JPH11144497A - 同期型半導体記憶装置 - Google Patents

同期型半導体記憶装置

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JPH11144497A
JPH11144497A JP9312355A JP31235597A JPH11144497A JP H11144497 A JPH11144497 A JP H11144497A JP 9312355 A JP9312355 A JP 9312355A JP 31235597 A JP31235597 A JP 31235597A JP H11144497 A JPH11144497 A JP H11144497A
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act
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JP9312355A
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Mikio Sakurai
幹夫 櫻井
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C7/1015Read-write modes for single port memories, i.e. having either a random port or a serial port
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    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1072Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers for memories with random access ports synchronised on clock signal pulse trains, e.g. synchronous memories, self timed memories

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンクの活性化・非活性化を外部からコント
ロールできる同期型半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 本発明の同期型半導体記憶装置における
アクト信号発生回路100は、アクト命令ラッチ回路2
4、アクト命令出力回路26及びアクト命令制御回路2
8を備える。アクト命令ラッチ回路24は、外部から受
ける活性命令情報をラッチする。アクト命令出力回路2
6は、イネーブル信号ACTENに応答して、バンクを
活性化させるアクト開始信号ZACTを出力する。アク
ト命令制御回路28は、テストモードにおける外部制御
信号/RASのレベル変化に応答して、イネーブル信号
ACTENのレベルを変化さる。この結果、活性命令情
報を遅延してバンクに伝達することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関し、特に外部クロック信号に応答して動作を行なう同
期型半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速アクセスを目的として開発された同
期型半導体記憶装置は、データの読出もしくは書込に必
要な動作(命令)は、すべて外部から安定した周期で与
えられるクロック(外部クロック信号)に同期して行な
われる。
【0003】ここで、従来の同期型半導体記憶装置につ
いて、図31を用いて説明する。図31は、従来の同期
型半導体記憶装置9000の主要部の構成を示す概略ブ
ロック図である。図31に示す従来の同期型半導体記憶
装置9000は、制御信号バッファ1、内部クロック発
生回路2、アドレスバッファ3、モードセット設定回路
4、プリチャージ信号発生回路12、アクト信号発生回
路13および複数のバンク(図31においてはB0、B
1、B2およびB3)を含む。
【0004】バンクB0、B1、B2およびB3は、そ
れぞれロウ系制御回路6、ワードドライバ7、メモリセ
ルアレイ9、センスアンプおよびIOゲートを含む。図
31においては、センスアンプとIOゲートとを1つの
ブロック8で示している。それぞれのバンクは、独立に
ワード線の活性化、データの読出、データの書込および
ワード線の非活性化を行なうことができる。
【0005】メモリセルアレイ9は、行列状に配置され
た複数のメモリセルMを含み、メモリセルMのそれぞれ
は、行方向に対応して設けられたワード線WLと列方向
に対応して設けられたビット線対BL、/BLとの交点
に接続されている。内部クロック発生回路2は、外部ク
ロック信号CLKを取込み、内部動作を制御する内部ク
ロック信号CLK0を出力する。
【0006】制御信号バッファ1は、入力初段16およ
びバッファ17を備える。入力初段16は、外部制御信
号(外部ロウアドレスストローブ信号/RAS、外部コ
ラムアドレスストローブ信号/CAS、外部ライトイネ
ーブル信号/WE、外部チップ選択信号/CS等)を受
ける。バッファ17は、入力手段16の出力を取込み、
内部クロック信号CLK0に同期して対応する内部制御
信号(RAS、CAS、WE、CS等)を出力する。
【0007】アドレスバッファ3は、外部から受けるア
ドレス信号Aを取込み、内部アドレス信号を出力する。
アドレス信号Aは、行アドレス信号Xと列アドレス信号
Yとが時分割的に多重化されて与えられる。さらに、ア
ドレスバッファ3は図示しないバンクアドレスデコーダ
を備え、アドレス信号Aをデコードして、対応するバン
クを指定するバンクデコード信号BK(又はこれを反転
したZBK)を出力する。
【0008】アクト信号発生回路13は、外部から入力
されるアクトコマンドに応答して、指定されたバンクの
ロウ系制御回路6を制御するアクト開始信号ZACT
(図31においては、ZACT(0)、ZACT
(1)、ZACT(2)、ZACT(3))を出力す
る。
【0009】プリチャージ信号発生回路12は、外部か
ら入力されるプリチャージコマンドに応答して、指定さ
れたバンクのロウ系制御回路6を制御するプリチャージ
開始信号ZPRE(図31においては、ZPRE
(0)、ZPRE(1)、ZPRE(2)、ZPRE
(3))を出力する。
【0010】ロウ系制御回路6のそれぞれは、対応する
アクト開始信号ZACTを受けると、対応するビット線
をプリチャージするためのプリチャージ信号を非活性化
状態で、またワードドライバ7を活性化するワードドラ
イバ活性化信号を活性状態で、さらにセンスアンプを活
性化するセンスアンプ活性化信号を活性状態でそれぞれ
出力する。
【0011】この結果、メモリセルアレイ9を構成する
ビット線対BL,/BLはプリチャージ状態から開放さ
れ、ワード線WLがHレベルに立上がる。そしてメモリ
セルMに蓄積されたデータが、センスアンプで増幅され
る。
【0012】また、ロウ系制御回路6のそれぞれは、対
応するプリチャージ開始信号ZPREを受けると、ワー
ドドライバ活性化信号を非活性状態で、センスアンプ活
性化信号を非活性状態で、さらにビット線プリチャージ
信号を活性化状態でそれぞれ出力する。この結果、メモ
リセルアレイ9に含まれるワード線WLの電位がLレベ
ルに立下がり、センスアンプが非活性状態となり、ビッ
ト線対BLおよび/BLはプリチャージ電位Vblにプ
リチャージされる。
【0013】外部から読出コマンドが入力されると、セ
ンスアンプでラッチされているデータがIOゲートに伝
達され、さらに増幅されてデータ入出力端子より出力さ
れる。
【0014】さらに外部から書込コマンドが入力される
と、データ入出力端子から入力されたデータが、IOゲ
ートおよびセンスアンプを介して、該当するメモリセル
Mに書込まれる。
【0015】なお、モードセット設定回路4は、外部信
号に応答して特定のモードが設定されたか否かを検出す
る回路であり、制御信号バッファ1およびアドレスバッ
ファ3から受ける信号(たとえば、モードレジスタセッ
ト命令+Hレベルのアドレス信号ADD7)に応答し
て、テストモード信号を出力する。また、外部テストモ
ードPADを直接コントロールして、テストモード信号
をセットする方法もある。
【0016】次に、従来の同期型半導体記憶装置900
0の動作の一例について、タイミングチャートである図
32を用いて説明する。
【0017】図32は、図31に示す従来の同期型半導
体記憶装置9000の動作の一例を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【0018】図32において(A)は、外部クロック信
号CLKを、(B)は、外部制御信号/CSを、(C)
は、外部制御信号/RASを、(D)は、外部制御信号
/CASを、(E)は、外部制御信号/WEを、そして
(F)は、アドレス信号Aをそれぞれ示している。ここ
で、チップセレクト信号/CSは、複数あるチップのう
ちで動作させるチップを選択するための制御信号であ
り、以下のコマンド入力時においては、Lレベルの活性
状態になる。
【0019】まず、活性命令によりワード線を活性化さ
せる動作について説明する。この場合、アクトコマンド
ACTを入力(外部制御信号/CS、/RASをLレベ
ルに設定し、外部制御信号/CASおよび/WEをHレ
ベルに設定)する。
【0020】時刻t1における外部クロック信号CLK
の立上がり時点で、これらの外部制御信号と行アドレス
信号Xとが取込まれる。そして、アクト信号発生回路1
3から出力されるアクト開始信号ZACTに基づき、対
応するバンクのワード線が活性化され、メモリセルMの
データがセンスアンプに読出される。
【0021】次に、読出命令における動作について説明
する。この場合、読出コマンドREADを入力(外部制
御信号/CS、/CASをLレベルに設定し、外部制御
信号/RASおよび/WEをHレベルに設定)する。
【0022】次の外部クロック信号CLKの立上がり時
点(時刻t2)で、これらの外部制御信号と列アドレス
信号Yとが取込まれる。この結果、センスアンプに読出
されたデータがI/O線を介して図示しない出力バッフ
ァに取込まれ、外部へ出力される。
【0023】次に、プリチャージ命令によりワード線を
非活性化させる動作について説明する。この場合、プリ
チャージコマンドPREを入力(外部制御信号/CS、
/RAS、/WEをLレベルに設定し、外部制御信号/
CASをHレベルに設定)する。
【0024】時刻t3における外部クロック信号CLK
の立上がり時点で、これらの外部制御信号とバンクアド
レス信号BKとが取込まれる。そして、プリチャージ信
号発生回路12から出力されるプリチャ−ジ開始信号Z
PREに基づき、対応するワード線が非活性化される。
【0025】さらに次の外部クロック信号CLKの立上
がり時点(時刻t4)で、アクトコマンドACTを入力
すると、対応するワード線が活性化され、メモリセルM
のデータがセンスアンプに読出される。
【0026】ところで、このセンスアンプの活性化時刻
t1と読出時刻t2との間隔は、メモリセルの性能を知
るパラメータとなる(以下、この間隔をtRCD期間と
称す)。たとえば、非常に容量の小さなメモリセルで
は、センスアンプでのセンス時間が通常のメモリセルM
の場合に比べて長く必要となるため、tRCD期間を変
化させることでメモリセルの不良を早期に発見すること
が可能となる。
【0027】また、ワード線が非活性化する時刻t3と
再び活性化される時刻t4との間隔は、ビット線のイコ
ライズタイミングの実力を知る上で重要なタイミングと
なる(以下、この間隔をtRP期間と称す)。たとえ
ば、ワード線を立下げた後十分にビット線がイコライズ
されないうちに次のワード線の活性化が開始されると、
ビット線に残留する前データにより新たにワード線を活
性化することで読出されるメモリ情報が破壊されてしま
うおそれがあるからである。通常tRCD期間およびt
RP期間は、20ns確保することが必要とされてい
る。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
構成される同期型半導体記憶装置の性能を試験する場合
は、テスタから外部クロック信号とコマンドとを供給す
る。たとえば、最も厳しい条件で限界性能を試験したい
場合は、図32に示すように連続した外部クロック信号
(テスタの供給するクロック信号)のエッジでコマンド
を入力する。これにより、最短のtRCDおよびtRP
期間を実現され、この状態での動作特性を測定すること
により限界性能の試験が可能となる。
【0029】しかしながら、従来の同期型半導体記憶装
置9000へのコマンドの入力タイミングは、常にテス
タから供給されるクロック信号の周波数で決定される。
したがって、tRCDおよびtRP期間は、低速なクロ
ック信号しか供給できないテスタを用いた場合、テスタ
の限界性能(200ns程度)に依存(上限200ns
程度)することになり、特に高速に動作するデバイスの
限界性能を測定することが困難になるという問題があっ
た。
【0030】そこで、本発明の目的は、かかる問題を解
決するためになされたものであり、その目的は、低速な
クロック信号しか供給できないテスタを使用した場合に
あっても、外部から任意にワード線の活性化および非活
性化を制御して性能試験を行なうことができる同期型半
導体記憶装置を提供することである。
【0031】また本発明の他の目的は、低速なクロック
信号しか供給できないテスタを使用した場合にあって
も、高速に性能試験を行なうことができる同期型半導体
記憶装置を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る同期型半
導体記憶装置においては、行列状に配置される複数のメ
モリセルを含むメモリセルアレイと前記メモリセルアレ
イの行に対応して設けられる複数のワード線とを各々が
含む複数のバンクと、外部クロック信号に同期した内部
クロック信号を出力する内部クロック発生手段と、外部
から入力されるテストモード指定信号に応答して、特定
のテストモードが指定されたことを検出して、検出結果
としてテストモード信号を出力するテストモード検出手
段と、内部クロック信号に同期して入力されるワード線
を活性化する活性命令を検出して、ワード線を活性化さ
せる活性開始信号を出力する活性制御手段とを備え、活
性制御手段は、テストモード信号に応答して、活性開始
信号を前記活性命令の入力タイミングより遅延して対応
するバンクに出力する。
【0033】請求項2に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項1に係る同期型半導体記憶装置であって、活性制
御手段は、活性命令に対応する前記活性開始信号を生成
してラッチするラッチ手段と、テストモード信号に応答
して、外部から入力される外部信号のレベル変化のタイ
ミングに基づき、イネーブル信号を出力する制御手段
と、イネーブル信号に応答して、ラッチ手段の出力に基
づき、バンクに対応する活性開始信号を出力する出力手
段とを備える。
【0034】請求項3に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項1に係る同期型半導体記憶装置であって、活性制
御手段は、活性命令に対応する活性開始信号を生成して
出力する第1の出力手段と、テストモード信号に応答し
て、第1の出力手段の出力する活性開始信号を遅延して
