JPH11141635A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
トロイダル型無段変速機Info
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- JPH11141635A JPH11141635A JP30256897A JP30256897A JPH11141635A JP H11141635 A JPH11141635 A JP H11141635A JP 30256897 A JP30256897 A JP 30256897A JP 30256897 A JP30256897 A JP 30256897A JP H11141635 A JPH11141635 A JP H11141635A
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- Japan
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- disk
- yoke
- input
- pair
- yokes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた伝達効率及び耐久性を有する構造を実
現する。 【解決手段】 トラニオンの端部に設けた枢軸を支持す
る為のヨーク20を、ケーシングの内面に固定した支持
ポスト23に対して、枢軸の軸方向に亙る変位及び所定
方向の揺動のみ自在に支持する。この構成により、ヨー
ク20に支持される1対のトラニオンに支持する1対の
パワーローラの周面と、入力側、出力側両ディスクの内
側面との当接圧を均等にする。
現する。 【解決手段】 トラニオンの端部に設けた枢軸を支持す
る為のヨーク20を、ケーシングの内面に固定した支持
ポスト23に対して、枢軸の軸方向に亙る変位及び所定
方向の揺動のみ自在に支持する。この構成により、ヨー
ク20に支持される1対のトラニオンに支持する1対の
パワーローラの周面と、入力側、出力側両ディスクの内
側面との当接圧を均等にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るトロイダル型
無段変速機は、例えば自動車用の変速機として、或は各
種産業機械用の変速機として、それぞれ利用する。
無段変速機は、例えば自動車用の変速機として、或は各
種産業機械用の変速機として、それぞれ利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機として、図10〜11に
略示する様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研
究されている。このトロイダル型無段変速機は、例えば
実開昭62−71465号公報に開示されている様に、
入力軸1と同心に入力側ディスク2を支持し、この入力
軸1と同心に配置した出力軸3の端部に出力側ディスク
4を固定している。トロイダル型無段変速機を納めたケ
ーシング22(図13)の内側には、上記入力軸1並び
に出力軸3に対して捻れの位置にある枢軸5、5を中心
として揺動するトラニオン6、6を設けている。
略示する様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研
究されている。このトロイダル型無段変速機は、例えば
実開昭62−71465号公報に開示されている様に、
入力軸1と同心に入力側ディスク2を支持し、この入力
軸1と同心に配置した出力軸3の端部に出力側ディスク
4を固定している。トロイダル型無段変速機を納めたケ
ーシング22(図13)の内側には、上記入力軸1並び
に出力軸3に対して捻れの位置にある枢軸5、5を中心
として揺動するトラニオン6、6を設けている。
【0003】即ち、これら各トラニオン6、6は、両端
部外側面に上記各枢軸5、5を、互いに同心に設けてい
る。又、これら各トラニオン6、6の中心部には変位軸
7、7の基端部を支持し、上記各枢軸5、5を中心とし
て各トラニオン6、6を揺動させる事により、上記各変
位軸7、7の傾斜角度の調節を自在としている。各トラ
ニオン6、6に支持された変位軸7、7の周囲には、そ
れぞれパワーローラ8、8を回転自在に支持している。
そして、これら各パワーローラ8、8を、上記入力側、
出力側両ディスク2、4の間に挟持している。これら入
力側、出力側両ディスク2、4の互いに対向する内側面
2a、4aは、それぞれ断面が、上記枢軸5を中心とす
る円弧を上記入力軸1及び出力軸3を中心に回転させて
得られる凹面をなしている。そして、球状凸面に形成し
た各パワーローラ8、8の周面8a、8aを、上記各内
側面2a、4aに当接させている。
部外側面に上記各枢軸5、5を、互いに同心に設けてい
る。又、これら各トラニオン6、6の中心部には変位軸
7、7の基端部を支持し、上記各枢軸5、5を中心とし
て各トラニオン6、6を揺動させる事により、上記各変
位軸7、7の傾斜角度の調節を自在としている。各トラ
ニオン6、6に支持された変位軸7、7の周囲には、そ
れぞれパワーローラ8、8を回転自在に支持している。
そして、これら各パワーローラ8、8を、上記入力側、
出力側両ディスク2、4の間に挟持している。これら入
力側、出力側両ディスク2、4の互いに対向する内側面
2a、4aは、それぞれ断面が、上記枢軸5を中心とす
る円弧を上記入力軸1及び出力軸3を中心に回転させて
得られる凹面をなしている。そして、球状凸面に形成し
た各パワーローラ8、8の周面8a、8aを、上記各内
側面2a、4aに当接させている。
【0004】上記入力軸1と入力側ディスク2との間に
は、ローディングカム式の押圧装置9を設け、この押圧
装置9によって、上記入力側ディスク2を出力側ディス
ク4に向け、弾性的に押圧自在としている。この押圧装
置9は、入力軸1と共に回転するカム板10と、保持器
11により保持した複数個(例えば4個)のローラ1
2、12とから構成している。上記カム板10の片側面
(図10〜11の右側面)には、円周方向に亙る凹凸面
であるカム面13を形成し、上記入力側ディスク2の外
側面(図10〜11の左側面)にも、同様のカム面14
を形成している。そして、上記複数個のローラ12、1
2を、上記入力軸1の中心に対して放射方向の軸を中心
とする回転自在に支持している。
は、ローディングカム式の押圧装置9を設け、この押圧
装置9によって、上記入力側ディスク2を出力側ディス
ク4に向け、弾性的に押圧自在としている。この押圧装
置9は、入力軸1と共に回転するカム板10と、保持器
11により保持した複数個(例えば4個)のローラ1
2、12とから構成している。上記カム板10の片側面
(図10〜11の右側面)には、円周方向に亙る凹凸面
であるカム面13を形成し、上記入力側ディスク2の外
側面(図10〜11の左側面)にも、同様のカム面14
を形成している。そして、上記複数個のローラ12、1
2を、上記入力軸1の中心に対して放射方向の軸を中心
とする回転自在に支持している。
