JPH11154975A - 電子メール装置 - Google Patents

電子メール装置

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JPH11154975A
JPH11154975A JP9337753A JP33775397A JPH11154975A JP H11154975 A JPH11154975 A JP H11154975A JP 9337753 A JP9337753 A JP 9337753A JP 33775397 A JP33775397 A JP 33775397A JP H11154975 A JPH11154975 A JP H11154975A
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JP
Japan
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mail
received
address
reception
emergency
Prior art date
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JP9337753A
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English (en)
Inventor
Yoshito Yamaguchi
善登 山口
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信メールについての緊急性の有無を受け手
側で判断して受信報知し、迅速かつ適切なメール応答を
行うことができる電子メール装置を実現する。 【解決手段】 受信メールをメールボックスに格納した
時点で、この受信メールが予め設定した指定アドレスか
ら送られてきたものである否かを判定するパスワード判
定と、予め設定したパスワードを含むものであるか否か
を判定するアドレス判定とを施し、これら両判定のいず
れかに合致する場合、その受信メールを”緊急メール”
と見做し、かつ、それが未開封状態でメールボックスに
保存されている時に、ユーザーに対して早急に開封を促
すべく緊急画面EMDにて受信報知するので、着信メー
ルについての緊急性の有無を受け手側で判断して受信報
知し、迅速かつ適切なメール応答を行うことが可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信あるいは
有線通信によりネットワークに接続されるPDA(携帯
情報端末機器)等に用いて好適な電子メール装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、インターネットおよびイント
ラネットを介して電子メールを送受信する電子メール装
置が知られており、特に近年では、PHS端末と電子メ
ール装置とを組合せ、無線通信によりネットワークと接
続してメール授受するものも実用化されている。
【0003】このような電子メール装置は、ネットワー
クを構成するメールサーバーコンピュータ(以下、サー
バーと略称する)にダイアルアップ接続する場合、まず
新着メールの有無をサーバー側に問い合せ、新着メール
がある時にはサーバー側から自己アドレス宛の新着メー
ルを配信してもらい、自己の受信メールボックスに格納
してからメール開封する。一方、専用回線接続する場合
には、サーバーがメール到着毎にそのメールを電子メー
ル装置の受信メールボックスに直接配信する形態となっ
ている。
【0004】また、近年では、メールが着信すると、そ
れをユーザーに報知する受信報知機能を備えた電子メー
ル装置も知られており、こうした機能を具備すること
で、ユーザーにメール受信を報知してそのメールの開封
を促すことが可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、受信報知機
能を具備する従来の電子メール装置では、メールが着信
する度に、そのメール内容の如何にかかわらず、一意的
に受信報知してしまうので、早急に開封が要求される緊
急性の高いメールについてだけを受信報知することがで
きない、という弊害があった。そこで、近年では、この
ような弊害を回避すべく、送信メールの内容が”緊急”
であるか、あるいは”通常”であるかを区別する属性を
付与し、”緊急”の属性を持つメールを受信した時にだ
け受信報知する方式が案出されている。
【0006】しかしながら、この方式では、送り手側の
事情等の主観に基づき送信メールに付与する属性が判断
される為、例えば、送り手側が”緊急”と認識したもの
であっても受け手側では”通常”のものとしか認められ
なかったり、逆に送り手側が”通常”と認識していても
受け手側ではそれを”緊急”と認めることも起こり得
る。
【0007】したがって、こうした事態を回避するため
には、受信報知される”緊急”の受信メールのみなら
ず、”通常”の受信メールについても着信の都度、開封
してその内容をいちいち確認する必要が生じてしまい、
これでは本来の受信報知機能が活かせず、迅速かつ適切
なメール応答が阻害されてしまう、という問題が生じて
しまう。
【0008】そこで本発明は、このような事情に鑑みて
なされたもので、着信メールについての緊急性の有無を
受け手側で判断して受信報知し、迅速かつ適切なメール
応答を行うことができる電子メール装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、メールを受信するメー
ル受信手段と、このメール受信手段により受信されたメ
ールが予め設定した所定の条件を満足しているか否かを
判定する条件判定手段と、この条件判定手段が所定の条
件を満たすと判定した場合にメール受信を報知する受信
報知手段とを具備することを特徴としている。
【0010】上記請求項1に従属する請求項2に記載の
発明によれば、前記条件判定手段は、受信されたメール
が特定の送信者アドレスからのものであるか否かを判定
することを特徴とする。
【0011】また、上記請求項1に従属する請求項3に
記載の発明によれば、前記条件判定手段は、受信された
メールが特定のパスワードを含むものであるか否かを判
定することを特徴とする。
【0012】さらに、上記請求項1に従属する請求項4
に記載の発明によれば、前記受信報知手段は、受信され
たメールの送信者アドレスおよび件名を報知することを
特徴とする請求項1記載の電子メール装置。
【0013】請求項5に記載の発明では、メールを受信
するメール受信手段と、受信したメールの属性を判定す
るための判定条件を設定する条件設定手段と、前記メー
ル受信手段により受信されたメールの属性を前記条件設
定手段により設定された判定条件に基づいて判定する属
性判定手段と、この属性判定手段によって前記受信した
メールが特定の属性を有すると判定した場合にメール受
信を報知する受信報知手段とを具備することを特徴とす
る。
【0014】上記請求項5に従属する請求項6に記載の
発明によれば、前記受信報知手段は、前記属性判定手段
が特定の属性を有すると判定し、かつ、判定対象である
受信メールが未開封状態にある場合に受信報知すること
を特徴としている。
【0015】請求項7に記載の発明では、メールを受信
するメール受信手段と、このメール受信手段により受信
されたメールに、予め指定した複数のパスワードがどの
程度含まれているかを定量的に分析する分析手段と、こ
の分析手段の分析結果に応じて受信されたメールの緊急
度を判定し、その緊急度に応じた受信報知を行う受信報
知手段とを具備することを特徴とする。
【0016】上記請求項7に従属する請求項8に記載の
発明によれば、前記分析手段は、予め指定した複数のパ
スワードのそれぞれに、緊急性に対応させた重み付け係
数を与えておき、受信メール中から検索されたパスワー
ド毎に、それに対応する重み付け係数を累算して行き、
前記受信報知手段は、その累算値に応じて緊急度を判定
することを特徴としている。
【0017】請求項9に記載の発明では、メールを受信
するメール受信手段と、このメール受信手段により受信
されたメールが予め設定しておいた所定の条件を満足し
ているか否かを判定する条件判定手段と、この条件判定
手段が所定の条件を満たすと判定した場合に、前記受信
されたメールを自動的に開封して表示する自動開封手段
とを具備することを特徴とする。
【0018】請求項10に記載の発明では、メールを受
信するメール受信手段と、この受信されたメールが予め
決められた複数の条件のいずれを満足しているかを判定
する条件判定手段と、この条件判定手段が満たすと判定
した条件に対応してそれぞれ異なる態様で受信報知する
受信報知手段とを具備することを特徴とする。
【0019】上記請求項10に従属する請求項11に記
載の発明によれば、前記条件判定手段は、複数の条件の
一つとして、受信されたメールが特定の送信者アドレス
を有しているか否かを判定することを特徴としている。
【0020】上記請求項10に従属する請求項12に記
載の発明によれば、前記条件判定手段は、複数の条件の
一つとして、受信されたメールが特定のパスワードを含
むか否かを判定することを特徴としている。
【0021】上記請求項10に従属する請求項13に記
載の発明によれば、前記条件判定手段は、複数の条件の
一つとして、受信されたメールが、送信側で緊急の属性
を付与されたものであるか否かを判定することを特徴と
している。
【0022】上記請求項10に従属する請求項14に記
載の発明によれば、前記受信報知手段は、前記複数の条
件の内、満足する条件に応じて、受信されたメールの送
信者アドレスおよび件名の少なくとも1つを報知するこ
とを特徴とする。
【0023】請求項15に記載の発明によれば、メール
を受信するメール受信手段と、受信したメールの属性を
判定するための複数の判定条件を設定する条件設定手段
と、前記メール受信手段により受信されたメールの属性
を、前記条件設定手段により設定された複数の判定条件
に基づいて判定する属性判定手段と、この属性判定手段
によって判定され得る属性にそれぞれ対応させた複数の
報知態様を予め設定しておき、この内から前記属性判定
手段が判定した属性に対応する報知態様を選択し、選択
した報知態様でメール受信を報知する受信報知手段とを
具備することを特徴とする。
【0024】上記請求項15に従属する請求項16に記
載の発明によれば、前記属性判定手段は、受信されたメ
ールが、メール送信側で定義した緊急メールであるか、
あるいはメール受信側で定義した緊急メールであるか、
それとも送受信側双方で共に緊急メールと定義したもの
であるかを判定することを特徴としている。
【0025】本発明では、受信されたメールが予め設定
した所定の条件を満足しているか否かを判定し、所定の
条件を満たすと判定した場合にメール受信を報知するの
で、メールの緊急度を判断する条件を設定しておくと、
受信されたメールについてその緊急性を受け手側で能動
的に判断した受信報知が可能になり、迅速かつ適切なメ
ール応答を具現する。
【0026】また、本発明にあっては、受信されたメー
ルが予め決められた複数の条件のいずれを満足している
かを判定し、満たすと判定した条件に対応してそれぞれ
異なる態様で受信報知するので、複数の条件として、送
り手側が”緊急”と定義したメールであるか否か、受け
手側が”緊急”と定義したメールであるか否か、あるい
は双方が共に”緊急”と定義したメールであるか否かを
それぞれ判定する条件を設定すると、どの判定条件に基
づく受信報知なのかを区別することができ、結果、迅速
かつ適切なメール応答が可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明による電子メール装置は、
無線通信あるいは有線通信によりネットワークと接続す
るPDA(携帯情報端末機器)の他、ネットワークを構
成するサーバーコンピュータにも適用され得る。以下で
は、本発明の実施の形態である電子メール装置を実施例
として図面を参照して説明する。
【0028】A.第1実施例の構成 (1)全体構成 図1は、本発明の一実施例による電子メール装置が適用
されるメールシステムの構成を示すブロック図である。
この図において、1はネットワークNTに接続されるサ
ーバーコンピュータ(以下、サーバーと略称する)であ
り、自己ドメイン配下にあるメールアドレス毎のメール
授受を管理する。本実施例の場合、このサーバー1で
は、受信したメールを宛先アドレスに対応したフォルダ
に一旦格納してから、その受信したメールを宛先アドレ
スの端末2側へメール到着を報知する。
【0029】2−1〜2−Nは、本発明による電子メー
ル装置が適用される携帯情報端末(以下、PDAと略称
する)であり、LAN等の専用回線網LCを介してネッ
トワーク上のサーバー1に接続される。このPDA2−
1〜2−Nは、周知の電子手帳のように、スケジューラ
機能や計時(カレンダ)機能等、複数の独立した処理機
能を具備しており、その内の電子メール機能を選択実行
した場合に、サーバー1側からのメール到着の報知に応
じてメール受信したり、あるいは作成したメールを送信
する。
【0030】PDA2−1〜2−Nは、要素2a〜2g
から構成される。2aは装置各部を制御するCPUであ
り、その特徴的な動作については後述する。2bはCP
U2aにロードされる各種制御プログラムや、メール送
受信およびメール作成に関わる各種表示画面を形成する
画面データを記憶するROMである。なお、ROM2b
に記憶される各種画面データの幾つかは後述するRAM
2cに転送されるようになっている。RAM2cはCP
U2aのワークエリアとして使用される一方、メール作
成エリア等のメール送受信に用いられる各種記憶エリア
を備え、受信したメールや複数の宛先アドレス等、メー
ル送受信に必要なデータを記憶しており、その主要なメ
モリ構成については追って述べる。
【0031】2dはLCDパネル等から構成される表示
部であり、CPU2aから供給される表示制御信号に基
づき、メール送受信に係わる画面(後述する)を表示す
る。2eはキー入力用のキーボード、2fは後述する各
種アイコンをクリックするためのポインティングデバイ
スとして用いられるマウスである。2gはCPU2aの
指示の下に、所定のプロトコルに従ってサーバー1側と
のメール送受信を制御する通信制御部である。
【0032】(2)RAM2aのメモリ構成 次に、図2を参照してRAM2aのメモリ構成について
説明する。図2において、MSはメール作成に必要な各
種データ、すなわち、宛先アドレスAAD、送信者アド
レスSAD、件名KM、本文HBおよび緊急フラグEM
Fが格納されるメール作成エリアである。緊急フラグE
MFは、緊急のメールであるか否かを識別する属性であ
り、「1」の時に”緊急”を表わし、「0」であれば”
通常”のメールを表わす。なお、以降の記載において
は、この緊急フラグEMFが「1」にセットされたメー
ルを”緊急メール”と称している。また、このメール作
成エリアMSには、後述のメール作成画面を形成する画
面データを格納しておくエリアの他、メール作成に際し
て使用されるメールバッファも備える。
【0033】ADはアドレスエリアであり、各個人毎の
アドレス(1)〜(N)が記憶される。このアドレスエ
リアADから所望のメールアドレスを選択して上記の宛
先アドレスAADとして登録する際に参照される。各ア
ドレス(1)〜(N)は、それぞれデータNAME、デ
ータADDRESSおよびデータTYPEから構成され
る。ここで、データNAMEには個人名あるいはハンド
ル名が、データADDRESSには電子メールアドレス
が、データTYPEには送信メールの属性(文字コード
タイプ、添付ファイルの有無など)を表わす情報がそれ
ぞれ記憶される。
【0034】JMはメールボックスに相当する受信メー
ルストアエリアであり、サーバ1より受領した受信メー
ルMAIL(1)〜(N)を格納する。各メールMAI
L(1)〜(N)は、それぞれ送信者アドレスSAD
(個人名あるいはハンドル名含む)、件名KM、本文H