出力する第2の出力手段と、テストモード信号に応答し
て、第1の出力手段の出力または第2の出力手段の出力
のいずれか一方を活性開始信号として出力する制御手段
とを含む。
【0035】請求項4に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項1に係る同期型半導体記憶装置であって、活性制
御手段は、テストモード信号に応答して、外部から入力
される外部信号を活性命令に対応する活性開始信号とし
て出力する出力手段を含む。
【0036】請求項5に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、第1の
外部信号とは、ロウアドレスストローブ信号である。
【0037】請求項6に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項3に係る同期型半導体記憶装置であって、第2の
出力手段は、テストモード信号に応答して、活性命令の
取込みタイミングを決定した内部クロック信号の立下が
りタイミングで第1の出力手段の出力をラッチして出力
するラッチ手段と、ラッチ手段の出力を遅延する遅延手
段とを含む。
【0038】請求項7に係る同期型半導体記憶装置は、
行列状に配置される複数のメモリセルを含むメモリセル
アレイと前記メモリセルアレイの行に対応して設けられ
る複数のワード線とを各々が含む複数のバンクと、外部
クロック信号に同期した内部クロック信号を出力する内
部クロック発生手段と、外部から入力されるテストモー
ド指定信号に応答して、特定のテストモードが指定され
たことを検出して、検出結果としてテストモード信号を
出力するテストモード検出手段と、内部クロック信号に
同期して入力される前記ワード線を非活性化する非活性
命令を検出して、前記ワード線を非活性化させる非活性
開始信号を出力する非活性制御手段とを備え、非活性制
御手段は、テストモード信号に応答して、非活性開始信
号を非活性命令の入力タイミングより遅延して対応する
前記バンクに出力する。
【0039】請求項8に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項7に係る同期型半導体記憶装置であって、非活性
制御手段は、非活性命令に対応する非活性開始信号を生
成してラッチするラッチ手段と、テストモード信号に応
答して、外部から入力される外部信号のレベル変化のタ
イミングに基づき、イネーブル信号を出力する制御手段
と、イネーブル信号に応答して、ラッチ手段の出力に基
づき、バンクに対応する非活性開始信号を出力する出力
手段とを含む。
【0040】請求項9に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項7に係る同期型半導体記憶装置であって、非活性
制御手段は、非活性命令に対応する非活性開始信号を生
成して出力する第1の出力手段と、テストモード信号に
応答して、第1の出力手段の出力する非活性開始信号を
遅延して出力する第2の出力手段と、前記テストモード
信号に応答して、第1の出力手段の出力または第2の出
力手段の出力のいずれか一方を非活性開始信号として出
力する制御手段とを含む。
【0041】請求項10に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項7に係る同期型半導体記憶装置であって、非
活性制御手段は、テストモード信号に応答して、外部か
ら入力される外部信号を非活性命令に対応する非活性開
始信号として出力する出力手段を含む。
【0042】請求項11に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項8に係る同期型半導体記憶装置であって、外
部信号とは、ライトイネーブル信号である。
【0043】請求項12に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項9に係る同期型半導体記憶装置であって、第
2の出力手段は、テストモード信号に応答して、非活性
命令の取込みタイミングを決定した前記内部クロック信
号の立下がりタイミングで前記第1の出力手段の出力を
ラッチして出力するラッチ手段と、ラッチ手段の出力を
遅延する遅延手段とを含む。
【0044】請求項13に係る同期型半導体記憶装置
は、行列状に配置される複数のメモリセルを含むメモリ
セルアレイとメモリセルアレイの行に対応して設けられ
る複数のワード線とを各々が含む複数のバンクと、外部
クロック信号に同期した内部クロック信号を出力する内
部クロック発生手段と、外部から入力されるテストモー
ド指定信号に応答して、特定のテストモードが指定され
たことを検出して、検出結果としてテストモード信号を
出力するテストモード検出手段と、内部クロック信号に
同期して入力されるワード線を活性化する活性命令を検
出して、ワード線を活性化させる活性開始信号を出力す
る活性制御手段と、内部クロック信号に同期して入力さ
れるワード線を非活性化する非活性命令を検出して、ワ
ード線を非活性化させる非活性開始信号を出力する非活
性制御手段とを備え、活性制御手段は、テストモード信
号に応答して、活性開始信号を活性命令の入力タイミン
グより遅延して対応するバンクに出力し、非活性制御手
段は、テストモード信号に応答して、非活性開始信号を
非活性命令の入力タイミングより遅延して対応する前記
バンクに出力する。
【0045】請求項14に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項13に係る同期型半導体記憶装置であって、
活性制御手段は、活性命令に対応する活性開始信号を生
成してラッチする第1のラッチ手段と、テストモード信
号に応答して、外部から入力される第1の外部信号のレ
ベル変化のタイミングに基づき、第1のイネーブル信号
を出力する第1の制御手段と、第1のイネーブル信号に
応答して、前記第1のラッチ手段の出力に基づき、バン
クに対応する活性開始信号を出力する第1の出力手段と
を含み、非活性制御手段は、非活性命令に対応する非活
性開始信号を生成してラッチする第2のラッチ手段と、
テストモード信号に応答して、外部から入力される第2
の外部信号のレベル変化のタイミングに基づき、第2の
イネーブル信号を出力する第2の制御手段と、第2のイ
ネーブル信号に応答して、前記第2のラッチ手段の出力
に基づき、バンクに対応する非活性開始信号を出力する
第2の出力手段とを含む。
【0046】請求項15に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項13に係る同期型半導体記憶装置であって、
活性制御手段は、活性命令に対応する前記活性開始信号
を生成して出力する第1の出力手段と、テストモード信
号に応答して、第1の出力手段の出力する活性開始信号
を遅延して出力する第2の出力手段と、テストモード信
号に応答して、第1の出力手段の出力または第2の出力
手段の出力のいずれか一方を活性開始信号として出力す
る第1の制御手段とを含み、非活性制御手段は、非活性
命令に対応する非活性開始信号を生成して出力する第3
の出力手段と、テストモード信号に応答して、第3の出
力手段の出力する非活性開始信号を遅延して出力する第
4の出力手段と、テストモード信号に応答して、第3の
出力手段の出力または第4の出力手段の出力のいずれか
一方を非活性開始信号として出力する第2の制御手段と
を含む。
【0047】請求項16に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項13に係る同期型半導体記憶装置であって、
活性制御手段は、テストモード信号に応答して、外部か
ら入力される第1の外部信号を活性命令に対応する活性
開始信号として出力する第1の出力手段を含み、非活性
制御手段は、テストモード信号に応答して、外部から入
力される第2の外部信号を非活性命令に対応する非活性
開始信号として出力する第2の出力手段を含む。
【0048】請求項17に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項14に係る同期型半導体記憶装置であって、
第1の外部信号とは、ロウアドレスストローブ信号であ
り、第2の外部信号とは、ライトイネーブル信号であ
る。
【0049】請求項18に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項15に係る同期型半導体記憶装置であって、
第2の出力手段は、テストモード信号に応答して、活性
命令の取込みタイミングを決定した内部クロック信号の
立下がりタイミングで前記第1の出力手段の出力をラッ
チして出力する第1のラッチ手段と、第1のラッチ手段
の出力を遅延する第1の遅延手段とを含み、第4の出力
手段は、テストモード信号に応答して、非活性命令の取
込みタイミングを決定した内部クロック信号の立下がり
タイミングで第3の出力手段の出力をラッチして出力す
る第2のラッチ手段と、第2のラッチ手段の出力を遅延
する第2の遅延手段とを含む。
【0050】請求項19に係る同期型半導体記憶装置
は、行列状に配置される複数のメモリセルを含むメモリ
セルアレイとメモリセルアレイの行に対応して設けられ
る複数のワード線とを各々が含む複数のバンクと、外部
クロック信号に同期する第1のクロック信号を発生する
第1のクロック発生手段と、外部から入力される外部信
号と前記外部クロック信号とに基づき、第2のクロック
信号を生成する第2のクロック発生手段と、外部から入
力されるテストモード指定信号に応答して、特定のテス
トモードが指定されたことを検出して、検出結果として
テストモード信号を出力するテストモード検出手段と、
テストモード信号に応答して、第1または第2のクロッ
ク信号を内部クロック信号として出力するスイッチ手段
と、内部クロック信号に同期して、メモリセルを選択
し、選択されたメモに対して、書込み、読出動作を行な
うデータ入出力手段とを備える。
【0051】請求項20に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項19に係る同期型半導体記憶装置であって、
第2のクロック発生手段は、外部クロック信号および外
部信号のそれぞれのレベル変化のタイミングでワンショ
ットパルスを出力するパルス発生手段を含む。
【0052】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の実施の
形態1における同期型半導体記憶装置について説明す
る。
【0053】本発明の実施の形態1における同期型半導
体記憶装置は、テストモードにおいて、バンクの活性化
のタイミングを任意に制御することを可能とするもので
ある。
【0054】本発明の実施の形態1における同期型半導
体記憶装置1000の全体構成について図1を用いて説
明する。
【0055】図1は、本発明の実施の形態1における同
期型半導体記憶装置1000の全体構成の一例を示す概
略ブロック図である。従来の同期型半導体記憶装置90
00と同じ構成要素には、同じ符合もしくは同じ記号を
付し、その説明を省略する。
【0056】図1に示す同期型半導体記憶装置1000
が、従来の同期型半導体記憶装置9000と異なる点
は、アクト信号発生回路13に代わって、アクト開始信
号ZACTを遅延して出力することができるアクト信号
発生回路100を備えることにある。
【0057】アクト信号発生回路100は、外部から入
力されるアクトコマンドACTに基づき活性命令情報を
ラッチする。そして、テストモードにおいては、特定の
外部信号に基づき、ラッチされた活性命令情報がバンク
に伝達されるタイミングを調整する。また、テストモー
ド以外の場合(ノーマルモード)は、従来と同様にアク
トコマンドACTに応答して活性命令情報をバンクに伝
達する。
【0058】この結果、同期型半導体記憶装置1000
は、テストモードにおいては、従来の同期型半導体記憶
装置9000での活性タイミングより遅れたタイミング
でバンクを活性化させることが可能となる。
【0059】なお、モードセット設定回路4は、本発明
の実施の形態1においては、特定のテストモードを検出
した結果として、テストモード信号ZMS1を出力す
る。
【0060】次に、本発明の実施の形態1におけるアク
ト信号発生回路100の具体的構成の一例について、図
2を用いて説明する。
【0061】図2は、本発明の実施の形態1におけるア
クト信号発生回路100の具体的構成の一例を示す回路
図である。図2に示すアクト信号発生回路(以下、アク
ト信号発生回路100. 1と称す)は、NAND回路2
2、アクト命令ラッチ回路24.0、24.1、24.
2、24.3、アクト命令出力回路26およびアクト命
令制御回路28. 1を備える。
【0062】NAND回路22は、図1に示すバッファ
17から出力される内部制御信号に応じて、外部からア
クトコマンドACTが入力されたことを検出する。そし
て、検出結果として、アクト命令信号ZACTFを出力
する。アクト命令ラッチ回路24.0、24.1、2
4.2、24.3は、バンクB0、B1、B2、B3の
それぞれに対応して設けられる(以下総称的に、アクト
命令ラッチ回路24と称する)。アクト命令ラッチ回路
24は、対応するバンクについての活性命令情報を保持
する。
【0063】アクト命令出力回路26は、後述するアク
トイネーブル信号ACTENに応答して、保持する活性
命令情報に基づきアクト開始信号ZACTを出力する。
アクト命令制御回路28. 1は、テストモード信号ZM
S1および特定の外部信号(具体的には、外部制御信号
/RAS)に応答して、アクト命令出力回路26の出力
動作をイネーブル状態にするアクトイネーブル信号AC
TENを出力する。
【0064】次に、NAND回路22について説明す
る。NAND回路22は、内部制御信号CS、RAS、
ZCASおよびZWEを入力に受ける。ここで、内部制
御信号CSは、外部制御信号/CSに対応する逆相の内
部信号であって、内部制御信号RASは、外部制御信号
/RASに対応する逆相の内部信号である。内部制御信
号ZCASは、外部制御信号/CASに対応する同相の
内部信号であって、内部信号ZWEは、外部制御信号/
WEに対応する同相の内部信号である。
【0065】アクトコマンドACT(内部制御信号C
S、RAS、ZCASおよびZWEがすべてHレベル)
が入力されると、NAND回路22より、Lレベルの活
性状態にあるアクト命令信号ZACTFが出力される。
それ(アクトコマンドACT)以外の場合は、NAND
回路22よりHレベルの非活性状態にあるアクト命令信
号ZACTFが出力される。
【0066】次に、アクト命令ラッチ回路24の構成に
ついて、代表例としてバンクB0に対応するアクト命令
ラッチ回路24.0を用いて説明する。アクト命令ラッ
チ回路24.0は、論理ゲート32および33ならびに
NAND回路34を備える。
【0067】論理ゲート32の第1の入力ノードは、N
AND回路22よりアクト命令信号ZACTFを受け
る。また、論理ゲート32の第2の入力ノードは、図1
に示すアドレスバッファ3から対応するバンクデコード
信号ZBK(0)を受ける。論理ゲート33の第1の入
力ノードは、論理ゲート32の出力信号を受ける。ま
た、論理ゲート33の第2の入力ノードは、NAND回
路34の出力信号を受ける。NAND回路34の第1の
入力ノードは、論理ゲート33の出力信号を受ける。N
AND回路34の第2の入力ノードは、図1に示すプリ
チャージ信号発生回路12から対応するプリチャージ開
始信号ZPRE(0)を受ける。
【0068】アクト命令ラッチ回路24.1、24.
