊技価値払出手段とを含み、前記演算手段は、前
記操作手段が操作された場合に前記遊技価値払出手段か
ら払出される遊技価値の大きさを特定し前記価値変換率
に基づいて前記価値引落とし手段が引落とすべき価値の
大きさを演算することを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の本発明は、請求項1また
は請求項3に記載の発明の構成に加えて、遊技者が前記
価値貯蓄装置に貯蓄されている遊技者所有の遊技結果価
値を使用して景品を入手する場合に該景品の交換額を特
定可能な景品交換情報を入力する情報入力手段を含み、
前記演算手段は、前記情報入力手段に前記景品交換情報
が入力された場合に前記景品の交換額を特定し前記価値
変換率に基づいて前記価値引落とし手段が引落とすべき
価値の大きさを演算することを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、価値引落と
し手段の働きにより、遊技機における遊技の結果として
遊技者の所有となった遊技結果価値を預入れ可能な価値
貯蓄装置に貯蓄されている遊技者所有の遊技結果価値を
前記遊技者が使用する場合に前記遊技結果価値の引落と
しが行なわれる。演算手段の働きにより、前記価値引落
とし手段が引落とすべき価値の大きさが所定の価値変換
率に基づいて演算される。期間長さ毎設定手段の働きに
より、前記遊技結果価値の前記価値貯蓄装置への預入れ
期間の長さに応じて前記価値変換率が変化する。このた
め、前記遊技結果価値の前記価値貯蓄装置への預入れ期
間の長さに応じて、前記遊技結果価値を引落として使用
する際の価値の大きさが変化する。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記期間長さ毎設定手
段の働きにより、前記遊技結果価値の前記価値貯蓄装置
への預入れ期間の長さが短い場合に遊技者に有利となる
ように前記価値変換率が設定される。このため、前記価
値貯蓄装置へ前記遊技結果価値を預け入れる遊技者が頻
繁に前記遊技結果価値を使用することが期待される。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば、価値引
落とし手段の働きにより、遊技機における遊技の結果と
して遊技者の所有となった遊技結果価値を預入れ可能な
価値貯蓄装置に貯蓄されている遊技者所有の遊技結果価
値を前記遊技者が使用する場合に前記遊技結果価値の引
落としが行なわれる。演算手段の働きにより、前記価値
引落とし手段が引落とすべき価値の大きさが所定の価値
変換率に基づいて演算される。利用頻度毎設定手段の働
きにより、前記遊技者の前記価値貯蓄装置の利用頻度に
応じて前記価値変換率が変化する。このため、前記遊技
者の前記価値貯蓄装置の利用頻度に応じて、前記遊技結
果価値を引落として使用する際の価値の大きさが変化す
る。
【0015】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
3に記載の発明の作用に加えて、前記利用頻度毎設定手
段の働きにより、前記遊技者の前記価値貯蓄装置の利用
頻度が高い場合に遊技者に有利となるように前記価値変
換率が設定される。このため、頻繁に前記価値貯蓄装置
を利用する遊技者に前記価値変換率が有利に設定される
ことになる。また、前記価値貯蓄装置へ前記遊技結果価
値を預け入れる遊技者が頻繁に前記価値貯蓄装置を利用
することが期待される。
【0016】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項3に記載の発明の作用に加えて、操作手
段の働きにより、遊技者は、前記価値貯蓄装置に貯蓄さ
れている遊技者所有の遊技結果価値を使用して遊技機の
遊技に使用可能な遊技価値を入手するための操作を行な
うことが可能とされる。そして、遊技価値払出手段の働
きにより、前記操作手段が操作されたことを条件に、前
記遊技価値が遊技者に払出される。前記演算手段の働き
により、前記操作手段が操作された場合に前記遊技価値
払出手段から払出される遊技価値の大きさが特定され、
前記価値変換率に基づいて前記価値引落とし手段が引落
とすべき価値の大きさが演算される。
【0017】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項3に記載の発明の作用に加えて、情報入
力手段の働きにより、遊技者が前記価値貯蓄装置に貯蓄
されている遊技者所有の遊技結果価値を使用して景品を
入手する場合に該景品の交換額を特定可能な景品交換情
報が入力される。さらに前記演算手段の働きにより、前
記情報入力手段に前記景品交換情報が入力された場合に
前記景品の交換額が特定され前記価値変換率に基づいて
前記価値引落とし手段が引落とすべき価値の大きさが演
算される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。まず、図1から図23を
参照して、第1実施形態を説明する。
【0019】図1は、遊技用装置の全体構成を示すシス
テムブロック図である。遊技場1には、複数台の遊技機
をまとめて配設可能な遊技機設置島6,11,13が設
けられている。遊技機設置島6は、パチンコ遊技機9a
1台毎に対応して玉箱109が固定的に設置されてお
り、遊技者に払出されたパチンコ玉を遊技者の所定操作
に応じてその場で計数できその計数値を表示するタイプ
の遊技機設置島である。遊技機設置島11は、玉箱にパ
チンコ玉を溜めておいて遊技機を離れた場所でそのパチ
ンコ玉を計数し、精算するタイプの遊技機設置島であ
る。なお、パチンコ遊技機9a間には、遊技に使用する
パチンコ玉を払出す玉払出装置10が設けられている。
同様に、パチンコ遊技機9b間には、玉払出装置12が
設けられている。なお、ここで言う玉払出機10,12
は、現金の投入により所定の玉数を払出すものであって
もよいし、所定のプリペイドカードの挿入と払出し操作
により、パチンコ遊技機に指令を送り、パチンコ遊技機
に玉を払出させるものであってもよい。
【0020】一方、遊技機設置島13には、いわゆるス
ロットマシン9cが配設されている。このスロットマシ
ン9cは、先のパチンコ遊技機9a,9bがパチンコ玉
を遊技媒体として使用するのに対し、所定のメダルを遊
技媒体として使用する点で異なる。各スロットマシン9
cの間には、遊技に使用するメダルを払出すメダル払出
装置14が設けられている。
【0021】各遊技機設置島6,11,13に配設され
た遊技機の遊技情報などは、各遊技機設置島6,11,
13ごとに設けられた島管理装置8に集められる。遊技
場1内には、遊技場全体を管理するための遊技場管理装
置15が配設されており、各島管理装置8に集められた
遊技情報などは、遊技場管理装置15に送信され、一括
管理される。
【0022】この遊技場1は、貯玉管理会社16が運営
する貯玉システムに加盟している。ここで貯玉とは、遊
技者が遊技で獲得したパチンコ玉などを即座に景品と交
換することなく遊技場預かりとした遊技結果価値であっ
て、遊技当日以降も有効に、かつ、累積的に保存される
価値をいう。この貯玉は、遊技者の任意で遊技にも使用
でき、また、景品交換にも使用可能な価値である。
【0023】遊技場1は、この貯玉システムを利用した
い遊技客を募り、希望者には会員登録を行なって会員カ
ードを発行する。この会員カードには、会員を特定する
ための固有の会員ナンバー、暗証番号、会員の氏名や住
所などの会員情報が記憶されている。遊技場1は、会員
ナンバーにより各会員を識別し、各会員別に貯玉や遊技
情報を管理する。遊技場1には、各会員の貯玉を会員ナ
ンバー別に管理し記憶する貯玉管理装置2が設置されて
いる。この貯玉管理装置2は、遊技場管理装置15と接
続されているともに、貯玉管理会社16の総合貯玉管理
装置17と接続されている。総合貯玉管理装置17は、
遊技場1のように貯玉システムに加盟している複数の遊
技場の貯玉管理装置2から各会員の貯玉情報を受信し、
一括管理を行なう。
【0024】遊技場1には、パチンコ遊技機9bで獲得
したパチンコ玉を遊技場会員が貯玉として預けるための
貯玉処理装置4、スロットマシン9cで獲得したメダル
を遊技場会員が貯玉として預けるための貯メダル処理装
置3が配設されている。たとえば、会員がパチンコ遊技
機9bで獲得したパチンコ玉を貯玉処理装置4の玉カウ
ンタ41に投入すれば、その玉数がカウントされる。ま
た、会員がスロットマシン9cで獲得したメダルを貯メ
ダル処理装置3のメダルカウンタ31に投入すれば、そ
のメダル数がカウントされる。貯玉処理装置4は、カウ
ントされた玉数を特定可能な貯玉情報を貯玉管理装置2
へ送信する。貯玉管理装置2は、貯玉情報に基づいて会
員の貯玉を加算する。貯メダル処理装置3は、カウント
されたメダル数を所定の変換基準値に基づいて所定数の
パチンコ玉数に変換し、このパチンコ玉数を特定可能な
貯玉情報を貯玉管理装置2へ送信する。貯玉管理装置2
は、この貯玉情報を貯玉処理装置4から送信される貯玉
情報と加算して会員の貯玉を管理する。
【0025】預入れられた貯玉は、任意に引落として景
品などと交換することが可能である。遊技場1には、貯
玉を引落として景品交換操作することが可能な景品処理
装置5が設けられている。また、会員が貯玉処理装置4
または貯メダル処理装置3で所定操作を行なうことによ
り、貯玉を引落として、遊技に使用するためのパチンコ
玉またはメダルの払出しを受けることも可能である。
【0026】会員カードを所持していない一般遊技者の
場合には、パチンコ遊技機9bで獲得したパチンコ玉を
貯玉処理装置4の玉カウンタに投入することにより、玉
数が記録された玉数カードの発行を受けることができ
る。同様に、スロットマシン9cで獲得したメダルを貯
メダル処理装置3のメダルカウンタ31に投入すること
により、メダル数が記録されたメダル数カードの発行を
受けることができる。玉数カードまたはメダル数カード
は、景品交換に使用可能な専用カードであり、景品処理
装置5でその使用が可能である。
【0027】パチンコ遊技機9aが設置されている遊技
機設置島6の場合には、上記貯玉の預入れ操作や貯玉の
引落とし操作、玉数カードの発行操作などが遊技を行な
う遊技者の手元で行なうことが可能に構成されている。
遊技機設置島6には、これらの制御動作を行なうための
制御装置7が設けられており、パチンコ遊技機9a付近
に設けられた各種操作スイッチの情報がこの制御装置7
を介して貯玉管理装置2に送信される。貯玉管理装置2
は、この送信情報に基づいて会員の貯玉を加算し、ある
いは減算する。
【0028】特に、第1実施形態の特徴は、貯玉を引落
として景品交換に使用したり、パチンコ玉またはメダル
の払出しを受ける際の貯玉の価値が、貯玉の預入れ期間
が短い程、大きくなるように設定される点にある。詳細
については後述するが、貯玉を景品と交換したりパチン
コ玉などと交換する際の貯玉の変換率が、貯玉の預入れ
期間が短い程、貯玉の引落としを行なう会員に有利な率
となるように設定されている。このため、一旦、預入れ
た貯玉を会員が景品交換などに使用することを促進でき
るとともに、その貯玉を使用するために会員が来店する
頻度を高めることができる。
【0029】図2は、貯玉処理装置4のブロック図であ
る。貯玉処理装置4は、マイクロコンピュータ40aを
含む制御部40、遊技者が投入したパチンコ玉を計数す
る玉カウンタ41、会員カードの記録情報を読取る会員
カードリーダ42、遊技者の操作が可能な操作部43、
操作手順などを表示する表示部44、玉数カード発行部
45、玉払出し部46、遊技場管理装置15および貯玉
管理装置2との間での情報の入出力を行なう情報入出力
部47を含む。
【0030】操作部43では、貯玉の預入れ操作、貯玉
の引落とし操作、玉数カードの発行操作などを行なうこ
とが可能であり、操作手順が順次表示部44に表示され
る。なお、貯玉の預入れ操作および貯玉の引落とし操作
には、会員カードの暗証番号の入力操作が含まれてい
る。
【0031】制御部40は、玉カウンタ41に投入され
た玉数を計数しその値を一時記憶する。そして、玉数カ
ードの発行操作があれば、一時記憶している計数値に基
づいて玉数カード発行部45から玉数カードを発行す
る。
【0032】制御部40は、会員カードリーダ42で読
取られた会員情報に基づいて、カードの適否を判定す
る。制御部40は、貯玉管理装置2から送信される貯玉
情報に基づいて、会員の貯玉を特定し、必要に応じてこ
れを表示部44に表示する。そして、新たに貯玉の預入
れが行なわれた場合、若しくは貯玉の引落としが行なわ
れた場合には、その表示内容を更新する。制御部40
は、貯玉の引落とし操作に基づいてパチンコ玉の払出し
要求数を特定する。そして、払出し要求数を情報入出力
部47を介して貯玉管理装置2へ出力する。払出し要求
数に相当する貯玉がある場合にはその旨の情報が貯玉管
理装置2から入力されるため、制御部40はこの情報が
入力されることを条件に、払出し要求数のパチンコ玉を
玉払出し部46から払出す処理を実行する。制御部40
は、貯玉の預入れに応じた貯玉情報を情報入出力部47
を介して貯玉管理装置2へ出力する。
【0033】制御部40は、貯玉管理装置2へ出力した
貯玉に関する情報を遊技場管理装置15へ送信する。
【0034】図3は、景品処理装置5のブロック図であ
る。景品処理装置5は、たとえば、遊技場係員が常駐す
るサービスカウンタ付近に設置されている。サービスカ
ウンタの常駐員は、一般景品との景品交換を希望する遊
技者へ所望の景品を手渡すなどの業務サービスを行な
う。景品処理装置5は、マイクロコンピュータ50aを
含む制御部50、玉数カードまたはメダル数カードの記
録情報を読取るカードリーダ51、会員カードの記録情
報を読取る会員カードリーダ57、遊技場係員および遊
技者の操作が可能な操作部52、操作手順などを表示す
る表示部53、特殊景品払出し部54、遊技場管理装置
15および貯玉管理装置2との間での情報の入出力を行
なう情報入出力部55、遊技者がぬいぐるみや鞄などの
一般景品との景品交換を望む場合に、その景品に付され
たバーコードを読取るためのバーコードリーダ56を含
む。
【0035】カードリーダ51は、玉数カードまたはメ
ダル数カードの記録情報を読取って制御部50に入力す
る。制御部50は、入力情報に基づいて景品交換可能額
を算定する。制御部50は、表示部53に希望景品が文
鎮などの特殊景品であるか、一般景品であるかの選択操
作を促す表示を行なう。操作部52の操作により特殊景
品が選択されれば、景品交換額に応じた特殊景品を特殊
景品払出し部54から払出す。一方、一般景品が選択さ
れれば、遊技場係員が遊技者の希望のする景品に附され
たバーコードをバーコードリーダ56で読み取った後、
その景品が直接遊技者に手渡される。バーコードリーダ
56で読み取られた景品の種類および景品交換額に関す
る情報は、情報入出力部55を介して遊技場管理装置1
5へ出力される。
【0036】制御部50は、会員カードリーダ57で読
取られた会員情報に基づいて、カードの適否を判定す
る。制御部50は、貯玉管理装置2から送信される貯玉
情報に基づいて、会員の貯玉を特定し、これを表示部5
3に表示する。そして、会員によって景品が選択されれ
ば、景品額を特定可能な情報を情報入出力部55を介し
て貯玉管理装置2へ出力する。会員が景品額以上の貯玉
を所有していれば、その旨を示す情報が貯玉管理装置2
