JP2003071112A - メダル管理システムおよびメダル管理方法 - Google Patents

メダル管理システムおよびメダル管理方法

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JP2003071112A
JP2003071112A JP2001270784A JP2001270784A JP2003071112A JP 2003071112 A JP2003071112 A JP 2003071112A JP 2001270784 A JP2001270784 A JP 2001270784A JP 2001270784 A JP2001270784 A JP 2001270784A JP 2003071112 A JP2003071112 A JP 2003071112A
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medals
medal
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terminal
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Shinji Matsuno
真治 松野
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Atlus Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊戯施設におけるメダルゲーム機のインカム
データ、および会員の貯蓄メダルの管理を簡易かつ効率
的に実現するためのメダル管理システムを提供する。 【解決手段】 会員特定情報、およびメダルゲーム機特
定情報を読み取るための単一のスキャナ手段、キー入力
操作手段、演算処理手段、および情報送受信手段により
構成される携帯端末を用いて現場におけけるインカムデ
ータおよび貯蓄メダルデータを収集し、携帯端末と結合
する情報処理端末により収集されたデータの管理、解析
を行うことを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲームセンターな
どの遊戯施設において設置されるメダルゲーム機のイン
カムデータの管理、あるいは、顧客である会員プレーヤ
ーの会員情報管理、および会員プレーヤーから預入られ
た貯蓄メダル管理を簡易かつ効率的に実現するためのメ
ダル管理システムおよびメダル管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゲームセンターなどの遊技施設において
は、スロットマシン、プッシャーゲーム機、ビンゴゲー
ムや競馬ゲームなど、メダル(あるいはコイン)を遊技
価値として使用する様々なメダルゲーム機が設置されて
いる。これらのメダルゲーム機は一般に、顧客であるプ
レーヤーが、遊技価値を付与されたメダルを何らかの形
でゲーム機に投入(ベット)することによりゲームに参
加し、ゲームの結果あるいは経過などに応じて所定枚数
のメダルを払い戻す(ペイ)形式を有している。なお、
ここで使用されるメダルとしては、遊戯施設が所在する
国、地域の法令等により、貨幣としての硬貨がメダルと
して使用される場合や、メダルゲーム機に使用する目的
で準備された、貨幣と交換可能な、あるいは、貨幣と交
換できない専用メダルが使用される場合がある。
【0003】このようなメダルゲーム機を設置する遊技
施設においては、遊技者がメダルゲーム機に投入したメ
ダル数に対する、遊技機から払い出されるメダル数の比
率を適正に保つことは、健全な施設運営を行う上で重要
である。
【0004】このため、従来は、遊戯施設の従業員が営
業終了時(あるいは開始時)などの適宜のタイミングに
おいて、各メダルゲーム機が備えるカウンターから、当
日(あるいは前日)の投入メダル数、および払出メダル
数を読み取り、これをパーソナルコンピュータなどを用
いた公知の解析ツールを用いて解析することにより、各
メダルゲーム機のインカムデータ(各メダルゲーム機や
遊戯施設全体としての投入メダル数および払出メダル
数、あるいは、両者の差または比率)や遊戯施設全体の
メダル流通量などの管理が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メダル
ゲーム機は、比較的広いスペースに分散して配置されて
いることが多く、上記解析を行うにあたっては、遊戯施
設の従業員などが個々のメダルゲーム機の設置場所に赴
いて各メダルゲーム機のカウンター値をノートなどに写
し取る作業を行った後に、これらの値を解析ツールに入
力する方法が採られており、作業効率が悪く、また、ノ
ートへの記入や解析ツールへの入力ミスの可能性がある
など管理の正確を期すことができないという問題があっ
た。
【0006】一方、上記問題の改善策として、各メダル
ゲーム機をLANや無線など適宜の手段によりパーソナ
ルコンピュータなどの解析ツールと接続し、各メダルゲ
ーム機毎のインカムデータの取り込みを自動化する手法
が採用される場合がある。
【0007】かかる手法は、作業効率および管理の正確
性に優れるものではあるが、LANの敷設や各メダルゲ
ーム機への無線端末の設置のための初期投資が必要であ
り、また、顧客のニーズなどに応じてメダルゲーム機の
機種変更が比較的頻繁に行われることからLANや無線
端末の敷設設置を繰り返すことが必要であるなど、実現
には相当の費用を要するものであり、一部の大規模遊戯
施設を除く一般の遊戯施設においては、費用対効果の観
点から利益を見込むことができず実際には導入されてい
ないのが実状である。
【0008】また、多くの遊戯施設では、会員登録した
プレーヤーのメダルを一時的に預かり、一旦獲得したメ
ダルを後日使用することを可能にするメダルの貯蓄シス
テム(一時預かりシステム)を採用することでプレーヤ
ーの利便性を向上させる場合があるが、かかるシステム
における各会員プレーヤー毎の貯蓄メダル数の管理を安
