JP4483514B2 - 金属ケース付き電子部品の製造方法および製造装置 - Google Patents
金属ケース付き電子部品の製造方法および製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4483514B2 JP4483514B2 JP2004296771A JP2004296771A JP4483514B2 JP 4483514 B2 JP4483514 B2 JP 4483514B2 JP 2004296771 A JP2004296771 A JP 2004296771A JP 2004296771 A JP2004296771 A JP 2004296771A JP 4483514 B2 JP4483514 B2 JP 4483514B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal case
- solder
- electronic component
- land
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/161—Cap
- H01L2924/1615—Shape
- H01L2924/16152—Cap comprising a cavity for hosting the device, e.g. U-shaped cap
Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
しかし、上記従来の方法には、基板上に実装される実装部品が熱に弱いものである場合に、機械的に破壊したり、構成材料に起因して電気特性が劣化したりするという問題点がある。
この方法は、共振子S1 ,S2 ,P1 ,P2 が実装され、ボンディングワイヤ50a,50bの接続などの所要の結線加工がなされた基板51にはんだ52を介して金属ケース(シールドケース)53が取り付けられた構造を有する金属ケース付き電子部品を製造するにあたって、装着溝(凹部)61を備えた熱盤62を用い、その装着溝(凹部)61に金属ケース53を開口部が上向きになるようにはめ込み、基板51の共振子S1 ,S2 ,P1 ,P2などの実装部品が搭載された実装面を下向きにして、基板の下面と、金属ケース53の鍔53aが対向するように基板51を載置し、真空雰囲気中で熱盤62を加熱して、はんだ52を溶融させ、基板51に設けられたランド(図示せず)上に金属ケース53をはんだ付けするようにしている。
また、はんだ52が固化する前に金属ケース53を引き上げると接合が不十分になったり、金属ケース53が外れてしまったりして、取り付け信頼性が低下するという問題点がある。また、熱盤62が十分に冷えてから取り出すようにした場合、金属ケース53が熱盤62の装着溝(凹部)61内に嵌め込まれているため、冷却に時間がかかり、生産性が低下するという問題点がある。
基板にはんだ付けされた金属ケースにより、基板上に搭載された部品が覆われた構造を有する金属ケース付き電子部品の製造方法であって、
基板上に形成された金属ケース取付用のランド上にはんだ組成物を付与する工程と、
金属ケース取付用のランド上に付与されたはんだ組成物上に金属ケースを載置する工程と、
金属ケースの上面のみに、発熱部と、前記金属ケースの上面と接触して発熱部からの熱を前記金属ケースに伝える伝熱部とを備え、かつ、前記発熱部と前記伝熱部とが分離可能に構成された加熱手段を接触させ、金属ケースをはんだの融点以上に加熱してランド上に付与されたはんだ組成物中のはんだを溶融させて、金属ケースとランドとを接合する工程と
を具備することを特徴としている。
(a)前記加熱手段として、金属ケースを保持することが可能な金属ケース保持手段を備えた加熱手段を用いること、および、
(b)基板上に形成されたランドにはんだ付けされた金属ケースの上面のみに、加熱手段を接触させ、金属ケースをはんだの融点以上に加熱することにより、金属ケースとランドを接合しているはんだを溶融させる工程と、前記はんだが溶融している状態で、加熱手段が備える金属ケース保持手段により金属ケースを保持して、基板と金属ケースを分離する工程とをさらに備えていること
を特徴としている。
基板にはんだ付けされた金属ケースにより、基板上に搭載された部品が覆われた構造を有する金属ケース付き電子部品の製造装置であって、
基板上に形成された金属ケース取付用のランド上にはんだ組成物を付与するための付与手段と、
金属ケース取付用のランド上に付与されたはんだ組成物上に金属ケースを載置する載置手段と、
金属ケースの上面のみと接触して、金属ケースをはんだの融点以上に加熱して、前記ランド上に付与されたはんだ組成物中のはんだを溶融させることにより、金属ケースとランドとを接合させる、発熱部と、前記金属ケースの上面と接触して発熱部からの熱を前記金属ケースに伝える伝熱部とを備え、かつ、発熱部と伝熱部とが分離可能に構成された加熱手段と
を具備することを特徴としている。
なお、金属ケースをはんだ付けした後、伝熱部を金属ケースに押し付けたまま冷却することが可能になるため、金属ケースの浮きをなくして、金属ケースの基板への取り付け信頼性を向上させることが可能になる。
なお、基板上のランドにはんだのプリコートを行うことは、接合面積が少なく、接合不良により接地が十分に確保できないおそれがあるような場合に特に有意義である。
また、不活性ガスを、例えば、はんだの融点未満の温度に予熱しておくことにより、はんだ組成物をさらに速やかに溶融させることが可能になり、はんだ付けに要する工程時間をさらに短縮することが可能になる。
なお、本願発明において、不活性ガスとしては、N2ガス、Arガス、Heガスなど種々のガスを用いることが可能であるが、経済性の見地からはN2ガスを用いることが望ましい。
また、金属ケースをはんだ付けした後、伝熱部を金属ケースに押し付けたまま冷却することが可能になるため、金属ケースの浮きをなくして、金属ケースの基板への取り付け信頼性を向上させることが可能になる。
また、不活性ガスを、例えば、はんだの融点未満の温度に予熱しておくことにより、はんだ組成物をさらに速やかに溶融させることが可能になり、はんだ付けに要する工程時間をさらに短縮することが可能になる。
さらに、この金属ケース付き電子部品の製造装置は、特に図示していないが、 基板3上に形成された金属ケース取付用のランド6上にはんだペースト4aを付与するための付与手段と、金属ケース取付用のランド6上に付与されたはんだペースト4aに金属ケース5を載置する載置手段とを備えている。