【0005】上述の様に構成するトロイダル型無段変速
機の使用時、入力軸1の回転に伴ってカム板10が回転
すると、カム面13によって複数個のローラ12、12
が、入力側ディスク2の外側面に形成したカム面14に
押圧される。この結果、上記入力側ディスク2が、上記
複数のパワーローラ8、8に押圧されると同時に、上記
1対のカム面13、14と複数個のローラ12、12と
の押し付け合いに基づいて、上記入力側ディスク2が回
転する。そして、この入力側ディスク2の回転が、上記
複数のパワーローラ8、8を介して出力側ディスク4に
伝達され、この出力側ディスク4に固定の出力軸3が回
転する。
機の使用時、入力軸1の回転に伴ってカム板10が回転
すると、カム面13によって複数個のローラ12、12
が、入力側ディスク2の外側面に形成したカム面14に
押圧される。この結果、上記入力側ディスク2が、上記
複数のパワーローラ8、8に押圧されると同時に、上記
1対のカム面13、14と複数個のローラ12、12と
の押し付け合いに基づいて、上記入力側ディスク2が回
転する。そして、この入力側ディスク2の回転が、上記
複数のパワーローラ8、8を介して出力側ディスク4に
伝達され、この出力側ディスク4に固定の出力軸3が回
転する。
【0006】入力軸1と出力軸3との回転速度比(変速
比)を変える場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で
減速を行なう場合には、前記各枢軸5、5を中心として
前記各トラニオン6、6を所定方向に揺動させ、上記各
パワーローラ8、8の周面8a、8aが図10に示す様
に、入力側ディスク2の内側面2aの中心寄り部分と出
力側ディスク4の内側面4aの外周寄り部分とにそれぞ
れ当接する様に、前記各変位軸7、7を傾斜させる。反
対に、増速を行なう場合には、上記各枢軸5、5を中心
として上記各トラニオン6、6を反対方向に揺動させ、
上記各パワーローラ8、8の周面8a、8aが図11に
示す様に、入力側ディスク2の内側面2aの外周寄り部
分と出力側ディスク4の内側面4aの中心寄り部分と
に、それぞれ当接する様に、上記各変位軸7、7を傾斜
させる。各変位軸7、7の傾斜角度を図10と図11と
の中間にすれば、入力軸1と出力軸3との間で、中間の
変速比を得られる。
比)を変える場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で
減速を行なう場合には、前記各枢軸5、5を中心として
前記各トラニオン6、6を所定方向に揺動させ、上記各
パワーローラ8、8の周面8a、8aが図10に示す様
に、入力側ディスク2の内側面2aの中心寄り部分と出
力側ディスク4の内側面4aの外周寄り部分とにそれぞ
れ当接する様に、前記各変位軸7、7を傾斜させる。反
対に、増速を行なう場合には、上記各枢軸5、5を中心
として上記各トラニオン6、6を反対方向に揺動させ、
上記各パワーローラ8、8の周面8a、8aが図11に
示す様に、入力側ディスク2の内側面2aの外周寄り部
分と出力側ディスク4の内側面4aの中心寄り部分と
に、それぞれ当接する様に、上記各変位軸7、7を傾斜
させる。各変位軸7、7の傾斜角度を図10と図11と
の中間にすれば、入力軸1と出力軸3との間で、中間の
変速比を得られる。
【0007】更に、図12〜13は、特公平8−199
98号公報に記載された、より具体化されたトロイダル
型無段変速機を示している。入力側ディスク2と出力側
ディスク4とは円管状の入力軸15の周囲に、それぞれ
ニードル軸受16、16を介して回転自在に支持してい
る。又、カム板10は上記入力軸15の端部(図12の
左端部)外周面にスプライン係合し、鍔部17によって
上記入力側ディスク2から離れる方向への移動を阻止し
ている。そして、このカム板10とローラ12、12と
により、上記入力軸15の回転に基づいて上記入力側デ
ィスク2を、出力側ディスク4に向け押圧しつつ回転さ
せる、ローディングカム式の押圧装置9を構成してい
る。上記出力側ディスク4には出力歯車18を、キー1
9、19により結合し、これら出力側ディスク4と出力
歯車18とが同期して回転する様にしている。
98号公報に記載された、より具体化されたトロイダル
型無段変速機を示している。入力側ディスク2と出力側
ディスク4とは円管状の入力軸15の周囲に、それぞれ
ニードル軸受16、16を介して回転自在に支持してい
る。又、カム板10は上記入力軸15の端部(図12の
左端部)外周面にスプライン係合し、鍔部17によって
上記入力側ディスク2から離れる方向への移動を阻止し
ている。そして、このカム板10とローラ12、12と
により、上記入力軸15の回転に基づいて上記入力側デ
ィスク2を、出力側ディスク4に向け押圧しつつ回転さ
せる、ローディングカム式の押圧装置9を構成してい
る。上記出力側ディスク4には出力歯車18を、キー1
9、19により結合し、これら出力側ディスク4と出力
歯車18とが同期して回転する様にしている。
【0008】1対のトラニオン6、6の両端部に固設し
た各枢軸5、5は、1対のヨーク20a、20bに、揺
動並びに軸方向(図12の表裏方向、図13の上下方
向)に亙る変位自在に支持している。この為に上記各ヨ
ーク20a、20bは、上記入力側ディスク2と出力側
ディスク4との間に、これら両ディスク2、4の中心軸
の延長線をその中心軸とする上記入力軸15を両側から
挟む状態で、互いに平行に設けている。この様な各ヨー
ク20a、20bは、厚肉鋼板を打ち抜き形成する事に
より、或は鋼材に鍛造加工を施す事により、図14に示
す様な長円形或は長矩形に形成しており、十分な剛性を
有する。これら各ヨーク20a、20bは、トロイダル
型無段変速機の本体を収納したケーシング22の内面
に、それぞれ若干の変位自在に支持している。
た各枢軸5、5は、1対のヨーク20a、20bに、揺
動並びに軸方向(図12の表裏方向、図13の上下方
向)に亙る変位自在に支持している。この為に上記各ヨ
ーク20a、20bは、上記入力側ディスク2と出力側
ディスク4との間に、これら両ディスク2、4の中心軸
の延長線をその中心軸とする上記入力軸15を両側から
挟む状態で、互いに平行に設けている。この様な各ヨー
ク20a、20bは、厚肉鋼板を打ち抜き形成する事に
より、或は鋼材に鍛造加工を施す事により、図14に示
す様な長円形或は長矩形に形成しており、十分な剛性を
有する。これら各ヨーク20a、20bは、トロイダル
型無段変速機の本体を収納したケーシング22の内面
に、それぞれ若干の変位自在に支持している。
【0009】この為に、上記各ヨーク20a、20bの
中間部には、それぞれ係止孔21a、21bを形成して
いる。一方、上記ケーシング22の内面の互いに反対側
位置には、1対の支持ポスト23a、23bを、互いに
同心に固設している。このうち、一方(図13の下方)
の支持ポスト23aの先端部外周面は、球状凸面として
いる。この支持ポスト23aに支持する一方のヨーク2
0aの中間部に形成した係止孔21aの内周面は球状凹
