JPH11159110A - 根太材とフローリング材との結合金具、フローリング材の敷設方法、及び床構造 - Google Patents

根太材とフローリング材との結合金具、フローリング材の敷設方法、及び床構造

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JPH11159110A
JPH11159110A JP5854098A JP5854098A JPH11159110A JP H11159110 A JPH11159110 A JP H11159110A JP 5854098 A JP5854098 A JP 5854098A JP 5854098 A JP5854098 A JP 5854098A JP H11159110 A JPH11159110 A JP H11159110A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】根太材と、フローリング材とを容易に確実に接
続すること。 【解決手段】コンクリートスラブ1上に根太材2を複数
離間して平行に配設し、この根太材2上にフロ−リング
材3を前記根太材2に対して略直交方向に敷設して構成
した床構造における根太材とフローリング材との結合金
具10を、根太材2の長手方向に沿って延び、根太材2
の上側に取り付けられる延設部11と、延設部11の一
端から立設され、隣合う2枚のフローリング材3の間に
相当する中央位置から上方に向け且つフローリング材の
延設方向に沿って立設される立設板部12と、この立設
板部12の上端部から、2枚のフローリング材3の向き
合う側面部4に両フローリング材3の溝部5の少なくと
も一方の溝部5に嵌入されるようフローリング材3側に
向けて延設された係止板部13とを備えるものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は根太材とフローリング材との結
合金具、この金具を用いたフローリング材の敷設方法、
及び床構造に係り、特にコンクリートスラブ上に複数の
根太材を複数離間して平行に配設し、この根太材上にフ
ローリング材を根太材に対して略直交方向に敷設して構
成した床構造を構成するための根太材とフローリング材
との結合金具、この金具を使用したフローリング材の敷
設方法及び床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床構造として、図11、及び図1
2に示すものがある。この例に示した床構造は屋内及び
屋外に配設されるものである。本例の床構造は、敷設さ
れたコンクリートスラブ51上に根太材52を所定間隔
を隔てて互いに平行に支承して、これらの根太材52の
間に硬質木製の床材(以下、フローリング材という)5
3を敷設して、この床材53を木ねじ63で根太材52
に固定するようにしたものである。
【0003】本例では、根太材52はコンクリートスラ
ブ51上に配置されたモルタル55上にレベル合わせを
行って配置され、ねじ棒56及びナット57でモルタル
55上に固定されている。そして、この例では、根太材
52上にフローリング材53を根太材52に対して略直
交方向に複数近接させて敷設し、フローング材53を根
太材52に木ねじ63で固定するようにしている。
【0004】このような床構造は次のように施工され
る。水はけを良好にするため、コンクリートスラブ51
は外側に向け所定の傾きをもって下降するように形成す
る。そして、このコンクリートスラブ51の養生が終了
した後、コンクリートスラブ51の上に配置すべき部材
の位置決めのための墨付けを行う。
【0005】墨付けは、コンクリートスラブ51上に立
設するねじ棒56の立設位置、根太材52の配設位置、
フローリング材53の配置位置を必要に応じてコンクリ
ートスラブ51上に記載するものである。
【0006】そして、この墨付けの位置に従って、コン
クリートスラブ51に振動ドリル等の工具で孔部54を
開設し、孔部54内にエポキシ系の接着剤59を注入し
た後、ねじ棒56を立設し、接着剤59によってねじ棒
56をコンクリートスラブ51上に立設固定する。ま
た、上記の接着剤に代えてホールアンカーをコンクリー
トスラブに嵌め込み、ねじ棒を固定することができる。
【0007】次に、ねじ棒56の位置にあわせて、根太
材2にねじ挿入孔61と、ナット取りつけ穴62を開設
する。そして、根太材52をこれらのねじ棒56の上か
ら被せるようにして取りつけ、根太材52のレベル合わ
せを行なう。この根太材52のレベル合わせにより、そ
れぞれの根太材52の高さの調整と、複数の根太材52
の上面で構成される平面が水平になるように水準合わせ
とが行われる。
【0008】このレベル合わせには、図12に示すよう
に、木製の楔材58,58を使用することがある。即
ち、根太材52の下部を支えて根太材52の位置及びレ
ベルを調節するため、根太材52の下部に木製の楔材5
8,58を配置して、根太材52の高さ調整を行うもの
である。ここで、楔材58の下面には接着剤を塗布し、
この接着剤硬化前に根太材52が全体として所定の高さ
位置を保って水平となるよう楔材58,58の位置合わ
せを行い、根太材2のレベルが合わさったならば、ねじ
棒56に、上方からスプリングワッシャ60を嵌め、さ
らにナット57をねじ込み、ねじ棒56に根太材52を
仮固定する。
【0009】さらに、根太材52の下方にモルタル55
を充填して根太材52をコンクリートスラブ51上に本
固定する。
【0010】そして、根太材52の上面から上側にねじ
棒56がはみ出しているときには、根太材52の上面か
らはみ出た突出部分を電動グラインダ等の工具を用いて
切断あるいは研削して、ねじ棒56が根太材52の上方
に突出しないようにする。
【0011】その後、上記根太材52上にフローリング
材53を根太材52の延設方向と直角且つそれぞれ所定
間隔を開けて平行に位置決めして敷設する。このフロー
リング材53の敷設に際しては、フローリング材53に
ねじ止め用の下穴65を開設する。そして順次フローリ
ング材53を根太材52に木ねじ63で固定する。この
とき、フローリング材53上に木ねじ63の頭を露出さ
せたくないときには、図12に示すように、木ねじ用下
孔65の上側に座ぐり孔66を開設しておき、木栓64
を嵌入する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の床構造及び施工方法にあっては、フローリング材5
3として、例えば硬質の木材を使用している。このた
め、根太材52にフローリング材53を固定するにあた
って、木ねじの頭63が表面に露出することになり見栄
えが不良となったり木ねじ63の頭がフローリング材の
表面から突出しないように、注意を払って施工を行わな
ければならないという問題がある。また、木ねじの頭を
隠す必要がある場合には、上述したように、木栓を配置
する等の別工程の作業を行なう必要があり、手間がかか
るという問題がある。さらに、フローリング材53に木
ねじ63ねじ込み用の下孔65を開設しなければならな
いから、木ねじ63がフローリング材53上に整然と配
置されるようにするためには、下孔65が正確な位置に
穿設される必要がある。それため、下孔の穿設位置を正
確に位置決めする必要があり、そして、この位置決めし
た個所に正確にドリルで下孔65を穿孔しなけれらばな
らならず、この作業に手間がかかる。
【0013】また、フローリング材53に下孔65を穿
設すると、木屑が生じることとなるので、木屑の清掃に
手間がかかるという問題がある。特に、木床を屋外で施
工する場合には、風で既に施工した木床の下に木屑が入
り込むことがあり、このように木床の下に入り込んだ木
屑を清掃するのは手間がかかる。
【0014】そこで、本発明は、根太材とフローリング
材とを容易且つ確実に接続することができる床構造にお
ける根太材とフローリング材との結合金具、及びフロー
リング材の敷設方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
