JP2008299210A - 干渉対物レンズと、その干渉対物レンズを備える干渉顕微鏡装置 - Google Patents

干渉対物レンズと、その干渉対物レンズを備える干渉顕微鏡装置 Download PDF

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Abstract

【課題】干渉像を有する干渉画像と干渉像が重畳されていない明視野画像を容易、且つ確実に選択可能に取得できる干渉対物レンズと、その干渉対物レンズを備える干渉顕微鏡装置を提供する。
【解決手段】本発明は、切換環52を枠53に対して光軸22の周りに沿って回動させ、第1のビームスプリッタ12は光軸22に沿って対物レンズ10に対して相対移動させる。切換環52を回動させ、目盛54aが目盛54bを選択すると、参照面13が第1のビームスプリッタ12を介して対物レンズ10の物体側焦点位置と光学的に共役な位置に配置され、干渉画像が取得される。また切換環52を回動させ、目盛54aが目盛54cを選択すると、参照面13が共役な位置から離れた位置に配置され、明視野画像が取得される。
【選択図】図2A

Description

本発明は、サンプルの3次元形状を測定、観察する干渉対物レンズと、その干渉対物レンズを備える干渉顕微鏡装置に関する。
一般に微細なサンプルの3次元形状を高精度に測定する方法として、顕微干渉計測法(干渉顕微鏡装置)が知られている。例えば、特許文献1には、光源から出射された光が干渉対物レンズを介してサンプルに導かれる顕微干渉計測法が開示されている。この顕微干渉計測法は、サンプルから反射した反射光(以下、測定光)と干渉対物レンズ内に設けられた参照面から反射した反射光(以下、参照光)を干渉させた干渉像を撮像し、干渉画像を取得する。
干渉対物レンズには、例えばマイケルソン型干渉対物レンズや、ミラウ型干渉対物レンズ等がある。マイケルソン型干渉対物レンズや、ミラウ型干渉対物レンズには、いずれも干渉対物レンズの内部に設けられたビームスプリッタにより参照光路が形成されている。この参照光路には、干渉対物レンズの物体側焦点位置と共役な位置に参照鏡面が設けられている。
顕微干渉計測法における光源は、ハロゲンランプや水銀ランプ等であり、広い波長域を有する白色の可視光を出射する。この光源から出射された光には、様々な波長の光が混ざっている。このような光源は、白色光つまりコヒーレント長が短い光を出射するため、測定光と参照光の光路差がゼロの時に干渉像が発生する。干渉像が発生する距離(可干渉距離)は、光路差が数ミクロンメートル以下と非常に狭い。また可干渉距離は、光源の波長幅、つまりバンド幅が広いほど狭くなる。また干渉対物レンズとサンプルとの相対距離が変化し、測定光と参照光の光路差がゼロの時に最も干渉強度が強くなる。
顕微干渉計測法は、このような性質を利用してサンプルの3次元形状を計測する。
即ち、駆動部によって干渉対物レンズが光軸方向(以下、Z方向)に走査されるたびに、撮像部(以下、撮像素子)はサンプルの干渉画像を順次取得する。撮像素子が撮像した干渉画像の全ての画素に対して、制御部は干渉強度が最大となるときの光軸方向の位置を求める。これによりサンプルの3次元的な形状が求められる。
なお、このような干渉対物レンズを用いた場合、対物レンズの焦点位置において、サンプルの像に干渉像(干渉縞)が重なった画像(干渉画像)が取得される。そのため、干渉像が重畳されていない画像(コントラストの良好な明視野画像)を取得するためには、他の対物レンズを配置する必要がある。
また、特許文献2には、干渉画像と明視野画像の両方を取得するために、参照面とハーフミラーの間に回転又は移動自在なシャッタが配置されている干渉対物レンズ装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、干渉画像と明視野画像を個別に取得する顕微鏡が開示されている。
米国特許第5133601号明細書 実公平05−024163号公報 実公平08−005449号公報
しかしながら、観察者、または測定者が、干渉対物レンズを通常の明視野用の対物レンズに切り換えて、干渉像が重畳されていない画像(コントラストの良好な明視野画像)を取得するための、これらの操作は、時間がかかり、また明視野用の対物レンズを装備することで、装置価格を高価なものにしてしまう。
また、特許文献2に開示されている干渉対物レンズ装置のミラウ型干渉対物レンズにおいて、シャッタを開閉する開閉機構により対物レンズを透過した光の一部がけられてしまう。シャッタが開いている際に、シャッタが対物レンズの径の外側まで退避しないと、シャッタは、光路上に残る。これにより、例えば分解能が劣化してしまう等の光学的に不要な不具合が発生してしまう。