また、この実施例1の金属ケース付き電子部品の製造装置において、伝熱部(加熱板)14は、真空吸引による保持力により金属ケース5を保持することができるように構成された金属ケース保持手段18を備えている。
なお、この実施例1では、ランド6にはんだのプリコートを施すようにしているので、加熱手段25から金属ケース5の側壁を伝わる熱により溶融したはんだが、プリコートされたはんだと良くなじみ、基板3側よりも温度の高い金属ケース5側にぬれ上がりすぎることを抑制して、接合箇所にはんだを十分に確保することが可能になり、信頼性の高いはんだ付けを行うことが可能になる。
なお、金属ケース5をはんだ付けした後、伝熱部(加熱板)14を金属ケース5に押し付けたまま冷却することにより、金属ケース5の浮きをなくして、金属ケース5の基板3への取り付け信頼性を向上させることができる。
以下、金属ケース5を取り外す場合の手順について図6(a)〜(e)、図7を参照しつつ説明する。
なお、図8において、図2、図3、図4と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示している。
そして、この実施例2の金属ケース付き電子部品の製造装置においては、発熱部(ヒータ)13と、不活性ガス供給手段(不活性ガス供給路配設部材)14aを含む伝熱部(加熱板)14は分離可能とされている。なお、その他の構成は上記実施例1の場合と同様であることから、重複を避けるため、ここでは説明を省略する。
したがって、本願発明は、VCOやPLLモジュールなど高周波複合部品のように、基板上に搭載された表面実装部品を電磁シールド用の金属ケース内に収容した構造を有する金属ケース付き電子部品や、実装部品を封止するための金属ケースを備えた金属ケース付き電子部品を製造する場合に広く適用することが可能である。
A1 金属ケース付き電子部品
1 実装部品
3 基板
4 はんだ
4a はんだペースト
5 金属ケース
5a 金属ケースの下端部
6 ランド
10 はんだ付け対象物(ワーク)
11 ステージ
12 上下駆動手段
13 発熱部(ヒータ)
14 伝熱部(加熱板)
14a 不活性ガス供給手段(不活性ガス供給路配設部材)
15a,15b 金属ケース
16 ケース
17 換気手段
18 金属ケース保持手段
19 不活性ガス通路
20 制御手段
25 加熱手段
Claims (8)
- 基板にはんだ付けされた金属ケースにより、基板上に搭載された部品が覆われた構造を有する金属ケース付き電子部品の製造方法であって、
基板上に形成された金属ケース取付用のランド上にはんだ組成物を付与する工程と、
金属ケース取付用のランド上に付与されたはんだ組成物上に金属ケースを載置する工程と、
金属ケースの上面のみに、発熱部と、前記金属ケースの上面と接触して発熱部からの熱を前記金属ケースに伝える伝熱部とを備え、かつ、前記発熱部と前記伝熱部とが分離可能に構成された加熱手段を接触させ、金属ケースをはんだの融点以上に加熱してランド上に付与されたはんだ組成物中のはんだを溶融させて、金属ケースとランドとを接合する工程と
を具備することを特徴とする金属ケース付き電子部品の製造方法。 - 前記ランドにはんだのプリコートを行っておくことを特徴とする請求項1記載の金属ケース付き電子部品の製造方法。
- (a)前記加熱手段として、金属ケースを保持することが可能な金属ケース保持手段を備えた加熱手段を用いること、および、
(b)基板上に形成されたランドにはんだ付けされた金属ケースの上面のみに、加熱手段を接触させ、金属ケースをはんだの融点以上に加熱することにより、金属ケースとランドを接合しているはんだを溶融させる工程と、前記はんだが溶融している状態で、加熱手段が備える金属ケース保持手段により金属ケースを保持して、基板と金属ケースを分離する工程とをさらに備えていること
を特徴とする請求項1または2記載の金属ケース付き電子部品の製造方法。 - 加熱手段を金属ケースの上面のみに接触させて金属ケースをはんだの融点以上に加熱する際に、不活性ガスをはんだ付け箇所に供給し、不活性ガス雰囲気中で加熱することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の金属ケース付き電子部品の製造方法。
- 基板にはんだ付けされた金属ケースにより、基板上に搭載された部品が覆われた構造を有する金属ケース付き電子部品の製造装置であって、
基板上に形成された金属ケース取付用のランド上にはんだ組成物を付与するための付与手段と、
金属ケース取付用のランド上に付与されたはんだ組成物上に金属ケースを載置する載置手段と、
金属ケースの上面のみと接触して、金属ケースをはんだの融点以上に加熱して、前記ランド上に付与されたはんだ組成物中のはんだを溶融させることにより、金属ケースとランドとを接合させる、発熱部と、前記金属ケースの上面と接触して発熱部からの熱を前記金属ケースに伝える伝熱部とを備え、かつ、発熱部と伝熱部とが分離可能に構成された加熱手段と
を具備することを特徴とする金属ケース付き電子部品の製造装置。 - 前記加熱手段が、金属ケースを保持するための金属ケース保持手段を備えていることを特徴とする請求項5記載の金属ケース付き電子部品の製造装置。
- 金属ケースと基板の金属ケース取付用のランドとを接合するためのはんだが溶融している状態で、前記加熱手段が備える前記金属ケース保持手段により金属ケースを保持することにより、基板から金属ケースを分離することができるように構成されていることを特徴とする請求項6記載の金属ケース付き電子部品の製造装置。
- 加熱手段を金属ケースの上面のみに接触させて金属ケースをはんだの融点以上に加熱する際に、不活性ガス雰囲気中で加熱することができるように、はんだ付け箇所に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段を備えていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の金属ケース付き電子部品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004296771A JP4483514B2 (ja) | 2004-10-08 | 2004-10-08 | 金属ケース付き電子部品の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004296771A JP4483514B2 (ja) | 2004-10-08 | 2004-10-08 | 金属ケース付き電子部品の製造方法および製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006108589A JP2006108589A (ja) | 2006-04-20 |