課題は各請求項に記載された次の発明によって解決され
る。
【0016】請求項1に記載の発明は、コンクリートス
ラブ1上に根太材2を複数離間して略平行に配設し、こ
の根太材2上にフローリング材3を前記根太材2に対し
て略直交方向に敷設して構成した床構造における根太材
とフローリング材との結合金具10であって、上記根太
材2の長手方向に沿って延び、根太材2の上側に取り付
けられる延設部11と、上記延設部11の一方の端部か
ら立設され、隣接して配置される2枚のフローリング材
3の間に上方に向け立設される立設板部12と、この立
設板部12の上端部から、隣接して配置される2枚のフ
ローリング材3の向き合う側面部4に両フローリング材
3の長手方向に沿って形成された両方の溝部5に嵌入さ
れるようフローリング材3側に向けて延設された係止板
部13とを備えた根太材とフローリング材との結合金具
である。
【0017】請求項2に記載の発明は、コンクリートス
ラブ1上に根太材2を複数離間して略平行に配設し、こ
の根太材2上にフローリング材3を前記根太材2に対し
て略直交方向に敷設して構成した床構造における根太材
とフローリング材との結合金具20であって、上記根太
材2の長手方向に沿って延び、根太材2の上側に取り付
けられる延設部21と、上記延設部21の一方の端部か
ら立設され、隣接して配置される2枚のフローリング材
3の間に上方に向け立設される立設板部22と、この立
設板部22の上側の両端から隣接して配置された2枚の
フローリング材3の向き合う側面部4に形成された溝部
5に嵌入されるよう両フローリング材3側に向けて延設
された係止板部23と、上記立設部22の下端から隣接
するフローリング材2の下側に配置される突出板部24
を設けた根太材とフローリング材との結合金具である。
【0018】請求項3に記載の発明は、コンクリートス
ラブ1上に根太材2を複数離間して略平行に配設し、こ
の根太材2上にフローリング材3を前記根太材2に対し
て略直交方向に敷設して構成した床構造における根太材
とフローリング材との結合金具30であって、上記根太
材2の長手方向に沿って延び、根太材2の上側に取り付
けられる延設部31と、この延設部31の両端に設けら
れた立設板部32の上端から隣接して配置される隣りの
フローリング材3の側面部4に形成された溝部5に嵌入
されるよう外側に向けて設けられた係止板部33を設け
た根太材とフローリング材との結合金具である。
【0019】請求項4に記載の発明は、コンクリートス
ラブ1上に根太材2を複数離間して平行に配設し、この
根太材2上にフローリング材3を根太材2に対して略直
交方向に複数それぞれ近接させて敷設し、根太材2とフ
ローリング材3とを請求項2に記載の結合金具10で結
合するフローリング材の敷設方法において、根太材2の
長手方向に沿って最初の結合金具10の延設部11を結
合し、フローリング材3を上記根太材2に結合した最初
の結合金具10,20の延設部11の上側であって、係
止板部13のうち延設部11側に延びる側の係止板部1
2に側面部4に形成された溝部5を嵌合するようにして
取り付け、根太材2の上記フローリング材3が取り付け
られた個所に隣接する領域であって、上記結合金具10
の立設板部12が設けられていない側に新たな結合金具
10を取付けるに際して、上記フローリング材3のうち
係止板部13を取り付けた側面部4と反対側の側面部4
に形成された溝部5に、上記新たな結合金具10,20
の係止板部13を嵌入して結合金具10を取りつけ、順
次隣接する領域に結合金具10とフローリング材3とを
取り付けていくフローリング材の敷設方法である。
【0020】請求項5に記載の発明は、コンクリートス
ラブ1上に根太材2を複数離間して平行に配設し、この
根太材2上にフローリング材3を根太材2に対して略直
交方向に複数それぞれ近接させて敷設し、根太材2とフ
ローリング材3とを請求項3に記載の結合金具20で結
合するフローリング材の敷設方法において、根太材2の
長手方向に沿って最初の結合金具20の延設部21を結
合し、フローリング材3を上記根太材2に結合した最初
の結合金具20の延設部21の上側であって、係止板部
23のうち延設部21側に延びる側の係止板部22に側
面部4に形成された溝部5を嵌合するようにして取り付
け、根太材2の上記フローリング材3が取り付けられた
個所に隣接する領域であって、上記結合金具20の立設
板部22が設けられていない側に新たな結合金具20を
取付けるに際して、上記フローリング材3のうち係止板
部23を取り付けた側面部4と反対側の側面部4に形成
された溝部5に、上記新たな結合金具20の係止板部2
3を嵌入するとともに、上記フローリング材3と根太材
2との間に突出板部24を挿入して結合金具20を取り
つけ、順次隣接する領域に結合金具20とフローリング
材3とを取り付けていくフローリング材の敷設方法であ
る。
【0021】請求項6に記載の発明は、コンクリートス
ラブ1上に根太材2を複数離間して平行に配設し、この
根太材2上にフローリング材3を根太材2に対して略直
交方向に複数それぞれ近接させて敷設し、根太材2とフ
ローリング材3とを請求項3に記載の結合金具30で結
合するフローリング材の敷設方法において、根太材2の
長手方向に沿って最初の結合金具30の延設部31を結
合し、フローリング材3を上記根太材2に結合した最初
の結合金具30の延設部31の上側に取り付け、上記根
太材2上面の上記フローリング材3に隣接する領域に新
たな結合金具30を取付けるに際して、上記フローリン
グ材3の側面部4に形成された溝部5に上記新たな結合
金具30の係止板部33を嵌入しつつ取りつけ、この新
たな結合金具30の上にフローリング材3を取付ける際
に、隣接して取り付けられている結合金具20の係止板
部33にフローリング材の側面部4の溝部を嵌合して取
り付け、順次隣接する領域に結合金具30とフローリン
グ材3とを取り付けていくフローリング材の敷設方法で
ある。
【0022】請求項7に記載の発明は、コンクリートス
ラブ1上に立設される支持部材7と、この支持部材7上
に複数離間して略平行に配設される根太材2と、この根
太材に対して略直交方向に敷設され、長手方向のそれぞ
れの板厚ほぼ中央部に切り欠き溝が設けられたフローリ
ング材3と、このフローリング材2を上記根太材に固定
する結合金具10とからなり、上記結合金具10は前記
根太材2の長手方向に沿って延び根太材2の上に止着さ
れる延設部11と、この延設部11の端部から立設され
る立設板部12と、この立設部12の上端部から両側方
向に延設されフローリング材3の側面部4に長手方向に
沿って形成された溝部5に嵌入される係止板部13とを
備えてなる床構造である。
【0023】請求項8に記載の発明は、コンクリートス
ラブ1上に立設される支持部材7と、この支持部材7上
に複数離間して略平行に配設される根太材2と、この根
太材に対して略直交方向に敷設され、長手方向のそれぞ
れの板厚ほぼ中央部に切り欠き溝が設けられたフローリ
ング材3と、このフローリング材2を上記根太材に固定
する結合金具20とからなり、上記結合金具20は前記
根太材2の長手方向に沿って延び根太材2の上に止着さ
れる延設部21と、この延設部21の端部から立設され
る立設板部22と、この立設部22の上端部から両側方
向に延設されフローリング材3の側面部4に長手方向に
沿って形成された溝部5に嵌入される係止板部23と、
上記立設部22の下端から隣接するフローリング材2の
下側に配置される突出板部24とを備えてなる床構造で
ある。
【0024】請求項9に記載の発明は、コンクリートス
ラブ1上に立設される支持部材7と、この支持部材7上
に複数離間して略平行に配設される根太材2と、この根
太材に対して略直交方向に敷設され、長手方向のそれぞ
れの板厚ほぼ中央部に切り欠き溝が設けられたフローリ
ング材3と、このフローリング材2を上記根太材に固定
する結合金具30とからなり、上記結合金具30は前記
