JPH05323712A - 複写機の集中管理装置 - Google Patents

複写機の集中管理装置

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JPH05323712A
JPH05323712A JP4205649A JP20564992A JPH05323712A JP H05323712 A JPH05323712 A JP H05323712A JP 4205649 A JP4205649 A JP 4205649A JP 20564992 A JP20564992 A JP 20564992A JP H05323712 A JPH05323712 A JP H05323712A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際のコピー枚数との誤差を防止し、複写機
が使用中のコピー管理装置からデータを集計する。 【構成】 複写機の集中管理装置は、複写機1のコピー
枚数を記憶するコピー管理装置8と、コピー管理装置8
から複写機1のコピー枚数を集計する集計管理装置5を
備えている。コピー管理装置8は複写機1のコピー枚数
を記憶する記憶手段(RAM31)と複写機1のコピー
枚数を一時保存するバッファ(RAM31)とを備え、
複写機1が複写中に集計管理装置5からコピー枚数のデ
ータ要求を受けた場合に、それまでに記憶手段に記憶さ
れたコピー枚数を集計管理装置5に送信し、それ以降の
コピー枚数をバッファに保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的な普通紙複写機
の他、普通紙ファクシミリや複写製版機等の複写機械を
集中的に管理する複写機の集中管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、企業別、部課別、グループ別、
個人別等の部門別に複写機が共用されている場合には、
部門別にコピー枚数を集計してコピー経費を管理するこ
とが行われる。この管理方法としては例えば、複写機を
動作可能にするためのキー付きカウンタを各部門に配布
し、複写機にキー付きカウンタがセットされてコピーが
行われるとキー付きカウンタがコピー枚数をカウント
し、この各部門のキー付きカウンタを例えば1ヶ月単位
で集めて部門毎のコピー枚数を集計し、コピー経費を算
出等することが行われる。
【0003】しかしながら、このような方法では、キー
付きカウンタを全部門から集めることが面倒であり、集
計の際にキー付きカウンタのコピー枚数を転記する際に
ミスが発生したり、また、ある部門のキー付きカウンタ
が紛失すると集計作業を行うことができないばかりかそ
の部門では複写機が利用不能となる。なお、紛失を考慮
して複数のキー付きカウンタを1つの部門に配布する方
法が考えられるが、この場合には集計量が多くなって集
計作業が繁雑になり、また、紛失の問題点を完全に解決
することができない。
【0004】そこで、近年では集中管理を容易に行うた
めに、キーカードと呼ばれるコピー管理装置に対して部
門毎のIDカード(部門カード)が装着された場合にそ
の複写機を利用可能に設定し、また、このコピー管理装
置から集計管理装置が部門毎のコピー枚数を集計する集
中管理装置が提案されている。この装置では、複写機を
動作可能にするキー機能を有するキーコードと部門コー
ドを記憶した部門カードを各部門に配布するとともに、
複写機においてこの部門カードの情報を読み取り、1枚
の複写ごとにコピー枚数を用紙のサイズ毎やコピー種類
毎にカウントして記憶し、集計管理装置において各部門
毎のコピー枚数を集計してプリンタアウトするように構
成されている。なお、コピー種類とは、両面コピーか、
再生紙へのコピーか、カラーコピーか、普通紙ファクシ
ミリにおいてコピーを行ったか等のようにコピー単価が
異なる場合に用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな複写機の集中管理装置では、複写機が使用中の場合
にはその複写機のデータを集計することができないとい
う問題点がある。その理由は、使用中の複写機からデー
タを集計可能に構成した場合、集計中にもコピー枚数が
カウントされている状態では、コピー管理装置がデータ
を集計管理装置に送信した後、データクリア信号を集計
管理装置から受信するまでの間のコピー枚数はカウント
されないので、実際のコピー枚数との間で誤差が発生す
るからである。したがって、従来の集中管理装置では、
このような問題点を解決するために、使用中の複写機か
らの集計を後回しにしたり、集計開始時に集計管理装置
が全部門の複写機に対してコピー禁止信号を送出するよ
うに構成されているので、前者の場合には集計時間が長
くなり、後者の場合には全部門の複写機が利用不能とな
る。
【0006】また、従来の集中管理装置では、部門カー
ドが装着されている状態で複写機が使用可能状態に設定
されるので、複写動作が完了する前に部門カードが誤っ
て抜き出されると複写機が使用不能状態になり、そのタ
イミングによってはジャムが発生するという問題点があ
る。なお、この問題点を解決するために、複写中には部
門カードを完全に装置内に収納する方法が考えられる
が、この場合には部門カードの自動脱着装置が必要にな
るので、読み取り機構が大型化したり、高価になる。
【0007】また、複写終了後にユーザが部門カードを
