JPH11169067A - 食品裁断装置 - Google Patents

食品裁断装置

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JPH11169067A
JPH11169067A JP36342697A JP36342697A JPH11169067A JP H11169067 A JPH11169067 A JP H11169067A JP 36342697 A JP36342697 A JP 36342697A JP 36342697 A JP36342697 A JP 36342697A JP H11169067 A JPH11169067 A JP H11169067A
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food block
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Masao Yamada
正雄 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裁断の厚みを調整する作業を容易なものと
し、且つ、装置の大型化、構成の複雑化を来すことのな
い食品裁断装置を提供すること。 【解決手段】 供給される食品ブロックを切断する切断
手段と、予め所定の大きさに切断された食品ブロックを
保持してこれを上記切断手段に対して順次供給していく
食品ブロック供給手段と、上記切断手段によって所定の
厚みに切断され排出された食品片を受けてこれを所定の
方向に搬送する搬送手段と、を具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鮪等の魚体のブロ
ック、各種肉類のブロックを任意の厚みに自動的に裁断
していく食品裁断装置に係り、特に、裁断作業を自動で
行うことはもとより、厚みの変更に対しても容易に対応
できるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、大手外食店において、鮪等の魚
体のブロックを所定の厚みに裁断して、いわゆる「寿司
ネタ」を得る場合には、これを自動的に行う食品裁断装
置が使用される。この種の食品裁断装置は概略次のよう
な構成になっている。まず、複数枚のカッター刃が予め
設定された間隔を存した状態でシャフトに固定されてい
て(いわゆる「ギャングソー」と称される裁断装置)、
このシャフトを駆動モータ等によって回転させる。そこ
に、鮪等の魚体のブロックを作業員が手作業で供給する
ことにより、該魚体のブロックを所定の厚みを持った寿
司ネタにするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。まず、魚体のブロックを作
業員が手作業によってギャングソーに供給するようにし
ており、作業が煩雑であることはもとより、作業に危険
が伴うという問題があった。又、厚みの調整作業が煩雑
であるという問題があった。すなわち、上記したよう
に、従来の食品裁断装置は、複数枚のカッター刃が予め
設定された間隔を存した状態でシャフトに固定されてい
るものであり、その際、所定の間隔を得るためには、カ
ッター刃相互間に所定の厚みのスペーサを配置すること
になる。このような構成において、寿司ネタの厚みを変
えたい場合には、上記複数枚のカッター刃の相互の間隔
を変える必要がある。すなわち、カッター刃相互間に介
挿されているスペーサを別のスペーサに変えなければな
らず、枚数が多いことも関係して、その作業は極めて煩
雑であった。又、その構成も複雑であった。すなわち、
複数枚のカッター刃をスペーサを介在させた状態でシャ
フトに取り付けた構成になっており、その関係で装置が
大型化してしまうと共に構成が複雑になってしまうとい
う問題があった。
【0004】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、食品ブロックを切断部
に供給する作業を略自動化し、又、裁断の厚みを調整す
る作業を容易なものとし、且つ、装置の大型化や構成の
複雑化を来すことのない食品裁断装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による食品裁断装置は、供給される
食品ブロックを切断する切断手段と、予め所定の大きさ
に切断された食品ブロックを保持してこれを上記切断手
段に対して順次供給していく食品ブロック供給手段と、
上記切断手段によって所定の厚みに切断され放出された
食品片を受けてこれを所定の方向に搬送する搬送手段
と、を具備したことを特徴とするものである。又、請求
