JP3427891B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JP3427891B2
JP3427891B2 JP2000115645A JP2000115645A JP3427891B2 JP 3427891 B2 JP3427891 B2 JP 3427891B2 JP 2000115645 A JP2000115645 A JP 2000115645A JP 2000115645 A JP2000115645 A JP 2000115645A JP 3427891 B2 JP3427891 B2 JP 3427891B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主スイッチのZV
S(ゼロボルトスイッチング)を行うことができる直流
−直流変換器即ちDC−DCコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は部分共振動作によってZVSを行
うことができる従来のリバース型(フライバック型)D
C−DCコンバータを示す。このコンバータは、直流電
源Eiに接続された第1及び第2の直流電源端子1a、
1bと、互いに電磁結合された1次巻線N1 と2次巻線
N2 と3次巻線N3 とを有するトランスTと、FETか
ら成る主スイッチQ1 と、スナバ用又はVZS用コンデン
サとも呼ぶことができる共振用コンデンサC1 と、第1
のダイオードD1 と、2次巻線N2 と出力端子2a、2
bとの間に接続された出力整流平滑回路3と、スイッチ
制御回路4と、FETから成る補助スイッチQ2 と、第
2のダイオードD2 と、共振用インダクタL1 と、補助
ダイオードDa とを有している。
【0003】1次巻線N1 の一端は第1の直流電源端子
1aに接続されている。主スイッチQ1 は1次巻線N1
の他端とグランド側の第2の直流電源端子1bとの間に
接続されている。共振用コンデンサC1 及び第1のダイ
オードD1 は主スイッチQ1に並列に接続されている。
共振用コンデンサC1 は主スイッチQ1 の主端子間即ち
ドレイン・ソース間の寄生容量とすることもできる。ま
た、逆方向電流を流すための第1のダイオードD1 は主
スイッチQ1 の内蔵ダイオードとすることもできる。出
力整流平滑回路3は出力整流ダイオードDo と出力平滑
コンデンサCoとから成る。出力平滑コンデンサCo は
出力整流ダイオードDo を介して2次巻線N2 に並列に
接続されている。トランスTの1次巻線N1 、2次巻線
N2 及び3次巻線N3 の極性は図1で黒丸で示すように
設定され、2次巻線N2 の極性は1次巻線N1 の極性と
逆である。従って、1次巻線N1 に電源Ei の電圧が印
加されている時には、出力整流ダイオードDo が非導通
状態に保たれ、主スイッチQ1 のオフ期間にトランスT
の蓄積エネルギの放出で発生する2次巻線N2 の電圧で
出力整流ダイオードDo が導通し、出力平滑コンデンサ
Co を充電し、出力端子2a、2b間の負荷Ro に電力
を供給する。
【0004】3次巻線N3 と共振用インダクタL1 と補
助ダイオードDa と補助スイッチQ2 とは互いに直列に
接続されて共振補助回路を形成している。この補助回路
は主スイッチQ1 に対して並列に接続されている。な
お、第2のダイオードD2 は補助スイッチQ1 の内蔵ダ
イオードとすることもできる。スイッチ制御回路4は出
力端子2a、2bと主スイッチQ1 の制御端子即ちゲー
トと補助スイッチQ2 の制御端子即ちゲートに接続さ
れ、主スイッチQ1 に図2(A)に示すゲート制御信号
Vg1を送り、補助スイッチQ2 に図2(B)に示すゲー
ト制御信号Vg2を送る。
【0005】次に、図1のDC−DCコンバータの動作
を図2を参照して説明する。図2のt0 〜t1 の第1の
期間M1 においては、主スイッチQ1 と補助スイッチQ
2 との両方がオフである。この第1の期間M1 では主ス
イッチQ1 がオンの時にトランスTに蓄積されたエネル
ギの放出に基づいて2次巻線N2 にダイオードDo を順
方向バイアスする向きの電圧が発生し、ダイオードDo
が導通状態となり、出力平滑用コンデンサCo の充電及
び負荷Ro への電力供給が生じる。
【0006】図2の補助スイッチQ2 がオン状態になる
t1 時点から主スイッチQ1 がオン状態になるt2 時点
までの第2の期間M2 では、共振動作によって共振用コ
ンデンサC1 の電荷が放出され、この電圧即ち主スイッ
チQ1 の電圧Vq1が零に向って徐々に低下する。即ち、
第2の期間M2 では、電源Ei −1次巻線N1 −3次巻
線N3 −共振用インダクタL1 −補助ダイオードDa −
補助スイッチQ2 の回路に図2(F)に示すように徐々
に増大する電流Iq2が流れる。1次巻線N1 及び3次巻
線N3 に電流Iq2が流れると、2次巻線N2 に出力整流
ダイオードDoを逆バイアスする方向の電圧が発生する
ので、このダイオードDo は非導通に転換し、図2
(G)に示すようにダイオードDo の電流Idoは零にな
る。これにより共振用コンデンサC1の放電が可能にな
り、共振用コンデンサC1 −3次巻線N3 −共振用イン
ダクタL1 −補助ダイオードDa −補助スイッチQ2 の
経路で共振用コンデンサC1 の放電電流が流れ,主スイ
ッチQ1 の電圧Vq1が図2(C)に示すように徐々に低
下し、t2 時点で実質的に零になる。
【0007】t2 〜t3 の第3の期間M3 の開始時点t
2 で主スイッチQ1 をオン制御すると、t2 時点で主ス
イッチQ1 の電圧Vq1が実質的に零であるので、ZVS
が達成され、主スイッチQ1 のスイッチング損失が小さ
くなる。この第3の期間M3では、前の第2の期間M2
で共振用インダクタL1 に蓄積されたエネルギの放出に
基づき、共振用インダクタL1 −補助スイッチQ2 −
第1のダイオードD1又は主スイッチQ1 −3次巻線N3
の経路に電流Iq2が流れ、この電流Iq2は図2(F)
に示すように徐々に低下する。また、この第3の期間M
3 では、電源Ei −1次巻線N1 −主スイッチQ1 の経
路の電流も流れる。従って、主スイッチQ1 と第1のダ
イオードD1 との合計の電流Iq1(以下、これを主スイ
ッチ電流と呼ぶ)は図2(D)に示すように第3の期間
M3 の前半で負方向電流となり、後半で正方向電流とな
