JPH1015006A - マッサージ器具 - Google Patents

マッサージ器具

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JPH1015006A
JPH1015006A JP17265896A JP17265896A JPH1015006A JP H1015006 A JPH1015006 A JP H1015006A JP 17265896 A JP17265896 A JP 17265896A JP 17265896 A JP17265896 A JP 17265896A JP H1015006 A JPH1015006 A JP H1015006A
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JP
Japan
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massage
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skin
massage device
spherical
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JP17265896A
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Inventor
Hiroyasu Kato
啓育 加藤
Yoshiyasu Murata
善保 村田
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭皮などをマッサージするに際して、皮膚を
その面方向に揉み動かしてマッサージすることができる
マッサージ器具を得る。 【解決手段】 皮膚に接触する突起13が形成された複
数のマッサージ部材11,11がそれぞれ搖動軸16を
有して並列され、かつ前記搖動軸16に関して、隣接す
るマッサージ部材11,11を互いに対称的に搖動させ
る搖動手段15が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭皮などを快適に
マッサージすることができるマッサージ器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、頭髪の養毛には頭皮のマッサ
ージが有効とされている。このため、さまざまな形式の
頭皮用マッサージ器具が提案されている。これらのマッ
サージ器具の例として最も一般的なものは、いわゆるマ
ッサージブラシであって、これは、横断面凸状のカマボ
コ形に形成されたゴム弾性の台座に、剛性を有する刷毛
または櫛歯が植え付けられものであって、これを用いて
頭皮を摩擦したり叩いたりすると、刷毛または櫛歯の先
端が頭皮を適度に刺激して皮下の血行を増進し、マッサ
ージ効果を現すというものである。摩擦効果を高め、ま
た叩いた場合の頭皮の損傷を防止するために、刷毛また
は櫛歯の先端にゴム弾性の球体が形成されたものもあ
る。
【0003】他のマッサージ器具の例としては、皮膚と
接触する面に球面状の突起を形成し、この突起を頭皮そ
の他の皮膚に手で押しつけたり、電動で皮膚に対して垂
直に振動させて皮膚を刺激するもの、または球面状突起
の中に磁石を埋設し、突起を押圧して皮膚を刺激すると
共に、磁気によって皮下の血行を増進してマッサージ効
果を高めるものなども知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】頭皮など、皮膚に対す
るマッサージ効果は一般に、皮膚を摩擦し、あるいは押
圧して皮下の毛細血管を刺激し、これによって血行を高
めることにあるとされている。また特に、頭皮などの場
合は、マッサージによって痒みを防止する効果も期待さ
れている。しかし、従来のマッサージ器具は、皮膚を摩
擦するか、または皮膚面に対して垂直に押圧するかのい
ずれかであって、皮膚をその面の方向に揉み動かすよう
な運動によってマッサージを行うことはできなかった。
【0005】本発明らは、試験的に、頭皮を面方向に揉
み動かしてマッサージを行ったところ、優れた爽快感が
得られることを見いだし、鋭意研究の結果本発明に到達
した。従って本発明の目的は、皮膚を面方向に揉み動か
