JPH1115335A - 画像形成量管理装置 - Google Patents

画像形成量管理装置

Info

Publication number
JPH1115335A
JPH1115335A JP9171718A JP17171897A JPH1115335A JP H1115335 A JPH1115335 A JP H1115335A JP 9171718 A JP9171718 A JP 9171718A JP 17171897 A JP17171897 A JP 17171897A JP H1115335 A JPH1115335 A JP H1115335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
user
amount
copies
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9171718A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3665827B2 (ja
Inventor
Tomoyuki Atsumi
知之 渥美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP17171897A priority Critical patent/JP3665827B2/ja
Priority to US09/104,989 priority patent/US6674545B1/en
Publication of JPH1115335A publication Critical patent/JPH1115335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3665827B2 publication Critical patent/JP3665827B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の使用者の複数の画像形成装置による画
像形成を行う場合に、各使用者が割り当てられた画像形
成量を越えて画像形成動作を行うこと確実に禁止できる
ように管理する。 【解決手段】 複数の画像形成装置とネットワークによ
り接続され、複数の使用者の前記各画像形成装置による
総画像形成量を管理する管理装置において、画像形成量
配分手段により各使用者に対して予め割り当てられる画
像形成量を、各使用者ごとに第1の比率に基づいて各画
像形成装置に配分し、この各使用者に対して各画像形成
装置ごとに配分された画像形成量を表わす情報を、配分
量送信制御手段により各使用者を特定する識別情報と関
連づけて、各画像形成装置に送信するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置による
画像形成量を管理する装置に関し、特に、複数の使用者
が複数の画像形成装置によって画像形成する場合の総画
像形成量を管理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】会社等の組織では、各部署ごとに所定期
間内で複写機により複写できる枚数を予め割り当てるこ
とにより、各部署における予算管理を容易にすることが
行われている。このような、複数の使用者による複写枚
数を管理するために、種々の管理装置が提案されてい
る。
【0003】例えば、特開昭61−51166号公報に
は、1台の複写機に対して使用者ごとの複写枚数を監視
し、各使用者について、予め割り当てられた複写枚数を
越える場合には当該複写機の複写動作を禁止するよう構
成された管理装置が提案されている。また、特開平3−
255466号公報には、複数の使用者の複数台の複写
機による複写枚数を管理するために、設定時間ごとに全
複写機による各使用者の複写枚数を集計し、この合計が
特定の使用者について割り当てらた複写枚数を越える場
合には、当該特定の使用者について各複写機の複写動作
を禁止するように構成された管理装置が提案されてい
る。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかし、上記特開昭6
1−51166号公報で提案されている管理装置では、
単一の複写機のみを対象としており、同一の使用者が複
数の複写機を使用する場合に、当該使用者に割り当てら
れた複写枚数の全体を管理することは容易ではなかっ
た。
【0005】また、特開平3−255466号公報で提
案されている管理装置では、設定時間経過ごとに複写枚
数を集計し割り当てられた複写枚数を越えるか否かの判
断をするようにしているので、設定時間経過前に使用者
が割り当てられた複写枚数を大幅に越えて複写を行って
しまう場合が生じ、予算通りの経費の管理ができなくな
ってしまうこともある。
【0006】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであり、複数の使用者の複数の複写機等による画像形
成量を適切に管理し、各使用者が割り当てられた画像形
成量を越えて画像形成動作を行うことを確実に禁止でき
る画像形成装置の管理装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は複数の画像形成装置とネットワークにより接
続され、複数の使用者の前記各画像形成装置による総画
像形成量を管理する管理装置に、前記各画像形成装置と
通信を行う通信手段と、各使用者に対して予め割り当て
られる画像形成量を、各使用者ごとに第1の比率に基づ
いて、各画像形成装置に配分する画像形成量配分手段
と、画像形成量配分手段により各使用者に対して各画像
形成装置ごとに配分された画像形成量を表わす情報を、
各使用者を特定する識別情報と関連づけて、前記通信手
段により各画像形成装置に送信する配分量送信制御手段
とを設けたものである。
【0008】上記画像形成量管理装置は、さらに、前記
画像形成装置から特定の使用者に関する画像形成量の再
配分要求を受け付ける再配分要求受付手段と、この再配
分要求を受け付けると、各画像形成装置に対して前記特
定の使用者に対して配分した画像形成量のうち、すでに
消費された画像形成量に関する消費量情報を送信すべき
要求を各画像形成装置に対して行う使用情報送信要求手
段と、送信された特定の使用者に関する全ての消費量情
報から、当該特定の使用者が、現在、画像形成を行うこ
とのできる画像形成量を算出する現画像形成可能量算出
手段と、前記現画像形成量算出手段が算出した画像生成
量を前記特定の使用者に対して第2の比率に基づいて、
各画像形成装置に再配分する画像形成量再配分手段と、
画像形成量再配分手段により前記特定の使用者に対して
各画像形成装置ごとに再配分された画像形成量を表わす
情報を、前記特定の使用者を特定する識別情報と関連づ
けて、各画像形成措置に送信する再配分量送信制御手段
とを設けることが望ましい。なお、「消費された画像形
成量に関する消費情報」とは、間接的に画像形成量の消
費量を示す情報でもよく、例えば、消費結果として得ら
れる画像形成できる残存量を示す情報等でもよい。
【0009】さらに、上記再配分量送信制御手段が、再
配分された画像形成量が再配分前の画像形成量よりも少
なくなる画像形成装置に対して優先的に送信を行うよう
にすると効果的である。そして、上記画像形成量配分手
段および上記画像形成量再配分手段の少なくとも1つ
が、各使用者に対して、すべての画像形成装置に少なく
とも予め定められた所定量以上画像形成量を配分するよ
うにすることもできる。
【0010】また、上記課題を解決するために、本発明
は複数の使用者ごとに画像形成量を管理する管理装置と
ネットワークにより接続され、当該管理装置により各使
用者ごとに配分される画像形成量を上限として画像形成
動作を各使用者に許可する画像形成装置に、前記管理装
置と通信を行う通信手段と、所定の画像形成量に達した
か否かを各使用者ごとに検出する画像形成量検出手段
と、前記画像形成量検出手段が、特定の使用者に関して
画像形成量が前記所定の画像形成量に達したことを検出
すると、当該特定の使用者に関する識別情報と、当該使
用者に関する画像形成量の再配分要求とを、前記通信手
段により前記管理装置へ送信する再配分要求送信制御手
段とを設けたものである。
【0011】この画像形成装置には、さらに、前記管理
装置から送信される、使用者に関する識別情報と、この
使用者に対して配分された画像形成量のうち、すでに消
費された画像形成量に関する消費情報を送信すべき要求
とを受け付ける消費情報要求受付手段と、受け付けた識
別情報により特定される使用者の消費情報を、前記通信
手段により前記管理装置へ送信する使用情報送信制御手
段とを設けると効果的である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。 (1)システムの概要 図1に本実施の形態に係る管理装置および画像形成装置
を含むネットワークシステムの概要を示す。図に示すよ
うにこのネットワークシステムは管理端末1a、1b、
・・・をそれぞれ接続した複数の複写機4a、4b、・
・・および、これらの複写機4a、4b・・・(管理端
末1a、1b、・・・)に通信回線網を介して接続され
た管理装置となるホストコンピュータ90を主たる構成
要素とする。複写機4a、4b、・・はユーザ側に設け
られ、ホストコンピュータ90はサービスセンターに設
けられる。なお、管理される複写機(管理端末)は2台
以上あればよい。
【0013】また、上記通信回線網はアナログの構内通
信回線機(PBX)を介して接続され、各管理端末1
a、1b・・・はモデムを介してPBXに接続されてお
り、ホストコンピュータ90は外線を介してPBXより
接続できるようになっている。なお、ここではホストコ
ンピュータを別途設ける構成としたが、PBXを介して
接続される複写機のいずれかにホストコンピュータの代
わりとなる管理装置を設け、これにより複写機を管理す
るような構成としてもよい。また、通信回線はPBXに
よって接続される必要はなく、個々の複写機の管理端末
を直接電話回線を使ってホストコンピュータに接続した
り、イントラネットによって接続する等種々のものが採
用できる。
【0014】本実施の形態においては複数の使用者が複
数の複写機4a、4b、・・・を使用することが前提と
なっている。また、会社等における予算計画等の理由に
より一定期間内において、使用者全体で消費することの
できる全複写枚数が定められており、これに応じて部門
等の各使用者ごとに管理者により前記一定期間内におい
て使用することができる複写枚数(以下「期間複写可能
枚数」という)が割り当てられるものとする。例えば、
ここでは月初めにおいて1ヶ月間の期間複写可能枚数が
使用者ごとに定められるものとする。
【0015】このような前提のもとでは、使用者は複数
の複写機で個別に複写を行うことになり、個々の複写機
4a、4b、・・・では使用者の複写枚数を管理するこ
とができないので、集中管理可能なホストコンピュータ
90によって各使用者が期間内に期間複写可能枚数を越
える複写を規制する必要がある。そこで、本発明ではホ
ストコンピュータ90が各使用者の期間複写可能枚数を
一定の配分比率で各複写機に配分するようにしている
(以下、個々の複写機に配分された期間複写可能枚数を
「配分複写可能枚数」という)。当然、各複写機4a、
4b、・・・に配分された配分複写可能枚数の合計は期
間可能複写枚数の合計を越えないようにしておく。ま
た、期間複写可能枚数の配分比率は、ここでは、複写機
4a、4b、・・・ごとの各使用者の過去の使用実績に
応じて定めらるものとしている。また、特定の使用者が
1台の複写機の配分複写可能枚数を消費し尽くした場合
には、ホストコンピュータ90は期間複写可能枚数か
ら、現時点で各複写機によってすでに消費された複写枚
数を差し引いて当該特定の使用者が現時点で消費するこ
とのできる複写枚数(以下、「現使用可能複写枚数」と
いう)を算出し、これを各複写機に対して再配分するよ
う構成してある。なお、本システム内では、使用者は全
て識別情報である4桁の数字よりなるキーコードにより
表され、各管理端末はアルファベットよりなる管理端末
IDを用いて表される。 (2)システムの構成要素 続いて、システムの主要な構成要素であるホストコンピ
ュータ90、管理端末1a、1b、・・・、複写機4
a、4b、・・・の詳細な構成について説明する。
【0016】(2−1)ホストコンピュータ (2−1−1)ハードウエア構成 図2にホストコンピュータのハードウエア構成図を示
