JPH11168190A - メモリセル - Google Patents

メモリセル

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JPH11168190A
JPH11168190A JP10277289A JP27728998A JPH11168190A JP H11168190 A JPH11168190 A JP H11168190A JP 10277289 A JP10277289 A JP 10277289A JP 27728998 A JP27728998 A JP 27728998A JP H11168190 A JPH11168190 A JP H11168190A
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JP
Japan
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trench
substrate
diffusion region
layer
capacitor
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Pending
Application number
JP10277289A
Other languages
English (en)
Inventor
Jack A Mandelman
エー マンデルマン ジャック
Louis L C Hsu
エル シー シュー ルイス
Johann Alsmeier
アルスマイアー ヨハン
William R Tonti
アール トンティ ウイリアム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
International Business Machines Corp
Original Assignee
Siemens AG
International Business Machines Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/37DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells the capacitor being at least partially in a trench in the substrate

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  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 十分低い寄生的リークを有する小さなトレン
チキャパシタ。 【解決手段】 ゲート、第1、第2拡散領域を含んでい
るトランジスタを備え、サブストレート101内のトレ
ンチキャパシタは、トレンチの上側の部分に誘電体カラ
ー部168と、該トレンチのキャパシタの低い方の部分
を取り囲むサブストレート内埋め込み拡散領域と、トラ
ンジスタおよびキャパシタを電気的に接続する、カラー
部の上にノード拡散領域とを含んでおり、カラー部に隣
接するサブストレート中に第3拡散領域269を備え、
リークを低減するために、カラー部、埋め込まれた拡散
領域およびノード拡散によって形成される寄生トランジ
スタのゲートしきい値電圧を高めするために十分なドー
プ剤濃度を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、デバイスお
よびデバイス製造および一層特定すれば、トレンチ・キ
ャパシタ・メモリ・セルに関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路(IC)は、電荷蓄積目的のた
めのキャパシタを使用している。例えば、ダイナミック
RAM(DRAM)のようなランダム・アクセス・メモ
リ(RAM)を含んでいるメモリデバイスが電荷をキャ
パシタに蓄積する。キャパシタにおける電荷のレベル
(「0」または「1」)が電荷のビットを表している。
【0003】DRAMICは行および列によって相互に
接続されているメモリセルのアレイを含んでいる。普
通、行および列コネクションはそれぞれ、ワード線およ
びビット線と称されている。メモリセルからのデータの
読み出しおよびメモリセルへのデータの書き込みは、適
当なワード線およびビット線を活性化することによって
実視される。
【0004】通例、DRAMメモリセルは、キャパシタ
