JPH11144451A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH11144451A
JPH11144451A JP9302842A JP30284297A JPH11144451A JP H11144451 A JPH11144451 A JP H11144451A JP 9302842 A JP9302842 A JP 9302842A JP 30284297 A JP30284297 A JP 30284297A JP H11144451 A JPH11144451 A JP H11144451A
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    • G11C8/12Group selection circuits, e.g. for memory block selection, chip selection, array selection

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Memory System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像データの対角線方向のアクセスも、ページ
モードを使って高速に行いたい。 【解決手段】メモリ領域を4個のメモリアレイ15-1
15-4に分割し、各メモリアレイに対してページアドレ
スを1番地シフトできるシフタ13-1〜13-4を設け
る。画像データを4×4のサブブロックに分割し、縦方
向の4データが同一のメモリアレイに記憶され、また水
平方向に連なるサブブロックのページアドレスが連続す
るように記憶する。対角線方向にデータをアクセスする
場合で、上から4個ずつのデータが隣のサブブロックに
またがる時には、そのまたがる列を含むメモリアレイに
ついて、シフタによりページアドレスをシフトさせる。
これにより、対角線方向のアクセスでも1つのページア
クセスに対して、常に4個のデータが得られ、ページモ
ードによる対角線方向のデータ走査が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば画像デー
タなどの2次元構造を有するデータを記憶した際に、そ
の記憶したデータの対角線方向のデータを高速にアクセ
スできる半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常用いられている半導体記憶装置の、
データのアクセス方法について説明する。DRAM(Dyn
amic Random Access Memory)などの半導体記憶装置にお
いては、通常、チップ内部ではメモリ素子をシリコン平
面上に二次元的に配列してある。その二次元配列を示す
座標の一方をXiアドレス、他方をYiアドレスとする
と、まず、Xiアドレスによって特定のワード線が選択
される。その結果、そのワード線につながっている全て
のメモリ素子は、それらメモリ素子と同数のセンスアン
プによって同時にアクセスされる。そして、Yiアドレ
スによって、そのアクセスされたデータの中から所望の
データのみが選択され、出力される。
【0003】このXiアドレスに対応したワード線の選
択から、メモリ素子のデータのセンスアンプへの出力に
至る一連の動作に要する時間は、次に続くYiアドレス
に対応した所望のデータの選択に要する時間の3倍、あ
るいはそれ以上と非常に長い。そこで、DRAMでは、
データアクセス効率を上げるために、短時間で動作が完
了する、すなわちサイクルタイムの短い、Yiアドレス
選択モード(ページモード)を使用可能にしている場合
が多い。ページモードは、動作サイクルごとにXiアド
レスとYiアドレスの両方のアドレスをともに異なった
値として新たに設定するということをせず、できるだけ
Xiアドレスを固定したアドレスシーケンスでアクセス
を行うというものである。また、DRAMでは、Xiア
ドレスを変更するごとにプリチャージというデータのア
クセス動作からみれば余計な動作をしなければならず、
これもデータアクセス効率の低下につながっているが、
この余計な動作の回数もページモードを使うことによっ
て減少させることができる。
【0004】また、外部からチップに与えられるX−Y
アドレスと、チップ内部のメモリ素子配置に対応したこ
のXi−Yiアドレスは一致していない場合がある。も
ちろんX−YアドレスとXi−Yiアドレスは1対1で
対応しており、入力されたX−Yアドレスは適切にXi
−Yiアドレスに変換されて、特定のメモリ素子がアク
セスされる。前述したページモードにおけるページの選
択は、通常、Xアドレスによって行われるため、Xアド