2、24.3のそれぞれの構成は、アクト命令ラッチ回
路24.0と同じである。アクト命令ラッチ回路24の
それぞれの論理ゲート33の出力信号を、ACTF
(0)、ACTF(1)、ACTF(2)、ACTF
(3)(総称的にACTF)と記す。
【0069】次にアクト命令ラッチ回路24の動作につ
いて、アクト命令ラッチ回路24.0を代表例として簡
単に説明する。バンクB0を指定してアクトコマンドA
CTが入力された場合、アクト命令信号ZACTFはL
レベルの活性状態に、バンクデコード信号ZBK(0)
は、Lレベルの活性状態にそれぞれなる。これにより、
バンクB0に対応する信号ACTF(0)は、Hレベル
の活性状態となる。その後は、アクト命令信号ZACT
Fおよびバンクデコード信号ZBK(0)の電位レベル
にかかわらず、信号ACTF(0)はHレベルの状態を
保持する。
【0070】バンクB0以外のバンクを指定してアクト
コマンドACTが入力された場合(アクト命令信号ZA
CTFはLレベル、バンクデコード信号ZBK(0)は
Hレベル)、バンクB0に対応する信号ACTF(0)
は前の状態が保持される。アクトコマンドACT以外の
場合は、信号ACTF(0)は、前の状態を保持する。
【0071】なお、プリチャージ開始信号ZPREは、
ラッチした活性命令情報をリセットするために用いる。
具体的には、たとえばバンクB0に対応するプリチャー
ジ開始信号ZPRE(0)がLレベルの活性状態になっ
た場合、信号ACTF(0)は、Lレベルの非活性状態
(リセット状態)になる。次に、アクト命令出力回路2
6の構成について説明する。アクト命令出力回路26
は、NAND回路42.0、42.1、42.2および
42.3を備える(以下、総称的にNAND回路42と
称す)。NAND回路42のそれぞれは、バンクB0、
…B3のそれぞれに対応して設けられる。
【0072】NAND回路42のそれぞれの第1の入力
ノードは、対応するアクト命令ラッチ回路24で保持さ
れる信号ACTFを受ける。また、NAND回路42の
それぞれの第2の入力ノードは、アクト命令制御回路2
8の出力するアクトイネーブル信号ACTENを受け
る。そして、NAND回路42のそれぞれから、対応す
るバンクの活性化を開始させるアクト開始信号ZACT
が出力される。
【0073】アクト命令出力回路26の動作について簡
単に説明する。アクトイネーブル信号ACTENがLレ
ベルの非活性状態の場合(テストモード)は、アクト開
始信号ZACTは全てHレベルの非活性状態になる。ア
クトイネーブル信号ACTENがHレベルの活性状態の
場合(ノーマルモード、テストモード)は、ラッチされ
た活性命令情報に応じて、HレベルまたはLレベルのア
クト開始信号ZACTが出力される。
【0074】次に、アクト命令制御回路28.1につい
て説明する。アクト命令制御回路28.1は、論理ゲー
ト35および36、NOR回路37、NAND回路38
ならびにインバータ回路39を備える。
【0075】論理ゲート35の第1の入力ノードは、ア
クト命令信号ZACTFを受ける。また、論理ゲート3
5の第2の入力ノードは、図1に示すテストモード設定
回路4からテストモード信号ZMS1を受ける。論理ゲ
ート36の第1の入力ノードは、論理ゲート35の出力
信号を受ける。また、論理ゲート36の第2の入力ノー
ドは、NAND回路38の出力信号を受ける。NOR回
路37の第1の入力ノードは、テストモード信号ZMS
1を受ける。また、NOR回路37の第2の入力ノード
は、信号ZBRASを受ける。ここで、信号ZBRAS
は、外部制御信号/RASに対応する同相の内部信号で
あって、図1に示す入力初段16から出力される。
【0076】NAND回路38の第1の入力ノードは、
論理ゲート36の出力信号S1を受ける。また、NAN
D回路38の第2の入力ノードは、NOR回路37の出
力信号を受ける。論理ゲート35および36、NOR回
路37ならびにNAND回路38は、ラッチ回路40を
構成する。ラッチ回路40は、テストモード(テストモ
ード信号ZMS1がLレベルの活性状態)において、信
号ZBRASがLレベルであれば、信号ZACTFに基
づき内部状態をセットしてHレベルの信号S1を出力
し、信号ZBRASがHレベルになるとLレベルの信号
S1を出力する。ノーマルモードにおいては、信号S1
は、Lレベルである。
【0077】インバータ回路39の入力ノードは、論理
ゲート36の出力ノードと接続される。インバータ回路
39は、信号S1を反転して、アクトイネーブル信号A
CTENを出力する。したがって、アクトイネーブル信
号ACTENは、ノーマルモードではHレベルに固定さ
れ、テストモードでは信号ZBRASに応じて変化す
る。
【0078】次に、テストモードにおけるアクト信号発
生回路100. 1の動作について、タイミングチャート
である図3を用いて説明する。
【0079】図3は、図2に示すアクト信号発生回路1
00. 1の動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。図3において、(A)は、アクト命令信号ZAC
TFを、(B)は、バンクデコード信号ZBK(0)
を、(C)は、信号ACTF(0)を、(D)は、アク
ト開始信号ZACT(0)を、(E)は、信号ZBRA
Sを、(F)は、アクトイネーブル信号ACTENをそ
れぞれ示している。ここで、テストモードにおいて、バ
ンクB0に対するアクトコマンドACTが外部から入力
されたものとする。
【0080】図3に示すように時刻t0においてアクト
コマンドACTが入力されると、これに応じて時刻t1
においてアクト命令信号ZACTFがLレベルの状態に
なる。バンクB0が指定(バンクデコード信号ZBK
(0)がLレベルの活性状態)されたのを受けて、信号
ACTF(0)が、Hレベルの活性状態になる。なお、
信号ZBRASは、Lレベルの状態にある。
【0081】さらに、アクト命令信号ZACTFがLレ
ベルの状態になった時点で、アクトイネーブル信号AC
TENがLレベルの非活性状態になる。したがって、ラ
ッチされた活性命令情報は各バンクに伝達されない。
【0082】続いて、外部からのコントロール(外部制
御信号/RASをLレベルからHレベルに立上げる)に
より、信号ZBRASをHレベルに設定する。これを受
けて、時刻t2において、アクトイネーブル信号ACT
ENがHレベルの活性状態となる。
【0083】この結果、アクト命令出力回路26がイネ
ーブル状態となり、指定されたバンクB0に対して、L
レベルの活性状態にあるバンク開始信号ZACT(0)
が出力される。これを受けて(実際のアクトコマンドA
CTの入力時点より遅れて)、バンクB0のワード線の
活性化が開始される。
【0084】次の外部クロック信号の入力タイミングに
おいて読出あるいは書込命令(READ/WRITE)
が入力された場合(時刻t3)、時刻t2と時刻t3と
の間隔が、tRCD期間となる。
【0085】すなわち、同期型半導体記憶装置1000
は、アクト信号発生回路100.1を備えることで、バ
ンクへの活性命令情報の伝達を調整することができるた
め、実際にアクトコマンドACTが入力された時点より
十分バンクの活性タイミングを遅らせることが可能とな
る。
【0086】ノーマルモードの場合は、アクトイネーブ
ル信号ACTENはHレベルの活性状態にあるため、外
部から入力されるアクトコマンドACTの入力タイミン
グに基づき、バンクのそれぞれに対して、対応するバン
ク開始信号ZACTが出力される。
【0087】なお、図2においては、外部制御信号/R
ASのレベルに応じてバンク開始信号ZACTが対応す
るロウ系制御回路に伝達されるのを調整しているが、こ
れに限らず、外部制御信号/CAS、CKE、DQM等
であってもよい。
【0088】次に、本発明の実施の形態1におけるアク
ト信号発生回路100の他の具体的構成の一例について
図4を用いて説明する。
【0089】図4は、本発明の実施の形態1におけるア
クト信号発生回路100の他の具体的構成の一例を示す
回路図であり、図2に示すアクト信号発生回路100.
1と同じ構成要素には、同じ符合および同じ記号を付し
その説明を省略する。
【0090】図4に示すアクト信号発生回路(以下、ア
クト信号発生回路100.2と称す)は、アクト命令制
御信号28.1に代わって、アクト命令制御回路28.
2を備える。
【0091】アクト命令制御回路28.2は、論理ゲー
ト45および46、NOR回路47、NAND回路48
ならびにインバータ回路44および49を備える。論理
ゲート45および46、NOR回路47、NAND回路
48ならびにインバータ回路44は、ラッチ回路50を
構成する。論理ゲート45の第1の入力ノードは、アク
ト命令信号ZACTFを受ける。また、論理ゲート45
の第2の入力ノードは、テストモード信号ZMS1を受
ける。論理ゲート46の第1の入力ノードは、論理ゲー
ト45の出力信号を受ける。また論理ゲート46の第2
の入力ノードは、NAND回路48の出力信号を受け
る。
【0092】インバータ回路44の入力ノードは、図1
に示す入力初段16より信号ZBCASを受け、これを
反転して出力する。ここで、信号ZBCASは、外部制
御信号/CASに対応する同相の内部信号である。
【0093】NOR回路47の第1の入力ノードは、テ
ストモード信号ZMS1を受ける。また、NOR回路4
7の第2の入力ノードは、インバータ回路44の出力信
号を受ける。NAND回路48の第1の入力ノードは、
論理ゲート46の出力信号を受ける。また、NAND回
路48の第2の入力ノードは、NOR回路47の出力信
号を受ける。インバータ回路49は、論理ゲート46の
出力信号を反転して、アクトイネーブル信号ACTEN
を出力する。
【0094】アクト信号発生回路100. 2は、テスト
モード(テストモード信号ZMS1がLレベルの活性状
態)における外部制御信号/CASの変化により、活性
命令情報をバンクに伝達するタイミングを調整する。な
お、ノーマルモードでは、従来と同様、アクトコマンド
ACTに応答して活性タイミングが決定される。
【0095】次に、テストモードにおけるアクト信号発
生回路100.2の動作について、タイミングチャート
である図5を用いて説明する。
【0096】図5は、図4に示すアクト信号発生回路1
00.2の動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。図5において、(A)は、外部制御信号/RAS
を、(B)は、外部制御信号/CASを、(C)は、ア
クトイネーブル信号ACTENを、(D)は、信号ZB
CASをそれぞれ示している。ここで、テストモードに
おいて、バンクB0に対するアクトコマンドACTが外
部から入力されたものとする。
【0097】図5に示すようにアクトコマンドACTが
入力された時点(時刻t0)で、外部制御信号/CAS
がHレベルであるため、これに応じて時刻t1にアクト
イネーブル信号ACTENがLレベルの非活性状態にな
る。したがって、ラッチされた活性命令情報は各バンク
に伝達されない。
【0098】続いて、外部からのコントロール(外部制
御信号/CASをHレベルからLレベルに設定する)に
より、信号ZBCASをLレベルに設定する。これによ
り、時刻t2において、アクトイネーブル信号ACTE
NがHレベルの活性状態となる。
【0099】この結果、アクト命令出力回路26がイネ
ーブル状態となり、指定されたバンクB0に対して、L
レベルの活性状態にあるバンク開始信号ZACT(0)
が出力される。これを受けて(実際のアクトコマンドA
CTの入力時点より遅れて)、バンクB0の活性化が開
始される。
【0100】次の外部クロック信号の入力タイミングに
おいて読出あるいは書込命令(READ/WRITE)
が入力された場合(時刻t3)、時刻t2と時刻t3と
の間隔がtRCD期間となる。
【0101】すなわち、同期型半導体記憶装置1000
は、アクト信号発生回路100.2を備えることによっ
ても、バンクへの活性命令情報の伝達を調整することが
できるため、実際にアクトコマンドACTが入力された
時点より十分バンクの活性タイミングを遅らせることが
可能となる。
【0102】一方、ノーマルモードの場合は、アクトイ
ネーブル信号ACTENはHレベルの活性状態にあるた
め、外部から入力されたアクトコマンドACTの入力タ
イミングに基づき、バンクのそれぞれに対して、対応す
るバンク開始信号ZACTが出力される。
【0103】なお、アクト命令制御回路28. 2におけ
るインバータ回路44および論理ゲートに代わって、信
号ZBCASによりワンショットのパルスを発生するこ
とでラッチ回路50をリセットするように構成してもよ
い。
【0104】なお、アクトイネーブル信号ACTENの
レベルを、データの出力を停止させる制御信号(読出マ
スク信号)ある外部制御信号DQMでコントロールする
ことも可能である。
【0105】図6は、本発明の実施の形態1において、
アクトイネーブル信号ACTENのレベルを、外部制御
信号DQMでコントロールした場合の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。図6において、(A)
は、外部制御信号/RASを、(B)は、外部制御信号
/CASを、(C)は、外部制御信号DQMを、(D)
は、信号BDQMを、(E)は、アクトイネーブル信号
ACTENをそれぞれ示している。信号BDQMは、外
部制御信号DQMに対応する同相の内部信号であって、
図1の入力初段16から出力される。ここで、テストモ
ード信号ZMS1がLレベルの活性状態(テストモー
ド)にあるものとする。
【0106】外部制御信号DQMのHレベルに立上り
(信号BDQMのHレベルへの立上り)に応答して、ア
クトイネーブル信号ACTENがLレベルからHレベル
に立上るように構成する。
【0107】この結果、図6に示すようにアクトコマン
ドACTが入力された時点(時刻t0)において、外部
制御信号DQMがLレベル(信号BDQMのLレベル)
であるため、アクトイネーブル信号ACTENはLレベ
ルの非活性状態になる(時刻t1)。したがって、この
時点ではまだラッチされた活性命令情報は、各バンクに
伝達されない。
【0108】続いて、外部からのコントロール(外部制
御信号DQMをHレベルに立上げる)により、信号BD
QMをHレベルに設定する。これにより、時刻t2にお
いて、アクトイネーブル信号ACTENがHレベルの活
性状態となる。この結果、アクトコマンドACTの入力
時点より遅れて、バンクB0の活性化が開始される。
【0109】次の外部クロック信号の入力タイミングに
おいて読出あるいは書込命令(READ/WRITE)
が入力された場合(時刻t3)、時刻t2と時刻t3と
の間隔がtRCD期間となる。
【0110】なお、この場合は、内部的には外部制御信
号DQMに対応する内部制御信号をLレベルに固定して
おき、読出(書込)マスクがかからないようにする。
【0111】次に、本発明の実施の形態1におけるアク
ト信号発生回路100の他の具体的構成の一例について
図7を用いて説明する。
【0112】図7は、本発明の実施の形態1におけるア
クト信号発生回路100の他の具体的構成の一例を示す
回路図である。図2に示すアクト信号発生回路100.