に接続されている金属酸化物半導体電界効果トランジス
タ(MOSFET)を有している。トランジスタは1つ
のゲートと第1の拡散領域および第2の拡散領域とを含
んでいる。第1の拡散領域および第2の拡散領域は、ト
ランジスタの動作に依存してそれぞれ、ドレインかまた
はソースと称されている。便宜上、ドレインおよびソー
スという用語は相互に交換可能である。トランジスタの
ゲートはワード線に接続されており、かつソースはビッ
ト線に接続されている。トランジスタのドレインはキャ
パシタまたは蓄積ノードに接続されている。ゲートへの
適当な電圧の供給によって、トランジスタが切り換えら
れ、キャパシタへの導電路が形成される。この導電路
は、トランジスタがスイッチオフされるとき、閉成され
る。
【0005】DRAMには一般にトレンチキャパシタが
使用されている。トレンチキャパシタは、シリコンサブ
ストレート内に形成された3次元のストラクチャであ
る。従来のトレンチキャパシタは、サブストレート内に
エッチングされたトレンチを有している。トレンチには
通例、nドーピングされたポリが充填されており、そ
れはキャパシタの一方の電極として用いられる(ストレ
ージノードと称されている)。「埋込型電極」と称され
ている、キャパシタの第2の電極は、例えば、ドープ剤
源から、トレンチの比較的低い部分を取り囲んでいるサ
ブストレートの領域内に外方拡散するnドープ剤によ
って形成されている。キャパシタを形成する2つの電極
を隔離するために誘電体層が設けられている。トレンチ
の比較的高い部分に沿って生じる寄生的なリークを防止
するかまたは許容できるレベルまで低減するために、十
分な厚さのカラー形状の酸化物がその中に形成されてい
る。通例、カラー形状の酸化物は寄生的リークを1fA
/セル以下に低減する。
【0006】デバイスを縮小したいという飽くなき要求
のため、一層高い密度および一層小さいフィーチャーサ
イズおよびセル領域を有するDRAMの設計が促進され
ている。例えば、設計規則は0.25ミクロン(μm)
から約0.12nmおよびそれ以下までの規模である。
基本規則が一層小さい場合、ストレージノード拡散と埋
め込まれた電極との間の垂直方向の寄生的MOSFET
リークの制御は、トレンチの寸法が一層小さいため難し
いものになる。それは、一層小さいトレンチ開口のため
に、トレンチの充填を可能にするためにはカラー部の厚
さを相応に低減する必要があるからである。しかし、寄
生的リークを許容レベル以下に低減するために、作動電
圧状態に依存して、カラー部の厚さは約25〜70nm
である必要がある。このようなカラー部では比較的小さ
いトレンチの充填が妨げられる。
【0007】寄生的リークを低減する別の技術は、トラ
ンジスタのウェルのドープ剤濃度を高めることである。
しかしドープ剤濃度が高められると、デプレーション領
域の電界が高められ、その結果接合部のリークが著しく
高められることになる。このことは、シリコン中に結晶
組織欠陥があると特別深刻である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、十分低い寄生的リークを有する小さなトレンチキャ
パシタを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1に
記載の構成によって解決される。
【0010】本発明はトレンチキャパシタメモリセルに
関している。1つの実施例によれば、カラー部領域に隣
接してサブストレート中に1つの拡散領域が設けられて
いる。この拡散領域はカラー部領域に対してセルフアラ
イメントされる。この拡散領域は、ノード拡散部、埋め
込まれた電極およびカラー部によって生成される寄生M
OSFETトランジスタのゲートしきい値電圧を高め
る。ゲートしきい値電圧を高めることによって、リーク
の所望のレベルを実現しておいて、キャパシタ中に一層
薄いカラー部を使用することができる。
【0011】
【実施例】次に本発明を図示の実施例につき図面を用い
て詳細に説明する。
【0012】本発明は、集積回路(IC)に使用される
トレンチ・キャパシタ・メモリに関する。ICは、例え
ば、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、ダイナミ
ック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)、また
は同期DRAM(SDRAM)を含んでいる。特別用途
