JPH05334788A - デイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ - Google Patents

デイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ

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JPH05334788A
JPH05334788A JP16399392A JP16399392A JPH05334788A JP H05334788 A JPH05334788 A JP H05334788A JP 16399392 A JP16399392 A JP 16399392A JP 16399392 A JP16399392 A JP 16399392A JP H05334788 A JPH05334788 A JP H05334788A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はデイスクチエンジヤ付きデイスクプレ
イヤにおいて、収納する記録媒体を交換する際に要する
手間を低減すると共に一段と小型のデイスクチエンジヤ
付きデイスクプレイヤを提案しようとするものである。 【構成】装置本体に着脱自在のフロントパネルを設ける
と共に、装置本体側に記録媒体複数枚分の挿入口を設
け、フロントパネル側に記録媒体一枚又は所定枚数分の
挿入口を設けたことにより、記録媒体1枚を交換する際
には1枚掛けの感覚で記録媒体を交換できると共に装置
前面に機能性及びデザイン的な自由度を持たせることが
でき、格段に使い勝手の良いデイスクチエンジヤ付きデ
イスクプレイヤを実現し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図2、図5、図9及び図1
3) 作用(図2及び図9) 実施例(図1〜図13) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はデイスクチエンジヤ付き
デイスクプレイヤに関し、例えば車載用のデイスクチエ
ンジヤ付きデイスクプレイヤにおいて、デイスク収納部
内に記録媒体を収納する場合、デイスク収納部に収納さ
れた記録媒体をデイスクプレイヤ部に装填する場合等に
適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、デイスクチエンジヤ付きデイスク
プレイヤのうち例えばCD(コンパクトデイスク)を記
録媒体としたデイスクプレーヤは、複数枚のCDを積層
状態でストツカ部に収納し、当該ストツカ部に収納され
た複数枚のCDの中から選択されたCDをエレベータ装
置、スライドレバー及び駆動ローラ等の搬送手段により
プレイヤ部に引き出し、当該プレイヤ部において記録情
報を再生するようになされている。
【0004】ここでストツカ部に収納されたCDを交換
する際には、ストツカ部からマガジンを取り出し、当該
マガジン内に収納されている他のCDと所望のCDとを
交換した後再びマガジンをストツカ部に戻すようになさ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
ストツカ部からマガジンを取り出して手元にある所望の
CDとストツカ部内に収納されているCDとを交換する
方法においては、交換したいCDがたとえ1枚であつて
も全てのCDを格納しているマガジン全体を取り出さな
ければならないという煩雑さがある。
【0006】またデイスクチエンジヤ付きデイスクプレ
イヤは、そのデイスクチエンジ機構の方法に係わらず、
マガジン挿入口が大きな開口部により構成されているた
め、当該開口部分に蓋又はスライドドアを設けることに
よつて開口部分を隠すようになされている。しかしなが
ら、このように開口部分に蓋又はスライドドア等を設け
た場合、当該開口部分に対応する装置前面に機能性や、
デザイン的な自由度をもたせることができないという問
題がある。
【0007】また従来、デイスクチエンジヤ付きデイス
クプレイヤは装置全体としてかなりの大きさを有するた
め、例えば車載用として使用される場合にはトランクル
ームや座席シートの下に設置される場合が多いが、車室
内フロントパネル部のコンソールボツクス内に格納でき
れば格段に使い勝手が向上するものと考えられる。本発
明は以上の点を考慮してなされたもので、記録媒体を交
換する際に要する手間を低減できると共に一段と小型の
デイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤを提案しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、複数枚の記録媒体50A〜5
0Dを積層状態で収納するデイスク収納部70、及び複
数枚の記録媒体50A〜50Dの中から選択的に所定の
記録媒体50A〜50C、又は50Dを引き出して記録
及び又は再生するデイスクプレイヤ部71を有する装置
本体3と、装置本体3に対して着脱自在に取り付けられ
たフロントパネル部2とを設けるようにする。
【0009】また第2の発明においては、装置本体3に
形成された記録媒体50A〜50D複数枚分の挿入口4
0A〜40Dと、装置本体3の挿入口40A〜40Dと
対応するフロントパネル部2位置に形成された記録媒体
1枚又は所定枚数分の挿入口7とを設けるようにする。
【0010】さらに第3の発明においては、複数枚の記
録媒体50A〜50Dを積層状態で収納するデイスク収
納部70と、デイスク収納部70前面に設けられ、積層
位置に応じた複数のデイスク挿入口40A〜40Dと、
デイスク挿入口40A〜40Dへのデイスク挿入方向に
対してほぼ直角方向に設けられた記録及び又は再生位置
にデイスク収納部70に収納された記録媒体50A〜5
0Dを選択的に取り出して搬送する搬送手段91、9
3、103、104A〜104D、106A〜106
D、107A〜107D、108A〜108Dと、記録
及び又は再生位置に設けられると共に、デイスク収納部
70に収納された複数枚の記録媒体50A〜50Dの中
から選択された記録媒体50A〜50C、又は50Dの
積層位置に応じて昇降動作するエレベータ73を有し記
録媒体50A〜50Dに対して所定の情報を記録及び又
は再生するデイスクプレイヤ部71とを設けるようにす