JP4483514B2 true JP4483514B2 (ja) | 2010-06-16 |
Family
ID=36377916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004296771A Active JP4483514B2 (ja) | 2004-10-08 | 2004-10-08 | 金属ケース付き電子部品の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4483514B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4387392B2 (ja) * | 2006-09-15 | 2009-12-16 | パナソニック株式会社 | シールドケースおよびこれを有するmemsマイクロホン |
JP2010010359A (ja) | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Fujitsu Ltd | リペア装置及びリペア方法 |
JP2009247007A (ja) * | 2009-07-27 | 2009-10-22 | Panasonic Corp | シールドケースおよびこれを有するmemsマイクロホン |
JP2011044932A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Daishinku Corp | 恒温槽型圧電発振器 |
JP5500927B2 (ja) * | 2009-09-29 | 2014-05-21 | シチズン電子株式会社 | 発光装置の製造方法 |
JP6857019B2 (ja) * | 2016-12-20 | 2021-04-14 | セイコーNpc株式会社 | センサモジュールの製造方法 |
KR102335720B1 (ko) * | 2017-03-27 | 2021-12-07 | 삼성전자주식회사 | 표면 실장용 금속 유닛 및 이를 포함하는 전자 장치 |
-
2004
- 2004-10-08 JP JP2004296771A patent/JP4483514B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006108589A (ja) | 2006-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6905063B2 (en) | Method of manufacturing semiconductor device | |
KR100680022B1 (ko) | 기판의 휨 저감 구조 및 기판의 휨 저감 방법 | |
JP5093235B2 (ja) | 電子部品装置およびその製造方法 | |
TWI377103B (en) | Repair apparatus and repair method | |
CN102884618B (zh) | 元件收纳用容器及使用其的电子装置 | |
EP2980048B1 (en) | Apparatus and method for producing (metallic plate)-(ceramic board) laminated assembly, and apparatus and method for producing substrate for power modules | |
EP2477223A2 (en) | Method of manufacturing semiconductor apparatus, the semiconductor apparatus, and ignitor using the semiconductor apparatus | |
JP2007180457A (ja) | 半田付け方法及び半導体モジュールの製造方法並びに半田付け装置 | |
JP4483514B2 (ja) | 金属ケース付き電子部品の製造方法および製造装置 | |
JP2006339174A (ja) | 半導体装置 | |
JP3998484B2 (ja) | 電子部品の接続方法 | |
JP2014175567A (ja) | セラミックパッケージ | |
JPH09234826A (ja) | 金属−セラミックス複合基板及びその製造法 | |
US6228197B1 (en) | Assembly method allowing easy re-attachment of large area electronic components to a substrate | |
JP2008147555A (ja) | 半田付け方法及び錘並びに電子機器の製造方法 | |
KR20140042683A (ko) | 반도체 유닛 및 그의 제조 방법 | |
JP2006332385A (ja) | 半導体装置の実装方法および実装装置 | |
JP4974284B2 (ja) | パッケージの封止方法 | |
JP3344289B2 (ja) | バンプ付ワークの実装方法 | |
JPH0983128A (ja) | 半導体モジュールの接合構造 | |
JP2013140876A (ja) | 電子デバイスの製造方法、電子デバイス、圧電発振器、及び電子機器 | |
JP5331022B2 (ja) | 配線基板の製造方法 | |
JP2010165904A (ja) | 電子部品パッケージ及びその製造方法 | |
JPH06134570A (ja) | はんだ付け時の可動式部品組付補助具 | |
JP2007059712A (ja) | 実装方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100302 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100315 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4483514 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402 Year of fee payment: 4 |