項2による食品裁断装置は、請求項1記載の食品裁断装
置において、食品ブロック供給手段は、食品ブロック保
持機構に食品ブロックを保持させ、これを押圧手段によ
って食品ブロックの先端が任意の位置に移動・設定され
る定規に当接する迄所定量だけ押し出し、その状態で上
記切断手段側に移動させて切断させ、以下その動作を繰
り返すものであることを特徴とするものである。又、請
求項3による食品裁断装置は、請求項2記載の食品裁断
装置において、食品ブロック保持機構は開閉する一対の
把持板を備えていて、これら一対の把持板によって食品
ブロックを概略把持すると共に、一対の把持板の先端に
別途取り付けられ開閉する一対の爪部材によって、食品
ブロックの先端をクランプするものであることを特徴と
するものである。又、請求項4による食品裁断装置は、
請求項3記載の食品裁断装置において、一対の爪部材は
上方から下方に向かって相互の間隔が広くなるようにテ
ーパ状に形成されていて、クランプ時に食品ブロックを
下方に押し付けるように作用するものであることを特徴
とするものである。又、請求項5による食品裁断装置
は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の食品裁断装置
において、食品ブロックは冷凍の魚体ブロックや冷凍の
食肉ブロックであることを特徴とするものである。
【0006】すなわち、本願発明による食品裁断装置の
場合には、食品ブロック供給手段によって予め所定のブ
ロック状に形成された食品ブロックを保持してこれを切
断手段側に供給し、該切断手段によって所定の厚みに切
断するものであり、切断された食品片は搬送手段側に排
出され、搬送手段によって所定の場所まで搬送されるも
のである。又、食品ブロック供給手段の構成としては、
様々な構成が考えられるが、例えば、ブロック保持機構
に食品ブロックを保持させ、これを押圧手段によって食
品ブロックの先端が任意の位置に移動・設定される定規
に当接する迄所定量だけ押し出し、その状態で上記切断
手段側に移動させて切断させ、以下その動作を繰り返す
ような構成が考えられる。又、上記食品ブロック保持機
構の構成としては、例えば、開閉する一対の把持板を備
えていて、これら一対の把持板によって食品ブロックを
概略把持すると共に、一対の把持板の先端に別途取り付
けられ開閉する一対の爪部材によって、食品ブロックの
先端をクランプする構成とすることが考えられる。又、
一対の爪部材としては、上方から下方に向かって相互の
間隔が広くなるようにテーパ状に形成して、クランプ時
に食品ブロックを下方に押し付けるように作用するもの
とすることが考えられる。又、食品ブロックとしては、
例えば、冷凍の魚体ブロックや冷凍の食肉ブロックが想
定される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3を参照して本
発明の第1の実施の形態を説明する。まず、図1中右側
には切断手段1があり、この切断手段1は基台3を備え
ていて、該基台3から上方に向かってヘッド部5が設け
られている。上記基台3の底面には、複数個(この実施
の形態の場合には4個)のキャスタ7が取り付けられて
いて、基台3はこれらのキャスタ7を介して任意の場所
に移動可能に構成されている。
【0008】上記基台3とヘッド部5には帯鋸盤9が取
り付けられている。すなわち、基台3側には回転体11
が内装されており、又、ヘッド部5側にも回転体13が
内装されている。これら回転体11と回転体13には無
端状をなす帯鋸15が巻回されている。又、基台3側に
は図示しない駆動モータが内装されていて、上記回転体
11はこの駆動モータに連結されている。よって、駆動
モータが回転することにより、回転体11と回転体13
を介して帯鋸15を所定の方向にループ状に回転させる
ことができ、それによって、そこに供給される食品ブロ
ック16(図3に示す、この実施の形態の場合には鮪の
魚体ブロック)を所定の厚みの食品片16a(例えば、
寿司ネタ)で裁断していくものである。
【0009】尚、ヘッド部5の上部にはハンドル17が
取り付けられていて、このハンドル17を適宜操作する
ことにより、回転体11及び回転体13に巻回されてい
る帯鋸15を緊張させたり緩めたりするようになってい
る。そして、切断時には帯鋸15を緊張させるものであ
る。又、上記基台3の上面には裁断用テーブル17が設
けられている。
【0010】図1中上記切断手段1の左側には、鮪の魚
体ブロック16を上記切断手段1側に供給するための食
品ブロック供給手段21が配置されている。以下、この
食品ブロック供給手段21の構成を説明する。まず、基
台23があり、この基台23の底面側には複数個(この
実施の形態の場合には4個)のキャスター25が取り付
