JP4044692B2 - 半導体封止金型用クリーニング装置及びクリーニング方法 - Google Patents

半導体封止金型用クリーニング装置及びクリーニング方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体封止金型のクリーニング装置、特に、半導体装置を封止するトランスファー成形用金型を半導体封止過程で自動的に清浄化するクリーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体封止装置では、エポキシ樹脂を封止材として用いて半導体チップの封止作業をトランスファー成形等により連続的に封止することが行われている。しかしながら、トランスファーモールド成形装置でエポキシ樹脂を用いて封止作業を連続的に行うと、金型の汚れや離型不良等が発生するため、定期的に金型を清浄化するクリーニング作業が必要である。
【0003】
従来、この種の半導体封止装置用金型のクリーニング方法としては、通常の封止工程と同様に、タブレット状のメラミン樹脂をポットに投入して型締めし、トランスファー成形を行うことによってメラミン樹脂を溶融、固化させ、メラミン樹脂に汚れを吸着させる方法、又は上下両金型間にゴム製クリーニングシートを挟んで型締めし、前記クリーニングシートに一定圧力と一定温度を加えることによってクリーニングシートの材料を加硫、固化させ、クリーニングシートに金型の汚れを吸着させる方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記クリーニング方法はいずれも手作業であり、メラミン樹脂を用いる方法では、メラミン樹脂がポット、エアベント等の微少隙間に入り込み型開きした際に完全に取り出せずに残留し、この残留したメラミン樹脂を一ヶ所づつ手作業で除去するのに多大な工数を要し、クリーニングの後処理のため半導体封止装置の停止時間が長くなるという問題がある。しかも、高温の金型内での手作業であるため非常に危険である他、作業者がメラミン樹脂等のクリーニング材から発生するガスを吸収したり、発生したガスが室内に拡散されるという問題もある。
【0005】
他方、ゴム製クリーニングシートを用いる方法では、金型にへばりついたクリーニングシートを手作業で剥がす作業が必要であり、これは高温の金型内での作業であるため非常に危険である他、メラミン樹脂よりは少ないが、クリーニング材のポット部への入り込みが避けられず、クリーニング材の除去を手作業で行う必要があった。
【0006】
従って、本発明は、トランスファー成形により半導体装置を封止する半導体封止装置における金型を自動的に、かつ、安全にクリーニングすることができるようにし、もってクリーニングによる生産性の低下を防止できるようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、金型のキャビティに臨む少なくとも一つの窓を有し、かつ、クリーニング後の固化したクリーニング材を金型から引き抜くための凸部又は凹部を有するとともに、シート状クリーニング材を保持する平板状の治具と、当該治具を少なくともシートセット位置と待機位置とに移動させる治具搬送装置と、シート状クリーニング材を保持するクリーニング材供給手段と、当該クリーニング材供給手段からシート状クリーニング材を取り出して前記治具上にセットするクリーニング材セットヘッドと、前記搬送装置上の治具を封止装置本体の所定位置にセットする一方、クリーニング後に前記封止装置本体の所定位置に使用済クリーニング材と共に戻された治具を前記搬送装置に再セットする治具ローダーとで構成されている。
【0008】
好ましい態様として、前記凸部には、ピン状のものも含まれる。
【0009】
本発明の一実施態様においては、シート状クリーニング材を保持する治具を用い、当該治具の片面にクリーニング材をセットした後、その反対面を上向き又は下向きにして封止装置本体上の所定位置に前記治具がセットされる。封止装置本体上の所定位置にセットされた前記治具は、ローダー等により金型にセットされ、型締めすることによりクリーニングが行なわれる。好ましい実施態様においては、治具の上面に未加硫ゴムシートを金型の被クリーニング部を囲む枠状に配置する一方、その枠状の未加硫ゴムシートの内側にメラミンシートが配置され、そのままの状態で金型にセットされ、従って、治具の底面が下金型に接触した状態で型締めすることによりクリーニングが行われる。
【0010】
他の実施態様においては、治具の片面にクリーニング材をセットした後、治具を反転させて他方の面にクリーニング材をセットし、治具の両面にクリーニング材を配置した状態で封止装置本体上の所定位置にセットされ、型締めすることによりクリーニングが行われる。
【0011】
