JPH11145785A - 高速スキャンサーチ方式 - Google Patents

高速スキャンサーチ方式

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JPH11145785A
JPH11145785A JP32394297A JP32394297A JPH11145785A JP H11145785 A JPH11145785 A JP H11145785A JP 32394297 A JP32394297 A JP 32394297A JP 32394297 A JP32394297 A JP 32394297A JP H11145785 A JPH11145785 A JP H11145785A
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JP
Japan
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wide
band
search
mode
intermediate frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP32394297A
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English (en)
Inventor
Shiro Fujiki
詩郎 藤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaesu Musen Co Ltd
Original Assignee
Yaesu Musen Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yaesu Musen Co Ltd filed Critical Yaesu Musen Co Ltd
Priority to JP32394297A priority Critical patent/JPH11145785A/ja
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 広帯域受信機におけるスキャンサーチを短時
間で処理できる方法を提供する。 【解決手段】 ワイドFMモード用の広帯域中間周波数
とワイドFMモード以外の中間周波数帯域をもつ2組の
中間周波数帯域を有する受信機において、受信信号スキ
ャンサーチを選択すると、受信モードは現状を保持しつ
つワイドFMモード用広帯域中間周波数回路に切り変わ
って受信する周波数帯を±100KHzステップで順次
スキャンサーチを開始し、受信信号が検出されるとその
ステップ値をメモリに一時記憶する手段と、ワイドFM
モード用の広帯域中間周波数方式によるスキャンサーチ
が終了すると、運用する通信モードの中間周波数帯に切
換復旧する手段と、復旧した10KHz程度の中間周波
数形式により記憶されている周波数帯域を順次スキャン
サーチして受信検出し、受信した正確な周波数をメモリ
ーする手段とを備えて、サーチする高速スキャンサーチ
方式である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】広帯域受信機能を備えた通信
機において、未サーチ領域の電波信号を発見のために高
速でサーチし、短時間でメモリーに格納する手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術における受信状態をスキャンサ
ーチするのに、例えば、100MHzから200MHz
を10KHzステップでサーチするとして、(10ステ
ップ/秒もしくは1ステップ/0.1秒)でサーチする
と単純計算で1000秒(16分40秒)かかる。その
間に未知の信号を検出する機会を逸する可能性が大であ
る。
【0003】サーチスピードを速くすることでサーチ時
間を短縮することが可能であるがPLL回路のロックア
ップのスピードの関係で限界がある。回路を工夫しても
せいぜい上記タイムの5倍が限度である。それでも20
0秒(3分20秒)かかる計算となる。別の方法として
はステップ間隔を広げればサーチ時間を短縮できるが、
前述の未サーチ領域の電波信号がステップと次のステッ
プとの中間にあれば見落とすことになりかねない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】広帯域受信機における
スキャンサーチの場合には、通常、通信するモードによ
り周波数帯の全域をスキャンサーチし、受信状態をメモ
リーしておいて通信する場合の参考として使用してい
た。しかしサーチする範囲が狭い場合はよいが、広い周
波数帯の場合はサーチ時間が長くなり、サーチ中に検出
した信号でもリアルタイムで表示することも出来ず又、
サーチ時間中に必要な信号情報を逃す可能性があり、サ
ーチに対する不安感がぬぐい去れない。本発明はこのよ
うな広帯域受信機のスキャンサーチを短時間で処理でき