向きIC(ASIC)、組み合わせDRAM論理回路
(組込型DRAM)またはいずれかその他の論理回路の
ようなICも使用可能である。
【0013】通例、多数のICがウェハ上に平行に形成
される。処理が終了した後、ウェハはICを分割して個
々のチップにするためにダイシングされる。それからチ
ップは実装され、結果的に、例えばコンピュータシステ
ム、セルラホン、パーソナルデジタルアシスタント(P
DA)のような消費者製品、および他の電子製品に使用
される最終製品になる。
【0014】図1には、本発明の説明を容易にするため
に、nチャネルMOSFETを使用している従来のトレ
ンチキャパシタDRAMセル100が示されている。こ
の種のトレンチキャパシタDRAMセルは、例えば、 N
esbit et al.,A 0.6μm256Mb Trench DRAM Cell Wit
h Self-Aligned Buried Strap(Best),IEDM93
−627に記載されており、すべての目的のために参照
してここに関連付けるものとする。セルから成るアレイ
は通例、ワード線およびビット線によって相互に接続さ
れて、DRAMチップを形成している。
【0015】DRAMセル100は、サブストレート1
01に形成されたトレンチキャパシタ160を有してい
る。トレンチには、通例、nドープ剤が高ドーピングさ
れているポリシリコン(ポリ=poly)が充填されて
いる。ポリは、「ストレージノード」と称される、キャ
パシタの一方の電極として用いられる。n形ドープ剤が
ドーピングされている埋め込まれた電極165はトレン
チの下の方の部分を取り囲んでいる。トレンチの上の方
の部分には、寄生的リークを低減するためのカラー部1
68がある。ノード誘電体163がキャパシタの2つの
電極を隔離している。n形ドープ剤を有している埋め込
まれたウェル170が、アレイにおけるDRAMセルの
埋め込まれた電極を接続するために設けられている。埋
め込まれたウェルの上に、pウェル173がある。pウ
ェルが、低リークN−FETの適正な動作のための正し
いドーピングタイプおよび濃度を規定している。
【0016】DRAMセルはまた、トランジスタ110
を有している。n形ドープ剤を有しているゲート11
2,ソース113およびドレイン114拡散領域を含ん
でいる。上述したように、ソースおよびドレインの称号
はトランジスタの動作に依存している。ゲートはワード
線を表している。ワード線はキャパシタに対する接続を
ゲート制御しているので、通例は、「アクティブ・ワー
ド線」と称される。トランジスタの、キャパシタに対す
る接続は、「ノード拡散」と称される拡散領域125を
介して実現される。
【0017】DRAMセルをその他のセルまたはデバイ
スから隔離するために浅いトレンチアイソレーション
(shallow trench isolation=STI)180が設け
られている。図示されているように、ワード線120は
トレンチの上に形成されておりかつトレンチとはSTI
によってアイソレーションされている。ワード線120
は「通過形ワード線(passing wordline)」と称されて
いる。このような形態は折り返し形ビット線アーキテク
チャと称されている。
【0018】レベル間(interlevel)誘電体層189が
ワード線の上に形成されている。ビット線を表している
導電層がこのレベル間誘電体層の上に形成されている。
ビット線コンタクト開口186が、拡散部113をビッ
ト線190に接続するためにこのレベル間誘電体層内に
設けられている。
【0019】上述したように、一層小さなトレンチ寸法
を生成する一層小さな基本規則(grpundrulr)では、ト
レンチをポリで充填するのを可能にするために一層薄い
カラー部が必要である。しかし、一層小さなトレンチの
充填を可能にする一層薄いカラー部は、寄生的リークを
所望のレベルに低減するためには適していない可能性が
ある。
【0020】図2には、本発明のトレンチキャパシタD
RAMセル200が示されている。図示のように、トレ
ンチキャパシタ160はサブストレート101に形成さ
れている。ストレージノード161には、第1の導電性
を有している高ドーピングされたポリシリコン(ポリ)
が充填されている。1つの実施例において、第1の導電
性はn形であり、ここでn形のドープ剤は例えば、ヒ素
(As)または燐(P)を含んでいる。n形ドーピング
された埋め込まれた電極は、トレンチの比較的低い部分
を取り囲んでいる。ストレージノードと埋め込まれた電