面として、この係止孔21aに上記支持ポスト23aの
先端部を内嵌している。従って、上記一方のヨーク20
aは、上記一方の支持ポスト23aの先端部に、揺動変
位自在に支持される。これに対して、他方(図13の上
方)の支持ポスト23bの中間部外周面は、矩形筒状と
している。又、この支持ポスト23bに支持する他方の
ヨーク20bの中間部に形成した係止孔21bの内周面
は、断面形状の長辺が上記支持ポスト23bの中間部の
断面形状の長辺よりも長い、矩形筒状としている。従っ
て、上記他方のヨーク20bを上記他方の支持ポスト2
3bの中間部に外嵌した状態では、上記係止孔21bの
内周面と上記ヨーク20bの中間部外周面との間に、図
14に示す様な隙間24、24が存在する。この結果、
上記支持ポスト23bに対して上記ヨーク20bが、揺
動変位並びに長さ方向に亙る若干の変位自在に支持され
る。
中間部には、それぞれ係止孔21a、21bを形成して
いる。一方、上記ケーシング22の内面の互いに反対側
位置には、1対の支持ポスト23a、23bを、互いに
同心に固設している。このうち、一方(図13の下方)
の支持ポスト23aの先端部外周面は、球状凸面として
いる。この支持ポスト23aに支持する一方のヨーク2
0aの中間部に形成した係止孔21aの内周面は球状凹
面として、この係止孔21aに上記支持ポスト23aの
先端部を内嵌している。従って、上記一方のヨーク20
aは、上記一方の支持ポスト23aの先端部に、揺動変
位自在に支持される。これに対して、他方(図13の上
方)の支持ポスト23bの中間部外周面は、矩形筒状と
している。又、この支持ポスト23bに支持する他方の
ヨーク20bの中間部に形成した係止孔21bの内周面
は、断面形状の長辺が上記支持ポスト23bの中間部の
断面形状の長辺よりも長い、矩形筒状としている。従っ
て、上記他方のヨーク20bを上記他方の支持ポスト2
3bの中間部に外嵌した状態では、上記係止孔21bの
内周面と上記ヨーク20bの中間部外周面との間に、図
14に示す様な隙間24、24が存在する。この結果、
上記支持ポスト23bに対して上記ヨーク20bが、揺
動変位並びに長さ方向に亙る若干の変位自在に支持され
る。
【0010】前記各トラニオン6、6の両端部にそれぞ
れ1対ずつ設けた、前記各枢軸5、5は、上記1対のヨ
ーク20a、20bの両端部同士の間に、揺動及び軸方
向に亙る変位自在に支持している。この為に、上記各ヨ
ーク20a、20bの両端部に形成した円孔25、25
の内側に上記各枢軸5、5を、ラジアルニードル軸受2
6、26を介して、回転自在に支持している。又、これ
ら各ラジアルニードル軸受26、26を構成する外輪2
7、27の外周面は球状凸面として、これら各外輪2
7、27を上記各円孔25、25の内側に、揺動及び軸
方向に亙る変位自在に内嵌している。
れ1対ずつ設けた、前記各枢軸5、5は、上記1対のヨ
ーク20a、20bの両端部同士の間に、揺動及び軸方
向に亙る変位自在に支持している。この為に、上記各ヨ
ーク20a、20bの両端部に形成した円孔25、25
の内側に上記各枢軸5、5を、ラジアルニードル軸受2
6、26を介して、回転自在に支持している。又、これ
ら各ラジアルニードル軸受26、26を構成する外輪2
7、27の外周面は球状凸面として、これら各外輪2
7、27を上記各円孔25、25の内側に、揺動及び軸
方向に亙る変位自在に内嵌している。
【0011】上述の様にして前記ケーシング22の内側
に、揺動及び上記各枢軸5、5の軸方向に亙る変位自在
に支持した、上記各トラニオン6、6の中間部には、円
孔28、28を形成しており、これら各円孔28、28
部分に、変位軸7、7を支持している。これら各変位軸
7、7は、互いに平行で且つ偏心した支持軸部29、2
9と枢支軸部30、30とを、それぞれ有する。このう
ちの各支持軸部29、29を上記各円孔28、28の内
側に、ラジアルニードル軸受31、31を介して、回転
自在に支持している。又、上記各枢支軸部30、30の
周囲にパワーローラ8、8を、ラジアルニードル軸受3
2、32を介して回転自在に支持している。
に、揺動及び上記各枢軸5、5の軸方向に亙る変位自在
に支持した、上記各トラニオン6、6の中間部には、円
孔28、28を形成しており、これら各円孔28、28
部分に、変位軸7、7を支持している。これら各変位軸
7、7は、互いに平行で且つ偏心した支持軸部29、2
9と枢支軸部30、30とを、それぞれ有する。このう
ちの各支持軸部29、29を上記各円孔28、28の内
側に、ラジアルニードル軸受31、31を介して、回転
自在に支持している。又、上記各枢支軸部30、30の
周囲にパワーローラ8、8を、ラジアルニードル軸受3
2、32を介して回転自在に支持している。
【0012】尚、上記1対の変位軸7、7は、前記入力
軸15に対して180度反対側位置に設けている。又、
これら各変位軸7、7の各枢支軸部30、30が各支持
軸部29、29に対し偏心している方向は、前記入力
側、出力側両ディスク2、4の回転方向に関して同方向
(図13で上下逆方向)としている。又、偏心方向は、
上記入力軸15の配設方向に対しほぼ直交する方向とし
ている。従って上記各パワーローラ8、8は、上記入力
軸15の配設方向に亙る若干の変位自在に支持される。
この結果、トロイダル型無段変速機により伝達するトル
クの変動に基づく、構成各部材の弾性変形量の変動等に
起因して、上記各パワーローラ8、8が上記入力軸15
の軸方向(図12の左右方向、図13の表裏方向)に変
位する傾向となった場合でも、構成各部品に無理な力を
加える事なく、この変位を吸収できる。
軸15に対して180度反対側位置に設けている。又、
これら各変位軸7、7の各枢支軸部30、30が各支持
軸部29、29に対し偏心している方向は、前記入力
側、出力側両ディスク2、4の回転方向に関して同方向
(図13で上下逆方向)としている。又、偏心方向は、
上記入力軸15の配設方向に対しほぼ直交する方向とし
ている。従って上記各パワーローラ8、8は、上記入力
軸15の配設方向に亙る若干の変位自在に支持される。
この結果、トロイダル型無段変速機により伝達するトル
クの変動に基づく、構成各部材の弾性変形量の変動等に
起因して、上記各パワーローラ8、8が上記入力軸15
の軸方向(図12の左右方向、図13の表裏方向)に変
位する傾向となった場合でも、構成各部品に無理な力を
加える事なく、この変位を吸収できる。
【0013】又、上記各パワーローラ8、8の外側面と
前記各トラニオン6、6の中間部内側面との間には、パ
ワーローラ8、8の外側面の側から順に、スラスト玉軸
受33、33と、滑り軸受或はニードル軸受等のスラス
ト軸受34、34とを設けている。このうちのスラスト
玉軸受33、33は、上記各パワーローラ8、8に加わ
るスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーロ
ーラ8、8の回転を許容する。又、上記各スラスト軸受
34、34は、上記各パワーローラ8、8から上記各ス
ラスト玉軸受33、33の外輪35、35に加わるスラ