1と同じ構成要素には、同じ符合および同じ記号を付し
その説明を省略する。
【0113】図7に示すアクト信号発生回路(以下、ア
クト信号発生回路100.3と称す)は、制御ユニット
52.0、52.1、52.2、52.3を備える。制
御ユニット52.0、52.1、52.2、52.3
は、それぞれバンクB0、…、B3に対して設けられる
(以下、総称的に制御ユニット52と称す)。
【0114】制御ユニット52のそれぞれは、対応する
アクト命令ラッチ回路24および対応するアクト命令出
力回路26を構成するNAND回路42、ならびにアク
ト命令制御回路228を備える。
【0115】アクト命令制御回路228は、論理ゲート
245および246、NOR回路247、NAND回路
248ならびにインバータ回路249を備える。
【0116】アクト命令制御回路228は、図2に示す
アクト命令制御回路28.1と構成を同じくするが、図
2に示す論理ゲート35と異なり、論理ゲート245
は、第1の入力ノードにアクト命令信号ZACTFを、
第2の入力ノードに対応するバンクデコード信号ZBK
を、そして第3の入力ノードにテストモード信号ZMS
1を受ける。これにより、アクト命令制御回路228
は、それぞれ対応するバンクデコード信号に応答して、
外部信号に基づきアクトイネーブル信号ACTENの電
位レベルを制御することになる。
【0117】すなわち、アクト信号発生回路100.3
は、バンクのそれぞれに対応して、活性命令をラッチす
る回路(アクト命令ラッチ回路24)を備えるととも
に、活性命令情報の伝達を制御する制御回路(アクト命
令制御回路228)を備えている。このように構成する
ことにより、あるバンクが活性化している状態で、独立
に異なるバンクのtRCD期間をコントロールすること
ができる。
【0118】以上のように、本発明の実施の形態1にお
ける同期型半導体記憶装置は、実際にアクトコマンドA
CTが入力された時点より遅れてバンクを活性化させる
ことが可能となり、この結果、tRCD期間は従来のt
RCD期間より短くなる。したがって、高速動作を行な
うメモリに対しても、低速なクロック信号しか供給でき
ないテスタを用いて試験することが可能となる。
【0119】[実施の形態2]本発明の実施の形態2に
おける同期型半導体記憶装置2000について説明す
る。
【0120】本発明の実施の形態2における同期型半導
体記憶装置は、テストモードにおいて、バンクの非活性
化のタイミングを任意に制御することを可能とするもの
である。
【0121】図8は、本発明の実施の形態2における同
期型半導体記憶装置2000の全体構成の一例を示す概
略ブロック図であり、従来の同期型半導体記憶装置90
00と同じ構成要素には、同じ記号および同じ符合を付
しその説明を省略する。
【0122】図8に示す同期型半導体記憶装置2000
が、従来の同期型半導体記憶装置9000と異なる点
は、プリチャージ信号発生回路12に代わって、プリチ
ャージ開始信号を遅延して出力することができるプリチ
ャージ信号発生回路110を備えることにある。
【0123】プリチャージ信号発生回路110は、テス
トモードにおいては、特定の外部信号に基づき、プリチ
ャージ命令情報がバンクに伝達されるタイミングを調整
する。また、テストモード以外の場合(ノーマルモー
ド)は、従来と同様にプリチャージコマンドに応答して
プリチャージ命令情報をバンクに伝達する。
【0124】この結果、同期型半導体記憶装置2000
では、テストモードにおいては、従来の同期型半導体記
憶装置9000での非活性タイミングより遅れたタイミ
ングでバンクを非活性化させることが可能となる。
【0125】なお、モードセット設定回路4は、本発明
の実施の形態2においては、特定のテストモードを検出
した結果として、テストモード信号ZMS2を出力す
る。
【0126】次に、本発明の実施の形態2におけるプリ
チャージ信号発生回路110の具体的構成の一例につい
て、図9を用いて説明する。
【0127】図9は、本発明の実施の形態2のプリチャ
ージ信号発生回路110の具体的構成の一例を示す回路
図である。図9に示すプリチャージ信号発生回路(以
下、プリチャージ信号発生回路110.1と称す)は、
NAND回路54、インバータ回路56、プリチャージ
命令出力回路60およびプリチャージ命令制御回路62
を備える。
【0128】NAND回路54およびインバータ回路5
6は、図8に示すバッファ17から出力される内部制御
信号に応じて、外部からプリチャージコマンドが入力さ
れたことを検出する。そして、検出結果として、プリチ
ャージ命令信号PRECFを出力する。プリチャージ命
令出力回路60は、後述するプリチャージイネーブル信
号ZPENに応じて、それぞれのバンクに対するプリチ
ャージ命令情報に基づき、対応するプリチャージ開始信
号ZPREを出力する。
【0129】プリチャージ命令制御回路62は、テスト
モード信号ZMS2および特定の外部信号(具体的に
は、外部制御信号/WE)に応答して、プリチャージ命
令出力回路60の動作をイネーブル状態にするプリチャ
ージイネーブル信号ZPENを出力する。
【0130】次に、NAND回路54およびインバータ
回路56について説明する。NAND回路54は、内部
制御信号CS、RAS、ZCAS、WEを入力に受け
る。ここで、内部制御信号WEは、外部制御信号/WE
に対応する逆相の内部信号である。
【0131】プリチャージコマンドPREが入力される
と(内部制御信号CS、RAS、ZCASおよびWEが
すべてHレベル)、NAND回路54よりLレベルの信
号が出力され、これにより、インバータ回路56から、
Hレベルの活性状態にあるプリチャージ命令信号PRE
CFが出力される。
【0132】それ(プリチャージコマンドPRE)以外
の場合は、NAND回路54よりHレベルの信号が出力
され、これにより、インバータ回路56から、Lレベル
の非活性状態にあるプリチャージ命令信号PRECFが
出力される。
【0133】次に、プリチャージ命令出力回路60につ
いて説明する。プリチャージ命令出力回路60は、NA
ND回路74.0、74.1、74.2および74.3
を備える(以下、総称的にNAND回路74と称す)。
NAND回路74はそれぞれ、バンクB0、…、B3に
対応して設けられる。
【0134】NAND回路74のそれぞれの第1の入力
ノードは、プリチャージ命令信号PRECFを受ける。
また、第2の入力ノードは、対応するバンクデコード信
号BKを受ける。さらに、第3の入力ノードは、テスト
モード信号ZMS2を受ける。
【0135】テストモード(テストモード信号ZMS2
がLレベルの活性状態)においては、すべてのNAND
回路74の出力は、Hレベルになる。
【0136】ノーマルモード(テストモード信号ZMS
2がHレベルの非活性状態)の場合は、指定されたバン
クに対応するNAND回路74から、Lレベルの信号が
出力され、その他のNAND回路74からは、Hレベル
の信号が出力される。
【0137】プリチャージ命令出力回路60はさらに、
論理ゲート75.0、75.1、75.2および75.
3ならびにインバータ回路76.0、76.1、76.
2および76.3を備える(以下、総称的に論理ゲート
75、インバータ回路76とそれぞれ称す)。論理ゲー
ト75およびインバータ回路76は、それぞれバンクB
0、…、B3に対応して設けられる。
【0138】論理ゲート75のそれぞれの第1の入力ノ
ードは、対応するNAND回路74の出力信号を受け
る。また、それぞれの第2の入力ノードは、後述するプ
リチャージ命令制御回路62の出力するプリチャージイ
ネーブル信号ZPENを受ける。インバータ回路76の
それぞれは、対応する論理ゲート75の出力信号を受
け、対応するプリチャージ開始信号ZPREを出力す
る。
【0139】プリチャージ命令出力回路60の動作につ
いて簡単に説明する。プリチャージイネーブル信号ZP
ENがHレベルの非活性状態の場合(ノーマルモード、
テストモード)、インバータ回路76のそれぞれの出力
は、対応するNAND回路74の出力信号に応じて変化
する。テストモードにおいては、対応するNAND回路
74の出力信号がHレベルであるため、対応するインバ
ータ回路76からは、Hレベルの非活性状態のプリチャ
ージ開始信号ZPREが出力される。
【0140】プリチャージイネーブル信号ZPENがL
レベルの活性状態にある場合(テストモード)、論理ゲ
ート75のそれぞれの出力信号は、Hレベルになり、イ
ンバータ回路76のそれぞれから出力されるプリチャー
ジ開始信号ZPREは、すべてLレベルの活性状態とな
る。
【0141】次に、プリチャージ命令制御回路62につ
いて説明する。プリチャージ命令制御回路62は、論理
ゲート65および66、NOR回路67、NAND回路
68、インバータ回路64および69ならびにワンショ
ットパルス発生回路72を備える。
【0142】インバータ回路64は、プリチャージ命令
信号PRECFを受ける。論理ゲート65の第1の入力
ノードは、インバータ回路64の出力信号を受ける。ま
た、論理ゲート65の第2の入力ノードは、テストモー
ド信号ZMS2を受ける。論理ゲート66の第1の入力
ノードは、論理ゲート65の出力信号を受ける。また、
論理ゲート66の第2の入力ノードは、NAND回路6
8の出力信号を受ける。NOR回路67の第1の入力ノ
ードは、テストモード信号ZMS2を受ける。また、N
OR回路67の第2の入力ノードは、図8に示す入力初
段16より信号ZBWEを受ける。ここで、信号ZBW
Eは、外部制御信号/WEに対応する同相の内部信号で
ある。
【0143】NAND回路68の第1の入力ノードは、
論理ゲート66の出力信号S2を受ける。また、NAN
D回路68の第2の入力ノードは、NOR回路67の出
力信号を受ける。
【0144】論理ゲート65および66、NOR回路6
7、NAND回路68ならびにインバータ回路64は、
ラッチ回路70を構成する。ラッチ回路70は、テスト
モードにおいて、信号ZBWEがLレベルであれば、信
号PRECFに対応してHレベルの信号S2を出力し、
信号ZBWEがHレベルになると、Lレベルの信号S2
を出力する。ノーマルモードにおいては、信号S2はH
レベルに固定される。
【0145】ワンショットパルス発生回路72は、論理
ゲート66の出力信号S2を受ける。ワンショットパル
ス発生回路72は、信号S2の立下がりに応答して、H
レベルのワンショットパルスを出力する。インバータ回
路69は、ワンショットパルス発生回路72から出力さ
れるパルスを反転して、Lレベルのプリチャージイネー
ブル信号ZPENを出力する。
【0146】次に、テストモードにおけるプリチャージ
信号発生回路110.1の動作について、タイミングチ
ャートである図10を用いて説明する。
【0147】図10は、図9に示すプリチャージ信号発
生回路110.1の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。図10において(A)は、プリチャージ
命令信号PRECFを、(B)は、信号S2を、(C)
は、プリチャージイネーブル信号ZPENを、(D)
は、信号ZBWEを、(E)はプリチャージ開始信号Z
PREをそれぞれ示している。なお、テストモード信号
ZMS2がLレベルの活性状態(テストモード)にある
ものとする。
【0148】図10に示すようにプリチャージコマンド
PREが入力された時点(時刻t0)で、信号ZBWE
がLレベルであるため、これに応じて時刻t1で信号S
2がHレベルに立上がる。プリチャージイネーブル信号
ZPENがHレベルを保持するため、プリチャージ命令
情報は各バンクに伝達されない。
【0149】時刻t2において、外部からのコントロー
ル(外部制御信号/WEをHレベルに立上げる)によ
り、信号ZBWEをHレベルに設定する。これを受け
て、信号S2はLレベルの状態になる。さらに、信号S
2の立下がりに応じて、ワンショットパルス発生回路7
2からLレベルのパルスが発生する。
【0150】この結果、時刻t3において、プリチャー
ジイネーブル信号ZPENがLレベルの活性状態にな
る。この結果、全てのプリチャージ開始信号ZPREが
Lレベルの活性化状態になる。
【0151】これを受けて(実際のプリチャージコマン
ドPREの入力時点より遅れて)、それぞれのバンクの
非活性化が開始される。
【0152】また、プリチャージイネーブル信号ZPE
Nが続いてHレベルの非活性状態になることにより、プ
リチャージ開始信号ZPREがHレベルの非活性状態と
なる。これを受けて、全てのプリチャージ開始信号ZP
REがHレベルの非活性状態になる。
【0153】次の外部クロック信号CLKの入力タイミ
ングにおいてアクトコマンドACTが入力された場合
(時刻t4)、時刻t3と時刻t4との間隔がtRP期
間となる。
【0154】すなわち、同期型半導体記憶装置2000
は、プリチャージ信号発生回路110.1を備えること
で、プリチャ−ジ命令情報のバンクへの伝達を調整する
ことができるため、実際にプリチャ−ジコマンドPRE
が入力された時点より十分バンクの非活性タイミングを
遅らせることが可能となる。
【0155】ノーマルモードの場合は、外部から入力さ
れるプリチャ−ジコマンドPREの入力タイミングに基
づき、プリチャージ開始信号ZPREが出力される。
【0156】なお、図9においては、外部制御信号/W
Eを用いて、プリチャージ開始信号の対応するロウ系制
御回路への伝達を調整しているが、これに限らず外部制
御信号/CAS、CKE、DQM等の信号を用いても同
様の目的を達成することができる。
【0157】次に、本発明の実施の形態2におけるプリ
チャージ信号発生回路110の他の具体的構成の一例に
ついて図11を用いて説明する。
【0158】図11は、本発明の実施の形態2における
プリチャージ信号発生回路110の他の具体的構成の一
例を示す回路図であり、図9に示すプリチャージ信号発
生回路110.1と同じ構成要素には、同じ符合および
同じ記号を付しその説明を省略する。
【0159】図11に示すプリチャージ信号発生回路
(以下、プリチャージ信号発生回路110.2と称す)
は、NAND回路54、インバータ回路56ならびに制
御ユニット78.0、78.1、78.2および78.
3を備える。制御ユニット78.0、78.1、78.