しながらマッサージすることができるマッサージ器具を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、皮膚に接触する突起が形成された複数の
マッサージ部材が、それぞれ搖動軸を有して台座に並列
され、かつ前記搖動軸に関して、隣接するマッサージ部
材を互いに対称的に搖動させる搖動手段が設けられたマ
ッサージ器具を提供する。
【0007】前記において、マッサージ部材の突起は、
櫛歯または刷毛であることができる。この櫛歯または刷
毛の先端部には、ゴム弾性を有する球状部材が装着され
ていてもよい。またマッサージ部材の突起は、球面状突
起であってもよい。
【0008】前記の搖動手段は、隣接するマッサージ部
材のそれぞれの搖動軸を互いに逆向きに往復回動させる
軸回動機構であることができる。この軸回動機構は、そ
れぞれの搖動軸に同軸的に装着された歯車と、これらの
歯車の1以上と係合して往復運動し得るラック部材とか
らなる、いわゆるラック・ピニオン機構であってよい。
【0009】また前記の搖動手段は、隣接するマッサー
ジ部材の対向するそれぞれの辺部を屈伸自在に連結し、
かつこの連結方向と垂直な方向に往復運動し得る連結具
であることができる。この連結具は、端部がそれぞれ隣
接するマッサージ部材の対向する辺部に屈伸自在に連結
された側面視U字形の可撓性部材であってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により図面を参照して説明する。 (実施例1)図1(a)(b)は、本発明のマッサージ
器具の一実施例を示している。図1(a)(b)におい
て、このマッサージ器具10は、概略長方形箱形の台座
1の一方の辺部から柄部2が延び、台座1の開口内部
に、2個1対のマッサージ部材11,11が収納されて
いる。また、このマッサージ部材11,11と柄部2と
の間には、搖動手段15が設けられている。
【0011】2個1対のマッサージ部材11,11は、
それぞれの長さ方向に中央部を通る搖動軸16,16を
有していて、これらの搖動軸16,16が並列されてい
る。搖動軸16,16の両端部は、それぞれ台座1の側
壁に回動自在に軸受けされている。
【0012】それぞれのマッサージ部材11は、使用時
に皮膚と対向することになる長方形の突起面12を有し
ている。この突起面12からは多数のポリエチレン製櫛
歯13,13,…が突出していて、それぞれの櫛歯13
の先端部にはシリコーンゴム製の球状部材14が装着さ
れている。
【0013】搖動手段15は、以下のように構成されて
いる。すなわち、隣接するマッサージ部材11,11の
それぞれの搖動軸16,16の柄部側に、同軸的に歯車
17,17が装着されている。そして、それぞれの歯車
17,17の間に、これらと係合する歯が両側に刻まれ
た棒状のラック部材18が挿入されている。このラック
部材18は、搖動軸16,16を含む面に垂直な方向に
往復運動し得るようになっていて、これらの歯車17,
17とラック部材18とが、いわゆるラック・ピニオン
機構を形成している。
【0014】柄部2の端末部2aから、棒状のバネ部材
3が、柄部2と間隙を隔てて台座1の方向に延び、その
先端部は前記ラック部材18の一端にピンを介して連結
されている。このバネ部材3の中間部には指当て部3a
が形成されている。
【0015】このマッサージ器具10は、図2(a)
(b)に示すように、頭皮のマッサージに使用すること
ができる。先ず、柄部2を手で握り、親指をバネ部材3
の指当て部3aに当てがい、突起面12を頭皮に対向さ
せる。この状態で、櫛歯13の先端の球状部材14を頭
皮Sに接触させ、親指で指当て部3aを柄部2の側に押
圧する。
【0016】この操作によって、ラック部材18は、双
方の搖動軸16,16を含む面に垂直に、台座1の奥方
向へ移動し、これと係合する歯車17,17を、互いに
逆方向に回転させる。その結果として、図2(a)に示
すように、隣接するマッサージ部材の突起面12,12
は、互いに内向きとなるように対称的に搖動する。突起
面12,12が対称的に内向きに搖動すれば、それぞれ
の突起面から突出した櫛歯先端の球状部材14,14,
…は、頭皮を面方向に圧縮することになる。
【0017】次に、親指による押圧を開放すると、バネ