スト荷重を支承しつつ、上記枢支軸部30、30及び上
記外輪35、35が上記支持軸部29、29を中心に揺
動する事を許容する。更に、上記各トラニオン6、6の
一端部(図13の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド3
6、36を結合し、これら各駆動ロッド36、36の中
間部外周面に駆動ピストン37、37を固設している。
そして、これら各駆動ピストン37、37を、それぞれ
駆動シリンダ38、38内に油密に嵌装している。これ
ら各駆動ピストン37、37と駆動シリンダ38、38
とが、それぞれ上記各トラニオン6、6を枢軸5、5の
軸方向に亙って変位させる為のアクチュエータを構成す
る。又、上記各駆動シリンダ38、38内には、制御弁
39の切り換えに基づいて、圧油を給排自在としてい
る。
前記各トラニオン6、6の中間部内側面との間には、パ
ワーローラ8、8の外側面の側から順に、スラスト玉軸
受33、33と、滑り軸受或はニードル軸受等のスラス
ト軸受34、34とを設けている。このうちのスラスト
玉軸受33、33は、上記各パワーローラ8、8に加わ
るスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーロ
ーラ8、8の回転を許容する。又、上記各スラスト軸受
34、34は、上記各パワーローラ8、8から上記各ス
ラスト玉軸受33、33の外輪35、35に加わるスラ
スト荷重を支承しつつ、上記枢支軸部30、30及び上
記外輪35、35が上記支持軸部29、29を中心に揺
動する事を許容する。更に、上記各トラニオン6、6の
一端部(図13の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド3
6、36を結合し、これら各駆動ロッド36、36の中
間部外周面に駆動ピストン37、37を固設している。
そして、これら各駆動ピストン37、37を、それぞれ
駆動シリンダ38、38内に油密に嵌装している。これ
ら各駆動ピストン37、37と駆動シリンダ38、38
とが、それぞれ上記各トラニオン6、6を枢軸5、5の
軸方向に亙って変位させる為のアクチュエータを構成す
る。又、上記各駆動シリンダ38、38内には、制御弁
39の切り換えに基づいて、圧油を給排自在としてい
る。
【0014】上述の様に構成するトロイダル型無段変速
機の運転時、入力軸15の回転は押圧装置9を介して入
力側ディスク2に伝えられる。そして、この入力側ディ
スク2の回転が、1対のパワーローラ8、8を介して出
力側ディスク4に伝えられ、更にこの出力側ディスク4
の回転が、出力歯車18より取り出される。入力軸15
と出力歯車18との間の回転速度比を変える場合には、
上記制御弁39の切り換えに基づいて、上記1対の駆動
ピストン37、37を互いに逆方向に同じ距離だけ変位
させる。
機の運転時、入力軸15の回転は押圧装置9を介して入
力側ディスク2に伝えられる。そして、この入力側ディ
スク2の回転が、1対のパワーローラ8、8を介して出
力側ディスク4に伝えられ、更にこの出力側ディスク4
の回転が、出力歯車18より取り出される。入力軸15
と出力歯車18との間の回転速度比を変える場合には、
上記制御弁39の切り換えに基づいて、上記1対の駆動
ピストン37、37を互いに逆方向に同じ距離だけ変位
させる。
【0015】これら各駆動ピストン37、37の変位に
伴って上記1対のトラニオン6、6が、それぞれ逆方向
に変位し、例えば図13の右側のパワーローラ8が同図
の下側に、同図の左側のパワーローラ8が同図の上側
に、それぞれ変位する。この結果、これら各パワーロー
ラ8、8の周面8a、8aと前記入力側ディスク2及び
出力側ディスク4の内側面2a、4aとの当接部に作用
する、接線方向の力の向きが変化する。そして、この力
の向きの変化に伴って前記各トラニオン6、6が、ヨー
ク20a、20bに枢支した枢軸5、5を中心として、
互いに逆方向に揺動する。この結果、前述の図10〜1
1に示した様に、上記各パワーローラ8、8の周面8
a、8aと上記各ディスク2、4の内側面2a、4aと
の当接位置が変化し、上記入力軸15と出力歯車18と
の間の回転速度比が変化する。この際、前記ヨーク20
bは前記支持ポスト23bに対して、前記隙間24の範
囲内で変位する事により、前記各駆動シリンダ38、3
8内での上記各駆動ピストン37、37の変位が円滑に
行なわれる様にする。
伴って上記1対のトラニオン6、6が、それぞれ逆方向
に変位し、例えば図13の右側のパワーローラ8が同図
の下側に、同図の左側のパワーローラ8が同図の上側
に、それぞれ変位する。この結果、これら各パワーロー
ラ8、8の周面8a、8aと前記入力側ディスク2及び
出力側ディスク4の内側面2a、4aとの当接部に作用
する、接線方向の力の向きが変化する。そして、この力
の向きの変化に伴って前記各トラニオン6、6が、ヨー
ク20a、20bに枢支した枢軸5、5を中心として、
互いに逆方向に揺動する。この結果、前述の図10〜1
1に示した様に、上記各パワーローラ8、8の周面8
a、8aと上記各ディスク2、4の内側面2a、4aと
の当接位置が変化し、上記入力軸15と出力歯車18と
の間の回転速度比が変化する。この際、前記ヨーク20
bは前記支持ポスト23bに対して、前記隙間24の範
囲内で変位する事により、前記各駆動シリンダ38、3
8内での上記各駆動ピストン37、37の変位が円滑に
行なわれる様にする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図12〜13に示した
従来構造の場合、1対の各トラニオン6、6の他端部を
支持しているヨーク20bが支持ポスト23bに対し
て、隙間24の範囲内で変位する為、上記各トラニオン
6、6の内側面に支持された各パワーローラ8、8の周
面8a、8aと、入力側、出力側両ディスク2、4の内
側面2a、4aとの当接部であるトラクション部の当接
圧(押し付け力)が、上記各パワーローラ8、8の直径
方向反対側で互いに異なる場合が生じる。そして、この
様な原因により発生する当接圧の相違は、上記各トラク
ション部の運転トラクション係数の相違に結び付き、こ
れら各トラクション部の滑り率の相違に結び付く。この
様に、上記各トラクション部の押し付け荷重が相違し、
滑り率が異なると、1対のパワーローラ8、8に関する
変速同期安定性が損なわれたり、一のトラクション部に
他のトラクション部よりも大きな力が加わり、この一の
トラクション部の耐久性が損なわれる可能性がある。本
発明のトロイダル型無段変速機は、この様な耐久性低下
の原因となる、上記各トラクション部の当接圧の相違が
発生しない様にすべく考えたものである。
従来構造の場合、1対の各トラニオン6、6の他端部を
支持しているヨーク20bが支持ポスト23bに対し
て、隙間24の範囲内で変位する為、上記各トラニオン
6、6の内側面に支持された各パワーローラ8、8の周
面8a、8aと、入力側、出力側両ディスク2、4の内
