JPS59189163A - ポリエステル組成物 - Google Patents

ポリエステル組成物

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Publication number
JPS59189163A
JPS59189163A JP58064376A JP6437683A JPS59189163A JP S59189163 A JPS59189163 A JP S59189163A JP 58064376 A JP58064376 A JP 58064376A JP 6437683 A JP6437683 A JP 6437683A JP S59189163 A JPS59189163 A JP S59189163A
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JP
Japan
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weight
parts
particles
polyester
acid
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Pending
Application number
JP58064376A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Suzuki
勝 鈴木
Hidesada Okasaka
秀真 岡阪
Kenichi Kawakami
河上 憲市
Toshiya Yoshii
吉井 俊哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 21、発明:ハciIi、細な粒子を含有するポリエス
テル組成物、特にフィルムの透明性、平担性および/i
’) l’lVC’cMノ′17こポリエステル7t1
[代物Qで関する。
詳しくはポリエステル合成時に使用する触媒、着色防止
剤などの一部寸たけ全部を合成反応の過程で祈出せしめ
るいわゆる内部粒子および不活性粒子と高級脂肪嘔化合
物の各特定量を含有し、透明1q、平和性および滑性に
優れたフィルムを作り得る線状ポリエステル組成物に関
するものである。
近年ホリエチレ/テレフタレートフィルムは磁気テープ
用、写真用、コンデンザー用、包装用、マイクロフィル
ム川などの分野への進展が著しい。
従来透明性を向上させる目的で4UIi々の触媒の検斤
jかなされ、多くの方法が提案されてきた。
しかし、これらの方法は、いずれも透明性という面のみ
にr点を置いているためにそれから得られるf! A+
!−あるいはフィルムは著しく易滑性が劣る欠点があっ
た。
特(でポリエステルフィルムの場合、表面が易滑性でな
いと、フィルムとフィルムの密着現象が起こり、製j摸
時あるいd後加丁111に作業能率が低下するばかりで
なく、捲き姿を憇くするだめVC製品価f的を著しく低
下させるなどの問題を明き起こすことになる。さらに1
ノこ最近はポリエステルフィルム表向にアルミニウム、
亜鉛すどの金属を蒸着し/ζす、パラジュウム、白金な
どをスパッタリングさせた金属化フィルムの用途が拡大
してきているが、この用途においては、フィルムの表面
凹凸度が粗大化ずれば、片面金属化フィルムの表四の光
沢度差が人きり4・る問題が発生している。
一方、磁気テープ用途なとの磁気記録媒体として使用す
る場合、最も重要な肋件の一つとして表面凹凸の少ない
、いわゆる5F J:!、l 註に優れ、かつ滑性に唆
れることが吸水される。
これらの問題点を解決する目的で従来から数多くの技術
が提案され実〃IQされているが大別すると (1)  二酸化チタン、タルク、カオリツーイト、炭
酸カル/ウム、酸化ケイ素などのポリエステル合成反応
系に不活(で上な微粒子を添加する方法。(以下不t1
1.性粒子添加方式という)(2) ポリエステル合成
時に使用する触媒、着色防止剤などの一部丼だ(d全部
を反応の過程で析出せしめ微粒子と(7て存在させる方
法。
(以下内部粒子生成力式という) がある。
しかし、不活性粒子添加方式て十分な肩付お」:び平担
ヒトを付与しようとすると、きは次のような欠点かある
すなわち、・二酸化チタンお・よび乾式/リカのように
