JPH06224809A - 携帯型無線通信装置 - Google Patents

携帯型無線通信装置

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Publication number
JPH06224809A
JPH06224809A JP50A JP936093A JPH06224809A JP H06224809 A JPH06224809 A JP H06224809A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 936093 A JP936093 A JP 936093A JP H06224809 A JPH06224809 A JP H06224809A
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JP
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signal
main body
adapter
reception
antenna
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JP50A
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English (en)
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Takaharu Yano
隆治 矢野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】携帯無線機本体の小型・軽量の要求を満足し、
かつ良好な復調信号を得ることができる。 【構成】携帯無線機本体10を車載アダプタ20に接続
して使用する場合、車載アダプタ20の受信アンテナ2
2と受信部23により生成された復調信号S2と受信電
界強度を示す信号RSSI2を携帯無線機本体10のデ
ィジタル処理部5に出力する。一方、車載アダプタ20
の送受信アンテナ21を介して携帯無線機本体10の受
信部4により生成される復調信号S1と受信電界強度を
示す信号RSSI2がディジタル処理部5に出力され
る。ディジタル処理部5は、入力された電界強度を示す
信号RSSI1,RSSI2をもとに復調信号S1,S
2の選択切換を行うダイバーシチ処理を行い、良好な復
調信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯・自動車電話シス
テムやコードレス電話システム等の移動無線通信システ
ムで使用される携帯型無線通信装置に関し、特に、無線
通信を行う携帯無線機本体と、該携帯無線機本体を着脱
自在に接続できるアダプタとを有する携帯型無線通信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯・自動車電話システム等の陸
上移動通信において、移動局の周辺建物などの影響によ
り、無線電波の反射、回折・散乱等が生じ、多重伝搬路
を構成する。この場合、移動局には、異なった伝搬経路
を経た多数の無線電波が到来し、互いに干渉し、複雑な
定在波が生じる。
【0003】このような定在波特性を有した電磁界分布
の中を移動局が走行すると、移動局の無線機が受信する
無線電波の包絡線と位相は、激しいフェージングとなっ
て現れる。そして、このフェージングが生じると、無線
機の受信部で受信した信号は、受信レベル、位相ともに
変動するため、良好な復調信号を得ることができなくな
る。
【0004】このため、移動通信を行う受信機は、この
フェージングによる影響を軽減させるため、2つ以上の
受信波を利用するダイバーシチ受信を行って、劣化のな
い高品質な復調信号を得ている。
【0005】図5は、従来の携帯型無線通信装置におけ
る車載アダプタを使用した場合のダイバーシチ受信の概
要構成ブロック図である。
【0006】図5において、携帯無線機本体50は、単
独で通信を行う場合は、車載アダプタ60との接続を検
出する接続検出部DDの検出結果により、切換スイッチ
SW51,SW52は、端子S1a,S2a側に倒れて
おり、送受信アンテナ51と受信専用アンテナ52に接
続されている。そして、送受信アンテナ51から受信さ
れた高周波信号は、共用器53を介して、受信部54に
入力され、受信部54において、基準信号発生器58の