す。ホストコンピュータ90は、演算処理等を行うCP
U901、ディスプレイ902、キーボード903、プ
リンタ904、ハードディスクドライブやフロッピーデ
ィスクドライブ等の外部記憶装置905、制御プログラ
ム等を格納したROM906、作業領域等となるRAM
907、PBXと通信するためのモデム702のRS2
32Cインターフェース701と接続されるRS232
Cインターフェース908により構成される。
【0017】かかる構成により、ホストコンピュータ9
0は外部記憶装置905等より読み込まれるプログラム
に従って、各使用者ごとの複写枚数を管理する。具体的
には、各使用者ごとに予め割り当てられる期間可能複写
枚数を各複写機に配分し、この配分した複写枚数の情報
を使用者のキーコードに関連付けて各管理端末1a、1
b、・・・に送信する。また、各管理端末1a、1b・
・・に対して期間のはじめから各使用者が消費した複写
枚数等を個々に記録した管理データXの送信を要求し、
これにより各使用者の全複写枚数や各複写機ごとの複写
枚数を集計して管理し、必要に応じて複写枚数の再配分
を行う。さらに、ホストコンピュータ90は、集計した
複写枚数を用いて、例えば月末には各使用者ごとに請求
金額を計算して請求書をプリントアウトする。なお、ホ
ストコンピュータでは使用者および各使用者が使用する
複写機の登録や削除を任意に行うことができる。
【0018】(2−1−2)機能要素 ホストコンピュータ90は請求金額のプリントアウト等
の種々の役割を果たすが、ここでは本発明に関連する構
成のみについて説明する。図3にホストコンピュータ9
0の機能ブロック図を示す。なお、ホストコンピュータ
90は一般的なコンピュータに以下に説明する構成およ
び動作を実現するプログラムを組み込むことにより実現
可能であり、このプログラムはホストコンピュータ90
により読み出し可能な記録媒体に記録することができ
る。
【0019】ホストコンピュータ90は機能要素として
分けると、各使用者ごとに一定の比率で各複写機4a、
4b、・・・に複写枚数を配分する複写枚数管理部9
1、各管理端末1a、1b、・・・からのデータの受信
を制御する受信制御部92、各管理端末1a、1b、・
・・へのデータの送信を制御する送信制御部93により
構成される。
【0020】(2−1−2a)受信制御部 受信制御部92は再配分要求受付部92aと、管理デー
タ受付部92bにより構成される。再配分要求受付部9
2aは、各管理端末1a、1b、・・・から送信されて
くる特定の使用者に関する複写枚数の再配分要求を受け
付ける。再配分要求受付部92aは、特定の使用者に関
する再配分要求を受け付けると、当該特定の使用者に対
する「送信要求フラグ」を”2”にセットする。なお、
「送信要求フラグ」はホストコンピュータ90が管理端
末にどの様なデータを送信するかを判断する際に用いら
れるフラグであり、”2”は管理データの送信要求を各
管理端末1a、1b、・・・に送信すべきことを示す。
【0021】また、管理データ受付部92bは各管理端
末1a、1b、・・・から送信されてくる管理データX
を受け付けて、総使用量集計部91d、現複写可能枚数
算出部91eへ送出する。管理データ受付部92bは複
写機に接続された管理端末の一つから管理データXが送
信されてくると、当該管理端末を示す管理端末IDにつ
いて「更新フラグ」をセットする。更新フラグは、管理
データXがすべての管理端末1a、1b、・・・から送
信されてきたか否かを判断するために用いられるフラグ
である。そして、すべての管理端末1a、1b、・・・
について「更新フラグ」がセットされると、管理データ
受付部92bは、すべての「更新フラグ」をリセットし
て、「再配分要求フラグ」をセットする。「再配分要求
フラグ」は後述する複写枚数管理部91において複写枚
数の割り当て処理を行うか否かの判断に用いられるフラ
グである。
【0022】(2−1−2b)複写枚数管理部 複写枚数管理部91は、複写枚数配分部91a、全複写
可能枚数格納部91b、配分比率算出部91c、総使用
量集計部91d、現複写可能枚数算出部91eにより構
成される。全複写可能枚数格納部91bは、各使用者が
現在消費することのできる複写枚数を各使用者ごとに記
録している。ここでは、管理者が月初めに全複写可能枚
数格納部91bに各使用者ごとに当該月間の期間複写可
能枚数を記録させるものとする。また、この全複写可能
枚数格納部91bに記録された複写可能枚数は、後述す
る現複写可能枚数算出部91eが最新の現複写可能枚数
を算出した場合には、現複写可能枚数に更新される。
【0023】総使用量集計部91dは、各使用者が過去
の特定の期間、例えば過去3ヶ月内にそれぞれの複写機
4a、4b、・・・により何枚複写を行ったかを集計し
て記録する部分である。複写枚数の集計は管理端末1
a、1b、・・・より送信されてくる管理データXに記
録された各使用者ごとの複写枚数が用いられる。配分比
率算出部91cは、総使用量集計部91dで集計された
各使用者ごとの各複写機による複写実績に応じて、各使
用者ごとに割り当てられる複写枚数を配分する比率を算
出する。
【0024】例えば、今、ある使用者Hについて、総使
用量集計部91dに記録されている過去3ヶ月間の複写
機A、B、C、Dについての使用実績が下記のようであ
ったとする。 A:25000枚 B:10000枚 C:3000
枚、D:0枚 すると、配分比率算出部91cは、これから、配分比率
を下記のように算出する。
【0025】 A:65.8% B:26.3% C: 7.9% D:0% (1 ) 現複写可能枚数算出部91eは各管理端末1a、1b・
・・から送信されてくる管理データXに基づいて、個々
の使用者について現時点で各使用者が消費することので
きる現複写可能枚数を算出する。具体的には、全複写可
能枚数格納部91bに記録されている複写枚数から、管
理データXに含まれるすでに消費された複写枚数の全複
写機についての総和を引くことによって求める。
【0026】複写枚数配分部91aは、前記再配分要求
フラグがセットされている場合に、全複写可能枚数格納
部91bに記録されている期間複写可能枚数もしくは現
複写可能枚数を、配分比率算出部91cが算出した配分
比率に基づいて配分する演算を行う。また、配分演算を
行った後は再配分要求フラグをリセットし、前記送信要
求フラグを”1”にセットする。なお、送信要求フラグ
の”1”は、配分複写可能枚数を各管理端末に送信すべ
きことを意味している。
【0027】ここで複写枚数配分部91aは、配分比率
算出部91cが算出した配分比率そのままで配分を行う
のではなく、全ての使用者に関して全ての複写機に必ず
所定量以上の複写枚数が配分されるようにする。例え
ば、上述の使用者Hについての配分比率(1)が配分比
率算出部91cにより算出され、また、全複写可能枚数
格納部91bに使用者Hの複写できる枚数として記録さ
れている複写枚数が期間複写可能枚数であって、これが
1000枚であったとすると、以下のような配分計算が
行われる。ここでの配分計算は月初めに期間複写可能枚
数を設定した時になされるものである。
【0028】ここでは、配分する複写枚数の内の10%
以上は全ての複写機に必ず割り当てを行うようにする。
このようにすることで、使用者は常にどの複写機におい
ても常に複写できる状態に保つことができ、使用者の利
便性を向上させることができる。即ち、使用実績のない
複写機Dにも10%の複写枚数を割り当て、また、複写
機Cも10%に満たないので、やはり10%の複写枚数
を割り当てるものとする。これにより、使用者Hに関し
て複写機A、B、C、Dに割り当てられる配分複写可能
枚数は以下のようになる。
【0029】D:1000×0.1=100 C:1000×0.1=100 B:1000×0.263=263 A:1000−(100+100+263)=537 また、再配分をおこなう場合には、以下のような計算を
行う。いま、上記状態から使用者Hが各複写機A、B、
C、Dで次の枚数だけ複写を行ったとする。
【0030】 A:137枚 B:63枚 C:100枚 D:0枚 この結果、使用者Hが各複写機A、B、C、Dで複写を
行うことのできる枚数はそれぞれ、 A:400枚 B:200枚 C:0枚 D:100枚 となる。ここで、複写機Cの管理端末から複写枚数の再
配分要求がなされると、現複写可能枚数算出部91eが
現複写可能枚数を700枚と算出し、全複写可能枚数格
納部91bへ格納する。これを、複写枚数配分部91a
は上記のように必ず現複写可能枚数の10%は割り当て
るようにして以下のように再配分する。ただし、配分の
結果にはすでに消費した複写可能枚数を加えることによ
り、全体の総和は期間複写可能枚数と等しくなるように
している。これは、各管理端末において、配分複写可能
枚数をそれまでに累積してカウントされている複写枚数
と容易に比較するようにするためである。
【0031】D:700×0.1+0=70 C:700×0.1+100=170 B:700×0.263+63=247 A:700−(70+70+184)+137=513 なお、ここでは全複写可能枚数格納部91bに記録され
ている複写枚数の内の10%を最低限度として割り当て
たが、これは別の値を最低限として割り当ててもよい。
例えば、使用される全ての複写機に均等に配分した場合
の10%を最低限の割当量に設定するようにもできる。
この場合、例えば、4台の複写機が使用されるとする
と、均等に配分した場合の比率である25%の内の10
%、即ち2.5%が最低限の割当量となる。その他に、
割り当てる最低枚数を定めておき、必ず、最低枚数以上
割り当てるようにしてもよい。
【0032】また、ここでは、期間の始めに行う配分複
写可能枚数の配分と、再配分要求等に基づく複写可能枚
数の再配分を、同じ複写枚数配分部91aにより行うよ
うにしているが、再配分用に別に複写枚数再配分部を設
けてもよい。さらに、ここでは配分比率算出部91cの
算出した配分比率は期間の始めと、再配分時とで同じも
のを用いたが、これは、配分比率算出部91cにより直
前の使用量に基づく配分比率を算出させるようにして、
期間始めと再配分時とで異なる値を用いるようにしても
よい。さらには、配分比率は管理者が任意に定めたもの
を用いるようにしてもよい。
【0033】(2−1−2c)送信制御部 送信制御部93は、配分複写枚数送信制御部93aと管
理データ要求送信制御部93bとにより構成される。配
分複写枚数送信制御部93aは、複写枚数配分部91a
により配分された配分複写可能枚数を各使用者を特定す
るキーコードに関連づけて通信回線を通じて各管理端末
1a、1b、・・・へ送信する。また、複写枚数配分部
91aにより特定の使用者に関して再配分が行われた場
合には、当該特定の使用者のキーコードに関連づけて、
再配分された配分複写可能枚数を各管理端末1a、1
b、・・・へ送信する。この際、配分複写枚数送信制御
部93aでは、現時点で管理端末1a、1b、・・・に
記録されている再配分前の配分複写可能枚数より、新た
に再配分する配分複写可能枚数が減少するものから送信
するように送信順序を決定する。これは、もし、新たに
再配分する配分複写可能枚数が増大するものを先に送信
するようにすると、一時的に全管理端末1a、1b、・
・・に記録されている配分複写可能枚数の合計が、期間
複写可能枚数を越えてしまうこととなり、送信が回線の
不具合等で遅れると、当該使用者について期間複写可能
枚数を越えて複写されてしまう事態になることもあり得
るのでこれを回避する必要があるからである。
【0034】具体的には、配分複写枚数送信制御部93
aは、複写枚数配分部91aが特定の使用者に対して配
分複写可能枚数を計算すると、この計算された新たな配
分複写可能枚数をもとに配分複写可能枚数が減少するも
のから順番に並ぶように送信データを図4に示すような
送信テーブル1に記録していく。送信テーブル1には、
送信先の管理端末の管理端末ID、新たに配分複写可能
枚数を割り当てられる使用者のキーコード、各複写機に
割りあてられる配分複写可能枚数の3つのデータが一組
として送信順に並べられる。なお、図ではキーコードは
1種類しか示されていないが、実際には他の使用者につ
いて新たに配分複写可能枚数が計算されれば、さらに、
最後尾に次々に追加されていくことになる。そして、配
分複写枚数送信制御部93aは、送信フラグが”1”に
セットされていることを検出すると、送信テーブル1に
記録された一番最初のデータの組を対象となる管理端末
へ送信し、送信したデータの組は送信テーブル1から消
去していく。そして、全てのデータの送信が終わると送