部材3は反発力によって元の位置に復元し、これに伴っ
てラック部材18が引き上げられ、歯車17,17が互
いに逆方向に回転し、図2(b)に示すように、マッサ
ージ部材の突起面12,12が互いに外向きとなるよう
に対称的に搖動する。突起面12,12が対称的に外向
きに搖動すれば、それぞれの突起面から突出する櫛歯先
端の球状部材14,14,…は初期状態に戻る。
【0018】親指による押圧と弛緩とを繰り返しなが
ら、好ましくはマッサージ器具10を頭皮と接触させた
まま移動すると、球状部材14はゴム弾性体であって、
摩擦係数がポリエチレンなどより大きいので、頭皮をよ
くグリップし、面方向に揉み動かしながら頭皮全面を摩
擦することができ、爽快感と共に高いマッサージ効果を
得ることができる。
【0019】前記実施例1によって一つの実施形態を示
した本発明のマッサージ器具には、さまざまな変形が可
能である。 (実施例2)図3(a)に示す実施例2のマッサージ器
具は、マッサージ部材の構成が異なる以外は実施例1の
ものと同様である。図3(a)において、このマッサー
ジ部材21の突起面22は、ゴム製でありかつ横断面凸
状のカマボコ形に成形されている。そして、この突起面
22には、剛性が比較的高い刷毛23が放射状に密に植
毛されている。
【0020】実施例2のマッサージ器具を用いると、突
起面22がカマボコ形に湾曲し、かつ刷毛23が放射状
に植毛されているので、マッサージ部材21を搖動した
とき、刷毛23の毛先面が全体で頭皮を摩擦できるよう
になり、効率よくマッサージを行うことができる。また
このマッサージ器具は、マッサージの目的以外に、髪を
梳き整髪することもでき、各種の毛髪料を施すこともで
きるので、1本で多目的に使用できる利点がある。実施
例2において、刷毛の剛性や植毛密度は特に限定される
ものではない。
【0021】(実施例3)図3(b)に示す実施例3の
マッサージ器具は、マッサージ部材の構成が異なる以外
は実施例1のものと同様である。図3(b)において、
このマッサージ部材24の突起面25は、ポリエチレン
製でありかつ横断面凸状のカマボコ形に成形されてい
る。そして、この突起面25からは、先端部に向けて漸
次縮径するポリエチレン製の柱状突起26が複数本、突
起面25と一体に成形されて突出している。この柱状突
起26の先端部は丸められている。
【0022】実施例3(b)のマッサージ器具を用いる
と、柱状突起26の先端部がポリエチレン製であるから
摩擦係数が少なく、滑り易いがが、小径とされていて頭
皮との接触面積が小さいので、一定の押圧力に対して頭
皮への食い込みが深くなり、適度なグリップ力が得られ
る。従って、マッサージ部材24を搖動するとき、頭皮
の面方向の伸縮移動量と滑り量とがバランスし、効果的
な揉み動かしができる。また、頭皮への食い込みが深い
状態で頭皮に対して先端部が滑るので、掻く効果が現
れ、頭皮の痒みを解消することもできるようになる。
【0023】(実施例4)図3(c)に示す実施例4の
マッサージ器具は、マッサージ部材の構成が異なる以外
は実施例1のものと同様である。図3(c)において、
このマッサージ部材27の突起面28は、ゴム製であ
り、かつ横断面凸状のカマボコ形に成形されている。そ
して、この突起面28には、複数のゴム製球面突起29
が、突起面28と一体に成形されて突出している。
【0024】実施例4のマッサージ器具を用いると、球
面突起29は皮膚に接触する部分の曲率が大きく、接触
面積が大きいので頭皮などに食い込むことはない。しか
し、接触面積が大きく、かつゴム弾性があるので、毛根
や毛穴などと係合して摩擦力を生じ、この摩擦力によっ
て皮膚を面方向に伸縮移動することができる。このマッ
サージ器具は、痛みを与えることがないので、皮膚の弱
い人の頭皮や、頭皮以外の身体部位のマッサージにも適
用できる利点がある。
【0025】(実施例5)図3(d)に示す実施例5の
マッサージ器具は、マッサージ部材の構成が異なる以外
は実施例1のものと同様である。図3(d)において、
このマッサージ部材30の突起面31は、ポリエチレン
製であり、かつ横断面凸状のカマボコ形に成形されてい
る。そして、この突起面31からは、先端部に向けて漸
次縮径するポリエチレン製の櫛歯32が複数本、突起面
31と一体に、かつ放射状に成形されて突出している。