微細な粒子の場合、多情に添加しなけれは滑性か得られ
ず、寸だ多@VC添加すると透明14Fがti’tわれ
たり、寸ン′C粒子の二次凝集により粗大突起が発現し
平担性が得られなくなる。
寸だ、クルク、力万リンなどの場合これらが天然鉱物の
破砕、分級によって得られる粒子であるが故VC1滑1
11gを得るに必要な量を添加するとA■犬粒子の混入
割合、平均粒度の粗さなどにより良好な平担性は得られ
ないのである。
一方、内部核子生成方式では不活性粒子添加方式の鄭点
は多少とも改善される。内部粒子生成方式としてカル/
ラムおよび/またけリチウムを用いる例は既に知られて
おり、得られる粒子の径は比較的小さく、丑だポリエス
テルへの親和性も十分である。
しかしながら、ここで生成する内部粒子の4j合にはそ
れでも粒子間の凝集力が強い/こめかrfJ犬な粒子が
い才だに多く混在しており、この粗大粒子はフィルムの
平担性を悲化させるたけでなく、溶融成形過程でフィル
ターの目詰り、フィルム破れなどの原因となっていたの
である。
寸だ、特公昭34−5144jr−3では、3価のリン
化合物を併用するとテレフタル酸のアルカリ土類金属塩
粒子はむしろ減少して[7丑うことが述べられている。
このこと汀す7ノ化合物の添加によって生成する内部粒
子か倣鮒化するにほか々らない。このため得られ/ζフ
ィルムd透明性、平担性において擾れているが、滑り特
性不足で捲き丁付においてブロック化してし19問題が
あった。
本発明の目的は、これら従来技術で達成し得なかった、
滑性、透明性および平担性を兼1jNt Lだフィルム
を作り得る線状ポリエステル組成物の提供にある。
本発明者らは」−記実情に鑑み、鋭意検討し7た結果特
定の有機化合物をポリエステル中に存在させることによ
り内部粒子生成方式および不活)lつ1:粒子添加ブノ
大の欠点を解消しうろことを見い出し本発明に到達した
ものである。
すなわち、本発明は、主たる繰り返し単位がエチレンテ
レフタレートからなるポリエステル100重融部に対し
、 (A)  カル/ウム、マクィ・/ウム、マンガンオヨ
びリチウム元素から選ばれた少くとも一種の元素を含む
内部粒子をO,Cl01〜10重都係、(B)  平均
ね径が01〜6μの不活性粒子を0001〜10重量部
、および (c)  主成分として炭素原子618〜36の高級脂
肪族モノカルボン酸からなる化合物の金属塩化合物捷た
は部分金属塩化合物の少くとも一種を0.005〜2重
量部および/または主成分として炭素原子数18〜33
の高級脂肪酸アミド0. OO5〜2重量部、 を含有してなるポリエステル組成物である。
本発明になるポリエステル組成物の特徴は、特定元素か
らなる内部粒子の特定量と特定平均径を有する不活性粒
子の特定量および特定の高級脂肪酸化合物の特定量を含
イ]せしめることにある。
次に本発明の詳細な説明するが、本発明におけるポリエ
ステルとは、繊維、フィルム、その他の成型品に成形し
得るポリエチレンテレフタレートを主体とするものであ
って、従来の公知の様々の方法によって製造きれるもの
である。
もちろんこれらのポリエステルは、ホモポリエステルで
あってもコポリエステルであってもよく、共重合する成
分としては、例えば、ジエチレノクリコール、グロビレ
ノグリコール、ネオペンチルクリコール、ポリアルギレ
ノクリコール、p−ギシリレンクリコール、1.4−7
クロヘキザノジメタノール、5−ナトリウムスルホレゾ
ルノンなどの7オ一ル成分、アジビン酸。
セパノン酸、フタル酸、イノフクル酸、フタ6−ナフタ
リン/カルボン酸、5−ナトリウムイノフタル酸なとの
ジカルボン酸成分、]・リメリノ+−1ピロノリソl−
酸なとの多官能ジカルボン酸成分、p−オキシエトキ7
安息香酸などのオキ/カルボン酸成分などが挙げられる
ジカルボン酸成分がジカルボン酸の場合はグ17 コー
ルとのエステノし化反応後、またジカルホン酸エステル
の場合はグリコールとのエステル交換反応後、得られる
プレポリマを高温・真空−トにて重縮合せしめポリエス
テルとする。才たプレポリマー自身を出発物質として用
い、重縮合させることもできる。
本発明になるポリエステル組成物におりて、エチレンテ
レフタレー)・を主成分とするポリエステル100重量
部に対する内部粒子含有量は0001〜10重量部とす
る必要があIJ、0.01〜05市’j4’J″部がよ