基準周波数信号をもとにシンセサイザ57が生成する受
信チャンネルに対応した局部発振周波数で復調された復
調信号S51と、受信電界強度を示す信号RSSI51
をディジタル処理部55に出力する。
【0007】また、受信専用アンテナ52から受信され
た高周波信号は、受信部56に入力され、受信部56に
おいて、基準信号発生器58の基準周波数信号をもとに
シンセサイザ57が生成する受信チャンネルに対応した
局部発振周波数で復調された復調信号S52と、受信電
界強度を示す信号RSSI52をディジタル処理部55
に出力する。ここで、ディジタル処理部55は、受信電
界強度を示すRSSI51,RSSI52の信号レベル
を比較し、復調信号S51または復調信号S52を選択
する、選択ダイバーシチ処理を行い、信号レベルの大き
い方の復調信号を選択切換えして、復調信号を復号す
る。
【0008】一方、携帯無線機本体50を車載アダプタ
60に接続して通信を行う場合は、車載アダプタ60と
の接続を検出する接続検出部DDの検出結果により、切
換スイッチSW51,SW52は、端子S1b,S2b
側に倒れており、この切換スイッチSW51,SW5
2、接続端子T51,T52、および接続端子T61,
T62を介して、送受信アンテナ61および受信専用ア
ンテナ62に接続されている。そして、上述したよう
に、送受信アンテナ61で受信した高周波信号をもとに
受信部54が復調信号S51と信号RSSI51をディ
ジタル処理部55に出力し、受信専用アンテナ62で受
信した高周波信号をもとに受信部56が復調信号S52
と信号RSSI52をディジタル処理部55に出力し
て、選択ダイバーシチ処理を行う。
【0009】このような車載アダプタ60が自動車に設
置されている場合は、自動車に設置された2本のアンテ
ナを用いてダイバーシチ受信を行い、携帯無線機本体5
0により移動通信を行うことができる。
【0010】しかし、携帯時および車載時の両方にダイ
バーシチ受信を行わせる場合、携帯無線機本体50は常
に2本のアンテナと2つの受信部を必要とし、携帯時に
要求される小型・軽量を満足することができない。ま
た、この場合、小型・軽量化を満足させるアンテナおよ
び受信部のコストは高いという問題がある。
【0011】一方、携帯無線機本体50の小型・軽量化
を図るため、ダイバーシチ受信を行わずに1本のアンテ
ナと1つの受信部とすると、フェージングの影響により
良好な復調信号を得ることができないという問題があ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の携帯型無線通信装置は、良好な復調信号を得るため携
帯無線機本体にダイバーシチ受信のためのアンテナおよ
び受信部を設けているが、携帯無線機本体の小型・軽量
を満足することができず、携帯無線機本体の小型・軽量
化を図るためダイバーシチ受信を行わないと良好な復調
信号を得ることができないという相反する問題点があっ
た。
【0013】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、携帯無線機本体の小型・軽量の要求を満足し、かつ
良好な復調信号を得ることができる携帯型無線通信装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、無線通信を行
う携帯無線機本体と、該携帯無線機本体を着脱自在に接
続できるアダプタとを有する携帯型無線通信装置におい
て、前記アダプタに接続された第1のアンテナと、前記
アダプタに接続された第2のアンテナと、前記アダプタ
との接続時に前記第1のアンテナを介して信号を受信す
る前記アダプタに設けられた第1の受信手段と、前記ア
ダプタとの接続時に前記第2のアンテナを介して信号を
受信する前記携帯無線機本体に設けられた第2の受信手
段と、前記携帯無線機本体に設けられ、前記第1および
前記第2の受信手段が受信した信号をもとにダイバーシ
チ処理を行う処理手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明は、携帯無線機本体を着脱自在に接続で
きるアダプタに接続された第1のアンテナおよび第2の
アンテナを有し、前記携帯無線機本体が前記アダプタと
の接続して使用される時に、前記アダプタに設けられた
第1の受信手段が、前記第1のアンテナを介して信号を
受信し、前記携帯無線機本体に設けられた第2の受信手
