JPH11162227A - 部品取付け用v字状ばね - Google Patents

部品取付け用v字状ばね

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JPH11162227A
JPH11162227A JP32420497A JP32420497A JPH11162227A JP H11162227 A JPH11162227 A JP H11162227A JP 32420497 A JP32420497 A JP 32420497A JP 32420497 A JP32420497 A JP 32420497A JP H11162227 A JPH11162227 A JP H11162227A
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JP32420497A
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Katsu Yasuhara
克 安原
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一対のアーム部をすぼめるのに要する操作力を
軽減し器具本体に対してカバーを容易に取付け得る部品
取付け用V字状ばねを得ることにある。 【解決手段】一本のばね線材を曲げてなる。器具本体に
着脱可能なカバーに設けられたばね支えに支持される中
央部の巻き部18と、この巻き部18の両端から延びる
一対のアーム部19と、これらアーム部19の先端部を
曲げてなるストッパ端部20とからV字形状をなす。ス
トッパ端部20が互いに近付くように両アーム部19を
屈曲する非直線形状とする。この構造のV字状ばね17
は、器具本体に設けられたばね受金具14が有する出入
り口部付き取付け溝15の両端15a1に一対のアーム
部19を弾性的に接触させて、これらアーム部19が開
こうとするばね力により、カバーを引き上げて器具本体
に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば照明器具の
器具本体に透光性カバー等を着脱可能に取付けるのに使
用される部品取付け用V字状ばねに関する。
【0002】
【従来の技術】器具本体に透光性のカバーを着脱可能に
取付けるために従来よりV字状ばねが使用されている。
V字状ばねは、一本のばね線材を曲げてなるものであっ
て、図6及び図7に示されるように中央部の巻き部1
と、この巻き部1の両端から直線形状をなして延びる一
対のアーム部2と、これらアーム部2の先端部を曲げて
なるストッパ端部3とからV字形状に形成されている。
【0003】一方、固定部材である器具本体又はこれに
着脱可能な部品である透光性カバーのいずれか一方には
ばね支え4(図6参照)設けられ、これに対応して他方
にはばね係止部5(図8参照)が設けられる。V字状ば
ねはその巻き部1を前記ばね支え4に引っ掛けて取付け
られる。ばね係止部5には、細長い溝部分と、この溝部
分の長手方向中央部一側を開放する出入り口部を有した
取付け溝6が設けられている。
【0004】そして、前記V字状ばねを用いて天井部に
設置された器具本体にカバーを取付けるには、まず、図
8中Aの状態のV字状ばねの一対のアーム部2が互いに
近づくようにこれらアーム部2を指で挟圧し、図8中B
の状態に示すように狭めて前記出入り口の幅よりも狭く
して、一対のアーム部2を前記出入り口部を通して取付
け溝6内に入れてから前記挟圧を解放する。それによ
り、互いに離れるように開く一対のアーム部2が、図8
中Cの状態で示すように前記細長い溝部分に対して斜め
に交差するように前記細長い溝部分の両端6aに夫々弾
性的に係合(接触)される。そうすると、V字状ばねの
復元しようとするばね力により、一対のアーム部2が上
方に向けて前記両端6aを滑りながら図8中Dの状態を
経て図8中Eで示すように変位されるから、それに伴っ
て、巻き部1が引っ掛かっているばね支えが取付けられ
たカバーが器具本体側に移動され、器具本体へのカバー
の取付けが完了する。
【0005】又、前記手順で取付けられたカバーを器具
本体から外すには、まず、カバーを器具本体に対して引
張る。そうすると、一対のアーム部2間の開き角度が次
第に小さくなるようにV字状ばねを弾性変形させながら
前記カバーが引下げられ、やがて、一対のストッパ端部
3が取付け溝6の両端6aの縁部に夫々引っ掛って前記
引下げ動作が停止される。次に、器具本体とこの下方に
引き下げられたカバーとの間に手先を差し入れて、一対
のアーム部を図8中Bの状態に示すように狭めることに
よって取付け溝6の前記出入り口の幅よりも狭くし、そ
のまま一対のアーム部2を前記出入り口部に通す。それ
により、器具本体からカバーを取外すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のV字状
