JPH11168115A - 半導体モールド装置 - Google Patents

半導体モールド装置

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JPH11168115A
JPH11168115A JP37032697A JP37032697A JPH11168115A JP H11168115 A JPH11168115 A JP H11168115A JP 37032697 A JP37032697 A JP 37032697A JP 37032697 A JP37032697 A JP 37032697A JP H11168115 A JPH11168115 A JP H11168115A
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cleaner
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unloader
semiconductor
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Toru Nakada
亨 中田
Hiroyuki Sawada
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Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産効率を向上させること。 【解決手段】 成形プレス11内に成形前リードフレー
ム及び成形材料を搬入するローダ62と、成形プレス内
から成型品を取り出すアンローダ64と、成形プレスの
上型を清掃する上型クリーナ34と、成形プレスの下型
を清掃する下型クリーナ35とを備え、ローダやアンロ
ーダの移動領域に関し、上層をローダと上型クリーナの
移動領域、下層をアンローダと下型クリーナの移動領域
として設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC等のパッケー
ジをモールド成形する半導体モールド装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、半導体モールド
成形には特開昭58−21344号に示されるようなト
ランスファモールド法が用いられている。
【0003】また、近年は同種或いは異種の半導体を同
時に成形する目的で、例えば特開平8−197571号
に示されるように、モールド成形プレスを複数基配し、
ローダとアンローダの移動領域を各モールド成形プレス
における作業領域の上下空間部に各別に配設した半導体
モールド装置が提案されている。
【0004】また、半導体の価格下落に伴い、半導体モ
ールド装置も含めた半導体製造装置に対する生産性の向
上や製品の品質安定などが要求される。
【0005】しかし、特開平8−197571号に示さ
れる半導体モールド装置は、ローダとアンローダの移動
領域が各モールド成形プレスにおける作業領域の上下空
間部に分かれているが、アンローダのみにクリーナが装
着され、各モールド成形プレスの上型面と下型面をアン
ローダの退出時に同時にクリーニングするのであるか
ら、このアンローダが各モールド成形ブレスから退出し
てからでないとローダがモールド成形プレス内に進入で
きない。このため、サイクルタイムが長くなり生産性が
悪いという問題があった。
【0006】また、従来のクリーナとして、吸引口とエ
アブローとブラシが順番に並べられているものがある
が、一部の品種ではエアブローやブラシで巻き上げられ
たダイヤモンドダスト状の樹脂粉がボンディングされた
ワイヤの上などに乗り、ワイヤを傷つけ製品不良になる
ということがあった。
【0007】また、各々1個のローダ及びアンローダで
複数個のモールド成形プレスに供給するのであるから、
モールド成形プレス同士の位置関係が温度や組立精度な
どの関係でずれていた場合、ローダ、アンローダとモー
ルド成形プレスとの間での受け渡しがうまくいかず、製
品にダメージを与えたり、搬送ミスをするという問題が
あった。
【0008】本発明は、ローダがアンローダのモールド
成形プレスからの退出を待つことなく、アンローダが退
出する前でもモールド成形プレス内に進入できるように
することで生産効率を向上させることができる半導体モ
ールド装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を達成するための手段】本発明は、成形前リード
フレームの供給装置と、成形材料を供給する供給装置
と、半導体樹脂モールド成形プレスと、この半導体樹脂
モールド成形プレス内に前記各供給装置より供給される
成形前リードフレーム及び成形材料を搬入するローダ
と、前記モールド成形プレス内から成型品を取り出すア
ンローダと、前記ローダおよび前記アンローダを所定経
路に沿って移動させる駆動機構と、前記半導体樹脂モー
ルド成形プレスの上型を清掃する上型クリーナと、前記
半導体樹脂モールド成形プレスの下型を清掃する下型ク
リーナとを備えた半導体モールド装置において、前記移
動領域の上層を前記ローダ及び前記上型クリーナの移動
領域として設定し、下層を前記アンローダ及び前記下型
