JP3478123B2 - ディスクマガジン - Google Patents
ディスクマガジンInfo
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- JP3478123B2 JP3478123B2 JP09308998A JP9308998A JP3478123B2 JP 3478123 B2 JP3478123 B2 JP 3478123B2 JP 09308998 A JP09308998 A JP 09308998A JP 9308998 A JP9308998 A JP 9308998A JP 3478123 B2 JP3478123 B2 JP 3478123B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disc
- case
- magazine
- disk
- middle case
- Prior art date
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報の記録・再生を
するために用いられる複数枚の光ディスクを内部に備え
たディスクマガジンに関するものである。
するために用いられる複数枚の光ディスクを内部に備え
たディスクマガジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、情報にアクセスする速さ等の優位
性よりディスクを用いた記録再生が種々提案されてい
る。特に光ビームを用いて、記録・再生(以下、駆動と
する)を行う光ディスク、光磁気ディスク(以下総称し
て光ディスクとする)は、非接触で駆動を行っているの
で寿命が長く、かつ磁気テープ等に比し量産性がよい
(特に、記録済みで読み取り専用のいわゆるROM)の
で、非常に多用されている。情報量の拡大には、単板光
ディスクの記録密度の向上(たとえば、青色光等の短波
長光による記録波長の短波長化、張り合わせ等による記
録面の多層化、など)が提案される一方、複数の光ディ
スクを切り替えて駆動する方法が提案されている。
性よりディスクを用いた記録再生が種々提案されてい
る。特に光ビームを用いて、記録・再生(以下、駆動と
する)を行う光ディスク、光磁気ディスク(以下総称し
て光ディスクとする)は、非接触で駆動を行っているの
で寿命が長く、かつ磁気テープ等に比し量産性がよい
(特に、記録済みで読み取り専用のいわゆるROM)の
で、非常に多用されている。情報量の拡大には、単板光
ディスクの記録密度の向上(たとえば、青色光等の短波
長光による記録波長の短波長化、張り合わせ等による記
録面の多層化、など)が提案される一方、複数の光ディ
スクを切り替えて駆動する方法が提案されている。
【0003】従来、複数枚の光ディスクを連続的に駆動
する場合チェンジャー装置が用いられていた。以下図面
を参照しながら、チェンジャー装置にかかる従来のディ
スクカートリッジやディスクマガジン構造について説明
する。
する場合チェンジャー装置が用いられていた。以下図面
を参照しながら、チェンジャー装置にかかる従来のディ
スクカートリッジやディスクマガジン構造について説明
する。
【0004】周知のように、光ディスクは埃や傷、指紋
等により光ビームが適切に照射・反射されなくなるとい
けないため、1枚のディスクを内包するディスクカート
リッジは、図7で示すように容易にディスク表面を露出
しないようにシャッターが設けられている。同図におい
て、101は合成樹脂でできたカートリッジ本体で、そ
の内部に記録媒体であるディスク104を回転自在に収
納している。102はシャッターで、取出し時は開口部
103を閉蓋して容易にディスク104の表面を触られ
ないようにしている。図7(b)にこのシャッターが開
いた時の状態を示す。開口部103はディスク104の
内周から外周まで記録再生のための光が照射できるよう
にディスク104の表面を露出させるものである。この
ようなカートリッジを複数枚備えたチェンジャー装置機
器は、それらのカートリッジの中から1枚ずつ選択しカ
ートリッジを載置して駆動する。
等により光ビームが適切に照射・反射されなくなるとい
けないため、1枚のディスクを内包するディスクカート
リッジは、図7で示すように容易にディスク表面を露出
しないようにシャッターが設けられている。同図におい
て、101は合成樹脂でできたカートリッジ本体で、そ
の内部に記録媒体であるディスク104を回転自在に収