段が、前記第2のアンテナを介して信号を受信し、前記
携帯無線機本体に設けられた処理手段が、前記第1およ
び前記第2の受信手段が受信した信号をもとにダイバー
シチ処理を行う。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例である携帯型無
線通信装置の概要を示す構成ブロック図である。
【0018】図1において、携帯型無線通信装置は、携
帯無線機本体10と、この携帯無線機本体10を着脱自
在に接続でき、送受信アンテナ21と受信アンテナ22
が接続された車載アダプタ20とから構成される。
【0019】この携帯無線機本体は、車載アダプタ20
との接続を検出する接続検出部D、送受信アンテナ1、
接続検出部Dにより送受信アンテナ1と車載アダプタ2
0の送受信アンテナ21との切換を行う切換スイッチS
W、送受信信号を切り分ける共用器3、受信部4、送信
部6、基準信号発生器8、基準信号発生器8の基準周波
数信号をもとに所定の周波数信号を生成するシンセサイ
ザ7、所定のディジタル処理およびダイバーシチ処理を
行うディジタル処理部5、各部に電源を供給する電源
9、および各部を制御する制御部2から構成される。
【0020】また、車載アダプタ20は、受信アンテナ
22を介して入力された信号を受信する受信部23、基
準信号発生器8の基準周波数信号をもとに所定の周波数
信号を生成するシンセサイザ24から構成される。
【0021】次に、携帯型無線通信装置の動作について
説明する。
【0022】図1において、まず、携帯無線機本体10
を車載アダプタ20に接続せず、携帯無線機本体10で
単独通信を行う場合は、車載アダプタ20との接続を検
出する接続検出部Dは接続を検出しておらず、この接続
検出結果により、切換スイッチSWは端子a側に倒れて
おり、送受信アンテナ1に接続されている。そして、こ
の場合送受信アンテナ1により受信された高周波信号
は、共用器3を介して、受信部4に入力され、受信部4
においては、基準信号発生器8の基準周波数信号をもと
にシンセサイザ7が生成する受信チャンネルに対応した
局部発振周波数で復調された復調信号S1と、受信電界
強度を示す信号RSSI1をディジタル処理部5に出力
する。ディジタル処理部5は、入力された復調信号S1
と受信電界強度を示す信号RSSI1を用いて復号を行
う。
【0023】また、この場合の送信は、ディジタル処理
部5が所定の入力信号を符号化して送信部6に出力し、
送信部6においては、入力された符号化信号あるいは変
調信号に対し、基準信号発生器8の基準周波数信号をも
とにシンセサイザ7が生成する送信チャンネルに対応し
た局部発振周波数で変調された高周波信号を出力する。
そして、この高周波信号は共用器3を介して送受信アン
テナ1から無線信号として送信される。
【0024】従って、携帯無線機本体10を車載アダプ
タ20に接続せず、携帯無線機本体10のみによる単独
通信を行う場合は、受信ダイバーシチ処理は行わない。
【0025】一方、自動車等の移動体に設置された車載
アダプタ20に携帯無線機本体10を接続して通信を行
う場合は次のようになる。なお、この場合は、車載アダ
プタ20に接続された移動体等に設置されたアンテナ、
すなわち送受信アンテナ21および受信アンテナ22を
用いて移動通信を行う場合である。
【0026】すなわち、携帯無線機本体10の車載アダ
プタ20への接続により携帯無線機本体側の接続端子T
a−1〜Ta−5は、車載アダプタ側の接続端子Tb−
1〜Tb−5にそれぞれ接続され、車載アダプタ20と
の接続を接続検出部Dが検出し、この検出結果により切
換スイッチSWは、端子b側に倒れ、携帯無線機本体1
0の送受信アンテナ1から車載アダプタ20の送受信ア
ンテナ21に切換接続される。
【0027】この状態において、車載アダプタ20の受
信アンテナ22を介して、受信部23は高周波信号を受
信し、接続端子Ta−2,Tb−2を介して入力される
基準信号発生器8の基準周波数信号をもとにシンセサイ
ザ24が生成する受信チャンネルに対応した局部発振周
波数で復調された復調信号S2と、受信電界強度を示す
信号RSSI2とを接続端子Tb−3,Ta−3、およ
び接続端子Tb−4,Ta−4を介してディジタル処理
部5に出力する。
【0028】一方、車載アダプタ20の送受信アンテナ
21を介して入力された高周波信号は、接続端子Tb−
