JPH111567A - 透明な二軸配向ポリエステルフィルム - Google Patents

透明な二軸配向ポリエステルフィルム

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JPH111567A
JPH111567A JP15682497A JP15682497A JPH111567A JP H111567 A JPH111567 A JP H111567A JP 15682497 A JP15682497 A JP 15682497A JP 15682497 A JP15682497 A JP 15682497A JP H111567 A JPH111567 A JP H111567A
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film
particles
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oriented polyester
polyester film
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JP15682497A
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Kei Mizutani
圭 水谷
Hiroshi Tomita
博史 冨田
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性を備え、滑り性を有することから、フ
イルム厚みが0.5〜10μmのときフイルムをロール
状に巻取ることが可能な二軸配向ポリエステルフイルム
の開発。 【解決手段】 フイルム厚みが0.5〜10μmであっ
て、フィルム中における一次粒子の平均粒径が1〜50
nmで、アスペクト比が1〜3であり、二次粒子を構成
する平均凝集数(一次粒子数)が50〜1000個で、
二次粒子の平均粒径が0.05〜5.0μmであり、フ
イルムの面方向から二次粒子を観察したときのアスペク
ト比が1〜5で、1000μm2当たり二次粒子数が1
〜20個であり、フイルムの厚み方向でフイルムの長手
方向に面して観察したアスペクト比が1〜5であり、し
かもフイルムの厚み方向でフイルム幅方向に面して観察
したアスペクト比が0.5〜2である表面処理された不
活性粒子が0.005〜0.4重量%配合されている高
透明二軸配向ポリエステルフイルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明性の良好な二軸
配向ポリエステルフイルムに関する。更に詳しくは、滑
り性を有し、しかも厚みが0.5〜10μmの範囲にお
けるフイルムをロール状に巻取ることが可能な二軸配向
ポリエステルフイルムに関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来技術
にあっては、ポリエステルフイルムの透明性をより高め
るには、ポリエステルフイルム中に添加する滑剤粒子の
粒径をより小さくするか、又は添加量を少なくする手段
で対応している。しかし、この方法では粒径が小さいほ
ど、又は添加量が少なくなるほどフイルムの表面が平坦
化することから、フイルムの滑り性が失われ、更にはフ
イルムロールの形で巻き取れなくなる。また、粒径を更
に細かくするとフイルム表面に凝集粒子による突起が形
成され、フィルムをロール状に巻取ることができる。し
かしながら、フイルムの生産に際し、回収したフイルム
の再利用や屑フイルムを再度チップ化して使用すると、
回収品を含んだ二軸配向ポリエステルフイルム又は全て
が回収品のみからなる二軸配向ポリエステルフイルム
は、製膜されるまでの混練やフィルター通過により、凝
集していた粒子が分散していくため、フイルム表面に発
現する突起頻度が回収前のフィルムより低い確率とな
り、突起自体が小さく低くなり、フイルムの表面が平坦
化するため、フイルムの滑り性が失われ、更にはフイル
ムをロール状に巻取り難くなる。従って、このような問
題を解決するためには、透明性を確保しつつ、ヴァージ
ン原料と比較して回収された原料を使用してもフィルム
としての表面性の変化の少ない、フイルムをロール状に
巻取れるような二軸配向ポリエステルフイルムを開発す
る必要がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
鑑み、鋭意検討した結果、製造するフイルムの厚み、フ
イルム中に添加する不活性粒子の一次粒子の形状、平均
粒径及び二次(凝集)粒子の形状、粒径(一次粒子の平
均凝集数)、フィルムへの添加量、単位体積あたりの二
次粒子数、表面処理剤の種類と添加量を規定することに
より、二軸配向ポリエステルフイルムが透明性に優れ、
滑り性を有し、フイルムをロール状に巻取ることがで
き、しかも回収フイルムにより製膜したフイルムの表面
性の変化を少なくする手段を見出して本発明に至った。
【0004】すなわち、本発明は、フイルム厚みが0.