納している。102はシャッターで、取出し時は開口部
103を閉蓋して容易にディスク104の表面を触られ
ないようにしている。図7(b)にこのシャッターが開
いた時の状態を示す。開口部103はディスク104の
内周から外周まで記録再生のための光が照射できるよう
にディスク104の表面を露出させるものである。この
ようなカートリッジを複数枚備えたチェンジャー装置機
器は、それらのカートリッジの中から1枚ずつ選択しカ
ートリッジを載置して駆動する。
【0005】もう一つの形態のチェンジャとして、図8
の斜視構成図で示すような、複数枚の光ディスク単品が
あらかじめトレイの役目も担うディスクホルダーに収納
されたディスクマガジン105が用いられている。図8
(a)は、ディスクホルダー106がマガジン105内
に収納された状態で、同図(b)はマガジンの開口部を
見た正面図((a)においてAから見た矢視図)であ
る。同図(c)はその内の一つのディスク104の入っ
たディスクホルダー106が引き出された状態を示す。
図で示すように、この従来のディスクマガジン105で
は、各光ディスク104は各ディスクホルダー106に
1枚ずつ収納され、かつケース本体の左右の仕切部10
8に載せられたディスクホルダー106に具備した係止
部107によって複数枚のディスクホルダー106と共
にディスク104を取り出し駆動する。ドライブ機器へ
の取り出し側となる正面には大きな開口部109がある
のみで、蓋などは備えていない。
の斜視構成図で示すような、複数枚の光ディスク単品が
あらかじめトレイの役目も担うディスクホルダーに収納
されたディスクマガジン105が用いられている。図8
(a)は、ディスクホルダー106がマガジン105内
に収納された状態で、同図(b)はマガジンの開口部を
見た正面図((a)においてAから見た矢視図)であ
る。同図(c)はその内の一つのディスク104の入っ
たディスクホルダー106が引き出された状態を示す。
図で示すように、この従来のディスクマガジン105で
は、各光ディスク104は各ディスクホルダー106に
1枚ずつ収納され、かつケース本体の左右の仕切部10
8に載せられたディスクホルダー106に具備した係止
部107によって複数枚のディスクホルダー106と共
にディスク104を取り出し駆動する。ドライブ機器へ
の取り出し側となる正面には大きな開口部109がある
のみで、蓋などは備えていない。
【0006】また他に、図9に示す特開平3−3070
72号公報に提案されたディスクカートリッジのよう
に、1つのカートリッジ110に1枚のディスク4を収
納し、これらのカートリッジ110同士を複数個結合で
きるよう2つのカートリッジずつ4個の結合片111で
固定することで、まるでマガジンのように複数の集合体
を一つの単位として取り扱えることも可能にしたカート
リッジの例なども提案されている。
72号公報に提案されたディスクカートリッジのよう
に、1つのカートリッジ110に1枚のディスク4を収
納し、これらのカートリッジ110同士を複数個結合で
きるよう2つのカートリッジずつ4個の結合片111で
固定することで、まるでマガジンのように複数の集合体
を一つの単位として取り扱えることも可能にしたカート
リッジの例なども提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7で
示したような従来のシャッター付きカートリッジを複数
枚重ねる場合、あるいは図9に示すような結合型のカー
トリッジの場合、ディスクとケースの厚みとカートリッ
ジ内部の空間も重なりチェンジャー装置内部の占有体積
を大きくとってしまい、ひいては記録再生装置のサイズ
を大きくしてしまうという問題があった。
示したような従来のシャッター付きカートリッジを複数
枚重ねる場合、あるいは図9に示すような結合型のカー
トリッジの場合、ディスクとケースの厚みとカートリッ
ジ内部の空間も重なりチェンジャー装置内部の占有体積
を大きくとってしまい、ひいては記録再生装置のサイズ
を大きくしてしまうという問題があった。
【0008】次に、図8のようなマガジンだと開口部が
大きくかつ蓋もないため取り出した後などでゴミや異物
がマガジン内部に入りやすく容易にディスクの表面を傷
つけたり汚したりし、さらにマガジン105の内部でデ
ィスク104はディスクホルダー106間のすきまdに
よってがたつきもあるためマガジン自体を強く揺すられ
るとディスク表面がマガジン内で傷ついてしまうという