【0026】この櫛歯32の先端部は、対となるマッサ
ージ部材30,30を互いに搖動したとき内向きとなる
方向に切欠が形成され、これによって、外向きとなる方
向に爪部32aが形成されている。そして、この切欠の
部分にはシリコーンゴム製の球状部材33が装着されて
いる。
【0027】実施例5のマッサージ器具を用いると、こ
の櫛歯32の先端には、実施例1と同様に、ゴム弾性体
であって摩擦係数が比較的大きい球状部材33が装着さ
れているうえに、マッサージ部材を搖動して櫛歯32を
内向きに回動したとき、軟質の球状部材33が外側に向
けて変形することを爪部32aが支えて防止するので、
球状部材33の皮膚グリップ力が強化され、実施例1の
マッサージ器具より更に強力に揉み動かし運動を起こさ
せることができる。
【0028】前記の各マッサージ部材は、突起面を着脱
自在とすることによって、目的に応じて櫛歯または刷毛
などに交換可能とすることもできる。
【0029】(実施例6)図4に示す実施例6のマッサ
ージ器具40Aは、概略長方形箱形の台座1の一方の辺
部から柄部2が延び、台座1の開口内部に、2個1対の
マッサージ部材41,41が収納されている。また、こ
のマッサージ部材41,41と柄部2との間には、搖動
手段42が設けられている。
【0030】2個1対のマッサージ部材41,41は、
台座1の開口内に、互いに平行な搖動軸43,43を有
して並列されている。この搖動軸43は、それぞれのマ
ッサージ部材41の中央線より内側に偏心して設けら
れ、かつ台座1の側壁に回動自在に軸受けされている。
【0031】それぞれのマッサージ部材41は、使用時
に皮膚と対向することになる長方形の突起面12を有し
ている。この突起面12は、横断面凸状のカマボコ形に
成形され、その表面には多数のポリエチレン製櫛歯13
が植え込まれている。この櫛歯13の先端部にはシリコ
ーンゴム製の球状部材14が装着されている。
【0032】搖動手段42は、以下のように構成されて
いる。すなわち、隣接する2個のマッサージ部材41,
41のそれぞれの搖動軸43,43の柄部側には、同軸
的に歯車44,44が装着されている。そして、それぞ
れの歯車44,44の外側に、双方の搖動軸43,43
を含む面に垂直な方向に往復運動し得るように、それぞ
れの歯車44,44と係合する歯が刻まれたラック部材
45,45が立設され、それぞれ歯車44とラック部材
45とのセットが、ラック・ピニオン機構を形成してい
る。これらのラック部材45,45は、それぞれの先端
部が一体に連結され、コ字状の部材を形成している。
【0033】柄部2の端末部2aから、棒状のバネ部材
3が、柄部2と間隙を隔てて台座1の方向に延び、その
先端部は前記ラック部材45,45に、回動自在に連結
されている。
【0034】このマッサージ器具40Aを用いるとき
は、柄部2をバネ部材3と共に手で握り、突起面12を
頭皮に対向させる。この状態で、櫛歯13の先端の球状
部材14を頭皮に接触させ、バネ部材3を柄部2の側に
押圧する。
【0035】この操作によって、それぞれのラック部材
45,45は、双方の搖動軸43,43を含む面に垂直
に移動し、これと係合する歯車44,44が、互いに内
向きに回転する。その結果として、隣接するマッサージ
部材の突起面12,12は、互いに内向きとなるように
対称的に搖動し、それぞれの突起面から突出した櫛歯先
端の球状部材14,14,…は、頭皮を面方向に揉み動
かすことになる。このとき、搖動軸43,43が互いに
内側に偏心されているので、突起面の外側に植え込まれ
た櫛歯13は、内側のものより先端部の移動量が大きく
なる。
【0036】次に、親指の押圧を緩めると、バネ部材3
は元の位置に復元し、これに伴ってラック部材45,4
5が引き上げられ、歯車44,44が互いに外向きに回
転し、マッサージ部材の突起面12,12が対称的に搖
動して元の位置に復元する。突起面12,12が対称的
に外向きに搖動すれば、それぞれの突起面から突出した
櫛歯先端の球状部材14,14,…は、頭皮のグリップ
を開放する方向に移動する。このときも、突起面の外側
に植え込まれた櫛歯13は、内側のものより先端部の移
動量が大きい。
【0037】親指による押圧と弛緩とを繰り返しなが
ら、好ましくはマッサージ器具40Aを頭皮と接触させ
