JP2563613Y2 - チューニング装置 - Google Patents

チューニング装置

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JP2563613Y2
JP2563613Y2 JP1991004070U JP407091U JP2563613Y2 JP 2563613 Y2 JP2563613 Y2 JP 2563613Y2 JP 1991004070 U JP1991004070 U JP 1991004070U JP 407091 U JP407091 U JP 407091U JP 2563613 Y2 JP2563613 Y2 JP 2563613Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、チューニング装置に
関し、特に高精度且つ高速なチューニングを可能とする
チューニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジオ受信機において、希望放送局から
の放送局周波数電波を選択受信するチューニング装置で
は、自動的に放送局周波数を捕捉(チューニング)する
オートチューニング方式と、手動でチューニング周波数
を上昇または下降させてスキャンし、放送局周波数電波
にチューニング時にM変換処理に基づいて発生されるS
D信号によりチューニング表示素子が点灯するのを確認
した後、チューニング周波数の変化を中止させるマニュ
アルチューニング方式がある。中波(MW)帯における
放送局周波数は、通常、9KHzの整数倍の周波数間隔
で配置されており、チューニング周波数スキャンは、こ
の9KHzの周波数間隔を125msecでスキャンし
て、上記チューニングを行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、従来の
チューニング装置では、9KHz間隔を125msec
でスキャンし、M変換処理によりチューナー回路から発
生されるSD信号を受信した段階でチューニング状態
(TUNED)点灯がされ、SD信号発生時の対応周波
数で選局周波数が止まることになる。ところで、放送局
周波数は、図8のように、9KHzの整数倍の周波数間
隔で配置されており、各局周波数においてSD帯域±2
KHzが、通常、設定されている。しかしながら、上記
周波数スキャンも9KHz間隔で行うため、放送局周波
数が割り当てられていない周波数(9KHzの整数倍間
隔で局周波数が割り当てられていても)で、雑音等の原
因によりチューナー回路からSD信号が発生されてしま
うと、本来の放送局周波数以外の周波数でスキャンが止
まってしまう、いわゆる、誤ストップが生じてしまうと
いう問題がある。
【0004】また、数MHz帯の短波(SW)帯におけ
る放送局周波数は、図9に示すように、5KHz間隔で
配置されているため、局間周波数差が小さく、チューナ
ー回路に内蔵する狭帯域フィルタが温度ドリフト等に起
因してSD帯域にずれが生じてしまうと、SD信号の検
出幅がずれる。したがって、図10の実線に示すよう
に、本来は電界強度が最大値(MAX)をとるときがS
D帯域の中心と一致するべきであるにもかかわらず、破
線で示すように、上記SD帯域のずれによってチューニ
ング周波数がずれ、電界強度最大での周波数が選択でき
ず、感度が低下するという問題がある。
【0005】更に、上述のように、周波数スキャンスピ
ードは、中波(MW)帯で9KHzを125msec
で、短波(SW)帯で5KHzを125msecでスキ
ャンするスピードであるため、特に、受信帯域の広い短
波放送では局の探索(チューニング)にかなりの時間を
要するという問題がある。
【0006】そこで、この考案の目的は、マニュアルに
よるチューニング周波数スキャンスピードの高速化を可
能とし、同調表示を可能とするチューニング装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、この考案によるチューニング装置は、周波数スキャ
ンのための周波数上昇/下降要求が所定時間以上継続し
ているか否かを判定する判定手段と、受信周波数のSD
信号とIF周波数データのカウント値に基づきチューニ
ング状態を判定して周波数スキャン動作を行う通常スキ
ャン手段と、受信周波数のSD信号に基づきチューニン
グ状態を判定して周波数スキャン動作を行う高速スキャ
ン手段と、を備え、前記判定回路の出力により前記所定
時間以上継続していると判定されたときには前記高速ス
キャン手段を動作させ、前記所定時間以上継続していな
いと判定されたときには前記通常スキャン手段を動作さ
せるように構成されている。