B、受信時刻を表わすTIME、開封・未開封を識別す
る開封フラグKAIFUFおよび緊急フラグEMFから
なる。開封フラグKAIFUFは、メール開封されると
「0」、未開封では「1」となるフラグである。一方、
緊急フラグEMFは、メールの緊急度を表わすフラグで
あって、「1」の時に緊急メール、「0」に通常メール
の旨を表わす。
【0035】DAは複数の指定アドレス(1)〜(L)
が登録される指定アドレスエリアである。これら指定ア
ドレス(1)〜(L)は、それぞれデータNAME、デ
ータADDRESSおよびデータTYPEから構成さ
れ、後述する受信処理において、受信報知を行うか否か
を判断する条件となるアドレスデータである。すなわ
ち、受信したメールの送信者アドレスSADがこれら指
定アドレス(1)〜(L)のいずれかと一致した場合、
その受信したメールの属性を”緊急”に設定(緊急フラ
グEMFを「1」にセット)し、受信メールが”緊急メ
ール”である旨を受信報知するものである。
【0036】PWは複数のパスワード(1)〜(L)が
登録されるパスワードエリアである。これら複数のパス
ワード(1)〜(L)は、後述する受信処理において、
報知を行うか否かを判断する条件となるデータである。
すなわち、受信したメール中にこれらパスワード(1)
〜(L)のいずれかに一致するキャラクタ(文字・記号
・数字)が含まれている場合、その受信したメールの属
性を”緊急”に設定(緊急フラグEMFを「1」にセッ
ト)し、受信メールが”緊急メール”である旨を受信報
知するものである。
【0037】B.第1実施例の動作 次に、上記構成による第1実施例が具現する各種動作に
ついて述べる。なお、以下では、サーバー1は宛先アド
レスのPDA2側へメール到着を報知したり、PDA2
側からの送信メールを宛先アドレスへ送出する機能を有
するものとしている。したがって、ここではサーバー1
の処理動作の詳細については言及せず、PDA2の特徴
的な動作についてのみ説明して行く。
【0038】(1)動作概要 前述した通り、PDA2は周知の電子手帳のように、ス
ケジューラ機能や計時(カレンダ)機能等、複数の独立
した各種の処理機能を具備している。例えば、計時(カ
レンダ)機能は、タイマインタラプトによって常時タイ
マクロックをカウントして現在時刻(年月日を含む)を
歩進させており、装置電源の投入に応じてその現在時刻
(年月日を含む)を表示部2dに表示させている。こう
した計時(カレンダ)機能は、後述する電子メール機能
を実行した時にも並列的に動作しており、具体的には電
子メールを送受信した時刻を計時するようになってい
る。
【0039】さて、電子メール機能が実行される場合、
すなわち、図示されていない起動メニュー画面が表示部
2dに画面表示されている状態において、マウス2fを
用いてメールアイコン(図示略)をポインティングして
からクリックすると、PDA2では電子メール機能を具
現する「受信処理」および「メインルーチン」が実行さ
れる。なお、「受信処理」は、メールアイコン(図示
略)のクリックにより初めて起動されるものではなく、
上記計時(カレンダ)機能と同様、装置電源が投入され
ていれば、他の機能と並列処理される。
【0040】すなわち、「受信処理」は、一定時間毎に
割込み実行されるインタラプト処理であって、サーバー
1側からのメール到着報知を受けると、RAM2cの受
信メールストアエリア(メールボックス)JMの格納状
態を判別し、当該エリアJMに空きがあれば、受信メー
ルをそのまま格納し、当該エリアJMが満杯の時には保
存している受信メールの内で最も古いものを消去してか
ら新たに受信したメールを格納する。そして、この新た
に格納した受信メールについてユーザーに対し受信報知
するか否かを判断する。
【0041】すなわち、受信メールの送信者アドレスS
ADが前述の指定アドレスエリアDA(図2参照)に格
納される指定アドレス(1)〜(L)のいずれかと一致
した場合、もしくは受信メール中に前述のパスワードエ
リアPW(図2参照)に格納されるパスワード(1)〜
(L)のいずれかに一致するキャラクタ(文字・記号・
数字)が含まれている場合に、その受信メールの属性
を”緊急”に設定(緊急フラグEMFを「1」にセッ
ト)し、しかもこの受信メールの開封フラグKAIFU
Fが「0」(未開封状態)であると、緊急画面(後述す
る)を用いてユーザーに受信報知する。
【0042】一方、「メインルーチン」では、上述の
「受信処理」にて受信メールストアエリアJM(メール
ボックス)に格納されたメールを開封して表示する機能
や、メール削除、メール作成、あるいは受信報知を行う
か否かの判定条件(指定アドレスおよびパスワード)を
設定する緊急設定等を行う一連の「受信表示処理」をコ
ールする。
【0043】(2)具体的動作 次に、図3〜図33を参照し、上述した電子メール機能
を具現する第1実施例の処理動作について説明する。以
下では、最初に、割込み実行される「受信処理ルーチ
ン」について述べた後、続いて「メインルーチン」につ
いて言及し、さらに「メインルーチン」からコールされ
る「受信表示処理ルーチン」を形成する一連の処理動作
について順次説明して行くものとする。
【0044】a.受信処理ルーチンの動作 PDA2がネットワークNTを介してサーバー1にアク
セスした状態になると、CPU2aは図3に示す受信処
理ルーチンを一定時間毎に割込み実行する。本ルーチン
が実行されると、CPU2aはステップSa1に処理を
進め、サーバー1側からメール到着の応答の有無を判断
する。いま例えば、サーバー1がアクセス中のPDA2
について、そのメールアドレスに対応する新着メールの
有無を調べ、新着メールがあったとする。そうすると、
サーバー1はメール到着の旨を表わす応答をPDA2側
へ送出し、これに応じてPDA2側では上記ステップS
a1の判断結果が「YES」となり、次のステップSa
2に処理を進める。一方、メール到着の旨を表わす応答
が無い場合には、ここでの判断結果は「NO」となり、
この場合、本ルーチンを一旦、完了して後述するメイン
ルーチンに処理を戻す。
【0045】(イ)受信メールの格納 メール受信が開始されると、CPU2aはステップSa
2に処理を進め、ポインタレジスタnの値を初期値
「1」にセットし、続くステップSa3では、このポイ
ンタレジスタnの値に対応した受信メールストアエリア
JM(図2参照)中のメールエリアMAIL(n)が空
いているか否かを判断する。
【0046】メールエリアMAIL(n)に空きがあ
る場合 メールエリアMAIL(n)に空きがあると、上記ステ
ップSa3の判断結果が「YES」となり、次のステッ
プSa4に処理を進め、ポインタレジスタnの値に対応
した受信メールストアエリアJM(図2参照)中のメー
ルエリアMAIL(n)に、サーバー1側から受領した
受信メールをストアする。
【0047】次いで、ステップSa5に進むと、CPU
2aはメールエリアMAIL(n)の開封フラグKAI
FUF(n)に、未開封状態を表わすべく「0」をセッ
トする。続いて、ステップSa6ではメールエリアMA
IL(n)のレジスタTIME(n)に受信時刻(年月
日を含む)をストアし、後述するステップSa11(図
4参照)に処理を進める。
【0048】メールエリアMAIL(n)に空きが無
い場合 一方、メールエリアMAIL(n)に空きが無いと、上
述したステップSa3の判断結果が「NO」となり、ス
テップSa7に処理を進めてポインタレジスタnの値を
1インクリメントして歩進させ、続くステップSa8で
は受信メールストアエリアJMに格納され得る最大メー
ル数を超えたか否かを判断する。ここで、最大メール数
を超えていない場合には、判断結果が「NO」となり、
前述のステップSa3に処理を戻し、再度、メールエリ
アMAIL(n)の空きの有無を判断する。
【0049】これに対し、全てのメールエリアMAIL
に受信したメールが格納され、受信メールストアエリア
JM(メールボックス)が満杯となっていると、上記ス
テップSa8の判断結果が「YES」となり、ステップ
Sa9に処理を進める。ステップSa9では、受信メー
ルストアエリアJM(メールボックス)に格納されるメ
ール群の内、受信時刻TIMEが最も古いメール(以
下、これを最古メールと称する)を検索する。そして、
ステップSa10では、検索した最古メールを消去する
一方、消去した最古メールの番号をポインタレジスタn
にセットする。この後、上述したステップSa4に処理
を戻し、消去した最古メールのエリアに、新たに受信し
たメールをストアする。
【0050】(ロ)受信メール格納後の処理 パスワード判定 以上のようにして、受信メールストアエリアJM(メー
ルボックス)に受信メールを格納する処理が完了する
と、CPU2aは図4に示すステップSa11に処理を
進め、ポインタレジスタLの値を初期値「1」にセット
する。続いて、ステップSa12に進むと、受信メール
ストアエリアJMに格納した受信メールに、ポインタレ
ジスタLの値に応じてパスワードエリアPWから読み出
されるパスワード(L)が含まれているか否かを判断す
るパスワード判定を行う。
【0051】ここで、受信メール中にパスワード(L)
が含まれていない場合には、判断結果が「NO」とな
り、次のステップSa13に処理を進めて、ポインタレ
ジスタLの値を1インクリメントして歩進させ、続くス
テップSa14ではパスワードエリアPWのパスワード
登録数を超えたか否かを判断する。ここで、登録数を超
えていなければ、判断結果が「NO」となり、上記ステ
ップSa12に処理を戻し、次のパスワード(L+1)
を参照して再度パスワード判定を続ける。
【0052】そして、パスワードエリアPWに格納され
るパスワード(1)〜(L)のいずれかに一致するキャ
ラクタ(文字・記号・数字)が受信メールに含まれてい
ると、ステップSa12の判断が「YES」となり、ス
テップSa15に処理を進める。ステップSa15で
は、パスワード判定の対象となっている受信メールMA
IL(n)の緊急フラグEMF(n)に「1」をセット
し、”緊急メール”である旨を表わし、後述するステッ
プSa21(図5参照)に処理を進める。
【0053】アドレス判定 一方、パスワード判定により、受信メールにパスワード
(1)〜(L)が含まれていないことが判ると、上記ス
テップSa14の判断結果が「YES」となり、ステッ
プSa16に処理を進め、アドレス判定を開始させるべ
く、ポインタレジスタLに初期値「1」をセットする。
次いで、ステップSa17では、アドレス判定の対象と
なる受信メールMAIL(n)の送信者アドレスSAD
が、指定アドレスエリアDAからポインタレジスタLに
応じて読み出される指定アドレス(L)に一致するか否
かを判断するアドレス判定を行う。
【0054】ここで、受信メールの送信者アドレスSA
Dと指定アドレス(L)とが一致しない場合には、判断
結果が「NO」となり、次のステップSa18に処理を
進めて、ポインタレジスタLの値を1インクリメントし
て歩進させ、続くステップSa19では指定アドレスエ
リアDAにおける指定アドレスの登録数を超えたか否か
を判断する。ここで、登録数を超えた時には判断結果が
「YES」となり、本ルーチンを完了させるが、そうで
ない場合には判断結果が「NO」となり、上記ステップ
Sa17に処理を戻し、次の指定アドレス(L+1)に
基づきアドレス判定を続ける。
【0055】そして、このアドレス判定において、指定
アドレスエリアDAに格納される指定アドレス(1)〜
(L)のいずれかに受信メールの送信者アドレスSAD
が一致すると、ステップSa17の判断が「YES」と
なり、ステップSa20に処理を進める。ステップSa
20では、アドレス判定の対象となっている受信メール
MAIL(n)の緊急フラグEMF(n)に「1」をセ
ットして”緊急メール”である旨を表わし、この後、図
5に示すステップSa21に処理を進める。
【0056】受信報知 さて、上述したパスワード判定およびアドレス判定が完
了すると、CPU2aは図5に示すステップSa21以
降に処理を進め、受信メールストアエリアJMに格納さ
れる受信メールMAIL(1)〜(n)について、緊急
フラグEMFが「1」であって、かつ未開封状態の受信
メールの有無を判別する。すなわち、上述のパスワード
判定もしくはアドレス判定により、受信メールMAIL
(n)の緊急フラグEMF(n)が「1」にセットされ
たメール、あるいは送信側で緊急フラグEMF(n)が
「1」にセットされたメールであって、しかも未開封の
ものを受信メールストアエリアJMから検索する。
【0057】まずステップSa21では、ポインタレジ
スタnに初期値「1」をセットし、続くステップSa2
2では、このポインタレジスタnの値に応じて受信メー
ルストアエリアJMから読み出される受信メールMAI
L(n)の緊急フラグEMFが「1」であるか否か、つ
まり、”緊急メール”であるかどうかを判断する。”緊
急メール”でなければ、ステップSa22の判断結果は
「NO」となり、次のステップSa23に処理を進め、
ポインタレジスタnの値を1インクリメントして歩進さ
せ、続くステップSa24では最大メール数を超えたか
否かを判断する。
【0058】ここで、最大メール数を超えていない場合
には、判断結果が「NO」となり、上記ステップSa2
2に処理を戻し、”緊急メール”であるか否かの判断を
繰り返す。そして、受信メールMAIL(1)〜(n)
の内から”緊急メール”が検索されると、ステップSa
22の判断結果が「YES」となり、ステップSa25
に進み、この検索された”緊急メール”が未開封状態で
あるか否かを判断する。ここで、開封フラグKAIFU
Fが「1」となる、開封済みのメールであったら、判断
結果は「NO」となり、ステップSa23に処理を戻
し、以後再び”緊急メール”の検索を行う。
【0059】そして、受信メールMAIL(1)〜
(n)の内から”緊急メール”が検索され、かつそれが
未開封状態であると、上述のステップSa22,Sa2
5の各判断結果が「YES」となり、ステップSa26
に処理を進め、後述する緊急画面表示処理ルーチンを実
行し、ユーザーに対して緊急メールの受信報知を行う。
これに対し、”緊急メール”の検索を行う過程で、最大
メール数を超えてしまい、受信メールストアエリアJM
中に”緊急メール”とされた受信メールが存在しないと
判断された時には、上記ステップSa24の判断結果が
「YES」となり、この場合、受信報知する必要が無い
ので、本ルーチンを完了させる。
【0060】このように、受信処理ルーチンでは、メー
ルボックス(受信メールストアエリアJM)に空きがあ
れば、空いているメールエリアMAIL(n)に受信メ
ールをストアしてから、当該メールのフラグKAIFU
Fを未開封状態を表わすべく「0」にセットする共に、
受信時刻をTIMEにセットして格納完了するが、メー
ルボックスが満杯である時には、メールボックス中で受
信時刻が最も古い最古メールを消去してから新たな受信
メールを格納する。
【0061】そして、受信メールをメールボックスに格
納した時点で、この受信メールについて予め設定した受
信報知条件に合致するかどうかを判定する。すなわち、
本実施例では、受信メールが予め設定した指定アドレス
から送られてきたものである否かを判定するパスワード
判定および予め設定したパスワードを含むものであるか
否かを判定するアドレス判定を施し、これら両判定のい
ずれかに合致する場合に、その受信メールを”緊急メー
ル”と見做し、かつ、それが未開封状態である時に、ユ
ーザーに対して早急に開封を促すべく、後述する緊急画
面にて受信報知するようになっている。
【0062】このようにすることで、着信メールについ
ての緊急性の有無を受け手側で判断して受信報知し、迅
速かつ適切なメール応答を行うことが可能になる。具体
的には、例えば、緊急度の高いメールを送信する可能性
のある人のアドレスを受信報知条件として指定アドレス
に登録したり、あるいは重要度の高いメールの件名や本
文中のキーワードを受信報知条件としてパスワード登録
しておけば、受け手側の判断基準による受信報知が実現