また、一般的に対物レンズは、焦点深度内にて性能上最適となるように光学設計される。しかしながら、特許文献3に開示されている顕微鏡は、対物レンズを移動させて、干渉画像と、明視野画像を個別に取得する。これにより顕微鏡は、少なくとも一方の性能を損なうこととなる。例えば、顕微鏡が、干渉画像を取得することを優先する場合、干渉画像には、視野周辺部において波面収差の劣化による可干渉性の劣化やフラットネスによって、視野中心と周辺部における干渉位置のずれ等が生じる。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、干渉像を有する干渉画像と干渉像が重畳されていない明視野画像を容易、且つ確実に選択可能に取得できる干渉対物レンズと、その干渉対物レンズを備える干渉顕微鏡装置を提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、サンプルに光を照射する対物レンズと、前記サンプルと前記対物レンズの間に配置され、前記光を分割する光分割部材と、前記光分割部材によって分割された光路上の一方に配置され、前記光分割部材によって分割された前記光によって照射される参照面と、を具備する干渉対物レンズにおいて、前記対物レンズに対して前記光分割部材と前記参照面の少なくとも一方を、前記対物レンズの光軸に沿った光軸方向に相対移動させる、又は前記光分割部材と前記参照面の少なくとも一方を、前記対物レンズの光軸に対して傾く方向に移動させる移動機構と、前記移動機構によって前記対物レンズに対して相対移動する、又は傾く方向に移動する前記光分割部材と前記参照面の移動範囲を、前記参照面から反射した前記光と前記サンプルから反射した前記光によって干渉が生じる位置から干渉が生じない位置まで規制する規制部と、を具備することを特徴とする干渉対物レンズを提供する。
また本発明は目的を達成するために、サンプルに光を出射する光源と、前記光源から出射された前記光を前記サンプルに照射する対物レンズと、前記対物レンズと前記サンプルの間に配置され、前記光を分割することで一方の前記光を透過させ、他方の前記光を反射させる光分割部材と、前記光分割部材によって分割された光路上に配置され、前記光分割部材から反射された他方の前記光によって照射される参照面と、を有する干渉対物レンズと、干渉しあう前記サンプルから反射する前記光と前記参照面から反射する前記光を結像させて干渉像を観察する観察光学系と、を具備する干渉顕微鏡装置において、前記対物レンズに対して前記光分割部材と前記参照面の少なくとも一方を、前記対物レンズの光軸に沿った光軸方向に相対移動させる、又は前記光分割部材と前記参照面の少なくとも一方を、前記対物レンズの光軸に対して傾く方向に移動させる移動機構と、前記移動機構によって前記対物レンズに対して相対移動する、又は傾く方向に移動する前記光分割部材と前記参照面の移動範囲を、前記参照面から反射した前記光と前記サンプルから反射した前記光によって干渉が生じる位置から干渉が生じない位置まで規制する規制部と、を具備することを特徴とする干渉顕微鏡装置を提供する。
本発明によれば、干渉像を有する干渉画像と干渉像が重畳されていない明視野画像を容易、且つ確実に選択可能に取得できる干渉対物レンズと、その干渉対物レンズを備える干渉顕微鏡装置を提供できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1と、図2Aと、図2Bを参照して本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る干渉顕微鏡装置の構成図である。図2Aと図2Bは、第1の実施形態における干渉対物レンズの半断面図である。
本実施形態における干渉顕微鏡装置100は、サンプル11の上方に配置される干渉対物レンズ1と、干渉対物レンズ1の上方に配置されている観察光学系2と、干渉対物レンズ1と、観察光学系2の間に配置されている照明光学系3から構成される。サンプル11は、図示しないステージに載置されている。
照明光学系3には、可視域から赤外域までの光を出射する例えばハロゲンランプ等の光源14と、光源14から出射された光を集光し、投影し、複数のレンズから構成される投影光学系15と、投影光学系15によって投影された光を下方(干渉対物レンズ1側)に反射させるハーフミラー16と、が順次配置される。ハーフミラー16は、光軸22上に配置されている。また、ハーフミラー16は、サンプル11と、後述する参照面13とサンプル11から反射した反射光を観察光学系2に向けて透過する。
干渉対物レンズ1には、ハーフミラー16の下方(ハーフミラー16の反射光路上)に配置され、光源14から出射された光を集光し、サンプル11にこの光を照射する対物レンズ10と、対物レンズ10とサンプル11の間に配置され、対物レンズ10を透過した光の一方を透過させ、他方を反射させる光分割部材である第1のビームスプリッタ12(例えばダイクロイックプリズムや、ダイクロイックミラー)と、第1のビームスプリッタ12によって反射された光によって照射される参照面13と、が順次配置される。