る。この第3の期間M3 の終了時点t3 は共振用インダ
クタL1 のエネルギの放出完了時点に一致させることが
望ましい。なお、第3の期間M3 において共振用インダ
クタL1 から放出されたエネルギは、3次巻線N3 に電
磁結合されている1次巻線N1 を介して電源Ei に帰還
即ち回生される。
【0008】t3 〜t4 の第4の期間M4 では、主スイ
ッチQ1 がオン、補助スイッチQ2がオフであるので、
電源Ei −1次巻線N1 −主スイッチQ1 の経路で図2
(D)に示す主スイッチ電流Iq1が流れ、トランスTに
エネルギが蓄積される。なお、1次巻線N1 はインダク
タンスを有するので、主スイッチ電流Iq1は時間と共に
増大するように流れる。また、第4の期間M4 では出力
整流ダイオードDo が非導通であるが、平滑用コンデン
サCo から負荷Ro に電力が供給される。
【0009】t4 〜t5 の第5の期間M5 は、主スイッ
チQ1 のターンオフの過渡期間である。t4 時点で主ス
イッチQ1 をターンオフ制御し、これがオフになると、
共振用コンデンサC1 が徐々に充電され、この電圧及び
主スイッチQ1 の電圧Vq1が図2(C)に示すように徐
々に上昇する。従って、主スイッチQ1 のターンオフは
ZVSとなり、スイッチング損失が抑えられる。なお、
第5の期間M5 においては、トランスTの蓄積エネルギ
の放出が徐々に開始し、出力整流ダイオードDo の電流
Idoが図2(G)に示すように流れ始める。また補助ス
イッチQ2 の電圧Vq2が図2(E)に示すように上昇す
る。図2のt5 以後には再び第1〜第5の期間M1~M5の
動作が繰返される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図1のコン
バータにおいて、主スイッチQ1 と補助スイッチQ2 と
の両方がオフとなる第1の期間M1 では、補助スイッチ
Q2 に対して、電源Eiの電圧と1次巻線N1 の電圧と
3次巻線N3 の電圧との和が印加され、この和の電圧は
比較的高くなる。このため、補助スイッチQ2 として比
較的高価な高耐圧スイッチを使用しなければならず、コ
ンバータが比較的高価になった。
【0011】そこで、本発明の目的は、補助スイッチQ
2 に印加される電圧を低くすることができるDC−DC
コンバータを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、直流電圧を供給するた
めの第1及び第2の直流電源端子と、互いに電磁結合さ
れた1次巻線と2次巻線と3次巻線と4次巻線とを有す
るトランスと、前記2次巻線に接続された出力整流平滑
回路と、主スイッチと、前記主スイッチに並列に接続さ
れた主コンデンサ又は寄生容量と、補助スイッチと、共
振用インダクタ又は前記トランスの漏れインダクタンス
とから成る共振用インダクタンス手段と、第1及び第2
の補助ダイオードと、補助コンデンサと、スイッチ制御
回路とを有し、前記1次巻線の一端は前記第1の直流電
源端子に接続され、前記3次巻線は前記1次巻線の他端
と前記主スイッチの一端との間に接続され、前記主スイ
ッチの他端は前記第2の直流電源端子に接続され、前記
4次巻線と前記共振用インダクタンス手段と第1の補助
ダイオードと補助スイッチとは互いに直列に接続され且
つ前記補助コンデンサを介して前記3次巻線と前記主ス
イッチとの直列回路に対して並列に接続され、前記第2
の補助ダイオードは前記4次巻線と前記共振用インダク
タと前記第1の補助ダイオードと前記補助スイッチとの
直列回路に対して並列に接続され、前記スイッチ制御回
路は前記主スイッチをオン・オフ制御する信号を発生す
ると共に、前記補助スイッチをオン・オフ制御する信号
を発生するように形成されていることを特徴とするDC
−DCコンバータに係わるものである。
【0013】なお、請求項2に示すように、3次巻線と
4次巻線との両方を1次巻線から電気回路的に分離し、
電源端子の電圧及び1次巻線の電圧が補助スイッチに印
加されないようにコンバータを構成することができる。
また、請求項3に示すように、3次巻線を1次巻線を介
さないで電源端子に接続し、1次巻線の電圧が補助スイ
ッチに印加されないようにコンバータを構成することが
できる。また、請求項4及び5に示すように、主スイッ
チに対して出力整流平滑回路を並列に接続した昇圧形式
のコンバータに対して本発明を適用することができる。
【0014】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、補助スイッチ
の耐圧を下げることが可能になり、コンバータのコスト
の低減が可能になる。即ち、請求項1の発明によれば、
補助コンデンサCa の電圧が補助スイッチの電圧を打ち
消すように発生するので、補助スイッチに印加される電
圧を下げることができる。また、請求項2〜5の発明に
よれば、電源及び1次巻線の電圧が補助スイッチに印加
されず、この耐圧を下げることができる。
【0015】
【実施形態及び実施例】次に、図3〜図9を参照して本
発明の実施形態及び実施例を説明する。但し、図3〜図
9において図1及び図2と実質的に同一の部分には同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0016】
【第1の実施例】本発明の第1の実施例に従う図3に示
すフライバック型DC−DCコンバータは、直流電源E
i に接続された第1及び第2の直流電源端子1a、1b
と、互いに電磁結合された1次巻線N1 と2次巻線N2
と3次巻線N3 と4次巻線N4 とを有するトランスT1
と、FETから成る主スイッチQ1 と、主コンデンサと
呼ぶこともできる共振用コンデンサC1 と、第1のダイ
オードD1 と、2次巻線N2 と出力端子2a、2bとの
間に接続された出力整流平滑回路3と、スイッチ制御回
路4と、FETから成る補助スイッチQ2 と、第2のダ
イオードD2 と、補助インダクタとも呼ぶことができる
第1及び第2の共振用インダクタL1 、L2と、補助ダ
イオードDa と、補助コンデンサCa とを有している。
【0017】1次巻線N1 の一端は第1の直流電源端子
1aに接続されている。3次巻線N3 は1次巻線N1 の
他端と主スイッチQ1 との間に接続されている。主スイ
ッチQ1 は3次巻線N3 とグランド側の第2の直流電源
端子1bとの間に接続されている。主コンデンサ又は部