1,Ta−1、切換スイッチSWおよび共用器3を介し
て携帯無線機本体10の受信部4に入力され、この受信
部4において、基準信号発生器8の基準周波数信号をも
とにシンセサイザ7が生成する受信チャンネルに対応し
た局部発振周波数で復調された復調信号S1と、受信電
界強度を示す信号RSSI1をディジタル処理部5に出
力する。
【0029】そして、ディジタル処理部5は、入力され
た信号RSSI1と信号RSSI2とを比較し、受信電
界強度レベルの大きい方の復調信号S1,S2を選択す
る選択ダイバーシチ処理を行う。さらに、この選択され
た復調信号S1あるいは復調信号S2に対して、復号を
行う。そして、復号信号をもとに図示されていないスピ
ーカあるいは表示部等に出力する。
【0030】また、車載アダプタ20に接続した状態で
の送信は、ディジタル処理部5が所定の入力信号を符号
化して送信部6に出力し、送信部6においては、入力さ
れた符号化信号に対して、基準信号発生器8の基準周波
数信号をもとにシンセサイザ7が生成する送信チャンネ
ルに対応した局部発振周波数で変調された高周波信号を
出力する。そして、この高周波信号は共用器3、切換ス
イッチSW、接続端子Ta−1,Tb−1を介して送受
信アンテナ21から無線信号として送信される。
【0031】このようにして、携帯無線機本体10のみ
で移動通信を行う場合は、携帯無線機本体10の送受信
アンテナ1のみを使用し、受信ダイバーシチ処理を行わ
ず、携帯無線機10を車載アダプタ20に接続して移動
通信を行う場合は、車載アダプタ20の送受信アンテナ
21、受信ダイバーシチ専用の受信アンテナ22、およ
び受信ダイバーシチ用の受信部23を用いて、携帯無線
機本体10のディジタル処理部5がダイバーシチ処理を
行うようにしているので、携帯無線機本体10の小型・
軽量を維持しつつ、フェージングの影響を最もよく受け
る自動車等の移動体通信時でも良好な復調信号を得るこ
とができる。
【0032】図2は、受信部4,23における受信入力
レベルとRSSI出力レベルとの関係を示す図である。
図2において、受信部の受信感度限界レベルから−50
dBmの受信レベルまでの間の受信入力レベルに対する
RSSI出力レベルはリニアな関係となっている。この
リニアな受信入力レベルとRSSI出力レベルとの関係
を用いて、ディジタル処理部5は、RSSI出力レベル
をもとに受信入力レベルの大きさおよび受信入力レベル
の差を知ることができる。このため、RSSI出力レベ
ルのみにより受信入力レベルを比較、判定する受信ダイ
バーシチ処理を行っている。
【0033】図3は、ディジタル処理部5のダイバーシ
チ処理フローチャートである。図3において、まず、車
載アダプタ20の送受信アンテナ21を介して携帯無線
機本体10の受信部4から出力された受信電界強度を示
す信号RSSI1および、車載アダプタ20の受信アン
テナ22を介して受信部23から出力された受信電界強
度を示す信号RSSI2を所定時刻に測定する(ステッ
プ101)。そして、この測定結果をA/D変換し(ス
テップ102)、このディジタル信号に変換された信号
RSSI1と信号RSSI2を比較し、信号RSSI2
よりも信号RSSI1の方が大きいか否かを判定する
(ステップ103)。信号RSSI1の方が大きい場合
には、復調信号S1に選択切換し(ステップ104)、
信号RSSI1が大きくない場合は、復調信号S2に選
択切換し(ステップ105)、この選択切換された復調
信号に対してディジタル処理を行って復号を行う(ステ
ップ106)。さらに、音声処理を行って(ステップ1
07)、スピーカ等に出力する(ステップ108)。
【0034】なお、復調信号の選択切換を単に信号RS
SI1,RSSI2の大小により判定しているが、切換
によるチャタリングを防止するために、判定に一定のレ
ベル差を設けてもよい。また、別に復調信号の選択切換
によるチャタリングを防止するシュミット回路等を設け
て切換を行ってもよい。
【0035】次に、本発明を応用した実施例について説
明する。
【0036】図4は、本発明を携帯型ディジタルセルラ
システムに応用した実施例の構成ブロック図である。な
お、以下の説明においては、携帯無線機本体100を車
載アダプタ200に接続してダイバーシチ処理を行う場
合についてのみ説明する。
【0037】図4において、まず、携帯無線機本体10
0が車載アダプタ200に接続されたことを接続検出部
D2が検出すると、この接続検出結果により、切換スイ