し得る訳である。
【0063】b.緊急画面処理の動作 次に、図6〜図7を参照して緊急画面処理ルーチンの動
作について説明する。前述したように、受信したメール
が”緊急メール”であり、しかもそれが未開封状態にあ
ると、受信処理ルーチンのステップSa26(図5参
照)を介して図6に図示する緊急画面処理ルーチンを実
行し、ステップSb1に処理を進めて緊急画面EMDを
表示部2dに画面表示する。
【0064】ここで、図7に図示する一例を参照して緊
急画面EMDの構成について述べておく。緊急画面EM
Dは、”緊急メール”の送信者アドレスSADを表示す
るエリアADD、指定されたパスワードをメール内に含
む場合には、そのパスワードを表示するエリアPWDお
よびメールの件名KMを表示するエリアKMDを有する
一方、開封アイコンKFと受信表示アイコンRDとが設
けられている。
【0065】さて、こうした緊急画面EMDが表示され
ると、CPU2aはステップSb2に処理を進め、”緊
急メール”とされたメールMAIL(n)の送信者アド
レスSADを受信メールストアエリアJM(メールボッ
クス)から読み出して緊急画面EMDのエリアADDに
表示する。続いて、ステップSb3では、同様にメール
MAIL(n)の件名KMをエリアKMDに表示する一
方、この”緊急メール”が指定されたパスワードをメー
ル内に含む場合、そのパスワードをエリアPWDに表示
する。
【0066】次いで、ステップSb4では、緊急画面E
MD上にマウス2fに対応したカーソルを表示させ、続
くステップSb5〜Sb6ではマウス2fのポインティ
ング操作に応じて緊急画面EMD上でカーソルの表示位
置を移動させる。この後、ステップSb7に処理を進
め、開封アイコンKFあるいは受信表示アイコンRDの
いずれかがクリックされる迄、上記ステップSb5〜S
b6を繰り返す。以下、クリックされるアイコン別の処
理について述べる。
【0067】受信表示アイコンRDをクリックした場
合 例えば、PDA2がスケジューラ機能など、電子メール
機能以外を処理している時に、前述の受信処理ルーチン
が”緊急メール”を受信し、それをユーザーに緊急画面
EMDにて受信報知したとする。このような状態におい
てユーザーが、直ちに電子メール機能を起動させるべく
緊急画面EMD上の受信表示アイコンRDをクリックす
ると、ステップSb8の判断結果が「YES」となり、
次のステップSb9に処理を進める。
【0068】ステップSb9では、レジスタONFに格
納されるオンフラグを「1」にセットして電子メール機
能の起動を指示する。この後、ステップSb10に処理
を進め、緊急画面EMDの表示をクリアして本ルーチン
を完了させる。なお、オンフラグを「1」にセットして
電子メール機能を起動した場合、後述する受信表示処理
ルーチンが実行されるようになっており、この受信表示
処理ルーチンの内容については追って詳述する。
【0069】開封アイコンKFをクリックした場合 緊急画面EMDが表示された状態で直ちに”緊急メー
ル”を開封したい時には、開封アイコンKFをクリック
する。すると、上記ステップSb8を介してステップS
b11に処理を進め、ここでの判断結果が「YES」と
なり、ステップSb12に進む。
【0070】ステップSb12では、後述する受信画面
RMD(図11参照)の表示欄LISTの表示行をカウ
ントするカウンタレジスタAに、”緊急メール”とされ
るメールMAIL(n)のメール番号nをセットし、後
述するメール表示処理ルーチン(図12参照)を起動し
て”緊急メール”を開封する。これにより、電子メール
機能が起動されていない時に、”緊急メール”の受信報
知がなされても、直ちにそれを開封させることが可能に
なっている。
【0071】c.メインルーチンの動作 次に、図8を参照してメインルーチンの動作について説
明する。まず、PDA2に電源が投入されると、CPU
2aはROM2bに格納される所定の制御プログラムを
ロードして図8に示すメインルーチンを実行し、ステッ
プSc1に処理を進めてRAM2cに設けられる各種レ
ジスタ・フラグをゼロリセットしたり、初期値セットし
た後、図示されていない起動メニューを表示部2dに画
面表示させる。
【0072】起動メニューが画面表示されている状態に
おいて、ステップSc2に進むと、レジスタONFに格
納されるオンフラグが「1」にセットされているか否、
すなわち、メールアイコン(図示略)がクリック等の操
作により選択実行され、電子メール機能を実行している
状態にあるかどうかを判断する。電子メール機能が実行
されていない場合、オンフラグは「0」なので、ステッ
プSc2の判断結果は「NO」となり、ステップSc3
に処理を進め、”その他の処理”を実行する。なお、こ
こで言う”その他の処理”とは、PDA2において実行
される各種処理を指し、例えば、スケジューラ機能や住
所録管理機能等が挙げられる。
【0073】そして、”その他の処理”が完了し、CP
U2aの処理がステップSc4に進むと、起動メニュー
画面中のメールアイコン(図示略)がクリック等の操作
により選択実行されたか否かを判断する。ここで、メー
ルアイコン以外の他の処理を選択実行させるアイコンが
クリックされた時には、判断結果が「NO」となり、ス
テップSc5に処理を進めて、選択実行された”その他
の処理”を行うが、メールアイコンをクリックした時に
は、判断結果が「YES」となり、ステップSc6に処
理を進め、レジスタONFに格納されるオンフラグを
「1」にセットする。なお、上述した緊急画面処理(図
6参照)において受信表示アイコンRDをクリックした
場合にもレジスタONFに格納されるオンフラグが
「1」にセットされる。
【0074】こうしてオンフラグが「1」にセットされ
ると、上記ステップSc2の判断結果が「YES」とな
り、ステップSc7に進み、受信表示処理ルーチンを実
行する。この受信表示処理ルーチンは、前述の受信処理
ルーチン(図3〜図5参照)によって受信メールストア
エリアJM(メールボックス)に格納された受信メール
を開封して表示する機能や、メール削除、メール作成、
あるいは受信報知を行う際の基準となる報知条件(指定
アドレスおよびパスワード)を設定する緊急設定等を行
う一連の処理ルーチンをコールする。
【0075】このように、メインルーチンでは、メール
アイコンのクリックに応じて電子メール機能を実現する
受信表示処理ルーチンを実行させるようになっており、
電子メール機能を起動させた場合には、前述した受信処
理ルーチンと、現在時刻(年月日を含む)を計時する計
時処理とがそれぞれ並列的にインタラプト処理されるよ
うになっている。
【0076】d.受信表示処理ルーチンの動作 次に、図9〜図11を参照して受信表示処理ルーチンの
動作について説明する。図示されていない起動メニュー
画面中のメールアイコン(図示略)がクリック等の操作
により選択実行されると、CPU2aはメインルーチン
のステップSc7(図8参照)を介して図9に示す受信
表示処理ルーチンを実行し、ステップSd1に処理を進
め、受信画面RMDを表示する。
【0077】ここで、図11に図示される一例を参照し
て受信画面RMDの構成について述べておく。表示部2
dに画面表示される受信画面RMDは、画面上部に描画
される機能選択用のアイコン群と、受信メールを一覧表
示する表示欄LISTとからなる。機能選択用のアイコ
ン群は、所望の受信メールを指定して開封する際にクリ
ックされる開封アイコンKF、新規メールを作成する際
にクリックされるメール作成アイコンME、アドレス入
力する際にクリックされるアドレス入力アイコンAI、
メール削除の際にクリックされる削除アイコンDELお
よび受信画面RMDを表示クリアする為のキャンセルア
イコンCANからなる。
【0078】表示欄LISTでは、欄中の各行がメール
リストアイコンMLとして機能する一方、各行には表示
エリアKFM,NAME,SUBおよびRTが設けらて
いる。メールリストアイコンMLは、対応する行の受信
メールを指定する際に使用され、クリックに応じてその
行の表示態様が変化(例えば、表示ドットを反転させる
反転表示)して指定状態を示すようになっている。
【0079】表示エリアKFMには、受信メールに含ま
れる開封フラグKAIFUFが「0」の場合に未開封状
態を示すマークが表示される。表示エリアNAMEに
は、受信メールに含まれる送信者アドレスSADに基づ
き、送信者氏名もしくは送信元アドレスが表示される。
表示エリアSUBでは、受信メールに含まれる件名KM
がメールタイトルとして表示される。表示エリアRTで
は、受信メールに含まれる受信時刻TIMEに基づき、
メール受信時刻(年月日を含む)が表示される。
【0080】さて、こうした受信画面RMDが表示され
ると、CPU2aは次のステップSd2に処理を進め、
ポインタレジスタnの値を「1」にセットし、続くステ
ップSd3では、このポインタレジスタnの値に対応し
て受信メールストアエリアJM(メールボックス)から
受信メールMAIL(n)を読み出し、当該受信メール
中の送信者アドレスSAD,件名KMおよびTIME
を、それぞれ上述の表示エリアNAME,SUBおよび
RTに表示する。
【0081】次いで、ステップSd4では、受信メール
MAILの開封フラグKAIFUF(n)が「0」、つ
まり、未開封状態であるか否かを判断する。ここで、未
開封状態であれば、判断結果が「YES」となり、次の
ステップSd5に処理を進める。ステップSd5では、
未開封マークを表示エリアKFMに表示し、次のステッ
プSd6に進む。一方、既に開封されたメールである時
には、上記ステップSd4の判断結果が「NO」とな
り、ステップSd6に進む。
【0082】ステップSd6では、次の受信メールをリ
スト表示させるべく、ポインタレジスタnの値を1イン
クリメントして歩進させ、続くステップSd7では、こ
の歩進されたポインタレジスタnの値に応じて読み出さ
れる受信メールMAIL(n)が空状態にあるか否かを
判断する。ここで、空状態であると、判断結果が「YE
S」となり、この場合、これ以降の受信メールを読み出
す必要がないので、後述するステップSd9に処理を進
める。
【0083】これに対し、読み出した受信メールMAI
L(n)が空状態でない場合には、判断結果が「NO」
となり、ステップSd8に処理を進め、全ての受信メー
ルを読み出したかどうかを判断する。そして、読み出し
の最中であれば、判断結果が「NO」となり、上述のス
テップSd3に処理を戻して受信メールの読み出しを進
める。
【0084】一方、全ての受信メールを読み出し終えた
時には、判断結果が「YES」となり、ステップSd9
に処理を進める。ステップSd9に進むと、CPU2a
は表示欄LISTにおける表示行をカウントするカウン
タレジスタAの値を「1」にセットし、続くステップS
d10では、このカウンタレジスタAの値に対応したメ
ール番号(A)の表示エリアを反転表示する。
【0085】そして、ステップSd11では、受信画面
RMD上にマウス2fに対応したカーソルを表示させ、
続くステップSd12〜Sd13ではマウス2fのポイ
ンティング操作に応じて受信画面RMD上でカーソルの
表示位置を移動させる。この後、ステップSd14に処
理を進め、上述した機能選択用のアイコン群のいずれか
がクリックされる迄は、上記ステップSd12〜Sd1
3を繰り返し、カーソルの表示位置を移動させる。一
方、マウス2fがクリックされた場合には、クリックさ
れたアイコンに対応した機能を処理すべくステップSd
15以降に処理を進める。以下では、クリックされたア
イコンの種別毎に場合分けしてその動作を説明して行
く。
【0086】メールリストアイコンMLをクリックし
た場合 いま、例えば、受信表示画面RMDの表示欄LIST中
において、2行目に表示されているメールを選択すべ
く、その行にカーソルをポインティングさせてからクリ
ックしたとする。そうすると、ステップSd15の判断
結果が「YES」となり、次のステップSd16に処理
を進め、ポインティングされたカーソル位置のメール番
号(A)をカウンタレジスタAにストアする。
【0087】次いで、ステップSd17では、カウンタ
レジスタAの値に対応したメールMAIL(A)の各表
示エリアKF,NAME,SUBおよびRTの表示態様
を変更(例えば、反転表示)させ、続くステップSd1
8では、ポインティングされたメールリストML以外の
他のメールリストMLについては通常表示させ、この後
に上述したステップSd12に処理を戻す。これによ
り、2行目の各表示エリアだけが反転表示され、その行
のメールが選択された状態であることを一目瞭然にす
る。
【0088】開封アイコンKFをクリックした場合 メールリストアイコンMLのクリックにより選択された
メールを、開封させる為、カーソルを開封アイコンKF
上にポインティングさせてクリックすると、上述のステ
ップSd15の判断結果が「NO」となり、図10に示
すステップSd19に処理を進め、ここでの判断結果が
「YES」となる。そして、CPU2aはステップSd
20に処理を進め、後述するメール表示処理ルーチンを
実行してメール内容を画面表示させた後、上述したステ
ップSd12(図9参照)に処理を戻す。
【0089】メール作成アイコンMEをクリックした
場合 さて、送信メールを新規作成する場合には、カーソルを
メール作成アイコンME上にポインティングさせてクリ
ックする。そうすると、上述のステップSd15および
ステップSd19の各判断結果が「NO」となり、ステ
ップSd21に処理を進め、ここでの判断結果が「YE
S」となる。そして、ステップSd22に進み、後述す
るメール作成処理ルーチンを実行して送信メールを作成
した後、上述したステップSd12に処理を戻す。
【0090】緊急アイコンEMをクリックした場合 次に、受信通知を行う際の基準となる報知条件(指定ア
ドレスおよびパスワード)を設定すべく、カーソルを緊
急アイコンEM上にポインティングさせてクリックする
と、上述のステップSd15,Sd19およびSd21
の各判断結果が「NO」となり、ステップSd23に処
理を進め、ここでの判断結果が「YES」となる。そし
て、ステップSd24に処理を進め、後述する緊急設定
処理ルーチンを実行して報知条件(指定アドレスおよび
パスワード)を設定した後、上述したステップSd12
に処理を戻す。
【0091】アドレス入力アイコンAIをクリックし
た場合 次に、新規アドレスを登録させるべく、カーソルをアド
レスリストアイコンAL上にポインティングさせてクリ
ックすると、上述のステップSd15,Sd19,Sd
21およびSd23の各判断結果がいずれも「NO」と
なり、ステップSd25に処理を進め、ここでの判断結
果が「YES」となる。そして、次のステップSd26
に処理を進め、後述するアドレス入力処理ルーチンを実
行して新規アドレス登録を行った後、上述したステップ
Sd12に処理を戻す。
【0092】削除アイコンDELをクリックした場合 次に、受信画面RMDの表示欄LIST中で選択したメ
ールを削除すべく、カーソルを削除アイコンDEL上に
ポインティングさせてクリックすると、上述のステップ
Sd15,Sd19,Sd21,Sd23およびSd2
5の各判断結果がいずれも「NO」となり、ステップS
d27に処理を進め、ここでの判断結果が「YES」と
なる。
【0093】そして、次のステップSd28に処理を進
め、選択中のメールMAIL(A)を受信メールストア
エリアJM(メールボックス)から削除(消去)し、続
くステップSd29では受信メールストアエリアJM
(メールボックス)に残る他のメール群について受信時
刻TIME順にソーティングする。この後、CPU2a
は前述のステップSd12に処理を戻す。
【0094】キャンセルアイコンCANをクリックし
た場合 次に、受信画面RMD(図12参照)をクローズさせて
受信表示処理を完了させるべく、カーソルをキャンセル
アイコンCAN上にポインティングさせてクリックする
と、上述のステップSd15,Sd19,Sd21,S
d23,Sd25およびSd27の各判断結果がいずれ
