JP2002319174A - 光ヘッドおよびディスク装置 - Google Patents

光ヘッドおよびディスク装置

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JP2002319174A
JP2002319174A JP2001121475A JP2001121475A JP2002319174A JP 2002319174 A JP2002319174 A JP 2002319174A JP 2001121475 A JP2001121475 A JP 2001121475A JP 2001121475 A JP2001121475 A JP 2001121475A JP 2002319174 A JP2002319174 A JP 2002319174A
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optical head
optical
objective lens
lens
light
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JP2001121475A
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English (en)
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Kiichi Kamiyanagi
喜一 上柳
Sadaichi Suzuki
貞一 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッド高さを小型化することによりディスク
の高密度化・大容量化を可能とした光ヘッドおよびディ
スク装置を提供する。 【解決手段】 この光ヘッド1の対物レンズ5の光軸5
aは、半導体レーザ2の光軸2aと一致し、かつ、SI
L7の光軸7aとほぼ直交するように配置されている。
この構成により、光ヘッド1の高さは、対物レンズ5の
直径と浮上スライダ8の厚さの和程度となり、従来の光
ヘッドの高さに比べて大幅に縮小することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソリッドイマージ
ョンレンズ(Solid Immersion Lens:SIL)を搭載した
光ヘッドおよびディスク装置に関し、特に、ヘッド高さ
を小型化することにより光ディスク、磁気ディスク、光
磁気ディスク等のディスクの高密度化・大容量化を可能
とした光ヘッドおよびディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクを含めて、光ディスクの
高密度化・大容量化が求められている。光産業振興協会
でまとめたロードマップでは、2010年に1Tbit
s/(inch)2の記録密度達成が期待されている
(ロードマップ(情報記録分野)、1998年3月、光産業
振興協会)。
【0003】その主な候補技術として、SILによる近
接場光を用いた光磁気記録がある。これは、半球形ない
し超半球形(Super−Spherical)のSI
Lの被集光面上の光スポットから漏れ出す近接場光(あ
るいエバネッセント光)を用いて記録する方式である
(B.D.Terris, et al., Appl. Phys. Lett. 65(4),(199
4) P.388.)。
【0004】この方式の記録では、大滝氏が計算してい
るように(大滝 桂、信学技報、Tech. Report of IEIC
E、CPM98-110 (1998)p.30 )、SILと記録面との間
隔は、100nm以下にしなければならず、この程度の
高さで光ヘッドを浮上走行させる必要がある。そのた
め、ゴミの混入を避けるため、ディスクは非可換型とせ
ざるを得ず、そのため光ヘッドの高さをディスク固定型
の磁気ディスク装置に使用される磁気ヘッド並みに低く
することが求められる(磁気ヘッドの高さは最も進んだ
ものでは、高さ0.5mm程度のもの(ピコヘッド)が
市場に導入されつつある)。特に磁気ディスク装置のよ
うに、ディスクを複数枚スタックした、いわゆるウィン
チェスター型の装置の場合、ディスク同士の間隔を狭め
ることが体積密度を増大させる上で重要であり、その隙
間の中にヘッドを収めるためにヘッド高さを低くする必