5〜10μmであって、一次粒子の平均粒径が0.00
1〜0.05μmであり、アスペクト比が約1〜約3で
あり、1個の二次粒子を構成する平均凝集数(一次粒子
数)が50〜1000個であって、二次粒子の平均粒径
が0.05〜5.0μmであり、フイルムの面方向から
二次粒子を観察したときのアスペクト比が約1〜約5で
あり、1000μm2当たりの二次粒子数が1〜20個
であり、フイルムの厚み方向でフイルムの長手方向に面
して観察したアスペクト比が約1〜約5であり、しかも
フイルムの厚み方向でフイルム幅方向に面して観察した
アスペクト比が約0.5〜約2.0である表面処理され
た不活性粒子が0.005〜0.4重量%配合されてい
る透明な二軸配向ポリエステルフイルムである。
【0005】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
おけるポリエステルとは、芳香族ジカルボン酸を主たる
酸成分とし、脂肪酸グリコールを主たるグリコール成分
とするポリエステルである。このポリエステルは実質的
に線状であり、そしてフイルム形成性、特に溶融成形に
よる形成能を有する。
【0006】芳香族ジカルボン酸としては例えばテレフ
タル酸及びナフタレンジカルボン酸が好適である。それ
以外に、イソフタル酸、ジフェノキシエタンジカルボン
酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニ
ルケトンジカルボン酸、アンスラセンジカルボン酸等を
併用することができる。
【0007】脂肪族グリコールとしては、例えばエチレ
ングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチ
レングリコール、デカメチレングリコール等の如き炭素
数2〜10のポリメチレングリコールあるはシクロヘキ
サンジメタノールの如き脂環族ジオール等を挙げること
ができる。
【0008】これらのポリエステルのうちでもポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ンジカルボキシートをはじめとし、例えば全ジカルボン
酸成分の80モル%超がテレフタル酸及び/又は2,6
−ナフタレンジカルボン酸であり、全グリコール成分の
80モル%超がエチレングリコールである共重合体が対
象となる。その際、全酸成分の20モル%以下はテレフ
タル酸および/又は2,6−ナフタレンジカルボン酸以
外の前記芳香族ジカルボン酸であることができ、また例
えばアジピン酸、セバチン酸等の如き脂肪族ジカルボン
酸;シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸の如き脂環
族ジカルボン酸等であることができる。また全グリコー
ル成分の20モル%以下はエチレングリコール以外の前
記グリコールであることができ、また例えばハイドロキ
ノン、レゾルシン、2,2−ビス(4ーヒドロキシフェ
ニル)プロパン等の如き芳香族ジオールであることや例
えばポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピ
レングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール
等の如きポリオキシアルキレングリコールであることも
できる。
【0009】更に本発明におけるポリエステルには、実
質的に線状である範囲の量、例えば全酸成分に対し2モ
ル%以下で、三官能以上のポリカルボン酸又はポリヒド
ロキシ化合物、例えばトリメット酸、ペンタエリスリト
ール等を共重合したものも包含される。
【0010】本発明に供するポリエステルはそれ自体公
知であり、勿論公知の方法で製造することができる。そ
して、本発明のポリエステルとしては、o−クロロフェ
ノールを溶媒とし、35℃で測定して算定した固有粘度
が約0.4〜0.9dl/gのものが適する。
【0011】本発明における二軸配向ポリエステルフイ
ルムは、例えば表面処理した不活性粒子を添加して透明
度を維持しながら、フィルムとしての走行性(滑り性)
を備え、しかもロール状に巻上げることができるもので
ある。
【0012】フィルムに添加できる不活性粒子は、天然
の岩石を解砕、粉砕したもの、溶融合成し粒径を調整し
たもの等の何れでもよいが、フイルム品質を確保するう
えで、溶融合成し、粒径を調整した不活性粒子が好まし