ッチSW1は端子SWb側に倒れ、接続端子Ta−1
1,Tb−11を介して車載アダプタ200の送受信ア
ンテナ221に接続される。
【0038】そして、送受信アンテナ221により受信
された高周波信号は、接続端子Tb−11,Ta−1
1、切換スイッチSW1、共用器103を介して、高周
波増幅器114で増幅され、広帯域フィルタ115によ
り所定の帯域の高周波信号を通過させる。この通過した
高周波信号は、基準信号発生器108の基準周波数信号
をもとに第1局部発振器117が生成する第1局部発振
周波数により、第1ミキサ116で混合され、第1中間
周波信号を生成する。この生成された第1中間周波信号
は、第1中間周波フィルタ118により余分の周波数成
分を取り除き、第2ミキサ119において第2局部発振
器120が生成する第2中間周波数により混合され、第
2中間周波信号を生成し、第2中間周波フィルタ121
により余分の周波数成分を取り除いた後、中間周波増幅
器122により増幅される。そして、この第2中間周波
信号は、直交復調器123により直交復調され、直交し
たベースバンド信号I1,Q1に分離され、さらに、ロ
ーパスフィルタ124により不必要な高周波成分を取り
除き、ディジタル処理部125に入力される。また、中
間周波増幅器122から第2中間周波信号の信号レベル
を信号RSSI10としてディジタル処理部125に入
力する。
【0039】一方、車載アダプタ200の受信アンテナ
222により受信された高周波信号は、バンドパスフィ
ルタ236により所定の帯域の周波数成分が取り除か
れ、高周波増幅器237により増幅され、広帯域フィル
タ238により所定の帯域の高周波信号が通過される。
この通過した高周波信号は、接続端子Tb−12,Ta
−12を介して携帯無線機本体100の基準信号発生器
108から入力される基準周波数信号をもとに、第1局
部発振器240が生成する第1局部発振周波数により、
第1ミキサ239により混合され、第1中間周波信号を
生成する。この生成された第1中間周波信号は、第1中
間周波フィルタ241により余分な周波数成分を取り除
き、第2ミキサ242において第2局部発振器245が
生成する第2中間周波数により混合され、第2中間周波
信号を生成し、第2中間周波フィルタ243により所定
の周波数成分を取り除いた後、中間周波増幅器244に
より増幅される。そして、この第2中間周波数は、接続
端子Tb−13,Ta−13を介して、直交復調器12
3に入力され、直交したベースバンド信号I2,Q2に
分離され、さらに、ローパスフィルタ128により不必
要な高周波成分を取り除き、ディジタル処理部125に
入力される。また、中間周波増幅器244から第2中間
周波信号の信号レベルを信号RSSI20として、接続
端子Tb−15,Ta−15を介してディジタル処理部
125に入力する。
【0040】ディジタル処理部125は、入力された第
2中間周波信号レベルを示す信号RSSI10と信号R
SSI20とを比較し、大きいレベルの信号RSSI1
0,RSSI20を判別し、判別した信号RSSI1
0,RSSI20に対応した直交するベースバンド信号
I1,Q1と直交するベースバンド信号I2,Q2とを
選択切換する選択ダイバーシチ処理を行う。そして、選
択切換した直交するベースバンド信号I1,Q1または
直交するベースバンド信号I2,Q2に対して、制御部
130のもと、ディジタル処理を行い、復号する。その
後オーディオ部126により音声処理を行い、スピーカ
127から音声を出力する。
【0041】また、この場合の送信は、マイク129の
音声信号をオーディオ部126に入力し、音声処理した
後、ディジタル処理部125において制御部130のも
と、符号化して直交するベースバンド信号を直交変調部
133に入力する。直交変調部133は、入力された直
交するベースバンド信号に対し、送信シンセサイザ13
2が、基準信号発生器108の基準周波数信号をもとに
生成する送信チャンネルに対応する高周波変調信号に変
調する。この変調された高周波変調信号は、前段増幅器
134および電力増幅器135により増幅され、共用器
103、切換スイッチSW1、接続端子Ta−11,T
b−11を介して、車載アダプタ200の送受信アンテ
ナ221から無線信号として送信される。
【0042】このようにして、携帯無線機本体100の
みで通信を行う場合は、ダイバーシチ受信を行わない