から返信されて情報入出力部55に入力される。景品処
理装置5では、この情報の入力を条件に希望景品の交換
が許容される。
【0037】図4は、貯メダル処理装置3のブロック図
である。貯メダル処理装置3は、マイクロコンピュータ
30aを含む制御部30、遊技者が投入したメダルを計
数するメダルカウンタ31、会員カードの記録情報を読
取る会員カードリーダ32、遊技者の操作が可能な操作
部33、操作手順などを表示する表示部34、メダル数
カード発行部35、メダル払出し部36、遊技場管理装
置15および貯玉管理装置2との間での情報の入出力を
行なう情報入出力部37を含む。
【0038】また、マイクロコンピュータ30aは、計
数データ変換処理手段30bと遊技媒体数変換手段30
cとを含む。
【0039】操作部33では、メダルを貯玉として預入
れるための操作、貯玉を引落としてメダルを引出す操
作、メダル数カードの発行操作などを行なうことが可能
であり、操作手順が順次表示部34に表示される。な
お、メダルの預入れ操作およびメダルの引落とし操作に
は、会員カードの暗証番号の入力操作が含まれている。
【0040】制御部30は、メダルカウンタ31に投入
されたメダル数を計数し、その値を一時記憶する。そし
て、メダル数カードの発行操作があれば、一時記憶して
いる計数値に基づいてメダル数カード発行部35からメ
ダル数カードを発行する。
【0041】制御部30は、会員カードリーダ32で読
取られた会員情報に基づいて、カードの適否を判定す
る。制御部30は、貯玉管理装置2から送信される貯玉
情報に基づいて、会員の貯玉を特定し、必要に応じてこ
れを表示部34に表示する。そして、新たに貯玉の預入
れが行なわれれた場合、若しくは貯玉の引落としが行な
われた場合には、その表示内容を更新する。
【0042】制御部30は、操作部33におけるメダル
の引出し操作に基づいてメダルの払出し要求数を特定す
る。そして、たとえば、メダル払出し要求数に対応する
価値のパチンコ玉数が遊技媒体数変換手段30cにより
算出される。遊技媒体数変換手段30cにより算出され
たパチンコ玉数は、引出し要求情報として情報入出力部
37を介して貯玉管理装置2へ出力される。貯玉管理装
置2に引出し要求情報で特定されるパチンコ玉相当の貯
玉がある場合には、引出し可能である旨の情報が貯玉管
理装置2から制御部30へ送信される。制御部30は、
この情報に基づいて払出し要求数のメダルをメダル払出
し部36から払出す処理を実行する。
【0043】制御部30は、操作部33におけるメダル
の預入れ操作に基づいてメダルの預入れ数を特定する。
そして、たとえば、メダルの預入れ数に対応する価値の
パチンコ玉数が計数データ変換処理手段30bにより算
出される。計数データ変換処理手段30bにより算出さ
れたパチンコ玉数は、貯玉情報として情報入出力部37
を介して貯玉管理装置2へ出力される。貯玉管理装置2
では、この貯玉情報に基づいて会員の貯玉が加算更新さ
れる。
【0044】図5は、貯玉管理装置2の構成を示すブロ
ック図である。貯玉管理装置2は、遊技場1内の各種装
置(貯玉処理装置4、貯メダル処理装置3、景品処理装
置5、遊技機設置島6)との間で情報の入出力を行なう
情報入出力部25、操作部23、操作部23の操作に応
じて会員の貯玉履歴情報を表示するための表示部24、
操作部23の操作に応じて会員リストや会員の貯玉履歴
情報などを印刷する印刷部26、会員の貯玉履歴情報や
会員カード情報を記憶する記憶部21、貯玉管理会社1
6へ貯玉情報を送信するための通信部22、制御部20
を含む。
【0045】さらに制御部20のマイクロコンピュータ
20aには、貯玉の変換率を判定する変換率判定手段2
0b、変換率判定手段20bの判定結果に応じて引落と
すべき貯玉数を演算する演算手段20c、会員カードの
暗証番号の認証を行なう認証手段20dが構成されてい
る。
【0046】貯玉処理装置4から情報入出力部25へ
は、会員カードの認証に必要な認証情報(会員番号、暗
証番号)、預入れるべき貯玉数を特定可能な貯玉情報、
引出すべきパチンコ玉数を特定可能な引出し要求情報が
入力される。貯メダル処理装置3から情報入出力部25
には、前記認証情報、メダルカウンタ31に投入された
メダルを貯玉として預入れるために必要な貯玉情報、メ
ダル払出部36から払出すべきメダル数を特定可能な引
出し要求情報が入力される。景品処理装置5から情報入
出力部25へは、前記認証情報、景品の種類(一般景品
または特殊景品)および景品交換額を特定可能な引出し
要求情報が入力される。遊技機設置島6から情報入出力
部25へは前記認証情報、預入れるべき貯玉数を特定可
能な貯玉情報、貯玉を引落として遊技者に払出すべきパ
チンコ玉数を特定可能な引出し要求情報が出力される。
【0047】情報入出力部25に入力された各種情報は
制御部20のマイクロコンピュータ20aにより以下の
ように処理される。認証情報の入力に基づいて、認証手
段20dは記憶部21に記憶されている会員情報を読出
し、会員カードの暗証番号の認証を行なう。そして、認
証結果を情報入出力部25へ出力する。情報入出力部2
5は認証要求のあった装置へ認証結果を返信する。
【0048】貯玉情報の入力に基づいて演算手段20c
は記憶部21に記憶されている会員の貯玉履歴情報を読
出し、貯玉の加算更新を行なう。そして、その更新結果
を記憶部21に記憶させる制御を行なう。さらに演算手
段20cは入力された貯玉情報を通信部22を介して貯
玉管理会社16へ送信する。
【0049】引出し要求情報の入力に基づいて、変換率
判定手段20bは記憶部21に記憶されている変換率デ
ータ(図9参照)と会員の貯玉履歴情報とを読出し、変
換率を判定する。演算手段20cは、変換率判定手段2
0bの判定結果に基づいて引落とすべき貯玉数を演算
し、これを貯玉履歴情報として記憶されている貯玉から
引落とす。
【0050】図6は、パチンコ遊技機9aの設けられた
遊技機設置島6の一部を示す正面図である。遊技機設置
島6には、複数のパチンコ遊技機9aが並列して設置さ
れており、各パチンコ遊技機9aの間には、それぞれの
パチンコ遊技機9aに対応した玉返却装置とカードユニ
ットとが設けられている。以下の説明においては、玉返
却装置とカードユニットとをまとめて玉払出装置10と
称する。
【0051】また、各パチンコ遊技機9a下部には、遊
技者が遊技で得たパチンコ玉を回収してその数を計数す
るための玉箱109が遊技機設置島6に固定されて設け
られている。玉箱109は、遊技者が獲得したパチンコ
玉を精算時まで一時的に保管するためのものである。玉
箱109は、遊技機設置島6の内部に設けられた玉回収
樋と連通しており、玉計数レバー111をスライド操作
することにより玉箱109内のパチンコ玉が玉回収樋に
回収される。回収されたパチンコ玉は内部で計数され、
その計数値が玉箱109の玉数表示部110に累積して
表示される。なお、玉数表示部110は、たとえばLE
Dで構成されたドットマトリクス表示器である。
【0052】さらに、各パチンコ遊技機9a上方には、
呼出・発行装置100が設けられている。呼出・発行装
置100には、呼出・発行装置100に設けられた各種
スイッチの操作手順や遊技者が所有している貯玉数など
を表示する表示部101、玉数カード発行口102、玉
数カード発行スイッチ103および104、会員カード
挿入口105、会員カードを排出する際に押圧する会員
カード排出スイッチ106、遊技場の係員を呼出した際
にその旨を報知するための呼出表示部107、暗証番号
入力用のテンキー108、貯玉預入れスイッチ112な
どが設けられている。
【0053】会員は、会員カード挿入口105に本人の
会員カードを挿入した後、暗証番号の照会を行なうこと
で、遊技場に預入れている貯玉を引落として遊技に使用
したり、遊技結果を貯玉として預入れたりすることが可
能となる。暗証番号の照会操作は、会員カードを会員カ
ード挿入口105に挿入した後、表示部101に表示さ
れる案内に応じて暗証番号をテンキー108で入力する
ことにより行なう。
【0054】パチンコ遊技機9aは、たとえば、全国共
通カード(以下、単に共通カードという)に記録された
カード残高を使用して貸出されたパチンコ玉により遊技
が可能となる。玉貸しは、共通カードを玉払出装置10
のカード挿入口10dに挿入して遊技者が所定の玉貸操
作を行なうことにより実行される。すなわち、遊技者の
玉貸操作に応じてカード挿入口10dに挿入された共通
カードから所定額のカード残高が引落とされて、引落残
高に相当する数のパチンコ玉が玉返却口10aから上皿
91に貸出される。そして、上皿91にパチンコ玉の存
在する状態で打球操作ハンドル93を操作することによ
り、パチンコ玉が1発ずつ遊技領域90に弾発発射さ
れ、遊技を行なうことが可能となる。
【0055】図6では詳細な図示を省略しているが、遊
技領域90には、複数種類の図柄の可変表示が行なわれ
る、いわゆる可変表示装置や可変入賞球装置、その他、
入賞口などが設けられている。たとえば、遊技領域90
に打込まれた打玉が所定の始動入賞口に入賞することに
基づいて可変表示装置の可変表示結果が導出表示され
る。そして、可変表示装置で予め定められた大当り図柄
の組み合わせ(たとえば777など)が導出表示されれ
ば、大当りが発生して可変入賞球装置に打玉を入賞させ
ることが可能な大当り制御が開始される。また、大当り
図柄の中でも特に定められた確変図柄で大当りが発生し
た場合には、その後、大当り確率が高くなる確変(確率
変動)が発生する。この確変は、たとえばその後大当り
が2回発生するまで継続し、2回目の大当り制御終了後
に大当り確率が通常のものに復帰する。
【0056】可変入賞球装置やその他の入賞口にパチン
コ玉が入賞すれば、パチンコ遊技機9aの上皿91に所
定数の賞品玉が払出される。そして上皿91をオーバフ
ローするパチンコ玉は自動的に下皿92へ落入する。下
皿92には、パチンコ玉を玉箱109へ移動させるため
の下皿玉抜レバー60が設けられている。遊技者が必要
に応じて下皿玉抜レバー60をスライド操作することに
より、下皿92に貯留されているパチンコ玉が玉箱10
9へ案内される。玉箱109に設けられた玉計数レバー
111をスライド操作すれば、玉箱109内のパチンコ
玉が回収されて計数され、玉数表示部110の計数値に
加算更新して表示される。
【0057】遊技中に持玉が残り少なくなった場合に
は、再度、玉貸操作を行なって貸玉を上皿91に補充し
てやる必要がある。しかしながら、遊技者が計数値を所
有している場合には、この計数値から引落として玉返却
口10aからパチンコ玉の返却を受けることも可能であ
る。玉払出装置10には、計数値を引落としてパチンコ
玉の返却を受けるための玉返却スイッチ10bが設けら
れており、遊技者がこの玉返却スイッチ10bを操作す
ることにより、計数値が引落とされて玉数表示部110
の計数値が減算表示され、玉返却口3aからパチンコ玉
が上皿91に供給される。
【0058】また、遊技者が貯玉を遊技場1に貯ている
場合には、再プレイスイッチ10cを押圧していわゆる
再プレイ操作を行なうことにより、貯玉を引落としてパ
チンコ玉の払出しを受けることも可能である。前述した
暗証番号の照会が済んでいる場合には、たとえば、表示
部101に遊技者所有の貯玉が表示されており、この貯
玉が所定数以上であることを条件に再プレイスイッチ1
0cを操作すれば、所定数の貯玉が引落とされて玉返却
口10aからパチンコ玉が払出される。
【0059】玉数表示部110に表示されている計数値
を最終的に精算するためには、たとえば玉数カード発行
スイッチ103を押圧操作すればよい。玉数カード発行
スイッチ103を押圧操作することにより、玉数表示部
110に表示されている計数値を特定可能な情報の記録
された玉数カードが玉数カード発行口102より発行さ
れる。たとえば、玉数カードを遊技場のサービスカウン
タに設置された景品処理装置5で使用することにより、
遊技者は玉数カードに記録されている計数値と引き換え
に所望の景品を入手することができる。計数値の精算の
際に、玉数カード発行スイッチ103ではなく、玉数カ
ード発行スイッチ104を押圧した場合には、遊技者が
獲得した計数値のうち、たとえば計数値を特殊景品と交
換する際に生ずる端数(以下、端玉という)分を除いた
計数値のみが玉数カードに記録して発行され、端玉は貯
玉として遊技場内の貯玉管理装置2内に預入れられる。
なお、この玉数カード発行スイッチ104は、遊技者が
会員であって、かつ、その遊技者が前述の暗証番号の照
会を事前に行なっている場合にのみ、その操作が有効と
なる。
【0060】さらに、会員の場合には、暗証番号の照会
を事前に行なっていることを条件に、計数値を貯玉とし
て遊技場1に預け入れることが可能である。計数値を貯
玉として預け入れるためには、貯玉預入れスイッチ11
2を押圧操作する。貯玉預入れスイッチ112を押圧操
作すれば、事前に暗証番号が照会済であることを条件
に、玉数表示部110に表示されている計数値が貯玉情
報として制御装置7(図1参照)を介して貯玉管理装置
2(図1参照)に送信される。
【0061】ところで一般遊技場においては、大当り制
御期間中は遊技者に多量のパチンコ玉が払出される可能
性があるため、遊技の射倖性を抑制するなどの目的から
大当り制御が実行されることに基づいて払出されたパチ
ンコ玉を大当り制御終了後の遊技に継続して使用する、
いわゆる持玉遊技を制限する場合がある。本実施形態で
は、この持玉遊技を制限する方式(持玉遊技方式)とし
てたとえば、大当り制御が1回終了する毎に遊技者にパ
チンコ玉の精算を義務づける1回交換方式と、パチンコ
遊技機9aで確変(確率変動)が生じている期間中は持
玉遊技を許容し、確変終了後にパチンコ玉の精算を義務
づける確変ラッキー方式とのうち、どちらかを設定部7
a(図7参照)の設定操作により選択可能である。な
お、持玉遊技を無制限に許容する無制限方式とすること
もできる。
【0062】図7は、遊技機設置島6のシステムブロッ
ク図である。遊技機設置島6には、呼出・発行装置10
0と玉箱109とを制御し、さらにパチンコ遊技機9a
の打止制御を行なう制御装置7が設けられている。なお
7aは、制御装置7の制御動作を設定するための設定部
である。本実施形態では、たとえば制御装置7は各遊技
機設置島6に対応して1つずつ設けられており、遊技機
設置島6に配設されている複数のパチンコ遊技機9aを
制御する。
【0063】設定部7aでは、たとえば遊技場の係員に
よる操作により、制御装置7で制御されるパチンコ遊技
機9aの持玉遊技方式を設定できる。たとえば遊技場の
係員などが予め設定部7aに登録されている設定値の中
から所望の設定値を選択することにより、持玉遊技方式
を、確変中である否かに係わらず大当たり制御が終了す
るごとに遊技者にパチンコ玉の精算を行うことを義務づ
ける1回交換方式にするか、確変中はパチンコ玉の精算
を行うことなく持玉での継続遊技を許容し、確変終了時
に精算を行うことを義務づけるラッキーナンバー方式に
するか、無制限に持玉遊技を許容する無制限方式にする
かが選択できる。
【0064】呼出・発行装置100から制御装置7へ
は、操作情報が入力される。操作情報は、テンキー10
8、玉数カード発行スイッチ103および104、貯玉
預入れスイッチ112、会員カード排出スイッチ106
の操作に基づいて出力される情報である。
【0065】制御装置7は、玉数カード発行スイッチ1