対物レンズ10と、第1のビームスプリッタ12と、参照面13は、干渉対物レンズ1の光軸22上に配置されており、ミラウ型干渉光学系を構成している。
第1のビームスプリッタ12は、所望する反射透過率特性を有し、対物レンズ10を透過した光の波長域に応じて、対物レンズ10を透過した光の一方を透過させ、他方を反射させる。
本実施形態の参照面13は、通常、第1のビームスプリッタ12を介して対物レンズ10の物体側焦点位置と光学的に共役な位置に配置されている。参照面13の表面(第1のビームスプリッタ12に対向する面)は、鏡面である。また参照面13は、第1のビームスプリッタ12によって分割された光路上に配置されている。
観察光学系2には、ハーフミラー16の上方(ハーフミラー16の透過光路上)に配置され、サンプル11及び参照面13から反射され干渉対物レンズ1とハーフミラー16を透過した光を結像させる結像レンズ17と、結像レンズ17の焦点位置に配置され、結像レンズ17によって結像された光を撮像する撮像部である、例えばCCDカメラ等の撮像素子18と、結像レンズ17と撮像素子18の間に配置され、所望する反射透過率特性を有し、結像レンズ17を透過した光の波長域に応じて、光を透過、又は反射させる第2の光分割部材である第2のビームスプリッタ(例えばダイクロイックプリズムや、ダイクロイックミラー)19と、第2のビームスプリッタ19と撮像素子18の間に配置され、透過する光の波長域に応じて透過率が異なるバンドパスフィルタ21と、第2のビームスプリッタ19によって反射された光を目視観察する際に使用する観察部である接眼レンズ20と、が順次配置される。
結像レンズ17と、撮像素子18と、第2のビームスプリッタ19と、バンドパスフィルタ21と、接眼レンズ20は、光軸22上に配置されている。
接眼レンズ20は、第2のビームスプリッタ19によって分割された少なくとも1つの光路上に配置されている。
バンドパスフィルタ21は、所望する透過率特性を有し、所望する波長λnmを中心とする波長域の光だけを透過させる。なおバンドパスフィルタ21の透過率特性は、所望する例えば光の領域で任意(所望)に設定可能である。
撮像素子18は、バンドパスフィルタ21を透過した光の干渉像を撮像する。
次に図2Aと図2Bを参照して干渉対物レンズの構成について詳細に説明する。
干渉対物レンズ1には、第1のビームスプリッタ12を、対物レンズ10に対して、対物レンズ10の光軸22に沿った光軸方向に相対移動させる移動機構45が設けられている。移動機構45は、枠53と、切換環52と、ピン51と、リング50によって構成されている。枠53は、対物レンズ10と参照面13を固定保持し、後述する回動規制部55と、切換環52と、ピン51と、リング50と、によって第1のビームスプリッタ12を光軸22に沿って対物レンズ10に対して相対移動可能に保持している。
枠53には、溝を有する回動規制部55が設けられている。この回動規制部55は、光軸22の周りに沿って回動する切換環52を保持し、切換環52の回動範囲を規制する。切換環52は、例えばリング形状を有し、図示しないカム機構を有している。カム機構には、回動規制部55を介してピン51の一端が取り付けられている。ピン51の他端は、第1のビームスプリッタ12を保持する保持部であるリング50に取り付けられている。
切換環52は、枠53に対して光軸22の周りに沿って回動する。これにより切換環52は、ピン51を介してリング50を光軸22に沿って移動させ、リング50によって保持されている第1のビームスプリッタ12を光軸22に沿って対物レンズ10に対して相対移動させる。その際、回動規制部55は、切換環52によって対物レンズ10に対して光軸22に沿って相対移動する第1のビームスプリッタ12の移動範囲を、参照面13から反射した光とサンプル11から反射した光によって干渉が生じる位置から干渉が生じない位置にまで規制する。なお回動規制部55は、第1のビームスプリッタ12の移動範囲を、対物レンズ10の焦点深度内で干渉が生じる位置から対物レンズ10の焦点深度内で干渉が生じない位置にまで規制することが好適である。
干渉が生じる位置とは、第1のビームスプリッタ12が移動し、図1と図2Aに示すように参照面13が第1のビームスプリッタ12を介して対物レンズ10の物体側焦点位置と光学的に共役な位置(以下、共役な位置)に配置されている状態であり、干渉縞が例えば撮像素子18によって測定、観察される位置である。これにより、撮像素子18は、干渉情報を有し、波長域に応じた干渉像を撮像することができ、干渉顕微鏡装置100は、干渉画像を取得する。