抜き忘れると、他人が使用する可能性があるので、正し
いコピー枚数を集計することができないという問題点が
ある。なお、この部門カードが社員証などと兼用されて
いる場合にはそのユーザの業務などにも悪影響を与え、
また、1台の複写機を1部門が使用する環境では部門カ
ードが常に装着されて使用されることもある。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、実際の
コピー枚数との誤差を防止することができるとともに、
複写機が使用中のコピー管理装置からデータを集計する
ことができる複写機の集中管理装置を提供することを目
的とする。
【0009】本発明はまた、複写動作が完了する前に部
門カードが誤って抜脱された場合のジャムを防止するこ
とができる複写機の集中管理装置を提供することを目的
とする。
【0010】本発明はまた、複写終了後の部門カードを
抜き忘れを防止することができる複写機の集中管理装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、複写機のコピー枚数を記憶するコピー
管理装置と、前記コピー管理装置から複写機のコピー枚
数を集計する集計管理装置とを備えた複写機の集中管理
装置において、前記コピー管理装置が複写機のコピー枚
数を記憶する記憶手段と、複写機のコピー枚数を一時保
存するバッファを備え、複写機が複写中に前記集計管理
装置からのコピー枚数のデータの要求を受けた場合に、
それまでに前記記憶手段に記憶されたコピー枚数を前記
集計管理装置に送信し、それ以降のコピー枚数を前記バ
ッファに保存することを特徴とする。
【0012】第2の手段は、第1の手段の集計管理装置
が前記コピー管理装置からのコピー枚数のデータを受信
した場合にデータクリア信号を前記コピー管理装置に送
信し、前記コピー管理装置はこのデータクリア信号を受
信した場合に、前記記憶手段に記憶されたコピー枚数の
データをクリアしてこの記憶手段に前記バッファのデー
タを格納した後に前記バッファのデータをクリアするこ
とを特徴とする。
【0013】第3の手段は、1または複数の部門により
利用される複写機と、各部門に割り当てられる部門カー
ドに予め記憶された部門コードを読み取って複写機を利
用可能に設定するとともに、コピー枚数を部門ごとに記
憶するコピー管理装置と、前記コピー管理装置から複写
機のコピー枚数を部門毎に集計する集計管理装置とを備
えた複写機の集中管理装置において、前記集計管理装置
が部門カードが挿入されていない場合にコピー不可信号
を複写機に送信し、前記複写機が複写中に前記コピー不
可信号を受信した場合にジャムが発生しないタイミング
で複写動作を停止ように設定されていることを特徴とす
る。
【0014】第4の手段は、第3の手段において前記複
写機が複写中に前記コピー不可信号を受信した場合にジ
ャムが発生しないタイミングで複写動作を停止するとと
もにコピー枚数を前記コピー管理装置に送信し、前記コ
ピー管理装置は、部門カードが挿入されていない状態で
前記複写機からコピー枚数を受信した場合にそのコピー
枚数を前に部門カードがセットされた部門に加算するよ
うに設定されていることを特徴とする。
【0015】第5の手段は、第1〜第4の手段のコピー
管理装置が前記複写機の複写完了後所定の時間内に部門
カードが抜き取られない場合に警告を発することを特徴
とする。
【0016】第6の手段は、第5の手段の集計管理装置
またはコピー管理装置が前記複写機の複写完了後所定の
時間内に部門カードが抜き取られない場合に警告を発す
るか否かを予め設定可能にしたことを特徴とする。
【0017】第7の手段は、第3ないし第6の手段にお
いて前記コピー管理装置が、前記集計管理装置からの複
写機の使用禁止コマンドを受信した場合、複写機が使用
中でない場合に複写機の使用を禁止することを特徴とす
る。
【0018】第8の手段は、第7の手段において前記コ
ピー管理装置が、前記集計管理装置からの使用禁止コマ
ンドを受信した場合、複写機が動作中の時に複写動作終
了後に複写機の使用を禁止することを特徴とする。
【0019】第9の手段は、第1または第2の手段にお
いて前記コピー管理装置が、コピー枚数を前記バッファ
に保存している場合、前記集計管理装置からのデータク
リア信号を所定の時間内に受信しないときに、前記バッ
ファのデータを前記記憶手段に格納した後にクリアする
ことを特徴とする。
【0020】
【作用】第1の手段では、複写機の複写中にコピー管理
装置が集計管理装置からのコピー枚数のデータの要求を
受けた場合に、それまでに記憶手段に記憶されたコピー
枚数が集計管理装置に送信され、それ以降のコピー枚数
がバッファに保存されるので、実際のコピー枚数との誤
差を防止することができるとともに、複写機が使用中の
コピー管理装置からデータを集計することができる。
【0021】第2の手段では、記憶手段にバッファのデ
ータを格納した後にバッファのデータがクリアされるの
で、実際のコピー枚数との誤差を防止することができる
とともに、複写機が使用中のコピー管理装置からデータ
を集計することができる。
【0022】第3の手段では、集計管理装置が部門カー
ドが挿入されていない場合にコピー不可信号を複写機に
送信し、複写機が複写中に前記コピー不可信号を受信し
た場合にジャムが発生しないタイミングで複写動作を停
止するので、複写動作が完了する前に部門カードが誤っ
