JPH11166111A - 親水性材料 - Google Patents

親水性材料

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JPH11166111A
JPH11166111A JP9334503A JP33450397A JPH11166111A JP H11166111 A JPH11166111 A JP H11166111A JP 9334503 A JP9334503 A JP 9334503A JP 33450397 A JP33450397 A JP 33450397A JP H11166111 A JPH11166111 A JP H11166111A
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Katsuaki Matsuo
牟晶 松尾
Takayuki Morishita
貴之 森下
Kaori Rikiyuu
香織 利久
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Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高温下での安定性とともに、長期間の貯蔵安定
性に優れた成形物を得ることのできる親水性材料を提供
する。 【解決手段】下記の一般式(1)で表される繰り返し単
位から構成される親水性高分子化合物を主成分とし、こ
れに下記の(α)および(β)の少なくとも一方を含有
する親水性材料である。 【化1】 (α)下記の一般式(2)で表される化合物。 【化2】 (β)下記の一般式(3)で表される化合物。 【化3】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形性に富み、熱
劣化が少なく、貯蔵安定性に優れた親水性材料に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、水溶性樹脂または吸水性樹脂
といわれる、いわゆる親水性樹脂材料が、様々な用途に
用いられている。このような親水性材料として、本出願
人は、ポリアルキレンオキシド化合物とジカルボン酸類
化合物を反応させて得られる化合物(以下「ポリエステ
ルポリオール樹脂」という)およびポリアルキレンオキ
シド化合物とジイソシアネート化合物を反応させて得ら
れる化合物(以下「ポリウレタンポリオール」という)
を提案している。そして、上記化合物において、化合物
中のポリアルキレンオキシドの割合や、ジカルボン酸類
化合物およびジイソシアネート化合物の選択等により、
適宜に水溶性樹脂または吸水性樹脂とすることを提案し
ている。このようなポリエステルポリオール樹脂やポリ
ウレタンポリオールは、低温下において熱可塑性を有す
ることから比較的熱成形が容易であり、水溶性フィルム
あるいは吸水性フィルム等に容易に成形可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなポリエステルポリオール樹脂やポリウレタンポリオ
ールは、熱成形時の耐熱性や貯蔵安定時の物性劣化がし
ばしば問題となり、例えば、上記化合物を用いてフィル
ムを成形した場合等、表面積が大きくなるにつれ、フィ
ルムに亀裂が生じたり、フィルム強度が劣化することが
知られている。そこで、本出願人は、上記ポリエステル
ポリオール樹脂およびポリウレタンポリオールの耐熱性
および耐候性を改良するために先にいくつかの提案をし
ている。しかし、提案したこれらポリエステルポリオー
ル樹脂およびポリウレタンポリオールの熱安定性および
貯蔵安定性の向上効果が得られる化合物は、製品に着色
が生起し易く、その上安全性の高い化合物が少ないた
め、雑貨用途や、食品の包装材料および医療用等、特に
安全性が要求される用途に対する使用が困難となってい
るのが実情である。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、着色が生じず、熱安定性および長期間の貯蔵安
定性に優れ、安全性の高い各種材料を得ることのできる
親水性材料の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の親水性材料は、下記の一般式(1)で表さ
れる繰り返し単位から構成される親水性高分子化合物を
主成分とする親水性材料であって、下記の(α)および
(β)の少なくとも一方が含有されているという構成を
とる。
【0006】
【化6】