また、干渉が生じない位置とは、第1のビームスプリッタ12が移動し、図2Bに示すように参照面13が第1のビームスプリッタ12を介して対物レンズ10の物体側焦点位置と光学的に共役な位置から十分離れた位置(以下、共役な位置から十分離れた位置)に配置されている状態であり、干渉縞が例えば撮像素子18によって測定、観察されない位置である。これにより接眼レンズ20にて目視観察される画像には、参照面13から反射した反射光(参照光)が重畳されていない。よって、接眼レンズ20は、コントラストの良いクリアな画像(以下、参照光が重畳しない画像を明視野画像と称する)を測定、観察し、干渉顕微鏡装置100は、明視野画像を取得する。
このように移動機構45は、切換環52を回動させ、第1のビームスプリッタ12を光軸22に沿って対物レンズ10に対して相対移動させる。その際、回動規制部55は、第1のビームスプリッタ12の移動範囲を、参照面13が共役な位置から共役な位置から十分離れた位置までに規制する。よって第1のビームスプリッタ12の光軸方向における位置が調整されると、参照面13は共役な位置、または共役な位置から十分離れた位置に切り換わる。
また、切換環52と枠53の外周面には、第1のビームスプリッタ12の光軸22上の位置を選択する切換位置表示部54がそれぞれ設けられている。切換環52における切換位置表示部54は、目盛54aである。この目盛54aは、第1のビームスプリッタ12の移動先を、干渉が生じる位置、または干渉が生じない位置のどちらかに切り換えて選択する切換位置選択部でもある。枠53における切換位置表示部54は、目盛(IN)54bと、目盛(OUT)54cである。
切換環52の回動範囲と、目盛54bと目盛54cの範囲は、対応している。そのため切換環52が回動した際に目盛54aは、目盛54bと目盛54cの間で移動し、目盛54bと目盛54cのどちらかを選択する。
例えば、切換位置選択部である目盛54aが目盛54bを選択すると、切換環52が枠53に対して光軸22の周りに沿って回動し、第1のビームスプリッタ12はピン51と、リング50を介して光軸22に沿って移動する。これにより第1のビームスプリッタ12は、図2Aに示すようにサンプル11に近接した(参照面13から離れた)位置に配置される。参照面13は、図2Aに示すように共役な位置に配置されることとなる。
また、切換位置選択部である目盛54aが目盛54cを選択すると、第1のビームスプリッタ12は、サンプル11から離れた(参照面13に近接した)位置に配置される。これにより参照面13は、図2Bに示すように共役な位置から離れた位置に配置されることとなる。
このように切換位置選択部である目盛54aは、目盛54bと目盛54cのどちらかを選択することで、移動機構45によって移動する第1のビームスプリッタ12の移動先を、干渉が生じる位置、または干渉が生じない位置のどちらかを選択する。よって目盛54aは、参照面13を、図2Aに示すように共役な位置、または図2Bに示すような共役な位置から離れた位置に配置することを選択する。
次に、本実施形態における干渉顕微鏡装置100の動作方法について説明する。
光源14から出射された光は、投影光学系15により集光、投影され、ハーフミラー16によって下方(干渉対物レンズ1側)に反射される。その際、反射された一方の反射光は、対物レンズ10と、第1のビームスプリッタ12を透過してサンプル11を照射する。他方の反射光は、対物レンズ10を透過した後に、第1のビームスプリッタ12によって反射され、参照面13を照射する。
サンプル11から反射した反射光は、第1のビームスプリッタ12の反射透過率特性に基づいて、再び第1のビームスプリッタ12を透過し、対物レンズ10を透過する。また、参照面13から反射した反射光は、第1のビームスプリッタ12の反射透過率特性に基づいて、再び第1のビームスプリッタ12によって反射され、対物レンズ10を透過する。このとき、参照面13から反射した反射光とサンプル11から反射した反射光において、干渉が生じる。そのため対物レンズ10を透過する透過光には、このような干渉情報を有する波長域の光と、干渉情報を有さない波長域の光が含まれている。
対物レンズ10を透過した透過(干渉)光は、ハーフミラー16を透過し、結像レンズ17によって結像される。その際、第2のビームスプリッタ19は、所望する反射透過率特性に基づいて光の一方を透過させ、他方を反射させる。
第2のビームスプリッタ19を透過した光において、所望する透過率特性を有するバンドパスフィルタ21により所望する波長λnmを中心とする波長域の光だけがさらにバンドパスフィルタ21を透過する。この波長域の光は、干渉情報を有している。よって撮像素子18は、干渉情報を有し、波長域に応じた干渉像を撮像する。これにより干渉顕微鏡装置100は、干渉像を有する干渉画像を取得する。なお、バンドパスフィルタ21の中心波長は、インターフェログラムの周期を決め、バンド幅は、可干渉距離を決めるものである。