レスはページアドレスとも呼ばれる。そして、このペー
ジアクセス動作を不都合なく実現させるために、Xiア
ドレスは、Xアドレスと同じかその整数倍かに設定され
ている。
【0005】ところで、前述したようなページモードを
通常に使用しただけでは、Xアドレス方向にはデータを
効率よく高速にアクセスすることができるが、Yアドレ
ス方向にはデータの高速かつ効率のよいアクセスはでき
ない。この不都合を解決するために、1ページ内のデー
タを二次元平面にリマッピングするという手法が採られ
ることが多い。たとえば、1ページ内に16個のデータ
があるとする。これは4ビットのYアドレスによって1
6個の中の1つのデータが選択される構成となっている
はずであるが、これを4ビットのアドレスで規定される
空間と見ずに、たとえば水平方向2ビット(Hアドレ
ス)、垂直方向2ビット(Vアドレス)の空間のデータ
と見なす。すなわち、図10に示すように、4×4のブ
ロックを1つのページのデータとして記憶する。このよ
うにすれば、4つまでのデータをH方向にもV方向にも
高速に効率よくアクセスすることができる。
【0006】この手法では、1つの方向に連続アクセス
可能な最長データ数が16から4になってしまってお
り、効率の向上はないように思えるが、実際にはシステ
ム効率が向上する場合が多い。たとえば、DVD(Digit
al Video Disc)の誤り訂正ではデータブロックを横方向
(PI)と縦方向(PO)に読み出し、それぞれの方向
で誤り訂正の処理を施すが、この処理は並列パイプライ
ンで行われる。そこで、縦方向と横方向でデータのメモ
リからのアクセス時間に大きな差があったりすると、パ
イプライン処理に乱れが生じ、その結果、システム効率
が低下する。しかし、前述したようなリマッピングを行
っておけば、横方向と縦方向のいずれの方向に対しても
同じ速度で読み出しができるので、並列パイプライン処
理を行っている前述したようなシステムでは、効率の向
上が期待される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな方法によれば、XおよびY方向に効率よく高速にデ
ータをアクセスすることはできたが、X−Yアドレス空
間の対角線方向には、効率よく高速にデータをアクセス
することができない場合がある。図11に示すような、
4×4のブロックの頂点から始まるような対角線aであ
れば、XおよびY方向のデータのアクセスと同様に、1
つのページアクセスに基づいて4個のデータを得ること
ができるが、4×4のブロックの頂点からずれたたとえ
ば対角線bの場合には、1つのブロック、すなわち1回
のページアクセスから得られるデータは2個しかなく、
対角線aやXおよびY方向のデータのアクセスの2倍の
回数のページアクセスをしなければ対角線を追跡するこ
とができない。したがって、たとえば、CD−ROM(C
ompact Disc ROM)の誤り訂正を行う場合などの、データ
ブロックを縦方向と対角線方向(PO)に読み出し、そ
れぞれの方向で誤り訂正を施すような処理を行う場合に
は、これまでのような構成のDRAMでは効率よく高速
にデータをアクセスすることができなかった。
【0008】したがって、本発明の目的は、2次元構造
を有するデータを記憶した際に、その記憶したデータの
対角線方向のアクセスを高速に行える半導体記憶装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を課題を解決す
るために、メモリ空間をサブブロックの縦または横方向
のデータ数分に分割し、その各分割メモリ空間ごとに元
のページアドレスに対して1ページシフトしたページを
アクセス可能にし、これにより、対角線上のデータをア
クセスするような、規則的に1ページだけずれたデータ
が必要となるようなアクセスを、容易に行えるようにし
た。
【0010】したがって、本発明の半導体記憶装置は、
1つのページアドレスに対して実質的にM個のデータを
記憶可能な記憶素子が配置されたページを所定数有する
N個のメモリアレイと、入力される所定のシフト情報に
基づいて、前記N個のメモリアレイごとに、入力される
ページアドレスの示すページ、または、当該ページアド
レスと所定番地離れたページのいずれかを選択し、対応
する前記メモリアレイの当該ページを有効にするページ
選択手段と、前記N個のメモリアレイの前記有効にされ
たページより出力される、当該ページに記憶されていた
M個×N個のデータより、所望のデータを選択するデー
タ選択手段とを有する。
【0011】好適には、前記ページ選択手段は、入力さ
れるページアドレスをデコードして、当該ページアドレ
スの示すページを有効にするワード線を有効にするデコ