根太材2の長手方向に沿って延び根太材2の上に止着さ
れる延設部31と、この延設部31の両端部から立設さ
れる立設板部32と、この立設部32の上端部から外側
方向に延設されフローリング材3の側面部4に長手方向
に沿って形成された溝部5に嵌入される係止板部33と
を備えてなる床構造である。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項1また
は請求項2に記載の根太材とフローリング材との結合金
具、請求項4または請求項5に記載のフローリング材の
敷設方法、もしくは請求項7または請求項8に記載の床
構造における結合金具10,20の延設部11,22の
根太方向に沿う長さ寸法が、根太上に配設されるフロー
リング材3の幅寸法の半分の寸法より大としたものであ
る。
【0026】本発明において、床構造は、屋内、屋外を
問わず適用でき、根太材は硬質木材、金属製、合成樹脂
その他の材料で形成することができる。また、フローリ
ング材は硬質木材、金属製、合成樹脂その他の材料で形
成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る根太材とフロー
リング材との結合金具、フローリング材の敷設方法及び
床構造の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
【0028】〔第1の実施の形態〕本例において、床構
造は、図1に示すように、コンクリートスラブ1上に配
置された根太材2上にフローリング材3を配置して構成
される。本発明の第1の実施の形態において、根太材2
とフローリング材3とは、結合金具10で結合される。
【0029】根太材2は、従来例で説明したものと同様
に、硬質の材木からなり、その断面寸法を例えば、6c
m(幅寸法)×4cm(高さ寸法)×180cm(長
さ)としている。本例において、根太材2は、従来例と
して図11、及び図12に示した例と同様にあるいは、
ねじ棒及びナット等からなる支持部材7でコンクリート
スラブ1上に複数離間して平行に配設されている。
【0030】フローリング材3は、硬質の木材製の板材
で、厚さ20〜30mm、幅100〜300mm、長さ
1200〜3000mmであり、その両側の側面部4に
全長にわたって溝部5(例えば上下方向3mm×深さ1
2mm)が形成されている。
【0031】そして、フローリング材3は、床は複数の
フローリング材3を根太材2に対して略直交方向に近接
させて敷設して構成されている。なお本例では、それぞ
れのフローリング材3は、雨水等を排水するためそれぞ
れ幅方向には約5mm〜7mmの間隔を設けて配置され
る。
【0032】本例に係る結合金具10は、根太材2上に
木ねじ16等で取り付けられ、フローリング材2の溝部
5に係止板部13を嵌入させて、フローリング材3を根
太材2に取り付けるものである。
【0033】結合金具10は、図2に示すように、所定
の厚み(例えば3mm)と、幅寸法(例えば50mm)
を備えるアルミニウム合金製の部材であり、型押し成形
された長尺の型材を上記所定の幅寸法に切断して形成さ
れている。すなわち、結合金具10は、上記根太材2の
上面に長手方向に沿って延設されて根太材2の上面に取
り付けられる延設部11と、上記延設部11の長手方向
の一方の端部から立設され、隣合う2枚のフローリング
材3の間に配置されて上方に向け立設される立設板部1
2と、この立設板部12の上端部から根太材2の延設方
向に沿う両方向に向け延設される係止板部13とから構
成されている。
【0034】本例において、結合金具10の延設部11
は、フローリング材3の幅寸法の半分より長くフローリ
ング材の幅寸法より短い寸法に設定された長さを備え、
2ヵ所に結合金具10を根太材2に取付けるための木ね
じ取付用の孔15が開設されている。結合金具10の延
設部11をフローリング材3の幅寸法の半分より長くし
たことにより、フローリング材3は、結合金具10の延
設部11上に安定して載置固定される。そして、本例で
は、延設部11には、取付金具固定用の木ねじ16取付
用の穴開設時の中心位置決め用V溝17が形成され、ま
た延設部11の下面には凹溝18が形成されている。上
記孔15は2ヵ所以上開設してもよいし、また、結合金
具10を釘等で根太材2に取り付けるべく、より小さな
孔を多数の個所に設けるように適宜変更して設けてもよ
い。
【0035】立設板部12は、上記延設部11の一端か
ら上方に垂直に立設され、根太材2に取り付けられるフ
ローリング材3の厚さ寸法の略半分の高さ寸法(例えば
10mm)を備える。係止板部13は、上記立設板部1
2の先端から根太材2の延設方向に沿う水平方向に両側
に設けられる。この係止板部13の立設板部12からの
張出寸法は、すくなくとも隣接して配置される2枚のフ
ローリング材3の向き合う側面部4に形成された溝部5
に嵌入できるようになっている。
【0036】また、本例では、上記立設板部12の両面
には、フローリング材の端面に接触して、上記係止板部
13がフローリング材の溝部への押し込み量を決めると
共に、取り付けられたフローリング材が吸水等によって
膨張した時にフローリング材に食い込むことにより、フ
ローリング材の膨張を吸収するそれぞれ2列の突条19
が幅方向に沿って形成されている。
【0037】〔第1の実施の形態の施工方法〕以下、本
実施の形態例の床構造を施工する手順について説明す
る。この例では、木製のフローリング材3をコンクリー
トスラブ1上に配置された根太材2上に結合金具10を
用いて複数離間して平行に配設するものである。本例
は、床構造を主として屋外に配設するものである。
【0038】根太材2は、従来例で示した方法、或いは
その他の方法でコンクリートスラブ1に配置されてい
る。このような根太材2のコンクリートスラブ1への取
付方法は特に限定されるものではなく、どのような方法
で取り付けられてもよい。
【0039】根太材2は、予め現場に搬入するより前に
加工場において施工現場の仕様に基づいた寸法に切断さ
れており、必要に応じて、溝切り、孔開け等の加工がな
され、またフローリング材3は、同様に施工現場の仕様
に合わせた寸法に切断され、その側面部4に溝部5が形
成されている。
【0040】施工現場においては、施工仕様に基づい
て、コンクリートスラブ1上に、根太材2のピッチ寸
法、孔部22の位置、床材の割りつけを墨糸、その他の
手段を用いて墨打ちをして、各部材の位置決めがなされ
る。
【0041】そして、所定の方法によって、コンクリー
トスラブ1上に複数の根太材2が一定の間隔を開けて平
行に配置され、この根太材2の上に本発明に係る結合金
具10を使用してフローリング材3を取り付ける。
【0042】まず、コンクリートスラブ1上に固定され
た根太材2上に最初の結合金具10を取り付ける。結合
金具10はその延設部材11を、根太材2の幅の略中央
に長手方向に沿って木ねじ16で取り付けられる。根太
材2には必要に応じて下孔を開設しておけばよい。この
結合金具10は、1本のフローリング材3が載置される
複数の根太材2に、このフローリング材3の取付に必要
な数だけ設けられる。
【0043】そして、複数の根太材2の所定位置に必要
な結合金具10を取り付けたら、この結合金具10の延
設部材11の上に最初のフローリング材3を載置する。
フローリング材3は、その側面部4に設けた溝部5に、
係止板部13のうち延設部側に延びる側の係止板部11
を嵌合するようにして取り付ける。このとき、フローリ
ング材3に図3に示すように木ねじ16の頭を収納する
孔部3aを開設しておくとフローリング材3を安定して
結合金具上に配置できる。これで、最初のフローリング
材3の設置は終了する。
【0044】その後、次の結合金具10を根太材2上の
最初に設置したフローリング材3に隣接する領域であっ
て、結合金具10の立設板具12が立設されていない側
に取り付ける。この次の結合金具10は、図3に示すよ
うに、最初に根太材2に取り付けたフローリング材3の
