JPH11163375A - モジュール組立装置及び組立方法並びに組立方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

モジュール組立装置及び組立方法並びに組立方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体

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JPH11163375A
JPH11163375A JP9328428A JP32842897A JPH11163375A JP H11163375 A JPH11163375 A JP H11163375A JP 9328428 A JP9328428 A JP 9328428A JP 32842897 A JP32842897 A JP 32842897A JP H11163375 A JPH11163375 A JP H11163375A
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JP9328428A
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Eiji Yoshida
英治 吉田
Kazuo Fukui
和雄 福井
Masao Senda
昌男 千田
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ろう接剤の融点に制約されることなく、自動
的に、かつ高速に光モジュールを組立てることができる
装置の提供。 【解決手段】 部品搭載アーム部7のコレット11に挟
持された部品5は光モジュールケース101に載置され
た直後に超音波振動子12により振動が印加される。そ
の振動による摩擦熱により部品5の裏面に塗布されたソ
ルダが溶解し部品5は光モジュールケース101と接合
する。これを必要回数実行し部品を積層させて光モジュ
ールケース101に接合する。接合時間は短時間で済む
ためその摩擦熱が一段下の層のソルダに伝導することは
ほとんどない。これによりろう接剤の融点に制約される
ことなく任意にろう接剤を選択できる。又、自動的に、
かつ高速に組み立てることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモジュール組立装置
及び組立方法並びに組立方法を実行するためのプログラ
ムを記録した記録媒体に関し、特に光通信に用いられる
光モジュールのモジュール組立装置及び組立方法並びに
組立方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、光モジュールの構造について説明
する。図7は光モジュールの一例の断面図である。
【0003】光モジュールは、光モジュールケース10
1と、光モジュールケース101上に載置されたペルチ
ェクーラ素子102と、そのペルチェクーラ素子102
上に載置されたフォトダイオードキャリア103及びレ
ーザダイオードキャリア104と、フォトダイオードキ
ャリア103上に載置された温度センシング素子105
及びフォトダイオード素子106と、レーザダイオード
キャリア104上に載置されたレーザダイオード素子1
07と、レンズ・レンズホルダ108とからなる。これ
らの部品は半田を用いて積層して接合されている。
【0004】次に、光モジュールの組立方法の従来技術
について説明する。従来技術1として、光モジュールの
ケースを保持、加熱するヒータステージがあり、作業者
が光モジュールのケースをヒータステージに載置した
後、ピンセットで半田、搭載部品の順序で繰り返し部品
を積層させて接合するという技術がある。このとき、半
田は下部のものほど融点の高いものを使用する。
【0005】図8は従来技術2の動作を示す模式説明図
である。なお、同図において図7と同様の構成部分につ
いては同一番号を付し、その説明を省略する。
【0006】図8を参照して、従来技術2として光モジ
ュールのケース101を保持、加熱するヒータステージ
110と、予備半田用の半田槽111があり、作業者が
光モジュールのケース101をヒータステージ110に
載置した後、ピンセット112で予め搭載部品(例え
ば、フォトダイオードキャリア)103の裏面接合部に
半田115を馴染ませて(予備半田して)おき、半田1
15の再融解が起こらない範囲の温度(200℃前後)