治具の片面のみにクリーニング材をセットし治具の他方の面を上下金型の一方に直接接触させてクリーニングした場合、クリーニング終了後に型開きすると、治具のクリーニング材と接触した面(以下、クリーニング材接触面という。)側の密着力に比べて治具のクリーニング材接触面と反対側の金型に直接接触した面(以下、金型接触面という。)側の密着力が弱いため、治具が使用済クリーニング材と共に他方の金型側に移動し、必然的に他方の金型から治具を使用済クリーニング材と共に離脱させる工程が必要となる。これを防止するため、金型又は治具の一方に治具ロック手段を設ける一方、他方に前記治具ロック手段が係合する係止部を設け、治具の金型へのセット時、前記治具ロック手段を係止部に係止させることにより治具を前記金型に固定するのが好ましい。また、前記治具ロック手段が係合する係止部を治具に設けた場合、当該係止部を利用して治具を治具搬送装置に固定するようにしても良い。
【0012】
また、前記治具の平板状本体に設けた窓は、クランピングエリアを含んでいるのが好ましい。前記治具は、金型の隙間及びポット部をマスキングする形状とするのが好ましい。
【0013】
さらに、好ましい実施態様においては、前記治具ローダーは、使用済みクリーニングシートから発生するガスを吸引する吸引ヘッドとを備え、当該吸引ヘッドは装置本体に配設された脱臭装置に接続されている。
【0014】
前記治具と組み合わせて使用するクリーニング材としては、クリーニング性、金型への付着がないこと等が要求されることから、特許第2549829号明細書に記載のクリーニングシートを使用するのが好適である。このクリーニングシートは、未加硫ゴムと除去助剤とからなる未加硫ゴム生地で形成されている。前記未加硫ゴムとして天然ゴム及び合成ゴム(例えば、クロロプレンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンンゴム、エチレンプロピレンンターポリマーゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、ブチルゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムなど)の少なくとも一種を主成分とし、加硫剤が配合され、必要に応じて加硫促進剤、補強剤等を添加したものである。なお、前記除去助剤としては、グリコールエーテル類、イミダゾール類及びイミダゾリン類からなる群から選ばれた少なくとも一種が使用される。また、前記クリーニング材としては、前記種類のクリーニングシートと共にメラミン樹脂シートを併用するようにしても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。本発明に係るクリーニング装置は、図1〜図9に示すように、シート状クリーニング材を保持する治具1と、当該治具1を少なくともシートセット位置と待機位置とに移動させる治具搬送装置7と、シート状クリーニング材を保持するクリーニング材供給手段57と、当該クリーニング材供給手段57からシート状クリーニング材を取り出して前記治具1上にセットするクリーニング材セットヘッド40と、前記搬送装置上の治具1を金型83の所定位置にセットする一方、クリーニング後に前記封止装置本体の所定位置に使用済クリーニング材と共に戻された治具1を前記搬送装置7に再セットする治具ローダー18とで構成されている。
【0016】
前記治具1は、図6に示すように、平板状矩形部材であって、その相対する短辺側中央部に一対の切欠部2が形成され、中央部には金型83のキャビティの配列状態に対応して二つの窓3が形成されている。前記治具1の二つの窓3の間には複数のカル引抜ピン4が立設され、各角部にセットピン5がそれぞれ立設され、治具1の長辺側に並ぶ二本のセットピン5間には複数のリードフレーム位置決めピン穴6aと治具押出プレート用位置決めピン穴6bがそれぞれ形成されている。
【0017】
前記治具搬送装置7は、図1及び図3に示すように、搬送コンベア8が採用され、当該搬送コンベア8は二本のコンベアチェーン9と、各コンベアチェーン9を支承するスプロケット10と、前記各コンベアチェーン9に装着された治具固定装置11と、コンベアチェーン9を駆動するコンベアモータ12とからなり、各コンベアチェーン9はそれぞれ4個のスプロケット10間に張着されている。前記スプロケット10を支持する4本の支持軸13a、13b、13c、13dのうち一本の支持軸13aは、前記コンベアモータ12に連結されている。
【0018】
本実施態様では、シートセット位置は治具搬送装置7の搬送面の中央部に設定され、当該シートセット位置の上方にはクリーニング材セットヘッド40が配設され、それに相対してシートセット位置の下方にクリーニング材供給手段57が配設されている。
【0019】
前記治具固定装置11は、図9に示すようにフック部材110とスプリング111で構成され、フック部材110はコンベアチェーン9に固定された金具112に摺動自在に装着されると共に、スプリング111により内側へ付勢されており、治具本体に設けた切欠部2に係合して治具1を固定するようにしてある。
【0020】
また、治具1をコンベアに着脱する際に前記治具固定装置11のロックを解除するため、本体フレーム14には、ロック解除機構15が配設されている。このロック解除機構15は、治具解放シリンダ16とプッシュピン17とを含み、当該プッシュピン17は治具解放シリンダ16のロッド先端に装着されている。搬送コンベア8の治具固定装置11がシートセット位置にある状態で治具解除シリンダを駆動すると、プッシュピン17がフック部材110に当接して押動させ、フック部材110は先端側が外側へ開いた状態、即ち、ロック解除状態となる。この状態で治具1の切欠部2を搬送コンベア8の治具固定装置11の外郭に合わせてセットする。次いで、治具1の治具解除シリンダを元の状態に復帰させると、フック部材110はプッシュピン17から解放され、スプリング111の作用によって内側に押し戻され治具1が治具搬送装置7に固定される。なお、治具は最初に治具固定装置に装着する際のみ手作業となるが、以後の治具固定装置への着脱は自動的に行われる。