欠点があった。
大きくかつ蓋もないため取り出した後などでゴミや異物
がマガジン内部に入りやすく容易にディスクの表面を傷
つけたり汚したりし、さらにマガジン105の内部でデ
ィスク104はディスクホルダー106間のすきまdに
よってがたつきもあるためマガジン自体を強く揺すられ
るとディスク表面がマガジン内で傷ついてしまうという
欠点があった。
【0009】また、1枚のディスクの入ったカートリッ
ジを複数にわたって記録した場合にはあとでその記録し
たディスクに関してユーザーが個別にチェンジャー装置
に対して収納絶対位置を決めておくか、もしくは図9の
ように結合片で各カートリッジを結合させ記録後はひと
まとまりにしておかなければ個々がばらばらになってし
まい、ディスクの順番管理ができなくなるという問題点
もあった。
ジを複数にわたって記録した場合にはあとでその記録し
たディスクに関してユーザーが個別にチェンジャー装置
に対して収納絶対位置を決めておくか、もしくは図9の
ように結合片で各カートリッジを結合させ記録後はひと
まとまりにしておかなければ個々がばらばらになってし
まい、ディスクの順番管理ができなくなるという問題点
もあった。
【0010】本発明では、上述した問題点を解決し、小
型な形態で複数のディスクを収納し、複数のディスク間
にまたがった情報に対しても駆動が可能なディスクマガ
ジンを提供することを目的とする。
型な形態で複数のディスクを収納し、複数のディスク間
にまたがった情報に対しても駆動が可能なディスクマガ
ジンを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のマガジンは、初めから厚さ寸法を配慮した
中ケースに入ったディスクを複数ひとまとめにしたディ
スクマガジンを使うことにより、省スペース化をはか
れ、かつ複数のディスクにまたがらざるを得ない長時間
の記録再生を提供可能としたものである。常に複数枚の
ディスクが入ったマガジンを一単位として扱うため取り
出してからディスクの順番を変えるようなこともなく、
かつディスクを有する中ケースに識別手段を有している
のでディスクチェンジャー装置が自動的にディスクを管
理しやすく、ユーザーがディスク個体の記録順番などを
管理する必要がない。
に、本発明のマガジンは、初めから厚さ寸法を配慮した
中ケースに入ったディスクを複数ひとまとめにしたディ
スクマガジンを使うことにより、省スペース化をはか
れ、かつ複数のディスクにまたがらざるを得ない長時間
の記録再生を提供可能としたものである。常に複数枚の
ディスクが入ったマガジンを一単位として扱うため取り
出してからディスクの順番を変えるようなこともなく、
かつディスクを有する中ケースに識別手段を有している
のでディスクチェンジャー装置が自動的にディスクを管
理しやすく、ユーザーがディスク個体の記録順番などを
管理する必要がない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、四角平板状の周囲が、ディスクを収納する中央部よ
り厚い縁を有する複数の中ケースと、複数の前記中ケー
スそれぞれを積層して収納する溝部を有する外ケースと
からなり、前記溝に沿って前記外ケースから前記中ケー
スを引き出す切り欠き部を前記中ケースに備え、前記中
ケースの引き出しをロックするカム構造のロック機構を
前記中ケースに、前記ロック機構を解除する解除機構を
前記外ケースに備えた2重構造の構成のディスクマガジ
ンであって、前記中ケースの前記縁に前記縁を貫通する
孔、前記中ケースの前記中央部に収納したディスクの外
周を押さえる弾性体、及び前記孔を覆う舌部を前記弾性
体に備えることを特徴とするもので、中ケースに入った
ディスクを複数ひとまとめにしたディスクマガジンを使
うことにより、省スペース化をはかれ、かつ複数のディ
スクにまたがらざるを得ない長時間の記録再生に耐え得
るマガジンを提供可能にするという効果を有する。
は、四角平板状の周囲が、ディスクを収納する中央部よ
り厚い縁を有する複数の中ケースと、複数の前記中ケー
スそれぞれを積層して収納する溝部を有する外ケースと
からなり、前記溝に沿って前記外ケースから前記中ケー
スを引き出す切り欠き部を前記中ケースに備え、前記中
ケースの引き出しをロックするカム構造のロック機構を
前記中ケースに、前記ロック機構を解除する解除機構を
前記外ケースに備えた2重構造の構成のディスクマガジ
ンであって、前記中ケースの前記縁に前記縁を貫通する
