JPH11162053A - カセット装着装置 - Google Patents

カセット装着装置

Info

Publication number
JPH11162053A
JPH11162053A JP9344318A JP34431897A JPH11162053A JP H11162053 A JPH11162053 A JP H11162053A JP 9344318 A JP9344318 A JP 9344318A JP 34431897 A JP34431897 A JP 34431897A JP H11162053 A JPH11162053 A JP H11162053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
cassette holder
rack
holder
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9344318A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Togo
善之 東郷
Hiroyuki Takada
裕之 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP9344318A priority Critical patent/JPH11162053A/ja
Publication of JPH11162053A publication Critical patent/JPH11162053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1,第2カセットホルダを一つの駆動源で
駆動する。 【解決手段】 第1カセットホルダ24に第2カセット
ホルダ25をカセット挿入方向に対して摺動可能に取り
付けて、第1カセットホルダ24の右側面24bに軸着
した歯車32を、右側板23に形成した第1ラック23
cと、第2カセットホルダ25の右端に取り付けた第2
ラック41とに噛合させ、カセットホルダ駆動手段によ
り第1カセットホルダ24が待機位置から水平移動し、
この第1カセットホルダ24の水平移動に伴って第1ラ
ック23cによって歯車32が回転し、この歯車32と
噛合した第2ラック41で第2カセットホルダ25を第
1カセットホルダ24に対して待機位置から所定位置ま
で水平に摺動し、更に歯車32の第1欠歯部32bが第
1ラック23cの後端に至った後に第1,第2カセット
ホルダ24,25を一体に垂直下降してカセット装着位
置に移動するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型テープカセッ
と、小型テープカセットとを選択的に載置できるカセッ
ト装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープを収納した大型テープカセッ
トと、大型テープカセットより小型の小型テープカセッ
トとを前面側から選択的に挿入できるカセット装着位置
の一例が、特開平5−62314号公報に開示されてい
る。
【0003】図8は従来のカセット装着位置を示した斜
視図、図9(A),(B)は図8に示した従来のカセッ
ト装着位置において、大型テープカセットのテープ引出
位置と、小型テープカセットのテープ引出位置とを夫々
示した平面図である。
【0004】図8に示した従来のカセット装着位置10
0は、特開平5−62314号公報に開示されており、
ここでは簡略に説明する。
【0005】図8において、従来のカセット装着位置1
00では、基台となるシャーシベース101の上面10
1aの上方で一つのカセットホルダ102が手前側の待
機位置から奥方のカセット装着位置まで移動自在に設け
られている。
【0006】また、上記カセットホルダ102は、図9
(A)に示した大型テープカセットKを挿入して載置
できる大きさに形成されていると共に、大型テープカセ
ットKより小型で図9(B)に示した小型テープカセ
ットKを挿入して載置するために、小型テープカセッ
トKの大きさに対応して手前側の底面102aの中間
部位を一段低くした凹部102aが形成されている。
【0007】また、カセットホルダ102は、シャーシ
ベース101の左右側板101b,101cに互いに対
向して略L状に穿設した一対のガイド溝101b,1
01cに沿って左右一対の回動アーム103,103
の駆動力により、手前側の待機位置から奥方のカセット
装着位置まで移動自在に設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成に
よる従来のカセット装着位置100を用いて、カセット
ホルダ102に選択的に載置した大型テープカセットK
又は小型テープカセットKを待機位置からカセット
装着位置に装着した際、図9(A),(B)に示した如
く、大型テープカセットKのテープ引出位置(カセッ
ト装着位置)と、小型テープカセットKのテープ引出
位置(カセット装着位置)とが異なっており、大型テー
プカセットKのテープ引出位置はシャーシベース10
1上の奥方に設けた回転ドラム104に接近し、一方、
小型テープカセットKのテープ引出位置は大型テープ
カセットKのテープ引出位置よりも手前側に設定され
ている。
【0009】この理由は、大型,小型テープカセットK
,Kを前面側から挿脱し易く、且つ、両カセットK
,K内のリールを回転駆動するリール駆動機構を同
一のリール載置位置で共用するために、夫々のカセット
装着位置が必然的に定められてしまう。
【0010】これに伴って、大型テープカセットK
は小型テープカセットKから磁気テープ(図示せず)
をシャーシベース101の奥方に設けた回転ドラム10
4に引き出すために供給側及び巻取側に複数のテープロ
ーディング部材105,106が移動自在に設けられて
おり、これら複数のテープローディング部材105,1
06によるテープ引出位置を大型,小型テープカセット
,Kに応じて変えている。このため、複数のテー
プローディング部材105,106の移動制御が複雑に