に設定された光モジュールケース101上に、下部の部
品から順次載置、接合する技術がある。
【0007】図9は従来技術3の動作を示す模式説明図
である。なお、同図において図7及び図8と同様の構成
部分については同一番号を付し、その説明を省略する。
【0008】図9を参照して、従来技術3として光モジ
ュールケース101を保持するヒータステージ110が
あり、ホットガスブローノズル113より噴出される加
熱したガスG(空気又は窒素)を光モジュールケース1
01の上部から吹き付けて、光モジュールケース101
上に各部品を、下部の部品から順次載置、接合する技術
がある。
【0009】図10は従来技術4の動作を示す模式説明
図である。これは特開平2−12930号公報に開示さ
れた技術である。
【0010】図10を参照して、従来技術4は光モジュ
ールに対応するものではないが、銅製のリードフレーム
121(同図a)のペレットマウント位置に固形半田1
22を供給して(同図b)、その上に半導体ペレット1
23を供給し(同図c)、リードフレーム121、固形
半田122及び半導体ペレット123の積層体に常温、
通常雰囲気下で超音波ボンディングツール124を用い
て圧接力と超音波振動を印加することでこれら三者を接
着させる(同図d)ものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】まず、従来技術1の課
題から説明する。光モジュールの搭載部品に「ペルチェ
クーラ素子」を使用する場合がある。この「ペルチェク
ーラ素子」の接合には構造上半田が用いられるため、搭
載作業時の設定温度は200℃以下に制限される。
【0012】ところで、この「ペルチェクーラ素子」は
光モジュールの最下部に搭載しなければならないため、
半田より融点の高いソルダ(ろう接剤)が使用できない
という制約が生じる。
【0013】次に、従来技術2及び3の課題について説
明する。これらの場合、搭載部品の接合部に十分半田が
馴染まない場合があり、電気的には接合されていても光
モジュールとしての動作時の発熱の放熱効果が不十分と
なって特性劣化を引き起こすという課題がある。
【0014】さらに、これらの方法では作業者の手に頼
るところとなり、量産性が低いという課題もある。
【0015】又、従来はこの光モジュールを構成する搭
載部品の接合のための半田を酸化させないよう光モジュ
ールをカバーで覆い、窒素ガス等(不活性ガス)を用い
てその雰囲気を作って作業を行っていたため、これらの
ガスのランニングコストも膨大なものとなるという課題
もある。
【0016】次に、従来技術4の課題について説明す
る。ここに開示されている方法は、「金属間の接合方
法」の一つで既に公知の接合技術として多くの文献に記
載されている技術の応用であり、これを半導体装置に応
用したものである。
【0017】しかし、この方法を光モジュールに適用し
ようとした場合、光モジュールは構造上積層体をなして
おり、各搭載物の材質、体積の違いから接合条件は搭載
物ごとに異なるため、この積層体を1回の振動で接合さ
せることは困難という課題がある。
【0018】又、結果として接合させることができたと
しても光モジュールの製造に多大な時間を要するという
課題が発生する。
【0019】そこで本発明の目的は、ろう接剤の融点に
制約されることなく、自動的に、かつ高速に光モジュー
ルを組立てることができるモジュール組立装置及び組立
方法並びに組立方法を実行するためのプログラムを記録
した記録媒体を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、モジュールケースに部品を1個ずつ積層さ
せて接合するモジュール組立装置であって、そのモジュ
ール組立装置を前記モジュールケースを加熱台に載置す
る第1載置手段と、前記部品にろう接剤を供給するろう
接剤供給手段と、前記ろう接剤が供給された部品を1個
ずつ順に前記加熱台上の前記モジュールケースに積層さ
せて載置する第2載置手段と、前記第2載置手段にて1
個の部品を載置した後、その部品に振動を印加する振動
印加手段とを含むことを特徴とする。
【0021】本発明による他の発明は、モジュールケー
スに部品を1個ずつ積層させて接合するモジュール組立
方法であって、そのモジュール組立方法を全ての前記部
品に予めろう接剤を供給しておく第1工程と、この第1
工程の次に前記モジュールケースを加熱台に載置する第
2工程と、この第2工程の次に前記複数の部品のうちの