クリーナの移動領域として設定したことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、移動領域の上層をローダ及び
上型クリーナが移動し、移動領域の下層をアンローダ及
び下型クリーナが移動する。このように互いに別の層に
沿って移動することから、ローダは、たとえアンローダ
による成型品の取り出しや下型クリーナによる下型のク
リーニングの終了を待つことなく、アンローダが退出す
る前でもモールド成形プレス内に進入できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の半導体モールド装
置の実施の形態の全体構成を示す概略図、図2は成形プ
レス、ローダ、アンローダを示す側面図、図3はロー
ダ、アンローダの搬送機構を図2の矢印イ方向から示す
図、図4はローダ、アンローダが具備するクリーナの詳
細図、図5はローダの部分詳細図、図6は上型および下
型の成形面を示す平面図、図7は成形品を示す平面図、
図8は電気的構成の概略を示すブロック図である。
【0012】まず、図1において、半導体モールド装置
は、前面(メンテナンス面)が矢印X方向(左右方向)
に一直線状に並ぶ4基の半導体樹脂モールド成形プレス
(以下単に「成形プレス」という)11を有しており、
次のように構成されている。
【0013】プレスベース(図示せず)には、4本のガ
イドシャフト12が固定されている。これらガイドシャ
フト12の上端部には、図2に示すように、上型ベース
13が固定され、この上型ベース13には上型14が着
脱可能に装着されている。また、4本のガイドシャフト
12には下型ベース15が移動可能に装着されており、
この下型ベース15には下型16が着脱可能に装着され
ている。
【0014】上型ベース13および下型ベース15に
は、図8に示すように、上型ヒータ13aおよび下型ヒ
ータ15aが埋設されており、これら上型ヒータ13a
および下型ヒータ15aが発熱すると、上型ベース13
および下型ベース15を通して上型14および下型16
に熱が伝達され、上型14および下型16が所定温度に
昇温保持される。
【0015】プレスベースには下型モータ16a(図8
参照)が配設されており、下型モータ16aが作動する
と、下型モータ16aの回転力が下型ベース15に伝達
される。すると、下型ベース15が4本のガイドシャフ
ト12に案内され、下型16が下型ベース15と一体的
に上下動する。
【0016】上型14の下面(成形面)および下型16
の上面(成形面)には、図6に示すように、複数のキャ
ビティ17a、ゲート17b、ランナ17c、ポット1
7dが刻接されており、各ポット17dの下方にはプラ
ンジャ18(図8参照)が配置されている。これら各プ
ランジャ18は、プランジャモータ18a(図8参照)
の作動に伴い上下動するものであり、プランジャ18が
上昇すると、各ポット17d内に収納された樹脂タブレ
ット(図示せず)が加圧溶融され、ランナ17cからゲ
ート17bを通してキャビティ17a内に注入される。
【0017】4基の成形プレス11の後方には、図2に
示すように、上ベース20および下ベース21が設置さ
れており、上ベース20および下ベース21には、略コ
字状の上ガイドブロック22および下ガイドブロック2
3が固定されている。これら上ガイドブロック22およ
び下ガイドブロック23は、図1に示すように、複数の
成形プレス11に対して平行な矢印X方向へ延びるもの
であり、図2に示すように、上ガイドブロック22の下
端部および下ガイドブロック23の上端部には、矢印X
方向へ延びる直線状の上ガイドレール22a、22bお
よび下ガイドレール23a、23bが固定されている。
【0018】上ベース20および下ベース21には上ガ
イドレール22cおよび下ガイドレール23cが固定さ
れている。これら上ガイドレール22cおよび下ガイド
レール23cは矢印X方向へ延びる直線状をなすもので
あり、上ガイドレール22a〜22cおよび下ガイドレ
ール23a〜23cには、ローダベース24のガイド2
4a〜24cおよびアンローダベース25のガイド25
a〜25cが移動可能に係合されている。
【0019】上ベース20および下ベース21にはロー
ダ用Xモータ26aおよびアンローダ用Xモータ27a
が配設されている。そして、上ガイドブロック22およ
び下ガイドブロック23には矢印X方向へ延びる上コン
ベアベルト26および下コンベアベルト27が装着され
ており、ローダ用Xモータ26aおよびアンローダ用X
モータ27aが作動すると、ローダ用Xモータ26aの
回転力およびアンローダ用Xモータ27aの回転力が上
コンベアベルト26および下コンベアベルト27に転送
され、上コンベアベルト26および下コンベアベルト2
7が回転する。
【0020】上コンベアベルト26および下コンベアベ
ルト27にはローダベース24およびアンローダベース
25が連結されており、上コンベアベルト26および下
コンベアベルト27が回転すると、ローダベース24の
ガイド24a〜24cおよびアンローダベース25のガ
イド25a〜25cが上ガイドレール22a〜22cお
よび下ガイドレール23a〜23cに案内され、ローダ
ベース24およびアンローダベース25が矢印X方向お
よび反矢印X方向へ移動する。尚、符号26bおよび2