03および104の操作に基づいて玉数カードに記録す
べき玉数を算出し、これをカードR/W制御情報に含め
て呼出・発行装置100へ出力する。呼出・発行装置1
00は、このカードR/W制御情報の入力に基づいて玉
数カードを玉数カード発行口102から発行する。玉数
カードが発行されれば、その旨がカードR/W情報とし
て呼出・発行装置100から制御装置7へ出力される。
これにより、制御装置7は玉数カードの発行処理が終了
したことを把握する。
【0066】制御装置7は、テンキー108の操作によ
り入力された暗証番号を貯玉管理装置2へ送信し、暗証
番号の照会を行なう。制御装置7は、貯玉管理装置2か
ら返信された照会結果などを呼出・発行装置100へ出
力する。制御装置7は、貯玉預入れスイッチ112の押
圧操作に基づいて、遊技者が所有している計数値を貯玉
情報として貯玉管理装置2(図1参照)へ送信する。
【0067】遊技機設置島6内部の玉計数器(図示省
略)から制御装置7には、玉箱109の計数レバー11
1が操作されることにより新たに計数されたパチンコ玉
数を特定可能な計数情報が入力される。制御装置7はこ
の計数情報を累積的にカウントして遊技者所有の計数値
を算出する。そして、その計数値を玉数表示部110に
表示するためのLED情報を玉箱109へ出力する。
【0068】パチンコ遊技機1から制御装置7には、払
出玉情報と打込玉情報とが入力される。払出玉情報は、
大当り制御期間あるいは確変期間中などにパチンコ遊技
機9aから遊技者に払出されたパチンコ玉数を示すもの
である。制御装置7は、この払出玉情報をカウントする
ことによりパチンコ遊技機9aから払出された払出玉数
を特定する。また、打込玉情報は、大当り制御期間ある
いは確変期間中などにパチンコ遊技機9aの遊技領域9
0に打ち込まれたパチンコ玉を示すものである。制御装
置7は、この打込玉情報をカウントすることにより大当
り制御期間あるいは確変期間中などにパチンコ遊技機9
aで使用された打込玉数を特定する。そして、この打込
玉数と前述した払出玉数とから大当り制御期間あるいは
確変期間中などに遊技者が所有したパチンコ玉数である
出玉数(払出玉数−打込玉数)を演算する。さらにパチ
ンコ遊技機9aから制御装置7には、遊技情報がそれぞ
れ入力される。遊技情報は、パチンコ遊技機9aの遊技
制御基板(図示省略)から出力される情報である。遊技
情報には、大当りの発生および大当り制御の終了を示す
大当り情報、確変の発生および終了を示す確変情報など
の各種情報が含まれる。制御装置7は、これらの遊技情
報により、パチンコ遊技機9aの遊技状態を把握する。
【0069】制御装置7は、パチンコ遊技機9aから入
力される遊技情報によりパチンコ遊技機9aの遊技状態
を監視し、設定されている持玉遊技方式に応じた制御を
行ない、持玉遊技を許容すべきものか否かを判断する。
そして、大当り制御の終了などにより持玉遊技を禁止す
べき状態となれば打止指令信号をパチンコ遊技機9aに
出力する。パチンコ遊技機9aには、打止指令信号を入
力するための入力端子(図示省略)が設けられている。
打止指令信号が入力端子に入力されれば、パチンコ遊技
機9aの打球操作ハンドルを駆動する駆動モータの駆動
が停止され、パチンコ遊技機9aが遊技不能動状態とな
る。具体的には、打止指令信号が入力されると打球操作
ハンドルを駆動する駆動モータの電力供給をON/OF
Fするリレーが作用して電力の供給をOFFにする。そ
れにより駆動モータは停止する。
【0070】玉払出装置10から制御装置7には、玉返
却スイッチ情報、再プレイスイッチ情報が入力される。
玉返却スイッチ情報は、玉返却スイッチ10bの押圧操
作に基づいて入力される情報であり、再プレイスイッチ
情報は再プレイスイッチ10cの押圧操作に基づいて入
力される情報である。制御装置7は、玉返却スイッチ情
報の入力に基づき、計数値が存在することを条件に計数
値から所定値を引落として玉払出装置10に玉返却装置
制御情報を出力する。玉払出装置10は、この玉返却装
置制御情報に基づいて所定個数のパチンコ玉を玉返却口
3aから上皿91に返却する。また、制御装置7は、再
プレイスイッチ情報の入力に基づき、遊技者が所定数以
上の貯玉を所有していることを条件に貯玉から所定値を
引落として玉払出装置10に再プレイ払出し情報を出力
する。玉払出装置10は、この再プレイ払出し情報に基
づいて所定個数のパチンコ玉を玉返却口3aから上皿9
1に払出す。
【0071】図8は、制御装置7のブロック図である。
制御装置7は、制御プログラム77の記憶されたROM
76、払出玉カウンタ71,打込玉カウンタ72,計数
カウンタ80などの各種演算用カウンタなどの記憶され
たRAM70、各種演算処理を実行するCPU73、各
種情報を入力する入力ポート78、各種情報を出力する
出力ポート79、LED回路74、音声合成回路75な
どから構成されている。
【0072】入力ポート78には、払出玉検出情報、打
込玉検出情報、遊技情報、再プレイスイッチ情報、操作
スイッチ情報、玉返却スイッチ10bの押圧操作に基づ
いて入力される情報、カードR/W情報、設定情報が入
力される。CPU73は、入力ポート72に入力される
これらの情報に応じて以下のような各種処理を実行す
る。
【0073】制御装置7は、計数情報の入力に応じて計
数カウンタ80のカウンタ値を加算更新する。制御装置
7は、この計数値を玉箱109の玉数表示部110に表
示させるためのLED情報をLED回路74へ出力す
る。LED回路74はこれを出力ポート79を介して玉
箱109へ出力する。
【0074】制御装置7は、払出玉検出情報の入力に応
じて払出玉カウンタ71のカウンタ値を加算更新し、打
込玉検出情報の入力に応じて打込玉カウンタ72のカウ
ンタ値を加算更新する。そして、払出玉カウンタ71の
カウンタ値から払出玉カウンタのカウンタ値を差し引く
ことにより、遊技者が所有したパチンコ玉数である出玉
数(払出玉数−打込玉数)を演算する。
【0075】制御装置7は、各種遊技情報の入力の有無
に基づいてパチンコ遊技機9aの遊技状態を把握する。
たとえば、大当り情報の入力により大当り制御が開始し
たことを把握し、大当り情報の入力停止により大当り制
御が終了したことを把握する。確変情報の入力により確
変が開始したことを把握し、確変情報の入力停止により
確変が終了したことを把握する。
【0076】制御装置7は、テンキー108の操作に応
じて入力される操作情報に基づいて、遊技者の入力した
暗証番号を貯玉管理装置2へ送信し、暗証番号の照会を
行なう。貯玉管理装置2は、受信された暗証番号に基づ
いて会員カードの会員ナンバーを割り出すとともに、遊
技者の入力した暗証番号が、予め内部に記憶している番
号と一致しているか否かを判断する。そして、照会結果
を制御装置7へ送信する。
【0077】制御装置7は、玉返却スイッチ情報の入力
に応じてRAM70内部に記憶している計数カウンタ8
0の計数値を減算更新し、出力ポート79から玉返却装
置制御情報を玉払出装置10へ出力する。制御装置7
は、再プレイスイッチ情報の入力に応じて、引出し要求
情報を貯玉管理装置2へ出力する。そして、貯玉の引出
しが可能である旨の情報が返信されたことを条件に、出
力ポート79から再プレイ払出し情報を玉払出装置10
へ出力する。
【0078】制御装置7は、貯玉預入れスイッチ112
の押圧操作に応じて入力される操作情報に基づいて、R
AM70内部に記憶している計数カウンタ80の計数値
を貯玉管理装置2(図1参照)へ送信した後、計数カウ
ンタ80をリセットする。
【0079】制御装置7は、カードR/W情報の入力に
基づいて、玉数カードが正常に発行されたか否かなどの
呼出・発行装置100の制御状況を把握する。制御装置
7は、設定部7aから入力される設定情報に基づいて持
玉遊技方式を把握する。そして、ROM77に記憶され
ている制御プログラムの中からその方式に応じた打球禁
止・解除プログラムを実行する。すなわち、持玉遊技方
式に応じて定められた持玉遊技終了条件が成立すれば、
出力ポート79から打止指令信号を出力する。なお、遊
技者がなおも遊技を継続しようとする場合には、音声合
成回路75から出力ポート79を介して音声情報を出力
する。これによりパチンコ遊技機9aのスピーカなどか
ら、精算動作を促す報知が行なわれる。
【0080】制御装置7は、玉数カード発行スイッチ1
03,104の操作に応じて入力される操作情報に基づ
いて、玉数カードに記録すべき玉数を算出し、これをカ
ードR/W制御情報に含めて呼出・発行装置100へ出
力する。そして、その後、払出玉カウンタ71、打込玉
カウンタ72、計数カウンタ80のカウンタ値をリセッ
トする。
【0081】図9は、パチンコ玉およびメダルの変換率
表を示す図である。貯玉管理装置2は、この変換率表に
示す変換率に基づいて、再プレイ時のパチンコ玉などの
払出しや換金などと引き換えに貯玉を引落とす。
【0082】まず、変換率表上段には、パチンコ玉また
はメダルが現金の支払いにより貸出される場合の変換率
が示されている。この変換率によれば、たとえばパチン
コ玉の場合には4円で1玉、メダルの場合には20円で
1メダル貸出される計算となる。貯玉管理装置2は、た
とえばパチンコ玉数単位で会員の貯玉を記憶している
が、この表の2段目以降の変換率は、貯玉管理装置2に
記憶されている貯玉を変換率表上段に示した「貸時」の
変換率で変換した価値を基準として記載されている。た
とえば、ある会員が1000個の貯玉を所有している場
合には、貯玉の預入れ価値としては「貸時」の変換率に
従って、「1000×4=4000円」として算定され
る。この貯玉の預入れ価値が、貯玉の使い道および貯玉
の使用時期によって以下に説明するようにそれぞれ異な
る変換率によって異なる大きさの価値で取引きされるの
である。
【0083】すなわち、貯玉を使用した場合の変換率が
その使い道によって、次の3種類定められている。「再
プレイ時」は、再プレイスイッチ10cの再プレイ操作
あるいは貯メダル処理装置3、貯玉処理装置4での遊技
媒体払出操作が行なわれる際の変換率である。「換金
時」は、景品処理装置5で貯玉を特殊景品と交換する際
の変換率である。「一般景品」は、景品処理装置5で貯
玉を一般景品と交換する際の変換率である。
【0084】さらにこの第1実施形態では、貯玉の預入
れ期間が「1週間以内」、「1ヵ月以内」、「1ヵ月以
降」の場合に応じてそれぞれ変換率が異なっている。た
とえば、「再プレイ時」の場合には、預入れ期間が1週
間以内の貯玉を引落とす際の変換率が、3円相当の貯玉
でパチンコ玉1つの払出しを行なうことが可能な率に定
められている。つまり、預入れ時のパチンコ玉1個分の
価値が4円であるのに対して、これよりも少ない3円で
パチンコ玉1つの払出しを受けることができる計算にな
る。したがって、会員は貯玉の預入れから1週間以内に
これを引落として再プレイに使用する場合には、最大限
貯玉の預入れ価値の4/3倍相当のパチンコ玉の払出し
を受けることが可能となる。これに対して、1週間を経
過して1ヵ月以内の貯玉でパチンコ玉の払出しを受けて
再プレイする場合には、変換率が3.5円相当の貯玉で
パチンコ玉1個の払出しを行なうことが可能な率に変化
する。一週間以内の場合と比較すると、変換率が遊技者
に不利となるが、貯玉を預入れた際の貯玉の預入れ価値
からすれば、最大限貯玉の預入れ価値の3.5/3倍相
当のパチンコ玉の払出しを受けることが可能である。さ
らに、1ヵ月を越えると、変換率が4円相当の貯玉でパ
チンコ玉1個の払出しを行なうことが可能な率に変化
し、貯玉の預入れ価値と等価な率でパチンコ玉の払出し
が行なわれるようになる。
【0085】以上のように、貯玉の預入れ期間が長くな
るほど、同額の貯玉で払出すことのできるパチンコ玉数
が少なくなる。このことは、貯玉の預入を行なってから
より短い期間で貯玉を引落として再プレイに使用する方
が同額の貯玉でより多くのパチンコ玉の払出しを受ける
ことができることを意味する。なお、貯玉を引落とし
て、遊技に使用するためのメダルの払出しを受ける場合
についても図示するように貯玉の預入を行なってからよ
り短い期間(1週間以内)で貯玉を引落としてメダルの
払出しを受ける方が、同額の貯玉でより多くのメダルの
払出しを受けることができるように変換率がそれぞれ設
定されている。ここで、貯玉をパチンコ玉として払出す
場合とメダルとして払出す場合との相互変換率は、変換
率表下段に示すように1対5として設定されており、こ
の相互変換率に従って、メダルでの再プレイ時などの変
換率が図示のごとく設定されている。たとえば、貯玉3
000個を預入れてから1週間以内にパチンコ玉として
引出す場合には、引出し可能なパチンコ玉数は「300
0×3.0/4.0」で算出されるのに対し、パチンコ
玉としてではなくメダルとして引出す場合には、「30
00×3.0/4.0/相互変換率=3000×3.0
/4.0/5=3000×3.0/20.0」で算出さ
れる。
【0086】次に、「換金時」、「一般景品交換時」に
ついても同様に、図9に示すように貯玉の預入れを行な
ってからより短い期間(1週間以内)で貯玉を引落とし
て換金などする方が同額の貯玉でより価値の大きい景品
を入手できるように変換率がそれぞれ定められている。
たとえば、「換金時」の場合には、貯玉1個当りの換金
価値は、預入れ期間が1週間以内の場合には2.5円、
1カ月以内の場合には2.27円、1カ月以降の場合に
は2円などにそれぞれ定められており、再プレイ時と同
様に、より早く貯玉を使用したした方が遊技者に有利と
なっている。さらに、「一般景品」との景品交換を行な
う場合には、預入れ期間が1週間以内の場合には4円、
1カ月以内の場合には3.5円、1カ月以降の場合には
3円などにそれぞれ定められており、より早く貯玉を使
用した方が遊技者に有利となっている。
【0087】次に、貯玉の預入れ期間と変換率との関係
について、たとえば、貯玉を換金する場合を例として以
下に具体的に説明する。たとえば、換金を行なう日を基
準としてその基準日の1週間以内に会員が預入れた貯玉
が1000個存在し、さらに1週間以前1カ月以内に預
入れた貯玉が10000個存在する場合には、換金基準
日に会員が換金可能な換金額は、「2.5×1000+
2.27×10000=25200円」で算出される。
たとえば、換金基準日に25000円相当の換金が行な
われた場合には、預入れ期間の長い貯玉(古い貯玉)
「2.27×10000」から優先的に引落としが行な
われる。したがって、この場合の貯玉の引落としは、
「2.5×920+2.27×10000=2500
0」という演算に基づいて行なわれ、貯玉の残数が「8
0」とされる。
【0088】このように、この第1実施形態では、貯玉
の預入れ期間の長さに応じて貯玉を引落として使用する
際の価値の大きさが変化することになるために、貯玉を
預入れた会員にその預入れ期間を意識させることによっ
て貯玉の存在価値を会員にアピールでき、これにより会
員による貯玉システムの利用を促進させることができ
る。特にこの第1実施形態では、預入れ期間が短い程、
貯玉を引落として使用する際の価値の大きさが大きくな
るように変換率が定められるために、預入れた貯玉を会
員が頻繁に使用することが期待できる。これにより、会
員が短期間で頻繁に遊技場に来店することを期待でき
る。
【0089】図10は、貯玉処理装置4で実行される処
理の内容を説明するためのフローチャートである。以下