第2のビームスプリッタ19によって反射された光は、接眼レンズ20に入射し、サンプル11の拡大像が接眼レンズ20によって目視観察される。この入射光には、上述したように干渉情報を有する波長域の光と、干渉情報を有さない波長域の光が含まれている。
次に、切換環52が回動し、目盛54aが目盛54bを選択すると、カム機構によって第1のビームスプリッタ12が光軸22に沿って対物レンズ10に対して相対移動する。参照面13は、図2Aに示すように共役な位置に配置されることとなる。よって、対物レンズ10の焦点がサンプル11上に位置した際、上述したように干渉が発生する。これにより撮像素子18は、干渉像を撮像し、干渉顕微鏡装置100は、干渉画像を取得する。また、干渉画像は、接眼レンズ20によっても観察される。
また、切換環52が回動し、目盛54aが目盛54cを選択すると、参照面13は、図2Bに示すように共役な位置から離れた位置に配置されることとなる。対物レンズ10の焦点がサンプル11上に位置した際、光路長が異なるため干渉が発生しない。
また、対物レンズ10の焦点がサンプル11上に位置しない状態において、参照面13までの光路長が一致しても、サンプル11から反射される光は、対物レンズ10の焦点深度外の光である。つまり波面が大きく乱れているために、干渉は発生しない。
このように干渉が発生しない場合、接眼レンズ20には、干渉情報を有さない波長域の光のみが入射する。そのため接眼レンズ20にて目視観察される画像には、参照面13から反射した反射光(参照光)が重畳されていない。よって、コントラストの良いクリアな画像が、接眼レンズ20によって観察され、干渉顕微鏡装置100は、明視野画像を取得する。
次に、サンプル11に対して3次元形状計測を行う際の干渉顕微鏡装置100の動作手順について説明する。
目盛54aが目盛54cを選択した状態において、撮像素子18によって撮像される画像が参照されて、または接眼レンズ20にて目視観察が行われながらサンプル11の所望の位置に大まかにフォーカス合わせ(第1のフォーカス合わせ)が行われる。
次に、切換環52が光軸22の周りに沿って回動し、目盛54aが目盛54bを選択する。この状態において、撮像素子18によって撮像される画像が参照されて、または接眼レンズ20にて目視観察が行われながら干渉縞が発生するように前記動作(第1のフォーカス合わせ)よりも微細なフォーカス合わせ(第2のフォーカス合わせ)が行われる。
第1のフォーカス合わせの際に、大まかにフォーカス合わせが行われている。そのため第1のフォーカス合わせをした位置の近傍に干渉領域が存在する。よって、第2のフォーカス合わせが行われた際に容易に干渉縞が見つけられ、測定、観察される。干渉縞が見つけられ、測定、観察された際、干渉対物レンズ1は、干渉対物レンズ1に設けられている図示しない走査機構によって光軸22に沿って走査され、撮像素子18は順次干渉画像を取得する。その際、干渉顕微鏡装置100は、干渉強度が最大となる走査位置を画像の各画素についてもとめ、サンプル11の3次元形状を測定する。
このように、本実施形態の干渉顕微鏡装置100は、切換環52を枠53に対して光軸22の周りに沿って回動させ、第1のビームスプリッタ12を光軸22に沿って対物レンズ10に対して相対移動させる。切換環52が回動し、目盛54aが目盛54bを選択すると、参照面13が共役な位置に配置され、干渉画像が取得される。また切換環52が回動し、目盛54aが目盛54cを選択すると、参照面13が共役な位置から離れた位置に配置され、明視野画像が取得される。
よって、本実施形態の干渉顕微鏡装置100は、切換環52の回動(切り換え)動作によって干渉像を有する干渉画像と干渉像が重畳されていない明視野画像を容易、且つ確実に選択可能に取得することができる。
また、切換環52が回動し、目盛54aが目盛54cを選択し、参照面13が共役な位置から離れた位置に配置された状態において、本実施形態の干渉顕微鏡装置100は、明視野画像を取得できる。よって本実施形態の干渉顕微鏡装置100は、干渉対物レンズ1によって通常の顕微鏡観察も行うことができる。
また、切換環52が回動し、第1のビームスプリッタ12が移動した際、参照面13と第1のビームスプリッタ12の間の光路は遮られない。そのため本実施形態の干渉顕微鏡装置100は、干渉画像と明視野画像を対物レンズ10の焦点位置において取得することができ、例えば分解能が劣化してしまう等の光学的に不要な不具合が発生することを防止できる。よって、本実施形態の干渉顕微鏡装置100によって取得される干渉画像と明視野画像は、光学的な性能に劣化がない。