たまま移動すると、突起面の外側に配置された球状部材
14の移動量が実施例1の場合より大きいので、頭皮を
摩擦するストロークが長くなり、効率よいマッサージを
行うことができる。
【0038】ラック・ピニオン機構を用いた搖動手段4
2は、前記各実施例に示したもの以外にも、多くの形態
が可能である。 (実施例7)図5に示す実施例7のマッサージ器具40
Bは、基本的には実施例40Aのものと同様であるが、
ラック部材45,45の駆動手段が異なる。
【0039】この駆動手段は、柄部2と、これを貫通し
て斜めに延びる梃子部材4とからなる。この梃子部材は
柄部2を貫通する部分を支点4aとして搖動可能とされ
ていて、その台座1側の先端が、前記ラック部材45,
45に回動自在に連結されている。この梃子部材4と柄
部2との間にはバネ4bが装着されていて、梃子部材4
の柄部2側先端を柄部2の方向に押し下げることによっ
て、少ない握力でラック部材45,45を往復運動させ
ることができるようになっている。
【0040】実施例7のマッサージ器具40Bは、少な
い握力でマッサージ部材を搖動することができるので、
頭皮などのマッサージ対象を力強くマッサージすること
ができる。
【0041】(実施例7)この実施例は、図4に示す実
施例6のマッサージ器具と同様の構成を有するが、ただ
しラック・アンド・ピニオン機構の構成が異なる。図6
に示すように、実施例7のマッサージ器具40Cは、マ
ッサージ部材41,41の中央線より内側に偏心して設
けられた搖動軸43,43に、互いに係合する歯車4
8,48が装着され、この一方の歯車43と係合してラ
ック部材49が、双方の搖動軸43,43を含む面に垂
直な方向に往復運動し得るように装着されている。この
場合、ラック部材49を往復運動させれば、歯車48,
48は反対方向に回動し、マッサージ部材41,41を
互いに対称方向に搖動させることができる。
【0042】(実施例8)図7に示す実施例8のマッサ
ージ器具80は、搖動手段81が実施例1のものと異な
る。この搖動手段81においては、2本のラック部材8
2,82がそれぞれ、隣接するマッサージ部材11,1
1に装着された歯車17,17に係合するように水平方
向に配置されている。このラック部材82,82のそれ
ぞれ外側の端部は、柄部2の端末部2aからそれぞれ外
側に、台座1の方向に漸次柄部2との間隙を拡大して延
びる棒状のバネ部材83,83の先端に連結されてい
る。
【0043】このマッサージ器具80は、双方のバネ部
材83,83を握って内側に向けて押圧すると、これに
伴って双方のラック部材82,82が共に内側に移動
し、これによって、歯車17,17が互いに内向きに回
動し、従ってマッサージ部材11,11が互いに内向き
に搖動し、頭皮を面方向に圧縮する。
【0044】バネ部材83,83の押圧を開放すると、
バネ部材83,83は反発力によって元の位置に復元
し、これに伴ってマッサージ部材11,11も、元の位
置に復元する。マッサージ器具80を頭皮と接触させた
まま押圧と弛緩とを繰り返せば、球状部材14が頭皮を
揉み動かし、爽快感と共に高いマッサージ効果を得るこ
とができる。このマッサージ器具80は、握力を双方の
バネ部材83,83に分散させることができるので、小
さい握力で強いマッサージ力を発揮することができる。
【0045】(実施例9)図8に示す実施例9のマッサ
ージ器具50は、搖動手段がU字形連結具である以外
は、実施例1に示したものと同様である。このマッサー
ジ器具50における2個1対のマッサージ部材11,1
1は、台座1の開口内部に、互いに平行な搖動軸16,
16を有して並列され、この搖動軸16,16は、それ
ぞれマッサージ部材11,11の中央部を通って台座1
の側壁(図示せず)に回動自在に軸受けされている。
【0046】このマッサージ部材11,11の対向する
それぞれの辺部11a,11aには、側面視U字形に湾
曲成形されたUポリマー(ポリアリレート樹脂)製また
は板バネ製の連結板51の翼端51b,51bがそれぞ
れ接合されている。また、この連結板51の中央部51
aは、双方の搖動軸16,16を含む面に垂直な方向に
往復運動し得る搖動杆52の一端部に接合されている。
この搖動杆52の他方の端部は、図示しない柄部の端末
から、柄部と間隙を隔てて台座1の方向に延びる棒状の