においては、このフローチャートおよび図2に示した貯
玉処理装置4のブロック図に基づいて処理内容を詳細に
説明する。
【0090】まず、会員カードがあるか否か、すなわ
ち、会員カードリーダ42に会員カードが挿入されてい
るか否かが判断される(SN1)。会員カードが挿入さ
れていない場合には、非会員による貯玉処理装置4の操
作が行なわれている可能性があるために、後述するSN
5に進む。会員カードが会員カードリーダ42に挿入さ
れている場合には、会員カードのカード情報が読出され
る(SN2)。次に、読出したカード情報に基づいて、
会員カードが正規の会員カードであるか否かが判断され
る(SN3)。カード情報が正当でなく、会員カードが
正規のものでないと判断された場合には会員カードが排
出される(SN14)。会員カードが正当なカードであ
る場合にはマイクロコンピュータ40a内部の会員フラ
グが設定される(SN4)。
【0091】次に、玉カウンタ41に玉が投入されたか
否かが判断され(SN5)、パチンコ玉の投入がない場
合には後述するSN7に進むが、パチンコ玉が投入され
ている場合には計数処理がなされる(SN6)。計数処
理とは、玉カウンタ41に投入された玉数を計数し、そ
の数を特定するための処理である。計数処理が行なわれ
た後、あるいはSN5でNOと判断された場合には、操
作部43で何らかの操作が行なわれたか否かが判断され
る(SN7)。何ら操作がされていない場合には処理が
前記SN1に戻るが、操作されている場合には予期しな
い不当操作が行なわれていないかどうかが判断される
(SN8)。不当操作の場合には処理が前記SN7に戻
るが、不当操作でない場合には操作種類が判断され(S
N9)、操作種類に応じて玉数カード発行処理(SN1
0)、貯玉処理(SN11)、玉引出し処理(SN1
2)がそれぞれ実行される。
【0092】玉数カード発行処理とは、投入されたパチ
ンコ玉数の記録された玉数カードを発行するための処理
である。貯玉処理は、投入された玉を貯玉として預入れ
るための処理であり、詳細については図11で後述す
る。玉引出し処理は、預入れられている貯玉からパチン
コ玉を引出すための処理であり、詳細については図12
で後述する。
【0093】SN10〜SN12の各処理が実行された
後、会員カードがカードリーダ42にあるか否かが判断
され(SN13)、会員カードが既に排出されている場
合にはそのまま前記SN1に戻るが、会員カードが残っ
ている場合には会員カードを排出した後(SN14)、
前記SN1に処理が戻る。
【0094】図11は、貯玉処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。このフローチャートは、図10のS
N11で実行されるサブルーチンであり、玉カウンタ4
1に投入されたパチンコ玉を以下の処理手順に従って貯
玉として預入れる処理が実行される。
【0095】まず、玉カウンタ値が参照される(SP
1)。玉カウンタ値は、玉カウンタ41に投入された玉
の計数値Xを記憶しているカウンタである。次に、表示
部44に会員の暗証番号の入力を要求するための表示制
御が行なわれる(SP2)。次に、要求に応じて暗証番
号が入力されたか否かが判断され(SP3)、まだ入力
がない場合には処理が前記SP2に戻るが、入力されて
いる場合には入力された暗証番号が貯玉管理装置2へ出
力される(SP4)。
【0096】次に、表示部44に、暗証番号の照会のた
めに通信中である旨の表示が行なわれる(SP5)。次
に、貯玉管理装置2から何らかの返答情報が入力されて
きたか否かが判断され(SP6)、返答のない場合には
前記SP5に戻るが、返答があった場合には返答情報に
基づいて入力された暗証番号が正当なものであるか否か
が判断される(SP7)。入力された暗証番号が正当な
ものでない場合には、処理が前記SP2に戻る。一方、
正当である場合には、玉の計数値Xを貯玉管理装置2へ
出力する処理がなされる(SP8)。貯玉管理装置2
は、貯玉処理装置4から入力されたXの情報に基づいて
会員の貯玉を加算更新する。
【0097】次に、玉カウンタ41に投入された玉の預
入れが終了した旨の表示を表示部44に行なうための処
理が実行され(SP9)、すべての処理が終了する。
【0098】図12は、玉引出し処理の処理手順を示す
フローチャートである。このフローチャートは、図10
のSN12で実行されるサブルーチンである。このフロ
ーチャートは、第2実施形態に係る貯玉処理装置4で実
行される処理を示すものであり、以下の処理手順によ
り、会員の操作に応じてパチンコ玉を払出す処理が実行
される。
【0099】まず、表示部44に会員の暗証番号の入力
を要求するための表示制御が行なわれる(SY1)。次
に、要求に応じて暗証番号が入力されたか否かが判断さ
れ(SY2)、まだ入力がない場合には処理が前記SY
1に戻るが、入力されている場合には、入力された暗証
番号が貯玉管理装置2へ出力される(SY3)。
【0100】次に、表示部44に暗証番号の照会のため
に通信中である旨の表示が行なわれる(SY4)。次
に、暗証番号の送信先の貯玉管理装置2から何らかの返
答情報が入力されてきたか否かが判断され(SY5)、
返答のない場合には前記SY4に戻るが、返答があった
場合には返答情報に基づいて入力された暗証番号が正当
なものであるか否かが判断される(SY6)。入力され
た暗証番号が正当なものでない場合には、処理が前記S
Y1に戻る。一方、正当である場合には,引出したいパ
チンコ玉数の入力を要求する表示を表示部44に行なう
ための処理が実行される(SY7)。次に、パチンコ玉
数が入力されたか否かが判断され(SY8)、入力され
ていない場合には前記SY7に処理が戻るが、パチンコ
玉数が入力されている場合には、入力玉数Xを貯玉管理
装置2へ送信し、玉の引出しを要求する処理が実行され
る(SY9)。
【0101】SY9の処理の後、パチンコ玉の引出し要
求を行なった貯玉管理装置2からこれに対する返答があ
ったか否かが判断され(SY10)、返答があるまでこ
の処理が繰返し実行される。返答があれば、返答情報に
基づいてパチンコ玉を引出し可能であるか否かが判断さ
れる(SY11)。引出しを要求している玉数に相当す
る貯玉が貯玉管理装置2内に記憶されていない場合には
引出し不可能であると判断される。そして、この場合に
は、処理が前記SY7に戻る。一方、引出し可能である
と判断された場合には、玉払出し部46にX相当のパチ
ンコ玉を払出す指令信号が出力される(SY12)。こ
れにより、玉払出し部46からは、X相当数のパチンコ
玉の払出しが行なわれる。次に、玉払出し部46からパ
チンコ玉の払出しを終了した旨を示す終了情報が入力さ
れたか否かが判断され(SY13)、終了情報が入力さ
れるまで繰返しこの判断が行なわれる。終了情報が入力
された場合には、払出終了処理が実行され(SY1
4)、すべての処理が終了する。 玉引出し処理が実行
されることにより、会員は貯玉処理装置4の操作部43
を操作して貯玉を引落とし、パチンコ玉の払出しを受け
ることも可能となる。これにより、会員にとっての貯玉
処理装置4の利便性を向上させることができる。
【0102】図13は、貯メダル処理装置3で実行され
る処理の内容を説明するためのフローチャートである。
以下においては、このフローチャートおよび図4に示し
た貯メダル処理装置3のブロック図に基づいて処理内容
を詳細に説明する。
【0103】まず、会員カードがあるか否か、すなわ
ち、会員カードリーダ32に会員カードが挿入されてい
るか否かが判断される(S1)。会員カードが挿入され
ていない場合には、非会員による貯メダル処理装置3の
操作が行なわれている可能性があるために、後述するS
5に進む。会員カードが会員カードリーダ32に挿入さ
れている場合には、会員カードのカード情報が読出され
る(S2)。次に、読出したカード情報に基づいて、会
員カードが正規の会員カードであるか否かが判断される
(S3)。カード情報が正当でなく、会員カードが正規
のものでないと判断された場合には会員カードが排出さ
れる(S14)。会員カードが正当なカードである場合
にはマイクロコンピュータ30a内に記憶されている会
員フラグが設定される(S4)。
【0104】次に、メダルカウンタ31にメダルが投入
されたか否かが判断され(S5)、メダルの投入がない
場合には後述するS7に進むが、メダルが投入されてい
る場合には計数処理がなされる(S6)。計数処理と
は、メダルカウンタ31に投入されたメダル数Xを計数
し、その数を特定するための処理である。計数処理が行
なわれた後、あるいはS5でNOと判断された場合に
は、操作部33で何らかの操作が行なわれたか否かが判
断される(S7)。何ら操作がされていない場合には処
理が前記S1に戻るが、操作されている場合には予期し
ない不当操作が行なわれていないかどうかが判断される
(S8)。不当操作の場合には処理が前記S7に戻る
が、不当操作でない場合には操作種類が判断され(S
9)、操作種類に応じてメダル数カード発行処理(S1
0)、貯メダル処理(S11)、メダル引出し処理(S
12)がそれぞれ実行される。
【0105】メダル数カード発行処理とは、投入された
メダル数の記録されたメダル数カードを発行するための
処理であり、詳細については図16で後述する。貯メダ
ル処理は、投入されたメダルを貯玉として預入れるため
の処理であり、詳細については図14で後述する。メダ
ル引出し処理は、預入れられている貯玉からメダルを引
出すための処理であり、詳細については図15で後述す
る。
【0106】S10〜S12の各処理が実行された後、
会員カードがカードリーダ32にあるか否かが判断され
(S13)、会員カードが既に排出されている場合には
そのまま前記S1に戻るが、会員カードが残っている場
合には会員カードを排出した後(S14)、前記S1に
処理が戻る。
【0107】図14は、貯メダル処理の処理手順を説明
するためのフローチャートである。このフローチャート
は、図13に示したフローチャートのS11で実行され
るサブルーチンであり、以下の処理手順に従って投入さ
れたメダルを貯玉として預入れる処理が実行される。
【0108】まず、メダルカウンタ値が参照される(S
A1)。メダルカウンタ値は、メダルカウンタ31に投
入されたメダルの計数値を記憶しているカウンタであ
る。次に、表示部34に会員の暗証番号の入力を要求す
るための表示制御が行なわれる(SA2)。次に、要求
に応じて暗証番号が入力されたか否かが判断され(SA
3)、まだ入力がない場合には処理が前記SA2に戻る
が、入力されている場合には入力された暗証番号が貯玉
管理装置2へ出力される(SA4)。
【0109】次に、表示部34に、暗証番号の照会のた
めに通信中である旨の表示が行なわれる(SA5)。次
に、貯玉管理装置2から何らかの返答情報が入力されて
きたか否かが判断され(SA6)、返答のない場合には
前記SA5に戻るが、返答があった場合には返答情報に
基づいて入力された暗証番号が正当なものであるか否か
が判断される(SA7)。入力された暗証番号が正当な
ものでない場合には、処理が前記SA2に戻る。一方、
正当である場合には,計数データ変換処理手段30bに
よって、予め定められた相互変換率(図9参照)に従
い、メダルカウンタ値Xを5倍して5Xとする演算処理
がなされる(SA8)。これにより、預け入れられるメ
ダル数がパチンコ玉数としての価値に変換される。次
に、SA8で演算された5Xを特定可能な情報が貯玉管
理装置2へ出力される(SA9)。貯玉管理装置2は、
会員が貯玉処理装置4などを操作して5X相当のパチン
コ玉を預け入れる場合と同様にして、貯メダル処理装置
3から入力された5Xの情報に基づいて会員の貯玉を加
算更新する。
【0110】次に、メダルカウンタ31に投入されたメ
ダルの預入れが終了した旨の表示を表示部34に行なう
ための処理が実行され(SA10)、すべての処理が終
了する。
【0111】以上のように貯メダル処理が実行されるこ
とにより、会員が獲得したメダルが貯玉としての価値に
変換されて、貯玉管理装置2内に先に記憶されている会
員所有の貯玉に加算される。このため、会員はパチンコ
遊技機9aで獲得した計数値やパチンコ遊技機9bで獲
得したパチンコ玉のみならず、スロットマシン9cで獲
得したメダルも併せて貯玉として遊技場1に預けること
が可能となり、遊技者にとっての利便性が向上される。
【0112】図15はメダル引出し処理の処理手順を説
明するためのフローチャートである。このフローチャー
トは、図13に示したフローチャートのS12で実行さ
れるサブルーチンであり、以下の処理手順に従って貯玉
からメダルを引出す処理が実行される。
【0113】まず、表示部34に会員の暗証番号の入力
を要求するための表示制御が行なわれる(SB1)。次
に、要求に応じて暗証番号が入力されたか否かが判断さ
れ(SB2)、まだ入力がない場合には処理が前記SB
1に戻るが、入力されている場合には入力された暗証番
号が貯玉管理装置2へ出力される(SB3)。
【0114】次に、表示部34に、暗証番号の照会のた
めに通信中である旨の表示が行なわれる(SB4)。次
に、貯玉管理装置2から何らかの返答情報が入力されて
きたか否かが判断され(SB5)、返答のない場合には
前記SB4に戻るが、返答があった場合には返答情報に
基づいて入力された暗証番号が正当なものであるか否か
が判断される(SB6)。入力された暗証番号が正当な
ものでない場合には、処理が前記SB1に戻る。一方、
正当である場合には,引出したいメダル数の入力を要求
する表示を表示部34に行なうための処理が実行される
(SB7)。次に、メダル数が入力されたか否かが判断
され(SB8)、入力されていない場合には前記SB7
に処理が戻るが、メダル数が入力されている場合には、
遊技媒体数変換手段30cによって、予め定められた相
互変換率(図9参照)に従い、入力メダル数Xを5倍し
て5Xとする演算処理がなされる(SB9)。これによ
り、引出されるメダル数がパチンコ玉数としての価値に
変換される。
【0115】次に、演算された5Xを特定可能な情報を
貯玉管理装置2へ送信し、メダルの引出しを要求する処
理が実行される(SB10)。次に、メダルの引出し要
求を行なった貯玉管理装置2からこれに対する返答があ
ったか否かが判断され(SB11)、貯玉管理装置2か
ら返答があるまでこの処理が繰返し実行される。貯玉管
理装置2から返答があれば、返答情報に基づいてメダル
を引出し可能であるか否かが判断される(SB12)。
たとえば、引出しを要求しているメダル数に相当する貯
玉が貯玉管理装置2内に記憶されていない場合には引出
し不可能であると判断され、再度処理が前記SB7に戻
る。一方、引出し可能である場合にはメダル払出し部3
6にX相当のメダルを払出す指令信号が出力される(S
B13)。これにより、メダル払出し部36からは、X
相当数のメダルの払出しが行なわれる。次に、メダル払
出し部36からメダルの払出しを終了した旨を示す終了
情報が入力されたか否かが判断され(SB14)、終了
情報が入力されるまで繰返しこの判断が行なわれる。終
了情報が入力された場合には、払出終了処理が実行され
(SB15)、すべての処理が終了する。なお、払出終
了処理とは、表示部34の表示状態を初期状態にリセッ
トするなどの処理である。メダル引出し処理が実行され
ることにより、会員は貯メダル理装置3の操作部33を
操作して貯玉を引落とし、メダルの払出しを受けること