分共振用コンデンサ又はスナバ用コンデンサとも呼ぶこ
とができる共振用コンデンサC1 及び第1のダイオード
D1 は、図1と同様に主スイッチQ1 に並列に接続され
ている。共振用コンデンサC1 は主スイッチQ1 の主端
子間即ちドレイン・ソース間の寄生容量とすることがで
きる。また、逆方向電流を流すための第1のダイオード
D1 は主スイッチQ1 の内蔵ダイオードとすることがで
きる。出力整流平滑回路3は、出力整流ダイオードDo
と出力平滑コンデンサCo とから成る。出力平滑コンデ
ンサCo は出力整流ダイオードDo を介して2次巻線N
2 に並列に接続されている。トランスT1 のコアFに巻
き回された1次巻線N1 、2次巻線N2 、3次巻線N3
及び4次巻線N4 の極性は図3で黒丸で示すように設定
され、2次巻線N2 の極性は1次巻線N1 の極性と逆で
ある。従って、1次巻線N1 に電源Ei の電圧が印加さ
れている時には、出力整流ダイオードDo が非導通状態
に保たれ、主スイッチQ1のオフ期間にトランスT1 の
蓄積エネルギの放出で発生する2次巻線N2 の電圧で出
力整流ダイオードDo が導通し、出力平滑コンデンサC
o を充電し、出力端子2a、2b間の負荷Ro に電力を
供給する。
【0018】4次巻線N4 と共振用インダクタL1 と補
助ダイオードDa と補助スイッチQ2 とは互いに直列に
接続されて共振補助回路を形成している。この補助回路
は、3次巻線N3 と主スイッチQ1 との直列回路に対し
て補助コンデンサCa を介して並列に接続されている。
即ち、4次巻線N4 の一端が補助コンデンサCa を介し
て1次巻線N1 と3次巻線N3 との相互接続点に接続さ
れている。なお、第2のダイオードD2 は補助スイッチ
Q1 の内蔵ダイオードとすることができる。第2の補助
ダイオードDb と第2の共振用インダクタL2との直列
回路は、N4 −L1 −Da −Q2 から成る補助回路に対
して並列に接続されている。第1及び第2の補助ダイオ
ードDa 、Dbは主スイッチQ1 のオフの期間に4次巻
線N4 に発生する電圧によって順方向電流が流れる方向
性を有する。スイッチ制御回路4は出力端子2a、2b
と主スイッチQ1 の制御端子即ちゲートと補助スイッチ
Q2 の制御端子即ちゲートに接続され、主スイッチQ1
に図5(A)に示すゲート制御信号Vg1を送り、補助ス
イッチQ2 に図5(B)に示すゲート制御信号Vg2を送
る。
【0019】図3の制御回路4は、図4に示すように電
圧検出回路11と、誤差増幅器12と、基準電圧源13
と、鋸波発生器14と、第1の比較器15と、レベル設
定回路16と、第2の比較器17と、タイマとしてのモ
ノマルチバイブレータ(MMV)18とから成る。電圧
検出回路11は出力端子2a、2b間の電圧を検出し、
この検出値を誤差増幅器12に送る。誤差増幅器12は
前記検出値と基準電圧源13の基準電圧との差に相当す
る誤差電圧を第1の比較器15に送る。第1の比較器1
5は誤差電圧と鋸波発生器14の鋸波とを比較して周知
のPWMパルスを形成し、これを制御信号Vg1として
主スイッチQ1のゲートに送る。レベル設定回路16は
誤差増幅器12の出力電圧を抵抗で分割し、誤差増幅器
12の出力電圧よりも僅かに低いレベルの電圧を出力す
る。第2の比較器17は鋸波発生器14の鋸波とレベル
設定回路16の出力とを比較して第1の比較器15のP
WMパルスよりも僅かに広いパルスを形成する。即ち第
2の比較器17によって図5のt1時点で立上るパルス
を形成する。MMV18は第2の比較器17の出力パル
スの立上りでトリガされて図5(B)に示すt1〜t3
の時間幅を有するパルスから成る制御信号Vg2を補助
スイッチQ2のゲートに送る。
【0020】次に、図3のコンバータの動作を図5の波
形図を参照して説明する。図5のt0〜t1の第1の期間
M1においては、主スイッチQ1と補助スイッチQ2と
の両方がオフである。この第1の期間M1では主スイッ
チQ1がオンの時にトランスT1に蓄積されたエネルギ
の放出に基づいて2次巻線N2にダイオードD0を順方
向バイアスする向きの電圧が発生し、ダイオードD0が
導通状態となり、出力平滑用コンデンサC0の充電及び
負荷R0への電力供給が生じる。
【0021】補助スイッチQ2がオン状態になるt1時
点から主スイッチQ1がオン状態になるt2時点までの
第2の期間M2では、共振動作によって共振用コンデン
サC1の電荷が放出され、この電圧即ち主スイッチQ1
の電圧Vq1が零に向って徐々に低下する。即ち、第2
の期間M2では、補助スイッチQ2がオンになるので、
電源Ei−1次巻線N1−補助コンデンサCa−4次巻
線N4−第1の共振用インダクタL1−第1の補助ダイ
オードDa−補助スイッチQ2の経路で図5(F)に示
すように徐々に増大する電流Iq2が流れる。1次巻線
N1及び4次巻線N4に電流Iq2が流れると、2次巻
線N2に出力整流ダイオードD0を逆バイアスする方向
の電圧が発生するので、このダイオードD0は非導通に
転換し、図5(G)に示すようにダイオードD0の電流
Id0は零になる。これにより、共振用コンデンサC1の
放電が可能になり、共振用コンデンサC1−3次巻線N3
−補助コンデンサCa−4次巻線N4−第1の共振用イ
ンダクタL1−第1の補助ダイオードDa−補助スイッ
チQ2の経路で共振用コンデンサC1の放電電流が流
れ、主スイッチQ1の電圧Vq1が図5(C)に示すよ
うに徐々に低下し、t2時点で実質的に零になる。な
お、補助スイッチQ2に直列にインダクタンスL1が接続
されているので、電流Iq2はt1から徐々に増大し、
補助スイッチQ2が零電流スイッチングとなる。
【0022】t2〜t3の第3の期間M3の開始時点t
2で主スイッチQ1をオン制御すると、t2時点では主
スイッチQ1の電圧Vq1が実質的に零であるので、Z
VSが達成され、主スイッチQ1のスイッチング損失が
小さくなる。この第3の期間M3では、前の第2の期間
M2で第1の共振用インダクタL1に蓄積されたエネル
ギの放出に基づき、第1の共振用インダクタL1−第1
の補助ダイオードDa−補助スイッチQ2−第1のダイオ
ードD1又は主スイッチQ1−3次巻線N3−補助コン
デンサCa−4次巻線N4の経路で共振電流が流れる。
これにより補助スイッチQ2の電流Iq2は図5(F)
に示すように徐々に低下する。また、この第3の期間M