信要求フラグをリセットする。
【0035】管理データ要求送信制御部93bは再配分
要求受付部92aが管理端末から再配分要求を受け付け
ると、全ての管理端末1a、1b、・・・に管理データ
Xの送信要求を行う。具体的には、管理データ要求送信
制御部93bは、図5に示すような送信テーブル2を生
成する。送信テーブル2には、再配分要求がなされた使
用者のキーコード対応させて管理データXの送信要求を
行う全ての管理端末の管理端末IDが記録されている。
そして、前記送信要求フラグに”2”がセットされてい
る場合に、送信テーブル2に記録された管理端末IDを
もつ管理端末1a、1b、・・・に対して、管理データ
Xを送信するべき要求を送信し、送信済みのデータを送
信テーブル2から消去していく。そして、送信テーブル
2に記録されている管理端末の全てについて送信がなさ
れると送信要求フラグをリセットする。
【0036】(2−2)複写機および管理端末 次に複写機4a、4b、・・・および、これらの複写機
を管理する管理端末1a、1b、・・・について説明す
る。 (2−2−1)複写機および管理端末のハードウエア構
成 図6に各複写機4a、4b、・・・に設けられる制御装
置および管理端末ハードウエア構成図を示す。なお、各
複写機、各複写機に設けられる制御装置、および管理端
末は原則として同じ構造であるので、共通の構成等を説
明するときは、それぞれ複写機4、制御装置40、管理
端末1と表すものとする。
【0037】(2−2−1a)複写機の制御装置 複写機4の制御装置40は演算処理等を行うCPU40
1、作業領域となるRAM404、制御プログラム等を
格納したROM405、管理端末1と接続するためのシ
リアルインターフェース402、403により構成され
る。また、この制御装置は使用者の指示を受け付けるべ
く、図7に示すような操作パネル406上の各種のキー
スイッチ群(複写動作の開始を支持するためのプリント
キー、数値入力用のテンキー群、入力のクリアを指令す
るクリアキー等)やその他のスイッチ群(トラブルのリ
セットを指令するためのトラブルリセットスイッチ等)
に接続されている。
【0038】このような構成により、制御装置40はR
OM405に記録されたプログラムにより、管理端末1
からの指示に従い複写機4の動作を許可したり、禁止し
たりする。また、複写動作を行うごとに管理端末1に複
写動作を行ったことを示す複写信号を送信する。さら
に、制御装置40は操作パネル等からの入力指示によ
り、一般的な複写機におけるモード設定を行い、また、
対応する複写動作を複写機4に行わせる。なお、複写機
の状態や複写枚数等が操作パネル上の表示部に表示され
るように制御される。
【0039】(2−2−1b)管理端末 管理端末1は、処理演算を行うCPU101、制御プロ
グラム等を格納したROM104、使用者を表すキーコ
ード等が格納されるRAM106、作業領域となるRA
M105、時計IC107、複写機4と接続するための
シリアルインターフェース102、103、PBXと接
続するためのRS232Cインターフェース108、そ
の他、使用者が外部から設定を変更するための各種スイ
ッチ群201により構成される。また、管理端末1には
各使用者ごとに予め配布された使用者カードを読みとる
カードリーダRが接続されている。図8にカードリーダ
Rを設けた管理端末1の斜視図を示す。なお、使用者カ
ードCには予め各使用者に対応させた識別情報となるキ
ーコードがパンチまたは磁気で記録されており、使用者
に配布されている。また、ここでは、使用者カードを用
いて使用者を識別するようにしているが、これはテンキ
ー等から使用者により入力される暗証番号により使用者
を識別する等の方法を採ってもよい。
【0040】このような構成により、管理端末1はRO
M104に記録されたプログラムに従って、接続された
複写機の使用者を使用者カードCにより識別し、当該複
写機に対して当該使用者に配分される複写枚数を上限と
して複写機の複写動作を規制する。また、管理端末1は
接続された複写機に関する複写枚数等を記録した管理デ
ータXを生成し、ホストコンピュータ90からの要求等
によりこれを送信する。管理データXは各使用者が各複
写機で複写した枚数をホストコンピュータ90で集計す
るために用いられる他、サービスセンター側で計算され
る請求金額等の基礎やメンテナンスの目安等にも使用さ
れる。さらに、特定の使用者に対して割り当てられた複
写枚数が全て消費されるとホストコンピュータ90に対
して複写枚数の再配分要求を行う。
【0041】(2−2−2)機能要素 図9に複写機の制御装置40および管理端末1の機能ブ
ロック図を示す。 (2−2−2a)複写機 複写機の制御装置40は機能要素として分けると、管理
端末1からの信号を受け付ける受信制御部41、受信制
御部41が受け付けた信号に応じて複写動作の許可およ
び禁止の設定を行う複写許否設定部42、複写許否設定
部42の許可および禁止の設定に従い、実際の複写動作
を制御する複写動作制御部43、管理端末1へ所定の信
号を送信制御する送信制御部44より構成される。
【0042】受信制御部41は、具体的には管理端末1
から送信されてくる複写動作許可信号および複写動作禁
止信号を受け付ける。複写許否設定部42は、具体的に
は管理端末1から複写動作許可信号が送信されてくると
複写許可フラグをセットし、管理端末1から複写動作禁
止信号が送信されてくると複写禁止フラグをセットす
る。複写動作許可フラグは複写動作時に複写を行うか否
かの判断に用いられ、複写動作禁止フラグも複写動作時
に複写を禁止するか否かの判断に用いられる。
【0043】複写動作制御部43は複写動作許可フラグ
がセットされている場合には、操作パネルからの指示に
従って複写動作を行わせ、複写動作禁止フラグがセット
されている場合には、操作パネルからの指示があっても
これを無視する。なお、実際の複写動作についての詳細
は公知であり本発明の趣旨とは関係ないので説明を省略
する。
【0044】送信制御部44は、複写動作がなされたか
否かを判断して、新たな複写動作がなされた場合には管
理端末1に複写信号を送信する。 (2−2−2b)管理端末 管理端末1は機能要素として分けると、複写機4による
複写枚数をカウントし複写機4に対して複写を許可した
り禁止したりする複写機管理部10、ホストコンピュー
タ90からのデータの受信を制御する受信制御部20、
ホストコンピュータ90へのデータの送信を制御する送
信制御部30により構成される。
【0045】(2−2−2b1)複写機管理部 複写機管理部10は、使用者カード処理部10a、複写
機制御部10b、消費量判断部10c、複写枚数計数部
10d、管理データ生成部10eより構成される。使用
者カード処理部10aは、カードリーダRによる使用者
カードCの読み取り信号に応じて複写機4の複写の許可
および禁止を定める。具体的には、カードリーダRより
使用者カードCの所定位置までの挿入されたことを示す
信号が出されたことを検知し、これによりカードリーダ
Rに使用者カードCに記録されたキーコードを読み取ら
せる。そして、後述する複写枚数計数部10dに設けら
れる登録テーブルTに予め記憶されているキーコード内
のいずれかと一致することを条件に、このキーコード
を、変数として設けてある「カード番号値」にセットす
る。なお、読み取ったキーコードが予め記憶されている
キーコード内のいずれとも一致しない場合には「カード
番号値」には”0”をセットする。
【0046】それから、「カード番号値」にキーコード
が記録され、消費量判断部10cにより複写を許可して
もよいと判断されれば複写可送信フラグをセットし、ま
た、複写禁止フラグがセットされていればこれをリセッ
トする。複写許可送信フラグは、複写機に複写許可信号
を送信すべき状態となったか否かを判断する際に用いら
れ、複写禁止フラグはカードリーダRに使用者カードC
が挿入されていない場合等、複写動作ができない状態か
否かを判断する際に用いられる。さらに、使用者カード
処理部10aは、カードリーダRより使用者カードCが
存在するか否かを示す信号を受けて、使用者カードCが
存在しない場合には、前記複写禁止フラグがセットされ
ていなければこれをセットし、また、複写機が複写を許
可されている状態であるときには複写禁止送信フラグを
セットする。複写禁止送信フラグは複写機に複写禁止信
号を送信すべき状態となったか否かを判断する際に用い
られる。
【0047】複写機制御部10bは複写機4に対して複
写を許可する複写許可信号を送信したり、複写を禁止す
る複写禁止信号を送信する。具体的には、前記複写許可
フラグがセットされている場合には、複写許可信号を送
信して、複写許可フラグをリセットし、複写禁止送信フ
ラグがセットされている場合には、複写禁止信号を送信
して複写禁止送信フラグをリセットする。
【0048】複写枚数計数部10dは、カードリーダR
が検出する使用者カードCのキーコードごとに特定の期
間内において複写機4から送信されてくる前記複写信号
をカウントする。このカウント値は例えば月初めから現
在までに各キーコードで表される使用者が何枚複写を行
ったかを示す。具体的には、複写枚数計数部10dに複
写機4を使用する予定のある使用者に割り振られるキー
コードごとに、所定期間中の複写枚数を記録する登録テ
ーブルTが設けてあり、前記使用者カード処理部10a
でセットした「カード番号値」に記録されてキーコード
に対応する複写枚数を複写信号を受信するごとにインク
リメントしていく。なお、登録テーブルTにおける各キ
ーコードは管理者によって予め登録される。
【0049】消費量判断部10cは、配分複写可能枚数
と使用者カードCを挿入した使用者の現時点までの複写
枚数を比較し、現時点での複写枚数が配分複写可能枚数
以上をなった場合には、複写機の複写を禁止し、ホスト
コンピュータ90に現在の使用者について再配分要求を
行うように設定する。具体的には、消費量判断部10c
はホストコンピュータ90から送信されてくる配分複写
可能枚数をキーコードごとに記憶してあり、これを前記
複写枚数計数部10dの登録テーブルTに記録されてい
る現時点での複写枚数とを比較する。そして、現時点で
の複写枚数が配分複写可能枚数以上となっていれば、再
配分要求フラグをセットし、現在複写動作が許可されて
いる場合には、複写禁止フラグおよび複写禁止送信フラ
グをセットする。再配分要求フラグは再配分要求をすべ
き状態となったか否かを判断する際に用いられる。 管
理データ生成部10eは、複写枚数計数部10dの計数
結果に基づいて、各キーコードごとに特定の期間内の複
写枚数の記録を含む管理データXを生成する。なお、こ
こでは管理データXとして単純な使用者ごとの複写枚数
のみについて説明しているが、管理データXには、例え
ば用紙サイズ毎やカラー複写と白黒複写に分けた複写枚
数や、接続される複写機等の機種の種類を示すデータ等
を記録したり、メンテナンスのために、給紙口毎の給紙
枚数や、両面ユニットの使用回数を加えてもよい。
【0050】(2−2−2b)受信制御部 受信制御部20は、ホストコンピュータ90から送信さ
れてくる配分複写可能枚数を受け付ける配分複写枚数受
付部20aと、同じくホストコンピュータ90から送信
されてくる管理データ送信要求を受け付ける管理データ
要求受付部20bより構成される。
【0051】配分複写枚数受付部20aは前記複写禁止
フラグがセットされている場合にホストコンピュータ9
0から送信されてくる特定のキーコードに対応する配分
複写可能枚数を受け付けて、消費量判断部10cへ送出
する。管理データ要求受付部20bも前記複写禁止フラ
グがセットされている場合に、ホストコンピュータ90
からの管理データ送信要求を受け付けて、管理データ送
信フラグをセットする。管理データ送信フラグは管理デ
ータXを送信すべき状態となったか否かを判断するため
に用いられる。
【0052】なお、複写禁止フラグがセットされていな
い場合は、現在複写中であって複写枚数計数部の登録テ
ーブルが書き換え中であるので、配分複写枚数および管
理データ送信要求は受け付けない。 (2−2−2c)送信制御部 送信制御部30は、どのようなデータをホストコンピュ
ータ90に送信するかを判断する送信条件判断部30a
と、ホストコンピュータ90に管理データXを通信回線
を通じて送信する管理データ要求送信制御部30cと、
同じくホストコンピュータ90に特定の使用者について
の複写枚数の再配分要求を通信回線を通じて送信する再
配分要求送信制御部30bより構成される。
【0053】送信条件判断部30aは、具体的には送信
条件フラグの値を設定する処理を行う。送信条件フラグ
