JPH1116195A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH1116195A
JPH1116195A JP9167667A JP16766797A JPH1116195A JP H1116195 A JPH1116195 A JP H1116195A JP 9167667 A JP9167667 A JP 9167667A JP 16766797 A JP16766797 A JP 16766797A JP H1116195 A JPH1116195 A JP H1116195A
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JP
Japan
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light
objective lens
angle
optical disk
prism
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Application number
JP9167667A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Uchimaru
丸 清 隆 内
Isao Hoshino
野 功 星
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズの下の空間に薄型プリズムを配置
して光ヘッドの薄型化を図り、光ディスク装置の小型化
を図る。 【解決手段】 対物レンズ20に入射するレーザ光3を
第1の透過面12を介して内部に入射させ、第1の反射
面で内部に全反射させ、第2の反射面15で再び全反射
させた後、第1の反射面に対して第3の所定角で傾斜す
る第3の反射面で反射させるプリズム13により対物レ
ンズ20にレーザ光を直角に入射させる。または、レー
ザ光3をコリメートレンズにより平行光束3Aとして第
1の所定角で傾斜する第1の透過面26から入射させ、
第1の反射面27で全反射させた後ディスク3に対して
第2の所定角θ6 で傾斜する第2の反射面28を備える
プリズム25により、平行光束を対物レンズ20に直角
に入射させる。何れの構成でもプリズムは薄型となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに対し
情報を記録再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、コンパクトディスク(C
D)やレーザディスク(LD)に代表されるように、レ
ーザ光を用いて情報の再生を行なう光ディスク装置が広
く普及している。また最近では、光ディスク装置はコン
ピュータの記憶装置として利用されるようになってい
る。このような用途において、携帯式パーソナルコンピ
ュータ等のポータブル情報装置に搭載するため、光学系
を搭載する光学ヘッドを薄型に構成することが要求され
るようになっている。
【0003】従来の光学ヘッドについて図13を用いて
説明する。図13は従来の光ディスク装置の内部構造の
一例を示す断面図である。光学ヘッドの薄型化の要求に
対しては、図13に示すように、従来の光学ヘッド50
における、半導体レーザ51から出射されたレーザ光5
2を、コリメートレンズ53により平行光線54とし、
この平行光線54を折り曲げミラー55の反射面56に
より垂直方向に折り曲げて、絞り57により光束を細く
した後、対物レンズ58によりディスク59の情報記録
面に光スポットを形成するようにしていた。
【0004】上記折り曲げミラー55は、その反射面5
6がディスク59の情報記録面に対して45度の角度を
なすように構成されており、平行光線54をディスク5
9に対して垂直に折り曲げている。折り曲げられた光
は、対物レンズ58によりディスク59上に焦点を形成
し、この光スポットによって情報の記録再生を行なって
いた。なお、ディスク59は、光ディスク,光磁気ディ
スク等を含む光学式情報記録媒体である。
【0005】図13に示す従来の光学ヘッド50は、4
5度傾斜した傾斜面56を備える折り曲げミラー55の
高さが平行光線54の直径以下にはならないため、傾斜
して設けられた折り曲げミラー55の厚さによる制約を
受けることになる。また。光学ヘッド50は、コリメー
トレンズ53から折り曲げミラー55を経て対物レンズ
58までの光の経路のために一定の空間を確保しなけれ
ばならず、光学ヘッドを小型化するのは難しかった。
【0006】また、従来の光ディスク装置の他の一例と
して図14に示されるものがある。図14は光学ヘッド
60の内部構造を示す断面図であり、図14において、
コリメートレンズ53により形成された平行光線54
は、プリズム61の透過面62により斜め下方に屈折さ
れた後、プリズム61の反射面63により対物レンズ5
8方向に反射される。反射された光は、絞り57により
光束を細められて対物レンズ58に供給され、対物レン
ズ58によりディスク59の情報記録面に光りスポット