【0021】
前記治具ローダー18は、図1〜図3に示すように、第一シートホールド19、第二シートホールド20、それぞれプーリ108に張着された二本の可動ベルト21とを含み、クリーナ本体22に配設された支持アーム23に装着され、第二シートホールド20には治具セット機構24及び吸引ヘッド25が装着されている。前記第一シートホールド19は、支持アーム23に装着された第一直線運動ガイド26により摺動可能に支持され、支持アーム23にアームベルト固定部材27を介して前記可動ベルト21が固定されている。
【0022】
第一シートホールド19の駆動機構は、図2及び図3に示されるように、第一シートホールドモータ28と、当該第一シートホールドモータ28により駆動ベルト29を介して駆動される駆動シャフト30と、当該駆動シャフト30に螺合するボールネジ31と、当該ボールネジ31に配設された連結プレート32で構成されている。
【0023】
前記第二シートホールド20は、第二直線運動ガイド33を介して第一シートホールド19に摺動可能に保持され、そのホールドベルト固定部材34に可動ベルト21が固定されている。
【0024】
従って、第一シートホールドモータ28を正転させると、ボールネジ31を介して第一シートホールド19が駆動され、その動作に連動して可動ベルト21が動かされ、それと同時に第二シートホールド20も前進し、後述の治具セット機構24が下金型83b上まで前進した後、停止し、第一シートホールドモータ28を逆転させると、下金型83bの上方の位置からシートセット位置の上方に後退した後、停止する。
【0025】
前記吸引ヘッド25は、その両端側に二ヶ所の吸引口35を形成され、両吸引口35間を連通させる貫通溝36が形成され、第2シートホールド20内の貫通穴(図示せず)に接続された吸引ホース37を介して脱臭装置38に接続されている。
【0026】
前記治具セット機構24は、図8に詳細に示すように、第二シートホールド20の下部に配設され、複数対の治具セット爪39を備え、各対の治具セット爪39で治具1に設けたセットピン5を挟んで保持するようにしてある。
【0027】
前記クリーニング材セットヘッド40は、ヘッド本体41と、当該ヘッド本体41を水平方向に往復動させる水平駆動機構42と、ヘッド本体41を昇降させる垂直駆動機構43とからなり、ヘッド本体41はシート供給爪44と、当該シート供給爪44を回動させるロータリーアクチュエータ45を備えている。前記水平駆動機構42は、図1、図2及び図5に示すように、クリーニング装置の上部に軸受46を介して配設された水平駆動用シャフト47と、その両側に所定間隔を置いて配設された二本の水平駆動用リニアシャフト48と、前記水平駆動用シャフト47に動力を伝達する水平駆動用ベルト49と、当該水平駆動用ベルト49を駆動する水平駆動用モータ50とを含み、前記水平駆動用シャフト47と螺合し、水平駆動用リニアシャフト48に摺動可能に装着された水平駆動用ボールネジ51にヘッド本体41が装着されている。
【0028】
前記垂直駆動機構43は、ヘッド本体41に装着された垂直駆動用モータ52と、当該垂直駆動用モータ52の動力を伝達する垂直駆動用ベルト53と、当該垂直駆動用ベルト53を介して垂直駆動用モータ52により駆動される垂直駆動用シャフト54と、当該垂直駆動用シャフト54に螺合する垂直駆動用ボールネジ55と、当該垂直駆動用ボールネジ55をガイドする垂直駆動用リニアシャフト56とで構成されている(図5及び図7参照)。
【0029】
前記シート供給爪44は、エアで爪又はチャックを開閉させるロボットハンドで構成され、シートセット位置で垂直駆動用モータ52により降下させられ、シートマガジン58内のクリーニングシートの位置まで降下した時、エアによって閉じられ、クリーニングシートを捕捉する。クリーニングシートを掴んだシート供給爪44は、その後、元の始動位置又は待機位置まで垂直駆動用モータ52により上昇させられ、治具搬送コンベアがシートセット位置にきた後、クリーニングシートの降下位置を調整しながら再下降し、クリーニングシートを治具1上に配置した後、クリーニングシートを離して元の始動位置に戻る。この場合、クリーニングシートの降下位置の調整は、例えば、図5における左右方向の調整は搬送コンベア8で治具1を移動させて行なわれ、前後位置は水平駆動用モータ50で水平駆動用ボールネジ51を駆動し水平駆動用リニアシャフト48に沿ってヘッド全体を移動させて行われる。また、クリーニングシートの治具1に対する角度調整は、シート供給爪44の上部に備えられたエア式ロータリーアクチュエータ45を回転させて行なわれる(図5及び図7参照)。クリーニングシートの治具1へのセット位置が左右方向の調整のみの場合は、水平駆動機構42、エア式ロータリーアクチュエータ45を省略することも可能である。