なってしまい、且つ、複数のテープローディング部材1
05,106を夫々のテープ引出位置に位置決めする時
の位置決め精度なども要求が厳しくなるなどの問題が生
じている。
【0011】上記した問題点を解決するために、特開平
2−223052号公報に記載されたカセット装着機構
では、図示を省略するものの、装置本体に対しカセット
挿入・イジェクト位置とカセット装着位置間を水平方向
から垂直方向に移動するアウタカセットホルダと、この
アウタカセットホルダ上でカセット挿入口側位置とカセ
ット装着側位置間とを水平移動するインナカセットホル
ダとが設けられており、ここでは、アウタカセットホル
ダとインナカセットホルダとが両者一体に移動する態様
と、インナカセットホルダのみがアウタカセットホルダ
上を移動する態様とを取り得るようになっている。ま
た、大きさの異なるL・M・Sカセットは、カセット挿
入・イジェクト位置からインナカセットホルダ上に載置
され、インナカセットホルダ上のL・M・Sカセットを
アウタカセットホルダと一体に移動してカセット装着位
置に装着している。更に、大カセット(L)のイジェク
ト時には、アウタカセットホルダがアウタミッド位置で
停止し、且つ、大カセットを載置したインナカセットホ
ルダのみがカセット挿入口位置に移動している。一方、
小・中カセット(S・M)のイジェクト時には、小・中
カセットを載置したインナカセットホルダがアウタカセ
ットホルダと一体にカセット挿入口位置に移動してい
る。
【0012】従って、上記カセット装着装置では、大き
さの異なるL・M・Sカセットを装着した時にテープロ
ーディング部材によるテープ引出位置を同じ位置に設定
できるものの、アウタカセットホルダを移動する駆動源
と、インナカセットホルダを移動する駆動源とを別々に
用意しているため、両カセットホルダの移動機構が複雑
となると共に、アウタカセットホルダの駆動とインナカ
セットホルダの駆動ととを別々に制御しなければならな
いなどの問題が生じている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、シャーシベース上で間隔を離し
て互いに対向して左右に一対設けられ、且つ、前方の水
平溝と該水平溝の後端に垂直溝を連接したL状ガイド溝
を形成すると共に、前方から所定の距離隔てた上方部位
に第1ラックを形成した左右の側板と、前記左右の側板
間に移動可能に設けられ、且つ、左右の側面に固着した
ガイドピンを前記L状ガイド溝に嵌合させ、且つ、左右
の側面に軸着した歯車を前記第1ラックに噛合させると
共に、大型テープカセットを挿入して待機位置からカセ
ット装着位置に移動する第1カセットホルダと、前記第
1カセットホルダにカセット挿入方向に対して摺動可能
に取り付けられ、且つ、左右端に前記第1ラックと対向
して取り付けた第2ラックを前記歯車に噛合させると共
に、小型テープカセットを挿入して待機位置からカセッ
ト装着位置に移動する第2カセットホルダと、前記第1
カセットホルダの左右の側面に固着した前記ガイドピン
と嵌合して、前記第1カセットホルダを待機位置から水
平に移動した後に垂直下降してカセット装着位置に移動
するカセットホルダ駆動手段とを備え、前記カセットホ
ルダ駆動手段により前記第1カセットホルダが前記L状
ガイド溝に沿って待機位置から水平移動し、この第1カ
セットホルダの水平移動に伴って前記第1ラックによっ
て前記歯車が回転し、この歯車に噛合した前記第1ラッ
クで前記第2カセットホルダを前記第1カセットホルダ
に対して待機位置から所定位置まで水平に摺動させた
後、前記第1,第2カセットホルダを一体にして垂直下
降してカセット装着位置に移動することを特徴としたカ
セット装着装置である。
【0014】また、上記発明のカセット装着装置におい
て、前記左右の側板に形成した前記第1ラックの終端部
位に水平ガイドを設け、且つ、前記歯車に所定角度欠歯
した欠歯部を設けてあり、前記第2カセットホルダを前
記第1カセットホルダに対して待機位置から所定位置ま
で水平に摺動させた後、前記歯車の欠歯部を前記第1ラ
ックの終端部位に設けた前記水平ガイドに摺接させるこ
とにより、前記第2カセットホルダを前記第1カセット
ホルダと一体に僅かに水平移動することを特徴とするも
のである。
【0015】更に、上記発明のカセット装着装置におい
て、前記左右の側板に形成した前記第1ラックの終端部
位に水平ガイドを設けると共にこの水平ガイドの終端部
位に垂直ガイドを設け、且つ、前記歯車に所定角度完全
に欠歯した第1欠歯部と片側を欠歯せずにこの片側の反
対側を所定角度欠歯した第2欠歯部とを設けてあり、前
記第2カセットホルダを前記第1カセットホルダに対し
て待機位置から所定位置まで水平に摺動させた後、前記
歯車の第1欠歯部を前記第1ラックの終端部位に設けた
前記水平ガイドに摺接させて前記第2カセットホルダを
前記第1カセットホルダと一体に僅かに水平移動し、こ
の後、前記第1欠歯部が前記水平ガイドから離れて前記
第1,第2カセットホルダが垂直下降する際に、該第
1,第2カセットホルダの相対位置が変わらないように
前記歯車の第2欠歯部を前記垂直ガイドに摺接させるこ
とを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るカセット装着
装置の一実施例を図1乃至図7を参照して詳細に説明す
る。
【0017】図1(A),(B)は本発明に係るカセッ
ト装着装置に適用される大型テープカセット,小型テー
プカセットを夫々示した斜視図、図2は本発明に係るカ
セット装着装置を示した斜視図、図3(A),(B)は
図2に示した第1カセットホルダの左右側面に夫々軸着
した欠歯歯車を示した斜視図である。
【0018】本発明に係るカセット装着位置を説明する
前に、このカセット装着位置に適用される大型テープカ
セット1と、大型テープカセットより小型の小型テープ
カセット11とについて図1(A),(B)を用いて簡
略に説明する。
【0019】図1(A),(B)に示した如く、例えば
DVC規格を採用してディジタル記録再生できる形態の
大型テープカセット1及び小型テープカセット11が開