ばねはその一対のアーム部2が直線形状であるために、
カバー(部品)の既述の取付けにおいて、直線形状のア
ーム部2が取付け溝6の両端の縁部6aに弾性的に接触
すると、これら一対のアーム部2は直ちにばね力で開き
始めるので、カバーを引き上げる速度が速い。そのた
め、器具本体(固定部材)に対してカバー(部品)が当
る衝撃が大きく、カバーが損傷するおそれが高い。しか
も、天井側高所において器具本体(固定部材)とカバー
(部品)との間から抜きだされようとする作業者の手
を、前記のように急速に上昇するカバーによってこれと
器具本体との間に挟む恐れも大きい。
【0007】又、一対のアーム部2が直線形状であるこ
とに伴い、これらアーム部2の先端部に形成されたスト
ッパ端部3間の距離が大きい。そのため、前記のように
取付け溝6の出入り口部の幅よりも狭く一対のアーム部
2をすぼめて、V字状ばねをばね係止部5の取付け溝6
に係合させるのに、図8中Aの状態からBの状態に示す
ようにかなり大きく一対のアーム部2を挟圧する必要が
ある。したがって、カバー(部品)を着脱する際に必要
な一対のアーム部2の挟圧操作に大きな力を要し、作業
性が良くないという問題がある。
【0008】なお、前記諸問題は、V字状ばねのばね力
を小さくすれば幾分かは改善できるが、そのようにする
と、器具本体(固定部材)に対するカバー(部品)の取
付け保持力が低下するので、振動や外力によって不用意
にカバーが器具本体に対して下がり易くなり、現実的な
対策ではない。
【0009】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、一対のアーム部を挟圧してすぼめるのに要
する操作力を軽減して固定部材に対して部品を容易に取
付けることができる部品取付け用V字状ばねを得ること
にある。
【0010】また、本発明が解決しようとする第2の課
題は、前記第1の課題を解決するにあたり、取付けられ
る部品等の損傷を防止できるとともに、部品の取付け作
業を安全に行なえる部品取付け用V字状ばねを得ること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、一本のばね線
材を曲げてなり、中央部の巻き部と、この巻き部の両端
から延びる一対のアーム部と、これらアーム部の先端部
を曲げてなるストッパ端部とからV字形状に形成される
とともに、固定部材又はこれに着脱可能な部品の一方に
設けられたばね支えに前記巻き部が支持され、他方に設
けられたばね係止部が有する出入り口部付き取付け溝に
前記一対のアーム部を弾性的に係合させて、前記一対の
アーム部が開こうとするばね力により前記固定部材に前
記部品を取付けるV字状ばねを前提とする。
【0012】そして、前記第1の課題を解決するため
に、請求項1の発明は、前記ストッパ端部が互いに近付
くように前記両アーム部を屈曲又は湾曲する非直線形状
としたことを特徴とするものである。
【0013】この請求項1の発明においては、屈曲又は
湾曲して非直線状をなす一対のアーム部の先端部に形成
されたストッパ端部が互いに近づけられているから、こ
れら一対のアーム部を互いに近付ける方向に挟圧して、
ばね係止部の取付け溝が有する出入り口部の幅よりもア
ーム部の両ストッパ端部側部分間を狭くするのに必要な
前記一対のアーム部の変位量を少なくできる。
【0014】前記第2の課題を解決するために、請求項
1の発明に従属する請求項2の発明は、前記両アーム部
の前記ストッパ端部側部分が直線形状をなしており、こ
れらストッパ端部側部分が前記取付け溝の両端に接触し
て前記ばね係止部を通過する際に互いに平行となるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0015】この請求項2の発明は請求項1の発明に従
属するので、前記請求項1の発明の作用に加えて、次の
作用がある。すなわち、固定部材に部品を取付ける際に
おいて、はじめにばね係止部の取付け溝の両端に一対の
アーム部のストッパ端部側部分を係合させた際には、こ
れらストッパ端部側部分が互いに平行となるから、一対
のアーム部を開かせようとするばね力に拘らず、これら
アーム部を上向きに滑らせる分力が発生しないか無視で
きる程度に少なくできる。そのため、V字状ばねが部品
を引き上げることがなく、部品を少し手で押上げること
により、V字状ばねがそのばね力で開いて部品を引き上
げる。したがって、作業者が部品を押上げるために器具
本体とカバーとの間から手を抜いた状態で、部品をV字
状ばねで引き上げて固定部材に取付けることができる。
しかも、既述のようにアーム部の前記ストッパ端部側部
分よりも下側の巻き部側部分が開くことによってはじめ
て部品を引き上げるから、部品の引き上げ速度を遅くで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。
