JPH11151115A - 脱毛装置 - Google Patents

脱毛装置

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JPH11151115A
JPH11151115A JP32354397A JP32354397A JPH11151115A JP H11151115 A JPH11151115 A JP H11151115A JP 32354397 A JP32354397 A JP 32354397A JP 32354397 A JP32354397 A JP 32354397A JP H11151115 A JPH11151115 A JP H11151115A
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利夫 生田
Shigezaemon Iwasaki
重左エ門 岩崎
Shuichi Sueyoshi
秀一 末吉
Tetsuro Hashiguchi
哲朗 橋口
Toshihiro Takeuchi
利浩 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱毛時の痛みを低減させるための肌伸ばし手
段や振動手段を設けた脱毛装置において、ハウジングの
短辺側の幅を短くできて使い勝手がよい。ハウジングに
発生する振動や音を小さくする。 【解決手段】 手で把持できる本体に毛を引き抜くため
の脱毛手段を設けた脱毛装置に肌伸ばし手段又は振動手
段を設けたものである。肌伸ばし手段又は振動手段を動
作させるための駆動手段が、脱毛手段を駆動させるため
の駆動伝達部に連結されている。肌伸ばし手段又は振動
手段の駆動手段がその出力部が上下方向に移動するもの
であって、この肌伸ばし手段又は振動手段の出力部と、
肌伸ばし手段又は振動手段との駆動伝達点を脱毛手段の
両側に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体毛を脱毛するの
に使用される脱毛装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の脱毛装置の従来例とし
て国際特許公開WO97/19613号がある。この従
来例にあっては、脱毛手段を駆動させるための駆動伝達
部内に振動手段を駆動させるための駆動手段を有し、脱
毛手段の前方に振動手段を駆動する駆動伝達点を設け、
脱毛前に脱毛とは別の刺激を肌に与えることによって、
脱毛による痛みを低減するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例にあっては、脱毛手段の前方に振動手段の
駆動伝達点を設けているため、ハウジングの短辺側の幅
(つまりハウジングの前面面間の幅)が大きくなって、
ハウジングを手で持って使用する際(つまりハウジング
の前面面を手でつかんで使用する際)使いにくいという
問題がある。また、振動手段を前方に設けてあるため、
振動手段の上下方向の振動以外に前後方向の振動が発生
し、この前後方向の振動によって発生する音や振動は大
きなものであり、特に振動はハウジングを介して、それ
を把持している手にも伝わってくるために使い勝手が良
くないという問題がある。
【0004】また、本出願人はすでに脱毛手段の前後両
側に振動手段や肌伸ばし手段を設けると共に振動手段や
肌伸ばし手段への駆動伝達点を脱毛手段の軸方向の両側
に配置したものを特願平8ー40330号として出願し
ている。このものは上記のように振動手段や肌伸ばし手
段の駆動伝達点を脱毛手段の軸方向の両側に配置するこ
とで、ハウジングの短手方向の幅(前後面間の幅)を小
さくしてコンパクトにし、手で持ちやすいようにできる
が、しかしながら、特願平8ー40330号の従来例は
振動手段や肌伸ばし手段の駆動手段を回転乃至回動する
脱毛手段の両端部の周方向に設けたカム手段により構成
しているため、振動手段や肌伸ばし手段を駆動するため
の上下方向の成分以外に回転方向の成分が発生し、これ
により振動手段や肌伸ばし手段の駆動伝達点で音が発生
するという問題がある。
【0005】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、脱毛時の痛みを低減させるための
肌伸ばし手段や振動手段を設けた脱毛装置において、ハ
ウジングの短辺側の幅を短くできて使い勝手がよく、ま
た、ハウジングに発生する振動や音を小さくできる脱毛
装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の脱毛装置は、手で把持できる本体に毛を引
き抜くための脱毛手段を設けた脱毛装置に肌伸ばし手段
又は振動手段を設けたものにおいて、肌伸ばし手段又は
振動手段を動作させるための駆動手段が、脱毛手段を駆
動させるための駆動伝達部に連結されており、肌伸ばし
手段又は振動手段の駆動手段がその出力部が上下方向に
移動するものであって、この肌伸ばし手段又は振動手段
の出力部と、肌伸ばし手段又は振動手段との駆動伝達点
を脱毛手段の両側に配置して成ることを特徴とするもの
である。このような構成とすることで、本体の短手方向
の幅を小さくできて、ハウジングを手でつかむ際につか
みやすいものであり、また、肌伸ばし手段又は振動手段
の駆動手段がその出力部が上下方向に移動することで、
出力部と肌伸ばし手段又は振動手段との駆動伝達点での
音の発生がないようにできるものである。
【0007】また、肌伸ばし手段又は振動手段の駆動手
段が、カムの駆動により上下方向に往復駆動する出力部
により構成され、肌伸ばし手段又は振動手段が、固定部
材に対してスイング自在に支持してあると共に上記駆動
手段の出力部との伝達部を備えていることが好ましい。
このような構成とすることで、簡単な構成で出力部を上
下方向に往復駆動し、この上下方向に往復駆動する出力
部により肌伸ばし手段又は振動手段を駆動することがで
きるものである。
【0008】また、上下方向に往復駆動する出力部をフ
レーム内に位置させることが好ましい。このような構成