【0008】
【作用】この考案では、例えば、チューナー回路がSD
信号を発生するような予め定めたチューニング状態にな
ったとき、チューナー回路からのIF周波数データをカ
ウントし、このカウンタ値に基づいてチューニング状態
を判定してチューニング動作の誤ストップを防止した
り、PLL回路に周波数データを送出した後の周波数ス
キャン動作とIFカウンタ回路のカウント動作を並列処
理することにより高速チューニングを可能としている。
そして、周波数スキャンのための周波数上昇/下降要求
が所定時間以上継続しているときには、マニュアルチュ
ーニングにより高速スキャン動作を行わせ、チューナー
回路SD信号が発生したときにチューナー回路からのI
F周波数データのカウント値に基づいてチューニング状
態を判断してスキャン動作する高速スキャン回路を行わ
せ、所定時間以下の継続であるときには、SD信号の有
無やIF周波数データのカウント値に基づいてチューニ
ング状態を判断してスキャン動作する通常スキャン回路
を行わせていることにより適切なチューニング動作を可
能としている。
【0009】
【実施例】次に、この考案について図面を参照しながら
説明する。図1は、この考案によるチューニング装置の
一実施例を示す基本構成ブロック図である。マイコン1
には、キー(KEY)2からの指示情報が入力され、チ
ューニング状態がマイコン1を介して表示器3に表示さ
れる。マイコン1は、周知の構成であり、所定動作処理
を指示するプログラムを格納するROM11と入出力イ
ンタフェース(I/O)12及びプロセッサ(図示せ
ず)が内蔵されている。キー2と表示器3は、I/O回
路12を介して信号の授受が為されている。PLL回路
4は、マイコン1からのデータ信号(ロック周波数
等)、クロック信号、ラッチ信号等を受け、所定のPL
L動作を行ない、チューナー回路5に同調用チューニン
グ電圧等を送出する。
【0010】チューナー回路5からは、IF周波数(通
常、450KHz)信号がPLL回路4に、SD信号が
マイコン1にそれぞれ供給される。マイコン1は、SD
信号を受けると、PLL回路4にIFカウント開始デー
タを送出する。PLL回路4に設けられたIFカウンタ
回路41のチューナー回路5からのIF周波数データに
ついてのカウント動作が終了すると、マイコン1は、そ
のカウント値信号を受信する。IFカウンタ回路41か
らのカウント値信号及びIFカウント終了信号は、マイ
コン1のI/O回路12に供給され、I/O回路12を
介してクロックをPLL回路4に送出する。PLL回路
4は、450KHzのデータをマイコン1に送出する。
【0011】上記構成において、チューナー回路5が1
25msecのスキャン時間経過後、SD信号の有無を
判定し、“有”の場合にはSD信号をマイコン1に送出
するとともに、IF周波数信号をPLL回路4のIFカ
ウンタ回路41に送出し、IFカウンタ回路41のカウ
ント動作を開始させる。このカウント動作は、所定時
間、この例では80msecだけ行なわれ、マイコン1
は、IFカウンタ回路41からのカウント値を受け、正
常なチューニング状態にあるか否かを判定する。例え
ば、IFカウンタ回路41からのカウントデータが45
0KHzならば放送局を受信したものとみなし、“TU
NED”表示させる。
【0012】図2には、この実施例における処理手順の
フローチャートが示されている。先ず、チューナー回路
5は、PLL回路4に周波数データを送出する(ステッ
プS11)。その後、125msec経過した時点でS
D信号の有無を判定する(ステップS12)。SD信号
が“有”の場合には、PLL回路4に対してIFカウン
開始データを送出する(ステップS13)。80mse
cのIFカウント時間内にIFカウント回路41でカウ
ントされたIFカウント値データは、マイコン1に送出
され、マイコン1は、受信IFカウント値に基づいてチ
ューニングが正常に行われたか否かを判定する(ステッ
プS14)。正常にチューニングされていると判定され
れば、オートチューニングを終了し、同調状態であるこ
とを表示器3に表示させる(ステップS15)。
【0013】ステップS12において、SD信号が
“無”と判定されれば、次のスキャンのために周波数を
上昇/下降させた(ステップS17)後、ステップS1
1の処理に戻る。また、ステップS14において、正常
なチューニング完了と判定されていなければ、この判定
が2回目の判定であるか否かが判定され(ステップS1
6)、2回目であると判定されれば、ステップS17の
処理を介して次のスキャン動作処理に移行する。一方、
ステップS16で2回目の判定でない、つまり、1回目