1個を前記モジュールケース上に載置する第3工程と、
この第3工程の次に前記モジュールケース上に載置され
た部品に振動を印加する第4工程と、前記第3工程及び
第4工程を前記部品数分だけ繰り返し前記モジュールケ
ース上に前記複数の部品を積層させて接合する第5工程
とを含むことを特徴とする。
【0022】さらに本発明による他の発明は、モジュー
ルケースに部品を1個ずつ積層させて接合するモジュー
ル組立方法を実行するためのプログラムを記録した記録
媒体であって、その記録媒体に全ての前記部品に予めろ
う接剤を供給しておく第1工程と、この第1工程の次に
前記モジュールケースを加熱台に載置する第2工程と、
この第2工程の次に前記複数の部品のうちの1個を前記
モジュールケース上に載置する第3工程と、この第3工
程の次に前記モジュールケース上に載置された部品に振
動を印加する第4工程と、前記第3工程及び第4工程を
前記部品数分だけ繰り返し前記モジュールケース上に前
記複数の部品を積層させて接合する第5工程とを実行す
るためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0023】本発明及び他の発明によれば、部品とモジ
ュールケース間にろう接剤を供給した状態で部品に振動
を印加することにより、摩擦熱によりろう接剤が融解し
部品とモジュールケースとが接合される。部品と部品の
接合の場合も同様である。
【0024】さらに本発明による他の発明によれば、部
品を1つずつモジュールケースに積層させて接合する
際、その部品に振動を与えてろう接剤を摩擦熱により融
解させるモジュール組立方法を実行するためのプログラ
ムを記録した記録媒体が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の図に
おいて従来例と同様の構成部分については同一番号を付
し、その説明を省略する。
【0026】図1は本発明に係るモジュール組立装置の
第1の実施の形態の構成図である。
【0027】モジュール組立装置は、光モジュールケー
ス101と、この光モジュールケース101が収納され
るケース供給ステージ1と、光モジュールケース101
を供給するケース供給アーム部2と、ソルダ(半田)1
15が収納されるソルダ供給ステージ3と、ソルダ11
5を供給するソルダ供給アーム部4と、部品5と、この
部品5が収納される部品供給ステージ6と、部品5を供
給する部品搭載アーム部7と、光モジュールケース10
1が載置されるヒータステージ(加熱台)110と、部
品5接合後の光モジュールケース101を収納させるケ
ース収納アーム部9と、部品5接合後の光モジュールケ
ース101が収納されるケース収納ステージ15と、ケ
ース供給アーム部2、ソルダ供給アーム部4、部品搭載
アーム部7、ケース収納アーム部9及び後述する超音波
発振器13を制御する制御部10とからなる。
【0028】又、部品搭載アーム部7は搭載部品5を保
持(真空保持又は挟持)するコレット11と、搭載部品
5を接合する際に超音波振動を与える超音波振動子12
と、超音波を発振する超音波発振器13とからなる。
【0029】一方、光モジュールケース101はヒータ
ステージ110により約150℃に加熱され、複数の搭
載部品5は各々の部品ごとに分類・整列されて部品供給
ステージ6に収納されている。
【0030】次に、動作の詳細について説明する。図2
はモジュール組立装置の動作説明用の模式説明図、図3
〜図5はモジュール組立装置の動作を示すフローチャー
トである。
【0031】図2は動作の概要を示している。同図にお
いて図1と同様の構成部分については同一番号を付し、
その説明を省略する。
【0032】同図は約150℃に加熱されたヒータステ
ージ110上に光モジュールケース101が載置され、
その光モジュールケース101上には既にペルチェクー
ラ素子102が接合された状態を示している。
【0033】接合する部品5はその裏面にソルダ115
が塗布された後、コレット11に挟持され、部品搭載ア
ーム部7によりペルチェクーラ素子102上に載置され
る。次に、部品5がペルチェクーラ素子102上に載置
された直後に超音波振動子12によりその部品5にペル
チェクーラ素子102と接合するに適切な振幅の超音波
振動が印加される。
【0034】この超音波振動が部品5に印加されると、
ヒータステージ110から伝わる伝導熱とこの振動によ
る摩擦熱とによりソルダ115の融点約180℃を超え