【0030】
前記クリーニング材供給手段57は、図5及び図7に示すように、多数積層されたクリーニングシートを内包するシートマガジン58と、当該シートマガジン58を搭載するマガジン搭載部59と、前記シートマガジン58内のシートを一枚づつマガジンから押し出すシートプッシュプレート60とを備え、前記シートマガジン搭載部にはシートマガジン58が2セット配置されている。前記シートプッシュプレート60の駆動機構は、モータ61と、当該モータ61の駆動力を伝達するベルト62と、当該ベルト62を介してモータ61により駆動されるボールネジ63と、当該ボールネジ63に螺合するシートプッシュプレート60の回転を阻止すると同時にシートプッシュプレート60の昇降をガイドする二本のリニアシャフト64で構成されている。
【0031】
なお、クリーニングシートの上昇端にはファイバーセンサー(図示せず)が配設され、ファイバーセンサーへの入射光の有無を検出してモータの制御を行うようにしてある(図5、7参照)。また、シートセット位置の下方には、図1及び図3に示すように、治具1を上方へ押し出す治具押出機構65が配設されている。この治具押出機構65は、複数の治具位置決めピン66を立設させた治具押出プレート67と、モータ68、ボールネジ69及び直線運動用ガイド70で構成され、治具位置決めピン66を治具1に入れて位置決めを行い、そのまま治具セット爪39まで治具1を持ち上げることができるようにしてある。治具1の上昇端及び下降端の位置、上昇及び下降速度等はモータ68を制御することにより行われる。
【0032】
また、治具搬送コネベアの各部には、図1及び図3に示すように、使用済シートを治具1から取り出す使用済シート取出装置71、使用済シートを取り出した治具1を清浄化する治具清掃装置72、及び清浄化した治具1を予熱する治具予熱装置73が配設されいる。使用済シート取出装置71は、シート取り出し部に設けた取出用プレート74を取出用モータ75と取出用ラックピニオン76により可動させるようにしてあり、この取出用プレート74のガイドとして取出用直線運動ガイド77を設けた構成となっている(図1、図3参照)。
【0033】
治具清掃装置72は、クリーニング装置のベースプレートに固定されたブラシで構成されている。前記治具予熱装置73は一対の面ヒータ73aからなり、治具予熱位置にある治具1を両側から加熱するように治具搬送装置7の治具搬送面を挟んで相対して配設されている。
【0034】
前記構成のクリーニング装置は、図10に示すように半導体封止装置に隣接して配設される。この半導体封止装置は、装置本体78とローダ装置79とからなり、装置本体78は上部固定プラテン80、可動プラテン81及び下部固定プラテン82を含む。金型83は上金型83a及び下金型83bで構成され、上金型83aは上部固定プラテン80に取り付けられ、下金型83bは可動プラテン81に取り付けられている。
【0035】
前記下金型83bには、図16に示すように、治具ロック手段84が装着されている。この治具ロック手段84はフック部85aと段部85bを備えたフック状のロック部材85と、当該ロック部材85を内側へ付勢するスプリング86とを含み、ロック部材85のロック部が治具1の上面に係合することによって治具1が下金型83bに固定される。
【0036】
前記治具ロック手段84の解除は、治具セット機構24のセット爪の近傍に突出したロックフリーピン87により行われ、下金型83bを上昇させることによりロックフリーピン87の先端がロック部材85の段部85bを押圧してロック部材85を開く。なお、ローダ装置79は、リードフレーム及びタブレットをそれぞれの供給装置から受け取って金型83に供給する一方、樹脂封止された半製品を金型83から取り出して装置外へ搬出する公知構造のものである。
【0037】
前記可動プラテン81はトグル機構88を介して下部固定プラテン82に連結され、トグル機構88及び動力伝達機構89を介してサーボモータ90により駆動される。このサーボモータ90は、装置本体78に隣接して設置されたローダ装置79の下部空間内に配設されている。前記トグル機構88は相互に回動可能に連結された2対の上部アーム91及び下部アーム92と、それらを連結する水平アーム93を含み、上部アーム91及び下部アーム92は可動プラテン81及び下部固定プラテン82にそれぞれ連結されている。水平アーム93はその中央に設けた雌ネジ部で前記動力伝達機構89を構成するトグルボールネジ94に螺合し、タイミングベルト95を介してサーボモータ90に連結されている。従って、サーボモータ90を作動させると、その回転運動がタイミングベルト95によりトグルボールネジ94に伝達され、その回転運動がトグルボールネジ94に螺合する水平アーム93の上下方向の直線運動に変換され、これによりトグル機構88が伸縮して可動プラテン81を上下動させ、型開き及び型締めが行われる。
【0038】