側面2a、4aとの当接部であるトラクション部の当接
圧(押し付け力)が、上記各パワーローラ8、8の直径
方向反対側で互いに異なる場合が生じる。そして、この
様な原因により発生する当接圧の相違は、上記各トラク
ション部の運転トラクション係数の相違に結び付き、こ
れら各トラクション部の滑り率の相違に結び付く。この
様に、上記各トラクション部の押し付け荷重が相違し、
滑り率が異なると、1対のパワーローラ8、8に関する
変速同期安定性が損なわれたり、一のトラクション部に
他のトラクション部よりも大きな力が加わり、この一の
トラクション部の耐久性が損なわれる可能性がある。本
発明のトロイダル型無段変速機は、この様な耐久性低下
の原因となる、上記各トラクション部の当接圧の相違が
発生しない様にすべく考えたものである。
【0017】
【課題を解決する為の手段】本発明のトロイダル型無段
変速機は、前述した従来のトロイダル型無段変速機と同
様に、ケーシングと、このケーシングの内側に回転自在
に支持された入力側ディスクと、その内側面をこの入力
側ディスクの内側面に対向させた状態でこの入力側ディ
スクと同心に配置された出力側ディスクと、これら入力
側ディスクと出力側ディスクとの間に、これら両ディス
クの中心軸の延長線を両側から挟む状態で、互いにほぼ
平行に設けられた1対のヨークと、上記両ディスクの軸
方向に関してこれら両ディスクの中間部で、これら両デ
ィスクの中心軸に対し捻れの位置に存在し、上記両ヨー
クの両端部若しくは隅部に支持された枢軸と、これら各
枢軸を中心として揺動する少なくとも1対のトラニオン
と、これら各トラニオンの内側面から突出した変位軸
と、これら各変位軸の周囲に回転自在に支持された状態
で、上記入力側ディスクの内側面と出力側ディスクの内
側面との間に挟持された少なくとも1対のパワーローラ
とを備える。そして、上記各ヨークは、それぞれの中間
部に形成した係止孔を上記ケーシングの内面に、この内
面から突出する状態で固設した支持ポストに外嵌する事
により、上記ケーシングの内側に支持している。特に、
本発明のトロイダル型無段変速機に於いては、上記1対
のヨークは、これら各ヨークを支持する為の支持ポスト
に対して、上記両ディスクの軸線方向に亙る移動及び上
記各パワーローラの軸線方向に亙る移動を不能に、且
つ、当該ヨークを支持する為の支持ポストの中心軸及び
上記各ディスクの中心軸を含む仮想平面に対し垂直方向
に存在する第二の仮想平面内での揺動変位を自在として
外嵌支持している。更に、少なくとも一方のヨークは、
当該ヨークを支持する為の支持ポストに対して、上記各
枢軸の軸線方向に亙る移動を可能に外嵌支持している。
変速機は、前述した従来のトロイダル型無段変速機と同
様に、ケーシングと、このケーシングの内側に回転自在
に支持された入力側ディスクと、その内側面をこの入力
側ディスクの内側面に対向させた状態でこの入力側ディ
スクと同心に配置された出力側ディスクと、これら入力
側ディスクと出力側ディスクとの間に、これら両ディス
クの中心軸の延長線を両側から挟む状態で、互いにほぼ
平行に設けられた1対のヨークと、上記両ディスクの軸
方向に関してこれら両ディスクの中間部で、これら両デ
ィスクの中心軸に対し捻れの位置に存在し、上記両ヨー
クの両端部若しくは隅部に支持された枢軸と、これら各
枢軸を中心として揺動する少なくとも1対のトラニオン
と、これら各トラニオンの内側面から突出した変位軸
と、これら各変位軸の周囲に回転自在に支持された状態
で、上記入力側ディスクの内側面と出力側ディスクの内
側面との間に挟持された少なくとも1対のパワーローラ
とを備える。そして、上記各ヨークは、それぞれの中間
部に形成した係止孔を上記ケーシングの内面に、この内
面から突出する状態で固設した支持ポストに外嵌する事
により、上記ケーシングの内側に支持している。特に、
本発明のトロイダル型無段変速機に於いては、上記1対
のヨークは、これら各ヨークを支持する為の支持ポスト
に対して、上記両ディスクの軸線方向に亙る移動及び上
記各パワーローラの軸線方向に亙る移動を不能に、且
つ、当該ヨークを支持する為の支持ポストの中心軸及び
上記各ディスクの中心軸を含む仮想平面に対し垂直方向
に存在する第二の仮想平面内での揺動変位を自在として
外嵌支持している。更に、少なくとも一方のヨークは、
当該ヨークを支持する為の支持ポストに対して、上記各
枢軸の軸線方向に亙る移動を可能に外嵌支持している。
【0018】
【作用】上述の様に構成する本発明のトロイダル型無段
変速機の場合には、各ヨークが何れも、両ディスクの軸
線方向に亙る移動及びパワーローラの軸線方向に亙る移
動を不能に支持している為、各パワーローラの周面と入
力側、出力側両ディスクの内側面との当接部の当接圧を
互いに同じとしたままにできる。この為、各パワーロー
ラに関する変速同期安定性を確保すると共に、何れかの
トラクション部に大きな力が加わる事を防止して、各パ
ワーローラ及び上記両ディスクを含む構成各部材の耐久
性向上を図れる。
変速機の場合には、各ヨークが何れも、両ディスクの軸
線方向に亙る移動及びパワーローラの軸線方向に亙る移
動を不能に支持している為、各パワーローラの周面と入
力側、出力側両ディスクの内側面との当接部の当接圧を
互いに同じとしたままにできる。この為、各パワーロー
ラに関する変速同期安定性を確保すると共に、何れかの
トラクション部に大きな力が加わる事を防止して、各パ
ワーローラ及び上記両ディスクを含む構成各部材の耐久
性向上を図れる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜5は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。尚、本発明のトロイダル型無段
変速機の特徴は、1対のトラニオン6、6をケーシング
22の内側に、枢軸5、5(図13参照)の軸方向に亙
る変位並びにこの枢軸5、5を中心とする揺動変位を自
在に支持する為のヨーク20を、上記ケーシング22の
内面に支持する部分の構造にある。その他の部分の構造
及び作用は、前述した従来構造の場合と同様であるか
ら、同等部分に関する図示並びに説明は省略若しくは簡
略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
の第1例を示している。尚、本発明のトロイダル型無段
変速機の特徴は、1対のトラニオン6、6をケーシング
22の内側に、枢軸5、5(図13参照)の軸方向に亙
る変位並びにこの枢軸5、5を中心とする揺動変位を自
在に支持する為のヨーク20を、上記ケーシング22の
内面に支持する部分の構造にある。その他の部分の構造
及び作用は、前述した従来構造の場合と同様であるか
ら、同等部分に関する図示並びに説明は省略若しくは簡
略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0020】本発明のトロイダル型無段変速機を構成す
る1対のヨーク20、20a(図13)のうち、一方の
ヨーク20は、このヨーク20を支持する為の支持ポス