溝部5に、新たな結合金具10の係止板部13を嵌入し
つつ取りつけるものである。そして、結合金具10を木
ねじ16で根太材2に取り付けた後、新たに取り付けた
結合金具10上にフローリング材3を配置する。
【0045】このように結合金具10を根太材2に取り
付け、さらにフローリング材3を結合金具10上に取り
付ける作業を繰り返し、根太材2の順次隣接する領域に
結合金具10とフローリング材3とを取り付けていく。
【0046】この手順を順次行い、根太材2上にフロー
リング材3を敷設することができる。なお、図4に示す
ように、長手方向に隣接する2枚のフローリング材3,
3の接続個所においても、1台の結合金具10によっ
て、2枚のフローリング材3,3を根太材2に取り付け
ることができる。
【0047】〔第2の実施の形態 〕本例において、床
構造は、図5に示すように、コンクリートスラブ1上に
配置された根太材2上にフローリング材3を配置して構
成されるものである。本例では、根太材2とフローリン
グ材3とは、結合金具20で結合される。
【0048】本例では根太材2、フローリング材3の構
成は第1の実施の形態で説明したものと同一であるの
で、同一の構成部分には同一の符号を付して重複した説
明は省略する。
【0049】本例に係る結合金具20は、根太材2上に
木ねじ16等で取り付けられ、フローリング材2の溝部
5に係止板部23を嵌入さると共に、フローリング材5
と根太材2の間に突出板部24を挿入して、フローリン
グ材3を根太材2に取り付けるものである。
【0050】結合金具20は、図6に示すように、所定
の厚み(例えば3mm)と、幅寸法(例えば50mm)
を備えるアルミニウム合金製の部材であり、型押し成形
された長尺の型材を上記所定の幅寸法に切断して形成さ
れている。すなわち、結合金具20は、上記根太材2の
上面に長手方向に沿って延設されて根太材2の上面に取
り付けられる延設部21と、上記延設部21の長手方向
の一方の端部から立設され、隣合う2枚のフローリング
材3の間に配置されて上方に向け立設される立設板部2
2と、この立設板部22の上端部から根太材2の延設方
向に沿う両方向に向け延設される係止板部23と、立設
部22の下端から隣接するフローリング材2の下側に配
置される突出板部24とから構成されている。
【0051】本例において、結合金具20の延設部21
は、上記第1の実施の形態の結合金具10と同様に、フ
ローリング材3の幅寸法の半分より長くフローリング材
の幅寸法より短い寸法に設定された長さを備える他、木
ねじ取付用の孔25、V溝27及び、凹溝28が形成さ
れている。
【0052】立設板部22は、上記延設部21の一端か
ら上方に垂直に立設され、根太材2に取り付けられるフ
ローリング材3の厚さ寸法の略半分の高さ寸法(例えば
10mm)を備える。
【0053】係止板部23は、上記立設板部22の先端
から根太材2の延設方向に沿う水平方向に両側に設けら
れる。この係止板部23の立設板部22からの張出寸法
は、すくなくとも隣接して配置される2枚のフローリン
グ材3の向き合う側面部4に形成された溝部5に嵌入で
きるものとされ、本例では約10mmとしている。
【0054】突出板部24は、上記立設板部22の基端
から根太材2の延設方向に、上記延設部21の延長線に
沿って、上記延設部21と同じ厚さに形成される。延設
部21の長さは、根太材2に結合金具20でフローリン
グ材3を取り付けた時に、隣接する結合金具20の延設
部21に接触しない程度であればよい。本例では、本例
では約10mmとしている。
【0055】また、本例では、上記立設板部22の両面
には、上記第1の実施の形態の結合10と同様に、それ
ぞれ2列の突条29が幅方向に沿って形成されている。
【0056】〔第2の実施の形態の施工方法〕次に、本
実施の形態例の床構造を施工する手順を説明する。先
ず、根太材2をコンクリートスラブ1上に設置する。設
置の方法等は上述した第1の実施の形態に記載したもの
と同一であるので重複する説明は省略する。
【0057】コンクリートスラブ1上に複数の根太材2
が一定の間隔を開けて平行に配置された状態において、
図7に示すように、根太材2の上に本実施の形態に係る
結合金具20を使用してフローリング材3を取り付け
る。
【0058】まず、コンクリートスラブ1上に固定され
た根太材2上に最初の結合金具20を取り付ける。結合
金具20はその延設部材21を、根太材2の幅の略中央
に長手方向に沿って木ねじ16で取り付けられる。根太
材2には必要に応じて下孔を開設しておけばよい。この
結合金具20は、1本のフローリング材3が載置される
複数の根太材2に、このフローリング材3の取付に必要
な数だけ設けられる。
【0059】そして、複数の根太材2の所定位置に必要
な結合金具20を取り付けたら、この結合金具20の延
設部材21の上に最初のフローリング材3を載置する。
フローリング材3は、その側面部4に設けた溝部5に、
係止板部13のうち延設部側に延びる側の係止板部21
を嵌合するようにして取り付ける。これで、最初のフロ
ーリング材3の設置は終了する。
【0060】その後、次の結合金具20を根太材2上の
最初に設置したフローリング材3に隣接する領域であっ
て、結合金具20の立設板具22が立設されていない側
に取り付ける。この次の結合金具20は、図7に示すよ
うに、最初に根太材2に取り付けたフローリング材3の
溝部5に、新たな結合金具20の係止板部13を嵌入す
ると共に、突出板部24を取り付けられたフローリング
材2と根太材3との間に嵌入ししつつ取りつけるもので
ある。このように突出板部24をフローリング材3の下
に差し込むことにより、フローリング材3はその下面
で、既に取り付けられている結合金具20の延設部21
と、新たに取り付ける結合金具20の突出板部24に支
持され安定して根太2に取り付けられる。そして、結合
金具20を木ねじ16で根太材2に取り付けた後、新た
に取り付けた結合金具30上に次のフローリング材3を
配置する。
【0061】このように結合金具20を根太材2に取り
付け、さらにフローリング材3を結合金具20上に取り
付ける作業を繰り返し、根太材2の順次隣接する領域に
結合金具20とフローリング材3とを取り付けていく。
【0062】この手順を順次行い、根太材2上にフロー
リング材3を敷設することができる。なお、第1の実施
の形態と同様に、長手方向に隣接する2枚のフローリン
グ材3,3の接続個所においても、1台の結合金具20
によって、2枚のフローリング材3,3を根太材2に取
り付けることができる。
【0063】〔第3の実施の形態〕本例において、床構
造は、図8に示すように、コンクリートスラブ1上に配
置された根太材2上にフローリング材3を配置して構成
されるものである。本例では、根太材2とフローリング
材3とは、結合金具30で結合される。
【0064】本例では根太材2、フローリング材3の構
成は第1、および第2の実施の形態で説明したものと同
一であるので、同一の構成部分には同一の符号を付して
重複した説明は省略する。
【0065】本例の結合金具30は、図8及び図9に示
すように、上記従来の第1の実施の形態の取付金具1
0,20の略半分の幅寸法(25mm)を備える。この
結合金具30は、図5に示すように、所定の厚み(例え
ば3mm)と、幅寸法(例えば10mm:上記第1の例
の半分である)を備えるアルミニウム合金製の部材であ
り、型押し成形された長尺の型材を上記所定の幅寸法に
切断して形成されている。
【0066】結合金具30は、上記根太材2の上面に長
手方向に沿って延設されて根太材2の上面に取り付けら
れる延設部31と、上記延設部31の長手方向の両方の
端部から立設され、隣合う2枚のフローリング材3の間
から上方に向け立設される立設板部32と、この立設板
部32の上端部から根太材2の延設方向に沿う両方向に
向け延設される係止板部33とで形成されている。
【0067】本例において、結合金具30の延設部31
は、フローリング材3の幅寸法と略同じ長さ寸法を備