ーダと、前記N個のメモリアレイの任意のメモリアレイ
に対して各々設けられ、前記入力される所定のシフト情
報に基づいて、前記有効なワード線を前記ページアドレ
スの前または次のページを有効にするワード線にシフト
するワード線シフト手段とを有する。
【0012】また、本発明の半導体記憶装置は、1つの
ページアドレスに対して実質的にM個のデータを記憶可
能な記憶素子が配置されたページを所定数有し、二次元
構造を有しM個×N個のデータを有するサブブロックに
分割されるデータが、第1の方向に連なる前記サブブロ
ックがアドレスが連続した前記ページに順次に記憶さ
れ、各サブブロックについて、第2の方向に連なるM個
の列データが同一メモリアレイの同一ページになり、そ
のN個の前記列データがN個のメモリアレイの同一アド
レスのページになり、各サブブロックの同一位置の前記
列データが同一のメモリアレイになるように記憶された
N個のメモリアレイと、入力される所望のデータを示す
アドレス、および、入力される走査対象の所望の対角線
に係わる情報に基づいて、前記所望の対角線に含まれる
データをN個選択可能なように、前記N個のメモリアレ
イごとに、前記所望のデータを含むサブブロックのデー
タを有するページ、または、当該ページの前または次の
ページのいずれかを選択し、前記各メモリアレイの当該
ページを有効にするページ選択手段と、前記N個のメモ
リアレイの前記有効にされたページより出力される当該
ページに記憶されていたM個×N個のデータより、前記
所望の対角線に含まれるN個のデータを選択するデータ
選択手段とを有する。
【0013】特定的には、前記サブブロックの、前記第
2の方向のデータ数Mは前記第1の方向のデータ数Nと
同じであり、本発明の半導体記憶装置は、任意の2次元
データを記憶し、対角線方向においても、N個ずつのデ
ータをページモードでアクセス可能な画像処理用の半導
体記憶装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の半導体記憶装置の一実施
の形態を図1〜図8を参照して説明する。本実施の形態
においては、2次元座標で各画素が特定される画像デー
タを、たとえばECC(Error Checking and Correctin
g) コードの付与などの処理に供するために、対角線方
向に順に読み出すのに好適なように記録することのでき
るDRAMを例示する。
【0015】図1は、そのDRAMの本発明に係わる主
要部の構成を示すブロック図である。DRAM1は、X
アドレスバッファ10、対角線アドレスバッファ11、
デコーダ12、Xアドレスデコーダ13、第1〜第4の
アドレスシフタ14-1〜14 -4、第1〜第4のメモリア
レイ15-1〜15-4および第1〜第4のYアドレスデコ
ーダ16-1〜16-4を有する。
【0016】まず、第1〜第4のメモリアレイ15-1
15-4への画像データの記録の方法について説明する。
第1〜第4のメモリアレイ15-1〜15-4の各々は、1
つのワード線に対して4個のメモリ素子がつながってい
るメモリアレイであり、第1〜第4のメモリアレイ15
-1〜15-4全体として、1のページアドレスにより16
ビットのデータがアクセスされる。
【0017】DRAM1に書き込むXY二次元空間デー
タは、図2に示すように、4×4のサブブロック(SB
00,SB01,・・・,SBnn)に分割され、この
サブブロックの16個のデータが同一のページのデータ
として、第1〜第4のメモリアレイ15-1〜15-4に記
録される。具体的には、まず、XY空間上でX方向にな
らんでいる第1列目のサブブロックSB00,SB01
・・・が、連続したページアドレスに順に書き込まれ
る。次に、第2列目以降のサブブロックSB10,SB
11,・・・が、同様に連続したページアドレスに順に
書き込まれる。以下、第3列目以降についても同じであ
る。
【0018】また、各サブブロックを記録する際には、
図3に示すように、各サブブロックの、Y方向の列の各
データが同一のメモリアレイ15-i(i=1〜4)に記
録され、かつ、各サブブロック内における同じ位置にあ
るY方向の列が、同じメモリアレイ15-iに記録される
ように記録する。すなわち、各サブブロックSB00〜
SBnnのY方向1列目のデータが第1のメモリアレイ
15-1に、Y方向2列目のデータが第2のメモリアレイ
15-2に、Y方向3列目のデータが第3のメモリアレイ
15-3に、またY方向4列目のデータが第4のメモリア
レイ15-4に各々記録される。
【0019】次に、DRAM1の各主要部の構成につい
て説明する。Xアドレスバッファ10は、入力されるX
アドレス(ページアドレス)を一時的に記憶しておくバ
ッファである。
