JP2015118780A - 連結機構及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品点数で照明器具等の器具の本体とカバーとを安全に連結する。【解決手段】照明器具1のばね60は、少なくとも2箇所が屈曲している1対の腕部と1対の腕部が開く方向に弾性力を保持するコイル部とを有する。1対の腕部が閉じた状態でばね60がカバー固定部14の1対の引掛片の間に挿入されると、1対の腕部の1番目及び2番目に屈曲している箇所の間がコイル部の弾性力によって1対の引掛片の互いに対向する面を押圧してばね60が保持されることで反射カバー部50が半装着状態で本体ケース10に固定される。ばね60が押し上げられると、1対の腕部の2番目に屈曲している箇所及び根元の間の部分がコイル部の弾性力によって1対の引掛片の互いに対向する面を摺動して1対の腕部が徐々に開きながらばね60が上方に移動することで反射カバー部50が装着状態で本体ケース10に固定される。【選択図】図2

Description

本発明は、連結機構及び連結機構を用いた照明器具に関するものである。
従来、天井に埋め込まれて使用される照明器具では、天井に設けられた取付孔に光源部や点灯装置等を収納して保護する本体ケースが嵌め込まれ、ボルト等で固定された後に、本体ケースに透光部や反射部等を備えたカバーが取り付けられる。
カバーの取り付け方法としては、カバーにV字状に曲げられた線ばね(Vばね)を用いるものがある。この方法では、カバーに設けられたVばねが圧縮された状態(閉じた状態)で本体ケースに設けられた取付孔に引っ掛けられた後、Vばねが圧縮力に対する反力(開く力)により取付孔周縁を摺り上がることで、カバーが本体ケースに取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
従来、天井に埋め込まれて使用されるルーバー付きの換気装置では、Vばねの先端部とコイル部との間に設けられたルーバー取付部が換気装置本体に取り付けられた後に、Vばねが摺動させられることで、ルーバーが換気装置本体に取り付けられる(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−7822号公報 特開2009−293856号公報
特許文献1に記載されているVばねは、取付孔に引っ掛けられると、弾発力(開く力)により即座に取付孔周縁を摺り上がっていってしまう。そのため、複数のVばねを用いてカバーを本体ケースに取り付ける際に、Vばねを取付孔に引っ掛けた順にカバーが部分的に引っ張り上げられていき、カバーが変形する(歪む)可能性があるという課題があった。また、Vばねの弾発力が強いと摺り上がる速度も速く、作業者がカバーと本体ケースの間に指を挟むおそれがあるという課題があった。
特許文献2に記載されている換気装置では、Vばねとは別にルーバー取付部が必須であり、結果として部品点数が増えしまうという課題があった。また、ルーバー取付部の内部形状がVばねの一部と同じになっているため、ルーバーのサイズが大きくなったり、換気装置本体が小さく或いは浅くなったりする等、製品条件が変更された場合に、Vばねやルーバー取付部の形状も変更しなくてはならないという課題があった。換気装置本体が小型化されると、ルーバー取付部が設置できなくなることも考えられる。
本発明は、例えば、少ない部品点数で照明器具等の器具の本体とカバーとを安全に連結することを目的とする。
本発明の一の態様に係る連結機構は、
器具の本体と前記本体の下側に装着されるカバーとを連結する連結機構であって、
先端から根元に向かって少なくとも2箇所が屈曲している1対の腕部と、前記1対の腕部の根元同士を接続し、前記1対の腕部が開く方向に弾性力を保持する接続部とを有し、前記カバーに設けられるばねと、
前記本体に設けられ、前記ばねが引っ掛けられることで前記本体に前記カバーを固定するカバー固定部とを備える。
本発明では、先端から根元に向かって少なくとも2箇所が屈曲している1対の腕部と、前記1対の腕部の根元同士を接続し、前記1対の腕部が開く方向に弾性力を保持する接続部とを有するばねをカバーに設けることにより、少ない部品点数で照明器具等の器具の本体とカバーとを安全に連結することが可能となる。