【0007】(α)下記の一般式(2)で表される化合
物。
【化7】 (β)下記の一般式(3)で表される化合物。
【化8】
【0008】すなわち、本発明者らは、着色が生じず、
熱安定性および長期間の貯蔵安定性の改良を目的に一連
の研究を重ねた。その結果、上記一般式(1)で表され
る繰り返し単位から構成される特殊な親水性高分子化合
物をベースとし、これに上記特定の化合物(α)および
(β)の少なくとも一方を含有すると、上記の課題が解
決されることを見いだし本発明に到達した。
【0009】そして、上記特定の化合物(α)のなかで
も、前記構造式(4)で表される化合物を用いた場合、
また上記特定の化合物(β)のなかでも、前記構造式
(5)で表される化合物を用いた場合、高温下での安定
性および貯蔵安定性のより一層優れた向上効果が得られ
るようになる。
【0010】さらに、上記特定の化合物(α)および
(β)の少なくとも一方の含有量を前記特定の範囲に設
定する場合、本発明の親水性材料を用いて得られる成形
物は、例えば、150℃の条件下2時間曝されても低分
子量化合物が生成せず、機械物性の低下もみられず優れ
た物性を備えたものとなる。さらに、40℃で12ヶ月
放置した後も、同様に低分子量化合物が生成せず、機械
物性の低下もみられない。このように、熱劣化による低
分子量化合物の生成が抑制され熱安定性が向上するとと
もに、高温下での長期にわたる優れた貯蔵安定性が得ら
れるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0012】本発明の親水性材料は、特殊な親水性高分
子化合物を主成分とし、これに特定の化合物(α)およ
び(β)の少なくとも一方を含有することにより得られ
る。なお、上記親水性高分子化合物を主成分とすると
は、本発明の親水性材料のベースとなる成分が親水性高
分子化合物であるという意味である。また、本発明にお
ける親水性材料とは、水溶性あるいは吸水性を有する材
料をいう。
【0013】上記特殊な親水性高分子化合物は、下記の
一般式(1)で表される繰り返し単位から構成される高
分子化合物である。
【0014】
【化9】
【0015】上記式(1)中、R1 は炭素数1以上の炭
化水素基であるが、特にメチル基,エチル基が好まし
い。また、上記親水性高分子化合物の重量平均分子量は
3万以上が好ましい。より好ましくは重量平均分子量1
0万〜30万である。すなわち、重量平均分子量が3万
未満では水に対する溶解速度は大きいが、フィルムやシ
ート等の成形材料として考えた場合、得られるフィルム
強度が小さく目的とする諸条件を満たすことが困難とな
る。また、重量平均分子量が30万を超えると、溶融粘
度が上昇し、熱溶融によるフィルムやシート等の成形が
容易でなくなるからである。このような条件は、後述の
親水性高分子化合物の材料であるジカルボン酸類化合物
を用いて得られた親水性高分子化合物、あるいはジイソ
シアネート化合物を用いて得られた親水性高分子化合物
ともに同様である。
【0016】このような特殊な親水性高分子化合物は、
例えば下記に示す二成分、(A)および(B)を用いて
得られる。しかも、この親水性高分子化合物中に、エチ
レンオキシド鎖が50重量%以上含有されることにより
親水性を有するものとなる。 (A)活性水素基を2個有する有機化合物に、エチレン
オキシドを単独で付加重合させてなる、あるいはエチレ
ンオキシドおよび炭素数3以上のアルキレンオキシドを
付加重合させてなる、エチレンオキシドを50重量%以
上含有する重量平均分子量5000〜30000のポリ
オキシアルキレンポリオール。 (B)ジカルボン酸類化合物およびジイソシアネート化
合物の少なくとも一方。
【0017】上記(A)の活性水素基を2個有する有機
化合物としては、主として、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、ネオペンチルグリコール、ビスフェノー
ルA、ポリテトラメチレングリコール、シクロヘキサン
−1,4−ジメタノール等の脂環式ジオール、ブチルア
ミン、ラウリルアミン、オクチルアミン、シクロヘキシ
ルアミン、アニリン等のアミン類があげられる。これら
は単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
【0018】また、上記活性水素基を2個有する有機化
合物に付加重合させるアルキレンオキシドは、エチレン
オキシド単独、またはエチレンオキシドと炭素数3以上
のアルキレンオキシドである。そして、上記エチレンオ