とすることで、脱毛手段と肌伸ばし手段又は振動手段と
の隙間を小さくすることができて、本体やフレームの短
手方向の幅を小さくできるものである。また、上下方向
に往復駆動する出力部の下端部に緩衝部材を設けること
が好ましい。このような構成とすることで、往復駆動時
に発生する衝突音を緩衝部材によって小さくすることが
できるものである。
【0009】また、上下方向に往復駆動する出力部の振
幅量又は振動数を可変自在とすることが好ましい。この
ような構成とすることで、使用者や使用部位により振幅
量又は振動数を調整して、最も好ましい状態で脱毛時の
痛みを小さくできることになる。また、出力部を上下方
向に往復駆動するための往復駆動手段を楕円ギアにより
構成してあることが好ましい。このように構成すること
で、往復駆動がスムーズになり、往復駆動時に発生する
騒音を小さくできる。
【0010】また、脱毛手段と、肌伸ばし手段又は振動
手段とを駆動するための駆動ギアが偏重量にて形成して
あることが好ましい。このような構成とすることで、偏
重量の駆動ギアの回転による振動と、脱毛手段の揺動又
は回転による振動、又は肌伸ばし手段や振動手段の往復
駆動時に発生する振動とを互いに相殺するような関係と
することが可能で、ハウジングの上下方向の振動を小さ
くすることができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を添付図面
に基づいて説明する。図1乃至図18には本発明の一実
施形態が示してあり、本実施形態の脱毛装置はモータ1
1を内蔵した本体1の上端部に脱毛ユニットを配置して
構成してある。
【0012】図1、図2、図4、図5に示すように、本
体1は前後二つ割りで形成されたハウジング10内にモ
ータ11を固定するモータケース4を上下移動自在に組
み込んであるとともにばね18によって上方へばね付勢
されることでモータケース4がフローティング支持して
ある。ここで、ハウジング10内面に設けた抜け止め突
起10bにモータケース4の上端部が当たってハウジン
グ10から上方に抜けないようになっている。ハウジン
グ10内の下端部には電源ジャック14が内装され、ま
た、ハウジング10の外面にはスイッチ15が設けてあ
る。そしてハウジング10が手に持つ部分、つまり把持
部となっている。
【0013】図5に示すように、モータ11を内装した
モータケース4はコ字状をしており、モータケース4の
側部にモータカバー401を取付けてあり、モータ11
の出力軸に圧入固定したピニオン12と、モータカバー
401に軸401aにより回動自在に取付けた中間ギア
13とを噛合わせてモータ11の回転を中間ギア13に
伝達している。モータカバー401の外面側にはギアカ
バー402が取付けられて上記ピニオン12、中間ギア
13を覆っている。ここで、ギアカバー402はモータ
カバー401といっしょにねじ402aによりモータケ
ース4に取付けてある。
【0014】モータケース4の上面部には角筒状をした
トンネル部4aが設けてあり、トンネル部4aに両側か
らそれぞれ主体部分が矩形枠状をした保持フック16の
一端部をスライド自在にはめ込み、トンネル部4a内に
おいて対向する保持フック16間にばね材19を介在し
て両保持フック16を互いに離れる方向に弾性付勢して
あり、更に、保持フック16には抜け止め突起16cが
設けてあって、抜け止め突起16cがトンネル部4aの
上面部に設けた孔4bの端縁に当接自在となっているこ
とで、保持フック16がトンネル部4aから抜けないよ
うにしてある。また、保持フック16の端部には略U字
状をした弾性を有する第1のヒンジ部16bが設けてあ
り、この第1のヒンジ部16bの先端部の両側にそれぞ
れ逆U字状をした弾性を有する第2のヒンジ部16aが
設けてあり、第2のヒンジ部16aが着脱釦17の孔1
7aにはめ込んで取付けてある。ここで、上記第1のヒ
ンジ部16bは保持フック16のスライド方向(本体1
の左右方向)に対してU字状となっており、第2のヒン
ジ部16aは保持フック16のスライド方向と直交する
方向(本体1の前後方向)に逆U字状となっており、し
たがって、着脱釦17は弾性を有して上下方向及び左右
方向に変形自在な第1のU字状をしたヒンジ部16bと
弾性を有して上下方向及び前後方向に変形自在な第2の
逆U字状をしたヒンジ部16aとを介して保持フック1
6に連結してある。
【0015】一方、着脱釦17は本体1を構成するハウ
ジング10の左右両側面部に設けた釦孔10aに左右方
向にスライド自在に取付けてある。したがって、本体1
に対して着脱釦17は左右方向にスライドするのみで上
下方向、前後方向には移動せず、このため、モータケー
ス4が上下移動しても着脱釦17は本体1に対して上下
移動せず、また、着脱釦17を介して本体1側にモータ
ケース4側からの振動が伝達するのを第1のU字状をし
たヒンジ部16bと、第2の逆U字状をしたヒンジ部1
6aとで前後方向と左右方向との振動を吸収するように
なっており、また、ばね18により上下方向(スイング
方向)の振動を吸収し、これにより全方向において本体
1に振動が伝わるのを押さえ、使い勝手がよく、騒音を
低くするようにしている。
【0016】また、主体が矩形枠状をした保持フック1
6の枠状部分の開口16e内には中間ギア13の上部が
露出するようになっている。図1乃至図3、図6乃至図
8等に示すように、脱毛ユニットは、駆動ブロックと、
脱毛ブロック2と、脱毛フレームブロックとで構成して
ある。駆動ブロックは図6に示すようなもので、カムケ
ース6にカムケース基台8と、カムケースカバー7とを
ねじ8n、7nにより固定してケース体6Aが構成して
ある。カムケース基台8の下面部には下方に向けて一対
の取付け用係止部8bを設けてあり、該取付け用係止部
8b間にモータケース4の上面部に設けた角筒状をした
トンネル部4aを嵌め込み、両保持フック16の端部に
設けた取付け用被係止部16dをそれぞれ取付け用係止
部8bに係止して取付けるものである。なお、取付け用
被係止部16dと取付け用係止部8bとを着脱自在に取