要が生じる。また、ディスク可換型の場合でも高速トラ
ッキングや高速シーク動作をさせるためには、光ヘッド
の小型・軽量化が重要となる。
【0005】SILを用いた従来の光ヘッドとして、例
えば、文献(B.D.Terris, et al.,Appl.Phys.Lett.65
(4),(1994)P.388)に示されるものがある。
【0006】図7は、この従来の光ヘッドを示す。この
光ヘッド1は、レーザビーム3aを出射する半導体レー
ザ2と、半導体レーザ2の出力ビーム3aを平行ビーム
3bに整形するコリメータレンズ4と、コリメータレン
ズ4からの平行ビーム3bをほぼ直角に折り曲げる折り
返しミラー6と、折り返しミラー6で反射した平行ビー
ム3bを集光する対物レンズ5と、対物レンズ5から入
射される収束ビーム3cによって被集光面7c上に光ス
ポット9aを形成するSIL7と、少なくとも半導体レ
ーザ2、コリメータレンズ4、折り返しミラー6、対物
レンズ5およびSIL7を支持し、光ディスク10上を
浮上走行する浮上スライダ8とを有する。
【0007】この光ヘッド1は、出射レーザビーム3a
の光軸2aが光ディスク10に対して水平になるように
半導体レーザ2を配置し、かつ、コリメータレンズ4で
そのレーザビーム3aをコリメートして平行ビーム3b
にした後、折り返しミラー6により垂直に折り曲げて対
物レンズ5に入射する構成であるので、光源である半導
体レーザ2をSIL7の光軸上7aに配置する構成と比
較して光ヘッドの高さを低くすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光ヘッ
ドによれば、SIL7の上に対物レンズ5と折り返しミ
ラー6が配置されるために、光ヘッドの高さが高くなる
という問題がある。
【0009】図7に示すように、対物レンズ5の光軸を
SIL7の光軸7aに合わせ、かつ、SIL7の光軸7
aを光ディスク10に垂直に配置した構成が採られてい
るのは、従来の光ディスク装置においては、対物レンズ
がその光軸を常に光ディスク面に対して垂直になるよう
に配置されてきたこと、およびSILの発想の元となっ
た油浸型顕微鏡(Oil Immersion Len
s)においても対物レンズが試料に対して垂直に配置さ
れたきたことから、習慣的に上記の配置が採用されたと
推定される。
【0010】SIL自体は、近年小型化され、0.2m
m以下のものが作られている(S. Kittaka and Y. Sasa
ki,Digest of Int. Symp. on Optical Memory2000、Fr-
J-15(2000) p. 136)が、対物レンズを1mm以下とす
ることは難しく、従って、ビーム径もその程度となるた
め、光ヘッドの高さは2mm以上となり、磁気ヘッドと
比べて大幅にヘッド高さが高くなる。従って、たとえデ
ィスクの面記録密度を磁気ディスク並みとしても、体積
記録密度は磁気ディスク装置に比べて大幅に低いことに
なる。
【0011】従って、本発明の目的は、ヘッド高さを小
型化することによりディスクの高密度化・大容量化を可
能とした光ヘッドおよびディスク装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、半導体レーザから出射されたレーザ光を対
物レンズを含む集光光学系によって集光してソリッドイ
マージョンレンズの出射面あるいはその近傍に光スポッ
トを形成する光ヘッドにおいて、前記対物レンズの光軸
は、前記ソリッドイマージョンレンズの光軸に対して直
角をなすように配置されたことを特徴とする光ヘッドを
提供する。この配置により、光ヘッドの高さは、対物レ
ンズの直径と同程度まで縮小できるので、従来の光ヘッ
ドに比べて大幅に低くすることができる。
【0013】本発明は、上記目的を達成するため、半導
体レーザから出射されたレーザ光を対物レンズを含む集
光光学系によって集光してソリッドイマージョンレンズ
の出射面あるいはその近傍に光スポットを形成する光ヘ
ッドにおいて、前記対物レンズの光軸は、前記ソリッド
イマージョンレンズの光軸に対して直角をなすように配
置され、前記光スポットを前記対物レンズの光軸、およ
び前記ソリッドイマージョンレンズの光軸に直交する方
向に走査させる走査手段を備えたことを特徴とする光ヘ
ッドを提供する。
【0014】本発明は、上記目的を達成するため、半導
体レーザから出射されたレーザ光を対物レンズを含む集