て抜脱された場合のジャムを防止することができる。
【0023】第4の手段では、部門カードが挿入されて
いない状態で複写機からコピー枚数を受信した場合にそ
のコピー枚数が前に部門カードがセットされた部門に加
算されるので、実際のコピー枚数との誤差を防止するこ
とができる。
【0024】第5の手段では、複写完了後所定の時間内
に部門カードが抜き取られない場合に警告を発するの
で、部門カードの抜き忘れを防止することができる。
【0025】第6の手段では、警告を発するか否かが設
定可能であるので、1部門が1つの複写機を利用して部
門カードを継続して装着する場合の煩わしい警告を防止
することができる。
【0026】第7の手段では、集計管理装置からの複写
機の使用禁止コマンドを受信した場合、複写機が使用中
でない場合に複写機の使用を禁止するので、複写機が動
作中に停止したり、ジャムが発生することを防止するこ
とができる。
【0027】第8の手段では、集計管理装置からの使用
禁止コマンドを受信した場合、複写機が動作中の時に複
写動作終了後に複写機の使用を禁止するので、複写機が
動作中に停止したり、ジャムが発生することを防止する
ことができる。
【0028】第9の手段では、コピー枚数を前記バッフ
ァに保存している場合、集計管理装置からのデータクリ
ア信号を所定の時間内に受信しないときに、前記バッフ
ァのデータを記憶手段に格納した後にクリアするので、
回線不良や集計管理装置側のオペレータの操作ミス等に
よりデータクリア信号を受信しない場合にバッファがオ
ーバフローしてコピー枚数データが破壊されることを防
止することができる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る複写機の集中管理装置の一実
施例を示す構成図、図2は図1の複写機を示す構成図、
図3は図1のコピー管理装置を示すブロック図、図4は
部門カードの使用状態を示す説明図、図5は図3および
図4のコピー管理装置を示す分解斜視図、図6はコピー
管理装置のメインカウンタを示す説明図、図7はコピー
管理装置のサブカウンタを示す説明図、図8はコピー管
理装置の主要動作を説明するためのフローチャート、図
9は図8に示す別カウントルーチンを詳細に説明するた
めのフローチャート、図10は図8に示すクリアルーチ
ンを詳細に説明するためのフローチャート、図11は図
8に示すデータ送信ルーチンを詳細に説明するためのフ
ローチャート、図12は図8に示す別カウント解除ルー
チンを詳細に説明するためのフローチャート、図13は
コピー管理装置の使用禁止および禁止解除処理を説明す
るためのフローチャートである。
【0030】まず、図1において4つの複写機1(複写
機は複数個あるが、総括的に符号1で代表する)はこの
集中管理装置により管理され、同一の機種であっても、
一般的な普通紙複写機の他、カラー複写機、ディジタル
複写機、普通紙ファクシミリのような異機種であっても
よい。この複写機1は例えば企業別、部課別、グループ
別、個人別等の部門別に配置され、それぞれキーカード
と呼ばれるコピー管理装置8が設置されている。なお、
1つの複写機1は1つの部門により利用される場合もあ
り、複数の部門により利用される場合もある。
【0031】各複写機1とコピー管理装置8は、インタ
フェースケーブル6a(図2および図3参照)を介して
接続され、また、各複写機1のコピー管理装置8は、接
続ケーブル6bを介して集計管理装置5に接続されてい
る。なお、接続ケーブル6bは一般的には構内線が用い
られるが、複写機1と集計管理装置5の間が遠距離の場
合にはモデムと公衆回線を介して接続される。
【0032】各複写機1は図2に示すように、複写を行
うための公知の電子写真方式の画像形成機構1aと、複
写を行うために必要な起動、コピー枚数の設定、コピー
方法の設定、コピー濃度の調整等の各種操作キーを備え
るとともに、コピー可能を示す表示等を行うための操作
板10と、入出力インタフェース11と、コピー管理装
置8との間でインタフェースケーブル6aを介してデー
タ伝送を行うためのインタフェース装置7を備えてい
る。
【0033】また、CPU(中央演算処理装置)12は
この複写機1のシーケンス制御や故障等の判定制御を行
うとともに、複写行程毎にコピー枚数をカウントアップ
する信号と、この複写機1が作動していることを示す信
号と、コピー用紙のサイズ信号と前述したコピー種類信
号をコピー管理装置8に出力し、また、コピー管理装置
8からコピー可信号が入力した場合に複写可能状態に設
定する。このCPU12のプログラムは予めROM(リ
ードオンリメモリ)13に格納され、RAM(ランダム
アクセスメモリ)14はCPU12の作業エリアを有す
る。これらの入出力インタフェース11と、CPU12
と、ROM13とRAM13は内部バス15を介して接
続されている。
【0034】コピー管理装置8は図3、図4および図5
に示すように、複写機1の各部門ごとに予め配布された
部門カード9が装着可能であり、この部門カード9には
予め、後述するようなキー機能を有するキーコードと部
門コード(例えば各部門毎に割り当てられた3桁の番号
「001」、「002」、「003」〜)のバイナリコ
ードがパンチまたは磁気で記録されている。
【0035】この部門カード9がコピー管理装置8のカ
ードリーダ8Aにセットされると、そのキーコードと部
門コードがカードリーダ8Aにより読み取られる。な
お、カードリーダ8Aは、部門カード9が手動で脱着さ
