JPH11153513A - 光学的視野角測定装置 - Google Patents

光学的視野角測定装置

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JPH11153513A
JPH11153513A JP31875897A JP31875897A JPH11153513A JP H11153513 A JPH11153513 A JP H11153513A JP 31875897 A JP31875897 A JP 31875897A JP 31875897 A JP31875897 A JP 31875897A JP H11153513 A JPH11153513 A JP H11153513A
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宏一 岡
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正好 船戸
Akira Kawaguchi
晃 川口
Tetsuo Hamada
哲男 浜田
Norio Tsujio
典男 辻尾
Kazunori Tsutsui
和典 筒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】視野角特性を広い角度範囲にわたって精度よ
く、迅速かつ簡便に測定することのできる光学的視野角
測定装置を実現すること。 【解決手段】第1焦点の近傍に配置される試料から出射
される光を第2焦点位置に集光する楕円面ミラー24
と、第2焦点位置に配置され、楕円面ミラー24の表面
にできた像を結像する結像レンズ25と、結像レンズ2
5により結像された像を記録するカメラ26と備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察する角度(視
野角)によって被測定物(試料)の偏光特性、散乱角特
性、反射率、透過率、輝度、色度などの光学特性が変化
する場合に、これらの光学特性の角度分布を測定する光
学的視野角測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学的視野角を測定する場合、従来よ
り、fθレンズを用いて、試料からの出射角度に応じた
2次元光強度分布を測定する測定装置が提案されている
(特開平5−288638号、特開平8−320273
号公報)。この測定装置によれば、光検出器を光出射点
の回りに移動させる必要はなく、視野角特性を同時測定
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記fθレ
ンズを使用する方式では、試料からの出射光が法線とな
す角度が大きくなった場合、対応困難という問題があ
る。詳しくいうと、出射光が法線となす角度が大きくな
った場合でも、収差のないレンズを設計しなければなら
ないが、一般に開口角が60°以上の場合には収差のな
いレンズの設計は困難になる(特開平8−136238
号公報参照)。
【0004】液晶表示素子を例にとると、現在、視野角
範囲は70°まで広角化しており、光学的視野角測定装
置として、80°以上の視野角に対応できる装置が望ま
れている。さらに、視野角が大きくなるとfθレンズと
試料の測定面との距離を小さくせざるを得なくなり、測
定装置を操作するときに測定面とレンズが接触する危険
性が高くなる。
【0005】そこで、本発明は、視野角特性を広い角度
範囲にわたって精度よく、迅速かつ簡便に測定すること
のできる光学的視野角測定装置を実現することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光学的視野角測
定装置は、第1焦点の近傍に配置される試料から出射さ
れる光を第2焦点位置に集光する楕円面ミラーと、前記
第2焦点位置に配置され、楕円面ミラーの表面にできた
像を結像する結像手段と、結像手段により結像された像
を記録する撮像手段とを備えることを特徴とする光学的
視野角測定装置ものである。
【0007】本発明の作用を本発明の具体的構成を示す
図である図1を参照して説明する。楕円面ミラー24の
第1焦点近傍の位置に設置された試料23から出射され
た光は、楕円面ミラー24で反射集光され、楕円面ミラ
ー24の第2焦点位置に配置された結像レンズ25を通
して、撮像手段であるカメラ26に入射される。カメラ
26の記録面に結像された像は、楕円面ミラー24の鏡
面にできた像を写しており、試料から出射される光の出