3には、1次巻線N1に誘起する電圧に基づいて1次巻
線N1−電源Ei−第1のダイオードD1又は主スイッ
チQ1−3次巻線N3の経路で回生電流が流れ、第1の
共振用インダクタンスL1のエネルギが電源1に回生さ
れる。なお、第3の期間M3には、L1−Da−Q2−D
b−L2−N4の経路の電流も流れる。図5(D)の電流
Iq1は、主スイッチQ1の電流と第1のダイオードD
1との合計を示す。従って、第1のダイオードD1を通
って電流が流れている時には電流Iq1が負になる。補
助スイッチQ2のオン期間の終了時点は、第3の期間M
3の終了時点t3又はt3〜t5期間内の任意の時点であ
ることが望ましい。また、補助スイッチQ2のオン開始
時点t1は、共振動作によって主スイッチQ1の電圧V
q1を主スイッチQ1のオン開始時点t2において実質
的に零にすることができるように決定する。即ち、t1
〜t2期間は、共振用コンデンサC1の実質的に全電荷を
放出するために必要な時間に決定する。主スイッチQ1
の電圧Vq1がt1時点の値からt2時点の値に変化す
る時間長は共振回路の回路定数によって決まる。図4の
レベル設定回路16は、図5のt1〜t2期間を得るこ
とができるように第2の比較器17の入力レベルを設定
する。主スイッチQ1のタ−ンオン時点は、この電圧V
q1が零になる時点t2からt2´時点までの期間内の任
意の時点であることが望ましい。ここで、t2´時点は
第1のダイオ−ドD1の導通状態が終了する時点であ
る。共振用コンデンサC1の電圧が零になり且つ第1の
ダイオ−ドD1が導通している期間t2〜t2´は主スイ
ッチQ1の電圧Vq1が実質的に零であるので、この期間
に主スイッチQ1にゲ−ト信号Vg1を印加すると、ZV
Sが達成される。図2では主スイッチQ1のゲ−ト信号
Vg1をt2時点で印加しているが、ゲ−ト信号Vg1の
発生時点のバラツキを考慮して、t2時点とt2´時点と
のほぼ中間時点でゲ−ト信号Vg1を低レベルから高レ
ベルの転換させることが望ましい。但し、主スイッチQ
1のオン制御開始時点がこの電圧Vq1が零になるt2よ
りも前であっても、この電圧Vq1がt1時点から低下を
開始した後であれば、この電圧Vq1が低下している分
だけスイッチング損失の低減効果を得ることができる。
また、主スイッチQ1のオン制御開始時点が、t2´より
も少し後であつてもスイッチング損失低減効果を得るこ
とができる。即ち、t2´で主スイッチQ1がオンになら
ないために、共振用コンデンサC1の充電が開始して
も、この電圧がt0〜t2期間の主スイッチQ1の電圧
Vq1よりも低い範囲であれば、この低い分だけスイッ
チング損失が低減する。従って、主スイッチQ1のオン
制御開始の可能な時点は、補助スイッチQ2をオン制御
した時点t1よりも後であり且つ主スイッチQ1の電圧V
q1がt0〜t1に示すオフ期間における主スイッチQ1の
電圧Vq1よりも低くなっている期間内の任意の時点で
ある。なお、補助スイッチQ2のオン制御開始時点は、
主スイッチQ1のオン制御開始時点t2よりも図5のt1
〜t2´期間だけ前の期間内の任意の時点である。ま
た、補助スイッチQ2のオン制御終了時点は、好ましく
は、図5のt3 〜t5期間内の任意の時点とする。即
ち、補助スイッチQ2のオフ制御終了時点は、図5
(F)に示す補助スイッチQ2の電流Iq2が零になる時
点t3から主スイッチQ1のオン制御終了時点t5までの
期間内にすることが望ましい。補助スイッチQ2のタ−
ンオフ時点をt3以後とすると、零電流スイッチングが
達成される。
【0023】t3〜t4の第4の期間M4においては、
電源Ei−1次巻線N1−3次巻線N3−主スイッチQ1の経路
で電流が流れ、トランスT1にエネルギが蓄積される。な
お、1次巻線N1はインダクタンスを有するので、1次巻
線N1の電流は時間と共に増大する。この期間M4では出力
整流ダイオードD0が非導通であり、負荷R0には平滑用
コンデンサC0から電力が供給される。この第4の期間M
4には、補助コンデンサCaの図3で正方向電流で示され
ている放電電流Icaが、補助コンデンサCa−3次巻線N3
−主スイッチQ1−第2の補助ダイオードDb−第2の共
振用インダクタL2の経路で図5(H)に示すように流れ
る。このため、図5(D)に示す主スイッチQ1の電流Iq
1は、1次巻線N1から流れ込む電流成分と補助コンデン
サCa側から流れ込む電流成分との合計になる。補助コン
デンサCaから放出されたエネルギは、第2の共振用イン
ダクタL2とトランスT1とに蓄積される。第4及び第5
の期間M4,M5において補助スイッチQ2がオフに保た
れているが、第2のダイオードD2が補助スイッチQ2に
逆方向並列に接続され、第1の補助ダイオ−ドDaが逆
バイアスされているので、補助スイッチQ2の端子間電
圧Vq2は図5(E)に示すように零になる。なお、補助コ
ンデンサCaが放電しても、この電圧は3次巻線N3の
電圧よりは低くならない。
【0024】t4〜t5の第5の期間M5では、主スイ
ッチQ1がオン、補助スイッチQ2がオフであるので、電
源Ei−1次巻線N1−3次巻線N3−主スイッチQ1の経
路のみに電流が流れ、トランスT1に対するエネルギの
蓄積が行われる。この第5の期間M5においても、補助
コンデンサCaの電圧Vcaは3次巻線N3の電圧に保
たれている。
【0025】t5〜t6の第6の期間M6は主スイッチ
Q1のターンオフの過渡期間である。t5時点で主スイ
ッチQ1をターンオフ制御し、これがオフ状態になる
と、共振用コンデンサC1が徐々に充電され、この電圧
及び主スイッチQ1の電圧Vq1が図6(C)に示すよう
に徐々に上向する。この結果,主スイッチQ1のターン
オフ時のZVSが達成され,スイッチング損失が低減す
る。また、ターンオフ時のノイズが抑制される。なお、
第6の期間M6においてトランスT1の蓄積エネルギの
放出が徐々に開始し、出力整流ダイオードD0の電流Id0
が図6(G)に示すように流れ始める。図5のt6以後
には第1〜第6の期間M1~M6の動作が繰返す。
【0026】本実施例において第1の期間M1には主ス
イッチQ1と補助スイッチQ2との両方がオフである。
この時、補助スイッチQ2に印加される電圧Vq2は補助
コンデンサCaの電圧Vca分だけ低い値になる。即
ち、図1の従来の回路では、電源Eiと1次巻線N1と3
次巻線N3の合計電圧が補助スイッチQ2に印加された