る。
【0011】
【作用】第1及び第2の発明においては、装置本体3に
記録媒体複数枚分の挿入口40A〜40Dを形成すると
共に、装置本体3に対して着脱自在に取り付けられたフ
ロントパネル2における装置本体3の挿入口40A〜4
0Dとの対応位置に記録媒体1枚又は所定枚数分の挿入
口7を形成したことにより、記録媒体を交換する際に要
する手間を低減でき、かつ装置前面のスペースを有効に
利用できるデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤを
実現し得る。
【0012】また第3の発明においては、デイスク収納
部70前面に複数のデイスク挿入口40A〜40Dを設
けると共にデイスク挿入方向に対してほぼ直角方向に記
録及び又は再生を行うデイスクプレイヤ部71を設けた
ことにより、奥行き方向の長さを短縮でき、例えば記録
媒体として直径64〔mm〕の円盤状の光デイスクを用いれ
ば車室内のコンソールボツクスに格納できる寸法のデイ
スクチエンジヤ付きデイスクプレイヤを実現し得る。
【0013】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0014】(1)外観構成 図1において、1は全体としてデイスクチエンジヤ付き
デイスクプレイヤを示し、前面にフロントパネル2を着
脱自在に装着できるようになされ、かつ複数枚のデイス
クを収納し、当該収納されたデイスクの中から所定のデ
イスクを引き出して当該デイスク上に記録された情報を
再生する装置本体3を有する。
【0015】フロントパネル2前面には、チユーナやコ
ントロールコマンダ用の各種の操作ボタン4、表示部5
及びフロントパネルイジエクト用ボタン6が配設され、
当該フロントパネルイジエクト用ボタン6を押圧するこ
とによつてフロントパネル2を装置本体3から取り外す
ことができるようになされている。またフロントパネル
2前面の上部左側位置には、フロントパネル2の厚みを
貫通するようにデイスクカートリツジ(以下これをキヤ
デイと呼ぶ)挿入口7が設けられていると共に、当該キ
ヤデイ挿入口7の左側にはキヤデイイジエクト用ボタン
8が設けられている。
【0016】(2)フロントパネル着脱機構 ここで装置本体3からフロントパネル2を取り外した状
態を示す図2において、装置本体3の前面には周縁部が
僅かに前方に突出する枠体9が形成されており、これに
よりフロントパネル2の背面が枠体9に嵌まり込むよう
になされている。
【0017】枠体9の一側辺上には枠体9の内方に向つ
てフツク10A及び10Bが突出成形されていると共
に、これに対応するフロントパネル2の側面部分に係合
凹部11A及び11Bが穿設され、当該フツク10A及
び10Bと係合凹部11A及び11Bとは互いに嵌合し
得るようになされている。
【0018】また装置本体3前面のフツク10A、10
B近傍には複数の接続端子ピン12が設けられていると
共に、これに対応するフロントパネル2背面には複数の
接続端子板13が設けられ、これによりフロントパネル
2を装置本体3に取り付けた際に当該接続端子ピン12
に接続端子板13が機械的に当接することにより電気的
にコンタクトし、操作ボタン4によつて与えられるコン
トロールコマンドを装置本体3に伝達し得るようになさ
れている。
【0019】また装置本体3前面の左端部にはほぼ四角
形状に切り欠かれた開口部を通して、レバー装置14が
装置本体3の内部から装置本体3の前方に向つて進退自
在に設けられている。またレバー装置14に対応するフ
ロントパネル2の背面には切欠15が設けられ、切欠1
5はレバー装置14の先端部分に形成されたロツク爪1
6を係止できるようになされている。
【0020】ここでフロントパネル2を装置本体3に取
り付ける際には、先ずフツク10A及び10Bに係合凹
部11A及び11Bを嵌め込み、これを回動中心として
フロントパネル2を回動させることにより装置本体3に
次第に重ね合わせるようにする。
【0021】このときフロントパネル2の背面がロツク
爪16に当接しながらレバー装置14を装置本体3内部
に押し込み、フロントパネル2の背面が装置本体3の前
面に重なつたとき、切欠15にロツク爪16が嵌り込
み、その結果装置本体3にフロントパネル2を係止でき
るようになされている。
【0022】またフロントパネル2を装置本体3から取
り外す際には、フロントパネル2前面に設けられたフロ
ントパネルイジエクト用ボタン6を押圧操作する。これ
によりフロントパネルイジエクト用ボタン6に連結され
た棒状部材17が装置本体3方向に後方に突出し、当該
棒状部材17が装置本体3前面に露出しているフロント
パネルイジエクト用部材18を押し込むようになされて
いる。これによりフロントパネル2は前方位置に回動さ
れると共に、レバー装置14に係止されて、図3に示す
ような半開きの状態を得るようになされている。
【0023】さらにこの半開きの状態からフロントパネ
ル2を、手動で図3の矢印Aで示す方向に所定以上の力
で引つ張ると、ロツク爪16が切欠15との係止状態か
らはずれて、フロントパネル2を装置本体3から取り外
すことができるようになされている。ここでレバー装置
14は、図4に示すように、レバー装置進退用開口部
(図2)に比して一回り大きな周縁部20を有し、レバ
ー装置進退用開口部に固着される基部21と、レバー装
置進退用開口部を通して進退自在に回動する突出部22
により構成されている。
【0024】突出部22は回動軸23に弦巻きばね2
4、カム25、レバー26及びリンク27が取り付けら
れた構成を有する。回動軸23には弦巻きばね24が巻
装され、当該弦巻きばね24は一端をレバー26により
受け止められていると共に、他端をカム25により受け
止められ、これにより図4におけるレバー26の前面と
カム25の前面とのなす角度θが小さくなるに従つて弦
巻きばね24が巻き込まれ、レバー26及びカム25は
弦巻きばね24の弾発力により角度θを大きくする方向
に付勢されるようになされている。
【0025】ここで基部21と突出部22とは基部21
内方に突出部22全体を入り込ませることにより一体と
なるようになされている。すなわち基部21の周縁部2
0の後方の左右位置に設けられた係合孔28A及び28
Bの内側にリンク27の左右位置に設けられた係合孔2
9A及び29B(図示せず)を当接させた後、当該係合