【0020】対角線アドレスバッファ11は、入力され
る対角線アドレスを記憶しておくバッファである。ここ
で、図2に示したようなXY空間において、対角線D
(m,n)はX=m,Y=nを起点とする対角線であ
り、対角線はいずれも左上から右下に延びるとする。簡
単のために、n=0とすると、このように定義される対
角線Dのmが、対角線を定義するアドレスであり、対角
線アドレスとして入力され、対角線アドレスバッファ1
1に記憶される。なお、このmのLSB2ビットを除く
上位ビットは、サブブロックSBxのxを示し、LSB
2ビットは、サブブロックをまたがるデータの数、換言
すれば、ページアドレスで指示されるサブブロックの右
隣のサブブロックSB(x+1)から読み出すデータの
数を示す。
【0021】デコーダ12は、対角線アドレスバッファ
11より入力される、ページアドレスで指示されるサブ
ブロックの右隣のサブブロックSB(x+1)から読み
出すデータの数である対角線アドレスの下位2ビットを
デコードし、第1〜第3のアドレスシフタ14-1〜14
-3に入力するシフト信号SFT00〜SFT10を生成
する。入力される対角線アドレスの下位2ビットの信号
と生成されるシフト信号の関係を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】すなわち、対角線アドレスの下位2ビット
が00であれば、右隣のサブブロックのデータは読み出
さなくてよいので、シフト信号SFT00〜SFT11
はいずれも発生しない。対角線アドレスの下位2ビット
が01であれば、その対角線はサブブロックの左から2
列目から開始され、4番目のデータは隣のサブブロック
のデータとなる。したがって、右隣のサブブロックから
データ1個を読み出すために、シフト信号SFT00が
1にされる。同様に、対角線アドレスの下位2ビットが
10および11の時には、右隣のサブブロックのデータ
を2個または3個読み出すことになるので、シフト信号
SFT01およびSFT11を各々1にする。
【0024】Xアドレスデコーダ13は、Xアドレスバ
ッファ10から供給されるXアドレスをデコードし、対
応するワード線を1つアクティブにする。第1〜第4の
アドレスシフタ14-1〜14-4は、各々第1〜第4のメ
モリアレイ15-1〜15-4においてアクティブにされる
ページ選択信号(ワード線)を、各アドレスシフタ14
-i(i=1〜4)に入力されるシフト信号SFT00〜
SFT10に基づいてシフトさせるための回路である。
【0025】アドレスシフタ14-i(i=1〜4)の具
体的な回路構成を図4に示す。図4に示すように、各ア
ドレスシフタ14-iは、メモリアレイ15-iのワード線
に対応した信号入力および信号出力があり、入力される
シフト信号SFT(SFT00〜SFT10)が0の時
には、入力される各ワード線は、そのまま対応するアド
レスの出力信号に接続される。したがって、その場合、
入力されたいずれかのページを選択するページ選択信号
は、そのまま、当初のページを選択する信号として出力
され、対応するメモリアレイ15-iに入力される。ま
た、シフト信号SFTが1の時には、入力される各ワー
ド線は、対応するアドレスの次のアドレスの出力信号と
接続される。したがって、入力されたいずれかのページ
を選択する選択ページ選択信号は、当初のページの次の
ページを選択する信号にシフトされて出力される。
【0026】また、アドレスシフタ14において、X方
向の最も右のサブブロックに対するページ選択信号につ
いては、シフトさせることにより、その列の最も左のサ
ブブロックをアクセスするような回路となっている。こ
れは、対角線方向のアクセスが、画像データの右または
下の終端部に達した時に好適に処理をするためであり、
具体的な機能、動作については後述する。
【0027】また、図1に示すように、Xアドレスデコ
ーダ13の出力は、第4のアドレスシフタ14-4、第3
のアドレスシフタ14-3、第2のアドレスシフタ1
-2、第1のアドレスシフタ14-1の順に直列に入力さ
れる。したがって、いずれかのアドレスシフタ14-i
選択されるワード線がシフトされると、後段のアドレス
シフタ14-(i-1)にも、選択されたワード線がシフトさ
れた状態で信号が入力される。また、本実施の形態にお
いては、4×4画素で1サブブロックを構成しており、
3画素以上をずらすことはないので、第4のアドレスシ
フタ14-4は実際には機能する必要はない。そのため、
これに対するシフト信号(SFT11)は接地されてい
る。
【0028】第1〜第4のメモリアレイ15-1〜15-4
は、前述したように、各々1つのワード線に対して4個
のメモリ素子がつながっているメモリアレイである。各