射角(視野角)に対応している。この像は、楕円面ミラ
ーという性質上、無収差の像であることも大きな特徴で
ある。
【0008】図2は、視野角を説明するための座標図で
ある。図のように、平面的な試料23を想定し、その試
料23の上の測定対象となる位置を原点にとる。直交座
標系x,y,zを図のようにとり、y軸から光線の方向
に角度θをとり、xz面に投影された光線がx軸となす
角度φをとる。これらの角度θ,φを視野角という。視
野角θ,φにより楕円面ミラー24の鏡面上の位置を特
定することができる。
【0009】図3は、楕円面ミラー24の鏡面上に写っ
た角度θ、角度φの投影図である。この投影図の実像
が、結像レンズ25の作用によって、カメラ26の記録
面に結ばれる。したがって、視野角に応じた試料の偏光
特性、散乱角特性、反射率、透過率、輝度、色度などの
光学特性を測定することができる。しかも視野角の範囲
は、無収差であって、かつ図3に例示したように、θ=
0°からθ=90°、φ=−20°(340°)からφ
=200°と広い範囲にわたっている。
【0010】なお、楕円面ミラー24の曲率が理想的な
ものからずれていることも十分考えられる。この場合
は、図3に示す投影図が、計算上の分布と食い違ってく
るので、視野角が予め既知の標準試料(例えば透過型グ
レーティング)を使って、分布を補正しておく必要があ
る。本発明の光学的視野角測定装置は、楕円面ミラーの
反射を利用して、試料を照明する照明光源をさらに備え
るものでもよい(請求項2)。
【0011】本発明の光学的視野角測定装置は、照明光
源から照明される光の偏光面を変化させることができる
偏光子と、試料からの出射光の偏光を検出する検光子と
をさらに備えるものでもよい(請求項3)。これによれ
ば、試料の偏光特性を測定することができる。前記照明
光源の例として、試料に照射する光の波長を可変するモ
ノクロメータがある(請求項4)。これによれば、試料
からの出射光の色度特性を測定することができる。
【0012】前記照明光源は、反射照明光源でもよく
(請求項5)、透過照明光源でもよい(請求項6)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図4は、光学的
視野角測定装置の全体構成を示すブロック図である。光
学的視野角測定装置は、回転楕円面ミラー24と、結像
レンズ25と、撮像用カメラ26と、各種可動部材を動
かすための各種モータ27とを含む光学系21を備えて
いる。
【0014】さらに、光学的視野角測定装置は、試料の
一例としての液晶表示素子23を照射するための単色光
を発生する照明光源32と、照明光源32の光を光学系
21に導く光ファイバ35(この光ファイバ35の代わ
りにミラー系を用いてもよい)と、カメラ26からの画
像データを取り込むとともに露光時間などのパラメータ
を制御するカメラ制御部31と、液晶表示素子23を駆
動する信号を発生する液晶駆動部33と、モータコント
ローラ34と、全体を制御するコンピュータ14と、表
示装置15と、キーボード16とを備えている。なお、
試料は、液晶表示素子限らず、発光ダイオード、光ファ
イバの出射端、フィルム、カラーフィルタなどどんなも
のを用いてもよいことを予め断っておく。
【0015】前記照明光源32は、白色照明光源32a
とモノクロメータ32bとの組合せを想定している。モ
ノクロメータ32b波長の選択は、コンピュータ14ら
の制御によって行われる。しかし、モノクロメータ限ら
ず、レーザ照明光源であってもよく、単色光を発生する
代わりに、多色光を発生する照明光源若しくはハロゲン
ランプ、Xeランプ、メタルハライドランプなどの白色
光を発生する照明光源であってもよい。要するにどのよ
うな照明光源を使用するかは試料23の測定条件に応じ
て決められるものである。また、試料23が自ら発光す
るものであれば、この照明光源32は、使用しなくても
よい。レーザ照明光源の場合、出射光が直線偏光であれ
ば、偏光特性が測定に影響しないように1/4波長板を
用いて円偏光にして使用してもよい。
【0016】前記カメラ26は、撮像した画像を記憶す
るものであれば何でもよく、例えばCCDカメラなど画
像を電気信号に変換するものでもよく、光学カメラのよ
うに画像をフィルムに化学的に記録するものでもよい。
図4ではCCDカメラを想定している。モータ27及び
モータコントローラ34は、試料23の姿勢制御、試料
23への光の照射軸、偏光子、検光子、位相差板など各
種の光学素子の回転、移動などを行うものである。