実施の形態1に係る照明器具の斜視図。 実施の形態1に係る照明器具の分解斜視図。 実施の形態1に係る照明器具のカバー固定部の斜視図。 実施の形態1に係る照明器具の保持部の斜視図。 実施の形態1に係る照明器具のばねの正面図。 実施の形態1に係る照明器具の本体とカバーとをばねにより連結する手順を示す図。 実施の形態1に係る照明器具の本体とカバーとをばねにより連結する手順を示す図。 実施の形態1に係る照明器具の本体とカバーとをばねにより連結する手順を示す図。 実施の形態1に係る照明器具の本体とカバーとをばねにより連結する手順を示す図。 実施の形態2に係る照明器具のばねの正面図。 実施の形態3に係る照明器具のばねの正面図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、実施の形態の説明において、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった方向は、説明の便宜上、そのように記しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る照明器具1の斜視図である。
照明器具1は、天井等の被取付面に設けられた埋込穴に本体を挿入して設置される、埋込型の照明器具である。図1に示すように、照明器具1は、本体ケース10(本体)と、光源部20と、反射カバー部50(カバー)とを備える。
図2は、照明器具1の分解斜視図である。図3は、照明器具1のカバー固定部14の斜視図である。図4は、照明器具1の保持部53の斜視図である。図5は、照明器具1のばね60の正面図である。
図2に示すように、照明器具1は、さらに、電源部30と、端子台40と、ばね60(取付ばね)とを備える。本体ケース10は、被取付面に形成された埋込穴に埋め込まれる。本体ケース10は、1つの面(下面)が開口されている。光源部20と電源部30と端子台40は、本体ケース10に取り付けられる。電源部30は、光源部20と電線で接続される。端子台40は、電源部30と電線で接続される。反射カバー部50は、電源部30及び端子台40を覆うように本体ケース10に取り付けられる。ばね60は、反射カバー部50に取り付けられ、本体ケース10と反射カバー部50とを連結させる。
本体ケース10は、略箱形状をしており、中心からみて上方(埋込穴へ挿入される方向)に上面部11、下方(上面部11と反対方向)に開口部12、側方(左右前後方向)に側面部13が形成されている。
上面部11には、締結孔11aと、電線引込孔11bとが形成されている。締結孔11aには、被取付面の埋込穴の内側(被取付部)に配設されているボルト等の固定材(図示していない)が挿入され、この固定材によって本体ケース10が被取付部と締結される。電線引込孔11bは、商用電源と電源部30とを接続する電線を引き込むためのものである。なお、上面部11には、ほかにも、電源部30を本体ケース10に取り付けるための電源取付孔、端子台40を本体ケース10に固定するための端子台固定孔等が形成されている。
開口部12は、上面部11と対向しており、上面部11と略同じ大きさで形成されている。開口部12の周囲には、鍔状の当接部12aが形成されている。当接部12aは、本体ケース10が締結孔11aを介して被取付部に固定されたときに、被取付面に当接する。
側面部13は、四方(左右前後方向)に存在するが、そのうち対向する2方向(左右又は前後方向)の側面部13a,13bには、反射カバー部50を取り付けるためのカバー固定部14が2つずつ取り付けられている。
図3に示すように、カバー固定部14は、断面が略L字形になっている。カバー固定部14は、長手状の固定板14aと、1対の引掛片14bとを有する。固定板14aには、4つの固定孔14cが形成されている。固定板14aは、側面部13に当接し、固定孔14cを介してねじ等の固定具(図示していない)で側面部13に固定される。引掛片14bは、固定板14aの長手方向の両端下側から1つずつ、固定板14aの板面に対して略垂直方向に設けられている。引掛片14bには、切欠部14dが形成されている。1対の引掛片14bの切欠部14dは、互いに向き合っており、その間に長孔が形成されたような形状になっている。即ち、切欠部14dは、長孔の長手方向の端に相当する形状になっている。切欠部14dには、本体ケース10と反射カバー部50とを連結するために、後述する手順でばね60が引っ掛けられる。切欠部14dをなす壁面部は、下方(引掛片14bに対して固定板14aがある方向と反対方向)に突出した引掛誘導部14eになっている。
光源部20は、LEDユニット(図示していない)と、光源保持部(図示していない)と、光源部カバー部23と、光源部コネクタ24とを有する。LEDユニットは、LEDとLEDが実装されている基板部とからなる。光源保持部には、LEDユニットが取り付けられる。光源部カバー部23は、光源保持部にLEDユニットを覆うように取り付けられる。光源部コネクタ24は、電源部30と接続する。