てソルダ115が融解される。これにより、部品5はペ
ルチェクーラ素子102と接合される。
【0035】なお、接合に要する時間は数秒であり、こ
れまでの手作業に比べ接合時間は大幅に短縮される。
【0036】又、短時間に接合が終了するため、そのソ
ルダ115の熱が一段下の層のソルダ115に伝導する
おそれがほとんどない。従って、部品5の種類によって
ソルダ115の融点が制約されるということもほとんど
ない。
【0037】この時、融解したソルダ115を固形化す
るため、乾燥空気等がソルダ115に吹き付けられる。
【0038】以上の部品搭載動作を繰り返し、全ての部
品搭載が終了した後、ケース収納アーム部9により部品
搭載済みの光モジュールケース101はケース収納ステ
ージ15に収納される。
【0039】なお、これらの制御は所定のプログラムに
従い制御部10が行う。
【0040】次に、制御部10が行う制御の詳細につい
て図3〜図5のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0041】この制御を第2及び第3の実施の形態に分
けて説明する。まず、第2の実施の形態について説明す
る。
【0042】図3及び図4は第2の実施の形態の動作を
示すフローチャートである。まず、部品5の裏面に予め
ソルダ115を塗布しておく(S1)。
【0043】次に、制御部10はケース供給アーム部2
にケース供給ステージ1より光モジュールケース101
を取出させる(S2)。そして、取出した光モジュール
ケース101をヒータステージ110上に載置させる
(S3)。
【0044】次に、制御部10は部品搭載アーム部7に
部品供給ステージ6より最初に接合する部品を1つ取出
させる(S4)。本実施の形態ではこの部品5はペルチ
ェクーラ素子102である。
【0045】そして、その部品5を光モジュールケース
101上に載置させる(S5)。この光モジュールケー
ス101は前述したようにヒータステージ110により
約150℃に加熱されている。
【0046】次に、制御部10は部品5が光モジュール
ケース101上に載置された直後に超音波発振器13に
超音波を発振させ、超音波振動子12を介して部品5に
超音波振動を印加する(S6)。
【0047】この超音波振動により部品5の裏面に塗布
されたソルダ115は光モジュールケース101との摩
擦熱により溶解し、これにより部品5と光モジュールケ
ース101は接合される(S7)。
【0048】次に、溶解したソルダ115には不図示の
エアブローにより乾燥空気等が吹き付けられ、ソルダ1
15は固形化する(S8)。
【0049】なお、部品5に印加する振動数(超音波エ
ネルギ)は部品5個々の熱容量等により異なる。制御部
10はこの部品5個々の振動数データ及び振動を印加す
る時間データをパラメータとして予め不図示のメモリに
保持している。
【0050】この振動数データ及び時間データとは、ヒ
ータステージ110から光モジュールケース101に伝
わる伝導熱と振動による摩擦熱とでソルダを融解させる
に十分な振動数及び時間である。
【0051】次に、制御部10は必要個数の部品5の接
合が終了したか否かを調べる(S9)。
【0052】そして、まだ必要個数の部品5の接合が終
了していない場合はS4に戻り、S4〜S9の工程を繰
り返す。このとき、部品5は積層させて接合される。
【0053】一方、S9にて必要個数の部品5の接合が
終了した場合は、制御部10はケース収納アーム部9に
部品5接合後の光モジュールケース101をケース収納
ステージ15に収納させる(S10)。これで動作は終
了となる。
【0054】なお、第2の実施の形態ではS1にて部品
5の裏面に予めソルダ115を塗布しておくよう構成し
たため、ソルダ115を供給するためのソルダ供給アー
ム部4が不要になり、もって装置の単純化が図れるとい
う利点がある。
【0055】次に、第3の実施の形態について説明す
る。図5は第3の実施の形態の動作を示すフローチャー
トである。なお、S6〜S10の工程は図4と同一であ
るため図示を省略する。
【0056】第3の実施の形態が第2の実施の形態と異
なる点は、第2の実施の形態ではまずS1にて部品5の
裏面にソルダ115を塗布したが、第3の実施の形態で
はこの工程を、部品5を光モジュールケース101に載
置する直前に行わせたことである。
【0057】まず、制御部10はケース供給アーム部2
にケース供給ステージ1より光モジュールケース101