付けるための説明は後述により詳細に説明する。
【0017】上記ケース体6Aのカムケース基台8の上
面側には軸9hにより回転カム9が回転自在に取付けて
あり、この回転カム9は下面部にフェースギア9bが設
けてあり、また、図6、図11、図12に示すように、
回転カム9の上面部の外周部には平面視環状をしたカム
部9cが設けてあり、このカム部9cのレベルは場所に
よって異なるものであり、また、回転カム9の上面部に
は平面視環状をしたカム溝9aが設けてあり、この環状
をしたカム溝9aは半径が場所によって異なる溝となっ
ている。
【0018】図6に示すように、カムケース6とカムケ
ース基台8とに上下両端部を取付けた軸37に出力部を
構成する振動体35が上下移動自在に取付けてあり、こ
の振動体35には振動ローラ33が回動自在に取付けて
あり、上下移動自在な振動体35がばね36bにより下
方に弾性的に押圧されて振動体35に取付けた振動ロー
ラ33が回転カム9のカム部9cに弾性的に押し付けら
れていて常にカム部9cに振動ローラ33が追従するよ
うにしてある。振動体35の両側には上方に向けて突腕
35aが突設してあり、この突腕35aの上端部が弧状
に屈曲している。この弧状に屈曲した上端部はカムケー
ス6に設けた孔6cから上方に突出している。また、図
6、図18に示すようにゴム等の弾性体で形成した緩衝
部材36がカムケース基台8に取付けてあり、前記カム
9cの下面に振動ローラ33が当たる前に上端を振動体
35の下面が緩衝部材36に当たるようにして音の発生
をなくしている。
【0019】図1、図2、図6に示すように、カムケー
ス基台8には軸8jにより駆動ギア32が回転自在に取
付けてあり、この駆動ギア32は中間ギア13と噛み合
っている。駆動ギア32にはギア32aが設けてあっ
て、該ギア32aが回転カム9のフェイスギア9bと噛
み合っている。したがって、モータ11が回転すると、
ギア群を介して回転カム9が回転し、回転カム9の回転
によりカム部9c上を振動ローラ33が上下移動しなが
ら転動し、これにより振動体35が上下して振動体35
の突腕35aが上下するようになっている。
【0020】一対の可動レバー27の端部がカムケース
6とカムケース基台8とに取付けた軸28に回動自在に
取付けてあり、上記軸28は上端部をカムケース6に設
けた孔に嵌め込むと共に下端部をカムケース基台8に取
付ける支持板31に設けた孔にはめ込んである。可動レ
バー27の先端部の下面部から突出した軸27aにロー
ラ29が回動自在に取付けてあり、また、可動レバー2
7の上面部から突出した軸27bがカムケース6の上面
部に形成した長孔6bに移動自在に挿通してあり、この
軸27bの先端部に角型をした駆動ころ30が回転自在
に取付けてある。ローラ29は回転カム9のカム溝9a
内にはめ込んであり、回転カム9が回転することで、可
動レバー27が揺動し、これにより駆動ころ30が揺動
するようになっている。ここで、カム溝9aは図11、
図12に示すように、両可動レバー27を同時に逆方向
に揺動させることができるような形状となっており、図
に示す実施形態においては、回転カム9の1回転で両可
動レバー27が図11のように両ローラ29間が最も広
がる状態と、図12のように両ローラ29間が最も狭ま
る状態とが各々2回ずつ生じるようになっている。
【0021】図1、図2、図6に示すように、カムケー
ス6にカムケース基台8と、カムケースカバー7を固定
して構成したケース体6Aの上部には脱毛ユニットケー
ス39の下部が被嵌されてねじ39nにより取付けられ
る。脱毛ユニットケース39は上面部に開口部39aを
設けてあり、両側上部にU字状をした切欠部39bが設
けてある。脱毛ユニットケース39の両側部とケース体
6Aの両側面との間には隙間が形成され、この隙間にフ
レーム着脱釦38が配置され、このフレーム着脱釦38
とケース体6Aとの間にばね材38bが介装されてフレ
ーム着脱釦38を脱毛ユニットケース39の側部の内面
に押し付けている。また、フレーム着脱釦38の両側の
突起38aをカムケース6とカムケースカバー7の溝7
aに係合させて上下支持をしている。ここで、フレーム
着脱釦38の操作部38dが上記切欠部39bに嵌まり
込んで外部に露出している。
【0022】脱毛フレームブロックは図3、図8に示す
ように、前記フレーム着脱釦38に着脱自在に設けられ
たフレーム5と肌伸ばし40、41と連結アーム42、
43とで主に構成してある。フレーム5の両側部の内面
下部に円弧状をした係止孔5pを設けてあり、図1、図
2、図6のように、脱毛ケースユニット39の弧状面と
なった上面部39cにフレーム5の両側壁部の下端部の
弧状部5oを載置し、ケース体6Aの両側上部の外面側
(すなわちカムケース6の上突片6eの外面と、カムケ
ースカバー7の上突片7eの外面)に設けた支持突部6
f、7fにフレーム5の両側部の内面部に設けた軸支部
5fを嵌め込み、この状態で、フレーム着脱釦38の上
端部に設けた係止爪38cを円弧状をした係止孔5pに
係止することでフレーム5が脱毛ケースユニット39に
取付けられる。ここで、フレーム5は脱毛ケースユニッ
ト39を取付けたケース体6Aと一緒に上下移動するよ
うにフロート自在となっているが、更に、支持突部6
f、7fと軸支部5fとの軸支部分を中心にしてスイン
グ自在となっているものである。なお、係止孔5pは円
弧状をしているので、フレーム5が支持突部6f、7f
と軸支部5fとの軸支部分を中心にしてスイングする際
に、係止爪38cが円弧状の係止孔5p内を移動してフ
レーム5のスイングに当たって支障がないようにしてあ
る。
【0023】フレーム5を取り外すにはフレーム着脱釦
38の操作部38dをばね材38bに抗して押すことで
係止爪38cを係止孔5pから外してフレーム5を取り
外すことができるものである。次に、本発明における脱
毛ブロック2について詳述する。ケース体6Aの上端部
に配されている脱毛ブロック2は、図1乃至図3、図7
に示すように、軸25によってケース体6Aの両側上端
部間に回転自在に架設されている回転体20に、脱毛爪