れ、部門カード9を完全に収納しないように小型化され
ている。
【0036】コピー管理装置8のCPU29のプログラ
ムは予めROM30に格納され、RAM31はCPU2
9の作業エリアを有する。特にRAM31は電池により
バックアップされて不揮発性になるように構成され、コ
ピー管理装置8毎のIDコード、上記キーコード、およ
び部門コードの他、部門別、サイズ別およびコピーの種
類毎のコピー枚数を記憶するためのエリアと、その複写
機1が複写中の場合に集計管理装置5から上記データ送
信の要求を受けた場合にそれ以降のデータを記憶するた
めのエリア(バッファ)を有する。なお、このRAM3
1のエリアについては、図6〜図12において詳しく説
明する。
【0037】CPU29は、カードリーダ8Aにより読
み取られた部門カード9のキーコードと、RAM31に
予め記憶されたキーコードが一致した場合にコピー可信
号をCPUボード8上に搭載されたインタフェース部8
Cとインタフェースケーブル6aを介してその複写機1
に送出する。なお、その複写機1ではこのコピー可信号
を受信すると操作板10には複写可能状態が表示され
る。
【0038】ここで、RAM31に予めセットされるキ
ーコードとしては、例えばファイリングシステムが接続
された複写機のように特定のユーザに対してのみ使用が
許可される場合には特権キーコード(例えば「99
9」)がセットされ、全てのユーザに対して使用が許可
される場合には上記特権キーコードと一般キーコード
(例えば「998」)がセットされる。 そして、一般
のユーザに対しては一般用キーコードが記憶された部門
カード9(カードA)が配布され、特定のユーザに対し
ては特権キーコードが記憶された部門カード9(カード
B)が配布される。したがって、カードAを所有する一
般ユーザは一般の複写機のみを使用することができるが
特定の複写機の使用を禁止され、カードBを所有する特
権ユーザは特定の複写機を含む全ての複写機を使用する
ことができるので、一部のユーザのみが特定の複写機を
利用可能に設定することができる。また、カードBを所
有するユーザは2枚の部門カード9を所有する必要がな
い。
【0039】また、コピー管理装置8の表示部8Bに
は、部門カード9の部門コードと、部門カード9が挿入
された後のコピー枚数と、その部門の累積コピー枚数ま
たは残りのコピー可能枚数が表示される。なお、その部
門の累積コピー枚数または残りのコピー可能枚数はRA
M31に記憶され、残りのコピー可能枚数はその部門の
コピー制限枚数が予めセットされている場合にRAM3
1に読み出されて表示される。
【0040】つぎに、複写機1の操作部10におけるコ
ピースタートキーが操作されてコピーを開始すると、複
写機1のCPU12が1複写行程ごとにコピー枚数をカ
ウントアップする信号、この複写機1が作動しているこ
とを示す信号、コピー用紙のサイズ信号、およびコピー
種類信号をコピー管理装置8に出力し、また、故障発生
時には故障信号をコピー管理装置8に出力する。
【0041】コピー管理装置8のCPU29は、部門
別、サイズ別およびコピー種類別にこのコピー枚数を累
積してRAM31の通常のエリアに格納し、また、この
新たなデータを表示部8Bに表示する。そして、複写機
1側においてコピーが完了すると、複写機1が作動して
いることを示す信号がコピー管理装置8に対して送出さ
れなくなり、また、部門カード9がコピー管理装置8か
ら抜き取られると、表示部8Bの表示が消え、コピー管
理装置8がコピー不可信号を複写機1に送出する。複写
機側ではコピー不可を操作板10に表示してコピーを禁
止する。
【0042】ここで、カードリーダ8Aは部門カード9
が手動で脱着され、部門カード9を完全に収納しないよ
うに構成されているので、複写動作が完了する前に部門
カード9が誤って抜き出される可能性がある。本実施例
では、コピー管理装置8がコピー不可信号を複写機に送
出すると、複写機1のCPU12は、画像形成装置1a
の複写動作を継続してジャムが発生しないタイミングで
複写動作を終了させ、また、コピー枚数のカウントアッ
プ信号とサイズ信号とコピー種類信号をコピー管理装置
8に送出する。コピー管理装置8はその部門に対してサ
イズ別およびコピー種類別にこのコピー枚数を累積して
RAM31に格納し、処理を終了する。
【0043】したがって、複写動作が完了する前に部門
カード9が誤って抜き出された場合のジャムを防止する
ことができ、また、この抜き出された部門カード9の部
門に対してコピー枚数が累積されるので、実際のコピー
枚数との誤差を防止することができる。
【0044】また、カードリーダ8Aは部門カード9が
手動で脱着されるように構成されているので、複写終了
後にユーザが部門カード9を抜き忘れる可能性がある。
本実施例では、複写終了後、所定の時間内に部門カード
9が抜かれない場合には警告を発する。また、1台の複
写機1を1部門が使用する環境では、。複写終了後の所
定の時間内に部門カード9が抜かれない場合には警告を
発するか否かを予め設定できるように構成されている。
したがって、部門カード9の抜き忘れを防止することが
でき、また、警告を発するか否かが設定可能であるの
で、1部門が1つの複写機を利用して部門カード9を継
続して装着する場合の煩わしい警告を防止することがで
きる。
【0045】つぎに、集計管理装置5がコピー管理装置
8からデータを集計する場合について説明すると、この