が、図3の回路では、電源Eiと1次巻線N1と4次巻
線N4との各電圧の合計値から補助コンデンサCaの電
圧Vcaを引いた値が補助スイッチQ2に印加され、3
次巻線N3と4時巻線N4との巻数が互いに等しいとすれ
ば、補助スイッチQ2の電圧Vq2は図1の従来回路のそ
れに比べて補助コンデンサCaの電圧Vca分だけ低く
なる。この結果、補助スイッチQ2として低コストの低
耐圧半導体スイッチを使用することが可能になり、コン
バータのコストの低減を図ることができる。なお、3次
巻線N3と4次巻線N4との巻数比は、補助コンデンサ
Caによる補助スイッチQ2の電圧を低下させる作用を
得ることができる範囲で変えることができる。
【0027】
【第2の実施例】次に、図6を参照して第2の実施例の
DC−DCコンバータを説明する。但し、図6及び後述
する図7〜図9において図1及び図3と共通する部分に
は同一の符号を付してその説明を省略する。また、以下
の説明において電流通路を回路素子の符号のみで表すこ
ともある。
【0028】図6のDC−DCコンバータは、図3のト
ランスT1における1次,2次,3次,及び4次巻線N1,
N2,N3,N4の接続を変えたトランスT2を設けたも
のである。図6では1次巻線N1に直接に主スイッチQ
1が接続されている。即ち、図6では、1次巻線N1の
一端が第1の直流電源端子1aに接続され、主スイッチ
Q1が1次巻線N1の他端と第2の直流電源端子1bと
の間に接続されている。4次巻線N4と第1の共振用イ
ンダクタL1と第1の補助ダイオードDaと補助スイッ
チQ2とは互いに直列に接続されて第1の補助回路を形
成し、補助コンデンサCaと第2の共振用インダクタL
2と3次巻線N3とは互いに直列に接続されて第2の補
助回路を形成し、第2の補助回路及び第2の補助ダイオ
ードDbは第1の補助回路に対して並列に接続されてい
る。補助スイッチQ2のソース及び第2の補助ダイオー
ドDbのアノードはグランド側の第2の電源端子1bに
接続されている。トランスT2の2次巻線N2、この出
力段の出力整流平滑回路3及び制御回路4は図3と同一
に構成されている。
【0029】図6のコンバータの基本的動作は図3のコ
ンバータと同一であるので、図6のコンバータの動作を
図5を参照して説明する。
【0030】図5のt0〜t1に相当する第1の期間M
1では、主スイッチQ1と補助スイッチQ2との両方が
オフであり、トランスT2の蓄積エネルギの放出によっ
て出力整流ダイオードD0が導通し、コンデンサC0及
び負荷R0に電力が供給される。
【0031】図5のt1〜t2に相当する第2の期間M
2においては、補助スイッチQ2がオンになるので、補
助コンデンサCa−第2の共振用インダクタL2−3次
巻線N3−4次巻線N4−第1の共振用インダクタL1
−第1の補助ダイオードDa−補助スイッチQ2の経路
で共振電流が流れる。この結果、2次巻線N2に出力整
流ダイオードD0を逆方向バイアスする向きの電圧が発
生し、ダイオードD0は非導通になる。この第2の期間
M2には、1次巻線N1に電源Eiとは逆向きの電圧が
発生するので、1次巻線N1の電圧と共振用コンデンサ
C1の電圧との和の値が電源Eiの電圧値よりも高くな
り、共振用コンデンサC1のエネルギは、コンデンサC
1−1次巻線N1−電源Eiの経路で放出され、電源E
iに回生される。また、3次巻線N3及び4次巻線N4
は1次巻線N1に電磁結合されているので、共振用コン
デンサC1のエネルギは3次巻線N3及び4次巻線N4
側にも放出され、第1及び第2の共振用インダクタL
1,L2及び補助コンデンサCaを含む共振回路に移
る。これにより、共振用コンデンサC1の電圧及び主ス
イッチQ1の電圧Vq1が徐々に低下し、t2時点で零に
なり、ZVSが可能になる。
【0032】t2〜t3の第3の期間M3は、主スイッ
チQ1の電流Iq1が流れ始める期間である。この第3の期
間M3では、第1及び第2の共振用インダクタL1,L
2の蓄積エネルギの放出によって1次巻線N1に誘起し
た電圧によって、N1−Ei−D1又はQ1の経路で負
方向電流が流れ、エネルギが電源Eiに回生される。
【0033】図5のt3時点で補助スイッチQ2をオフ
にすると、ここを通る電流は零になる。t3〜t4の第
4の期間M4では、1次巻線N1に正方向の電流Iq1が
流れているので、3次巻線N3に第2の補助ダイオード
Dbを順方向バイアスする向きの電圧が発生し、N3−
L2−Ca−Dbの経路で補助コンデンサCaの充電電
流が流れる。第4の期間M4は、補助コンデンサCaの
充電が修了するt4時点で終わる。
【0034】t4〜t5の第5の期間M5では、Ei−
N1−Q1の経路で電流Iq1が流れ、トランスT2に
エネルギが蓄積させる。
【0035】t5〜t6の第6の期間M6では、第1の
実施例と同様に主スイッチQ1のターンオフ動作が生
じ、共振用コンデンサC1電圧が徐々に高くなり、主ス
イッチQ1のZVSが達成される。
【0036】この第2の実施例では、主スイッチQ1と
補助スイッチQ2との両方がオフになる第1の期間M1
に、4次巻線N4の電圧が補助スイッチQ2に印加さ
れ、1次巻線N1及び電源Eiの電圧は補助スイッチQ
2に印加されない。従って、補助スイッチQ2の電圧Vq
2は、図1の従来のコンバ−タの補助スイッチQ2の電圧
よりも大幅に低くなり、第1の実施例と同様な効果を得
ることが出きる。
【0037】
【第3の実施例】図7の第3の実施例のDC−DCコン
バータは、図1のトランスT1の接続を変更したトラン
スT3を設け、この他は図1と同様に構成したものであ
る。即ち、図7においては、3次巻線N3が1次巻線N1
に直列に接続されておらず、共振用インダクタンL1と
補助用ダイオ−ドDaと補助スイッチQ2との直列回路
に対して直列に接続されている。更に詳細には、1次巻
線N1と主スイッチQ1との直列回路に対して3次巻線N
3と共振用インダクタンL1と補助ダイオ−ドDaと補助
スイッチQ2との直列回路が並列に接続されている。
【0038】図7のコンバ−タにおいて、主スイッチQ
1のオフ期間には、トランスT3の蓄積エネルギの放出に
よって平滑用コンデンサC0及び負荷R0に電力が供給さ
れる。主スイッチQ1をタ−ンオンする直前の図5のt1
時点に相当する時点で補助スイッチQ2をオンにする
と、C1−N1−N3−L1−Da−Q2の経路で共振用コ
ンデンサC1の放電電流が流れ、主スイッチQ1の電圧が