も「NO」となり、ステップSd30に処理を進め、こ
こでの判断結果が「YES」となる。
【0095】そして、次のステップSd31に処理を進
め、表示クリアして受信画面RMDをクローズさせ、続
くステップSd32に進み、オンフラグONFをゼロリ
セットして受信表示処理ルーチンを完了させ、前述のメ
インルーチン(図8参照)に処理を復帰させる。
【0096】e.メール表示処理(メール開封)の動作 次に、図12〜図13を参照してメール表示処理ルーチ
ンの動作について説明する。受信画面RMD(図12参
照)において選択されたメールを開封すべく開封アイコ
ンKFがクリックされると、前述のステップSd20
(図10参照)を介して図13に示すメール表示処理ル
ーチンが実行され、ステップSe1に処理を進める。
【0097】また、緊急画面EMD(図7参照)におい
て開封アイコンKFがクリックされた場合においても、
前述のステップSb13(図6参照)を介して図13に
示すメール表示処理ルーチンが実行され、ステップSe
1に処理を進める。ステップSe1に進むと、CPU2
aは先ずメール表示画面MDDを表示する。メール表示
画面MDDは、図13に図示する一例のように、送信者
アドレス(または氏名)、宛先アドレス(または氏
名)、件名および本文をそれぞれ表示するエリアDE1
〜DE4から形成される。
【0098】そして、次のステップSe2では、上述し
たメールリストアイコンMLのクリックにより選択され
たメールMAIL(A)の送信者アドレスSAD(また
は氏名)をエリアDE1に、宛先アドレス(または氏
名)をエリアDE2にそれぞれ表示し、続くステップS
e3では件名KMをエリアDE3に表示する。次いで、
ステップSe4では本文エリアDE4にメールMAIL
(A)の本文データを表示する。この後、CPU2aは
ステップSe5に処理を進めてメールMAIL(A)に
含まれる開封フラグKAIFUF(A)を、開封状態を
表わすべく「1」にセットする。
【0099】次いで、ステップSe6ではマウス2fに
対応したカーソルを表示し、ステップSe7,Se8で
はマウス2fのポインティング操作に応じてカーソルを
移動表示させ、続くステップSe9ではマウス2fがク
リックされたか否かを判断する。クリックされた時に
は、次のステップSe10に処理を進め、そのクリック
された位置がキャンセルアイコンCAN上であるかどう
かを判断する。キャンセルアイコンCAN上でなけれ
ば、判断結果が「NO」となり、上記ステップSe7に
処理を戻すが、キャンセルアイコンCAN上である時に
は、判断結果が「YES」となり、次のステップSe1
1に進み、メール表示画面MDDをクリアして本ルーチ
ンを完了させる。
【0100】f.メール作成処理の動作 次に、図14〜図17を参照してメール作成処理ルーチ
ンの動作について説明する。受信画面RMD(図11参
照)においてメール作成アイコンMEがクリックされた
場合、前述のステップSd22(図10参照)を介して
図14に示すメール作成処理ルーチンが実行され、ステ
ップSf1に処理を進める。ステップSf1に進むと、
CPU2aはメール作成エリアMSから読み出したメー
ル作成画面データに基づき、メール作成画面MEDを表
示部2dに表示する。
【0101】メール作成画面MEDは、図17に図示す
る一例のように、送信者アドレス(氏名を含む)が自動
的に入力設定されるエリアSIEと、宛先アドレス(氏
名を含む)を個別入力するアドレス入力エリアAIE
と、件名を個別入力する件名入力エリアKIEと、本文
を入力する本文入力エリアHIEとを有する。また、メ
ール表示画面MEDには、宛先アドレスをアドレスリス
トから指定する際にクリックされるアドレスリストアイ
コンAL、メール送信時にクリックされる送信アイコン
TM、送信メールを”緊急メール”に設定する際にクリ
ックされる緊急アイコンEMおよびキャンセルアイコン
CANが設けられている。
【0102】さて、メール作成画面MEDが表示される
と、CPU2aはステップSf2に処理を進め、文字カ
ーソルをアドレス入力エリアAIEに表示させ、続くス
テップSf3では、マウス2fに対応したカーソルを画
面表示する。次いで、ステップSf4〜Sf5では、マ
ウス2fのポインティング操作に応じてカーソルを移動
表示させ、ステップSf6にてクリックの有無を判断す
る。そして、クリックされると、ここでの判断結果が
「YES」となり、ステップSf7以降に処理を進め、
クリックされた画面上の位置に応じた処理を実行する。
以下、その処理について場合分けして説明して行く。
【0103】アドレス入力エリアAIEをクリックし
た場合 宛先アドレスを入力すべくアドレス入力エリアAIEを
クリックすると、ステップSf7の判断結果が「YE
S」となり、次のステップSf8に処理を進め、文字カ
ーソルをアドレス入力エリアAIEに移動させ、アドレ
ス入力待ちの状態に設定する。
【0104】そして、この状態でキー入力(データ入
力)が行われると、図16に示すステップSf24の判
断結果が「YES」となって、ステップSf25に処理
を進め、文字カーソルの位置がアドレス入力エリアAI
Eであるか否かを判断する。この場合、アドレス入力エ
リアAIEでの入力待ちなので、判断結果が「YES」
となり、次のステップSf26〜Sf28を経て、アド
レス入力エリアAIEにキー入力されたデータ(文字・
数字・記号)を表示する一方、キー入力されたデータを
メール作成エリアMS(図2参照)の宛先アドレスAA
Dにストアしつつ、キー入力に応じて文字カーソルを移
動表示する。こうして、宛先アドレスの入力が完了する
と、CPU2aは上述のステップSf4(図14)に処
理を戻す。
【0105】件名入力エリアKIEをクリックした場
合 件名を入力すべく件名入力エリアKIEがクリックされ
た場合には、上記ステップSf7を介してステップSf
9に処理を進める。そして、この場合、ステップSf9
の判断結果は「YES」となり、次のステップSf10
に処理を進め、文字カーソルを件名入力エリアKIEに
移動させ、件名入力待ちの状態に設定する。
【0106】件名入力待ちの状態でキー入力(データ入
力)が行われると、図16に示すステップSf24,S
f25を介してステップSf29に処理を進め、文字カ
ーソルの位置が件名入力エリアKIEであるか否かを判
断する。この場合、件名入力エリアKIEでの入力待ち
なので、判断結果が「YES」となり、次のステップS
f30〜Sf32を経て、件名入力エリアKIEにキー
入力されたデータを表示する一方、当該データをメール
作成エリアMS(図2参照)の件名KMにストアしつ
つ、キー入力に応じて文字カーソルを移動表示する。こ
うして、件名の入力が完了すると、CPU2aは上述の
ステップSf4に処理を戻す。
【0107】本文入力エリアHIEをクリックした場
合 メール本文を入力すべく本文入力エリアHIEがクリッ
クされると、上記ステップSf7,Sf9を介してステ
ップSf11に処理を進める。そして、この場合、ステ
ップSf11の判断結果が「YES」となり、次のステ
ップSf12に処理を進め、文字カーソルを本文入力エ
リアHIEに移動させ、本文入力待ちの状態に設定す
る。
【0108】本文入力待ちの状態でキー入力(データ入
力)が行われると、図16に示すステップSf24,S
f25およびSf29を介してステップSf33に処理
を進め、文字カーソルの位置が本文入力エリアHIEで
あるか否かを判断する。この場合、本文入力エリアHI
Eでの入力待ちなので、判断結果が「YES」となり、
次のステップSf34〜Sf36を経て、本文入力エリ
アHIEにキー入力されたデータを表示する一方、当該
データをメール作成エリアMS(図2参照)の本文HB
にストアしつつ、キー入力に応じて文字カーソルを移動
表示する。こうして、メール本文の入力が完了すると、
CPU2aは上述のステップSf4に処理を戻す。
【0109】アドレスリストアイコンALをクリック
した場合 次に、メール作成画面MEDに表示されるアドレスリス
トアイコンALがクリックされると、上記ステップSf
7,Sf9およびSf11を介して図15に示すステッ
プSf13に処理を進める。そして、この場合、ステッ
プSf13の判断結果が「YES」となり、次のステッ
プSf14に処理を進め、RAM2cのアドレスエリア
ADに記憶されている各アドレス(1)〜(N)を一覧
表示したり、新規アドレスをアドレスエリアADに登録
するアドレスリスト表示処理ルーチンを実行する。な
お、このアドレスリスト表示処理ルーチンの詳細につい
ては追って述べる。
【0110】送信アイコンTMをクリックした場合 メール作成画面MED(図17参照)における各入力エ
リアAIE,KIEおよびHIEにそれぞれ必要事項が
入力された状態で送信アイコンTMをクリックすると、
上記ステップSf7,Sf9,Sf11およびSf13
を介してステップSf15に処理を進める。
【0111】そして、この場合、ステップSf15の判
断結果が「YES」となり、次のステップSf16に処
理を進め、メール作成エリアMSの送信者アドレスSA
Dに自己アドレス(含む氏名)をストアする。この後、
ステップSf17,Sf18を経て、作成メールをサー
バー1側に送信し終えるまで待機し、送信完了と共にス
テップSf19に処理を進めてメール作成画面MEDの
表示をクリアして本ルーチンを完了させる。
【0112】キャンセルアイコンCANをクリックし
た場合 キャンセルアイコンCANがクリックされると、上記ス
テップSf7,Sf9,Sf11,Sf13およびSf
15を介してステップSf20に処理を進める。そし
て、この場合、ステップSf20の判断結果が「YE
S」となり、次のステップSf21に処理を進め、メー
ル作成エリアMS中のメールバッファをクリアした後、
ステップSf19を経てメール作成画面MEDの表示を
クリアして本ルーチンを完了させる。
【0113】緊急アイコンEMをクリックした場合 作成したメールを”緊急メール”に設定すべく、緊急ア
イコンEMをクリックすると、上記ステップSf7,S
f9,Sf11,Sf13,Sf15およびSf20を
介してステップSf22に処理を進める。そして、この
場合、ステップSf22の判断結果が「YES」とな
り、次のステップSf23に処理を進め、作成したメー
ルデータ中の緊急フラグEMFに「1」をセットし、メ
ール属性を”緊急メール”に設定する。
【0114】g.アドレスリスト表示処理の動作 次に、図18〜図20を参照してアドレスリスト表示処
理ルーチンの動作について説明する。メール作成画面M
ED(図17参照)においてアドレスリストアイコンA
Lがクリックされた場合、前述のステップSf14(図
15参照)を介して図18に示すアドレスリスト表示処
理ルーチンが実行され、ステップSg1に処理を進め
る。ステップSg1に進むと、CPU2aは先ずアドレ
スリスト表示画面ALDを表示部2dに表示する。
【0115】アドレスリスト表示画面ALDは、図20
に図示する一例のように、RAM2cのアドレスエリア
ADに登録されるアドレス(1)〜(N)をスクロール
表示する為の表示欄ALISTと、画面上部に配置され
る新規入力アイコンNI、削除アイコンDEL、確定ア
イコンOKおよびキャンセルアイコンCANとから形成
されている。
【0116】表示欄ALISTは、欄中の各行がアドレ
スリストアイコンALとして機能する一方、各行には表
示エリアNAMEおよびADDRESSが設けらてい
る。アドレスリストアイコンALは、対応する行のアド
レスを選択指定する際に使用され、クリックに応じてそ
の行の表示態様が変化(例えば、表示ドットを反転させ
る反転表示等)するようになっている。なお、表示エリ
アNAMEおよびADDRESSには、各アドレス
(1)〜(N)に対応した個人名あるいはハンドル名、
電子メールアドレスがそれぞれ表示される。
【0117】さて、このようなアドレスリスト表示画面
ALDが表示されると、CPU2aはステップSg2に
処理を進め、ポインタレジスタmに初期値「1」をセッ
トし、続くステップSg3では、このポインタレジスタ
mの値に応じてアドレスエリアADからアドレス(m)
を読み出し、当該アドレス(m)を形成するNAMEお
よびADDRESSを、表示欄ALISTの先頭行にお
ける表示エリアNAMEおよびADDRESSに表示す
る。
【0118】次いで、ステップSg4に進むと、ポイン
タレジスタmの値を1インクリメントして歩進させ、ス
テップSg5ではこの歩進されたポインタレジスタmの
値が最大数より大きいか否か、つまり、全てのアドレス
(m)についての読み出しが完了したかどうかを判断
し、未完であれば、判断結果が「NO」となり、上記ス
テップSg3に処理を戻して読み出しを進め、完了した
時には判断結果が「YES」となり、次のステップSg
6に処理を進める。
【0119】そして、ステップSg6では表示欄ALI
ST中の表示行をカウントするカウンタレジスタAに
「1」をセットし、続くステップSg7ではカウンタレ
ジスタAの値に対応して表示欄ALIST中の先頭行の
表示エリアNAMEおよびADDRESSの描画ビット
を反転して表示する反転表示を行う。この後、ステップ
Sg8に処理を進め、アドレスリスト表示画面ALD上
にマウス2fに対応したカーソルを表示する。
【0120】次いで、ステップSg9〜Sg10では、
マウス2fのポインティング操作に応じて、そのカーソ
ルを移動表示させ、ステップSg11にてクリックの有
無を判断する。そして、クリックされると、ここでの判
断結果が「YES」となり、図19に示すステップSg
12以降に処理を進め、クリックされた画面上の位置に
応じた処理を実行する。以下、その処理について場合分
けして説明して行く。
【0121】アドレスリストアイコンALをクリック
した場合 表示欄ALIST中の各行に対応したアドレスリストア
イコンALのいずれかをポインティングしてクリックす
ると、ステップSg12の判断結果が「YES」とな
り、次のステップSg13に処理を進め、クリックされ
た行のアドレス番号をカウンタレジスタAにセットす
る。そして、ステップSg14ではこのカウンタレジス
タAの値に対応した表示エリアNAMEおよびADDR
ESSを反転表示する。
【0122】続いて、ステップSg15では、ポインテ
ィングされたアドレスリストAL以外の他のアドレスリ
ストALについては通常表示させ、この後に上述したス
テップSg9に処理を戻す。これにより、クリックした
行の表示エリアNAMEおよびADDRESSが反転表
示され、その行に表示される氏名およびアドレスが選択
された状態であることを表わす。
【0123】新規入力アイコンNIをクリックした場
合 アドレスを新規登録すべく新規入力アイコンNIをクリ
ックした時には、上記ステップSg12を介してステッ
プSg16に進み、ここでの判断結果が「YES」とな
り、次のステップSg17に処理を進める。ステップS
g17に進むと、CPU2aは後述するアドレス入力処
理ルーチンを実行してアドレスエリアADに新規アドレ
スを登録し、この後、上述のステップSg1に処理を戻
し、新規登録されたアドレスを含めてリスト表示を更新
する。
【0124】キャンセルアイコンCANをクリックし
た場合 キャンセルアイコンCANをクリックした時には、上記
ステップSg16を介してステップSg18に進み、こ
こでの判断結果が「YES」となり、次のステップSg
19に処理を進め、アドレスリスト表示画面ALDをク
リアして本ルーチンを完了させる。
【0125】削除アイコンDELをクリックした場合 削除アイコンDELがクリックされた場合には、上記ス
テップSg18を介してステップSg20に進み、ここ
での判断結果が「YES」となり、次のステップSg2
1に処理を進める。ステップSg21では、現在選択中
のアドレス、すなわち、上述のステップSg14におい
て反転表示されたアドレス番号(A)に対応したアドレ
スをアドレスエリアADから削除し、続くステップSg
22では、削除後の残りのアドレスについてソーティン
グして並び替える。この後、上述のステップSg1に処