使用に際しては、まず、図5に示す様にクリーニングシートマガジンにクリーニングシート、例えば、未加硫ゴムシート106をセットし、このクリーニングシートマガジンを二つ並べてクリーニング材供給手段57にセットする。なお、メラミンシート107を併用する場合は、片側(例えば、右側)のシートマガジン58にメラミンシート107をセットし、他方(例えば、左側)のシートマガジン59へ未加硫ゴムシート106をセットすれば良い。クリーニングシートマガジンのセット後、モータを駆動させ、ボールネジ63及びリニアシャフトを介してシートプッシュプレート60が遮光するまで上昇させてクリーニングシートの供給を行う。クリーニングシートが限定されている場合には、マガジンを一個にしても良い。
【0039】
次に、搬送装置の治具固定装置11がシートセット位置にある状態で治具解除シリンダを駆動すると、シリンダロッド先端部のプッシュピン17が上昇してフック部材110を可動させるため、フック部材110が解除される(図1)。この状態で治具1の切欠部2が治具固定装置11の外郭に合うように合わせて治具搬送コンベア8にセットし、治具解除シリンダを下降させると、シリンダロッドの降下とともにフック部材110がスプリング111の作用により内側に可動し、治具1が治具搬送装置7に固定される。
【0040】
治具1を治具搬送装置7にセットした後、治具搬送装置7をコンベアモータ12で駆動し、治具1を所定距離だけ、例えば、前記シートセット位置から図5に波線で示すように待機位置まで移動させ、これによりクリーニングシートマガジンの上部を開放させる。次いで、シート供給爪44を開いた状態でセットヘッド40をシートマガジン58内のクリーニングシートの位置まで降下させ、シート供給爪44でクリーニングシートを捕捉させる。
【0041】
次に、モータを逆回転させてクリーニングシートを掴んだままシート供給爪44を元の始動位置又は待機位置まで上昇させた後、治具搬送装置7を駆動して治具1を前記待機位置から元のシートセット位置に戻し、そこに前記クリーニングシートの降下位置を調整しながらシート供給爪44を再下降させ、クリーニングシートを治具1上の所定位置に配置する。この時、治具1に対するクリーニングシートの前後左右の位置調整は、搬送装置による治具1の移動、上部モータによるユニット全体の移動及びロータリーアクチュエータ45によるクリーニングシートの回転を組み合わせて行う。なお、この実施態様では、二つの窓3を有する治具1を用いた例について説明したが、下金型83bのキャビティ列に対応してクリーニングシートが多数必要な場合は、必要に応じて上記動作を繰り返して治具1にクリーニングシートをセットすればよい。
【0042】
治具1上にクリーニングシートをセットした後、治具解除シリンダを駆動することによりプッシュピン17がフック部材110を押動させてフック部材110を解除させる。ロック解除後、治具押出用モータを駆動して治具押出プレート67を上昇させ、治具押出プレート67に立設された位置決めピンを治具1に入れて位置決めを行い、そのまま治具1を押し出して治具セット爪39の位置まで持ち上げる。治具セット爪39は開いた状態で待機しており、治具1上昇端でエアにより治具セット爪39を閉じさせて治具1を保持させる(図1、3、4、8参照)。
【0043】
次に、第一シートホールド19をモータによりボールネジ31を介して駆動すると、それに連動して可動用ベルトが動かされ、第二シートホールド20が治具セット爪39で保持された治具1と共に前進する(図1〜3参照)。治具1を封止装置本体上の所定位置、例えば、下金型83bの真上にまで前進させた後、サーボモータ90で可動プラテン81を駆動して下金型83bを治具1の近辺まで上昇させ、そこで治具セット爪39を開いて治具1のセットピン5を解放し、治具1を下金型83bにセットする。このとき、治具1と下金型83bとの位置決めは、治具1のリードフレーム位置決めピン用穴6aと下金型83bのリードフレーム位置決めピン(図示せず)とで行う。
【0044】
下金型83bが上昇する際、第二シートホールド20の下部に設けられている治具セット機構24のセット爪39付近のロックフリーピン87でロック部材85の段部端面が押されるため、ロック部材85は開放状態となり、そこに治具1がセットされる。その後、下金型83bを降下させると、第二シートホールド20に設けられているロックフリーピン87がロック部材85の段部端面から離れ、ロック部材85がスプリング86の内方への付勢力により治具1が下金型83bに固定される(図8、9参照)。
【0045】
下金型83bが降下した後、シートホールドは原位置へ戻され(図3で治具1が無い状態)、その後、下金型83bを再び上昇させると、クリーニングシートは上下両金型83間に挟まれて加圧され、これにより金型83のクリーニングが行われる。所定時間型締めした後、下金型83bを下降させる。
【0046】
型開きした後、シートホールドを下金型83bの位置まで前進させる。この時、クリーニングシートから発生するガスは、シートホールドの前部に設けられた吸引口35を介して吸引され、この吸引されたガスは、シートホールド内を通り、吸引ホース37を経て脱臭装置38へ送られ、脱臭後排気される。必要に応じて、シートホールドは下金型83bの上を往復させても良い。
【0047】