【0017】図1は第1の実施の形態に係るV字状ばね
を備える照明器具の構成を分解して示す斜視図であっ
て、この図中11は天井側に固定される固定部材として
の器具本体、12は器具本体11の下側に着脱可能に取
り付けられる部品としての透光性のカバーである。図示
しないが器具本体11内には、この本体11の長手方向
両側に設けられた少なくとも一対のランプソケットを介
して少なくとも1本の直管型蛍光ランプが収容されてい
るとともに、このランプを点灯させるために必要な各種
の電気部品などが収容されている。
【0018】器具本体11の下面には、前記ランプの光
が通過する開口11aが開けられているとともに、この
開口11aを囲む枠部13が設けられている。そして、
枠部13の内面には複数のばね係止部としてのばね受金
具14が取付けられている。これらばね受金具14は取
付け溝15を有している。図5に示されるように取付け
溝15は、細長い溝部分15aと、この溝部分15aの
長手方向中央部一側を開放する出入り口部15bとから
なり、したがって、出入り口部15bの幅は溝部分15
aよりも短い。
【0019】カバー12は前記枠部13の外側に嵌合す
る大きさであり、その周壁内面にはばね受金具14の夫
々に対応する複数のばね支え16が取付けられている。
これらばね支え16は金属板等からなり、図2中二点鎖
線で示すようにフック部16aを有している。そして、
各ばね支え16の夫々にはV字状ばね17が取付けられ
ている。
【0020】図2及び図3等に示されるように各V字状
ばね17は、一本の金属製ばね線材を曲げてなるもので
あって、巻き部18と、一対のアーム部19と、ストッ
パ端部20とからV字形状をなして形成されている。巻
き部18は密着コイル巻きされた部分であり、V字状ば
ね17の中央部に設けられている。この巻き部18を前
記フック部16aに引っ掛けることによりV字状ばね1
7はばね支え16を介してカバー12に取付けられてい
る。一対のアーム部19は、巻き部18の両端から一体
に延びて設けられている。ストッパ端部20はアーム部
19の先端部をループ状に曲げて形成されているととも
に、これらストッパ端部20は一対のアーム部19間に
対して外側方向に突出して設けられている。
【0021】そして、前記一対のアーム部19は、巻き
部側部分19aとストッパ端部側部分19bとが屈曲し
て連なる非直線形状をなしているとともに、その屈曲は
ストッパ端部20が互いに近づく方向になされている。
なお、比較のために従来のV字状ばねを図2及び図3中
2点鎖線で図示する。この比較により明らかなように前
記屈曲構造によりストッパ端部側部分19bが従来のも
のと比較してV字状ばねの内側に変位されており、それ
に伴い、両ストッパ端部20が互いに近付けられている
ものである。
【0022】次に、既に天井部に装着された器具本体1
1に前記構成のV字状ばね17を用いてカバー12を取
付ける手順を以下説明する。
【0023】カバー12を天井側に持ち上げて器具本体
11の直下に対向させた状態で、カバー12に取付けら
れているV字状ばね17の一対のアーム部19を、図5
中Aの状態から同図Bで示す状態となるように指で挟圧
して、これらアーム部19を互いに近付けする。それに
伴い巻き部18は巻き締められて弾性力を蓄える。そし
て、前記挟圧により互いに接近された一対のアーム部1
9のストッパ端部側部分19b間が器具本体11のばね
受金具14が有する取付け溝15の出入り口部15bの
幅よりも狭められた状態(この状態は図4に示されてい
る。)で、これら一対のアーム部19を出入り口部15
bに通し取付け溝15内に入れて前記挟圧を解放する。
【0024】ところで、既述のように一対のアーム部1
9は内側に屈曲して非直線状をなしその先端部のストッ
パ端部20が互いに近づけられているから、前記ストッ
パ端部側部分19bを前記出入り口部15bに通すのに
適するように、一対のアーム部19を相互間が狭まるよ
うにするのに必要な一対のアーム部19の変位量を少な
くできる。すなわち、図5中Bで示す状態のV字状ばね
17と図8中Bの状態で示す従来のV字状ばねとの比較
から明らかなように、第1の実施の形態に係るV字状ば
ね17の一対のアーム部19間の開き角度の方が大き
い。
【0025】それにより、出入り口部15bに一対のア
ーム部19のストッパ端部側部分19bを通すために両
アーム部19を互いに近付くように挟圧してすぼめるた
めの操作力を軽減できる。そのため、各V字状ばね17
のアーム部19を対応する位置のばね受金具14の取付
け溝15に夫々容易に嵌め込むことができ、その作業性
を向上できる。
【0026】又、前記挟圧の解放により、互いに離れる
ように開く一対のアーム部19のストッパ端部側部分1
9bが、図5中Cの状態で示されるように取付け溝15
の長手方向両端15a1に夫々弾性的に係合(接触)さ
れる。この場合、既述のように一対のアーム部19が互