7bは、ローダベース24およびアンローダベース25
を上コンベアベルト26および下コンベアベルト27に
連結するクランプを示している。ローダベース24およ
びアンローダベース25には、左右両側部に位置して矢
印Y方向(前後方向)へ延びる上ガイドレール28aお
よび下ガイドレール28bが固定されている(一側部に
固定された上ガイドレール28aおよび下ガイドレール
28bのみ図示する)。また、上クリーナベース29の
左右両側面には、前後端部に位置して3個の垂直ローラ
29aおよび1個の水平ローラ29bが装着され、下ク
リーナベース30の左右両側面には、前後端部に位置し
て3個の垂直ローラ30aおよび1個の水平ローラ30
bが装着されている(一側面に装着された垂直ローラ3
0aおよび水平ローラ30bのみ図示する)。
【0021】上クリーナベース29の各垂直ローラ29
aおよび下クリーナベース30の各垂直ローラ30a
は、図3に示すように、上ガイドレール28aおよび下
ガイドレール28bに移動可能に係合され、上クリーナ
ベース29の各水平ローラ29bおよび下クリーナベー
ス30の各水平ローラ30bは、上ガイドレール28a
および下ガイドレール28bの側面に接触している。な
お、上クリーナベース29の3個の各垂直ローラ29a
および下クリーナベース30の3個の垂直ローラ30a
の内、中央を除く前後に位置する垂直ローラ29a、3
0aは、図3に示すように、上ガイドレール28aおよ
び下ガイドレール28bに形成されたコ字溝の下面に接
触し、中央に位置する垂直ローラ29a、30aは、同
じコ字溝の上面に接触するように調整される。
【0022】ローダベース24およびアンローダベース
25には、図2に示すように、ローダ用Yモータ31お
よびアンローダ用Yモータ32が取付けられている。そ
して、ローダベース24およびアンローダベース25に
は上ピニオン31aおよび下ピニオン32aが装着され
ており、ローダ用Yモータ31およびアンローダ用Yモ
ータ32が作動すると、ローダ用Yモータ31の回転力
およびアンローダ用Yモータ32の回転力が上タイミン
グベルト31bおよび下タイミングベルト32bを通し
て上ピニオン31aおよび下ピニオン32aに伝達さ
れ、上ピニオン31aおよび下ピニオン32aが回転す
る。
【0023】上クリーナベース29および下クリーナベ
ース30には、矢印Y方向へ延びる上ラック31cおよ
び下ラック32cが取付けられている。これら上ラック
31cおよび下ラック32cには上ピニオン31aおよ
び下ピニオン32aが噛合されており、上ピニオン31
aおよび下ピニオン32aが回転すると、上ピニオン3
1aおよび下ピニオン32aの回転力が上ラック31c
および下ラック32cを通して上クリーナベース29お
よび下クリーナベース30に伝達される。すると、上ク
リーナベース29の各垂直ローラ29aおよび水平ロー
ラ29b、下クリーナベース30の各垂直ローラ30a
および水平ローラ30bが上ガイドレール28a、下ガ
イドレール28bに沿って転動し、上クリーナベース2
9および下クリーナベース30が矢印Yおよび反矢印Y
方向へ移動する。
【0024】各成形プレス11の左右両側部には、矢印
Y方向へ延びるガイドレール33が設置されている(一
側部に設置されたガイドレール33のみ図示する)。こ
れらの各ガイドレール33には溝部33aおよび33b
が形成されており、上クリーナベース29および下クリ
ーナベース30が反矢印Y方向へ移動すると、上クリー
ナベース29の垂直ローラ29aおよび下クリーナベー
ス30の垂直ローラ30aが上ガイドレール28aおよ
び下ガイドレール28bからガイドレール33の溝部3
3aおよび33bに受渡される。これにより、二点鎖線
で示すように、上クリーナベース29の前端面および下
クリーナベース30の前端面が上型14の前端面および
下型16の前端面から突出する位置まで移動する。
【0025】上クリーナベース29、下クリーナベース
30の前端部には、図4に示すような、上型クリーナ3
4、下型クリーナ35が設けられ、上クリーナベース2
9及び下クリーナベース30と一体的に反矢印Y方向へ
移動し、上型14及び下型16間に進入する。
【0026】上型クリーナ34、下型クリーナ35は、
詳細には、次のように構成される。上クリーナベース2
9、下クリーナベース30には上ブラシガイド36、下
ブラシガイド37が固定支持され、この上ブラシガイド
36、下ブラシガイド37により上ブラシシャフト3
8、下ブラシシャフト39がスライド可能に保持され
る。そして、上ブラシシャフト38、下ブラシシャフト
39の先端は、上ブラシベース40、下ブラシベース4
1にナット42、43で固定される。44は上ブラシシ
リンダ、45は下ブラシシリンダで、各本体は上クリー
ナベース29、下クリーナベース30に支持され、各ロ
ッドの先端は上ブラシベース40、下ブラシベース41
に固定される。上ブラシベース40、下ブラシベース4
1には、後述するブラシ列の全長に渡って上空気溝40
a、下空気溝41aが形成され、この上空気溝40a、
下空気溝41aを蓋するように、上ブラシ保持板40
b、下ブラシ保持板41bが取付けられる。この上ブラ
シ保持板40b、下ブラシ保持板41bは、複数列(図
示は2列)からなる上ブラシ46、下ブラシ48を有す