第1〜第4のメモリアレイ15-1〜15-4には、対応す
る第1〜第4のアドレスシフタ14-1〜14-4を介して
ワード線が入力される。
【0029】第1〜第4のYアドレスデコーダ16-1
16-4は、第1〜第4のメモリアレイ15-1〜15-4
り読み出された16個のデータより、所望の1のデータ
を選択して出力する。
【0030】次に、このようなDRAM1に前述したよ
うに画像データを記録した場合の、その記録した画像デ
ータをアクセスする動作について説明する。まず、前述
したように、サブブロック単位のデータを一塊として、
第1〜第4のメモリアレイ15-1〜15-4の同一ページ
内に書き込んでいるので、DRAM1のページモードを
使って4つまでのデータをX方向にもY方向にも高速に
アクセスできることは、これまでと同様に可能である。
【0031】次に、この記録されている画像データを、
X−Y空間の対角線方向にアクセスする動作について説
明する。まず、対角線D(0,0)の各データのアクセ
スについて説明する。図5に示すごとく、対角線D
(0,0)上のデータの最初の4個のデータはサブブロ
ックSB00にあり、次の4個のデータはサブブロック
SB11にあり、その次の4個のデータはサブブロック
SB22にある。すなわち、対角線D(0,0)では、
サブブロック1個の中に4個のデータがある。したがっ
て、ページP00をアクセスすば最小の4個のデータ
が、またページP11をアクセスすれば次に続く4個の
データがページバッファに読み出される。したがって、
この場合は、X方向Y方向へのデータアクセスの場合と
同じで、特別な工夫をしなくても1回のアクセスで4個
ずつ高速にアクセスできる。対角線D(3,0)、D
(7,0)など、各サブブロックの左上の頂点がスター
トとなるような対角線については、対角線D(0,0)
と同様に、1回のアクセスで4個ずつ高速にアクセスで
きる。
【0032】次に、対角線D(1,0)の各データのア
クセスについて説明する。対角線D(1,0)上のデー
タのアクセスは、図6に示すように、最初の3個のデー
タはサブブロックSB00にあるが、次のデータはサブ
ブロックSB01にある。したがって、最小の3個のデ
ータはページP00上にあるから、第2〜第4のメモリ
アレイ15-2〜15-4をアクセスすればそれらはページ
バッファに読み出せる。残り1個のデータはサブブロッ
クSB01にある。したがって、第1のメモリアレイ1
-1ではページP01をアクセスしなければならない。
【0033】そこで、シフト信号SFT00のみを1に
する。外部からページアドレスP00を全てのメモリア
レイに与える。シフト信号SFT01,SFT10,S
FT11は0であるから第1のメモリアレイ15-1を除
く他の3つのメモリアレイにおいては、外部ページアド
レスP00がそのまま各々のメモリアレイの内部ページ
アドレスとして受け取られ、そのページ位置にあるデー
タがページバッファに読み出される。シフト信号SFT
00は1であるから、第1のメモリアレイ15 -1の内部
ページアドレスは1番地シフトし、ページP01の位置
にあるデータがページバッファに読み出される。したが
って、DRAMメモリアレイ1回のアクセスで、図6に
黒丸で示すような4個のデータをDRAMのページバッ
ファに読み出すことができる。
【0034】対角線D(2,0)上のデータのアクセス
の場合は、図7に示すように、最初の2個のデータはサ
ブブロックSB00にあり、次の2個のデータはサブブ
ロックSB01にある。したがって、シフト信号SFT
01を1にすると、第1のメモリアレイ15-1および第
2のメモリアレイ15-2のページアドレスが1番地シフ
トされ、所望の4個のデータが出力できる。同様に、対
角線D(3,0)上のデータは、最初の1個のデータは
サブブロクSB00にあり、次の3個のデータはサブブ
トックSB01にあるので、シフト信号SFT10を1
にすればよい。
【0035】次に、対角線の終端付近のデータのアクセ
スについて図8を参照して説明する。この場合、基本的
には前述した方法と同じでよいが、ページアドレスを1
番地だけシフトさせるのではなく、同じ列の先頭アドレ
スへシフトさせることになる。図8(A)に示すよう
に、対角線D(0,0)上のデータの最後の4個のデー
タはサブブロックSBnnにある。したがって、ページ
Pnnをアクセスすれば、これら4個のデータはDRA
Mメモリアレイ1回のアクセスでページバッファに読み
出すことができる。対角線D(1,0)の場合は、図8
(B)に示すように、最後の4個のデータのうち、3個
はサブブロクSBnnにあるが、残り1個は、サブブロ
ックSB0nにある。図4に示したように、アドレスシ
フタ14-i(i=1〜4)では、X方向の最も右のサブ