価かつ簡易に実現できる手段の開発が望まれている。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑み、極めて安価
かつ容易に導入できるメダル管理システムであって、作
業効率および正確性に優れ、更に、遊戯施設あるいはプ
レーヤーに有益な利用価値を付加しうるメダル管理シス
テムを提供することをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決したものであり、会員特定情報およびメダルゲーム機
特定情報を読み取るための単一のスキャナ手段、キー入
力操作手段、演算処理手段、および情報送受信手段を備
える携帯端末と、各会員毎の貯蓄メダル数および各メダ
ルゲーム機のインカムデータを蓄積する情報記録手段、
演算処理手段、および情報送受信手段を備える情報処理
端末を有することを特徴とするメダル管理システム、あ
るいは、会員の貯蓄メダルデータの収集にあたって前記
携帯端末から会員特定情報および預入・払出メダル数を
前記情報処理端末に送信し、前記演算処理手段は受信し
た預入・払出メダル数に基づいて前記情報記録手段に記
録される当該会員の預入メダル数を記録更新し、インカ
ムデータの収集にあたって会員特定情報およびメダルゲ
ーム機特定情報を読み取るためのスキャナ手段、キー入
力操作手段、演算処理手段、および情報送受信手段を備
える携帯端末からメダルゲーム機特定情報、および預入
・払出メダル数を、演算処理手段、情報記録手段、およ
び情報送受信手段を備える情報処理端末に送信し、前記
演算処理手段は各収集期間の各メダルゲーム機毎の預入
・払出メダル数を情報記録手段に蓄積することを特徴と
するメダル管理方法である。
【0011】本発明において会員特定情報とは、個々の
会員を特定するための情報であり、メダルゲーム機特定
情報とは、メダルゲーム機の機種やゲーム機番号など個
々のメダルゲーム機を特定するための情報であり、ま
た、演算処理手段は、必要により情報送受信手段を制御
して情報記録手段に記録された情報の携帯端末への送
信、携帯端末から受信した各種情報の情報記録手段への
記録、更新し、あるいは、記録された情報の解析処理な
どを行うものである。なお、本発明における情報処理端
末は、必ずしも単一の筐体をもって構成することは必要
ではなく、例えば演算処理手段と情報記録手段を異なる
筐体中に収容して構成することも可能である。
【0012】本発明においては、会員特定情報およびメ
ダルゲーム機特定情報を単一のスキャナ手段により読取
可能に構成するとともに、携帯端末が備える必要最小限
の情報入力手段を当該スキャナ手段およびメダル数、暗
証番号を入力するためのキー入力操作手段に限定するこ
とにより、携帯端末を、例えば遊戯施設の従業員(スタ
ッフ)が常に携帯可能な程度なパームサイズとすること
が可能であり、かかる携帯端末により、各メダルゲーム
機について、当該メダルゲーム機特定情報および各収集
期間における投入メダル数、払出メダル数などのデータ
入力、あるいは、会員特定情報および暗証番号について
のデータ入力とともに、携帯端末−情報処理端末間での
情報の送受信を可能とすることにより、極めて安価かつ
簡易なシステムをもって遊戯施設におけるインカムデー
タ管理および会員プレーヤーの貯蓄メダル管理を実現し
たものである。
【0013】即ち、各メダルゲーム機のインカムデータ
の管理にあたっては、予め個々のメダルゲーム機にメダ
ルゲーム機特定情報を本発明の携帯端末が備えるスキャ
ナ手段により読取可能な方式で記録した媒体を付属させ
ておき、これを当該スキャナ手段を用いて読取ることに
よりメダルゲーム機特定情報の入力を行うとともに、携
帯端末が備えるキー入力操作手段を用いて、メダルゲー
ム機が備えるカウンター(投入・払出メダル数計数機)
に表示される各収集期間における投入メダル数および払
出メダル数の入力を行い、これらの入力された情報を携
帯端末から情報処理端末に送信蓄積することで、極めて
安価かつ導入容易な形態でメダルゲーム機のインカムデ
ータを蓄積し、情報処理端末による解析を可能とするも
のである。
【0014】なお、通常の遊戯施設においては、営業終
了時(あるいは開始時)などの適宜のタイミングにおい
て、各日のインカムデータを収集する場合が多いが、か
かる収集期間は、遊戯施設の営業形態によって、各日、
各週、あるいは不定期など任意に定めることができる。
【0015】また、会員プレーヤーの預入メダルの管理
にあたっては、予め会員登録希望者から住所、氏名、年
齢、電話番号や本人確認用写真などの一般情報および適
宜の暗証番号の提供を受けるとともに、個々の登録者を
特定するためのID番号などよりなる会員特定情報を決
定付与し、これらの情報を情報処理端末が備える情報記
録手段に記録しておくとともに、会員特定情報を本発明
の携帯端末が備えるスキャナ手段により読取可能な方式
で記録した会員カードを登録希望者に交付しておく。
【0016】そして、登録した会員プレーヤーが所持す
るメダルの預入を希望する場合には、例えば受付カウン
ターなどにおいて、会員カードに表示される会員特定情
報を携帯端末が備えるスキャナ手段により読み取るとと
もに、メダル計数機などによりカウントした預入メダル
数をキー入力操作手段から入力した上で、これらの情報
を情報送受信手段を介して情報処理端末に送信し、情報
処理端末において受信したデータを元に情報処理端末の
情報記録手段に格納されている当該会員プレーヤーの貯
蓄メダル数を更新することにより、メダル預入業務に伴
う会員情報の更新管理を行うことができる。
【0017】また、預入を受けたメダルの会員プレーヤ
ーへの払戻を行う場合には、会員カードの会員特定情報
を携帯端末が備えるスキャナ手段により読み取るととも
に、払戻を行ったメダル数を携帯端末のキー入力操作手
段から入力し、これらのデータを情報処理端末に送信
し、情報処理端末の情報記録手段に格納されている当該
会員プレーヤーの貯蓄メダル数についての情報を更新す
ることにより、メダル払戻業務に伴う会員情報の更新管
理を行うことができる。