を取出させる(S11)。そして、取出した光モジュー
ルケース101をヒータステージ110上に載置させる
(S12)。
【0058】次に、制御部10は部品搭載アーム部7に
部品供給ステージ6より最初に接合する部品を1つ取出
させる(S13)。本実施の形態ではこの部品5はペル
チェクーラ素子102である。
【0059】次に、制御部10はソルダ供給アーム部4
にソルダ供給ステージ3よりソルダ115を取出させ、
そのソルダ供給アーム部4に部品5の裏面にそのソルダ
115を塗布させる(S14)。
【0060】その直後に制御部10はその部品5を光モ
ジュールケース101上に載置させる(S15)。
【0061】この工程S15の次は図4のS6へ進み、
以後第2の実施の形態と同様にS6〜S9及びS10の
工程を行う。従って、S6以降の動作の説明は第2の実
施の形態と重複するため省略する。
【0062】なお、部品5の裏面にそのソルダ115を
塗布させる(S14)形態には2とおりあるので次にこ
れを説明する。
【0063】第1の塗布形態は、ソルダ供給ステージ3
には予めソルダ片115が整列されており、そのソルダ
115片はソルダ供給アーム部4により吸着・搬送さ
れ、被搭載面に部品5を載置する直前にその部品5に塗
布されるというものである。
【0064】第2の塗布形態は、ソルダテープ(不図
示)を巻き付けたソルダテープ供給スプール(不図示)
から一定量のソルダが繰り出されてソルダカッタ(不図
示)で切断され、ソルダ供給ステージ3に供給される。
そのソルダはソルダ供給アーム部4により吸着・搬送さ
れ、被搭載面に部品5を載置する直前にその部品5に塗
布されるというものである。
【0065】制御部10はこれら一連の動作を作業者の
介在なしに行う。
【0066】次に、第4の実施の形態について説明す
る。第4の実施の形態はモジュール組立方法を実行する
ためのプログラムを記録した記録媒体に関するものであ
る。
【0067】図6は第4の実施の形態の構成図である。
これは記録媒体及び記録媒体を駆動する駆動装置の構成
図である。
【0068】駆動装置は、制御部10´と、制御部10
´にデータを入力する入力装置22と、制御部10´よ
りデータを出力する出力装置23と、制御部10´によ
りデータの読書きがなされる記憶装置24とからなる。
【0069】この制御部10´は前述したケース供給ア
ーム部2、ソルダ供給アーム部4、部品搭載アーム部
7、ケース収納アーム部9及び超音波発振器13を制御
する制御部10の機能を包含している。
【0070】又、記録媒体25にはモジュール組立方法
を実行するためのプログラムが記録されている。
【0071】次に、動作について説明する。まず、入力
装置22よりプログラムのロード命令が入力されると、
制御部10´は記録媒体25よりプログラムを読込み、
その読込んだプログラムを記憶装置24に書込む。
【0072】次に、入力装置22よりプログラムを開始
させる命令が入力されると、制御部10´は記憶装置2
4よりプログラムを読込み、そのプログラムに従ってケ
ース供給アーム部2、ソルダ供給アーム部4、部品搭載
アーム部7、ケース収納アーム部9及び超音波発振器1
3を制御する。
【0073】そのプログラムとは図3〜図5のフローチ
ャートに示される工程である。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、モジュールケースに部
品を1個ずつ積層させて接合するモジュール組立装置で
あって、そのモジュール組立装置を前記モジュールケー
スを加熱台に載置する第1載置手段と、前記部品にろう
接剤を供給するろう接剤供給手段と、前記ろう接剤が供
給された部品を1個ずつ順に前記加熱台上の前記モジュ
ールケースに積層させて載置する第2載置手段と、前記
第2載置手段にて1個の部品を載置した後、その部品に
振動を印加する振動印加手段とを含み構成したため、振
動による摩擦熱でろう接剤を溶解させることができる。
【0075】従って、接合に要する時間は数秒で済むた
め、従来の手作業に比べ光モジュールの組み立てに要す
る時間を大幅に短縮することができる。
【0076】又、短時間に接合が終了するため、そのろ
う接剤の熱が一段下の層のろう接剤に伝導するおそれが
ほとんどない。従って、部品の種類によってろう接剤の
融点が制約されるということもほとんどなく、任意のろ
う接剤を使用することができる。
【0077】さらに、これらの組立工程を自動的に行わ