発されている。上記した大型テープカセット1及び小型
テープカセット11は、夫々の内部に供給リール2,1
2と巻取リール3,13とに巻回した磁気テープTが同
一幅のメタルテープを用いてデジタル記録再生に対応で
きるように最近開発されたものであり、横幅×奥行き×
高さはそれぞれ所定の規格寸法に形成されている。この
際、小型テープカセット11は大型テープカセット1よ
り高さが僅かに低いため、磁気記録再生装置のシャーシ
上の各カセット装着位置に夫々所定の高さの位置決めピ
ンを介して装着されるようになっている。
【0020】また、この種のディジタル記録再生できる
カセット構造では、大型テープカセット1,小型テープ
カセット11の前面を覆う前蓋4,14をロックしてい
る側面のロックアーム5,15を解除するためには、ロ
ック解除片RK,RKを前蓋4,14の下部に形成
した切り欠き4a,14aから進入させて、ロック解除
片RK,RKでロックアーム5,15を各カセット
1,11の後方側に向かって押して、ロックアーム5,
15による前蓋2,12へのをロックを解除するように
なっている。
【0021】次に、図2に示した如く、本発明に係るカ
セット装着装置20は、図1で説明した大型テープカセ
ット1又は小型テープカセット11を選択的に挿入し
て、大型テープカセット1は第1カセットホルダ24に
載置する一方、小型テープカセット11は第2カセット
ホルダ25に載置している。そして、大型テープカセッ
ト1を第1カセットホルダ24上に載置した時には、第
2カセットホルダ25が前方の待機位置から第1カセッ
トホルダ24に対して所定位置まで摺動した後、第1,
第2カセットホルダ24,25が一体となってカセット
装着位置に至り、一方、小型テープカセット11を第2
カセットホルダ25上に載置した時には、第2カセット
ホルダ25が前方の待機位置から第1カセットホルダ2
4に対して所定位置まで摺動した後、第1,第2カセッ
トホルダ24,25が一体となってカセット装着位置に
至り、両テープカセット1,11内に収納した磁気テー
プTの引出位置を同位置に設定したことを特徴とするも
のである。
【0022】即ち、上記カセット装着装置20では、基
台となるシャーシ21上の左右に左側板22と右側板2
3とが間隔を離し且つ互いに対向して一対対称に垂設さ
れている。尚、左右側板22,23をシャーシ21と一
体に形成する場合もある。
【0023】また、左側板22と右側板23との間に
は、大型テープカセット1を載置する第1カセットホル
ダ24と、この第1カセットホルダ24にカセット挿入
方向に対して摺動可能に取り付けられて第1カセットホ
ルダ24に対して前方の待機位置から所定位置まで水平
に摺動した後、第1カセットホルダ24と一体に僅かに
水平移動し、更に第1カセットホルダ24と一体に垂直
下降し、且つ、小型テープカセット11を載置する第2
カセットホルダ25とが、前方の待機位置とシャーシ2
1の後方に設けた回転ドラム26側のカセット装着位置
とを往復動自在に設けられている。この際、回転ドラム
26側のカセット装着位置には、大型テープカセット1
又は小型テープカセット11から磁気テープTを回転ド
ラム26に引き出すためのテープローディング部材2
7,28が両テープカセット1,11に対して共通の位
置で待機機している。
【0024】また、第1,第2カセットホルダ24,2
5は、図示前方側が大型テープカセット1又は小型テー
プカセット11を挿脱できるように開口され、且つ、後
方の回転ドラム26側は両テープカセット1,11内の
磁気テープTを回転ドラム26側に引き出すように開口
されている。
【0025】次に、第1カセットホルダ24は、互いに
対向した左右側面24a,24b間の底面24c,24
d上に大型テープカセット1が左右を位置決めして載置
され、且つ、左右の底面24c,24d間は後述する第
2カセットホルダ25の凹部25cが臨めるように切り
欠かれている。更に、左右側面24a,24b間の上方
を天面24eで連結している。尚、天面24eの裏面に
はカセット押さえ部材(図示せず)が取り付けられてい
る。
【0026】また、第1カセットホルダ24の左右の底
面24c,24dには、大型テープカセット1の挿入方
向の前方を位置決めするストッパ片24c,(24d
)と、大型テープカセット1の前面を覆う前蓋4(図
1)をロックしている側面のロックアーム5,5(図
1)を解除するロック解除片24c,(24d)と
が上方に向かって切り起こし形成されている。そして、
大型テープカセット1の挿入動作に伴って、ロック解除
片24c,(24d)を前蓋4(図1)の下部に形
成した切り欠き4a,4aから進入させて、ロック解除
片24c,(24d)で前蓋4をロックしているロ
ックアーム5,5(図1)を解除している。
【0027】また、第1カセットホルダ24の左右側面
24a,24bの外側前後に2本のガイドピン{29,
30},{29,30}が夫々固着されており、且つ、
前方のガイドピン29,29に歯車31,32が回転自
在に軸着されている。
【0028】また、第1カセットホルダ24の左右側面
24a,24bに夫々固着した2本のガイドピン{2
9,30},{29,30}は、左右側板22,23に
夫々形成した2本のL状ガイド溝{(22a),22
b},{23a,23b}に貫通して嵌合すると共に、
左右側板22,23の外側に水平方向にスライド可能に
設けた左右のスライド板33,34に夫々形成した2本
の階段状ガイド溝{(33a,33b)},{34a,
34b}に嵌合している。
【0029】この際、図示の都合上、右側板23に形成
したL状ガイド溝23a,23bを説明すると、L状ガ
イド溝23a,23bは、前方側の水平溝23a,2
3bと、これらの水平溝23a,23bの後端か
ら連接して下方に下がる垂直溝23a,23bとで
L状に形成されている。勿論、左側板22に形成したL
状ガイド溝(22a),22bも右側板23と同様に形
成されている。
【0030】また、図示の都合上、右側板23の外側に
設けたスライド板34について説明すると、スライド板