【0018】この場合において、貯蓄メダルの払戻に先
だって、携帯端末から受信した会員特定情報に基づい
て、当該会員プレーヤーの貯蓄メダル数を情報処理端末
から携帯端末に送信・表示するものとすることにより、
会員プレーヤーが現に保有する貯蓄メダル数の範囲内で
のメダル払戻を保証することが可能であり、また、携帯
端末からの会員特定情報の送信に付随して会員プレーヤ
ーが入力した暗証番号を情報処理端末に送信するものと
し、情報処理端末において情報記録手段に記録された暗
証番号と受信した暗証番号とが一致した場合にのみ会員
プレーヤーの貯蓄メダル数を携帯端末に送信するものと
することにより、真正の会員プレーヤー以外が不正に貯
蓄メダルの払戻を受ける危険を防止することが可能であ
る。
【0019】なお、上述の会員カードには、会員特定情
報の他に氏名や本人確認用写真など所定の一般情報を視
認可能な方式で記録しておくことが便宜である。
【0020】更に本発明においては、会員プレーヤーが
入賞枚数の大きい当たりを獲得した場合に、メダルゲー
ム機からの入賞メダルの払出を行わず、入賞メダル数を
直接情報処理端末の情報記録手段に記録するものとする
ことが可能である。
【0021】即ち、メダルゲーム機の種類によっては入
賞した当たりの種類により例えば1000枚以上の多量
のメダルを払い戻すよう設定されている機種があり、こ
のような当たりに入賞した場合には、メダルゲーム機か
らの払戻やメダル貯蓄を行う際の計数に時間がかかり、
また、メダルゲーム機内部に格納できる払出用メダル数
には限界があるために、このような当たりに入賞する毎
にメダルゲーム機へのメダル補充を行わなければならな
い不便があるが、本発明によれば、所定のメダル数以上
の当たり入賞時には、実際に入賞メダルを払い出すこと
を行わず、入賞者である会員プレーヤーの会員特定情報
および入賞メダル数を携帯端末から情報処理端末に送信
して、情報記録手段に記録される当該会員プレーヤーの
貯蓄メダル数に入賞メダル数を加算して更新することで
処理することが可能であり、これにより、多数のメダル
の払い出しおよび計数を行うことによる煩雑を軽減する
ことができる。
【0022】なお、本発明において、携帯端末から情報
処理端末への情報送信時に各携帯端末を特定するための
携帯端末特定情報を送信するものとすることが可能であ
る。かかる構成によれば、予め各携帯端末と各従業員を
関連づけておくことにより、メダルの預入・払戻業務や
回収業務を行った者を特定することが可能となるため
に、例えば不正な払戻や回収メダル数のごまかしが生じ
た場合の追跡調査を容易化することが可能となる。
【0023】なお、上記発明において、会員特定情報お
よびメダルゲーム機特定情報をバーコード化して会員カ
ードおよびメダルゲーム機に記録あるいは付属させると
ともに、携帯端末が備えるスキャナ手段をバーコードリ
ーダーにより構成することにより、携帯端末の更なる小
型化、会員特定情報およびメダルゲーム機特定情報の読
取精度の向上を図ることができる。なお、バーコード化
したメダルゲーム機特定情報をメダルゲーム機に付属さ
せるにあたっては、バーコードを印刷した紙などの媒体
をメダルゲーム機に貼着することによって行うことがで
き、この場合、バーコードを印刷した媒体をメダルゲー
ム機内部に貼着等することにより当該媒体の毀損や紛失
を防止することができる。
【0024】更に本発明において、情報処理端末をイン
ターネットに接続されたサーバを具備するものとして構
成することにより、各会員プレーヤーに対して貯蓄メダ
ル数などの会員情報をインターネットサイト上で通知
し、あるいは、電子メールとして送信することが可能と
なる。この場合、インターネット上で会員プレーヤーが
入力した会員特定情報および暗証番号と情報処理端末の
情報記録手段に蓄積された会員情報を照合する会員認証
手段を更に設けることにより、会員本人以外が蓄積メダ
ル数などの会員情報にアクセスすることを防止すること
が可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。なお、本実施形態はあくまで例
としてのものであり、請求の範囲を逸脱しない範囲で、
構成の変更、置換、代替などが可能である。
【0026】図1は、本発明にかかるメダル管理システ
ムの全体的な構成を示す概念図である。
【0027】このメダル管理システムは、管理手段であ
るパーム型携帯端末2、情報処理端末3、およびインタ
ーネットサーバ5を主な構成要素とし、インターネット
サーバ5はインターネット6を介してその先の一般的な
情報端末9に接続される。
【0028】また、図示されるメダルゲーム機8は管理
のためのメダルゲーム機特定情報を有しており、会員カ
ード7は管理のための会員特定情報を有している。
【0029】メダルゲーム機特定情報は、各メダルゲー
ム機に固有の識別記号として付与されるものであり、例
えば、数字あるいは記号の列「00310023003
71」よりなる論理コードとしての形式をとることがで
きる。この場合、最初の部分コード「0031」がゲー
ム機としての機種番号を表し、次の部分コード「002
3」が遊戯施設番号すなわち店番号を表し、最後の部分
コード「00371」が店内のゲーム機の番号を表して
いる。ゲーム機の番号は、機種ごと、遊戯施設ごと、遊
戯施設チェーンごと、あるいはその組合せごとに一意の
例えば連番として設けられてもよい。すなわち、機種
「スロットマシンX」が「A市B町店」に3台あり、こ
れを管理しなければならない場合、「スロットマシン
X」の部分コードが「0031」、「A市B町店」の部
分コードが「0023」とすると、3台の各ゲーム機に
はそれぞれ、「0031002300001」、「00
31002300002」、「00310023000
03」という論理的なコードが割り当てられる。
【0030】論理コードの形態は上記以外にも種々のも
のが考えることができ、場合によっては、さらに暗号化
技術や誤り訂正技術が用いられても良い。
【0031】メダルゲーム機特定情報は、所定のバーコ
ード作成規則に従って、公知のバーコードリーダーによ