を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す第1の従来例の光学ヘッド50のように、折り曲
げミラー55により平行光線54を90度折り曲げて対
物レンズ58に供給していたのでは、折り曲げミラー5
5の高さを、光束54の直径よりも低くなるように抑え
ることができず、光学ヘッド50の薄型化に限界がある
という問題があった。
【0008】また、図14に示す第2の従来例の光学ヘ
ッド60のように、透過面62,反射面63を有するプ
リズム61を用いた場合には、プリズムそれ自体の厚み
が大きくなるため、やはり光ヘッドの薄型化の妨げとな
るという問題があった。
【0009】本発明は、プリズムを用いながらも光ヘッ
ドの薄型化を可能として、全体を小型化した光ディスク
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るディスク装置は、レーザ光を出射す
る半導体レーザと、レーザ光を光ディスク上に集束する
対物レンズと、1対の反射面を含む複数の平面を有して
前記対物レンズの下側に設けられると共に、前記光ディ
スクと平行な1対の反射面の一方の反射面に対して第1
の所定角で入射する前記レーザ光に直角に交差する第1
の透過面,前記1対の反射面を構成し前記第1の透過面
を介して内部に入射された透過光を第2の所定角で複数
回反射させる第1および第2の反射面,前記第1および
第2の反射面のうちの最後の反射面からの反射光を前記
対物レンズに直角に入射させるため前記1対の反射面に
対して第3の所定角を為すように設けられた第3の反射
面,前記第1および第2の反射面のうち前記対物レンズ
と対向する側の反射面と同一平面を為し前記第3の反射
面により反射された反射光を直角に透過する前記対物レ
ンズに最も近い平面である第2の透過面,を備えるプリ
ズムと、を具備することを特徴としている。
【0011】また、請求項2に係る光ディスク装置は、
レーザ光を出射する半導体レーザと、レーザ光を光ディ
スク上に集束する対物レンズと、複数の平面を有して前
記対物レンズの下側に設けられると共に、前記光ディス
クに平行な面に対して第1の所定角で入射する前記レー
ザ光に直角に交差する第1の透過面,この第1の透過面
を介して内部に透過された光を第2の所定角で反射する
第1の反射面,この第1の反射面に平行で前記第1の反
射面により反射された第1の反射光を前記第2の所定角
で反射する第2の反射面,前記第2の反射面により反射
された第2の反射光を前記対物レンズに直角に入射させ
るため前記第1の反射面に対して第3の所定角を為すよ
う設けられた第3の反射面,前記第2の反射面と同一平
面を為し前記第3の反射面により反射された第3の反射
光を直角に透過する前記対物レンズに最も近い平面であ
る第2の透過面,を備えるプリズムと、を備えることを
特徴としている。
【0012】また請求項5に係る光ディスク装置は、レ
ーザ光を出射する半導体レーザと、前記レーザ光を平行
光束とするコリメートレンズと、前記平行光束を光ディ
スク上に集束する対物レンズと、複数の平面を有して前
記対物レンズの下側に設けられると共に、前記平行光束
に対して第1の所定角で傾斜すると共に入射する前記平
行光束を第2の所定角で屈折させながら内部に透過させ
る第1の透過面,この第1の透過面により透過された第
1の透過光を第2の所定角で反射させる第1の反射面,
この第1の反射面により反射された第1の反射光を前記
対物レンズに直角に入射させる第2の反射光を形成する
と共に前記光ディスクに平行な平面に第3の所定角で傾
斜する第2の反射面,この第2の反射面により反射され
た前記第2の反射光を非屈折で透過させて前記対物レン
ズに入射させる第2の透過面,を備えるプリズムと、を
備えることを特徴としている。
【0013】また、請求項8に係る光ディスク装置はレ
ーザ光を出射する半導体レーザと、前記レーザ光を平行
光束とするコリメートレンズと、前記平行光束を光ディ
スク上に集束する対物レンズと、複数の平面を有して前
記対物レンズの下側に設けられると共に、前記平行光束
に対して第1の所定角で傾斜すると共に入射する前記平
行光束を第2の所定角で屈折させながら内部に透過させ
る第1の透過面、この第1の透過面により透過された第
1の透過光を第2の所定角で反射させる第1の反射面、
この第1の反射面により反射された第1の反射光を外部
に透過したのち外表面に設けられた偏光ミラーによって
反射された反射光を再び内部に透過して前記対物レンズ
に直角に入射させる第2の透過光を形成すると共に前記
光ディスクに平行な平面に第3の所定角で傾斜する第2
の透過面、この第2の透過面によって透過された前記第
2の透過光を透過させて前記対物レンズに入射させる第
3の透過面、を備えるプリズムと、を具備することを特
徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る光ディスク装置の好適な実施形態について説明す
る。まず、図1から図4を用いて本発明の第1実施形態