34には2本の階段状ガイド溝34a,34bが形成さ
れており、夫々の階段状ガイド溝34a,34bは上方
から下方に向けて第1傾斜溝34a,34bと、第
1水平溝34a,34bと、第2傾斜溝34a
34bと、第2水平溝34a,34bとが順次階
段状に形成されている。更に、スライド板34の下端に
はラック部34cが形成されており、このラック部34
cにギヤ35が噛合している。この際、ギヤ35は減速
歯車列36を介してモータ37に連結して回転自在にな
っている。勿論、左側のスライド板33は、右側のスラ
イド板34と同様に形成されており、右側のギヤ35の
駆動力をギヤ軸35aを介して左側のギヤ(図示せず)
に伝達しているので、左右のスライド板33,34は互
いに同期して左右側板22,23に設けたガイド部材
(図示せず)に案内されて回転ドラム26方向に水平移
動できるようになっている。
【0031】従って、左右のスライド板33,34と、
ギヤ35と、減速歯車列36と、モータ37とが第1カ
セットホルダ24を直接駆動するためのカセットホルダ
駆動手段を構成している。勿論、上記カセットホルダ駆
動手段は第1カセットホルダ24を介して第2カセット
ホルダ25を駆動しているので、第1,第2カセットホ
ルダ24,25の制御が簡単となる。
【0032】また、第1カセットホルダ24に大型テー
プカセット1を挿入した時、又は、第2カセットホルダ
25に小型テープカセット11を挿入した時に、図示し
ないカセット検出手段によりテープカセットの種類が検
出され、これに伴ってスライド板33,34の回転ドラ
ム26方向への移動量は大型テープカセット1を載置し
た時の方が小型テープカセット11を載置した時より大
きく設定されている。
【0033】また、上記スライド板33,34に形成し
た階段状ガイド溝{(33a),(33b)},{34
a,34b}は、後述するように、大型テープカセット
1を載置した時に第1,第2カセットホルダ24,25
を階段状ガイド溝の第2水平溝と対応した低い高さ位置
で停止させる一方、小型テープカセット11を載置した
時に第1,第2カセットホルダ24,25を階段状ガイ
ド溝の第1水平溝と対応した高い高さ位置で停止させる
ようになっている。
【0034】また、第1カセットホルダ24の左右側面
24a,24bの外側に夫々軸着した歯車31,32
は、図3(A),(B)に拡大して示した如く、歯車部
31a,32aと、歯車部31a,32aの両側にまた
がって歯車部31a,32aが所定角度の円弧で完全に
欠歯した第1欠歯部31b,32bと、歯車部31a,
32aが欠歯せずに片側に残り且つこの片側と反対側が
所定角度の円弧で部分的に欠歯した第2欠歯部31c,
32cとが一体形成されている。この際、第1欠歯部3
1b,32bと第2欠歯部31c,32cとは円周上約
90°離れて形成されていると共に、第2欠歯部31
c,32cは左右側板22,23の互いに対向した側
(内側)に対応して形成されている。
【0035】ここで図2に戻り、歯車31,32は、歯
車部(31a),32aが左右側板22,23の互いに
対向した側(内側)で前方から所定の距離隔てた上方部
位に設けた短尺な第1ラック22c,23cに噛合して
いる。また、第1ラック22c,23cの終端部位に第
1ラック22c,23cを欠歯した状態の水平ガイド2
2d,23dが設けられ、更に、水平ガイド22d,2
3dの終端部位にこの水平ガイド22d,23dと略直
角な垂直ガイド22e,23eが設けられている。この
際、左右側板22,23に形成した垂直ガイド22e,
23eは、L状ガイド溝{(22a),22b},{2
3a,23b}の垂直溝と略平行になっている。
【0036】次に、第2カセットホルダ25は、左右の
底面25a,25bが第1カセットホルダ24の左右の
底面24c,24dの裏面にガイド部材(38),39
を介してカセット挿入方向に対して水平方向に摺動自在
に設けられており、且つ、左右の底面25a,25b間
に一段下がって凹状に形成した凹部25cに小型テープ
カセット11が左右を位置決めして載置されるようにな
っている。
【0037】また、小型テープカセット11を載置する
第2カセットホルダ25の凹部25cには、小型テープ
カセット11の挿入方向の前方を位置決めするストッパ
片25cと、小型テープカセット11の前面を覆う前
蓋14(図1)をロックしている側面のロックアーム1
5(図1)を解除すると共に、小型テープカセット11
の挿入方向の前方を位置決めするロック解除兼用ストッ
パ片25cとが小型テープカセット11と対応した所
定の位置で大型テープカセット1に支障ないように上方
に向かって夫々切り起こし形成されている。この際、ス
トッパ片25cは凹部25cの左側に、一方、ロック
解除兼用ストッパ片25cは凹部25cの右側に形成
されている。そして、小型テープカセット11の挿入動
作に伴って、ストッパ片25c及びロック解除兼用ス
トッパ片25cを前蓋14(図1)の下部に形成した
切り欠き14a,14aから進入させている。更に、凹
部25cの前方には、図示しない一対のリール台が進入
できる切り欠き25c,25cが形成されている。
【0038】また、第2カセットホルダ25の底面25
a,25bの左右端に対称に形成したL状曲げ片25
d,25e上に短尺な第2ラック40,41が前記歯車
31,32と噛合するように取り付けられている。この
際、左右側板22,23に形成した第1ラック22c,
23cと、第2カセットホルダ25の左右端に取り付け
た第2ラック40,41は、歯車31,32を介して上
下で互いに対向している。
【0039】そして、後述するように、歯車31,32
の動作によって、小型テープカセット11を第2カセッ
トホルダ25に載置した時に、小型テープカセット11
の前面が、第1カセットホルダ24に載置した時の大型
テープカセット1の前面と略一致するように第2カセッ
トホルダ25が第1カセットホルダ24に対して待機位
置から所定位置まで水平に摺動し、この後、第1,第2
カセットホルダ24,25が一体となって僅かに水平移
動し更に垂直下降するように設けられている。この際、
