JPH11162876A - 半導体装置の製造装置及び製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造装置及び製造方法

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JPH11162876A
JPH11162876A JP9328572A JP32857297A JPH11162876A JP H11162876 A JPH11162876 A JP H11162876A JP 9328572 A JP9328572 A JP 9328572A JP 32857297 A JP32857297 A JP 32857297A JP H11162876 A JPH11162876 A JP H11162876A
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wafer
silicon film
polycrystalline silicon
drying
pure water
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JP9328572A
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Masaharu Nakamori
雅治 中森
Ichiro Honma
一郎 本間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、多結晶シリコン膜表面に半球状の結
晶であるグレイン(HSG)を成長させるため、回転式
の乾燥装置によって表面の水分を乾燥除去していた。し
かしこの方法では、多結晶シリコン膜表面にウォーター
マークが発生し、HSGの成長が阻害され、容量部の容
量値を増大することができなかった。 【解決手段】 アンモニア過酸化水素水で加熱洗浄さ
れ、塩酸過酸化水素水で加熱洗浄され、希釈フッ酸溶液
に浸漬されたシリコンウェハーが、純水によってリンス
された後、多結晶シリコン膜表面をイソプロピルアルコ
ールによって乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多結晶シリコン膜
表面に半球状の結晶粒であるグレイン(HSG)を成長
させた半導体装置の製造装置及び製造方法に関し、特に
HSGを成長させる多結晶シリコン膜表面にウォーター
マークが発生しないようにした半導体装置の製造装置及
び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体メモリのような半導体装置
は、メモリーセル面積の微細化に伴い、容量部の容量値
を増大することが求められている。そのため、高ε膜の
適用や容量部の面積を拡大する方法などが検討されてい
る。
【0003】容量部の面積を拡大するには、容量部の構
造を三次元的に形成するという方法がある。その方法と
して、容量部をシリコン基板より下層に形成するトレン
チキャパシタ法や、容量部をシリコン基板より上部に形
成するスタックキャパシタ法などが知られている。その
スタックキャパシタ法では、容量部の構造を中空の円筒
形にすることにより、容量部の面積を増大する試みが検
討されている。
【0004】また、微細加工技術を用いなくても効率的
に容量値を増大することができる有効な手段の一つとし
て、半球状の結晶粒であるグレイン(HSG)を成長中
の多結晶シリコン膜表面にHSGを成長させ、微細な凹
凸が得られるようにした半導体装置の製造方法が特開平
8−306646号公報などに開示されている。
【0005】ここでは、簡単にHSGを成長させる従来
の方法を図4を参照しながら説明する。まず、シリコン
基板がアンモニア過酸化水素水で加熱洗浄され、多結晶
シリコン膜表面を汚染している微粒子を除去する。アン
モニア過酸化水素水は、アンモニアと過酸化水素水と水
とを体積比で1:4:20に混合したものであり、65℃で
10分間の加熱洗浄を行う。
【0006】そして、多結晶シリコン膜表面上の微粒子
が除去されたシリコン基板は純水でリンスされた後、塩
酸過酸化水素水又は硫酸過酸化水素水のような洗浄液に
よって加熱洗浄され、多結晶シリコン膜表面を汚染して
いる金属不純物を除去する。塩酸過酸化水素水は、塩酸
と過酸化水素水と水とを体積比で1:1:6に混合した
ものであり、65℃で10分間の加熱洗浄をする。硫酸過酸