場合に集計管理装置5はコピー管理装置8を指定するI
Dコードとデータ要求信号を接続ケーブル6bを介して
コピー管理装置8に送信する。このデータ要求信号とし
ては例えば、累積コピー枚数、部門別コピー枚数、サイ
ズ別コピー枚数、およびコピー種類別コピー枚数などの
要求信号である。
【0046】コピー管理装置8はこの信号を受信する
と、その複写機1が複写中の場合には以降のデータをR
AM31の他のエリア(バッファ)に格納し、また、要
求されたデータを集計管理装置5に送信する。集計管理
装置5はこのデータの受信を完了すると、データクリア
信号をコピー管理装置8に送信し、コピー管理装置8は
このデータクリア信号を受信すると、RAM31内の送
信済みデータをクリアし、また、バッファに格納された
データを元のエリアに格納した後に、バッファに格納さ
れたデータをクリアする。
【0047】したがって、上記実施例によれば、実際の
コピー枚数との間の誤差を防止することができるととも
に、集計管理装置5が使用中の複写機1のコピー管理装
置8からデータを集計することができる。
【0048】集計管理装置5はまた、上記データの送信
要求のほかに、以下のようなコマンドをコピー管理装置
8に送信することによりコピー管理装置8の動作を制御
する。まず、集計管理装置5が全部門または一部の指定
部門のコピー禁止コマンド(および禁止解除コマンド)
を送信すると、コピー管理装置8は図13に詳しく示す
ように、禁止された部門のカードが挿入されても複写機
1にコピー可信号を出さず、複写を禁止する。
【0049】また、複写機1またはコピー管理装置8の
状態要求コマンドにより、コピー管理装置8は複写中で
あるか、部門カード9が挿入中であるか等を送信する。
また、複写機1と集計管理装置5が一般に離れて設置さ
れているので、集計管理装置5がテストデータを送信し
コピー管理装置8が同一のデータを送り返すことにより
接続ケーブル6bをテストする。 集計管理装置5はま
た、オペレータの指示により集計データを表示、プリン
トアウトし、さらに予め例えばコピーのサイズや種類に
応じたコピー単価を設定して部門別のコピー経費を算出
したり、複写機1毎のコピー枚数により複写機の効率的
な設置場所を予測するためにグラフにして表示、プリン
トアウトする。
【0050】つぎに、図6ないし図12を参照してコピ
ー管理装置8のコピー枚数カウントエリアと動作を説明
する。コピー管理装置8のRAM31には、図6に示す
ようなメインカウントエリア50と、前述したバッファ
として図7に示すようなサブカウントエリア60が設け
られている。メインカウントエリア50のトータルカウ
ンタ51には部門別トータルカウンタ52の値の合計が
記憶され、部門別トータルカウンタ52にはその部門の
各サイズ別カウンタ53の値の合計が記憶される。例え
ば部門「20」がA3サイズで10枚コピーし、A4サ
イズで50枚コピーした場合、部門「20」のトータル
カウンタ52には「60」、A3、A4の各サイズ別カ
ウンタ53にはそれぞれ「10」、「50」が記憶され
ている。
【0051】なお、部門別トータルカウンタ52の数と
サイズ別カウンタ53の数は変更可能であるが、例えば
部門数が500個、サイズ別カウンタ数が5個のように
予め設定される。また、上記カウンタ50の他に、日計
カウンタや、部門別上限カウンタなどが設けられるが、
その詳細な説明は省略する。
【0052】図7に示すサブカウンタ60には、メイン
カウンタ50と同様な部門別トータルカウンタ62とそ
の部門の各サイズ別カウンタ63が設けられるが、RA
M31の容量に限りがあるので、この実施例では部門数
が3個(図示A〜C)で構成されている。
【0053】つぎに、図8〜図12を参照してコピー管
理装置8のカウント方法を説明する。集計管理装置5か
らの月計カウンタまたはサイズ別カウンタの値の送信要
求を受信しない場合にはステップS1からステップS2
に分岐して通常のコピー枚数カウントを実行し、上記送
信要求を受信するとステップS1からステップS3以下
に進む。
【0054】ステップS3以下ではまず、送信要求され
たカウントデータを送信し(ステップS3)、つぎにタ
イマをスタートする(ステップS4)。そして、複写機
1からのカウント信号が入力した場合に図9において詳
しく示すような別カウントルーチンを実行し(ステップ
S5、S6)、送信要求の受信時点からクリア要求を受
信するまでのコピー枚数をメインカウンタ50とサブカ
ウンタ60に記憶する(ステップS21〜S23)。
【0055】なお、この場合に送信要求を受信すると
(ステップS7→S9→S10)、図11に詳しく示す
ように月計カウンタの要求時には(部門別トータルカウ
ンタ52)−(部門トータルサブカウンタ62)の値を
送信し(ステップS41、S42)、サイズ別カウンタ
の要求時には(サイズ別カウンタ53)−(サイズ別サ
ブカウンタ63)の値を送信する(ステップS43、S
44)。
【0056】そして、集計管理装置5からのクリア信号
を受信すると、図10に詳しく示すクリアルーチンを実
行する(ステップS7→S8)。図10では全部門のク
リア要求を受信すると(ステップS31)、メインのト
ータルカウンタ51と、部門別トータルカウンタ52と
サイズ別カウンタ53をクリアし、サブの部門別トータ
ルカウンタ62とサイズ別カウンタ63の各値をそれぞ
れメインの部門別トータルカウンタ52とサイズ別カウ