【0017】図5は、光学系21の第1の具体例を示す
詳細な構成図である。この第1の具体例では、液晶表示
素子23が自己発光型である場合を想定している。液晶
表示素子23を照射するための照明光源は使用しないの
で図示していない。光学系21は、試料23を置いて、
任意の姿勢に保つためのステージ28と、第1焦点の近
傍に配置される試料23から出射される光を第2焦点位
置に集光する回転楕円面ミラー24と、回転楕円面ミラ
ー24からの反射光を通すアパーチャ29と、回転楕円
面ミラー24の第2焦点に配置され、回転楕円面ミラー
の表面にできた像を結像させる結像レンズ25と、結像
レンズ25により結像された像を記録するカメラ26と
を備える。なお、カメラ26の前面に光学フィルタを配
置してもよい。例えば、測定に必要のない波長を除去す
る波長カットフィルタや、カメラの感度を人間の目の感
度に近似させるY視感度フィルタや、試料からの光を減
光する減光フィルタなどである。また、色度及び輝度を
測定するための3刺激値フィルタを選んで配置してもよ
い。
【0018】回転楕円面ミラー24の焦点距離は、第1
焦点距離f1が55mm、第2焦点距離f2が600m
mのものを使用した。試料23と回転楕円面ミラー24
の下端面との距離は8mm確保でき、試料23の設置に
特別な注意を要しない。図6は、光学系21の第2の具
体例を示す詳細な構成図である。この第2の具体例で
は、反射率を測定するため液晶表示素子23を照射する
照明光源32が使用されている。
【0019】この照明光源32は、光源32hと、光軸
上を移動可能なレンズ32cと、そのレンズ32cの出
射側に配置される虹彩絞り32dと、光源32hからの
光を楕円面ミラー24の第1焦点に投影するための反射
ミラー32eとを備えている。なお、反射ミラー32e
の位置は、光源32hからの光を楕円面ミラー24の第
1焦点の真上(θ=0)の点に投影するように図示され
ているが、これに限らず、反射ミラー32eの位置、角
度を変えることにより、θ=0°から数十度までの範囲
で楕円面ミラー24に投影することができる。
【0020】レンズ32cは、照明光源のスポットを試
料23の上に結んだり、無限遠に結んだりするための調
整部材である。スポット径は、光源の虚像が楕円面ミラ
ーの第2焦点の位置に置かれるようにレンズ32cの位
置を決めたとき、最小になる。照明光の開口角は虹彩絞
り32dにより調節する。また、正反射の位置に減光フ
ィルタ32fを配置している(図6では照明光の試料へ
の入射角θが0°になっているため、減光フィルタ32
fは、反射ミラー32eの影に隠れている)。この減光
フィルタ32fは、試料23からの正反射光を減光する
ための減光フィルタ(NDフィルタ)である。この減光
により、正反射成分を抑え拡散成分測定のダイナミック
レンジを確保することができる。
【0021】図7は、光学系21の第3の具体例を示す
詳細な構成図である。この第3の具体例では、液晶表示
素子23を下から透過照明するために照明光源32を配
置している。液晶表示素子23を下から透過照明するた
めに、ステージ28の下半分にも楕円面ミラー24aを
配置している。この楕円面ミラー24aは、集光用の楕
円面ミラー24と合わせて、1個の楕円面ミラーから切
り出されるので、焦点距離f1,f2の値も同じで焦点
位置がずれるという心配がない。照明光源32は、図6
で用いていたものを反対側に回転させて用いる。このよ
うにすることで、1台の照明光源32で透過率、反射率
を測定することができ、小型で安価な光学的視野角測定
装置を実現できる。
【0022】透過率測定においても、直接透過光が強い
ときは、拡散成分測定のダイナミックレンジをとるため
に、減光フィルタ32fを使用する。図8は、光学系2
1の第4の具体例を示す詳細な構成図である。この第4
の具体例は、液晶表示素子23の偏光特性を測定するた
めの構成となっている。照明光源32が実線の位置にあ
る時には、反射率偏光特性の測定ができ、照明光源32
が破線の位置にある時には、透過率偏光特性の測定がで
きる。
【0023】照明光源32には偏光子20gが設けら
れ、楕円面ミラー24と結像レンズ25との間には、位
相差板30aと検光子30bとが設けられている。偏光
子20g、位相差板30a、検光子30bは、いずれも
偏光面が回転できる構造になっていて、これらの回転角
を所定の角に組み合わせることによって、試料による偏
光の楕円率(tan φ)や位相差(cos Δ)偏光面の回転
方向などの物理量を、視野角の関数として求めることが