化水素水は、硫酸と過酸化水素水とを5:1に混合した
もので、80℃〜130℃で10分間の加熱洗浄をする。
【0007】このような金属不純物を除去するための洗
浄液によって、多結晶シリコン膜表面には化学酸化膜が
形成される。化学酸化膜は、洗浄液の酸化作用によって
1nm〜1.5nmの膜厚に形成される。この化学酸化膜が形
成された多結晶シリコン膜表面にHSGの成長を行おう
としても、化学酸化膜がシリコンのマイグレーションを
阻害するために、HSGは形成されない。そこで、化学
酸化膜が形成されたシリコン基板は、純水でリンスされ
た後、希釈フッ酸溶液により浸漬され、化学酸化膜を除
去する。希釈フッ酸溶液のフッ酸濃度は1%以下であ
る。
【0008】化学酸化膜が除去されたシリコン基板は、
純水で10分間のリンスがされた後、多結晶シリコン膜表
面上の水分が回転式の乾燥装置の遠心力によって乾燥除
去される。乾燥した多結晶シリコン膜表面に自然酸化膜
が成長しないようにするため、多結晶シリコン膜表面に
は直ちにHSGの成長が行われる。その後、容量膜が形
成され、アンモニア過酸化水素水洗浄で多結晶シリコン
膜表面がエッチングされ、容量電極が成膜される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】HSGは多結晶シリコ
ン膜表面の汚染に敏感であることから、 HSGを成長
させる下層膜は汚染されることがないようにしながら適
切に加熱洗浄や希釈フッ酸浸漬処理をする必要がある。
多結晶シリコン膜表面でHSGの成長に影響を与えると
考えられる汚染成分は、雰囲気中の有機物、自然酸化
膜、水分などである。
【0010】例えば、下層がシリコン膜のように、希釈
フッ酸溶液に浸漬して自然酸化膜を除去した後の多結晶
シリコン膜表面が疎水性を示す場合は、希釈フッ酸溶液
を浸漬して乾燥させた後であっても、多結晶シリコン膜
表面上には水分が残留する。また、デバイスの高アスペ
クト構造表面では、リンス後の水分の乾燥が高段差部で
不十分になり、乾燥後に水分が残留する。特に回転式の
乾燥装置で多結晶シリコン膜表面の水分を乾燥除去する
従来の方法では、段差部に水分が残留しやすい。このよ
うな残留した水分によって、局所的に自然酸化膜の成長
が促進されてしまい、ウォーターマークが発生する。
【0011】ウォーターマークなどによって、 HSG
を成長させる多結晶シリコン膜表面に自然酸化膜が形成
されると、HSGの成長が阻害されたり、成長後のHS
Gの凹凸が小さくなったり、凹凸にバラツキが生じてし
まうなどの問題が生じる。このような問題が生じた多結
晶シリコン膜表面では、容量膜形成後の容量電極成膜前
の微粒子汚染を除去するために用いられるアンモニア過
酸化水素水洗浄で多結晶シリコン表面がエッチングされ
ると、HSGの凹凸が小さくなり、十分な容量値が得ら
れなくなったり、容量値が均一でなくなったりする。
【0012】そこで本発明は、HSGを成長させる多結
晶シリコン膜表面にウォーターマークが発生しないよう
にした半導体装置の製造装置及び製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造装置は、ウェハの多結晶シリコン膜に半球状のグレイ
ンを有する半導体装置の製造装置において、多結晶シリ
コン膜に半球状のグレインを形成する前に、ウェット処
理されたウェハをイソプロピルアルコールにより乾燥さ
せる乾燥部を有することを特徴とするものである。
【0014】本発明の他の半導体装置の製造装置は、ウ
ェハの多結晶シリコン膜に半球状のグレインを有する半
導体装置の製造装置において、多結晶シリコン膜に半球
状のグレインを形成する前に、ウェハをウェット処理す
るウェット処理部と、そのウェット処理部でウェット処
理されたウェハを純水でリンスするリンス部と、そのリ
ンス部でリンスされたウェハをイソプロピルアルコール
により乾燥させる乾燥部と、を有することを特徴とする
ものである。
【0015】上記ウェット処理部、リンス部及び乾燥部
を内部に備えたチャンバーと、そのチャンバー内に不活
性ガスを供給する手段と、を有するのが好ましい。
【0016】本発明の半導体装置の製造方法は、ウェハ
の多結晶シリコン膜に半球状のグレインを有する半導体
装置の製造方法において、多結晶シリコン膜に半球状の
グレインを形成する前に、ウェット処理されたウェハを
イソプロピルアルコールにより乾燥させることを特徴と
するものである。
【0017】本発明の他の半導体装置の製造方法は、ウ