孔27A、28A、27B、28Bに係合ピン30を挿
通すると共に、基部21内側の前方左側壁に形成された
弓形形状のカム溝31にカム25の左側先端位置におい
て左方向に突設されたカムピン32を摺接させることに
よつて突出部22及び基部21が一体的に連動するよう
になされている。
【0026】これにより突出部22は係合ピン30を回
動中心として回動自在になる一方、これに連動してカム
25はカムピン32がカム溝31に沿つて摺動すること
により回動軸23を回動中心として回動するようにな
る。ここでカム溝31は、突出部22が係合ピン30を
回動中心として下方位置に回動するに従つて(突出部2
2が基部21の内方に格納される位置に回動するに従つ
て)、つまりカムピン32がカム溝31の下方位置に摺
動するにつれて、レバー26とカム25のなす角度θが
小さくなるように成形されている。
【0027】これにより突出部22が基部21の内方に
格納される位置に回動されるにつれて、レバー26及び
カム25は弦巻きばね24の弾発力によつて角度θが大
きくなる方向に付勢偏倚力を得るようになされている。
さらに基部21の前方左側には板状部材33を介してフ
ロントパネルイジエクト用部材18が取り付けられてい
る。
【0028】板状部材33は前方左側にフロントパネル
イジエクト用部材18を有すると共に、後方右側位置に
おいて弦巻きばね35が巻装された回動軸36によつて
回動自在に支持されている。弦巻きばね36は一端を板
状部材33によつて受け止められていると共に、他端を
基部21によつて受け止められ、これにより板状部材3
3はフロントパネルイジエクト用部材18が下方に押し
下げられた際右側から見て反時計方向に回動し、フロン
トパネルイジエクト用部材18が開放されたとき元の位
置に戻るようになされている。
【0029】ここで板状部材33の右端位置にはL字状
の係止爪37が立設され、当該係止爪37は突出部22
が基部21の内方に回動したとき、回動軸23を把持し
て突出部22を基部21内方に係止すると共に、フロン
トパネルイジエクト用部材18が押し下げられたとき、
回動軸23から離間するようになされている。
【0030】レバー装置14は、装置本体3前面にフロ
ントパネル2背面が重なつたとき、回動軸23が係止爪
37によつて把持されて突出部22が基部21の内方に
格納された状態となり、このときレバー26とカム25
のなす角度θは小さい値となり、これによりレバー26
はフツク10A、10B方向に強い付勢力が与えられ
る。従つてロツク爪16は切欠15に強い力で嵌り込
み、フロントパネル2を装置本体3に確実に係止できる
ようになされている。
【0031】またこのときカム25は弦巻きばね24の
弾性力により、突出部22を基部21の外方に突出させ
るように付勢する。フロントパネル2が半開きの状態に
なつたとき、レバー26とカム25のなす角度θは大き
な値となり、レバー26の付勢力は弱まり、さらにフロ
ントパネル2を装置本体3前方に回動させれば、簡単に
ロツク爪16を切欠15から離間させることができ、フ
ロントパネル2を装置本体3から取り外すことができ
る。
【0032】(3)キヤデイイジエクト機構 また図2に示すように、装置本体3の前面には上下方向
に配列するように複数のキヤデイ挿入口40A〜40D
が配設されていると共に、当該キヤデイ挿入口40A〜
40Dの後方位置に配設されたキヤデイストツカ部70
(図8)にはキヤデイホルダ41A〜41Dが設けられ
ている。
【0033】キヤデイホルダ41A〜41Dは、キヤデ
イ挿入口40A〜40Dに対応する前面部分が開口とな
つていると共に、右側面及び左側面が下側位置において
若干内方に回り込むように成形され、これによりキヤデ
イホルダ41A〜41Dはキヤデイ50A〜50D下面
の大部分をキヤデイホルダ41A〜41Dの下方に露出
させた状態でキヤデイ50A〜50Dを支持できるよう
になされている。
【0034】キヤデイ50(50A〜50D)は、図5
において下面側を示すように、平板状のデイスクケース
51の内部に直径64〔mm〕の円盤状の光デイスク52を
内蔵できるようになされている。またデイスクケース5
1の下面にはターンテーブル進入用開口部53が形成さ
れていると共に、当該ターンテーブル進入用開口部53
から露出する光デイスク52の中央部分は磁性板54と
なつており、これによりターンテーブル81(図9)が
キヤデイ50の下方からターンテーブル進入用開口部5
3に進入したとき、磁性板54がターンテーブル81に
吸着し、その結果ターンテーブル81が回転駆動すると
光デイスク52もこれと同時に回転されるようになされ
ている。
【0035】またデイスクケース51の下面には、ター
ンテーブル進入用開口部53近傍からデイスクケースの
一辺側に亘つて、方形状の情報信号再生用開口部55が
形成されていると共に、当該情報信号再生用開口部55
を開閉するシヤツタ部材56がスライド自在に取り付け
られている。
【0036】シヤツタ部材56は、デイスクケース51
の一辺上に形成されたシヤツタ開放用係合溝57にキヤ
デイホルダ41(41A〜41D)の右側面内側におい
て内方に向つて突設されたシヤツタ開放用突起45(図
6)が入り込み、シヤツタ部材56が矢印Fで示す方向
にスライドされたとき情報信号再生用開口部55が開放
されると共に、シヤツタ部材56の側面に形成されたシ
ヤツタ閉塞用係合孔58にキヤデイホルダ41の前方右
側面に設けられたシヤツタ閉塞用部材46(図6)が嵌
まり込み、これによりシヤツタ部材56が矢印Gで示す
方向にスライドされることにより情報信号再生用開口部
55が閉塞される。
【0037】このようにキヤデイ50は、シヤツタ部材
56及び情報信号再生用開口部55が右側に向くように
(デイスクプレイヤ部71(図8)の方向に向くよう
に)キヤデイホルダ41内に格納される。かくしてシヤ
ツタ部材56がスライドして情報信号再生用開口部55
が開放され、光デイスク52が情報信号再生用開口部5
5から露出した状態でキヤデイホルダ41内に収納され
るようになされている。
【0038】またデイスクケース51下面には4個の係
止穴59a〜59dが穿設され、当該係止穴59a〜5
9dはキヤデイ50がデイスクプレイヤ部71に装填さ
れた際、光学ブロツクシヤーシ86(図9)上に設けら
れた位置決め軸87a〜87d(図9)がそれぞれ下方