り好寸しい。
内部粒子含有量が0001重量部未満ではフイルムトシ
たトキフイルムーフイルト間、フィルム−金属間の摩擦
係数が大きくなり、一方内部粒子含廟量が10重量部を
越えた場合には粗大粒子の発生が多くなって、フィルム
にしたときの平担性が阻害され、また溶融成形過程での
フィルターの目詰す、フィルム破れなどに悲影響を与え
る恐れがあり好丑しくない。
本発明になるポl) エステル組成物中に含1れる内部
粒子は後述する粒子分離法によって分離されるものをい
うが、内部粒子はポリエチレンテレフタレートの合成時
に添加したカル/ラム化合物、マグネンウム化合物、マ
ンカッ化合物およびリチウム化合物の少なくとも一種の
化合物トポリエチレ/テレフタレートを構成する成分と
が結合して生成する粒子である。
なお本発明でいう内部粒子中には本発明の効果を妨げな
い範囲でリン元素および微量の他の金属成分、例えばJ
li鉛、コバルl−、あるいはアンチモン、ゲルマニウ
ム、チタンなどが含脣れていてもよい。
(粒子分離法) ポリエチレンテレフタレートヲメタ/ −ル’ f十分
洗浄し表面1”I”I’fi物を取り除き水洗して乾燥
L*soogのザンプルに。−クロルフェノール27に
9を加えて攪拌しつつ100℃まで昇幅させ、昇温後さ
らVC1時間そのま1故iηしてポリエチレンテレフタ
レート部分を溶解させる。たたし高jνVこ結晶化して
いる」温合などでポリエチレンテレフタレート部分が溶
解しない場合には、一度溶融させて急冷した後に前記の
溶解操作を行なう。
次いでポリエチレンテレフタレート中に含有されている
ゴミなどの粗大不溶物をG−1ガラスフイルターでρ別
し、除去し1このtP J:物の重杯、は試料ヰ量から
差し引く。
一へr製作所製分Ml用超遠心砿40p型にローターH
P30を装備し、セル1個当りに前記ガラスフィルター
ρ別後の溶液30ccをiJE人後、ローターを450
0rpmにて回転させ、E1転異営のないことを確認後
、ローター中を真空にし、60.000 rpmに回転
数を」−け、この回転数にて粒子の遠心分離を行なう。
分離の光子はほぼ40分後であるかこの(iH’l認は
必要ちれば分離後の液の375mμにおりる光線透過率
が分離前のそれに比し、高い値の一定値になることで行
なう。分離後、上澄ifMを頌斜法で除去し分離粒子を
得る。
分離粒子には分離が不十分なことに起因するポリエステ
ル分の混入があり得るので、採取(また該粒子に常温の
O−クロルフェノ−/Lを加えほぼ均一けん濁後、再び
超遠心分離機処」q: t、)行なう。
この操作は後述の粒子を乾燥後核粒子を走査型差動熱量
分析を行なって、ポリマに相当する融解ピークが検出で
きなくなるまで繰り返す必要がある。最後に、このよう
にして得た分離粒子を120℃、16時間真空乾燥して
秤量する。
なお前記操作で(!1られだ分離粒子は内部粒子と外部
粒子の両者を含んでいる。このため内部粒子量と夕1′
tXIS粒子−11を個別に求める必要があり、剤ず0
1]記分シ((粒子について金属分の定量分析を行ない
Ca ILiの含有量およびCatLi以外の金属含有
部を求めておく。次いて該分離粒子を6倍モルのエチレ
ングリコール中で6時間り上還流加熱したのち、200
℃以上になるようにエチレングリコールをI、’Ml去
して1剪重合すると内部粒子だけか溶γイする。残った
粒子を遠心分離して得られた分離お7子を乾燥秤量し外
部粒子量とし、最初の合引分離粒子量との差を内部粒子
量とする。
なをitj記解重合が完全に行なわれたかを確認−J−
るだめ解重合後の分離才☆子について金属分の定量分析
を行々い、これらの操作を繰返すことにより粒子量測定
精度を高めることができる。
本発明のポリニスデル組成物中に含ま九る平均粒径01
〜3μを有する不活性粒子の含有量はポリエステル10
0重量部に対し0001〜1.0重量部とする必要があ
り、フィルム表面の平担性お」:び透明・ヒ1.をより
バランスさせるだめの平均粒径は01〜2μで含有量は
0.005〜05重量部とするのが更に好ましい。
不活性粒子の平均径が041μ未満の場合−よ/こは含
有量が0001重量部未満の場合はフィルムの1’+を
性が得られない。
壕だ、平均径が6μを越えたり徒たけ含有量が1.0重
箱部を越えたりするとフィルムの3F担性が低下してく
