JPH11154420A - 電気絶縁用樹脂組成物及び電気絶縁処理された電気機器 - Google Patents
電気絶縁用樹脂組成物及び電気絶縁処理された電気機器Info
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- JPH11154420A JPH11154420A JP32103797A JP32103797A JPH11154420A JP H11154420 A JPH11154420 A JP H11154420A JP 32103797 A JP32103797 A JP 32103797A JP 32103797 A JP32103797 A JP 32103797A JP H11154420 A JPH11154420 A JP H11154420A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 絶縁処理の低温度化の推移に適応した硬化
性、空乾性を有し、且つ、固着性、低温での耐クラック
性に優れ、信頼性の高い電気絶縁処理された電気機器を
効率よく製造しうる電気絶縁用樹脂組成物及びこれを用
いた電気機器を提供する。 【解決手段】 乾性又は半乾性植物油の脂肪酸、不飽和
二塩基酸、飽和酸及びアルコール成分からなる混合物を
190〜220℃に昇温後、ジシクロペンタジエンを添
加して脱水縮合反応させて得られる不飽和ポリエステ
ル、架橋性モノマー及び硬化剤を含有してなる電気絶縁
用樹脂組成物並びにこの電気絶縁用樹脂組成物を用いて
電気絶縁処理されてなる電気機器。
性、空乾性を有し、且つ、固着性、低温での耐クラック
性に優れ、信頼性の高い電気絶縁処理された電気機器を
効率よく製造しうる電気絶縁用樹脂組成物及びこれを用
いた電気機器を提供する。 【解決手段】 乾性又は半乾性植物油の脂肪酸、不飽和
二塩基酸、飽和酸及びアルコール成分からなる混合物を
190〜220℃に昇温後、ジシクロペンタジエンを添
加して脱水縮合反応させて得られる不飽和ポリエステ
ル、架橋性モノマー及び硬化剤を含有してなる電気絶縁
用樹脂組成物並びにこの電気絶縁用樹脂組成物を用いて
電気絶縁処理されてなる電気機器。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気絶縁用樹脂組
成物及び電気機器に関し、さらに詳しくは不飽和ポリエ
ステルを主成分とする電気絶縁用樹脂組成物及びこの組
成物を用いて電気絶縁処理されてなる電気機器に関す
る。
成物及び電気機器に関し、さらに詳しくは不飽和ポリエ
ステルを主成分とする電気絶縁用樹脂組成物及びこの組
成物を用いて電気絶縁処理されてなる電気機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、モータ、トランス等の電気機器
は、鉄コアの固着又は防錆、コイルの絶縁又は固着など
を目的として、電気絶縁用樹脂組成物(以下、コイル含
浸用樹脂組成物と称することもある)で処理されてい
る。このコイル含浸用樹脂組成物としては、硬化性、固
着性、電気絶縁性、経済性などのバランスが優れた不飽
和ポリエステル樹脂組成物が広く用いられている。上記
不飽和ポリエステル樹脂組成物は、空気乾燥性や硬化物
の可撓性を付与するために、不飽和二塩基酸、飽和酸、
アルコール成分の他、乾性又は半乾性植物油の脂肪酸を
併用し、これらの成分を同時に反応させて得られる植物
油変性不飽和ポリエステルに、スチレン、ビニルトルエ
ン、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類な
どの架橋性モノマー及び必要に応じて硬化促進剤、無機
充填剤等を混合することによって製造される。
は、鉄コアの固着又は防錆、コイルの絶縁又は固着など
を目的として、電気絶縁用樹脂組成物(以下、コイル含
浸用樹脂組成物と称することもある)で処理されてい
る。このコイル含浸用樹脂組成物としては、硬化性、固
着性、電気絶縁性、経済性などのバランスが優れた不飽
和ポリエステル樹脂組成物が広く用いられている。上記
不飽和ポリエステル樹脂組成物は、空気乾燥性や硬化物
の可撓性を付与するために、不飽和二塩基酸、飽和酸、
アルコール成分の他、乾性又は半乾性植物油の脂肪酸を
併用し、これらの成分を同時に反応させて得られる植物
油変性不飽和ポリエステルに、スチレン、ビニルトルエ