から嵌め込まれるようになされている。
【0039】すなわちキヤデイ50は、ターンテーブル
進入用開口部53、情報信号再生用開口部55及び係止
穴59a〜59dがキヤデイホルダ41の下方から露出
した状態でキヤデイホルダ41内に格納されるようにな
されている。また図2に示すように、キヤデイ挿入口4
0A〜40Dの左側位置にはそれぞれキヤデイ挿入口4
0A〜40Dに対応するようにキヤデイイジエクト用ボ
タン60A〜60Dが配設されている。
【0040】キヤデイイジエクト用ボタン60(60A
〜60D)は、図6に示すように、キヤデイホルダ41
の左側位置において装置本体3の内部に延長するように
成形された棒状部材からなり、一端が装置本体前面に突
出すると共に、他端がロツクレバー61に当接してい
る。ロツクレバー61はキヤデイホルダ41の内方に折
り曲げられたロツク爪61aを有し、当該ロツク爪61
aがキヤデイ50側面に形成された係止穴51aに嵌り
込むことによつてキヤデイ50をキヤデイホルダ41内
に係止するようになされている。
【0041】またロツクレバー61はキヤデイホルダ4
1下面に設けられた回動軸61bに回動自在に軸着され
ていると共に、キヤデイホルダ41の下面に設けられた
連結板62の係合突起62aに当接している。従つて、
キヤデイイジエクト用ボタン60及び連結板62はロツ
クレバー61を介して連動するようになされている。
【0042】連結板62には前後方向に延長するように
案内長孔62bが形成され、当該案内長孔62bにキヤ
デイホルダ下面に突設された支持ピン62cが摺動自在
に係合するようになされている。また連結板62の後方
にはコイルばね63が取り付けられている。当該コイル
ばね63は、一端が連結板62に取り付けられていると
共に、他端がキヤデイホルダ41に固定され、これによ
り連結板62は矢印Hで示す方向に付勢されるようにな
されている。
【0043】また連結板62はキヤデイホルダ41の左
方において後方に向かうように突出形成された係止部6
2dを有し、当該係止部62dはキヤデイホルダ41の
左後方の角部に沿うように設けられたほぼL字状のスト
ツパ部材64の一端に当接している。ストツパ部材64
は、キヤデイホルダ41の左後方角部に設けられた軸6
5に回動自在に軸着している。また軸65には弦巻きば
ね66が巻装され、一端がキヤデイホルダ41下面に設
けられた支持ピン67に固着されていると共に、他端が
ストツパ部材64に固着され、これによりストツパ部材
64は時計方向に回動付勢されるようになされている。
【0044】また軸65にはイジエクトレバー68の一
端が回動自在に軸着している。イジエクトレバー68は
キヤデイホルダ41の背面に沿つて延長され、当該イジ
エクトレバー68に沿つてキヤデイホルダ41の背面に
形成された開口部(図示せず)を通して、キヤデイ50
に当接するようになされている。
【0045】またイジエクトレバー68はストツパ部材
64の立ち上がり部64aに固着され、これによりイジ
エクトレバー68はストツパ部材64と一体となつて軸
65を回動中心として回動するようになされている。か
くして、図6に示すようにキヤデイホルダ41内にキヤ
デイ50が収納されている状態において、キヤデイイジ
エクト用ボタン60を押圧操作すると、ロツクレバー6
1が時計方向に回動し、キヤデイ50の側面に形成され
た係止穴51aからロツク爪61aが離間してロツク状
態が解除される。
【0046】これと同時に、ロツクレバー61は連結板
62を矢印Iで示す前方方向にスライドさせる。これに
より係止部62dがストツパ部材64から離間し、スト
ツパ部材64はイジエクトレバー68と一体なつて時計
方向に回動する。これによりイジエクトレバー68は、
図7に示すように、キヤデイ50をキヤデイホルダ41
の前方に押し出しキヤデイ挿入口40の前方に突出させ
る。
【0047】因に、図2に示すように、フロントパネル
2前面のキヤデイイジエクト用ボタン8は、これと連結
するような棒状部材8Aを有し、これによりキヤデイイ
ジエクト用ボタン8を押圧操作すると当該棒状部材8A
がフロントパネル2の後方に突出して装置本体3前面に
設けられたキヤデイイジエクト用ボタン60Aを押圧す
る。かくして、装置本体3にフロントパネル2が装着さ
れた状態でキヤデイイジエクト用ボタン8を押圧操作す
れば、キヤデイホルダ41A内に収納されているキヤデ
イ50Aをキヤデイ挿入口7の前方に突出させることが
できる。
【0048】これに対して、キヤデイホルダ41内にキ
ヤデイ50を格納させる場合には、キヤデイ挿入口40
から後方にキヤデイ50を押し込むようにする。これに
より、キヤデイ50はイジエクトレバー68及びストツ
パ部材64を反時計方向に回動させながらキヤデイホル
ダ41内を後方にスライドする。
【0049】これに従つて、ストツパ部材64が係止部
62dの内方に入り込む。さらにキヤデイ50をキヤデ
イホルダ41の最深部まで押し込むと、コイルばね63
により反時計方向に付勢されているロツク部材61のロ
ツク爪61aがキヤデイ50側面の係止穴51aに入り
込むと共に、連結板62が矢印Hで示す方向にスライド
して係止部62dがストツパ部材64を係止し、図6に
示すような状態になり、キヤデイホルダ41、従つて装
置本体3内にキヤデイ50を収納することができる。
【0050】(4)装置本体 装置本体3は、図8に示すように、上述のイジエクト機
構61〜68(図6)を有するキヤデイホルダ41A〜
41Dが積層状態で収納されてなるストツカ部70が正
面左側に配設されていると共に、正面右側にはデイスク
プレイヤ部71が配設されている。デスクプレイヤ部7
1は筐体72の底面とほぼ平行状態に支持されたエレベ
ータシヤーシ73を有する。
【0051】エレベータシヤーシ73の前側面、背側面
及び左側面にはX字状に連結されたパンタグラフ状の支
持体74が設けられ、当該支持体74は中央部分におい
て連結ピン74aによつて回動自在に連結されている。
また支持体74のうち例えばエレベータシヤーシ73の
前面側に設けられた支持体は、一端が筐体72及びエレ
ベータシヤーシ73に軸ピン74b及び74cにより枢
着されていると共に、他端が筐体72の長孔72a及び
エレベータシヤーシ73の長孔73aに軸ピン74d及
び74eを係合することにより上下方向に伸縮自在にエ
レベータシヤーシ73を支持している。