3と、上記一対の可動レバー27の駆動による角型をし
た駆動ころ30の揺動の動きを受けて脱毛爪3を動かす
一対のスライダー22、22とを設けたもので、回転体
20の下部側に位置している両スライダー22、22
は、回転体20の両端間に架設された軸24、24によ
って回転体20に対し、上記軸25と平行な方向にスラ
イド自在とされている。
【0024】脱毛ブロック2における脱毛爪3は、回転
体20の軸方向に所定の間隔で並んでいる複数枚の固定
爪3aと、各固定爪3a間に配されている複数枚の可動
爪3bとからなるもので、可動爪3bは、下端の係合突
起3eの数と位置とが異なる2種が回転体20の軸方向
において交互に配設されているとともに、両側縁から突
出する支持突起3c、3cが回転体20によって支持さ
れることで、回転体20に対し、回転体20の軸方向と
直交する方向の軸のまわりに揺動自在とされている。図
6中の3dは可動爪3bにおける前記軸25が挿通され
る孔である。
【0025】回転体20にスライド自在に取り付けられ
ている一対のスライダー22、22は、軸方向において
相互に重なる部分を備えているとともに上記一対の可動
レバー27によって相反する方向にスライド駆動され
て、一方のスライダー22が回転体20の軸方向に並ん
でいる複数枚の可動爪3bのうちの1枚おきを同時に揺
動させ、他方のスライダー22が残る可動爪3bを同時
に逆方向に揺動させるもので、両スライダー22、22
には可動爪3bの係合突起3eが係合する係合溝22a
が上面に設けられている。ただし、一方のスライダー2
2は一列に並ぶ係合溝22aを、他方のスライダー22
は2列で並ぶ係合溝22aを一方のスライダー28の係
合溝22aの両脇に備えたものとなっており、一列に並
んでいる複数枚の可動爪3bが両スライダー22、22
に交互に係合している。そして両スライダー22、22
の下面には、夫々軸25を中心とする円弧となっている
溝22bが設けられており、各溝22bに前記一対の可
動レバー27の各駆動ころ30が係合している。
【0026】また、図7に示すように回転体20の円周
部には固定爪3aの前方に大きな凹所20bが設けられ
ており、この凹所20bには回動自在に取付けられたロ
ーラ21が回転体20に設けられた端部に位置する固定
爪3aの周方向にある取付け孔22cに軸21aによっ
て圧入固定してある。この時、ローラ21に軸21aを
圧入固定して、取付け孔22cに軸21aを遊挿しても
よい。これにより回動時に回転体20のリブの摺動刺激
によって悪くなっていた肌当たりは回動自在に取付けら
れたローラ21によって肌を引っ張らずに転がるために
肌当たりが良いものとなり、骨部でも固定爪3aと可動
爪3bの肌への衝撃がローラ21によってやわらげられ
るため、肌当たりが非常に良いものとなる。
【0027】カムケース6とカムケースカバー7との間
に組み込まれる駆動手段は、図1、図2、図6、図7、
図11、図12に示すように、レバー26の下端部を駆
動ギア32に設けた偏心軸32bに回転自在に取付ける
と共にレバー26の上端部を回転体20の側面部に設け
た偏心軸20aに回転自在に取付けることで構成してあ
り、モータ11を回転して駆動ギア32が回転すると、
レバー26を介して回転体20が軸25を中心に所定角
度内の往復回動を行う。この回動は、ローラ21が脱毛
ユニットケース39の上面開口のほぼ中央に位置する状
態と、脱毛爪3における可動爪3bが同じ位置にくる状
態との間でなされるようにしてある。そして上記回動と
同時に、可動レバー27が夫々軸28を中心に相反する
方向の往復回動を行って、脱毛ブロック2における一対
のスライダー22、22に相反する方向の往復直線運動
を行わせるために、スライダー22、22の往復動で往
復揺動を行う可動爪3bは、一つおきの固定爪3aの両
面に隣合う2つの可動爪3bが同時に接する動作と、残
る固定爪3aの両面に隣合う2つの可動爪3bが同時に
接する動作とを繰り返す。尚、両端の固定爪3aは、夫
々片面のみに可動爪3aが接することから、他の固定爪
3aよりも肉厚として強度を持たせてある。
【0028】ここにおいて、本実施形態に係るもので
は、脱毛ブロック2の軸25を中心とする2回の往復回
動の間に、可動爪3bが1回の往復動を行うように、カ
ム溝9aを構成してある。つまり、脱毛ブロック2の軸
25を中心とする1回の往復回動の間に、可動爪3bが
一側の固定爪3aに接している状態から他側の固定爪3
aに接する状態に移行するようにしてある。
【0029】そして、本実施形態において、図11、図
12に示すように、回転カム9の1回転で両可動レバー
27が2往復回動するように構成してあるので、ギヤ3
2aとフェイスギア9bとを1:4の歯数組み合わせと
することで、常に回転体20の回動と、毛の把持を一致
させることができるものである。また、この可動爪3b
の上記移行は、脱毛ブロック2の軸25を中心とする往
復回動の両死点のうち、可動爪3bがフレーム5の上開
口に位置している時の死点の時点で大半がなされるとと
もにこの時点の移行で可動爪3bが固定爪3aに接する
ようになっており、他方の死点において、接していた固
定爪3aから可動爪3bがわずかに離れる動きがなされ
るものとなっている。
【0030】つまり、ローラ21が肌に接している状態
から、脱毛ブロック2の軸25を中心とする一方向回転
によって、固定爪3aと可動爪3bとが肌に面する位置
に来た時、固定爪3aと可動爪3bとによる毛の挟持が
なされ、この挟持がなされた状態のままで脱毛ブロック
2の逆方向回転がなされることで毛の引き抜きがなされ
るとともに、上記ローラ21が再度肌に接する状態とな
った時、挟持していた毛の解放がなされるという動作が
繰り返されることになる。
【0031】このように、本実施形態においては脱毛サ
イクルは、爪を開にして毛を導入し、次に爪を閉じて毛
を把持し、次に回転体20の回動により毛を引き抜き、
次に爪を開いて毛を離すという規則的なサイクルであ
る。このため、本実施形態においては、規則的に毛を抜
くことによる脱毛刺激(脱毛による痛み)が発生するも