後述するように、大型テープカセット1を第1カセット
ホルダ24に載置した時も歯車31,32の動作によっ
て、第2カセットホルダ25は第1カセットホルダ24
に対して待機位置から所定位置まで水平に摺動し、この
後、第1,第2カセットホルダ24,25が一体となっ
て僅かに水平移動し更に垂直下降するように設けられて
いる。
【0040】次に、上記構成によるカセット装着装置2
0の動作について、図4乃至図7を用いて説明する。
【0041】図4(A)〜(C)は本発明に係るカセッ
ト装着装置において、歯車の動作を説明するための右側
面図、図5は本発明に係るカセット装着装置において、
大型テープカセットの第1カセットホルダへの装着動作
を説明するための平面図であり、(A)は挿入時を示
し、(B)は水平移動完了時を示した図、図6は本発明
に係るカセット装着装置において、小型テープカセット
の第2カセットホルダへの装着動作を説明するための平
面図であり、(A)は挿入時を示し、(B)は水平移動
完了時を示した図、図7は本発明に係るカセット装着装
置において、第1カセットホルダ上の大型テープカセッ
ト,第2カセットホルダ上の小型テープカセットのカセ
ット装着高さを説明するための右側面図である。
【0042】尚、以下の図4及び図7の説明では、第
1,第2カセットホルダ24,25並びにスライド板3
4は左右対称に形成されているので、図示の都合上、右
側について説明する。
【0043】まず、図4(A)に示した如く、カセット
装着装置20の初期状態では、右側板23の外側に設け
たスライド板34が停止しており、更に、第1カセット
ホルダ24の右側面24bに前方のガイドピン29を介
して軸着した歯車32の歯車部32aは、右側板23の
内側に形成した上方の第1ラック23cの前方部位に噛
合し、且つ、第2カセットホルダ25の右端に取り付け
た下方の第2ラック41の後方部位に噛合した状態で停
止している。この際、歯車部32aの両側にまたがって
歯車部32aが所定角度の円弧で完全に欠歯した第1欠
歯部32bは第2ラック41の後方部位近傍に至ってい
る。一方、歯車部32aが欠歯せずに片側に残り且つこ
の片側と反対側が所定角度の円弧で部分的に欠歯した第
2欠歯部32cは欠歯していない片側の歯車部が第2ラ
ック41と噛合する直前に至っている。
【0044】そして、図5(A)に示したように前方の
待機位置で第1カセットホルダ24に大型テープカセッ
ト1を挿入した時、又は、図6(A)に示したように前
方の待機位置で第2カセットホルダ25に小型テープカ
セット11を挿入した時に、図4(A)に示した初期状
態から、スライド板34のラック部34cと噛合したギ
ヤ35を回転させて、スライド板34を回転ドラム側に
移動させると、第1カセットホルダ24の右側面24b
に固着したガイドピン29,30がスライド板34の階
段状ガイド溝34a,34bの第1傾斜溝34a,3
4bの上方部位に押されて、ガイドピン29,30が
右側板23に形成したL状ガイド溝23a,23bの水
平溝23a,23bに沿って移動するので、第1カ
セットホルダ24の移動によって上方の第1ラック23
cを介して歯車32の歯車部32aに回転力が加わり、
これによって歯車32がガイドピン29を中心に反時計
方向に回転し、この歯車32の回転に伴って第2ラック
41と一体に第2カセットホルダ25が第1カセットホ
ルダ24に対して待機位置から回転ドラム側に水平に摺
動する。
【0045】次に、図4(B)に示した如く、スライド
板34を更に回転ドラム側に移動して、第2カセットホ
ルダ25を第1カセットホルダ24に対して待機位置か
ら回転ドラム側の所定位置まで水平に摺動させた後、歯
車32の第1欠歯部32bが第1ラック23cの終端部
位に設けた水平ガイド23dを摺接し、これにより歯車
32に回転力が伝達できずに歯車32は回転を停止し
て、第1,第2カセットホルダ24,25が一体となっ
て僅かに水平移動する。そして、歯車32の第2欠歯部
32cが水平ガイド23dの終端部位に設けた垂直ガイ
ド23eに略対向する位置に至る。また、上記所定位置
は、図6(B)に示したように第2カセットホルダ25
に載置した小型テープカセット11の前面が、図5
(B)に示したように第1カセットホルダ24に載置し
た時の大型テープカセット1の前面と略一致する位置で
ある。言い換えると、第2カセットホルダ25は、スラ
イド板34が待機位置から回転ドラム側に所定量移動す
ることにより、第1カセットホルダ24に対して待機位
置から所定位置まで水平に摺動している。そして、第2
カセットホルダ25が第1カセットホルダ24に対して
所定位置に至った後に、第1,第2カセットホルダ2
4,25が一体となって僅かに水平移動する動作で、前
面が一致した大小型テープカセット1,11の前蓋4,
14(図1)の開蓋動作が始まる。
【0046】次に、図4(C)に示した如く、スライド
板34が移動してガイドピン29,30が右側板23の
L状ガイド溝23a,23bの水平溝23a,23b
の後方部位まで移動すると、ガイドピン29,30は
スライド板34の階段状ガイド溝34a,34bに押さ
れながらL状ガイド溝23a,23bの垂直溝23
,23b及び階段状ガイド溝34a,34bに沿
って下方に移動するので、第1カセットホルダ24と第
2カセットホルダ25とが一体となって下降する。この
下降動作では、歯車32の第1欠歯部32bが上方の水
平ガイド23dから離れ、且つ、歯車32の歯車部32
aは下方の第2ラック41に噛合したまま、第2欠歯部
32cが垂直ガイド23eに沿って摺接しながら第2欠
歯部32cの所定角度の円弧で回転を規制されて下降す
るので、これにより第1,第2カセットホルダ24,2
5の相対位置が変わることなく第1カセットホルダ24
と第2カセットホルダ25とが一体となって確実に下降
する。更に、上記とは逆に、第1,第2カセットホルダ
24,25が上動した時に、歯車32の第1欠歯部32
bが第1ラック23cに対して離れた時の位置に確実に
戻ることができる。
【0047】次に、カセット装着装置20において、第