せることができる。
【0078】本発明による他の発明によれば、モジュー
ルケースに部品を1個ずつ積層させて接合するモジュー
ル組立方法であって、そのモジュール組立方法を全ての
前記部品に予めろう接剤を供給しておく第1工程と、こ
の第1工程の次に前記モジュールケースを加熱台に載置
する第2工程と、この第2工程の次に前記複数の部品の
うちの1個を前記モジュールケース上に載置する第3工
程と、この第3工程の次に前記モジュールケース上に載
置された部品に振動を印加する第4工程と、前記第3工
程及び第4工程を前記部品数分だけ繰り返し前記モジュ
ールケース上に前記複数の部品を積層させて接合する第
5工程とを含み構成したため、前述の本発明と同様の効
果が得られる。
【0079】さらに本発明による他の発明によれば、モ
ジュールケースに部品を1個ずつ積層させて接合するモ
ジュール組立方法を実行するためのプログラムを記録し
た記録媒体であって、その記録媒体に全ての前記部品に
予めろう接剤を供給しておく第1工程と、この第1工程
の次に前記モジュールケースを加熱台に載置する第2工
程と、この第2工程の次に前記複数の部品のうちの1個
を前記モジュールケース上に載置する第3工程と、この
第3工程の次に前記モジュールケース上に載置された部
品に振動を印加する第4工程と、前記第3工程及び第4
工程を前記部品数分だけ繰り返し前記モジュールケース
上に前記複数の部品を積層させて接合する第5工程とを
実行するためのプログラムを記録したため、前述の本発
明と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモジュール組立装置の第1の実施
の形態の構成図である。
【図2】同モジュール組立装置の動作説明用の模式説明
図である。
【図3】同モジュール組立装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】同モジュール組立装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】同モジュール組立装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】第4の実施の形態の構成図である。
【図7】光モジュールの一例の断面図である。
【図8】従来技術2の動作を示す模式説明図である。
【図9】従来技術3の動作を示す模式説明図である。
【図10】従来技術4の動作を示す模式説明図である。
【符号の説明】
1 ケース供給ステージ 2 ケース供給アーム部 3 ソルダ供給ステージ 4 ソルダ供給アーム部 5 部品 6 部品供給ステージ 7 部品搭載アーム部 9 ケース収納アーム部 10,10´ 制御部 11 ヒータステージ 12 超音波振動子 13 超音波発振器 15 ケース収納ステージ 25 記録媒体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モジュールケースに部品を1個ずつ積層
    させて接合するモジュール組立装置であって、 前記モジュールケースを加熱台に載置する第1載置手段
    と、前記部品にろう接剤を供給するろう接剤供給手段
    と、前記ろう接剤が供給された部品を1個ずつ順に前記
    加熱台上の前記モジュールケース上に積層させて載置す
    る第2載置手段と、前記第2載置手段にて1個の部品を
    載置した後、その部品に振動を印加する振動印加手段と
    を含むことを特徴とするモジュール組立装置。
  2. 【請求項2】 前記ろう接剤供給手段は前記第1載置手
    段により前記モジュールケースが加熱台に載置される前
    に全ての前記部品にろう接剤を供給しておくことを特徴
    とする請求項1記載のモジュール組立装置。
  3. 【請求項3】 前記ろう接剤供給手段は前記第1載置手
    段により前記モジュールケースが加熱台に載置された後
    かつ前記第2載置手段により前記部品が前記モジュール
    ケースに載置される直前に前記部品にろう接剤を供給す
    ることを特徴とする請求項1記載のモジュール組立装
    置。
  4. 【請求項4】 前記振動印加手段は前記部品個々の熱容
    量に応じて振動数を変更することを特徴とする請求項1
    〜3いずれかに記載の光モジュール組立装置。
  5. 【請求項5】 モジュールケースに部品を1個ずつ積層