シートホールドを下金型83bの真上に前進させた後、下金型83bを上昇させると、シートホールドのロックフリーピン87に当接するためロック部材85が回動してロックが解除され、治具1が下金型83bから解放されると共に、治具セット爪39が閉じて、治具1のセットピン5が係止される。
【0048】
下金型83bが下降した後、治具1を保持したシートホールドが原位置に戻り、そこで治具押出プレート67が上昇し、治具押出プレート67が上昇端に達すると、治具セット爪39が開かれ、治具1のセットピン5が解放される。このとき、治具1は治具押出プレート67の位置決めピンにより位置決めされて治具押出プレート67上にセットされる。次いで、治具押出プレート67が治具1と共に降下する。この時、治具解除シリンダが上昇した状態にあり、治具固定装置11は解放状態になっている。治具押出プレート67が下降し終えた後、治具解除シリンダが下降して治具固定装置11のフック部材110により治具1が搬送装置に固定される。
【0049】
搬送装置は、クリーニングを終えた治具1を移動させ、使用済シート取出装置71まできて停止し、そこで使用済みのクリーニングシートが取り出される。この使用済シート取出装置71は、モータ、ラック&ピニオン、直線運動ガイドにて図3の右方向に駆動してクリーニングシートを押し出す。この装置は、治具予熱装置73の駆動も兼ねている。
【0050】
使用済シートを除去された治具1は、コンベアで更に移動し、その過程で治具清掃装置72を通過し、ブラシで清浄化される。なお、この実施例では、治具1を通過させてブラシ清掃を行っているが、治具1を清掃位置の前で停止させて任意の手段により治具清掃を行っても良い。ブラシ清掃後、治具1は更にコンベアで搬送され、治具予熱装置73の前で停止させられ、そこで予熱される。なお、治具予熱装置73の駆動は、使用済シート取出装置71と兼用してある。
【0051】
予熱終了後、治具1は更にコンベアで搬送されてセット位置へ戻り、以後は常の樹脂封止を再開させる。なお、一回のクリーニング動作で金型83を十分に清浄化できない場合には、予めクリーニングする回数を設定しておき、前記クリーニング動作を設定回数だけ繰り返して金型83を清浄化するようにしても良い。
【0052】
前記実施態様では、搬送装置に一つの治具1を配設した場合を例に挙げて説明したが、複数の治具1を相互に所定間隔をおいて搬送装置に配設し、一つの治具1でクリーニングした後、使用済みの治具1を次の新たな治具1と交換してクリーニングを行うようにしても良い。この場合、クリーニング後に直ちに使用済シートを治具1から取り出し、治具1を清浄化した後、治具1を予熱して再使用する作業を行う必要がなく、設定回数だけクリーニングする場合に、クリーニング作業の時間短縮を行うことができる。また、シートホールドで使用済治具を持ってくる時、その治具1を仮置きする治具バッファ部97を設けると、クリーニング中に治具1へのクリーニングシートのセットを行うことができ、より一層作業時間を短縮することができる。
【0053】
図12は本発明の他の実施例を示し、両面にシートクリーニング材を装着するようにした治具1を採用したもので、シートセット時に治具1を反転させる治具反転装置を前記クリーニング装置に付設することにより実施することができる。この治具1は、その表裏両面には複数の溝98が形成されている。また、前記溝98の底部には複数のシートホールドピン99が立設されており、このシートホールドピン99はクリーニングシートを治具1に装着した際、クリーニングシートをシートホールドピン99に刺して固定することによって、治具1の反転時にクリーニングシートが治具1から落下するのを防止する。
【0054】
治具1は、その四隅に方形切欠部100を形成され、当該方形切欠部100を形成する壁面のうち前記溝98の長手方向と平行な壁面にフック101が枢軸102により回動自在に装着され、他方の壁面に隣接して治具1の上下両方向に伸長した突起103が形成されている。また、前記溝98が開口する治具1の端面には、フック101の回動角を規制するストッパ104が装着されている。このフック101は、下金型83bに設けた係止ピン105と共に治具ロック手段84を構成し、図13に示すように、金型83へのセット時、ロックフリーピン87に当接するためフック101が回動して開いた状態で金型83上に配置され、下金型83bが下降しロックフリーピン87が離脱すると、フック101が回動して下金型83bに設けた係止ピン105と係合し、これにより治具1が下金型83bに固定される。
【0055】
前記治具1の溝98は、クリーニング後、型開き時にクリーニングシートを上下両金型83a、83bより剥ぎ取る作用をするもので、図示の例では開口側が狭く底部側が広いテーパー状に形成されているが、その形状、本数及び位置は、半導体製品形状及びキャビティの配置等により決定される。なお、この溝98、シートホールドピン99が無い場合、クリーニング終了後に型開きした際、治具1が下金型83bに固定されている関係上、クリーニングシートが上金型83aに残る可能性があり、万一残った場合には、クリーニングシートを手作業で取り除く必要があり、自動化できなくなる。
【0056】