2および78.3は、それぞれバンクB0、…、B3に
対応して設けられる(以下、総称的に制御ユニット78
と称す)。
【0160】制御ユニット78のそれぞれは、対応する
NAND回路74、対応する論理ゲート75および対応
するインバータ回路76、ならびにプリチャージ命令制
御回路262を備える。
【0161】プリチャージ命令制御回路262は、論理
ゲート345および346、NOR回路347、NAN
D回路348ならびにワンショットパルス発生回路34
9を備える。
【0162】プリチャージ命令制御回路262は、図9
に示すプリチャージ命令制御回路62と構成を同じくす
るが、図9に示す論理ゲート65と異なり、論理ゲート
345は、第1の入力ノードに対応するバンクデコード
信号BKを反転した信号(ZBK)を、第2の入力ノー
ドにプリチャージ命令信号PRECFの反転信号を、そ
して第3の入力ノードにテストモード信号ZMS2を受
ける。これにより、プリチャージ命令制御回路262
は、それぞれ対応するバンクデコード信号に応答して、
外部信号に基づきプリチャージイネーブル信号ZPRE
Nの電位レベルを制御することになる。
【0163】すなわち、プリチャージ信号発生回路11
0.2は、バンクのそれぞれに対応して、プリチャージ
命令の伝達を調整する回路を備えることにより、ある特
定のバンクが活性化している状態で、独立に異なるバン
クのtRP期間をコントロールすることが可能となる。
【0164】以上のように、本発明の実施の形態2にお
ける同期型半導体記憶装置においては、実際にプリチャ
ージコマンドPREが入力された時点より遅れてバンク
を非活性化させることが可能となり、この結果、tRP
期間は従来のtRP期間より短くなる。したがって、高
速動作を行なうメモリに対しても、低速なクロック信号
しか供給できないテスタを用いて試験することが可能と
なる。
【0165】[実施の形態3]本発明の実施の形態3に
おける同期型半導体記憶装置について説明する。
【0166】本発明の実施の形態3における同期型半導
体記憶装置は、テストモードにおいて、バンクの活性、
非活性化のタイミングを任意に制御することを可能とす
るものである。
【0167】図12は、本発明の実施の形態3における
同期型半導体記憶装置3000の全体構成の一例を示す
概略ブロック図であり、従来の同期型半導体記憶装置9
000と同じ構成要素には、同じ記号および同じ符合を
付しその説明を省略する。図12に示す同期型半導体記
憶装置3000が従来の同期型半導体記憶装置9000
と異なる点は、プリチャージ信号発生回路12に代わっ
てプリチャージ信号発生回路110を備えること、およ
びアクト信号発生回路13に代わってアクト信号発生回
路100を備えることにある。
【0168】同期型半導体記憶装置3000における、
アクト信号発生回路100は、実施の形態1で説明した
ように、対応するバンクへの活性命令情報の伝達を調整
することを可能とする。また、プリチャージ信号発生回
路110は、実施の形態2で説明したように、バンクへ
のプリチャージ命令情報の伝達を調整することを可能と
する。
【0169】次に、テストモードにおける本発明の実施
の形態3における同期型半導体記憶装置3000の動作
について、タイミングチャートである図13を用いて説
明する。
【0170】図13は、本発明の実施の形態3における
同期型半導体記憶装置3000の動作を説明するための
タイミングチャートである。図13において、(A)
は、外部制御信号/RASを、(B)は、外部制御信号
/CASを、(C)は、外部制御信号/WEを、(D)
は、アクト開始信号ZACTを、(E)は、プリチャー
ジ開始信号ZPREをそれぞれ示している。なお、テス
トモード信号ZMS1およびZMS2はともにLレベル
の活性状態にある(テストモード)ものとする。
【0171】図13に示すように、時刻t1においてア
クトコマンドACTが入力されると、従来においては、
アクト開始信号ZACTは、時刻t1aでLレベルの活
性状態になる(点線)。これに対し、本発明の実施の形
態3においては、外部からのコントロール(外部制御信
号/RASを時刻t1bでLレベルからHレベルに立上
げる)により、時刻t1cにおいて、アクト開始信号Z
ACTがLレベルの活性化状態となる(実線)。
【0172】さらに、時刻t3において、プリチャージ
コマンドPREが入力されると、従来においては、プリ
チャージ開始信号ZPREは、時刻t4aでLレベルの
活性状態になる(点線)。これに対して、本発明の実施
の形態3においては,外部からのコントロール(外部制
御信号/WEを時刻t4bでLレベルからHレベルに立
上げる)により、時刻t4cにおいて、プリチャージ開
始信号ZPREがLレベルの活性状態になる(実線)。
なお、これを受けて、アクト開始信号ZACTがHレベ
ルに立上がる。
【0173】以上のように、本発明の実施の形態3にお
ける同期型半導体記憶装置3000は、実際にアクトコ
マンドACTが入力された時点より遅れてバンクを活性
化させることが可能となり、また実際にプリチャージコ
マンドPREが入力された時点より遅れてバンクを非活
性化させることが可能となるため、高速動作を行なうメ
モリに対しても、低速なクロック信号しか供給できない
テスタを用いて試験することが可能となる。
【0174】[実施の形態4]本発明の実施の形態4に
おける同期型半導体記憶装置について説明する。
【0175】本発明の実施の形態4における同期型半導
体記憶装置は、テストモードにおいて、バンクの活性化
のタイミングを制御することを可能とするものである。
【0176】図14は、本発明の実施の形態4における
同期型半導体記憶装置4000の全体構成の一例を示す
概略ブロック図であり、従来の同期型半導体記憶装置9
000と同じ構成要素には、同じ符合および同じ記号を
付し、その説明は省略する。
【0177】図14に示す同期型半導体記憶装置400
0が、従来の同期型半導体記憶装置9000と異なる点
は、アクト信号発生回路13に代わって遅延段を有する
アクト信号発生回路120を備えることにある。
【0178】アクト信号発生回路120は、テストモー
ドにおいては、外部から入力されるアクトコマンドAC
Tに対応する活性命令情報を遅延段を通過させて出力す
る。テストモード以外の場合(ノーマルモード)は、従
来と同様にアクトコマンドACTに応答して活性命令情
報をバンクに伝達する。
【0179】この結果、同期型半導体記憶装置4000
は、テストモードにおいては、従来の同期型半導体記憶
装置9000における活性タイミングより遅れたタイミ
ングでバンクを活性化させることが可能となる。
【0180】なお、モードセット設定回路4は、外部信
号に基づき、特定のテストモードが設定されたことを検
出して、テストモード信号ZMS1を出力するものとす
る。
【0181】次に、本発明の実施の形態4におけるアク
ト信号発生回路120の具体的構成の一例について図1
5を用いて説明する。
【0182】図15は、本発明の実施の形態4における
アクト信号発生回路120の具体的構成の一例を示す回
路図である。図15におけるアクト信号発生回路(以
下、アクト信号発生回路120.1と称す)は、従来の
アクト信号発生回路13ならびに制御ユニット85.
0、85.1、85.2および85.3を備える(以
下、総称的に制御ユニット85と称す)。制御ユニット
85のそれぞれは、バンクB0、…、B3に対応して設
けられる。以下、簡単のため、従来のアクト信号発生回
路13の出力するアクト開始信号を、アクト開始信号K
ZACT(0)、KZACT(1)、KZACT(2)
およびKZACT(3)と記す。
【0183】制御ユニット85の構成について、代表的
に制御ユニット85.0を用いて説明する。制御ユニッ
ト85.0は、インバータ回路80および93、NAN
D回路81、遅延段82ならびにスイッチ回路83およ
び84を備える。
【0184】インバータ回路80は、アクト信号発生回
路13から出力される対応するアクト開始信号KZAC
T(0)を入力に受けこれを反転する。NAND回路8
1の第1の入力ノードは、インバータ回路93を介して
テストモード信号ZMS1を反転した信号を受け、第2
の入力ノードは、インバータ回路80の出力信号を受け
る。
【0185】遅延段82は、NAND回路81の出力信
号を遅延して出力する。スイッチ回路83は、テストモ
ード信号ZMS1に応じて、遅延段82から出力される
信号を出力する。一方、スイッチ回路84は、テストモ
ード信号ZMS1に応じて、対応するアクト開始信号Z
KACT(0)を出力する。スイッチ回路84または8
3のいずれか一方から出力される信号が、最終的なアク
ト開始信号ZACTとして対応するバンクに出力され
る。
【0186】具体的には、テストモード(たとえば、テ
ストモード信号ZMS1がLレベルの活性状態)におい
ては、スイッチ回路83により、遅延された信号がアク
ト開始信号ZACT(0)として出力される。一方、ノ
ーマルモード(テストモード以外)の場合には、スイッ
チ回路84により、アクト開始信号KZACT(0)が
そのままアクト開始信号ZACT(0)として出力され
る。
【0187】スイッチ回路83および84としては、た
とえばトランスミッションゲートで構成することができ
る。
【0188】次に、テストモードにおけるアクト信号発
生回路120.1の動作について、タイミングチャート
である図16を用いて説明する。
【0189】図16は、図15に示すアクト信号発生回
路120.1の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。図16において(A)は、外部クロック信号
CLKを、(B)は、アクト開始信号KZACT(0)
を、(C)は、最終的なアクト開始信号ZACT(0)
を示す。なお、テストモード信号ZMS1はLレベルの
活性状態(テストモード)にあるものとする。
【0190】図16に示すように、時刻t0においてア
クトコマンドACTが入力されると、時刻t1におい
て、指定されたバンク(バンクB0とする)に対応する
アクト開始信号KZACT(0)がHレベルからLレベ
ルの状態に変化する。遅延段82によりアクト開始信号
KZACT(0)が遅延される。これにより、時刻t2
において、Lレベルの活性状態にある最終的なアクト開
始信号ZACT(0)が発生する。これを受けて、実際
のアクトコマンドACTの入力時点より遅れて、バンク
B0の活性化が開始される。
【0191】次の外部クロック信号CLKの入力タイミ
ングにおいて読出もしくは書込命令(READ/WRI
TE)が入力された場合(時刻t3)、時刻t2から時
刻t3の間隔がtRCD期間となる。
【0192】さらに、本発明の実施の形態4におけるア
クト信号発生回路120の他の具体的構成の一例につい
て図17を用いて説明する。
【0193】図17は、本発明の実施の形態4における
アクト信号発生回路120の他の構成の一例を示す回路
図である。図17に示すアクト信号発生回路(以下、ア
クト信号発生回路120.2と称す)は、従来のアクト
信号発生回路13ならびに制御ユニット91.0、9
1.1、91.2および91.3を備える。制御ユニッ
ト91.0、91.1、91.2および91.3(以
下、総称的に制御ユニット91と称す)は、バンクB
0、…、B3のそれぞれに対応して設けられる。
【0194】制御ユニット91の構成について、代表的
に制御ユニット91.0を用いて説明する。制御ユニッ
ト91.0は、インバータ回路86、ラッチ回路87、
遅延段88ならびにスイッチ回路89および90を備え
る。インバータ回路86は、対応するアクト開始信号K
ZACT(0)を入力に受け、これを反転して出力す
る。ラッチ回路87は、テストモード信号ZMS1およ
び内部クロック信号CLK0に基づき、インバータ回路
86の出力信号をラッチする。遅延段88は、ラッチ回
路87の出力信号S3を遅延して出力する。スイッチ回
路89は、テストモード信号ZMS1に基づき、遅延段
88から出力される信号を出力する。スイッチ回路90
は、テストモード信号ZMS1に基づき、アクト開始信
号KZACT(0)を出力する。スイッチ回路89もし
くはスイッチ回路90のいずれか一方から出力される信
号が、最終的なアクト開始信号ZACT(0)として、
対応するバンクB0に出力される。
【0195】具体的には、テストモード(たとえば、テ
ストモード信号ZMS1がLレベル)においては、スイ
ッチ回路89により、遅延段88から出力される信号が
アクト開始信号ZACT(0)として出力される。一
方、ノーマルモード(テストモード以外)の場合には、
スイッチ回路90を介して、アクト開始信号KZACT
(0)そのものが最終的なアクト開始信号ZACT
(0)として出力される。次に、テストモードにおける
アクト信号発生回路120.2の動作についてタイミン
グチャートである図18を用いて説明する。
【0196】図18は、図17に示すアクト信号発生回
路120.2の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。図18において(A)は、外部クロック信号
CLKを、(B)は、アクト開始信号KZACT(0)
を、(C)は、最終的なアクト開始信号ZACT(0)
を,(D)は、ラッチ回路87の出力信号S3をそれぞ
れ示している。なお、テストモード信号ZMS1はLレ
ベルの活性状態(テストモード)にあるものとする。
【0197】図18に示すように、時刻t0においてア
クトコマンドACTが入力されると、時刻t1におい
て、指定されたバンク(バンクB0とする)に対応する
アクト開始信号KZACT(0)が、HレベルからLレ
ベルの状態に変化する。外部クロック信号CLK(また
は、内部クロック信号CLK0)がHレベルからLレベ
ルに立下がる時点(時刻t2)において、ラッチ回路8
7は、インバータ回路86から出力される信号をラッチ
して出力する。さらに、遅延段88により、ラッチした
信号が遅延される。これにより、実際にアクトコマンド
ACTが入力された時点より遅れて(時刻t3)、Lレ
ベルの最終的なアクト開始信号ZACT(0)が出力さ
れることになる。
【0198】次の外部クロック信号CLK(または、内
部クロック信号CLK0)の立上がりタイミングにおい
て読出または書込命令(READ/WRITE)が指定
された場合(時刻t4)、時刻t3と時刻t4との間隔
がtRCD期間となる。
【0199】すなわち、同期型半導体記憶装置4000
は、アクト信号発生回路120を備えることで、活性命
令情報の伝達を調整することができるため、実際にアク
トコマンドACTが入力された時点より十分バンクの活
性タイミングを遅らせることが可能となる。
【0200】さらにアクト信号発生回路120.2は、
内部クロック信号の立下がりタイミングをトリガとして
遅延を開始するため、アクト信号発生回路120.1に
比べて必要な遅延段量が少なくすることができる。
【0201】以上のように、本発明の実施の形態4にお
ける同期型半導体記憶装置においては、実際にアクトコ
マンドACTが入力された時点より遅れてバンクを活性
化させることが可能となり、この結果、tRCD期間は
従来のtRCD期間より短くなる。したがって、高速動
作を行なうメモリに対しても、低速なクロック信号しか
供給できないテスタを用いて試験することが可能とな
る。
【0202】[実施の形態5]本発明の実施の形態5に
おける同期型半導体記憶装置について説明する。
【0203】本発明の実施の形態5における同期型半導
体記憶装置は、テストモードにおいて、バンクの非活性
化のタイミングを制御することを可能とするものであ
る。
【0204】図19は、本発明の実施の形態5における
同期型半導体記憶装置5000の全体構成の一例を示す
概略ブロック図であり、従来の同期型半導体記憶装置9
000と同じ構成要素には、同じ符合および同じ記号を
付し、その説明は省略する。
【0205】図19に示す同期型半導体記憶装置500
0が、従来の同期型半導体記憶装置9000と異なる点
は、プリチャージ信号発生回路12に代わって遅延段を
有するプリチャージ信号発生回路130を備えることに
ある。
【0206】プリチャージ信号発生回路130は、テス
トモードにおいては、外部から入力されるプリチャージ
コマンドPREに対応するプリチャージ命令情報を遅延
段を通過させて出力する。テストモード以外の場合(ノ
ーマルモード)は、従来と同様にプリチャージコマンド
PREに応答してプリチャージ命令情報をバンクに伝達
する。
【0207】この結果、同期型半導体記憶装置5000
は、テストモードにおいては、従来の同期型半導体記憶
装置9000における非活性タイミングより遅れたタイ
ミングでバンクを非活性化させることが可能となる。
【0208】なお、モードセット設定回路4は、外部信
号に基づき、特定のテストモードが設定されたことを検
出して、テストモード信号ZMS2を出力するものとす
る。
【0209】次に、本発明の実施の形態5におけるプリ
チャージ信号発生回路130の具体的構成の一例につい
て図20を用いて説明する。
【0210】図20は、本発明の実施の形態5における
プリチャージ信号発生回路130の具体的構成の一例を
示す回路図である。図20におけるプリチャージ信号発
生回路(以下、プリチャージ信号発生回路130.1と
称す)は、従来のプリチャージ信号発生回路12ならび
に制御ユニット185.0、185.1、185.2お
よび185.3を備える(以下、総称的に制御ユニット