ン、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類な
どの架橋性モノマー及び必要に応じて硬化促進剤、無機
充填剤等を混合することによって製造される。
【0003】最近、トランスを用いた機器の安全性向上
のため、より低融点の温度ヒューズが付設される傾向に
あることや、絶縁処理の合理化、省エネルギー化の観点
から、より低温度で硬化が行われるようになってきた。
実際、絶縁処理時の硬化温度は、従来の110〜120
℃から、90〜100℃へと推移している。このため、
上記の植物油変性不飽和ポリエステルでは満足な硬化
性、空気乾燥性、固着性が得られないため、上記コイル
含浸用樹脂組成物の植物油変性不飽和ポリエステル成分
として、ジシクロペンタジエニルモノマレエートを併用
していたが、硬化物が硬くなることから、トランスの
コネクタ部が塩化ビニルリード線の場合、電気絶縁処理
後、低温で塩化ビニルリード線にクラックが発生してし
まい、トランスの信頼性が低下する、絶縁処理された
トランスを家電機器などへ組み込む際、絶縁処理時にで
きるたまり部が邪魔になるため、これを削り取る工程が
必要となるが、この作業性が低下するなどの問題があっ
た。
のため、より低融点の温度ヒューズが付設される傾向に
あることや、絶縁処理の合理化、省エネルギー化の観点
から、より低温度で硬化が行われるようになってきた。
実際、絶縁処理時の硬化温度は、従来の110〜120
℃から、90〜100℃へと推移している。このため、
上記の植物油変性不飽和ポリエステルでは満足な硬化
性、空気乾燥性、固着性が得られないため、上記コイル
含浸用樹脂組成物の植物油変性不飽和ポリエステル成分
として、ジシクロペンタジエニルモノマレエートを併用
していたが、硬化物が硬くなることから、トランスの
コネクタ部が塩化ビニルリード線の場合、電気絶縁処理
後、低温で塩化ビニルリード線にクラックが発生してし
まい、トランスの信頼性が低下する、絶縁処理された
トランスを家電機器などへ組み込む際、絶縁処理時にで
きるたまり部が邪魔になるため、これを削り取る工程が
必要となるが、この作業性が低下するなどの問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の従来
技術の問題点を解消し、絶縁処理の低温度化の推移に適
応した硬化性、空乾性を有し、且つ、固着性、低温での
耐クラック性に優れ、信頼性の高い電気絶縁処理された
電気機器を効率よく製造しうる電気絶縁用樹脂組成物及
びこれを用いた電気機器を提供するものである。
技術の問題点を解消し、絶縁処理の低温度化の推移に適
応した硬化性、空乾性を有し、且つ、固着性、低温での
耐クラック性に優れ、信頼性の高い電気絶縁処理された
電気機器を効率よく製造しうる電気絶縁用樹脂組成物及
びこれを用いた電気機器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、乾性又は半乾
性植物油の脂肪酸、不飽和二塩基酸、飽和酸及びアルコ
ール成分からなる混合物を190〜220℃に昇温後、
ジシクロペンタジエンを添加して脱水縮合反応させて得
られる不飽和ポリエステル、架橋性モノマー及び硬化剤
を含有してなる電気絶縁用樹脂組成物及びこの樹脂組成
物を用いて電気絶縁処理されてなる電気機器に関する。
性植物油の脂肪酸、不飽和二塩基酸、飽和酸及びアルコ
ール成分からなる混合物を190〜220℃に昇温後、
ジシクロペンタジエンを添加して脱水縮合反応させて得
られる不飽和ポリエステル、架橋性モノマー及び硬化剤
を含有してなる電気絶縁用樹脂組成物及びこの樹脂組成
物を用いて電気絶縁処理されてなる電気機器に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の電気絶縁用樹脂組成物
は、上記のように、乾性又は半乾性植物油の脂肪酸、不
飽和二塩基酸、飽和酸及びアルコール成分からなる混合
物を190〜220℃に昇温後、ジシクロペンタジエン
を添加して脱水縮合反応させて得られる不飽和ポリエス
テル、架橋性モノマー及び硬化剤を含有してなるもので
ある。ここで、乾性又は半乾性植物油の脂肪酸として
は、例えば、大豆油脂肪酸、亜麻仁油脂肪酸、やし油脂
肪酸、脱水ひまし油脂肪酸などが用いられる。これらは
単独で用いても2種類以上を組み合わせて用いてもよ
い。
は、上記のように、乾性又は半乾性植物油の脂肪酸、不
飽和二塩基酸、飽和酸及びアルコール成分からなる混合