【0052】また図8及び図9に示すように、装置本体
3正面から見てエレベータシヤーシ73上の後方右側の
角部にはピニオン75とこれを駆動するモータ76び歯
車群77からなる昇降機構が搭載されていると共に、筐
体72の後方右側の角部にはラツク78が立設され、当
該ラツク78とピニオン75とは互いに歯合している。
【0053】従つて、昇降機構のピニオン75をモータ
76により歯車群77を介して駆動すると、ピニオン7
5はラツク78に対して回転移動することになり、この
回転方向に基づいてエレベータシヤーシ73が筐体72
に対して上昇又は下降されるようになされいる。ここで
当該エレベータシヤーシ73の昇降に伴つてパンタグラ
フ状の支持体74が伸縮し、このとき支持体74の両端
の間隔が等しくなるため、エレベータシヤーシ73は昇
降機構により後方右側の角部を昇降されると他の角部も
後方右側の角部と同等の高さで昇降され、これによりエ
レベータシヤーシ73全体が筐体72の底面に対して平
行に昇降されるようになされている。
【0054】これに加えて、筐体72における前方右側
及び後方右側の位置には支持軸79及び80が立設され
ていると共に、これに対応するエレベータシヤーシ73
の前方右側及び後方右側の位置にはエレベータシヤーシ
73の厚みを貫通するように軸受け孔が形成されてお
り、当該軸受け孔に支持軸79及び80がそれぞれ摺動
自在に貫通され、これによりエレベータシヤーシ73が
昇降される際にエレベータシヤーシ73が水平方向にぶ
れないようになされている。
【0055】従つて、エレベータシヤーシ73は筐体7
2の底面に対して水平を保ちながら鉛直に昇降できるよ
うになされている。またエレベータシヤーシ73上には
光学式の位置検出センサ(図示せず)が設けられ、エレ
ベータシヤーシ73が昇降された際当該位置検出センサ
が筐体72に植立された位置検出板(図示せず)のスリ
ツトを読み込むことにより、エレベータシヤーシ73が
所望の上下位置に達すると、モータ76に検出信号を送
出してモータ76を停止させるようになされている。
【0056】またエレベータシヤーシ73の中央部分に
は、光デイスク52を支持して回転させるターンテーブ
ル81と、これを回転駆動するスピンドルモータ(図示
せず)並びに回転される光デイスク52から記録情報を
読み取る光学ピツクアツプ82、光学ピツクアツプ82
をターンテーブル81の方向に移動できるように支持す
る送りねじ軸83及びモータ84の回転駆動力を送りね
じ軸83に伝達するギア85等が搭載された光学ブロツ
クシヤーシ86が設けられている。
【0057】光学ブロツクシヤーシ86は、図示しない
駆動機構により、キヤデイ50がエレベータシヤーシ7
3上の再生位置まで引き出されたとき、若干上昇してチ
ヤキングすると共に、再生が終了すると元の下方位置に
戻るようになされている。
【0058】さらに光学ブロツクシヤーシ86上の四方
位置には4本の位置決め軸87a〜87dが立設され、
当該位置決め軸87a〜87dのうちの2本の位置決め
軸87a及び87dは光学ブロツクシヤーシ86の左
端、つまりキヤデイストツカ部70の極く近傍に立設さ
れている。これにより位置決め軸87a〜87dはキヤ
デイ50がエレベータシヤーシ73上に装填されたと
き、キヤデイ50の左側がキヤデイストツカ部70に収
納された他のキヤデイ50にほぼ1/8だけオーバラツ
プした状態でキヤデイ50の下面に形成された係止穴5
9a〜59d(図5)にそれぞれ嵌り込むようになされ
ている。
【0059】またターンテーブル81の上方には、図1
0に示すように、エレベータシヤーシ73の前後位置で
支持されてエレベータシヤーシ73の前後位置を掛け渡
すように成形されたキヤデイホルダ押え88が設けら
れ、当該キヤデイホルダ押え88はキヤデイホルダ41
がエレベータシヤーシ73上に装填されたときキヤデイ
50を上側から押え、これによりキヤデイ50をエレベ
ータシヤーシ73上に安定に保持するようになされてい
る。
【0060】またエレベータシヤーシ73の後方位置に
は、図11及び図12に示すように、キヤデイホルダ移
送機構90が搭載されている。キヤデイホルダ移送機構
90はキヤデイストツカ部70方向に延長するように成
形されたスライドレバー91と、当該スライドレバー9
1をギア部を介して駆動するモータ92から構成されて
いる。
【0061】ここでギア部は以下に示す歯車群により構
成されている。すなわち図11に示すように、一部に歯
が形成されていない部分歯欠歯車93がエレベータシヤ
ーシ73背面の立ち上がり部94(図10)に軸着され
ている。部分歯欠歯車93の円周近傍にはローラ93a
が取り付けられており、これがスライドレバー91の上
下方向に形成された長孔91aに挿入されている。
【0062】同様にエレベータシヤーシ73の背面の立
ち上がり部94には小径歯部95aを有する歯車95が
軸96に軸着されている。また軸96のうち立ち上がり
部94側には首振りアーム97の一端が軸着している。
首振りアーム97の他端には軸98が首振りアーム97
の両面から突出する状態で固着され、当該軸98のうち
首振りアーム97を貫通してエレベータシヤーシ73の
立ち上がり部94方向に突出する部分は、エレベータシ
ヤーシ73の立ち上がり部94に形成された透孔99内
に挿入されていると共に、首振りアーム97の他の一方
の面から突出する部分には歯車100が回動自在に取り
付けられている。
【0063】歯車100は歯車95の小径歯部95aと
歯合していると共に、ここでは具体的には示されていな
いが、摩擦部材を介して首振りアーム97に係合してい
る。そして歯車100と部分歯欠歯車93とは部分歯欠
歯車93の歯が形成されている範囲で歯合するようにな
されている。またエレベータシヤーシ73上には歯車9
5を駆動するモータ92が搭載され、このモータ92の
駆動力は中間歯車群101を介して歯車95に伝達され
るようになされている。
【0064】またスライドレバー91の左右方向には長
孔91bが形成されていると共に当該長孔91bには筐
体72の背面内側から筐体72の内方に向つて突設され
た案内ピン102が摺動自在に嵌まり込み、これにより
スライドレバー91は案内ピン102に支持されながら
長孔91bの形成された範囲で左右方向にスライドでき
るようになされている。
【0065】かくして図11における状態でモータ92