電源部30は、端子台40を介して商用電源からの電力を光源部20に供給し、光源部20のLEDを点灯させる。電源部30は、略直方体形状をした電源本体部31と、光源部コネクタ24と接続する電源コネクタ32とを有する。なお、電源部30は、前述した電源取付孔を介して、ねじにより本体ケース10に取り付けられている。
端子台40は、商用電源から供給される電力を電源部30へ供給する。
反射カバー部50は、枠部51と、反射部52と、2つの保持部53(ばね受具)と、4つのばね60とを有する。枠部51は、ロ字状に形成されている。反射部52は、枠部51に囲まれている。保持部53は、ばね60を保持している。ばね60は、反射カバー部50を本体ケース10に連結する。
枠部51は、1対の傾斜枠部51aと1対の横枠部51bとがロ字状に組み合わされて構成されている。1対の傾斜枠部51aの互いに向かい合う面は、本体ケース10の方向(上方)に向かって互いに近づくように斜めに傾斜している。1対の横枠部51bの互いに向かい合う面は、垂直方向に延びるように形成されている。
反射部52は、断面が略山形であり、向かい合う傾斜枠部51aの間に配置され、横枠部51bに固定されている。向かい合う傾斜枠部51aと反射部52の間には、それぞれ光源部20が嵌まり込む光源開口部52aが形成されている。
図4に示すように、保持部53は、ばね60を保持するための保持面部53aと、保持面部53aの長手方向の1辺より垂直に形成された垂直面部53bと、保持面部53aの短手方向の両辺より垂直面部53bと反対方向へ形成された取付面部53cとを有する。保持面部53aには、ばね60を2つ保持するために、切り欠き加工されて形成されたばね差込部53dが2つ形成されている。
保持部53は、保持面部53aが本体ケース10側を向くように傾斜枠部51aの本体ケース10側に配置され、垂直面部53bが傾斜枠部51aに当接し、取付面部53cが横枠部51bに固定されることで、枠部51に取り付けられる。ばね60は、ばね差込部53dに差し込まれて保持される。
図5に示すように、ばね60は、ばね鋼板等の弾性を有した部材を曲げ加工して成形されている。ばね60は、環状に巻き回しされたコイル部61(接続部)と、コイル部61の両端をV字状に延出させて形成された1対の腕部62とを有する。
コイル部61は、1対の腕部62の根元同士を接続し、1対の腕部62が開く方向に弾性力を保持する。
腕部62は、第1の支点62aと、第2の支点62bと、第3の支点62cにて曲げ加工が施されている。即ち、腕部62は、先端から根元に向かって3箇所が屈曲している。腕部62の先端から第1の支点62aの間には先端部62d、第1の支点62aから第2の支点62bの間には中間部62e、第2の支点62bから第3の支点62cの間には第1の摺動部62f、第3の支点62cから根元の間には第2の摺動部62gが形成されている。
1対の腕部62に対してコイル部61の環状部分がある側(腕部62の間)を腕部62の「内側」としたとき、それぞれの腕部62は、第1の支点62aでは「内側」に屈曲し、第2の支点62bでは「外側」に屈曲し、第3の支点62cでは「内側」に屈曲している。即ち、腕部62の先端から1番目及び2番目に屈曲している箇所(第1の支点62a及び第2の支点62b)の屈曲方向は逆になっており、2番目及び3番目に屈曲している箇所(第2の支点62b及び第3の支点62c)の屈曲方向も逆になっている。
第1の支点62aの屈曲角度は、約90度である。第2の支点62b及び第3の支点62cの屈曲角度は、90度より大きく、望ましくは120度より大きいものとする。
ばね60は、コイル部61が保持部53に形成されたばね差込部53dに差し込まれ、保持部53と傾斜枠部51aとに挟まれることで、保持されている。
本実施の形態では、本体ケース10に設けられたカバー固定部14と、本体ケース10の下側に装着される反射カバー部50に設けられたばね60とが、連結機構を構成しており、ばね60がカバー固定部14に引っ掛けられることで、本体ケース10に反射カバー部50が固定(連結)される。
以下、照明器具1の本体ケース10と反射カバー部50とをばね60により連結する手順について説明する。
図6は、ばね60をカバー固定部14に取り付けるに腕部62を閉じた状態を正面視(図6の左側)及び斜視(図6の右側)で示している。図7は、ばね60が弾性力によりカバー固定部14に保持されている状態を正面視(図7の左側)及び斜視(図7の右側)で示している。図8は、ばね60がカバー固定部14を摺動している状態を正面視(図8の左側)及び斜視(図8の右側)で示している。図9は、ばね60がカバー固定部14に上まで取り付けられて本体ケース10と反射カバー部50が固定された状態を正面視(図9の左側)及び斜視(図9の右側)で示している。