り読取可能な形式の縞模様、あるいは2次元バーコード
に画像化された上で、紙やプラスチック、シールなどの
媒体にプリンタ等により印刷される。
【0032】この媒体は、所定のメダルゲーム機8の筐
体外面あるいは筐体内部に貼着し、あるいは、タグの形
態で付属させることができる。図2は、一例として、メ
ダルゲーム機であるスロットマシンの内部にバーコード
を印刷した媒体を貼着した態様を示している。図示のよ
うにゲーム機の開閉部側に、投入メダルカウンター8
1、払出メダルカウンターと並べてバーコードを印刷し
た媒体83を配置することにより、例えばインカムデー
タ収集時における作業効率を高めることができる。
【0033】会員特定情報は、各会員または会員カード
に固有の識別記号として付与されるものであり、例え
ば、「0108280023021」のような論理コー
ドの形式をとることができる。この場合、例えば、最初
の部分コード「010828」が登録日「2001年8
月28日」を表し、次の部分コード「0023」が遊戯
施設番号すなわち店番号例えばA市B町店を表し、最後
の部分コード「021」が上記8月28日「01082
8」におけるA市B町店「0023」の新規顧客登録番
号この場合21番目を表す。
【0034】例えば、ある特定の遊戯施設における特定
日の新規会員登録の顧客が511人いた場合、最初の顧
客の会員特定情報となる論理コードは、「010828
0023001」が割り当てられ、最後の顧客の会員特
定情報となる論理コードは、「01082800235
11」が割り当てられる。
【0035】かかる論理コードの作成形式は任意に設計
することが可能であり、また、さらに暗号化技術や誤り
訂正技術を用いることにより、改竄や会員なりすましな
どの不正を防止することが可能である。
【0036】なお、会員カードはゲームセンタを利用す
る各会員ごとに配られるものであり、一般的にはゲーム
センターの系列ごとに共通カードを使用することができ
るが、系列間でも店コードを重ならないように割り振る
ことにより共通のカードを用いることができる。
【0037】会員特定情報は、会員登録の際に会員から
提供される、例えば氏名、生年月日、住所、電話番号、
職業、本人確認用写真などの情報、および暗証番号と関
連付けて後述する情報処理端末3におけるメモリ手段3
3に所定の形式により記録される。
【0038】また、会員特定情報は、メダルゲーム機特
定情報と同様に所定のバーコード作成規則に従って、公
知のバーコードにより読取可能な形式の縞模様、あるい
は2次元バーコードに画像化された上で、会員カード7
上に印刷されて、各会員に配布される。会員カード7に
は、会員特定情報に加えて、会員から提供された所定の
情報を併せて印刷することができる。
【0039】パーム型携帯端末2は、メダルゲーム機特
定情報および会員特定情報を読み取るためのバーコード
リーダー22、数字情報や制御情報をキーイン入力する
ためのキー入力操作手段23、および情報処理端末3と
の間で無線による情報の送受信を行うためのシリアルポ
ート24を備え、更に、入力情報や受信情報を一時的に
記憶するメモリ25、必要な情報の視認を可能にするた
めの表示手段26、およびこれらのパーム型形態端末2
の各構成要素22から26を制御するための制御部21
を備えている。シリアルポート24に関する無線による
送受信はIrDA対応インターフェースやブルートゥー
ス対応インターフェースにより実現してもよい。
【0040】またパーム型携帯端末2は、キー入力操作
手段23に付加して音声認識や画像認識を用いた他の入
力手段を備えてもよく、係員の音声やカウンタからの光
をもとに数値情報を入力するようにしてもよい。
【0041】表示手段26は、好ましくは液晶技術を用
いて実装される。また表示手段26以外に音声出力チッ
プおよびラウドスピーカなどの音声出力手段を備えても
よく、これにより表示画面の情報を補足したり、係員に
特別な注意を促したりすることができるようにしてもよ
い。
【0042】図3に、例としてのパーム型携帯端末2の
第1の外観態様を示す。この例では、バーコードリーダ
ー22の構成要素としてバーコード読み取りを行うため
の受発光部221およびバーコードリーダー起動スイッ
チ222が設けられており、キー入力操作手段23とし
てはテンキー入力手段231および各種ファンクション
キー232が設けられている。また、図中で、260は
入力情報や受信情報などを視覚的に確認するための液晶
表示装置であり、201は電源スイッチであり、241
はシリアルポート24による情報送受信を行うためのア
ンテナであり、242はその送信起動スイッチである。
【0043】図4に、例としてのパーム型携帯端末2の
第2の外観態様を示す。この例では、キー入力操作手段
23はタッチパネル式液晶表示器260とタッチペン2
33により構成され、液晶表示器260に表示されるメ
ニューアイコンをタッチペン233で指示することによ
り操作内容の確定や、数字情報もしくは制御情報の入力
を行いうるよう構成されている。さらに、操作の利便性
を向上させるため、本体正面および側面の2カ所にバー
コードリーダー起動スイッチ222が設けられている。
また、図中で、201は電源スイッチであり、290は
液晶画面のスクロールスイッチであり、241はシリア
ルポート24による情報送受信を行うための送受信ポー
トであり、242はその送信起動スイッチである。
【0044】内部的な制御については、例えば、メモリ
25の一部をROMなどの不揮発性のメモリとし、これ
にパーム型携帯端末2を制御するためのプログラムを記
憶し、端末の電源ONとともにこのプログラムが端末全
体のパーツの状態を検出かつ制御するように構成する。
このプログラムは、例えば、バーコードリーダー起動ス
イッチ222がONになるまで待機するように制御す
る。このスイッチがONになると、バーコードリーダー
が連続的にバーコードを検出し、その論理的なコード、
例えば数字の列の認識を行うようにプログラムが制御す
る。前記スイッチがONの間になんらかのバーコードが