が正転することにより、歯車95を矢印Jで示す反時計
方向に回転駆動すると、歯車100に摩擦部材を介して
係合している首振りアーム97が歯車100の回転方向
と同じ方向に回転されて、軸98が透孔99により移動
規制される状態になり、かくして首振りアームは、図1
2に示す下方位置に傾く。
【0066】これにより歯車100が部分歯欠歯車93
に歯合して、部分歯欠歯車93が図11の矢印Kで示さ
れる方向に回転し、その後図12に示すように歯車10
0との歯合状態が解除されることにより回転を停止す
る。従つて部分歯欠歯車93が矢印Kで示す方向に回転
することによりスライドレバー91はローラ93aによ
つて駆動されると共に、棒状部材102に支持されなが
ら図11において矢印Lで示される方向(キヤデイホル
ダ引き込み方向)に移動するようになされている。
【0067】これに対して、図12における状態でモー
タ92を逆転させ歯車95を矢印Mで示す方向に回転駆
動すると、首振りアーム97が図11に示すように上方
に傾いた位置に戻る。これにより歯車100が部分歯欠
歯車93に歯合して部分歯欠歯車93が図12において
矢印Nで示される方向に回転し、その後図11に示すよ
うに歯車100との歯合状態が解除されて回転を停止す
る。
【0068】このときスライドレバー91はローラ93
aによつて駆動されると共に棒状部材102に支持され
ながら、図12の矢印Oで示される方向(キヤデイホル
ダ押し込み方向)にスライドされ、これにより元の位置
に戻って停止する。なおスライドレバー91は、図11
に示す押し込み方向最終位置に移動した後若干引き込み
方向に戻るようになされており、これにより後述するス
ライドレバー91の係止爪103(図13)がキヤデイ
ホルダ41の係合突起104A〜104D(図13)に
接触しないようになされている。
【0069】ここでスライドレバー91のキヤデイスト
ツカ部70側の先端部分は、図13に示すように、キヤ
デイホルダ41の背面方向に折り曲げられていると共
に、その先端部分にコ字状係止爪103が形成され、当
該コ字状係止爪103はキヤデイホルダ41A〜41D
のそれぞれの背面に突設された係合突起104A〜10
4Dを挟み込むような位置において、上下方向に移動す
ることにより、係合突起104A〜104Dを1つづつ
左右方向に駆動できるようになされている。
【0070】係合突起104A〜104Dは、筐体72
に筐体72の背面板と平行に立設された支持板105上
に形成された案内長孔106A〜106Dによつて左右
方向に案内される状態で貫通して後方に突出し、突出端
に係止爪103が係合される。またキヤデイホルダ41
A〜41Dの右側面前端部には、L字状の係合突起10
7A〜107Dが前方に向かうように突設され、その先
端部が筐体72前面板の内側に形成された案内溝108
A〜108Dにそれぞれ摺動自在に嵌め込まれている。
【0071】案内溝108A〜108Dは、左右方向に
延長されるように穿設されていると共に係合突起107
A〜107Dとほぼ同じ厚さに成形され、これにより案
内溝108A〜108Dは係合突起107A〜107D
を左右方向に移動自在に保持するようになされている。
【0072】各案内長孔の組106A及び108A、1
06B及び108B、106C及び108C、並びに1
06D及び108Dは、それぞれ順次積み重なるような
高さ位置においてほぼ同じ左右方向長さをもつように形
成されている。これにより、例えばキヤデイホルダ41
Aは案内長孔106A及び案内溝108Aに支持されな
がら水平な状態で左右方向に摺動できるようになされて
いると共に、キヤデイホルダ41Aがキヤデイストツカ
部70に収納されている状態にあるときには係合突起1
04A及び係合突起107Aがそれぞれ案内長孔106
A及び案内溝108Aの左端に当接する動作状態にキヤ
デイホルダ41Aを規制するのに対して、キヤデイホル
ダ41Aがデイスクプレイヤ部71に装填されている状
態になつているときには案内長孔106A及び案内溝1
08Aの右端側に当接する動作状態にキヤデイホルダ4
1Aを規制するようになされている。
【0073】ここで案内長孔106A及び案内溝108
Aの右端は、キヤデイ50Aがエレベータシヤーシ73
上に装填された際、当該キヤデイ50Aの左側部分がキ
ヤデイストツカ部70内に収納されている他のキヤデイ
50B〜50Dの右側部分にキヤデイ50A全体のほぼ
1/8だけオーバーラツプした状態で係止される位置ま
で形成され、これによりキヤデイ50を完全にキヤデイ
ストツカ部70から引き出した場合と比較して装置本体
3の左右方向の寸法を短くできるようになされている。
【0074】(5)実施例の動作 以上の構成において、オペレータがキヤデイストツカ部
70の最上段に収納されているキヤデイ50Aと、手元
にある所望のキヤデイを交換しようとする場合には、フ
ロントパネル2を装置本体3に装着させた状態で、フロ
ントパネル2前面に設けられたキヤデイイジエクト用ボ
タン8を押圧操作する。このとき当該最上段に収納され
ていたキヤデイ50Aがフロントパネル2の最上段に対
向するように形成されているキヤデイ挿入口7を通つて
前方に突出される。そこでオペレータは手元のキヤデイ
をキヤデイ挿入口7からキヤデイストツカ部70に挿入
するようにする。
【0075】これに対して、キヤデイストツカ部70の
最上段に収納されているキヤデイ50A以外のキヤデイ
50B〜50D又は複数のキヤデイ50A〜50Dを交
換しようとする場合には、オペレータは先ずフロントパ
ネル2正面に設けられたフロントパネルイジエクト用ボ
タン6を押圧操作することにより、フロントパネル2を
装置本体3から取り外す。
【0076】次に、装置本体3の正面に設けられた複数
のキヤデイイジエクト用ボタン60A〜60Dの中から
所望のボタンを選択して押圧操作する。このとき当該押
圧操作されたボタンに対応する段部に収納されているキ
ヤデイ50A〜50Dが前方に突出するので、オペレー
タはこれに代え手元のキヤデイをキヤデイ挿入口40A
〜40Dからキヤデイストツカ部70に挿入する。この
後、再び装置本体3にフロントパネル2を装着する。
【0077】ここでキヤデイストツカ部70に収納され
たキヤデイ50A〜50Dのうち、例えば上から3段目
の段部に収納されたキヤデイ50C内に内蔵された光デ