は、0、1、2の値をとり、管理データXのみを送信す
べき状態では”1”、複写枚数の再配分要求も送信する
状態では”2”がセットされ、これ以外の場合には”
0”がセットされる。具体的には、前記管理データ送信
フラグがセットされている場合および所定の設定時刻を
経過した場合には送信条件フラグを”1”にセットす
る。なお、この所定の時刻は管理データXをホストコン
ピュータ90に定期的に送信されるために設定される時
刻であり、現在の設定時刻を経過すると、所定時間間隔
経過したあらたな設定時刻へと更新されていく。なお、
管理データ送信フラグがセットされている場合には、送
信条件フラグを”1”にセットした時点で、管理データ
送信フラグはリセットする。
【0054】また、送信条件フラグが”1”にセットさ
れない状態で再配分要求フラグがセットされていれば、
送信条件フラグを”2”にセットし、再配分要求フラグ
をリセットする。管理データ要求送信制御部30cは、
送信条件フラグが”1”または”2”の場合に、前記管
理データ生成部10eが生成した管理データXを対応す
るキーコートおよび管理端末IDとともにホストコンピ
ュータ90へ送信するよう制御する。
【0055】再配分要求送信制御部30bは、送信条件
フラグが”2”の場合に、使用者カード処理部の前記カ
ード番号値に記録されるキーコードに関連付けて再配分
要求をホストコンピュータ90に送信するよう制御す
る。 (3)システムの動作 続いて、以上のような構成を有するネットワークシステ
ムの動作について説明する。
【0056】(3−1)全体の動作 図10に、本システムの動作を示すシーケンス図を示
す。なお、このシーケンス図では、複写機と管理端末は
一体のものとしている。また、管理端末1a、1b、・
・・から定期的にホストコンピュータへ送信する管理デ
ータXについては記載していない。さらに、複写機も便
宜上A、B、C、Dに限っている。いま、ある使用者H
に対して月初めに1000枚の期間複写可能枚数が割り
当てられたものとする。実際には複数の使用者について
期間複写可能枚数が割り当てられるが、それぞれの使用
者についての処理は互いに独立しているので、ここでは
使用者Hについての複写枚数の管理について説明する。
【0057】まず、管理者は月初めにホストコンピュー
タ90の全複写可能枚数格納部91bに、各使用者につ
いての期間配分複写可能枚数を設定する。この際、使用
者Hについては、前述した「1000」という値が設定
される。また、最初の設定時には前記再配分要求フラグ
をセットするようにしておく。これにより、ホストコン
ピュータの複写枚数配分部91aは、各複写機の過去の
複写履歴に応じて配分比率算出部91cで算出された配
分比率で使用者Hについての期間複写可能枚数を配分す
る()。ここでは、たとえば過去3ヶ月の使用者Hの
各複写機の使用比率が前記配分比率(1)であったとす
ると、前述の配分計算より、使用者Hに対して、複写機
A、複写機B、複写機C、複写機Dにはそれぞれ、53
7枚、263枚、100枚、100枚の配分複写可能枚
数が割り当てられることになる。
【0058】配分複写可能枚数が算出されると、ホスト
コンピュータは各複写機A、B、C、Dに使用者Hのキ
ーコードとともに算出した配分複写可能枚数を送信する
()。各複写機A、B、C、Dはこれを受信して、消
費量判断部10cに送信されてきたキーコードに対応し
て登録する。その後、使用者Hが複写機A、B、C、D
のそれぞれにより、137枚、63枚、100枚、0枚
の複写を行ったとする。その結果、使用者Hは、それぞ
れの複写機において、配分複写可能枚数から使用した複
写枚数を差し引いた枚数だけ複写することができる。即
ち、この時点で使用者Hが複写機A、B、C、Dで複写
できる枚数は、 A:400枚、 B:200枚、 C:0枚、 D:1
00枚 となる。ここで、複写機Cに関しては、配分複写枚数を
消費し尽くしてしまったので、複写機Cはホストコンピ
ュータへ使用者Hのキーコードともに再配分要求が送信
する()。
【0059】これを、受けたホストコンピュータは各複
写機における使用者Hの月初めからの複写枚数を知る必
要があるので、各複写機A、B、C、Dに対して、使用
者Hのキーコードと管理データXの送信要求を送信する
()。この管理データの送信要求を受け取ると各複写
機A、B、C、Dは使用者Hの月初めからの複写枚数を
記録した管理データXを、キーコードと、自己の管理端
末IDとともにホストコンピュータへ送信する()。
【0060】これらのデータを受け取ったホストコンピ
ュータは、これらのデータより使用者Hの現複写可能枚
数を算出する。即ち、期間複写可能枚数から消費した複
写枚数を差し引いて、現複写可能枚数を700枚と算出
する。そして、この算出した現複写可能枚数を複写枚数
配分部91aにより再配分して、使用者Hについて新た
な配分複写可能枚数を算出する()。なお、ここでは
前記と同じ配分比率で再配分するものとする。この結
果、各複写機A、B、C、Dについて配分複写枚数は、
前述した計算によりそれぞれ、513枚、247枚、1
70枚、70枚となる。
【0061】再配分が終わるとホストコンピュータは新
たな配分複写可能枚数をキーコードとともに各複写機
A、B、C、Dへ送信する()。この際、あらたな配
分複写可能枚数送信の結果、使用者Hに関して現在複写
できる枚数が減少する複写機から優先して配分複写可能
枚数を送信する。いまの場合では、使用者Hの複写でき
る枚数は、複写機Aが537枚から513枚へ、複写機
Bが263枚から247枚へ、複写機Dが100枚から
70枚に減少し、複写機Cが100枚から170枚へ増
加しているので、複写機A、B、Dから先に配分複写枚
数を送信し、続いて複写機Cについて配分複写枚数を送
信する。これによって使用者Hは複写機Cにおいて、現
在までに複写した枚数を差し引いた70枚をさらに複写
できるようになる。
【0062】以下、使用者Hについて、いずれかの複写
機での配分複写枚数が消費尽くされると、当該複写機か
ら再配分要求がなされて、現複写可能枚数が再配分され
る。これにより、使用者はどの複写機においても期間複
写可能枚数を越えない限り常に複写でき、使用頻度の高
い複写機で使用量が上限に達して使用できない一方で使
用頻度の低い複写機では依然として複写が可能であると
いう状態を回避できて、全て期間複写可能枚数を適切に
消費することが可能となる。
【0063】即ち、各複写機に配分された配分複写可能
枚数の残りを再配分し直すので、常に、使用実績に応じ
た複写枚数の配分ができ、それまでの使用実績とは異な
った大量の複写が行われた結果、配分複写可能枚数を消
費し尽くしても、期間複写可能枚数に残存量があれば、
当該複写機を短時間で複写可能な状態に復帰させること
ができる。その一方で、使用者は決して期間内には期間
複写可能枚数を越える複写を行うことができない。
【0064】また、過去の使用実績に応じた配分比率で
配分するようにしているので、使用者は使用頻度に応じ
た配分複写可能枚数を割り当てられ、複写を行うことが
できる。 (3−2)各構成要素の動作 次に、上記動作における各構成要素の動作について詳述
する。
【0065】(3−2−1)ホストコンピュータ まず、ホストコンピュータ90の動作について説明す
る。図11にホストコンピュータの動作を表すフローチ
ャートを示す。図11(a)はメインの処理ルーチンで
あり、図11(b)はメイン処理ルーチンに優先して処
理される受信処理を示す。メイン処理ルーチンが実行中
であっても、ホストコンピュータ90のCPU901は
メイン処理ルーチンを一旦中断し、この受信処理を割り
込ませて処理する。受信処理は受信制御部92によって
行われる。
【0066】(3−2−1a)メイン処理ルーチン 図11(a)に示すメイン処理ルーチンでは、初期化を
行った後(S101)に、以下の処理を繰り返す。ま
ず、複写枚数管理部91により複写枚数の割り当て処理
が行われる(S102)。続いて、送信制御部93によ
り送信処理が行われる(S103)。それから、本発明
とは直接関わりのないその他の処理がなされる(S10
4)。次に、これらの各ステップ及び受信処理について
以下にさらに詳述する。
【0067】(3−2−1b)受信処理 まず、受信処理について説明する。図12に受信処理の
より詳細なフローチャートを示す。受信処理は管理端末
1a、1b、・・・のいずれかからデータがホストコン
ピュータ90へデータが着信した場合に他の処理に優先
して起動される。管理端末1a、1b、・・・からホス
トコンピュータ90に送信されてくるのは上述したよう
に、特定の使用者について複写枚数の再配分を要求する
再配分要求と、各複写機4a、4b、・・・における消
費された複写枚数等を記録した管理データXの2つであ
る。なお、前述したように管理端末1a、1b、・・・
は再配分要求を送信する際には管理データXも送信して
くるように構成してある。
【0068】まず、管理端末の一つから特定の使用者の
キーコードに関連づけられた管理データXが送信されて
くると、管理データ受付部92bがこれを受け付け、当
該キーコードに対する管理データについて「更新フラ
グ」をセットする(S201、S202)。次に、特定
の使用者に関する再配分要求がなされている場合には、
再配分要求受付部92aが、当該特定の使用者に対する
「送信要求フラグ」に”2”をセットする。ここで再配
分要求がなされていなければここではなにもしない(S
203、204)。また、送信要求フラグを”2”にセ
ットすると同時に図5に示すような、送信されてきたキ
ーコードと管理データ送信要求を行う全ての管理端末の
管理端末IDを記録した送信テーブル2を生成する。
【0069】それから、管理データ受付部92bが前記
特定のキーコードに関する「更新フラグ」が全ての管理
端末IDについてセットされている否か、即ち特定の使
用者に関する管理データXが全ての管理端末1a、1
b、・・・から送信されてきたか否かを判断する(S2
05)。ここで、管理端末1a、1b、・・・の全てか
らは管理データが送信されておらず、「更新フラグ」が
全ての管理端末IDについてセットされていなければ受
信処理を終える。但し、管理データXは所定時刻を経過
時およびホストコンピュータ90が各管理端末1a、1
b、・・・に送信要求を行った場合に送信されてくるの
で、通常は管理データXは連続して全ての管理端末1
a、1b、・・・から送信されてくる。これにより、再
び、この受信処理が最初から起動されることとなり、最
終的には特定の使用者に対する全ての複写機に関する管
理データXがホストコンピュータ90に送信されて、
「更新フラグ」は全ての管理端末IDについてセットさ
れることになる。このように「更新フラグ」が全ての管
理端末IDについてセットされると、管理データ受付部
92bは「更新フラグ」をリセットして、新たな再配分
を複写枚数配分部91aに要求すべく「再配分要求フラ
グ」をセットする。
【0070】(3−2−1c)複写枚数割り当て処理 次に、図11(a)のメイン処理ルーチンにおける複写
枚数の割り当て処理について説明する。図13に、この
複写枚数の割り当て処理をより詳細に表すフローチャー
トを示す。まず、複写枚数配分部91aが、前述した受
信処理で再配分要求フラグがセットされたか否かを判断
する(S301)。ここで、再配分要求フラグがセット
されていなければ複写枚数割り当て処理を終了する。再
配分要求フラグがセットされていれば、次に、各管理端
末1a、1b、・・・のそれぞれに複写枚数の配分演算
を行う(S302)。具体的には、前述したように、全
複写可能枚数格納部91bに記録されているキーコード
ごとの現複写可能枚数を配分比率算出部91cにより計
算された比率に基づいて配分する。なお、月初めに期間
複写枚数が登録された当初の処理においても、再配分要
求フラグをセットしておくことで、同様の配分演算が行
われる。
【0071】配分が終了すると、あらたな配分複写可能
枚数を各管理端末1a、1b、・・・に送信する順番を
決める(S303)。順番の定め方は上述したように再
配分前の配分複写可能枚数より、新たに再配分する配分
複写可能枚数が減少するものから送信するようにする。
決定された送信順序は配分複写枚数送信制御部93aの
図4に示すような送信テーブル1に記録される。
【0072】送信順が決定されると、次に前述した送信
要求フラグに、配分された複写枚数を送信すべき状態と
なったことを表す”1”をセットする(S304)。最
後に、再配分要求フラグをリセットし(S305)、複