極とを隔離しているのはノード誘電体層263である。
【0021】n形の埋め込まれたウェル270がサブス
トレートの表面の下に設けられている。埋め込まれたn
ウェルにおけるドープ剤の最高濃度は、埋め込まれた電
極の頂部の近傍にある。というのは、それをアレイにお
けるDRAMセルの埋め込まれた電極に共通に接続する
ためである。埋め込まれたnウェルの上に、第2の導電
性を有しているドープ剤を有しているドーピングされた
領域がある。1つの実施例において、第2の導電性は、
ホウ素(B)のようなドープ剤を含んでいるp形であ
る。pウェルのドーピングされた領域は、アレイトラン
ジスタの適正なドーピングを生成するために用いられか
つ通例は、約3〜8×1017cm−3の最高ドープ剤
濃度を有している。
【0022】トレンチの上側の部分には、誘電体カラー
部168が設けられている。カラー部は、、例えば、T
EOSの分解によって形成された酸化物を有している。
カラー部は、拡散領域225と埋め込まれた電極との間
の寄生MOSFETのゲート酸化物であって、ゲートが
トレンチ内にドーピングされたポリによって表されてい
る寄生トランジスタを形成している。それ故に、カラー
部は、寄生トランジスタのゲートしきい値電圧(V
を高めるために十分な厚さである。
【0023】本発明の1つの実施例によれば、サブスト
レート内にトレンチキャパシタのカラー部領域に隣接し
て拡散領域269が設けられている。この拡散領域は、
埋め込まれた電極および拡散領域225の導電性とは反
対の導電性を有しているドープ剤を有している。1つの
実施例において、この拡散領域269はBのようなp形
ドープ剤を有している。拡散領域におけるBの濃度は、
リーク電流が低減されるようにするために寄生トランジ
スタのVを高めるのに十分な高さである。1つの実施
例において、Bの濃度は約5×1017ないし2×10
18cm−3の範囲の間にある。拡散領域269によ
って、結果的に所望の寄生的リークより大きくなるよう
なことなく、一層薄いカラー部の使用が可能になる。
【0024】DRAMセルは更に、ゲート112,ソー
ス113およびドレイン114を有しているトランジス
タ110を含んでいる。ドレインおよびソースは、燐
(B)のようなn形のドープ剤を注入することによって
形成されている。トランジスタの、キャパシタに対する
接続は、ノード拡散部225を介して実現されている。
【0025】DRAMセルをアレイのその他のデバイス
またはセルからアイソレーションするために、浅いトレ
ンチアイソレーション(STI)が設けられている。図
示のように、STIによってアイソレーションされてい
る通過形ワード線220は、折り返し形ビット線アーキ
テクチャを形成するためにトレンチの上に含まれてい
る。開放形または開放・折り返し組み合わせ形のような
別のビット線アーキテクチャも使用可能である。
【0026】ワード線の上に、レベル間誘電体層289
がある。このレベル間誘電体は例えば、燐ケイ酸ガラス
(PSG)またはホウ素ケイ酸ガラス(BSG)ような
別のドーピングされたケイ酸ガラスも使用可能である。
択一的に、TEOSのようなドーピングされていないケ
イ酸ガラスを使用することができる。ビット線が誘電体
層上に形成されていて、ビット線コンタクト開口を介し
てソースに接触接続されている。DRAMセルに対する
アクセスは、適当な電圧をワード線およびビット線に供
給することによって行われ、これによりデータをトレン
チキャパシタに書き込みまたはトレンチキャパシタから
読み出すことが可能になる。
【0027】図3ないし図7には、1実施例によるDR
AMセルの形成プロセスが示されている。既述のよう
に、このプロセスでは、nチャネルDRAMセルが形成
される。しかし、このプロセスを、pチャネルDRAM
セルを形成するのに容易に適用可能であることは当業者
には明らかである。
【0028】図3を参照するに、サブストレート301
が設けられていて、その上にDRAMセルが製造され
る。サブストレートは例えばシリコンウェハである。シ
リコン・オン・インシュレータ(silicon on insulator
=SOI)またはその他の半導体材料のような別のサブ
ストレートも使用可能である。サブストレートには例え
ば、所望の電気的な特性を実現するために、前以て決め
られた導電性のドープ剤を低または高ドーピングされて
いてよい。サブストレートの主表面はクリチカルではな
いので、(100)、(110)または(111)のよ
うな適当な配向が使用可能である。1つの具体例におい