る。そして、上ブラシ保持板40bには、上空気溝40
aに通じる上エアブロー穴48が、2列のブラシ列の間
にブラシ列の全長に渡って数カ所設けられる。下ブラシ
保持板41bにも同様に、下空気溝41aに通じる下エ
アブロー穴49が設けられる。そして上ブラシベース4
0、下ブラシベース41には、圧縮空気供給用の上継手
50、下継手51が取り付けられており、上継手50、
下継手51を介して圧縮空気が供給されると、上ブラシ
ベース40、下ブラシベース41の上空気溝40a、下
空気溝41aを介して上エアブロー穴48、下エアブロ
ー穴49から空気が吹き出るようになっている。
【0027】さらに、上クリーナベース29には、上吸
引穴52が設けられるとともに、この上吸引穴52と2
列の上ブラシ46をとり囲むように上シール固定金具5
3が設けられる。そして、この上シール固定金具53の
全周には、上シール54が巻き付けられ、上シール54
の先端と上型14の下面との間隙は、1乃至2mmとされ
る。下型クリーナ35に関しても同様で、下クリーナベ
ース30には、下吸引穴55が設けられるとともに、こ
の下吸引穴55と2列の下ブラシ47をとり囲むように
下シール固定金具56が設けられる。そして、この下シ
ール固定金具56の全周には、下シール57が巻き付け
られ、下シール57の先端と下型16の上面との間隙
は、1乃至2mmとされる。
【0028】上吸引穴52、下吸引穴55の設けられた
上クリーナーベース29、下クリーナベース30の反ブ
ラシ側には、上パイプ58、下パイプ59が取り付けら
れており、この上パイプ58、下パイプ59の先端には
反対側を集塵機(図示せず)に繋いだ上ホース60、下
ホース61が接続され、これにより、上吸引穴52、下
吸引穴55を介して上シール54、下シール57で囲ま
れたそれぞれの空間の集塵を可能としている。
【0029】図2に戻って、上クリーナベース29に
は、ローダ62が配設されており、ローダ用Xモータ2
6aの作動時には、ローダ62がローダベース24及び
上クリーナベース29と一体的に矢印X及び反矢印X方
向へ移動し、ローダ用Yモータ31の作動時には、ロー
ダ62が上クリーナベース29と一体的に矢印Y及び反
矢印Y方向へ移動する。
【0030】下クリーナベース30には、シリンダ63
(図8参照)が装着されている。このシリンダ63のロ
ッドには、アンローダ64が装着されており、アンロー
ダ用Xモータ27aの作動時には、アンローダ64がア
ンローダベース25、下クリーナベース30、シリンダ
63と一体的に矢印X及び反矢印X方向へ移動し、アン
ローダ用Yモータ32の作動時には、アンローダ64が
下クリーナベース30、シリンダ63と一体的に矢印Y
及び反矢印Y方向へ移動する。また、シリンダ63の作
動時には、アンローダ64が単独で矢印Z及び反矢印Z
方向(上下方向)へ移動する。
【0031】図5はローダ62の部分詳細図を示したも
のである。上チャック62aが、上チャック取付板65
に複数個支持されている。上チャック取付板65の上面
には上チャックガイド65aが固定されており、この上
チャックガイド65aは、上チャックベース66の下面
に矢印X方向に直線状をなす上チャックレール66aと
係合される。
【0032】これら上チャック62a、上チャック取付
板65及び上チャックガイド65aは、リードフレーム
67に対して対を成す(片側のみ図示)ものであり、上
チャックベース66に装着された上チャックモータ62
b(図8参照)が作動すると、対を成す上チャック62
aが開閉される。下型16上面には、矢印X及びY方向
のそれぞれ中央の外周寄り4ヶ所(1ヶ所のみ図示)に
ガイド逃げ16bをもって下型ガイド16cが取り付け
られている。一方、上チャックベース66下面には、上
ガイドローラ68を2個(1個のみ図示)装備した上ガ
イド金具69が下型ガイド16c位置に合わせて配設さ
れている。そして、上ガイドローラ68は内幅が下型ガ
イド16cの外幅に係合する間隔に固定されている。
【0033】上チャックベース66の4隅には、下側に
つばを持った上ブッシュ70が嵌合されており、その下
端はクリーナベース29上面に固定された上滑りベース
71上面と接している。また、上チャックベース66の
上面には上滑り板72が固定されており、上滑り板72
の上には上滑りワッシャ73が、上滑りワッシャ73の
上には上弾性体74が、上弾性体74の上には上ボルト
ワッシャ75が装備されており、これら上滑りワッシャ
73、上弾性体74、上ボルトワッシャ75の内径は、
全て上カラー76の外径に係合している。そして、上ク
リーナベース29上面に固定された上ボルト77によ
り、上弾性体74を圧縮し、この圧縮された反発力にて
上チャックベース66は上クリーナベース29に押し付
けられるとともに、上ブッシュ70の内径と上カラー7
6の外形には間隙を持たせてあるので、上ガイドローラ
68が下型ガイド16cに係合する際、ローダ62が水
平方向(矢印X、Y方向)に移動可能とされる。また、
上クリーナベース29下面には、ローダ62、特に上チ
ャック62aにて保持されているリードフレーム67の
周囲を囲むように上防風板66dが取り付けられてお
り、この防風板66dの先端部は、リードフレーム67
の保持高さより低い位置まで延びている。また、上チャ