なお、本実施形態において、第1のビームスプリッタ12は、光軸22に沿って対物レンズ10に対して相対移動したが、これに限定する必要はない。参照面13が図2Aに示すように共役な位置と、図2Bに示すように共役な位置から離れた位置に配置されることができれば良い。
また、本実施形態において、第1のビームスプリッタ12は、移動機構45によって光軸22に沿って対物レンズ10に対して相対移動したが、これに限定する必要はない。例えば参照面13が、光軸22に沿って対物レンズ10に対して相対移動しても良い。また、第1のビームスプリッタ12と参照面13が、光軸22に沿って対物レンズ10に対して相対移動しても良い。
次に、本実施形態における変形例について図3Aと、図3Bと、図3Cを参照して説明する。
第1のビームスプリッタ12を移動させる構成は、上述した第1の実施形態に限定する必要はなく、例えば、図3Aに示すような構成であってもよい。図3Aは、本実施形態における第1の変形例を示す図であり、干渉対物レンズの半断面図である。図3Bと図3Cは、光軸22に対する第1のビームスプリッタ12の傾きを示す概略図である。なお、図3Bは、図3Aに示す第1のビームスプリッタ12を矢印A方向から見た際の概略図である。また、図3Cは、図3Aに示す第1のビームスプリッタ12を光軸22に対して斜めに傾けた際に第1のビームスプリッタ12を矢印A方向から見た際の概略図である。図3Bと図3Cには、対物レンズ10と、参照面13と、第1のビームスプリッタ12以外の構成(例えばリング64と枠53)の図示を省略している。
干渉対物レンズ1には、第1のビームスプリッタ12を、対物レンズ10の光軸22に対して傾く方向(傾き方向)に相対移動させる移動機構60が設けられている。移動機構60は、枠53と、リング64と、切換レバー66と、によって構成されている。枠53は、対物レンズ10と参照面13を固定保持し、リング64に第1のビームスプリッタ12を光軸22に対して傾き可能に保持させている。
また、枠53の外周面には、切換位置表示部62(目盛(IN)62bと、目盛(OUT)62c)が設けられている。リング64には、第1のビームスプリッタ12を光軸22に対して傾かせる切換レバー66が接続している。切換レバー66の回動範囲は、目盛62bから目盛62cまでの範囲と対応している。
そのため、切換レバー66は、回動して目盛62b、または目盛62cのどちらかを選択することで、第1のビームスプリッタ12を光軸22に対する傾き先を、干渉が生じる位置、または干渉が生じない位置のどちらかに切り換えて選択する切換位置選択部である。
また、目盛62bと目盛62cは、切換レバー66によって光軸22に対して傾く第1のビームスプリッタ12の傾き(移動)範囲を、参照面13から反射した光とサンプル11から反射した光によって干渉が生じる位置から干渉が生じない位置にまで規制する規制部である。なお、規制部は、第1のビームスプリッタ12の傾き範囲を、対物レンズ10の焦点深度内で干渉が生じる位置から、対物レンズ10の焦点深度内で干渉が生じない位置にまで規制することが好適である。
干渉が生じる位置とは、例えば切換レバー66が目盛62bを選択し、リング64が光軸22に対して傾き、第1のビームスプリッタ12の表面12aが、図3Aと図3Bに示すように光軸22に対して直交し、参照面13に第1のビームスプリッタ12から反射した光が垂直に入射する状態である。つまり、干渉が生じる位置とは、図3Aに示すように参照面13が、共役な位置に配置されている状態であり、干渉縞が例えば撮像素子18によって測定、観察される位置である。これにより、撮像素子18は、干渉情報を有し、波長域に応じた干渉像を撮像することができ、干渉顕微鏡装置100は、干渉画像を取得する。
また、干渉が生じない位置とは、切換レバー66が目盛62cを選択し、第1のビームスプリッタ12の表面12aが、図3Cに示すように光軸22に対して傾き、参照面13に第1のビームスプリッタ12から反射した光が、対物レンズ10に入射しない状態である。つまり、干渉が生じない位置とは、図3Cに示すように参照面13は、共役な位置から十分離れた位置に配置されている状態であり、干渉縞が例えば撮像素子18によって測定、観察されない位置である。これにより、接眼レンズ20にて目視観察される画像には、参照面13から反射した反射光(参照光)が重畳されていない。よって接眼レンズ20は、明視野画像を測定、観察し、干渉顕微鏡装置100は、明視野画像を取得する。
切換レバー66は、目盛62bと目盛62cのどちらかを選択することで、第1のビームスプリッタ12を、干渉が生じる位置、または干渉が生じない位置のどちらかを選択する。これにより切換レバー66は、参照面13を、図3Aと図3Bに示すように共役な位置、または図3Cに示すように共役な位置から離れた位置に配置することを選択する。