光光学系によって集光してソリッドイマージョンレンズ
の出射面あるいはその近傍に光スポットを形成する光ヘ
ッドと、回転する情報記録ディスクと、前記光ヘッドを
前記情報記録ディスク上を浮上走行させる走行手段と、
前記光スポットを前記情報記録ディスクに照射して前記
情報記録ディスクからの情報信号を再生する再生手段と
を備え、前記光ヘッドの前記対物レンズの光軸は、前記
ソリッドイマージョンレンズの光軸に対して直角をなす
ように配置されたことを特徴とするディスク装置を提供
する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1(a)は、本発明の第1の実
施の形態に係る光ヘッドの記録系の主要部を示す。この
光ヘッド1は、レーザビーム3aを出射する半導体レー
ザ2と、半導体レーザ2のヒートシンクを兼ねた支持台
11と、半導体レーザ2の出力ビーム3aを平行ビーム
3bに整形するコリメータレンズ4と、コリメータレン
ズ4からの平行ビーム3bを集光する対物レンズ5と、
対物レンズ5からの収束ビーム3cをほぼ直角に折り曲
げる折り返しミラー6と、折り返しミラー6からの収束
ビーム3dが入射されるSIL7と、少なくとも対物レ
ンズ5、折り返しミラー6およびSIL7を支持し、光
ディスク10上を浮上走行する浮上スライダ8とを有す
る。
【0016】SIL7は、球面の一部からなり、収束ビ
ーム3dが屈折せずに入射する半球面状の入射面7b
と、球面の中心を含む平面から構成され、収束ビーム3
dが集光して光スポット9aが形成される出射面として
の被集光面7cとを備えた半球形を有する。なお、光ス
ポット9aが形成される位置は、出射面の近傍でもよ
い。
【0017】対物レンズ5の光軸5aは、半導体レーザ
2の光軸2aと一致し、かつ、SIL7の光軸7aとほ
ぼ直交するように構成されている。
【0018】この第1の実施の形態によれば、対物レン
ズ5の光軸5aは、半導体レーザ2の光軸2aと一致
し、かつ、SIL7の光軸7aとほぼ直交するように構
成されているので、光ヘッド1の高さは、対物レンズ5
の直径と浮上スライダ8の厚さの和の程度となり、図7
に示す従来の光ヘッドの高さに比べて大幅に高さを縮小
することが可能となる。具体的には、本実施の形態にお
いて、対物レンズ5の直径を1mm、浮上スライダ8の
厚さを0.1mmとすると、光ヘッド1の高さは1.1
mm程度と従来の約1/2となる。また、対物レンズ5
の直径は単に加工技術で抑えられるのみで、光学設計上
の問題はないため、加工技術の向上とともに、さらに光
ヘッドの高さを低くすることは可能である。また、SI
L7の半径は0.08mmとした。これにより、SIL
7に入射する収束光の入射角は40度以上にできるの
で、SIL7内での開口数NAiは0.7程度となる。
SIL7の被集光面7c上の光スポット9aの直径D
1/2(光強度が1/2となる位置の直径)は、次式で与
えられる。 D1/2=k・λ/(n・NAi) ここに、kは比例定数でガウスビームの場合は、約0.
5であり、λは入射レーザ光の波長、nはSIL7の屈
折率、NAiはSIL7内部での開口数であり、本実施
の形態では入射面7bでは屈折しないため、対物レンズ
5のNAに等しい。SIL7の材質としては重フリント
ガラス(屈折率1.91)を、半導体レーザ2としては
GaAlInP系の赤色レーザ(波長630nm)を使
用した場合、スポット径D1/2は、約0.2μmが得ら
れる。記録に際しては、光ディスク10の基板10b上
に形成した記録膜10aを被集光面7cに波長の数分の
一にまで近づけ、近接場光スポット(9b)が実質的に
余り広がらない範囲で行うため、記録膜10a上に形成
される最小記録マークのサイズもほぼD1/2と同程度と
なる。SIL7としては、結晶系の材料を使用すること
も可能であり、例えば、GaP(屈折率3.3)を使用
することにより、さらに微小なスポットを得ることも可
能である。なお、対物レンズ5とコリメータレンズ4を
一体的に成形してもよい。これにより、光ヘッドの小型
化が図れ、組立て精度を上げることができ、組立てコス
トを下げることが可能となる。また、レーザ光を出射す
る半導体レーザを浮上スライダ上に集積することによ
り、自動焦点制御用の機械サーボ系をなくすることがで
き、小型・軽量化が図れる。
【0019】図1(b)は、SIL7の他の例を示す。