で、小型・軽量化を図り、携帯無線機本体100を車載
アダプタ200に接続して移動通信を行う場合は、車載
アダプタ200の2つのアンテナと、ダイバーシチ受信
のための受信部を用いてダイバーシチ受信を行ってい
る。また、上記実施例においては、第2局部発振器を携
帯無線機本体100と車載アダプタ200のそれぞれに
設け、また直交変復調を行っているため、第2中間周波
数段の信号RSSI10,RSSI20を取り出した以
降においては、直交復調部123が共通であるので、直
交復調部123は携帯無線機本体100側に設けてい
る。
【0043】また、上記図1および図4の実施例におい
て、ディジタル処理部は、ともに選択切換による選択ダ
イバーシチ処理を行っているが、これに限定されず、他
の方式によるダイバーシチ処理を行ってもよい。例え
ば、合成ダイバーシチ処理を行うようにしてもよい。
【0044】なお、上記図1および図4の実施例におい
て、ともに車載アダプタに必要な電源を携帯無線機本体
側の電源部から接続端子を介して供給しているが、この
携帯無線機本体側の電源部は、車載アダプタにより充電
できるものである。
【0045】また、上記実施例においては、ディジタル
変復調方式を採用した携帯型無線通信装置について説明
したが、アナログ変復調方式を採用した携帯型無線通信
装置についても同様な構成として受信ダイバーシチ処理
を行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、携帯
無線機本体を着脱自在に接続できるアダプタに接続され
た第1のアンテナおよび第2のアンテナを有し、前記携
帯無線機本体が前記アダプタとの接続して使用される時
に、前記アダプタに設けられた第1の受信手段が、前記
第1のアンテナを介して信号を受信し、前記携帯無線機
本体に設けられた第2の受信手段が、前記第2のアンテ
ナを介して信号を受信し、前記携帯無線機本体に設けら
れた処理手段が、前記第1および前記第2の受信手段が
受信した信号をもとにダイバーシチ処理を行うようにし
ているので、フェージングの影響を最も受け易い、携帯
無線機本体をアダプタに接続して移動通信を行う場合に
良好な復調信号を得ることができるという利点を有す
る。
【0047】また、携帯無線機本体は1つのアンテナと
受信部のみで構成されているので、小型・軽量でかつ低
コストの携帯無線機本体を実現することができるという
利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である携帯型無線通信装置の
概要を示す構成ブロック図。
【図2】受信部における受信入力レベルとRSSI出力
レベルとの関係を示す図。
【図3】ディジタル処理部5のダイバーシチ処理フロー
チャート。
【図4】本発明を携帯型ディジタルセルラシステムに応
用した実施例の構成ブロック図。
【図5】従来の携帯型無線通信装置における車載アダプ
タを使用した場合のダイバーシチ受信の概要構成ブロッ
ク図。
【符号の説明】
1,21,22 アンテナ 3 共用器 4 ,23 受信部 5 ディジタル処理部 6 送信部 7,24 シンセサイザ 8 基準信号発生器 9 電源 10 携帯無線機本体 20 車載アダプタ SW 切換スイッチ S1,S2 復調信号 RSSI1,RSSI2 受信電界強度を示す信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信を行う携帯無線機本体と、該携
    帯無線機本体を着脱自在に接続できるアダプタとを有す
    る携帯型無線通信装置において、 前記アダプタに接続された第1のアンテナと、 前記アダプタに接続された第2のアンテナと、 前記アダプタとの接続時に前記第1のアンテナを介して
    信号を受信する前記アダプタに設けられた第1の受信手
    段と、 前記アダプタとの接続時に前記第2のアンテナを介して
    信号を受信する前記携帯無線機本体に設けられた第2の
    受信手段と、 前記携帯無線機本体に設けられ、前記第1および前記第
    2の受信手段が受信した信号をもとにダイバーシチ処理
    を行う処理手段とを具備したことを特徴とする携帯型無
    線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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