JP2780725B2 - 高速rssiモニター回路 - Google Patents

高速rssiモニター回路

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JP2780725B2
JP2780725B2 JP3074485A JP7448591A JP2780725B2 JP 2780725 B2 JP2780725 B2 JP 2780725B2 JP 3074485 A JP3074485 A JP 3074485A JP 7448591 A JP7448591 A JP 7448591A JP 2780725 B2 JP2780725 B2 JP 2780725B2
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rssi
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synthesizer
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル自動車電話
における高速RSSIモニター回路に関する。TDMA
ディジタル自動車電話では、通話中に空スロットを利用
して他チャネルのRSSIレベル(着信電界レベル)を
モニターし、基地局に報告し、ハンドオフの際に利用す
る。空スロットの時間は数mSecしかなく、従ってR
SSI(Receive Signal Strength Indicator)レベルの
検出は高速に行なわれる必要がある。
【0002】
【従来の技術】従来のRSSIモニター回路を図3に示
す。ディジタル自動車電話の電波をアンテナ11で受信
し、±25MHzをパスバンドとするバンドパスフィル
タ(BPF)12に通し、高周波増幅器13で増幅した
のち、再び±25KHzをパスバンドとするBPF14
に通した後、乗算器(第1ミキサ)15に加える。乗算
器の他方の入力は、第1ローカルシンセサイザ20の出
力を±25MHzのBPF21に通したものである。こ
れらの乗算結果を±50KHzのBPF(第1IFトラ
ンス)16に通し、該BPFの出力を乗算器(第2ミキ
サ)17に加え、図示しない第2ローカルシンセサイザ
の出力との積をとり、その結果を±13KHzのBPF
(第2IFトランス)18に通し、更に増幅器19を通
したものを受信出力とする。BPF12,14,21は
広帯域、誘電体型、BPF16は広帯域、SAW型、B
PF18は狭帯域、セラミック型である。
【0003】通話中にその空スロットを利用して、上記
シンセサイザの出力周波数を変え、他チャネルの受信を
行なってその受信出力を増幅器19の出力側で測定し、
RSSIモニターを行なう。得られたRSSIレベルは
送信データの一部として基地局へ送出し、報告する。R
SSIレベルは、これが高いチャネルを知り、ハンドオ
フ時にRSSIレベルが高いチャネルに切替える等に利
用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来方式では、R
SSI検出時間はシンセサイザ20の同期時間と同程度
の時間しか期待できない。なぜなら受信の帯域が±13
KHzと狭帯域であるから、シンセサイザの周波数が±
5KHz以内に収束する迄の同期時間に等しい立上り特
性を示すからである。なおRSSI電圧の検出時間その
ものは0.5mS以内である。
【0005】このように従来の狭帯域受信機を使用する
と、シンセサイザの同期時間と同程度の立上り時間がか
かり、RSSIレベルの検出を高速に行なうにはシンセ
サイザの高速同期化が必要になる。しかしシンセサイザ
を高速(数mSec)同期化させるようにすると回路規
模が大になり、コストアップになる。小型化、低消費電
流化に向かない。
【0006】本発明はかゝる点を改善するもので、ロー
カルシンセサイザの高速化を要することなく、RSSI
レベルを高速に検出可能にすることを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1に示すように本発明
では、狭帯域(±13KHz)であるBPF(第2IF
トランス)18の他に、広帯域(±50KHz)である
BPF30を用意し、RSSIモニター時にはBPF1
8からBPF30へ切替えるようにする。スイッチ26
と27,31と32がこの切替えを行なうもので、RS
SIモニター切替信号Sが例えばHならスイッチ31,
32がオン、スイッチ26,27がオフでBPF30が
有効、該切替信号SがLならスイッチ26,27がオ
ン、スイッチ31,32がオフでBPF18が有効(通
常受信)である。
【0008】
【作用】受信用BPFが広帯域であると、シンセサイザ
が同期過程にあっても(±1KHz以内等の精度で同期
していなくても)、RSSIの電圧を正確に測定でき
る。RSSIモニターでは、データ受信の必要はなく、
従ってローカルシンセサイザが完全に周波数同期しなく
てもよく、まだ同期(収束)過程にあってもRSSIレ
ベルの検出はできる。本発明はこの点に着目したもので
ある。
【0009】
【実施例】図1を詳述すると、この図で図3と同じ部分
には同じ符号が付してある。従って図1は図3のBPF
16以降に相当する。図3でも説明したようにBPFは
TDMAディジタル自動車電話では第1IF(中間周
波)トランスであり、乗算器17は第2ミキサ、BPF
18は第2IFトランスである。図1ではフィルタ切替
スイッチ26,27,31,32の入,出力側にバッフ
ァアンプ25,28,29,33を挿入しているが、こ
れはフィルタ切替時の負荷変動の抑制用である。
【0010】本発明では受信中間周波帯域を広帯域化す
るので、図2に示すようにシンセサイザが同期過程にあ
ってもRSSIの電圧を正確にモニターできる。この図
2ではシンセサイザの同期時間は±1KHz以内では1
4mSec、±30KHz以内では4mSecとなり、
受信フィルタを±50KHzのような広帯域フィルタに
切替えると、±30KHz以内に収束した時点でRSS
Iの電圧は正確に測定でき、従って14mSec→4m
Secの高速モニターが可能になる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
速シンセサイザのような高度で複雑な回路を使うことな
く、受信中間周波フィルタを狭帯域から広帯域へ切替え
ることにより、高速に着信電界レベルRSSIを検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高速RSSIモニター回路を示すブロ
ック図である。
【図2】シンセサイザの立上り特性等を示す特性図であ
る。
【図3】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
15 第1ミキサ 16 第1中間周波フィルタ 17 第2ミキサ 18 第2中間周波フィルタ 30 広帯域の第2中間周波フィルタ 25と27,31と32 切替スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 17/00 H04B 1/26 H04B 7/24 H04B 7/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信高周波信号と第1ローカルシンセサ
    イザの出力を混合する第1ミキサ(15)、該第1ミキサ
    が出力する第1中間周波を通す広帯域の第1中間周波フ
    ィルタ(16)、該フィルタの出力と第2ローカルシンセ
    サイザの出力を混合する第2ミキサ(17)、該第2ミキ
    サが出力する第2中間周波を通す狭帯域の第2中間周波
    フィルタ(18)を備え、通話中に空スロットを利用し
    て、シンセサイザの出力を変え、他チャネルのRSSI
    レベルを前記第2中間周波フィルタの出力側でモニター
    するRSSIモニター回路において、前記狭帯域の第2
    中間周波フィルタを、RSSIモニター時には広帯域に
    変更する回路を設けたことを特徴とする高速RSSIモ
    ニター回路。
  2. 【請求項2】 狭帯域の第2中間周波フィルタを広帯域
    に変更する回路は、狭帯域の第2中間周波フィルタ(1
    8)に対応させて設けた広帯の第2中間周波フィルタ
    (30)と、これらのフィルタに直列に挿入され、切替
    信号により互いに逆にオン、オフする第1,第2のスイ
    ッチ(26と27,31と32)で構成されることを特徴とする
    請求項1記載の高速RSSIモニター回路。
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