イスクの情報を再生しようとする場合には、エレベータ
シヤーシ73が昇降し、キヤデイホルダ41Cを取り出
せる位置で停止する。このときスライドレバー91の先
端に形成された係止爪103がエレベータシヤーシ73
の昇降動作に連動して、キヤデイホルダ41背面に突設
された係合突起104A〜104D間を上下方向に移動
した後、係合突起104Cの位置で停止する。
【0078】次に、モータ92が正転してスライドレバ
ー91を矢印L(図9)で示す、デイスクプレイヤ部7
1方向に駆動する。このときキヤデイホルダ41Cは、
図13に示すように、案内長孔106C及び案内溝10
8Cに水平状態に支持されながら、スライドレバー91
によつてデイスク挿入口40Cへのデイスク挿入方向に
対してほぼ直角方向に設けられたデイスクプレイヤ部7
3方向に引き出される。
【0079】その後キヤデイホルダ41Cは、部分歯欠
歯車93(図11)の歯合状態が解除されると共に、係
合突起104C及び107Cが案内長孔106C及び案
内溝108Cの右端に当接することによつてデイスクプ
レイヤ部71方向への移動を停止する。
【0080】この状態においてキヤデイホルダ41C内
に格納されたキヤデイ50Cは、図9の一点鎖線で示す
ように、キヤデイストツカ部70に収納されている他の
キヤデイ50A、50B、50Dに当該キヤデイ50C
の面積全体のほぼ1/8オーバーラツプする。ここで図
9の実線はキヤデイストツカ部70内に収納されている
キヤデイ50A、50B、50Dの位置、又二点鎖線は
キヤデイストツカ部70内に収納されているキヤデイホ
ルダ41A、41B、41Dの位置を示す。
【0081】次に光学ブロツクシヤーシ86(図9)が
上昇して、当該ブロツクシヤーシ86上に設けられた位
置決め軸87a〜87dがキヤデイ50C下面に形成さ
れた位置決め穴59a〜59d(図5)に嵌まり込むと
共に、ターンテーブル81が光デイスク52の磁性板5
4に吸着し、またキヤデイホルダ押え(図10)がキヤ
デイホルダを上側から押圧保持してチヤツキングする。
【0082】これに対して、エレベータシヤーシ73上
に装填されたキヤデイ50Cをキヤデイストツカ部70
に戻す際には、光学ブロツクシヤーシ86が下方に移動
して、位置決め軸87a〜87d及びターンテーブル8
1が位置決め穴59a〜59d及び磁性板54から離間
する。次にモータ92が逆転してスライドレバー91を
矢印Oで示すキヤデイストツカ部70方向に駆動する。
このときキヤデイホルダ41Cは、案内長孔106C及
び案内溝108Cに水平状態に支持されながら、スライ
ドレバー91によつてキヤデイストツカ部70方向に押
し込まれる。
【0083】その後キヤデイホルダ41Cは、部分歯欠
歯車93の歯合状態が解除されると共に、係合突起10
4C及び107Cが案内長孔106C及び案内溝108
Cの左端に当接することによつてキヤデイストツカ部7
0内の収納位置に戻り移動を停止する。またキヤデイ5
0A又はキヤデイ50B、若しくはキヤデイ50Dに内
蔵された光デイスクの情報を再生する場合にも上述と同
様の動作をする。
【0084】(6)実施例の効果 上述のように本発明によれば、装置本体3に対して着脱
自在に取り付けられたフロントパネル2を設けると共
に、当該フロントパネル2にデイスクストツカ部70と
連通するようなキヤデイ1枚分の挿入口7を設け、かつ
装置本体3側にキヤデイ複数枚分の挿入口40A〜40
Dを設けたことにより、一枚掛けの便利さと、チエンジ
ヤの便利さの両方を兼ね備えることができきると共に、
フロントパネル2前面のスペースを有効に利用できるデ
イスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ1を実現し得
る。
【0085】また記録媒体として直径64〔mm〕の光デイ
スクを使用し、かつデイスクプレイヤ部71をデイスク
挿入口7、40A〜40Dへのデイスク挿入方向に対し
てほぼ直角方向に設けたことにより、装置全体3の奥行
きを一段と短縮でき、例えば車載用として使用すれば、
車室内のコンソールボツクス内に格納できる程度の大き
さのデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤを容易に
実現し得る。
【0086】(7)他の実施例 なお上述の実施例においては、記録媒体として光デイス
クを用いて情報信号の再生のみを行う場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、記録媒体として光磁気デ
イスクを用いると共に光学ブロツクシヤーシ86上に磁
気ヘツド及び光学ピツクアツプを設けて情報信号の記録
及び再生を行うようになされたデイスクチエンジヤ付き
デイスクプレイヤについても適用し得る。
【0087】また上述の実施例においては、記録媒体と
して直径64〔mm〕の光デイスクを用いた場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、例えば記録媒体として
CD(Compact Disk)を用いた装置、又はチエンジヤタ
イプのFDD(Flopy Disk Drive) を用いた装置等、種
々のデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤに広く適
用することができる。
【0088】さらに上述の実施例においては、デイスク
プレイヤ部71をデイスクストツカ部70の正面右側に
配置した場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、デイスクプレイヤ部70をデイスク収納部の正面左
側に配置しても良く、要は装置本体3正面から見てデイ
スクストツカ部70の横方向(側面方向)の位置にデイ
スクプレイヤ部を配置するようにすれば良い。さらに上
述の実施例においては、装置本体3にフロントパネル2
を着脱自在に取り付ける着脱機構として装置本体3側に
レバー装置14及びフツク10A、10Bを設けると共
に、これに対応するフロントパネル2側に切欠15及び
係合凹部11A、11Bを設けるようにしたが、本発明
はこれに限らず、例えば装置本体3とフロントパネル2
とをマグネツトにより着脱自在に取り付ける等、種々の
着脱機構を適用することができる。
【0089】さらに上述の実施例においては、フロント