て、サブストレートにはBのようなp形のドープ剤が低
ドーピングされている(P)。Bの濃度は約1〜2×
1016cm−3である。サブストレートには、Pまた
はAsドープ剤を有しているn形の埋め込まれたウェル
370が形成されている。埋め込まれたウェルを形成す
るための種々の技術もよく知られている。約1×10
17〜2×1018cm−3である、p形ドープ剤の最
高濃度は、サブストレートにおいて、アイソレーション
カラー部酸化物の底部にあたる所の下方の領域に位置し
ている。
【0029】サブストレートの表面に、ここには詳しく
図示されていないが、パッド・スタックが形成されてい
る。パッド・スタックは例えば、パッド酸化層、研磨ス
トッパ層およびハード・マスク層を有している。研磨ス
トッパ層は例えば、窒化物を有しておりかつハード・マ
スクはTEOSを有している。ハード・マスク層に対し
てBPSG,BSGまたはSAUSGのようなその他の
材料も使用可能である。
【0030】ハード・マスク層は、ストレージトレンチ
が形成されるべきである領域315を決定するために従
来のリソグラフィーを使用してパターン化されている。
この種の技術はホトレジスト層を被着することおよびそ
れを露光源およびマスクで選択的に露光することを含ん
でいる。それがポジティブタイプのレジストであるかネ
ガティブタイプのレジストであるかに依存して、レジス
トの露光された部分かまたは露光されない部分が現像の
期間に除去される。結果として、領域315におけるパ
ッド・スタックはレジスト層によって保護されていな
い。それから、パッド・スタック(ハード・マスク、パ
ッド窒化物、およびパッド酸化物)は除去されて、シリ
コンサブストレートが下方に露出される。パッド・スタ
ック層の除去は、例えば、反応イオンエッチング(RI
E)によって実施される。
【0031】ドープ剤がサブストレートに注入されて、
バーチカル寄生トランジスタのしきい値電圧(V)が
高められ、その際注入マスクとして役立つホトレジスト
およびパッド・スタックが使用される。サブストレート
に注入されるドープ剤は、埋め込み電極のために使用さ
れる導電形とは反対の導電形である。1つの実施例にお
いて、導電性はp形であり、それはBドープ剤を含んで
いる。この注入は、Bドープ剤の最高濃度をトレンチキ
ャパシタのカラー部領域に位置決めするために十分なエ
ネルギーおよび量で行われる。それ故に、寄生的トラン
ジスタのVを高めることが可能であり、これにより結
果的に寄生的リークが所望のレベルに低減されることに
なる。寄生的リークは、1fa/セル以下またはそれに
等しいところに低減される。1つの実施例において、エ
ネルギーおよび量は約1.5〜3.5×1013cm
−2において約200〜350keVでありかつ有利に
は約1.5〜2.5×1013cm−2において約20
0〜300keVである。このような場合、寄生トラン
ジスタのV調整注入は有利には、セルフアライメント
形である。即ち、Vはパッド・スタックを注入マスク
として使用し、これにより拡散領域を形成するために付
加的なリソグラフィーステップが不要になる。
【0032】注入後、レジスト層は除去される。それか
らサブストレートが、トレンチ領域の外側にラテラルに
Bドープ剤を拡散するために十分な長さの間熱処理され
て、拡散領域369が形成される。図からわかるよう
に、拡散領域369は、トレンチの側壁プロフィールを
表している垂直方向の破線368を越えてラテラルに延
在している。垂直方向の破線368を越えて延在してい
る、拡散領域の部分は、寄生トランジスタのVを高め
るために使用される。この熱処理は、ドープ剤を側壁
(破線368によって示されている)から約20〜15
0nmだけドライブするのに十分である。典型的には、
熱処理は、約1〜10minの間、約850〜950℃
であり、有利には5minで約850℃である。短時間
アニール(rapid thermal anneal=RTA)の使用も可
能である。
【0033】図4には、従来の技術を使用して、トレン
チキャパシタDRAMセルを形成するためのプロセスの
続きが示されている。この種の技術は、例えば、Nesbit
etal., A 0.6 μm 256Mb Trench DRAM Cell W
ith Self-Aligned Buried Strap(BEST),IEDM93
−627に記載されており、ここに参照したものとす
る。RIEのような異方性エッチングが、RIEマスク