も可能となる。これにより、会員にとっての貯メダル処
理装置3の利便性を向上させることができる。
【0116】次に、図16は、メダル数カード発行処理
の処理手順を示すフローチャートである。このフローチ
ャートは、図13に示したフローチャートのS10で実
行されるサブルーチンであり、以下の処理手順に従って
メダル数カードを発行する処理が実行される。
【0117】まず、メダルカウンタ値が参照され(SC
1)、メダルカウンタ31に投入されたメダル数が特定
される。次に、会員フラグが設定されているか否かが判
断される(SC2)。会員フラグは、正当な会員カード
が会員カードリーダ32に挿入されたことを条件に図1
3のS4で設定されるフラグである。会員フラグが設定
されているか否かを判断することにより、メダル数カー
ドを発行しようとしている者が会員であるか否かが確認
できる。会員フラグが設定されていない場合には、処理
が即座にSC6に進み、装置内部に予納されているカー
ドにメダルカウンタ値を書込む処理が実行される。そし
て、その後、メダルカウンタ値の書込まれたメダル数カ
ードをメダル数カード発行部35より発行する処理が実
行される(SC8)。次に、カードの発行を終了した旨
の表示が表示部34に行なわれ(SC9)、処理が終了
する。
【0118】一方、SC2で会員フラグが設定されてお
り、すなわち会員による操作が行なわれている場合に
は、カード発行方法の種類を選択する操作を要求する表
示が行なわれる(SC3)。たとえばメダルを換金する
場合には、図9に示したように換金すべきメダル数に応
じて、換金するための単位数に満たない端数のメダルが
生じる。メダル数カードの発行を希望する者が会員でな
い場合には、この端数をも含めてメダル数カードにメダ
ル数が書込まれて発行されるが、会員がメダル数カード
の発行を希望する場合には、会員自らの選択により、端
数をも含めてメダル数カードを発行するか、端数を除外
してメダル数カードを発行し、除外した端数については
貯玉として預入れるようにするかを選択できるようにな
っている。
【0119】次に、会員がいずれの方法でメダル数カー
ドを発行するかを決定し、その操作が行なわれたか否か
が判断され(SC4)、まだ操作が行なわれていない場
合には前記SC3の表示が継続して行なわれる。一方、
操作が行なわれた場合には端数を含めて全メダルをメダ
ル数カードに書込んで発行することが選択されたか否か
が判断される(SC5)。端数をも含めてすべてのメダ
ル数をメダル数カードに書込むことが選択された場合に
は、前述したSC6〜SC9の処理が実行されてメダル
数カードが発行される。一方、端数については貯玉とし
て預入れることが選択された場合には、端メダル以外発
行処理が実行される(SC7)。端メダル以外発行処理
が実行されることにより、端数を除くメダル数がメダル
数カードに記録され発行される。また、端数については
貯玉として貯玉管理装置2に預けられる。この端メダル
以外発行処理の詳細については図17で後述する。
【0120】図17は、端メダル以外発行処理の処理手
順を示すフローチャートである。このフローチャート
は、図16に示したフローチャートのSC7で実行され
るサブルーチンであり、以下の処理手順に従って端メダ
ルを除外したメダル数カードが発行される。
【0121】まず、表示部34に会員の暗証番号の入力
を要求するための表示制御が行なわれる(SD1)。次
に、要求に応じて暗証番号が入力されたか否かが判断さ
れ(SD2)、まだ入力がない場合には処理が前記SD
1に戻るが、入力されている場合には入力された暗証番
号が貯玉管理装置2へ出力される(SD3)。
【0122】次に、表示部34に、暗証番号の照会のた
めに通信中である旨の表示が行なわれる(SD4)。次
に、貯玉管理装置2から何らかの返答情報が入力されて
きたか否かが判断され(SD5)、返答のない場合には
前記SD4に戻るが、返答があった場合には返答情報に
基づいて入力された暗証番号が正当なものであるか否か
が判断される(SD6)。入力された暗証番号が正当な
ものでない場合には、処理が前記SD2に戻る。一方、
正当である場合には,メダルの換金額に関する設定(図
9参照)が参照され(SD7)、参照された設定に応じ
て端メダル数yが演算される(SD8)。次に、メダル
カウンタ値から端メダル数yを差し引いた値をメダル数
カードに書込む処理が実行され(SD9)、その後にメ
ダル数カードを発行する処理が実行される(SD1
0)。
【0123】次に、計数データ変換処理手段30bによ
って、予め定められた相互変換率(図9参照)に従い、
端メダル数yを5倍して5yとする演算処理がなされる
(SD11)。これにより、端メダル数がパチンコ玉数
としての価値に変換される。次に、演算された5yを特
定可能な情報が貯玉管理装置2へ出力される(SD1
2)。これにより、端メダル数が貯玉として貯玉管理装
置2に記憶される。次に、表示部34にメダル数カード
の発行および貯玉の預入れ処理が終了した旨の表示がな
され(SD13)、処理が終了する。
【0124】図18は、景品処理装置5で実行される処
理内容を説明するためのフローチャートである。景品処
理装置5では、以下の処理手順に従って特殊景品または
一般景品の払出しが行なわれる。以下においては、図1
8および図3に示した景品処理装置5のブロック図に基
づいて、景品処理装置5で実行される処理内容について
説明する。
【0125】まず、貯玉を利用して景品交換を行なう旨
の情報が入力されたか否かが判断される(SE1)。こ
の情報は、景品交換を希望する者が操作部52で所定操
作を行なうことに基づいて入力される。貯玉を利用して
景品交換を行なう旨の情報が入力されている場合には、
会員カードが会員カードリーダ57に挿入されているか
否かが判断される(SE3)。会員カードが挿入されて
いない場合には、会員カードが会員カードリーダ57に
挿入されるまで繰返しこの判断がなされる。そして会員
カードが会員カードリーダ57に挿入された時点で、貯
玉利用処理が実行される(SE4)。貯玉利用処理は、
貯玉を利用した景品交換を行なう処理であり、詳細につ
いては図19で後述する。
【0126】一方、SE1でNOと判断された場合に
は、玉数カードまたはメダル数カードがカードリーダ5
1に挿入されたか否かが判断される(SE2)。いずれ
のカードも挿入されていない場合には前記SE1に処理
が戻るが、いずれかのカードが挿入されている場合には
カードリーダ51によってカードの記録情報が読込まれ
る(SE5)。次に、読込まれたカード情報に基づいて
景品交換可能額が算定され、内部のカウンタにその数値
が加算される(SE6)。次に、さらに別のカード(玉
数カードまたはメダル数カード)が追加してカードリー
ダ51に挿入されたか否かが判断され(SE7)、追加
のカードがある場合には再度処理が前記SE5に戻る。
一方、追加のカードがない場合には、精算操作が行なわ
れたか否かが判断される(SE8)。景品交換を希望す
る者がまだ操作部52を操作して精算操作を行なってい
ない場合には処理が前記SE7に戻るが、精算操作を行
なっている場合には、行なわれた精算操作が特殊景品に
交換するための操作であるか否かが判断される(SE
9)。
【0127】特殊景品に交換するための操作の場合に
は、予め内部に記憶されている換金率に基づいて特殊景
品数を特定するための数値が演算され(SE10)、演
算された数値に応じた特殊景品を特殊景品払出し部54
から払出す処理が実行される(SE11)。次に、すべ
ての特殊景品を払出したか否かが判断され(SE1
2)、すべての特殊景品を払出した段階で内部のカウン
タの数値(SE6で加算されるカウンタ)がリセットさ
れる(SE17)。次に、払出された特殊景品数を特定
可能な情報が遊技場管理装置15へ出力され(SE1
8)、処理が前記SE1に戻る。
【0128】SE9でNOと判断された場合には、遊技
者は一般景品との景品交換を希望している可能性がある
ために、バーコードリーダ56からバーコード情報が入
力されたか否かが判断される(SE13)。遊技者がサ
ービスカウンタに陳列されている一般景品の中から所望
の景品を指定し、指定された景品に付されているバーコ
ードを遊技場係員がバーコードリーダ56で読取った場
合には、バーコード情報が入力される。そして、バーコ
ード情報が入力されていない場合には、処理が再び前記
SE9に戻り、特殊景品に交換するための操作が行なわ
れたか否かが判断される。一方、バーコード情報が入力
されている場合には、その情報に基づいて特定される景
品交換額相当の数値が、景品交換可能額として内部のカ
ウンタに記憶されている数値から減算される(SE1
4)。次に減算後もなお、景品交換可能な残数値がある
か否かが判断され(SE15)、残数値がない場合には
前記SE18の処理が実行される。残数値がある場合に
は、景品交換処理を終了するリセット操作が行なわれた
か否かが判断され(SE16)、リセット操作が行なわ
れた場合には残数値がリセットされた後(SE17)、
前記SE18の処理が実行される。リセット操作が行な
われていない場合には、残数値を使用して景品交換が行
なわれることになるために、処理が前記SE13に戻
る。
【0129】図19は、貯玉利用処理の処理手順を示す
フローチャートである。このフローチャートは、図18
のSE4で実行されるサブルーチンであり、以下の手順
に従って貯玉を利用した景品交換を行なう処理が実行さ
れる。
【0130】まず、会員カードのカード情報を読出す処
理が実行される(SF1)。次に、表示部34に会員の
暗証番号の入力を要求するための表示制御が行なわれる
(SF2)。次に、要求に応じて暗証番号が入力された
か否かが判断され(SF3)、まだ入力がない場合には
処理が前記SF2に戻るが、入力されている場合には入
力された暗証番号が貯玉管理装置2へ出力される(SF
4)。
【0131】次に、表示部34に、暗証番号の照会のた
めに通信中である旨の表示が行なわれる(SF5)。次
に、貯玉管理装置2から何らかの返答情報が入力されて
きたか否かが判断され(SF6)、返答のない場合には
前記SF5に戻るが、返答があった場合には返答情報に
基づいて入力された暗証番号が正当なものであるか否か
が判断される(SF7)。入力された暗証番号が正当な
ものでない場合には、処理が前記SF2に戻る。一方、
正当である場合には、会員が所有している貯玉数を表示
部53に表示する処理が実行される(SF8)。なお、
この貯玉は、SF6において貯玉管理装置2から入力さ
れる。次に、遊技者の行なった操作が特殊景品と交換す
るための操作であるか、あるいは一般景品と交換するた
めの操作であるかが判断される(SF9)。特殊景品と
交換する操作である場合には、表示部53に特殊景品数
の入力を要求する表示がなされる(SF10)。次に、
特殊景品数が入力されたか否かが判断され(SF1
1)、特殊景品数が入力された時点で交換額が算定され
てその交換額を特定可能な引出し要求情報が貯玉管理装
置2へ送信される(SF12a)。貯玉管理装置2で
は、交換額以上の貯玉を会員が所有しているか否かが判
断され、所有している場合には貯玉の引落としが行なわ
れた後、引落とし後の貯玉残数を含む引出し可情報を景
品処理装置5へ返信する処理が行なわれる。また、交換
額以上の貯玉を会員が所有していない場合には、引出し
不可情報を景品処理装置5へ返信する処理が行なわれ
る。
【0132】景品処理装置5では、引出し要求情報に対
する返答が貯玉管理装置2から送信されてきたか否かが
判断され(SF12b)、返答があった場合にはその返
答情報に基づいて、貯玉を引出し可能であったか否かが
判断される(SF12c)。返答情報が引出し不可情報
の場合には、SF12cでNOの判断がなされ、再度処
理が前記SF10に戻る。一方、引出し可情報の場合に
は、SF17cでYESの判断がなされ、引出し可情報
に含まれる貯玉残数に基づいて貯玉数の表示が更新され
る(SF12d)。
【0133】次に、特殊景品を特殊景品払出し部56か
ら払出す処理が実行され(SF14)、その後、予定さ
れているすべての特殊景品を払出したか否かが判断され
る(SF15)。そして、すべての特殊景品の払出処理
が終了した時点で処理が終了する。
【0134】SF9で特殊景品と交換する操作ではな
く、一般景品と交換する操作であると判断された場合に
は、バーコードリーダ56からバーコード情報が入力さ
れたか否かが判断される(SF16)。バーコード情報
が入力されていない場合には前記SF9に処理が戻る
が、バーコード情報が入力されている場合には、入力さ
れたバーコード情報に基づいて一般景品の交換額が算定
される。そして、算定された交換額を特定可能な引出し
要求情報が貯玉管理装置2へ送信される(SF17
a)。貯玉管理装置2では、交換額以上の貯玉を会員が
所有しているか否かが判断され、所有している場合には
貯玉の引落としが行なわれた後、引落とし後の貯玉残数
を含む引出し可情報を景品処理装置5へ返信する処理が
行なわれる。また、交換額以上の貯玉を会員が所有して
いない場合には、引出し不可情報を景品処理装置5へ返
信する処理が行なわれる。
【0135】景品処理装置5では、引出し要求情報に対
する返答が貯玉管理装置2から送信されてきたか否かが
判断され(SF17b)、返答があった場合にはその返
答情報に基づいて、貯玉を引出し可能であったか否かが
判断される(SF17c)。返答情報が引出し不可情報
の場合には、SF17cでNOの判断がなされ、再度処
理が前記SF16に戻る。一方、引出し可情報の場合に
は、SF17cでYESの判断がなされ、引出し可情報
に含まれる貯玉残数に基づいて貯玉数の表示が更新され
る(SF17d)。遊技場係員は、この時点で会員に希
望景品の手渡しを行なう。
【0136】次に、残数値(貯玉残数)があるか否かが
判断される(SF18)。残数値のない場合には、処理
が終了する。一方、残数値がある場合には、操作部52
の操作に基づいた終了操作が行なわれたか否かが判断さ
れ(SF19)、終了操作が行なわれていない場合に
は、処理が前記SF16に戻る。一方、終了操作がある
場合には、処理が終了する。
【0137】図20は、制御部7によって実行される貯
玉、再プレイ処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。制御部7は、以下に説明するフローチャートに基づ
いて各パチンコ遊技機9aで行なわれる貯玉の預入れお
よび再プレイを制御する。
【0138】まず、暗証番号入力待ちフラグが設定され
ているか否かが判断される(SG1)。暗証番号待ちフ
ラグは、処理が暗証番号の入力待ちとなった場合に設定
されるフラグである。暗証番号入力待ちフラグが設定さ
れている場合にはSG7に進むが、設定されていない場
合には通信中フラグが設定されているか否かが判断され
る(SG2)。通信中フラグは、貯玉管理装置2から何
らかの情報を受信待ちにある場合に設定されるフラグで
ある。通信中フラグが設定されている場合には、SG1
2に処理が移行するが、設定されていない場合には返答
待ちフラグが設定されているか否かが判断される(SG
3)。返答待ちフラグは、再プレイ操作が行なわれたこ
とに基づいて設定されるフラグである。返答待ちフラグ
が設定されている場合には、後述する図21(b)のS
I3に処理が進むが、設定されていない場合には何らか
の操作が行なわれたか否かが判断される(SG4)。何
ら操作が行なわれていない場合には処理が終了するが、