バネ部材3の先端部に接合されている。
【0047】このマッサージ器具50は、使用に際し
て、柄部を手で握り、櫛歯13の先端の球状部材14を
頭皮に接触させ、バネ部材3を柄部2の側に押圧する
と、搖動杆52が台座1の奥方向へ移動し、これに伴っ
て連結板51も同方向へ移動する。そこで、マッサージ
部材11,11の辺部11a,11aが同時に台座1の
奥方向へ引っ張られ、その結果としてマッサージ部材1
1,11は互いに内向きとなる方向に対称的に搖動す
る。これに伴って、それぞれの突起面から突出した櫛歯
の先端の球状部材14,14,…は、頭皮を面方向に圧
縮することになる。
【0048】次に、バネ部材3の押圧を解除すると、バ
ネ部材3は元の位置に復元し、これに伴って搖動杆52
が引き上げられ、連結板51も元の位置に戻るから、マ
ッサージ部材11,11は互いに外向き方向に対称的に
搖動し、櫛歯先端の球状部材14,14,…は、頭皮を
面方向に伸長することになる。
【0049】連結板51は、搖動杆52の往復運動に伴
って湾曲率が変化するが、Uポリマー製で可撓性がある
ので、繰り返し屈曲しても折損することはない。実施例
9の搖動手段は機構が簡単で、安価なマッサージ器具が
得られる利点がある。
【0050】前記の各実施例において、搖動手段は、い
ずれも柄部2から延びるバネ部材3を手で押圧すること
によって駆動されている。しかし搖動手段を駆動する方
法はこれに限定されるものではない。例えば、実施例1
における歯車17,17や実施例9における連結板51
の往復運動は、モーターまたはソレノイドを用いた電動
によって駆動することもできる。搖動手段を電動により
駆動する実施例を以下に示す。
【0051】(実施例10)図9に示す実施例10のマ
ッサージ器具60は、2個1対のマッサージ部材41,
41の搖動軸43,43が、それぞれ中央線より内側に
偏心して設けられ、それぞれの搖動軸43,43の柄部
側には、互いに係合する歯車48a,48bが装着され
ている。
【0052】一方の歯車(例えば48a)の周縁部に
は、カム杆61の一端末が軸ピンを介して回動自在に連
結され、カム杆61の他端末は、モーターに直結した円
盤62の周縁部に軸ピンを介して回転自在に連結されて
いる。このモーター(図示せず)はマッサージ器具60
の台座に装着され、スイッチを介して電源に接続されて
いる。
【0053】スイッチを閉じてモーターを回転させる
と、カム杆61は、この回転を往復運動に変換し、歯車
48aを往復搖動させる。このとき、歯車48aと係合
する歯車48bは、歯車48aと対称的に往復搖動する
ことになる。これによって、1対のマッサージ部材4
1,41がそれぞれの搖動軸43,43に関して対称的
に搖動することになり、このマッサージ部材41,41
に装着された櫛歯13とその先端の球状部材14とが、
頭皮を揉み動かし、マッサージ効果を現す。
【0054】(実施例11)図10(a)(b)に示す
実施例11のマッサージ器具70は、2個1対のマッサ
ージ部材11,11の対向するそれぞれの辺部に、側面
視U字形に湾曲された板バネ製の連結板71の翼端71
b,71bがそれぞれ接合されている。この連結板71
の湾曲点をなす中央部71aの凸面側は、モーター(図
示せず)に直結された卵形のカム円盤72と接触されて
いる。モーターは、マッサージ器具70の台座に装着さ
れ、スイッチを介して電源に接続されている。
【0055】このマッサージ器具70は、図10(a)
に示すように、カム円盤72の凸部72aが連結板の中
央部71aと接触していないときは、搖動軸16,16
によって搖動自在とされたそれぞれのマッサージ部材1
1,11の突起面12,12が、互いに内側を向くよう
に連結板71の形状が調節されている。
【0056】スイッチを閉じてモーターを回転させ、図
10(b)に示すように、カム円盤72の凸部72aが
連結板の中央部71aと接触する状態になると、連結板
71は押圧され、マッサージ部材11,11を互いに外
向きとなる方向に回動する。カム円盤72が更に回転し
て、凸部72aが連結板の中央部71aから離れると、
板バネからなる連結板71は元の形状に復元し、図10
(a)に示すように、マッサージ部材11,11も元
の、互いに内側を向く状態に戻る。すなわち、カム円盤
72の回転に対応して、1対のマッサージ部材11,1