図5(C)のt1〜t2期間と同様に低下し、これが零に
なった時に主スイッチQ1をタ−ンオンさせると、ZV
Sが達成される。
【0039】図5のt2時点で主スイッチQ1をオンに転
換し且つ図5のt2〜t3の期間と同様に補助スイッチQ
2をオン状態に保つと、共振用インダクタンL1に蓄積さ
れたエネルギの放出によってL1‐Da‐Q2‐D1又は
Q1−N1−N3−の経路で電流が流れる。その後、補助
スイッチQ2がオフになり、主スイッチQ1のみがオンに
なると、図5の第5の期間M5と同様にトランスT3に対
するエネルギの蓄積動作が生じる。また、図5のt5〜
t6と同様な主スイッチQ1のタ−ンオフ時には、共振用
コンデンサC1の電圧が徐々に上昇し、ZVSが達成さ
れる。
【0040】図7のコンバ−タでは、主スイッチQ1と
補助スイッチQ2との両方がオフの期間に、補助スイッ
チQ2に対して電源Eiの電圧と3次巻線N3の電圧との
和が印加する。1次、2次及び3次巻線N1、N2、N3
の巻数が図1と図7とで互いに同一であるとすれば、図
7の補助スイッチQ2の電圧は図1のこれよりも1次巻線
N1の電圧分だけ低くなる。これにより、補助スイッチ
Q2の低耐圧化が可能になり、コンバ−タのコストを下
げることができる。
【0041】
【第4の実施例】図8の第4の実施例のDC‐DCコンバ
−タは、図6の第2の実施例のDC−DCコンバ−タを昇
圧型に変形したものに相当する。即ち、図8のコンバ−
タは、図6のコンバ−タから2次巻線N2を省き、出力整
流平滑回路3を主スイッチQ1に対して並列に接続した
ものに相当する。更に詳細には、図8のトランスT4は、
相互に電磁結合された1次巻線N1と3次巻き線N3と4
次巻線N4とを有し、2次巻線N2を有さない。なお、図
8では図1〜図7との対応関係を明確にするために、請
求項4において2次巻線及び3次巻線と呼んでいる巻線
を3次巻線N3及び4次巻線N4と呼ぶことにする。図8
において、1次巻線N1と主スイッチQ1との直列回路は
電源Eiの端子1a、1b間に接続されている。出力整
流平滑回路3のコンデンサC0はダイオ−ドD0を介して
主スイッチQ1に並列に接続されている。3次巻線N3と
第1の共振用インダクタL1と第1の補助ダイオ−ドD
aと補助スイッチQ2との直列回路から成る第1の補助
回路と、4次巻線N4と第2の共振用インダクタL2と補
助コンデンサCaとの直列回路から成る第2の補助回路
と、第2の補助ダイオ−ドDbとは図6と同様に互いに
並列接続されている。
【0042】図8のコンバ−タにおける主スイッチQ1
と補助スイッチQ2とは図5(A)(B)に示す信号V
g1、Vg2と同様な信号で制御される。図5のt0〜t1
期間のように主スイッチQ1と補助スイッチQ2との両
方がオフの時には、トランスT4に蓄積されたエネルギ
の放出が生じ、電源Eiの電圧と1次巻線N1の電圧と
の和によって平滑用コンデンサC0が充電される。
【0043】図5のt1時点と同様なタイミングで図8
の補助スイッチQ2をタ−ンオンさせると、補助コンデ
ンサCaの放電によってCa‐L2−N4−N3−L1−D
a−Q2の経路で電流が流れる。これにより、1次巻線
N1に出力整流ダイオ−ドD0を逆バイアスする向きの電
圧が発生し、ダイオ−ドD0はオフになる。また、共振
用コンデンサC1の放電がC1−N1−Eiの経路で生
じ、この電圧及び主スイッチQ1の電圧が徐々に低下
し、図5のt2に相当する時点で零になる。これによ
り、主スイッチQ1のZVSが可能になる。
【0044】図5のt2〜t3期間と同様に主スイッチQ
1と補助スイッチQ2との両方をオンに保つと、L1−D
a−Q2−Ca−L2−N3の経路で第1の共振用インダ
クタL1のエネルギの放出が行われる。この時、1次巻
線N1に誘起する電圧が電源Eiの電圧よりも高いと、
N1‐Ei‐D1又はQ1の経路で負方向電流が流れ、余
った電力が電源Eiに回生される。
【0045】補助スイッチQ2のタ−ンオフ後の図5の
t3〜t4に相当する第4の期間M4には、Ei−N1−Q
1の経路で電流が流れ、トランスT4にエネルギが蓄積さ
れると同時に、4次巻線N4による補助コンデンサCa
の充電動作が生じる。補助コンデンサCaの充電が完了
した後には、図5のt4〜t5の期間と同様にEi−N1−
Q1の経路の電流でトランスT4にエネルギが蓄積され
る。図5のt5時点と同様なタイミングで主スイッチQ1
をタ−ンオフさせると、共振用コンデンサC1の電圧及
び主スイッチQ1の電圧が徐々に高くなり、ZVSが達
成される。
【0046】図8のコンバ−タにおいて、主スイッチQ
1と補助スイッチQ2の両方がオフの時には、3次巻線
N3の電圧が補助スイッチQ2に印加されるのみであるか
ら、この電圧は図1の補助スイッチQ2の電圧よりも低
くなり、第1〜第3の実施例と同一の効果を得ることが
できる。
【0047】
【第5の実施例】図9の第4の実施例のDC‐DCコン
バ−タは、図3の第1の実施例のDC−DCコンバ−タを
昇圧型に変形したものに相当する。従って、図9のコン
バ−タは、図3のコンバ−タから2次巻線N2を省き、出
力整流平滑回路3を主スイッチQ1に対して並列に接続
したものに相当する。更に詳細には、図9のトランスT5
は、相互に電磁結合された1次巻線N1と3次巻線N3と
4次巻線N4とを有し、2次巻線N2を有さない。なお、
図9では、図1〜図7との対応関係を明確にするために
請求項5において2次巻線及び3次巻線と呼んでいる巻
線を3次巻線N3及び4次巻線N4と呼ぶことにする。図
9において、1次巻線N1と3次巻線N3と主スイッチQ1
との直列回路は電源Eiの端子1a、1b間に接続され
ている。出力整流平滑回路3のコンデンサC0はダイオ
−ドD0を介して主スイッチQ1に並列に接続されてい
る。4次巻線N4と第1の共振用インダクタL1と第1の
補助ダイオ−ドDaと補助スイッチQ2との直列回路か
ら成る第1の補助回路は、4次巻線N4と第2の共振用イ
ンダクタL2と補助コンデンサCaとの直列回路から成
る第2の補助回路に対して並列に接続されている。ま
た、上記第1及び第2の補助回路は補助コンデンサCa
を介して3次巻線N3と主スイッチQ1との直列回路に対
して並列に接続されている。
【0048】図9のコンバ−タにおける主スイッチQ1
と補助スイッチQ2とは図5(A)(B)に示す信号V
g1、Vg2と同様な信号で制御される。図5のt0〜t1