のようなパッド・スタックを使用して実施される。RI
Eは、深いトレンチ303を形成するためにサブストレ
ート材料を除去する。図示されているように、拡散領域
369は、カラー部が形成されるべきサブストレート領
域中に残っている。イオンが注入される、サブストレー
トの領域はRIEによって除去されるので、デバイスの
能動領域における注入ダメージは重要ではない。従っ
て、シリコン欠陥を引き起こすブランケット注入のに生
じるように、この注入は、埋め込まれたストラップ接合
リークに不都合な影響を与えることはない。
【0034】図5に示されているように、n形の埋め込
まれた電極365が形成されている。埋め込み電極は、
例えば、ドープ剤源を設けかつドープ剤をサブストレー
ト内に外方拡散することによって形成される。このこと
は、トレンチをドープ剤源としてのヒ素ケイ酸ガラス
(ASG)の層に整列させることを含んでいる。TEO
Sの薄い層が、ASGの上に形成されている。TEOS
は、トレンチを充填するレジストの付着を保証する。そ
れからトレンチはレジストによって充填される。レジス
トは続いて後退されて、トレンチの上側の部分にASG
層が露出される。露出されたASGが、ウェット・エッ
チングプロセスによって除去される。レジストの残りの
部分は、トレンチから選択的にASGまで除去される。
例えばTEOSを有している誘電体層がトレンチの上に
被着される。TEOS層は、Asがシリコン側壁の露出
された上側の部分にオートドーピングされるのを防止す
る。熱処理は、AsをASGからシリコン中に外方拡散
するように実施され、これにより埋め込まれた電極36
5が形成される。埋め込まれた電極を形成するその他の
技術も使用可能である。
【0035】誘電体層363がウェハの表面に形成され
て、トレンチの内部を被覆している。誘電体層は、キャ
パシタの電極を隔離するために使用されるノード誘電体
として用いられる。1つの実施例において、誘電体層
は、引き続いて酸化が行われる被着された窒化物を有し
ている。窒化物層は、例えば、CVDによってFTPツ
ールにおいて形成される。その後、熱酸化物は約900
℃の温度で成長される。窒化物/酸化物(NO)層の使
用は、ノード誘電体の品質を改善する。それから高n形
ドーピングされたポリ347が被着され、トレンチを充
填しかつサブストレートを被覆する。
【0036】通例、サブストレートの表面は、ノード誘
電体層まで下方向に平坦化されて、ノード誘電体層とポ
リと共面が形成される。それから、サブストレートの表
面上のノード誘電体層およびハードマスク層が、ウェッ
トエッチングを使用して除去される。ウェットエッチン
グは窒化物およびポリに対して選択的であって、ポリ・
スタッドをパッド窒化物層の上に突出した状態にして残
す。それからポリが例えば、化学的機械的研磨(CM
P)によってパッド窒化物層まで下方向に研磨される。
【0037】図6に示されているように、トレンチ内の
ポリが後退されるように、窒化物に対して選択的にRI
Eが実施される。ポリは、カラー部になるはずの底部ま
で後退される。引き続いて、ノード誘電体層がウェット
エッチングによって除去される。ウェットエッチングは
シリコンに対して選択的である。従って、ノード誘電体
層はポリを除去することなく除去される。
【0038】サブストレートおよびトレンチの表面上に
誘電体層が形成される。1つの実施例において、誘電体
層は、最初、薄いサーマル層を成長させかつそれからそ
の上にTEOSの層を被着させることによって形成され
る。誘電体層は、例えばRIEによってエッチングされ
る。RIEは誘電体層を表面パッド窒化物スタックおよ
び凹部の底部から除去して、ドーピングされたポリを露
出させる。カラー部を形成するために、シリコン上に誘
電体層が残る。拡散領域369の存在のために、誘電体
は、寄生的リークを所望のレベルに低減するためにそう
厚いものである必要はない。例えば、誘電体カラー部は
約15〜25nm厚であってよい。
【0039】p形の高ドーピングされたポリ348の第
2の層が被着されて、トレンチおよびサブストレートの
表面を充填する。ポリ348およびパッド窒化物層34
2との共面を形成するためにCMPが実施される。それ
からポリが窒化物および酸化物に対して選択的に後退さ
れる。この凹部の深さは、ドーピングされたポリ348
の上に埋め込まれたストラップ349を形成することが
できるのに十分である。その後、酸化物カラー部の頂部
部分がドーピングされたポリからサブストレートにドー