のである。
【0032】次に、脱毛フレームブロックは図8に示す
ように、前記フレーム着脱釦38に着脱自在に取付けら
れたフレーム5と、肌伸ばし部40、41と、連結アー
ム42、43と、肌当て部材とで主に構成してある。図
1乃至図3、図8に示すように、前後壁部と左右壁部と
で構成された枠状をしたフレーム5内には脱毛手段であ
る脱毛ブロック2が配置してあり、更に、この脱毛ブロ
ック2の前後にそれぞれ肌伸ばし部40、41が配置し
てあり、肌伸ばし部40、41に設けた軸40a、41
aをそれぞれフレーム5に設けた孔5a、5bに回転自
在に取付けてある。また、前に位置する肌伸ばし部40
の前方には前に位置する肌当て部材であるくし状のコー
ム51が配設してあり、後に位置する肌伸ばし部41の
方向には後に位置する肌当て部材であるローラ54が配
設してある。
【0033】図9、図10に示すように、前後の肌伸ば
し部40、41は連結アーム42、43により連結して
ある。連結アーム42、43はぞれぞれ前後方向の略中
央部の下面部に突起42g、43gが突設してある。連
結アーム42は連結アーム43の内側に配置されるもの
であって、この連結アーム42の突起42gの側面側に
軸42cが突設してある。また、連結アーム42の前端
には長孔42aが設けてあり、連結アーム42の後端に
は孔42bが設けてある。一方、連結アーム43の後端
には長孔43aが設けてあり、連結アーム43の前端に
は孔43bが設けてある。連結アーム42の後端の孔4
2bにフレーム5の内部の両側後部に設けた軸5cに回
動自在に挿入してあり、連結アーム42が該軸5cを支
点にして回動自在となっている。また、連結アーム43
の前端部の孔43bにフレーム5の内部の両側後部に設
けた軸5dに回動自在に挿入してあり、連結アーム43
が該軸5dを支点にして回動自在となっている。連結ア
ーム43の後端と後の肌伸ばし部41とがピン41bに
より回動自在に連結してあり、この場合、連結アーム4
3に設けた長孔43aにピン41bがスライド自在に挿
入してある。また、連結アーム42の前端と前の肌伸ば
し部40とがピン40bにより回動自在に連結してあ
り、この場合、連結アーム42に設けた長孔42aにピ
ン40bがスライド自在に挿入してある。連結アーム4
2と連結アーム43は前後方向の略中間位置においてピ
ン42cにより回転自在に連結枢支してある。ここで、
連結アーム43に設けたピン42cが挿入される孔は長
孔43cとなっている。
【0034】一対の連結アーム42の後端部には垂下部
42dが垂下してあり、該垂下部42dの下部間を連結
桟部42eにより一体に連結してあり、更に、垂下部4
2dから斜め前方に向けて弾性を有する戻しばね部42
fが一体に突設してある。また、一対の連結アーム43
の後端部には垂下部43dが垂下してあり、該垂下部4
3dの下部間を連結桟部43eにより一体に連結してあ
り、更に、垂下部43dから斜め前方に向けて弾性を有
する戻しばね部43fが一体に突設してある。そして、
上記垂下部42d、連結桟部42e、戻しばね部42f
はフレーム5とケース体6Aの上部との間に配設され、
また、垂下部43d、連結桟部43e、戻しばね部43
fはフレーム5とケース体6Aの上部との間に配設され
る。
【0035】一方、連結アーム42、43に設けた突起
42g、43gの下端面は円弧状をしており、この連結
アーム42、43の突起42g、43gの下端面に振動
体35に設けた突腕35aの上端部が当接している。こ
こで、振動体35が上方に移動することで、突起42g
を上方に押し上げ、連結アーム42が軸5cを支点にし
て回動し、長孔42a部分が押し上げられる(図10、
図14の状態)。この時前の肌伸ばし部40がピン40
aによりフレーム5に連結されており、また、ピン40
bにより長孔42aと連結されているため、ピン40a
との連結部分を支点としてピン40bが長孔42a内を
摺動し、前の肌伸ばし部40がスイングし、これにより
くし状をした前の肌伸ばし部40が肌を押して前方に伸
ばす。同時に、突起43gを上方に押し上げることで、
連結アーム43が軸5dを支点にして回動し、長孔43
a部分が押し上げられる。この時後の肌伸ばし部41が
ピン41aによりフレーム5に連結されており、また、
ピン41bにより長孔43aと連結されているため、ピ
ン41aとの連結部分を支点としてピン41bが長孔4
3a内を摺動し、後の肌伸ばし部41がスイングし、こ
れによりくし状をした後の肌伸ばし部41が肌を押して
後方に伸ばす。このように振動体35が上方に移動して
前の肌伸ばし部40が前方にスイングして肌を前方に伸
ばすと共に後の肌伸ばし部41が後方にスイングして肌
を後方に伸ばして、脱毛爪3による脱毛が確実且つ容易
にできるようにし、また、肌を伸ばして脱毛すること
で、脱毛時の痛みを低減するようになっている。
【0036】ところで、上記のように振動体35が上方
に移動して、突起42g、43gが上方に押し上げられ
て前後の肌伸ばし部40、41がスイングして肌伸ばし
を行った場合、連結アーム42、43の回動により戻し
ばね部42f、43fが図14のようにケース体6Aに
強く押し付けられて復帰ばね力が蓄積される。したがっ
て、振動体35が下方に移動すると上記振動体35の下
方への移動に追従するように上記戻しばね42f、43
fに蓄積されていた復帰ばね力により連結アーム42、
43が前記とは逆に回動し、図9、図13の状態に戻る
のである。このように振動体35の下方への移動時にば
ね42f、43fの復帰ばね力により連結アーム42、
43が逆に回転し、振動体35の上端部に突起42g、
43gの下端面が当接したままの状態で突起42g、4
3gが下方に移動するものである。したがって、振動体
35が再び上方に移動して突起42g、43gを上方に
押し上げる際、振動体35が突起42g、43gに衝突
することがなく、振動体35と突起42g、43gとの
連結点における衝突音のない肌伸ばしができるものであ
る。
【0037】上記のように本実施形態においては、肌伸
ばし手段に設けた肌伸ばし部40、41のスイングによ