操作が行なわれた場合には、既に会員カードの暗証番号
を認証済であるか否かが判断される(SG5)。暗証番
号を認証済の場合には、行なわれた操作は貯玉預入れ操
作あるいは再プレイ操作であるために処理が後述するS
G15に進む。一方、暗証番号の認証が済んでいない場
合には、表示部101に暗証番号の入力を要求する表示
がなされる(SG6)。
【0139】次に、テンキー108の操作により暗証番
号が入力されたか否かが判断され(SG7)、入力され
ていない場合には暗証番号入力待ちフラグが設定され
(SG18)、処理が終了する。一方、暗証番号が入力
された場合にはその番号が貯玉管理装置2へ送信され
(SG8)、表示部102に通信中である旨の表示がな
される(SG9)。さらに、暗証番号入力待ちフラグが
リセットされる(SG10)。次に、通信中フラグが設
定される(SG11)。次に、貯玉管理装置2から暗証
番号の正否に関する返答があったか否かが判断される
(SG12)。返答のない場合には処理が終了するが、
返答があった場合には通信中フラグがリセットされる
(SG13)。次に、貯玉管理装置2からの情報に基づ
いて、入力された暗証番号が正当なものであるか否かが
判断され(SG14)、正当でない場合には処理が前記
SG6に戻る。一方、正当である場合には、遊技者の操
作の内容が貯玉を預入れるための操作であるか否かが判
断される(SG15)。貯玉を預入れるための操作の場
合には、貯玉処理が実行され(SG16)、その後、処
理が終了する。貯玉処理の詳細については図21(a)
で後述する。
【0140】一方、貯玉を預入れるための操作でない場
合には、再プレイ操作であるために、再プレイ処理が実
行され(SG17)、その後、処理が終了する。再プレ
イ処理の詳細については図21(b)で後述する。
【0141】図21(a)は、貯玉処理の処理手順を示
すフローチャートである。このフローチャートは、図2
0のSG16で実行されるサブルーチンである。まず、
RAM70内部に記憶されている計数カウンタ80(図
8参照)の値が参照され(SH1)、遊技者の所有して
いる計数値が特定される。次に、参照された計数カウン
タ80のカウンタ値が0よりも大きいか否かが判断され
(SH2)、0よりも大きいことを条件にその値が貯玉
管理装置2へ出力される(SH3)。なお、貯玉管理装
置2では、出力されたこの計数カウンタ値に関する情報
に基づいて、預入れるべき貯玉数と会員とを特定し、貯
玉の加算処理を実行する。これにより、貯玉預入れスイ
ッチ112の操作に基づいた貯玉の預入れが行なわれる
ことになる。次に、計数カウンタ80のカウンタ値がリ
セットされ(SH4)、処理が終了する。
【0142】図21(b)は、再プレイ処理の処理手順
を示すフローチャートである。このフローチャートは、
図20のSG17で実行されるサブルーチンである。ま
ず、再プレイ設定の内容が参照される(SI1)。再プ
レイ設定の内容とは、一回の再プレイ操作により払出さ
れるパチンコ玉数の設定データである。次に、設定数が
貯玉管理装置2へ引出し要求情報として出力される(S
I2)。貯玉管理装置2は引出し要求情報を受けて相当
数を貯玉から引落とす処理を行なう。たとえば、1回の
再プレイ操作で払出されるパチンコ玉数が120発であ
るとし、引落とし対象の貯玉が預かり日から1週間以内
のものである場合には、図9に示した変換率に基づい
て、90発(120×3.0/4.0)相当の貯玉数が
引落とされることになる。
【0143】次に、貯玉管理装置2から返答があったか
否かが判断され(SI3)、返答なき場合には返答待ち
フラグが設定され(SI7)、処理が終了する。一方、
返答があった場合には返答の内容に基づいて貯玉の引出
しが可能であるか否かが判断される(SI4)。会員の
所有している貯玉が再プレイを行なうのに必要な貯玉に
満たない場合には、引出し不可能と判断され、表示部1
01に引出しが不可能である旨の表示がなされる(SI
5)。一方、引出しが可能である場合には、玉払出装置
10へ設定数払出指令情報(再プレイ払出情報)が出力
され(SI6)、処理が終了する。再プレイ払出情報が
出力されることにより、玉払出装置10から所定数のパ
チンコ玉が会員に払出される。
【0144】図22および図23は、貯玉管理装置2の
処理手順を説明するためのフローチャートである。図2
2(a)は、そのメインルーチンを示しており、図22
(b),図22(c),図23(a),図23(b)
は、そのサブルーチンを示している。
【0145】まず、メインルーチンを説明すると、最初
のイニシャライズ処理が実行され(ST1)、次に会員
カードの暗証番号の入力に応じて暗証番号の認証を行な
う認証処理が実行される(ST2)。次に、貯玉情報に
入力に応じて会員の貯玉を加算更新する貯玉処理が実行
される(ST3)。次に、再プレイのための引出し要求
情報の入力に応じて、貯玉を減額更新するための再プレ
イ処理が実行される(ST4)。次に、景品交換のため
の引出し要求情報の入力に応じて貯玉の減算更新を行な
う景品交換処理が実行される(ST5)。次に、総合デ
ータ演算処理が実行される(ST6)。次に、表示指令
情報の入力などに応じて内部に記録されている貯玉を会
員別に表示するなどの表示処理が実行される(ST
7)。次に、印刷処理情報の入力に応じて会員の貯玉履
歴などを印刷する印刷処理が実行される(ST8)。そ
してその後、処理が前記ST2に戻る。
【0146】図22(b)は、ST2で実行される認証
処理の処理手順を示すフローチャートである。このフロ
ーチャートにおいては、まず、会員カードのカードナン
バーと暗証番号とが入力されたか否かが判断される(S
U1)。たとえば会員が景品処理装置5の操作部52
(図3参照)を操作して暗証番号を入力した場合には、
その入力情報が会員カードのカードナンバーとともに貯
玉管理装置2へ送信される。これらの情報が送信されて
きた場合には、SU1でYESの判断がなされ、記憶部
21(図5参照)からカードナンバーに対応する情報が
認証手段20d(図5参照)によって読出される(SU
2)。次に、記憶部21から読出した情報に基づいて暗
証番号を照合する処理が実行される(SU3)。次に、
暗証番号が一致するか否かが判断され(SU4)、一致
する場合には一致情報が暗証番号の送信元(たとえば景
品処理装置5)へ返信され(SU6)、一致しない場合
には不一致情報が暗証番号送信元へ返信される(SU
5)。
【0147】次に、暗証番号の入力(SU1)が行なわ
れたのは景品処理装置5であるか否かが判断され(SU
7)、景品処理装置5でない場合には処理が終了し、景
品処理装置5の場合にはさらに貯玉数を返信する処理が
実行され(SU8)、処理が終了する。なお、景品処理
装置5は、この貯玉数に基づいてその表示部53に会員
所有の貯玉数を表示する。
【0148】図22(c)は、ST3で実行される貯玉
処理の処理手順を示すフローチャートである。このフロ
ーチャートにおいては、まず、貯玉情報が入力されてい
るか否かが判断される(SV1)。貯玉預入れスイッチ
112(図6参照)の操作または操作部33,43の操
作により計数値もしくはパチンコ玉またはメダルを貯玉
として預入れることが決定された場合には、制御装置
7、貯玉処理装置4、貯メダル処理装置3から貯玉管理
装置2へ貯玉数を特定可能な貯玉情報が入力され、SV
1でYESと判断される。
【0149】貯玉情報が入力された場合には、貯玉情報
の会員カードナンバーに対応する情報が記憶部21(図
5参照)から読出される(SV2)。次に、読出された
貯玉履歴情報に新たに入力された貯玉情報を追加する処
理が実行される(SV3)。具体的には、貯玉情報に基
づいて定められる玉数が貯玉情報の入力日別に加算更新
される。さらに、総合貯玉数が演算される。総合貯玉数
とは、日付別に記憶されている貯玉の総数である。
【0150】次に、更新された貯玉履歴情報を記憶部2
1に記憶する処理が実行される(SV4)。次に、入力
された貯玉情報を貯玉管理会社16の総合貯玉管理装置
17へ出力する処理が実行され(SV5)、処理が終了
する。なお、貯玉管理会社16の総合貯玉管理装置17
では、入力された貯玉情報に基づいて貯玉管理装置と同
様に会員の貯玉の更新を行なう。
【0151】図23(a)は、ST4で実行される再プ
レイ処理の処理手順を示すフローチャートである。この
フローチャートにおいては、まず、再プレイのための引
出し要求があったか否かが判断される(SW1)。貯メ
ダル処理装置3の操作部33もしくは貯玉処理装置4の
操作部43においてパチンコ玉の払出操作が行なわれた
場合、またはパチンコ遊技機9aに対応する玉払出装置
10の再プレイスイッチ10cが操作された場合には、
引出し要求情報が貯玉管理装置2に出力され、これに基
づいてSW1でYESの判断がなされる。引出し要求が
あると判断された場合には、会員カードのカードナンバ
ーに対応する貯玉履歴情報が記憶部21から読出される
(SW2)。次に、変換率判定手段20bによって再プ
レイ変換率データテーブル(図9参照)が参照される
(SW3)。次に、貯玉履歴情報の貯玉日付に応じて変
換率が設定される(SW4)。この場合、貯玉の預入れ
が複数日に渡って行なわれている場合には預入れ日ごと
に変換率が設定され、預入れ日が最も古い貯玉が優先し
て引落とされる。
【0152】次に、引出し要求玉数と変換率とに基づい
て貯玉の引落とし数が演算手段20cにより演算される
(SW5)。次に引落とし可能か否か、すなわち、演算
された引落とし数だけ会員が貯玉を所有しているか否か
が判断される(SW5a)。引落とし可能でない場合に
は、引出し不可情報を返信する処理が行なわれた後(S
W5c)、処理が終了する。引落とし可能である場合に
は、引出し可情報を返信する処理が行なわれる(SW5
b)。そして、演算20cで演算された引落とし数だけ
会員所有の貯玉から引落として貯玉履歴情報を更新した
後、これを記憶部21に記憶する処理が実行される(S
W6)。次に、貯玉管理会社16の総合貯玉管理装置1
7に貯玉利用情報を送信する処理が実行され(SW
7)、処理が終了する。なお、貯玉利用情報には、会員
番号や貯玉引落とし数などが含まれる。
【0153】図23(b)は、ST5で実行される景品
交換処理の処理手順を示すフローチャートである。この
フローチャートにおいては、まず、引出し要求情報が入
力されたか否かが判断される(SX1)。景品処理装置
5で景品交換のための操作が行なわれれば引出し額を特
定可能な引出し要求情報が貯玉管理装置2へ出力され
る。この引出し要求情報が入力されたことに基づいて、
SX1でYESの判断がなされ、会員カードナンバーに
対応する貯玉履歴情報を記憶部21から読出す処理が実
行される(SX2)。次に、引出し要求情報に基づい
て、特殊景品との景品交換が希望されているのか一般景
品との景品交換が希望されているのかが判断される(S
X3)。特殊景品との景品交換が希望されている場合に
は、換金時変換率データテーブル(図9参照)が参照さ
れ(SX4)、一般景品との景品交換が希望されている
場合には一般景品交換時変換率データテーブル(図9参
照)が参照される(SX5)。次に、貯玉履歴情報の貯
玉日付に応じて変換率が設定される(SX6)。この場
合、貯玉の預入れが複数日に渡って行なわれている場合
には預入れ日ごとに変換率が設定され、預入れ日が最も
古い貯玉が優先して引落とされる。次に、引出し要求玉
数と変換率とに基づいて貯玉の引落とし数が演算手段2
0cにより演算される(SX7)。次に引落とし可能か
否か、すなわち、演算された引落とし数だけ会員が貯玉
を所有しているか否かが判断される(SX7a)。引落
とし可能でない場合には、引出し不可情報を返信する処
理が行なわれた後(SX7c)、処理が終了する。引落
とし可能である場合には、引出し可情報を返信する処理
が行なわれる(SX7b)。なお、引出し可情報には、
会員所有の貯玉から引落とし数を減算した後の貯玉残数
を特定可能な情報が含まれている。そして、演算20c
で演算された引落とし数だけ会員所有の貯玉から引落と
して貯玉履歴情報を更新した後、これを記憶部21に記
憶する処理が実行される(SX8)。次に、貯玉管理会
社16の総合貯玉管理装置17に貯玉利用情報を送信す
る処理が実行され(SX9)、処理が終了する。なお、
貯玉利用情報には、会員番号や貯玉引落とし数などが含
まれる。
【0154】景品交換処理が実行されることにより、景
品交換を行なうサービスカウンタなどでの遊技場係員の
景品交換作業を軽減できる。サービスカウンタなどで景
品が選択されることにより、景品処理装置5からその景
品交換額などを特定可能な情報が自動的に貯玉管理装置
2へ出力されれば、この情報が貯玉管理装置2に入力さ
れて上述のごとく貯玉の引落としが行なわれるためであ
る。
【0155】次に、図24〜図26を参照して、第2実
施形態を説明する。第2実施形態の特徴は、第1実施形
態が貯玉の預入れ期間に応じて変換率が変化するように
設定されていたのに対し、会員が再プレイ操作や景品交
換操作あるいは貯玉の預入操作などを行なって貯玉シス
テム(貯玉管理装置2)を利用する頻度に応じ、変換率
が変化する点にある。
【0156】図24には、第2実施形態に係る変換率表
が示されている。なお、同図に示す変換率の見方は第1
実施形態として説明した図9と同様である。この第2実
施形態では、「再プレイ時」、「換金時」、「一般景品
交換時」の変換率は、再プレイ時あるいは景品交換時を
基準としてその遊技者が今まで1週間平均で貯玉システ
ムを利用した回数に応じて変化し、貯玉システムの利用
が多いほど換金率が遊技者に有利となるように設定され
ている。たとえば、貯玉システムの平均利用回数すなわ
ち再プレイ操作や貯玉の預入れ操作などが1週間平均で
2回以上行なわれている場合には、再プレイ時の変換率
は「4」に設定される。貯玉システムの利用が1週間平
均で1回以上2回未満の場合には変換率が「3.5」に
設定される。また、貯玉システムの利用が1週間平均で
1回未満の場合には変換率が「3」に設定される。
【0157】このように、この第2実施形態では、会員
の貯玉システムの利用頻度に応じて貯玉を引落として使
用する際の価値の大きさが変化することになるために、
会員に貯玉システムの利用頻度を意識させることによっ
て貯玉システムの存在価値を会員にアピールでき、これ
により会員による貯玉システムの利用を促進させること
ができる。また、貯玉システムの利用頻度に応じて、会
員に対するサービスを異ならせることができることにな
るために、会員に対してよりきめ細やかなサービスをも
提供することができる。特にこの第2実施形態では、貯
玉システムの利用頻度が高い程、貯玉を引落として使用
する際の価値の大きさが大きくなるように変換率が定め
られるために、頻繁に貯玉システムを利用する常連客に
対するサービスを向上することができる。
【0158】第2実施形態に係る貯玉管理装置2におい
ても、第1実施形態と同様に図22(a)に示した順序
で各処理が実行される。さらに、各サブルーチンにおい
ては、図22(b)と同様の認証処理が実行され、総合
データ演算処理(ST6)、表示処理(ST7)、印刷
処理(ST8)が各々実行される。したがって、ここで
はそれらの各処理の説明を省略し、第1実施形態とは処
理内容の異なる貯玉処理、再プレイ処理、景品交換処理
の処理手順についてそれぞれ以下に説明する。