図1(a)に示す半球形のSIL7の代わりに、図1
(b)に示す超半球形のソリッドイマージョンレンズ
(S−SIL)7を使用してもよい。このS−SIL7
は、球面の一部からなる入射面7bと、球面の中心から
入射面7bから反対側に所定の距離、例えば、r/n
(rは半径、nは媒体屈折率)だけ離れた位置に配置さ
れ、入射面7bの光軸7aに垂直な平面から構成された
被集光面7cとを備えた超半球形を有するものである。
収束光3dは入射面7bにおいて屈折して入射するた
め、スネルの法則に基づき、S−SIL7の内部での開
口数NAiをさらに屈折率n倍だけ高めることができる
ので、さらに微小な光スポット9aを形成することが可
能となる。このため対物レンズのNAを0.45と小さ
く設定しても、屈折率1.91程度の重フリントガラス
を使用することにより、S−SIL7の内部での開口数
NAiを0.9とほぼS−SILの限界の開口数まで上
げることができ、また対物レンズ5のNAは下げられる
ため、設計の自由度が増し、また、対物レンズ5の直径
を小さくすることも可能となる。
【0020】図1(c)、(d)、(e)、(f)、
(g)は、光ヘッドの他の例を示す。SIL7の被集光
面7cに形成される光スポット9aの近傍に、図1
(c)、(d)、(e)、(f)、(g)に示すよう
に、Ag等の金属からなる1つあるいは2つ以上の金属
光散乱体12を配してもよい。
【0021】図1(c)に示す金属光散乱体12は、矩
形状を有し、その長手方向13は、記録トラック10c
を横切る方向に、また、入射光3dの偏光方向14は、
長手方向13に対して垂直方向となるように配置されて
いる。このような配置により、金属光散乱体12におい
てプラズモンが励起され、散乱されるレーザ光の強度が
大幅に増大し、高速の記録・再生が可能となる。金属光
散乱体12としては、Ag膜を使用したが、これに限定
されるものではなく、AlやAu、Ti、Mo、Wなど
の金属膜などでも使用可能である。金属光散乱体12の
厚さは100nm程度、あるいはそれより厚くてもよ
い。また、その周囲の被集光面7cをさらに薄い金属膜
で覆ってもよい。これにより、その金属膜において励起
されたプラズモンから発生する近接場光を金属光散乱体
12で散乱することができ、さらに光利用効率を上げる
ことができる。
【0022】図1(d)は、金属光散乱体12の他の例
を示す。この金属光散乱体12は、短径が長径の1/3
となる楕円形を有する。これにより、プラズモン励起の
効率を更に上げることが可能となる。
【0023】図1(e)は、金属光散乱体12の他の例
を示す。この金属光散乱体は、2つの三角形状の金属光
散乱体12A,12Bを頂点を近接させて配置したもの
である。この一対の金属光散乱体12A,12Bを照射
する収束光3dの偏光方向14を、2つの金属光散乱体
12A,12Bを並び方向に配置することにより、それ
ぞれの金属光散乱体12A,12Bで励起されるプラズ
モンの位相が逆となり、両者がダイポールアンテナとし
て働くため、さらに近接場の発生効率を高めることがで
きる。
【0024】図1(f)は、図1(e)に示す金属光散
乱体12A,12Bの他の例を示す。各金属光散乱体1
2A,12Bは、短径が長径の1/3となる楕円形とし
てもよい。これによりプラズモン励起の効率を更に上げ
ることが可能となる。
【0025】図1(g)は、図1(f)に示す金属光散
乱体12A,12Bの他の例を示す。図1(f)では、
楕円形の金属光散乱体12A,12Bのそれぞれは、短
径の先端において相対向するように配置されているが、
図1(g)に示すように、長径の先端において相対向す
るように配置してもよい。これにより、近接場光の幅を
狭めることができる。
【0026】なお、SIL7の被集光面7cあるいはそ
の近傍に開口ないしスリットを有する遮光体を配置して
もよい。これにより、SIL7からの出射光の微細化が
図れ、高速・高密度の記録が図れる。
【0027】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
光ヘッドの記録系の主要部を示す。この第2の実施の形
態に係る光ヘッドは、第1の実施の形態においてコリメ
ートレンズ4を省略したものである。これにより光学系
の部品点数を減らすことができ、軽量化、低コスト化が
可能となる。この場合、対物レンズ5の集光側のNAを