い。
【0013】また不活性粒子の溶融合成品の合成方法は
どのような方法でも特に左右されることはなく、本発明
の目的を達する合成方法ならばよい。溶融合成の例とし
ては、天然の長石、珪石、硼砂を適量調合したものを更
に各成分を夫々均一化させるために混合機により充分混
合し、得られた混合物を連帯炉またはタンク炉中で溶融
し、更に冷却・乾燥することにより、合成原石として得
られる。この不活性粒子をサンドグラインダーにより開
砕し、必要に応じてデカンター処理を行い、目的とする
粒径・粒度分布を得る。また不活性粒子の開砕について
は乾式開砕法、湿式開砕法又は両者の併用により実施で
きるが、いずれの方法でも目的とする粒径や粒子形状を
再現することは可能である。
【0014】更に具体的に使用できる不活性粒子として
は、例えば(1)二酸化珪素(水和物、ケイ砂、石英等
を含む);(2)各種結晶形態のアルミナ;(3)Si
2分を30重量%以上含有する珪酸塩(例えば非晶質
あるいは結晶質の粘土鉱物、アルミノシリケート(焼成
物や水和物を含む)、温石綿、ジルコン、フライアッシ
ュ等);(4)ガラス(例えばガラス粉、ガラスビー
ズ);(5)MgAl2O4等のスピネル型酸化物やアル
ミナと他の酸化物からなる変成スピネル型酸化物;
(6)耐熱性高分子粒子(例えば架橋シリコーン樹脂粒
子及び/又は非架橋シリコーン樹脂粒子、ポリテトラフ
ルオロエチレン粒子等)が好ましいものとして挙げるこ
とができる。更に好ましい滑剤として、Si、Al、T
i、Mgの少なくとも1種よりなる合成酸化無機不活性
粒子(例えばSiO2、TiO2等)が挙げられる。また
これら不活性粒子は粒度分布がシャープなことが好まし
く、相対標準偏差で表わすと0.3以下、更に0.2以
下、特に0.15以下であることが好ましい。
【0015】一次粒子や二次粒子のサイズ、アスペクト
比を所望の範囲とするには、手段として公知のサンドグ
ラインダーやデカンターを用い、諸条件を調製すること
により、経験的に満足する要件を選択できる。また二次
粒子は延伸条件によってその凝集状態が変化して、結果
的にアスペクト比が変化する。この場合も延伸条件とア
スペクト比の変化との関連を予め知ることでアスペクト
比を調整できる。
【0016】なお、不活性粒子の添加量は、二軸配向ポ
リエステルフイルムの滑り性を向上せしめるために0.
005〜0.4重量%程度とする。ポリエステルフイル
ムの透明性を維持するためには不活性粒子の添加量は少
ない方が望ましいので0.005〜0.3重量%、更に
望ましくは0.005〜0.1重量%とする。添加量の
下限は0.005重量%である。添加量が0.005重
量%未満になると二軸配向ポリエステルフイルムの表面
が極めて平坦化するため滑り性が失われる。
【0017】昨近では、ポリエステルのフィルム、ボト
ル又は繊維が従前の使い捨てに代わって、再利用される
傾向がある。リサイクルを前提とする場合には、不活性
粒子として、その一次平均粒径が0.001〜0.05
μmのとき、好ましくは0.005〜0.03μmのと
き、凝集時の安定性がよい。粒子径が0.001μm未
満であると、ポリエステルの回収に際し、表面処理剤を
10重量%以上添加しない限り回収フイルム(再使用ペ
レット)により製膜したフイルムにおいては二次粒径が
著しく変化し(粒径が細化し)、凝集数が減り、フィル
ム表面が平坦化してフィルムの走行性が低下するので注
意が要る。フィルムの回収時の表面性維持、表面処理剤
の効果を保持するために一次粒子のアスペクト比は1〜
3、好ましくは1〜2.5、更に好ましくは1〜2であ
る。この条件に従うと安定して回収できるポリエステル
フィルムとなる。
【0018】更に、ロール状に巻き取りやすいフイルム
の表面状態を再現するための要件から、単位面積当たり
の二次粒子(凝集)数及び二次粒子(凝集粒子の大き
さ)を形成する一次粒子数は自ずから限定される。二次
粒子を形成する一次粒子数は50〜1000個であり、
好ましくは75〜900個であり、更に好ましくは90
〜800個である。一次粒子数が50個未満ではフイル
ム表面の平坦化に伴ってフイルム/フイルムの摩擦係数
が上昇し、ロールに巻き取る最中にフイルム表面にスク
ラッチ(擦れ傷)が生ずる。
【0019】次ぎに透明性の維持と巻き取り易さを向上
させるために、二次粒子の凝集状態を示すフイルムの面
方向から観察したときのアスペクト比は1〜5であるこ
