JPH11146652A - 交流−直流変換器 - Google Patents

交流−直流変換器

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JPH11146652A
JPH11146652A JP32244997A JP32244997A JPH11146652A JP H11146652 A JPH11146652 A JP H11146652A JP 32244997 A JP32244997 A JP 32244997A JP 32244997 A JP32244997 A JP 32244997A JP H11146652 A JPH11146652 A JP H11146652A
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capacitor
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Mamoru Tsuruya
守 鶴谷
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直樹 豊田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング整流器を使用して力率改善する
形式のコンバータは、スイッチの電力損失のために効率
が低い。また、スイッチに並列接続されたコンデンサの
放電によってノイズが発生する。 【解決手段】 3相スイッチング整流器5の出力ライン
9、10間に補助リアクトルL1 を介して補助スイッチ
Q1 を接続する。この補助スイッチQ1 をスイッチング
整流器5の主スイッチQua〜Qwbのオン時点の直前から
直後までの所定時間にオンにする。補助リアクトルL1
の蓄積エネルギーは共振用コンデンサC1に移動する。
この共振用コンデンサC1 のエネルギーは平滑用コンデ
ンサC1 及び負荷R側に放出する。主スイッチQua〜Q
wbのZVSが達成される。また、コンデンサCua〜Cwb
の電荷は急激に放出されないので、ノイズが抑制され
る。更に補助スイッチQ1 のデュ−ティ−比を軽負荷時
に小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は力率改善機能を有す
る交流−直流変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】交流電圧をダイオード整流回路で整流
し、これを平滑用コンデンサで平滑する整流平滑回路は
力率が悪いという欠点を有する。即ち、整流平滑回路で
は、正弦波交流電圧のピーク及びこの近傍のみで平滑用
コンデンサの充電電流が流れ、入力電流波形が正弦波と
ならず、且つ力率も悪い。この問題を解決するために図
1に示すような3相力率改善機能を有する交流−直流変
換器即ちコンバータが提案されている。図1のコンバー
タにおいては、3相交流電源1の第1、第2及び第3の
電源端子lu、1v、1wに接続されたU相ライン2、
V相ライン3、W相ライン4が第1、第2及び第3のリ
アクトル(チョークコイル)Lu 、Lv 、Lw を介して
3相スイッチング整流器5に接続されている。
【0003】3相スイッチング整流器5は、3相ブリッ
ジ接続された第1、第2、第3、第4、第5及び第6の
ダイオードDua、Dub、Dva、Dvb、Dwa、Dwbを有す
る。第1の整流入力端子としてのU相のダイオードDu
a、Dubの相互接続点6はU相ライン2に接続され、第
2の整流入力端子としてのV相のダイオードDva、Dvb
の相互接続点7はV相ライン3に接続され、第3の整流
入力端子としてのW相のダイオードDwa、Dwbの相互接
続点8はW相ライン4に接続され、上側の3つのダイオ
ードDua、Dva、Dwaのカソードの相互接続点は第1の
整流出力端子であって、第1の直流出力ライン9に接続
され、下側の3つのダイオードDub、Dvb、Dwbのアノ
ードの相互接続点は第2の整流出力端子であって、第2
の直流出力ライン10に接続されている。ダイオードD
ua、Dub、Dva、Dvb、Dwa、Dwbに対して並列にFE
Tから成る第1、第2、第3、第4、第5及び第6のス
イッチQua、Qub、Qva、Qvb、Qwa、Qwb及び第1、
第2、第3、第4、第5及び第6のコンデンサCua、C
ub、Cva、Cvb、Cwa、Cwbがそれぞれ接続されてい
る。第1及び第2の整流出力端子間即ち一対の直流出力
ライン9、10間には逆流阻止用ダイオードD1 を介し
て平滑用コンデンサC1 が接続され、この平滑用コンデ
ンサC1 に並列に負荷Rが接続されている。また、6個
のスイッチQua〜Qwbを制御するためのスイッチ制御回
路11が設けられている。このスイッチ制御回路11は
交流ライン2、3、4をリアクトルLu 、Lv 、Lw を
介して断続的に短絡するように6個のスイッチQua〜Q
wbを制御するものである。入力電流波形の改善、力率改
善、出力電圧制御を実行するために、第1、第2及び第
3の電流検出器(変流器)CTu 、CTv 、CTw が設
けられ、これ等がライン12、13、14で制御回路1
1に接続され、また、交流ライン2、3、4がライン1
5、16、17によって制御回路11に接続され、平滑
用コンデンサC1 の一端がライン18によって制御回路
11に接続されている。
【0004】次に、図1のコンバータの動作を説明す
る。なお、電流経路は素子の参照符号のみで示す。図1
のコンバータにおいて、第1〜第6のダイオードDua、
Dub、Dva、Dvb、Dwa、Dwbは3相ブリッジ接続され
ているので、3相全波整流回路としての機能を有する。
しかし、3相スイッチング整流器5においては、第1〜
第6のスイッチQua〜Qwbから選択された2つが同時に
オン制御されると、整流機能が停止し、第1〜第3のリ
アクトルLu 、Lv 、Lw の内の2つを含む短絡回路が
形成される。例えば、交流電源1から第1、第4及び第
6のダイオードDua、Dvb、Dwbをオンにする向きの電
圧が発生している期間に第3及び第5のスイッチQva、
Qwaをオンにすると、1−2−Lu −Dua−Qva−Lv
−3から成る閉回路及び1−2−Lu −Dua−Qwa−L
w −4から成る閉回路が形成される。これにより、平滑
用コンデンサC1 の充電電流に関係のない力率改善用電
