JPH1113975A - 管取付をチャック締としケース全体を合成樹脂材で形成した迅速継手 - Google Patents

管取付をチャック締としケース全体を合成樹脂材で形成した迅速継手

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Publication number
JPH1113975A
JPH1113975A JP9181832A JP18183297A JPH1113975A JP H1113975 A JPH1113975 A JP H1113975A JP 9181832 A JP9181832 A JP 9181832A JP 18183297 A JP18183297 A JP 18183297A JP H1113975 A JPH1113975 A JP H1113975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
synthetic resin
resin material
pipe
chuck
Prior art date
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Pending
Application number
JP9181832A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Shiozaki
孝太郎 塩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujipura Seiko Co Ltd
Original Assignee
Fujipura Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fujipura Seiko Co Ltd filed Critical Fujipura Seiko Co Ltd
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Publication of JPH1113975A publication Critical patent/JPH1113975A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明はホース取付をチャック締としケー
ス全体を合成樹脂材で形成した迅速継手に関し、継手の
軽量化を図ろうとするものである。 【解決手段】 UL耐熱温度で約120〜200℃まで
使用可能な熱可塑性合成樹脂材、例えばポリエーテルイ
ミド,ポリエーテルスルホンおよびポリアリレートで本
体と取付部を形成し、前記両部材をホース掴持部材に熱
影響を与えない部位を溶着または溶着カシメして両部材
を一体的に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は管取付をチャック
締としケース全体を合成樹脂材で形成した迅速継手に関
し、特にケース全体を合成樹脂材で形成することで金属
部材を用いたものに比べて軽量化を図ることができるも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のチャック爪を用いた迅速継手はこ
れを概念図として示した図8に示すように、通孔を備え
た本体1’と取付部2’とで形成されており、合成樹脂
製の管3’は本体1’にねじ等により固着されている取
付部2’の固着体21’と本体1’間で円周部を固定さ
れている菊座タイプのチャック22’の爪23’によっ
て喰込状に係止されて固定されている。管3’を係止し
ているチャック22’の爪23’の解放は前記爪22’
の直近に先端を位置している解放具24’を本体側(矢
印方向)にスライドさせることで行ない、この動作によ
って管3’は固着体21’から引抜くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の管継手、特にチ
ャックを用いた迅速継手においては図8で示す本体
1’,取付部2’,チャック22’,解放具24’およ
び固着部21’などはすべて金属材料で構成されてお
り、特にチャック22’は図9で示す菊座形式で形成さ
れており、チャック先端の爪23’による合成樹脂製の
管3’の表面への喰込状態を均一なものとすることが行
なえない場合もあり、管の係止状態を必ずしも良好に行
なえるものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は従来のチャッ
クを用いる迅速継手における本体と取付部とを合成樹脂
材で形成すると共にチャック爪をコレット型のチャック
爪とし継手全体を軽量化すると共に管の締付の良い製品
を提供することで本体と管との接続を確実に行なえるよ
うな迅速継手としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明に係る迅速継手を形成す
るケースは図1に示すように本体1とこの本体1に結合
する取付部2とで構成されており、符号10として示さ
れている。前記ケース10を構成する本体1および取付
部2はいずれも合成樹脂材で形成されており、その形成
材料はUL長期耐熱温度で約120℃〜200℃まで使
用可能な熱可塑性合成樹脂材料、例えばポリエーテルイ
ミドあるいはポリエーテルスルホンまたはポリアリレー
トなどが好適である。
【0006】前記した合成樹脂材料で形成した本体1と
取付部2との結合法を図2,図3および図4により説明
すれば次のとおりである。図2に示すように、図示しな
い管掴持部材を装着するための目的で内部および外部を
所定形状に形成されている本体部1に対して取付部2を
所定位置に嵌入させ、符号Kで示す部位に続いて符号M
で示す部位を熱溶着にて両部材を結合するものである。
【0007】溶着部材KおよびMはいずれも加熱によっ
て図示しない管掴持部材に熱影響による変化を生じさせ
ない位置が選択されており、また最初の溶着部Kのみに
よって溶着後の安全性が確保される場合には溶着部位M
の溶着を省略することもできる。なお溶着部位Kは最外
端の溶着部位Mよりも深奥部に位置しており、溶着強度
は常態強度の約70〜80%であり、溶着部位Mの溶着
強度をプラスすることで常態強度と変わらない強度が得
られる。
【0008】図2における溶着部位KおよびMの溶着手
段としてはスピンウエルドまたはバイブレーションウエ
ルドなどが用いられる。なお上記ウエルド手段は超音波
溶着であり、上記した溶着部位KおよびMはいずれも管
掴持部材に影響を及ぼさない本体側部材に位置設定され
ている。図3は本体1のK部位にスピンウエルド加工を
行ない溶着部KWを形成して本体1と取付部2とを結合
したものである。図4は本体1のM部位にバイブレーシ
ョンウエルド加工を行ない溶着カシメ部MWを形成して
本体1と取付部2とを結合したものである。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を図5により説明すれば次
のとおりである。ここに示す実施例は自動車用エア装置
例えばブレーキあるいはサスペンション等に適用するた
めのものであり、着脱自在な迅速継手が符号20として
示されており、この継手のケースは本体1と取付部2と