孔、前記中ケースの前記中央部に収納したディスクの外
周を押さえる弾性体、及び前記孔を覆う舌部を前記弾性
体に備えることを特徴とするもので、中ケースに入った
ディスクを複数ひとまとめにしたディスクマガジンを使
うことにより、省スペース化をはかれ、かつ複数のディ
スクにまたがらざるを得ない長時間の記録再生に耐え得
るマガジンを提供可能にするという効果を有する。
【0013】 また、当該中ケースに、ディスク収納時
にはそれぞれのディスクを押さえる、金属または合成樹
脂の弾性体からなる押さえ部材を備える構成を有してい
るため、記録再生時には中ケースに収納したディスクへ
の当該押さえ部材をはずしてディスクを回転自在にする
ことを可能とし、これにより、マガジンが取り出された
状態で揺すられても内包されたディスクが内部で動くこ
ともなく、またマガジンを縦置きにして用いてもよい。
にはそれぞれのディスクを押さえる、金属または合成樹
脂の弾性体からなる押さえ部材を備える構成を有してい
るため、記録再生時には中ケースに収納したディスクへ
の当該押さえ部材をはずしてディスクを回転自在にする
ことを可能とし、これにより、マガジンが取り出された
状態で揺すられても内包されたディスクが内部で動くこ
ともなく、またマガジンを縦置きにして用いてもよい。
【0014】 請求項2に記載の発明は、中ケースの切
り欠き部側にそれぞれの中ケースを自動的に識別する識
別手段を備えたことを特徴とするもので、装置がこの識
別手段によりディスクの識別を自動的に行うことができ
るものである。
り欠き部側にそれぞれの中ケースを自動的に識別する識
別手段を備えたことを特徴とするもので、装置がこの識
別手段によりディスクの識別を自動的に行うことができ
るものである。
【0015】以下本発明の一実施形態について図面を参
照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による
ディスクマガジンの構造を示し、(a)は背面図、
(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図であ
る。図2は、このディスクマガジンの構造を示す分解斜
視図である。図3は、外ケース本体3の構成を示す構成
斜視図で、図3(a)はディスクを載置する中ケースが
収納された状態、(b)はディスクと共に中ケースが引
き出された状態を示す。
照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による
ディスクマガジンの構造を示し、(a)は背面図、
(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図であ
る。図2は、このディスクマガジンの構造を示す分解斜
視図である。図3は、外ケース本体3の構成を示す構成
斜視図で、図3(a)はディスクを載置する中ケースが
収納された状態、(b)はディスクと共に中ケースが引
き出された状態を示す。
【0016】図1,図2において、上ハーフ1と下ハー
フ2とで構成される外ケース本体3には、二つの中ケー
ス5a、5bを備えている。4はディスクで、左右のロ
ックカム6a、7a(6b、7b)とディスク押さえ片
8a(8b)(後述)と共にそれぞれの中ケース5a
(5b)に設けられている。つまり中ケースを引き出す
側である両端部近傍には中ケースの引き出しを止めるた
め、カム構造のロック機構であるロックカム6a、7a
(6b,7b)を有している。またそれぞれの中ケース
中のこのロックカム6a、7a(6b、7b)に係合す
る解除レバー9a、10a(9b、10b)がケースの
左右にそれぞれ配置されている。中ケースの両側面にお
いて正面側の端部からロック機構の解除レバー部までそ
の接合面に中ケース引き出し方向に平行な溝11a、1
1bを有している。この解除レバー9a、10a(9
b、10b)は、この溝11a、11bの途中に配置さ
れている。
フ2とで構成される外ケース本体3には、二つの中ケー
ス5a、5bを備えている。4はディスクで、左右のロ
ックカム6a、7a(6b、7b)とディスク押さえ片
8a(8b)(後述)と共にそれぞれの中ケース5a
(5b)に設けられている。つまり中ケースを引き出す
側である両端部近傍には中ケースの引き出しを止めるた
め、カム構造のロック機構であるロックカム6a、7a
(6b,7b)を有している。またそれぞれの中ケース
中のこのロックカム6a、7a(6b、7b)に係合す