いに近づくように内側に屈曲しているから、その屈曲角
度と前記両端15a1間の距離との関係によりストッパ
端部側部分19bは、図5中Cの状態で示されるように
互いに平行(略平行を含む)となって、前記両端15a
1に夫々弾性的に接触される。
【0027】したがって、この状態では、一対のアーム
部19がVの字を開く方向に復元しようとするばね力に
拘らず、これらアーム部19を上向きに滑らせる分力を
発生しないか無視できる程度に少なくできる。そのた
め、前記挟圧の解放後直ちにV字状ばね17がカバー1
2を引き上げることがない。
【0028】そして、この後、前記ストッパ端部側部分
19bが前記溝部分15aの両端15a1を通過するま
でカバー12を手で押上げることにより、前記巻き部側
部分19aが前記両端15a1に斜めに交差するように
接触するから、この時点以降、V字状ばね17のばね力
により一対のアーム部19が図5中Dで示す状態を経て
同図Eの状態に示すように開きながら上方に滑り出して
変位する。それに伴い、カバー12が引き上げられて、
このカバー12が器具本体11の枠部13の外側に嵌合
して器具本体11に取付けられる。
【0029】したがって、前記手順によるカバー12の
取付け作業によれば、V字状ばね17をばね受金具14
に嵌め込んだ直後に、このばね17が復元しようとする
ばね力でカバー12が上昇することがないとともに、カ
バー12を上昇させるために作業者は器具本体11とカ
バー12との間から手を抜いてカバー12を押上げる必
要があるから、カバー12の取付けにおいて上昇するカ
バー12と器具本体11との間に手を挟まれる恐れがな
く、安全に作業を実施できる。
【0030】その上、既述のように前記溝部分15aの
両端15a1にアーム部19のストッパ端部側部分19
bを通過させてそれよりも下側の巻き部側部分19aを
接触させることによって、一対のアーム部19を開かせ
てカバー12を引き上げるから、カバー12の引き上げ
速度を巻き部側部分19aのみに依存させて前記速度を
遅くできる。したがって、器具本体11に対して上昇す
るカバー12が取付けられる際の衝撃が小さくなるた
め、カバー12等が損傷するおそれを少なくできる。な
お、V字状ばね17のばね性は従来と同じであるので、
器具本体11に対するカバー12の取付け保持力が低下
することはなく、振動や外力によって不用意にカバー1
2が器具本体11の下方に下がる恐れがない。
【0031】又、前記手順で取付けられたカバー12を
器具本体11から外すには、まず、カバー12を器具本
体11に対して引き下げる。そうすると、前記溝部分1
5aの両端15a1での規制により、これらの端15a
に前記巻き部側部分19aが接触している間は、一対の
アーム部19間の開き角度が次第に小さくなるようにV
字状ばね17が弾性変形される。
【0032】そして、引続く引下げにより、アーム部1
9の屈曲点が前記両端15a1を通過して、前記ストッ
パ端部側部分19bが前記端15a1に接触するように
なると、これらの部分19bが平行状態を保持したまま
で引下げられ、やがて、一対のストッパ端部20が取付
け溝15の両端の縁部においてばね受金具14に夫々上
側から引っ掛って、前記引下げ動作が停止される。
【0033】次に、器具本体11とこの下方に引き下げ
られたカバー12との間に手先を差し入れて、一対のア
ーム部19を挟圧して狭めることによって前記出入り口
15bの幅よりも狭くする。そして、そのまま一対のア
ーム部19を出入り口部15bに通すことにより、器具
本体11からカバー12を取外すことができる。
【0034】なお、本発明は前記第1の実施の形態に制
約されるものではない。例えば、前記第1の実施の形態
では、固定部材としての器具本体11にばね係止部14
を設けるとともに、これに対応して着脱部品としてのカ
バー12にばね支え16を設けたが、この逆に、固定部
材11にばね支え16を設けるとともに部品12にばね
係止部14を設けて、前記第1の実施の形態とは上下逆
向きにV字状ばね17を固定部材11に取付けて、この
ばね17を介して部品12を固定部材11に着脱可能に
取付けるようにしても良い。
【0035】又、アーム部19はその長手方向中央位置
の屈曲部を境とする巻き部側部分19aとストッパ端部
側部分19bとの内のいずれか一方を湾曲形状とし、か
つ他方を直線形状としてもよく、或いは、アーム部19
全体を湾曲する非直線形状として実施してもよい。
【0036】又、本発明は器具本体に対する透光カバー
の取付けにだけ用途を制限されるものでもなく、器具本
体に制光用の格子状ルーバを支持した枠等の部品を取付
ける場合にも適用でき、しかも、照明器具以外にも適用
できる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0038】請求項1に記載の発明によれば、固定部材