に係る光ディスク装置について説明する。ここで、図1
は第1実施形態に係る光ディスク装置の要旨である薄型
のプリズムミラーをその内外部での光束の軌跡と共に示
す断面図、図2は光ディスク装置の内部構造を示す断面
図、図3は光学ユニットの断面図、図4は薄型化の効果
を示すために本発明の構成を除いた方法で形成したプリ
ズムの内外部での光束の軌跡を示す断面図である。
【0015】図2において、情報の記録再生に用いられ
る光ディスク、光磁気ディスク等のディスク1は、図示
しないベースに固定されたスピンドルモータ2に対して
マグネットチャック等のチャッキング手段により保持さ
れており、記録再生時にはこのスピンドルモータ2によ
って安定に回転駆動される。
【0016】情報の記録再生用のレーザ光3を生成する
半導体レーザ4は、図3にも拡大して示すように、フォ
トディテクタ5,透過型のホログラム光学素子(以下、
HOE―Holographic Optical Element ―と略記する)
6等と共に光学ユニット7を構成している。この光学ユ
ニット7は光学ヘッド8に固定されているが、半導体レ
ーザ4の出射角度がディスク1と平行な平面Pに対して
角度θ1 をなすように固定されている。説明の便宜のた
め、半導体レーザ4より発せられたレーザ光3は、光束
の中心線9を備えるものとして図中に用いるものとす
る。
【0017】半導体レーザ4の発光点10から固有の拡
がり角度で広がるレーザー光3は、HOE6を通過し、
第1の絞り11によって絞られる。その際、レーザー光
3は中心線9に対して外縁の拡がりが角度θ2 となるよ
うに、第1の絞り11の開度が設定されている。
【0018】第1の絞り11を通過したレーザー光3
は、中心線9と直角に交わる面12を介して屈折率がn
であるガラスで形成されたプリズム13に入射する。プ
リズム13に入射したレーザー光3は、ディスク1と平
行な面14で反射した後に、面14と平行な面15で反
射する。
【0019】レーザ光3が面14,15で反射する際、
レーザ光3は、半導体レーザ4から最も遠い側で最大入
射角度θ3 となり、半導体レーザ4に最も近い側で最小
入射角度θ4 となる。このときの最大入射角度θ3 、最
小入射角度θ4 は、下記の式(1),(2)となる。
【0020】
【数9】 レーザ光3が面15となす最大入射角と最小入射角は、
面14と面15が平行平面であることから角度が錯角に
なり、レーザー光3が面14となす角度に同じになるこ
とは言うまでもない。
【0021】レーザ光3の面14,15に対する最大入
射角度θ3 は、上式(2)のようになるが、光束のすべ
てが面14、面15に順番に当たるためには、θ3 が以
下の式(3)の条件を満たす必要がある。 θ3 < 90[deg] …… (3) さらに、レーザ光3の面14,15に対する最小入射角
度θ4 は、上式(2)のようになるが、レーザ光3が面
15の性質に関係なく面15で必ず全反射するために
は、θ4 が以下の式(4)の条件を満たす必要がある。
【0022】
【数10】 面15で反射した後に、レーザ光3は、ディスク1に対
してθ5 の角度をなす面16で反射し、ディスク1に対
して垂直に立ち上がる。
【0023】レーザ光3を面16によりディスク1に対
して垂直に立ち上げるためには、面16の角度θ5 は以
下の式(5)により求められる値である必要がある。
【0024】
【数11】 面16でディスク1に対し垂直に立ち上げられたレーザ
光3は、ディスク1に平行な面15に再度照射される
が、面15に対して垂直に入射するため透過してプリズ
ム13から出射される。
【0025】上記最小入射角度θ4 が式(2),(4)
の条件を満たしていない場合には、面15に反射膜など
の処理を施しておかないと、面14からの反射光を面1
5で全反射させることができない。
【0026】この場合には、図4に示すように、プリズ
ム13の面15上で、面14から反射したレーザ光3の
反射面には反射膜17を設ける必要があり、面16から
反射したレーザ光3の透過面を重ねることができないの
で、反射面と透過面は離間させる必要があり、面16上
でのレーザ光3の照射面の幅Wから決まる高さh1 より
も、実際のプリズムの高さh2 は大きくなることにな
る。これでは、プリズム13を薄型化することができな
いことになる。
【0027】逆に、最小入射角度θ4 が式(2),
(4)の条件を満たしている場合には、面15に反射膜
17などの処理を施さなくても、面14からの反射光は
面15で全反射するようになり、かつ面16からの反射
光は面15に対して垂直になるので、面15を透過す
る。
【0028】これにより、図4に示すように、プリズム
13Aの面15上で、面14から反射したレーザ光3の
反射面と、面16から反射したレーザ光3の透過面に重
なりが生じても、透過光と反射光はお互いに影響を及ぼ
すことがない。
【0029】したがって、図1に示すプリズム13の高
さh3 は、面16上でのレーザ光3の投影面の幅から決
定される図4の高さh1 と同じになり、図4に示すプリ