期間のように主スイッチQ1と補助スイッチQ2との両
方がオフの時には、トランスT5に蓄積されたエネルギ
の放出が生じ、電源Eiの電圧と1次巻線N1の電圧と
の和によって平滑用コンデンサC0が充電される。
【0049】図5のt1時点と同様なタイミングで図9の
補助スイッチQ2をタ−ンオンさせると、Ei−N1−C
a−L1−Da−Q2の経路で電流が流れる。これによ
り、1次巻線N1に出力整流ダイオ−ドD0を逆バイアス
する向きの電圧が発生し、ダイオ−ドD0はオフにな
る。ダイオ−ドD0がオフになると、共振用コンデンサ
C1の放電電流がC1−N3‐Ca−N4−L1−Da−Q
2の経路で流れ、コンデンサC1の電圧及び主スイッチQ
1の電圧が徐々に低下し、図5のt2に相当する時点で零
になる。これにより、主スイッチQ1のZVSが可能に
なる。
【0050】図5のt2〜t3期間と同様に主スイッチQ
1と補助スイッチQ2との両方をオンに保つと、L1−D
a−Q2−D1−N3−Ca−N4の経路で第1の共振用イ
ンダクタL1のエネルギの放出が行われる。この時、1
次巻線N1と3次巻線N3に誘起する電圧が電源Eiの電
圧よりも高いと、余った電力が電源Eiに回生される。
【0051】補助スイッチQ2のタ−ンオフ後の図5の
t3〜t4に相当する期間には、Ca‐N3−Q1−Db−
L2の経路で補助コンデンサCaの放電電流が流れる。
その後、図5のt4〜t5時点と同様にEi−Ni−N3
−Q1の経路の電流でトランスT5にエネルギが蓄積され
る。図5のt5時点と同様なタイミングで主スイッチQ1
をタ−ンオフさせると、共振用コンデンサC1の電圧及
び主スイッチQ1の電圧が徐々に高くなり、ZVSが達
成される。
【0052】図9のコンバ−タにおいて、主スイッチQ
1と補助スイッチQ2の両方がオフの時には、4次巻線
N4の電圧が補助スイッチQ2に印加されるのみであるか
ら、この電圧は図1の補助スイッチQ2の電圧よりも低
くなり、第1〜第4の実施例と同一の効果を得ることが
できる。
【0053】
【変形例】本発明は上記実施例に限定されるものでな
く、例えば、次の変形が可能なものである。 (1) 本発明をフライバック方式のDC‐DCコンバ−
タに限らず、フォワ−ド方式のDC−DCコンバ−タに
も適用することができる。 (2) 主スイッチQ1及び補助スイッチQ2とのいずれ
か一方又は両方をFET以外のバイポ−ラトランジス
タ、IGBT等の別の半導体スイッチ素子とすることが
できる。 (3) 図3、図6、図8及び図9において、第2の共振
用インダクタL2を省いた構成にすることができる。 (4) 制御回路4を図4の回路以外の種々の回路構成に
することができる。例えば、レベルの設定回路16の代
わりに、第2の誤差増幅器と基準電圧源13よりも僅か
に低い第2の基準電圧源とを設け、電圧検出回路11の
出力と第2の基準電圧源の出力を第2の誤差増幅器に入
力させ、この出力を第2の比較器17に送ることができ
る。また、鋸波発生器14とは別の鋸波発生器を設け、
この出力と誤差増幅器12の出力とを第2の比較器17
で比較して図5のt1のタイミングを決定することがで
きる。 (5) 図3及び図6及び図9の回路でインダクタL1を
省き、この代わりにトランスの4次巻線N4の漏れイン
ダクタンスを使用する構成にすることができる。また、
図6のインダクタL2を省き、この代わりに3次巻線N3
の漏れインダクタンスを使用することができる。また、
図7でインダクタL1を省き、この代わりに3次巻線N3
の漏れインダクタンスを使用することができる。また、
図8において、インダクタL2を省き、この代わりに4
次巻線N4の漏れインダクタンスを使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDC‐DCコンバ−タを示す回路図であ
る。
【図2】図1のDC‐DCコンバ−タの各部の電圧及び
電流を示す波形図である。
【図3】第1の実施例のDC−DCコンバ−タを示す回
路図である。
【図4】図3の制御回路を詳しく示すブロック図であ
る。
【図5】図3のDC−DCコンバ−タの各部の電圧及び
電流を示す波形図である。
【図6】第2の実施例のDC−DCコンバ−タを示す回
路図である。
【図7】第3の実施例のDC−DCコンバ−タを示す回
路図である。
【図8】第4の実施例のDC−DCコンバ−タを示す回路
図である。
【図9】第5の実施例のDC−DCコンバ−タを示す回路
図である。
【符号の説明】
N1、N2、N3、N4 1次、2次、3次、及び4次巻
線 Q1 主スイッチ Q2 補助スイッチ C1 共振用コンデンサ L1、L2 第1及び第2の共振用インダクタ Ca 補助コンデンサ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧を供給するための第1及び第2
    の直流電源端子と、互いに電磁結合された1次巻線と2
    次巻線と3次巻線と4次巻線とを有するトランスと、前
    記2次巻線に接続された出力整流平滑回路と、主スイッ
    チと、前記主スイッチに並列に接続された主コンデンサ
    又は寄生容量と、補助スイッチと、共振用インダクタ又
    は前記トランスの漏れインダクタンスから成る共振用イ
    ンダクタンス手段と、第1及び第2の補助ダイオード
    と、補助コンデンサと、スイッチ制御回路とを有し、 前記1次巻線の一端は前記第1の直流電源端子に接続さ
    れ、 前記3次巻線は前記1次巻線の他端と前記主スイッチの
    一端との間に接続され、 前記主スイッチの他端は前記第2の直流電源端子に接続
    され、 前記4次巻線と前記共振用インダクタンス手段と第1の
    補助ダイオードと補助スイッチとは互いに直列に接続さ
    れ且つ前記補助コンデンサを介して前記3次巻線と前記
    主スイッチとの直列回路に対して並列に接続され、 前記第2の補助ダイオードは前記4次巻線と前記共振用
    インダクタと前記第1の補助ダイオードと前記補助スイ
    ッチとの直列回路に対して並列に接続され、 前記スイッチ制御回路は前記主スイッチをオン・オフ制
    御する信号を発生すると共に、前記補助スイッチをオン
    ・オフ制御する信号を発生するように形成されているこ
    とを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 直流電圧を供給するための第1及び第2