物を190〜220℃に昇温後、ジシクロペンタジエン
を添加して脱水縮合反応させて得られる不飽和ポリエス
テル、架橋性モノマー及び硬化剤を含有してなるもので
ある。ここで、乾性又は半乾性植物油の脂肪酸として
は、例えば、大豆油脂肪酸、亜麻仁油脂肪酸、やし油脂
肪酸、脱水ひまし油脂肪酸などが用いられる。これらは
単独で用いても2種類以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0007】また、不飽和二塩基酸としては、無水マレ
イン酸、マレイン酸、フマル酸、テトラヒドロ無水フタ
ル酸、テトラヒドロフタル酸などが用いられ、これらは
単独で又は2種類以上を組み合わせて用いてもよい。酸
成分としては、通常は、不飽和二塩基酸の他、飽和酸
が、含まれる不飽和基の量を調節して可撓性、耐薬品性
などの性質を付与するために併用される。飽和酸として
は、無水フタル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸、アジピン酸、セバシン酸などが挙げられ、これらは
単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができ
る。飽和酸の量は、全酸成分中10〜40モル%の範囲
で適宜選択される。
イン酸、マレイン酸、フマル酸、テトラヒドロ無水フタ
ル酸、テトラヒドロフタル酸などが用いられ、これらは
単独で又は2種類以上を組み合わせて用いてもよい。酸
成分としては、通常は、不飽和二塩基酸の他、飽和酸
が、含まれる不飽和基の量を調節して可撓性、耐薬品性
などの性質を付与するために併用される。飽和酸として
は、無水フタル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸、アジピン酸、セバシン酸などが挙げられ、これらは
単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができ
る。飽和酸の量は、全酸成分中10〜40モル%の範囲
で適宜選択される。
【0008】アルコール成分としては、プロピレングリ
コール、エチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコールなどが挙げられ、これ
らは単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることが
できる。
コール、エチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコールなどが挙げられ、これ
らは単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることが
できる。
【0009】不飽和ポリエステルを製造するための各成
分の配合については、全酸成分1モルに対して全アルコ
ール成分を1〜1.3モルの範囲で使用することが好ま
しく、また、ジシクロペンタジエンは、全酸成分1モル
に対して0.1〜0.6モル使用することが好ましく、
特に、0.2〜0.5モル使用することが好ましい。ジ
シクロペンタジエンの使用量が少なすぎると、樹脂の空
乾性及び固着性向上の効果が小さく、多すぎると、樹脂
の安定性が低下する傾向がある。本発明に用いる不飽和
ポリエステルは、乾性又は半乾性植物油の脂肪酸、不飽
和二塩基酸、飽和酸及びアルコール成分からなる混合物
を190〜220℃に昇温後、ジシクロペンタジエンを
添加して脱水縮合反応させる方法で製造される。この製
造法を採らず、ジシクロペンタジエンを予め不飽和二塩
基酸と反応させ、次いで他の材料と反応させると、樹脂
のクラック性が低下する。
分の配合については、全酸成分1モルに対して全アルコ
ール成分を1〜1.3モルの範囲で使用することが好ま
しく、また、ジシクロペンタジエンは、全酸成分1モル
に対して0.1〜0.6モル使用することが好ましく、
特に、0.2〜0.5モル使用することが好ましい。ジ
シクロペンタジエンの使用量が少なすぎると、樹脂の空
乾性及び固着性向上の効果が小さく、多すぎると、樹脂
の安定性が低下する傾向がある。本発明に用いる不飽和
ポリエステルは、乾性又は半乾性植物油の脂肪酸、不飽
和二塩基酸、飽和酸及びアルコール成分からなる混合物
を190〜220℃に昇温後、ジシクロペンタジエンを
添加して脱水縮合反応させる方法で製造される。この製
造法を採らず、ジシクロペンタジエンを予め不飽和二塩