ズム13Aの高さh2 よりも小さくなる。
【0030】図1,図2にもどって、プリズム13から
ディスク1に向かって垂直に出射したレーザ光3は、樹
脂または金属により対物レンズホルダ18と一体的に形
成された第2の絞り19により光束を絞られ、対物レン
ズ20によりディスク1の情報記録面21上に集束され
る。
【0031】上述のように、レーザ光3は第2の絞り1
9により光束を絞られるが、第2の絞り19が設けられ
た位置で、絞り19の穴22に対して十分な大きさを備
えている。この絞り19の設定条件は、対物レンズホル
ダ18が光ディスク1のトラッキング方向に移動して
も、穴22がレーザ光3から位置ずれしない大きさを備
えると共に、絞り19上でレーザ光3の無駄な光束を少
なくするように第1の絞り11による光の拡散の角度θ
2 を設定することである。
【0032】ディスク1からの反射光は、対物レンズ2
0に戻り、面15を介してプリズム13に入射し、面1
6,15,14で反射して、面12を介してプリズム1
3から出射する。次に、HOE素子6で向きを変えてフ
ォトディテクタ5に戻され、フォトディテクタ5に取り
込まれた反射光から、記録情報信号、フォーカスオフセ
ット信号、トラックオフセット信号等が生成される。こ
のフォーカスオフセット信号を用いることにより対物レ
ンズ20のフォーカス方向の位置ズレが検出され、この
位置ズレを補正するように対物レンズホルダ18に接合
された図示しないフォーカスコイルに電流が流されて制
御動作を行なう。
【0033】また、生成されたトラックオフセット信号
を用いることにより対物レンズ20のトラック方向の位
置ズレが検出され、この位置ズレを補正するように対物
レンズホルダ18に接合された図示しないトラッキング
コイルと、光学ヘッド8を含む図示しないキャリッジを
トラッキング方向に駆動するモータに電圧を印加して制
御動作を行なう。このようにしてディスク1の情報記録
面21に対して情報の記録再生が行なわれる。
【0034】前述のように、図1,図2に示すような高
さの低いプリズムを形成するためには、プリズム内での
最大入射角度θ3 、最小入射角度θ4 が式(3)(4)
の条件を満たす必要がある。この式(3)(4)に式
(1)(2)(5)をそれぞれ代入して、面14,15
に対する入射角度θ3 をレーザ光3の拡がり角度θ2
面16がディスク1に対してなす角θ5 で表すと以下の
式(6)(7)のようになる。
【0035】
【数12】 式(6)(7)を面16がディスク1に対してなす角θ
5 について整理すると下式(8)(9)が得られる。
【0036】
【数13】 したがって、面16がディスク1に対してなす角θ5
式(8)(9)の範囲であれば、高さの低いプリズムを
形成することができる。
【0037】さらに、式(9)より、面16がディスク
1に対してなす角θ5 が45度よりも小さくなるので、
面16上でのレーザ光3の照射面の幅が決まるプリズム
の高さを従来例に比べて低く構成することができる。
【0038】このような構成の光学ヘッド8において、
対物レンズ下でレーザー光を折り曲げるプリズムの高さ
を低く構成することができるので、光学ヘッド8そのも
のが薄型になり、結果として携帯に適した薄型の光ディ
スク装置を構成することが可能になる。
【0039】なお、本第1実施形態においては、レーザ
光3のすべてを面15において全反射するものとして説
明したが、本発明はこの構成に限定されない。実際に全
反射する必要があるのは、反射光と透過光が面15上で
重なる部分のみであり、この部分でのみ全反射が発生す
るようにθ2 ,θ5 を設定しても同様の効果が得られる
ことはいうまでもない。
【0040】さらに、第1実施形態において、全反射が
発生しない部分について、面15に図4のような全反射
コートを施せば、ディスク1に対して情報の記録再生を
行なう際に、半導体レーザの出力であるレーザ光のパワ
ーを一層効率よく利用することができる。
【0041】また、第1実施形態では、面14,15が
光ディスク1に平行であるものとしてそれぞれの角度の
記述を行なったが、本発明はこれにも限定されず、面1
4,15が光ディスク1に対して極わずかに傾斜してい
ても、所定傾斜分を考慮してそれぞれの角度を設定する
ことにより、同様の効果が得られる。また、プリズムの
面をディスクに対して傾斜させることにより、光ディス
ク1と面15が平行なことによって発生する2重反射の
効果も低減することができる。
【0042】次に、図5を用いて本発明の第2実施形態
に係る光ディスク装置について説明する。なお、以下の
各実施形態の説明においては、前記第1実施形態と同一
構成要素には同一符号を付して重複する説明を省略す
る。図5は図1と同じくプリズムの内外部の光束の軌跡
を示す断面図である。
【0043】この第2実施形態が第1実施形態と異なる
点は、絞り11とプリズム25との間にコリメートレン
ズ24を配置し、発光点10のから照射されるレーザ光
3が絞り11を通過した後にコリメートレンズ24によ
りレーザ光3が平行光束3Aとされる点と、プリズム2