のばね係止部の取付け溝が有する出入り口部に一対のア
ーム部のストッパ端部側部分を通すのに必要な前記一対
のアーム部の変位量が少なく、一対のアームを挟圧して
すぼめるための操作力が軽減されるため、本発明の部品
取付け用V字状ばねを採用することにより固定部材に対
して部品を容易に取付けることができる。
【0039】請求項1の発明に従属する請求項2に記載
の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、取付
け溝に係合された一対のアーム部を開かせて固定部材に
部品を取付けるのに、部品の押上げ操作が必要であるの
で、固定部材とこれに対してV字状ばねにより引き上げ
られる部品との間に作業者の手が挟まれるそれが少な
く、部品の取付け作業を安全に行なえる。しかも、アー
ム部の前記ストッパ端部側部分よりも下側の巻き部側部
分が開くことによってはじめて部品を引き上げるから、
部品の引き上げ速度が遅く、よって、部品の取付けに伴
う衝撃が小さいので、取付けられる部品等の損傷を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るV字状ばねを
備える照明器具の構成を分解して示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態に係るV字状ばねの構成を斜
め上側からみて示す斜視図。
【図3】第1の実施の形態に係るV字状ばねの構成を正
面側から見て示す斜視図。
【図4】第1の実施の形態に係るV字状ばねを器具本体
の取付け溝に挿脱する情況を示す斜視図。
【図5】ばね係止部の取付け溝に対する第1の実施の形
態に係るV字状ばねの変形の情況を説明する図。
【図6】従来例に係るV字状ばねの構成を斜め上側から
みて示す斜視図。
【図7】従来例に係るV字状ばねの構成を正面側から見
て示す斜視図。
【図8】ばね係止部の取付け溝に対する従来例に係るV
字状ばねの変形の情況を説明する図。
【符号の説明】
11…器具本体(固定部材)、 12…カバー(部品)、 14…ばね受金具(ばね係止部)、 15…取付け溝、 15a…取付け溝の溝部分、 15a1…溝部分の端、 15b…取付け溝の出入り口部、 16…ばね支え、 17…V字状ばね、 18…巻き部、 19…アーム部、 19a…アーム部の巻き部側部分、 19b…アーム部のストッパ端部側部分、 20…ストッパ端部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一本のばね線材を曲げてなり、中央部の巻
    き部と、この巻き部の両端から延びる一対のアーム部
    と、これらアーム部の先端部を曲げてなるストッパ端部
    とからV字形状に形成されるとともに、固定部材又はこ
    れに着脱可能な部品の一方に設けられたばね支えに前記
    巻き部が支持され、他方に設けられたばね係止部が有す
    る出入り口部付き取付け溝に前記一対のアーム部を弾性
    的に係合させて、前記一対のアーム部が開こうとするば
    ね力により前記固定部材に前記部品を取付けるV字状ば
    ねにおいて、 前記ストッパ端部が互いに近付くように前記両アーム部
    を屈曲又は湾曲する非直線形状としたことを特徴とする
    部品取付け用V字状ばね。
  2. 【請求項2】前記両アーム部の前記ストッパ端部側部分
    が直線形状をなしており、これらストッパ端部側部分が
    前記取付け溝の両端に接触して前記ばね係止部を通過す
    る際に互いに平行となるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の部品取付け用V字状ばね。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152783A (ja) * 2013-02-04 2014-08-25 Fuji Industrial Co Ltd 取付具、取付構造および送風装置
JP2015118780A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 三菱電機株式会社 連結機構及び照明器具
JP2015232979A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 三菱電機株式会社 照明器具
KR20190039771A (ko) * 2016-08-17 2019-04-15 더 엘이디 소스, 아이엔씨. 개장 led 조명 패널
KR20190118271A (ko) * 2018-04-10 2019-10-18 이인성 천장등용 설치장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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