【0159】まず、図25(a)は、ST3で実行され
る貯玉処理の処理手順を示すフローチャートである。こ
のフローチャートにおいては、まず、貯玉情報が入力さ
れたか否かが判断される(Sa1)。貯メダル処理装置
3の操作部33もしくは貯玉処理装置4の操作部43に
おいて貯玉操作が行なわれた場合、またはパチンコ遊技
機9aに対応する呼出・発行装置100の貯玉預入れス
イッチ112において貯玉操作が行なわれた場合には、
貯玉情報が貯玉管理装置2へ出力され、これに基づいて
Sa1でYESの判断がなされる。貯玉情報が入力され
ている場合には、貯玉情報に含まれる会員カードのカー
ドナンバーに対応する貯玉履歴情報が記憶部21から読
出される(Sa2)。次に、貯玉システム利用頻度を定
めるための演算がなされるとともに、総合貯玉数が演算
される(Sa3)。
【0160】第2実施形態に係る貯玉管理装置2に記憶
されている貯玉履歴情報には、会員の貯玉システムの利
用回数を利用日ごとに算定するための利用頻度特定用情
報が含まれている。貯玉管理装置2は、貯玉情報の入力
に基づいて貯玉システムの利用が1回あったものとみな
し、対応する会員の利用頻度特定用情報を更新する。S
a3の貯玉システム利用頻度を定めるための演算とは、
この更新処理を意味する。また、Sa3の総合貯玉数の
演算とは、貯玉情報に基づいて新たに預入れられる貯玉
を特定し、これを貯玉履歴情報に含まれる会員所有の貯
玉総数に加算更新する処理を意味する。
【0161】利用頻度の演算および総合貯玉数の演算が
行なわれた後、更新された貯玉履歴情報を記憶部21に
記憶し直す処理が実行される(Sa4)。次に、貯玉管
理会社16の総合貯玉管理装置17に貯玉情報を送信す
る処理が実行され(Sa5)、処理が終了する。なお、
貯玉情報には、会員番号や貯玉預入れ数などが含まれ
る。
【0162】図25(b)は、ST4で実行される再プ
レイ処理の処理手順を示すフローチャートである。この
フローチャートにおいては、まず、再プレイのための引
出し要求があったか否かが判断される(Sb1)。貯メ
ダル処理装置3の操作部33もしくは貯玉処理装置4の
操作部43においてパチンコ玉の払出操作が行なわれた
場合、またはパチンコ遊技機9bに対応する玉払出装置
10の再プレイスイッチ10cが操作された場合には、
引出し要求情報が貯玉管理装置2に出力され、これに基
づいてSb1でYESの判断がなされる。引出し要求が
あると判断された場合には、会員カードのカードナンバ
ーに対応する貯玉履歴情報が記憶部21から読出される
(Sb2)。次に、変換率判定手段20bによって再プ
レイ変換率データテーブル(図24参照)が参照される
(Sb3)。次に、貯玉履歴情報に含まれる利用頻度特
定用情報と再プレイ変換率データテーブルとに基づいて
変換率が設定される(Sb4)。次に、引出し要求玉数
と変換率とに基づいて貯玉の引落とし数が演算手段20
cにより演算される(Sb5)。次に引落とし可能か否
か、すなわち、演算された引落とし数だけ会員が貯玉を
所有しているか否かが判断される(Sb5a)。引落と
し可能でない場合には、引出し不可情報を返信する処理
が行なわれた後(Sb5c)、処理が終了する。引落と
し可能である場合には、引出し可情報を返信する処理が
行なわれる(Sb5b)。そして、演算20cで演算さ
れた引落とし数だけ会員所有の貯玉から引落として貯玉
履歴情報を更新した後、これを記憶部21に記憶する処
理が実行される(Sb6)。なお、この際に行なわれる
貯玉履歴情報の更新処理には、利用頻度特定用情報の更
新処理も含まれている。再プレイ操作が行なわれたとい
うことは、貯玉システムの利用があったということだか
らである。したがって、引出し要求情報の入力(Sb
1)に基づいて、その日の貯玉システムの利用回数が1
回加算更新される。
【0163】次に、貯玉管理会社16の総合貯玉管理装
置17に貯玉利用情報を送信する処理が実行され(Sb
7)、処理が終了する。なお、貯玉利用情報には、会員
番号や貯玉引落とし数などが含まれる。
【0164】図26は、第2実施形態に係る貯玉処理装
置2によって実行される景品交換処理の処理手順を示す
フローチャートである。この図26は、ST5で実行さ
れる景品交換処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。このフローチャートにおいては、まず、引出し要求
情報が入力されたか否かが判断される(Sc1)。景品
処理装置5で景品交換のための操作が行なわれれば引出
し額を特定可能な引出し要求情報が貯玉管理装置2へ出
力される。この引出し要求情報が入力されたことに基づ
いて、Sc1でYESの判断がなされ、会員カードナン
バーに対応する貯玉履歴情報を記憶部21から読出す処
理が実行される(Sc2)。次に、引出し要求情報に基
づいて、特殊景品との景品交換が希望されているのか一
般景品との景品交換が希望されているのかが判断される
(Sc3)。特殊景品との景品交換が希望されている場
合には、換金時変換率データテーブル(図24参照)が
参照され(Sc4)、一般景品との景品交換が希望され
ている場合には一般景品交換時変換率データテーブル
(図24参照)が参照される(Sc5)。次に、貯玉履
歴情報に含まれる利用頻度特定用情報と再プレイ変換率
データテーブルとに基づいて変換率が設定される(Sc
6)。次に、引出し要求玉数と変換率とに基づいて貯玉
の引落とし数が演算手段20cにより演算される(Sc
7)。次に引落とし可能か否か、すなわち、演算された
引落とし数だけ会員が貯玉を所有しているか否かが判断
される(Sc7a)。引落とし可能でない場合には、引
出し不可情報を返信する処理が行なわれた後(Sc7
c)、処理が終了する。引落とし可能である場合には、
引出し可情報を返信する処理が行なわれる(Sc7
b)。なお、引出し可情報には、会員所有の貯玉から引
落とし数を減算した後の貯玉残数を特定可能な情報が含
まれている。そして、演算20cで演算された引落とし
数だけ会員所有の貯玉から引落として貯玉履歴情報を更
新した後、これを記憶部21に記憶する処理が実行され
る(Sc8)。なお、この際に行なわれる貯玉履歴情報
の更新処理には、利用頻度特定用情報の更新処理も含ま
れている。貯玉を使用した景品交換が行なわれたという
ことは、貯玉システムの利用があったということだから
である。したがって、引出し要求情報の入力(Sc1)
に基づいて、その日の貯玉システムの利用回数が1回加
算更新される。次に、貯玉管理会社16の総合貯玉管理
装置17に貯玉利用情報を送信する処理が実行され(S
c9)、処理が終了する。なお、貯玉利用情報には、会
員番号や貯玉引落とし数などが含まれる。
【0165】景品交換処理が実行されることにより、景
品交換を行なうサービスカウンタなどでの遊技場係員の
景品交換作業を軽減できる。サービスカウンタなどで景
品が選択されることにより、景品処理装置5からその景
品交換額などを特定可能な情報が自動的に貯玉管理装置
2へ出力されれば、この情報が貯玉管理装置2に入力さ
れて上述のごとく貯玉の引落としが行なわれるためであ
る。
【0166】次に、以上説明した発明の実施の形態の変
形例や特徴点を以下に列挙する。 (1) 第1実施形態に示す貯玉管理装置2では、貯玉
の預入れが行なわれれば預入れの日付ごとに会員の貯玉
を記憶し、貯玉使用時の変換率は貯玉を使用する日を基
準として図9に示した変換率表に従い、各預入れ日ごと
に定められ、かつ、預入れ日の古い順で貯玉が引落とさ
れる。
【0167】しかしながら、これに代えて、貯玉の預入
れ日が複数日ある場合に、そのうち最も古い日を基準に
して貯玉使用時の変換率を一律に定めるように構成して
もよい。この場合、たとえば、1月1日を最初の預入れ
日として1月1日から1月10日までの10日間で毎日
貯玉が預入れられており、1月11日に貯玉が使用され
る場合には、1月1日を基準にして変換率が定められ
る、もし、預入れられている全貯玉が1度に使用される
場合にはこの変換率に基づいて一律に1月1日から1月
10日までの貯玉が引落とされる。
【0168】あるいは、この変形例とは逆に最も新しい
預入れ日を基準にして貯玉使用時の変換率を一律に定め
るように構成してもよい。あるいは、預入れ日が複数に
渡る場合には、最も多くの貯玉が預入れられている日を
基準にして貯玉使用時の変換率を一律に定めるように構
成してもよい。
【0169】(2) スロットマシン9cは、たとえば
メダルを投入することによって遊技が可能となる遊技機
である。しかしながら、これに代えて、メダルを一切使
用せず、所定のスロットマシン専用カードに記憶された
度数を所定度数だけ減額することにより、1プレイが可
能となり、遊技に勝てば所定の持点が遊技者に付与され
るように構成されたタイプのスロットマシンを採用して
もよい。この場合には、スロットマシン専用カードに記
憶された度数が、遊技機に使用可能な遊技価値となり、
遊技者に付与された持点が遊技結果価値となる。
【0170】同様に、パチンコ遊技機としては、パチン
コ玉が遊技機内部に封入されており、遊技者がパチンコ
玉に一切手を触れることなく遊技が可能なタイプの遊技
機であってもよい。たとえば、所定のパチンコ遊技機専
用カードに記憶された度数を所定度数だけ減額すること
により、所定数の持点が遊技者に付与されて持点の範囲
内で内部に封入されているパチンコ玉の打球操作が可能
となり、打玉の入賞があれば持点が加算更新されるよう
に構成されたタイプのパチンコ遊技機を例に挙げること
ができる。この場合には、そのパチンコ遊技機専用カー
ドに記憶された度数が遊技機に使用可能な遊技価値とな
り、遊技者に付与された持点が遊技結果価値となる。
【0171】(3) 図1に示した貯玉管理装置2と貯
玉処理装置4とを一体にして構成してもよい。また、貯
メダル処理装置3で預入れられたメダルを貯玉としてで
はなく、メダル数単位で別途、貯メダルという形で管理
するように構成してもよい。この場合には、専用の貯メ
ダル管理装置を設けてもよい。
【0172】(4) 図2に示した貯玉処理装置4は、
玉カウンタで計数されたパチンコ玉に基づいて遊技者が
獲得した遊技結果価値を特定するように構成されている
が、さらに、所定のパチンコ玉計数用カウンタで発行さ
れた玉数を特定可能な記録媒体を読込んで遊技者が獲得
した遊技結果価値を特定可能なように構成してもよい。
【0173】
【課題を解決するための手段の具体例】貯玉管理装置
2、貯メダル処理装置3、貯玉処理装置4、遊技機設置
島6、制御装置7により、遊技機における遊技の結果と
して遊技者の所有となった遊技結果価値を預入れ可能な
価値貯蓄装置を含む遊技用装置が構成されている。貯玉
管理装置2により、前記価値貯蓄装置が構成されてい
る。パチンコ玉や計数値、メダルにより、前記遊技結果
価値が構成されている。パチンコ遊技機9a,9b、ス
ロットマシン9cにより、前記遊技機が構成されてい
る。貯玉により、前記価値貯蓄装置で貯蓄される遊技結
果価値が構成されている。
【0174】図23(a),図23(b)のフローチャ
ートのSW6,SX8、図25(b)のフローチャート
のSb6、図26のフローチャートのSc8により、前
記価値貯蓄装置に貯蓄されている遊技者所有の遊技結果
価値を前記遊技者が使用する場合に前記遊技結果価値を
引落とす価値引落とし手段が構成されている。演算手段
20c、図23(a),図23(b)のフローチャート
のSW5,SX7、図25(b)のフローチャートのS
b5、図26のフローチャートのSc7により、前記価
値引落とし手段が引落とすべき価値の大きさを所定の価
値変換率に基づいて演算する演算手段が構成されてい
る。図9,図24に示す変換率により、前記価値変換率
が構成されている。
【0175】変換率判定手段20b、図23(a),図
23(b)のフローチャートのSW4,SX6により、
前記遊技結果価値の前記価値貯蓄装置への預入れ期間の
長さに応じて前記価値変換率を変化させて設定する期間
長さ毎設定手段が構成されている。図9に示した変換率
に応じて前記価値変換率を変化させて設定する変換率判
定手段20bにより、前記遊技結果価値の前記価値貯蓄
装置への預入れ期間の長さが短い場合に遊技者に有利と
なるように前記価値変換率を設定する前記期間長さ毎設
定手段が構成されている。
【0176】変換率判定手段20b、図25(b)のフ
ローチャートのSb4、図26のフローチャートのSc
6により、前記遊技者の前記価値貯蓄装置の利用頻度に
応じて前記価値変換率を変化させて設定する利用頻度毎
設定手段が構成されている。図24に示した変換率に応
じて前記価値変換率を変化させて設定する変換率判定手
段20bにより、前記遊技者の前記価値貯蓄装置の利用
頻度が高い場合に遊技者に有利となるように前記価値変
換率を設定する前記利用頻度毎設定手段が構成されてい
る。
【0177】操作部33,43、再プレイスイッチ10
cにより、前記価値貯蓄装置に貯蓄されている遊技者所
有の遊技結果価値を使用して遊技機の遊技に使用可能な
遊技価値を入手するための前記遊技者による操作が可能
な操作手段が構成されている。メダル、パチンコ玉によ
り、前記遊技価値が構成されている。
【0178】メダル払出し部36、玉払出し部46、玉
返却口10aにより、該操作手段が操作されたことを条
件に、前記遊技価値を遊技者に払出す遊技価値払出手段
が構成されている。
【0179】演算手段20c、図23(a)のフローチ
ャートのSW5、図25(b)のフローチャートのSb
5により、前記操作手段が操作された場合に前記遊技価
値払出手段から払出される遊技価値の大きさを特定し前
記価値変換率に基づいて前記価値引落とし手段が引落と
すべき価値の大きさを演算する前記演算手段が構成され
ている。
【0180】情報入出力部25により、遊技者が前記価
値貯蓄装置に貯蓄されている遊技者所有の遊技結果価値
を使用して景品を入手する場合に該景品の交換額を特定
可能な景品交換情報を入力する情報入力手段が構成され
ている。図19のフローチャートのSF12a,SF1
7aで送信される引出し要求情報により、前記景品交換
情報が構成されている。
【0181】演算手段20c、図23(b)のフローチ
ャートのSX7、図26のフローチャートのSc7によ
り、前記情報入力手段に前記景品交換情報が入力された
場合に前記景品の交換額を特定し前記価値変換率に基づ
いて前記価値引落とし手段が引落とすべき価値の大きさ
を演算する前記演算手段が構成されている。
【0182】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、前記遊技結果価値の前記価値貯蓄装置への
預入れ期間の長さに応じて、前記遊技結果価値を引落と
して使用する際の価値の大きさが変化することになるた
めに、前記遊技結果価値を預入れた遊技者に前記預入れ
期間を意識させることによって前記値貯蓄装置の存在価
値を遊技者にアピールでき、これにより遊技者による前
記価値貯蓄装置の利用を促進させることができる。
【0183】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、前記遊技結果価値の前記価値貯蓄装置への
預入れ期間の長さが短い場合に遊技者に有利となるよう
に前記価値変換率が設定されるために、前記価値貯蓄装
置へ前記遊技結果価値を預け入れる遊技者が頻繁に前記
遊技結果価値を使用することが期待できる。これによ
り、遊技者が短期間で頻繁に遊技場に来店することを期
待できる。