パネル2前面に設けられたキヤデイ挿入口7と装置本体
3前面の最上段部に設けられたキヤデイ挿入口40Aと
を連通するようにしたが、本発明はこれに限らず、例え
ばキヤデイ挿入口7とキヤデイ挿入口40Bを連通させ
るようにしても良く、さらにはキヤデイ挿入口7の背面
にデイスクプレイヤ部71を配置することにより、キヤ
デイ挿入口7から挿入されたキヤデイをデイスクストツ
カ部70を介さず直接デイスクプレイヤ部71に装填す
るようにしてもよい。
【0090】さらに上述の実施例においては、デイスク
プレイヤ部71に装填されたキヤデイとデイスクストツ
カ部70に収納されたキヤデイとをキヤデイ全体の1/
8程度オーバーラツプさせるようにしたが、本発明はこ
れに限らず、キヤデイを完全にキヤデイストツカ部70
から引き出してデイスクプレイヤ部71に装填させても
良く、又オーバーラツプさせる値も種々の値を選定する
ことができ、要はキヤデイ50のターンテーブル進入用
開口部53及び情報信号再生用開口部55がデイスクプ
レイヤ部71に対面する位置まで引き出されればよい。
【0091】さらに上述の実施例においては、キヤデイ
50を搬送する手段として摺動孔形状の案内長孔106
A〜106Dと、溝形状の案内溝108A〜108Dに
それぞれ係合突起104A〜104D及び係合突起10
7A〜107Dを挿入し、摺動するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、案内長孔106
A〜106D及び案内溝108A〜108Dに代えて、
例えば摺動軸を設け当該摺動軸にキヤデイホルダ41の
一部に固定された摺動軸受けを係合し、摺動させるよう
にする等、他の種々の搬送手段を用いることができる。
【0092】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、装置本体
に着脱自在のフロントパネルを設けると共に、装置本体
側に記録媒体複数枚分の挿入口を設け、フロントパネル
側に記録媒体1枚分の挿入口を設けたことにより、記録
媒体1枚を交換する際には1枚掛けの感覚で交換できる
と共に装置前面に機能性及びデザイン的な自由度をもた
せることができ、格段に使い勝手の良いデイスクチエン
ジヤ付きデイスクプレイヤを実現し得る。またデイスク
ストツカ部の正面横方向にデイスクプレイヤ部を設けた
ことにより、装置の奥行き方向の長さを短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデイスクチエンジヤ付
きデイスクプレイヤの外観構成を示す斜視図である。
【図2】装置本体からフロントパネルを取り外して示す
斜視図である。
【図3】実施例によるレバー装置の動作の説明に供する
略線的断面図である。
【図4】実施例によるレバー装置を分解して示す斜視図
である。
【図5】キヤデイを下面から見た斜視図である。
【図6】キヤデイホルダにキヤデイを収納した状態での
キヤデイイジエクト機構を示す平面図である。
【図7】キヤデイホルダからキヤデイをイジエクトさせ
た状態でのキヤデイイジエクト機構を示す平面図であ
る。
【図8】実施例による装置本体の縦断面図である。
【図9】キヤデイの動作の説明に供する略線的断面図で
ある。
【図10】エレベータシヤーシを背面方向から見た斜視
図である。
【図11】キヤデイホルダがキヤデイストツカ部に収納
された際のキヤデイホルダ移送機構の背面図である。
【図12】キヤデイホルダがデイスクプレイヤ部に引き
出された際のキヤデイホルダ移送機構の背面図である。
【図13】キヤデイホルダの動作の説明に供する略線的
斜視図である。
【符号の説明】
1……デイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ、2…
…フロントパネル、3……装置本体、6……フロントパ
ネルイジエクト用ボタン、7、40A〜40D……キヤ
デイ挿入口、8、60A〜60D……キヤデイイジエク
ト用ボタン、41(41A〜41D)……キヤデイホル
ダ、50(50A〜50D)……キヤデイ、70……デ
イスクストツカ部、71……デイスクプレイヤ部、73
……エレベータシヤーシ、81……ターンテーブル、8
2……光学ピツクアツプ、90……キヤデイホルダ移送
機構、91……スライドレバー、93……部分歯欠歯
車、97……首振りアーム、103……係止爪、104
A〜104D、107A〜107D……係合突起、10
6A〜106D……案内長孔、108A〜108D……
案内溝。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の記録媒体を積層状態で収納するデ
    イスク収納部及び当該複数枚の記録媒体の中から選択的
    に所定の記録媒体を引き出して記録及び又は再生するデ
    イスクプレイヤ部を有する装置本体と、 上記装置本体に対して着脱自在に取り付けられたフロン
    トパネル部とを具えることを特徴とするデイスクチエン
    ジヤ付きデイスクプレイヤ。
  2. 【請求項2】上記装置本体に形成された記録媒体複数枚
    分の挿入口と、 上記装置本体の挿入口と対応する上記フロントパネル部
    位置に形成された記録媒体1枚又は所定枚数分の挿入口
    とを具えることを特徴とする請求項1に記載のデイスク
    チエンジヤ付きデイスクプレイヤ。
  3. 【請求項3】複数枚の記録媒体を積層状態で収納するデ
    イスク収納部と、 上記デイスク収納部前面に設けられ、積層位置に応じた
    複数のデイスク挿入口と、 上記デイスク挿入口へのデイスク挿入方向に対してほぼ
    直角方向に設けられた記録及び又は再生位置に上記デイ
    スク収納部に収納された記録媒体を選択的に取り出して
    搬送する搬送手段と、 上記記録及び又は再生位置に設けられると共に、上記デ
    イスク収納部に収納された複数枚の記録媒体の中から選
    択された記録媒体の積層位置に応じて昇降動作するエレ
    ベータを有し上記記録媒体に対して所定の情報を記録及
    び又は再生するデイスクプレイヤ部とを具えることを特
    徴とするデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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