理を戻し、削除後の並び替えられた各アドレスを再度、
リスト表示する。
【0126】確定アイコンOKをクリックした場合 さて、表示欄ALIST中において、上述のステップS
g14にて反転表示されたアドレス番号(A)を作成メ
ールの宛先アドレスとして確定させるには確定アイコン
OKをクリックする。確定アイコンOKがクリックされ
と、上記ステップSg20を介してステップSg23に
進み、ここでの判断結果が「YES」となり、次のステ
ップSg24に処理を進める。ステップSg24では、
メールバッファにアドレス番号(A)のデータを宛先ア
ドレスAADとしてセットする。
【0127】これにより、前述したメール作成画面ME
D(図17参照)のアドレス入力エリアAIEに、反転
表示されたアドレス番号(A)のアドレスがセットされ
ると共に表示される。この後、ステップSg25に進
み、アドレスリスト表示画面ALDをクリアして本ルー
チンを完了させる。
【0128】h.アドレス入力処理の動作 次に、図21〜図23を参照してアドレス入力処理ルー
チンの動作について説明する。アドレスリスト表示画面
ALD(図20参照)において新規入力アイコンNIが
クリックされた場合、前述のステップSg17(図19
参照)を介して図21に示すアドレス入力処理ルーチン
が実行され、ステップSh1に処理を進める。ステップ
Sh1に進むと、CPU2aは先ずポインタレジスタm
に初期値「1」をセットし、続くステップSh2では、
このポインタレジスタmの値に対応したアドレス(m)
が空でないか否かを判断する。
【0129】(イ)アドレスエリアADに空きが無い場
合 アドレス(m)が空でないと、上記ステップSh2の判
断結果は「YES」となり、次のステップSh3に処理
を進め、ポインタレジスタmの値を1インクリメントし
て歩進させる。そして、ステップSh4では、この歩進
されたポインタレジスタmの値が最大数より大きいか否
か、つまり、アドレスエリアADに格納される全てのア
ドレス(1)〜(m)について空きの有無を検索し終え
たか否かを判断する。
【0130】そして、全てのアドレス(1)〜(m)に
ついて空きの有無を検索し終えた場合、つまり、アドレ
スエリアADが満杯の場合には、判断結果が「YES」
となり、次のステップSh5に処理を進め、ユーザーに
対して、アドレスエリアADが満杯であり、新規アドレ
スの登録が出来ない旨を一定時間警告表示してから本ル
ーチンを完了させる。
【0131】(ロ)アドレスエリアADに空きが有る場
合 一方、アドレスエリアADに空きが有ると、アドレス
(1)〜(m)について空きの有無を検索して行く過程
で、上記ステップSh2の判断結果が「NO」となり、
ステップSh6に進み、アドレス入力画面AIDを表示
部2dに画面表示する。
【0132】このアドレス入力画面AIDとは、図23
に図示するように、アドレスを形成するデータNAM
E,データADDRESSおよびデータTYPEをそれ
ぞれ入力する入力エリアName,address,t
ypeの他、入力確定する為の確定アイコンOKおよび
入力を中止させる為のキャンセルアイコンCANが設け
られている。
【0133】このようなアドレス入力画面AIDが表示
されると、CPU2aは次のステップSh7に処理を進
めてマウス2fに対応したカーソルを表示させ、続くス
テップSh8では文字カーソルを入力エリアNameに
セットする。次いで、ステップSh9〜Sh10では、
マウス2fのポインティング操作に応じてカーソルを移
動表示させ、ステップSh11にてクリックの有無を判
断する。そして、クリックされると、ここでの判断結果
が「YES」となり、ステップSh12以降に処理を進
め、クリックされた画面上の位置に応じた処理を実行す
る。以下、その処理について場合分けして説明して行
く。
【0134】入力エリアName上をクリックした場
合 新規アドレスにおける”氏名”を入力すべく、アドレス
入力画面AID上の入力エリアNameをクリックする
と、CPU2aはステップSh12,Sh14を介して
図22に示すステップSh16に処理を進め、ここでの
判断結果が「YES」となり、ステップSh17に進
み、文字カーソルを入力エリアNameに移動させる。
【0135】そして、この状態でキー入力(データ入
力)されると、ステップSh22の判断結果が「YE
S」となり、ステップSh23に処理を進める。ステッ
プSh23では、文字カーソルが入力エリアNameに
あるか否かを判断し、この場合、当該エリアでのキー入
力なので、判断結果は「YES」となり、ステップSh
24に進む。
【0136】ステップSh24では、キー入力されたデ
ータを入力エリアNameに表示し、続くステップSh
25ではこのキー入力されたデータを、アドレス(m)
のデータNAMEにストアする。そして、ステップSh
26に処理を進め、キー入力に応じて入力エリアNam
eで文字カーソルを移動表示させてから上述したステッ
プSh9に処理を戻す。
【0137】入力エリアaddress上でクリック
された場合 上記項と同様、新規アドレスの”メールアドレス”を
入力すべく、入力エリアaddresをクリックする
と、CPU2aはステップSh12,Sh14およびS
h16を介して図22に示すステップSh18に処理を
進め、ここでの判断結果が「YES」となり、ステップ
Sh19に進み、文字カーソルを入力エリアaddre
ssに移動させる。
【0138】そして、この状態でキー入力(データ入
力)されると、ステップSh22の判断結果が「YE
S」となり、ステップSh23を経てステップSh27
に処理を進める。ステップSh27では、文字カーソル
が入力エリアAddressにあるか否かを判断し、こ
の場合、当該エリアでのキー入力なので、判断結果は
「YES」となり、次のステップSh28に進む。
【0139】ステップSh28では、キー入力されたデ
ータを入力エリアaddressに表示し、続くステッ
プSh29ではこのキー入力されたデータを、アドレス
(m)のデータADDRESSにストアする。この後、
ステップSh26を経て文字カーソルを移動表示させて
から上述のステップSh9に処理を戻す。
【0140】入力エリアtype上でクリックされた
場合 新規アドレスの”タイプ(メール属性)”を入力すべ
く、入力エリアtypeをクリックすると、CPU2a
はステップSh12,Sh14,Sh16およびSh1
8を介して図22に示すステップSh20に処理を進
め、ここでの判断結果が「YES」となり、ステップS
h21に進み、文字カーソルを入力エリアtypeに移
動させる。
【0141】そして、この状態でキー入力(データ入
力)されると、ステップSh22の判断結果が「YE
S」となり、ステップSh23,Sh27を経てステッ
プSh30に処理を進める。ステップSh30では、文
字カーソルが入力エリアtypeにあるか否かを判断
し、この場合、当該エリアでのキー入力なので、判断結
果は「YES」となり、次のステップSh31に進む。
ステップSh31では、キー入力されたデータを入力エ
リアtypeに表示し、続くステップSh32ではこの
キー入力されたデータを、アドレス(m)のデータTY
PEにストアする。この後、ステップSh26を経て文
字カーソルを移動表示させてから上述したステップSh
9に処理を戻す。
【0142】確定アイコンOKをクリックした場合 以上のようにして、アドレス入力画面AIDにおいて、
新規アドレスの登録が完了してから確定アイコンOKを
クリックすると、図21に示すステップSh12の判断
結果が「YES」となり、次のステップSh13に進
み、アドレス入力画面AIDを表示クリアして本ルーチ
ンを完了させ、前述のアドレスリスト表示処理ルーチン
(図18参照)へ処理を戻す。
【0143】キャンセルアイコンCANをクリックし
た場合 一方、新規アドレス登録を中断する際にはキャンセルア
イコンCANがクリックされ、この場合、図21に示す
ステップSh14の判断結果が「YES」となり、次の
ステップSh15に進む。ステップSh15では、アド
レス(m)のデータNAME,データADDRESSお
よびデータTYPEの各内容をクリアした後、ステップ
Sh13を介してアドレス入力画面AIDの表示をクリ
アし、本ルーチンを完了させてからアドレスリスト表示
処理ルーチン(図18参照)へ処理を戻す。
【0144】i.緊急設定処理の動作 次に、図24〜図26を参照して緊急設定処理ルーチン
の動作について説明する。受信表示画面RMD(図11
参照)において、受信通知を行う際の基準となる報知条
件(指定アドレスおよびパスワード)を設定すべく、緊
急アイコンEMをクリックすると、前述のステップSd
24(図10参照)を介して図24に示す緊急設定処理
ルーチンが実行され、ステップSi1に処理を進める。
【0145】ステップSi1では、緊急設定画面ESD
を表示部2dに画面表示する。緊急設定画面ESDと
は、図26に示すように、受信通知を行う際の基準とな
る報知条件の内の一つであるパスワードを設定する際に
クリックされるパスワード設定アイコンPSと、もう一
つの条件である指定アドレスを設定する際にクリックさ
れるアドレス指定アイコンASと、両条件設定を確定す
る際にクリックされる確定アイコンOKと、指定を中断
させる時にクリックされるキャンセルアイコンCANと
から形成される。
【0146】そして、こうした緊急設定画面ESDが表
示されると、CPU2aは次のステップSi2に処理を
進め、マウス2fに対応したカーソルを表示する。次い
で、ステップSi3〜Si4では、マウス2fのポイン
ティング操作に応じてカーソルを移動表示させ、続くス
テップSi5に進み、クリックの有無を判断する。そし
て、クリックされると、ここでの判断結果が「YES」
となり、ステップSi6以降に処理を進め、クリックさ
れた位置に応じた処理を実行する。以下、その処理につ
いて場合分けして説明する。
【0147】パスワード設定アイコンPSをクリック
した場合 この場合、ステップSi6,Si8の判断結果がいずれ
も「NO」となり、図25に示すステップSi11に処
理を進め、ここでの判断結果が「YES」となって、ス
テップSi12に進み、後述するパスワード設定処理ル
ーチンを実行させる。
【0148】アドレス指定アイコンASをクリックし
た場合 この場合、図25に示すステップSi11を介してステ
ップSi13に処理を進め、ここでの判断結果が「YE
S」となって、ステップSi14に進み、後述するアド
レス指定処理ルーチンを実行させる。
【0149】確定アイコンOKをクリックした場合 上述のパスワード設定アイコンPSおよびアドレス指定
アイコンASがクリックされて受信通知を行う際の基準
となる報知条件が設定された状態において、それを確定
すべく確定アイコンOKをクリックすると、図24に示
すステップSi6の判断結果が「YES」となり、次の
ステップSi7に処理を進め、緊急設定画面ESDの表
示をクリアして本ルーチンを完了させ、前述の受信表示
処理ルーチン(図9参照)へ処理を戻す。
【0150】キャンセルアイコンCANをクリックし
た場合 緊急設定を中断させるべく、キャンセルアイコンCAN
をクリックした時には、図24に示すステップSi8の
判断結果が「YES」となり、次のステップSi9に処
理を進め、入力データエリアをクリアする。この入力デ
ータとは、後述するパスワード設定処理あるいはアドレ
ス指定処理によってテンポラリレジスタに一時記憶され
るパスワードあるいは指定アドレスを指す。そして、こ
の後、ステップSi10に進み、緊急設定画面ESDの
画面表示をクリアした後、本ルーチンを完了させ、前述
の受信表示処理ルーチン(図9参照)に処理を復帰させ
る。
【0151】j.パスワード設定処理の動作 次に、図27〜図30を参照してパスワード設定処理ル
ーチンの動作について説明する。緊急設定画面ESD
(図26参照)において、パスワード設定アイコンPS
をクリックすると、上述したステップSi12(図25
参照)を介して図27に示すパスワード設定処理ルーチ
ンが実行され、ステップSj1に処理を進め、パスワー
ド設定画面PSDを表示する。
【0152】パスワード設定画面PSDは、図30に図
示する一例のように、RAM2cのパスワードエリアP
W(図2参照)に登録される複数のパスワード群をスク
ロール表示する為の表示欄PLISTと、画面上部に配
置される削除アイコンDEL、確定アイコンOKおよび
キャンセルアイコンCANとから形成されている。
【0153】表示欄PLISTは、欄中の各行がパスワ
ードリストアイコンPLとして機能すると共に、パスワ
ードをキー入力し得るようになっている。パスワードリ
ストアイコンPLは、対応する行のパスワードを選択指
定する際に使用され、クリックに応じてその行の表示態
様が変化(例えば、表示ドットを反転させる反転表示
等)するようになっている。
【0154】さて、このようなパスワード設定画面PS
Dが表示されると、CPU2aはステップSj2に処理
を進め、ポインタレジスタLに初期値「1」をセット
し、続くステップSj3では、このポインタレジスタL
の値に応じてパスワードエリアPWから読み出したパス
ワード(L)を、表示欄PLISTの先頭行に表示す
る。
【0155】次いで、ステップSj4では、ポインタレ
ジスタLの値を1インクリメントして歩進させ、ステッ
プSj5ではこの歩進されたポインタレジスタLの値が
最大数より大きいか否か、つまり、全てのパスワードを
読み出し終えたか否か判断し、読み出し最中であれば、
判断結果が「NO」となり、上記ステップSj3に処理
を戻して読み出しを進めるが、読み出し終えた時には判
断結果が「YES」となり、次のステップSj6に処理
を進める。
【0156】そして、ステップSj6では、パスワード
設定画面PSD上に、マウス2fに対応するカーソルを
表示させ、続くステップSj7では、表示欄PLIST
中の指定行をカウントするカウンタレジスタAに「1」
をセットする。この後、ステップSj8に処理を進め、
カウンタレジスタAの値に対応して表示欄PLIST中
の先頭行、つまり、パスワードリスト(A)に文字カー
ソルをセットしておく。
【0157】次いで、ステップSj9〜Sj10では、
マウス2fのポインティング操作に応じてカーソルを移
動表示させ、続いて、図28に示すステップSj11に
処理を進め、クリックの有無を判断する。そして、クリ
ックされると、ここでの判断結果が「YES」となり、
ステップSj12以降に処理を進め、クリックされた画
面上の位置に応じた処理を実行する。以下、その処理に
ついて場合分けして説明して行く。
【0158】パスワードリストアイコンPLをクリッ
クした場合 表示欄PLIST中の各行に対応したパスワードリスト
アイコンPLのいずれかをクリックすると、ステップS
j12の判断結果が「YES」となり、次のステップS
j13に処理を進め、クリックされた行のパスワードリ
スト番号をカウンタレジスタAにセットする。そして、
ステップSj14ではこのカウンタレジスタAの値に対
応したパスワードリスト(A)の行に文字カーソルを移
動する。
【0159】そして、この状態でキー入力(パスワード
入力)が行われると、図29に示すステップSj22の
判断結果が「YES」となり、ステップSj23に処理
を進める。ステップSj23では、パスワードリスト
(A)にキー入力(パスワード入力)し、続くステップ
Sj24では、キー入力に応じた記号表示を行う。この
記号表示とは、キー入力されるパスワードをそのまま表
示するのではなく、「*」等の記号に置換して表示する
処理を指している。次いで、ステップSj25ではこの
キー入力されたパスワードを、パスワードエリアPWに
登録する一方、キー入力に応じて文字カーソルを移動表
示する。この後、CPU2aは上述したステップSj9
に処理を戻す。
【0160】削除アイコンDELをクリックした場合 この場合には、図28に示すステップSj12を介して
ステップSj15に進み、ここでの判断結果が「YE
S」となり、次のステップSj16に処理を進める。ス
テップSj16では、現在選択中のパスワード、すなわ