できる。
【0024】なお、偏光子20g、位相差板30a、検
光子30bは、偏光特性を測定しないときには、自動的
に光軸から退避できるようにしている。次に、光散乱強
度測定装置の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。図9は、光散乱強度測定装置の概略図で
ある。
【0025】光散乱強度測定装置は、測定試料を収容す
るガラス製の試料セル1と、この試料セル1にミラー2
a,2b、集光レンズ3a,3b、ピンホール4を通し
てレーザ光線を投射するレーザ装置5とを備え、さらに
試料からの散乱光を結像レンズ12に集光させるための
楕円面ミラー6と、楕円面ミラー6からの反射光を通す
アパーチャ11と、結像レンズ12と、CCDカメラ1
3とを配置している。結像レンズ12は、楕円面ミラー
6の鏡面にできた像をCCDカメラ13の撮像面に結像
させるものである。7は試料セル1を真っ直ぐ透過した
レーザ光線を吸収する吸収板であり、透過したレーザ光
線がガラスウィンドウ8などに当たって反射・散乱され
ることを防ぐ。ピンホール4やアパーチャ11は、レー
ザ光の周りの余分な迷光をカットし、きれいなレーザ光
プロファイルを作る役割を果たしている。
【0026】なお、図9では、レーザ装置5の位置は、
平面作図の都合で試料セル1の上になっているが、試料
セル1に光を入射できるものであれば、この位置に限ら
れるものではなく、例えば試料セル1と同じ高さに置い
てもよい(この場合ミラーの配置はもちろん変わってく
る)。楕円面ミラー6は、図10(a) に示すように回転
楕円体の表面を輪切りにして内面を鏡面としたものであ
る。回転楕円体の性質により、一方の焦点61から出た
光は、楕円面ミラー6に当たり、他方の焦点62に集束
する。なお、楕円面ミラー6は必ずしも1周した輪状に
なっている必要はなく、図10(b) に示すように、一部
が欠けていてもよい。要するに、測定したい散乱角の範
囲にわたってミラーが存在していればよい。
【0027】この光散乱強度測定装置は、前記の回転楕
円体の性質を利用して、一方の焦点を試料セル1に置
き、他方の焦点は、結像レンズ12に置いている。した
がって、試料セル1から出た散乱光で楕円面ミラー6に
当たったものは、楕円面ミラー6で反射されて結像レン
ズ12に集光し、CCDカメラ13に入射する。図11
は、光散乱強度測定装置の具体的構造を示す図である。
図11において、試料セル1にレーザ光線を投射するた
めのレーザ装置、ミラー、集光レンズの図示は省略して
いる。
【0028】試料セル1は、高屈折率の液体を満たした
恒温液浸バスの中にセットされ、試料セル1から出た散
乱光は、ガラスウィンドウ8を透過して、楕円面ミラー
6に当たり反射される。試料セル1の直下には楕円面ミ
ラー6により反射された光を折り返す平面ミラー10が
配置されている。この平面ミラー10は、反射光を折り
返すことにより装置全体の高さを抑える効果をもたら
す。
【0029】平面ミラー10により折り返された光は、
アパーチャ11、結像結像レンズ12を通りCCDカメ
ラ13に入射する。CCDカメラ13は非常に高い位置
分解能(例えば512×512画素)の受光素子を使用
しており、これにより、測定角度分解能として散乱角1
°以下という高分解能のデータを得ることが可能であ
る。
【0030】図12は、CCDカメラ13の撮像面に生
じた散乱光の強度パターンを示している。この散乱光の
パターンは、図10(b) に示した約半分が欠けた輪状の
楕円面ミラー6のミラー面の結像パターンであり、散乱
角θが5°から175°という角度範囲をカバーしてい
る。このパターンを散乱角θを横軸にとりθの関数とし
てグラフにしたものが図13である。
【0031】このように、光学系を構成する要素を動か
すことなしに、広い角度での散乱光強度データを一度に
取得することができる。なお、試料からの散乱光を結像
レンズ12に集光させるのに、楕円面ミラー以外に、図
14(a) に示すような三角錐の一部を輪切りにしたミラ
ー6bや、図14(b) に示すような球面の一部を輪切り
にしたミラー6cを使用してもよい。これらのミラー6
b,6cを使うときは、楕円面ミラー6のように1つの
焦点から出て楕円面ミラー6に当たった光が無収差で他
の焦点に集まることはないが、輪の幅Wを小さくするこ
とで1つの焦点から出てミラー6b,6cに当たった光
をほぼ1点に集めることは可能である。したがってこれ
らのミラー6b,6c使っても、楕円面ミラー6を使っ