ックベース66の上面には、エアチューブ78の繋がっ
たエア継手79が取り付けられ、エアチューブ78を通
してドライエア等を供給すると、上チャックベース66
に設けたエア供給穴66bを介して、上防風板で四方が
囲まれた上把持部室66c内にこのドライエア等が供給
される。
【0034】なお、図5を用いてローダ62について詳
説したが、アンローダ64もローダ62と同様の構造で
水平移動機構及びガイド機構を有しており、部品供給機
構80(図1参照)及びゲートブレーク機構81も下型
16と同様のガイド機構を有している。
【0035】図8に示されるように、上型ヒータ13
a、下型ヒータ15a、下型モータ16a、プランジャ
モータ18a、ローダ用Xモータ26a、ローダ用Yモ
ータ31、アンローダ用Xモータ27a、アンローダ用
Yモータ32、シリンダ63、上チャックモータ62
b、下チャックモータ64b、上ブラシシリンダ44、
下ブラシシリンダ45、ゲートブレーク機構81は、図
8に示すように、制御装置82に接続されている。
【0036】この制御装置82はマイクロコンピュータ
を主体に構成されたものであり、自動モールド運転を行
うにあたって、ローダ用Xモータ26aおよびローダ用
Yモータ31を駆動制御することに伴い、ローダ62を
図1の部品供給機構80に搬送する。この部品供給機構
80には樹脂タブレットおよびリードフレーム67(図
7参照)がセットされており、制御装置82は、ローダ
62を部品供給機構80に搬送すると、上チャックモー
タ62bを駆動制御することに伴い、複数の上チャック
62aを開閉し、部品供給機構80の樹脂タブレットお
よびリードフレーム67を上チャック62aにより把持
する。
【0037】次に、上記構成による半導体モールド装置
の作動について説明する。
【0038】制御装置82は、部品供給機構80からリ
ードフレーム67および樹脂タブレットを取出すと、一
番先に成形が完了し、リードフレーム67および樹脂タ
ブレットを最初に必要としている所定の成形プレス11
を検出する。そして、ローダ用Xモータ26aおよびア
ンローダ用Xモータ27aを駆動制御することに伴い、
所定の成形プレス11の後方にローダ62およびアンロ
ーダ64を搬送する。
【0039】制御装置82は、所定の成形プレス11の
後方にローダ62およびアンローダ64を搬送すると、
下型モータ16aを駆動制御することに伴い、下型16
を下降させ、下型16および上型14間を型開きする。
この後、ローダ用Yモータ31およびアンローダ用Yモ
ータ32を駆動制御することに伴い、ローダ62及びア
ンローダ64を反矢印Y方向へ移動させ、上型14、下
型16間に挿入する。このとき、ローダ62およびアン
ローダ64は、上型クリーナ34及び下型クリーナ35
と一体的に反矢印Y方向へ、アンローダ64は一気にア
ンローダセンタが下型16のセンタと一致するまで、ロ
ーダ62は上型クリーナ34が上型14に差しかかった
ところで制御装置82より、上ブラシシリンダ44を駆
動し、上ブラシ46を上型14の下面に押しつけると共
に、上エアブロー穴48からはエアブロー、上吸引穴5
2からは吸引力が作用しつつ、上型14の下面を払拭し
て清掃しながらローダセンタが下型16のセンタと一致
するまで移動する。
【0040】制御装置82は、ローダ62およびアンロ
ーダ64を上型14、下型16間に挿入すると、シリン
ダ63を駆動制御することに伴いアンローダ64を下降
させ、下型16上の成形品83(図7参照)に近付ける
ことにより、アンローダ64のガイドローラ(図示せ
ず)と下型16の下型ガイド16cが係合し、アンロー
ダ64が水平方向に矯正される。これと共に、下チャッ
クモータ64bを駆動制御することに伴い、複数の下チ
ャック64aを開閉し、成形品83を複数の下チャック
64aにより把持する。尚、成形品83は、図7に示す
ように、リードフレーム67、67間がコールドスラグ
83a(=ポット17d、ランナ17c、ゲート17b
内の樹脂が固化した不要物)により連結された形態にな
っている。
【0041】制御装置82は、成形品83を下チャック
64aにより把持すると、シリンダ63を駆動制御する
ことに伴いアンローダ64を上昇させた後、アンローダ
用Yモータ32を駆動制御することに伴い、アンローダ
64を矢印Y方向へ移動させ、上型14および下型16
間から退避させる。このとき、下型クリーナ35が成形
品83を追掛けるように矢印Y方向へ移動し、下型16
の上面に差しかかったところで、制御装置82により、
下ブラシシリンダ45を駆動し、下ブラシ47を下型1
6の上面に押しつけると共に、下エアブロー穴49から
はエアブロー、下吸引穴55からは吸引力が作用しつ
つ、下型16の上面を払拭して清浄する。
【0042】制御装置82は、アンローダ64を上型1
4及び下型16間から退避させると、アンローダ用Xモ
ータ27aを駆動制御することに伴い、アンローダ64
をゲートブレーク機構81に搬送する。このゲートブレ
ーク機構81は、図1に示すように、複数の成形プレス
11の矢印X方向側に設置されたものであり、制御装置
82は、アンローダ64をゲートブレーク機構81に搬
送すると、シリンダ63を駆動制御することに伴いアン
ローダ64を下降させる。アンローダ64が下降する
と、アンローダ64のガイドローラ(図示せず)とゲー