プ剤を拡散するのを可能にするために後退される。それ
から真性ポリの層がサブストレート上に被着されて、パ
ッド窒化物を被覆しかつトレンチを充填する。それから
ポリが研磨されかつRIEによって後退されて、埋め込
みストラップ349が形成されることになる。
【0040】図7に示されているように、DRAMセル
の能動領域が形成される。それから、セルの非能動領域
が、例えばRIEによって異方性エッチングされて、S
TIに対して浅いトレンチが形成されることになる。図
示されているように、浅いトレンチはトレンチとほぼ半
分以下または半分だけオーバラップしており、有利に
は、トレンチのほぼ半分をオーバラップしているべきで
ある。それから浅いトレンチには、例えばTEOSのよ
うなSiO2を有している誘電体材料が充填される。酸
素がシリコンおよびポリ側壁内に拡散するのを防止する
ために、浅いトレンチを被覆するために窒化物ライナー
を設けることができる。誘電体材料はそれを稠密化する
ために熱処理するようにしてもよい。熱処理はまた、拡
散領域325を形成するために、ドーピングされたポリ
からストラップ349を通ってトレンチ内にドープ剤を
外方拡散する。
【0041】ウェハの表面上に酸化層が形成される。
「ゲート犠牲層」と称される酸化層は、後続の注入に対
するスクリーン酸化物として用いられる。それから、D
RAMセルのnチャネルアクセストランジスタに対する
p形ウェルが形成される。p形ウェルを形成するため
に、酸化層の頂部にレジスト層が被着されかつpウェル
領域を露光するために適当にパターン化される。図示さ
れているように、ホウ素(B)のようなp形ドープ剤が
ウェル領域内に注入される。ドープ剤は、パンチスルー
を防止しかつシート抵抗を低減するために十分な深さに
注入される。所望の電気的特性、例えばゲートしきい値
電圧(V)を実現するために、ドープ剤プロファイル
が調整される。
【0042】更に、nチャネルサポート回路に対するp
形ウェルも形成される。相補的金属酸化シリコン(CM
OS)デバイスにおける相補的なウェルに対して、n形
ウェルが形成される。p形ウェルの形成により、n形ウ
ェルを確定しかつ形成するための付加的なリソグラフィ
ーおよび注入ステップが必要になる。p形ウェルの場合
と同様に、n形ウェルのプロファイルは、PFETの所
望の電気的な特性を実現するために調整される。これら
のウェルが形成された後、ゲート犠牲層が除去される。
【0043】アクセストランジスタの種々の層がサブス
トレート表面上に形成される。これには、ゲート酸化
層、nドーピングされたポリ層、およびエッチングスト
ッパとして役立つ窒化層が含まれている。択一的に、ポ
リ層は、ポリ層上にシリシド(silicide)層を有してい
るポリシド(polycide)層を有していてもよい。WSi
のような種々の金属シリシドを使用することができ
る。それからこれらの層は、DRAMセルのトランジス
タに対するゲート・スタックを形成するためにパターン
化される。通過形ゲート・スタックは通例、トレンチ上
に形成されかつそれとはSTIによって隔離されてい
る。ドレインおよびソースは、PまたはAsのようなp
形ドープ剤を注入することによって形成される。1つの
実施例において、Pはソースおよびドレイン領域に注入
される。量およびエネルギーは、ショートチャネル効果
および接合リークを最小限にするというような所望の動
作特性を実現するドープ剤プロファイルを生成するため
に選択される。ソースおよびドレインの、ゲートに対す
る拡散およびアライメントを改善するために、窒化物ス
ペーサ(図示されていない)を使用するようにしてもよ
い。トランジスタをトレンチに接続するために、ドープ
剤をストラップを介して外方拡散することによって、ノ
ード接合が生成される。
【0044】ウェハ表面上に誘電体層が形成されて、ゲ
ートおよびサブストレート表面を被覆する。誘電体層は
例えばBPSGを有している。TEOSのような別の誘
電体層も使用可能である。図示されているように、境界
のないコンタクト開口がソースを露光するためにエッチ
ングされる。それからコンタクト開口に、nドーピン
グされたポリシリコンのような導電材料が充填されて、
その中にコンタクト・スタッドを形成する。ビット線を
表している金属層が、誘電体層に形成されて、コンタク
ト・スタッドを介してソースとのコンタクトを形成す
る。
【0045】択一的な実施例において、ノンセルフアラ
イメントプロセスが使用されて、寄生MOSFETのV
を高める拡散領域を形成して、垂直方向の寄生的なリ