ンタ53に移動し、サブカウンタ60をクリアする(ス
テップS32)。そして、メインの部門別トータルカウ
ンタ52の合計をトータルカウンタ51に記憶し(ステ
ップS33)、このルーチンを終了して図8に示すよう
に通常カウントに戻る。
【0057】また、指定部門のクリア要求を受信すると
ステップS31からステップS34を経由してステップ
S35に進み、指定部門Nのサブの部門別トータルカウ
ンタ62とサイズ別カウンタ63の各値をそれぞれメイ
ンの部門Nのトータルカウンタ52とサイズ別カウンタ
53に移動してサブカウンタ62、63をクリアし(ス
テップS35、S36)、メインの部門別トータルカウ
ンタ52の合計をトータルカウンタ51に記憶する(ス
テップS33)。
【0058】ここで、回線不良や集計管理装置5側のオ
ペレータの操作ミスなどによりクリア信号を受信できな
い場合があり、また、サブカウンタエリアが3部門しか
用意されていないので、4部門以上によりコピーが行わ
れるとそのコピー枚数をカウントすることができなくな
る、そこで、本実施例では図8に示すステップS11に
おいて10分経過すると図12に詳しく示すような別カ
ウント解除ルーチンを実行し(ステップS12)、サブ
カウンタ60をクリアし(ステップS51)、通常のメ
インカウントに戻す。
【0059】より具体的に説明すると、メインカウンタ
50とサブカウンタ60が全てクリアされている場合、
部門「1」のカードがコピー管理装置8に挿入されてA
3サイズが2枚、A4サイズが15枚コピーされるとメ
インのトータルカウンタ51には「17」、部門「1」
の部門別トータルカウンタ52には「17」、部門
「1」のA3サイズカウンタとA4サイズカウンタ53
にはそれぞれ「2」、「15」が記憶される。また、部
門「2」によりA4サイズが10枚コピーされると、メ
インのトータルカウンタ51には合計の「27」、部門
「2」の部門別トータルカウンタ52には「10」、部
門「2」のA4サイズカウンタ53には「10」が記憶
される。
【0060】この状態において月計カウンタの送信要求
を受信するとコピー管理装置8は部門「1」:「17」
と部門「2」:「10」という値を送信し、また、A4
サイズカウンタ53の送信要求を受信するとコピー管理
装置8は部門「1」:「17」と部門「2」:「10」
という値を送信する(図8に示すステップS3)。
【0061】そして、クリア信号を受信する前に部門
「1」によりA4サイズが3枚コピーされると、メイン
のトータルカウンタ51と、部門「1」の部門別トータ
ルカウンタ52とA4サイズカウンタ53にそれぞれ
「30」、「20」、「18」を記憶し、また、3つの
部門別サブカウンタ62の1つを部門「1」用に設定
し、この部門「1」用のサブの部門別トータルカウンタ
62とA4サイズカウンタ63に共に「3」を記憶する
(図8に示すステップS6および図9)。
【0062】この状態で再度月計カウンタの送信要求を
受信すると(図8に示すステップS9)、部門「1」に
ついて「17」(=20−3)、部門「2」については
「10」という値を送信する(図8に示すステップS1
0および図11)。
【0063】ここで、図10に示すようにクリア信号受
信の場合には2通りの動作がある。全部門のクリア要求
を受信した場合には、メインのトータルカウンタ51
と、部門別トータルカウンタ52とサイズ別カウンタ5
3の全てをクリアし、その後サブカウンタ60の値すな
わち部門「1」のトータルサブカウンタ62の値「3」
とA4サイズサブカウンタ63の値「3」をメインカウ
ンタ50に移動し、サブカウンタ60をクリアする。そ
して、サブカウンタ60を使用しないメインカウントに
戻る。
【0064】他方、指定部門のクリア要求を受信した場
合には、まず指定部門のメインの部門別トータルカウン
タ52とサイズ別カウンタ53をクリアする。例えば部
門「1」が指定された場合には、メインの部門「1」の
部門別トータルカウンタ52とサイズ別カウンタ53を
クリアし、部門「1」のサブの部門別トータルカウンタ
62とA4サイズカウンタ63の各値「3」をメインカ
ウンタ50に移動し、サブカウンタ60をクリアする。
そしてこの場合には、メインの部門別トータルカウンタ
52の合計値「13」(=3+13)をトータルカウン
タ51に記憶する。
【0065】つぎに、図13を参照して集計管理装置5
から複写機1の使用禁止コマンドと禁止解除コマンドを
受信した場合のコピー管理装置8の動作を説明する。ま
ず、全部門の使用禁止コマンドを受信した場合にはステ
ップS61からステップS62を経由してステップS6
3以下に進む。ステップS63では複写機1の動作信号
がオフか否かを判別し、オフの場合に全部門の使用を禁
止する(ステップS64)。ステップS63において複
写機1の動作信号がオンの場合にはオフになるまで待機
し、オフになると全部門の使用を禁止する(ステップS
64)。また、全部門の使用禁止解除コマンドを受信し
た場合にはステップS62からステップS65に分岐
し、全部門の使用禁止を解除する。
【0066】指定部門の使用禁止コマンドを受信した場
合にはステップS61からステップS66、S67を経
由してステップS68以下に進む。ステップS68では
複写機1の動作信号がオフか否かを判別し、オフの場合
に指定部門の使用を禁止する(ステップS69)。ステ
ップS68において複写機1の動作信号がオンの場合に
はオフになるまで待機し、オフになると指定部門の使用