トブレーク機構81のガイド(図示せず)が係合され、
アンローダ64が水平方向に矯正され、下チャックモー
タ64bを駆動制御することに伴い、複数の下チャック
64aを開放し、成形品83をゲートブレーク機構81
にセットする。そして、ゲートブレーク機構81を作動
させることに伴い、成形品83からコールドスラグ83
aを折取った後、成形品83を製品ストッカ(図示せ
ず)内に収納する。
【0043】制御装置82は、アンローダ64を上型1
4及び下型16間から退避させると下型モータ16aを
駆動制御することに伴い下型16を上昇させ、下型16
の上面をローダ62に近付ける。この際、下型16の下
型ガイド16cがローダ62の上ガイドローラ68に係
合され、ローダ62が水平方向に矯正される。これと共
に、上チャックモータ62bを駆動制御することに伴い
複数の上チャック62aを開放し、樹脂タブレットおよ
びリードフレーム67を下型16の上面にセットする。
この後、下型モータ16aを駆動制御することに伴い下
型16を下降させた後、ローダ用Yモータ31を駆動制
御することに伴い、ローダ62を矢印Y方向へ移動さ
せ、上型14および下型16間から退避させる。
【0044】制御装置82は、ローダ62を上型14お
よび下型16間から退避させると、下型モータ16aを
駆動制御することに伴い下型16を上昇させ、下型16
及び上型14間でリードフレーム67を把持する。この
後、プランジャモータ18aを駆動制御することに伴
い、プランジャ18を上昇させ、ポット17d内に収納
された樹脂タブレットを加圧溶融してキャビティ17a
内に注入する。すると、リードフレーム67にワイヤボ
ンディングされた半導体67a(図7参照)がモールド
される。
【0045】上記実施例によれば、複数の成形プレス1
1の後方上層をローダ62及び上型クリーナ34の移動
領域とし、後方下層をアンローダ64の及び下型クリー
ナ35の移動領域として設定し、ローダ62とアンロー
ダ64が同時に成形プレス11内に進入できるようにし
た。このため、アンローダ64による成形品83の取り
出しや下型クリーナ35による下型のクリーニング終了
を待つことなく、アンローダ64が金型間より退出する
前でもローダ62が成形プレス11内に侵入できるの
で、成形プレス11においては、リードフレーム67の
搬入、成形品83の取り出し及びクリーナ34による金
型清掃のための型開き時間が短くなる。すなわち、装置
のサイクルタイムを短くすることができるので、製品の
生産効率を向上することができる。
【0046】また、上型クリーナ34は、成形プレス1
1への進入時に上型14を清掃し、下型クリーナ35は
成形プレス11からの退出時に下型16を清掃するよう
にした。これにより、上型クリーナ34による上型14
のクリーニング後に成形前リードフレーム67の載置が
行なわれることになり、クリーニングによる樹脂粉がボ
ンディングされたワイヤの上などに乗りワイヤを傷つけ
製品不良を生じさせることが防止される。そして、下型
クリーナ35による下型16のクリーニングは、下型ク
リーナ35の成形プレス11からの退出時に行なわれる
ので、型上にある前サイクルでの成形品83に邪魔され
ることなく下型16の清掃が行なえる。
【0047】また、上型クリーナ34、下型クリーナ3
5には、上ブラシ46、下ブラシ47から成るブラシ列
と、ブラシ列の間に上エアブロー穴48、下エアブロー
穴49とを設けて、この穴から空気が噴射されるように
し、さらに上ブラシ46、下ブラシ47の周囲を上シー
ル54、下シール57で囲み、そして集塵するようにし
たから、金型のクリーニング後に、エアブローやブラッ
シングで巻き上げられたダイヤモンドダスト状の樹脂粉
を外部に漏らすことなく、ボンディングされたワイヤの
上などに樹脂粉が乗りワイヤを傷つけ製品不良になると
いう可能性が低くなるので、製品の品質、歩留まりが向
上する。
【0048】また、ローダ62及びアンローダ64のリ
ードフレーム把持部(上チャック62a)を水平方向に
自由移動可能とし、且つガイド16c、68により、ロ
ーダ62は部品供給機構80及び下型16と、アンロー
ダ64は下型16及びゲートブレーク機構81との位置
決めが行なわれるものであるため、部品供給機構80、
下型16及びゲートブレーク機構81の位置関係が温度
や組立精度などの関係でずれていても、製品にダメージ
を与えたり、搬送ミスをすることが防止される。
【0049】また、ローダ62のリードフレーム把持部
の周囲に、保持されているリードフレーム67の保持高
さより低い位置まで延びている上防風板66dを設け、
囲まれた上把持部室66cを下面以外を密閉状態とし、
上把持部室66c内を正圧としたので、万一クリーナ3
4、35によるダイヤモンドダスト状の樹脂粉が外部に
漏れたとしても上把持部室66c内に入ってボンディン
グされたワイヤの上などに樹脂粉が乗り、ワイヤを傷つ
け製品不良にしてしまうといったことが防止され、これ
により製品の品質、歩留まりが一層向上する。
【0050】更に、リードフレーム67の保持高さより
低い位置まで上防風板66dは延びているので、予備加
熱されたリードフレーム67をローダ62で高速搬送し
ても、リードフレーム67に直接風が当たることが無く
なるため、リードフレーム67の搬送における温度低下