185と称す)。制御ユニット185のそれぞれは、バ
ンクB0、…、B3に対応して設けられる。以下、簡単
のため、従来のプリチャージ信号発生回路12の出力す
るプリチャ−ジ開始信号を、プリチャージ開始信号KZ
PRE(0)、KZPRE(1)、KZPRE(2)お
よびKZPRE(3)と記す。
【0211】制御ユニット185の構成について、代表
的に制御ユニット185.0を用いて説明する。制御ユ
ニット185.0は、インバータ回路180および9
4、NAND回路181、遅延段182ならびにスイッ
チ回路183および184を備える。
【0212】インバータ回路180は、プリチャージ信
号発生回路12から出力される対応するアクト開始信号
KZPRE(0)を入力に受けこれを反転する。NAN
D回路181の第1の入力ノードは、インバータ回路9
4を介してテストモード信号ZMS2を反転した信号受
け、第2の入力ノードは、インバータ回路180の出力
信号を受ける。
【0213】遅延段182は、NAND回路181の出
力信号を遅延して出力する。スイッチ回路183は、遅
延段182から出力される信号を受ける。スイッチ回路
184は、対応するプリチャ−ジ開始信号KZPRE
(0)を受ける。テストモード(たとえば、テストモー
ド信号ZMS2がLレベルの活性状態)においては、ス
イッチ回路183により、遅延された信号がプリチャー
ジ開始信号ZPRE(0)として出力される。一方、ノ
ーマルモード(テストモード以外)の場合には、スイッ
チ回路184により、プリチャージ開始信号KZPRE
(0)がそのままプリチャージ開始信号ZPRE(0)
として出力される。
【0214】スイッチ回路183および184として
は、たとえばトランスミッションゲートで構成すること
ができる。
【0215】次に、テストモードにおけるプリチャージ
信号発生回路130.1の動作について、タイミングチ
ャートである図21を用いて説明する。
【0216】図21は、図20に示すプリチャージ信号
発生回路130.1の動作を説明するためのタイミング
チャートである。図21において(A)は、外部クロッ
ク信号CLKを、(B)は、プリチャージ開始信号KZ
PRE(0)を、(C)は、最終的なプリチャージ開始
信号ZPRE(0)を示す。なお、テストモード信号Z
MS2はLレベルの活性状態(テストモード)にあるも
のとする。
【0217】図21に示すように、時刻t0においてプ
リチャージコマンドPREが入力されると、時刻t1に
おいて、指定されたバンク(バンクB0とする)に対応
するプリチャージ開始信号KZPRE(0)が、Hレベ
ルからLレベルの状態に変化する。遅延段182により
プリチャージ開始信号KZPRE(0)が遅延される。
これにより、時刻t2において、Lレベルの活性状態に
ある最終的なプリチャージ開始信号ZPRE(0)が発
生する。
【0218】これを受けて、実際のプリチャージコマン
ドPREの入力時点より遅れて、バンクB0の非活性化
が開始される。
【0219】次の外部クロック信号CLKの入力タイミ
ングにおいてアクトコマンドACTが入力された場合
(時刻t3)、時刻t2から時刻t3の間隔が、tRP
期間となる。
【0220】さらに、本発明の実施の形態5におけるプ
リチャージ信号発生回路130の他の具体的構成の一例
について図22を用いて説明する。
【0221】図22は、本発明の実施の形態5における
プリチャージ信号発生回路130の他の構成の一例を示
す回路図である。図22に示すプリチャージ信号発生回
路(以下、プリチャージ信号発生回路130.2と称
す)は、従来のプリチャージ信号発生回路12ならびに
制御ユニット191.0、191.1、191.2およ
び191.3を備える。制御ユニット191.0、19
1.1、191.2および191.3(以下、総称的に
制御ユニット191と称す)は、バンクB0、…、B3
のそれぞれに対応して設けられる。
【0222】制御ユニット191の構成について、代表
的に制御ユニット191.0を用いて説明する。制御ユ
ニット191.0は、インバータ回路186、ラッチ回
路187、遅延段188ならびにスイッチ回路189お
よび190を備える。
【0223】インバータ回路186は、対応するプリチ
ャージ開始信号KZPRE(0)を入力に受け、これを
反転して出力する。ラッチ回路187は、テストモード
信号ZMS2および内部クロック信号CLK0に基づ
き、インバータ回路186の出力信号をラッチする。
【0224】遅延段188は、ラッチ回路187の出力
信号S13を遅延して出力する。スイッチ回路189
は、遅延段188から出力される信号を受ける。スイッ
チ回路190は、プリチャージ開始信号KZPRE
(0)を受ける。テストモード(たとえば、テストモー
ド信号ZMS1がLレベル)においては、スイッチ回路
189により、遅延段188から出力される信号がプリ
チャージ開始信号ZPRE(0)として出力される。一
方、ノーマルモード(テストモード以外)の場合には、
スイッチ回路190により、プリチャージ開始信号KZ
PRE(0)そのものが、最終的なプリチャージ開始信
号ZPRE(0)として出力される。
【0225】次に、テストモードにおけるプリチャージ
信号発生回路130.2の動作についてタイミングチャ
ートである図23を用いて説明する。
【0226】図23は、図22に示すプリチャージ信号
発生回路130.2の動作を説明するためのタイミング
チャートである。図23において(A)は、外部クロッ
ク信号CLKを、(B)は、プリチャージ開始信号KZ
PRE(0)を、(C)は、最終的なプリチャージ開始
信号ZPRE(0)を,(D)は、ラッチ回路187の
出力信号S13をそれぞれ示している。なお、テストモ
ード信号ZMS2はLレベルの活性状態(テストモー
ド)にあるものとする。
【0227】図23に示すように、時刻t0においてプ
リチャージコマンドPREが入力されると、時刻t1に
おいて、対応するバンクのプリチャージ開始信号KZP
RE(0)がLレベルに立下がる。外部クロック信号C
LK(または内部クロック信号CLK0)がHレベルか
らLレベルに立下がる時点(時刻t2)において、ラッ
チ回路187は、インバータ回路186から出力される
信号をラッチして出力する。さらに、遅延段188によ
り、ラッチした信号が遅延される。これにより、実際に
プリチャージコマンドPREが入力された時点より遅れ
て(時刻t3)、Lレベルの最終的なプリチャージ開始
信号ZPRE(0)が出力されることになる。
【0228】次の外部クロック信号CLKの立上がりタ
イミングにおいてプリチャージコマンドPREが入力さ
れた場合(時刻t4)、時刻t3と時刻t4との間隔が
tRP期間となる。
【0229】すなわち、同期型半導体記憶装置5000
は、プリチャージ信号発生回路130を備えることで、
プリチャージ命令情報の伝達を調整することができるた
め、実際にプリチャージコマンドPREが入力された時
点より十分バンクの非活性タイミングを遅らせることが
可能となる。
【0230】さらにプリチャージ信号発生回路130.
2は、内部クロック信号の立下がりタイミングをトリガ
として遅延を開始するため、プリチャージ信号発生回路
130.1に比べて必要な遅延段量が少なくすることが
できる。
【0231】以上のように、本発明の実施の形態5にお
ける同期型半導体記憶装置においては、実際にプリチャ
−ジコマンドPREが入力された時点より遅れてバンク
を非活性化させることが可能となり、この結果、tRP
期間は従来のtRP期間より短くなる。したがって、高
速動作を行なうメモリに対しても、低速なクロック信号
しか供給できないテスタを用いて試験することが可能と
なる。
【0232】[実施の形態6]本発明の実施の形態6に
おける同期型半導体記憶装置について説明する。
【0233】本発明の実施の形態6における同期型半導
体記憶装置は、テストモードにおいて、バンクの活性、
非活性化のタイミングを任意に制御することを可能とす
るものである。
【0234】図24は、本発明の実施の形態6における
同期型半導体記憶装置6000の全体構成の一例を示す
概略ブロック図であり、従来の同期型半導体記憶装置9
000と同じ構成要素には、同じ記号および同じ符合を
付しその説明を省略する。
【0235】図24に示す同期型半導体記憶装置600
0が従来の同期型半導体記憶装置9000と異なる点
は、プリチャージ信号発生回路12に代わってプリチャ
ージ信号発生回路130を備えること、およびアクト信
号発生回路13に代わってアクト信号発生回路120を
備えることにある。
【0236】同期型半導体記憶装置6000における、
アクト信号発生回路120は、実施の形態4で説明した
ように、対応するバンクへの活性命令情報の伝達を調整
することを可能とする。また、プリチャージ信号発生回
路130は、実施の形態5で説明したように、バンクへ
のプリチャージ命令情報の伝達を調整することを可能と
する。
【0237】この結果、本発明の実施の形態6における
同期型半導体記憶装置6000においては、実際にアク
トコマンドACTが入力された時点より遅れてバンクを
活性化させることが可能となり、また実際にプリチャー
ジコマンドPREが入力された時点より遅れてバンクを
非活性化させることが可能となるため、高速動作を行な
うメモリに対しても、低速なクロック信号しか供給でき
ないテスタを用いて試験することが可能となる。
【0238】[実施の形態7]本発明の実施の形態7に
係る同期型半導体記憶装置について説明する。
【0239】本発明の実施の形7における同期型半導体
記憶装置は、テストモードにおいて、外部クロック信号
に加えて他の外部信号に基づき、高周波数の内部クロッ
ク信号を発生することを可能とするものである。
【0240】まず、本発明の実施の形態7に係る同期型
半導体記憶装置7000の全体構成の一例を、図25を
用いて説明する。
【0241】図25は、本発明の実施の形態7に係る同
期型半導体記憶装置7000の基本構成の一例を示す概
略ブロック図である。従来の同期型半導体記憶装置90
00と同じ構成要素には同じ符号および同じ記号を付し
その説明を省略する。
【0242】図25に示す同期型半導体記憶装置700
0が、従来の同期型半導体記憶装置9000と異なる点
は、内部クロック発生回路2に代わって、従来の内部ク
ロック信号の逓倍の周波数の内部クロック信号CLKN
を出力する内部クロック発生回路150を備えることに
ある。
【0243】モードセット設定回路4は、外部信号に応
答して、特定のテストモードが設定されたか否かを検出
し、テストモード信号ZMSを出力するものとする。
【0244】内部クロック発生回路150は、テストモ
ード信号ZMSに応答して、通常の内部クロック信号
(以下、簡単のためCLK1と記す)より高い周波数の
内部クロック信号CLKNを生成して出力する。
【0245】次に、本発明の実施の形態7における内部
クロック発生回路150の具体的構成の一例について図
26を用いて説明する。
【0246】図26は、本発明の実施の形態7における
内部クロック発生回路150の具体的構成の一例を示す
回路図である。図26における内部クロック発生回路1
50は、内部クロック発生回路2. 1および2. 2、テ
ストモードクロック発生回路152ならびにスイッチ回
路154を含む。内部クロック発生回路2. 1および
2. 2は、従来の内部クロック発生回路2と同様の構成
であり、入力したクロック信号に対して位相同期(又は
位相同期および周波数同期)したクロック信号を出力す
る。
【0247】テストモードクロック発生回路152は、
外部クロック信号CLKと外部制御信号の1つである外
部クロックイネーブル信号CKEとに基づき、テストモ
ード信号ZMSに応じてクロック信号CLK3を出力す
る。内部クロック発生回路2. 1は、外部クロック信号
CLKを取込み、内部クロック信号CLK1を出力す
る。内部クロック発生回路2. 2は、クロック信号CL
K3を取込み、内部クロック信号CLK2を出力する。
【0248】スイッチ回路154は、テストモード信号
ZMSに応答して、内部クロック信号CLK1もしくは
内部クロック信号CLK2のいずれかを内部クロック信
号CLKNとして出力する。同期型半導体記憶装置70
00は、この内部クロック信号CLKNに基づき動作す
る。
【0249】テストモードクロック発生回路152の具
体的構成を説明する。テストモードクロック発生回路1
52は、EXOR回路200、ワンショットパルス発生
回路202および204、インバータ回路206ならび
に論理ゲート208を備える。
【0250】EXOR回路200は、外部クロック信号
CLKと外部クロックイネーブル信号CKEとの排他的
論理和をとる。ワンショットパルス発生回路202は、
EXOR回路200の出力する信号S4の立上がりタイ
ミングで、Lレベルのワンショットパルスを発生する。
またワンショットパルス発生回路204は、EXOR回
路200の出力信号S4のLレベルへの立下がりタイミ
ングで、Hレベルのワンショットパルスを発生する。
【0251】インバータ回路206は、ワンショットパ
ルス発生回路204の出力を反転して出力する。論理ゲ
ート208は、ワンショットパルス発生回路202の出
力信号およびインバータ回路206の出力信号を入力に
受け、クロック信号CLK3を出力する。
【0252】次に、テストモードにおける内部クロック
発生回路150の動作をタイミングチャートである図2
7を用いて説明する。
【0253】図27は、本発明の実施の形態7における
内部クロック発生回路150の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。図27において(A)は、外
部クロック信号CLKを、(B)は外部クロックイネー
ブル信号CKEを、(C)はEXOR回路200の出力
信号S4を、(D)は、内部クロック信号CLKNをそ
れぞれ示している。なお、テストモード(たとえば、テ
ストモード信号ZMSがLレベルの活性化状態)にある
ものとする。
【0254】外部クロック信号CLKは、時刻ti×4
(但し、iは0以上の整数)においてLレベルからHレ
ベルに立上がり、時刻ti×4+2においてHレベルか
らLレベルに立下がる。これに対して外部クロックイネ
ーブル信号CKEを、時刻ti×4+1(但し、iは0
以上の整数)においてLレベルからHレベルに立上げ、
時刻ti×4+3においてHレベルからLレベルに立下
がるものとする。
【0255】EXOR回路200は、外部クロック信号
CLKと外部クロックイネーブル信号CKEとのレベル
変化のタイミング差を切出す。したがって、EXOR回
路200から出力される信号は、時刻ti×2において
LレベルからHレベルに立上がり、時刻ti×2+1に
おいてHレベルからLレベルに立下がる。
【0256】これにより、ワンショットパルス発生回路
202および204から、それぞれ時刻ti×2、時刻
ti×2+1においてパルスが発生し、これを受ける内
部クロック発生回路2. 2から、外部クロック信号CL
Kの2倍の周波数の内部クロック信号CLK2が出力さ
れる。スイッチ回路154は、内部クロック信号CLK
2を、内部クロック信号CLKNとして出力する。なお
この場合、内部的には外部クロックイネーブル信号CK
Eを入力するピンの電圧を固定電位にする。
【0257】以上のように、同期型半導体記憶装置70
00は、外部クロック信号CLKのレベル変化のタイミ
ングに対して、外部クロックイネーブル信号CKEのレ
ベル変化のタイミングをコントロールすることにより、
従来の内部クロック信号の逓倍の周波数の内部クロック
信号CLKNを生成することができ、この結果、tRC
D期間、tRP期間を容易に短縮することができる。
【0258】[実施の形態8]本発明の実施の形態8に
係る同期型半導体記憶装置について説明する。
【0259】本発明の実施の形態8における同期型半導
体記憶装置は、テストモードにおいて、外部信号に基づ
き、より直接的にバンクの活性化を調整することを可能
とするものである。
【0260】本発明の実施の形態8に係る同期型半導体
記憶装置8000の全体構成の一例を、図28を用いて
説明する。
【0261】図28は、本発明の実施の形態8に係る同
期型半導体記憶装置8000の全体構成の一例を示す概
略ブロック図である。従来の同期型半導体記憶装置90
00と同じ構成要素には同じ符号および同じ記号を付
し、その説明を省略する。
【0262】図28に示す同期型半導体記憶装置800
0が、従来の同期型半導体記憶装置9000と異なる点
は、アクト信号発生回路13に代わってアクト信号発生
回路160を備えることにある。
【0263】モードセット設定回路4は、外部信号に応
答して、特定のテストモードが設定されたか否かを検出
して、テストモード信号ZMS1を出力するものとす
る。
【0264】アクト信号発生回路160は、テストモー
ドにおいては、外部から入力されるアクトコマンドAC
Tに対応する活性命令情報を遅延して出力する。テスト
モード以外の場合(ノーマルモード)は、従来と同様に
アクトコマンドACTに応答して活性命令情報をバンク
に伝達する。
【0265】次に、本発明の実施の形態8におけるアク
ト信号発生回路160の具体的構成の一例について、図
29を用いて説明する。
【0266】図29は、本発明の実施の形態8における
アクト信号発生回路160の具体的構成の一例を示す回
路図である。図29に示すアクト信号発生回路160
は、NAND回路22、アクト命令ラッチ回路24.