けられている。基台23はこれら複数個のキャスター2
5を介して移動可能に取り付けられている。上記基台2
3には走行台車27が図1中紙面に直交する方向(図3
中左右方向)に移動可能に取り付けられている。すなわ
ち、走行台車27には足部29が下方に向かって延長さ
れていて、この足部29と基台23との間にはガイド機
構31が設けられている。このガイド機構31は、基台
23側に取り付けられたガイドレール31aと、足部2
9側に取り付けられ上記ガイドレール31aに移動可能
に係合するガイド部31b、31bとから構成されてい
る。
【0011】上記足部29と基台23との間にはシリン
ダー機構33が取り付けられている。このシリンダー機
構33は、図3に示すように、基台23側に取り付けら
れたシリンダ33aと、このシリンダ33aに対して出
没可能に取り付けられたピストンロッド33bとから構
成されていて、このピストンロッド33bは足部29側
に取り付けられている。よって、上記シリンダー機構3
3を適宜駆動することにより、ピストンロッド33bを
出没させ、それによって、足部29ひいては走行台車2
7を図1中紙面に直交する方向(図3中左右方向)に移
動させるものである。
【0012】又、図1に戻って、上記足部29の下端に
は水平部材35が取り付けられていて、この水平部材3
5の先端(基台23側の端)には、ローラ37、37が
回転可能に取り付けられている。一方、基台23側には
レール38が敷設されていて、このレール38にローラ
37が当接されている。そして、上記した構成により走
行台車27が走行する際にローラ37がレール38に沿
って摺接することになり、それによって、走行時におい
て走行台車27を支持して安定した走行を行わせるよう
にしている。
【0013】又、上記走行台車27の上には食品ブロッ
ク保持機構41が搭載されている。この食品ブロック保
持機構部41は、底面側に位置する底面板41aと、こ
の底面板41a上に配置された把持板41b、41cが
配置されている。上記把持板41b、41cの内、把持
板41cは底面板41a上に固定されていて、一方、把
持板41bは把持板41に離接する方向に所定の範囲で
移動可能に取り付けられている。すなわち、図3に示す
ように、ねじ部材42が設けられていて、このねじ部材
42にはナット部材44を介してシリンダー機構46が
取り付けられている(図2に示す)。上記把持板41b
はこのシリンダー機構46に取り付けられている。
【0014】上記ねじ部材42の基部には操作ハンドル
48が取り付けられている。そして、まず、操作ハンド
ル48を操作することにより、シリンダー機構46及び
該シリンダー機構46に取り付けられた把持板41bを
把持板41c方向に大きく移動させる。そして、次に、
シリンダー機構46を駆動することにより、把持板41
bを把持板41c方向に小さく移動させるものである。
【0015】次に、図1に戻って、食品ブロック保持機
構41の底面板41aと走行台車27との間には、ガイ
ド機構51、53が取り付けられている。ガイド機構5
1は、走行台車27側に取り付けられたガイドレール5
1aと、底面板41a側に取り付けられたガイド部材5
1b、51cとから構成されていて、これらガイド部材
51b、51cはガイドレール51aに移動可能に係合
している。又、上記ガイド機構53も同様の構成になっ
ている。すなわち、走行台車27側に取り付けられたガ
イドレール53aと、底面板41a側に取り付けられた
ガイド部材53b、53cとから構成されていて、これ
らガイド部材53b、53cはガイドレール53aに移
動可能に係合している。すなわち、又、シリンダー機構
55が配置されていて、このシリンダー機構55は、走
行台車27側に取り付けられたシリンダ55aと、この
シリンダ55aに出没可能に取り付けられたピストンロ
ッド55bとから構成されていて、上記食品ブロック保
持機構41はこのピストンロッド55bに取り付けられ
ている。よって、シリンダー機構55を駆動することに
より、上記カイド機構51、53を介して、食品ブロッ
ク保持機構41全体を図1中左右方向に移動させること
ができる。
【0016】又、上記把持板41b、41cの間には、
図3に示すように、押圧板57が配置されている。この
押圧板57は、把持板41b、41cの間にあって前後
方向(図1中左右方向)に移動可能に配置されている。
又、図1に示すように、シリンダー機構59が配置され
ていて、このシリンダー機構59は、シリンダ59a
と、このシリンダ59aに出没可能に取り付けられたピ
ストンロッド59bとから構成されていて、このピスト
ンロッド59bの先端に上記押圧板57取り付けられて