5の入射面26が平行光束3Aの照射方向に対して傾斜
している点である。
【0044】半導体レーザからのレーザ光3は通常楕円
形状に拡がるため、この楕円の短径に合わせた円形絞り
でレーザ光を絞り、これを対物レンズに入射させると、
楕円の長径側ではエネルギーが十分に対物レンズに入射
せず、半導体レーザの利用効率が低下する。そこで、一
般的にはプリズムを用いてレーザー光を屈折させ、楕円
形状であるレーザー光の短径方向の断面を拡大し、円形
に近づけるような光学系を構成する。
【0045】図5に示す第2実施形態においては、半導
体レーザ4の発光点10からのレーザ光3の拡がり角度
が、光ディスク1に平行な方向に広く、垂直な方向に狭
くなるように半導体レーザ4を配置している。発光点1
0から出射したレーザ光3はコリメートレンズ24によ
って平行光束3Aとされ、ディスク1に平行にプリズム
25に面26から入射する。その際、面26を平行光束
3Aの中心線9に対して傾斜させ、平行光束3Aをディ
スク1方向に屈折させて、ディスク1に平行な方向に幅
広であるレーザ光3の断面形状を円形に近づけるように
している。
【0046】プリズム25の面26で屈折させられたレ
ーザ光3は面27で、第1実施形態と同じように反射す
るが、第1実施形態と異なる点は、レーザ光3が前記コ
リメートレンズ24により平行光束3Aとなっている点
で、レーザ光3の光束の全てが同一の入射角度で面27
に入射する。そこで、レーザ光3が面27で全反射する
か否かは、中心線9と平行な線状の光束が面27で全反
射するか否かにより決定される。
【0047】中心線9と平行な線状の光束は、第1実施
形態においてレーザーの拡がり角度θ2 が0であるとし
て表すことができるので、プリズム25の面28がディ
スク1と平行な線Pに対してなす角θ6 が、式(8)
(9)においてレーザーの拡がり角度θ2 を0とおいた
式(10)(11)を満たせば、レーザ光3が面27で
全反射することになる。
【0048】
【数14】 したがって、面28がディスク1に対してなす角θ6
式(10)(11)の範囲であれば、高さの低いプリズ
ムを形成することができ、コリメート光を用いた第2実
施形態の光学系においても、第1実施形態と同様な効果
を奏することができる。
【0049】次に、図6,図7を用いて本発明の第3実
施形態に係る光ディスク装置を説明する。図6は図1,
図5と同じくプリズムの内外部の光束の軌跡を示す断面
図、図7はシリコンをエッチングすることにより形成さ
れた偏向ミラーの斜視図である。
【0050】この第3実施形態が第1,第2実施形態と
異なる点は、プリズム30の面33の外側に封止部材3
4を介して、電気信号により光の向きを自在にかえるこ
とができる偏向ミラー35を配置し接合した点である。
【0051】図6において、プリズム30は、図5のプ
リズム25と略同一構成を有し、入射面31,第1の反
射面32,第2の反射面33を備えている。封止部材3
4は大気環境から偏光ミラー35を隔絶するように機能
している。また、偏光ミラー35は、図7に示すよう
に、シリコンウェハをエッチングすることにより形成さ
れる2層のシリコン層36,39を備えている。第1の
シリコン層36には電極37,38が設けられ、第2の
シリコン層39は支持基板40と、この基板40に支持
部41を介して揺動可能に支持された揺動体42と、を
備えている。揺動体42の表面は研磨されてミラー部4
3が形成されている。
【0052】以上の構成において、支持部41を中心に
揺動体42が電極37,38との間のクーロン力により
引きつけられて、支持軸44を中心として両側に揺動す
ることにより、ミラー43の反射面が変化し、ディスク
1のトラッキング方向、もしくはトラックと直交する方
向に微調整しながら、レーザ光3を偏光する。
【0053】レーザ光3は、第2実施形態と同じよう
に、発光点10の出射側に配置されたコリメートレンズ
24により平行光束3Aとされてからプリズム30の入
射面31に入射させられているので、プリズム30の第
1の反射面32がディスク1と平行な線Pに対してなす
角度θ7 が、上記式(10)(11)と同様の下記の式
(12)(13)を満たせば、レーザ光3が面32で全
反射することになる。
【0054】
【数15】 また、偏光ミラー35を機能させるには、レーザ光3が
面33で全反射してはならない。そのためには、プリズ
ム30の面33に対するレーザ光3の入射角度θ8 が式
(14)を満たしていなければならない。
【0055】
【数16】 レーザ光3の面33に対する入射角度θ8 とプリズム3
2の面33がディスク1に対してなす角度θ7 は等しい
ので、偏光ミラー35を機能させ、かつ薄型のプリズム
を実現するためには、式(15)を満たす必要がある。
【0056】
【数17】 したがって、面33がディスク1に対してなす角θ7
上式(15)の範囲であれば、高さの低いプリズムを形
成することができ、偏光ミラーを用いた光学系において
も、第1実施形態と同様な効果を生み出すことができ
る。
【0057】また、一般に光学ガラスの屈折率nは1.