1カセットホルダ24上の大型テープカセット1,第2
カセットホルダ25上の小型テープカセット11のカセ
ット装着高さについて、図1,図2及び図7を併用して
説明する。
【0048】図7(A)に示した如く、カセット装着装
置20の初期状態では、前方で待機している第1カセッ
トホルダ24に大型テープカセット1を挿入するか、又
は、第1カセットホルダ24に摺動可能に設けた第2カ
セットホルダ25に小型テープカセット11を挿入す
る。ここでは、第2カセットホルダ25が第1カセット
ホルダ24の前方に至っているため、大小型テープカセ
ット1,11の第1,第2カセットホルダ24,25か
らの突出量は多少の差がある程度で収めることができ
る。
【0049】また、大型テープカセット1又は小型テー
プカセット11の挿入動作に伴って、第1カセットホル
ダ24の底面24c,24dに形成したロック解除片2
4c ,(24d)又は第2カセットホルダ25の凹
部25cに形成したロック解除兼用ストッパ片25c
を、大型テープカセット1のロックアーム5,5又は小
型テープカセット11のロックアーム15に当接させ
て、前蓋4又は前蓋14のロックを解除している。
【0050】また、第1,第2カセットホルダ24,2
5に大小型テープカセット1,11を挿入した時に、ス
ライド板34の回転ドラム方向への移動量は大型テープ
カセット1を載置した時の方が小型テープカセット11
を載置した時より大きく設定されている。
【0051】そして、スライド板34をギヤ35によっ
て回転ドラム側に移動させると、第1カセットホルダ2
4の右側面24bに取り付けたガイドピン29,30が
スライド板34の階段状ガイド溝34a,34bの第1
傾斜溝34a,34bの上方部位に押されて、ガイ
ドピン29,30が右側板23に形成したL状ガイド溝
23a,23bの水平溝23a,23bに沿って移
動するので、第1,第2カセットホルダ24,25は回
転ドラム側に水平に移動する。そして、スライド板34
が更に移動して、ガイドピン29,30がL状ガイド溝
23a,23bの水平溝23a,23bの後方部位
まで移動すると、ガイドピン29,30はスライド板3
4の階段状ガイド溝34a,34bの第1傾斜溝34a
,34bの中間部位に押されてL状ガイド溝23
a,23bの垂直溝23a,23bに沿って下方に
移動するので、第1,第2カセットホルダ24,25が
一体に下降する。
【0052】次に、図7(B)に示した如く、大型テー
プカセット1を第1カセットホルダ24に載置した時に
は、スライド板34の回転ドラム方向への移動量が小型
テープカセット11の場合より大きく設定されているの
で、ガイドピン29,30がL状ガイド溝23a,23
bの垂直溝23a,23bに沿って下方に移動する
最中に、ガイドピン29,30はスライド板34の階段
状ガイド溝34a,34bの第1傾斜溝34a,34
、第1水平溝34a,34b、第2傾斜溝34
,34bに順次押され、L状ガイド溝23a,2
3bの垂直溝23a,23bの下方部位と重なった
階段状ガイド溝34a,34bの第2水平溝34a
34bに至って停止するので、第1,第2カセットホ
ルダ24,25は第2水平溝34a,34bと対応
した低い高さ位置で停止する。
【0053】この停止位置では、大型テープカセット1
が図示しない低い高さの位置決めピン上に載置され、且
つ、大型テープカセット1の底面に対して第1カセット
ホルダ24の底面24cは0.5mm程度離れているも
のの、第1カセットホルダ24の底面24c,24dに
形成したロック解除片24c,(24d)が大型テ
ープカセット1のロックアーム5に当接したままの状態
を維持している。
【0054】次に、図7(C)に示した如く、小型テー
プカセット11を第2カセットホルダ25に載置した時
には、第2カセットホルダ25が第1カセットホルダ2
4に対して待機位置から所定位置まで摺動した後、第
1,第2カセットホルダ24,25が一体となって僅か
に水平移動し更に垂直下降する際、スライド板34の回
転ドラム方向への移動量が大型テープカセット1の場合
より小さく設定されているので、ガイドピン29,30
が右側板23に形成したL状ガイド溝23a,23bの
垂直溝23a,23bに沿って下方に移動する最中
に、ガイドピン29,30はスライド板34の階段状ガ
イド溝34a,34bの第1傾斜溝34a,34b
に押され、L状ガイド溝23a,23bの垂直溝23a
,23bの中間部位と重なった階段状ガイド溝34
a,34bの第1水平溝34a,34bに至って停
止するので、第1,第2カセットホルダ24,25は第
1水平溝34a,34bと対応した高い高さ位置で
停止する。
【0055】この停止位置では、小型テープカセット1
1が図示しない高い高さの位置決めピン上に載置され、
且つ、小型テープカセット11の底面に対して第2カセ
ットホルダ25の凹部25cは0.5mm程度離れてい
るものの、第2カセットホルダ25の凹部25cに形成
したロック解除兼用ストッパ片25cが小型テープカ
セット11のロックアーム15に当接したままの状態を
維持している。
【0056】この際、スライド板34に形成した階段状
ガイド溝34aの第1水平溝34aの高さは、大型テ
ープカセット1の高さと小型テープカセット11の高さ
の差分に、第2カセットホルダ25の凹部25cの深さ
分を加算した量だけ第2水平溝34aより高くなって
いる。
【0057】上記により、とくに、小型テープカセット
11を第2カセットホルダ25に載置した時には、第
1,第2カセットホルダ24,25が大型テープカセッ
ト1を載置した時よりも高い高さ位置で停止するので、
第2カセットホルダ25の凹部25cに形成したロック
解除兼用ストッパ片25cが小型テープカセット11
のロックアーム15から離れる現象がなくなり、図1
(B)に示したようなロック解除兼用ストッパ片25c
(=ロック解除RK)がロックアーム15の裏側(図
示側)に進入することがないため、ロックアーム15
の破損を防止できる。
【0058】尚、実施例では第1カセットホルダ24を
回転ドラム26側に移動させるために、一対のスライド