いる。よって、シリンダー機構59を適宜駆動すること
により、押圧板59を前後方向(図1中左右方向)に移
動させることができるようになっている。そして、この
押圧板57によって魚体ブロック16を前方(図1中右
方向)に押し出すものである。
【0017】既に説明したテーブル17側には、図1に
示すように、定規機構61が設置されている。まず、定
規63があり、この定規63にはガイド部材65が取り
付けられている。このガイド部材65はガイドレール6
7に対して移動可能に係合している。又、ガイド部材6
5にはネジ部材69が取り付けられていて、このねじ部
材69を締め付けたり緩めたりすることにより、ガイド
部材65をガイドレール67に固定したり移動を許容し
たりするようになっている。よって、まず、ねじ部材6
9を緩めてガイド部材65のガイドレール67に沿った
移動を許容する。その状態でガイド部材65及び定規6
3をガイドレール67に沿って所望の場所まで移動させ
る。次に、ねじ部材69を締め付けてガイド部材65及
び定規63の位置を固定するものである。
【0018】既に説明した食品ブロック保持機構41の
一対の把持板41b、41cの先端側には、一対の爪部
材71、73が配置されている。これら一対の爪部材7
1、73によって、一対の把持板41b、41cによっ
て把持されている魚体ブロック16をクランプするもの
である。上記爪部材71、73は、シリンダー機構7
5、77によって進退自在に取り付けられている。すな
わち、シリンダー機構75は、把持板41bに取り付け
られたシリンダ75aと、このシリンダ75aに出没可
能に取り付けられたピストンロッド75bとから構成さ
れていて、このピストンロッド75bの先端に上記爪部
材71が取り付けられている。同様に、シリンダー機構
77は、シリンダ77aとこのシリンダ77aに出没可
能に取り付けられたピストンロッド77bとから構成さ
れていて、上記爪部材73はこのピストンロッド77b
の先端に取り付けられている。よって、シリンダー機構
75、77を適宜駆動することにより、一対の爪部材7
1、73を進退させることができるものである。
【0019】又、図2に示すように、切断手段1の図2
中上側にはベルトコンベア81が配置されている。切断
手段1によって切断された食品片16aは、このベルト
コンベア81上に落下し、ベルトコンベア81によっ
て、図2中上方に搬送れていくようになっている。
【0020】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、定規機構61によって定規63の位置を所定位置に
設定する。これによって、切断手段1によって切断され
る食品片16aの厚みが決定されることになる。シリン
ダー機構59のストロークも、食品片16aの厚みに応
じて設定されるものであり、仮に、定規機構61によっ
て設定される食品片16aの厚みに対して、シリンダー
機構59のストロークが若干大きくなっていても、食品
ブロック16を押し潰すことがないように、その圧力が
調整されているものである。次に、食品ブロック保持機
構41上に予め所定の大きさに切断されている食品ブロ
ック(この場合には魚体ブロック)16を載置する。そ
して、ハンドル48を回転操作して把持板41bを把持
板41c方向に移動させ、魚体ブロック16を僅かな隙
間を存した状態で把持板41bと把持板41cとによっ
て把持する。ここまでの作業でセッティング作業は完了
し、後は、自動運転となる。
【0021】まず、シリンダー機構59が駆動すること
により、押圧板57を前方に突き出して魚体ブロック1
6を定規機構61方向に移動させる。それによって、魚
体ブロック16の先端が定規63に当接した状態とな
る。つまり、所定の厚み分だけ突出した状態となる。次
に、シリンダー機構46が駆動して把持板41bを把持
板41c方向に移動させる。それによって、魚体ブロッ
ク16は把持板41b、41cとによって把持された状
態となる。次に、シリンダー機構75、77が駆動し、
それによって、一対の爪部材71、73が相互に接近す
る方向に移動し、魚体ブロック16の先端部をクランプ
する。
【0022】次に、切断動作に入る。まず、切断手段1
の帯鋸15は回転駆動されており、その状態で、シリン
ダー機構33を駆動する。それによって、走行台車27
が、図2中矢印a方向に走行することになり、該走行台
車27の走行によって魚体ブロック16の先端の所定の
厚みの部分が切断される。切断された食品片16aはベ
ルトコンベア81上に排出され、該ベルトコンベア81
によって所定の方向に搬送されていく。切断動作が完了
した後、シリンダー機構55が駆動して、食品ブロック
保持機構41を後退させる。次に、シリンダー機構33
