JP6857019B2 - センサモジュールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、COB(Chip On Board)実装された赤外線センサを構成するセンサモジュールの製造方法に関するものである。
従来の赤外線センサは、シリコンなどの半導体基板(チップ)に形成され、配線基板などの実装基板に実装される。赤外線センサは、外部から赤外線を受光して、温度分布や熱源の有無などを検出するものである。特許文献1には、従来のCOB実装の赤外線センサが開示されている。ここではキャリア基板(実装基板)に実装されたチップを封止する工程をキャップの半田処理又は接着処理によって行われる。
特許文献1に開示された赤外線センサを説明する図3に示すように、例えば、鉄、ニッケル、真鍮または銅製の金属キャップ90が、ガス封止状態でキャリア基板100上に実装されている。金属キャップ90は、適切に光学的に調節された赤外線を送るフィルタでカバーされている開口部210を備えている。
フィルタ10は、例えば、接着処理、ハンダ処理、または拡散溶接によってキャップ90に装着できる。一方側のキャップ90と他方側のキャリア基板100との間の接続媒体120は、ハンダ処理又は接着処理によって最良の状態で行うことができる。キャップ90とキャリア基板100との間のはんだなどの接続媒体120は、電気的接触、従って、キャップ90と金属層110との間の好ましい熱接続が達成されるか、または、電気的に絶縁された組立構造が実現されるように、用途に応じて適切に選択されている。第一のケースでは、金属性軟質ハンダを用いると効果的であり、第二のケースでは、誘電的に充填したエポキシ樹脂接着剤を用いると効果的である。
接続用接続面60は、キャリア基板100においてビアとも呼ばれるスルーホール130を介し、ハンダ・ランプとして、ここに形成されている端子接点140に接続されている。スルーホール130は、壁面が金属メッキされ、例えば、組立の完了後に下方側からハンダ・スポットでハンダ・ロックし、または、接着剤150を滴下することにより、ガス充填状態で封止されている。この封止は、センサ、従って、検出器エレメント200が、湿気やアグレッシブなガスなどの環境要因から保護されることを保証する。
特に好ましい設計形状では、この封止は、内部スペースにおいて所定のガスと湿度との比率を保証するため、所定のガス雰囲気、例えば、乾燥窒素雰囲気または不活性ガス雰囲気の中で行われる。
従来、キャップとキャリア基板をはんだによる接続方法としてリフロー炉を用いる技術が知られている。図4は、従来のリフロー炉の一例である。
配線などに用いられる金属膜110が形成されたキャリア基板(COB基板)100に赤外線センサチップ200を搭載し、所定のパターンにはんだペースト120を印刷する。つぎに、はんだペースト120上にキャップ90の開口部縁を載せる。この状態でキャップ90とキャリア基板100をリフロー炉300に通して炉内温度を厳密に制御し、窒素雰囲気下で加熱することにより、信頼性の高いはんだ付けを行ってキャップ90をキャリア基板100に接合する。
特表2007−503586号公報
特許文献1に記載された従来の赤外線センサを製造する工程において、キャップ(金属ケース)とキャリア基板(実装基板)との接続工程における温度、気圧などの具体的な処理環境条件については記載されてはいない。しかしながら、このようなはんだ処理では処理環境条件によりはんだ状態が変化し、これにより接合能力に差異を発生させてしまう。例えば、所定の温度下で大気実装を行った場合、キャップ内外の気圧差で、後になってキャップがキャリア基板から剥がれる可能性があるという問題がある。
本発明は、このような事情によりなされたものであり、実装基板に赤外線センサ素子が作りこまれた半導体基板をはんだ付けにより接合したセンサモジュールの製造方法を提供する。
本発明のセンサモジュールの製造方法の一態様は、配線パターンが主面に形成された実装基板と、開口端が前記実装基板の前記主面に対向されて配置されたキャップ形状の金属ケースと、前記実装基板及び前記金属ケースで形成される空間内に封止される赤外線センサとを有するセンサモジュールの製造方法であって、前記赤外線センサを前記実装基板に固定する工程と、前記金属ケース及び前記実装基板を加熱するとともに前記金属ケースの温度を前記実装基板の温度より高くして、前記金属ケースの開口端と前記実装基板の前記主面とをはんだにより固着する工程とを有し、前記金属ケースの開口端と前記実装基板の前記主面とをはんだにより固着する工程は、リフロー炉の中で行うことを特徴としている。
金属ケースの温度を実装基板の温度より高くした状態で赤外線センサを実装基板に固定することにより実装基板主面に形成された金属層の酸化が抑えられること、また、高温から低温に流れる温度の熱流の作用を利用して前記金属層へのハンダが均一に広がって、金属ケースと実装基板との接合の気密性及び強度が向上する。
実施例1に係るセンサモジュールの加熱炉内部の状態を説明する断面図。 実施例1に係るセンサモジュールの製造方法を説明するリフロー炉内の断面図。 特許文献1に開示された従来のセンサモジュールの断面図。 従来のセンサモジュールのリフロー炉内部の状態を説明する断面図。
以下、実施例を参照して発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2を参照して実施例1を説明する。
赤外線センサは、格子状に配列された複数のサーモパイルなどの受光素子からなる検出部及び前記受光素子から出力された信号を処理する回路を有する信号処理部を有する半導体チップ(以下、チップという)からなる。このチップは、多層配線基板などの実装基板に搭載される。実装基板となる配線基板には回路パターンが形成されている。このような実装基板に実装された赤外線センサは、レンズを金属ケースに実装し、レンズを有する金属ケースを実装基板に接合することもできる。レンズは、外部から入射する赤外線を赤外線センサに結像させるものである。実装基板は、搭載したチップからの信号を内部に形成した回路パターンを介して外部端子から外部へ導出する。