を禁止する(ステップS69)。また、指定部門の使用
禁止解除コマンドを受信した場合にはステップS67か
らステップS70に分岐し、指定部門の使用禁止を解除
する。
【0067】したがって、上記実施例によれば、複写機
1の動作信号がオンの場合には全部門または指定部門の
使用を禁止せず、また、オフになると使用を禁止するの
で、複写機1が動作中に停止することを防止することが
でき、また、ジャムを防止することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、複写機のコピー枚数を記憶するコピー管理
装置と、前記コピー管理装置から複写機のコピー枚数を
集計する集計管理装置とを備えた複写機の集中管理装置
において、前記コピー管理装置が複写機のコピー枚数を
記憶する記憶手段と、複写機のコピー枚数を一時保存す
るバッファを備え、複写機が複写中に前記集計管理装置
からのコピー枚数のデータの要求を受けた場合に、それ
までに前記記憶手段に記憶されたコピー枚数を前記集計
管理装置に送信し、それ以降のコピー枚数を前記バッフ
ァに保存するので、実際のコピー枚数との誤差を防止す
ることができるとともに、複写機が使用中のコピー管理
装置からデータを集計することができる。
【0069】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の集計管理装置が前記コピー管理装置からのコピー枚
数のデータを受信した場合にデータクリア信号を前記コ
ピー管理装置に送信し、前記コピー管理装置はこのデー
タクリア信号を受信した場合に、前記記憶手段に記憶さ
れたコピー枚数のデータをクリアしてこの記憶手段に前
記バッファのデータを格納した後に前記バッファのデー
タをクリアするので、実際のコピー枚数との誤差を防止
することができるとともに、複写機が使用中のコピー管
理装置からデータを集計することができる。 請求項3
記載の発明によれば、1または複数の部門により利用さ
れる複写機と、各部門に割り当てられる部門カードに予
め記憶された部門コードを読み取って複写機を利用可能
に設定するとともに、コピー枚数を部門ごとに記憶する
コピー管理装置と、前記コピー管理装置から複写機のコ
ピー枚数を部門毎に集計する集計管理装置とを備えた複
写機の集中管理装置において、前記集計管理装置が部門
カードが挿入されていない場合にコピー不可信号を複写
機に送信し、前記複写機が複写中に前記コピー不可信号
を受信した場合にジャムが発生しないタイミングで複写
動作を停止するので、複写動作が完了する前に部門カー
ドが誤って抜脱された場合のジャムを防止することがで
きる。
【0070】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明において前記複写機が複写中に前記コピー不可
信号を受信した場合にジャムが発生しないタイミングで
複写動作を停止するとともにコピー枚数を前記集計管理
装置に送信し、前記集計管理装置は、部門カードが挿入
されていない状態で前記複写機からコピー枚数を受信し
た場合にそのコピー枚数を前に部門カードがセットされ
た部門に加算するので、実際のコピー枚数との誤差を防
止することができる。
【0071】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
記載のコピー管理装置が前記複写機の複写完了後所定の
時間内に部門カードが抜き取られない場合に警告を発す
るので、複写終了後の部門カードの抜き忘れを防止する
することができる。
【0072】請求項6記載の発明は、請求項5記載の集
計管理装置またはコピー管理装置が前記複写機の複写完
了後所定の時間内に部門カードが抜き取られない場合に
警告を発するか否かを予め設定可能であるので、1部門
が1つの複写機を利用して部門カードを継続して装着す
る場合の煩わしい警告を防止することができる。
【0073】請求項7記載の発明は、請求項3ないし6
の発明において前記コピー管理装置が、前記集計管理装
置からの複写機の使用禁止コマンドを受信した場合、複
写機が使用中でない場合に複写機の使用を禁止するの
で、複写機が動作中に停止したり、ジャムが発生するこ
とを防止することができる。
【0074】請求項8記載の発明は、請求項7の発明に
おいて前記コピー管理装置が、前記集計管理装置からの
複写機の使用禁止コマンドを受信した場合、複写機が動
作中の時に複写動作終了後に複写機の使用を禁止するの
で、複写機が動作中に停止したり、ジャムが発生するこ
とを防止することができる。
【0075】請求項9記載の発明は、請求項1または2
の発明において前記コピー管理装置が、コピー枚数を前
記バッファに保存している場合、前記集計管理装置から
のデータクリア信号を所定の時間内に受信しないとき
に、前記バッファのデータを前記記憶手段に記憶した後
にクリアするので、回線不良や集計管理装置側のオペレ
ータの操作ミス等によりデータクリア信号を受信しない
場合にバッファがオーバフローしてコピー枚数データが
破壊されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の集中管理装置の一実施例
を示す構成図である。
【図2】図1の複写機を示す構成図である。
【図3】図1のコピー管理装置を示すブロック図であ
る。
【図4】部門カードの使用状態を示す説明図である。