下げないためには、半導体レーザ2のビーム広がり角度
をあまり大きくできないため、半導体レーザ2として
は、ビーム広がり角度が8度程度と小さい面発光型レー
ザ(VCSEL)がよく、また、ソリッドイマージョン
レンズとしては、S−SILが適する。
【0028】図3は、本発明の第3の実施の形態に係る
光ヘッドの記録系の主要部を示す。この第3の実施の形
態に係る光ヘッドは、第1の実施の形態においてコリメ
ートレンズ4および対物レンズ5の代わりに、周囲から
中心に向けて屈折率の増大する分布屈折率型(GRI
N)レンズ4’を用いたものである。GRINレンズ
4’の端面は平面であるため、これにより組み立て精度
を高めることができる。
【0029】図4は、本発明の第4の実施の形態に係る
光ヘッドの記録系の主要部を示す。この第4の実施の形
態に係る光ヘッドは、第2の実施の形態において、レー
ザ光3aの出射源として、半導体レーザ2の代わりに光
ファイバ20を配置し、その出射端20aからの出射レ
ーザ光3aを記録・再生に使用するようにしたものであ
る。なお、同図中21は、ファイバ20のホルダであ
る。その他は、第2の実施の形態と同様に構成されてい
る。この第4の実施の形態によれば、図示しない半導体
レーザからのレーザ光を伝播して出射する光ファイバ2
0の出射端20aを浮上スライダ8上に集積したので、
自動焦点制御用の機械サーボ系を無くすことができ、小
型・軽量化が図れる。なお、光ファイバ20にレーザ光
を入力するための半導体レーザ(図略)は、光ディスク
装置の固定部(図略)や光ヘッド1の走査用のスイング
アーム(図略)上に設置してもよい。これより光ヘッド
1の軽量化が図れるとともに、半導体レーザの発熱によ
る光ヘッド1の加熱ないしそれによる熱歪の影響を避け
ることができ、安定で信頼性の高い記録・再生が可能と
なる。
【0030】図5は、本発明の第5の実施の形態に係る
ディスク装置を示す。この第5の実施の形態に係るディ
スク装置100は、記録膜101aとして相変化記録媒
体を使用した光ディスク101と、光ディスク101を
回転するモータ102と、記録膜101a上を浮上走行
して、記録膜101aに記録・再生を行う光ヘッド1
と、光ヘッド1を支点軸103aを中心にスイングさせ
るスイングアーム103と、スイングアーム103を駆
動するボイスコイルモータ104と、記録時には記録信
号を処理し、光ヘッド1のレーザ光を変調し、再生時に
は光ヘッド1からの光強度信号を用いて記録情報を再生
する信号処理回路105と、記録・再生時にモータ10
2およびヴォイスコイルモータ104を制御する制御回
路106とを有する。
【0031】図6は、第5の実施の形態に係る光ヘッド
1を示す。この光ヘッド1は、第1の実施の形態に使用
した記録系、再生用光学系およびそれらの支持系とから
なる。すなわち、ビームスポット走査型の半導体レーザ
2と、この半導体レーザ2からの出力光3aをコリメー
トするコリメータレンズ4と、入射光と反射光を分離す
るための光学系である偏光ビームスプリッタ30と、1
/4波長板31と、平行ビーム3bを集光する対物レン
ズ5と、対物レンズ5からの収束光3cを直角に折り曲
げるための折り返しミラー6と、超半球形のソリッドイ
マ−ジョンレンズ(S−SIL)7と、浮上スライダ8
と、反射信号光を受光して電気信号に変換する光検出器
32と、ケース33と、ケース33を図5に示すスイン
グアーム103に連結するサスペンダ34と、ケース3
3をサスペンダ34に支持する支持部35とからなる。
【0032】この構成により、記録時には半導体レーザ
2から出射された信号入力に基づいて強度変調されたレ
ーザ光3aがS−SIL7の被集光面7c近傍に集光さ
れ、その直下に配置された記録膜101aに入射して、
記録膜101aに情報を記録する。また、再生時には、
半導体レーザ2からの記録膜101aの記録に影響を与
えない程度に弱いレーザ光を記録膜101aに照射す
る。そこからの反射光は、1/4波長板31を通ること
により、入射光に対して偏光面が90度回転された直線
偏光光となり、偏光ビームスプリッタ30により入射光
の光路から分離されて、光検出器32に入射され、情報
信号として再生される。また、記録・再生時には、光ヘ
ッド1から出射した光を記録膜101a上の特定の記録
トラック(図示せず)上に移動し、かつ、トラッキング
させる必要がある。これは、ボイスコイルモータ104