板33,34を用いているが、これに限ることなく、従
来例で示したような一対の回動アームで第1カセットホ
ルダ24を回転ドラム26側に移動させても良い。
【0059】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係るカセット装着
装置において、請求項1記載によると、とくに、カセッ
トホルダ駆動手段により第1カセットホルダが左右の側
板に形成したL状ガイド溝に沿って待機位置から水平移
動し、この第1カセットホルダの水平移動に伴って第1
ラックによって歯車が回転し、この歯車に噛合した第1
ラックで第2カセットホルダを第1カセットホルダに対
して待機位置から所定位置まで水平に摺動させた後、第
1,第2カセットホルダを一体にして垂直下降してカセ
ット装着位置に移動するように構成したため、第1,第
2カセットホルダを駆動する際に第1カセットホルダを
駆動する一つのカセットホルダ駆動手段だけで良いの
で、制御が簡単となる。勿論、大小型テープカセットを
待機位置で第1,第2カセットホルダに挿入した時に大
小型テープカセットが第1,第2カセットホルダから突
出する突出量を多少の差がある程度で収めることができ
る。
【0060】また、請求項2記載によると、とくに、第
2カセットホルダを第1カセットホルダに対して待機位
置から所定位置まで水平に摺動させた後、歯車の欠歯部
を第1ラックの終端部位に設けた水平ガイドに摺接させ
ることにより、第2カセットホルダを第1カセットホル
ダと一体に僅かに水平移動するように構成したので、第
1,第2カセットホルダ上の大小型テープカセットがカ
セット装着位置に到達した時には、大小型テープカセッ
ト内の磁気テープを共通の位置に待機したテープローデ
ィング部材で回転ドラム側に引き出すことができる。
【0061】更に、請求項3記載によると、とくに、第
2カセットホルダを第1カセットホルダに対して待機位
置から所定位置まで水平に摺動させた後、歯車の第1欠
歯部を第1ラックの終端部位に設けた水平ガイドに摺接
させて第2カセットホルダを第1カセットホルダと一体
に僅かに水平移動し、この後、第1欠歯部が水平ガイド
から離れて第1,第2カセットホルダが垂直下降する際
に、第1,第2カセットホルダの相対位置が変わらない
ように歯車の第2欠歯部を垂直ガイドに摺接させるよう
に構成したため、歯車の回転が規制されながら第1カセ
ットホルダと第2カセットホルダとが一体となって確実
に下降できる。更に、上記とは逆に、第1,第2カセッ
トホルダが上動した時に、歯車の第1欠歯部が第1ラッ
クに対して離れた時の位置に確実に戻ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカセット装着装置に適用される大
型テープカセット,小型テープカセットを夫々示した斜
視図である。
【図2】本発明に係るカセット装着装置を示した斜視図
である。
【図3】図2に示した第1カセットホルダの左右側面に
夫々軸着した歯車を拡大して示した斜視図である。
【図4】本発明に係るカセット装着装置において、歯車
の動作を説明するための右側面図である。
【図5】本発明に係るカセット装着装置において、大型
テープカセットの第1カセットホルダへの装着動作を説
明するための平面図である。
【図6】本発明に係るカセット装着装置において、小型
テープカセットの第2カセットホルダへの装着動作を説
明するための平面図である。
【図7】本発明に係るカセット装着装置において、第1
カセットホルダ上の大型テープカセット,第2カセット
ホルダ上の小型テープカセットのカセット装着高さを説
明するための右側面図である。
【図8】従来のカセット装着位置を示した斜視図であ
る。
【図9】図8に示した従来のカセット装着位置におい
て、大型テープカセットのテープ引出位置と、小型テー
プカセットのテープ引出位置とを夫々示した平面図であ
る。
【符号の説明】
1…大型テープカセット、11…小型テープカセット、
20…カセット装着装置、21…シャーシベース、21
…L状ガイド溝、21a11…水平溝、21a12
…垂直溝、21b…L状ガイド溝、21b11…水平
溝、21b12…垂直溝、22…左側板、22a,22
b…L状ガイド溝、22c…第1ラック、22e…垂直
ガイド、23…右側板、23a,23b…L状ガイド
溝、23c…第1ラック、23e…垂直ガイド、24…
第1カセットホルダ(大型テープカセット用)、25…
第2カセットホルダ(小型テープカセット用)、29,
30…ガイドピン、31,32…歯車、31a,32a
…歯車部、31b,32b…第1欠歯部、31c,32
c…第2欠歯部、33,34…スライド板、35…ギ
ヤ、36…減速歯車列、37…モータ、33〜37…カ
セットホルダ駆動手段、40,41…第2ラック。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシベース上で間隔を離して互いに対
    向して左右に一対設けられ、且つ、前方の水平溝と該水
    平溝の後端に垂直溝を連接したL状ガイド溝を形成する
    と共に、前方から所定の距離隔てた上方部位に第1ラッ
    クを形成した左右の側板と、 前記左右の側板間に移動可能に設けられ、且つ、左右の
    側面に固着したガイドピンを前記L状ガイド溝に嵌合さ
    せ、且つ、左右の側面に軸着した歯車を前記第1ラック
    に噛合させると共に、大型テープカセットを挿入して待
    機位置からカセット装着位置に移動する第1カセットホ
    ルダと、 前記第1カセットホルダにカセット挿入方向に対して摺
    動可能に取り付けられ、且つ、左右端に前記第1ラック
    と対向して取り付けた第2ラックを前記歯車に噛合させ
    ると共に、小型テープカセットを挿入して待機位置から
    カセット装着位置に移動する第2カセットホルダと、 前記第1カセットホルダの左右の側面に固着した前記ガ
    イドピンと嵌合して、前記第1カセットホルダを待機位
    置から水平に移動した後に垂直下降してカセット装着位