り初期位置から肌を伸ばす方向への肌伸ばし運動と、肌
伸ばし位置から初期位置に戻す方向の運動を行うように
なっており、このように肌伸ばし手段に設けた肌伸ばし
部40、41の運動がいずれも初期位置から肌を伸ばす
方向への肌伸ばし運動と、肌伸ばし位置から初期位置に
戻す方向の運動とを行うように構成してあるので、肌が
引っ張られる時の痛みや、毛を引き抜く時の抵抗を小さ
くして、脱毛時の痛みを低減し、また、駆動負荷も小さ
くでき、更に、毛を巻き込むことがないものである。
【0038】ここで、前に位置する肌当て部材であるコ
ーム51は弾性エラストマで外周を囲んであり、コーム
51の上端部の櫛状突部51a部分は弾性エラストマで
形成してある。弾性エラストマはコーム51を有する肌
当て部材5を形成する際に同時成形されるものである。
この弾性エラストマの硬度は50°〜80°にしてあ
り、肌当たりを良くしながら肌を伸ばし、毛を整毛する
ことができるようにしてある。このコーム51はフレー
ム5に設けたガイド部5eに両側をガイドされて上下方
向に移動可能としてあり、フレーム5の前面部に横方向
に移動自在に設けたハンドル52の裏面側に突設したボ
ス52aを上下方向に移動可能としたコーム51のカム
溝部51bにはめ込んであり、ハンドル52を横方向に
移動することで、コーム51を上下方向に移動して上下
方向の位置を選択して上下方向の設定した位置で固定す
ることができるようにしてある。これにより肌当て部材
を構成するコーム51により肌伸ばし手段による肌伸ば
し量の調整を行うことができるものであり、肌当て部材
であるコーム51を上方に移動させると、肌伸ばし部の
肌伸ばし量を少なくして骨部等の肌当たりを良くするこ
とができる。
【0039】また、後ろに位置する肌当て部材を構成す
るはローラ54は弾性エラストマにより形成してあって
軸41aにより回転自在に取付けてあり、肌に追従して
転がるようにしてある。ここで、脱毛ユニットを本体1
に対して着脱する例につき説明する。すでに述べたよう
に、本体1にフロート自在に内装されたモータケース4
の上面部には横方向に移動自在な保持フック16が設け
てあり、脱毛ユニットの脱毛ユニットケース39に内装
したケース体6Aの下面部(つまりカムケース基台8の
下面部)には取付け用係止部8bが設けてあり、取付け
用係止部8bを保持フック16の端部に設けた取付け用
被係止部16dに着脱自在に係止することで、ケース体
6Aを内装した脱毛ユニットケース39を本体1に対し
て着脱自在に取付けるのであるが、この場合、保持フッ
ク16の端部に設けた取付け用被係止部16dの上面部
が傾斜面となっており、また、取付け用係止部8bの下
端部も傾斜面となっており、更に、横方向に移動自在な
保持フック16がばね材19により弾性付勢してあるの
で、図15の状態でケース体6Aの下面部(つまりカム
ケース基台8の下面部)をモータケース4の上面部に押
し当てることで、取付け用係止部8bの傾斜面が上記取
付け用被係止部16dの上面部の傾斜面に当たって、ば
ね材19に抗して保持フック16が横方向に移動するこ
とで、取付け用係止部8bが下方に押し込まれて取付け
用被係止部16dに係止するものである。このようにし
て脱毛ユニットを本体1に対して取付けると、中間ギア
13に設けたギア13aが駆動ギア32に噛み合うもの
である。上記脱毛ユニットを本体1に対して取付ける
際、両着脱釦17を押して両保持フック16をばね材1
9に抗して互いに近付く方向に移動させて取付け用被係
止部16dをトンネル部4a内に没入させた状態で一対
の取付け用係止部8bをトンネル部4aの両側に位置さ
せ、この状態で着脱釦17を離すことで取付け用被係止
部16dを取付け用係止部8bに係止するようにしても
よい。
【0040】一方、ケース体6Aを内装した脱毛ユニッ
トケース39を取り外すには、両着脱釦17を押すこと
で、ばね材19に抗して両保持フック16が互いに近付
く方向に押され、これにより取付け用被係止部16dが
取付け用係止部8bから外れるので、この状態で脱毛ユ
ニットケース39を上方に引き抜くことで取り外すこと
ができるものである。
【0041】次に、図19乃至図23に基づいて本発明
の他の実施形態につき説明する。本実施形態の基本的構
成は図1乃至図18に示す実施形態と同じであるので、
重複する構成の説明は省略し、前述の実施形態と異なる
構成につき以下説明する。脱毛ユニットケース39の前
面部には上下方向にスライド自在に操作釦80が取付け
てある。この操作釦80は図20に示すように、背面側
にフック81を設けてあり、フック81を脱毛ユニット
ケース39の前面部に設けた孔39dの両側の縁部の背
面側に上下移動自在に係止することで脱毛ユニットケー
ス39に操作釦80を上下移動自在に取付けてある。操
作釦80の背面部にはフック81の他にボス82が突出
しており、このボス82は脱毛ユニットケース39の孔
39dとカムケース6に設けたられた角孔6fを通って
振動体35に設けた上下方向に長い長孔35bに挿入し
てある。
【0042】また、回転カム9の上面部の外周部には前
述の実施形態と同様に平面視環状をしたカム部9cが設
けてあるが、本実施形態においては、カム部9cの突起
が上方への突出長さの高い高突起91aと上方への突出
長さが低い低突起91bとにより構成してあって、高突
起91aと低突起91bとが交互に設けてある。ここ
で、操作釦80が脱毛ユニットケース39に対して最も
下方にスライドした位置である下段に位置している状態
で(図22の状態)、回転カム9が回転すると、振動体
35の長孔35bに挿入されている操作釦80のボス8
2とは無関係に、振動体35は回転自在に取付けられて
いる振動ローラ33とカム部9cの高さの異なる高突起
91a、低突起91bによって、図23(a)のように
カム部9cの突起の数(つまり高突起91a、低突起9
1bの全数)だけ上下方向に往復駆動するものである。
つまり、操作釦80が最下端にある時は、振動体35の
振幅量に対して長孔35bとボス82とは緩衝されない
ようになっている。