キシド単独は当然であるが、エチレンオキシドと炭素数
3以上のアルキレンオキシドの場合、エチレンオキシド
がアルキレンオキシド全体の50重量%以上となる必要
がある。すなわち、上記エチレンオキシドの含有量がア
ルキレンオキシド全体の50重量%未満では、水不溶性
あるいは難吸水性となり親水性材料を構成する成分とし
て適さない。上記炭素数3以上のアルキレンオキシドと
しては、プロピレンオキシド,ブチレンオキシド,スチ
レンオキシド,炭素数12以上のα−オレフィンオキシ
ド等があげられ、これらは単独でもしくは2種以上併せ
て用いられる。また、上記活性水素基を2個有する有機
化合物に、エチレンオキシドおよび炭素数3以上のアル
キレンオキシドを付加重合せしめる際の付加重合形態
は、特に限定するものではなく、エチレンオキシドと炭
素数3以上のアルキレンオキシドを交互に付加重合させ
てもよいし、両者をランダムに付加重合させてもよい。
さらに、エチレンオキシドと炭素数3以上のアルキレン
オキシドをブロック重合させてもよい。
【0019】そして、上記(A)は、上記各成分を用い
て、従来公知の方法、例えば、水酸化ナトリウム,水酸
化カリウム等の苛性アルカリを触媒として、約90〜2
00℃の温度で2〜30時間反応させて、活性水素基を
2個有する有機化合物にエチレンオキシドを含有するア
ルキレンオキシド(エチレンオキシド単独を含む)を付
加重合させることにより得ることができるが、重量平均
分子量が5000以上のものを得ることができれば好ま
しいといえる。
【0020】上記各成分を用いて得られる(A)のポリ
オキシアルキレンポリオールは、好ましくは重量平均分
子量が5000〜30000である。すなわち、重量平
均分子量が5000未満では、得られる親水性材料とし
てのポリエステルポリオール樹脂,ポリウレタンポリオ
ールからなるシート強度が不充分となり、逆に3000
0を超えると、アルキレンオキシドの付加反応が著しく
低下する傾向がみられるからである。
【0021】上記(A)と反応させる(B)のなかのジ
カルボン酸類化合物としては、ジカルボン酸,ジカルボ
ン酸無水物,ジカルボン酸の低級アルキルエステルがあ
げられる。上記ジカルボン酸としては、フタル酸,イソ
フタル酸,テレフタル酸,マロン酸,コハク酸,セバシ
ン酸,マレイン酸,フマル酸,アジピン酸,イタコン
酸,イコサン酸二酸等があげられ、上記ジカルボン酸無
水物としては、上記各種ジカルボン酸の無水物があげら
れる。そして、上記ジカルボン酸の低級アルキルエステ
ルとしては、上記各種ジカルボン酸のメチルエステル,
ジメチルエステル,エチルエステル,ジエチルエステ
ル,プロピルエステル,ジプロピルエステル等があげら
れる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられ
る。なかでも、反応の容易さより、上記カルボン酸無水
物およびジカルボン酸の低級アルキルエステルを用いる
ことが好適である。
【0022】また、上記(B)のなかのジイソシアネー
ト化合物としては、具体的には、トリレンジイソシアネ
ート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、4,4′−メ
チレン−ビス(シクロヘキシルジイソシアネート)(H
12MDI)等があげられる。さらに、ジオールまたはジ
アミン類化合物の両末端にジイソシアネートを反応させ
たジイソシアネート化合物等もあげられる。これらは上
記ジカルボン酸類化合物と同様、単独でもしくは2種以
上併せて用いられる。
【0023】上記特殊な親水性高分子化合物は、上記
(A)と(B)とを用い、つぎのように反応させて得る
ことができる。まず、(B)がジカルボン酸類化合物の
場合について述べる。すなわち、上記(A)を調製し、
これに上記(B)のジカルボン酸類化合物を添加した
後、昇温させ、80〜250℃の加熱下において0.1
〜2.7×103 Paの減圧にして脱水または脱アルコ
ールを行うことにより得られる。この間の反応時間とし
ては、通常、30分〜10時間程度である。
【0024】そして、上記(A)と(B)とを反応させ
る際の両者の配合割合(A/B)は、具体的には、当量
比で、A/B=1/0.5〜1/3.5の範囲で任意に
設定される。
【0025】つぎに、上記(B)がジイソシアネート化
合物の場合を述べる。すなわち、ジイソシアネート化合
物の場合におけるウレタン化反応は、上記のように、上
記(A)を調製し、これに上記(B)のジイソシアネー