    の直流電源端子と、互いに電磁結合された1次巻線と2
    次巻線と3次巻線と4次巻線とを有するトランスと、前
    記2次巻線に接続された出力整流平滑回路と、主スイッ
    チと、前記主スイッチに並列に接続された主コンデンサ
    又は寄生容量と、補助スイッチと、共振用インダクタ又
    は前記トランスの漏れインダクタンスから成る共振用イ
    ンダクタンス手段と、第1及び第2の補助ダイオード
    と、補助コンデンサと、スイッチ制御回路とを有し、 前記1次巻線の一端は前記第1の直流電源端子に接続さ
    れ、 前記主スイッチは前記1次巻線の他端と前記第2の直流
    電源端子との間に接続され、 前記4次巻線と前記共振用インダクタンス手段と第1の
    補助ダイオードと補助スイッチとは互いに直列に接続さ
    れて第1の補助回路を形成し、補助コンデンサと前記3
    次巻線とは互いに直列に接続されて第2の補助回路を形
    成し、 前記第2の補助回路及び前記第2の補助ダイオードは前
    記第1の補助回路に対して並列に接続され、 前記スイッチ制御回路は前記主スイッチをオン・オフ制
    御する信号を発生すると共に、前記補助スイッチをオン
    ・オフ制御する信号を発生するように形成されているこ
    とを特徴とするDC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 直流電圧を供給するための第1及び第2
    の直流電源端子と、互いに電磁結合された1次巻線と2
    次巻線と3次巻線とを有するトランスと、前記2次巻線
    に接続された出力整流平滑回路と、主スイッチと、前記
    主スイッチに並列に接続された主コンデンサ又は寄生容
    量と、補助スイッチと、共振用インダクタ又は前記トラ
    ンスの漏れインダクタンスから成るインダクタンス手段
    と、補助ダイオードと、スイッチ制御回路とを有し、 前記1次巻線の一端は前記第1の直流電源端子に接続さ
    れ、 前記主スイッチは前記1次巻線の他端と前記第2の直流
    電源端子との間に接続され、 前記3次巻線と前記共振用インダクタンス手段と補助ダ
    イオードと補助スイッチとは互いに直列に接続され且つ
    前記1次巻線と前記主スイッチとの直列回路に対して並
    列に接続され、 前記スイッチ制御回路は前記主スイッチをオン・オフ制
    御する信号を発生すると共に、前記補助スイッチをオン
    ・オフ制御する信号を発生するように形成されているこ
    とを特徴とするDC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 直流電圧を供給するための第1及び第2
    の直流電源端子と、互いに電磁結合された1次巻線と2
    次巻線と3次巻線とを有するトランスと、出力整流平滑
    回路と、主スイッチと、前記主スイッチに並列に接続さ
    れた主コンデンサ又は寄生容量と、補助スイッチと、共
    振用インダクタ又は前記トランスの漏れインダクタンス
    から成る共振用インダクタンス手段と、第1及び第2の
    補助ダイオードと、補助コンデンサと、スイッチ制御回
    路とを有し、 前記1次巻線の一端は前記第1の直流電源端子に接続さ
    れ、 前記主スイッチは前記1次巻線の他端と前記第2の直流
    電源端子との間に接続され、 前記出力整流平滑回路は前記主スイッチに対して並列に
    接続され、 前記2次巻線と前記共振用インダクタンス手段と第1の
    補助ダイオードと補助スイッチとは互いに直列に接続さ
    れて第1の補助回路を形成し、補助コンデンサと前記3
    次巻線とは互いに直列に接続されて第2の補助回路を形
    成し、 前記第2の補助回路と前記第2の補助ダイオードは前記
    第1の補助回路に対して並列に接続され、 前記スイッチ制御回路は前記主スイッチをオン・オフ制
    御する信号を発生すると共に、前記補助スイッチをオン
    ・オフ制御する信号を発生するように形成されているこ
    とを特徴とするDC−DCコンバータ。
  5. 【請求項5】 直流電圧を供給するための第1及び第2
    の直流電源端子と、互いに電磁結合された1次巻線と2
    次巻線と3次巻線とを有するトランスと、出力整流平滑
    回路と、主スイッチと、前記主スイッチに並列に接続さ
    れた主コンデンサ又は寄生容量と、補助スイッチと、共
    振用インダクタ又は前記トランスの漏れインダクタンス
    から成る共振用インダクタンス手段と、第1及び第2の
    補助ダイオードと、補助コンデンサと、スイッチ制御回
    路とを有し、 前記1次巻線の一端は前記第1の直流電源端子に接続さ
    れ、 前記2次巻線は前記1次巻線の他端と前記主スイッチの
    一端との間に接続され、 前記主スイッチの他端は前記第2の直流電源端子に接続
    され、 前記出力整流平滑回路は前記主スイッチに対して並列に
    接続され、 前記3次巻線と前記共振用インダクタンス手段と第1の
    補助ダイオードと補助スイッチとは互いに直列に接続さ
    れて補助回路を形成し、前記補助コンデンサは前記1次
    巻線の他端と前記補助回路の一端との間に接続され、前
    記補助回路の他端は前記第2の直流電源端子に接続さ
    れ、 前記第2の補助ダイオードは前記補助回路に対して並列
    に接続され、 前記スイッチ制御回路は前記主スイッチをオン・オフ制
    御する信号を発生すると共に、前記補助スイッチをオン
    ・オフ制御する信号を発生するように形成されているこ
    とを特徴とするDC−DCコンバータ。
  6. 【請求項6】 前記第2の補助ダイオードに対して直列
    に接続された補助インダクタを有することを特徴とする
    請求項1又は5記載のDC−DCコンバータ。
  7. 【請求項7】 前記補助コンデンサに直列に接続された
    補助インダクタ又は前記トランスの漏れインダクタンス
    を有することを特徴とする請求項2又は4記載のDC−
    DCコンバータ。
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