流が流れる。スイッチQva、Qwaのオン時間幅を変える
と、力率改善用電流の値が変化するので、波形及び力率
を目標に近づけるように改善することが可能になる。
今、3相交流電圧の一部区間のみの動作を説明したが、
別の区間においても同様な動作が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1〜第6
のスイッチQua〜Qwbは寄生容量を有している。また、
6個のダイオードDua〜Dwbのノイズを除去するため
に、これ等にそれぞれ並列にスナバー用コンデンサを接
続することがある。図1では寄生容量とスナバー用コン
デンサとを合せたものが第1〜第6のコンデンサCua〜
Cwbとして示されている。第1〜第6のコンデンサCua
〜Cwbはこれ等の並列に接続されているダイオードDua
〜Dwb及びスイッチQua〜Qwbがオフの時にはほぼ直流
出力電圧に充電されている。従って、前述したように例
えばスイッチQva、Qwaがオンになると、コンデンサC
va、Cwaの電荷がスイッチQva、Qwaを通って放出さ
れ、電力損失になる。また、スイッチQva、Qwaの電圧
が0Vになる前にリアクトルLu、Lv を通る閉回路の
電流がスイッチQva、Qwaに流れると、スイッチング損
失が生じる。また、コンデンサCva、Cwaの放電電流が
急激に流れると、これがノイズとなる。この種の問題を
解決するために本件出願人は特願平8−257824号
で3相スイッチング整流器5の出力段に図2に示す補助
スイッチQ1 、補助リアクトルL1 、共振回路用ダイオ
−ドD1 、D2 、D3 及び共振回路用コンテンサC2 を
設け、スナバ−用コンデンサCua〜Cwbに基づく損失を
低減する回路を提案した。しかし、ここには補助スイッ
チQ1 のオン・オフの詳細が記載されていない。もし、
図2の回路で軽負荷又は無負荷のために主スイッチQua
〜Qwbがオフ状態の時に、補助スイッチQ1 を間欠的に
オン・オフすると、補助スイッチQ1 が昇圧用コンバ−
タのスイッチと同様に機能し、補助スイッチQ1 のタ−
ンオフ時に高電圧が発生し、平滑用コンデンサC1 の電
圧も必然的に高くなる。
【0006】そこで、本発明の目的は、スナバー用コン
デンサ又は寄生容量に起因した電力損失及びノイズの低
減を図ることができると共に無負荷又は軽負荷時の過電
圧を防止することができる交流−直流変換器を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、交流電圧を供給するた
めの第1及び第2の電源端子と、第1及び第2の整流入
力端子と、第1及び第2の整流出力端子と、前記第1の
整流入力端子と前記第1の整流出力端子との間に接続さ
れた第1のダイオードと、前記第1の整流入力端子と前
記第2の整流出力端子との間に接続された第2のダイオ
ードと、前記第2の整流入力端子と前記第1の整流出力
端子との間に接続された第3のダイオードと、前記第2
の整流入力端子と前記第2の整流出力端子との間に接続
された第4のダイオードと、前記第1の電源端子と前記
第1の整流入力端子との間又は前記第1及び第2の整流
出力端子よりも電源側に接続された主リアクトルと、前
記第1及び第3のダイオード又は第2及び第4のダイオ
ードにそれぞれ並列に接続された第1及び第2の主スイ
ッチと、前記第1及び第2の主スイッチにそれぞれ並列
に接続された第1及び第2のコンデンサ又は寄生容量
と、前記第1及び第2の整流出力端子間に逆流阻止用ダ
イオードを介して接続された平滑用コンデンサと、前記
第1及び第2の整流出力端子間に前記主リアクトルより
もインダクタンス値の小さい補助リアクトルを介して接
続された補助スイッチと、その一端が前記補助リアクト
ルと前記補助スイッチとの接続点に接続された共振回路
形成用ダイオードと、前記第1の整流出力端子と前記共
振回路形成用ダイオードの他端との間に接続された共振
用コンデンサと、その一端が前記共振回路形成用ダイオ
ードと前記共振用コンデンサとの接続点に接続され、そ
の他端が前記逆流阻止用ダイオードと前記平滑用コンデ
ンサとの接続点に接続されたコンデンサ放電用ダイオー
ドと、前記第1及び第2の電源端子における力率を改善
すると共に前記平滑用コンデンサの出力電圧を一定値に
制御するように前記第1及び第2の主スイッチを前記交
流電圧の周期よりも十分に短い周期でオン・オフするた
めの第1の制御回路と、前記平滑用コンデンサの出力端
子間の負荷が第1の状態の時には前記第1及び第2の主
スイッチのターンオン時点の直前から直後までの所定時
間に前記補助スイッチをオンに制御するように形成さ
れ、且つ前記平滑用コンデンサの出力端子間の負荷が前
記第1の状態よりも軽い第2の状態の時又は無負荷の時
には、前記補助スイッチのデュ−ティ−比を前記第1の
状態の時の前記補助スイッチのデュ−ティ−比よりも小
さくするように形成されている第2の制御回路とを備え
ていることを特徴とする交流−直流変換器に係わるもの
である。なお、請求項2に示すように全てのダイオード
に並列にスイッチを接続することが望ましい。また、請
求項3に示すように、第1〜第6のダイオードによって
3相全波整流回路を形成し、少なくとも第1、第3、及
び第5のダイオード又は少なくとも第2、第4及び第6
のダイオードにそれぞれ並列にスイッチを接続すること
ができる。また、請求項4に示すように第1〜第6のダ
イオードの全てにそれぞれ並列にスイッチを接続するこ
とができる。本発明において、デュ−ティ−比(dut
y factor)は、補助スイッチの一定のオン・オ
フ周期に対するオン時間幅の比又は補助スイッチの不定
のオン・オフ周期に対するオン時間幅の比を意味する。
【0008】
【発明の作用及び効果】各請求項の発明によれば、負荷
が第1の状態(定常状態)の場合にはダイオードに並列
の主スイッチのオンの直前から直後の所定時間だけ補助
スイッチがオンになる。この結果、第1及び第2の整流
出力端子間が補助リアクトルを介して補助スイッチで短
絡され、この間の電圧が実質的に0Vになる。これによ
り、主スイッチに並列接続されているコンデンサ又は寄
生容量の蓄積エネルギーが放出され、これが補助リアク
トルに移る。コンデンサ又は寄生容量の電荷のほぼ全部
が放出され、主スイッチの両端電圧が実質的に0Vにな
った状態で主スイッチがオン制御されると、コンデンサ