ブロックをアクセスするページアドレスは、シフトさせ
ることにより、その列の最も左のサブブロックをアクセ
スするような回路となっている。したがって、第1のメ
モリアレイ15-1では、ページPnnが外部からあたえ
られた時にシフト信号SFT00を1にすることによっ
て、ページPn0が選択でき、その結果、適切に終端の
1個のデータを得ることができる。同様に、図8(C)
に示すような対角線D(2,0)の場合、および、図8
(D)に示すような対角線D(3,0)の場合も、画像
データの右端に達した対角線は、その列の左端に適切に
継続され、所望のデータを得ることができる。
【0036】このように、本実施の形態のDRAM1に
よれば、記憶された2次元データを任意の画素を出発点
として対角線方向に走査する場合においても、X方向お
よびY方向への単純なアクセスと同様の速度で、画素デ
ータを読み出すことができる。その結果、対角線方向へ
のアクセスなどを利用する画像データに対するECCコ
ードの付与などの処理を、高速に行うことができる。
【0037】なお、本発明の半導体記憶装置は、本実施
例に限られるものではなく、種々の改変が可能である。
たとえば、本実施の形態においては、画像データを4×
4のサブブロックに分割し、これを1つのページに記憶
するようにしたが、このサブブロックのサイズは、5×
5とか、8×8であってもよい。その場合には、シフト
信号により独立してアドレスをシフトできるメモリアレ
イを、その分割数、すなわち5個あるいは8個設けるの
が好適である。
【0038】また、本実施の形態では、入力されたXア
ドレスを1つのXアドレスデコーダ13でデコードし、
ここで生成したページ選択信号を第1〜第4のアドレス
シフタ14-1〜14-4で各々シフトさせて、各第1〜第
4のメモリアレイ15-1〜15-4に入力するページ選択
信号を生成していた。しかし、たとえば図9に示すよう
に、第1〜第4のメモリアレイ15-1〜15-4に対応さ
せて各々独立に4個のXアドレスデコーダ13-1〜13
-4を具え、外部から入力されるページアドレスおよび対
角線アドレスに基づいて、各Xアドレスデコーダ13-i
(i=1〜4)で各々ページ選択信号を直接生成するよ
うにしてもよい。本発明の半導体記憶装置は、外部から
与えられた単一アドレスから、走査するデータに応じて
2つまたはそれ以上の異なった内部アドレスを発生さ
せ、それにより、走査方法などによらず、必ず所望なデ
ータを所定数だけアクセスすることにあり、実際のその
異なる内部アドレスの生成手段は、任意の手段で実現し
てよい。
【0039】また、本実施の形態においては、X方向に
並んでいるサブブロックを順次連続したページに書き込
んでいくとしたが、Y方向に一列に並んでいるサブブロ
ックを連続したページに書き込んでいってもよい。ま
た、本実施の形態のDRAM1においては、第1〜第4
のメモリアレイ15 -1〜15-4に対応して第1〜第4の
アドレスシフタ14-1〜14-4が設けられているが、前
述したように4列をシフトさせることはないので、第4
のアドレスシフタ14-4は実際には必要としない。した
がって、これを削除したような構成であってもなんら差
し支えない。
【0040】また、本実施の形態においては、1つのデ
ータは1ビットのデータであるものとして説明をした
が、本実施の形態でいう1つのデータ自体が、たとえば
4ビットや8ビットのデータであってもよい。通常の多
値画像データを記憶する場合などには、そのような構成
が好適である。また、1ビット構成のDRAMを複数個
並べてそのような多値画像データを記憶するようにした
場合も、本発明の範囲内であることは明らかである。ま
た、本実施の形態では、全ての回路を同一のチップに搭
載したものとして説明したが、複数のチップを用いて、
このようなアドレスのリマッピングを実現させる回路を
構成してもよい。さらに、本実施の形態の回路を2つ具
え、パイプライン方式でかわるがわる動作させれば、間
断なくデータをアクセスでき好適である。そのような構
成にしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体記
憶装置によれば、X方向、Y方向の、そして対角線の方
向に、データを高速に効率よくアクセスすることができ
る。その結果、たとえば画像データに対してECCコー
ドを付与するための処理などに用いて好適な半導体記憶
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のDRAMの主要部の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したDRAMに画像データの記憶する