認識された場合、処理のメニューの選択肢を示し、例え
ばキー入力による選択を従業員に促す画面表示を液晶画
面に行うようにプログラムが制御する。
【0045】なおバーコードの読取りは、処理の選択の
後に行われてもかまわないが、処理の前に行い事前に論
理コードを認識することで、認識した論理コードに対応
したものだけに処理メニューの選択肢を限定することが
できる。
【0046】また、図1には、1台のパーム型携帯端末
2のみが記されているが、遊戯施設1における複数の従
業員がそれぞれパーム型携帯端末2を携帯して業務を行
うことを可能とするために、単一の遊戯施設1内におい
て複数のパーム端携帯端末2を使用するものとしても構
わない。この場合は、パーム型携帯端末2から情報処理
端末3への送信情報に、個々のパーム型携帯端末2に固
有の携帯端末特定情報を包含させることが可能であり、
これによりインカムデータおよび会員の貯蓄メダルの管
理とともに、各パーム型携帯端末2と対応づけた各従業
員の業務状況の把握を併せて行うことが可能となる。
【0047】パーム型携帯端末のバーコードリーダ、キ
ー入力操作手段から入力されるデータは、ASCIIコ
ードなど種々の形式でフォーマットされ、例えばIrD
A対応無線により、情報処理端末3に送信され、遊戯施
設におけるインカムデータおよび会員の貯蓄メダル数を
管理するための管理情報となる。
【0048】このような送信フォーマットの生成および
これを適時に無線で送信することは、公知のインターフ
ェース技術、ライブラリ活用技術、およびプロトコルプ
ログラミング技術で容易に達成することができ、受信さ
れたコードは、受信側の情報処理端末3で解釈され、情
報処理端末3、あるいはサーバ5内の対応するデータベ
ースのテーブルに保存され、さらには集計される。
【0049】一方、情報処理端末3は、上記パーム型携
帯端末2との間で情報の送受信を行うためのシリアルポ
ート32あるいは関連するIrDA準拠の無線インター
フェース、および各種情報を記録蓄積するためのメモリ
手段33を備え、更に、インターネットとの接続を行う
ためのモデム端子35(あるいはLANカード)、情報
を各種の形態で視認可能とするための表示端末36、情
報解析用プログラムなどが記録されたROM37、キー
ボードなどの情報入力手段38、プリンタ39およびこ
れらの各構成要素を制御するための制御部31を備えて
いる。
【0050】メモリ手段33は例えばハードディスクに
より構成され、不揮発性の部分を含み、パーム型携帯端
末からの情報を蓄積するためのデータベース管理システ
ムを含んでいてもよい。
【0051】なお、情報処理端末3は、パーム型形態端
末2とは異なり、通常は1つの遊技施設内に1台設置す
れば十分である。
【0052】図1中5は、遊戯施設とは別のロケーショ
ンに配置されたインターネットサーバであり、情報処理
端末3とはLANあるいはインターネット4で接続され
るとともに、携帯電話や家庭用パソコンなどの情報端末
9からのインターネット6を介したアクセスを許容する
ものである。
【0053】インターネットサーバ5は、HTTPサー
バソフトウエアなどの情報公開あるいは情報収集用サー
バソフトウエアを運用管理し、情報端末9を所有する会
員プレーヤーが自身のメダル預け入れ量を閲覧したり、
その口座に関連する処理をおこなったり、遊戯施設、ゲ
ーム機、あるいは会員に関する統計的な情報を取得した
りすることを可能にする。また、情報端末9をもつ遊戯
施設の従業員あるいは経営者が、遊戯施設を管理するた
めにも用いることができる。
【0054】例えば貯蓄メダル数を閲覧する際にはこの
サーバのCGIプログラムがCORBAなどの分散デー
タベース関連プロトコルに従って、情報処理端末3など
のデータベース管理システムに問い合わせを行い、対応
する会員のデータを収集し表示することになる。
【0055】また、貯蓄メダル数に関する情報などを情
報処理端末3から逐一通知されるように構成することに
より、サーバ5自体に管理用データベースをもつように
することも可能であり、その場合はより迅速な応対が可
能となる。
【0056】なお、本実施形態におけるメダル管理シス
テムは、遊戯施設1と同様の構成を有する複数の遊戯施
設1’を備えて構成されており、サーバ5には、LAN
あるいはインターネット4を介して、他の遊戯施設に設
置される図示されない情報処理端末3が接続されてい
る。
【0057】図5は、本発明において会員プレーヤーの
メダルの預入を行う際の手順を示している。なお、本発
明におけるメダルの預入・払戻業務を行う前提として、
会員プレーヤーの登録を行うことが必要であり、各会員
について、例えば、氏名、年齢、生年月日、住所、電話
番号、職業、本人確認用写真などの一般情報に加えて、
各会員プレーヤーに付与される会員特定情報ならびに暗
証番号などのデータを情報処理端末3のメモリ手段33
の所定のフィールドに格納する。さらに一方では、表面
に会員特定情報をバーコード形式で印刷するとともに、
必要により会員プレーヤーの一般情報を印刷した会員カ
ードが各会員プレーヤーに交付されている。また、メモ
リ手段33には、上記の各情報に加えて、会員プレーヤ
ーの貯蓄メダル数を記録するためのフィールドが併せて
準備されている。
【0058】そして、プレー終了時などにおいて所持す
るメダルの貯蓄を希望する会員プレーヤーは、メダル計
数機を備えるメダル預入カウンターにおいて、パーム型
携帯端末2を所持する遊戯施設の従業員に対してメダル
貯蓄の申出を行う(S101)。申出を受けた従業員は
パーム型携帯端末2のファンクションキー232を操作
してパーム型携帯機2の預入モードへの切り替えを行う
(S102)。このとき、パーム型携帯端末2の制御部
21は、メモリ25のデータ領域に、入力されるデータ
が預入メダルに関するものであることを示すコードを格
納する。続いて、バーコードリーダー起動スイッチ22
2を操作して、会員プレーヤーが所持する会員カードの
バーコードから会員特定情報の読み取りを行う(S10
3)。
【0059】なお、このS102とS103の操作は前