5程度なので、面33がディスク1に対してなす角θ7
は42度以下になる。よって、従来例に示すような対物
レンズの下で直角にレーザ光を折り曲げる構成に比べ
て、ミラー部43を小さくすることができる。その結
果、揺動体42の慣性モーメントを小さくすることがで
きるので、ミラーを偏向させる駆動加速度を大きくする
ことができる。
【0058】また、この第3実施形態の偏光ミラー35
のように、クーロン力により運動するアクチュエータ
は、一般に湿度の変動に応じて駆動感度が変化するの
で、大気環境から隔絶する必要がある。この第3実施形
態に係る光ディスク装置においては、プリズム30の面
33がディスク1に対してなす角θ7 が42度以下で光
を対物レンズの下で直角に折り曲げた場合よりも小さい
ので、封止部材34の幅を広くとっても、プリズム32
の高さに影響しにくくなる。
【0059】以下、簡単に本発明の効果を具体的な数値
を用いて説明する。図8はガルバノミラーを貼り付けた
面の角度(θ7 )とプリズム高さの関係を示す。図8に
示すように、ガルバノミラー貼り付け面の角度を傾けて
いくと、角度が45度から21度の範囲では、角度の減
少とともに、プリズム高さがほぼ単調に減少する。とこ
ろが、角度が21度以下になるとプリズム高さが増加に
転ずる。これは、プリズムの面32での光の入射角度が
臨界角度以下になったためであり、プリズムを構成する
際、図4に示したように、光りを重ねることなく構成す
る必要が発生するためである。
【0060】図9は図8と同様に、ガルバノミラーを貼
り付けた面の角度とプリズムの底面もしくは上面の寸法
の関係を示している。ここで、プリズム底面の長さは、
プリズム内部で、光りが、片道につき1回反射する本発
明の第2実施形態の場合の数値であり、プリズム上面の
長さは、プリズム内部で光りが片道につき2回反射する
本発明の第1実施形態の場合の長さの関係を示したもの
である。両者とも光の反射の仕方により、プリズムの寸
法が律束される箇所である。例えば、図11に示した関
係のうち、本発明の第2実施形態に係る1回反射の場
合、ガルバノミラーを貼り付けた面の角度が31.5度
以上でないと、実際にはプリズムの底辺の寸法がマイナ
スになってしまい、プリズムを構成することができな
い。
【0061】さらに、第1実施形態に係わる2回反射の
場合でも、上記角度は26.5度以上である必要があ
る。また、プリズム内部での反射回数は、多くとれば、
図2に示すように、プリズムを構成できる角度範囲を増
やすことができるが、いたずらに反射回数を増やして
も、反射面の平面度誤差により光ビームの精度の悪化を
招いてしまう。したがって、プリズム内部での反射の回
数を最小に制限すると、実際にプリズムの構成できる角
度反射が狭まり、プリズムの高さを最小にする角度の値
が、図8に示す値よりも大きくなる。逆に言うと、図8
から求めた21度になるようにプリズム内部での反射の
回数を決定すると、最小の高さでプリズムを構成するこ
とができる。
【0062】図10は各面での透過率を考慮の上、光源
から対物レンズまでの間を光を往復するときの光の透過
率を示したものである。図10のように、往復の光の透
過率はガルバノミラーの貼り付け面の角度が33度近傍
である場合、最も高くなることが分かる。よって、光源
のパワーをもっとも効率よく利用しようとすれば、ガル
バノミラーの貼り付け面の角度を33度近傍に設定すれ
ばよい。
【0063】図11はガルバノミラーの貼り付けた面の
角度と第1の透過面31における屈折による光ビーム縦
横比の関係を示す。たとえば、ガルバノミラーを貼り付
けた面の角度が33度の場合、プリズムによって整形さ
れる光ビームの長辺と短辺の比は1対1.6程度である
ので、一般の半導体レーザーのビーム整形を行うのに不
都合はない。つまり、このような形状のプリズムを最小
高さで構成しようとする際に、面32での全反射の有無
だけでガルバノミラーの貼り付け面の角度を決定すると
21度になるが、プリズムの構成可能範囲を考慮する
と、上記角度は、1回反射の場合31.5度、2回反射
の場合26.5度となり、さらに光の透過率を考慮すれ
ば、上記角度の値は、33度となる。したがって、この
ような形状のプリズムを最小高さで構成するが、ガルバ
ノミラーの貼り付け面の角度は、面32での全反射の有
無のみに決定した値よりも、大きくなる。なお、上記計
算においては、プリズムを構成するガラスの屈折率の値
を、一般に用いられる光学ガラスと同じ1.515とし
た。
【0064】なお、図1に示す第1実施形態に係る光デ
ィスク装置においては、プリズム13内における光の反
射は2回のみとして説明したが、請求項1により定義さ
れるように、プリズム13内における反射は3回以上の
複数回であってもよい。この一例として示されているの
が、図12の第4実施形態に係る光ディスク装置であ
る。図12においてプリズム13の入射面12は、斜め
下方を向いて設けられており、光源10からのレーザー
光3は斜め下方より入射されている。反射面14および
15はディスク1の情報記録面21に基本的には平行に
設けれている。
【0065】この第4実施形態に係る光ディスク装置の
場合、対物レンズ20に近い側の反射面15でまず反射