際に、同一ページとして記憶するサブブロックを説明す
るための図である。
【図3】図2に示したサブブロックのデータを、図1に
示したDRAMの第1〜第4のメモリアレイに記憶する
記憶方法を説明するための図である。
【図4】図1に示したDRAMのアドレスシフタの回路
図である。
【図5】図1に示したDRAMにおいて、対角線の走査
を説明するための第1の図である。
【図6】図1に示したDRAMにおいて、対角線の走査
を説明するための第2の図である。
【図7】図1に示したDRAMにおいて、対角線の走査
を説明するための第3の図である。
【図8】図1に示したDRAMにおいて、対角線の終端
付近の走査を説明するための図である。
【図9】図1に示した本発明の一実施の形態の変形例を
示す図である。
【図10】従来の半導体記憶装置における画像データの
記憶方法を説明するための図である。
【図11】従来の半導体記憶装置において記憶した画像
データを対角線方向に読み出す状態を示す図である。
【符号の説明】
1…DRAM 10…Xアドレスバッファ 11…対角線アドレスバッファ 12…デコーダ 13…Xアドレスデコーダ 14…アドレスシフタ 15…メモリアレイ 16…Yアドレスデコーダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つのページアドレスに対して実質的にM
    個のデータを記憶可能な記憶素子が配置されたページを
    所定数有するN個のメモリアレイと、 入力される所定のシフト情報に基づいて、前記N個のメ
    モリアレイごとに、入力されるページアドレスの示すペ
    ージ、または、当該ページアドレスと所定番地離れたペ
    ージのいずれかを選択し、対応する前記メモリアレイの
    当該ページを有効にするページ選択手段と、 前記N個のメモリアレイの前記有効にされたページより
    出力される、当該ページに記憶されていたM個×N個の
    データより、所望のデータを選択するデータ選択手段と
    を有する半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記ページ選択手段は、 入力されるページアドレスをデコードして、当該ページ
    アドレスの示すページを有効にするワード線を有効にす
    るデコーダと、 前記N個のメモリアレイの任意のメモリアレイに対して
    各々設けられ、前記入力される所定のシフト情報に基づ
    いて、前記有効なワード線を前記ページアドレスの前ま
    たは次のページを有効にするワード線にシフトするワー
    ド線シフト手段とを有する請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】1つのページアドレスに対して実質的にM
    個のデータを記憶可能な記憶素子が配置されたページを
    所定数有し、二次元構造を有しM個×N個のデータを有
    するサブブロックに分割されるデータが、第1の方向に
    連なる前記サブブロックがアドレスが連続した前記ペー
    ジに順次に記憶され、各サブブロックについて、第2の
    方向に連なるM個の列データが同一メモリアレイの同一
    ページになり、そのN個の前記列データがN個のメモリ
    アレイの同一アドレスのページになり、各サブブロック
    の同一位置の前記列データが同一のメモリアレイになる
    ように記憶されたN個のメモリアレイと、 入力される所望のデータを示すアドレス、および、入力
    される走査対象の所望の対角線に係わる情報に基づい
    て、前記所望の対角線に含まれるデータをN個選択可能
    なように、前記N個のメモリアレイごとに、前記所望の
    データを含むサブブロックのデータを有するページ、ま
    たは、当該ページの前または次のページのいずれかを選
    択し、前記各メモリアレイの当該ページを有効にするペ
    ージ選択手段と、 前記N個のメモリアレイの前記有効にされたページより
    出力される当該ページに記憶されていたM個×N個のデ
    ータより、前記所望の対角線に含まれるN個のデータを
    選択するデータ選択手段とを有する半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記サブブロックの、前記第2の方向のデ
    ータ数Mは前記第1の方向のデータ数Nと同じであり、 任意の2次元データを記憶し、対角線方向においても、
    N個ずつのデータをページモードでアクセス可能な請求
    項3記載の半導体記憶装置。
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