1がそれぞれの搖動軸16,16に関して対称的に搖動
することになり、これらに装着された櫛歯13とその先
端の球状部材14が頭皮を揉み動かし、マッサージ効果
を現す。
【0057】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、本発明の
マッサージ器具は、皮膚に接触する突起が形成された複
数のマッサージ部材がそれぞれ搖動軸を有して並列さ
れ、かつ前記搖動軸に関して、隣接するマッサージ部材
を互いに対称的に搖動させる搖動手段が設けられたもの
であるので、皮膚を面方向に揉み動かしながらマッサー
ジすることができ、良好な爽快感と高いマッサージ効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)は、本発明の一実施例を示す平
面図(a)と、側面断面図(b)。
【図2】 (a)(b)は、いずれも前記実施例におけ
る作動状態を示す模式的な横断面図。
【図3】 (a)は、本発明の他の一実施例におけるマ
ッサージ部材を示す横断面図。(b)は、本発明の更に
他の一実施例におけるマッサージ部材を示す横断面図。
(c)は、本発明の更に他の一実施例におけるマッサー
ジ部材を示す横断面図。(d)は、本発明の更に他の一
実施例におけるマッサージ部材を示す横断面図。
【図4】 (a)(b)は、本発明の更に他の一実施例
を示す平面図(a)と、側面断面図(b)。
【図5】 本発明の更に他の一実施例を示す側面図。
【図6】 本発明の更に他の一実施例を示す横断面図。
【図7】 本発明の更に他の一実施例を示す平面図。
【図8】 本発明の更に他の一実施例を示す横断面図。
【図9】 本発明の更に他の一実施例を示す横断面図。
【図10】 (a)(b)は、本発明の更に他の一実施
例におけるそれぞれ異なる作動状態を示す模式的な横断
面図。
【符号の説明】
10…マッサージ器具、 11…マッサージ部材、 12…突起面、 13…櫛歯、 14…球状部材、 15…搖動手段、 16…搖動軸。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚に接触する突起が形成された複数の
    マッサージ部材が、それぞれ搖動軸を有して台座に並列
    され、かつ前記搖動軸に関して、隣接するマッサージ部
    材を互いに対称的に搖動させる搖動手段が設けられたこ
    とを特徴とするマッサージ器具。
  2. 【請求項2】 マッサージ部材の突起が、櫛歯または刷
    毛であることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ
    器具。
  3. 【請求項3】 前記の櫛歯または刷毛の先端部に、ゴム
    弾性を有する球状部材が装着されたことを特徴とする請
    求項2に記載のマッサージ器具。
  4. 【請求項4】 マッサージ部材の突起が、球面状の突起
    であることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ器
    具。
  5. 【請求項5】 搖動手段が、隣接するマッサージ部材の
    それぞれの搖動軸を互いに逆向きに往復回動させる軸回
    動機構であることを特徴とする請求項1に記載のマッサ
    ージ器具。
  6. 【請求項6】 前記の軸回動機構が、それぞれの搖動軸
    に同軸的に装着された歯車と、これらの歯車の1以上と
    係合して往復運動し得るラック部材とからなることを特
    徴とする請求項5に記載のマッサージ器具。
  7. 【請求項7】 搖動手段が、隣接するマッサージ部材の
    対向するそれぞれの辺部を屈伸自在に連結し、かつこの
    連結方向と垂直な方向に往復運動し得る連結具であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のマッサージ器具。
  8. 【請求項8】 前記の連結具が、端部がそれぞれ隣接す
    るマッサージ部材の対向する辺部に屈伸自在に連結され
    た側面視U字形の可撓性部材であることを特徴とする請
    求項7に記載のマッサージ器具。
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