ェハの多結晶シリコン膜に半球状のグレインを有する半
導体装置の製造方法において、(1)ウェハを洗浄し
て、多結晶シリコン膜表面上の微粒子や金属不純物等を
除去する工程と、(2)ウェハを浸漬して、多結晶シリ
コン膜表面上に洗浄によって形成された化学酸化膜を除
去する工程と、(3)ウェハを純水によってリンスする
工程と、(4)ウェハをイソプロピルアルコールによっ
て乾燥させる工程と、(5)多結晶シリコン膜表面に半
球状のグレインを形成する工程と、を有し、(1)から
(5)の順序で行うことを特徴とするものである。
【0018】上記(3)ウェハを純水によってリンスす
る工程では、純水中の溶存酸素濃度が10ppb以下の
純水が用いられるのが好ましい。
【0019】本発明によれば、ウェット処理されたウェ
ハはHSG成長前にイソプロピルアルコールにより乾燥
される。そのため、表面に残留する水分をイソプロピル
アルコールで直接置換するか、表面張力を利用して水分
を除去する等の方法を用いることから、回転式の乾燥方
法と比べ、水分除去効率が大きく、HGA成長時の表面
にウォータマーク等の自然酸化膜が形成されるのを防止
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1から図
3を参照しながら説明する。
【0021】本発明に係る半導体装置の製造装置は図1
に示すように、密閉されたチャンバー14内にフッ酸処
理槽3、リンス槽6及びイソプロピルアルコール(IP
A)による乾燥部11が設置され、チャンバー14外に
ロードロック室10が併設される。フッ酸処理槽3に
は、フッ酸を供給するパイプ12の排出口と、フッ酸濃
度を調整するための純水を供給するパイプ13の排出口
とが配管され、フッ酸処理槽3内でフッ酸と純水とが混
合されて希釈フッ酸溶液がつくられる。フッ酸は外部供
給手段1を用いて貯液槽2に供給され、貯液槽2からパ
イプ13に供給される。純水は、外部供給手段4を用い
てフッ酸処理槽3に供給される。
【0022】希釈フッ酸溶液の濃度を調整するための純
水中の溶存酸素濃度が高いと、フッ酸処理槽3内で処理
されているシリコンウェハに自然酸化膜が形成される。
そこで、純水中の溶存酸素濃度を10ppb以下に低減
するためのフィルター8がパイプ13に接続される。た
だし、フィルター8に代えて、純水製造システムによっ
て溶存酸素濃度を10ppb以下にした純水をフッ酸処
理槽3内に供給するようにすることもできる。
【0023】このように、溶存酸素を低減した純水によ
って希釈フッ酸溶液の濃度を調整するため、フッ酸処理
槽3にはフッ酸供給量と純水供給量とを制御するための
エアーセンサー5が配置される。ただし、エアーセンサ
ー5に代え、予め純水の供給量を固定し、フッ酸の供給
量を時間によって制御することにより、希釈フッ酸溶液
の濃度を調整するようにすることもできる。いずれの方
法であっても、フッ酸処理槽3は、任意の濃度に制御さ
れた希釈フッ酸溶液によって、酸化膜のエッチング量が
均一になるようにするための液温調整が行われ、またフ
ッ酸処理槽3内で微粒子が滞留しないようにするため、
循環濾過が行われる。 他方、リンス槽6にはシリコン
ウェハを純水によってリンスするため、上記の純水中の
溶存酸素を除去するフィルター8を接続したパイプ13
を分岐したパイプ13の排出口が配管される。リンス槽
6中の純水に含まれる溶存酸素濃度が高いと、リンス工
程で自然酸化膜が形成され、HSGの成長を阻害する虞
がある。
【0024】そこで、リンス槽6中の溶存酸素濃度を1
0ppb以下に制御するため、上記のように、パイプ1
3にフィルター8を接続するか、あるいは、フィルター
8を使用しないで、溶存酸素濃度の低い純水を純水製造
システムからリンス槽6内に供給するようにする。この
ような純水によって、ウェハリンスの終了時間を決定す
るため、リンス槽6にはリンス槽6中の純水の比抵抗値
を測定する比が配置される。
【0025】また、 IPAによる乾燥部11はシリコ
ンウェハをIPAによって乾燥させる部分である。ここ
で用いるIPA乾燥方式は、IPAを蒸気にして多結晶
シリコン膜表面の水分を直接置換する方法だけでなく、
シリコンウェハをリンスした純水中からIPA雰囲気中
に引き上げながら乾燥するマランゴニ乾燥方法など多結
晶シリコン膜表面の水分をIPAで置換できるものであ
れば何れの方法でもよい。ただし、乾燥工程中の汚染の
吸着を抑制するためには、外気の取込みがないマランゴ
ニ乾燥方式が好ましい。