まず、図6において、ばね60の1対の腕部62は、それぞれの対向する先端部62dがカバー固定部14の2つの切欠部14dの間に挿入可能になるまで、コイル部61を中心として回転移動させられる(閉じられる)。そして、それぞれの先端部62dが2つの切欠部14dの間に挿入される。
次に、図7において、ばね60の1対の腕部62は、それぞれの先端部62dが2つの切欠部14dの間に挿入された後に、コイル部61の弾性復元力により、それぞれの中間部62eが切欠部14dの周縁及び引掛誘導部14eに当接するまで広がる。このとき、腕部62の中間部62eは、切欠部14dの周縁及び引掛誘導部14eに対して平行になっているか、或いは、上端(第1の支点62c)よりも下端(第2の支点62d)が「外側」(引掛誘導部14e側)に位置するように傾斜している。また、腕部62の中間部62eは、コイル部61の弾性復元力により、切欠部14d及び引掛誘導部14eを水平方向若しくは斜め上方向へ押圧している。これにより、ばね60がカバー固定部14に一時的に保持される。
したがって、切欠部14dの間に腕部62の先端部62dが挿入された後、ばね60が勝手に摺り上がることがないため、作業者が本体ケース10と反射カバー部50との間に手を挟んだり、反射カバー部50の一部が変形したりするといった事態を回避することができる。また、下方向へ過負荷がかかっても、先端部62dが切欠部14dに係合しているため、反射カバー部50の落下を防ぐことができる。
次に、図8において、ばね60は、腕部62の中間部62eが切欠部14d及び引掛誘導部14eを押圧することでカバー固定部14に一時的に保持された状態から、コイル部61側からカバー固定部14の方向(上方)へ押されることにより一時保持状態が解徐され、腕部62の第1の摺動部62f、第2の摺動部62gが切欠部14dの周縁を摺り上がっていく。このとき、腕部62の摺動部が、第1の摺動部62f及び第2の摺動部62gの2つで構成されているため(腕部62の第2の支点62b及び第3の支点62cの屈曲方向が逆になっているため)、腕部62の摺動に必要な上方空間の高さを低くすることができる。
最後に、図9において、ばね60の1対の腕部62は、それぞれの第1の摺動部62f、第2の摺動部62gが切欠部14dの周縁を摺り上がって2つの切欠部14dの間に全体が挿入される。これにより、反射カバー部50は、枠部51により本体ケース10の当接部12aを覆い、光源開口部52aに光源部20が嵌め込まれ、本体ケース10と連結される。
本実施の形態では、図6に示したように、カバー固定部14の1対の引掛片14b(特に、切欠部14d)は、ばね60の1対の腕部62が開いた状態における1対の腕部62の先端間の距離Aよりも短い間隔Bで互いに離れている。
1対の腕部62が閉じた状態でばね60が1対の引掛片14bの間に挿入されて1対の腕部62の先端及び1番目に屈曲している箇所(即ち、先端部62dの全体)が1対の引掛片14bの間を通過すると、図7に示したように、1対の腕部62の1番目及び2番目に屈曲している箇所の間(即ち、中間部62e)の少なくとも一部がコイル部61の弾性力によって1対の引掛片14bの互いに対向する面(即ち、切欠部14d及び引掛誘導部14eの壁面)を押圧してばね60が保持されることで反射カバー部50が半装着状態で本体ケース10に固定される。
さらに、ばね60が押し上げられて1対の腕部62の2番目に屈曲している箇所(即ち、中間部62eの全体)が1対の引掛片14bの間を通過すると、図8及び図9に示したように、1対の腕部62の2番目に屈曲している箇所及び根元の間の部分(即ち、第1の摺動部62f及び第2の摺動部62g)がコイル部61の弾性力によって1対の引掛片14bの互いに対向する面(即ち、切欠部14d及び引掛誘導部14eの壁面)を摺動して1対の腕部62が徐々に開きながらばね60が上方に移動することで反射カバー部50が(完全な)装着状態で本体ケース10に固定される。
以上説明したように、本実施の形態では、本体ケース10と反射カバー部50が、切欠部14d及び引掛誘導部14eを押圧するための中間部62eが形成されたばね60により連結されることで、作業者が本体ケース10と反射カバー部50との間に手を挟んだり、反射カバー部50の一部が変形したりするといった事態を避けることができる。中間部62eは、ばね60の一部であるため、部品点数が増えない。つまり、本実施の形態によれば、少ない部品点数で本体ケース10と反射カバー部50とを安全に連結することができる。