    させて接合するモジュール組立方法であって、 全ての前記部品に予めろう接剤を供給しておく第1工程
    と、この第1工程の次に前記モジュールケースを加熱台
    に載置する第2工程と、この第2工程の次に前記複数の
    部品のうちの1個を前記モジュールケース上に載置する
    第3工程と、この第3工程の次に前記モジュールケース
    上に載置された部品に振動を印加する第4工程と、前記
    第3工程及び第4工程を前記部品数分だけ繰り返し前記
    モジュールケース上に前記複数の部品を積層させて接合
    する第5工程とを含むことを特徴とするモジュール組立
    方法。
  6. 【請求項6】 モジュールケースに部品を1個ずつ積層
    させて接合するモジュール組立方法であって、 前記モジュールケースを加熱台に載置する第1工程と、
    この第1工程の次に前記複数の部品のうちの1個にろう
    接剤を供給する第2工程と、この第2工程の次に前記ろ
    う接剤が供給された部品を前記モジュールケース上に載
    置する第3工程と、この第3工程の次に前記モジュール
    ケース上に載置された部品に振動を印加する第4工程
    と、前記第2乃至第4工程を前記部品数分だけ繰り返し
    前記モジュールケース上に前記複数の部品を積層させて
    接合する第5工程とを含むことを特徴とするモジュール
    組立方法。
  7. 【請求項7】 前記モジュールケース上に載置された部
    品に印加する振動は前記部品個々の熱容量に応じて変更
    されることを特徴とする請求項5又は6記載のモジュー
    ル組立方法。
  8. 【請求項8】 モジュールケースに部品を1個ずつ積層
    させて接合するモジュール組立方法を実行するためのプ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 全ての前記部品に予めろう接剤を供給しておく第1工程
    と、この第1工程の次に前記モジュールケースを加熱台
    に載置する第2工程と、この第2工程の次に前記複数の
    部品のうちの1個を前記モジュールケース上に載置する
    第3工程と、この第3工程の次に前記モジュールケース
    上に載置された部品に振動を印加する第4工程と、前記
    第3工程及び第4工程を前記部品数分だけ繰り返し前記
    モジュールケース上に前記複数の部品を積層させて接合
    する第5工程とを実行するためのプログラムを記録した
    記録媒体。
  9. 【請求項9】 モジュールケースに部品を1個ずつ積層
    させて接合するモジュール組立方法を実行するためのプ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 前記モジュールケースを加熱台に載置する第1工程と、
    この第1工程の次に前記複数の部品のうちの1個にろう
    接剤を供給する第2工程と、この第2工程の次に前記ろ
    う接剤が供給された部品を前記モジュールケース上に載
    置する第3工程と、この第3工程の次に前記モジュール
    ケース上に載置された部品に振動を印加する第4工程
    と、前記第2乃至第4工程を前記部品数分だけ繰り返し
    前記モジュールケース上に前記複数の部品を積層させて
    接合する第5工程とを実行するためのプログラムを記録
    した記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記モジュールケース上に載置された
    部品に印加する振動は前記部品個々の熱容量に応じて変
    更されることを特徴とする請求項8又は9記載の記録媒
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006049456A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Fuji Electric Holdings Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2012182290A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法とその方法で製造された半導体装置

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