基酸と反応させ、次いで他の材料と反応させると、樹脂
のクラック性が低下する。
【0010】本発明の樹脂組成物は、上記のようにして
得られる不飽和ポリエステルと架橋性モノマーと硬化剤
を含有する。架橋性モノマーとしては、スチレン、ビニ
ルトルエン、ジビニルベンゼン、α−メチルスチレン、
ターシャリー−ブチルスチレン、各種アクリル酸エステ
ル、各種メタクリル酸エステルなどが用いられ、これら
は単独で又は2種類以上を組み合わせ用いてもよい。不
飽和ポリエステルと架橋性モノマーとの配合比は、不飽
和ポリエステルと架橋性モノマーの合計を100重量部
として、不飽和ポリエステル20〜80重量部、架橋性
モノマー80〜20重量部とすることが好ましく、特
に、不飽和ポリエステル30〜60重量部、架橋性モノ
マー70〜40重量部とすることが好ましい。不飽和ポ
リエステルの割合が少なすぎると、本発明の電気絶縁用
樹脂組成物に被絶縁物を浸漬し、引き上げたときの樹脂
付着量が少なくなり、逆に多くなりすぎると粘度が高く
なるため、電気絶縁用樹脂組成物の被絶縁物への含浸性
が低下する傾向がある。
得られる不飽和ポリエステルと架橋性モノマーと硬化剤
を含有する。架橋性モノマーとしては、スチレン、ビニ
ルトルエン、ジビニルベンゼン、α−メチルスチレン、
ターシャリー−ブチルスチレン、各種アクリル酸エステ
ル、各種メタクリル酸エステルなどが用いられ、これら
は単独で又は2種類以上を組み合わせ用いてもよい。不
飽和ポリエステルと架橋性モノマーとの配合比は、不飽
和ポリエステルと架橋性モノマーの合計を100重量部
として、不飽和ポリエステル20〜80重量部、架橋性
モノマー80〜20重量部とすることが好ましく、特
に、不飽和ポリエステル30〜60重量部、架橋性モノ
マー70〜40重量部とすることが好ましい。不飽和ポ
リエステルの割合が少なすぎると、本発明の電気絶縁用
樹脂組成物に被絶縁物を浸漬し、引き上げたときの樹脂
付着量が少なくなり、逆に多くなりすぎると粘度が高く
なるため、電気絶縁用樹脂組成物の被絶縁物への含浸性
が低下する傾向がある。
【0011】本発明の電気絶縁用樹脂組成物は、さらに
硬化剤を含有する。硬化剤としては、例えば、ベンゾイ
ルパーオキサイド、ターシャリブチルパーオキサイド、
メチルエチルケトンパーオキサイドなど、一般に用いら
れている有機過酸化物が用いられる。硬化剤は、少ない
と硬化に長時間を要し、多いと電気絶縁用樹脂組成物の
安定性が低下し、作業性が悪くなるので、不飽和ポリエ
ステルと架橋性モノマーの総量に対して0.2〜4重量
%の範囲で適宜選定される。
硬化剤を含有する。硬化剤としては、例えば、ベンゾイ
ルパーオキサイド、ターシャリブチルパーオキサイド、
メチルエチルケトンパーオキサイドなど、一般に用いら
れている有機過酸化物が用いられる。硬化剤は、少ない
と硬化に長時間を要し、多いと電気絶縁用樹脂組成物の
安定性が低下し、作業性が悪くなるので、不飽和ポリエ
ステルと架橋性モノマーの総量に対して0.2〜4重量
%の範囲で適宜選定される。
【0012】また、本発明の電気絶縁用樹脂組成物に
は、必要に応じて、ナフテン酸コバルト、オクテン酸コ
バルト、ナフテン酸マンガン、ナフテン酸鉛等の硬化促
進剤、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アル
ミニウム、二酸化珪素等の無機充填剤などを含有させる
ことができる。硬化剤を使用するとき、その使用量は、
不飽和ポリエステルと架橋性モノマーの総量に対して
0.5〜3重量%の範囲で適宜選定される。また、無機
充填剤を使用するとき、その使用量は、不飽和ポリエス
テルと架橋性モノマーの総量に対して2〜30重量%の
範囲で適宜選定される。
は、必要に応じて、ナフテン酸コバルト、オクテン酸コ
バルト、ナフテン酸マンガン、ナフテン酸鉛等の硬化促
進剤、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アル
ミニウム、二酸化珪素等の無機充填剤などを含有させる
ことができる。硬化剤を使用するとき、その使用量は、
不飽和ポリエステルと架橋性モノマーの総量に対して
0.5〜3重量%の範囲で適宜選定される。また、無機
充填剤を使用するとき、その使用量は、不飽和ポリエス
テルと架橋性モノマーの総量に対して2〜30重量%の
範囲で適宜選定される。
【0013】本発明になる電気絶縁用樹脂組成物は、テ
レビ、ステレオ、ラジカセ、CD、VTR、アダプター