とが、厚み方向でフイルムの長手方向に面して観察した
アスペクト比が1〜5であることが、又は幅方向でフィ
ルムに面して観察したアスペクト比が0.5〜2である
ことが、夫々要件となる。
【0020】それぞれのアスぺクト比が上記の範囲外で
あると透明性を悪化させるだけでなく、フイルムの機械
的強度が著しく低下して製膜中に破断を起こす場合があ
り好ましくない。上記の条件を満たすとき、1000μ
2当たり二次粒子数はフイルムの延伸後の面積倍率が
25倍以上にならない限り(通常1個〜20個)、これ
らの要件を達成できる。
【0021】本発明のフイルムは滑り性、透明性を再現
するために不活性粒子(二次粒子)の平均粒径を0.0
5〜5μm、好ましくは0.07〜4μm、更に好まし
くは0.08〜3.5μmとする。この平均粒径は表面
処理剤の種類と、添加量と、二次粒子を形成する一次粒
子の平均粒径と、1個の二次粒子に凝集した一次粒子数
が所定の範囲にあれば、透明性と易滑り性とを達成でき
る。
【0022】本発明のフイルム厚みは0.5〜10μm
であると、製膜後更に溶融回収したとき(フィルムとし
て再生)の表面性(表面粗さ)の変化の小さい(すなわ
ち生産効率が高く、安定した品質を備えた)フイルムと
して適用できる。
【0023】一方、フィルム厚みが0.5μm未満のと
きはその厚みが薄すぎるが故に製膜中の破断により安定
した生産が困難となる。他方、フイルム厚みが10μm
超となると透明性が維持できなくなる。従って、フイル
ム厚みについては0.5μmを下回らない範囲で薄い材
料の方が透明性を確保しやすくなる。
【0024】この不活性粒子を添加した二軸配向ポリエ
ステルフイルムのヘーズはその透明度を持続するため
に、或は透明度を維持するために5%μm以下、望まし
くは4%以下、更に望ましくは3%以下とするとよい。
【0025】本発明に供するポリエステルには、好まし
くは重合に際して、不活性粒子に疎水処理等の表面処理
を施してポリエステルとの親和性を向上させることが好
ましい。即ち、フイルム中での二次凝集粒子の分散性を
向上させることが望ましい。このような表面処理方法は
粉体表面処理法としては公知である乾式表面処理法、湿
式表面処理法等により実施でき、透明性、滑り性が良好
になるならば特に限定されない。
【0026】表面処理法を更に説明すると、例えば、
(1)水90重量部に対しシランカップリング剤(有機
質材料と化学結合をする反応基、例えばビニル基、エポ
キシ基、アミノ基、メタクリル基、メルカプト基とガラ
ス及び/又は金属などの無機質材料と化学結合する反応
基、例えばメトキシ基、エトキシ基のあるシリカ化合物
であり、水及び湿気により加水分解されシラノール基を
形成し、シラノール基と無機質表面との縮合反応でSi
−O−M(M:金属)を形成する化合物。例えばビニル
トリクロルシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メ
タクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシランがあり好まし
くはγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを
用いる。)を10重量部投入して、拡散した溶媒中に不
活性粒子を投入し、更に分散せしめた水スラリーを10
0℃で2〜3時間熱処理した後、遠心脱水又は脱水後加
熱したものを、エチレングリコール中に投入してエチレ
ングリコールスラリーとする表面処理方法や、例えば、
(2)エチレングリコール中に表面処理剤を投入拡散し
た後、不活性粒子を添加する方法、例えば、ポリカルボ
ン酸であるポリアクリル酸アルカリ金属塩、具体的には
ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム、
特に平均分子量が1000〜30000、好ましくは1
000〜20000、就中1000〜10000のポリ
アクリル酸ナトリウム及び/又は炭素数2〜9の二価ま
たは三価のカルボン酸、就中二価のカルボン酸(この多
価カルボン酸は1つ又は2つ以上のカルボキシル基がア
ルカリ金属と塩を形成する。このアルカリ金属塩として
はナトリウム及び/又はカリウムが好ましい。多価カル
ボン酸アルカリ金属塩は、アルカリ金属塩の基を少なく
とも1つ有すればよく、残りの塩基はエステル基や遊離