え、2ヵ所に結合金具を根太材2に取付けるための木ね
じ取付用の孔35が開設されている。
【0068】立設板部32は、上記延設部21の両端か
ら上方に垂直に立設され、根太材2に取り付けられるフ
ローリング材3の厚さ寸法の略半分の高さ寸法を備え
る。係止板部33は、上記立設板部32の両先端から根
太材2の延設方向に沿う水平方向から外側に向けて設け
られる。
【0069】さらに、結合金具30には上記第1、およ
び第2の実施の形態の結合金具と同様に木ねじ取付用の
孔35、V溝37、凹溝38、および突条39が形成さ
れている。
【0070】〔第3の実施の形態の施工方法〕次に、本
例に係る床構造を施工する方法について説明する。先
ず、根太材2をコンクリートスラブ1上に設置する。設
置の方法等は上述下第1の実施の形態に記載したものと
同一であるので重複する説明は省略する。まず、コンク
リートスラブ1上に固定された根太材2上に最初の結合
金具30を取り付ける。結合金具30はその延設部材3
1を、根太材2の幅の略中央延設部材の一縁を沿わせる
ように長手方向に沿って木ねじ16で取り付けられる。
結合金具30は、1本のフローリング材3が載置される
複数の根太材2に、このフローリング材3の取付に必要
な数だけ設けられる。
【0071】そして、複数の根太材2の所定位置に必要
な結合金具30を取り付けたら、この結合金具30の延
設部材31の上に最初のフローリング材3を載置する。
フローリング材3は、延設部材31の両端に立設された
2本の立設板部32の間にはめ込むように、延設部材3
1の上側に配置される。第1の実施の形態例に示したよ
うに、フローリング材3に木ねじ16の頭を収納する孔
部3aを設けたり、根太材2に結合金具30の取付溝を
設けることができる。
【0072】次に、このフローリング材3に隣接する領
域に、結合金具30を取り付ける。本例の場合、最初に
取り付けたフローリング材3に隣接する何れの側にでも
次のフローリング材3を取り付けることができる。この
とき、新たに取り付ける結合金具30は、図8に示すよ
うに、前に取り付けられている結合金具30と根太材2
に対する幅方向の取り付け位置を交互に変更していくと
よい。
【0073】新たに取り付ける結合金具30は、図8及
図9に示すように、前に根太材2に取り付けられている
フローリング材3の溝部5に、該結合金具30の係止板
部33を嵌入しつつ根太材2に取りつけられる。そし
て、この結合金具30を木ねじ16で根太材2に取り付
けた後、新たに取り付けた結合金具30上にフローリン
グ材3を配置する。
【0074】このフローリング材3の取り付けにあたっ
ては、先に取り付けた結合金具30の係止板部33にフ
ローリング材3の溝部5を嵌合するようにして結合金具
30の延設部材31上にフローリング材3を取り付ける
ようにする。
【0075】このように隣接する領域に結合金具30と
フローリング材3を取り付ける作業を繰り返し、根太材
2の順次隣接する領域に結合金具30とフローリング材
3とを取り付けていく。
【0076】このように、本実施の形態に係る床構造に
おける根太材とフローリング材との結合金具及びフロー
リング材の敷設方法の実施の形態によれば、容易にフロ
ーリング材を根太材に固定することができる。
【0077】〔その他の実施の形態〕なお、各結合金具
10,20,30は、上述のように型押し成型のアルミ
ニウム長尺材を切断形成する他、所定形状の板材を溶接
して、延設部、立設板部、および係止板材、突出板部を
形成するように構成してもよいし、使用するフローリン
グ材の寸法に応じてその寸法、厚さを適宜変更したり、
材質を鉄、ステンレススチール等に変更することができ
る。
【0078】また、上記各実施の形態例では、根太材を
硬質の木材製であるとして説明したが、これは、図10
に示すように、金属板材を略ハット形に成型して形成し
た金属製根太材8であってもよい。さらに、根太材を合
成樹脂その他の材料で形成してもよい。なお、上述のよ
うな金属製根太材に取付金具を取付けるには、上記各実
施の形態で示した木ねじに替えて、セルフタッピングビ
スを用いればよい。
【0079】さらに、上記各実施の形態例では、フロー
リング材を硬質の木材製であるとして説明したが、これ
は金属製であってもよいし、また、合成樹脂その他の材
料で形成たものであってもよい。
【0080】また、上記各実施の形態例では、屋外に配
置する床構造を例として説明したが、本発明の床構造、
結合金具及びフローリング材の敷設方法は、屋内におけ
る床構造に適用できることは言うまでもない。
【0081】このように屋内において、本発明に係る床
構造を適用する場合には、隣接するフローリング材の間
に間隙を形成しておき、床下からフローリング材の隙間
を通して温風を室内に供給して室内の暖房を行うこと
や、フローリング材の隙間を通して床下に向けて室内の
排気を行うものとしてクリーンルームの床に適用するこ
とができる。
【0082】さらに、隣接するフローリング材の間に間
隙を形成しておくと、フローリング材とコンクリートス
ラブとの間に空隙と室内との間を連通する通路が形成さ
れることになるので、上記間隙の寸法及び連通通路の寸
法を適当に調整することにより、床構造に吸音作用を発
揮させることができる。
【0083】また、本発明によれば隣接するフローリン
グ材の側面部には溝部が形成されているので、隣接する
溝部間であって、結合金具の係止板部の嵌合されていな
い部分にフローリング材の長さ方向に沿って板材(ヤト
イザネと称する)9を両溝部間に嵌合させて配置するこ
とができる。このように、フローリング材間にヤトイザ
ネを配置することにより隣接するフローリング材を結合
することができる。このようにフローリング材を板材で
結合すると、フローリング材に大荷重が作用しても、荷
重を隣接する多数のフローリング材で担うことができる
ので、根太材の間隔を大きいものとしてもフローリング
材の撓みを防止でき、橋梁等に使用することができる
他、フローリング材間の隙間を塞いで塵埃等の落下を防
止することができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る床構
造における根太材とフローリング材との結合金具及びフ
ローリング材の敷設方法よれば、結合金具を木ねじで上
部から根太材上に取付け、フローリング材は結合金具の
係止板部に係止することにより根太材に固定できるの
で、フローリング材表面に木ねじの頭が露出することな
く、またフローリング材に下孔を開ける必要がない、と
いう効果を奏する。
【0085】また、フローリング材の根太材への取り付
けは、根太材に結合金具を固定し、この結合金具にフロ
ーリング材を引っかけるだけであるので、根太材にフロ
ーリング材を容易に取りつけることができ、施工期間の
短縮を図ることができると共に、施工コストを低減する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示した根太材とフローリング材との結合
金具を示す図であり、(1)は正面図、(2)は平面
図、(3)は底面図である。
【図3】図1に示した床構造の断面図である。
【図4】図1に示した床構造を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図6】図5に示した根太材とフローリング材との結合
金具を示す図であり、(1)は正面図、(2)は平面
図、(3)は底面図である。
【図7】図5に示した床構造の断面図である。
【図8】発明の第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図9】図8に示した床構造の断面図である。
【図10】本発明に係る床構造の変形例を示す斜視図で
ある。
【図11】従来の床構造におけるフローリング材の敷設
状態を示す斜視図である。
【図12】図12に示した床構造におけるフローリング