をその分防止できる。
【0051】尚、上記実施の態様においては、ローダ6
2およびアンローダ64に上型クリーナ34及び下型ク
リーナ35を連結したが、これに限定されるものではな
く、例えば各成形プレス11の後方に上型クリーナ34
及び下型クリーナ35をセットしておき、ローダ62及
びアンローダ64の進退に同期して上型クリーナ34及
び下型クリーナ35を成形プレス11内に進退させる構
成としても良い。
【0052】また、上記実施の形態においては、リード
フーレム41および樹脂タブレットを成形プレス11内
にセットするにあたって、下型16を上昇させてローダ
62に近付けたが、これに限定されるものではなく、例
えばシリンダ等の移動機構を用い、ローダ62を下降さ
せて下型16に近付けても良い。
【0053】また、上記実施の形態においては、ローダ
62の上チャック62aにより樹脂タブレット及びリー
ドフレーム67を把持したが、これに限定されるもので
はなく例えば、ローダ62に吸着ノズルを装着し、吸着
ノズルにより樹脂タブレット及びリードフレーム67を
吸着しても良い。
【0054】また、上記実施の形態においては、アンロ
ーダ64の下チャック64aにより成形品83を把持し
たが、これに限定されるものではなく、例えば、アンロ
ーダ64に吸着ノズルを装着し、吸着ノズルにより成形
品83を吸着しても良い。
【0055】また、上記実施の形態においては、リード
フレーム67上に搭載された半導体67aを樹脂封止し
たが、これに限定されるものではなく、例えば基板上に
搭載された半導体67aを樹脂封止しても良い。
【0056】また、上記実施の形態においては、部品供
給機構80からリードフレーム67及び樹脂タブレット
を取り出すにあたって、ローダ62を部品供給機構80
に搬送したが、これに限定されるものではなく、 例え
ば、ローダ62を所定の原位置へ移動させた後、部品供
給機構80を駆動部により移動させることに伴い、ロー
ダ62に搬送しても良い。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、移動領域の上層をロー
ダ及び上型クリーナの移動領域として設定し、下層をア
ンローダ及び下型クリーナの移動領域として設定したた
め、アンローダによる成形品の取り出しを待つことな
く、ローダが成形プレス内に侵入できるので、リードフ
レームの搬入、成形品の取り出し或いはクリーナによる
金型清掃のための型開き時間が短くなる。このため、装
置のサイクルタイムを短くすることができるので、製品
の生産効率が向上する。
【0058】また、上型クリーナおよび下型クリーナ
を、ブラシと、エアの吹き出し手段に加え、ブラシ周囲
を集塵する集塵手段を設けることで、金型クリーニング
後にエアブローやブラシ巻き上げられたダイヤモンドダ
スト状の樹脂粉を外部に漏れることが防止され、ボンデ
ィングされたワイヤの上などに樹脂粉が乗りワイヤを傷
つけ製品不良になるという可能性が低くなるので、製品
の品質、歩留まりが向上する。
【0059】また、ローダやアンローダのリードフレー
ム保持部を水平方向に移動可能とし、且つガイド部材に
より、ローダは部品供給機構やプレス金型、アンローダ
はプレス金型やゲートブレーク機構との位置決めを行な
うようにすることで、部品供給機構、プレス金型あるい
はゲートブレーク機構の位置関係が温度や組立精度など
の関係でずれていても、製品にダメージを与えたり、搬
送ミスを防止することができる。
【0060】また、ローダのリードフレーム保持部の周
囲に、保持したリードフレームを囲む防風部材を設け、
防風部材で囲まれた部屋内に正圧の空気を供給するよう
にすることで、万一クリーナによるダイヤモンドダスト
状の樹脂粉が外部に漏れたとしても、この部屋内に入っ
てボンディングされたワイヤの上などに樹脂粉が乗りワ
イヤを傷つけ製品不良になるということが防止されるの
で、製品の品質、歩留まりが一層向上する。
【0061】また、防風部材により、プリヒートされた
リードフレームをローダで高速搬送しても、リードフレ
ームに直接風が当たることが無くなるため、リードフレ
ームの搬送における温度低下をその分防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体モールド装置の実施の形態の全
体構成を示す概略図。
【図2】成形プレス、ローダ、アンローダを示す側面
図。
【図3】ローダ、アンローダの搬送機構を図2の矢印イ
方向から示す図。
【図4】ローダ、アンローダが具備するクリーナの詳細
図。
【図5】ローダの部分詳細図。
【図6】上型および下型の成形面を示す平面図。
【図7】成形品を示す平面図。
【図8】電気的構成の概略を示すブロック図。
【符号の説明】