の駆動とビームスポット走査型の半導体レーザ2の出射
位置の走査の2段階の位置制御により行った。すなわ
ち、光ディスク101のアドレス情報を読み取り、その
情報に基づいて形成した駆動信号により、ボイスコイル
モータ104を駆動して光ヘッド1を所定のトラック付
近に移動させた後、ボイスコイルモータ104とビーム
スポット走査型の半導体レーザ2の駆動により、精細に
所定のトラックを追従させた。
【0033】この第5の実施の形態によれば、小型・軽
量の光ヘッド1を光ディスクの記録・再生に使用するこ
とができ、高速記録・再生、高密度、特に高体積記録密
度のディスク装置を提供することが可能となる。
【0034】なお、半導体レーザ2の駆動の代わりに、
折り返しミラー6として角度走査のできるガルバノミラ
ーを用い、このガルバノミラーを駆動して精細なトラッ
キングを行ってもよい。また、光ヘッド1自体、小型・
軽量であるため、この光ヘッド1全体を圧電素子(図示
せず)により駆動させて精細なトラッキングを行っても
よい。また、ガルバノミラーや圧電素子で駆動する場合
には、半導体レーザ2の代わりに第4の実施の形態で使
用した光ファイバ20を用いてもよい。さらに、光ファ
イバ20を圧電素子(図示せず)を介して浮上スライダ
8に取り付けることにより、その圧電素子により光ファ
イバ20のレーザ光出射端20aを駆動して精細なトラ
ッキングを行ってもよい。半導体レーザ2あるいは光フ
ァイバ20のレーザ光出射端20aを左右に走査する構
成、あるいはガルバノミラーにより対物レンズ5からの
レーザ光の角度を左右に走査する構成とすることによ
り、トラッキング用のビーム走査機構を小型化すること
ができ、光ヘッドの小型・軽量化を図ることができる。
また、本実施の形態では、ディスク101の記録膜10
1aとして相変化媒体を使用したが、光ヘッド1に光磁
気信号再生用の光学系を取り付けることにより、光磁気
媒体を記録膜に用いた光磁気ディスクの記録再生も可能
となる。さらに磁気媒体を使用し、光ヘッド1に磁気抵
抗センサ(Magnetic Resistive S
ensor)と磁気コイルを取り付けることにより、磁
気ディスクの光アシスト磁気記録・再生も可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
対物レンズの光軸を、ソリッドイマージョンレンズの光
軸に対して直角をなすように配置したので、ヘッド高さ
を小型化することができ、これによりディスクの高密度
化・大容量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態に係る光ヘ
ッドを示す図、(b)〜(g)は他の例を示す図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る光ヘッドを示
す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る光ヘッドを示
す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係るディスク装置
を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係るディスク装置
を示す図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態に係るディスク装置
に使用する光ヘッドを示す図である。
【図7】従来の光ヘッドを示す図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド 2 半導体レーザ 2a 半導体レーザの光軸 3a〜3d レーザ光 4 コリメータレンズ 4’ 分布屈折率型レンズ 5 対物レンズ 5a 対物レンズの光軸 6 折り返しミラー 7 ソリッドイマージョンレンズ 7a ソリッドイマージョンレンズの光軸 7b 入射面 7c 被集光面 8 浮上スライダ 9a 光スポット 9b 出射光 10 光ディスク 10a 光ディスク記録膜 10b 光ディスク基板 10c 記録トラック 11 支持台 12,12A,12B 金属光散乱体 13 長手方向 14 偏光方向 20 光ファイバ 20a 光ファイバ出射端 21 ホルダー 30 偏光ビームスプリッタ 31 1/4波長板 32 光検出器 33 ケース 34 サスペンダ 35 支持部 100 ディスク装置 101 光ディスク 101a ディスク記録膜 102 モータ 103 スイングアーム 103a 支点軸 104 ヴォイスコイルモータ 105 信号処理回路 106 制御回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5D075 AA03 CD01 CD17 5D091 AA08 CC24 DD03 HH20 5D119 AA01 AA11 AA22 BA01 BB05 CA06 EC15 FA05 FA36 JA44 JA49 JA57 LB04 LB05