図14は未加硫ゴムシート106とメラミンシート107を併用する本発明の更に他の実施形態を示し、この実施態様では金型83にセットした際に金型83のキャビティに臨む二つの窓3が形成され、両窓3間に複数のカル引抜ピン4を立設された平板状治具を採用している。なお、この治具1は図6に示す平板状治具と同じ構成を有しているので、図では他の構成を省略してある。また、実施態様においては、治具1は二つの窓3を形成されているが、この窓3の数は金型83に形成されたキャビティ列の数に応じて形成され、一つであってもよく、また、三つ以上であっても良い。
【0057】
使用に際しては、治具1の上面に二つの窓3を包囲するように、即ち、金型83の被クリーニング部を囲む枠状に未加硫ゴムシート106を配置する一方、その未加硫ゴムシート106で形成された枠内に、かつ、二つの窓3を跨ぐように所定間隔をおいて複数のメラミンシート107を配置する。この治具1をそのままの状態で下金型83bの上へ移動させて治具1を下金型83bにセットし、図15(a)に示すように治具1の下面が下金型83bに直接接触した状態で治具ロック手段84によって治具1が下金型83bに固定される。治具ロック手段84としては、下金型に回動自在に装着されたロック部材85と、ロック部材85を内側へ付勢するスプリング86とを含む図16に示す構造のものが採用され、ロック部材85のロック部を治具1の上面に係合させることによって治具1を下金型83bに固定するようにしてある。
【0058】
次いで、型締めすると、図15(b)に示すように、未加硫ゴムシート106が加硫、固化される一方、メラミンシート107のメラミン樹脂が上金型83aのキャビティ内に入り込むと同時に、治具1の窓3を通って下金型83bのキャビティ内に入り込み、そこでメラミン樹脂が溶融、固化され、キャビティ内の汚れを吸着する。
【0059】
その後、型開きすると、治具1が下金型83bに治具ロック手段84によって固定されると共にクリーニング材がカル引抜ピン4に固定されているため、使用済クリーニング材は治具1と共に下金型83bに残り、上金型83aのみが上昇していく。以後は、前記実施形態の場合と同様、治具ロック手段84を開放した後、使用済クリーニング材が治具1と共に、下金型83bから取り出される。
【0060】
なお、前記実施例では、クリーニング装置で治具を直接金型まで搬送する場合について説明したが、複数の金型を具備した封止装置の場合には、例えば、図17に示すように封止装置本体上の所定位置、例えば、リードフレーム等をセットしたフレーム搬送治具113の停止位置Aの上方にまで治具セット機構24で治具を搬送し、そこで治具を降下させて前記停止位置Aにセットし、治具セット機構24を元の位置に後退させた後、キャリア114でリードフレーム等をセットしたフレーム搬送治具113の代わりに前記治具を把持して金型にセットさせ、型締めしてクリーニングを行った後、前記キャリア114で治具を金型から取り出して前記停止位置に移送し、当該停止位置Aから前記治具セット機構24で取り出して治具搬送装置に戻すようにすることも可能である。図中、115はリードフレーム供給機構、116は成形品排出機構である。
【0061】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、従来手作業で行っていた半導体封止装置用金型のクリーニングを自動的に行うことができ、しかも、クリーニング後の清浄化作業が不要となるのでクリーニング作業に要する工数及び半導体封止装置の停止時間を短縮でき、コストダウンを図ると共に、稼動率を向上させることができる。ちなみに、メラミン樹脂を用いた従来のクリーニング作業に比べて作業時間を約7割削減することができ、クリーニングシートによる従来のクリーニング作業に比べて作業時間を約3割削減することができる。また、高温の金型に対して作業を行う必要が無く、使用直後にクリーニング材から発生するガスも脱臭装置により吸引除去されるので、作業の安全性を高め、かつ、室内空気の汚染を防止することができる、など優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るクリーニング装置の正面図。
【図2】 図1のクリーニング装置のA矢視図。
【図3】 図1のクリーニング装置のB矢視図。
【図4】 図1のクリーニング装置のC矢視図。
【図5】 図1のクリーニング装置のDD断面図。
【図6】 片面セットタイプの治具の斜視図。
【図7】 図3のEE断面図。
【図8】 治具セット爪部拡大図。
【図9】 治具搬送装置の治具固定装置。
【図10】 図1のクリーニング装置を備えた半導体封止装置の正面図。
【図11】 図10の半導体封止装置の側面図。
【図12】 クリーニング装置の他の形態を示す両面セットタイプ治具の斜視図。
【図13】 図12のクリーニング装置に於ける治具ロック手段の動作を示す要部側面図。
【図14】 他の実施形態を示すクリーニング装置の治具の斜視図。
【図15】 図14のクリーニング装置の使用状態を示す要部断面側面図。
【図16】 金型の治具固定装置。
【図17】 他の実施態様を示す封止装置本体の概略平面図。
【符号の説明】
1…治具 2…切欠部
3…窓 4…カル引抜ピン
5…セットピン 6…ピン穴
7…治具搬送装置 8…搬送コンベア
9…コンベアチェーン 10…スプロケット
11…治具固定装置 12…コンベアモータ