を駆動して、走行台車27を図2中矢印c方向に移動さ
せる。次いで、上記シリンダー機構55を駆動して、食
品ブロック保持機構41を前進させる。
【0023】次に、シリンダー機構46を駆動して、把
持板41bを後退させると共に、シリンダー機構75、
77を駆動して、一対の爪部材71、73を拡開させ
る。次に、シリンダー機構59を駆動して、押圧板57
を前進させる。これによって、魚体ブロック16が定規
63方向に押し出されて当接する。これによって、所定
の厚み分の魚体16が突出したことになる。以下同様の
工程を繰り返すことにより、所定厚みの食品片16aを
順次切断していくことになる
【0024】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、食品ブロック16を所定
厚みの食品片16aに切断していく作業がより省力化さ
れることになった。つまり、予め所定の大きさに切断さ
れた魚体ブロック16を食品ブロック保持機構41内に
載置するだけで後は全て自動で作業が行われるからであ
る。したがって、従来のように、作業員が魚体ブロック
16をギャングソーに向かって供給する場合に比べて、
作業が大幅に省力化されると共に、作業時の安全性も大
幅に向上するものである。又、切断する食品片16aの
厚みを変更する場合には、単に、定規63の位置を調整
すると共に、シリンダー機構59のストロークを調整す
るだけであり、従来のように、複数枚のカッター刃の間
に介挿されているスペーサを交換するといった煩雑な作
業はないので、きわめて簡単である。又、食品裁断装置
の構成としても、従来のように、複数枚のカッター刃を
スペーサを介して積層させた構成とは異なり、大幅に簡
略化されているものであり、特に、カッター刃が1枚の
帯鋸15だけであるので、仮に損傷等があっても、その
保守管理は容易である。
【0025】次に、図4乃至図6を参照して本発明の第
2の実施の形態を説明する。この実施の形態の場合に
は、食品ブロック16として、高さがより高いものに対
応できるようにしたみのであり、そのため、食品ブロッ
ク保持機構41の把持板41b、41cの高さが高くな
っている。又、図6に示すように、一対の爪部材71、
73についても特徴的な構成になっている。すなわち、
一対の爪部材71、73は上方にいくにしたがってテー
パ状に突出した形状になっている。これは、クランプ動
作時に、食品ブロック16を下方に付勢してその浮き上
がりを防止するためである。その他の構成は前記第1の
実施の形態の場合と同様であるので、同一部分には同一
符号を付して示しその説明は省略する。
【0026】したがって、前記第1の実施の形態の場合
と同様の効果を奏することができると共に、高さがより
高い食品ブロック16に対しても対応することができる
ようになった。又、一対の爪部材71、73によるクラ
ンプ動作時に、食品ブロック16を下方に押し付ける作
用が働くので、食品ブロック16の不用意な浮上を防止
して、安定した切断動作、ひいては、高い品質の食品片
16aを提供することができる。
【0027】尚、本発明は前記第1及び第2の実施の形
態に限定されるものではない。まず、前記第1及び第2
の実施の形態の場合には、食品ブロックとして魚体ブロ
ックを例に挙げて説明したが、それに限定されるもので
はなく、食肉類のブロック等に適用してもよいし、その
他の各種の食品ブロックについても同様に適用可能であ
る。又、複数個の食品ブロックを同時にセットして裁断
してもよい。又、前記第1、第2の実施の形態において
は、定規機構を手動により定規を移動させる構成とした
が、例えば、ステッピングモータ等を使用して、定規を
自動で移動させるように構成してもよい。その他各部の
構成は図示したものに限定されない。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による食品裁
断装置によると、予め所定の大きさに切断された食品ブ
ロックを食品ブロック保持機構内に載置するだけで後は
全て自動で作業が行われるので、食品ブロックを所定厚
みの食品片に切断していく作業がより省力化されること
になった。又、切断する食品片の厚みを変更する場合に
は、単に、定規の位置を調整するだけであり、従来のよ
うに、複数枚のカッター刃の間に介挿されているスペー
サを交換するといった煩雑な作業はないので、きわめて
簡単である。特に、従来のように、作業員が食品ブロッ
クを手作業によってギャングソー側に供給するといった
作業がなくなるので、作業時の安全性も大幅に向上する
ものである。又、任意の位置に移動・設定される定規を
使用する場合には、その定規の位置を適宜変更するだけ
で切断される食品片の厚みを調整することができ、食品