【0026】このようなフッ酸処理槽3、リンス槽6及
びIPAによる乾燥部11を収納するチャンバー14内
は密閉され、外部供給手段9によって、N2又はArな
どの不活性ガスによってパージされる。すると、溶存酸
素濃度の低減された純水が外気に接触して外気からの酸
素の溶解が起きないようにされ、またリンスされたシリ
コンウェハが汚染成分によって汚染されないで乾燥され
る。チャンバー14内を不活性ガスによって密閉しなが
らシリコンウェハを供給・排出することができるように
するため、チャンバー14にはロードロック室10が併
設される。
【0027】本発明に係る半導体装置の製造装置は以上
のように構成し、次に半導体装置の製造方法について図
2を参照しながら説明する。
【0028】本発明においても従来と同様、多結晶シリ
コン膜表面をアンモニア過酸化水素水洗浄液で加熱洗浄
し、多結晶シリコン膜表面を汚染している微粒子を除去
する。そして純水によってリンスを行った後、塩酸過酸
化水素水洗浄液又は硫酸過酸化水素水洗浄液のような洗
浄液によって多結晶シリコン膜表面を加熱洗浄し、多結
晶シリコン膜表面を汚染している金属不純物を除去す
る。この洗浄液の酸化性によって、シリコンウェハに化
学酸化膜が形成される。ここまでの工程における洗浄液
などの成分とその体積比、そして加熱洗浄の温度や時間
は従来と同じであるため、その説明は省略する。
【0029】本発明は次の工程以降に特徴がある。化学
酸化膜が形成されたシリコンウェハは、図1に示すロー
ドロック室10からチャンバー14内のフッ酸処理槽3
内の希釈フッ酸液内に浸漬され、洗浄工程で形成された
化学酸化膜が浸漬除去される。このとき、希釈フッ酸溶
液のフッ酸の濃度及び処理時間は、多結晶シリコン膜表
面の自然酸化膜が十分に除去できる時間でよい。フッ酸
処理槽3内の希釈フッ酸溶液は、液温調整されているた
め、酸化膜のエッチング量は均一となり、また循環濾過
され、フッ酸処理槽3内で微粒子が滞留しないため、シ
リコンウェハの多結晶シリコン膜表面に汚染成分が付着
することはない。
【0030】希釈フッ酸溶液によって化学酸化膜を除去
したシリコンウェハは、リンス槽6に移され、純水を用
いてリンスを行うことにより、多結晶シリコン膜表面に
吸着したフッ酸成分が除去される。リンスの時間は、リ
ンス中の純水の比抵抗値を比抵抗計7によってモニター
し、比抵抗値の回復により、リンスの終点を決定する。
純水によってリンスされたシリコンウェハは、多結晶シ
リコン膜表面に残留する余分な水分を除去するため、I
PAによる乾燥部11内に移され、乾燥処理が行われ
る。
【0031】シリコンウェハが希釈フッ酸溶液に浸漬さ
れる処理から乾燥まで、チャンバー14内はN2又はAr雰
囲気とされ、かつ処理に用いられる純水中の溶存酸素濃
度が10ppb以下と低いため、処理後の多結晶シリコ
ン膜表面には自然酸化膜の成長が見られない。このよう
にして乾燥処理が終了したシリコンウェハは、ロードロ
ック室10から排出され、処理された多結晶シリコン膜
表面にHSGが成長される。HSGが成長した多結晶シ
リコン膜表面には、容量膜が形成され、アンモニア過酸
化水素水で洗浄される。HSGは安定して成長し、粒子
径が一定であるため、アンモニア過酸化水素水でエッチ
ングされてもHSGの凹凸は十分に確保され、十分な容
量値の容量電極が得られる。
【0032】ここで本発明により、HSGの成長を行っ
た場合を、従来の方法によりHSG成長を行った場合と
比較したものを図3に示す。図の横軸はHSGの成長に
おけるアニール時間を表わし、縦軸は多結晶シリコンの
粒子径を表わしている。また、本発明によるHSGの成
長を行った場合を実線で描き、従来の方法による場合を
点線で描く。
【0033】本発明によって成長するHSGの粒子径の
変化は実線に示すように一定であり、安定した成長が行
われていることがわかる。これは成長した多結晶シリコ
ン膜表面に水分残留によるウォーターマークなどの自然
酸化膜がなく、清浄な多結晶シリコン膜表面が得られて
いることを表わしている。他方、従来の方法は点線に示
すように、ある粒径まで成長すると、成長速度が低下
し、HSGは成長しなくなる。これは清澄な多結晶シリ
コン膜表面に水分が残留し、ウォーターマークが発生す
ることにより自然酸化膜が成長し、HSGの成長が阻害
されていることを表わしている。また、このような局所
的な自然酸化膜の成長によって、HSGの成長が阻害さ
れる部位は、段差パターン近傍に多く見られる。これは