等の家電民生用機器、パソコン、ワープロ、複写機等の
OA関連機器などに用いられる各種のトランスの鉄コア
及びエナメル銅線の固着、防錆、あるいは運転時のトラ
ンスの放熱性を向上させることなどを目的として、これ
らを被覆し、硬化させて使用される。被覆方法として
は、特に制限はなく、含浸法、塗布法などを適用するこ
とができる。
レビ、ステレオ、ラジカセ、CD、VTR、アダプター
等の家電民生用機器、パソコン、ワープロ、複写機等の
OA関連機器などに用いられる各種のトランスの鉄コア
及びエナメル銅線の固着、防錆、あるいは運転時のトラ
ンスの放熱性を向上させることなどを目的として、これ
らを被覆し、硬化させて使用される。被覆方法として
は、特に制限はなく、含浸法、塗布法などを適用するこ
とができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれによって制限されるものではなく、例中の
「部」は、特に断らない限り、「重量部」を意味する。
発明はこれによって制限されるものではなく、例中の
「部」は、特に断らない限り、「重量部」を意味する。
【0015】参考例1 大豆油脂肪酸560部、無水マレイン酸686部、エチ
レングリコール558部、ジエチレングリコール318
部及び無水フタル酸296部を反応釜に仕込み、窒素ガ
ス気流中で200〜220℃に上昇させ、次に、ジシク
ロペンタジエン528部を添加し、常法により脱水縮合
反応を行わせ、酸価が20となったところで冷却し、不
飽和ポリエステルを得た。
レングリコール558部、ジエチレングリコール318
部及び無水フタル酸296部を反応釜に仕込み、窒素ガ
ス気流中で200〜220℃に上昇させ、次に、ジシク
ロペンタジエン528部を添加し、常法により脱水縮合
反応を行わせ、酸価が20となったところで冷却し、不
飽和ポリエステルを得た。
【0016】参考例2 ジシクロペンタジエン475部、無水マレイン酸353
部及び水65部を反応釜に仕込み、窒素ガス気流中、1
40℃で2時間反応させてジシクロペンタジエニルモノ
マレエートを合成した。次に、エチレングリコール50
2部、ジエチレングリコール286部、無水フタル酸4
00部、大豆油脂肪酸504部及び無水マレイン酸35
3部を添加し、常法により脱水縮合反応を行わせ、酸価
が20となったところで冷却し、不飽和ポリエステルを
得た。
部及び水65部を反応釜に仕込み、窒素ガス気流中、1
40℃で2時間反応させてジシクロペンタジエニルモノ
マレエートを合成した。次に、エチレングリコール50
2部、ジエチレングリコール286部、無水フタル酸4
00部、大豆油脂肪酸504部及び無水マレイン酸35
3部を添加し、常法により脱水縮合反応を行わせ、酸価
が20となったところで冷却し、不飽和ポリエステルを
得た。
【0017】参考例3 無水マレイン酸823部、無水フタル酸355部、大豆
油脂肪酸672部、エチレングリコール670部及びジ
エチレングリコール382部を反応釜に仕込み、常法に
より脱水縮合反応を行わせ、酸価が20となったところ
で冷却し、不飽和ポリエステルを得た。
油脂肪酸672部、エチレングリコール670部及びジ
エチレングリコール382部を反応釜に仕込み、常法に
より脱水縮合反応を行わせ、酸価が20となったところ
で冷却し、不飽和ポリエステルを得た。
【0018】実施例1 参考例1で製造した不飽和ポリエステル60部、スチレ
ン40部及び硬化剤として不飽和ポリエステルとスチレ
ンの合計量に対して1.0重量%のベンゾイルパーオキ
サイドを攪拌混合して電気絶縁用樹脂組成物を調製し
た。
ン40部及び硬化剤として不飽和ポリエステルとスチレ
ンの合計量に対して1.0重量%のベンゾイルパーオキ
サイドを攪拌混合して電気絶縁用樹脂組成物を調製し
た。
【0019】比較例1 参考例1で製造した不飽和ポリエステルの代わりに、参
考例2で製造した不飽和ポリエステルを用いた以外は、
実施例1と同様にして電気絶縁用樹脂組成物を調製し
た。
考例2で製造した不飽和ポリエステルを用いた以外は、
実施例1と同様にして電気絶縁用樹脂組成物を調製し
た。
【0020】比較例2 参考例1で製造した不飽和ポリエステルの代わりに、参
考例3で製造した不飽和ポリエステルを用いた以外は、
実施例1と同様にして電気絶縁用樹脂組成物を調製し
た。
考例3で製造した不飽和ポリエステルを用いた以外は、
実施例1と同様にして電気絶縁用樹脂組成物を調製し
た。