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザから出射されたレーザ光を対
    物レンズを含む集光光学系によって集光してソリッドイ
    マージョンレンズの出射面あるいはその近傍に光スポッ
    トを形成する光ヘッドにおいて、 前記対物レンズの光軸は、前記ソリッドイマージョンレ
    ンズの光軸に対して直角をなすように配置されたことを
    特徴とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】前記集光光学系は、前記対物レンズと前記
    ソリッドイマージョンレンズとの間に前記対物レンズに
    よって集光された前記レーザ光を前記ソリッドイマージ
    ョンレンズ側に反射する折り返しミラーを備えたことを
    特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  3. 【請求項3】前記折り返しミラーは、平面状の反射面を
    有することを特徴とする請求項2記載の光ヘッド。
  4. 【請求項4】前記集光光学系は、前記半導体レーザと前
    記対物レンズとの間に前記半導体レーザから出射された
    前記レーザ光を平行光に整形するコリメータレンズを備
    えたことを特徴とする請求項2記載の光ヘッド。
  5. 【請求項5】前記対物レンズおよび前記コリメータレン
    ズは、一体的に形成されたことを特徴とする請求項4記
    載の光ヘッド。
  6. 【請求項6】前記対物レンズは、前記半導体レーザから
    所定の広がり角度を有して出射される前記レーザ光を直
    接入射するように配置されたことを特徴とする請求項2
    記載の光ヘッド。
  7. 【請求項7】前記対物レンズは、周囲から中心に向けて
    屈折率の増大する分布屈折率型レンズから構成されたこ
    とを特徴とする請求項2記載の光ヘッド。
  8. 【請求項8】前記ソリッドイマージョンレンズは、球面
    の一部からなり、前記レーザ光が入射する入射面と、前
    記球面の中心を含む平面からなる前記出射面とを備えた
    半球形を有することを特徴とする請求項1記載の光ヘッ
    ド。
  9. 【請求項9】前記ソリッドイマージョンレンズは、球面
    の一部からなり、前記レーザ光が入射する入射面と、前
    記球面の中心から前記入射面とは反対側に所定の距離だ
    け離れた位置に配置され、前記入射面の光軸に垂直な平
    面からなる前記出射面とを備えた超半球形を有すること
    を特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  10. 【請求項10】前記対物レンズ、前記折り返しミラーお
    よび前記ソリッドイマージョンレンズは、浮上スライダ
    上に配置されたことを特徴とする請求項2記載の光ヘッ
    ド。
  11. 【請求項11】前記半導体レーザは、前記浮上スライダ
    上に配置されたことを特徴とする請求項10記載の光ヘ
    ッド。
  12. 【請求項12】前記半導体レーザの出射光の光軸は、前
    記対物レンズの光軸と一致することを特徴とする請求項
    1記載の光ヘッド。
  13. 【請求項13】前記半導体レーザは、活性層に対して平
    行方向に発振する端面発光型半導体レーザ、あるいは活
    性層に対して垂直方向に発振する面発光型半導体レーザ
    であることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  14. 【請求項14】前記半導体レーザは、出射端の光軸が前
    記対物レンズの光軸と一致する光ファイバを介して前記