又は寄生容量の放電による電力損失及びノイズが低減さ
れ、また波形又は力率改善のための電流に基づく主スイ
ッチのターンオン時のスイッチング損失が低減される。
また、補助リアクトルは補助スイッチQ1 に流れる電流
に遅れを与える。このため、補助スイッチQ1 のターン
オン時に実質的にゼロ電流スイッチ(ZCS)が達成さ
れ、補助スイッチのスイッチング損失が小さくなる。ま
た、補助リアクトルにはダイオードを介して共振用コン
デンサが接続されているので、補助リアクトルの蓄積エ
ネルギーは補助スイッチのオフ期間に共振用コンデンサ
に移り、共振用コンデンサの電荷は平滑用コンデンサ又
は負荷に放出される。従って、補助リアクトルを設ける
ことによる電力損失は極めて小さい。また、スイッチに
並列接続されているコンデンサ又は寄生容量の電荷は補
助リアクトルを介してゆっくり放出されるので、これに
起因するノイズの問題はほとんど生じない。また、軽負
荷又は無負荷のために主スイッチのオン時間幅が短くな
っている時又は主スイッチがオフに保たれている時に
は、補助スイッチのデュ−ティ−比が小さくなるので、
補助スイッチのオン期間に主リアクトル及び補助リアク
トルに蓄積されるエルギ−の平均値が小さくなり、主ス
イッチのオフ期間に補助スイッチがタ−ンオフして蓄積
エネルギ−の放出が生じても、平滑用コンデンサの電圧
の上昇が小さくなる。
【0009】
【実施形態及び実施例】次に本発明の実施形態及び実施
例を説明する。まず、図2〜図11を参照して本発明の
第1の実施例に係わるAC−DCコンバータを説明す
る。但し、図2において図1と実質的に同一の部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。図2に示すコ
ンバータは、図1のコンバータに補助リアクトルL1 、
補助スイッチQ1 、共振用コンデンサC1 、共振回路形
成用ダイオードD2 、及びコンデンサ放電用ダイオード
D3 を追加し、図1の制御回路11を制御回路11aに
変形した他は図1と同一に形成されている。
【0010】補助リアクトルL1 と補助スイッチQ1 と
の直列回路は第1及び第2の直流出力ライン9、10間
に接続されている。補助スイッチQ1 は絶縁ゲート型電
界効果トランジスタ(FET)から成り、ダイオードD
q1を内蔵している。共振回路形成用ダイオードD2 のア
ノードは補助リアクトルL1 と補助スイッチQ1 との接
続点に接続されている。共振用コンデンサC2 は第1の
直流出力ライン9とダイオードD2 のカソードとの間に
接続されている。コンデンサ放電用ダイオードD3 のア
ノードは共振回路形成用ダイオードD2 と共振用コンデ
ンサC2 との接続点に接続され、そのカソードは逆流阻
止用ダイオードD1 と平滑用コンデンサC1 との接続点
に接続されている。なお、スイッチング整流器5におけ
る第1〜第6のスイッチQua〜Qwbはソースがサブスト
レートに接続された絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
(FET)から成るので、ドレイン・ソース間に逆並列
にダイオードを内蔵している。従って、整流用の第1〜
第6のダイオードDua〜DwbをFETの内蔵ダイオード
とすることもできる。また、第1〜第6のスイッチQua
〜Qwbはドレイン・ソース間に寄生容量(浮遊容量又は
ストレーキャパシタンス)を有する。従って、第1〜第
6のコンデンサCua〜CwbをスイッチQua〜Qwbの寄生
容量とすることができる。
【0011】図3は図2の制御回路11aを詳しく示す
ブロック図であり、図4は図3の制御信号出力回路24
と第2の制御回路25を詳しく示し、図5は図2の各部
の状態を示す波形図であり、図6は入力電流波形を原理
的に示す図であり、図7は主スイッチQva、Qwaと補助
スイッチQ1 のオン期間を示すものであり、図8は図2
の各部の状態を詳しく示す波形図である。
【0012】図3の制御回路11aは、図5に示す6個
の主スイッチQua、Qub、Qva、Qvb、Qwa、Qwbをオ
ン・オフ制御する信号を形成すると共に、補助スイッチ
Q1をオン制御する信号を形成する。このため、制御回
路11aは、U相信号形成回路21、V相信号形成回路
22、W相信号形成回路23、及び制御信号出力回路2
4から成る主スイッチQua〜Qwbのための第1の制御回
路と、補助スイッチQ1 のための第2の制御回路25と
を有する。
【0013】U相信号形成回路21は、電流検出ライン
12に接続された絶対値検出回路26と、電圧検出ライ
ン15に接続された絶対値検出回路27と、出力電圧検
出ライン18に接続された誤差増幅器28と、この誤差
増幅器28に基準電圧を与える基準電圧源29と、電圧
絶対値検出回路27と誤差増幅器28に接続され、これ
等の出力を乗算するように形成された乗算器29と、電
流絶対値検出回路26と乗算器29とに接続され、これ
等の出力の比較出力を発生するように形成された第1の
比較器30と、第1の比較器30に接続されたローパス
フィルタ31と、交流電源1の交流電圧の周波数よりも
十分に高い周波数即ち交流電圧の周期よりも十分に短い
周期で三角波を発生する三角波発生回路32と、ローパ
スフィルタ31と三角波発生回路32に接続された第2
の電圧比較器33とから成る。V相22及びW相回路2
3は、U相回路21の三角波発生回路32を共用してい
る他は、U相回路21と同一に構成されている。従っ
て、これ等の詳細は示されていない。
【0014】制御信号出力回路24は、U相回路21、
V相回路22、W相回路23に接続された分配回路41
と、微小遅延回路42とから成る。分配回路41は、図
3のU相、V相、W相回路21、22、23の出力に基
づいて図5に示すようなタイミングで第1〜第6のスイ
ッチQua〜Qwbのオン・オフ制御信号(SW信号)を送
出するものである。遅延回路42は、第1の負荷状態
(定常負荷状態)の時に、図7に示すように補助スイッ
チQ1 のオン期間t0 〜t2 の中に主スイッチQua〜Q
wbのオン制御信号の立上りを位置させるように図7
(A)(B)で点線で示す制御信号を実線の位置まで遅
延させるものである。
【0015】補助スイッチQ1 を制御するための第2の
制御回路25は、図3に示すように制御信号出力回路2
4に接続されたORゲ−ト45と、この出力端子に接続
されたモノマルチバイブレ−タ(MMV)46と、誤差