    置に移動するカセットホルダ駆動手段とを備え、 前記カセットホルダ駆動手段により前記第1カセットホ
    ルダが前記L状ガイド溝に沿って待機位置から水平移動
    し、この第1カセットホルダの水平移動に伴って前記第
    1ラックによって前記歯車が回転し、この歯車に噛合し
    た前記第1ラックで前記第2カセットホルダを前記第1
    カセットホルダに対して待機位置から所定位置まで水平
    に摺動させた後、前記第1,第2カセットホルダを一体
    にして垂直下降してカセット装着位置に移動することを
    特徴としたカセット装着装置。
  2. 【請求項2】前記左右の側板に形成した前記第1ラック
    の終端部位に水平ガイドを設け、且つ、前記歯車に所定
    角度欠歯した欠歯部を設けてあり、 前記第2カセットホルダを前記第1カセットホルダに対
    して待機位置から所定位置まで水平に摺動させた後、前
    記歯車の欠歯部を前記第1ラックの終端部位に設けた前
    記水平ガイドに摺接させることにより、前記第2カセッ
    トホルダを前記第1カセットホルダと一体に僅かに水平
    移動することを特徴とする請求項1記載のカセット装着
    装置。
  3. 【請求項3】前記左右の側板に形成した前記第1ラック
    の終端部位に水平ガイドを設けると共にこの水平ガイド
    の終端部位に垂直ガイドを設け、且つ、前記歯車に所定
    角度完全に欠歯した第1欠歯部と片側を欠歯せずにこの
    片側の反対側を所定角度欠歯した第2欠歯部とを設けて
    あり、 前記第2カセットホルダを前記第1カセットホルダに対
    して待機位置から所定位置まで水平に摺動させた後、前
    記歯車の第1欠歯部を前記第1ラックの終端部位に設け
    た前記水平ガイドに摺接させて前記第2カセットホルダ
    を前記第1カセットホルダと一体に僅かに水平移動し、
    この後、前記第1欠歯部が前記水平ガイドから離れて前
    記第1,第2カセットホルダが垂直下降する際に、該第
    1,第2カセットホルダの相対位置が変わらないように
    前記歯車の第2欠歯部を前記垂直ガイドに摺接させるこ
    とを特徴とする請求項1記載のカセット装着装置。
JP9344318A 1997-11-28 1997-11-28 カセット装着装置 Pending JPH11162053A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9344318A JPH11162053A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 カセット装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9344318A JPH11162053A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 カセット装着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11162053A true JPH11162053A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18368318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9344318A Pending JPH11162053A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 カセット装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11162053A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006189737A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006189737A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP4622524B2 (ja) * 2005-01-07 2011-02-02 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100210540B1 (ko) 자기 기록 및 재생 장치
KR920003505B1 (ko) 자기기록 재생장치
JPH11162053A (ja) カセット装着装置
JPH11283299A (ja) カセット装着装置
US6487159B1 (en) Disc player
JPH11283300A (ja) カセット装着装置
US7012779B2 (en) Recording and reproducing device
JPH0333980Y2 (ja)
JPH0424504Y2 (ja)
JP2000215566A (ja) カセット装着装置
JPS6343672Y2 (ja)
JPH048540Y2 (ja)
JPH09320156A (ja) カセット装着装置
JPH0718042Y2 (ja) 記録媒体のオ−トチエンジヤ
JP3594370B2 (ja) 情報記録ディスクの記録再生装置
JPH03147560A (ja) 記録再生装置のカセットローディング機構
JPH0333962Y2 (ja)
JPH05334788A (ja) デイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ
JPH03245350A (ja) 複数カセット装着装置
JPH0760552B2 (ja) カセット装着装置
JPH0329156A (ja) 複合ローディング装置
JPH08235734A (ja) 記録媒体の記録再生装置
JPH01311453A (ja) 磁気記録再生装置
JPH10255358A (ja) 磁気記録再生装置
JPH06101173B2 (ja) 磁気記録再生装置のカセット装填機構