ト化合物を添加した後、昇温させ、80〜150℃の加
熱下において、30分から240分間のウレタン化反応
を行うことにより得ることができる。上記ウレタン化反
応に際しては、公知の触媒を使用することは、本発明に
おいて特に制限するものではない。そして、このウレタ
ン化反応における、(A)と(B)の両者の配合割合
(A/B)は、具体的には、当量比で、A/B=1/
0.8〜1/1の範囲に設定することが好ましく、より
好ましくはA/B=1/0.9〜1/1の範囲である。
【0026】このようにして得られる親水性高分子化合
物の重量平均分子量は、前述のように、3万以上である
ことが好ましく、より好ましくは10万〜30万であ
る。すなわち、重量平均分子量が3万未満では、親水性
高分子化合物としての物性が損なわれる傾向がみられ、
本発明の目的とする親水性材料が得られ難くなるからで
ある。
【0027】本発明の親水性材料は、上記特殊な親水性
高分子化合物をベースとし、これに特定の化合物(α)
および(β)の少なくとも一方を含有することを特徴と
する。これは特定の化合物(α),(β)は熱安定剤と
しての作用を果たし、上記化合物を用いることにより、
優れた高温下での熱安定性と長期貯蔵安定性が得られる
ようになる。
【0028】上記特定の化合物(α)は、下記の一般式
(2)で表される化合物である。
【0029】
【化10】
【0030】上記一般式(2)において、より好ましく
は繰り返し数nが1〜3の正数であり、特に好ましくは
性能上の優位性とその化合物の安全性という点から下記
の構造式(4)で表される化合物である。
【0031】
【化11】
【0032】また、上記化合物(β)は、下記の一般式
(3)で表される化合物である。
【0033】
【化12】
【0034】上記一般式(3)中のRは、Hまたは炭素
数1〜12のアルキル基であり、より好ましくはRが炭
素数2〜4のアルキル基である。さらに、特に好ましく
は性能上の優位性という点から下記の構造式(5)で表
される没食子酸プロピルである。
【0035】
【化13】
【0036】そして、上記化合物(α),(β)のなか
でも、特に性能上の点から、および安全性という点を考
慮した場合、前記構造式(4)で表される化合物を用い
ることが好適である。
【0037】これら化合物(α)および(β)の少なく
とも一方の含有量は、親水性材料中0.03〜5重量%
の範囲に設定することが好ましく、より好ましくは0.
1〜0.5重量%である。すなわち、上記化合物(α)
および(β)の少なくとも一方の含有量が0.03重量
%未満では、本発明の目的である高温下での熱安定性
と、長期貯蔵時の貯蔵安定性の向上効果が得られ難く、
逆に5重量%を超えると親水性材料自身に着色を帯び、
また機械強度の低下傾向がみられ、さらに経済的にも不
利となるからである。
【0038】本発明の親水性材料には、前記特殊な親水
性高分子化合物と、上記特定の化合物(α)および
(β)の少なくとも一方以外に、高温下での熱安定性な
らびに貯蔵安定性を損なわない範囲で、その用途等に応
じて、安定剤,着色剤,紫外線吸収剤等の従来公知の他
の添加剤を適宜配合してもよい。
【0039】本発明の親水性材料は、例えばつぎのよう
にして得ることができる。すなわち、まず、特殊な親水
性高分子化合物を前記方法に従って調製する。ついで、
この特殊な親水性高分子化合物に、前記特定の化合物
(α)および(β)の少なくとも一方を添加するととも
に、上記他の添加剤を添加することにより得ることがで
きる。上記各成分の添加方法としては、均一に配合する
ことが好ましく、この条件を満たすことができれば特に
その配合方法を限定するものではないが、上記特殊な親
水性高分子化合物を溶融させながら混合する溶融混合法
が好ましい。
【0040】このようにして得られる親水性材料は、上
記特定の化合物(α)および(β)の少なくとも一方が
添加されても、着色度合いが極めて少なく、高温下での
熱安定性に富み、貯蔵安定性にも優れた特性を有するも
のである。
【0041】本発明の親水性材料は、例えば、フィルム
状あるいはシート状に成形して用いられる。上記フィル
ム状の成形方法の一例について述べると、上記親水性材
料を溶媒に溶解しフィルム形成材料となる溶液を作製す
る。ついで、この溶液を用い、通常の方法である、溶液
流延法によりフィルム状に形成することによりフィルム
が得られる。
【0042】すなわち、上記フィルム形成材料である溶
液を用い、キャスティングロールまたはコーター等の公
知の方法により離型紙上に塗布するか、もしくはスプレ