し、次いで対向する反射面14で2回目の反射をし、さ
らに反射面15で3回目の反射をした後、面16により
対物レンズ20に垂直下方より入射する方向へと反射さ
れる。このように、本発明に係る光ディスク装置は、プ
リズム13内における反射を2回に限定されることなく
3回以上とすることもできる。この第4実施形態では、
最低回数の3回を例にして3回以上反射の例を説明した
が、プリズム13を図中左右方向に、より長尺に構成す
ることにより4回、5回でもプリズム13内の反射回数
を増やすことができる。この場合、奇数回のときは入射
面12が斜め下方を向き偶数回反射のときは斜め上方を
向くことになる。また、図12中、反射角θ13a とθ
13b とは僅かずつその角度を変える構成となる。
【0066】以上のように、プリズムを偏平かつ長尺に
構成することにより、ディスク1の下側の最もスペース
を節約したい部分の構成を簡略化して、光ヘッド等の複
雑な機構を対物レンズ20よりも相当の距離だけ離間さ
せることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、対
物レンズの下に設けられた肉薄のプリズムにより光ヘッ
ドを薄型化でき、携帯性に富んだコンパクトな光ディス
ク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光ディスク装置の
要部としてのプリズムの内外部での光束の軌跡を示す断
面図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る光ディスク装置の
内部構成を示す断面図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る光ディスク装置の
光学ユニットの断面図。
【図4】薄型化の効果を示すために形成したプリズムの
内外部での光束の軌跡を図1と比較して示す断面図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る光ディスク装置の
要部としてのプリズムの内外部での光束の軌跡を示す断
面図。
【図6】本発明の第3実施形態に係る光ディスク装置の
内部構成を示す断面図。
【図7】第3実施形態に用いられる偏光ミラーの概略構
成を示す斜視図。
【図8】本発明の第3実施形態におけるガルバノミラー
貼付面の角度とプリズムの高さとの関係を示す特性図。
【図9】図8と同様にガルバノミラー貼付面の角度とプ
リズムの底面または上面の寸法の関係を示す特性図。
【図10】光源から対物レンズまでの間の光の往復の際
の光透過率を示す特性図。
【図11】ガルバノミラー貼付面と第1の透過面におけ
る屈折による光ビーム縦横比との関係を示す特性図。
【図12】本発明の第4実施形態に係る光ディスク装置
の要部としてのプリズムの内外部での光束の軌跡を示す
側断面図。
【図13】従来の光ディスク装置の一例の内部構成を示
す断面図。
【図14】従来の光ディスク装置の他の一例の内部構成
を示す断面図。
【符号の説明】
1 ディスク 3 レーザ光 4 半導体レーザ 9 レーザ光の中心線 12 第1の透過面 13 プリズム 14 第1の反射面 15 第2の反射面 16 第3の反射面 20 対物レンズ 25 プリズム 26 第1の透過面 27 第1の反射面 28 第2の反射面 35 偏光ミラー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光を出射する半導体レーザと、 前記レーザ光を光ディスク上に集束する対物レンズと、 1対の反射面を含む複数の平面を有して前記対物レンズ
    の下側に設けられると共に、前記光ディスクと平行な前
    記1対の反射面の一方の反射面に対して第1の所定角で
    入射する前記レーザ光に直角に交差する第1の透過面,
    前記1対の反射面を構成し前記第1の透過面を介して内
    部に入射された透過光を第2の所定角で複数回反射させ
    る第1および第2の反射面,前記第1および第2の反射
    面のうちの最後の反射面からの反射光を前記対物レンズ
    に直角に入射させるため前記1対の反射面に対して第3
    の所定角を為すように設けられた第3の反射面,前記第
    1および第2の反射面のうち前記対物レンズと対向する
    側の反射面と同一平面を為し前記第3の反射面により反
    射された反射光を直角に透過する前記対物レンズに最も
    近い平面である第2の透過面,を備えるプリズムと、 を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】レーザ光を出射する半導体レーザと、 前記レーザ光を光ディスク上に集束する対物レンズと、 複数の平面を有して前記対物レンズの下側に設けられる
    と共に、前記光ディスクに平行な面に対して第1の所定
    角で入射する前記レーザ光に直角に交差する第1の透過
    面,この第1の透過面を介して内部に透過された光を第
    2の所定角で反射する第1の反射面,この第1の反射面
    に平行で前記第1の反射面により反射された第1の反射
    光を前記第2の所定角で反射する第2の反射面,前記第
    2の反射面により反射された第2の反射光を前記対物レ