ークが低減されるようにする。ノンセルフアライメント
プロセスには例えば、パッド・スタックの形成の前に、
サブストレートの表面にホトレジスト層を形成すること
が含まれている。このレジストは、露光源および例えば
トレンチキャパシタを形成するために使用されるトレン
チを形成するマスクと一緒に選択的に露光される。レジ
ストの部分は現像後に除去されて、トレンチが形成され
るべき所の領域でサブストレート表面が露出されること
になる。それからサブストレートは所望のプロファイル
を実現するために、適当なドープ剤、量およびエネルギ
ーによって注入される。この注入の後にレジストは除去
される。熱処理が実施されて、ドープ剤が所望の通り拡
散しかつ拡散を拡げるようにする。その後、サブストレ
ートの表面にパッド・スタックが形成されかつトレンチ
キャパシタメモリセルを形成するために処理が続けられ
る。
【0046】本発明を種々の実施例を参照して特別に示
しかつ説明してきたが、当業者であれば、本発明の範囲
から逸脱していない限り本発明に対して種々の修正およ
び変形を行ってもよいことは勿論である。即ち、本発明
の範囲はこれまで説明してきたことによって決定される
のではなく、特許請求の範囲を参照してそれに沿った範
囲でのみ決定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のトレンチキャパシタDRAMセルの概略
図である。
【図2】本発明の1つの実施例によるトレンチキャパシ
タDRAMセルの概略図である。
【図3】本発明の1つの実施例によるトレンチキャパシ
タDRAMセルを形成するためのプロセスの1つであ
る。
【図4】本発明の1つの実施例によるトレンチキャパシ
タDRAMセルを形成するためのプロセスの1つであ
る。
【図5】本発明の1つの実施例によるトレンチキャパシ
タDRAMセルを形成するためのプロセスの1つであ
る。
【図6】本発明の1つの実施例によるトレンチキャパシ
タDRAMセルを形成するためのプロセスの1つであ
る。
【図7】本発明の1つの実施例によるトレンチキャパシ
タDRAMセルを形成するためのプロセスの1つであ
る。
【符号の説明】
160 トレンチキャパシタ、 161 ストレージノ
ード、 200 トレンチキャパシタDRAMセル、
225 拡散領域、 263 ノード誘電体、269,
369 拡散領域、 270,370 nウェル、 2
89 レベル間誘電体層、 301 サブストレート、
303 深いトレンチ、 315ストレージトレン
チ、 342 パッド窒化物層、 347 nポリ、
348 ポリ、 349 埋め込みストラップ、 3
63 誘電体層、 365 n埋め込み電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャック エー マンデルマン アメリカ合衆国 ニューヨーク ストーム ヴィル ジャミー レーン 5 (72)発明者 ルイス エル シー シュー アメリカ合衆国 ニューヨーク フィシュ キル クロスビイ コート 7 (72)発明者 ヨハン アルスマイアー アメリカ合衆国 ニューヨーク ワッピン ガース フォールズ マリーン ドライヴ 4 (72)発明者 ウイリアム アール トンティ アメリカ合衆国 ヴァーモント エセック ス ジャンクション ブルースターン ロ ード 4

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲートと第1の拡散領域および第2の拡
    散領域とを含んでいるトランジスタを備え、サブストレ
    ート内に形成されたトレンチキャパシタを備え、該トレ
    ンチキャパシタは、該トレンチの上側の部分に誘電体カ
    ラー部と、該トレンチのキャパシタの低い方の部分を取
    り囲むサブストレート内に埋め込まれた拡散領域と、ト
    ランジスタおよびキャパシタを電気的に接続する、前記
    カラー部の上にノード拡散領域とを含んでおり、前記カ
    ラー部に隣接するサブストレート中に第3の拡散領域を
    備え、該第3の拡散領域は、リークを低減するために、
    前記カラー部、埋め込まれた拡散領域およびノード拡散
    によって形成される寄生トランジスタのゲートしきい値
    電圧を高めするために十分なドープ剤濃度を有している
    ことを特徴とするメモリセル。
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