ーにより離型紙上に塗布し乾燥させてフィルムを製造す
る方法があげられる。その他溶融押出法でもフィルムを
容易に製造することは可能であるが、いずれの方法にお
いても所望のフィルムが得られるのであれば特に限定す
るものではない。
【0043】ここで、上記溶液流延法で使用される溶媒
としては、上記各成分を溶解させるものであれば特に限
定するものではないが、例えば、水およびメタノール,
イソプロピルアルコール等の低級アルコール、アセトニ
トリル、アセトン、メチルエチルケトン、クロロホル
ム、塩化メチレン等があげられる。
【0044】このようにして得られるフィルムの厚み
は、その使用用途に応じて数μm〜数百μmの範囲内で
適宜に設定される。
【0045】つぎに、実施例を比較例と併せて説明す
る。
【0046】
【実施例1】エチレングリコール62重量部(以下
「部」と略す)に、触媒下(KOH)、エチレンオキシ
ドを19800部(付加モル数:450モル)単独で付
加重合させてポリアルキレンオキシド化合物(エチレン
オキシド100%)を得た。この化合物をJIS K
1557に基づき、水酸基価(OHV)を測定し、OH
V5.65の結果を得た。これらの結果から、重量平均
分子量19,862のポリアルキレンオキシド化合物で
あることがわかった。ついで、このポリアルキレンオキ
シド化合物198.6部に、ジメチルフタレート2.0
4部(当量比1/1.05)加え、公知の方法でエステ
ル交換反応を行い、重量平均分子量15万5000の親
水性高分子化合物を得た〔前記一般式(1)で表される
繰り返し単位において、A,X,R2 は下記のとおりで
ある〕。
【0047】
【化14】
【0048】上記親水性高分子化合物の分子量測定は、
ゲル浸透クロマトグラフィー(HLC−8020:東ソ
ー社製、以下同じ)を用い、溶離液はアセトニトリル/
水〔=5/5(容積比)〕の混合溶液とした。得られた
親水性高分子化合物を100℃に加温された熱プレスで
厚み2〜3mmにシート化し、角ペレタイザーでペレッ
ト化した。さらに、ペレット化した親水性高分子化合物
に、前記構造式(4)で表される化合物を0.05部添
加し〔構造式(4)で表される化合物の含有量は全体の
0.05重量%〕、予備混合した後、2軸押出機を使用
して、110℃で厚み50μmのフィルムを作製した。
【0049】
【実施例2】プロピレングリコール76部に、触媒下
(KOH)、プロピレンオキシドを4224部(付加モ
ル数:72.73モル)単独で付加重合させてポリアル
キレンオキシド中間物質を得た。この中間物質をJIS
K 1557に基づき、水酸基価(OHV)を測定し
た結果、重量平均分子量4300のポリアルキレンオキ
シド中間物質であることがわかった。ついで、このポリ
アルキレンオキシド中間物質に、エチレンオキシド92
00部(付加モル数:209.09モル)単独で付加重
合せしめポリアルキレンオキシド化合物を得た(エチレ
ンオキシド68.1重量%)。このポリアルキレンオキ
シド化合物は、上記と同様OHVを測定した結果、重量
平均分子量13500であった。このポリアルキレンオ
キシド化合物135部に、セバシン酸ジメチル2.57
部加え、公知の方法でエステル交換反応を行い、重量平
均分子量10万2000の親水性高分子化合物(ポリエ
ステルポリオール)を得た〔前記一般式(1)で表され
る繰り返し単位において、A,X,R2 は下記のとおり
である〕。上記エステル交換反応での当量比は、ポリア
ルキレンオキシド化合物/セバシン酸ジメチル=1/
1.05であり、ポリアルキレンオキシド化合物および
中間物質の分子量は、上記実施例1と同様のOHVによ
り、また親水性高分子化合物の分子量は、上記実施例1
と同様ゲル浸透クロマトグラフィーを用いた。
【0050】
【化15】
【0051】得られた親水性高分子化合物を100℃に
加温された熱プレスで厚み2〜3mmにシート化し、角
ペレタイザーでペレット化した。さらに、ペレット化し
た親水性高分子化合物に、前記構造式(4)で表される
化合物を2部添加し〔構造式(4)で表される化合物の
含有量は全体の2重量%〕、予備混合した後、2軸押出
機を使用して、110℃で厚み50μmのフィルムを作
製した。
【0052】
【実施例3】上記実施例2と同様な方法で、ジエチレン
グリコール106部にブチレンオキシド1194部(付
加モル数:16.56モル)付加重合させた。このと
き、得られた中間物質の重量平均分子量は1300であ
った。ついで、このポリアルキレンオキシド中間物質