材の敷設状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリ−トスラブ 2 根太材 3 フローリング材 4 側面部 5 溝部 10,20,30 結合金具 11,21,31 延設部 12,22,32 立設板部 13,23,33 係止板部 24 突出板部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項1に記載の発明は、屋外に配置され
たコンクリートスラブ1上に根太材2を複数離間して略
平行に配設し、この根太材2上に複数のフローリング材
3を互いに間隔を設けて前記根太材2に対して略直交方
向に敷設して構成した床構造における根太材とフローリ
ング材との結合金具10であって、上記根太材2の長手
方向に沿って延び、根太材2の上側に取り付けられ、根
太方向に沿う長さ寸法が根太上に配設されるフローリン
グ材3の幅寸法の半分の寸法より大である延設部11
と、上記延設部11の一方の端部から立設され、隣接し
て配置される2枚のフローリング材3の間に上方に向け
立設される立設板部12と、この立設板部12の上端部
から、隣接して配置される2枚のフローリング材3の向
き合う側面部4に両フローリング材3の長手方向に沿っ
て形成された両方の溝部5に嵌入されるようフローリン
グ材3側に向けて延設された係止板部13とを備えた根
太材とフローリング材との結合金具である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項2に記載の発明は、屋外に配置され
たコンクリートスラブ1上に根太材2を複数離間して略
平行に配設し、この根太材2上に複数のフローリング材
3を互いに間隔を設けて前記根太材2に対して略直交方
向に敷設して構成した床構造における根太材とフローリ
ング材との結合金具20であって、上記根太材2の長手
方向に沿って延び、根太材2の上側に取り付けられ、根
太方向に沿う長さ寸法が根太上に配設されるフローリン
グ材3の幅寸法の半分の寸法より大である延設部21
と、上記延設部21の一方の端部から立設され、隣接し
て配置される2枚のフローリング材3の間に上方に向け
立設される立設板部22と、この立設板部22の上側の
両端から隣接して配置された2枚のフローリング材3の
向き合う側面部4に形成された溝部5に嵌入されるよう
両フローリング材3側に向けて延設された係止板部23
と、上記立設部22の下端から隣接するフローリング材
2の下側に配置される突出板部24を設けた根太材とフ
ローリング材との結合金具である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項3に記載の発明は、屋外に配置され
たコンクリートスラブ1上に根太材2を複数離間して略
平行に配設し、この根太材2上に複数のフローリング材
3を互いに間隔を設けて前記根太材2に対して略直交方
向に敷設して構成した床構造における根太材とフローリ
ング材との結合金具30であって、上記根太材2の長手
方向に沿って延び、根太材2の上側に取り付けられ、根
太方向に沿う長さ寸法が根太上に配設される延設部31
と、この延設部31の両端から設けられた立設板部32
の上端から隣接して配置される隣りのフローリング材3
の側面部4に形成された溝部5に嵌入されるよう外側に
向けて設けられた係止板部33を設けた根太材とフロー
リング材との結合金具である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項4に記載の発明は、屋外に配置され
たコンクリートスラブ1上に根太材2を複数離間して平
行に配設し、この根太材2上に複数のフローリング材3
を互いに間隔を設けて根太材2に対して略直交方向に複
数それぞれ近接させて敷設し、根太材2とフローリング
材3とを結合金具10で結合し、該結合金具10は、上
記根太材2の長手方向に沿って延び、根太材2の上側に
取り付けられ、根太方向に沿う長さ寸法が根太上に配設
されるフローリング材3の幅寸法の半分の寸法より大で
ある延設部11と、上記延設部11の一方の端部から立
設され、隣接して配置される2枚のフローリング材3の
間に上方に向け立設される立設板部12と、この立設板
部12の上端部から、隣接して配置される2枚のフロー
リング材3の向き合う側面部4に両フローリング材3の
長手方向に沿って形成された両方の溝部5に嵌入される
ようフローリング材3側に向けて延設された係止板部1
3とを備えたものであるフローリング材の敷設方法にお
いて、根太材2の長手方向に沿って最初の結合金具10
の延設部11を根太材2に結合し、フローリング材3を
上記根太材2に結合した最初の結合金具10の延設部1
1の上側であって、係止板部13のうち延設部11側に
延びる側の係止板部12に側部4に形成された溝部5を
嵌合するようにして取り付け、根太材2の上記フローリ
ング材3が取り付けられた個所に隣接する領域であっ
て、上記結合金具10の立設板部12が設けられていな
い側に新たな結合金具10を取付けるに際して、上記フ
ローリング材3のうち係止板部13を取り付けた側面部
4と反対側の側面部4に形成された溝部5に、上記新た
な結合金具10,20の係止板部13を嵌入して結合金
具10を取りつけ、順次隣接する領域に結合金具10と
フローリング材3とを取り付けていくフローリング材の
敷設方法である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項5に記載の発明は、屋外に配置され
たコンクリートスラブ1上に根太材2を複数離間して平
行に配設し、この根太材2上にフローリング材3を根太
材2に対して略直交方向に複数それぞれ互いに間隔を設
けて敷設し、根太材2とフローリング材3とを結合金具
20で結合し、この結合金具20は上記根太材2の長手
方向に沿って延び、根太材2の上側に取り付けられ、根
太方向に沿う長さ寸法が根太上に配設されるフローリン
グ材3の幅寸法の半分の寸法より大である延設部21
と、上記延設部21の一方の端部から立設され、隣接し
て配置される2枚のフローリング材3の間に上方に向け
立設される立設板部22と、この立設板部22の上側の
両端から隣接して配置された2枚のフローリング材3の
向き合う側面部4に形成された溝部5に嵌入されるよう
両フローリング材3側に向けて延設された係止板部23
と、上記立設部22の下端から隣接するフローリング材
2の下側に配置される突出板部24を設けたものである
フローリング材の敷設方法において、根太材2の長手方
向に沿って最初の結合金具20の延設部21を結合し、
フローリング材3を上記根太材2に結合した最初の結合
金具20の延設部21の上側であって、係止板部23の
うち延設部21側に延びる側の係止板部22に側面部4
に形成された溝部5を嵌合するようにして取り付け、根
太材2の上記フローリング材3が取り付けられた個所に
隣接する領域であって、上記結合金具20の立設板部2
2が設けられていない側に新たな結合金具20を取付け
るに際して、上記フローリング材3のうち係止板部23
を取り付けた側面部4と反対側の側面部4に形成された
溝部5に、上記新たな結合金具20の係止板部23を嵌
入するとともに、上記フローリング材3と根太材2との
間に突出板部24を挿入して結合金具20を取りつけ、
順次隣接する領域に結合金具20とフローリング材3と
を取り付けていくフローリング材の敷設方法である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】請求項6に記載の発明は、屋外に配置され
たコンクリートスラブ1上に根太材2を複数離間して平
行に配設し、この根太材2上にフローリング材3を根太
材2に対して略直交方向に複数それぞれ間隔を設けて敷
設し、根太材2とフローリング材3とを結合金具30で
結合し、この結合金具30は、上記根太材2の長手方向
に沿って延び、根太材2の上側に取り付けられる延設部
31と、この延設部31の両端から設けられた立設板部
32の上端から隣接して配置される隣りのフローリング
材3の側面部4に形成された溝部5に嵌入されるよう外