る解除レバー9a、10a(9b、10b)がケースの
左右にそれぞれ配置されている。中ケースの両側面にお
いて正面側の端部からロック機構の解除レバー部までそ
の接合面に中ケース引き出し方向に平行な溝11a、1
1bを有している。この解除レバー9a、10a(9
b、10b)は、この溝11a、11bの途中に配置さ
れている。
【0017】以下、その動作を説明する。まず、中ケー
ス引き出し時にはロックが解除しなければならない。そ
の解除の方法としては、中ケース5bのU字形状の切り
欠き14b、15bにチェンジャー装置のディスクドラ
イブ部から2つのピン(図示しない)を同時に挿入して
ロックカム6b,7bを押し、左右に回動させてロック
解除する方法と、中ケースの両側面の溝11a、11b
にディスクドライブ部のガイド片(図示しない)を挿入
することにより解除レバー9b、10bを押してその解
除レバーでロックカム6b,7bを左右に回動させて解
除する方法とがある。通常、ガイド片はディスクドライ
ブ部に固定されていて、外ケース3がそれに案内されて
ドライブに装着される構造をとっているので、これらに
よって左右のロック機構を同時に解除することにより上
記U字形状の切り欠き部14b、15bに係合したピン
によって中ケース5bが引き出され、後述する図5に示
すように、ちょうど中ケースがトレイの役目をしてディ
スク4がディスクドライブ部のターンテーブル16に装
着される。また、このロック解除方式は、左右同時にロ
ックカム6b、7bが回動されてかつ手前に引っ張らな
いと中ケース5bを引き出すことができないため、ディ
スクドライブ部の外では容易にディスク4が取出される
ことはない。このようにして、中ケース5a、5bはい
ずれかディスク4と共に、使用時には外ケース3の中か
ら引き出されるように構成され、また不用意にディスク
4が抜き出されないように、引き出し動作を止めるため
のロック機構がそれぞれ構成されているのである。
ス引き出し時にはロックが解除しなければならない。そ
の解除の方法としては、中ケース5bのU字形状の切り
欠き14b、15bにチェンジャー装置のディスクドラ
イブ部から2つのピン(図示しない)を同時に挿入して
ロックカム6b,7bを押し、左右に回動させてロック
解除する方法と、中ケースの両側面の溝11a、11b
にディスクドライブ部のガイド片(図示しない)を挿入
することにより解除レバー9b、10bを押してその解
除レバーでロックカム6b,7bを左右に回動させて解
除する方法とがある。通常、ガイド片はディスクドライ
ブ部に固定されていて、外ケース3がそれに案内されて
ドライブに装着される構造をとっているので、これらに
よって左右のロック機構を同時に解除することにより上
記U字形状の切り欠き部14b、15bに係合したピン
によって中ケース5bが引き出され、後述する図5に示
すように、ちょうど中ケースがトレイの役目をしてディ
スク4がディスクドライブ部のターンテーブル16に装
着される。また、このロック解除方式は、左右同時にロ
ックカム6b、7bが回動されてかつ手前に引っ張らな
いと中ケース5bを引き出すことができないため、ディ
スクドライブ部の外では容易にディスク4が取出される
ことはない。このようにして、中ケース5a、5bはい
ずれかディスク4と共に、使用時には外ケース3の中か
ら引き出されるように構成され、また不用意にディスク
4が抜き出されないように、引き出し動作を止めるため
のロック機構がそれぞれ構成されているのである。
【0018】次にディスク押さえ片について図4,図5
を用いて説明する。図5(a)は、中ケースがディスク
ドライブ部に引き出された後でディスクがターンテーブ
ルに装着される前の状態、同(b)は、ターンテーブル
が上昇しディスクが装着された状態をそれぞれ示す模式
図である。
を用いて説明する。図5(a)は、中ケースがディスク
ドライブ部に引き出された後でディスクがターンテーブ
ルに装着される前の状態、同(b)は、ターンテーブル
が上昇しディスクが装着された状態をそれぞれ示す模式
図である。
【0019】図4に示すように、ディスク押さえ片8b
は「コ」の字状で中ケースの側面内側から背面内側にか
けて設けられ、「コ」の字状の横辺先端部がディスクの
外周部に当接し、縦辺に相当する部分が中ケースに係止
されている。また、横辺に相当する部分の中ほどに舌部
8cがあり、ディスクドライブ部に載置されたディスク
カートリッジを位置規制するピン(後述する図5のピン