ト23に対して、入力側、出力側両ディスク2、4の軸
線方向(図1の上下方向、図2、13の表裏方向)に亙
る移動及び1対のパワーローラ8、8の中立状態での軸
線方向(図2、13の左右方向)に亙る移動を不能に支
持している。又、上記一方のヨーク20は、このヨーク
20を支持する為の支持ポスト23の中心軸及び上記両
ディスク2、4の中心軸を含む仮想平面に対し垂直方向
に存在する第二の仮想平面(図1のA−A線を含み紙面
に垂直な平面。図2の紙面上の平面)内での揺動変位を
自在に支持している。更に、上記一方のヨーク20は、
このヨーク20を支持する為の支持ポスト23に対し
て、上記各枢軸5、5の軸線方向(図1の表裏方向、図
2、13の上下方向)に亙る移動を可能に外嵌支持して
いる。
る1対のヨーク20、20a(図13)のうち、一方の
ヨーク20は、このヨーク20を支持する為の支持ポス
ト23に対して、入力側、出力側両ディスク2、4の軸
線方向(図1の上下方向、図2、13の表裏方向)に亙
る移動及び1対のパワーローラ8、8の中立状態での軸
線方向(図2、13の左右方向)に亙る移動を不能に支
持している。又、上記一方のヨーク20は、このヨーク
20を支持する為の支持ポスト23の中心軸及び上記両
ディスク2、4の中心軸を含む仮想平面に対し垂直方向
に存在する第二の仮想平面(図1のA−A線を含み紙面
に垂直な平面。図2の紙面上の平面)内での揺動変位を
自在に支持している。更に、上記一方のヨーク20は、
このヨーク20を支持する為の支持ポスト23に対し
て、上記各枢軸5、5の軸線方向(図1の表裏方向、図
2、13の上下方向)に亙る移動を可能に外嵌支持して
いる。
【0021】この為に図示の例では、上記ヨーク20の
中央部に形成する係止孔21を、正方形若しくは矩形と
している。又、上記支持ポスト23の先端に設けた嵌合
部40の平面形状を、上記係止孔21にがたつきなく内
嵌自在な正方形若しくは矩形とすると共に、上記嵌合部
40の外周面を構成する4面のうち、反対側に存在する
2面を、部分円筒状の凸曲面42、42としている。即
ち、上記嵌合部40は、図3〜5に示す様な形状を有す
る嵌合片41を上記支持ポスト23の先端部に嵌合固定
しているが、この嵌合片41は、上記正方形若しくは矩
形の平面形状と部分円筒状の凸曲面42、42とを有す
る。そして、この様な嵌合片41により構成する上記嵌
合部40を上記係止孔21に内嵌した状態で、これら両
凸曲面42、42を、この係止孔21の内周面を構成す
る4面のうち、上記ヨーク20の長さ方向反対側の2面
に当接させている。
中央部に形成する係止孔21を、正方形若しくは矩形と
している。又、上記支持ポスト23の先端に設けた嵌合
部40の平面形状を、上記係止孔21にがたつきなく内
嵌自在な正方形若しくは矩形とすると共に、上記嵌合部
40の外周面を構成する4面のうち、反対側に存在する
2面を、部分円筒状の凸曲面42、42としている。即
ち、上記嵌合部40は、図3〜5に示す様な形状を有す
る嵌合片41を上記支持ポスト23の先端部に嵌合固定
しているが、この嵌合片41は、上記正方形若しくは矩
形の平面形状と部分円筒状の凸曲面42、42とを有す
る。そして、この様な嵌合片41により構成する上記嵌
合部40を上記係止孔21に内嵌した状態で、これら両
凸曲面42、42を、この係止孔21の内周面を構成す
る4面のうち、上記ヨーク20の長さ方向反対側の2面
に当接させている。
【0022】これに対して、他方のヨーク20aは、前
述の従来構造を示した図13の下側のヨーク20aの様
に、上記ケーシング22の内面に固定した支持ポスト2
3aに対して、入力側、出力側両ディスク2、4の軸線
方向(図13の表裏方向)に亙る移動及び1対のパワー
ローラ8、8の軸線方向(図13の左右方向)に亙る移
動を不能に支持している。又、上記他方のヨーク20a
は、このヨーク20aを支持する為の支持ポスト23a
の中心軸及び上記両ディスク2、4の中心軸を含む仮想
平面に対し垂直方向に存在する第二の仮想平面(図13
の紙面上の平面)内での揺動変位を自在として支持して
いる。
述の従来構造を示した図13の下側のヨーク20aの様
に、上記ケーシング22の内面に固定した支持ポスト2
3aに対して、入力側、出力側両ディスク2、4の軸線
方向(図13の表裏方向)に亙る移動及び1対のパワー
ローラ8、8の軸線方向(図13の左右方向)に亙る移
動を不能に支持している。又、上記他方のヨーク20a
は、このヨーク20aを支持する為の支持ポスト23a
の中心軸及び上記両ディスク2、4の中心軸を含む仮想
平面に対し垂直方向に存在する第二の仮想平面(図13
の紙面上の平面)内での揺動変位を自在として支持して
いる。
【0023】上述の様に構成する本発明のトロイダル型
無段変速機の場合には、1対のヨーク20、20aが何
れも、入力側、出力側両ディスク2、4の軸線方向に亙
る移動及びパワーローラ8、8の軸線方向に亙る移動を
不能に支持している為、1対のパワーローラ8、8の周
面8a、8aと入力側、出力側両ディスク2、4の内側
面2a、4aとの当接部(=トラクション部。図12参
照)の当接圧を互いに同じとしたままにできる。即ち、
上記1対のヨーク20、20aが何れも、変速作業等に
伴って上記各パワーローラ8、8の軸線方向に変位する
事がない為、上記各当接部の当接状態が、ヨーク20、
20aの変位に基づいて不均等になる事がない。この
為、上記1対のパワーローラ8、8に関する変速同期安
定性を確保すると共に、何れかのトラクション部に大き
な力が加わる事を防止して、上記各パワーローラ8、8
及び上記両ディスク2、4を含む構成各部材の耐久性向
上を図れる。しかも、少なくとも一方のヨーク20を支
持ポスト23に対して、前記各枢軸5、5の軸線方向に
亙る移動を可能に外嵌支持している為、変速操作時に、
各駆動シリンダ38、38内での上記各駆動ピストン3
7、37(図13参照)の変位を円滑に行なわせる事が
できる。
無段変速機の場合には、1対のヨーク20、20aが何
れも、入力側、出力側両ディスク2、4の軸線方向に亙
る移動及びパワーローラ8、8の軸線方向に亙る移動を
不能に支持している為、1対のパワーローラ8、8の周
面8a、8aと入力側、出力側両ディスク2、4の内側
面2a、4aとの当接部(=トラクション部。図12参
照)の当接圧を互いに同じとしたままにできる。即ち、
上記1対のヨーク20、20aが何れも、変速作業等に
伴って上記各パワーローラ8、8の軸線方向に変位する
事がない為、上記各当接部の当接状態が、ヨーク20、
20aの変位に基づいて不均等になる事がない。この
為、上記1対のパワーローラ8、8に関する変速同期安
定性を確保すると共に、何れかのトラクション部に大き
な力が加わる事を防止して、上記各パワーローラ8、8
及び上記両ディスク2、4を含む構成各部材の耐久性向
上を図れる。しかも、少なくとも一方のヨーク20を支
持ポスト23に対して、前記各枢軸5、5の軸線方向に
亙る移動を可能に外嵌支持している為、変速操作時に、
各駆動シリンダ38、38内での上記各駆動ピストン3