【0184】請求項3に関しては、前記遊技者の前記価
値貯蓄装置の利用頻度に応じて、前記遊技結果価値を引
落として使用する際の価値の大きさが変化することにな
るために、遊技者に前記価値貯蓄装置の利用頻度を意識
させることによって前記値貯蓄装置の存在価値を遊技者
にアピールでき、これにより遊技者による前記価値貯蓄
装置の利用を促進させることができる。また、遊技者の
前記価値貯蓄装置の利用頻度に応じて、遊技者に対する
サービスを異ならせることができることになるために、
遊技者に対してよりきめ細やかなサービスをも提供する
ことができる。
【0185】請求項4に関しては、請求項3に関する効
果に加えて、前記遊技者の前記価値貯蓄装置の利用頻度
が高い場合に遊技者に有利となるように前記価値変換率
が設定されるために、頻繁に前記価値貯蓄装置を利用す
る常連の遊技者に対するサービスを向上することができ
るとともに、遊技者による前記価値貯蓄装置の利用を促
進できる。
【0186】請求項5に関しては、請求項1または請求
項3に関する効果に加えて、操作手段の働きにより、遊
技者は、前記価値貯蓄装置に貯蓄されている遊技者所有
の遊技結果価値を使用して遊技機の遊技に使用可能な遊
技価値を入手するための操作を行なうことが可能とされ
るために、遊技者にとっての利便性を向上させることが
できる。
【0187】請求項6に関しては、請求項1または請求
項3に関する効果に加えて、景品交換情報の入力により
前記価値引落とし手段が引落とすべき価値の大きさが演
算されて遊技者所有の遊技結果価値が引落とされること
になるために、遊技場における景品交換作業を容易なも
のにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技用装置の全体構成を示すシス
テムブロック図である。
【図2】貯玉処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】景品処理装置の構成を示すブロック図である。
【図4】貯メダル処理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】貯玉管理装置の構成を示すブロック図である。
【図6】パチンコ遊技機が設置された遊技機設置島の正
面図である。
【図7】遊技機設置島のシステムブロック図である。
【図8】遊技機設置島に設置されているパチンコ遊技機
を管理する制御装置の構成を示すブロック図である。
【図9】パチンコ玉およびメダルの変換率を説明するた
めの説明図である。
【図10】貯玉処理装置の処理内容を説明するためのフ
ローチャートである。
【図11】貯玉処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図12】玉引出し処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図13】貯メダル処理装置の処理内容を説明するため
のフローチャートである。
【図14】貯メダル処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図15】メダル引出し処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図16】メダル数カード発行処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図17】端メダル以外発行処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図18】景品処理装置の処理内容を説明するためのフ
ローチャートである。
【図19】貯玉利用処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図20】貯玉、再プレイ処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図21】貯玉処理および再プレイ処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図22】貯玉管理装置の処理内容を説明するためのフ
ローチャートである。
【図23】貯玉管理装置の処理内容を説明するためのフ
ローチャートである。
【図24】パチンコ玉およびメダルの変換率を説明する
ための説明図である。
【図25】貯玉処理および再プレイ処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図26】景品交換処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1は遊技場、2は貯玉管理装置、3は貯メダル処理装
置、4は貯玉処理装置、5は景品処理装置、6は遊技機
設置島、11および13は遊技機設置島、8は島管理装
置、9aおよび9bはパチンコ遊技機、9cはスロット
マシン、15は遊技場管理装置、16は貯玉管理会社、
17は総合貯玉管理装置、20は貯玉管理装置の制御
部、20aは貯玉管理装置のマイクロコンピュータ、2
0bは貯玉管理装置の変換率判定手段、20cは貯玉管
理装置の演算手段、20dは貯玉管理装置の認証手段、
21は貯玉管理装置の記憶部、25は貯玉管理装置の情
報入出力部、30は貯メダル処理装置の制御部、30a
は貯メダル処理装置のマイクロコンピュータ、30bは
貯メダル処理装置の計数データ変換処理手段、30cは
貯メダル処理装置の遊技媒体数変換手段、31は貯メダ
ル処理装置のメダルカウンタ、37は貯メダル処理装置
の情報入出力部、40は貯玉処理装置の制御部、41は
貯玉処理装置の玉カウンタ、45は貯玉処理装置の玉数
カード発行部である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機における遊技の結果として遊技者
    の所有となった遊技結果価値を預入れ可能な価値貯蓄装
    置を含む遊技用装置であって、 前記価値貯蓄装置に貯蓄されている遊技者所有の遊技結
    果価値を前記遊技者が使用する場合に前記遊技結果価値
    を引落とす価値引落とし手段と、 前記価値引落とし手段が引落とすべき価値の大きさを所
    定の価値変換率に基づいて演算する演算手段と、 前記遊技結果価値の前記価値貯蓄装置への預入れ期間の
    長さに応じて前記価値変換率を変化させて設定する期間
    長さ毎設定手段とを含むことを特徴とする、遊技用装
    置。
  2. 【請求項2】 前記期間長さ毎設定手段は、前記遊技結
    果価値の前記価値貯蓄装置への預入れ期間の長さが短い
    場合に遊技者に有利となるように前記価値変換率を設定
    することを特徴とする、請求項1に記載の遊技用装置。
  3. 【請求項3】 遊技機における遊技の結果として遊技者
    の所有となった遊技結果価値を預入れ可能な価値貯蓄装
    置を含む遊技用装置であって、 前記価値貯蓄装置に貯蓄されている遊技者所有の遊技結
    果価値を前記遊技者が使用する場合に前記遊技結果価値
    を引落とす価値引落とし手段と、 前記価値引落とし手段が引落とすべき価値の大きさを所
    定の価値変換率に基づいて演算する演算手段と、 前記遊技者の前記価値貯蓄装置の利用頻度に応じて前記
    価値変換率を変化させて設定する利用頻度毎設定手段と
    を含むことを特徴とする、遊技用装置。
  4. 【請求項4】 前記利用頻度毎設定手段は、前記遊技者
    の前記価値貯蓄装置の利用頻度が高い場合に遊技者に有
    利となるように前記価値変換率を設定することを特徴と
    する、請求項3に記載の遊技用装置。
  5. 【請求項5】 前記価値貯蓄装置に貯蓄されている遊技
    者所有の遊技結果価値を使用して遊技機の遊技に使用可
    能な遊技価値を入手するための前記遊技者による操作が
    可能な操作手段と、 該操作手段が操作されたことを条件に、前記遊技価値を
    遊技者に払出す遊技価値払出手段とを含み、 前記演算手段は、前記操作手段が操作された場合に前記
    遊技価値払出手段から払出される遊技価値の大きさを特
    定し前記価値変換率に基づいて前記価値引落とし手段が
    引落とすべき価値の大きさを演算することを特徴とす
    る、請求項1または請求項3に記載の遊技用装置。
  6. 【請求項6】 遊技者が前記価値貯蓄装置に貯蓄されて
    いる遊技者所有の遊技結果価値を使用して景品を入手す
    る場合に該景品の交換額を特定可能な景品交換情報を入
    力する情報入力手段を含み、 前記演算手段は、前記情報入力手段に前記景品交換情報
    が入力された場合に前記景品の交換額を特定し前記価値
    変換率に基づいて前記価値引落とし手段が引落とすべき
    価値の大きさを演算することを特徴とする、請求項1ま
    たは請求項3に記載の遊技用装置。
JP34002197A 1997-12-10 1997-12-10 遊技用装置 Withdrawn JPH11169552A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34002197A JPH11169552A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 遊技用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34002197A JPH11169552A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 遊技用装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11169552A true JPH11169552A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18332994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34002197A Withdrawn JPH11169552A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 遊技用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11169552A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003071112A (ja) * 2001-09-06 2003-03-11 Atlus Co Ltd メダル管理システムおよびメダル管理方法
JP2007151919A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Glory Ltd 管理装置および管理方法
JP2007202825A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用データ管理システム
JP2008167997A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Glory Ltd 貯遊技媒体管理装置、景品交換システム、貯遊技媒体管理方法及び貯遊技媒体管理プログラム
JP2009106513A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2010124862A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用システム
JP2010201225A (ja) * 2000-06-28 2010-09-16 Creation Card Co Ltd 遊技媒体貸出システムおよび遊技媒体貸出装置
JP2013081854A (ja) * 2013-02-13 2013-05-09 Sankyo Co Ltd 遊技用装置及び遊技用システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010201225A (ja) * 2000-06-28 2010-09-16 Creation Card Co Ltd 遊技媒体貸出システムおよび遊技媒体貸出装置
JP2003071112A (ja) * 2001-09-06 2003-03-11 Atlus Co Ltd メダル管理システムおよびメダル管理方法
JP2007151919A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Glory Ltd 管理装置および管理方法
JP2007202825A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用データ管理システム
JP2008167997A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Glory Ltd 貯遊技媒体管理装置、景品交換システム、貯遊技媒体管理方法及び貯遊技媒体管理プログラム
JP2009106513A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2010124862A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用システム
JP2013081854A (ja) * 2013-02-13 2013-05-09 Sankyo Co Ltd 遊技用装置及び遊技用システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5179119B2 (ja) 貯遊技媒体管理装置及び貯遊技媒体管理方法
JP5518361B2 (ja) 遊技システム及び遊技媒体管理装置
JP2002172262A (ja) 遊技用システム
JP4278198B2 (ja) 遊技用システム
JPH11164953A (ja) 遊技用装置
JPH11267330A (ja) 遊技用システム
JP6148479B2 (ja) 遊技場用システム
JP2000107430A (ja) 遊技用取引決済システム
JPH11169552A (ja) 遊技用装置
JPH11239656A (ja) 遊技用装置
JP4315482B2 (ja) 遊技用システム
JP6352113B2 (ja) 遊技場用システム
JP2004166782A (ja) 遊技媒体の貯玉方法
JP2000245948A (ja) 遊技用装置
JP2006271495A (ja) 遊技媒体貯蓄システム
JP2001269476A (ja) 遊技用装置
JP2000296258A (ja) 遊技用装置
JP6633420B2 (ja) 遊技場用システム
JP2000126435A (ja) 遊技用システム
JPH10192537A (ja) 携帯型情報出力装置
JP7273533B2 (ja) 遊技管理システム及び遊技管理方法
JP2017136479A (ja) 遊技場用システム
JP6574874B2 (ja) 遊技場用システム
JP7330714B2 (ja) 遊技管理システム及び遊技管理方法
JP4716707B2 (ja) 遊技媒体貸出システムおよび記録媒体精算装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301