17,18)が貫通する孔(同、12b、13b)を覆
うように設けられている。
は「コ」の字状で中ケースの側面内側から背面内側にか
けて設けられ、「コ」の字状の横辺先端部がディスクの
外周部に当接し、縦辺に相当する部分が中ケースに係止
されている。また、横辺に相当する部分の中ほどに舌部
8cがあり、ディスクドライブ部に載置されたディスク
カートリッジを位置規制するピン(後述する図5のピン
17,18)が貫通する孔(同、12b、13b)を覆
うように設けられている。
【0020】次に、ディスク押さえ片8bの動作につい
て図5を用いて説明する。図5に示すように中ケース5
が抜き出された後は、ディスク4がドライブ内のターン
テーブル16に装着される。ディスク4がターンテーブ
ル16に装着される前は、図5(a)に示すようにディ
スク押さえ片8bは中ケース内で常にディスク4をおさ
えている。通常、単体のディスクを扱うカートリッジに
は2カ所の位置決めピン17、18がドライブ内に通常
は存在するため、中ケース5bに孔12b、13bをあ
けておくことによって、ディスク4がドライブ内のター
ンテーブル16に装着されると、同図(b)のように、
ディスク押さえ片8bは孔12b、13bの中を通った
ディスクドライブ部のピン17、18が舌部に当接して
持ち上げられディスク押さえ片8bはディスク4から離
間される。
て図5を用いて説明する。図5に示すように中ケース5
が抜き出された後は、ディスク4がドライブ内のターン
テーブル16に装着される。ディスク4がターンテーブ
ル16に装着される前は、図5(a)に示すようにディ
スク押さえ片8bは中ケース内で常にディスク4をおさ
えている。通常、単体のディスクを扱うカートリッジに
は2カ所の位置決めピン17、18がドライブ内に通常
は存在するため、中ケース5bに孔12b、13bをあ
けておくことによって、ディスク4がドライブ内のター
ンテーブル16に装着されると、同図(b)のように、
ディスク押さえ片8bは孔12b、13bの中を通った
ディスクドライブ部のピン17、18が舌部に当接して
持ち上げられディスク押さえ片8bはディスク4から離
間される。
【0021】以上のようにディスク押さえ片を構成する
ことによって、中ケースが引き出されディスクにスピン
ドルが挿入されるまで、ディスク押さえ片によってディ
スクが軽く押圧されその動きを制限されるので、マガジ
ンの載置状態及び使用状態における姿勢(ディスクの水
平置き、鉛直置き等)を制限する必要がなくなるもので
ある。
ことによって、中ケースが引き出されディスクにスピン
ドルが挿入されるまで、ディスク押さえ片によってディ
スクが軽く押圧されその動きを制限されるので、マガジ
ンの載置状態及び使用状態における姿勢(ディスクの水
平置き、鉛直置き等)を制限する必要がなくなるもので
ある。
【0022】なお、上述したディスク押さえ片は、側面
・背面内側に接するような「コ」の字状に構成し、また
孔を覆うように舌部を構成したが、必ずしもこれに限る
ものではなく、[U」(あるいは「V」)字状のように
して先端をディスク外周近傍を押さえるものでもよく、
またディスク押さえ片の中ケースとの係止部とディスク
押さえ部分との間が孔を覆うようにすれば、あえて舌部
を設ける必要もない。
・背面内側に接するような「コ」の字状に構成し、また
孔を覆うように舌部を構成したが、必ずしもこれに限る
ものではなく、[U」(あるいは「V」)字状のように
して先端をディスク外周近傍を押さえるものでもよく、
またディスク押さえ片の中ケースとの係止部とディスク
押さえ部分との間が孔を覆うようにすれば、あえて舌部
を設ける必要もない。
【0023】また、装置本体から取り出した状態では外
ケースの前面の中ケース取出し部には開口部がないよう
に中ケース周辺部には中央部より厚い縁を有すればゴミ
や異物などが内部に入らないようにすることができる。
ケースの前面の中ケース取出し部には開口部がないよう
に中ケース周辺部には中央部より厚い縁を有すればゴミ
や異物などが内部に入らないようにすることができる。
【0024】次に中ケースを識別する情報を提供する手
段の一実施例を図6に示す。図6は本発明のディスクマ
ガジンの開口部を見た正面図であるが、中ケースの中央
部に溝19,20を設けている。この溝の位置を上から
順にずらせていけばそれぞれの中ケースを特定すること
ができる。(a)は2枚収納された中ケースの例である
が、(b)のように例えば5枚であっても全く同様に構