に、エチレンオキシド5200部(付加モル数:11
8.18モル)単独で付加重合せしめポリアルキレンオ
キシド化合物を得た(エチレンオキシド80重量%)。
このポリアルキレンオキシド化合物は、上記と同様OH
Vを測定した結果、重量平均分子量6500であった。
つぎに、このポリアルキレンオキシド化合物65部に、
ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)1.68部
を加え、120℃330分ウレタン化反応を行い、重量
平均分子量75000の親水性高分子化合物を得た〔前
記一般式(1)で表される繰り返し単位において、A,
X,R2 は下記のとおりである〕。なお、このウレタン
化反応においては、ポリアルキレンオキシド化合物の
0.005重量%のジブチルチンジラウレート触媒を用
いた。上記ウレタン化反応での当量比は、ポリアルキレ
ンオキシド化合物/HDI=1/1であった。
【0053】
【化16】
【0054】この親水性高分子化合物に上記実施例1と
同様な方法に従い、前記構造式(4)で表される特定の
化合物を0.3部添加し〔構造式(4)で表される化合
物の含有量は全体の0.3重量%〕、実施例1と同様に
して厚み50μmのフィルムを得た。なお、ポリアルキ
レンオキシド化合物および中間物質の分子量は、上記実
施例1と同様のOHVにより、また親水性高分子化合物
の分子量は、上記実施例1と同様ゲル浸透クロマトグラ
フィーを用いた。
【0055】
【実施例4】エチレングリコール62部にプロピレンオ
キシド7938部(付加モル数:136.67モル)を
付加重合せしめ、重量平均分子量8000の中間物質を
得た。この中間物質にエチレンオキシドを20000部
(付加モル数:454.55)単独で付加重合し、ポリ
アルキレンオキシド化合物を得た(エチレンオキシド7
1.4重量%)。このポリアルキレンオキシド化合物
は、上記と同様OHVを測定した結果、重量平均分子量
28000であった。つぎに、このポリアルキレンオキ
シド化合物280部に、4,4′−メチレン−ビス(シ
クロヘキシルジイソシアネート)(H12MDI)を2.
63部加え、120℃330分ウレタン化反応を行い、
重量平均分子量189000の親水性高分子化合物を得
た〔前記一般式(1)で表される繰り返し単位におい
て、A,X,R2 は下記のとおりである〕。なお、この
ウレタン化反応においては、ポリアルキレンオキシド化
合物の0.005重量%のジブチルチンジラウレート触
媒を用いた。上記ウレタン化反応での当量比は、ポリア
ルキレンオキシド化合物/H12MDI=1/1であっ
た。
【0056】
【化17】
【0057】この親水性高分子化合物に上記実施例1と
同様な方法に従い、前記構造式(5)で表される没食子
酸プロピルを0.03部添加し〔構造式(5)で表され
る没食子酸プロピルの含有量は全体の0.03重量
%〕、実施例1と同様にして厚み50μmのフィルムを
得た。なお、ポリアルキレンオキシド化合物および中間
物質の分子量は、上記実施例1と同様のOHVにより、
また親水性高分子化合物の分子量は、上記実施例1と同
様ゲル浸透クロマトグラフィーを用いた。
【0058】
【実施例5】エチレングリコール62部に、エチレンオ
キシド7938部(付加モル数:180.41モル)を
付加重合させてポリアルキレンオキシド化合物を得た。
このポリアルキレンオキシド化合物は、上記と同様OH
Vを測定した結果、重量平均分子量8000であった。
ついで、このポリアルキレンオキシド化合物80部に、
イコサン酸二酸ジメチルエステルを3.82部加え(当
量比1/1.03)加え、公知の方法でエステル交換反
応を行い、重量平均分子量84000の親水性高分子化
合物を得た〔前記一般式(1)で表される繰り返し単位
において、A,X,R2 は下記のとおりである〕。
【0059】
【化18】
【0060】この親水性高分子化合物に上記実施例1と
同様な方法に従い、前記構造式(5)で表される没食子
酸プロピルを4部添加し〔構造式(5)で表される没食
子酸プロピルの含有量は全体の4重量%〕、実施例1と
同様にして厚み50μmのフィルムを得た。なお、ポリ
アルキレンオキシド化合物の分子量は、上記実施例1と
同様のOHVにより、また親水性高分子化合物の分子量
は、上記実施例1と同様ゲル浸透クロマトグラフィーを
用いた。
【0061】
【実施例6】エチレングリコール62部に、ブチレンオ
キシド4945.5部(付加モル数:68.57モル)
を付加重合せしめ重量平均分子量5000の中間物質を