7、37(図13参照)の変位を円滑に行なわせる事が
できる。
【0024】尚、前記嵌合部40の外周面の反対側に存
在する2面を構成する部分円筒状の凸曲面42、42の
断面の曲率半径Rは、前記係止孔21の長さLとの関係
で設計的に定めるが、変速操作が円滑に行なわれる様に
する為、上記曲率半径Rを長さLの半分以下(R≦L/
2)とする事が好ましい。最も好ましくは、R=L/2
とし、両凸曲面42、42を単一円筒面上に位置させ
る。又、図1〜2に示す様な、ヨーク20を支持ポスト
23に対して、所定方向の揺動並びに枢軸5、5の軸線
方向に亙る変位のみ自在に支持する構造は、例えば駆動
ピストン37、37及び駆動シリンダ38、38の設置
側等、何れか一方のヨークに関してのみ実施すれば良い
が、両方のヨークに関して実施しても良い。
在する2面を構成する部分円筒状の凸曲面42、42の
断面の曲率半径Rは、前記係止孔21の長さLとの関係
で設計的に定めるが、変速操作が円滑に行なわれる様に
する為、上記曲率半径Rを長さLの半分以下(R≦L/
2)とする事が好ましい。最も好ましくは、R=L/2
とし、両凸曲面42、42を単一円筒面上に位置させ
る。又、図1〜2に示す様な、ヨーク20を支持ポスト
23に対して、所定方向の揺動並びに枢軸5、5の軸線
方向に亙る変位のみ自在に支持する構造は、例えば駆動
ピストン37、37及び駆動シリンダ38、38の設置
側等、何れか一方のヨークに関してのみ実施すれば良い
が、両方のヨークに関して実施しても良い。
【0025】次に、図6〜8は、本発明の実施の形態の
第2例を示している。本例の場合には、支持ポスト23
の先端部の嵌合部40(図1〜2)を構成する為の嵌合
片41aの平面形状を小判形とし、係止孔21(図1〜
2)の内側面と揺動変位自在に当接する凸曲面42a、
42aを、断面形状だけでなく平面形状も湾曲させてい
る。この様な嵌合片41aは、上述した第1例に組み込
む嵌合片41に比べて加工が容易である。その他の構成
及び作用は、上述した第1例の場合と同様であるから、
同等部分に関する重複する図示並びに説明は省略する。
第2例を示している。本例の場合には、支持ポスト23
の先端部の嵌合部40(図1〜2)を構成する為の嵌合
片41aの平面形状を小判形とし、係止孔21(図1〜
2)の内側面と揺動変位自在に当接する凸曲面42a、
42aを、断面形状だけでなく平面形状も湾曲させてい
る。この様な嵌合片41aは、上述した第1例に組み込
む嵌合片41に比べて加工が容易である。その他の構成
及び作用は、上述した第1例の場合と同様であるから、
同等部分に関する重複する図示並びに説明は省略する。
【0026】次に、図9は、本発明の実施の形態の第3
例を示している。上述の説明は、入力側ディスク2と出
力側ディスク4とを1個ずつ設けた、所謂シングルキャ
ビティ型のトロイダル型無段変速機に本発明を実施する
場合に就いて説明した。これに対して本例の場合は、入
力側ディスク2と出力側ディスク4とを2個ずつ設け、
それぞれ対となる入力側ディスク2と出力側ディスク4
との組を、動力の伝達方向に関して互いに並列に配置し
た、所謂ダブルキャビティ型のトロイダル型無段変速機
に本発明を実施する場合を示している。ダブルキャビテ
ィ型のトロイダル型無段変速機に組み込むヨーク20c
の場合には、全体を正方形若しくは矩形に形成し、枢軸
を支持する為の円孔25、25を四隅部分に形成してい
る。そして、隣り合う円孔25、25同士の間に形成し
た2個の係止孔21、21に、支持ポスト23、23の
先端部に固設した嵌合部40、40を内嵌している。こ
の様な構造を有するダブルキャビティ型のトロイダル型
無段変速機の場合も、上記各嵌合部40、40の形状を
前述した第1例若しくは上述した第2例と同様にする事
により、各パワーローラに関する変速同期安定性を確保
すると共に、何れかのトラクション部に大きな力が加わ
る事を防止して、各パワーローラ及び上記両ディスクを
含む構成各部材の耐久性向上を図れる。
例を示している。上述の説明は、入力側ディスク2と出
力側ディスク4とを1個ずつ設けた、所謂シングルキャ
ビティ型のトロイダル型無段変速機に本発明を実施する
場合に就いて説明した。これに対して本例の場合は、入
力側ディスク2と出力側ディスク4とを2個ずつ設け、
それぞれ対となる入力側ディスク2と出力側ディスク4
との組を、動力の伝達方向に関して互いに並列に配置し
た、所謂ダブルキャビティ型のトロイダル型無段変速機
に本発明を実施する場合を示している。ダブルキャビテ
ィ型のトロイダル型無段変速機に組み込むヨーク20c
の場合には、全体を正方形若しくは矩形に形成し、枢軸
を支持する為の円孔25、25を四隅部分に形成してい
る。そして、隣り合う円孔25、25同士の間に形成し
た2個の係止孔21、21に、支持ポスト23、23の
先端部に固設した嵌合部40、40を内嵌している。こ
の様な構造を有するダブルキャビティ型のトロイダル型
無段変速機の場合も、上記各嵌合部40、40の形状を
前述した第1例若しくは上述した第2例と同様にする事
により、各パワーローラに関する変速同期安定性を確保
すると共に、何れかのトラクション部に大きな力が加わ
る事を防止して、各パワーローラ及び上記両ディスクを
含む構成各部材の耐久性向上を図れる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用する為、優れた伝達効率並びに耐久性を有するトロイ
ダル型無段変速機の実現に寄与できる。
用する為、優れた伝達効率並びに耐久性を有するトロイ
ダル型無段変速機の実現に寄与できる。
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す、ヨークと支
持ポストとを示す平面図。
持ポストとを示す平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】支持ポスト先端の嵌合部を構成する為の嵌合片
の斜視図。
の斜視図。
【図4】同平面図。
【図5】図4のB−B断面図。
【図6】本発明の実施の形態の第2例を示す、支持ポス
ト先端の嵌合部を構成する為の嵌合片の斜視図。
ト先端の嵌合部を構成する為の嵌合片の斜視図。
【図7】同平面図。
【図8】図7のC−C断面図。
【図9】本発明の実施の形態の第3例を示す、ヨークと
支持ポストとを示す平面図。
支持ポストとを示す平面図。
【図10】従来から知られているトロイダル型無段変速
機の基本的構成を、最大減速時の状態で示す側面図。
機の基本的構成を、最大減速時の状態で示す側面図。
【図11】同じく最大増速時の状態で示す側面図。
【図12】従来の具体的構造の1例を示す断面図。
【図13】図12のD−D断面図。
【図14】ヨークと支持ポストのみを示す、図13のE
−E断面図。
−E断面図。