で構成されている。なお同図は管3を前記継手に係合し
た状態を示すものである。
【0010】以下にこの実施例における迅速継手の使用
態様を説明すれば次のとおりである。本体1および取付
部2はUL長期耐熱温度で約120℃から200℃まで
使用可能な熱可塑性合成樹脂例えばポリエーテルイミ
ド,ポリエーテルスルホンまたはポリアリレート(Uポ
リマー)で形成されており、本体1および取付部2内に
は掴持部材としてインサートリング21,シールパッキ
ン22,解放リング23で形成されておりこれ等の部材
で形成される掴持部材の構成は次のとおりである。
【0011】金属または合成樹脂性のインサートリング
21に管3の先端部が挿着されており、この管表面にチ
ャック爪43を喰込ませ、しかもあご42を解放リング
23の解放額26に対向させたチャック4が装着されて
いる。またシールパッキン22および解放リング23は
取付部2によって所定位置に固定されている。
【0012】チャック4の具体的構造を図6により説明
すれば次のとおりである。チャック4は円筒の端面に解
放あご42を備え、このあごの下側に爪43を形成する
と共に複数個のスリット44によって所定長さを持つ分
割チャック部45によって形成されている。
【0013】上記した各部材で形成された掴持部材はイ
ンサートリング21と端部を本体1に固着した取付具2
間にそれぞれの機能を発揮できるように位置設定されて
いる。
【0014】上記した構成を備えた迅速継手内に管3を
正常位置に挿入した場合には図5で明らかなように、シ
ールパッキン22によって本体1と管3間のシール性は
確保され、しかも分割チャック部45の爪43によって
管3は所定位置に係止される。なおこの係止状態はチャ
ックの円筒端を矢印方向に押し出すことで解放あご42
を解放リングの解放額26にスライドさせることで分割
チャック部45を上方に押し上げ爪43が管3よりの食
込を解除され管3は継手から引抜くことができる。
【0015】チャック4の他の他の実施例を図7により
説明すれば次のとおりである。同図示のように爪43を
鋸歯状に形成するもので大きなは最大0.3mm以下が望
ましいものである。この爪の場合は喰込が更に向上する
もので、製造に際しては樹脂のインジェクション加工を
行うことで容易に行なえるが金属での精密加工は時間と
精度の点で樹脂チャックとは比較にならないものであ
る。
【0016】前記したチャック4はいずれもロックウェ
ル硬度D785試験でM100以上で連続使用で耐熱温
度が170℃の物性を備えた合成樹脂材料、例えばウル
テム(商品名:ジーイープラスチック株式会社)を用い
ることによって金属チャックに劣らないものが得られ
る。この発明は上記実施例に限定されるものでなく、例
えばインサートリングを本体と一体成形するとかあるい
は超音波溶着に対して他の溶着手段を採用するかなどあ
るいは合成樹脂材の選択などは任意に変更できるもので
ある。
【0017】
【発明の効果】この発明は本体および取付部の形成材料
としてUL長期耐熱温度で約120℃〜200℃まで使
用可能な熱可塑性合成樹脂材料例えばポリエーテルイミ
ド,ポリエーテルスルホンおよびポリアリレートなどを
用いて、しかも両部材間を超音波ウエルド手段によって
溶着または溶着カシメして一体的に固定したもので継手
全体の軽量化が図かれるものである。また、この発明は
管取付をチャック締方式で行ないしかもこのチャックを
ロックウェル硬度D785試験でM100以上で連続使
用で耐熱温度が170℃以上の物性を備えた合成樹脂材
料で形成することで継手全体の合成樹脂化がはかられる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体の説明図である。
【図2】取付部の説明図である。
【図3】熱溶着(溶着カシメ)部位の説明図である。
【図4】熱溶着(溶着カシメ)部位の説明図である。
【図5】迅速継手の説明図である。
【図6】チャックの説明図である。
【図7】他のチャックの説明図である。
【図8】従来のチャック方式の迅速継手の説明図であ
る。
【図9】従来のチャックの説明図である。
【符号の説明】
1 本体 2 取付部 3 管 4 チャック 10 ケース 21 インサートリング 22 シールパッキン 23 解放リング KW K部位の溶着部 MW M部位の溶着カシメ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と取付部内に掴持部材を装着して形
    成される管取付をチャック締とした迅速継手において本
    体と取付部とをUL長期耐熱温度で約120℃〜200
    ℃まで使用可能な熱可塑性合成樹脂材、例えばポリエー
    テルイミド,ポリエーテルスルホンおよびポリアリレー
    トで形成し、しかも前記両部を前記した掴持部材に対し
    て溶着時の熱影響を与えない部位の1つまたは2つに溶
    着または溶着カシメを行うことを特徴とする管取付をチ
    ャック締としケース全体を合成樹脂材で形成した迅速継
    手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の掴持部材をインサートリ
    ング,シールパッキン解放リングおよびチャックとで形
    成し、しかも前記チャックをロックウェル硬度D785
    試験でM100以上連続使用で耐熱温度170℃以上の
    物性を備えた合成樹脂材、例えばウルテムを形成するこ
    とで継手形成部材のほとんどの形成部材を合成樹脂材で
    構成したことを特徴とする管取付をチャック締としケー
    ス全体を合成樹脂材で形成した迅速継手。
JP9181832A 1997-06-24 1997-06-24 管取付をチャック締としケース全体を合成樹脂材で形成した迅速継手 Pending JPH1113975A (ja)

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JP (1) JPH1113975A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6875345B2 (en) 2002-03-28 2005-04-05 Peter J. Hannah Method and apparatus for installing and removing disposable netting systems in floatables control systems
KR100588980B1 (ko) * 2004-06-11 2006-06-14 유정근 관체의 합성수지제 연결구 및 그 제조방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6875345B2 (en) 2002-03-28 2005-04-05 Peter J. Hannah Method and apparatus for installing and removing disposable netting systems in floatables control systems
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