【0021】試験例 上記の実施例及び比較例で得られた電気絶縁用樹脂組成
物について、ゲル化時間、空乾性、硬化物硬度、剪断接
着力、塩化ビニルリード線のクラック発生率、たまり部
の削り取り作業性を調べた。その結果を表1に示す。な
お、これらの特性の試験方法は、以下の通りである。 ゲル化時間:JIS C−2105に準じて測定し
た。 空乾性 鉄ブロック(63mm×60mm×23mm、760g)にブ
リキ板を張り合わせ、ブリキ板上に電気絶縁用樹脂組成
物を塗布し、100℃及び90℃の乾燥機で加熱し、ブ
リキ板表面の組成物のベトツキが感じられなくなるまで
の時間を測定した。 硬化物硬度 直径60mmの金属製シャーレに電気絶縁用樹脂組成物1
5gを入れ、100℃で2時間硬化させた硬化物を試験
片として、23℃で硬度計D型を用いて、JIS K−
7215に準じて測定した。
物について、ゲル化時間、空乾性、硬化物硬度、剪断接
着力、塩化ビニルリード線のクラック発生率、たまり部
の削り取り作業性を調べた。その結果を表1に示す。な
お、これらの特性の試験方法は、以下の通りである。 ゲル化時間:JIS C−2105に準じて測定し
た。 空乾性 鉄ブロック(63mm×60mm×23mm、760g)にブ
リキ板を張り合わせ、ブリキ板上に電気絶縁用樹脂組成
物を塗布し、100℃及び90℃の乾燥機で加熱し、ブ
リキ板表面の組成物のベトツキが感じられなくなるまで
の時間を測定した。 硬化物硬度 直径60mmの金属製シャーレに電気絶縁用樹脂組成物1
5gを入れ、100℃で2時間硬化させた硬化物を試験
片として、23℃で硬度計D型を用いて、JIS K−
7215に準じて測定した。
【0022】剪断接着力 図1〜図3を参照して説明する。図1はストラッカー試
験片の断面図であり、図2はその正面図、図3は側面図
である。2本の直径2.0mm、長さ80mmのポリエステ
ルエナメル銅線1を直列に配列し、その接合部3を中心
にその周囲を6本の直径2.0mm、長さ40mmのポリエ
ステルエナメル銅線2で囲み、直径0.4mmのポリエス
テルエナメル銅線4で束ねてJIS C−2105に準
じてストラッカー試験片を作製し、これに電気絶縁用樹
脂組成物を含浸させ、硬化させたものを用いて、23℃
での剪断接着力を測定した。
験片の断面図であり、図2はその正面図、図3は側面図
である。2本の直径2.0mm、長さ80mmのポリエステ
ルエナメル銅線1を直列に配列し、その接合部3を中心
にその周囲を6本の直径2.0mm、長さ40mmのポリエ
ステルエナメル銅線2で囲み、直径0.4mmのポリエス
テルエナメル銅線4で束ねてJIS C−2105に準
じてストラッカー試験片を作製し、これに電気絶縁用樹
脂組成物を含浸させ、硬化させたものを用いて、23℃
での剪断接着力を測定した。
【0023】ポリ塩化ビニルリード線のクラック発生
率 図4及び図5を参照して説明する。鋼板5(150mm×
60mm×0.8mm)の間に挟んだポリ塩化ビニルリード
線(UL−1007型)6を図4に示すように屈曲させ
て試験片を作成し、これを電気絶縁用樹脂組成物に含浸
させ、ポリ塩化ビニルリード線6の屈曲部7が下になる
ような方向で100℃で2時間硬化させた。次に、これ
を図5に示すように伸ばした状態のポリ塩化ビニルリー
ド線の屈曲部7に5℃及び−5℃でクラックが、ポリ塩
化ビニルリード線の本数に対し、どの程度発生したかで
測定した。
率 図4及び図5を参照して説明する。鋼板5(150mm×
60mm×0.8mm)の間に挟んだポリ塩化ビニルリード
線(UL−1007型)6を図4に示すように屈曲させ
て試験片を作成し、これを電気絶縁用樹脂組成物に含浸
させ、ポリ塩化ビニルリード線6の屈曲部7が下になる
ような方向で100℃で2時間硬化させた。次に、これ
を図5に示すように伸ばした状態のポリ塩化ビニルリー
ド線の屈曲部7に5℃及び−5℃でクラックが、ポリ塩
化ビニルリード線の本数に対し、どの程度発生したかで
測定した。
【0024】たまり部の削り取り作業性 EI−57型トランス(コア寸法:57×50×40m
m)を電気絶縁用樹脂組成物に3分間浸漬した後、引き
上げて5分間放置し、100℃の乾燥機に投入して硬化
させる。90分後、乾燥機から取り出し、室温で24時
間放置後、図6に示すトランス8のたまり部9をニッパ
で削り取り、その作業性を下記の基準で評価した。 ○:容易に削り取れる。 ×:削り取りがかなり困難である。