増幅器47と、基準電圧源48とから成る。ORゲ−ト
45は論理和回路であって、図4に示すように各主スイ
ッチQua〜Qwbの遅延前の制御信号ラインに接続されて
いる。MMV46は、抵抗49、51と、コンデンサ5
0と、抵抗49に抵抗51を介して並列に接続されたト
ランジスタ52と、MMV本体回路53と、ダイオ−ド
54とを含む可変モノマルチバイブレ−タであり、本体
回路53のトリガ入力端子AにORゲ−ト45からパル
スが入力する毎に出力端子Qからパルスを発生し、これ
を補助スイッチQ1 のゲ−トに供給するものである。こ
の可変MMV46の出力パルスの幅は抵抗49とコンデ
ンサ50の時定数によって制御される。誤差増幅器47
の一方の入力端子は図3に示すように定電圧制御用誤差
増幅器28の出力端子に接続され、この他方の入力端子
は基準電圧源48に接続され、この出力端子はダイオ−
ド54を介してトランジスタ52のベ−スに接続されて
いる。誤差増幅器47の一方の入力端子(正入力)が基
準電圧源48の電圧よりも低くなると、負荷Rが第1の
状態からこれよりも軽い第2の状態となり、誤差増幅器
47の出力は負になり、可変MMV46のダイオ−ド5
4及びトランジスタ52がオンになり、可変MMV46
の出力パルス幅が狭くなる。また、誤差増幅器47の出
力電圧のレベルの変化に応じてトランジスタ52の抵抗
値が変化し、コンデンサ50の充電時定数が変化し、M
MV本体回路53のコンデンサ50に接続された制御端
子Bの電圧が変化し、可変MMV46の出力パルスの幅
が変化する。補助スイッチQ1 を制御するMMV46の
出力パルスは、負荷Rが第1の状態(通常状態)の時に
は第1〜第6の主スイッチQua〜Qwbのオン開始時点の
直前からオン開始時点の直後までの一定時間幅を有す
る。図7(A)(B)には第3及び第5の主スイッチQ
va、Qwaの制御信号が示され、図7(C)には補助スイ
ッチQ1 の制御信号が示されている。これから明らかな
ように、主スイッチQva、Qwaのオン開始時点t1 より
も前のt0 から補助スイッチQ1 はオンになり、t1 の
直後のt2 でオフになる。従って、図3のMMV46は
図7(C)に示す補助スイッチQ1 のオン期間t0 〜t
2 に相当する幅を有する制御パルスを出力する。なお、
図7(C)の補助スイッチQ1 のオン開始時点t0 はU
相回路21、V相回路22、W相回路23から得られる
図7(A)(B)で点線で示すような制御パルスの前縁
に基づいて決定される。第1〜第6の主スイッチQua〜
Qwbのゲートには、U、V、W相回路21、22、23
から得られる制御パルスをそのまま供給しないで、図7
(A)(B)の実線で示すようにその前縁が図7(C)
の補助スイッチQ1 の制御パルスの中に位置するように
遅延させて与える。負荷Rが第1の状態よりも軽い第2
の状態又は無負荷になると図7のt3 〜t5 に示すよう
にMMV46の出力パルスが狭くなる。
【0016】図5の基準相電圧Vu 、Vv 、Vw は、図
2の電源ライン2、3、4の線間電圧を相電圧に変換し
たものに相当する。第1〜第6の主スイッチQua〜Qwb
のオン・オフ(SW)動作期間は、図5の基準相電圧V
u 、Vv 、Vw に基づいて決定される。3相の各相電流
iu 、iv 、iw の間にはiu =iv +iw の関係があ
るので、第1〜第6の主スイッチQua〜Qwbの3相の全
てを制御しないで、2相分を制御すればよい。図5の第
1〜第6の主スイッチQua〜Qwbのオン・オフ(SW)
動作期間は同一時間に2相分のみ制御する場合を示す。
勿論、3相を同時に制御しても差し支えない。今、基準
相電圧Vu を基準にして主スイッチQua〜Qwbのオン・
オフ(SW)動作を説明すると、0〜60度の第1の期
間T1 では第2及び第6の主スイッチQub、Qwbをオン
・オフ動作させる。60〜120度の第2の期間T2 で
は第3及び第5の主スイッチQva、Qwaをオン・オフ動
作させる。また、120〜180度の第3の期間T3 で
は第2及び第4の主スイッチQub、Qvbをオン・オフ動
作させる。また、180〜240度の第4の期間T4 で
は第1及び第5の主スイッチQua、Qwaをオン・オフ動
作させる。また、240〜300度の第5の期間T5 で
は第4及び第6の主スイッチQvb、Qwbをオン・オフ動
作させる。300〜360度の期間T6 では第1及び第
3の主スイッチQua、Qvaをオン・オフ動作させる。な
お、3相スイッチング方式を採用する場合には、上記に
追加して第1の主スイッチQuaを第5の期間T5 でオン
・オフ動作、第2の主スイッチQubを第2の期間T2 で
オン・オフ動作、第3の主スイッチQvaを第1の期間T
1 でオン・オフ動作、第4の主スイッチQvbを第4の期
間T4 でオン・オフ動作、第5の主スイッチQwaを第3
の期間T3 でオン・オフ動作、第6の主スイッチQwbを
第6の期間T6 でオン・オフ動作させる。
【0017】図2のコンバータにおける力率改善動作は
図1のコンバータと同一であり、例えば図5の第2の期
間においては、第3及び第5の主スイッチQva、Qwaを
オン・オフする。これにより、主スイッチQva、Qwaの
オン期間には、図1と同様に1−2−Lu −Dua−Qva
−Lv −3の回路が形成され、また1−2−Lu −Dua
−Qwa−Lw −4の回路が形成され、平滑用コンデンサ
C1 の充電に無関係に電流が流れ、この電流の振幅は図
6に示すように正弦波電圧の振幅の変化に対応して変化
するので、交流入力電流波は正弦波に近似し、力率も改
善される。
【0018】図6の電流の振幅は、第1〜第6の主スイ
ッチQua〜Qwbのオン時間幅を図3の制御回路11aに
よって調整することによって達成される。今、U相制御
を例にとって説明すると、U相ライン2の電流の絶対値
を示す信号Aが図3の電流絶対値検出回路26から得ら
れる。一方、電圧検出ライン15から得られた電圧を電
圧絶対値検出回路27に入力させることによって、ここ
から基準正弦波信号Bが得られる。また、誤差増幅器2
8からは直流出力電圧を一定に制御するための誤差信号
が得られ、これが乗算器29で基準正弦波信号Bに乗算
され、信号Cになる。第1の比較器30は信号AとCと
の比較出力を発生し、これがローパスフィルタ31で平
滑されて第2の比較器33の入力となる。第2の比較器