述したように逆の順番であってもよい。
【0060】会員特定情報の読み取りが正常に行われた
場合は、パーム型携帯端末2の表示装置は、預入メダル
数の入力を求める画面表示に切り替えられる。一方、従
業員は会員プレーヤーが預入を希望するメダルを受領
し、メダル計数機を用いてメダル数のカウントを行い
(S104)、カウントされたメダル数をパーム型携帯
端末2のテンキー入力手段231から入力する(S10
5)。続いて、データ送信起動スイッチ242を操作す
ることにより、入力された会員特定情報およびメダル数
のデータが、上述の預入モードであることを示すコード
とともに情報処理端末3に送信される。情報処理端末3
の制御部31は、会員特定情報に基づいてメモリ手段3
3から当該会員プレーヤーに関するデータを検出し、当
該データに含まれる貯蓄メダル数に受信した貯蓄メダル
数を加算して貯蓄メダル数を更新する(S107)。
【0061】また、貯蓄メダルの払戻は、図6に示す手
順で行われる。すなわち、貯蓄メダルの払戻を希望する
会員プレーヤーは、メダル計数払出機を備えるメダル預
入カウンターにおいて、携帯端末2を所持する遊戯施設
の従業員に対してメダル払戻の申出を行う(S20
1)。申出を受けた従業員はパーム型携帯端末2のファ
ンクションキー232を操作してパーム型携帯機2の払
戻モードへの切り替えを行う(S202)。
【0062】このとき、パーム型携帯端末2の制御部2
1は、メモリ25のデータ領域に、入力されるデータが
メダル払戻に関するものであることを示すコードを格納
する。
【0063】続いて、バーコードリーダー起動スイッチ
222を操作して会員カードのバーコードから会員特定
情報の読取を行う(S203)。
【0064】なお、預け入れのときと同様この動作S2
02とS203は逆の順番とすることもできる。
【0065】会員特定情報の読取が正常に行われた場合
は、パーム型携帯端末2の表示装置は、暗証番号の入力
を求める画面表示に切り替えられる。ここで、パーム型
携帯端末2のテンキー入力手段231を会員プレーヤー
に操作させて暗証番号の入力を行わせる(S204)。
続いて、データ送信起動スイッチ242を操作すること
により、入力された会員特定情報および暗証番号のデー
タが、これらのデータがメダル払戻に関するものである
ことを示すコードとともに情報処理端末に送信される
(S205)。
【0066】データを受信した情報処理端末3の制御部
31は、会員特定情報に基づいてメモリ手段33から当
該会員プレーヤーに関するデータを検出し、当該検出デ
ータに含まれる暗証番号を受信した暗証番号との照合を
行う(S206)。その結果、両暗証番号が同一である
場合は、情報処理端末3はメモリ手段から当該会員の累
計貯蓄数を読み出して(S207)パーム型携帯端末2
に送信する(S208)。貯蓄メダル数を受信したパー
ム型携帯端末2は受信した貯蓄メダル数を液晶表示装置
260に表示し、これにより従業員は払出可能メダル数
を知ることができる。
【0067】続いて、従業員は、払出可能メダル数の範
囲で会員プレーヤーが希望する払戻メダル数をテンキー
入力手段231に入力するとともに、当該枚数のメダル
をメダル計数払出機から払い出して会員プレーヤーに提
供する(S210)。その後、パーム型携帯端末の送信
起動スイッチ242を操作して払戻を行ったメダル数
を、会員特定情報および操作が払戻であることを示すコ
ードとともに情報処理端末3に送信する(S211)。
情報を受信した情報処理端末3は、メモリ手段33から
当該会員プレーヤーに関するデータを検出し、当該デー
タに含まれる貯蓄メダル数から受信した払戻メダル数を
減算してメモリ手段33中の貯蓄メダル数を更新する
(S212)。
【0068】一方、S206において受信した暗証番号
がメモリ手段33に記憶される暗証番号と一致しなかっ
た場合は、暗証番号が誤りであることを示すコードをパ
ーム型携帯端末に通知し(S213)、パーム型携帯端
末2は液晶表示装置260に暗証番号が誤りである旨の
表示を行ってステップS204に戻り、従業員が会員プ
レーヤーに再度の暗証番号の入力を求めることとなる。
これにより他人の会員カードを用いて不正なメダルの払
戻が行われることが防止される。
【0069】図7は、所定メダル数以上の当たり入賞時
において、実際のメダルの払い出しを行なうことに代え
て、入賞した会員プレーヤーの貯蓄メダル数に入賞メダ
ル数の加算記録を行う場合の手順を示している。
【0070】かかる手順によれば、所定メダル数以上の
当たりの入賞があった場合、メダルゲーム機は入賞メダ
ルの払出を行うことなく、パトライト、入賞音その他の
適宜の方法で入賞があった旨を遊戯施設の従業員に知ら
せる表示を行う(S301)。
【0071】従業員は、入賞したプレーヤーが会員プレ
ーヤーである場合、メダル払出を行うかメダル預入を行
うかの確認を行い(S302)、メダル預入が希望され
た場合、従業員は上述と同様の手順によりメダル預入の
作業を行い、一方、メダルの払出が希望された場合は、
入賞数のメダルを直接プレーヤーに引き渡す(S30
9)。
【0072】メダル預入が希望された場合、従業員は、
パーム型携帯端末2を預入モードに切り替える(S30
3)とともに、メダルゲーム機特定情報および会員特定
情報の読取を行い(S304、S305)、続いて、メ
ダルゲーム機の表示から入賞したメダル数の確認を行う
とともに、パーム型携帯端末2のテンキー入力手段23
1を用いて当該入賞メダル数を入力し(S306)、こ
れらのデータを情報処理端末3に送信する(S307)
ことにより、入賞した会員プレーヤーの貯蓄メダル数が
入賞メダル数を加算して更新される(S308)。
【0073】なお、別の実施形態では当該入賞メダル数
の確認は、ゲーム画面に表示された数値をパーム型携帯
端末の図示しない読取手段によって直接行うこともでき
る。
【0074】これにより、所定メダル数以上の当たりの
入賞があった場合に大量のメダルの払出や払い出された
メダルの計数を行う煩雑を回避して、簡易なメダル預入
による処理を行うことが可能となる。なお、上記の実施