得た。この中間物質にエチレンオキシドを20000部
(付加モル数:454.55)単独で付加重合し、ポリ
アルキレンオキシド化合物(エチレンオキシド80重量
%)を得た。このポリアルキレンオキシド化合物は、上
記と同様OHVを測定した結果、重量平均分子量250
00であった。ついで、このポリアルキレンオキシド化
合物250部に、イソホロンジイソシアネート(IPD
I)2.2部を加え、120℃330分のウレタン化反
応を行い、重量平均分子量173000の親水性高分子
化合物を得た〔前記一般式(1)で表される繰り返し単
位において、A,X,R2 は下記のとおりである〕。な
お、このウレタン化反応においては、ポリアルキレンオ
キシド化合物の0.005重量%のジブチルチンジラウ
レート触媒を用いた。また、上記ウレタン化反応での当
量比は、ポリアルキレンオキシド化合物/IPDI=1
/1であった。
【0062】
【化19】
【0063】この親水性高分子化合物に上記実施例1と
同様な方法に従い、前記構造式(5)で表される没食子
酸プロピルを0.3部添加し〔構造式(5)で表される
没食子酸プロピルの含有量は全体の0.3重量%〕、実
施例1と同様にして厚み50μmのフィルムを得た。な
お、ポリアルキレンオキシド化合物の分子量は、上記実
施例1と同様のOHVにより、また親水性高分子化合物
の分子量は、上記実施例1と同様ゲル浸透クロマトグラ
フィーを用いた。
【0064】
【実施例7】前記構造式(4)で表される化合物の添加
量を5部とした〔構造式(4)で表される化合物の含有
量は全体の5重量%〕。それ以外は前記実施例1と同様
にして厚み50μmのフィルムを作製した。
【0065】
【実施例8】前記構造式(4)で表される化合物の添加
量を2部、前記構造式(5)で表される没食子酸プロピ
ルの添加量を3部とし、これら化合物の合計添加量を5
部とした〔構造式(4)で表される化合物および構造式
(5)で表される没食子酸プロピルの総含有量は全体の
5重量%〕。それ以外は前記実施例1と同様にして厚み
50μmのフィルムを作製した。
【0066】
【比較例1〜8】上記実施例1〜8で得られた親水性高
分子化合物のみ〔特定の化合物(α),(β)を含有し
ない〕を用い、100℃の熱プレスで、厚み2〜3mm
にシート化した後、角ペレタイザーでペレット化した
後、2軸押出機を使用して、110℃で厚み50μmの
フィルムを作製した。なお、比較例1は実施例1に、比
較例2は実施例2に、比較例3は実施例3に、比較例4
は実施例4に、比較例5は実施例5に、比較例6は実施
例6に、比較例7は実施例7に、比較例8は実施例8に
それぞれ対応している。
【0067】このようにして得られた実施例品および比
較例品の各フィルムを用い、各種項目(高温下での耐熱
性および貯蔵安定性)について測定・評価した。これら
の評価結果を後記の表1〜表2に示す。なお、上記各種
項目の測定方法および評価基準を下記に示す。
【0068】〔高温下での耐熱試験方法〕ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィー(GPC)にて厚み50μ
mの各フィルムの分子量を測定した後、各フィルムを恒
温乾燥器中に100℃の条件下2時間放置した。この放
置後の各フィルムを上記と同様GPCにて分子量測定を
行い、分子量の劣化を調べた。また、放置前後の各フィ
ルムについて、JIS K7127に基づいて機械強度
(TB:引張強度、EB:伸び率)も測定した。
【0069】〔色相試験〕上記実施例および比較例で得
られた厚み50μmの各フィルムを用い、その着色の有
り無しについて、肉眼で評価した。そして、互いに色相
が異ならなかったものを○、異なったものを×として表
示した。
【0070】〔貯蔵安定性試験〕厚み50μmの各フィ
ルムを40℃の恒温器中に150日放置後、分子量の変
化および機械物性の変化について調べた。すなわち、上
記耐熱試験と同様、放置前後の各フィルムを上記と同様
GPCにて分子量測定を行い、分子量の劣化を調べた。
また、放置前後の各フィルムについて、上記耐熱試験と
同様の方法にて機械強度(TB、EB)も測定した。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】上記表1および表2の結果から、実施例品
は、色相も変化なく、着色性において問題がなかった。
しかも、耐熱試験における分子量の変化も少なく、機械
強度に関しても比較例品と比べて劣化の度合いが少なか