33は三角波Dと平滑された直流電圧とを比較してパル
スEを出力する。パルスEは図7(A)(B)で点線で
示すものと同様なものであって、図7(C)に示す補助
スイッチQ1 の制御信号を形成するためにMMV46を
トリガする。また、パルスEに図7のt0 〜t1 に相当
する遅延が制御信号出力回路24において与えられ、図
7(A)(B)で実線で示すような制御信号が得られ
る。これにより、入力電流波形は正弦波に近似し、また
直流出力電圧は一定値に制御される。
【0019】次に、図5の第2の期間T2 における第3
及び第5の主スイッチQva、Qwaのオン・オフ動作によ
る電力損失の低減効果及びノイズ抑制効果を図8を参照
して説明する。図8のt0 時点よりも前の第3及び第5
の主スイッチQva、Qwaのオフ期間に第3及び第5のコ
ンデンサCva、Cwaが平滑用コンデンサC1 の電圧とほ
ぼ同一の電圧になるように充電されている。t0 で図8
(I)に示すように補助スイッチQ1 のゲートにゲート
制御信号Vg1が印加されると、補助スイッチQ1 がオン
になり、1−2−Lu −Dua−L1 −Q1 −Dvb−Lv
−3の回路、及び1−2−Lu −Dua−L1 −Q1 −D
wb−Lw −4の回路が形成されて、補助スイッチQ1 に
図8(H)に示すように電流iQ1が流れ始める。この電
流iQ1は傾斜を有して増大するので、補助スイッチQ1
のターンオン時のゼロ電流スイッチ(ZCS)が達成さ
れる。補助リアクトルL1 の電流iL1が図8(L)に示
すように傾斜を有して増大し、図8のt1 時点で入力段
のリアクトルLu に流れる電流値と等しくなると、逆流
阻止用ダイオードD1 を通って流れる電流はゼロにな
り、これがオフになる。これにより、第3及び第5のコ
ンデンサCva、Cwaの放電が可能になり、Cva−L1 −
Q1 −Dvbの回路でコンデンサCvaが放電し、Cwa−L
1 −Q1 −Dwbの回路でコンデンサCwaが放電する。
【0020】コンデンサCva、Cwaが完全に放電し、こ
の電圧が図8のt2 時点で実質的に0Vになると、補助
リアクトルL1 の電流iL1はダイオードDva、Dwaを通
って流れる。これにより、コンデンサCva、Cwaの電圧
がほぼ0Vに維持される。第3及び第5の主スイッチQ
va、QwaはコンデンサCva、Cwaに並列接続されている
ので、これ等の電圧VQva 、VQwa は図8(A)、
(D)に示すようにt1 〜t2 期間に傾斜を有して低下
し、t2 時点でほぼ0Vになり、t2 以後においても0
Vに維持される。従って、t2 時点以後のt3 時点で第
3及び第5の主スイッチQva、Qwaのゲートに図8
(C)、(F)に示すようにゲート電圧Vgva 、Vgwa
を与えると、ターンオン時のZVS(ゼロ電圧スイッチ
ング)が達成される。また、t3 時点で第3及び第5の
主スイッチQva、Qwaをオンにしても、コンデンサCv
a、Cwaの電荷は放出済であるので、放電に基づく電流
が第3及び第5のスイッチQva、Qwaを通って流れな
い。t2 時点でコンデンサCva、Cwaが放電を終了して
からt4 時点で補助スイッチQ1 がオフになるまでの期
間には、補助リアクトルL1 のエネルギ−によってL1
−Q1 −Dvb−Dvaの回路及びL1 −Q1 −Dwb−Dwa
の回路で電流iL1が流れる。この電流は図8(B)、
(E)で電流iQva 、iQwa の逆方向電流として示され
ている。
【0021】t4 で補助スイッチQ1 がオフになると、
第3及び第5の主スイッチQva、Qwaに1−2−Lu −
Dua−Qva−Lv −3の回路で電流iQva が流れ、また
1−2−Lu −Dua−Qwa−Lw −4の回路で電流iQw
a が流れ、これ等が入力電流波形及び力率改善に寄与す
る。
【0022】また、t4 時点で補助スイッチQ1 がオフ
になると、共振回路形成用ダイオードD2 が導通し、L
1 −D2 −C2 の共振回路が形成され、共振用コンデン
サC2 に図8(K)に示すように充電電流ic2が流れ、
この電圧Vc2が図8(J)に示すように高くなる。
【0023】t5 時点で第5の主スイッチQwaをオフに
すると、第5のコンデンサCwaの充電が開始し、この電
圧が徐々に高くなり、第5の主スイッチQwaの電圧VQw
a も図8(D)に示すように徐々に高くなる。従って、
第5の主スイッチQwaのターンオフ時のZVSが達成さ
れる。
【0024】また、t5 時点で第5の主スイッチQwaが
オフになると、第1及び第2の直流出力ライン9、10
間に整流出力が得られる。この整流出力電圧と共振用コ
ンデンサC2 の電圧Vc2との和が平滑用コンデンサC1
の電圧よりも高いと、1−2−Lu −Dua−C2 −D3
−C1 及びR−Dvb−Lv −3の回路及び1−2−Lu
−Dva−C2 −D3 −C1 及びR−Dwb−Lw −4の回
路で共振用コンデンサC2 の放電が生じ、図8(K)に
示すようにコンデンサ電流Ic2が流れると共に、図8
(J)に示すよう共振用コンデンサC2 の電圧Vc2が低
下する。共振用コンデンサC2 による逆流阻止用ダイオ
ードD1 の逆バイアスが解除されると、このダイオード
D1 を通って平滑用コンデンサC1 及び負荷Rに電流が
流れる。図8のt6 時点で第3の主スイッチQvaがオフ
になると、これに並列接続されたコンデンサCvaが充電
され、図8(A)に示すように第3の主スイッチQvaの
電圧VQvが除々に高くなり、ZVSが達成される。t0
〜t7 期間の1周期が終了すると、同様な動作が繰返し
て生じる。以上、図8の第2の期間T2 を例にして図2
のコンバータの動作を説明したが、残りの第1及び第3
〜第6の期間T1 、T3 〜T4 においても、オン・オフ
する主スイッチが変るのみで、本質的な動作は第2の期
間T2 と同一である。
【0025】次に、負荷Rが第2の状態即ち軽負荷また
は無負荷になった場合における平滑用コンデンサC1 の
電圧即ち出力電圧V0 の上昇を抑制する動作を説明す
る。図9(A)は負荷Rの電流I0 の変化を示し、図9
(B)はMMV46の出力パルスの変化を示し、図9
(C)は6個の主スイッチQua〜Qwbの制御パルスの変
化を1つの時間軸上に説明的に示す。図9(A)のt1
時点より前は最大電流Imax を示し、t3 よりも後は最
小電流Imin を示し、t1 〜t3 の範囲は両者の間を示