【0043】次に、操作釦80が中段に位置している状
態では、ボス82は振動体35の長孔35bが下方に下
がる時の規制をする。つまり、カム部9cが回転をする
時、振動体35の長孔35bに挿入されているボス82
によって下方を規制されているため、図23(b)のよ
うに、低突起91bには振動ローラ33が当たらず、こ
の結果、一回転の往復駆動量としては半分に減り、振動
数が減るものである。
【0044】更に、操作釦80を上方にスライドさせて
上段にすると、図23(c)に示すように振幅量が減少
し、また、この場合、振動数も半分に減る。上記のよう
に操作釦80を上下に移動して下段、中段、上段に位置
させることで、図23にA、B、Cで示すように振幅量
が変化し、また、振動数を変化させるのであり、脱毛時
に感じる痛みが大きいときには操作釦80を下段にし
て、振動数、振幅量を大きくすることで、脱毛時の痛み
を和らげることができ、また、痛みがあまり感じられな
い時は、操作釦80を中段又は上段にすることで、振動
数や振幅量を小さくして使用できるものである。つま
り、部位によって異なる痛みや、個人差による痛み感を
全体として小さくすることができるものである。
【0045】ところで、操作釦80を上段、中段、下段
に移動した場合、脱毛ユニットケース39の孔39dの
両側縁に設けた上下3段の係止受け部39eのいずれか
に、操作釦80の両側端部に設けた係止突起部83が着
脱自在に係止することで操作釦80を上段、中段、下段
の任意の位置に保持することができるものである。次
に、図24、図25に基づいて本発明の更に他の実施形
態につき説明する。
【0046】本実施形態の基本的構成は図1乃至図18
に示す実施形態と同じであるので、重複する構成の説明
は省略し、前述の実施形態と異なる構成につき以下説明
する。本実施形態においては振動体35に回転自在に設
けられた振動ローラ33が楕円ギア33aにより構成し
てある。また、回転カム9の上面部の外周部には平面視
環状にギア92が形成してある。そして、上記楕円ギア
33aがギア92に噛合しており、回転カム9が回転す
ることで、楕円ギア92が回転し、これにより楕円ギア
33aを回転自在に取付けた振動体35が上下方向に往
復動するものである。ここで、振動体35の必要振幅量
Dは図25に示すように振動ローラ33を構成する楕円
ギア33aの楕円形状により設定できるものである。
【0047】次に、図26、図27に基づいて本発明の
更に他の実施形態につき説明する。本実施形態の基本的
構成は図1乃至図18に示す実施形態と同じであるの
で、重複する構成の説明は省略し、前述の実施形態と異
なる構成につき以下説明する。本実施形態においては駆
動ギア32の軸32bが取付けられる側に偏心して凹部
32cを設けてある。つまり本実施形態においては駆動
ギア32は偏重量で構成してある。このように構成する
ことで、モータ11が駆動されて駆動ギヤ32が回転
し、脱毛ブロック2がリンク26によって回転する時、
脱毛ブロック2は可動爪3bによって偏重量の状態にあ
るため上下方向に振動が発生し、また、肌引き伸ばし手
段の往復駆動により上下方向の振動が発生するが、この
時駆動ギア32の偏重量によって、上下方向の振動が相
殺するように構成することが可能となり、これによりハ
ウジング10を介して手に伝わっていた振動が無くなる
ために、使い勝手が良いものとなる。
【0048】なお、上記各実施形態においては、手で把
持できる本体1に毛を引き抜くための脱毛手段を設けた
脱毛装置に肌伸ばし手段を設けた例につき説明したが、
肌伸ばし手段に代えて、脱毛装置に振動手段を設けて振
動により肌に刺激を与えて脱毛時の痛みを軽減するよう
にしたものであってもよいものである。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、肌伸ばし手段又は振動手段を動作さ
せるための駆動手段が、脱毛手段を駆動させるための駆
動伝達部に連結されており、肌伸ばし手段又は振動手段
の駆動手段がその出力部が上下方向に移動するものであ
って、この肌伸ばし手段又は振動手段の出力部と、肌伸
ばし手段又は振動手段との駆動伝達点を脱毛手段の両側
に配置してあるので、本体の短手方向の幅を小さくでき
て小型化が図れ、ハウジングを手でつかむ際につかみや
すいものであり、また、肌伸ばし手段又は振動手段の駆
動手段がその出力部が上下方向に移動するので、出力部
と肌伸ばし手段又は振動手段との駆動伝達点での音の発
生がなく、快適な使用ができるものである。
【0050】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、肌伸ばし手段又
は振動手段の駆動手段が、カムの駆動により上下方向に
往復駆動する出力部により構成され、肌伸ばし手段又は
振動手段が、固定部材に対してスイング自在に支持して
あると共に上記駆動手段の出力部との伝達部を備えてい
るので、簡単な構成で出力部を上下方向に往復駆動し、
この上下方向に往復駆動する出力部により肌伸ばし手段
又は振動手段を駆動することができるものである。
【0051】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、上下方向に往復
駆動する出力部をフレーム内に位置させたので、脱毛手
段と肌伸ばし手段又は振動手段との間を小さくでき、こ
の結果、脱毛時の痛みを小さくでき、フレームやケーシ
ングも小型化できるものである。また、請求項4記載の
発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加え
て、上下方向に往復駆動する出力部の下端部に緩衝部材
を設けたので、振動駆動時に発生する衝突音を緩衝部材
によって小さくすることができ、使い心地がよいもので
ある。
【0052】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、上下方向に往復
駆動する出力部の振幅量又は振動数を可変自在としてあ
るので、使用者や使用部位により振幅量又は振動数を調