m)を電気絶縁用樹脂組成物に3分間浸漬した後、引き
上げて5分間放置し、100℃の乾燥機に投入して硬化
させる。90分後、乾燥機から取り出し、室温で24時
間放置後、図6に示すトランス8のたまり部9をニッパ
で削り取り、その作業性を下記の基準で評価した。 ○:容易に削り取れる。 ×:削り取りがかなり困難である。
【0025】
【表1】
【0026】表1から、本発明の実施例になる電気絶縁
用樹脂組成物は、ジシクロペンタジエニルモノマレエー
トを用いた比較例1になる電気絶縁用樹脂組成物と比較
して、硬化物硬度が低く、ポリ塩化ビニルリード線の耐
クラック性、たまり部の削り取り作業性が優れているこ
とが分かる。また、ジシクロペンタジエン及びジシクロ
ペンタジエニルモノマレエートを用いない比較例2にな
る電気絶縁用樹脂組成物と比較して、本発明の実施例に
なる電気絶縁用樹脂組成物は、空乾性及び剪断接着力が
優れていることが分かる。
用樹脂組成物は、ジシクロペンタジエニルモノマレエー
トを用いた比較例1になる電気絶縁用樹脂組成物と比較
して、硬化物硬度が低く、ポリ塩化ビニルリード線の耐
クラック性、たまり部の削り取り作業性が優れているこ
とが分かる。また、ジシクロペンタジエン及びジシクロ
ペンタジエニルモノマレエートを用いない比較例2にな
る電気絶縁用樹脂組成物と比較して、本発明の実施例に
なる電気絶縁用樹脂組成物は、空乾性及び剪断接着力が
優れていることが分かる。
【0027】
【発明の効果】本発明になる電気絶縁用樹脂組成物は、
90〜100℃で硬化可能であり、空乾性、可撓性、固
着性、ポリ塩化ビニルリード線の耐クラック性及びたま
り部の削り取り作業性に優れている。本発明になる電気
絶縁用樹脂組成物を用いることにより、電気絶縁処理の
低温・速硬化が可能となるとともに、信頼性の向上した
電気絶縁処理済み電気機器を提供することができる。
90〜100℃で硬化可能であり、空乾性、可撓性、固
着性、ポリ塩化ビニルリード線の耐クラック性及びたま
り部の削り取り作業性に優れている。本発明になる電気
絶縁用樹脂組成物を用いることにより、電気絶縁処理の
低温・速硬化が可能となるとともに、信頼性の向上した
電気絶縁処理済み電気機器を提供することができる。
【図1】剪断接着力試験用のストラッカー試験片の断面
図である。
図である。
【図2】図1に示したストラッカー試験片の正面図であ
る。
る。
【図3】図1に示したストラッカー試験片の側面図であ
る。
る。
【図4】電気絶縁処理したポリ塩化ビニルリード線のク
ラック発生率の測定に使用する試験片を、そのポリ塩化
ビニルリード線を屈曲した状態で示す試験片の斜視説明
図である。
ラック発生率の測定に使用する試験片を、そのポリ塩化
ビニルリード線を屈曲した状態で示す試験片の斜視説明
図である。
【図5】屈曲した塩化ビニルリード線を伸ばした状態で
示す図4に示した試験片の斜視説明図である。
示す図4に示した試験片の斜視説明図である。
【図6】電気絶縁用樹脂組成物で含浸したトランスの斜
視説明図である。
視説明図である。
1 ポリエステルエナメル銅線 2 ポリエステルエナメル銅線 3 接合部 4 ポリエステルエナメル銅線 5 鋼板 6 ポリ塩化ビニルリード線 7 屈曲部 8 トランス 9 たまり部
Claims (2)
- 【請求項1】 乾性又は半乾性植物油の脂肪酸、不飽和
二塩基酸、飽和酸及びアルコール成分からなる混合物を
190〜220℃に昇温後、ジシクロペンタジエンを添
加して脱水縮合反応させて得られる不飽和ポリエステ
ル、架橋性モノマー及び硬化剤を含有してなる電気絶縁
用樹脂組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の電気絶縁用樹脂組成物を
用いて電気絶縁処理されてなる電気機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32103797A JPH11154420A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 電気絶縁用樹脂組成物及び電気絶縁処理された電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32103797A JPH11154420A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 