ち、上述のステップSj13において指定されたパスワ
ードリスト(A)の表示を消去し、続くステップSj1
7では、そのパスワードリスト(A)に対応するパスワ
ードを、パスワードエリアPWから削除する。この後、
上述のステップSj9に処理を戻す。
【0161】確定アイコンOKをクリックした場合 この場合には、上記ステップSj12,Sj15を介し
てステップSj18に進み、ここでの判断結果が「YE
S」となり、次のステップSj19に処理を進め、パス
ワード設定画面PSDを表示クリアして本ルーチンを完
了させ、前述の緊急設定処理ルーチン(図24参照)に
復帰する。
【0162】キャンセルアイコンCANをクリックし
た場合 さて、パスワード入力を中断する際にはキャンセルアイ
コンCANがクリックされ、この場合、上記ステップS
j12,Sj15およびSj18を介してステップSj
20に進み、ここでの判断結果が「YES」となり、次
のステップSj21に処理を進め、キー入力されたパス
ワードをクリアしてから本ルーチンを完了し、前述の緊
急設定処理ルーチンに処理を戻す。
【0163】k.アドレス指定処理の動作 次に、図31〜図33を参照してアドレス指定処理ルー
チンの動作について説明する。緊急設定画面ESD(図
26参照)において、アドレス指定アイコンASをクリ
ックすると、前述したステップSi14(図25参照)
を介して図31に示すアドレス指定処理ルーチンが実行
され、ステップSk1に処理を進め、先ずアドレス指定
画面ADDを表示部2dに表示する。
【0164】アドレス指定画面ADDは、図33に図示
する一例のように、RAM2cの指定アドレスエリアD
Aに登録される指定アドレス(1)〜(m)をスクロー
ル表示する為の表示欄ALISTが設けられており、画
面上部には確定アイコンOK、削除アイコンDELおよ
びキャンセルアイコンCANを有する。
【0165】表示欄ALISTは、欄中の各行がアドレ
スリストアイコンALとして機能すると共に、各行には
表示エリアNAMEおよびADDRESSが設けらてい
る。アドレスリストアイコンALは、対応する行のアド
レスを選択指定する際に使用され、クリックに応じてそ
の行の表示態様が変化(例えば、表示ドットを反転させ
る反転表示等)するようになっている。なお、表示エリ
アNAMEおよびADDRESSには、各アドレス
(1)〜(N)に対応した個人名あるいはハンドル名、
電子メールアドレスがそれぞれ表示される。
【0166】さて、このようなアドレス指定画面ADD
が表示されると、CPU2aはステップSk2に処理を
進め、ポインタレジスタmに初期値「1」をセットし、
続くステップSk3では、このポインタレジスタmの値
に応じて指定アドレスエリアDAから指定アドレス
(m)を読み出し、当該指定アドレス(m)を形成する
データNAMEおよびデータADDRESSを、表示欄
ALISTの先頭行における表示エリアNAMEおよび
ADDRESSに表示する。
【0167】次いで、ステップSk4に進むと、ポイン
タレジスタmの値を1インクリメントして歩進させ、続
くステップSk5ではこの歩進されたポインタレジスタ
mの値が最大数より大きいか否か、つまり、全てのアド
レス(m)についての読み出しが完了したかどうかを判
断し、未完であれば、判断結果が「NO」となり、上記
ステップSk3に処理を戻して読み出しを進め、完了し
た時には判断結果が「YES」となり、次のステップS
k6に処理を進める。
【0168】そして、ステップSk6では、表示欄AL
IST中の表示行をカウントするカウンタレジスタAに
「1」をセットする。次いで、ステップSk7では、こ
のカウンタレジスタAの値に対応したアドレスリスト
(A)の表示行を反転表示する。これにより、表示欄A
LIST中の先頭行に位置する指定アドレスが反転表示
される。
【0169】続いて、ステップSk8に進むと、CPU
2aはアドレス指定画面ADD上にマウス2fに対応し
たカーソルを表示し、続くステップSk9〜Sk10で
は、マウス2fのポインティング操作に応じてそのカー
ソルを移動表示させ、ステップSk11にてクリックの
有無を判断する。そして、クリックされると、ここでの
判断結果が「YES」となり、図32に示すステップS
k12以降に処理を進め、クリックされた画面上の位置
に応じた処理を実行する。以下、その処理について場合
分けして説明して行く。
【0170】アドレスリストアイコンALをクリック
した場合 表示欄ALIST中の各行に対応したアドレスリストア
イコンALのいずれかをポインティングしてクリックす
ると、ステップSk12の判断結果が「YES」とな
り、次のステップSk13に処理を進め、クリックされ
た行のアドレス番号をカウンタレジスタAにセットす
る。そして、ステップSk14ではこのカウンタレジス
タAの値に対応した表示エリアNAMEおよびADDR
ESSの表示ドットを反転して表示する反転表示を行
う。これにより、クリックされた行のアドレスが指定さ
れたことを示す。そして、アドレス指定後には上述のス
テップSk9に処理を戻す。
【0171】確定アイコンOKをクリックした場合 さて、上記項の処理によって指定されたアドレスを、
「指定アドレス」として指定アドレスエリアDA(図2
参照)に登録させるには確定アイコンOKをクリックす
る。確定アイコンOKがクリックされると、ステップS
k12,Sk15およびSk17を介してステップSk
20に進み、ここでの判断結果が「YES」となり、次
のステップSk21に処理を進める。
【0172】ステップSk21では、上記項の処理に
よって指定され、反転表示されているアドレスを、指定
アドレスエリアDAの指定アドレス(L)としてストア
する。次いで、ステップSk22では、アドレス指定画
面ADDの表示をクリアして本ルーチンを完了させ、こ
の後に前述の緊急設定処理ルーチン(図24参照)に復
帰する。
【0173】キャンセルアイコンCANをクリックし
た場合 アドレス指定を中止すべくキャンセルアイコンCANを
クリックした時には、ステップSk12を介してステッ
プSk15に進み、ここでの判断結果が「YES」とな
り、次のステップSk16に処理を進め、アドレス指定
画面ADDをクリアして本ルーチンを完了させる。
【0174】削除アイコンDELをクリックした場合 上記項の処理によって指定されたアドレスを指定アド
レスエリアDA(図2参照)から削除するには、削除ア
イコンDELをクリックする。削除アイコンDELがク
リックされると、上記ステップSk12,Sk15を介
してステップSk17に進み、ここでの判断結果が「Y
ES」となり、次のステップSk18に処理を進める。
ステップSk18では、現在選択中のアドレス、すなわ
ち、上述のステップSk14において反転表示されたア
ドレス番号(A)に対応したアドレスを、指定アドレス
エリアDAから削除し、続くステップSk19では、削
除後の残りの指定アドレスについてソーティングして並
び替える。この後、上述のステップSk9に処理を戻
す。
【0175】以上のように、第1実施例によれば、受信
メールをメールボックスに格納した時点で、この受信メ
ールが予め設定した指定アドレスから送られてきたもの
である否かを判定するパスワード判定と、予め設定した
パスワードを含むものであるか否かを判定するアドレス
判定とを施し、これら両判定のいずれかに合致する場
合、その受信メールを”緊急メール”と見做し、かつ、
それが未開封状態でメールボックスに保存されている時
に、ユーザーに対して早急に開封を促すべく緊急画面E
MDにて受信報知するので、着信メールについての緊急
性の有無を受け手側で判断して受信報知し、迅速かつ適
切なメール応答を行うことが可能になっている。なお、
送信者側によって緊急フラグEMFが「1」にセットさ
れたメールを受信した場合についても同様に受信報知す
るようになっている。
【0176】C.第1実施例の変形例 第1実施例では、受信メールに対して予め指定したパス
ワードを含むか否かを判定しているが、これに替えて、
指定したパスワードが受信メール中に複数含まれている
時に、その受信メールを”緊急メール”と見做すように
しても良い。また、受信メールに対して予め指定した複
数のパスワードがどの程度含まれているかを定量的に分
析し、それに応じて”緊急メール”のプライオリティを
付与する態様としても良い。
【0177】定量的に分析する手法としては、例えば、
予め指定した複数のパスワードのそれぞれに、緊急性に
対応させた重み付け係数を与えておき、受信メール中か
ら検索されたパスワード毎に、それに対応する重み付け
係数を累算して行く。そして、この累算値が所定値以上
に達した時に”緊急メール”と見做すようにしたり、累
算値に応じて”緊急メール”のプライオリティ(緊急度
合い)を付けるようにしても良い。
【0178】また、上述した第1実施例では、受信メー
ルが”緊急メール”と見做された場合、緊急画面EMD
にてその旨をユーザーに受信報知する形態であるが、こ
れに限らず、”緊急メール”と見做された場合には直ち
にその受信メールを自動開封する形態としても良い。さ
らに、第1実施例では、受信メールが”緊急メール”と
見做された場合にのみ受信報知しているが、これは”緊
急メール”に限らず、通常のメールを受信した時にも同
様に受信報知するようにしても良い。
【0179】D.第2実施例 上述した第1実施例では、受け手側で”緊急メール”と
判断した場合、あるいは送り手側によって緊急フラグE
MFが「1」にセットされたメールを”緊急メール”と
判断した場合に受信報知するようにしたが、これではど
ちら側の判断基準で決められた”緊急メール”なのかを
区別することができない。そこで、第2実施例において
は、送り手側が”緊急メール”と定義した場合、受け手
側が”緊急メール”と定義した場合、あるいは双方が共
に”緊急メール”と定義した場合についてそれぞれ受信
報知の形態を異ならせ、どの判断基準に基づく受信報知
なのかを区別できるようにしている。
【0180】以下、図34〜図47を参照して、こうし
た第2実施例について説明するが、ここでは第1実施例
と共通する部分については説明を省略し、第1実施例と
の相違点についてのみ言及する。 (1)構成 構成上、第2実施例が第1実施例と相違する点は、RA
M2cのメモリ構成にあり、具体的には、図34に図示
するように、受信メールストアエリアJM(メールボッ
クス)に格納されるメールデータMAILにおいて、前
述の緊急フラグEMFに加え、フラグEMAF,EMP
Fを新たに設けたことにある。
【0181】これらフラグの内、緊急フラグEMFは送
り手側がセットするフラグであり、”緊急メール”と定
義する場合に「1」となる。フラグEMAFは受け手側
がセットするフラグであり、受信メールの送信者アドレ
スSADが予め設定した指定アドレスと一致した場合に
「1」となり、その受信メールを”緊急メール”と見做
す。また、フラグEMPFも受け手側がセットするフラ
グであり、受信メールに予め設定したパスワードを含む
場合に「1」となり、その受信メールを”緊急メール”
と見做す。
【0182】(2)動作 次に、図35〜図47を参照し、第2実施例による「受
信処理」および「緊急画面処理」について説明する。m.受信処理の動作 前述した第1実施例と同様に、第2実施例による受信処
理ルーチンでは、メールボックス(受信メールストアエ
リアJM)に空きがあれば、空いているメールエリアM
AIL(n)に受信メールをストアしてから、当該メー
ルのフラグKAIFUFを未開封状態を表わすべく
「0」にセットする共に、受信時刻をTIMEにセット
して格納完了するが、メールボックスが満杯である時に
は、メールボックス中で受信時刻が最も古い最古メール
を消去してから新たな受信メールを格納する。こうして
受信メールをメールボックスに格納すると、第2実施例
の場合、CPU2aは図35に図示するステップSm1
に処理を進める。
【0183】パスワード判定 ステップSm1に処理を進め、ポインタレジスタLの値
を初期値「1」にセットする。続いて、ステップSm2
に進むと、受信メールストアエリアJMに格納した受信
メールに、ポインタレジスタLの値に応じてパスワード
エリアPWから読み出されるパスワード(L)が含まれ
ているか否かを判断するパスワード判定を行う。
【0184】ここで、受信メール中にパスワード(L)
が含まれていない場合には、判断結果が「NO」とな
り、次のステップSm3に処理を進めて、ポインタレジ
スタLの値を1インクリメントして歩進させ、続くステ
ップSm4ではパスワードエリアPWのパスワード登録
数を超えたか否かを判断する。ここで、登録数を超えて
いなければ、判断結果が「NO」となり、上記ステップ
Sm2に処理を戻し、次のパスワード(L+1)を参照
して再度パスワード判定を続ける。
【0185】そして、パスワードエリアPWに格納され
るパスワード(1)〜(L)のいずれかに一致するキャ
ラクタ(文字・記号・数字)が受信メールに含まれてい
ると、ステップSm2の判断が「YES」となり、ステ
ップSm5に処理を進める。ステップSm5では、パス
ワード判定の対象となっている受信メールMAIL
(n)の緊急フラグEMPF(n)に「1」をセット
し、受信側で”緊急メール”と見做した旨を表わし、後
述するステップSm11(図36参照)に処理を進め
る。
【0186】アドレス判定 一方、パスワード判定により、受信メールにパスワード
(1)〜(L)が含まれないことが判ると、上記ステッ
プSm4の判断結果が「YES」となり、ステップSm
6に処理を進め、アドレス判定を開始させるべく、ポイ
ンタレジスタmに初期値「1」をセットする。次いで、
ステップSm7では、アドレス判定の対象となる受信メ
ールMAIL(n)の送信者アドレスSADが、指定ア
ドレスエリアDAからポインタレジスタmに応じて読み
出される指定アドレス(m)に一致するか否かを判断す
るアドレス判定を行う。
【0187】ここで、受信メールの送信者アドレスSA
Dと指定アドレス(m)とが一致しない場合には、判断
結果が「NO」となり、次のステップSm8に処理を進
めて、ポインタレジスタmの値を1インクリメントして
歩進させ、続くステップSm9では指定アドレスエリア
DAにおける指定アドレスの登録数を超えたか否かを判
断する。ここで、登録数を超えた時には判断結果が「Y
ES」となり、本ルーチンを完了させるが、そうでない
場合には判断結果が「NO」となり、上記ステップSm
7に処理を戻し、次の指定アドレス(m+1)に基づき
アドレス判定を続ける。
【0188】そして、このアドレス判定において、指定
アドレスエリアDAに格納される指定アドレス(1)〜
(m)のいずれかに受信メールの送信者アドレスSAD
が一致すると、ステップSm7の判断が「YES」とな
り、ステップSm10に処理を進める。ステップSm1
0では、アドレス判定の対象となっている受信メールM
AIL(n)の緊急フラグEMAF(n)に「1」をセ
ットし、受信側で”緊急メール”と見做した旨を表わ
し、この後、図36に示すステップSm11に処理を進
める。
【0189】受信報知 パスワード判定およびアドレス判定が完了すると、CP
U2aは図36に示すステップSm11以降に処理を進
め、受信メールストアエリアJMに格納される受信メー
ルMAIL(1)〜(n)について、緊急フラグEMP
F,EMAFおよびEMFのいずれかが「1」であっ
て、かつ未開封状態の受信メールの有無を判別する。す
なわち、上述のパスワード判定もしくはアドレス判定に
より、受信側で”緊急メール”と見做した受信メール、
あるいは送信側で”緊急メール”と見做した受信メール
であって、しかも未開封のものを受信メールストアエリ
アJMから検索する。
【0190】まずステップSm11では、ポインタレジ
スタnに初期値「1」をセットし、続くステップSm1
2では、このポインタレジスタnの値に応じて受信メー
ルストアエリアJMから読み出される受信メールMAI
L(n)の緊急フラグEMPF,EMAFおよびEMF
のいずれかが「1」であるか否か、つまり、受信側ある