る方式の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】ワイドFMモード用の広
帯域中間周波数と前記ワイドFMモード以外の中間周波
数帯域の2組の中間周波数帯域を有して、全てのモード
の受信動作にマイコンの制御で対応させる受信機におい
て、受信信号スキャンサーチを選択すると、マイコンの
制御により、受信モードは現状を保持しつつワイドFM
モード用広帯域中間周波数回路に切り換わって、受信す
る周波数帯の最下位又は最上位からワイドFMモード用
広帯域中間周波数ステップで順次スキャンサーチを開始
し、受信信号が検出されるとそのステップ値をメモリー
に一時記憶する手段と、ワイドFMモード用の広帯域中
間周波数方式によるスキャンサーチが終了すると、運用
する通信モードの中間周波数帯に切換復旧する手段と、
復旧した中間周波数形式により記憶されている前記各ス
テップ値の周波数帯域を順次スキャンサーチして受信検
出し、受信した正確な周波数をメモリーする手段とを備
えて、サーチする高速スキャンサーチ方式である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の構成要素は、従来の受信
選択度をもつフィルターを具備した受信増幅、検波、復
調回路と、従来の20倍程度の広さの帯域選択を有する
フィルターを具備した第2の受信増幅、検波、復調回路
をもつ2組の受信回路を交互に切換が可能な受信回路構
成を備えていること。
【0007】サーチ開始時には、広帯域選択度側の第2
の受信回路で、従来の20倍のステップ(例えば、従来
が10KHz/ステップであれば、200KHz/ステ
ップ)で従来と同一方式でサーチを行い、一時的に検出
信号があった周波数をメモリーに格納する機能を備え
る。
【0008】上記の条件でメモリーに格納された検出信
号周波数を中心に±100KHzの幅で通常の受信帯域
をもつ受信回路で再度サーチし、最終的な検出信号周波
数を確定し最終メモリーに格納する機能を有する。
【0009】図1は本発明の実施例を示す受信機の構成
図であり、図において、1はRFアンプ、2はバンドパ
スフィルタ、3はミクサ、4はPLLによるローカルオ
シレータ、5は受信機の制御用CPUを用いたマイコ
ン、6はワイドFMモード用の広帯域IFとその他の通
信モード用通常IFとを切換るフィルタ切換スイッチで
ある。7はワイド用の広帯域フィルタ、8はワイド用広
帯域アンプで、9はワイドFMモードを除く通信モード
の帯域フィルタ、10はワイドFMモード以外のIFア
ンプ、11は低周波アンプ、12はスピーカ、13はサ
ーチ開始スイッチである。
【0010】本発明の動作を説明する。通常受信中は、
フィルター切換スイッチ6がa端子のワイドFMモード
以外の通常のフィルターb端子側に接続されており、通
常の受信選択で受信している。サーチ開始スイッチ13
を押すと、フィルター切換スイッチ6がa端子側に接続
されワイド用広帯域フィルター7側に切換わり、ワイド
用広帯域フィルター7とワイド用広帯域IFアンプ8が
動作して高速サーチをする。このワイド用広帯域フィル
ター7は概ね±100KHz(6dB)の選択度が望ま
しく、通常FMラジオ(WIDE FM)用を使用す
る。
【0011】更に、それと同時にサーチステップ200
KHzでサーチを開始する。(高速スピードは、通常の
サーチと同一スピードによる10ステップ/秒または1
ステップ/0.1秒で実行する。)例えば100MHz
〜200MHzの間を200KHz/ステップでサーチ
するとして、1ステップ/0.1秒のスピードとする
と、50秒で全帯域のサーチが完了する。たとえば、そ
の間に図2に示す100MHz〜200MHz帯で検出
した信号1〜4の4つの信号が検出されたとすると、2
00KHzステップで一時的に検出信号周波数をマイコ
ン5のCPU内に大まかな周波数がメモリされる。
【0012】次に、フィルタ切換スイッチ13を通常モ
ード用帯域フィルタ2側に切換接続すると、先ほど検出
した200KHzステップ間隔のメモリ周波数を中心に
±100KHzを10KHz間隔でサーチし、検出信号
周波数を確定し、最終メモリチャンネルに収納する。
【0013】この動作は図2の信号1,2,3,4がメ
モリされたステップ順に行い最終的には4つの10KH
zステップでの検出周波数がメモリーされる。各メモリ
ーに対して、最大2秒かかるので、信号1〜4の4つの
場合は、周波数確定に8秒+前述の広帯域側サーチの5
0秒を加え58秒で全帯域のサーチが可能である。本サ
ーチスピードは、通常の1000秒と比較し約1/17
の短縮時間でサーチが完了する。また、これに使用する
広帯域選択度のワイド用広帯域フィルター7と広帯域I
Fアンプ8の回路は、通常のFMラジオの受信回路と共
用できるためFMラジオ内蔵型の受信機であればソフト
ウェア及び信号検出回路の追加のみで対応できるため、
安価に構成できるメリットがある(図1の点線部分)信
号検出回路にはワイド用のFM信号係のスケルチになる
RSSIを用い、通常モードの受信回路にはノイズ信号