回転式の乾燥装置では、段差部に水分が残留しやすいた
めである。しかし、本発明のようにIPAを利用した乾
燥方式を用いると、段差部であってもHSGの成長が阻
害されることはない。
【0034】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事
項の範囲内において、種々の変更が可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ウェット処理されたウ
ェハがHSG成長前にイソプロピルアルコールにより乾
燥される。そのため、表面に残留する水分をイソプロピ
ルアルコールで直接置換するか、表面張力を利用して水
分を除去する等の方法を用いることから、回転式の乾燥
方法と比べ、水分除去効率が大きく、HGA成長時の表
面にウォータマーク等の自然酸化膜が形成されるのを防
止できる。その結果、多結晶シリコン膜表面の粒径を大
きくすることができ、少ない面積で十分大きな容量値を
得ることができるとともに、容量膜の信頼性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体製造装置の概略図である。
【図2】本発明に係る半導体装置の製造方法を説明する
ための工程図である。
【図3】本発明に係るHSGの成長を従来例と比較した
グラフである。
【図4】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
工程図である。
【符号の説明】
3:フッ酸処理槽 6:リンス槽 11:イソプロピルアルコールによる乾燥部 14:チャンバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェハの多結晶シリコン膜に半球状のグレ
    インを有する半導体装置の製造装置において、多結晶シ
    リコン膜に半球状のグレインを形成する前に、ウェット
    処理されたウェハをイソプロピルアルコールにより乾燥
    させる乾燥部を有することを特徴とする半導体装置の製
    造装置。
  2. 【請求項2】ウェハの多結晶シリコン膜に半球状のグレ
    インを有する半導体装置の製造装置において、 多結晶シリコン膜に半球状のグレインを形成する前に、
    ウェハをウェット処理するウェット処理部と、 そのウェット処理部でウェット処理されたウェハを純水
    でリンスするリンス部と、 そのリンス部でリンスされたウェハをイソプロピルアル
    コールにより乾燥させる乾燥部と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造装置。
  3. 【請求項3】前記ウェット処理部、リンス部及び乾燥部
    を内部に備えたチャンバーと、 そのチャンバー内に不活性ガスを供給する手段と、 を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置
    の製造装置。
  4. 【請求項4】ウェハの多結晶シリコン膜に半球状のグレ
    インを有する半導体装置の製造方法において、多結晶シ
    リコン膜に半球状のグレインを形成する前に、ウェット
    処理されたウェハをイソプロピルアルコールにより乾燥
    させることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】ウェハの多結晶シリコン膜に半球状のグレ
    インを有する半導体装置の製造方法において、 (1)ウェハを洗浄して、多結晶シリコン膜表面上の微
    粒子や金属不純物等を除去する工程と、 (2)ウェハを浸漬して、多結晶シリコン膜表面上に洗
    浄によって形成された化学酸化膜を除去する工程と、 (3)ウェハを純水によってリンスする工程と、 (4)ウェハをイソプロピルアルコールによって乾燥さ
    せる工程と、 (5)多結晶シリコン膜表面に半球状のグレインを形成
    する工程と、 を有し、(1)から(5)の順序で行うことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記(3)ウェハを純水によってリンスす
    る工程では、純水中の溶存酸素濃度が10ppb以下の
    純水が用いられることを特徴とする請求項4又は5に記
    載の半導体装置の製造方法。
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