いは送信側で”緊急メール”と定義したメールであるか
どうかを判断する。”緊急メール”でなければ、ステッ
プSm12の判断結果は「NO」となり、次のステップ
Sm13に処理を進め、ポインタレジスタnの値を1イ
ンクリメントして歩進させ、続くステップSm14では
最大メール数を超えたか否かを判断する。
【0191】ここで、最大メール数を超えていない場合
には、判断結果が「NO」となり、上記ステップSm1
2に処理を戻し、”緊急メール”であるか否かの判断を
継続する。そして、受信メールMAIL(1)〜(n)
の内から”緊急メール”が検索されると、ステップSm
12の判断結果が「YES」となり、ステップSm15
に進み、この検索された”緊急メール”が未開封状態で
あるか否かを判断する。ここで、開封フラグKAIFU
Fが「1」となる、開封済みのメールであったら、判断
結果は「NO」となり、ステップSm13に処理を戻
し、以後再び”緊急メール”の検索を行う。
【0192】そして、受信メールMAIL(1)〜
(n)の内から”緊急メール”が検索され、かつそれが
未開封状態であると、上述のステップSm12,Sm1
5の各判断結果が「YES」となり、ステップSm16
に処理を進め、後述する緊急画面表示処理ルーチンを実
行し、ユーザーに対して緊急メールの受信報知を行う。
これに対し、”緊急メール”の検索を行う過程で、最大
メール数を超えてしまい、受信メールストアエリアJM
中に”緊急メール”とされた受信メールが存在しないと
判断された時には、上記ステップSm14の判断結果が
「YES」となり、この場合、受信報知する必要が無い
ので、本ルーチンを完了させる。
【0193】このように、第2実施例による受信処理ル
ーチンでは、受信側で”緊急メール”と見做した受信メ
ール、あるいは送信側で”緊急メール”と定義した受信
メールであって、しかも未開封のものが受信メールスト
アエリアJMに存在する場合に、ユーザーに対して早急
に開封を促すべく、後述する緊急画面にて受信報知する
ようになっている。
【0194】n.緊急画面処理の動作 次に、図37〜図47を参照して緊急画面処理ルーチン
の動作について説明する。前述したように、受信したメ
ールが”緊急メール”であり、しかもそれが未開封状態
にあると、受信処理ルーチンのステップSm16(図3
6参照)を介して図37に図示する緊急画面処理ルーチ
ンを実行する。
【0195】(イ)緊急画面の選択 緊急画面処理ルーチンでは、まずステップSn1〜Sn
18にて、緊急フラグEMF,EMPF,EMAFの値
に応じて緊急画面EMDA〜EMDGのいずれかを画面
表示させるべく画面選択する。以下、緊急フラグEM
F,EMPF,EMAFの値に対応させた場合分けに従
って説明する。
【0196】緊急画面EMDAの表示 送信側で緊急フラグEMFを「1」としたメールであっ
て、しかも上述したパスワード判定およびアドレス判定
により緊急フラグEMPF,EMAFが共に「1」にセ
ットされた未開封状態の受信メールがあると、ステップ
Sn1〜Sn3の各判断が「YES」となり、ステップ
Sn4に処理を進め、緊急画面EMDAを画面表示す
る。
【0197】緊急画面EMDAは、図41に図示する一
例のように、”緊急メール”の送信者アドレスSADを
表示するエリアADDと、指定されたパスワードを表示
するエリアPWDと、メールの件名KMを表示するエリ
アKMDとを有する一方、開封アイコンKFと受信表示
アイコンRDとが設けられている。
【0198】緊急画面EMDBの表示 送信側で緊急フラグEMFを「1」としたメールであっ
て、しかも上述したパスワード判定により緊急フラグE
MPFが「1」にセットされた未開封状態の受信メール
があると、ステップSn1,Sn2を経てステップSn
3の判断が「NO」となり、ステップSn5に処理を進
め、緊急画面EMDBを画面表示する。
【0199】緊急画面EMDBは、図42に図示するよ
うに、”緊急メール”の送信者アドレスSADを表示す
るエリアADDと、指定されたパスワードを表示するエ
リアPWDと、メールの件名KMを表示するエリアKM
Dとを有する一方、開封アイコンKFと受信表示アイコ
ンRDとが設けられている。
【0200】緊急画面EMDCの表示 送信側で緊急フラグEMFを「1」とした未開封状態の
受信メールがあると、ステップSn1,Sn2を経てス
テップSn6の判断が「NO」となり、ステップSn7
に処理を進め、緊急画面EMDCを画面表示する。そし
て、ステップSn8に進み、後述するフラグPNFに
「1」をセットする。
【0201】緊急画面EMDCは、図43に図示するよ
うに、”緊急メール”の送信者アドレスSADを表示す
るエリアADDおよびメールの件名KMを表示するエリ
アKMDを有する一方、開封アイコンKFおよび受信表
示アイコンRDが設けられている。
【0202】緊急画面EMDDの表示 送信側で緊急フラグEMFを「1」としたメールであっ
て、しかも上述したアドレス判定により緊急フラグEM
AFが「1」にセットされた未開封状態の受信メールが
あると、ステップSn1,Sn2を経てステップSn6
の判断が「YES」となり、ステップSn9に処理を進
め、緊急画面EMDDを画面表示した後、ステップSn
8に進み、後述するフラグPNFに「1」をセットす
る。
【0203】緊急画面EMDDは、図44に図示するよ
うに、”緊急メール”の送信者アドレスSADを表示す
るエリアADDおよびメールの件名KMを表示するエリ
アKMDを有する一方、開封アイコンKFおよび受信表
示アイコンRDが設けられている。
【0204】緊急画面EMDEの表示 上述したパスワード判定によって緊急フラグEMPFの
みが「1」にセットされた未開封状態の受信メールがあ
ると、ステップSn1の判断結果が「NO」となり、図
38のステップSn10に処理を進め、ここでの判断結
果が「YES」となり、次のステップSn11を介して
ステップSn12に進み、緊急画面EMDEを画面表示
する。この後、ステップSn13に進み、後述するフラ
グANF,KNFにそれぞれ「1」をセットする。
【0205】緊急画面EMDEは、図45に図示するよ
うに、指定されたパスワードを表示するエリアPWDを
有する一方、開封アイコンKFおよび受信表示アイコン
RDが設けられている。
【0206】緊急画面EMDFの表示 上述したパスワード判定およびアドレス判定により緊急
フラグEMPF,EMAFが共に「1」にセットされた
未開封状態の受信メールがあると、ステップSn1の判
断結果が「NO」となり、図38のステップSn10に
処理を進め、このステップSn10および次のステップ
Sn11の各判断が「YES」となり、ステップSn1
4に処理を進め、緊急画面EMDFを画面表示する。こ
の後、ステップSn15に進み、後述するフラグKNF
に「1」をセットする。
【0207】緊急画面EMDFは、図46に図示するよ
うに、”緊急メール”の送信者アドレスSADを表示す
るエリアADDおよび指定されたパスワードを表示する
エリアPWDを有する一方、開封アイコンKFおよび受
信表示アイコンRDが設けられている。
【0208】緊急画面EMDGの表示 上述したアドレス判定により緊急フラグEMAFのみが
「1」にセットされた未開封状態の受信メールがある
と、ステップSn1の判断結果が「NO」となり、図3
8のステップSn10に処理を進め、ここでの判断結果
が「NO」となってステップSn16に進む。そして、
ここでの判断結果が「YES」となり、ステップSn1
7に進み、緊急画面EMDGを画面表示する。この後、
ステップSn18に進み、後述するフラグPNF,KN
Fにそれぞれ「1」をセットする。
【0209】緊急画面EMDGは、図47に図示するよ
うに、”緊急メール”の送信者アドレスSADを表示す
るエリアADDを有する一方、開封アイコンKFおよび
受信表示アイコンRDが設けられている。
【0210】(ロ)画面内容の表示 さて、以上のようにして、緊急フラグEMF,EMPF
およびEMAFの値に応じて緊急画面EMDA〜EMD
Gのいずれかを選択して画面表示すると、CPU2a
は、図39に示すステップSn19〜Sn25を実行
し、選択した画面に対応させた画面内容を表示する。す
なわち、ステップSn19に進むと、フラグANFが
「0」にセットされているか否かを判断する。フラグA
NFとは、”緊急メール”の送信者アドレスSADを表
示するか否かを指示するフラグであり、「0」の時に表
示を、「1」の時に非表示を指示する。
【0211】したがって、上述の緊急画面EMDEを除
く他の緊急画面EMDA〜EMDGを選択した場合に
は、フラグANFは「0」にセットされているので、こ
こでの判断結果が「YES」となり、次のステップSn
20に進み、対応する画面のエリアADDに、”緊急メ
ール”とされたメールMAIL(n)の送信者アドレス
SADを表示する。
【0212】次いで、ステップSn21では、フラグK
NFが「0」にセットされているか否かを判断する。フ
ラグKNFとは、”緊急メール”の件名KMを表示する
か否かを指示するフラグであり、「0」の時に表示を、
「1」の時に非表示を指示するものである。したがっ
て、上述の緊急画面EMDE〜EMDGを除く他の緊急
画面EMDA〜EMDDを選択した場合には、フラグK
NFは「0」にセットされているので、ここでの判断結
果が「YES」となり、次のステップSn22に進み、
対応する画面のエリアKMDに、”緊急メール”とされ
たメールMAIL(n)の件名KMを表示する。
【0213】次に、ステップSn23では、フラグPN
Fが「0」にセットされているか否かを判断する。フラ
グPNFとは、”緊急メール”に含まれるパスワードを
表示するか否かを指示するフラグであり、「0」の時に
表示を、「1」の時に非表示を指示するものである。し
たがって、上述の緊急画面EMDC,EMDDおよびE
MDGを除く他の緊急画面EMDA,EMDB,EMD
EおよびEMDFを選択した場合には、フラグPNFは
「0」にセットされているので、ここでの判断結果が
「YES」となり、次のステップSn24に進み、対応
する画面のエリアPWDDに、”緊急メール”とされた
メールMAIL(n)に含まれるパスワード(L)を表
示する。
【0214】(ハ)アイコン処理 こうして、選択した緊急画面に対応させた画面内容の表
示が完了すると、CPU2aはステップSn25に処理
を進め、各フラグANF,PNFおよびKNFをゼロリ
セットする。次いで、ステップSn26では、表示中の
緊急画面上でマウス2fに対応したカーソルを表示さ
せ、続くステップSn27〜Sn28ではマウス2fの
ポインティング操作に応じて緊急画面上でカーソルの表
示位置を移動させる。この後、図40に示すステップS
n29以降に処理を進め、開封アイコンKFあるいは受
信表示アイコンRDのいずれかのクリック操作に対応し
た処理を実行する。以下、クリックされるアイコン別の
処理について述べる。
【0215】受信表示アイコンRDをクリックした場
合 例えば、PDA2がスケジューラ機能など、電子メール
機能以外を処理している時に、前述の受信処理ルーチン
が”緊急メール”を受信し、それをユーザーに緊急画面
EMDA〜EMDGのいずれかにて受信報知したとす
る。このような状態においてユーザーが、直ちに電子メ
ール機能を起動させるべく緊急画面EMD上の受信表示
アイコンRDをクリックすると、図40に示すステップ
Sn29の判断結果が「YES」となり、次のステップ
Sn30に処理を進める。
【0216】ステップSn30では、レジスタONFに
格納されるオンフラグを「1」にセットして電子メール
機能の起動を指示する。この後、ステップSn31に処
理を進め、緊急画面の表示をクリアして本ルーチンを完
了させる。なお、オンフラグを「1」にセットして電子
メール機能を起動した場合、前述した第1実施例と同様
に、受信表示処理ルーチン(図9参照)が実行されるよ
うになっている。
【0217】開封アイコンKFをクリックした場合 一方、緊急画面EMDA〜EMDGのいずれかが表示さ
れた状態で直ちに”緊急メール”を開封したい時には、
開封アイコンKFをクリックする。すると、上記ステッ
プSn29を介してステップSn32に処理を進め、こ
こでの判断結果が「YES」となり、ステップSn33
に進む。
【0218】ステップSn33では、前述した第1実施
例と同様、受信画面RMD(図11参照)の表示欄LI
STの表示行をカウントするカウンタレジスタAに、”
緊急メール”とされるメールMAIL(n)のメール番
号nをセットし、続くステップSn34において前述の
メール表示処理ルーチン(図12参照)を起動して”緊
急メール”を開封する。これにより、電子メール機能が
起動されていない時に、”緊急メール”の受信報知がな
されても、直ちにそれを開封させることが可能になって
いる。
【0219】以上のように、第2実施例によれば、送り
手側が”緊急メール”と定義した場合、受け手側が”緊
急メール”と定義した場合、あるいは双方が共に”緊急
メール”と定義した場合についてそれぞれ受信報知の形
態を異ならせ、どの判断基準に基づく受信報知なのかを
区別できるようにしたので、”緊急メール”のプライオ
リティを付けることができ、例えば、送り手と受け手と
が共に”緊急メール”と定義したものについては早急に
対応するなど、緊急の度合いに応じた適切なメール応答
を行うことが可能になっている。
【0220】E.第2実施例の変形例 上述の第2実施例では、受信メールに対して予め指定し
たパスワードを含むか否かを判定しているが、これに替
えて、指定したパスワードが受信メール中に複数含まれ
ている時に、その受信メールを”緊急メール”と見做す
ようにしても良い。また、受信メールに対して予め指定
した複数のパスワードがどの程度含まれているかを定量
的に分析し、それに応じて”緊急メール”のプライオリ
ティを付与する態様としても良い。
【0221】また、上述した第2実施例では、緊急画面
EMDA〜EMDGにて”緊急メール”の受信をユーザ
ーに報知する形態であるが、これに限らず、例えば、送
り手と受け手とが共に”緊急メール”と定義したものの
場合に、直ちにその受信メールを自動開封したり、”緊
急メール”と見做された場合には一意的にその受信メー
ルを自動開封する形態としても良い。さらに、この第2
実施例では、”緊急メール”と見做された場合にのみ受
信報知しているが、これは”緊急メール”に限らず、例
えば、特定アドレスから送られたきた通常のメールを受
信した時にも同様に受信報知することも可能である。
【0222】F.その他の例 前述の第1および第2実施例では、”緊急メール”と定
義され、しかもそれが未開封状態であるときに受信報知
するが、これに加えて、受信報知に従って開封された”
緊急メール”について所定時間経過してもそれに対する
返信メールを出さなかった場合、返信報知する態様にす
ることもできる。つまり、返信メールを出したか否かを
表わす返信フラグを設けておき、”緊急メール”を開封
した時点からその返信フラグが所定時間経過してもなお
未返信状態を表わしているならば、ユーザーに対して返
信報知して応答忘れを防止し、迅速なメール応答を促す
ようにするも可能になる。
【0223】また、上述した第1および第2実施例で
は、サーバー1側とアクセスするPDA2側に本発明の
要旨を適用する形態としたが、これに限らず、サーバー
1側に本発明の要旨を適用することも可能である。さら
に、第1および第2実施例では、有線通信について適用
した場合について例示したが、これに限らず、勿論、無
線通信する携帯端末についても適用可能であることは言
うまでもない。
【0224】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、受信さ
れたメールが予め設定した所定の条件を満足しているか
否かを判定し、所定の条件を満たすと判定した場合にメ
ール受信を報知するので、メールの緊急性を判断する条
件を設定しておくと、受信されたメールの緊急性を受け
手側で能動的に判断して受信報知することができ、迅速
かつ適切なメール応答を行うことができる。請求項2に