1 入力軸 2 入力側ディスク 2a 内側面 3 出力軸 4 出力側ディスク 4a 内側面 5 枢軸 6 トラニオン 7 変位軸 8 パワーローラ 8a 周面 9 押圧装置 10 カム板 11 保持器 12 ローラ 13、14 カム面 15 入力軸 16 ニードル軸受 17 鍔部 18 出力歯車 19 キー 20、20a、20b、20c ヨーク 21、21a、21b 係止孔 22 ケーシング 23、23a、23b 支持ポスト 24 隙間 25 円孔 26 ラジアルニードル軸受 27 外輪 28 円孔 29 支持軸部 30 枢支軸部 31 ラジアルニードル軸受 32 ラジアルニードル軸受 33 スラスト玉軸受 34 スラスト軸受 35 外輪 36 駆動ロッド 37 駆動ピストン 38 駆動シリンダ 39 制御弁 40 嵌合部 41、41a 嵌合片 42、42a 凸曲面
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシングと、このケーシングの内側に
回転自在に支持された入力側ディスクと、その内側面を
この入力側ディスクの内側面に対向させた状態でこの入
力側ディスクと同心に配置された出力側ディスクと、こ
れら入力側ディスクと出力側ディスクとの間に、これら
両ディスクの中心軸の延長線を両側から挟む状態で、互
いにほぼ平行に設けられた1対のヨークと、上記両ディ
スクの軸方向に関してこれら両ディスクの中間部で、こ
れら両ディスクの中心軸に対し捻れの位置に存在し、上
記両ヨークの両端部若しくは隅部に支持された枢軸と、
これら各枢軸を中心として揺動する少なくとも1対のト
ラニオンと、これら各トラニオンの内側面から突出した
変位軸と、これら各変位軸の周囲に回転自在に支持され
た状態で、上記入力側ディスクの内側面と出力側ディス
クの内側面との間に挟持された少なくとも1対のパワー
ローラとを備え、上記各ヨークは、それぞれの中間部に
形成した係止孔を上記ケーシングの内面に、この内面か
ら突出する状態で固設した支持ポストに外嵌する事によ
り、上記ケーシングの内側に支持しているトロイダル型
無段変速機に於いて、上記1対のヨークは、これら各ヨ
ークを支持する為の支持ポストに対して、上記両ディス
クの軸線方向に亙る移動及び上記各パワーローラの軸線
方向に亙る移動を不能に、且つ、当該ヨークを支持する
為の支持ポストの中心軸及び上記各ディスクの中心軸を
含む仮想平面に対し垂直方向に存在する第二の仮想平面
内での揺動変位を自在として外嵌支持し、更に、少なく
とも一方のヨークは、当該ヨークを支持する為の支持ポ
ストに対して、上記各枢軸の軸線方向に亙る移動を可能
に外嵌支持している事を特徴とするトロイダル型無段変
速機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30256897A JPH11141635A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | トロイダル型無段変速機 |
US09/185,708 US6117043A (en) | 1997-11-05 | 1998-11-04 | Continously variable transmission having an oscillating trunnion-support yoke |
DE19851092A DE19851092B4 (de) | 1997-11-05 | 1998-11-05 | Stufenlos Verstellbares Toroid-Geriebe |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30256897A JPH11141635A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | トロイダル型無段変速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11141635A true JPH11141635A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17910555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30256897A Pending JPH11141635A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | トロイダル型無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11141635A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006300084A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Nsk Ltd | トロイダル型無段変速機 |
US7335130B2 (en) | 2002-05-23 | 2008-02-26 | Nsk Ltd. | Toroidal-type continuously variable transmission |
JP2015117814A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-06-25 | 日本精工株式会社 | トロイダル型無段変速機 |
JP2015121298A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | トヨタ自動車株式会社 | トロイダル式無段変速機 |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP30256897A patent/JPH11141635A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7335130B2 (en) | 2002-05-23 | 2008-02-26 | Nsk Ltd. | Toroidal-type continuously variable transmission |
JP2006300084A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Nsk Ltd | トロイダル型無段変速機 |
JP4687959B2 (ja) * | 2005-04-15 | 2011-05-25 | 日本精工株式会社 | トロイダル型無段変速機 |
JP2015117814A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-06-25 | 日本精工株式会社 | トロイダル型無段変速機 |
JP2015121298A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | トヨタ自動車株式会社 | トロイダル式無段変速機 |
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Legal Events
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