写枚数の配分処理を終了する。 (3−2−1d)送信処理 続いて図11(a)のメイン処理ルーチン中の送信処理
について説明する。図14に送信処理の動作を詳細に表
すフローチャートを示す。まず、送信制御部93は、最
初に前述した送信要求フラグにセットされている値を検
出する(S401)。ここで、送信要求フラグがセット
されていなければ、そのまま処理を終了する。送信要求
フラグに”1”がセットされている場合は、配分複写可
能枚数を送信すべき状態であることを表しているので、
配分複写枚数送信制御部93aが図4に示すような送信
テーブル1に記録された一番最初のデータの組を送信す
る(S402)。送信したデータの組は送信テーブル1
から消去する(S403)。それから送信テーブル1に
記録された全てのデータが送信されたかどうか、即ち送
信テーブル1のデータが残っていいるか否かを判断し
(S404)、全てのデータの送信が終わっていれば送
信要求フラグをリセットして(S405)処理を終了
し、まだ、送信すべきデータが残っていれば送信要求フ
ラグをリセットせずに処理を終了する。なお、残りのデ
ータはメイン処理ルーチンの一周期ごとに1つずつ送信
されることになる。もっとも、S403において、デー
タを一組ずつではなく全てのデータの組を送信するよう
にしてもよい。
【0073】また、S401において送信要求フラグ
に”2”がセットされている場合は、管理データXの送
信要求を行うべき状態であることを表しているので、管
理データ要求送信制御部93bが送信テーブル2に記録
された管理端末IDをもつ管理端末1a、1b、・・・
に対して、記録されたキーコードにより表される使用者
についての管理データXを送信するべき要求を送信する
(S406)。それから送信済みのデータを送信テーブ
ル2から消去する(S407)。続いて、すべての管理
端末1a、1b、・・・について管理データ送信要求が
送信されたか否か、即ち、送信テーブル2にデータが残
っているか否かが判断され(S408)、管理データの
送信要求が全てなされていれば送信要求フラグをリセッ
トし(S409)、処理を終了する。また、まだ管理デ
ータ送信要求を行っていない管理端末が残っている場合
は送信要求フラグをリセットせずに処理を終了する。こ
の残っている管理端末についてもメイン処理ルーチンの
一周期ごとに、一つずつ送信されていくことになる。
【0074】(3−2−2)複写機の動作 次に、複写機4の制御装置40の動作について説明す
る。図15に複写機の制御装置40の動作を表すフロー
チャートを示す。図15(a)はメインの処理ルーチン
であり、図15(b)はメインの処理ルーチンに優先し
て処理される受信処理を示す。メイン処理ルーチンが実
行中であっても、CPU901はメイン処理ルーチンを
一旦中断し、この受信処理を割り込ませて処理する。
【0075】メイン処理ルーチンでは、まず制御装置4
0の初期設定を行った後(S501)、内部タイマーを
スタートさせる(S502)。それから、まず複写動作
が行われ(S504)、送信処理がなされ(S50
3)、その後その他の処理が行われる(S505)。次
に内部タイマーが終了するのを待って、内部タイマーが
終了すると再びS504からの処理を繰り返す(S50
6)。次に、これらの各ステップおよび受信処理につい
て以下にさらに詳述する。
【0076】まず、受信処理について説明する。図16
に受信処理のより詳細なフローチャートを示す。複写機
4が受信するのは管理端末1から送信されてくる複写許
可信号と複写禁止信号の2つであり、これらは受信制御
部41が受け付ける。最初に複写許否設定部42が複写
許可信号を受け付けたか否かを判断する(S601)。
ここで複写許可信号を受け付けた場合は複写動作許可フ
ラグをセットする(S602)。複写許可信号を受け付
けていない場合には、複写禁止信号を受け付けたか否か
を判断する(S603)。ここで複写禁止信号を受け付
けた場合には複写動作禁止フラグをセットする。複写禁
止信号も受け付けていない場合にはその他の処理を行っ
た後(S605)、処理を終了する。
【0077】次に、図15(a)に示すメイン処理ルー
チンの複写動作処理について説明する。図17に複写動
作処理の詳細なフローチャートを示す。ここでは、ま
ず、複写動作制御部43が複写動作許可フラグがセット
されているか否かを判断し(S701)、複写動作許可
フラグがセットされている場合は操作パネルからの指示
に従って複写動作を行う(S702)。また、S701
で複写許可フラグがセットされていない場合および複写
禁止フラグがセットされている場合には複写動作制御部
43は複写動作を行わずに処理を終了する。
【0078】続いて、図15(a)に示すメイン処理ル
ーチンの送信処理について説明する。図18に送信処理
の詳細なフローチャートを示す。送信処理では、まず、
送信制御部44が新たな複写動作がなされたか否かを判
断し(S801)、新たな複写動作がなされていれば管
理端末1に複写信号を送信する(S802)。一方、新
たな複写動作がなされていなければそのまま処理を終了
する。
【0079】(3−2−3)管理端末 続いて、管理端末1の動作について説明する。図19に
管理端末1の動作を表すフローチャートを示す。図19
(a)はメインの処理ルーチンであり、図19(b)は
メイン処理ルーチンに優先して割り込み処理される受信
処理を示す。 (3−2−3a)メイン処理ルーチン メイン処理ルーチンでは、管理端末1の初期化を行った
後に(S901)、内部タイマーをスタートさせる(S
902)。それから、まず使用者カード処理が行われ
(S903)、送信処理がなされ(S904)、その
後、その他の処理が行われる(S905)。次に内部タ
イマーが終了するのを待って、内部タイマーが終了する
と再びS902からの処理を繰り返す(S906)。次
に、これらの各ステップの処理および受信処理について
以下にさらに詳述する。
【0080】(3−2−3b)使用者カード処理 図20に使用者カード処理の詳細な動作を表すフローチ
ャートを示す。使用者カード処理ではまず、使用者カー
ド処理部10aがカードリーダRに使用者カードCが挿
入されたか否かを検出する(S1001)。ここで、使
用者カードCの挿入が検出された場合には、カードリー
ダRにより使用者カードに記録されているキーコードを
読み取って、複写枚数計数部10dに予め記憶してある
使用者のキーコードと比較し、いずれかと一致する場合
には、変数である「カード番号値」に当該キーコードを
セットする。一方、記録された何れのキーコードとも一
致しない場合にはカード番号値に”0”をセットする
(S1002)。それからカード番号値に”0”がセッ
トされているか否かを判断し(S1003)、カード番
号値に”0”がセットされている場合には処理を終了す
る。
【0081】カード番号値に”0”がセットされていな
い場合には、消費量判断部10cがカード番号値にセッ
トされているキーコードに対応して記録されている配分
複写可能枚数を、登録テーブルTに記録されている当該
キーコードにより表される使用者が現在までに複写した
枚数と比較する(S1004)。ここで現在までの複写
枚数が配分複写可能枚数以上であれば、ホストコンピュ
ータ90に再配分要求をすべき状態であるので消費量判
断部10cは前述した再配分要求フラグをセットして
(S1005)、処理を終了する。一方、配分複写可能
枚数が現在までの複写枚数よりも多ければ、消費量判断
部10cは前述した複写許可送信フラグをセットし(S
1006)、また前述したコピー禁止フラグがセットさ
れていればこれをリセットして(S1007)、処理を
終了する。
【0082】S1001で、カードリーダRが使用者カ
ードCの挿入を検出しなかった場合は、すでに使用者カ
ードCがカードリーダRに挿入された後、そのままの状
態となっているか、使用者カードCがカードリーダRに
存在しないかのいずれかの場合である。そこで、S10
01で、使用者カード処理部10aはカードリーダRが
使用者カードCの挿入を検出しなかった場合は、カード
リーダR中に使用者カードCが存在するか否かを判断す
る(S1008)。使用者カードCが存在する場合には
当該使用者カードCの使用者がカードを挿入して、複写
機4に対して命令を入力しているか、複写機4の動作中
であるので、その状態のままなにもしない。
【0083】S1008でカードリーダR中に使用者カ
ードCが存在していなければ、複写禁止フラグをセット
すべきであるので、使用者カード処理部10aは複写禁
止フラグがセットされているか否かを判断し(S100
9)、複写禁止フラグがセットされていればそのまま処
理を終了する。複写禁止フラグがセットされていなけれ
ば、使用者カードCがカードリーダRから引き抜かれた
ところであると判断されるので、複写機4に複写動作の
禁止を送信するために前記複写禁止送信フラグをセット
し(S1010)、さらに、複写禁止フラグをセットし
て(S1011)、処理を終了する。
【0084】(3−2−3c)受信処理 次に、受信処理について説明する。図21に受信処理の
フローチャートを示す。図に示すように受信処理では複
写機4からの受信処理(S1101)と、ホストコンピ
ュータ90からの受信処理(S1102)が行われる。
これらのうち、まず複写機4からの受信処理について説
明する。複写機4からは前述したように複写信号が送信
されてくる。図22に複写機4からの受信処理を表すフ
ローチャートを示す。この受信処理では、まず複写枚数
計数部10dが複写機4から複写信号が送信されてきた
か否かを判断し(S1201)、送信されてきていなけ
れば処理を終了する。一方、複写信号が送信されきてい
る場合には登録テーブルTにおいてキーコードごとに記
録してある一定期間内における現在までの複写枚数の値
を、カード番号値に記録されているキーコードについて
インクリメントする(S1202)。それから、消費量
判断部10cがインクリメントの結果、現在までの複写
枚数が配分複写可能枚数以上となったか否かを判断する
(S1203)。ここで、現在までの複写枚数が配分複
写可能枚数未満であれば処理を終了する。一方、現在ま
での複写枚数が配分複写可能枚数以上となっている場合
には、配分要求フラグ、複写禁止送信フラグ、複写禁止
フラグをそれぞれセットし(S1203〜S120
6)、処理を終了する。
【0085】次にホストコンピュータ90からの受信処
理について説明する。ホストコンピュータ90からは前
述したように配分複写可能枚数と、管理データ送信要求
が送信されてくる。図23にホストコンピュータ90か
らの受信処理を表すフローチャートを示す。この受信処
理では、まず、受信制御部20が複写禁止フラグがセッ
トされているか否かを判断する(S1301)。ここで
複写禁止フラグがセットされていない場合には、現在複
写動作が行われている最中であるので、ホストコンピュ
ータ90からの配分複写枚数および管理データの送信に
は応じず、ホストコンピュータ90との回線を閉じる
(S1306)。コピー禁止フラグがセットされている
場合には、管理データ要求受付部20bが管理データ送
信要求があるか否かを判断し(S1302)、管理デー
タ送信要求があれば前記管理データ送信フラグを要求さ
れたキーコードについてセットし、なければ、管理デー
タ送信フラグをセットせずに、次の処理へ移行する。続
いて配分複写枚数受付部20aが配分複写可能枚数が送
信されてきたか否かについて判断し(S1304)、配
分複写可能枚数が無ければ処理を終了する。配分複写可
能枚数が送信されてきていれば、消費量判断部10cに
おける割り当てのあったキーコードの配分複写可能枚数
を更新して処理を終了する。
【0086】(3−2−3d)送信処理 図24に送信処理のフローチャートを示す。図に示すよ
うに送信処理では複写機4への送信処理(S1401)
とホストコンピュータ90への送信処理(S1402)
が行われる。まず、最初に複写機4への送信処理につい
て説明する。複写機4へは前述したように複写許可信号
と複写禁止信号を送信する。図25に複写機4への送信
処理を表すフローチャートを示す。なお、複写機4への
送信処理では、まず、複写機制御部10bが前記複写許
可送信フラグがセットされているか否かを判断する(S
1501)。ここで複写許可送信フラグがセットされて
いれば、複写許可送信フラグをリセットし(S150
2)、複写許可信号を複写機4へ送信する(S150
3)。S1501で複写許可送信フラグがセットされて
いなければ、複写禁止送信フラグがセットされているか
否かを判断する(S1504)。ここで複写禁止送信フ
ラグがセットされていなければなにもせずに処理を終了