る。
電だ、不活性粒子の種類としては合成重たは天然品とし
て得られる、炭酸カル/ラム、湿式酸化ケイ素、乾式酸
化ケイ素、ケイ酸−アルミニウム、 硫酸バリウム、リ
ン酸力ルノウム、クルク、二酸化チタン、酸化アルミニ
ウム、水酸化アルミニウム、テレフタル酸カルノウム、
ケイ酸カルノウトなとが挙げられる。
これらの不活性粒子は粗大粒子の除去および粒度調整を
目的に連邦用いられる梗々の力法例Xは独(ヒ分級、エ
チレングリコールスラリーまだは水スラリーとして自然
沈降分離、遠心沈降分ν][1、ランドミル粉砕などの
粉、砕および7寸たは分級処理を採用して−もよい。
本発明のポリエステル組成4勿中に含1れる高級脂肪酸
化合物としては、主成分として炭素原子数18〜33の
高級脂肪族モノカルボン酸からなる化合物の金属塩化合
物または部分金属塩化合物、具体例としてステアリン役
、ノナデカンj投、アラキノ酸、刀ルナウバ酸、リグノ
セリン酸、セロチノ酸、モンクン酸、ペトロセリン酸。
レレイン散、エルカ酸、リノール酸およびこれらを含む
酸混合物などが挙げられ、金屈種としてはアルカリおよ
び/またはアルカリ土類金属例えば、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム、バリウム、マグ不ソウム、カルンウム
、ストロンアウムか挙げられ、特に好ましい化合物とし
て(dステアリン嘔マグイ・ンウム、モ/クン酸カル/
ウム、モンタン酸すトリウム、モンクン酸カル/ウム、
エルカ酸ナトリウムなどが挙げられる。
また、炭素原子数18〜33の高級脂肪酸アミドの具体
例としてはステアリン酸アミド、オレイノ酸アミド、エ
ルカ酸アミド、ベヘン酸アミドなどが挙げられる。
これら高級脂肪酸金属塩および/まだは高級脂肪酸アミ
ド化合物の効果はポリエステル中の。
不活性粒子および内部粒子を微分散せしめる効果と、滑
性を向上せしめる効果を有する。
したがって、この組成物によって得られるフィルム繊維
などの成形品の表面は平担て極めて滑性に優れているの
である。
ただし、脂肪酸化合物の炭素原子数が18未満の場合や
添加量が2重量部を越える場合は、成形品表面へのブリ
ードアウトが激しく二次加工性に劣り、炭素原子数が6
6を越えるものは滑性が得られない。
まだ、添加量が0005重晴部未満では本発明の平担性
および滑性はほとんと得られなくなる。
特に好ましい添加量範囲は001〜10重量部、更に好
ましくは005〜05重量部である。
ポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル
中の内部粒子は、■テレフタル酸とエチレングリコール
との直接エステル化を紅て重縮合を行なう過程、あるい
は(2)テレフタル酸のジアルキルニスデル、好甘しく
はジメチルテレフタレートトエチレ/グリコールとのエ
ステル交換反応を経て重縮合を行なう過程において、グ
リコールに可溶1牛のカル/ラム化合物、マグネ/ラム
化合物、マンガン化合物、リチウム化合物の少なくとも
一種と、好甘しくけリンの酸および/捷たけエステル化
合物を適当な方法で添加することによって得られる。
内部粒子を生成させるだめの化合物の添加は、エステル
化反応まプこはエステル交換反応が実質的に終了した時
点から重縮合反応のあ脣り進んでいない初期の段階まで
の任意の時期に、カル/ウム化合物、マグネジ・ラム化
合物、マンガン化合物、リチウム化合物の少なくとも一
種を、グリコール溶液として反応系に添加するのがよい
ここで使用しうるカル7ウム、マグイ・/ラム。
マンガン、リチウムの化合物としては、・・ロゲン化物
、硝酸塩、硫酸塩々どの無機酸塩、酢酸塩、/ユウ酸塩
、安息香酸塩などの41機酸塩、水素化物および酸化物
などのグリコール可溶性の化合物が最も好適に使用され
るが、二種り上併用してもか捷わない。
また、リン化合物としてはリン酸、亜リン酸。
ホスホン酸、およびこれらのエステル類2部分エステル
類の一種り上が用いられる。
不活性粒子および脂肪酸金属塩および/−または脂肪酸
アミじの添加時期はポリエステル【・市会反応前、重合
反応中、重合反応終了後−ま/こは溶融押出成形する際
の何れでもよいが、不活性粒子の場合は特に不活性粒子
を水および7才たはエチレングリコールに分散させたス
ラリーを重合反応011または反応中に添加するのが打