    レーザ光を出射することを特徴とする請求項1記載の光
    ヘッド。
  15. 【請求項15】前記ソリッドイマージョンレンズは、前
    記出射面あるいはその近傍の前記光スポットの形成位置
    に、少なくとも一辺が前記光スポットのサイズよりも小
    さい金属体を備えたことを特徴とする請求項1記載の光
    ヘッド。
  16. 【請求項16】前記ソリッドイマージョンレンズは、前
    記出射面あるいはその近傍の前記光スポットの形成位置
    に、前記光スポットのサイズよりも小さい間隔で近接し
    て配置された複数の金属体を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の光ヘッド。
  17. 【請求項17】半導体レーザから出射されたレーザ光を
    対物レンズを含む集光光学系によって集光してソリッド
    イマージョンレンズの出射面あるいはその近傍に光スポ
    ットを形成する光ヘッドにおいて、 前記対物レンズの光軸は、前記ソリッドイマージョンレ
    ンズの光軸に対して直角をなすように配置され、 前記光スポットを前記対物レンズの光軸、および前記ソ
    リッドイマージョンレンズの光軸に直交する方向に走査
    させる走査手段を備えたことを特徴とする光ヘッド。
  18. 【請求項18】前記走査手段は、前記半導体レーザとし
    てビーム走査型半導体レーザを用いたことを特徴とする
    請求項17記載の光ヘッド。
  19. 【請求項19】前記半導体レーザは、光ファイバを介し
    て前記レーザ光を出射し、 前記走査手段は、前記光ファイバの前記レーザ光の出射
    端を前記対物レンズの光軸、および前記ソリッドイマー
    ジョンレンズの光軸に直交する方向に移動させる圧電素
    子を備えたことを特徴とする請求項17記載の光ヘッ
    ド。
  20. 【請求項20】前記集光光学系は、前記対物レンズと前
    記ソリッドイマージョンレンズとの間に前記対物レンズ
    によって集光された前記レーザ光を前記ソリッドイマー
    ジョンレンズ側に反射する折り返しミラーを備え、 前記走査手段は、前記折り返しミラーとして前記対物レ
    ンズからの前記レーザ光を走査するガルバノミラーを用
    いたことを特徴とする請求項17記載の光ヘッド。
  21. 【請求項21】半導体レーザから出射されたレーザ光を
    対物レンズを含む集光光学系によって集光してソリッド
    イマージョンレンズの出射面あるいはその近傍に光スポ
    ットを形成する光ヘッドと、 回転する情報記録ディスクと、 前記光ヘッドを前記情報記録ディスク上を浮上走行させ
    る走行手段と、 前記光スポットを前記情報記録ディスクに照射して前記
    情報記録ディスクからの情報信号を再生する再生手段と
    を備え、 前記光ヘッドの前記対物レンズの光軸は、前記ソリッド
    イマージョンレンズの光軸に対して直角をなすように配
    置されたことを特徴とするディスク装置。
  22. 【請求項22】前記情報記録ディスクは、前記レーザ光
    により前記情報信号が再生される光ディスクあるいは光
    磁気ディスクから構成されたことを特徴とする請求項2
    1記載のディスク装置。
  23. 【請求項23】前記情報記録ディスクは、磁気センサに
    より前記情報信号が再生される磁気ディスクから構成さ
    れたことを特徴とする請求項21記載のディスク装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007116723A1 (ja) * 2006-04-11 2007-10-18 Konica Minolta Opto. Inc. 光記録ヘッド及び光記録装置
WO2009044625A1 (ja) * 2007-10-05 2009-04-09 Konica Minolta Opto, Inc. 光学素子及び光ヘッド
JP2014011171A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Okaya Electric Ind Co Ltd Led光源モジュール

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