形態においては会員特定情報および入賞メダル数に加え
て、メダルゲーム機特定情報の読取を行っているため、
かかる情報を有効に利用することにより、後述するイン
カムデータ管理に加えて大量枚数の当たりの発生状況の
管理を行うことも可能となる。
【0075】以上のような方法により会員プレーヤーの
貯蓄メダル数の記録管理を行うことができるが、記録さ
れた貯蓄メダル数などのデータは、インターネット上で
公開し、パーソナルコンピュータやi−モードなどの端
末からの閲覧に供することが可能であり、あるいは、こ
れらのデータの電子メイルや郵送による通知を行うこと
ができ、これにより、プレーヤーの利便性の向上による
固定顧客数の増加を見込むことができる。
【0076】なお、会員データのインターネット上での
公開に際しては、公知の手段によりインターネット上で
前記の暗証番号の入力を求め、上述のステップS206
と同様の手法による認証を行い、真正の会員プレーヤー
であることを確認した場合にのみデータ公開を行うこと
も可能であり、これにより、情報の保全を図ることがで
きる。
【0077】インカムデータの入力は図8に示す手順に
従って行われる。すなわち、従業員は各メダルゲーム機
設置位置に赴き、パーム型携帯端末2のファンクション
キー232を操作してインカムデータ収集モードに切替
を行う(S401)。これにより、パーム型携帯端末2
の制御部21は、メモリ25のデータ領域に、入力され
るデータがインカムデータに関するものであることを示
すコードを格納する。
【0078】次にパーム型携帯端末2のバーコードリー
ダー22を用いて、メダルゲーム機に貼着等されている
バーコード83の読取を行い(S402)、続いて、メ
ダルゲーム機に装備されているカウンター81、82か
ら投入メダル数、払出メダル数を読み取って、これらの
データを順次パーム型携帯端末2のテンキー入力手段2
31から入力し(S403、404)、その後、データ
送信スイッチを操作することにより、入力された会員特
定情報および投入、払出メダル数のデータが、上述のイ
ンカムデータであることを示すコードとともに情報処理
端末3に送信される(S405)。情報処理端末3の制
御部31は、メダルゲーム機特定情報に基づいて各メダ
ルゲーム機毎に投入メダル数および払戻メダル数のデー
タをメモリ部に記録する(S406)。
【0079】このようにして収集されたデータは、情報
処理端末3が備えるROM37あるいはハードディスク
に記録された解析プログラムなどを用いて解析処理する
ことができ、これにより、極めて低廉かつ容易に導入で
きるシステムによるインカムデータ解析の実施が可能と
なる。
【0080】また、各遊戯施設1、1’に設置される情
報処理端末3に記録されたデータはLANあるいはイン
ターネット4などを介して共有することができ、複数の
遊戯施設におけるインカムデータの総合的な解析管理を
行うものとすることも可能である。
【0081】また、その他、会員に関するデータ、ゲー
ム機に関するデータ、メダルの流通に関するデータを単
体であるいは組み合わせて、しかもインターネットと関
連づけて利用することにより、会員カードの期限切れの
通知、貯蓄高に応じた適時のDM発行、従業員がメンテ
ナンスの目的で特別に使用するメダルの使用実績の記録
などの付加的なサービス・運用が可能となる。
【0082】なお、情報処理端末3に送るための複数の
データを種々の現場でいったんパーム型携帯端末2に蓄
積し、後の適当なタイミングでまとめて情報処理端末3
に送信するように構成することも明らかに可能である。
【0083】
【発明の効果】以上の説明から明らかなとおり、本発明
により以下の効果を得ることができる。
【0084】即ち、会員特定情報およびメダルゲーム機
特定情報を読み取るための単一のスキャナ手段、キー入
力操作手段、演算処理手段、および情報送受信手段を備
える携帯端末と、各会員毎の貯蓄メダル数および各メダ
ルゲーム機のインカムデータを格納する情報記録手段、
演算処理手段、および情報送受信手段を備える情報処理
端末を少なくとも有するメダル管理システム、あるい
は、会員の貯蓄メダルデータの収集にあたって、会員特
定情報およびメダルゲーム機特定情報を読み取るための
スキャナ手段、キー入力操作手段、演算処理手段、およ
び情報送受信手段を備える携帯端末から演算処理手段、
情報記録手段、および情報送受信手段を備える情報処理
端末に会員特定情報および預入・払戻メダル数を送信
し、前記演算処理手段は受信した預入・払戻メダル数に
基づいて前記情報記録手段に記録される当該会員の預入
メダル数を記録更新し、インカムデータの収集にあたっ
て、前記携帯端末から前記情報処理端末にメダルゲーム
機特定情報、および投入・払出メダル数を送信し、前記
演算処理手段は各収集期間の各メダルゲーム機毎の投入
・払出メダル数を情報記録手段に蓄積することを特徴と
するメダル管理方法により、作業効率および正確性に優
れるメダル管理を極めて安価かつ容易に実現し、実施す
ることが可能となる。
【0085】更に、スキャナ手段をバーコードリーダー
により構成することで、携帯端末の更なる小型低廉化が
可能となり、インターネットに接続され、情報記録手段
に記録された会員毎の貯蓄メダル数をインターネットに
おいて閲覧に供する手段を備えるサーバを更に備えるこ
とにより、会員プレーヤーの利便性を向上させることが
可能であり、更に、当該サーバに会員特定情報および暗
証番号に基づく認証機能を付与することで会員データに
対する真正の会員以外からの不正なアクセスを防止する
ことができる。
【0086】また更に、所定の場合には、携帯端末から
情報処理端末に対して暗証番号を送信し、会員の認証を
行った上で、貯蓄メダル数を前記携帯端末に送信するよ
う構成することにより、真正の会員プレーヤー以外によ
る不正なメダルの払戻を効果的に防止することが可能で
あり、所定の場合には、携帯端末から会員特定情報およ
び入賞メダル数を情報処理端末に送信し、かかる情報か
ら当該会員の貯蓄メダル数の更新を行うよう構成するこ