カルボキシル基であってもよい。モノカルボン酸アルカ
リ金属塩では分散効果が充分でなく、使用量を多くする
必要が起こり、ヘーズの低下、コストの増加の問題があ
るので好ましくない。多価カルボン酸のうちポリアクリ
ル酸を除く四価以上のカルボン酸になるとこの量が少な
くてもゲル化やポリエステルとの架橋反応が著しくなる
ので、取り扱いに注意を要する。前記多価カルボン酸ア
ルカリ金属塩は無水物で水和物でもよい。)を用いる。
好ましい具体例としては、シュウ酸二カリウム、シュウ
酸二ナトリウム、シュウ酸水素カリウム、シュウ酸水素
ナトリウム、シュウ酸ナトリウムカリウム、コハク酸二
ナトリウム、コハク酸二カリウム、コハク酸水素ナトリ
ウム、コハク酸水素カリウム、コハク酸ナトリウムカリ
ウム、マレイン酸ナトリウム、マレイン酸カリウム、酒
石酸二ナトリウム、酒石酸二カリウム、酒石酸水素ナト
リウム、酒石酸水素カリウム、酒石酸ナトリウムカリウ
ム、クエン酸一〜三ナトリウム塩やカリウム塩、クエン
酸水素二ナトリウム、クエン酸水素二カリウム、クエン
酸二水素ナトリウム、クエン酸二水素カリウム、クエン
酸水素ナトリウムカリウムが例示できる。水酸化アルカ
リ金属である水酸化ナトリウムや水酸化カリウムも挙げ
られ、好ましくは分子量1000〜10000のポリア
クリル酸ナトリウム及び/又はコハク酸二ナトリウム、
更に好ましくはコハク酸二ナトリウムである。添加する
表面処理剤量は不活性粒子全重量に対して0.05〜1
0%、好ましくは0.1〜7.5%、更に好ましくは
0.2〜5%である。表面処理方法としては(2)の方
法により実施する。
【0027】しかし、透明性はフィルムの延伸の際に不
活性粒子の凝集の度合が著しく変化するためポリエステ
ルと不活性粒子の間にボイドを生じ、フィルムのヘーズ
が高くなるので、つまり透明性を失ってしまうので、適
量の分散剤がフィルム(重合体)に添加されていること
が必要である。
【0028】ボイドの大きさを示すパラメータとしてボ
イド比(フイルムを厚み方向に観察したときの滑剤及び
ボイドの面積の和と滑剤の面積との比)が指標となる。
ボイド比が1〜2であることが、透明性が顕著に向上す
るので、好ましい。望ましくはボイド比は1〜1.5で
あり、更に望ましくは1〜1.3である。
【0029】また、フイルム回収品による品質維持、生
産性維持の観点から、バージンチップにより製膜した
二軸配向ポリエステルフイルムの表面性と、回収チッ
プとバージンチップとを混在させたもの、バージンチ
ップに回収したフイルムやフイルム屑の粉砕品を混在さ
せたものの何れかを選択できるが、この際、当初二軸配
向ポリエステルフィルムの表面状態と、回収成分を含む
再生フイルムの表面状態とを比較したとき、両者の表面
状態の変化が小さいことが好ましい。更に具体的に説明
を加えると元のフイルムの表面粗さRa1と等外フイル
ムの回収チップ(ペレット)100%の再生製品フイル
ムの表面粗さRa2との表面粗さの変化率(比R)、
【0030】
【数2】R=Ra1/Ra は0.5〜1.5であり、好ましくは0.8〜1.3で
あって、更に好ましくは0.9〜1.2である。
【0031】本発明の透明な二軸配向ポリエステルフイ
ルムは、基本的には従来から知られている或は当業界に
蓄積されている手段で得ることができる。例えば、先ず
単層フイルムを製造し、ついで該フイルムを二軸配向さ
せることから、かようなフィルムを得ることができる。
【0032】上述の方法で得られた単層未延伸フイルム
は、更に従来から蓄積された二軸配向フイルムの製造法
に準じて、二軸配向フイルムとすることができる。例え
ば、単層未延伸フイルムを一軸方向(縦方向または横方
向)に(Tg−10)〜(Tg+70)℃の温度(但
し、Tg:ポリエステルのガラス転移温度)で2.5〜
7.0倍の倍率で延伸し、次いで上記延伸方向と直角方
向(一段目延伸が縦方向の場合には、二段目延伸は横方
向となる)にTg(℃)〜(Tg+70)℃の温度で
2.5〜7.0倍の倍率で延伸することで製造できる。
この場合、面積延伸倍率は9〜32倍、好ましくは12
〜28倍にする。延伸手段は同時二軸延伸、逐次二軸延
伸のいずれでもよい。さらに、二軸配向フイルムは、
(Tg+70)℃〜Tm(℃)の温度で熱固定すること
ができる。例えば単層ポリエチレンテレフタレートフイ
ルムについては190〜230℃で熱固定することが好
ましい。熱固定時間は例えば1〜60秒間である。