11 半導体樹脂モールド成形プレス(成形プレス) 13 上型ベース 14 上型 15 下型ベース 16 下型 16a下型モータ 16bガイド逃げ 16c下型ガイド 22 上ガイドブロック 23 下ガイドブロック 24 ローダベース 25 アンローダベース 26aローダ用Xモータ 27aアンローダ用Xモータ 28a上ガイドレール 28b下ガイドレール 29 上クリーナベース 30 下クリーナベース 31 ローダ用Yモータ 32 アンローダ用Yモータ 33 ガイドレール 34 上型クリーナ 35 下型クリーナ 36 上ブラシガイド 37 下ブラシガイド 40 上ブラシベース 40a上空気溝 40b上ブラシ保持板 41 下ブラシベース 41a下空気溝 41b下ブラシ保持板 46 上ブラシ 47 下ブラシ 48 上エアブロー穴 49 下エアブロー穴 52 上吸引穴 54 上シール 55 下吸引穴 57 下シール 62 ローダ 62a上チャック 62b上チャックモータ 63 シリンダ 64 アンローダ 64a下チャック 64b下チャックモータ 65 上チャック取付板 65a上チャックガイド 66 上チャックベース 66a上チャックレール 66bエア供給穴 66c上把持部室 66d上防風板 67 リードフレーム 68 上ガイドローラ 70 上ブッシュ 71 上滑りベース 72 上滑り板 73 上滑りワッシャ 74 上弾性体 75 上ボルトワッシャ 76 上カラー 77 上ボルト 78 エアチューブ 79 エア継手 80 部品供給機構 81 ゲートブレーク機構 82 制御装置 83 成形品 83aコールドスラグ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29L 31:34

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形前リードフレームの供給装置と、
    成形材料を供給する供給装置と、半導体樹脂モールド成
    形プレスと、この半導体樹脂モールド成形プレス内に前
    記各供給装置より供給される成形前リードフレーム及び
    成形材料を搬入するローダと、前記モールド成形プレス
    内から成型品を取り出すアンローダと、前記ローダおよ
    び前記アンローダを所定経路に沿って移動させる駆動機
    構と、前記半導体樹脂モールド成形プレスの上型を清掃
    する上型クリーナと、前記半導体樹脂モールド成形プレ
    スの下型を清掃する下型クリーナとを備えた半導体モー
    ルド装置において、前記移動領域の上層を前記ローダ及
    び前記上型クリーナの移動領域として設定し、下層を前
    記アンローダ及び前記下型クリーナの移動領域として設
    定したことを特徴とする半導体モールド装置。
  2. 【請求項2】 前記上型クリーナを前記ローダに、前記
    下型クリーナを前記アンローダにそれぞれ具備させたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体モールド装置。
  3. 【請求項3】 前記樹脂モールド成形プレスは複数基
    設けられ、この複数基の半導体樹脂モールド成形プレス
    の配列方向に沿って前記移動領域が形成され、前記ロー
    ダは、複数基の半導体樹脂モールド成形プレス内に前記
    各供給装置より供給される成形前リードフレーム及び成
    形材料を搬入し、前記アンローダは複数基のモールド成
    形プレス内から成型品を取り出し、前記上型クリーナは
    複数基の半導体樹脂モールド成形プレスの上型を清掃
    し、前記下型クリーナは複数基の半導体樹脂モールド成
    形プレスの下型を清掃するものであることを特徴とする
    請求項1または2に記載の半導体モールド装置。
  4. 【請求項4】 前記上型クリーナは前記半導体樹脂モ
    ールド成形プレスへの進入時に上型を清掃し、前記下型
    クリーナは前記半導体樹脂モールド成形プレスからの退
    出時に下型を清掃することを特徴と請求項1から3のい
    ずれかに記載の半導体モールド装置。
  5. 【請求項5】 前記上型クリーナおよび前記下型クリ
    ーナは、ブラシと、エアの吹き出し手段と、ブラシ周囲
    を集塵する集塵手段を有することを特徴とする請求項1
    から4のいずれかに記載の半導体モールド装置。
  6. 【請求項6】 前記ローダは、成型前リードフレーム
    を保持する保持部を水平方向に移動可能に有するととも
    に、この保持部に、前記半導体樹脂モールド成形プレス
    の金型および/または前記成形前リードフレームの供給
    装置との位置決めを行なうガイド機構を設けたことを特
    徴とする請求項1から5のいずれかに記載の半導体モー
    ルド装置。
  7. 【請求項7】 前記アンローダは、成形品を保持する
    保持部を水平方向に移動可能に有するとともに、この保
    持部に前記半導体樹脂モールド成形プレスの金型および
    /またはゲートブレーク機構との位置決めを行なうガイ
    ドを設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれか
    に記載の半導体モールド装置。
  8. 【請求項8】 前記ローダに設けたリードフレームの
    保持部の周囲に、保持したリードフレームを囲むように
    防風部材を設けたことを特徴とする請求項1から7のい
    ずれかに記載の半導体モールド装置。
  9. 【請求項9】 前記防風部材で囲まれた部屋内に正圧
    の空気を供給するようにしたことを特徴とする請求項8
    記載の半導体モールド装置。
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