側に向けて設けられた係止板部33を設けたものである
フローリング材の敷設方法において、根太材2の長手方
向に沿って最初の結合金具30の延設部31を結合し、
フローリング材3を上記根太材2に結合した最初の結合
金具30の延設部31の上側に取り付け、上記根太材2
上面の上記フローリング材3に隣接する領域に新たな結
合金具30を取付けるに際して、上記フローリング材3
の側面部4に形成された溝部5に上記新たな結合金具3
0の係止板部33を嵌入しつつ取りつけ、この新たな結
合金具30の上にフローリング材3を取付ける際に、隣
接して取り付けられている結合金具20の係止板部33
にフローリング材の側面部4の溝部を嵌合して取り付
け、順次隣接する領域に結合金具30とフローリング材
3とを取り付けていくフローリング材の敷設方法であ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】請求項7に記載の発明は、屋外に配置され
るコンクリートスラブ1上に立設される支持部材7と、
この支持部材7上に複数離間して略平行に配設される根
太材2と、この根太材に対して略直交方向に、かつ互い
に間隔を設けて敷設され、長手方向のそれぞれの板厚ほ
ぼ中央部に切り欠き溝が設けられた複数のフローリング
材3と、このフローリング材2を上記根太材に固定する
結合金具10とからなり、上記結合金具10は前記根太
材2の長手方向に沿って延び根太材2の上に止着され、
根太方向に沿う長さ寸法が根太上に配設されるフローリ
ング材3の幅寸法の半分の寸法より大とした延設部11
と、この延設部11の端部から立設される立設板部12
と、この立設部12の上端部から両側方向に延設されフ
ローリング材3の側面部4に長手方向に沿って形成され
た溝部5に嵌入される係止板部13とを備えてなる床構
造である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】請求項8に記載の発明は、屋外に配置され
るコンクリートスラブ1上に立設される支持部材7と、
この支持部材7上に複数離間して略平行に配設される根
太材2と、この根太材に対して略直交方向に、かつ互い
に間隔を設けて敷設され、長手方向のそれぞれの板厚ほ
ぼ中央部に切り欠き溝が設けられたフローリング材3
と、このフローリング材2を上記根太材に固定する結合
金具20とからなり、上記結合金具20は前記根太材2
の長手方向に沿って延び根太材2の上に止着され、根太
方向に沿う長さ寸法が根太上に配設されるフローリング
材3の幅寸法の半分の寸法より大とした延設部21と、
この延設部21の端部から立設される立設板部22と、
この立設部22の上端部から両側方向に延設されフロー
リング材3の側面部4に長手方向に沿って形成された溝
部5に嵌入される係止板部23と、上記立設部22の下
端から隣接するフローリング材2の下側に配置される突
出板部24とを備えてなる床構造。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】請求項9に記載の発明は、屋外に配置され
るコンクリートスラブ1上に立設される支持部材7と、
この支持部材7上に複数離間して略平行に配設される根
太材2と、この根太材に対して略直交方向に、かつ互い
に間隔を設けて敷設され、長手方向のそれぞれの板厚ほ
ぼ中央部に切り欠き溝が設けられたフローリング材3
と、このフローリング材2を上記根太材に固定する結合
金具30とからなり、上記結合金具30は前記根太材2
の長手方向に沿って延び根太材2の上に止着される延設
部31と、この延設部31の両端部から立設される立設
板部32と、この立設部32の上端部から外側方向に延
設されフローリング材3の側面部4に長手方向に沿って
形成された溝部5に嵌入される係止板部33とを備えて
なる床構造である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】本発明において、床構造は屋外に適用され
るものであり、根太材は硬質木材、金属、合成樹脂その
他の材料で形成することができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、フローリング材は、硬質木材、金
属、合成樹脂その他の材料で形成することができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】削除

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートスラブ(1)上に根太材
    (2)を複数離間して略平行に配設し、この根太材
    (2)上にフローリング材(3)を前記根太材(2)に
    対して略直交方向に敷設して構成した床構造における根
    太材とフローリング材との結合金具(10)であって、 上記根太材(2)の長手方向に沿って延び、根太材
    (2)の上側に取り付けられる延設部(11)と、 上記延設部(11)の一方の端部から立設され、隣接し
    て配置される2枚のフローリング材(3)の間に上方に
    向け立設される立設板部(12)と、 この立設板部(12)の上端部から、隣接して配置され
    る2枚のフローリング材(3)の向き合う側面部(4)
    に両フローリング材(3)の長手方向に沿って形成され
    た両方の溝部(5)に嵌入されるようフローリング材
    (3)側に向けて延設された係止板部(13)とを備え
    た根太材とフローリング材との結合金具。
  2. 【請求項2】 コンクリートスラブ(1)上に根太材
    (2)を複数離間して略平行に配設し、この根太材
    (2)上にフローリング材(3)を前記根太材(2)に
    対して略直交方向に敷設して構成した床構造における根
    太材とフローリング材との結合金具(20)であって、 上記根太材(2)の長手方向に沿って延び、根太材
    (2)の上側に取り付けられる延設部(21)と、 上記延設部(21)の一方の端部から立設され、隣接し
    て配置される2枚のフローリング材(3)の間に上方に
    向け立設される立設板部(22)と、 この立設板部(22)の上側の両端から隣接して配置さ
    れた2枚のフローリング材(3)の向き合う側面部
    (4)に形成された溝部(5)に嵌入されるよう両フロ
    ーリング材(3)側に向けて延設された係止板部(2
    3)と、上記立設部(22)の下端から隣接するフロー
    リング材(2)の下側に配置される突出板部(24)を
    設けた根太材とフローリング材との結合金具。
  3. 【請求項3】 コンクリートスラブ(1)上に根太材
    (2)を複数離間して略平行に配設し、この根太材
    (2)上にフローリング材(3)を前記根太材(2)に
    対して略直交方向に敷設して構成した床構造における根
    太材とフローリング材との結合金具(30)であって、 上記根太材(2)の長手方向に沿って延び、根太材
    (2)の上側に取り付けられる延設部(31)と、 この延設部(31)の両端から設けられた立設板部(3
    2)の上端から隣接して配置される隣りのフローリング
    材(3)の側面部(4)に形成された溝部(5)に嵌入
    されるよう外側に向けて設けられた係止板部(33)を
    設けた根太材とフローリング材との結合金具。
  4. 【請求項4】 コンクリートスラブ(1)上に根太材
    (2)を複数離間して平行に配設し、この根太材(2)
    上にフローリング材(3)を根太材(2)に対して略直
    交方向に複数それぞれ近接させて敷設し、根太材(2)
    とフローリング材(3)とを請求項1に記載の結合金具
    (10)で結合するフローリング材の敷設方法におい
    て、 根太材(2)の長手方向に沿って最初の結合金具(1
    0)の延設部(11)を根太材(2)に結合し、 フローリング材(3)を上記根太材(2)に結合した最