とで、大量メダル入賞時などにおけるメダルの払出や払
い出されたメダルの計数の煩雑を回避することが可能で
あり、また、前記携帯端末が携帯端末特定情報を送信す
るよう構成することで、従業員の業務中における不正や
ミスなどの追跡調査を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す説明図。
【図2】本発明において使用されるメダルゲーム機。
【図3】本発明において使用される携帯端末。
【図4】本発明において使用される携帯端末。
【図5】本発明におけるメダル預入の手順を示すフロー
チャート。
【図6】本発明におけるメダル払戻の手順を示すフロー
チャート。
【図7】本発明におけるメダル預入の手順を示すフロー
チャート。
【図8】本発明におけるインカムデータ収集の手順を示
すフローチャート。
【符号の説明】 1 遊戯施設 2 パーム型携帯端末 3 情報処理端末 4 LANもしくはインターネット 5 インターネットサーバ 6 インターネット 7 会員カード 8 メダルゲーム機 9 情報端末 21 制御部 22 バーコードリーダー 23 キー入力操作手段 24 シリアルポート 25 メモリ 26 表示手段 31 制御部 32 シリアルポート 33 メモリ手段 35 モデム端子 36 表示端末 37 ROM 38 情報入力手段 39 プリンタ 81 投入メダルカウンター 82 払出メダルカウンター 83 バーコードを印刷した媒体 221 受発光部 222 バーコードリーダー起動スイッチ 231 テンキー入力手段 232 ファンクションキー 233 タッチペン 241 アンテナ 242 送信起動スイッチ 260 液晶表示装置 262 タッチパネル式液晶表示装置 270 電源スイッチ 290 スクロールスイッチ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 会員特定情報、およびメダルゲーム機特
    定情報を読み取るための単一のスキャナ手段、キー入力
    操作手段、演算処理手段、および情報送受信手段を備え
    る携帯端末と、各会員毎の貯蓄メダル数および各メダル
    ゲーム機のインカムデータを格納する情報記録手段、演
    算処理手段、および情報送受信手段を備える情報処理端
    末を有することを特徴とするメダル管理システム。
  2. 【請求項2】 インターネットに接続され、前記情報記
    録手段に記録された会員毎の預入メダル数をインターネ
    ットにおいて閲覧に供する手段を備えるサーバを更に有
    することを特徴とする請求項1に記載のメダル管理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記サーバが会員特定情報、および暗証
    番号に基づいて会員の認証を行う会員認証手段を具備す
    ることを特徴とする請求項2に記載のメダル管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記スキャナ手段がバーコードリーダー
    であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項
    に記載のメダル管理システム。
  5. 【請求項5】 会員の貯蓄メダルデータの収集にあたっ
    て、会員特定情報、およびメダルゲーム機特定情報を読
    み取るためのスキャナ手段、キー入力操作手段、演算処
    理手段、および情報送受信手段を備える携帯端末から演
    算処理手段、情報記録手段、および情報送受信手段を備
    える情報処理端末に会員特定情報、および預入・払戻メ
    ダル数を送信し、前記演算処理手段は受信した預入・払
    戻メダル数に基づいて前記情報記録手段に記録される前
    記会員の預入メダル数を記録更新し、インカムデータの
    収集にあたって、前記携帯端末から前記情報処理端末に
    メダルゲーム機特定情報、および投入・払出メダル数を
    送信し、前記演算処理手段は各収集期間における各メダ
    ルゲーム機毎の投入・払出メダル数を情報記録手段に蓄
    積することを特徴とするメダル管理方法。
  6. 【請求項6】 前記携帯端末から前記情報処理端末に対
    して暗証番号を送信し、前記演算処理手段は受信した会
    員特定情報、および暗証番号を情報記録手段に蓄積され
    た会員特定情報、および暗証番号と照合し、両暗証番号
    が一致する場合には、当該会員についての貯蓄メダル数
    を前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項5に
    記載のメダル管理方法。
  7. 【請求項7】 前記携帯端末はメダルゲーム機特定情
    報、会員特定情報、入賞メダル数を前記情報処理端末に
    送信し、前記演算処理手段は受信した入賞メダル数に基
    づいて前記情報記録手段に記録される当該会員の蓄積メ
    ダル数を更新記録することを特徴とする請求項5に記載
    のメダル管理方法。
  8. 【請求項8】 前記携帯端末が携帯端末特定情報を更に
    送信することを特徴とする請求項5に記載のメダル管理
    方法。
  9. 【請求項9】 前記情報処理端末がインターネットに接
    続されたサーバを更に備え、該サーバが情報記録手段に
    記録された会員毎の預入メダル数をインターネット上に
    送信することを特徴とする請求項5から8のいずれか一
    項に記載のメダル管理方法。
  10. 【請求項10】 前記サーバが会員特定情報、および暗
    証番号に基づいて会員の認証を行う会員認証手段を具備
    することを特徴とする請求項9に記載のメダル管理方
    法。
  11. 【請求項11】 前記スキャナ手段がバーコードリーダ
    ーであることを特徴とする請求項5から10のいずれか
    一項に記載のメダル管理方法。
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