【図5】図3および図4のコピー管理装置を示す分解斜
視図である。
【図6】コピー管理装置のメインカウンタを示す説明図
である。
【図7】コピー管理装置のサブカウンタを示す説明図で
ある。
【図8】コピー管理装置の主要動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】図8に示す別カウントルーチンを詳細に説明す
るためのフローチャートである。
【図10】図8に示すクリアルーチンを詳細に説明する
ためのフローチャートである。
【図11】図8に示すデータ送信ルーチンを詳細に説明
するためのフローチャートである。
【図12】図8に示す別カウント解除ルーチンを詳細に
説明するためのフローチャートである。
【図13】コピー管理装置の使用禁止および禁止解除処
理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 複写機 5 集計管理装置 8 コピー管理装置 9 部門カード 31 RAM(バッファ)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機のコピー枚数を記憶するコピー管
    理装置と、前記コピー管理装置から複写機のコピー枚数
    を集計する集計管理装置とを備えた複写機の集中管理装
    置において、 前記コピー管理装置は、複写機のコピー枚数を記憶する
    記憶手段と、複写機のコピー枚数を一時保存するバッフ
    ァとを備え、複写機が複写中に前記集計管理装置からの
    コピー枚数のデータの要求を受けた場合に、それまでに
    前記記憶手段に記憶されたコピー枚数を前記集計管理装
    置に送信し、それ以降のコピー枚数を前記バッファに保
    存することを特徴とする複写機の集中管理装置。
  2. 【請求項2】 前記集計管理装置は、前記コピー管理装
    置からのコピー枚数のデータを受信した場合にデータク
    リア信号を前記コピー管理装置に送信し、前記コピー管
    理装置はこのデータクリア信号を受信した場合に、前記
    記憶手段に記憶されたコピー枚数のデータをクリアして
    この記憶手段に前記バッファのデータを格納した後に前
    記バッファのデータをクリアすることを特徴とする請求
    項2記載の複写機の集中管理装置。
  3. 【請求項3】 1または複数の部門により利用される複
    写機と、各部門に割り当てられる部門カードに予め記憶
    された部門コードを読み取って複写機を利用可能に設定
    するとともに、コピー枚数を部門ごとに記憶するコピー
    管理装置と、前記コピー管理装置から複写機のコピー枚
    数を部門毎に集計する集計管理装置とを備えた複写機の
    集中管理装置において、 前記集計管理装置は、部門カードが挿入されていない場
    合にコピー不可信号を複写機に送信し、前記複写機は、
    複写中に前記コピー不可信号を受信した場合にジャムが
    発生しないタイミングで複写動作を停止するように設定
    されていることを特徴とする複写機の集中管理装置。
  4. 【請求項4】 前記複写機は、複写中に前記コピー不可
    信号を受信した場合にジャムが発生しないタイミングで
    複写動作を停止するとともにコピー枚数を前記コピー管
    理装置に送信し、前記コピー管理装置は、部門カードが
    挿入されていない状態で前記複写機からコピー枚数を受
    信した場合にそのコピー枚数を以前に部門カードがセッ
    トされた部門に加算するように設定されていることを特
    徴とする請求項3記載の複写機の集中管理装置。
  5. 【請求項5】 前記コピー管理装置は、前記複写機の複
    写完了後、所定の時間内に部門カードが抜き取られない
    場合に警告を発することを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれかに記載の複写機の集中管理装置。
  6. 【請求項6】 前記集計管理装置またはコピー管理装置
    は、前記複写機の複写完了後、所定の時間内に部門カー
    ドが抜き取られない場合に警告を発するか否かを予め設
    定可能であることを特徴とする請求項5記載の複写機の
    集中管理装置。
  7. 【請求項7】 前記コピー管理装置は、前記集計管理装
    置からの複写機の使用禁止コマンドを受信した場合、複
    写機が使用中でない場合に複写機の使用を禁止すること
    を特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の複写
    機の集中管理装置。
  8. 【請求項8】 前記コピー管理装置は、前記集計管理装
    置からの使用禁止コマンドを受信した場合、複写機が動
    作中の時に複写動作終了後に複写機の使用を禁止するこ
    とを特徴とする請求項7記載の複写機の集中管理装置。
  9. 【請求項9】 前記コピー管理装置は、コピー枚数を前
    記バッファに保存している場合、前記集計管理装置から
    のデータクリア信号を所定の時間内に受信しないとき
    に、前記バッファのデータを前記記憶手段に格納した後
    にクリアすることを特徴とする請求項1または2記載の
    複写機の集中管理装置。
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