【0033】本発明の二軸配向ポリエステルフイルム
は、前述した条件を満足さえすれば、従来最終製品とな
りえず廃棄される二軸延伸フイルムのエッジ部分等を簡
単な装置で回収ポリマー、として再利用できる。この結
果、生産効率を向上でき、省資源に貢献でき、しかもポ
リエステルフィルムとしても優れた表面性より得られる
走行性の改良、フイルムをロール状に巻上げる際の巻取
り性を備え、透明な二軸配向ポリエステルフイルムを安
価に供給することができるという利点をもっている。
【0034】
【実施例】本発明における種々の物性値および特性は、
以下の如く測定されたものであり、かつ定義される。
【0035】(1)フイルムの厚み 打点式フイルム厚み計を用いフイルム幅方向の任意の場
所50箇所、フイルム幅の中心付近の長手方向で任意の
場所50箇所について厚みを測定し、全100箇所の数
平均値をフイルム厚みとする。但し測定するフイルムの
幅方向、長手方向の厚み斑は平均厚みの+20%〜−2
0%厚み内にあることを前提とする。
【0036】(2)不活性粒子(1次粒子及び2次粒子
(凝集粒子))の平均粒径 粒子を含有したフイルムをフイルムの面方向と水平方向
に厚さ100nmの超薄切片とし、透過電子顕微鏡(例
えば日本電子製JEM−1200EX)を用いて、1万
倍程度の倍率で粒子を観察すると、凝集粒子(二次粒
子)を観察でき、更に倍率を上げ10万倍程度とすれば
凝集粒子を構成する1次粒子を観察できる。この写真を
用いて個々の1次粒子及び2次粒子の面積より円相当の
直径をニレコ社製画像解析装置等を用いて1次粒子10
00個、及び2次粒子1000個について測定し、平均
した粒子径を不活性粒子の平均1次粒径及び平均2次粒
径とした。なお、粒子種の同定はSEM−XMA、IC
Pによる金属元素の定量分析などを使用して行うことが
できる。
【0037】(3)一次粒子のアスペクト比 上記(2)1次粒子の平均粒径測定で用いた透過電子顕
微鏡写真より粒子の最長径a(μm)を基準として垂直
方向の最長径b(μm)を測定し下記式より得られる値
cのN=1000の平均値を1次粒子のアスペクト比と
する。
【0038】
【数3】c=a/b
【0039】(4)二次粒子のアスペクト比 上記(3)一次粒子のアスペクト比の測定と同様に二次
粒子のアスペクト比について測定する。但し二次粒子の
アスペクト比の測定方向をフイルムの面方向、フイルム
の厚み方向でフイルムの長手方向、及び幅方向の其々3
方向について測定する。厚み方向の長手方向、幅方向の
透過電子顕微鏡写真は面方向とは別にサンプルを同様に
作成後撮影し、測定するものとする。アスペクト比は各
方向ともN=1000の数平均値を採用するものとす
る。
【0040】(5)二次粒子(凝集粒子)を構成する平
均一次粒子数 前記(2)二次粒径の測定にて得られた透過電子顕微鏡
写真より観察された1000個の凝集粒子について、い
くつの一次粒子(これ以上分割することのできない最小
の粒子)からできているかカウントし、一次粒子の総和
を1000で割った値を平均一次粒子数とする。
【0041】(6)単位面積当たりの二次粒子数 前記(2)二次粒径の測定にて得られた透過電子顕微鏡
写真より観察された二次粒子が1000μm中に何個
存在するか確認する。透過電子顕微鏡写真はその撮影面
積が10000μm2以上になる枚数撮影し、1000
0μm2の2次粒子数/10の値を二次粒子数とする。
【0042】(7)二軸配向ポリエステルフイルム中に
添加する不活性粒子の添加量 回収前のポリエステルフイルム100gを白金ルツボ中
で1000℃程度の炉の中で3時間以上燃焼させ、ルツ
ボ中の燃焼物をテレフタル酸(粉体)と混合し50グラ
ムの錠型のプレートを作成し、そのプレートを波長分散
型蛍光X線を用いて各元素のカウント値を予め作成して
ある元素毎の検量線より換算し粒子の添加量を決定す
る。蛍光X線を測定する際のX線管はCr管が好ましく
Rh管で測定してもよい。X線出力は4KWと設定し分
光結晶は測定する元素毎に変更する。
【0043】(8)二軸配向ポリエステルフイルムの内
部ヘーズ(透明性) 光源を10Vで、7.5Aの特殊タングステンランプ、
受光器をシリコンフォトダイオードを装備したヘーズメ
ーター(三菱化成工業株式会社製 ポイック積分球式光
線透過率計)にて1枚の厚みをあらかじめ測定した回収
前のフイルムの光線透過率(%)を測定する。ヘーズの