の判定であると判定されたときには、ステップS13の
処理に戻り、再びIFカウントを行う。
【0014】以上のような処理により、従来のオートチ
ューニング方式におけるようなオートチューニングの誤
ストップがなくなり、オートチューニング精度が向上す
る。尚、上記実施例では、SD信号とIFカウント値信
号の両信号に基づいて処理を行っているが、IFカウン
ト値信号のみに基づいてオートチューニングを行うこと
も可能である。
【0015】この考案の他の実施例は、上記実施例を改
良するもので、特にマニュアルチューニングへの応用に
ついてチューニング時間を高速化する例である。すなわ
ち、上記実施例の処理は、図3に示すように、9KHz
の周波数間を125msecでスキャンし、チューナー
回路5からSD信号が発生すると、125msec経過
後に80msecのIFカウント動作を行っている。マ
ニュアルチューニングでは、バンドエッジで150ms
ecの同調表示禁止時以外はSD信号が発生すると、リ
アルタイムに表示器3に“TUNED”表示を行ってい
る。UP/DOWNキーの押し続けにより125mse
c間隔スキャン周波数のUP/DOWNを続ける。この
ように、IFカウントの実行時間が80msecと設定
されているので、スキャン開始後、同調表示をするまで
には、125msec+80msec+(表示時間)が
必要となり、従来のマニュアルチューニングスピードと
比較して遅くなってしまう。または同調表示ができない
場合が生ずる。
【0016】この実施例では、このチューニングスピー
ドの低下を防止するため、チューニング周波数スキャン
動作とIFカウント動作を並列処理している。すなわ
ち、図4のフローチャートに示すように、PLL回路4
に周波数データを送出した(ステップS21)後、マニ
ュアル周波数スキャンのためのUP/DOWNキーが押
し続けられているか否かを判定し(ステップS22)、
押され続けていなければ(離されていれば)処理を終了
し、押され続けていると判定されればステップS21の
処理に戻る。一方、ステップS21の処理後、SD信号
が発生されると(数msec)、PLL回路4にIFカ
ウント開始データを送出し(ステップS23)、IFカ
ウント動作時間(80msec)後に、マイコン1がカ
ウントされたIFカウント値を受け、このIFカウント
値に基づいて正常なチューニング状態にあるか否かを判
定する(ステップ24)。
【0017】ステップS24において、正常なチューニ
ング状態にあると判定されれば、表示器3に同調(“T
UNED”)表示をさせて(ステップS25)、ステッ
プS22の処理に移行する。ステップS24において、
正常なチューニング状態にないと判定されると表示器3
での同調表示を行わせずにステップS22の処理に移行
する。かかるスキャン動作とIFカウント動作は、図5
に示す如く、並列処理されることになるので、従来のマ
ニュアルチューニング方式と同じスキャンスピードが得
られる。
【0018】次の実施例は、局探索を高速化するチュー
ニング装置についてのものである。前述のように短波帯
のような広帯域の場合には、5KHz間隔の周波数スキ
ャンは125msecで行うので、全帯域をスキャンす
るにはかなりな時間を要してしまう。この実施例では、
PLL回路4がロックするまでの安定時間125mse
cを短縮して高速スキャン動作を可能としようとするも
のである。
【0019】隣り合う周波数(短波帯で5KHz)の移
動(1ステップのUP/DOWN)でPLL回路4のロ
ックする時間は非常に短い。したがって、マイコン1の
プログラム処理時間をしてロック時間を取ることができ
るので、周波数スキャンを高速化できることになる。こ
のとき、図6のように(この例では中波(MW)帯を示
す)、局有無を判別するSD信号の帯域幅(検出幅)
を、例えば、従来の±2KHzから15〜16KHzの
ように広くしておけば、高速スキャン中に放送局周波数
を受信したとき同調表示可能となる。
【0020】図7には、この実施例の処理手順のフロー
チャートが示されている。UP/DOWNリクエストが
あると(ステップS31)、UP/DOWNキーが2秒
以上押し続けられている否かが判定され、(ステップS
32)、押し続けられていると判定されれば高速スキャ
ン動作となり(ステップS33)、2秒以上押し続けら
れていないと判定されれば通常スキャン(前述IFカウ
ント動作を伴う)を行う(ステップS34)。高速スキ
ャン動作中は、マニュアルで周波数スキャン中、広帯域
のSD信号の検出も行い、SD信号が検出されて表示器
3が“TUNED”表示したときにUP/DOWNキー
の押下を中断して通常のマニュアルチューニングによ
り、またIF周波数をカウントして局周波数の有無の確