0、24.1、24.2、24.3、およびアクト命令
出力回路210. 0、210.1、210.2、21
0.3を備える。
【0267】NAND回路22およびアクト命令ラッチ
回路24については、実施の形態1で説明したとおりで
ある。アクト命令出力回路210. 0、210.1、2
10.2、210.3は、それぞれバンクB0、B1、
B2、B3に対応して設けられる(以下、総称的にアク
ト命令出力回路210と称す)。
【0268】アクト命令出力回路210は、テストモー
ド信号ZMS1および特定の外部信号(具体的には、外
部制御信号DQM)に応答して、アクト開始信号ZAC
Tを出力する。
【0269】次に、アクト命令出力回路210の構成に
ついて、アクト命令出力回路210.0を用いて説明す
る。
【0270】アクト命令出力回路210.0は、NAN
D回路161、162および163ならびにインバータ
回路164、165、166、および167を備える。
【0271】インバータ回路166は、図28に示す入
力初段16から信号BDQMを受けて、これを反転して
出力する。
【0272】インバータ回路167は、インバータ回路
166の出力信号を入力に受け、これを反転して出力す
る。NAND回路163の第1の入力ノードは、インバ
ータ回路165を介して、テストモード信号ZMS1を
反転した信号を受け、第2の入力ノードは、インバータ
回路167の出力信号を受ける。
【0273】NAND回路161の第1の入力ノード
は、対応するアクト命令ラッチ回路24で保持される信
号ACTF(0)を受け、第2の入力ノードは、テスト
モード信号ZMS1を受ける。NAND回路162の第
1の入力ノードは、NAND回路161の出力信号を受
け、第2の入力ノードは、NAND回路163の出力信
号を受ける。インバータ回路164は、NAND回路1
64の出力信号を受ける。それぞれのインバータ回路1
64から、対応するアクト開始信号ZACTが出力され
る。
【0274】次に、テストモードにおけるアクト信号発
生回路160の動作をタイミングチャートである図30
を用いて説明する。
【0275】図30は、本発明の実施の形態8における
アクト信号発生回路160の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。図30において(A)は、外部
制御信号/RASを、(B)は、外部制御信号/CAS
を、(C)は外部制御信号DQMを、(D)は,アクト
開始信号ZACT(0)をそれぞれ示している。なお、
テストモード信号ZMS1がLレベルの活性化状態(テ
ストモ−ド)にあるものとする。
【0276】図30に示すようにアクトコマンドACT
が入力された時点(時刻t0)で、外部制御信号DQM
がLレベルであるため、アクト開始信号ZACTは出力
されない。
【0277】続いて、外部からのコントロール(外部制
御信号DQMをLレベルからHレベルに設定する)によ
り、信号BDQMをHレベルに設定する。これにより、
時刻t1において、アクト開始信号ZACT(0)がL
レベルの活性状態となる。
【0278】この結果、実際のアクトコマンドACTの
入力時点より遅れて、バンクB0の活性化が開始され
る。
【0279】次の外部クロック信号の入力タイミングに
おいて読出あるいは書込命令(READ/WRITE)
が入力された場合(時刻t2)、時刻t1と時刻t2と
の間隔がtRCD期間となる。なお、この場合は、内部
的には、外部制御信号DQMに対する内部制御信号をL
レベルに固定しておき、読出(書込)マスクがかからな
いようにする。
【0280】一方、ノーマルモードの場合は、外部から
入力されたアクトコマンドACTの入力タイミングに基
づき、バンクのそれぞれに対して対応するバンク開始信
号ZACTが出力される。
【0281】以上のように、本発明の実施の形態8にお
ける同期型半導体記憶装置においては、より直接的に、
アクトコマンドACTが入力された時点より遅れてバン
クを活性化させることが可能となり、この結果、tRC
D期間は従来のtRCD期間より短くなる。したがっ
て、高速動作を行なうメモリに対しても、低速なクロッ
ク信号しか供給できないテスタを用いてテストすること
が可能となる。
【0282】なお、以上の説明においては、活性命令情
報を伝達するタイミングの調整について説明したが、プ
リチャージ命令情報を伝達するタイミングの調整にも適
用可能である。
【0283】また、外部制御信号DQMを用いて、アク
ト開始信号の対応するロウ系制御回路への伝達を調整し
ているが、これに限らずその他の外部信号を用いても同
様の目的を達成することができる。
【0284】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る同期型半
導体記憶装置によれば、ワード線の活性命令に入力タイ
ミングより遅れて、活性命令情報を対応するバンクに伝
達することができるため、ワード線の活性タイミングを
入力タイミングによらず任意に調整することができる。
これにより、高速動作を行なうチップに対して低速なク
ロック信号しか供給できないテスタを用いた場合でも、
チップの性能試験を行なうことができる。
【0285】請求項2および5に係る同期型半導体記憶
装置は、請求項1に係る同期型半導体記憶装置であっ
て、活性命令情報をラッチする手段と、テストモードに
おいて外部信号によりラッチした活性命令情報をバンク
に出力するタイミングを制御する手段とを備える。この
結果、テストモードにおいては、外部からのコントロー
ルによりワード線の活性タイミングを任意に調整するこ
とができ、ノーマルモードにおいては、通常のタイミン
グで動作を行なうことができる。
【0286】請求項3に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項1に係る同期型半導体記憶装置であって、活性命
令情報を出力する手段と、テストモードにおいてこの出
力される活性命令情報を遅延する手段とを備える。この
結果、テストモードにおいては、外部からのコントロー
ルによりワード線の活性タイミングを任意に調整するこ
とができ、ノーマルモードにおいては、通常のタイミン
グで動作を行なうことができる。
【0287】請求項4に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項1に係る同期型半導体記憶装置であって、テスト
モードにおいて、外部信号そのものを活性命令情報とす
る。この結果、テストモードにおいて、外部からのコン
トロールにより直接的にワード線の活性タイミングを調
整することができ、ノーマルモードにおいては、通常の
タイミングで動作を行なうことができる。
【0288】請求項6に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項3に係る同期型半導体記憶装置であって、内部ク
ロック信号の立下がり時点で遅延が開始されるので、遅
延段数を減らすことができる。
【0289】また請求項7に係る同期型半導体記憶装置
によれば、ワード線の非活性命令に入力タイミングより
遅れて、非活性命令情報を対応するバンクに伝達するこ
とができるため、ワード線の非活性タイミングを入力タ
イミングによらず任意に調整することができる。これに
より、高速動作を行なうチップに対して低速なクロック
信号しか供給できないテスタを用いた場合でも、チップ
の性能試験を行なうことができる。
【0290】請求項8および11に係る同期型半導体記
憶装置は、請求項7に係る同期型半導体記憶装置であっ
て、非活性命令情報をラッチする手段と、テストモード
において外部信号によりラッチした非活性命令情報をバ
ンクに出力するタイミングを制御する手段とを備える。
この結果、テストモードにおいては、外部からのコント
ロールによりワード線の非活性タイミングを任意に調整
することができ、ノーマルモードにおいては、通常のタ
イミングで動作を行なうことができる。
【0291】請求項9に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項7に係る同期型半導体記憶装置であって、非活性
命令情報を出力する手段と、テストモードにおいてこの
出力される非活性命令情報を遅延する手段とを備える。
この結果、テストモードにおいては、外部からのコント
ロールによりワード線の非活性タイミングを任意に調整
することができ、ノーマルモードにおいては、通常のタ
イミングで動作を行なうことができる。
【0292】請求項10に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項7に係る同期型半導体記憶装置であって、テ
ストモードにおいて、外部信号そのものを非活性命令情
報とする。この結果、テストモードにおいて、外部から
のコントロールにより直接的にワード線の非活性タイミ
ングを調整することができ、ノーマルモードにおいて
は、通常のタイミングで動作を行なうことができる。
【0293】請求項12に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項9に係る同期型半導体記憶装置であって、内
部クロック信号の立下がり時点で遅延が開始されるの
で、遅延段数を減らすことができる。
【0294】さらに請求項13に係る同期型半導体記憶
装置によれば、ワード線の活性命令、非活性命令の入力
タイミングより遅れて、活性命令情報、非活性命令情報
を対応するバンクに伝達することができるため、ワード
線の活性、非活性タイミングを入力タイミングによらず
任意に調整することができる。これにより、高速動作を
行なうチップに対して低速なクロック信号しか供給でき
ないテスタを用いた場合でも、チップの性能試験を行な
うことができる。
【0295】請求項14および17に係る同期型半導体
記憶装置は、請求項13に係る同期型半導体記憶装置で
あって、活性命令情報、非活性情報をラッチし、テスト
モードにおいて外部信号に応答して活性命令情報、非活
性命令情報を出力するタイミングを制御することができ
る。
【0296】この結果、テストモードにおいては、外部
からのコントロールによりワード線の活性、非活性タイ
ミングを任意に調整することができ、ノーマルモードに
おいては、通常のタイミングで動作を行なうことができ
る。
【0297】請求項15に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項13に係る同期型半導体記憶装置であって、
テストモードにおいて活性命令情報、非活性命令情報を
遅延して出力する手段とを備える。
【0298】この結果、テストモードにおいては、外部
からのコントロールによりワード線の活性、非活性タイ
ミングを任意に調整することができ、ノーマルモードに
おいては、通常のタイミングで動作を行なうことができ
る。
【0299】請求項16に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項13に係る同期型半導体記憶装置であって、
テストモードにおいて、外部信号そのものを活性命令情
報、非活性命令情報とする。この結果、テストモードに
おいて、外部からのコントロールにより直接的にワード
線の活性、非活性タイミングを調整することができ、ノ
ーマルモードにおいては、通常のタイミングで動作を行
なうことができる。
【0300】請求項18に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項15に係る同期型半導体記憶装置であって、
内部クロック信号の立下がり時点で遅延が開始されるの
で、遅延段数を減らすことができる。
【0301】また請求項19に係る同期型半導体記憶装
置は、テストモードにおいて、外部クロック信号および
外部信号に基づき、内部クロック信号を生成する。この
ため、テストモードにおいては、通常の内部クロック信
号よりも高速なクロック信号で内部動作を行うことがで
きる。これにより、高速動作を行なうチップに対して低
速なクロック信号しか供給できないテスタを用いた場合
でも、チップの性能試験を行なうことができる。
【0302】請求項20に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項19に係る同期型半導記憶装置であって、外
部から入力する信号のレベル変化のタイミングでパルス
を発生することができるため、通常の内部クロック信号
に対して逓倍のクロック信号を発生することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における同期型半導体
記憶装置1000の全体構成の一例を示す概略ブロック
図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるアクト信号発
生回路100の具体的構成の一例を示す回路図である。
【図3】 図2に示すアクト信号発生回路100.1の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態1におけるアクト信号発
生回路100の他の具体的構成の一例を示す回路図であ
る。
【図5】 図4に示すアクト信号発生回路100. 2の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態1において、アクトイネ
ーブル信号ACTENのレベルを、外部制御信号DQM
でコントロールした場合の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態1におけるアクト信号発
生回路100の他の具体的構成の一例を示す回路図であ
る。
【図8】 本発明の実施の形態2における同期型半導体
記憶装置2000の全体構成の一例を示す概略ブロック
図である。
【図9】 本発明の実施の形態2のプリチャージ信号発
生回路110の具体的構成の一例を示す回路図である。
【図10】 図9に示すプリチャージ信号発生回路11
0.1の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図11】 本発明の実施の形態2におけるプリチャー
ジ信号発生回路110の他の具体的構成の一例を示す回
路図である。
【図12】 本発明の実施の形態3における同期型半導
体記憶装置3000の全体構成の一例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図13】 本発明の実施の形態3における同期型半導
体記憶装置3000の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図14】 本発明の実施の形態4における同期型半導
体記憶装置4000の全体構成の一例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図15】 本発明の実施の形態4におけるアクト信号
発生回路120の具体的構成の一例を示す回路図であ
る。
【図16】 図15に示すアクト信号発生回路120.