測定方法、条件はフイルムを重ねて測定する以外は、J
IS K7105(1981)の測定法Aに準ずる。
【0044】(9)二軸配向ポリエステルフイルム中に
添加する表面処理剤の定性分析、定量分析 ポリエステル中のナトリウム量、及びカリウム量が0〜
10重量%となるような厚さ1mm以上、直径5cmの
円形プレートサンプルを作成後、波長分散型蛍光X線分
析装置(理学RIX3000)によりアパーチャサイズ
直径3cm、Rh管、出力4kwにてナトリウム及びカ
リウムの添加量とカウント数(cps)の検量線を作成
する。2軸配向ポリエステルフイルムより作成した同様
のプレートによりナトリウム、カリウムを測定し検量線
より添加量を求める。
【0045】(10)二軸配向ポリエステルフイルムの
ボイド比 回収前のフイルムのフイルム表面をイオンスパッタ・エ
ッチング装置(日本電子株式会社製JFC−1100)
にてエッチングしフイルム中のフィラーを表面に暴露さ
せ、そのフイルム表面に同装置を用いて100〜200
Å程度の金又は白金をコート(スパッタ)し導電性を付
与した後、操作型電子顕微鏡(日本電子株式会社製 J
SM−5200又はJSM−5300)を用い観察方向
は厚み方向、観察倍率は1000〜5000倍にて粒子
及びボイドをn=1000撮影する。得られた写真を用
いて画像解析装置(株式会社ニレコ製ルーゼックス50
0)により[滑剤+ボイド]の面積S1(μm2)、及び
滑剤の面積S2(μm2)を測定しボイド比Dを下記式
より求める。
【0046】
【数4】D=S1/S2
【0047】(11)二軸配向ポリエステルフイルムの
表面粗さRa及び表面粗さ変化比R中心線平均粗さ(R
a)としてJIS−B0601で定義される値であり、
本発明では(株)小坂研究所の触針式表面粗さ計(SURFC
ORDER SE-30C) をもちいて測定する。測定条件等は次の
通りである。 (a)触診先端半径:2μm (b)測定圧力 :30mg (c)カットオフ :0.25mm (d)測定長 :2.5mm (e)データのまとめ方:同一試料について6回繰り返
し測定し最も大きい値を1つ除き、残り5つのデーター
の平均値で表示する。ポリエステルフイルムの中心線平
均粗さをRa1、Ra1を測定したフイルムを全量回収し
再度製膜した後のポリエステルフイルムの中心線平均粗
さをRa2として下記式に示す表面粗さ変化比率Rを求
める。回収したフイルムを再製膜するときの条件は実施
例1に準ずる。
【0048】
【数5】R=Ra1/Ra2
【0049】(12)二軸配向ポリエステルフイルムの
滑り性 重ね合わせた回収前の2枚のフイルムの下側に固定した
ガラス板を置き、重ねあわせたフイルムの下側(ガラス
板と接しているフイルム)のフイルムを定速ロールにて
引き取り(約10cm/分)上側のフイルムの一端(下
側のフイルムの引き取り方向と逆端)に検出器を固定し
てフイルム/フイルム間の引張力(F)を検出する。下
記式より摩擦係数μsを計算し、下記摩擦係数範囲で滑
り性として評価する。尚その時に用いる上側のフイルム
に乗せてあるスレッドは材質ネオプレンゴム(硬度80
°)、重さ(W)1.2kg、下側面積50cm2(8
0mm×62.5mm)ものを使用する。
【0050】
【数6】μs=(F(g)/W(g)) ◎:摩擦係数が0.2以下 ○:係数が0.2以上0.4未満 △:係数が0.4以上0.6未満 ×:係数が0.6以上
【0051】(13)二軸配向ポリエステルフイルムの
巻取り性 フイルムの巻取り性は重なった時の空気の抜け時間、及
び巻きあがりのフイルムロールの端面のズレ幅で表す。
空気抜け時間はあらかじめ8cm×5cmに切り取った
回収前のフイルム片を20枚重ね、うち下19枚には中
央に1辺2mmの正三角形の穴を明け、デジタルベック
平滑度試験機(東洋精機製)を用いて測定開始より2m
mHg減圧するまでの時間を測定する。得られたデータ
ーより下記内容でランク付けする。 <空気抜け時間> ◎:5分未満 〇:5分以上15分未満 △:15分以上45分未満 ×:45分以上 <端面のズレ幅> ◎:0.5mm未満 〇:0.5mm以上3mm未満 △:3mm以上10mm未満 ×:10mm以上 以下、実施例をあげて本発明をさらに説明する。
【0052】[実施例1〜8、比較例1〜8]ジメチルテ
レフタレートとエチレングリコールとを、エステル交換
触媒として酢酸マンガンを、重合触媒として三酸化アン