整して、最も好ましい状態で脱毛時の痛みを小さくでき
るものである。また、請求項6記載の発明にあっては、
上記請求項1記載の発明の効果に加えて、出力部を上下
方向に往復駆動するための往復駆動手段を楕円ギアによ
り構成したので、出力部の往復駆動がスムーズになり、
往復駆動時に発生する騒音も小さくすることができるも
のである。
【0053】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、脱毛手段と、肌
伸ばし手段又は振動手段とを駆動するための駆動ギアが
偏重量にて形成してあるので、駆動ギアを偏重量に構成
することで、脱毛手段の揺動又は回転による振動、肌引
き伸ばし手段や振動手段の往復駆動時に発生する振動と
相殺するように構成することが可能であって、ハウジン
グの上下方向の振動を小さくすることができ、使い勝手
が良くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の正面断面図である。
【図2】同上の側面断面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の本体の断面図である。
【図5】同上の本体及び内部に内装する部材の分解斜視
図である。
【図6】同上の駆動ブロックの分解斜視図である。
【図7】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図8】同上の脱毛フレームブロックの分解斜視図であ
る。
【図9】同上の肌伸ばし部による非肌伸ばし時の肌伸ば
し手段の機構を示す斜視図である。
【図10】同上の肌伸ばし部による肌伸ばし時の肌伸ば
し手段の機構を示す斜視図である。
【図11】同上の回転カムの回転による一対の可動レバ
ーの駆動状態を示す説明図である。
【図12】同上の回転カムの回転による一対の可動レバ
ーの駆動状態を示す説明図である。
【図13】同上の肌伸ばし部による非肌伸ばし時の断面
図である。
【図14】同上の肌伸ばし部による肌伸ばし時の断面図
である。
【図15】同上の本体に対して脱毛ユニットを着脱する
動作説明図である。
【図16】本発明の全体正面図である。
【図17】同上の全体側面図である。
【図18】同上の緩衝部材を設けた部分の斜視図であ
る。
【図19】本発明の他の実施形態の全体正面図である。
【図20】同上の駆動ブロックの分解斜視図である。
【図21】同上の全体を示す正面断面図である。
【図22】同上の操作釦を下段に位置させた状態の側面
断面図である。
【図23】(a)(b)(c)は同上の操作釦を下段、
中段、上段に位置させた場合におけるカム部に対する振
動ローラの位置関係を示すカム部の展開図である。
【図24】本発明の更に他の実施形態の断面図である。
【図25】同上の楕円ギアとギアとの噛み合いを示すギ
アの展開図である。
【図26】本発明の更に他の実施形態の断面図である。
【図27】同上の駆動ギアの斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 2 脱毛ブロック 3 脱毛爪 35 振動体 40 肌伸ばし部 41 肌伸ばし部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋口 哲朗 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 竹内 利浩 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手で把持できる本体に毛を引き抜くため
    の脱毛手段を設けた脱毛装置に肌伸ばし手段又は振動手
    段を設けたものにおいて、肌伸ばし手段又は振動手段を
    動作させるための駆動手段が、脱毛手段を駆動させるた
    めの駆動伝達部に連結されており、肌伸ばし手段又は振
    動手段の駆動手段がその出力部が上下方向に移動するも
    のであって、この肌伸ばし手段又は振動手段の出力部
    と、肌伸ばし手段又は振動手段との駆動伝達点を脱毛手
    段の両側に配置して成ることを特徴とする脱毛装置。
  2. 【請求項2】 肌伸ばし手段又は振動手段の駆動手段
    が、カムの駆動により上下方向に往復駆動する出力部に
    より構成され、肌伸ばし手段又は振動手段が、固定部材
    に対してスイング自在に支持してあると共に上記駆動手
    段の出力部との伝達部を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の脱毛装置。
  3. 【請求項3】 上下方向に往復駆動する出力部をフレー
    ム内に位置させたことを特徴とする請求項1記載の脱毛
    装置。
  4. 【請求項4】 上下方向に往復駆動する出力部の下端部
    に緩衝部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の脱
    毛装置。
  5. 【請求項5】 上下方向に往復駆動する出力部の振幅量
    又は振動数を可変自在としたことを特徴とする請求項1
    記載の脱毛装置。
  6. 【請求項6】 出力部を上下方向に往復駆動するための
    往復駆動手段を楕円ギアにより構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の脱毛装置。
  7. 【請求項7】 脱毛手段と、肌伸ばし手段又は振動手段
    とを駆動するための駆動ギアが偏重量にて形成してある
    ことを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
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WO2018139239A1 (ja) * 2017-01-30 2018-08-02 Art-Hikari株式会社 絶縁物及び異物の処理方法及びその装置
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