たのと遜色ない精度で散乱光のデータを得ることができ
る。
【0032】この光散乱強度測定装置によれば、散乱光
の角度依存性を、非常に広い角度範囲で、しかも光学系
を構成する要素を動かすことなしに一度に測定すること
ができるので、測定の時間効率を格段に向上させること
ができる。したがって、従来測定が難しかった経時変化
を起こす試料の測定が可能となる。また、光学系の構成
要素に可動部分がないので、測定の安定性・信頼性が向
上し、装置の寿命も長くなる。光学系構成部品が少ない
ので、コスト面や製作面で利点がある。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の光学的視野角測定
装置によれば、試料から出射された光を楕円面ミラーで
集光し、結像することができるので、全ての視野角特性
を一度に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明するための図である。
【図2】視野角を説明するための座標図である。
【図3】楕円面ミラーの鏡面上に写った投影図である。
【図4】光学的視野角測定装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】自己発光形の試料の視野角特性を測定する光学
系の第1の具体例を示す詳細な構成図である。
【図6】反射型の試料の視野角特性を測定する光学系の
第2の具体例を示す詳細な構成図である。
【図7】透過型の試料の視野角特性を測定する光学系の
第3の具体例を示す詳細な構成図である。
【図8】反射型又は透過型の試料の偏光視野角特性を測
定する光学系の第3の具体例を示す詳細な構成図であ
る。
【図9】光散乱強度測定装置の概略図である。
【図10】回転楕円体の表面を輪切りにして内面を鏡面
とした楕円面ミラーを示す図である。
【図11】光散乱強度測定装置の具体的構造を示す図で
ある。
【図12】CCDカメラの撮像面に生じた散乱光の強度
パターンを示す図である。
【図13】散乱光の強度パターンを散乱角θの関数とし
て示すグラフである。
【図14】三角錐の一部を輪切りにしたミラー6bや、
球面の一部を輪切りにしたミラー6cを示す図である。
【符号の説明】
1 試料セル 2a,2b ミラー 3a,3b 集光レンズ 4 ピンホール 5 レーザ装置 6 楕円面ミラー 10 平面ミラー 11 アパーチャ 12 結像レンズ 13 CCDカメラ 14 コンピュータ 15 表示装置 21 光学系 23 液晶表示素子 24 回転楕円面ミラー 25 結像レンズ 26 撮像用カメラ 27 モータ 31 カメラ制御部 32 照明光源 32f 減光フィルタ 33 液晶駆動部 34 モータコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻尾 典男 大阪府枚方市北船橋町14−1 (72)発明者 筒井 和典 大阪府枚方市楠葉面取町1丁目15−2− 202

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料から出射される光強度の角度分布を測
    定することのできる光学的視野角測定装置において、 第1焦点の近傍に配置される試料から出射される光を第
    2焦点位置に集光する楕円面ミラーと、 前記第2焦点位置に配置され、楕円面ミラーの表面にで
    きた像を結像する結像手段と、 結像手段により結像された像を記録する撮像手段とを備
    えることを特徴とする光学的視野角測定装置。
  2. 【請求項2】前記楕円面ミラーの反射を利用して、試料
    を照明する照明光源をさらに備えることを特徴とする請
    求項1記載の光学的視野角測定装置。
  3. 【請求項3】前記照明光源から照明される光の偏光面を
    変化させることができる偏光子と、試料からの出射光の
    偏光を検出する検光子とをさらに備えることを特徴とす
    る請求項2記載の光学的視野角測定装置。
  4. 【請求項4】前記照明光源は、試料に照射する光の波長
    を可変するモノクロメータであることを特徴とする請求
    項2記載の光学的視野角測定装置。
  5. 【請求項5】前記照明光源は、反射照明光源である請求
    項2記載の光学的視野角測定装置。
  6. 【請求項6】前記照明光源は、透過照明光源である請求
    項2記載の光学的視野角測定装置。
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