った。これらのことから、実施例品は、耐熱性に優れ、
しかも長期の貯蔵安定性に優れていることは明らかであ
る。これに対して、比較例品は、耐熱試験における分子
量の変化が大きく、機械強度に関しても劣化の度合いが
大きかった。したがって、品質が著しく劣化しているこ
とがわかる。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明の親水性材料は、
特殊な親水性高分子化合物を主成分とし、これに前記特
定の化合物(α)および化合物(β)の少なくとも一方
を含有したものである。このため、熱安定性が向上し
て、高温下での劣化が抑制されるとともに、優れた長期
の貯蔵安定性を備えている。
【0075】そして、上記特定の化合物(α)のなかで
も、特に前記構造式(4)で表される化合物を用いる
と、また上記特定の化合物(β)のなかでも、特に前記
構造式(5)で表される化合物を用いると、高温下での
安定性および貯蔵安定性のより一層優れた向上効果が得
られる。
【0076】さらに、上記特定の化合物(α)および
(β)の少なくとも一方の含有量を前記特定の範囲に設
定すると、本発明の親水性材料を用いて得られる成形物
は、例えば、150℃の条件下2時間曝されても低分子
量化合物が生成せず、機械物性の低下もみられず優れた
物性を備えたものとなる。さらに、40℃で12ヶ月放
置した後も、同様に低分子量化合物が生成せず、機械物
性の低下もみられない。このように、熱劣化による低分
子量化合物の生成が抑制され熱安定性が向上するととも
に、高温下での長期にわたる優れた貯蔵安定性が得られ
るようになる。
【0077】このようなことから、本発明の親水性材料
は、広範囲の用途に使用することが可能であるが、この
親水性材料をフィルム状あるいはシート状に成形した場
合、特に、高い安全性が要求される分野、例えば、食品
の包装材料、医薬品の包装材料等に有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 75/08 C08L 75/08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1)で表される繰り返し
    単位から構成される親水性高分子化合物を主成分とする
    親水性材料であって、下記の(α)および(β)の少な
    くとも一方が含有されていることを特徴とする親水性材
    料。 【化1】 (α)下記の一般式(2)で表される化合物。 【化2】 (β)下記の一般式(3)で表される化合物。 【化3】
  2. 【請求項2】 上記(α)が下記の構造式(4)で表さ
    れる化合物である請求項1記載の親水性材料。 【化4】
  3. 【請求項3】 上記(β)が下記の構造式(5)で表さ
    れる化合物である請求項1または2記載の親水性材料。 【化5】
  4. 【請求項4】 上記(α)および(β)の少なくとも一
    方の含有量が、親水性材料中0.03〜5重量%の範囲
    に設定されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の
    親水性材料。
  5. 【請求項5】 上記一般式(1)で表される繰り返し単
    位から構成される親水性高分子化合物が、下記の(A)
    および(B)を反応させてなるものである請求項1〜4
    のいずれか一項に記載の親水性材料。 (A)活性水素基を2個有する有機化合物に、エチレン
    オキシドを単独で付加重合させてなる、あるいはエチレ
    ンオキシドおよび炭素数3以上のアルキレンオキシドを
    付加重合させてなる、エチレンオキシドを50重量%以
    上含有する重量平均分子量5000〜30000のポリ
    オキシアルキレンポリオール。 (B)ジカルボン酸類化合物およびジイソシアネート化
    合物の少なくとも一方。
  6. 【請求項6】 親水性高分子化合物の重量平均分子量
    が、3万以上である請求項1〜5のいずれか一項に記載
    の親水性材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015083644A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 株式会社Adeka 防湿剤、セルロース系樹脂組成物、およびこれを用いたフィルム

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