首しい。
本発明においては内部粒子と不活性粒子をそれぞれ別に
含有するポリエステルを別々に製造12、脂肪酸金属塩
および/捷たけ脂肪酸アミド化合物と溶融工程で混練す
る方法、あるいけ内部粒子と不活性粒子および脂肪酸金
属塩および/まグこは脂肪酸アミド化合物を多量に含有
するポリエステルを稀釈する方法も好ましく採用される
本発明(でなるポリエステル組成物の特徴は、特定元素
からなる内部粒子の特定量と特定の平均粒径を有する不
活性粒子の特定量、高級脂肪酸金属塩および/または高
級脂肪酸アミド化合物の特定量とを81′イ1せしめる
こと((より、次のような優れた効果が発揮される。
(1)  フィルムの溶融成形過程でフィルターの目詰
りが少なく、かつ粗大粒子によるフィルムの膜6!!:
れが少ない。
(2)  フィルム表面の平担性に没れる〆Cめ特に磁
気テープ用途では再生時のドロップアウト、音飛びなと
の欠点がなく極めて有用である。
(3)  良好な摩擦特性を有するため工程通過性、取
扱い性に優れる。
(4)  優れた透明性を有すると共に金属蒸着後の外
観か優れる。
以北のように本発明のポリエステル組成物は繊維、未り
IL伸フィルム、延伸フィルトお」、びプラスチック用
として好寸しく用いることができる。
以下に実施例をあげて本発明を詳述する。
なお、実施例中のポリエステルの各特性値の測定法は次
のような方法で行なった。
(アルミニウム金属蒸着強度) 金属蒸着面にポリエステル粘着テープを貼りつけ、これ
を剥離したときの状態e次の5段階法で示しだ。
1:抵抗なく hLが完全に粘着テープ側にrollν
I(tされる。
2:50%以上の部分が粘着テープ側に剥離される。
6:10〜50飴の部分か粘着テープ’tllt1に剥
離される。
4:粘着テープ側に剥離される部分が10%以下である
5:粘沼テープjlllに剥離されない。
上記ランつて示される6以上が実用上好才しいレベルで
ある。
(不活性粒子の粒径) 不活性粒子をエチレングリコールまたは水スラリーとし
て遠心沈降式粒度分布測定装置を用いて測定し平均粒径
て示した。
(フィルムヘイズ) ASTM−Dl 003−52 に従って測定した。
(摩擦係数) スリノブテスターを用いA S T M  D−189
4B法に従ってd用足する。
(フィルム表面粗さ) フィルム表面を触針式粗さ計により観測し、最大粗さ、
平均相さくμ)を求めた。
実施例 テレフタル酸ジメチル10.0重量部、エチレングリコ
ール62重量部に酢酸カルシウム0.06屯量部を触媒
として常法によりエステル交換反応を行ない、その生成
物に二酸化アンチモン004重量部、酢酸リチウム00
7重量部および酢酸カル/ラムD、 04重tiifX
l+を添加し、続いて亜リン酸0.02重量部、リン酸
トリノチル010重量部とを添加した後重縮合を行ない
、固有粘度0618、内部粒子量035重量部(対ポリ
エステル100重量部)を含むポリマーを得だ。内部粒
子中にはカルノウム元素162重量係、リチウム元素1
9重量係、リン元素4.9重量類含有されていた。(ポ
リニスデル: A )テレフタル酸100重量部とエチ
レングリコール43重量部を混練しスラリーをAl!4
整した。
反応器に245℃で貯留したテレフタル酸50重fit
 部とエチレングリコール21.5重1廿部の反応物中
に該スラリーを一定速度で連続的に添加し冗圧下245
℃でエステル化反応を行ない生成する水を鞘留塔から連
続的に系外に留出させた。
該スラリーの供給時間は6時間30分で終了しエステル
化反応は4時間で終了した。
得られた反応物からテレフタル酸100重量部に相当す
るエステル化反応物を重合装置に移しリン酸0045重
量部、三酸化ア/チモ10D23亜量部、および平均粒
径1.8μを有する炭酸力ルンウム23重量部をエチレ
ングリコールスラリーとして添加し、常法に従って重縮
合反応した。
得られたポリマーは固有粘度0615を有し1、本発明
で規定する内部粒子は存在せず炭酸力ルンウム2重−吊
部を含有していた。(ポリエステル二B) ポリエステル二Bと同様の方法で不活性粒子を添加しな
い固不粘度0.62のポリマーをイ↓Jだ。
(ポリエステル:c) かくして得られたポリエステルAを50.2重昂一部、
ポリエステルBを51重量部、ポリエステルCを50沖