成できる。またこれらは、溝を設けた例であるが、その
他の光学的な手段、磁気的な手段でも同じ目的で構成す
ることが可能である。
段の一実施例を図6に示す。図6は本発明のディスクマ
ガジンの開口部を見た正面図であるが、中ケースの中央
部に溝19,20を設けている。この溝の位置を上から
順にずらせていけばそれぞれの中ケースを特定すること
ができる。(a)は2枚収納された中ケースの例である
が、(b)のように例えば5枚であっても全く同様に構
成できる。またこれらは、溝を設けた例であるが、その
他の光学的な手段、磁気的な手段でも同じ目的で構成す
ることが可能である。
【0025】なお、上述した実施の形態では、2枚の中
ケースを内包するディスクマガジンを例示したが、この
中ケースを3枚、4枚、5枚としても外ケースが厚くな
るだけで上述したような全く同様の構成のマガジンがで
き、中ケースの枚数に応じてディスクが多くなるのでそ
の分だけ多く情報を記録することが可能になる。
ケースを内包するディスクマガジンを例示したが、この
中ケースを3枚、4枚、5枚としても外ケースが厚くな
るだけで上述したような全く同様の構成のマガジンがで
き、中ケースの枚数に応じてディスクが多くなるのでそ
の分だけ多く情報を記録することが可能になる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明
は、ディスクマガジンの中ケースを複数枚収納すること
によって長時間の記録再生を可能にし、従来技術のよう
なシャッター付きの1枚のディスクカートリッジを積み
重ねるよりも機器の厚さを薄くする方法を提供すること
ができるものである。かつ複数枚にわたった記録再生に
おいてもユーザーがディスク個別の順番管理も必要とし
ないでよい。また、各中ケースにディスクのおさえ機構
を持たせたことにより、従来マガジンのようにマガジン
に収納された状態でディスクが内部でおどることもない
ためマガジンの扱いや使用時の姿勢に特別な制約を持た
せる必要も無い。かつ埃に対しても従来マガジンよりも
有利である。さらにそれぞれの中ケースにディスクを識
別する手段を設けることによって装置が自動的にディス
クを識別できディスク選択や起動を早くすることができ
る。
は、ディスクマガジンの中ケースを複数枚収納すること
によって長時間の記録再生を可能にし、従来技術のよう
なシャッター付きの1枚のディスクカートリッジを積み
重ねるよりも機器の厚さを薄くする方法を提供すること
ができるものである。かつ複数枚にわたった記録再生に
おいてもユーザーがディスク個別の順番管理も必要とし
ないでよい。また、各中ケースにディスクのおさえ機構
を持たせたことにより、従来マガジンのようにマガジン
に収納された状態でディスクが内部でおどることもない
ためマガジンの扱いや使用時の姿勢に特別な制約を持た
せる必要も無い。かつ埃に対しても従来マガジンよりも
有利である。さらにそれぞれの中ケースにディスクを識
別する手段を設けることによって装置が自動的にディス
クを識別できディスク選択や起動を早くすることができ
る。
【0027】以上からディスクマガジンに要求される必
要な機能を備えながら、任意のディスクを即座に選択で
き、長時間対応で、かつドライブ装置も含めた小型薄型
化もはかれる効果が得られるものである。
要な機能を備えながら、任意のディスクを即座に選択で
き、長時間対応で、かつドライブ装置も含めた小型薄型
化もはかれる効果が得られるものである。
【図1】(a)本発明の実施の形態1のディスクマガジ
ンの背面図 (b)同、平面図 (c)同、正面図 (d)同、側面図
ンの背面図 (b)同、平面図 (c)同、正面図 (d)同、側面図
【図2】本発明の実施の形態1のディスクマガジンの分
解斜視図
解斜視図
【図3】本発明の実施の形態1のディスクマガジンの斜
視構成図(外ケースに収納された状態)
視構成図(外ケースに収納された状態)
【図4】本発明の実施の形態1のディスクマガジンの斜
視構成図(中ケースが手前にスライドし引き出された状
態)
視構成図(中ケースが手前にスライドし引き出された状
態)
【図5】(a)本発明の実施の形態1のディスクマガジ
ンの部分断面説明図(ディスクがターンテーブルに装着
される前) (b)同、部分断面説明図(ディスクがターンテーブル
に装着された後)
ンの部分断面説明図(ディスクがターンテーブルに装着
される前) (b)同、部分断面説明図(ディスクがターンテーブル
