JP2984348B2 - 半導体ウェーハの処理方法 - Google Patents

半導体ウェーハの処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、半導体装置の製造工程に関するもので、特
に、半導体ウェーハの洗浄工程に関するものである。
(従来の技術) 半導体製造における洗浄工程には、通常希弗酸(HF)
処理が用いられているが、その目的はウェーハ上の自然
酸化膜の除去および金属汚染(Al,Feなど)の除去が主
である。その工程順序の例としては 半導体ウェーハを希弗酸溶液(純水:49%弗酸=100:
1)に1分間浸す 純水で15分間流水する 純水中から引き上げてスピン・ドライヤーで乾燥する となる。
しかし、上記のような半導体ウェーハの処理方法には
以下のような問題点がある。
まず、第1にシリコンウェーハを弗酸溶液で処理する
とウェーハ表面は疎水性になり、このため、後の純水に
よる流水,乾燥,その後の放置の各工程においてダスト
が吸着し易い。このとき、ウェーハ表面が親水性であれ
ば問題は生じない。第2に、弗酸処理後は、ウェーハ上
の自然酸化膜が除去されるが、その後の乾燥後放置して
おくことによってウェーハ表面に保管雰囲気の酸素,炭
素等が吸着し、放置時間とともに増加する。このように
吸着した元素は、この後の製造プロセスである酸化や堆
積等に影響を与える。例えば、ゲート酸化では、絶縁耐
圧の劣化、コンタクト部での金属形成ではコンタクト抵
抗の増加を引き起こしていた。第3に、金属であるCu,F
e,Al等がシリコン表面に吸着している場合、弗酸処理の
みでは、Fe,Al等は除去できるが、Cuは除去できない。
第4に、ウェーハ表面に親水面と疎水面とが共存してい
る場合、特にウォーターマーク等(シミ)がウェーハ上
に残り易い。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、半導体ウェーハへのダスト,
有機物等の吸着を低減し、Cuなどの金属不純物を除去で
き、かつ、自然酸化膜の成長を低減できる半導体ウェー
ハの処理方法を提供することである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、弗酸処理において、半導体ウェーハ表面を
親水性にすることで、ダスト,有機物のウェーハへの吸
着を低減できる。このウェーハ表面の親水性化を弗酸処
理から乾燥までの間に行う。この方法として、弗酸水溶
液に酸化性の水溶液を加えると、弗酸水溶液中で疎水性
になった表面は酸化性水溶液の量によって親水性表面に
なる。
(作用) 本発明のウェーハ処理方法においては、弗酸水溶液中
に、酸化性の水溶液を加え洗浄槽の中で半導体ウェーハ
を酸化すると同時に、ウェーハ表面を親水性にしてい
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を説明する。ここでは、ゲート
酸化前処理等において、従来より用いられているRCA洗
浄(米国RCA社によって提唱された洗浄方法)の1つで
あるSC(Standard Clean)−2処理(体積比 HCl:H
2O2:水=1:1:5の溶液による処理)の後に、弗酸処理を
行う場合に本発明を適用する場合について説明する。
キャリアに入れられたウェーハをSC−2溶液が溜めら
れた第1の洗浄槽の中に約10分間入れる。
ウェーハをキャリアごと第1の洗浄槽から引上げ、希
弗酸溶液(体積比 純水:49%弗酸=100:1)が溜められ
た第2の洗浄槽の中に1分間入れる 第2の洗浄槽に、1.5mg/,50/Hの条件で、オゾン
水(純水にオゾンガスを溶解したもの)を約5分間流入
する ウェーハをキャリアごと純水が溜められた第3の洗浄
槽の中に入れ、20/Mの条件で5分間純水によるオバー
フローを行う 純水中から引き上げてスピン・ドライヤーで乾燥する 以上の工程が、本発明をSC−2処理後の弗酸処理に本
発明を適用した場合である。なお、この実施例は、SC−
2処理後の弗酸処理についてであるが、弗酸を含んでい
る溶液で半導体ウェーハ(シリコン)表面が疎水性にな
ってしまう処理であれば本発明を適用することができ
る。また、半導体ウェーハ(シリコン)表面を親水性に
するためにはオゾン水ではなく、過酸化水素水を用いる
こともできる。
第1図に、洗浄処理後に大気中に放置した場合にシリ
コン基板上の自然酸化膜厚について従来の希弗酸+水洗
工程と、本発明の(希弗酸+オゾン水)+水洗のシーケ
ンスによる洗浄処理との結果を示す。従来の処理方法で
は、放置時間とともに徐々に自然酸化膜が成長し、約24
時間放置した後では、エリプソメータ(光やレーザを用
いた酸化膜厚測定器)による測定では、自然酸化膜厚は
21Å(乾燥直後は15Å)であった。これに対し、本発明
による洗浄方法では、希弗酸へのオゾン水の約5分間の
流入(1.5mg/,50/Hの条件)で17Åになるが、その
後自然酸化膜の成長はほとんど見られず、最終的には18
Åであった。このように水溶液中である程度酸化膜を形
成しておけば乾燥後の自然酸化膜の増加が防げる。した
がって、オゾン水で汚染のない酸化膜を形成しておけば
その後の大気等による汚染が防げる。
次に、第2図に従来処理方法によりゲート酸化前処理
を行った場合の膜厚200Åのゲート酸化膜の耐圧試験の
結果を、第3図に本発明によりゲート酸化前処理を行っ
た場合の膜厚200Åのゲート酸化膜の耐圧試験の結果を
示す。従来処理方法(第2図)では8MV/cm以下の耐圧不
良モードが50%以上であったのに対し、本願発明による
処理方法(第3図)では前記の不良モードは30%以下に
減少した。また、処理後のダストやウォーターマークの
付着も大きく低減することができた。
なお、上記実施例では、各処理液ごとに別の洗浄槽を
用いる場合について説明したが、1つの洗浄槽を用い
て、1つの処理ごとに処理液を取り替える洗浄方法につ
いても本発明は適用できる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明による半導体ウェーハの
処理方法によれば、半導体ウェーハへのダスト,有機物
等の吸着を低減し、かつ、Cuなどの金属不純物を除去で
き、かつ、自然酸化膜の成長を低減できる半導体ウェー
ハの処理方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、大気中に放置した場合のシリコン基板上の自
然酸化膜厚を本発明による処理と従来処理方法とで比較
する図、第2図は、従来処理方法によりゲート酸化前処
理を行った場合の膜厚200Åのゲート酸化膜の耐圧試験
の結果を示す図、第3図は、本発明によりゲート酸化前
処理を行った場合の膜厚200Åのゲート酸化膜の耐圧試
験の結果を示す図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】「半導体ウェーハの洗浄工程において、半
    導体ウェーハを少なくとも弗酸を含む水溶液に所定の時
    間接触させる工程と、この工程の後、前記半導体ウェー
    ハを前記水溶液に接触させた状態で、前記水溶液に酸化
    性の水溶液を加える工程とを具備することを特徴とする
    半導体ウェーハの処理方法」
  2. 【請求項2】前記酸化性の水溶液がオゾン水であること
    を特徴とする請求項(1)記載の半導体ウェーハの処理
    方法
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