13…支持軸 14…本体フレーム
15…ロック解除機構 16…治具解放シリンダ
17…プッシュピン 18…治具ローダー
19…第一シートホールド 20…第二シートホールド
21…可動ベルト 22…クリーナ本体
23…支持アーム 24…治具セット機構
25…吸引ヘッド 26…第一直線運動ガイド
27…アームベルト固定部材 28…第一シートホールドモータ
29…駆動ベルト 30…駆動シャフト
31…ボールネジ 32…連結プレート
33…第二直線運動ガイド 34…ホールドベルト固定部材
35…吸引口 36…貫通溝
37…吸引ホース 38…脱臭装置
39…治具セット爪 40…セットヘッド
41…ヘッド本体 42…水平駆動機構
43…垂直駆動機構 44…シート供給爪
45…ロータリーアクチュエータ
46…軸受 47…水平駆動用シャフト
48…水平駆動用リニアシャフト
49…水平駆動用ベルト 50…水平駆動用モータ
51…水平駆動用ボールネジ 52…垂直駆動用モータ
53…垂直駆動用ベルト 54…垂直駆動用シャフト
55…垂直駆動用ボールネジ 56…垂直駆動用リニアシャフト
57…クリーニング材供給手段 58…シートマガジン
59…マガジン搭載部 60…シートプッシュプレート
61…モータ 62…ベルト
63…ボールネジ 64…リニアシャフト
65…治具押出機構 66…ピン
67…治具押出プレート 68…モータ
69…ボールネジ 70…直線運動用ガイド
71…使用済シート取出装置 72…治具清掃装置
73…治具予熱装置 74…取出用プレート
75…取出用モータ 76…取出用ラックピニオン
77…取出用直線運動ガイド 78…装置本体
79…ローダ装置 80…上部固定プラテン
81…可動プラテン 82…下部固定プラテン
83…金型 84…治具ロック手段
85…ロック部材 86…スプリング
87…ロックフリーピン 88…トグル機構
89…動力伝達機構 90…サーボモータ
91…上部アーム 92…下部アーム
93…水平アーム 94…トグルボールネジ
95…タイミングベルト 97…治具バッファ部
98…溝 99…シートホールドピン
100…方形切欠部 101…フック
102…枢軸 103…突起
104…ストッパ 105…係止ピン
106…未加硫ゴムシート 107…メラミンシート
110…フック部材 111…スプリング

Claims (8)

  1. 金型のキャビティに臨む少なくとも一つの窓を有し、かつ、クリーニング後の固化したクリーニング材を金型から引き抜くための凸部又は凹部を有するとともに、シート状クリーニング材を保持する平板状の治具と、
    当該治具を少なくともシートセット位置と待機位置とに移動させる治具搬送装置と、
    シート状クリーニング材を保持するクリーニング材供給手段と、
    当該クリーニング材供給手段からシート状クリーニング材を取り出して前記治具上にセットするクリーニング材セットヘッドと、
    前記搬送装置上の治具を封止装置本体の所定位置にセットする一方、クリーニング後に前記封止装置本体の所定位置に使用済クリーニング材と共に戻された治具を前記搬送装置に再セットする治具ローダーと
    からなる半導体封止金型用クリーニング装置。
  2. 金型又は治具の一方に治具ロック手段を設ける一方、他方に前記治具ロック手段が係合する係止部を設け、治具の金型へのセット時、前記治具ロック手段を係止部に係止させることにより治具を金型に固定する請求項1に記載の半導体封止金型用クリーニング装置。
  3. 前記治具の窓がクランピングエリアを含む請求項又はに記載の半導体封止金型用クリーニング装置。
  4. 前記治具が金型の隙間及びポット部をマスキングする形状である請求項1ないし3のいずれか一に記載の半導体封止金型用クリーニング装置。
  5. 前記治具ローダーが使用済みクリーニングシートから発生するガスを吸引する吸引ヘッドとを備え、当該吸引ヘッドが装置本体に配設された脱臭装置に接続されている請求項1ないし4のいずれか一に記載の半導体封止金型用クリーニング装置。
  6. 前記治具の上面にクリーニングする部分を囲む枠状に未加硫ゴムシートを配置する一方、その枠状の未加硫ゴムシートの内側にメラミンシートを配置し、当該治具をその下面を下金型に接触するように金型にセットしてクリーニングを行う請求項1ないし5のいずれか一に記載の半導体封止金型用クリーニング装置。
  7. 金型のキャビティに臨む少なくとも一つの窓を有し、かつ、クリーニング後の固化したクリーニング材を金型から引き抜くための凸部又は凹部を有する平板状治具を用い、当該治具の上面にシート状クリーニング材を配置する一方、治具の下面を下金型と接触させた状態で型締めすることを特徴とする半導体封止金型のクリーニング方法。
  8. 前記平板状治具の上面にクリーニングする部分を囲む枠状に未加硫ゴムシートを配置する一方、その枠状の未加硫ゴムシートの内側にメラミンシートを配置し、前記治具をその下面が下金型に接触した状態で金型にセットして型締めすることによりクリーニングを行なう請求項に記載の半導体封止金型のクリーニング方法。
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