し、基準電流Ir に交差するt2 時点の電流は負荷Rの
第1の状態と第2の状態の境界の値を示す。ここではt
2 よりも前のI0 >Ir が第1の状態。I0≦Ir が第
2の状態とされている。出力電圧V0 の検出値は負荷電
流I0 に反比例的に変化する。従って、t1 〜t3 区間
で負荷電流I0 が徐々に低下すると、出力電圧V0 の検
出値は徐々に高くなり、6個の主スイッチQua〜Qwbの
制御パルスの幅即ち、デュ−ティ−比は図9(C)に示
すように徐々に小さくなる。この実施例では、図9のt
2 時点間ではMMV46の出力パルスの幅が一定に保た
れる。負荷電流I0 が図9のt2 時点以後に示すように
基準電流Ir よりも低くなると図4の誤差増幅器47の
出力が低レベルになり、MMV46のトランジスタ52
がオンになり、MMV46の出力パルスのデュ−ティ−
比の制御が開始し、図9のt2 時点よりも後ではMMV
46の出力パルスの幅及びデュ−ティ−比がt2 時点よ
りも前のMMV46の出力パルスの幅及びデュ−ティ−
比よりも小さくなる。主スイッチQua〜Qwbの制御信号
のパルス幅は、図9ではt1 から徐々に狭くなり、t2
〜t3 区間の途中からMMV46の出力パルスの後縁よ
りも先に主スイッチQua〜Qwbの制御信号の後縁が位置
し、制御信号のパルス幅は実質的に零とみなせるように
極めて狭くなる。もし、MMV46の出力パルスの幅が
図9のt2 よりも前と同一に保たれた状態で主スイッチ
Qua〜Qwbのパルス幅のみが狭くなると、補助スイッチ
Q1 が昇圧型コンバ−タのスイッチと同様に機能し、図
10の負荷電流I0 が基準電流値Ir よりも低い領域
(第2の負荷状態)では破線で示すように出力電圧V0
が高くなる。これを更に詳しく説明すると、軽負荷又は
無負荷の状態で6個の主スイッチQua〜Qwbのオン時間
幅が零又は極めて狭い状態において補助スイッチが間欠
的にオン・オフし、例えば図11(B)で点線で示すよ
うにt0 〜t2 の比較的広いパルスがMMV46から補
助スイッチQ1 のゲ−トソ−ス間に印加されており、デ
ュ−ティ−比がTa /Tと比較的大きいとすれば、補助
スイッチQ1 のオン期間に主リアクトルLu 、Lv 、L
w 及び補助リアクトルL1 のコアに蓄積される磁気エネ
ルギ−が大きくなり、補助スイッチQ1 のタ−ンオフ時
における主リアクトルLu 、Lv 、Lw 及び補助リアク
トルL1 からの放出エネルギ−も大きくなり、図11
(A)で破線で示すように補助スイッチQ1 のドレイン
・ソ−ス間電圧VDSQ1及び出力電圧V0 が大きくなる。
しかし、本発明に従って、補助スイッチQ1 のデュ−テ
ィ−比を図11(B)の実線で示すようにTb /Tに下
げると、主リアクトルLu 、Lv 、Lw 及び補助リアク
トルL1 に対する蓄積エネルギ−も少なくなり、補助ス
イッチQ1 のタ−ンオフ時の電圧も低くなり、出力電圧
V0 を図10のV2 に示す値に制限することができる。
【0026】なお、本実施例の主スイッチQua〜Qwbの
制御信号を形成するための比較器33及びこの入力回路
は出力電圧が所定以上に上昇しても極く狭い出力パルス
を発生し続けるように構成されている。即ち、三角波発
生回路32から送出される三角波Dの振幅の範囲からL
PF31の出力信号が外れないように両者のレベルが調
整されている。
【0027】上述から明らかなように、本実施例のコン
バータは次の利点を有する。 (イ) スイッチング整流器5の第1〜第6の主スイッ
チQua〜Qwbのターンオン及びターンオフ時にZVSが
達成され、電力損失が低減する。 (ロ) 第1〜第6のコンデンサCua〜Cwbの電荷を平
滑用コンデンサC1 又は負荷Rに放出することができる
ので、電力損失が低減する。 (ハ) 第1〜第6のコンデンサCua〜Cwbの放電電流
が急激に流れないので、ノイズの発生が抑制される。 (ニ) 補助スイッチQ1 はターンオン時にZCS(ゼ
ロ電流スイッチ)、ターンオフ時にZVSとなるので、
ここでの電力損失は少ない。 (ホ) 軽負荷又は無負荷時に補助スイッチQ1 のデュ
−ティ−比が小さくなるので、補助スイッチQ1 のオン
期間における主リアクトルLu 、Lv Lw 及び補助リア
クトルL1 に対するエネルギ−の蓄積が少なくなり、過
電圧が抑制され、平滑用コンデンサC1 の電圧の異常上
昇が抑制される。
【0028】
【第2の実施例】次に、図12〜図14を参照して第2
の実施例のAC−DCコンバ−タを説明する。但し、第
2の実施例の主回路は図2と同一であるので、主回路は
図2を参照して説明する。また、図12において図3と
同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。図12の制御回路11aはMMV46を固定タイプ
とし、三角波発生回路32aを可変周期タイプとし、こ
れを誤差増幅器47の出力で制御する点を除いて図3と
同一に構成されている。従って、MMV46からは図1
4(A)に示すように一定幅Ta のパルスが出力され
る。一方、三角波発生回路32aは可変周期構成である
で、図14(B)に示すように負荷Rが軽くなるに従っ
て三角波の周期がTc1、Tc2のように徐々に長くなり、
補助スイッチQ1 のデュ−ティ−比もTa /Tc1、Ta
/Tc2のように徐々に小さくなり、出力電圧V0 の抑制
効果が第1の実施例と同様に生じる。なお、図14のt
1 、t2 、t3 時点は図9のt1、t2 、t3 時点と同
一の負荷電流状態を示し、図12の誤差増幅器47は図
14のt2 時点よりも後の状態で負出力となり、三角波
の周期の制御が開始する。また、図14(C)は主スイ
ッチQua〜Qwbの制御信号を図9(C)と同様に示す。
【0029】図13は可変周波三角波発生回路32aの
一例を示す。この三角波発生回路32aは可変クロック
回路61と三角波形成回路62とから成る。可変クロッ
ク回路61は発振回路本体部63と2つの抵抗64、6
5と1つのコンデンサ66と、1つのダイオ−ドD67と
から成り、コンデンサ66を電源+Vccの電圧によって
抵抗64を介して充電し、この充電電流の一部を抵抗6
5とダイオ−ド67を介して図12の誤差増幅器47に
バイパスさせるように構成されている。なお、図13の
ダイオ−ド67は図12の誤差増幅器47に接続され
る。三角波形成回路62は可変クロック回路61の出力