認をする。また、UP/DOWNキーが2秒以上押し続
けられていないときには通常スキャン動作によりIF周
波数カウンを行う。このように、短波放送のチューニン
グ動作において、高速スキャンと通常スキャンの2つの
方式を併用しているので、高速且つ高精度なチューニン
グが可能となる。
【0021】以上の実施例におけるマイコン1のオート
チューニング動作、マニュアルチューニング動作及び高
速チューニング動作をまとめて以下説明する。先ず、オ
ートチューニング(MW帯でIFカウント方式を用いる
方式)について説明する。 (1)周波数(マイコン内部のRAM格納データ)をU
P/DOWNする。 (2)PLL回路の動作をモード1にして、周波数デー
タ(36bit)を送る。このときは、まだIFカウン
ト開始のビットは0、チューナー回路にIFカウント開
始を知らせるビットは1であり、IFカウントは行われ
ない。 (3)125msec後、SD端子(SD信号の有無)
を見て、Highならば、、処理(1)へ戻り、同様の
処理を繰り返す。また、Lowならば(4)へ進む。 (4)SD端子がLowのとき、マイコンはPLL回路
にIFカウント開始のデータを送る。すなわち、PLL
動作をモード2にして周波数データ24bitを送る。
このとき、IFカウント開始のビットを1、チューナー
回路にIFカウント開始を知らせるビットを0にして、
IFカウントを開始する。 (5)80msec後、PLL回路からマイコン1に供
給されている信号を見て、Highならば、PLLにI
Fカウント終了のデータを送り、IFカウントが2回目
ならば(1)の処理に戻り次の周波数へ移る。1回目な
らば(4)の処理へ進む。また、Lowならば、処理
(6)へ進む。 (6)PLL動作モードを3にして、PLLからIFカ
ウントされたデータ(28bit)を読み出す。 (7)読み出したデータがIF周波数(450KHz±
2KHz)であれば、チューニングを止めて、処理
(8)へ進む。(450KHz±2KHz)の範囲外の
とき、IFカウント1回目ならば処理(4)へ進み、も
う1度IFカウントを行う。IFカウント2回目なら
ば、処理(1)へ戻り、次の周波数へ移る。 (8)チューニングを止めて、受信表示を行う。
【0022】次にマニュアルチューニング(MW帯IF
カウント方式を採用)について説明する。 (1)周波数をUP/DOWNする。 (2)PLL回路動作をモード1にして、周波数データ
(36bit)を送る。このときは、まだIFカウント
開始のビットは0、チューナー回路にIFカウン開始を
知らせるビットは1であり、IFカウントは行わない。 (3)その後、SD有無を示す端子を見て、Highな
らば処理(11)へ進み、Lowならば処理(4)へ進
む。 (4)SD端子がLowのとき、マイコンはPLL回路
にIFカウント開始のデータを送る。すなわち、PLL
をモード2にして、周波数データ(24bit)を送
る。このとき、IFカウント開始のビットを1、チュー
ナー回路にIFカウン開始を知らせるビットを0にし
て、IFカウントを開始する。 (5)以後の処理の途中で、SD端子がHighとなっ
たら処理(11)へ進む。UP/DOWNキーが押され
たら(押し続けは不可)処理(1)に戻り、処理を繰り
返す。 (6)80msec後、PLLのマイコンに接続されて
いるDO端子を見て、Highならば、PLLにIFカ
ウント終了のデータを送り、IFカウントが2回目なら
ば(1)の処理に戻り次の周波数へ移る。1回目ならば
(4)の処理へ進む。また、Lowならば処理(7)へ
進む。 (7)PLLのモードを3にして、PLLからIFカウ
ントされたデータ(28bit)を読み出す。 (8)読み出したデータがIF周波数(450KHz±
2KHz)であれば、受信表示(“TUNED”表示)
を行う。(450KHz±2KHz)の範囲外のとき、
受信表示(“TUNED”表示)を行わない。 (9)IFカウント終了のデータ(24bit)を送
る。 (10)125msec後、UP/DOWNキーが押し
続けられていたら、処理(1)へ戻り、処理を繰り返
す。 (11)SD端子がHighになったら、IFカウント
リセットのデータ(36bit)を送る(データは
(2)のときのものと同じ)。以後、SD端子がLow
になるのを待ち、Lowになったら、処理(4)へ戻
る。125msec後、UP/DOWNキーが押し続け
られていたら、処理(1)へ戻り、処理を繰り返す。 尚、処理(2)を行った後、125msec経過した
ら、UP/DOWNキーの押し続け判定を行う。もし、
UP/DOWNキーが押し続けられていたら、現在行っ
ているIFカウント処理は中止する。ただし、マニュア