このように、移動機構60は、第1のビームスプリッタ12を光軸22に対して傾く方向に相対移動させる。その際、規制部である目盛62b,62cは、第1のビームスプリッタ12の傾き範囲を、参照面13が共役な位置から共役な位置から十分離れた位置にまで規制する。よって、第1のビームスプリッタ12の傾き位置が調整されると、参照面13は共役な位置、または共役な位置から十分離れた位置に切り換わる。
次に、本変形例における干渉顕微鏡装置100の動作方法について簡単に説明する。
第1の実施形態と同様に光源14から出射された光は、投影光学系15により集光、投影され、ハーフミラー16によって下方(干渉対物レンズ1側)に反射される。
その際、切換レバー66が目盛62bを選択すると、第1のビームスプリッタ12の表面12aは、図3Aと図3Bに示すように光軸22に対して直交する。対物レンズ10の焦点がサンプル11上に位置した際、参照面13には、対物レンズ10を透過し、第1のビームスプリッタ12によって反射された反射光が垂直に入射し、参照面13は、この反射光によって照射される。よって、参照面13は、共役な位置に配置されることとなる。また、サンプル11は、対物レンズ10と、第1のビームスプリッタ12を透過した反射光によって照射される。
このとき、参照面13から反射した反射光とサンプル11から反射した反射光において、干渉が生じる。これにより、撮像素子18は、干渉像を撮像し、干渉顕微鏡装置100は、干渉画像を取得する。また、干渉画像は、接眼レンズ20によっても観察される。
また、切換レバー66が目盛62cを選択すると、第1のビームスプリッタ12の表面12aは、図3Cに示すように光軸22に対して傾く。その際、参照面13には、対物レンズ10を透過し、第1のビームスプリッタ12によって反射された反射光が入射せず、参照面13は、この反射光によって照射されない。よって参照面13は、共役な位置から離れた位置に配置されることとなる。また、サンプル11は、対物レンズ10と、第1のビームスプリッタ12を透過した反射光によって照射される。このとき、参照面13には光が照射されないために、干渉が生じない。
このように干渉が発生しない場合、接眼レンズ20には、干渉情報を有さない波長域の光のみが入射する。そのため、接眼レンズ20にて目視観察される画像には、参照面13から反射した反射光(参照光)が重畳されていない。よって、コントラストの良いクリアな画像が、接眼レンズ20によって観察され、干渉顕微鏡装置100は、明視野画像を取得する。
本変形例におけるサンプル11に対して3次元形状計測を行う際の動作手順は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
このように、本変形例は、切換レバー66の切換動作によって第1のビームスプリッタ12を光軸22に対して傾けること(傾く方向に移動させる)で、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本変形例において、第1のビームスプリッタ12は、移動機構60によって光軸22に対して傾いたが、これに限定する必要はない。参照面13が図3Aと図3Bに示すように第1のビームスプリッタ12から反射した光が垂直に入射する状態と、第1のビームスプリッタ12から反射した光が入射しない状態に切り替わればよい。そのため、参照面13が、第1のビームスプリッタと同様に移動機構60によって光軸22に対して傾いても良い。また、参照面13と第1のビームスプリッタ12が傾いても良い。
なお、上述した第1の実施形態と、第1の変形例において、切換環52と、切換レバー66を、例えばステッピングモータや、超音波モータや、ピエゾ等を用いて電動によって回動させて(切り換えて)もよい。
また、本変形例は、上述した第1の実施形態に組み込むこともできる。
このように上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
図1は、第1の実施形態に係る干渉顕微鏡装置の構成図である。 図2Aは、第1の実施形態における干渉対物レンズの半断面図であり、参照面が第1のビームスプリッタを介して対物レンズの物体側焦点位置と光学的に共役な位置に配置されている状態を示している。 図2Bは、第1の実施形態における干渉対物レンズの半断面図であり、参照面が第1のビームスプリッタを介して対物レンズの物体側焦点位置と光学的に共役な位置から十分離れた位置に配置されている状態を示している。 図3Aは、第1の実施形態における第1の変形例を示す図であり、干渉対物レンズの半断面図である。 図3Bは、光軸に対する第1のビームスプリッタの傾きを示す概略図であり、図3Aに示す第1のビームスプリッタを矢印A方向から見た際の概略図である。 図3Cは、光軸に対する第1のビームスプリッタの傾きを示す概略図であり、図3Aに示す第1のビームスプリッタを光軸に対して傾けた際に第1のビームスプリッタを矢印A方向から見た際の概略図である。