パルスに同期して図14(B)の三角波を発生する。
【0030】図12に示す第2の実施例によっても第1
の実施例と同一の効果を得ることができる。更に、軽負
荷状態でも部分共振動作を行うことができ、出力電圧の
変動幅を小さくすることができる。
【0031】
【第3の実施例】図15に示す第3の実施例のコンバー
タは、図2のコンバータから第2、第4及び第6の主ス
イッチQub、Qvb、Qwbと第2、第4及び第6のコンデ
ンサCub、Cvb、Cwbを省いた他は図2と同様に構成し
たものである。この場合には図4に示す第1〜第6の期
間T1 〜T6 の全部の入力電流の制御は不可能である
が、一部の期間は制御可能であるので、第1の実施例と
同様な作用効果を得ることができる。
【0032】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図2の電源1を単相電源とし、W相のダイオー
ドDwa、Dwb、主スイッチQwa、Qwb、コンデンサCw
a、Cwbを省いた構成にすることができる。また、この
単相電源において、更に、U相の主スイッチQub、コン
デンサCub、V相の主スイッチQvb、コンデンサCvbを
省いた構成にすることができる。単相の場合には、例え
ば正の半波の期間には第3の主スイッチQvaをオン・オ
フし、負の半波の期間には第1の主スイッチQuaをオン
・オフする。 (2) 図3では、制御信号出力回路24の信号に基づ
いてモノマルチバイブレータ25をトリガし、補助スイ
ッチQ1 の制御パルスを形成しているが、この代りに、
図7(C)及び図8(I)に示す補助スイッチQ1 の制
御信号を一定の周期で発生させ、これを基準にして図3
の三角波発生回路32から三角波を発生させ、第1〜第
6の主スイッチQua〜Qwbの制御信号を作ることができ
る。 (3) 主スイッチQua〜Qwb、及び補助スイッチQ1
をバイポーラトランジスタとすることができる。 (4) 第1〜第6のダイオードDua〜Dwbを主スイッ
チQua〜Qwbを構成するFETの内蔵ダイオードとする
ことができる。 (5)リアクトルLu 、Lv 、Lw を整流出力端子より
も電源側の任意の位置に移動することができる。即ち、
主スイッチQua〜Qubをオンにすることによって形成さ
れる閉回路中のどこかに主リアクトルLu 〜Lw が配置
されていればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のコンバータを示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施例のコンバータを示す回路
図である。
【図3】図2の制御回路を示す回路図である。
【図4】図2の制御信号出力回路及び第2の制御回路を
詳しく示す図である。
【図5】図2の各相電圧と主スイッチのオン・オフ期間
との関係を示す図である。
【図6】図2の入力電流波形を主スイッチのオン・オフ
期間に関係づけて示す波形図である。
【図7】図2の第3及び第5の主スイッチ及び補助スイ
ッチの制御信号を示す図である。
【図8】図4の第2の期間における図2の各部の状態を
示す波形図である。
【図9】第1の実施例の負荷電流とMMV出力パルスと
主スイッチ制御信号との関係を示す図である。
【図10】負荷電流と出力電圧の関係を示す図である。
【図11】補助スイッチのドレイン・ソ−ス間電圧を示
す図である。
【図12】第2の実施例の制御回路を示すブロック図で
ある。
【図13】図12の三角波発生回路を示す図である。
【図14】第2の実施例のMMV出力パルス、三角波及
び主スイッチの制御信号を示す図である。
【図15】第3の実施例のコンバータを示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 電源 5 スイッチング整流器 L1 補助リアクトル Q1 補助スイッチ C2 共振用コンデンサ 46 可変MMV

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧を供給するための第1及び第2
    の電源端子と、 第1及び第2の整流入力端子と、 第1及び第2の整流出力端子と、 前記第1の整流入力端子と前記第1の整流出力端子との
    間に接続された第1のダイオードと、 前記第1の整流入力端子と前記第2の整流出力端子との
    間に接続された第2のダイオードと、 前記第2の整流入力端子と前記第1の整流出力端子との
    間に接続された第3のダイオードと、 前記第2の整流入力端子と前記第2の整流出力端子との
    間に接続された第4のダイオードと、 前記第1の電源端子と前記第1の整流入力端子との間又
    は前記第1及び第2の整流出力端子よりも電源側に接続
    された主リアクトルと、 前記第1及び第3のダイオード又は第2及び第4のダイ
    オードにそれぞれ並列に接続された第1及び第2の主ス
    イッチと、 前記第1及び第2の主スイッチにそれぞれ並列に接続さ
    れた第1及び第2のコンデンサ又は寄生容量と、 前記第1及び第2の整流出力端子間に逆流阻止用ダイオ
    ードを介して接続された平滑用コンデンサと、 前記第1及び第2の整流出力端子間に前記主リアクトル
    よりもインダクタンス値の小さい補助リアクトルを介し
    て接続された補助スイッチと、 その一端が前記補助リアクトルと前記補助スイッチとの
    接続点に接続された共振回路形成用ダイオードと、 前記第1の整流出力端子と前記共振回路形成用ダイオー
    ドの他端との間に接続された共振用コンデンサと、 その一端が前記共振回路形成用ダイオードと前記共振用
    コンデンサとの接続点に接続され、その他端が前記逆流
    阻止用ダイオードと前記平滑用コンデンサとの接続点に
    接続されたコンデンサ放電用ダイオードと、 前記第1及び第2の電源端子における力率を改善すると
    共に前記平滑用コンデンサの出力電圧を一定値に制御す
    るように前記第1及び第2の主スイッチを前記交流電圧
    の周期よりも十分に短い周期でオン・オフするための第
    1の制御回路と、 前記平滑用コンデンサの出力端子間の負荷が第1の状態
    の時には前記第1及び第2の主スイッチのターンオン時
    点の直前から直後までの所定時間に前記補助スイッチを