チモンを、安定剤として亜燐酸を、表面処理剤として表
1、2に示す剤を投入撹袢後、更に滑剤として表1、2
に示す不活性粒子を添加して、常法により重合し、固有
粘土(オルソクロロフェノール、35℃)0.56の、
ポリエチレンテレフタレートを得た。これらのポリエチ
レンテレフタレートのペレットを170℃で3時間乾燥
後、押出機ホッパーに供給し、溶融温度280〜300
℃で溶融し、単層Iダイより、表面仕上げ0.3s程
度、表面温度20℃の回転冷却ドラム上に樹脂を押出
し、厚み65μmの未延伸積層フイルムを得た。
【0053】このようにして得られた未延伸フイルムを
75℃に予熱し、更に低速、高速ロール間で15mm上
方より800℃の表面温度のIRヒーター1本にて加熱
して3.6倍に延伸し、急冷し、続いてステンターに供
給し、120℃にて横方向に3.9倍に延伸した。得ら
れた二軸配向フイルムを205℃の温度で5秒間熱固定
しながらフイルム幅方向に−2%の弛緩処理を行ない、
厚み4.6μmの熱固定二軸配向ポリエステルフイルム
を得た。得られたフイルムを再度ペレット化後同様の押
出し、延伸条件にて回収フイルムによる二軸配向ポリエ
ステルフイルムを得た。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】
【発明の効果】本発明によれば透明性の良好な二軸配向
ポリエステルフイルムとなり、更には滑り性、フイルム
をロール状に巻くことが可能なポリエステルフイルムを
生産でき、前記のような優れた特性を有するので、例え
ばインクリボン用途、コンデンサー用途、DFR用途、
偏光板、傷防止保護材等の種々のベースフィルムとして
有効に供すことができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:16 105:32 B29L 7:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム厚みが0.5〜10μmであっ
    て、一次粒子の平均粒径が0.001〜0.05μm
    で、アスペクト比が1〜3であり、二次粒子を構成する
    平均凝集数(一次粒子数)が50〜1000個で、二次
    粒子の平均粒径が0.05〜5.0μmであり、フイル
    ムの面方向から二次粒子を観察したときのアスペクト比
    が1〜5で、1000μm2当たり二次粒子数が1〜2
    0個であり、フイルムの厚み方向でフイルムの長手方向
    に面して観察したアスペクト比が1〜5であり、しかも
    フイルムの厚み方向でフイルム幅方向に面して観察した
    アスペクト比が0.5〜2である表面処理された不活性
    粒子が0.005〜0.4重量%配合されている透明な
    二軸配向ポリエステルフイルム。
  2. 【請求項2】 フイルムのヘーズが5%以下である請求
    項1に記載の透明な二軸配向ポリエステルフイルム。
  3. 【請求項3】 不活性粒子の表面処理に使用する表面処
    理剤が1〜3価のカルボン酸アルカリ金属塩及び/又は
    平均分子量が1000〜30000のポリアクリル酸ナ
    トリウムであり、その添加量が不活性粒子全重量に対し
    0.05〜10%である請求項1又は2に記載の透明な
    二軸配向ポリエステルフイルム。
  4. 【請求項4】 不活性粒子の少なくとも1種がSi、A
    l、Ti、Mg又はCaの酸化物である請求項1〜3の
    いずれかに記載の透明な二軸配向ポリエステルフイル
    ム。
  5. 【請求項5】 フイルム中のボイド比が1〜2であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3記載の透明な二軸配向ポリ
    エステルフイルム。
  6. 【請求項6】 回収前のフイルム(1)の表面粗さをR
    1とし、該フイルム(1)を再溶融して回収した他の
    樹脂成分を含まない100%回収品(再チップ)を再度
    製膜したフイルム(2)の表面粗さをRa2とするとき
    の表面粗さ変化比 下記Rが0.5〜1.5である請求
    項1〜5のいずれかに記載の透明な二軸配向ポリエステ
    ルフイルム。 【数1】R=Ra1/Ra2
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