に装着された後)
【図6】(a)本発明の実施の形態2のディスクマガジ
ンの正面図(ディスク2枚入りマガジン) (b)同、正面図(ディスク5枚入りマガジン)
ンの正面図(ディスク2枚入りマガジン) (b)同、正面図(ディスク5枚入りマガジン)
【図7】(a)従来のディスクカートリッジの斜視構成
図 (b)同、シャッターが開いた状態を示す斜視構成図
図 (b)同、シャッターが開いた状態を示す斜視構成図
【図8】(a)従来のディスクマガジンの斜視構成図
(b)同、開口部を示す正面図
(c)同、1つのディスクが引き出される状態を示す斜
視構成図
視構成図
【図9】別の形態の従来のディスクマガジンの斜視構成
図
図
1 上ハーフ
2 下ハーフ
3 外ケース本体
4 ディスク
5 中ケース
6 ロックカムR
7 ロックカムL
8 ディスク押さえ片
9 解除レバーR
10 解除レバーL
11 マガジン側面溝
12、13 中ケース内の位置決めピンの通る孔
14 中ケースの切り欠きR
15 中ケースの切り欠きL
16 ターンテーブル
17、18 ドライブ内の位置決めピン
19、20 中ケース正面に設けられた溝
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−221928(JP,A)
特開 平7−78440(JP,A)
特開 昭63−249963(JP,A)
実開 平6−58472(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 23/023 601
G11B 17/26
Claims (2)
- 【請求項1】 四角平板状の周囲が、ディスクを収納す
る中央部より厚い縁を有する複数の中ケースと、複数の
前記中ケースそれぞれを積層して収納する溝部を有する
外ケースとからなり、前記溝に沿って前記外ケースから
前記中ケースを引き出す切り欠き部を前記中ケースに備
え、前記中ケースの引き出しをロックするカム構造のロ
ック機構を前記中ケースに、前記ロック機構を解除する
解除機構を前記外ケースに備えた2重構造の構成のディ
スクマガジンであって、 前記中ケースの前記縁に前記縁を貫通する孔、前記中ケ
ースの前記中央部に収納したデ ィスクの外周を押さえる
弾性体、及び前記孔を覆う舌部を前記弾性体に備えるこ
とを特徴とするディスクマガジン。 - 【請求項2】 中ケースの切り欠き部側に、前記中ケー
スを自動的に識別する識別手段を備えたことを特徴とす
る請求項1記載のディスクマガジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09308998A JP3478123B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | ディスクマガジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09308998A JP3478123B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | ディスクマガジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11297020A JPH11297020A (ja) | 1999-10-29 |
JP3478123B2 true JP3478123B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=14072808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09308998A Expired - Fee Related JP3478123B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | ディスクマガジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3478123B2 (ja) |
-
1998
- 1998-04-06 JP JP09308998A patent/JP3478123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11297020A (ja) | 1999-10-29 |
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