片の厚みの調整作業が大幅に簡略化されることになる。
又、上記食品ブロック保持機構の構成として、開閉する
一対の把持板だけでなく、開閉する一対の爪部材を設け
た場合には、食品ブロックの把持がより確実なものとな
り、結局、切断時の食品ブロックの状態を安定させて、
切断される食品片の品質を向上させることができる。
又、一対の爪部材としては、上方から下方に向かって相
互の間隔が広くなるようにテーパ状に形成して、クラン
プ時に食品ブロックを下方に押し付けるように作用する
ものとした場合には、食品ブロックの不用意な浮上、そ
れによる品質の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、食品裁
断装置の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、食品裁
断装置の平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、食品裁
断装置の側面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す図で、食品裁
断装置の正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す図で、食品裁
断装置の平面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す図で、食品裁
断装置の側面図である。
【符号の説明】
1 切断手段 16 食品ブロック 16a 食品片 21 食品ブロック供給手段 41 食品ブロック保持機構 41a 食品ブロック保持機構の底面板 41b 食品ブロック保持機構の把持板 41c 食品ブロック保持機構の把持板 57 押圧板 59 押圧板を押し出すシリンダー機構 61 定規機構 63 定規 71 爪部材 73 爪部材 81 ベルトコンベア(搬送手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される食品ブロックを切断する切断
    手段と、予め所定の大きさに切断された食品ブロックを
    保持してこれを上記切断手段に対して順次供給していく
    食品ブロック供給手段と、上記切断手段によって所定の
    厚みに切断され排出された食品片を受けてこれを所定の
    方向に搬送する搬送手段と、を具備したことを特徴とす
    る食品裁断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の食品裁断装置において、
    食品ブロック供給手段は、食品ブロック保持機構に食品
    ブロックを保持させ、これを押圧手段によって食品ブロ
    ックの先端が任意の位置に移動・設定される定規に当接
    する迄所定量だけ押し出し、その状態で上記切断手段側
    に移動させて切断させ、以下その動作を繰り返すもので
    あることを特徴とする食品裁断装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の食品裁断装置において、
    食品ブロック保持機構は開閉する一対の把持板を備えて
    いて、これら一対の把持板によって食品ブロックを概略
    把持すると共に、一対の把持板の先端に別途取り付けら
    れ開閉する一対の爪部材によって、食品ブロックの先端
    をクランプするものであることを特徴とする食品裁断装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の食品裁断装置において、
    一対の爪部材は上方から下方に向かって相互の間隔が広
    くなるようにテーパ状に形成されていて、クランプ時に
    食品ブロックを下方に押し付けるように作用するもので
    あることを特徴とする食品裁断装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4の何れかに記載の食
    品裁断装置において、食品ブロックは冷凍の魚体ブロッ
    クや冷凍の食肉ブロックであることを特徴とする食品裁
    断装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2169702A1 (es) * 2000-12-22 2002-07-01 Pauner Basilio Ayala Instalacion para corte en continuo de un producto en porciones.
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