電気絶縁用樹脂組成物及び電気絶縁処理された電気機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11154420A true JPH11154420A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18128104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32103797A Pending JPH11154420A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 電気絶縁用樹脂組成物及び電気絶縁処理された電気機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11154420A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002179869A (ja) * | 2000-12-18 | 2002-06-26 | Asahi Denka Kogyo Kk | 電線被覆用塩化ビニル系樹脂組成物 |
JP2006502286A (ja) * | 2002-10-08 | 2006-01-19 | アシュランド インコーポレイテッド | 低減されたvoc放出レベルをもつ、2つキャップ(ジキャップ)された不飽和ポリエステルでラミネートされたポリエステル樹脂 |
KR100763313B1 (ko) * | 2007-05-09 | 2007-10-04 | (유)남일산업 | 벨크로드를 이용한 방초시트의 구조 및 그 시공방법. |
US9115245B2 (en) | 2002-10-11 | 2015-08-25 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Implantable medical devices |
JP2018039892A (ja) * | 2016-09-06 | 2018-03-15 | ジャパンコンポジット株式会社 | 成形材料用不飽和ポリエステル樹脂組成物、これを含む成形材料及び成形品 |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP32103797A patent/JPH11154420A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002179869A (ja) * | 2000-12-18 | 2002-06-26 | Asahi Denka Kogyo Kk | 電線被覆用塩化ビニル系樹脂組成物 |
JP2006502286A (ja) * | 2002-10-08 | 2006-01-19 | アシュランド インコーポレイテッド | 低減されたvoc放出レベルをもつ、2つキャップ(ジキャップ)された不飽和ポリエステルでラミネートされたポリエステル樹脂 |
JP4932157B2 (ja) * | 2002-10-08 | 2012-05-16 | アシュランド・ライセンシング・アンド・インテレクチュアル・プロパティー・エルエルシー | 低減されたvoc放出レベルをもつ、2つキャップ(ジキャップ)された不飽和ポリエステルでラミネートされたポリエステル樹脂 |
US9115245B2 (en) | 2002-10-11 | 2015-08-25 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Implantable medical devices |
KR100763313B1 (ko) * | 2007-05-09 | 2007-10-04 | (유)남일산업 | 벨크로드를 이용한 방초시트의 구조 및 그 시공방법. |
JP2018039892A (ja) * | 2016-09-06 | 2018-03-15 | ジャパンコンポジット株式会社 | 成形材料用不飽和ポリエステル樹脂組成物、これを含む成形材料及び成形品 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041116 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070806 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071213 |