ばね60は、ばね60の対向する第2の支点62bの距離が、中間部62eが切欠部14dの周縁に当接しているときに切欠部14dの挿入幅、及び対向する第1の支点62aの距離と同じか、若しくは、それよりも長くなるため、カバー固定部14によって保持される。
ばね60は、第1の摺動部62f、第2の摺動部62gを有している(腕部62の第3の支点62cが第2の支点62bと逆方向に屈曲している)ことにより、連結時の腕部62の摺り上がる高さを低くすることができる。これにより、本体ケース10の高さも低くすることができる。
なお、本実施の形態では、本体ケース10に反射カバー部50が装着される際に、光源部20、電源部30が本体ケース10に収納され、反射部52が反射カバー部50に備えられた状態になっているが、各部品は本体ケース10と反射カバー部50とのいずれに取り付けられて(或いは備えられて)いてもよい。また、ばね60、カバー固定部14等の部品の数は適宜変更することができる。
照明器具1は器具の例であり、本実施の形態に係る連結機構は照明器具1以外の器具(例えば、天井に埋め込んで使用される換気装置)の本体とカバー(ルーバー等を含む)とを連結するために使用することもできる。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
本実施の形態では、照明器具1のばね60の形状のみが実施の形態1と異なる。
図10は、本実施の形態に係る照明器具1のばね60の正面図である。
図10に示すように、ばね60は、実施の形態1と同様のコイル部61(接続部)と、屈曲している箇所の数が実施の形態1と異なる1対の腕部62とを有する。
腕部62は、第1の支点62aと、第2の支点62bにて曲げ加工が施されている。即ち、腕部62は、先端から根元に向かって2箇所が屈曲している。腕部62の先端から第1の支点62aの間には先端部62d、第1の支点62aから第2の支点62bの間には中間部62e、第2の支点62bから根元の間には摺動部62hが形成されている。
1対の腕部62に対してコイル部61の環状部分がある側(腕部62の間)を腕部62の「内側」としたとき、それぞれの腕部62は、第1の支点62aでは「内側」に屈曲し、第2の支点62bでは「外側」に屈曲している。即ち、腕部62の先端から1番目及び2番目に屈曲している箇所(第1の支点62a及び第2の支点62b)の屈曲方向は逆になっている。
このように、ばね60は、腕部62ごとに1つのみの摺動部を有していてもよい。なお、摺動部62hは、円弧形状等に湾曲していてもよい。その場合、摺動部62hが「内側」に湾曲していることが望ましい。即ち、腕部62の根元の最も近くで屈曲している箇所の屈曲方向(第2の支点62b)と摺動部62hの湾曲方向は逆になっていることが望ましい。腕部62の摺動部62hが第2の支点62bと逆方向に湾曲していることにより、本体ケース10と反射カバー部50との連結時の腕部62の摺り上がる高さを低くすることができる。これにより、本体ケース10の高さも低くすることができる。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
本実施の形態では、照明器具1のばね60の形状のみが実施の形態1と異なる。
図11は、本実施の形態に係る照明器具1のばね60の正面図である。
図11に示すように、ばね60は、実施の形態1と同様のコイル部61(接続部)と、屈曲している箇所の数が実施の形態1と異なる1対の腕部62とを有する。
腕部62は、第1の支点62aと、第2の支点62bと、第3の支点62cと、第4の支点62iにて曲げ加工が施されている。即ち、腕部62は、先端から根元に向かって4箇所が屈曲している。腕部62の先端から第1の支点62aの間には先端部62d、第1の支点62aから第2の支点62bの間には中間部62e、第2の支点62bから第3の支点62cの間には第1の摺動部62f、第3の支点62cから第4の支点62iの間には第2の摺動部62g、第4の支点62iから根元の間には第3の摺動部62jが形成されている。
1対の腕部62に対してコイル部61の環状部分がある側(腕部62の間)を腕部62の「内側」としたとき、それぞれの腕部62は、第1の支点62aでは「内側」に屈曲し、第2の支点62bでは「外側」に屈曲し、第3の支点62cでは「内側」に屈曲し、第4の支点62iでは「内側」に屈曲している。即ち、腕部62の先端から1番目及び2番目に屈曲している箇所(第1の支点62a及び第2の支点62b)の屈曲方向は逆になっており、2番目及び3番目に屈曲している箇所(第2の支点62b及び第3の支点62c)の屈曲方向も逆になっているが、3番目以降に屈曲している箇所(第3の支点62c及び第4の支点62i)の屈曲方向は同じになっている。