する。複写禁止送信フラグがセットされている場合は、
複写禁止送信フラグをリセットし(S1505)、複写
禁止信号を複写機4に送信する(S1506)。
【0087】次に、ホストコンピュータ90への送信処
理について説明する。ホストコンピュータ90へは、前
述したように再配分要求と管理データXが送信される。
図26にホストコンピュータ90への送信処理のフロー
チャートを示す。このホストコンピュータ90への送信
処理ではまず、送信条件判断部30aによる送信条件判
断処理が行われる(S1601)。送信条件判断処理で
は上述した送信条件フラグの設定を定めるものであり、
管理データXを送信すべき状態を示す”1”をセットす
べきか、複写枚数の再配分要求をすべき状態を示す”
2”をセットすべきか、このいずれでもないことを示
す”0”をセットすべきかが判断される。この処理内容
については後に詳述する。
【0088】送信条件フラグの設定値が定められると、
送信制御部30は、つぎにこの設定値の種類を判断し
(S1602)、送信条件フラグが”0”に設定されて
いる場合は、そのまま処理を終了する。送信条件フラグ
が”1”または”2”である場合には、通信回線を通じ
てホストコンピュータ90を呼び出す(S1603)。
所定時間内にホストコンピュータ90から応答がなけれ
ば処理を終了し、応答があれば送信処理を行う(S16
05)。送信処理の内容については後に詳述する。最後
に、現在時刻が送信条件判断部30aに記憶された管理
データXを送信する設定時刻をすぎている場合には、次
に管理端末Xの送信を行うべき時刻に更新しておく。
【0089】続いて、上記ホストコンピュータ90の送
信処理の送信条件判断処理について説明する。図27に
送信条件判断処理の詳細なフローチャートを示す。この
処理では、送信条件判断部30aが、まず、現在の時刻
が設定時刻を経過をしたか否か、及び、管理データ送信
フラグがセットされているか否かを判断する(S170
1)。ここで、現在の時刻が設定時刻を経過している場
合、又は、管理データ送信フラグがセットされている場
合には、前述した送信条件フラグを管理データXを送信
すべきことを示す”1”にセットして(S1702)、
管理データ送信フラグがセットされていれば、これをは
リセットする(S1703)。一方、現在の時刻が設定
時刻を経過しておらず、管理データ送信フラグがセット
されていない場合には、送信条件判断部30aは再配分
要求フラグがセットされているか否かを判断する(S1
706)。ここで、再配分要求フラグがセットされてい
れば、再配分要求フラグをリセットし(S1707)、
前記送信条件フラグを、ホストコンピュータ90に再配
分要求をすべきことを示す”2”にセットする。一方、
再配分要求フラグがセットされていなければ、前記送信
条件フラグを”0”にセットする。以上の処理の後、さ
らに複写禁止フラグがセットされているか否かを判断す
る(S1704)。複写禁止フラグがセットされていれ
ば、そのまま、処理を終える。一方、複写禁止フラグが
セットされていなければ、現在複写中であって複写枚数
計数部10dの登録テーブルTのデータが更新中である
ので、送信フラグが”0”でなければ、これを”0”に
セットして処理を終える。
【0090】次に、図26に示すホストコンピュータ9
0の送信処理のS1605における送信処理について説
明する。図28にかかる送信処理の詳細なフローチャー
トを示す。送信処理は、前述したように前記送信フラグ
が”1”又は”2”にセットされている状態で、ホスト
コンピュータ90と回線が接続された後になされる。こ
の処理では、まず、管理データ要求送信制御部30cが
無条件でホストコンピュータ90へ、管理端末1の管理
端末IDと全ての管理データ生成部10eが生成した管
理データXを送信する(S1801)。次に、送信条件
フラグが”1”か”2”かを判断し(S1802)、送
信条件フラグが”1”ならば送信条件フラグを”0”と
して処理を終了する。一方、送信条件フラグが”2”な
らば再配分要求送信制御部30bが前記カード番号値に
記録されているキーコードで表される使用者について複
写枚数の再配分要求を送信し(S1803)、送信条件
フラグを”0”として処理を終了する。
【0091】(4)その他 本実施の形態では、複写機による複写枚数を管理する場
合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではな
く、プリンター、FAX等の画像形成装置であれば足り
る。また、複写枚数のような画像形成枚数を管理する場
合に限られず、複写動作に対して課される料金を使用者
ごとに割り当ててこれを管理するようにしてもよい。
【0092】また、上記実施の形態では各複写機の管理
端末が特定の使用者に対して配分複写可能枚数が0にな
った場合に再配分要求をホストコンピュータに行うよう
にしているが、これに限られるものではなく、再配分複
写可能枚数の残量が一定値以下になった場合や、使用者
が一定枚数以上の複写を行った場合や、料金に換算して
一定額以上の料金額になった場合に再配分要求を行うよ
うにしてもよい。
【0093】また、上記実施の形態では、配分複写可能
枚数の再配分の計算において、現複写可能枚数を配分し
たものに、消費した複写枚数を加えるようにして、各使
用者が期間内に消費した複写枚数と容易に比較できるよ
うにしている。しかし、これは、現複写可能枚数を再配
分したもののみを配分するようにし、各管理端末は再配
分されてからの各使用者の複写枚数をカウントして、こ
れとと配分複写可能枚数を比較して処理を行うようにし
てもよい。
【0094】
【発明の効果】以上の説明より、本発明は以下のような
効果を奏する。まず、本発明に係る画像形成量管理装置
は、画像形成量配分手段により、各使用者に対して予め
割り当てられる画像形成量を、各使用者ごとに第1の比
率に基づいて、各画像形成装置に配分し、配分量送信手
段が配分された画像形成量を表す情報を各使用者を特定
する情報と関連づけて、各画像形成装置に送信する。
【0095】かかる動作により、使用者が複数の画像形
成装置を使用する状態において、画像形成量を管理する
場合に、各画像形成装置に配分される画像形成量の総和
は当該使用者に予め割り当てられる画像形成量を越える
ことはないので、確実に定められた上限値を越える画像
形成量の消費を防ぐことができる。また、再配分要求受
付手段と、使用情報送信手段と、現画像形成可能量算出
手段と、画像形成量再配分手段と、再配分量送信制御手
段とを設けた画像形成量管理装置では、再配分要求受付
手段が、画像形成装置から特定の使用者に関する画像形
成量の再配分要求を受け付けると、使用情報送信要求手
段が、各画像形成装置に対して前記特定の使用者に対し
て配分した画像形成量のうち、すでに消費された画像形
成量に関する消費量情報を送信すべき要求を各画像形成
装置に対して行う。そして、現画像形成可能量算出手段
が送信された特定の使用者に関する全ての消費量情報か
ら、当該特定の使用者が、現在、画像形成を行うことの
できる画像形成量を算出し、画像形成量再配分手段が前
記現画像形成量算出手段が算出した画像生成量を前記特
定の使用者に対して第2の比率に基づいて、各画像形成
装置に再配分して、再配分量送信制御手段が画像形成量
再配分手段により前記特定の使用者に対して各画像形成
装置ごとに再配分された画像形成量を表わす情報を、前
記特定の使用者を特定する識別情報と関連づけて、各画
像形成措置に送信する。
【0096】このような動作によって、特定の使用者に
関し画像形成量の消費量が大きい画像形成装置に対し
て、再配分によって画像形成量を確実に確保していくこ
とができ、使用者が特定の画像形成装置に関して画像形
成ができなくなるような事態を避けることができ、か
つ、定められた上限値を越える画像形成量の消費を防ぐ
ことができる。
【0097】また、前記再配分量送信制御手段を、再配
分された画像形成量が再配分前の画像形成量よりも少な
くなる画像形成装置に対して優先的に送信を行うように
することにより、それぞれの配分された画像形成量を送
信する過程においても、再配分される画像形成量の総和
が現在画像形成することができる画像形成量の総和を越
えることが無くなるので、上限値を越える画像形成を確
実に防止するような管理が可能となる。
【0098】さらに、前記画像形成量配分手段および前
記画像形成量再配分手段の少なくとも1つが、各使用者
に対して、すべての画像形成装置に少なくとも予め定め
られた所定量以上画像形成量を配分するようにすれば、
使用者は全ての画像形成装置における使用が保証され、
使用者の利便性を確保することができる。また、本発明
に係る画像形成装置では、画像形成量検出手段が所定の
画像形成量に達したか否かを特定の使用者に検出ついて
検出すると、再配分要求送信制御手段が当該特定の使用
者に関する識別情報と、当該使用者に関する画像形成量
の再配分要求とを、前記通信手段により管理装置へ送信
する。
【0099】これにより、所定の画像形成量以上の画像
形成量を消費した使用者について、管理装置へ画像形成
量の再配分要求を行うことができ、管理装置による再配
分により新たな画像形成量が配分されるので、当該使用
者は予め定められた全画像形成量を越えない限り当該画
像形成装置において画像形成を行うことができる。ま
た、消費情報要求受付手段と、使用情報送信制御手段を
設けた画像形成装置においては、消費情報要求受付手段
が前記管理装置から送信される、使用者に関する識別情
報と、この使用者に対して配分された画像形成量のう
ち、すでに消費された画像形成量を表わす消費情報を送
信すべき要求とを受け付け、使用情報送信制御手段が受
け付けた識別情報により特定される使用者の消費情報
を、前記通信手段により前記管理装置へ送信する。
【0100】かかる動作により、この画像形成装置が複
数あって、複数の使用者がそれぞれの画像形成装置によ
って画像形成を行う場合に、画像形成量を管理する管理
装置は、消費情報要求を各画像形成装置に送信すること
で、個別の使用者画像形成量に関する消費情報を各画像
形成装置から得ることができるので、管理装置における
再配分等の管理動作に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るネットワークシステムの概要
を示す図である。
【図2】ホストコンピュータのハードウエア構成図であ
る。
【図3】ホストコンピュータの機能ブロック図である。
【図4】送信テーブル1の一例を示す図である。
【図5】送信テーブル2の一例を示す図である。
【図6】複写機及び管理端末のハードウエア構成図であ
る。
【図7】複写機の操作パネルの一例を示す図である。
【図8】カードリーダを設けた管理端末の斜視図であ
る。
【図9】複写機及び管理端末の機能ブロック図である。
【図10】実施の形態に係るシステムの動作を示すシー
ケンス図である。
【図11】(a)はホストコンピュータのメイン処理を
示すフローチャートであり、(b)はホストコンピュー
タの割り込み処理としての受信処理を示す図である。
【図12】ホストコンピュータの受信処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図13】ホストコンピュータの複写枚数割り当て処理
動作を示すフローチャートである。
【図14】ホストコンピュータの送信処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】(a)は複写機のメイン処理のフローチャー
トであり、(b)は複写機の割り込み処理としての受信
処理を示す図である。
【図16】複写機の受信処理動作を示すフローチャート
である。
【図17】複写機の複写動作処理を示すフローチャート
である。
【図18】複写機の送信処理動作を示すフローチャート
である。
【図19】(a)は管理端末のメイン処理ルーチンを示
すフローチャートであり、(b)は管理端末の割り込み
処理としての受信処理を示す図である。
【図20】管理端末の使用者カード処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図21】管理端末の受信処理動作を示すフローチャー
トである。
【図22】管理端末の複写機からの受信の処理を示すフ
ローチャートである。
【図23】管理端末のホストコンピュータからの受信の
処理を示すフローチャートである。
【図24】管理端末の送信処理動作を示すフローチャー
トである。
【図25】管理端末の複写機への送信の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図26】管理端末のホストコンピュータへの送信の処