1の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図17】 本発明の実施の形態4におけるアクト信号
発生回路120の他の構成の一例を示す回路図である。
【図18】 図17に示すアクト信号発生回路120.
2の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図19】 本発明の実施の形態5における同期型半導
体記憶装置5000の全体構成の一例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図20】 本発明の実施の形態5におけるプリチャー
ジ信号発生回路130の具体的構成の一例を示す回路図
である。
【図21】 図20に示すプリチャージ信号発生回路1
30.1の動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図22】 本発明の実施の形態5におけるプリチャー
ジ信号発生回路130の他の構成の一例を示す回路図で
ある。
【図23】 図22に示すプリチャージ信号発生回路1
30.2の動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図24】 本発明の実施の形態6における同期型半導
体記憶装置6000の全体構成の一例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図25】 本発明の実施の形態7における同期型半導
体記憶装置7000の全体構成の一例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図26】 本発明の実施の形態7における内部クロッ
ク発生回路150の具体的構成の一例を示す回路図であ
る。
【図27】 本発明の実施の形態7における内部クロッ
ク発生回路150の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図28】 本発明の実施の形態8に係る同期型半導体
記憶装置8000の全体構成の一例を示す概略ブロック
図である。
【図29】 本発明の実施の形態8におけるアクト信号
発生回路160の具体的構成の一例を示す回路図であ
る。
【図30】 本発明の実施の形態8におけるアクト信号
発生回路160の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図31】 従来の同期型半導体記憶装置9000の主
要部の構成を示す概略ブロック図である。
【図32】 図31に示す従来の同期型半導体記憶装置
9000の動作の一例を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1 制御信号バッファ、2, 150 内部クロック発生
回路、3 アドレスバッファ、4 モードセット設定回
路、6 ロウ系制御回路、7 ワードドライバ、8 セ
ンスアンプ、9 メモリセルアレイ、16 入力初段、
17 バッファ、12, 110, 130 プリチャージ
信号発生回路、13, 100, 120,160 アクト
信号発生回路、1000〜9000 同期型半導体記憶
装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11C 11/34 362S 371A

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配置される複数のメモリセルを
    含むメモリセルアレイと前記メモリセルアレイの行に対
    応して設けられる複数のワード線とを各々が含む複数の
    バンクと、 外部クロック信号に同期した内部クロック信号を出力す
    る内部クロック発生手段と、 外部から入力されるテストモード指定信号に応答して、
    特定のテストモードが指定されたことを検出して、検出
    結果としてテストモード信号を出力するテストモード検
    出手段と、 前記内部クロック信号に同期して入力される前記ワード
    線を活性化する活性命令を検出して、前記ワード線を活
    性化させる活性開始信号を出力する活性制御手段とを備
    え、 前記活性制御手段は、 前記テストモード信号に応答して、前記活性開始信号を
    前記活性命令の入力タイミングより遅延して対応する前
    記バンクに出力する、同期型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記活性制御手段は、 前記活性命令に対応する前記活性開始信号を生成してラ
    ッチするラッチ手段と、 前記テストモード信号に応答して、外部から入力される
    外部信号のレベル変化のタイミングに基づき、イネーブ
    ル信号を出力する制御手段と、 前記イネーブル信号に応答して、前記ラッチ手段の出力
    に基づき、前記バンクに対応する前記活性開始信号を出
    力する出力手段とを備える、請求項1記載の同期型半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記活性制御手段は、 前記活性命令に対応する前記活性開始信号を生成して出
    力する第1の出力手段と、 前記テストモード信号に応答して、前記第1の出力手段
    の出力する前記活性開始信号を遅延して出力する第2の
    出力手段と、 前記テストモード信号に応答して、前記第1の出力手段
    の出力または第2の出力手段の出力のいずれか一方を前
    記活性開始信号として出力する制御手段とを含む、請求
    項1記載の同期型半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記活性制御手段は、 前記テストモード信号に応答して、外部から入力される
    外部信号を前記活性命令に対応する前記活性開始信号と
    して出力する出力手段を含む、請求項1記載の同期型半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記外部信号とは、ロウアドレスストロ
    ーブ信号である、請求項2記載の同期型半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第2の出力手段は、 前記テストモード信号に応答して、前記活性命令の取込
    みタイミングを決定した前記内部クロック信号の立下が
    りタイミングで前記第1の出力手段の出力をラッチして
    出力するラッチ手段と、 前記ラッチ手段の出力を遅延する遅延手段とを含む、請
    求項3記載の同期型半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 行列状に配置される複数のメモリセルを
    含むメモリセルアレイと前記メモリセルアレイの行に対
    応して設けられる複数のワード線とを各々が含む複数の
    バンクと、 外部クロック信号に同期した内部クロック信号を出力す
    る内部クロック発生手段と、 外部から入力されるテストモード指定信号に応答して、
    特定のテストモードが指定されたことを検出して、検出
    結果としてテストモード信号を出力するテストモード検
    出手段と、 前記内部クロック信号に同期して入力される前記ワード
    線を非活性化する非活性命令を検出して、前記ワード線
    を非活性化させる非活性開始信号を出力する非活性制御
    手段とを備え、 前記非活性制御手段は、 前記テストモード信号に応答して、前記非活性開始信号
    を前記非活性命令の入力タイミングより遅延して対応す
    る前記バンクに出力する、同期型半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記非活性制御手段は、 前記非活性命令に対応する前記非活性開始信号を生成し
    てラッチするラッチ手段と、 前記テストモード信号に応答して、外部から入力される
    外部信号のレベル変化のタイミングに基づき、イネーブ
    ル信号を出力する制御手段と、 前記イネーブル信号に応答して、前記ラッチ手段の出力
    に基づき、前記バンクに対応する前記非活性開始信号を
    出力する出力手段とを含む、請求項7記載の同期型半導
    体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記非活性制御手段は、 前記非活性命令に対応する前記非活性開始信号を生成し
    て出力する第1の出力手段と、 前記テストモード信号に応答して、前記第1の出力手段
    の出力する前記非活性開始信号を遅延して出力する第2
    の出力手段と、 前記テストモード信号に応答して、前記第1の出力手段
    の出力または第2の出力手段の出力のいずれか一方を前
    記非活性開始信号として出力する制御手段とを含む、請
    求項7記載の同期型半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記非活性制御手段は、 前記テストモード信号に応答して、外部から入力される
    外部信号を前記非活性命令に対応する前記非活性開始信
    号として出力する出力手段を含む、請求項7記載の同期
    型半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記外部信号とは、ライトイネーブル
    信号である、請求項8記載の同期型半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の出力手段は、 前記テストモード信号に応答して、前記非活性命令の取
    込みタイミングを決定した前記内部クロック信号の立下
    がりタイミングで前記第1の出力手段の出力をラッチし
    て出力するラッチ手段と、 前記ラッチ手段の出力を遅延する遅延手段とを含む、請
    求項9記載の同期型半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 行列状に配置される複数のメモリセル
    を含むメモリセルアレイと前記メモリセルアレイの行に
    対応して設けられる複数のワード線とを各々が含む複数
    のバンクと、 外部クロック信号に同期した内部クロック信号を出力す
    る内部クロック発生手段と、 外部から入力されるテストモード指定信号に応答して、
    特定のテストモードが指定されたことを検出して、検出
    結果としてテストモード信号を出力するテストモード検
    出手段と、 前記内部クロック信号に同期して入力される前記ワード
    線を活性化する活性命令を検出して、前記ワード線を活
    性化させる活性開始信号を出力する活性制御手段と、 前記内部クロック信号に同期して入力される前記ワード
    線を非活性化する非活性命令を検出して、前記ワード線
    を非活性化させる非活性開始信号を出力する非活性制御
    手段とを備え、 前記活性制御手段は、 前記テストモード信号に応答して、前記活性開始信号を
    前記活性命令の入力タイミングより遅延して対応する前
    記バンクに出力し、 前記非活性制御手段は、 前記テストモード信号に応答して、前記非活性開始信号
    を前記非活性命令の入力タイミングより遅延して対応す
    る前記バンクに出力する、同期型半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記活性制御手段は、 前記活性命令に対応する前記活性開始信号を生成してラ
    ッチする第1のラッチ手段と、 前記テストモード信号に応答して、外部から入力される
    第1の外部信号のレベル変化のタイミングに基づき、第
    1のイネーブル信号を出力する第1の制御手段と、 前記第1のイネーブル信号に応答して、前記第1のラッ
    チ手段の出力に基づき、前記バンクに対応する前記活性
    開始信号を出力する第1の出力手段とを含み、前記非活
    性制御手段は、 前記非活性命令に対応する前記非活性開始信号を生成し
    てラッチする第2のラッチ手段と、 前記テストモード信号に応答して、外部から入力される
    第2の外部信号のレベル変化のタイミングに基づき、第
    2のイネーブル信号を出力する第2の制御手段と、 前記第2のイネーブル信号に応答して、前記第2のラッ
    チ手段の出力に基づき、前記バンクに対応する前記非活
    性開始信号を出力する第2の出力手段とを含む、請求項
    13記載の同期型半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記活性制御手段は、 前記活性命令に対応する前記活性開始信号を生成して出
    力する第1の出力手段と、 前記テストモード信号に応答して、前記第1の出力手段
    の出力する前記活性開始信号を遅延して出力する第2の
    出力手段と、 前記テストモード信号に応答して、前記第1の出力手段
    の出力または第2の出力手段の出力のいずれか一方を前
    記活性開始信号として出力する第1の制御手段とを含
    み、 前記非活性制御手段は、 前記非活性命令に対応する前記非活性開始信号を生成し
    て出力する第3の出力手段と、 前記テストモード信号に応答して、前記第3の出力手段
    の出力する前記非活性開始信号を遅延して出力する第4
    の出力手段と、 前記テストモード信号に応答して、前記第3の出力手段
    の出力または第4の出力手段の出力のいずれか一方を前
    記非活性開始信号として出力する第2の制御手段とを含
    む、請求項13記載の同期型半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記活性制御手段は、 前記テストモード信号に応答して、外部から入力される
    第1の外部信号を前記活性命令に対応する前記活性開始
    信号として出力する第1の出力手段を含み、 前記非活性制御手段は、 前記テストモード信号に応答して、外部から入力される
    第2の外部信号を前記非活性命令に対応する前記非活性
    開始信号として出力する第2の出力手段を含む、請求項
    13記載の同期型半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の外部信号とは、ロウアドレ
    スストローブ信号であり、前記第2の外部信号とは、ラ
    イトイネーブル信号である、請求項14記載の同期型半
    導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記第2の出力手段は、 前記テストモード信号に応答して、前記活性命令の取込
    みタイミングを決定した前記内部クロック信号の立下が
    りタイミングで前記第1の出力手段の出力をラッチして
    出力する第1のラッチ手段と、 前記第1のラッチ手段の出力を遅延する第1の遅延手段
    とを含み、 前記第4の出力手段は、 前記テストモード信号に応答して、前記非活性命令の取
    込みタイミングを決定した前記内部クロック信号の立下
    がりタイミングで前記第3の出力手段の出力をラッチし
    て出力する第2のラッチ手段と、 前記第2のラッチ手段の出力を遅延する第2の遅延手段
    とを含む、請求項15記載の同期型半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 行列状に配置される複数のメモリセル
    を含むメモリセルアレイと前記メモリセルアレイの行に
    対応して設けられる複数のワード線とを各々が含む複数
    のバンクと、 外部クロック信号に同期する第1のクロック信号を発生
    する第1のクロック発生手段と、 外部から入力される外部信号と前記外部クロック信号と
    に基づき、第2のクロック信号を生成する第2のクロッ
    ク発生手段と、 外部から入力されたテストモード指定信号に応答して、
    特定のテストモードが指定されたことを検出して、検出
    結果としてテストモード信号を出力するテストモード検
    出手段と、 前記テストモード信号に応答して、前記第1または第2
    のクロック信号を内部クロック信号として出力するスイ
    ッチ手段と、 前記内部クロック信号に同期して、前記メモリセルを選
    択し、前記選択されたメモに対して、書込み、読出動作
    を行なうデータ入出力手段とを備える、同期型半導体記
    憶装置。
  20. 【請求項20】 前記第2のクロック発生手段は、 前記外部クロック信号および前記外部信号のそれぞれの
    レベル変化のタイミングでワンショットパルスを出力す
    るパルス発生手段を含む、請求項19記載の同期型半導
    体記憶装置。
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