    オンに制御するように形成され、且つ前記平滑用コンデ
    ンサの出力端子間の負荷が前記第1の状態よりも軽い第
    2の状態の時又は無負荷の時には、前記補助スイッチの
    デュ−ティ−比を前記第1の状態の時の前記補助スイッ
    チのデュ−ティ−比よりも小さくするように形成されて
    いる第2の制御回路とを備えていることを特徴とする交
    流−直流変換器。
  2. 【請求項2】 更に、 前記第1及び第2の主スイッチが並列に接続されなかっ
    た前記第2及び第4のダイオード又は前記第1及び第3
    のダイオードに対してそれぞれ並列に接続された第3及
    び第4の主スイッチと、 前記第3及び第4の主スイッチにそれぞれ並列に接続さ
    れた第3及び第4のコンデンサ又は寄生容量とを有し、
    且つ前記第1の制御回路は前記第3及び第4の主スイッ
    チを前記第1及び第2の主スイッチと同様にオン・オフ
    するように形成されており、 且つ前記第2の制御回路は、前記平滑用コンデンサの出
    力端子間の負荷が第1の状態の時には、前記第1、第
    2、第3及び第4の主スイッチのターンオン時点の直前
    から直後までの所定時間に前記補助スイッチをオン制御
    し、前記平滑用コンデンサの出力端子間の負荷が前記第
    1の状態よりも軽い第2の状態の時又は無負荷の時に
    は、前記補助スイッチのデュ−ティ−比を前記第1の状
    態の時の前記補助スイッチのデュ−ティ−比よりも小さ
    くするように形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の直流−交流変換器。
  3. 【請求項3】 3相交流電圧を供給するための第1、第
    2及び第3の電源端子と、 第1、第2及び第3の整流入力端子と、 第1及び第2の整流出力端子と、 前記第1の整流入力端子と前記第1の整流出力端子との
    間に接続された第1のダイオードと、 前記第1の整流入力端子と前記第2の整流出力端子との
    間に接続された第2のダイオードと、 前記第2の整流入力端子と前記第1の整流出力端子との
    間に接続された第3のダイオードと、 前記第2の整流入力端子と前記第2の整流出力端子との
    間に接続された第4のダイオードと、 前記第3の整流入力端子と前記第1の整流出力端子との
    間に整流された第5のダイオードと、 前記第3の整流入力端子と前記第2の整流出力端子との
    間に接続された第6のダイオードと、 前記第1、第2及び第3の電源端子と前記第1、第2及
    び第3の整流入力端子との間又は前記第1及び第2の整
    流出力端子よりも電源側に接続された第1、第2及び第
    3の主リアクトルと、 少なくとも前記第1、第3及び第5のダイオード又は少
    なくとも第2、第4及び第6のダイオードにそれぞれ並
    列に接続された第1、第2及び第3の主スイッチと、 前記第1、第2及び第3の主スイッチにそれぞれ並列に
    接続された第1、第2、及び第3のコンデンサ又は寄生
    容量と、 前記第1及び第2の整流出力端子間に逆流阻止用ダイオ
    ードを介して接続された平滑用コンデンサと、 前記第1及び第2の整流出力端子間に前記主リアクトル
    よりもインダクタンス値の小さい補助リアクトルを介し
    て接続された補助スイッチと、 その一端が前記補助リアクトルと前記補助スイッチとの
    接続点に接続された共振回路形成用ダイオードと、 前記第1の整流出力端子と前記共振回路形成用ダイオー
    ドの他端との間に接続された共振用コンデンサと、 その一端が前記共振回路形成用ダイオードと前記共振用
    コンデンサとの接続点に接続され、その他端が前記逆流
    阻止用ダイオードと前記平滑用コンデンサとの接続点に
    接続されたコンデンサ放電用ダイオードと、 前記第1、第2及び第3の電源端子における力率を改善
    すると共に前記平滑用コンデンサの出力電圧を一定値に
    制御するように前記第1、第2及び第3の主スイッチを
    前記交流電圧の周期よりも十分に短い周期でオン・オフ
    する第1の制御回路と、 前記平滑用コンデンサの出力端子間の負荷が前記第1の
    状態の時には、前記第1、第2及び第3の主スイッチの
    ターンオン時点の直前から直後までの所定時間に前記補
    助スイッチをオンに制御するように形成され、且つ前記
    平滑用コンデンサの出力端子間の負荷が前記第1の状態
    よりも軽い第2の状態の時又は無負荷の時には、前記補
    助スイッチのデュ−ティ−比を前記第1の状態の時の前
    記補助スイッチのデュ−ティ−比よりも小さくするよう
    に形成されている第2の制御回路とを備えていることを
    特徴とする交流−直流変換器。
  4. 【請求項4】 更に、前記第1、第2及び第3の主スイ
    ッチが並列に接続されなかった前記第2、第4及び第6
    のダイオード又は前記第1、第3及び第5のダイオード
    に対してそれぞれ並列に接続された第4、第5及び第6
    の主スイッチと、 前記第4、第5及び第6の主スイッチにそれぞれ並列に
    接続された第4、第5及び第6のコンデンサ又は寄生容
    量とを有し、且つ前記第1の制御回路は前記第4、第5
    及び第6の主スイッチを前記第1、第2及び第3の主ス
    イッチと同様にオン・オフするように形成されており、 且つ前記第2の制御回路は、前記平滑用コンデンサの出
    力端子間の負荷が前記第1の状態の時には前記第1、第
    2、第3、第4、第5及び第6の主スイッチのターンオ
    ン時点の直前から直後までの所定時間に前記補助スイッ
    チをオン制御し、前記平滑用コンデンサの出力端子間の
    負荷が前記第1の状態よりも軽い第2の状態の時又は無
    負荷の時には、前記補助スイッチのデュ−ティ−比を前
    記第1の状態の時の前記補助スイッチのデュ−ティ−比
    よりも小さくするように形成されていることを特徴とす
    る請求項3記載の交流−直流変換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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