    初の結合金具(10)の延設部(11)の上側であっ
    て、係止板部(13)のうち延設部(11)側に延びる
    側の係止板部(12)に側部(4)に形成された溝部
    (5)を嵌合するようにして取り付け、 根太材(2)の上記フローリング材(3)が取り付けら
    れた個所に隣接する領域であって、上記結合金具(1
    0)の立設板部(12)が設けられていない側に新たな
    結合金具(10)を取付けるに際して、 上記フローリング材(3)のうち係止板部(13)を取
    り付けた側面部(4)と反対側の側面部(4)に形成さ
    れた溝部(5)に、上記新たな結合金具(10,20)
    の係止板部(13)を嵌入して結合金具(10)を取り
    つけ、 順次隣接する領域に結合金具(10)とフローリング材
    (3)とを取り付けていくフローリング材の敷設方法。
  5. 【請求項5】 コンクリートスラブ(1)上に根太材
    (2)を複数離間して平行に配設し、この根太材(2)
    上にフローリング材(3)を根太材(2)に対して略直
    交方向に複数それぞれ近接させて敷設し、根太材(2)
    とフローリング材(3)とを請求項3に記載の結合金具
    (20)で結合するフローリング材の敷設方法におい
    て、 根太材(2)の長手方向に沿って最初の結合金具(2
    0)の延設部(21)を結合し、 フローリング材(3)を上記根太材(2)に結合した最
    初の結合金具(20)の延設部(21)の上側であっ
    て、係止板部(23)のうち延設部(21)側に延びる
    側の係止板部(22)に側面部(4)に形成された溝部
    (5)を嵌合するようにして取り付け、 根太材(2)の上記フローリング材(3)が取り付けら
    れた個所に隣接する領域であって、上記結合金具(2
    0)の立設板部(22)が設けられていない側に新たな
    結合金具(20)を取付けるに際して、 上記フローリング材(3)のうち係止板部(23)を取
    り付けた側面部(4)と反対側の側面部(4)に形成さ
    れた溝部(5)に、上記新たな結合金具(20)の係止
    板部(23)を嵌入するとともに、上記フローリング材
    (3)と根太材(2)との間に突出板部(24)を挿入
    して結合金具(20)を取りつけ、 順次隣接する領域に結合金具(20)とフローリング材
    (3)とを取り付けていくフローリング材の敷設方法。
  6. 【請求項6】 コンクリートスラブ(1)上に根太材
    (2)を複数離間して平行に配設し、この根太材(2)
    上にフローリング材(3)を根太材(2)に対して略直
    交方向に複数それぞれ近接させて敷設し、根太材(2)
    とフローリング材(3)とを請求項3に記載の結合金具
    (30)で結合するフローリング材の敷設方法におい
    て、 根太材(2)の長手方向に沿って最初の結合金具(3
    0)の延設部(31)を結合し、 フローリング材(3)を上記根太材(2)に結合した最
    初の結合金具(30)の延設部(31)の上側に取り付
    け、 上記根太材(2)上面の上記フローリング材(3)に隣
    接する領域に新たな結合金具(30)を取付けるに際し
    て、上記フローリング材(3)の側面部(4)に形成さ
    れた溝部(5)に上記新たな結合金具(30)の係止板
    部(33)を嵌入しつつ取りつけ、 この新たな結合金具(30)の上にフローリング材
    (3)を取付ける際に、隣接して取り付けられている結
    合金具(20)の係止板部(33)にフローリング材の
    側面部(4)の溝部を嵌合して取り付け、 順次隣接する領域に結合金具(30)とフローリング材
    (3)とを取り付けていくフローリング材の敷設方法。
  7. 【請求項7】コンクリートスラブ(1)上に立設される
    支持部材(7)と、この支持部材(7)上に複数離間し
    て略平行に配設される根太材(2)と、この根太材に対
    して略直交方向に敷設され、長手方向のそれぞれの板厚
    ほぼ中央部に切り欠き溝が設けられたフローリング材
    (3)と、このフローリング材(2)を上記根太材に固
    定する結合金具(10)とからなり、 上記結合金具(10)は前記根太材(2)の長手方向に
    沿って延び根太材(2)の上に止着される延設部(1
    1)と、この延設部(11)の端部から立設される立設
    板部(12)と、この立設部(12)の上端部から両側
    方向に延設されフローリング材(3)の側面部(4)に
    長手方向に沿って形成された溝部(5)に嵌入される係
    止板部(13)とを備えてなる床構造。
  8. 【請求項8】コンクリートスラブ(1)上に立設される
    支持部材(7)と、この支持部材(7)上に複数離間し
    て略平行に配設される根太材(2)と、この根太材に対
    して略直交方向に敷設され、長手方向のそれぞれの板厚
    ほぼ中央部に切り欠き溝が設けられたフローリング材
    (3)と、このフローリング材(2)を上記根太材に固
    定する結合金具(20)とからなり、 上記結合金具(20)は前記根太材(2)の長手方向に
    沿って延び根太材(2)の上に止着される延設部(2
    1)と、この延設部(21)の端部から立設される立設
    板部(22)と、この立設部(22)の上端部から両側
    方向に延設されフローリング材(3)の側面部(4)に
    長手方向に沿って形成された溝部(5)に嵌入される係
    止板部(23)と、上記立設部(22)の下端から隣接
    するフローリング材(2)の下側に配置される突出板部
    (24)とを備えてなる床構造。
  9. 【請求項9】コンクリートスラブ(1)上に立設される
    支持部材(7)と、この支持部材(7)上に複数離間し
    て略平行に配設される根太材(2)と、この根太材に対
    して略直交方向に敷設され、長手方向のそれぞれの板厚
    ほぼ中央部に切り欠き溝が設けられたフローリング材
    (3)と、このフローリング材(2)を上記根太材に固
    定する結合金具(30)とからなり、 上記結合金具(30)は前記根太材(2)の長手方向に
    沿って延び根太材(2)の上に止着される延設部(3
    1)と、この延設部(31)の両端部から立設される立
    設板部(32)と、この立設部(32)の上端部から外
    側方向に延設されフローリング材(3)の側面部(4)
    に長手方向に沿って形成された溝部(5)に嵌入される
    係止板部(33)とを備えてなる床構造。
  10. 【請求項10】 上記延設部(11,22)の根太方向
    に沿う長さ寸法が、根太上に配設されるフローリング材
    (3)の幅寸法の半分の寸法より大である請求項1また
    は請求項2に記載の根太材とフローリング材との結合金
    具、請求項4または請求項5に記載のフローリング材の
    敷設方法、もしくは請求項7または請求項8に記載の床
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003089735A1 (fr) * 2002-04-19 2003-10-30 Kit Keung Zheung Dispositif de fixation pour lames de parquet
WO2003102328A1 (en) * 2002-05-30 2003-12-11 Wan Shik Chae Installation method of panel and rail-type fixing apparatus
JP2019183396A (ja) * 2018-04-02 2019-10-24 永大産業株式会社 床材

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