量部をブレンド減圧乾燥後(170℃、2時間)、さら
にモノタン酸ナトリウム塩化合物0.05重量部および
エルカ酸アミド005重量部を添加し、大略ポリエステ
ル100重量部、内部粒子0.17重量部、炭酸カル/
ラムl:]、 Os重量部、モンタン酸プトリウム4 
o、o s重量部、エルカ酸アミ+−o、 o s重量
部からなる組成物を得た。
該組成物を285℃で溶融押出し60’Cの冷却ドラl
、上にキャスl−1,無延伸ノートとした後常法により
長手方向33倍、幅方向に65倍延伸し、やや弛緩しつ
つ215℃で熱処理し、厚み15μのポリエチレンテレ
フタレート2軸延伸フイルムを得た。
得られたフィルムのヘイズば62%で静摩擦係数034
、フィルム表面の平均粒さ0.016μ、フィルム表面
最大粗さ0.20μと透明性、平担性、滑性共極めて優
れていた。
まだ、フィルム表面にアルミニウム蒸着を施したところ
、蒸着膜の接着力も強固であった。
実施例2(実験例1〜11) 実施例1のポリエステルBと同様の方法で炭酸カル/ラ
ムの代りにポリエチレンテレフタレート100重量部に
対し平均粒径07μの乾式/リカ(5iO2) (日本
アエロジル(株)製〃アエロジル″TT−600)を1
.0重量部含有するポリエステルを得た。(ポリエステ
ル=D)一方、平均粒径1.8μを有す−るカオリナイ
トを6重箱部含肩するポリエステルを得た。(ポリエス
テル:E) これらのポリマーおよびポリエステルA−Cを各々ブレ
ンドし、実施例1と同様の方法で実験例1〜11に示す
組成物とし、フィルムを作成した。(表−1) 実験例1(・J、滑性、および平担性に劣り、壕だ実験
例4−2はモンタン酸ナトリウムの添加量が上限を越え
るだめ、ブリードアウトによるアルミニウム蒸着強度が
低下する。
実験例7.10.11は滑性、平担性の両方またはいず
れかの特性が低下している。特に実験例10は高級脂肪
酸化合物を含有していないため平担性(表面粗さ特性)
が不良であった。
実施例3 テレフタル酸87重量部、エチレングリコール42重量
部をオートクレーブ中に仕込み220℃で1.5に9/
CJの加圧下でエステル化反応を行ない、反応率がso
%に到達後、常圧下で徐々に昇温しながらエステル化反
応を終了した。
この反応生成物にエチレングリコールスラリーとした平
均粒径1.5μの湿式シリカ(s io 2)006重
番部を添加した。
さらに酢酸マグネンウム006重量部、酢酸リチウム0
.05重量部、三酸化アンチモン0.025重ld部、
トリンチルフオスフエート0.08重量部、亜リン酸0
01重量部を添加し常法によって重縮合を行なった。
さらに重縮合終了後、常圧下でモンタン酸すトリウム0
3重量部を添加し、15分間練り込んだ。
得うれたポリエチレノテレフタレ−1・中にはマグネ/
ウム、リチウム、リン元素からなる内部粒子007重量
部、湿式シリカ0.06重量部、七ノクン酸ナトリウノ
、0.6−重¥6部を含有していた。
該ポリマーを実施例1の方法でフィルム化し、特性をし
らべたところlll″lIj≠擦係数Oろ1、フィルム
最大粗さ0.20μ、平均粗さ0.014μ、ヘイズ2
9%でかつアルミニウム蒸着強度も強固であった。(表
−1参照) 特許出願人  東し株式公刊 −よ侶−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートからなる
    ポリエステル100重量部に対l〜、(A)  カルシ
    ウム、マグイ・ンウム、マ/′カンおよびリチウム元素
    から選ばれた少くとも一種の元素を含む内部粒子を00
    01〜10重量部、(B)  平均粒径が01〜6μの
    不活性粒子を0.001〜1.0重量部、および (C)  主成分として炭素原子数18〜ろ6の高級脂
    肪族モノカルボン酸から在る化合物の金属塩化合*また
    1−j:部分金属塩化合物の少くとも一種を0005〜
    2重暗部および/捻だは主成分として炭素原子数18〜
    3乙の同級脂肪酸アミド0005〜2市量部、 を含有してなるポリエステル組成物。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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