記載の発明によれば、受信されたメールが特定の送信者
アドレスからのものであるか否かを判定するので、特定
の送信者アドレスからのメールを受信した時に受信報知
でき、迅速かつ適切なメール応答を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、受信されたメールが特
定のパスワードを含むものであるか否かを判定するの
で、受信メール中に特定のパスワードを含む場合にのみ
受信報知でき、迅速かつ適切なメール応答を行うことが
できる。請求項4に記載の発明によれば、受信されたメ
ールの送信者アドレスおよび件名を報知するので、メー
ル開封する前に、受信したメールの要件が判り、迅速か
つ適切なメール応答を行うことができる。請求項5に記
載の発明によれば、受信したメールの属性を判定するた
めの判定条件を設定しておき、受信されたメールの属性
を設定された判定条件に基づいて判定し、特定の属性を
有すると判定した場合にメール受信を報知するので、メ
ールの属性が緊急性を表わすものであると、受信メール
についての緊急性が受け手側で能動的に判断して受信報
知することができ、しかもメール開封する前に、受信メ
ールの要件が判るから、迅速かつ適切なメール応答を行
うことができる。請求項6に記載の発明によれば、特定
の属性を有すると判定し、かつ判定対象である受信メー
ルが未開封状態にある場合に受信報知するので、迅速か
つ適切なメール応答を促進することができる。請求項7
に記載の発明によれば、受信されたメールに、予め指定
した複数のパスワードがどの程度含まれているかを定量
的に分析した結果に応じて受信されたメールの緊急度を
判定し、その緊急度に応じた受信報知を行うので、受信
メールの緊急性が受け手側で能動的に判断でき、結果、
迅速かつ適切なメール応答を促進し得る。請求項8に記
載の発明によれば、予め指定した複数のパスワードのそ
れぞれに、緊急性に対応させた重み付け係数を与えてお
き、受信メール中から検索されたパスワード毎に、それ
に対応する重み付け係数を累算して行き、その累算値に
応じて緊急度を判定するので、緊急度にプライオリティ
を付与することができ、結果、迅速かつ適切なメール応
答を促進し得る。請求項9に記載の発明によれば、受信
されたメールが予め設定しておいた所定の条件を満足し
ているか否かを判定し、所定の条件を満たすと判定した
場合に、受信されたメールを自動的に開封して表示する
ので、メールの緊急性を判断する条件を設定しておく
と、受信されたメールが緊急性のものであると、直ちに
開封され、迅速かつ適切なメール応答を行うことができ
る。請求項10に記載の発明によれば、受信されたメー
ルが予め決められた複数の条件のいずれを満足している
かを判定し、満たすと判定した条件に対応してそれぞれ
異なる態様で受信報知するので、複数の条件として、送
り手側が”緊急”と定義したメールであるか否か、受け
手側が”緊急”と定義したメールであるか否か、あるい
は双方が共に”緊急”と定義したメールであるか否かを
それぞれ判定する条件を設定すると、どの判定条件に基
づく受信報知なのかを区別することができ、結果、迅速
かつ適切なメール応答を行うことができる。請求項11
に記載の発明によれば、前記複数の条件の一つとして、
受信されたメールが特定の送信者アドレスを有している
か否かを判定するので、特定の送信者アドレスからのメ
ールを受信した時に受信報知でき、迅速かつ適切なメー
ル応答を行うことができる。請求項12に記載の発明に
よれば、前記複数の条件の一つとして、受信されたメー
ルが特定のパスワードを含むか否かを判定するので、受
信メール中に特定のパスワードを含む場合にのみ受信報
知でき、迅速かつ適切なメール応答を行うことができ
る。請求項13に記載の発明によれば、前記複数の条件
の一つとして、受信されたメールが、送信側で緊急の属
性を付与されたものであるか否かを判定するので、迅速
かつ適切なメール応答を行うことができる。請求項14
に記載の発明によれば、満足する条件に応じて、受信さ
れたメールの送信者アドレスおよび件名の少なくとも1
つを報知するので、メール開封する前に、受信メールの
要件が判るから、迅速かつ適切なメール応答を行うこと
ができる。請求項15に記載の発明によれば、受信した
メールの属性を判定するための複数の判定条件を設定し
ておき、受信されたメールの属性を、これら設定された
複数の判定条件に基づいて判定し、判定した属性に対応
する報知態様を、判定され得る属性に予めそれぞれ対応
させて設定した複数の報知態様の内から選択し、選択し
た報知態様でメール受信を報知するので、送り手側が”
緊急”と定義したメールであるか否か、判定され得る属
性として、受け手側が”緊急”と定義したメールである
か否か、あるいは双方が共に”緊急”と定義したメール
であるか否かを設定すれば、どの判定条件に基づく受信
報知なのかを区別することができ、結果、迅速かつ適切
なメール応答を行うことができる。請求項16に記載の
発明によれば、受信されたメールが、メール送信側で定
義した緊急メールであるか、あるいはメール受信側で定
義した緊急メールであるか、それとも送受信側双方で共
に緊急メールと定義したものであるかを判定するので、
どの立場で緊急メールと定義したのかを客観的に把握す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による電子メール装置が適
用されるメールシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】PDA2を構成するRAM2cの主要メモリ構
成を説明するためのメモリマップである。
【図3】受信処理ルーチンの動作を示すフローチャート
である。
【図4】受信処理ルーチンの動作を示すフローチャート
である。
【図5】受信処理ルーチンの動作を示すフローチャート
である。
【図6】緊急画面処理ルーチンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】緊急画面EMDの一例を示す図である。
【図8】メインルーチンの動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】受信表示処理ルーチンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】受信表示処理ルーチンの動作を示すフローチ
ャートである。
【図11】受信表示画面RMDの一例を示す図である。
【図12】メール表示処理ルーチンの動作を示すフロー
チャートである。
【図13】メール表示画面MDDの一例を示す図であ
る。
【図14】メール作成処理ルーチンの動作を示すフロー
チャートである。
【図15】メール作成処理ルーチンの動作を示すフロー
チャートである。
【図16】メール作成処理ルーチンの動作を示すフロー
チャートである。
【図17】メール作成画面MEDの一例を示す図であ
る。
【図18】アドレスリスト表示処理ルーチンの動作を示
すフローチャートである。
【図19】アドレスリスト表示処理ルーチンの動作を示
すフローチャートである。
【図20】アドレスリスト表示画面ALDの一例を示す
図である。
【図21】アドレス入力処理ルーチンの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図22】アドレス入力処理ルーチンの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図23】アドレス入力画面AIDの一例を示す図であ
る。
【図24】緊急設定処理ルーチンの動作を示すフローチ
ャートである。
【図25】緊急設定処理ルーチンの動作を示すフローチ
ャートである。
【図26】緊急設定画面ESDの一例を示す図である。
【図27】パスワード設定処理ルーチンの動作を示すフ
ローチャートである。
【図28】パスワード設定処理ルーチンの動作を示すフ
ローチャートである。
【図29】パスワード設定処理ルーチンの動作を示すフ
ローチャートである。
【図30】パスワード設定画面PSDの一例を示す図で
ある。
【図31】アドレス指定処理ルーチンの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図32】アドレス指定処理ルーチンの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図33】アドレス指定画面ADDの一例を示す図であ
る。
【図34】第2実施例によるRAM2cの主要メモリ構
成を説明するためのメモリマップである。
【図35】第2実施例による受信処理ルーチンの動作を
示すフローチャートである。
【図36】第2実施例による受信処理ルーチンの動作を
示すフローチャートである。
【図37】第2実施例による緊急画面処理ルーチンの動
作を示すフローチャートである。
【図38】第2実施例による緊急画面処理ルーチンの動
作を示すフローチャートである。
【図39】第2実施例による緊急画面処理ルーチンの動
作を示すフローチャートである。
【図40】第2実施例による緊急画面処理ルーチンの動
作を示すフローチャートである。
【図41】緊急画面EMDAの一例を示す図である。
【図42】緊急画面EMDBの一例を示す図である。
【図43】緊急画面EMDCの一例を示す図である。
【図44】緊急画面EMDDの一例を示す図である。
【図45】緊急画面EMDEの一例を示す図である。
【図46】緊急画面EMDFの一例を示す図である。
【図47】緊急画面EMDGの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバーコンピュータ 2 携帯情報端末(PDA) 2a CPU 2b ROM 2c RAM 2d 表示部 2e キーボード 2f マウス 2g 通信制御部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メールを受信するメール受信手段と、 このメール受信手段により受信されたメールが予め設定
    した所定の条件を満足しているか否かを判定する条件判
    定手段と、 この条件判定手段が所定の条件を満たすと判定した場合
    にメール受信を報知する受信報知手段とを具備すること
    を特徴とする電子メール装置。
  2. 【請求項2】 前記条件判定手段は、受信されたメール
    が特定の送信者アドレスからのものであるか否かを判定
    することを特徴とする請求項1記載の電子メール装置。
  3. 【請求項3】 前記条件判定手段は、受信されたメール
    が特定のパスワードを含むものであるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子メール装置。
  4. 【請求項4】 前記受信報知手段は、受信されたメール
    の送信者アドレスおよび件名を報知することを特徴とす
    る請求項1記載の電子メール装置。
  5. 【請求項5】 メールを受信するメール受信手段と、 受信したメールの属性を判定するための判定条件を設定
    する条件設定手段と、 前記メール受信手段により受信されたメールの属性を前
    記条件設定手段により設定された判定条件に基づいて判
    定する属性判定手段と、 この属性判定手段によって前記受信したメールが特定の
    属性を有すると判定した場合にメール受信を報知する受
    信報知手段とを具備することを特徴とする電子メール装
    置。
  6. 【請求項6】 前記受信報知手段は、前記属性判定手段
    が特定の属性を有すると判定し、かつ、判定対象である
    受信メールが未開封状態にある場合に受信報知すること
    を特徴とする請求項5記載の電子メール装置。
  7. 【請求項7】 メールを受信するメール受信手段と、 このメール受信手段により受信されたメールに、予め指
    定した複数のパスワードがどの程度含まれているかを定
    量的に分析する分析手段と、 この分析手段の分析結果に応じて受信されたメールの緊
    急度を判定し、その緊急度に応じた受信報知を行う受信
    報知手段とを具備することを特徴とする電子メール装
    置。
  8. 【請求項8】 前記分析手段は、予め指定した複数のパ
    スワードのそれぞれに、緊急性に対応させた重み付け係
    数を与えておき、受信メール中から検索されたパスワー
    ド毎に、それに対応する重み付け係数を累算して行き、
    前記受信報知手段は、その累算値に応じて緊急度を判定
    することを特徴とする請求項7記載の電子メール装置。
  9. 【請求項9】 メールを受信するメール受信手段と、 このメール受信手段により受信されたメールが予め設定
    しておいた所定の条件を満足しているか否かを判定する
    条件判定手段と、 この条件判定手段が所定の条件を満たすと判定した場合
    に、前記受信されたメールを自動的に開封して表示する
    自動開封手段とを具備することを特徴とする電子メール
    装置。
  10. 【請求項10】 メールを受信するメール受信手段と、 この受信されたメールが予め決められた複数の条件のい
    ずれを満足しているかを判定する条件判定手段と、 この条件判定手段が満たすと判定した条件に対応してそ
    れぞれ異なる態様で受信報知する受信報知手段とを具備
    することを特徴とする電子メール装置。
  11. 【請求項11】 前記条件判定手段は、複数の条件の一
    つとして、受信されたメールが特定の送信者アドレスを
    有しているか否かを判定することを特徴とする請求項1
    0記載の電子メール装置。
  12. 【請求項12】 前記条件判定手段は、複数の条件の一
    つとして、受信されたメールが特定のパスワードを含む
    か否かを判定することを特徴とする請求項10記載の電
    子メール装置。
  13. 【請求項13】 前記条件判定手段は、複数の条件の一
    つとして、受信されたメールが、送信側で緊急の属性を
    付与されたものであるか否かを判定することを特徴とす
    る請求項10記載の電子メール装置。
  14. 【請求項14】 前記受信報知手段は、前記複数の条件
    の内、満足する条件に応じて、受信されたメールの送信
    者アドレスおよび件名の少なくとも1つを報知すること
    を特徴とする請求項10記載の電子メール装置。
  15. 【請求項15】 メールを受信するメール受信手段と、 受信したメールの属性を判定するための複数の判定条件
    を設定する条件設定手段と、 前記メール受信手段により受信されたメールの属性を、
    前記条件設定手段により設定された複数の判定条件に基
    づいて判定する属性判定手段と、 この属性判定手段によって判定され得る属性にそれぞれ
    対応させた複数の報知態様を予め設定しておき、この内
    から前記属性判定手段が判定した属性に対応する報知態
    様を選択し、選択した報知態様でメール受信を報知する
    受信報知手段とを具備することを特徴とする電子メール
    装置。
  16. 【請求項16】 前記属性判定手段は、受信されたメー
    ルが、メール送信側で定義した緊急メールであるか、あ
    るいはメール受信側で定義した緊急メールであるか、そ
    れとも送受信側双方で共に緊急メールと定義したもので
    あるかを判定することを特徴とする請求項15記載の電
    子メール装置。
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Cited By (5)

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JP2010282632A (ja) * 2010-07-05 2010-12-16 Kyocera Corp 移動体通信端末における受信メール通知方法及び受信メール通知装置

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