理を示すフローチャートである。
【図27】管理端末の送信条件判断処理を示すフローチ
ャートである。
【図28】管理端末の送信処理中における送信時の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1a、1b 管理端末 4、4a、4b 複写機 10 複写機管理部 10a 使用者カード処理部 10b 複写機制御部 10c 消費量判断部 10d 複写枚数計数部 10e 管理データ生成部 20 受信制御部 20a 配分複写枚数受付部 20b 管理データ要求受付部 30 送信制御部 30a 送信条件判断部 30b 再配分要求送信制御部 30c 管理データ要求送信制御部 42 複写許否設定部 43 複写動作制御部 90 ホストコンピュータ 91 複写枚数管理部 91a 複写枚数配分部 91b 全複写可能枚数格納部 91c 配分比率算出部 91e 現複写可能枚数算出部 92 受信制御部 92a 再配分要求受付部 92b 管理データ受付部 93 送信制御部 93a 配分複写枚数送信制御部 93b 管理データ要求送信制御部 101、401、901 CPU 104、105、404、907 RAM 106 405 906 ROM 702 モデム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像形成装置とネットワークによ
    り接続され、複数の使用者の前記各画像形成装置による
    総画像形成量を管理する管理装置であって、前記各画像
    形成装置と通信を行う通信手段と、 各使用者に対して予め割り当てられる画像形成量を、各
    使用者ごとに第1の比率に基づいて、各画像形成装置に
    配分する画像形成量配分手段と、 画像形成量配分手段により各使用者に対して各画像形成
    装置ごとに配分された画像形成量を表わす情報を、各使
    用者を特定する識別情報と関連づけて、前記通信手段に
    より各画像形成装置に送信する配分量送信制御手段とを
    有する画像形成量管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成量管理装置にお
    いて、さらに、 前記画像形成装置から特定の使用者に関する画像形成量
    の再配分要求を受け付ける再配分要求受付手段と、 この再配分要求を受け付けると、各画像形成装置に対し
    て前記特定の使用者に対して配分した画像形成量のう
    ち、すでに消費された画像形成量に関する消費量情報を
    送信すべき要求を各画像形成装置に対して行う使用情報
    送信要求手段と、 送信された特定の使用者に関する全ての消費量情報か
    ら、当該特定の使用者が、現在、画像形成を行うことの
    できる画像形成量を算出する、現画像形成可能量算出手
    段と、 前記現画像形成量算出手段が算出した画像生成量を前記
    特定の使用者に対して第2の比率に基づいて、各画像形
    成装置に再配分する画像形成量再配分手段と、 画像形成量再配分手段により前記特定の使用者に対して
    各画像形成装置ごとに再配分された画像形成量を表わす
    情報を、前記特定の使用者を特定する識別情報と関連づ
    けて、各画像形成措置に送信する再配分量送信制御手段
    と、 を有する画像形成量管理装置。
  3. 【請求項3】 前記再配分量送信制御手段が、再配分さ
    れた画像形成量が再配分前の画像形成量よりも少なくな
    る画像形成装置に対して優先的に送信を行う請求項2記
    載の画像形成管理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成量配分手段および前記画像
    形成量再配分手段の少なくとも1つが、各使用者に対し
    て、すべての画像形成装置に少なくとも予め定められた
    所定量以上画像形成量を配分する請求項1乃至3のいず
    れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 複数の使用者ごとに画像形成量を管理す
    る管理装置とネットワークにより接続され、当該管理装
    置により各使用者ごとに配分される画像形成量を上限と
    して画像形成動作を各使用者に許可する画像形成装置で
    あって、 前記管理装置と通信を行う通信手段と、 所定の画像形成量に達したか否かを各使用者ごとに検出
    する画像形成量検出手段と、 前記画像形成量検出手段が、特定の使用者に関して画像
    形成量が前記所定の画像形成量に達したことを検出する
    と、当該特定の使用者に関する識別情報と、当該使用者
    に関する画像形成量の再配分要求とを、前記通信手段に
    より前記管理装置へ送信する再配分要求送信制御手段と
    を有する画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置において、
    さらに、 前記管理装置から送信される、使用者に関する識別情報
    と、この使用者に対して配分された画像形成量のうちす
    でに消費された画像形成量に関する消費情報を送信すべ
    き要求とを受け付ける消費情報要求受付手段と、 受け付けた識別情報により特定される使用者の消費情報
    を、前記通信手段により前記管理装置へ送信する使用情
    報送信制御手段とを設けた画像形成装置。
JP17171897A 1997-06-27 1997-06-27 画像形成量管理装置 Expired - Fee Related JP3665827B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17171897A JP3665827B2 (ja) 1997-06-27 1997-06-27 画像形成量管理装置
US09/104,989 US6674545B1 (en) 1997-06-27 1998-06-26 Image formation management system which manages image formations performed by a plurality of image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17171897A JP3665827B2 (ja) 1997-06-27 1997-06-27 画像形成量管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1115335A true JPH1115335A (ja) 1999-01-22
JP3665827B2 JP3665827B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=15928391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17171897A Expired - Fee Related JP3665827B2 (ja) 1997-06-27 1997-06-27 画像形成量管理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6674545B1 (ja)
JP (1) JP3665827B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002116899A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 Canon Inc 印刷管理装置、印刷管理方法及び印刷管理プログラムが格納された記録媒体
JP2002297327A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Canon Inc 印刷管理装置及び方法、並びに記憶媒体
JP2006251904A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、利用枚数制限サーバ、印刷枚数管理方法、印刷枚数管理プログラム、印刷枚数管理プログラムを記録した記録媒体
US7158946B2 (en) 2000-02-14 2007-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Method, system and medium for remotely managing plural image forming apparatuses and plural types of maintenance agreements relating to the apparatuses
JP2007140555A (ja) * 2007-02-05 2007-06-07 Oki Data Corp 画像形成装置、画像形成システム及び消耗品使用可能量通知方法
JP2008141431A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置使用制限方法および画像処理システム
JP2008165725A (ja) * 2006-12-06 2008-07-17 Ricoh Co Ltd 画像形成制限制御システム、画像形成制限制御プログラム及び記録媒体
US7405838B2 (en) 2000-11-29 2008-07-29 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing method and print systems
JP2008183739A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2009181275A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム、画像処理制御装置、及び画像処理制御プログラム
EP2116930A2 (en) * 2000-10-11 2009-11-11 Canon Kabushiki Kaisha Print managing apparatus and print managing method
US8130396B2 (en) 2006-10-05 2012-03-06 Ricoh Company, Ltd. Image formation management system, image formation management method, and storage medium
JP2012094055A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Kyocera Mita Corp 画像形成システム
JP2013054482A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理システム、情報処理プログラム

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4881500B2 (ja) * 1999-12-09 2012-02-22 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法、コンテンツ提供装置およびコンテンツ提供方法、再生装置および再生方法、並びに記録媒体
JP2001273113A (ja) * 2000-01-20 2001-10-05 Canon Inc 画像出力制御装置及び画像出力制御装置の制御方法及び記憶媒体
JP3703375B2 (ja) * 2000-07-21 2005-10-05 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US7167919B2 (en) * 2001-12-05 2007-01-23 Canon Kabushiki Kaisha Two-pass device access management
US7487233B2 (en) * 2001-12-05 2009-02-03 Canon Kabushiki Kaisha Device access based on centralized authentication
JP3919570B2 (ja) * 2002-03-22 2007-05-30 キヤノン株式会社 印刷システム、情報処理装置及び印刷方法