この実施例で説明するセンサモジュールは、配線パターンが主面に形成された実装基板と、開口端が前記実装基板の前記主面に対向されて配置されたキャップ形状の金属ケース(以下、キャップという)と、前記実装基板と前記キャップとで形成される空間内に封止される赤外線センサとを有し、前記キャップは、その開口端が前記実装基板にはんだにより接合されている。
図1は、赤外線センサを搭載した実装基板にキャップを実装基板にはんだによる接合を行う際の工程における加熱処理を実施するリフロー炉などの加熱炉に両者を収容した状態を示している。赤外線センサが形成されたチップ4が搭載された実装基板2は、加熱炉1内に収納されている。
加熱炉1内において、チップ4が搭載された実装基板2主面には、配線などに用いられる金属膜6が形成されており、さらに、所定のパターン形状にはんだペースト5が印刷されている。このはんだペースト5上にキャップ3の開口部端を載せる。この状態でキャップ3と実装基板2を、炉内温度を厳密に制御して加熱することにより、信頼性の高いはんだ付けを行ってキャップ3を実装基板2に接合する。
この接合時、キャップ3側の温度を実装基板2の温度より高くして、キャップ3の開口端と実装基板2主面とをはんだにより固着する。すなわち、図1に示す加熱炉内において、その上方は、キャップ3が存在して、高温部7であり、下方は実装基板2が存在して、上方より温度の低い低温部8となっている。
実装基板よりもキャップ側を高温とすることにより、実装基板の金属層の酸化が抑えられ、また、高温から低温に流れる温度の熱流の作用により、実装基板側の金属層へのハンダが均一に広がり、気密性、強度等が向上する。
次に、図2を参照して実施例2を説明する。
この実施例では加熱炉としてリフロー炉を用いる。リフロー炉11は、基板や部品を搬入する搬入口14とこれらを搬出する搬出口15を備えている。また、炉内を移動する搬送部18を有する。搬送部18は、炉内をエンドレスに移動し、搬入口14から基板や部品を受け入れ、所定の処理を行って、搬出口15からこれらを搬出する。搬送部18が移動するルートを挟んでそれぞれ複数の上部ヒータ12、下部ヒータ13(この実施例では上部、下部共に3個ずつ有している)が配置されている。図2には、被加熱物として、実装基板2とその上に載置されたキャップ3とが表示されているが、実装基板2とキャップ3との間の空間に実装されたチップ(図1の4)と、キャップ3の開口端との間に挟まれたはんだペースト(図1の5)と、実装基板主面に形成された金属層(図1の6)とは表示を省略している。
被加熱物の実装基板2とキャップ3は、搬入口14から搬送部15に載置されてから、ヒータ12、13に挟まれた加熱ゾーン16を移動し、加熱ゾーン16が終了後、冷却ゾーン17を経て、搬出口15からリフロー炉11外へ搬出される。加熱手段としては、ヒータ12,13による遠赤外線加熱と強制対流加熱を併用する。そして、炉内は窒素ガス雰囲気に保たれている。また、炉内に適用される実装基板2は、幅が50〜150mm、長さが100〜250mm、厚さが0.6〜3.0mmである。炉内温度は、常温〜380℃である。酸素濃度は、100ppm以下である。
このリフロー炉を用いて実施例2に係るセンサモジュールの製造方法を説明する。
まず、実装基板2にはんだペーストをプリントする。つぎに、実装基板2主面に形成したはんだペースト上にキャップ3を伏せて載せ、これを炉内の搬送部18に載せて加熱ゾーン16を移動させる。この加熱処理によって、実装基板2とキャップ3をはんだ接合する。この処理により、炉内の温度を厳密に制御し、窒素雰囲気で加熱することで、信頼性の高い効率の良いはんだ付けが行われる。
さらに、この実施例では、接合時、キャップ3側の温度を実装基板2の温度より高くなるように設定して、キャップ3の開口端と実装基板2とをはんだにより固着する。すなわち、図2に示すリフロー炉内において、その上部ヒータ12側を下部ヒータ13側より温度を高くする。
この接合時、キャップ3側の温度を実装基板2の温度より高くして、キャップ3の開口端と実装基板2主面とをはんだにより固着する。すなわち、図1に示す加熱炉内において、その上方は、キャップ3があって、高温部7であり、下方は実装基板2が存在しており、上方より温度の低い低温部8となる。
実装基板よりもキャップ側を高温とすることにより、実装基板の金属層の酸化が抑えられ、また、高温から低温に流れる温度の熱流の作用により、実装基板側の金属層へのハンダが均一に広がり、気密性、強度等が向上する。
1・・・加熱炉
2・・・実装基板(COB基板)
3・・・金属ケース(キャップ)
4・・・赤外線センサチップ
5・・・はんだペースト
6・・・金属膜
7・・・高温部
8・・・低温部
11・・・リフロー炉
12、13・・・ヒータ
14・・・搬入口
15・・・搬出口
16・・・加熱ゾーン
17・・・冷却ゾーン
18・・・搬送部


Claims (1)

  1. 配線パターンが主面に形成された実装基板と、開口端が前記実装基板の前記主面に対向されて配置されたキャップ形状の金属ケースと、前記実装基板及び前記金属ケースで形成される空間内に封止される赤外線センサとを有するセンサモジュールの製造方法であって、前記赤外線センサを前記実装基板に固定する工程と、前記金属ケース及び前記実装基板を加熱するとともに前記金属ケースの温度を前記実装基板の温度より高くして、前記金属ケースの開口端と前記実装基板の前記主面とをはんだにより固着する工程とを有し、前記金属ケースの開口端と前記実装基板の前記主面とをはんだにより固着する工程は、リフロー炉の中で行うことを特徴とするセンサモジュールの製造方法。
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