    ンズに直角に入射させるため前記第1の反射面に対して
    第3の所定角を為すよう設けられた第3の反射面、前記
    第2の反射面と同一平面を為し前記第3の反射面により
    反射された第3の反射光を直角に透過する前記対物レン
    ズに最も近い平面である第2の透過面,を備えるプリズ
    ムと、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の光ディス
    ク装置。
  3. 【請求項3】前記半導体レーザと前記第1の透過面との
    間に前記プリズムに入射される前記レーザ光をその光線
    の中心線に対して第4の所定角θで拡散するように絞る
    絞りを設け、前記第1の反射面に対して前記第3の反射
    面がなす傾斜角としての前記第3の所定角が、 【数1】 より小さく、 【数2】 よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の光ディ
    スク装置。
  4. 【請求項4】前記第2の反射面に前記第1の反射光を入
    射する前記第2の所定角が臨界角以上の場合に、前記第
    2の反射面の外表面に全反射膜を取り付け、前記第1の
    反射光を全反射させるように構成した請求項2に記載の
    光ディスク装置。
  5. 【請求項5】レーザ光を出射する半導体レーザと、 前記レーザ光を平行光束とするコリメートレンズと、 前記平行光束を光ディスク上に集束する対物レンズと、 複数の平面を有して前記対物レンズの下側に設けられる
    と共に、前記平行光束に対して第1の所定角で傾斜する
    と共に入射する前記平行光束を第2の所定角で屈折させ
    ながら内部に透過させる第1の透過面,この第1の透過
    面により透過された第1の透過光を第2の所定角で反射
    させる第1の反射面,この第1の反射面により反射され
    た第1の反射光を前記対物レンズに直角に入射させる第
    2の反射光を形成すると共に前記光ディスクに平行な平
    面に第3の所定角で傾斜する第2の反射面,この第2の
    反射面により反射された前記第2の反射光を非屈折で透
    過させて前記対物レンズに入射させる第2の透過面,を
    備えるプリズムと、 を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】前記第2の反射面の傾斜する角度である前
    記第3の所定角は、45[deg]より小さく、 【数3】 より大きい角度をなすことを特徴とする請求項5に記載
    の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】前記第1の透過面の傾斜する角度である前
    記第1の所定角は、前記平行光束に対して、 【数4】 より小さく、 【数5】 より大きくなるように設定されていることを特徴とする
    請求項6に記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】レーザ光を出射する半導体レーザと、 前記レーザ光を平行光束とするコリメートレンズと、 前記平行光束を光ディスク上に集束する対物レンズと、 複数の平面を有して前記対物レンズの下側に設けられる
    と共に、前記平行光束に対して第1の所定角で傾斜する
    と共に入射する前記平行光束を第2の所定角で屈折させ
    ながら内部に透過させる第1の透過面,この第1の透過
    面により透過された第1の透過光を第2の所定角で反射
    させる第1の反射面,この第1の反射面により反射され
    た第1の反射光を外部に透過したのち外表面に設けられ
    た偏光ミラーによって反射された反射光を再び内部に透
    過して前記対物レンズに直角に入射させる第2の透過光
    を形成すると共に前記光ディスクに平行な平面に第3の
    所定角で傾斜する第2の透過面,この第2の透過面によ
    って透過された前記第2の透過光を透過させて前記対物
    レンズに入射させる第3の透過面,を備えるプリズム
    と、 を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  9. 【請求項9】前記第2の透過面の傾斜する角度である前
    記第3の所定角は、45[deg]より小さく、 【数6】 より大きい角度をなすことを特徴とする請求項8に記載
    の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】前記第1の透過面の傾斜する角度である
    前記第1の所定角は、前記平行光束に対して 【数7】 より小さく、 【数8】 より大きくなるように設定されていることを特徴とする
    請求項8に記載に光ディスク装置。
  11. 【請求項11】前記第2の透過面の外表面に設けられた
    偏光ミラーが、電気信号により光の向きを自在に変える
    ことのできる偏光ミラーであることを特徴とする請求項
    8に記載の光ディスク装置。
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