ルチューニング時のUP/DOWNキーの初押し時は5
00msecのタイムディレイをとっている。ここで、
SW(短波)受信時は、2秒以上の押し続けで高速チュ
ーニングに変わる。
【0023】また、高速チューニング(SW帯時)の動
作は次の通りである。 (1)UP/DOWNキーが押し続けられて2秒間まで
は、マニュアルチューニングの動作を行う。そして、2
秒以上経つと、処理(2)へ進み、高速チューニングを
行う。 (2)周波数(マイコン内部データ)をUP/DOWN
する。 (3)PLLモードを1にして、周波数データ(36b
it)を送る。このとき、IFカウントは行わない。 (4)SD端子を見て、Highならば、受信表示
(“TUNED”表示)を行わない。また、Lowなら
ば、受信表示(“TUNED”表示)を行う。 (5)UP/DOWNキーが押されていたら、処理
(1)へ戻り処理を繰り返す。UP/DOWNキーが離
されると、即チューニングをストップする。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によるチ
ューニング装置は、チューナー回路から発生されるSD
信号に基づくチューニング制御ではなく、チューナー回
路からのIF周波数を所定時間カウントして得られたカ
ウント値をチューニング状態の判断の基礎パラメータと
しているので、チューニング時の雑音等の影響による誤
ストップを防止できるだけでなく、リアルタイムで常時
最大感度で安定、且つ高精度なチューニング制御が可能
となる。また、この考案では、IF周波数カウント動作
を行っているので中波(MW)帯も短波(SW)帯も同
様に局の選択度をもつことができ、回路の温度特性や周
波数特性に依存しない一定の選択度をもつことができ
る。
【0025】更に、周波数スキャン動作とIFカウント
動作を並列実行させているので、IFカウントのタイム
ディレイによる違和感を最小に抑えることができ、従来
と同様なスキャンスピード動作が可能である。また、こ
の考案は、SD信号帯域を従来と比較して広帯域にして
おき、高速スキャン動作と上記IF周波数カウント動作
を伴う通常スキャン動作を兼用しているので、短波帯の
ような広帯域スキャン(選局スピード)を高速に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるオートチューニング装置の一実
施例を示す構成ブロック図である。
【図2】この考案の一実施例におけるチューニング動作
の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】この考案の動作を説明するためのオートチュー
ニングのタイミング図である。
【図4】この考案の他の実施例におけるチューニング動
作の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】この考案の他の実施例の動作を説明するための
オートチューニングのタイミング図である。
【図6】この考案の他の実施例における1ステップ周波
数スキャンとSD信号帯域との関係を示す図である。
【図7】この考案の更に他の実施例におけるチューニン
グ動作の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】通常のMW帯における1ステップスキャン周波
数間隔とSD帯域の関係を示す図である。
【図9】通常のSW帯における1ステップスキャン周波
数間隔とSD帯域の関係を示す図である。
【図10】通常のSD信号検知によるチューニング動作
を示す図である。
【符号の説明】
1 マイコン 2 キー 3 表示器 4 PLL回路 5 チューナー回路 41 IFカウンタ回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数スキャンのための周波数上昇/下降
    要求が所定時間以上継続しているか否かを判定する判定
    手段と、 受信周波数のSD信号とIF周波数データのカウント値
    に基づきチューニング状態を判定して周波数スキャン動
    作を行う通常スキャン手段と、 受信周波数のSD信号に基づきチューニング状態を判定
    して周波数スキャン動作を行う高速スキャン手段と、 を備え、前記判定回路の出力により前記所定時間以上継
    続していると判定されたときには前記高速スキャン手段
    を動作させ、前記所定時間以上継続していないと判定さ
    れたときには前記通常スキャン手段を動作させることを
    特徴とするチューニング装置。
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