符号の説明
1…干渉対物レンズ、2…観察光学系、3…照明光学系、10…対物レンズ、11…サンプル、12…第1のビームスプリッタ、12a…表面、13…参照面、14…光源、15…投影光学系、16…ハーフミラー、17…結像レンズ、18…撮像素子、19…第2のビームスプリッタ、20…接眼レンズ、21…バンドパスフィルタ、22…光軸、45…移動機構、50…リング、51…ピン、52…切換環、53…枠、54…切換位置表示部、54a,54b,54c,62b,62c…目盛、55…回動規制部、60…移動機構、62…切換位置表示部、64…リング、66…切換レバー、100…干渉顕微鏡装置。

Claims (8)

  1. サンプルに光を照射する対物レンズと、
    前記サンプルと前記対物レンズの間に配置され、前記光を分割する光分割部材と、
    前記光分割部材によって分割された光路上の一方に配置され、前記光分割部材によって分割された前記光によって照射される参照面と、
    を具備する干渉対物レンズにおいて、
    前記対物レンズに対して前記光分割部材と前記参照面の少なくとも一方を、前記対物レンズの光軸に沿った光軸方向に相対移動させる、又は前記光分割部材と前記参照面の少なくとも一方を、前記対物レンズの光軸に対して傾く方向に移動させる移動機構と、
    前記移動機構によって前記対物レンズに対して相対移動する、又は傾く方向に移動する前記光分割部材と前記参照面の移動範囲を、前記参照面から反射した前記光と前記サンプルから反射した前記光によって干渉が生じる位置から干渉が生じない位置まで規制する規制部と、
    を具備することを特徴とする干渉対物レンズ。
  2. 前記規制部は、前記移動範囲を、前記対物レンズの焦点深度内で前記干渉が生じる位置から前記対物レンズの焦点深度内で前記干渉が生じない位置まで規制することを特徴とする請求項1に記載の干渉対物レンズ。
  3. 前記移動機構によって移動する前記光分割部材と前記参照面の少なくとも一方の移動先である、前記干渉が生じる位置、または前記干渉が生じない位置のどちらかを選択する選択部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の干渉対物レンズ。
  4. 前記光分割部材は、所望する透過反射率特性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の干渉対物レンズ。
  5. サンプルに光を出射する光源と、
    前記光源から出射された前記光を前記サンプルに照射する対物レンズと、
    前記対物レンズと前記サンプルの間に配置され、前記光を分割することで一方の前記光を透過させ、他方の前記光を反射させる光分割部材と、
    前記光分割部材によって分割された光路上に配置され、前記光分割部材から反射された他方の前記光によって照射される参照面と、
    を有する干渉対物レンズと、
    干渉しあう前記サンプルから反射する前記光と前記参照面から反射する前記光を結像させて干渉像を観察する観察光学系と、
    を具備する干渉顕微鏡装置において、
    前記対物レンズに対して前記光分割部材と前記参照面の少なくとも一方を、前記対物レンズの光軸に沿った光軸方向に相対移動させる、又は前記光分割部材と前記参照面の少なくとも一方を、前記対物レンズの光軸に対して傾く方向に移動させる移動機構と、
    前記移動機構によって前記対物レンズに対して相対移動する、又は傾く方向に移動する前記光分割部材と前記参照面の移動範囲を、前記参照面から反射した前記光と前記サンプルから反射した前記光によって干渉が生じる位置から干渉が生じない位置まで規制する規制部と、
    を具備することを特徴とする干渉顕微鏡装置。
  6. 前記規制部は、前記移動範囲を、前記対物レンズの焦点深度内で前記干渉が生じる位置から前記対物レンズの焦点深度内で前記干渉が生じない位置まで規制することを特徴とする請求項5に記載の干渉顕微鏡装置。
  7. 前記移動機構によって移動する前記光分割部材と前記参照面の少なくとも一方の移動先である、前記干渉が生じる位置、または前記干渉が生じない位置のどちらかを選択する選択部を有することを特徴とする請求項5乃至請求項6に記載の干渉顕微鏡装置。
  8. 前記光分割部材は、所望する透過反射率特性を有することを特徴とする請求項5乃至請求項7に記載の干渉顕微鏡装置。
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