このように、ばね60は、腕部62ごとに3つ以上の摺動部を有していてもよい。即ち、腕部62は、先端から根元に向かって4箇所以上が屈曲していてもよい。腕部62の第3の支点62c以降が第2の支点62bと逆方向に湾曲していることにより、本体ケース10と反射カバー部50との連結時の腕部62の摺り上がる高さを低くすることができる。これにより、本体ケース10の高さも低くすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。或いは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。或いは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
1 照明器具、10 本体ケース、11 上面部、11a 締結孔、11b 電線引込孔、12 開口部、12a 当接部、13,13a,13b 側面部、14 カバー固定部、14a 固定板、14b 引掛片、14c 固定孔、14d 切欠部、14e 引掛誘導部、20 光源部、23 光源部カバー部、24 光源部コネクタ、30 電源部、31 電源本体部、32 電源コネクタ、40 端子台、50 反射カバー部、51 枠部、51a 傾斜枠部、51b 横枠部、52 反射部、52a 光源開口部、53 保持部、53a 保持面部、53b 垂直面部、53c 取付面部、53d ばね差込部、60 ばね、61 コイル部、62 腕部、62a 第1の支点、62b 第2の支点、62c 第3の支点、62d 先端部、62e 中間部、62f 第1の摺動部、62g 第2の摺動部、62h 摺動部、62i 第4の支点、62j 第3の摺動部。

Claims (8)

  1. 器具の本体と前記本体の下側に装着されるカバーとを連結する連結機構において、
    先端から根元に向かって少なくとも2箇所が屈曲している1対の腕部と、前記1対の腕部の根元同士を接続し、前記1対の腕部が開く方向に弾性力を保持する接続部とを有し、前記カバーに設けられるばねと、
    前記本体に設けられ、前記ばねが引っ掛けられることで前記本体に前記カバーを固定するカバー固定部と
    を備えることを特徴とする連結機構。
  2. 前記1対の腕部は、先端から1番目及び2番目に屈曲している箇所の屈曲方向が逆であることを特徴とする請求項1の連結機構。
  3. 前記1対の腕部は、先端から根元に向かって3箇所が屈曲していることを特徴とする請求項1の連結機構。
  4. 前記1対の腕部は、先端から1番目及び2番目に屈曲している箇所の屈曲方向が逆であり、2番目及び3番目に屈曲している箇所の屈曲方向が逆であることを特徴とする請求項3の連結機構。
  5. 前記1対の腕部は、先端から根元に向かって4箇所以上が屈曲していることを特徴とする請求項1の連結機構。
  6. 前記1対の腕部は、先端から1番目及び2番目に屈曲している箇所の屈曲方向が逆であり、2番目及び3番目に屈曲している箇所の屈曲方向が逆であり、3番目以降に屈曲している箇所の屈曲方向が同じであることを特徴とする請求項5の連結機構。
  7. 前記カバー固定部は、前記1対の腕部が開いた状態における前記1対の腕部の先端間の距離よりも短い間隔で互いに離れている1対の引掛片を有し、
    前記1対の腕部が閉じた状態で前記ばねが前記1対の引掛片の間に挿入されて前記1対の腕部の先端及び1番目に屈曲している箇所が前記1対の引掛片の間を通過すると、前記1対の腕部の1番目及び2番目に屈曲している箇所の間の少なくとも一部が前記接続部の弾性力によって前記1対の引掛片の互いに対向する面を押圧して前記ばねが保持されることで前記カバーが半装着状態で前記本体に固定され、さらに前記ばねが押し上げられて前記1対の腕部の2番目に屈曲している箇所が前記1対の引掛片の間を通過すると、前記1対の腕部の2番目に屈曲している箇所及び根元の間の部分が前記接続部の弾性力によって前記1対の引掛片の互いに対向する面を摺動して前記1対の腕部が徐々に開きながら前記ばねが上方に移動することで前記カバーが装着状態で前記本体に固定されることを特徴とする請求項1から6のいずれかの連結機構。
  8. 請求項1から7のいずれかの連結機構によって連結される本体とカバーとを備えることを特徴とする照明器具。
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