等が利用できるので両者の長所を生かし、どちらも採用
可能である。
【0014】本発明の動作を図3のフローチャートに従
って説明する。判断ボックスH1でサーチ開始スイッチ
13が押されたかを判断し、押されていると処理S1で
フィルタ切換スイッチ6に切換制御信号を送りワイド用
広帯域フィルタa端子側に切換わると共に、ローカルオ
シレータ4にFMサーチ用のPLL制御信号を出力して
高速サーチを開始する。この状態では広帯域IFアンプ
8出力はマイコン5にのみ出力し、点線で示したように
低周波アンプ11には出力されないが通常のFM受信で
は点線を通して音声出力する。
【0015】判断ボックスH2でスキャンサーチは周波
数の高い方へ順次サーチするかのステップUPを判断
し、イエスであれば処理S2で受信周波数の低いステッ
プ1を設定してサーチし、判断ボックスH3でステップ
1内に受信信号有りと判断するとそのステップ番号を処
理S4でメモリし、判断ボックスH5でサーチ周波数帯
が終了したかを判断し、残りがあればステップNOを次段
に設定し、全周波数帯が終了するまでサーチ動作を続け
る。判断ボックスH2で低い方へサーチすると判定する
と受信周波数の最上段のステップNに設定し、上記サー
チ動作を続行して周波数帯の最下位ステップ1までサー
チを実行し、受信信号のあったステップ番号をメモリし
ておく。
【0016】判断ボックスH5又はH6が終了すると、
次にマイコン5から制御信号を出してフィルタ切換スイ
ッチ6を通常のフィルタb端子側に切換るとともにロー
カルオシレータ4のPLL回路は運用周波数に対応する
発振周波数になるように制御する。通常は10KHz程
度で処理S9で受信信号のあったステップ番号を順番に
サーチする。判断ボックスH7で受信信号が検出される
と、その受信周波数を正規のデータとして処理S10で
メモリーする。次に、判断ボックスH8でメモリーされ
たステップ番号が検索終了したかを判定し、ノーであれ
ば処理S11でメモリされた次のステップに歩進し、再
度判断ボックスH7から実行する。判断ボックスH8で
終了であればサーチは全て終了し上述の通り1分以内に
はサーチは終了する。
【0017】
【発明の効果】受信機のスキャンサーチの場合に受信周
波数帯域が広ければスキャンサーチに多くの時間をとら
れる。その為に、スキャンサーチ中にその周波数と離れ
た周波数帯に受信信号があった場合でもその周波数に到
着するまでに時間が掛かりすぎ相手局があきらめてしま
う恐れがある。本発明はこのようなスキャンサーチの時
間を極端に短縮することで本来のスキャンサーチの目的
を果たすものである。そのために受信機には通常モード
と広帯域用FMの受信回路を備え、スキャンサーチでは
±100KHz帯域のFM用IF回路により第1のサー
チを行い、ここで検出したステップのみを通常の10K
Hzステップでサーチすることで1/17程度にサーチ
時間を短縮できる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】高速サーチした状態を示す図である。
【図3】本発明による高速サーチの動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 RFアンプ 2 バンドパスフィルタ 3 ミクサ 4 ローカルオシレータ 5 マイコン 6 フィルタ切換スイッチ 7 広帯域フィルタ 8 広帯域IFアンプ 9 通常フィルタ 10 通常IFアンプ 11 低周波アンプ 12 スピーカ 13 サーチ開始スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイドFMモード用の広帯域中間周波数
    と前記ワイドFMモード以外の中間周波数帯域の2組の
    中間周波数帯域を有して、全てのモードの受信動作にマ
    イコンの制御で対応させる受信機において、 受信信号スキャンサーチを選択すると、マイコンの制御
    により、受信モードは現状を保持しつつワイドFMモー
    ド用広帯域中間周波数回路に切り換わって、受信する周
    波数帯の最下位又は最上位からワイドFMモード用広帯
    域中間周波数ステップで順次スキャンサーチを開始し、
    受信信号が検出されるとそのステップ値をメモリーに一
    時記憶する手段と、ワイドFMモード用の広帯域中間周
    波数方式によるスキャンサーチが終了すると、運用する
    通信モードの中間周波数帯に切換復旧する手段と、復旧
    した中間周波数形式により記憶されている前記各ステッ
    プ値の周波数帯域を順次スキャンサーチして受信検出
    し、受信した正確な周波数をメモリーする手段とを備え
    て、サーチすることを特徴とする高速スキャンサーチ方
    式。
JP32394297A 1997-11-11 1997-11-11 高速スキャンサーチ方式 Pending JPH11145785A (ja)

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