US20100268591A1 (en) * 2009-04-16 2010-10-21 Xerox Corporation System and method for selectively controlling the use of functionality in one or more multifunction devices and subsidizing their use through advertisements
JP5344168B2 (ja) * 2009-08-27 2013-11-20 富士ゼロックス株式会社 管理装置、画像形成システムおよびプログラム
KR101622577B1 (ko) * 2010-01-06 2016-05-31 삼성전자주식회사 화상형성장치, 인쇄 과금 시스템 및 인쇄 과금 방법
KR20110129132A (ko) * 2010-05-25 2011-12-01 삼성전자주식회사 관리 장치 및 관리장치의 과금방법
US9286016B2 (en) 2012-11-09 2016-03-15 Xerox International Partners Networked printing systems
US9195413B2 (en) 2012-11-09 2015-11-24 Xerox International Partners Networked printing systems
US9081521B2 (en) 2012-11-09 2015-07-14 Xerox International Partners Networked printing systems for providing a la carte reproduction services
JP2017170805A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 富士ゼロックス株式会社 制御装置及び印刷装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5789769A (en) * 1980-11-26 1982-06-04 Nippon Denso Co Ltd Controller for copying machine group
JPS6151166A (ja) 1984-08-20 1986-03-13 Fuji Xerox Co Ltd 複写機の管理装置
US4956721A (en) * 1985-07-15 1990-09-11 Omron Tateisi Electronics Co. Method of facsimile transmission after collection of facsimile charge and apparatus therefor
JPS63253765A (ja) * 1987-04-10 1988-10-20 Ricoh Co Ltd デ−タ通信端末の利用料金表示方式
US6334108B1 (en) * 1989-05-01 2001-12-25 Catalina Marketing International, Inc. Method and system for selective incentive point-of-sale marketing in response to customer shopping histories
US5224157A (en) 1989-05-22 1993-06-29 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Management system for managing maintenance information of image forming apparatus
JP2875284B2 (ja) * 1989-06-23 1999-03-31 株式会社日立製作所 計算機システム及びその課金処理方法
JP2598823B2 (ja) * 1989-08-31 1997-04-09 三田工業株式会社 画像形成装置の管理装置
JPH03255466A (ja) 1990-03-05 1991-11-14 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置管理システムの枚数制限方式
JP3347781B2 (ja) * 1992-12-11 2002-11-20 株式会社リコー 画像形成装置管理システム
JP3422399B2 (ja) * 1995-12-14 2003-06-30 京セラミタ株式会社 複写機管理システム
JP3478008B2 (ja) * 1996-07-16 2003-12-10 ミノルタ株式会社 画像形成管理方法および管理システム

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7158946B2 (en) 2000-02-14 2007-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Method, system and medium for remotely managing plural image forming apparatuses and plural types of maintenance agreements relating to the apparatuses
EP2116930A2 (en) * 2000-10-11 2009-11-11 Canon Kabushiki Kaisha Print managing apparatus and print managing method
JP2002116899A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 Canon Inc 印刷管理装置、印刷管理方法及び印刷管理プログラムが格納された記録媒体
JP4616980B2 (ja) * 2000-10-11 2011-01-19 キヤノン株式会社 印刷管理装置、印刷管理方法及び印刷管理プログラムが格納された記録媒体
US7405838B2 (en) 2000-11-29 2008-07-29 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing method and print systems
JP2002297327A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Canon Inc 印刷管理装置及び方法、並びに記憶媒体
JP2006251904A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、利用枚数制限サーバ、印刷枚数管理方法、印刷枚数管理プログラム、印刷枚数管理プログラムを記録した記録媒体
US8130396B2 (en) 2006-10-05 2012-03-06 Ricoh Company, Ltd. Image formation management system, image formation management method, and storage medium
JP2008141431A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置使用制限方法および画像処理システム
JP2008165725A (ja) * 2006-12-06 2008-07-17 Ricoh Co Ltd 画像形成制限制御システム、画像形成制限制御プログラム及び記録媒体
JP2008183739A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2007140555A (ja) * 2007-02-05 2007-06-07 Oki Data Corp 画像形成装置、画像形成システム及び消耗品使用可能量通知方法
JP2009181275A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム、画像処理制御装置、及び画像処理制御プログラム
JP2012094055A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Kyocera Mita Corp 画像形成システム
JP2013054482A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理システム、情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US6674545B1 (en) 2004-01-06
JP3665827B2 (ja) 2005-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3665827B2 (ja) 画像形成量管理装置
EP0550191B1 (en) Copier/duplicator network
JP3478008B2 (ja) 画像形成管理方法および管理システム
US5708909A (en) Equipment management system
JPH04256971A (ja) 記録装置管理システム
JP5018512B2 (ja) 画像処理システム、画像処理制御装置、及び画像処理制御プログラム
JP2004164157A (ja) 複合装置管理装置、複合装置管理システム、複合装置管理方法及び複合装置管理プログラム
JPH08305516A (ja) 印字出力制御装置およびそれを備えたネットワーク
US20030195917A1 (en) Management system, information processing apparatus, and management method and program
US5911095A (en) Image forming apparatus management system which manages number of image formations performed by an image forming apparatus on a user basis
US7075666B1 (en) Image processing apparatus and system, image formation apparatus, and recording medium therefor
JP4297172B2 (ja) 印刷管理装置、印刷システム及び印刷管理方法
JP4419631B2 (ja) 画像形成システム
US5251044A (en) Facsimile apparatus for accounting for supplies used in receiving facsimile transmissions
JP3665828B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JP4476586B2 (ja) 画像出力管理装置、画像出力装置、画像出力管理システム、画像出力管理方法、画像出力管理プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体
JP4125033B2 (ja) 管理システム、情報処理装置及び管理方法
JP7075364B2 (ja) 情報処理装置、及び情報処理システム
JPH03255466A (ja) 記録装置管理システムの枚数制限方式
JP2008140070A (ja) 画像形成装置使用管理システム、画像形成装置制限方法、およびコンピュータプログラム
JP2002007081A (ja) 画像出力システムおよび画像出力装置
JP2947779B1 (ja) 課金サーバ
JP5748815B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2947780B1 (ja) 印刷課金システム及びファイル転送課金システム
JPH05323712A (ja) 複写機の集中管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041201

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20041201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120415

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees